JP2022031870A - 受付システム、プログラムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】動物の診察の受付をより容易に行う受付システム、プログラム及び方法を提供する。【解決手段】動物の診察の受付をより容易に行う受付システムにおいて、受診の受付を行うためのコンピュータであるサーバ10は、受診の受付の開始に係る情報を取得する受診受付部101と、受診対象の動物の飼主に関する情報を取得する飼主情報取得部102と、飼主に関する情報に紐づく動物に係る情報を飼主/動物データベースから取得し、受診させる動物を選択させるための画面を受付端末に出力する動物選択画面出力部103と、を備える。【選択図】図3
Description
本開示は、受付システム、プログラムおよび方法に関する。
病院の受付のオートメーション化が進んでいる。例えば、特許文献1には、病院の受付システムに関する技術が開示されている。
動物病院の場合、病院の受付をするのは飼主であるため、通常の病院とは異なる受付処理を行うことが求められる。
そこで、本開示は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、動物の診察の受付をより容易に行うことが可能な受付システム、プログラムおよび受付方法を提供することである。
本開示によれば、動物の受診の受付を行うための受付システムであって、受診対象の動物の飼主に関する情報を取得する、飼主情報取得部と、前記飼主に関する情報に紐づく動物に係る情報を飼主/動物データベースから取得し、受診させる前記動物を選択させるための画面を受付端末に出力する、動物選択画面出力部と、を備える、受付システムが提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、動物の受診の受付を行うための受付システムとして機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータを、受診対象の動物の飼主に関する情報を取得する、飼主情報取得部と、前記飼主に関する情報に紐づく動物に係る情報を飼主/動物データベースから取得し、受診させる前記動物を選択させるための画面を受付端末に出力する、動物選択画面出力部と、として機能させるためのプログラムが提供される。
また、本開示によれば、動物の受診の受付を行うための受付方法であって、プロセッサが、受診対象の動物の飼主に関する情報を取得することと、前記飼主に関する情報に紐づく動物に係る情報を飼主/動物データベースから取得し、受診させる前記動物を選択させるための画面を受付端末に出力することと、を含む、方法が提供される。
本開示によれば、動物の診察の受付をより容易に行うことができる。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本開示の一実施形態に係る受付システム1の構成例を示す図である。図示するように、本実施形態に係る受付システム1は、受付サーバ10(以下、サーバ10と称する)と、受付端末20とを備える。また、受付システム1は、病院端末40をさらに備えてもよい。サーバ10と、受付端末20と、病院端末40とは、ネットワークNWを介して通信可能に接続されている。また、図1には図示していないが、飼主P1が所有する携帯端末30が、これらの受付システム1を構成する少なくともいずれかのサーバまたは端末と通信可能であってもよい。なお、本構成は一例であり、ある構成が他の構成を兼ね備えていたり、他の構成が含まれていたりしてもよい。
本実施形態においてネットワークNWはインターネットを想定している。ネットワークNWは、例えば、公衆電話回線網、携帯電話回線網、無線通信網、イーサネット(登録商標)などにより構築される。
サーバ10は、例えば、動物病院において受診者である動物C1の受診の受付を行うためのコンピュータである。かかるサーバ10は、例えば、動物病院により直接的に管理されてもよいし、動物病院を経営する組織や、少なくとも一の動物病院にかかる受付システム1を提供するサービサーにより管理されてもよい。
また、例えば、サーバ10は、ワークステーションまたはパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、或いはクラウドコンピューティングによって論理的に実現されてもよい。
受付端末20は、例えば、動物病院の受付やフロントに設置される端末である。かかる端末は、動物C1の飼主P1により操作され得る。例えば、受付端末20は、スマートフォン、タブレットコンピュータまたはパーソナルコンピュータ等であり得る。
携帯端末30は、飼主P1が所有する端末である。かかる携帯端末30には、動物病院とのコミュニケーションが可能なアプリケーション等がインストールされていてもよいし、該コミュニケーションを可能とするウェブサービスにアクセスするためのブラウザがインストールされていてもよい。例えば、携帯端末30は、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータまたはパーソナルコンピュータ等であり得る。
病院端末40は、例えば、動物病院で勤務する医者、看護師または医療事務従事者が受付状況を把握するために用いられる端末である。例えば、病院端末40は、携帯電話、スマートフォン、タブレットコンピュータまたはパーソナルコンピュータ等であり得る。
本実施形態に係る受付システム1の概要について説明する。飼主P1は、受付端末20を介して、ペットである動物C1の診察のための受付を行う。受付端末20は、サーバ10から受付を進めるための画面を受信する。飼主P1は、かかる画面に対する操作を行って、受診の手続を行う。
動物病院による診察の受付においては、通常の病院とは異なり、診察対象は動物C1である。この場合、例えば動物病院のカルテのデータも、診察対象である動物C1ごとに作成され得る。そうすると、動物病院を受診するための手続も、動物C1ごとにすることが考えられる。しかしながら、例えば、飼主P1が複数の動物C1を飼っていたり、動物C1が複数の飼主P1により飼われていたり等、飼主P1と動物C1との関係は一義的でない場合もある。また、動物C1の飼主P1が変更される可能性もある。この場合、飼主P1が新たに増えた動物や譲り受けた動物のための受付の処理を逐一行わなくてはならなかったり、診察券の譲渡や作成など、手間が多くなることが考えられる。
そこで、本実施形態に係る受付システム1によれば、動物C1の情報を管理するデータベースにおいて、動物C1に係る情報と飼主P1に関する情報とが予め紐付けられる。そして、動物病院の受付においては、飼主P1は自身の情報を受付端末20に入力する。そうすると、受付端末20は、サーバ10から飼主P1に関する情報に紐付く動物C1に係る情報を取得し、受付端末20に診察する動物C1を選択させる画面を表示させる。これにより、飼主P1は自身の情報を入力するだけで、診察させる動物C1を選択することが可能となる。以下、本実施形態の詳細について説明する。
図2は、本実施形態に係るサーバ10を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。コンピュータは、少なくとも、制御部11、メモリ12、ストレージ13、通信部14および入出力部15等を備える。これらはバス16を通じて相互に電気的に接続される。
制御部11は、サーバ10全体の動作を制御し、各要素間におけるデータの送受信の制御、及びアプリケーションの実行及び認証処理に必要な情報処理等を行う演算装置である。例えば制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサであり、ストレージ13に格納されメモリ12に展開されたプログラム等を実行して各情報処理を実施する。
メモリ12は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性記憶装置で構成される主記憶と、フラッシュメモリまたはHDD(Hard Disc Drive)等の不揮発性記憶装置で構成される補助記憶と、を含む。メモリ12は、制御部11のワークエリア等として使用され、また、サーバ10の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、及び各種設定情報等を格納する。
ストレージ13は、アプリケーション・プログラム等の各種プログラムを格納する。各処理に用いられるデータを格納したデータベースがストレージ13に構築されていてもよい。
通信部14は、サーバ10をネットワークに接続する。通信部14は、例えば、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、Wi-Fi(Wireless Fidelity、登録商標)、赤外線通信、Bluetooth(登録商標)、近距離または非接触通信等の方式で、外部機器と直接またはネットワークアクセスポイントを介して通信する。
入出力部15は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等の情報入力機器、及びディスプレイ等の出力機器である。
バス16は、上記各要素に共通に接続され、例えば、アドレス信号、データ信号及び各種制御信号を伝達する。
本実施形態に係る受付端末20、携帯端末30および病院端末40を実現するコンピュータやスマートフォン等の端末のハードウェア構成は、図2に示すサーバ10のハードウェア構成例と同様であるため、説明を省略する。
図3は、本実施形態に係るサーバ10のソフトウェア構成例を示す図である。サーバ10は、受診受付部101、飼主情報取得部102、動物選択画面出力部103、動物選択情報取得部104、受診選択画面出力部105、受診情報取得部106、受付完了処理部107、問診出力部108および飼主/動物DB109を備える。受診受付部101、飼主情報取得部102、動物選択画面出力部103、動物選択情報取得部104、受診選択画面出力部105、受診情報取得部106、受付完了処理部107および問診出力部108は、制御部11がストレージ13に記憶されているプログラムをメモリ12に読み出して実行することにより実現され得る。また、飼主/動物DB109は、メモリ12およびストレージ13が提供する記憶領域の一部として実現され得る。なお、飼主/動物DB109は、サーバ10以外の一または複数のサーバが提供する外部の記憶領域の一部として実現されてもよい。
受診受付部101は、受付端末20に表示される受付開始画面に対する操作により得られる、受診の受付の開始に係る情報を取得する。例えば、受付端末20に表示される「受付開始」や「診察券をお持ちの方」「初めての方はこちら」のボタンを含む画面に対する操作により選択されたボタンに対応する情報を、受診受付部101は取得する。
受診受付部101は、上記ボタンに対応する情報に基づいて、受付端末20に表示させる画面を受付端末20に出力する。例えば、「診察券をお持ちの方」のボタンがタッチされた場合は、受診受付部101は、診察券を読み取るための画面を受付端末20に出力する。また、「初めての方はこちら」のボタンがタッチされた場合は、受診受付部101は、受診する動物および/または飼主の情報を登録するための画面を出力してもよい。
飼主情報取得部102は、受診対象の動物の飼主に関する情報(単に飼主情報とも記載することもある)を取得する機能を有する。例えば、飼主情報取得部102は、受付端末20を介して、飼主の操作により得られる飼主に関する情報を、受付端末20から取得する。飼主に関する情報は、例えば、飼主の氏名、診察券番号に係る情報であり、飼主/動物DB(データベース)109においてIDや番号により管理される情報であり得る。より具体的には、飼主情報取得部102は、受付端末20により読み取られる飼主の診察券(かかる診察券は飼主に紐付いて管理され得る)に付帯する飼主に関する情報を取得する。
動物選択画面出力部103は、飼主に関する情報に紐づく動物に係る情報(単に動物情報と記載することもある)を飼主/動物DB109から取得し、受診させる動物を選択させるための画面を受付端末20に出力する機能を有する。動物に係る情報は、例えば、動物の名前、動物の種類等の情報を含み、また、動物の主治医、かかりつけの病院等の情報を含み得る。これらの情報は、飼主/動物DB109においてIDや番号により管理され得る。動物選択画面出力部103は、飼主/動物DB109から飼主と紐付いている動物に関する情報をソートして抽出する。そして、動物選択画面出力部103は、抽出した動物のうち受診させる動物を選択させる画面を受付端末に出力する。
動物選択情報取得部104は、受付端末20に表示された受診させる動物を選択する画面に対する飼主の操作に基づいて、動物の選択に関する情報を取得する。例えば、受付端末20には、飼主が所有する一以上の動物を選択させるためのボタン等が表示される。飼主が、受診させる動物を選択すると、選択に関する情報がサーバ10に送信される。動物選択情報取得部104は、かかる選択に関する情報を取得する。なお、受診させる動物が複数存在する場合は、受付端末20において複数の動物を選択することが可能であり、動物選択情報取得部104は、複数の動物の選択に係る情報を取得し得る。
受診選択画面出力部105は、受付端末20に対する操作により選択された動物の受診内容を選択させるための画面を受付端末20に出力する機能を有する。例えば、受診選択画面出力部105は、動物選択情報取得部104が取得した選択に関する情報に基づいて、選択された動物の受診内容を決定させる画面を出力する。受診内容を決定させるための画面には、例えば、診察や処方等の各メニューに対応するボタン等が表示され得る。複数の動物が選択されている場合は、動物の各々に対して、受診内容を決定させるための画面が表示され得る。
受診情報取得部106は、受付端末20に表示された受診内容を決定させるための画面に対する飼主の操作に基づいて、受診内容の選択に関する情報(受診情報)を取得する。かかる情報を取得することで、動物(の各々)の受診する内容が決定する。
受付完了処理部107は、受付端末20に対する操作により動物の受診内容が決定された場合に受診の受付が完了したことに係る処理を行う機能を有する。例えば、受付完了処理部107は、受診情報取得部106が動物の受診内容を取得すると、かかる受診内容が決定されたとして、動物の受診の受付の完了に係る処理を行う。かかる処理は、例えば、受付端末20に受付が完了したことを示す画面を出力する処理を含み得る。また、かかる処理は、病院端末40に、受診の受付が完了した動物および受診内容に関する情報を出力する処理を含み得る。
問診出力部108は、動物の受診内容に関する問診に回答するための情報を出力する機能を有する。問診出力部108は、例えば、問診に回答するための画面を含む情報を、飼主の携帯端末30に送信し得る。飼主は、受信した画面に対して問診の回答を行うことができる。この場合、携帯端末30は、問診の回答に係る情報を、サーバ10等に送信してもよい。また、問診出力部108は、問診に回答するための情報を、紙等に印刷して出力する処理を行ってもよい。
飼主/動物DB109は、飼主に関する情報と、動物に係る情報との組からなるデータセットを格納するデータベースである。かかる2つの情報はそれぞれ紐付けられている。図4は、本実施形態に係る飼主/動物DB109のデータセットの一例を示すテーブルである。図4に示すように、飼主に関する情報(例えば、飼主名、診察券番号)と、動物(ペット)に関する情報(例えば、ペット名、動物種)とが、飼主IDとペットIDとの紐付けにより組として管理される。また、飼主が複数である場合(例えば飼主IDがP001の「○○太郎」とP035の「○○三郎」とが、ペットIDがC001の「キャビ」とD001の「次郎」を共同で飼っている場合)であっても、それぞれの飼主IDが同一のペットIDと紐付いている。そのため、飼主でソートすれば、飼主が複数いる場合でも、診察対象のペットを抽出することができる。また、飼主が変更になった場合は、飼主に関する情報を変更するだけで、動物との紐付けが可能となる。
図5は、本実施形態に係る受付端末20のソフトウェア構成例を示す図である。受付端末20は、操作表示部201およびコード読取部202を備える。操作表示部201およびコード読取部202は、受付端末20のプロセッサがストレージに記憶されているプログラムをメモリに読み出して実行することにより実現され得る。
操作表示部201は、受付端末20のタッチパネルのように、画面を表示させつつ、飼主による操作を受け付ける機能を有する。なお、表示部としての機能と操作部としての機能は別々に実現されてもよい。上述したサーバ10の出力に関する機能部から出力される画面は、操作表示部201により表示される。また、操作表示部201に対する操作により入力される情報は、サーバ10に送信され得る。
コード読取部202は、飼主の有する診察券に記載のコードを読み取る機能を有する。本実施形態において診察券は飼主の情報に紐付いている。かかる診察券に付されたコード(例えば磁気コード、バーコード、QRコード等の公知のコード類)をコード読取部202が読み取ることにより、飼主に関する情報が得られる。また、診察券は、紙葉状でもよいし、携帯端末30に記録されている画像や、アプリケーションにより表示される画面であってもよい。また、コード読取部202はあくまでも一例であり、飼主に関する情報が飼主の操作により取得可能であれば、その態様は特に限定されない。例えば、受付端末20に対して飼主が診察券番号等を入力することで飼主に関する情報を取得する機能が受付端末20に設けられていてもよい。
図6は、同実施形態に係る受付システム1における一連の制御に係るフローチャート図である。以下、受付システム1による動物病院の受診の受付処理の流れの一例について説明する。
まず、受付端末20の操作表示部201は、受付を開始する画面(受付開始画面)を表示する(ステップS101)。図7は、本実施形態に係る受付端末20に表示される受付開始画面の一例を示す図である。図7に示すように、操作表示部201が表示する画面D0には、再診用ボタン2001および初診用ボタン2002が表示されている。診察券を持っていない、または受診させる動物が初めて病院にかかる場合は、「はじめての方」と表示されている初診用ボタン2002を飼主がタッチする。この場合、飼主や動物に関する情報の登録が行われる。また、飼主が既に診察券を持っている場合は、かかる診察券と、初診の動物との紐付けの処理が行われてもよい。以下では、「診察券をお持ちの方」と表示されている再診用ボタン2001を飼主がタッチした場合の処理の流れを説明する。
再診用ボタン2001がタッチされると、受付開始情報がサーバ10に送信される(ステップS103)。サーバ10の受診受付部101は、受付開始情報を取得すると、診察券を読み取るための画面を受付端末20に出力する(ステップS105)。受付端末20の操作表示部201は、受信した診察券の読取画面を表示する(ステップS107)。
図8は、本実施形態に係る受付端末20に表示される診察券の読取画面の一例を示す図である。図8に示すように、操作表示部201が表示する画面D1には、診察券等を読み取らせる指示に関するテキスト2011およびコードを読み取るためのカメラに映る画面2012が含まれる。飼主は、携帯端末30に表示されている診察券に付されているQRコードを、受付端末20のカメラ(不図示)にかざす(図6のステップS109)。これにより、飼主に関する情報(例えば、診察券情報)を受付端末20が取得する。
図9は、本実施形態に係る携帯端末30の診察券に係る画面の一例を示す図である。図9に示すように、携帯端末30の表示部が表示する画面D2には、飼主名2021、診察券オブジェクト2022、Web予約用ボタン2023および事前問診用ボタン2024が含まれている。かかる診察券オブジェクト2022は、診察券に相当するものである。診察券オブジェクト2022には、診察券番号2022a、QRコード2022bおよび飼主が飼っている一の動物に関する情報(例えば動物の名前、年齢、動物の写真等)2022cが含まれる。ステップS109においては、この画面D2に含まれるQRコード2022bを受付端末20のカメラにかざすことにより、飼主情報を受付端末が取得する。なお、Web予約用ボタン2023は、動物病院に受診する前に受診の予約を行うためのボタンである。また、事前問診用ボタン2024は、受診の予約が確定し、動物病院で診察の受付を行う前に行われる事前問診の回答を開始するためのボタンである。
図6に戻ると、受付端末20はサーバ10に取得した飼主情報を送信する(ステップS111)。サーバ10の飼主情報取得部102は、飼主に関する情報を取得する(ステップS113)。そして、サーバ10の動物選択画面出力部103は、飼主/動物DB109から、飼主に紐付いた動物に係る情報を取得し(ステップS115)、受付端末20に受診させる対象である動物を選択させる画面(動物選択画面)を出力する(ステップS117)。受付端末20の操作表示部201は、動物選択画面を表示する(ステップS119)。
図10は、本実施形態に係る受付端末20に表示される動物選択画面の一例を示す図である。図10に示すように、操作表示部201が表示する動物選択画面D3には、飼い猫である「キャビちゃん」を選択させるためのボタン2031、飼い犬である「次郎ちゃん」を選択させるためのボタン2032および選択を確定するためのOKボタン2033が含まれている。ここでは、「キャビちゃん」と「次郎ちゃん」の双方を選択するとする。選択できる動物の数は特に限定されない。
次に、選択が確定すると、受付端末20は選択された動物の情報(選択動物情報)をサーバ10に送信し、サーバ10の動物選択情報取得部104は、選択情報を取得する(ステップS121)。次に、受診選択画面出力部105は、選択された動物の受診内容を選択させるための画面(受診内容選択画面)を受付端末20に出力する(ステップS123)。受付端末20の操作表示部201は、受診内容選択画面を表示する(ステップS125)。
図11は、本実施形態に係る受付端末20に表示される受診内容選択画面の一例を示す図である。図11に示すように、操作表示部201が表示する受診内容選択画面D4には、受診内容を選択させるための複数のボタン2041および選択を確定するためのOKボタン2042が含まれている。ここでは、飼い猫「キャビちゃん」の受診内容を選択させるための画面が表示されている。受診内容として、例えば「診察/処置」「薬/フードのみ」「予防接種/健康診断」「入院/手術」「その他」が表示されている。選択可能な受診内容は、適宜変更されてもよい。また、選択可能な受診内容は、例えば、動物種に応じて設定されてもよい。かかるボタン2041は、複数選択可能に設けられていてもよい。また、受診対象の動物が複数選択されている場合は、動物ごとに受診内容を決定させてもよい。例えば、図11に示す例では、キャビちゃんの受診内容の選択後に次郎ちゃんの受診内容を選択できるよう、操作表示部201が受診内容選択画面D4の表示を適宜調整してもよい。
次に、選択が確定すると、受付端末20は選択された受診内容(選択内容情報)をサーバ10に送信し、サーバ10の受診情報取得部106は、選択内容情報を取得する(ステップS127)。次に、受付完了処理部107は、受付完了処理を実行する(ステップS129)。ここでは、まず、受付完了処理部107は、受付が完了したことを示す画面(受付完了画面)を受付端末20に出力する(ステップS131)。受付端末20の操作表示部201は、受付完了画面を表示する(ステップS133)。
図12は、本実施形態に係る受付端末20に表示される受付完了画面の一例を示す図である。図12に示すように、操作表示部201が表示する受付完了画面D5には、受付が完了した受診対象の動物名と、診察までの順番に関する表示と、問診の入力を促す表示が含まれている。飼主は、かかる画面を見て、受付が完了し、次のステップ(例えば、問診の回答、待合室での待機)に進んでいることを認識することができる。
また、受付完了処理部107は、受付が完了した動物および受診内容に関する情報(受付情報)を病院端末40に出力する(ステップS133)。病院端末40は、受付情報を取得して受付リストを更新する(ステップS135)。
図13は、本実施形態に係る病院端末40に表示される受付リスト画面の一例を示す図である。図13に示すように、病院端末40の入出力部の一例であるディスプレイ45には、受付リスト画面D6が表示されている。受付リスト画面D6には、受付が完了した動物のリストが表示されている。かかるリストには、受付が完了した受付時間、受付後のステータス、動物名、動物種および該動物の担当医の名前が表示される。病院端末40は、受付情報を取得すると、かかる受付リストを更新する。そうすると、受付リスト画面D6は更新され、新たに受付された動物に関する情報が表示される。
次に、受付完了の処理が実行されると、サーバ10の問診出力部108は、飼主の携帯端末30に問診に回答するための画面(問診画面)を含む情報を送信する(ステップS137)。携帯端末30は、かかる問診画面を表示する(ステップS139)、
各ステップの少なくともいずれかに係る処理(例えば、ステップS123~S127において、複数の動物のそれぞれの受診内容を選択するための処理)は、適宜繰り返し行われてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る受付システム1によれば、飼主の情報から、該飼主に紐付いた動物の情報が取得される。かかるシステムであれば、飼主が自身の情報を受付端末20に入力すると、飼主が飼っている動物のうち受診させる動物を選択する画面が表示される。飼主はかかる画面に対する操作を通して、受診させる動物を容易に決定することができる。
また、飼主と動物との関係は、適宜飼主/動物DB109におけるデータセットの飼主と動物との紐付けを調整するだけで、容易に調整することができる。すなわち、動物の診察券を飼主側で譲渡したり破棄したりすることがなく、飼主が自身の診察券を使用するだけで、動物の診察の受付を容易に行うことができる。
また、本実施形態に係る受付システム1によれば、受付開始から受付完了までの処理をよどみなく行うことができる。病院側としても、受付端末20による受付処理の結果、受付済みである動物に関する情報を容易に把握することができる。また、受付完了処理に続いて飼主に問診の回答を行わせることができ、飼主にとってのユーザビリティも向上する。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
本明細書において説明した装置は、単独の装置として実現されてもよく、一部または全部がネットワークで接続された複数の装置(例えばクラウドサーバ)等により実現されてもよい。例えば、受付サーバ10の制御部11およびストレージ13は、互いにネットワークで接続された異なるサーバにより実現されてもよい。
本明細書において説明した装置による一連の処理は、ソフトウェア、ハードウェア、及びソフトウェアとハードウェアとの組合せのいずれを用いて実現されてもよい。本実施形態に係る受付サーバ10の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、PC等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリ等である。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
また、本明細書においてフローチャート図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(項目1)
動物の受診の受付を行うための受付システムであって、
受診対象の動物の飼主に関する情報を取得する、飼主情報取得部と、
前記飼主に関する情報に紐づく動物に係る情報を飼主/動物データベースから取得し、受診させる前記動物を選択させるための画面を受付端末に出力する、動物選択画面出力部と、
を備える、受付システム。
(項目2)
項目1に記載の受付システムであって、
前記飼主情報取得部が取得する前記飼主に関する情報は、前記受付端末を介して取得されるから得られる、受付システム。
(項目3)
項目1または2に記載の受付システムであって、
前記動物の飼主が変更となる場合に、前記飼主/動物データベースに格納されている該動物に係る情報において、変更になった前記飼主に紐付けが変更される、
受付システム。
(項目4)
項目1~3のいずれか1項に記載の受付システムであって、
前記動物に係る情報は、複数の飼主に関する情報に紐付けられている情報を含む、
受付システム。
(項目5)
項目1~4のいずれか1項に記載の受付システムであって、
前記受付端末に対する操作により選択された動物の受診内容を選択させるための画面を前記受付端末に出力する、受診選択画面出力部をさらに備える、
受付システム。
(項目6)
項目5に記載の受付システムであって、
前記飼主に関する情報には複数の動物に係る情報が紐付いており、
受診させる動物を選択させるための画面において、前記複数の動物が受診対象として選択された場合、
前記受診選択画面出力部は、前記複数の動物の各々について、受診内容を選択させるための画面をそれぞれ出力する、
受付システム。
(項目7)
項目5または6に記載の受付システムであって、
前記受付端末に対する操作により前記動物の受診内容が決定された場合に受診の受付が完了したことに係る処理を行う受付完了処理部をさらに備える、
受付システム。
(項目8)
項目7に記載の受付システムであって、
前記受付完了処理部は、病院端末に、前記受診の受付が完了した前記動物および受診内容に関する情報を出力する、
受付システム。
(項目9)
項目1~8のいずれか1項に記載の受付システムであって、
前記動物の受診内容に関する問診に回答するための情報を出力する問診出力部をさらに備える、
受付システム。
(項目10)
コンピュータを、動物の受診の受付を行うための受付システムとして機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
受診対象の動物の飼主に関する情報を取得する、飼主情報取得部と、
前記飼主に関する情報に紐づく動物に係る情報を飼主/動物データベースから取得し、受診させる前記動物を選択させるための画面を受付端末に出力する、動物選択画面出力部と、
として機能させるためのプログラム。
(項目11)
動物の受診の受付を行うための受付方法であって、
プロセッサが、
受診対象の動物の飼主に関する情報を取得することと、
前記飼主に関する情報に紐づく動物に係る情報を飼主/動物データベースから取得し、受診させる前記動物を選択させるための画面を受付端末に出力することと、
を含む、方法。
(項目1)
動物の受診の受付を行うための受付システムであって、
受診対象の動物の飼主に関する情報を取得する、飼主情報取得部と、
前記飼主に関する情報に紐づく動物に係る情報を飼主/動物データベースから取得し、受診させる前記動物を選択させるための画面を受付端末に出力する、動物選択画面出力部と、
を備える、受付システム。
(項目2)
項目1に記載の受付システムであって、
前記飼主情報取得部が取得する前記飼主に関する情報は、前記受付端末を介して取得されるから得られる、受付システム。
(項目3)
項目1または2に記載の受付システムであって、
前記動物の飼主が変更となる場合に、前記飼主/動物データベースに格納されている該動物に係る情報において、変更になった前記飼主に紐付けが変更される、
受付システム。
(項目4)
項目1~3のいずれか1項に記載の受付システムであって、
前記動物に係る情報は、複数の飼主に関する情報に紐付けられている情報を含む、
受付システム。
(項目5)
項目1~4のいずれか1項に記載の受付システムであって、
前記受付端末に対する操作により選択された動物の受診内容を選択させるための画面を前記受付端末に出力する、受診選択画面出力部をさらに備える、
受付システム。
(項目6)
項目5に記載の受付システムであって、
前記飼主に関する情報には複数の動物に係る情報が紐付いており、
受診させる動物を選択させるための画面において、前記複数の動物が受診対象として選択された場合、
前記受診選択画面出力部は、前記複数の動物の各々について、受診内容を選択させるための画面をそれぞれ出力する、
受付システム。
(項目7)
項目5または6に記載の受付システムであって、
前記受付端末に対する操作により前記動物の受診内容が決定された場合に受診の受付が完了したことに係る処理を行う受付完了処理部をさらに備える、
受付システム。
(項目8)
項目7に記載の受付システムであって、
前記受付完了処理部は、病院端末に、前記受診の受付が完了した前記動物および受診内容に関する情報を出力する、
受付システム。
(項目9)
項目1~8のいずれか1項に記載の受付システムであって、
前記動物の受診内容に関する問診に回答するための情報を出力する問診出力部をさらに備える、
受付システム。
(項目10)
コンピュータを、動物の受診の受付を行うための受付システムとして機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
受診対象の動物の飼主に関する情報を取得する、飼主情報取得部と、
前記飼主に関する情報に紐づく動物に係る情報を飼主/動物データベースから取得し、受診させる前記動物を選択させるための画面を受付端末に出力する、動物選択画面出力部と、
として機能させるためのプログラム。
(項目11)
動物の受診の受付を行うための受付方法であって、
プロセッサが、
受診対象の動物の飼主に関する情報を取得することと、
前記飼主に関する情報に紐づく動物に係る情報を飼主/動物データベースから取得し、受診させる前記動物を選択させるための画面を受付端末に出力することと、
を含む、方法。
1 受付システム
10 サーバ
20 受付端末
30 携帯端末
40 病院端末
102 飼主情報取得部
103 動物選択画面出力部
104 動物選択情報取得部
105 受診選択画面出力部
106 受診情報取得部
107 受付完了処理部
108 問診出力部
109 飼主/動物DB
10 サーバ
20 受付端末
30 携帯端末
40 病院端末
102 飼主情報取得部
103 動物選択画面出力部
104 動物選択情報取得部
105 受診選択画面出力部
106 受診情報取得部
107 受付完了処理部
108 問診出力部
109 飼主/動物DB
Claims (11)
- 動物の受診の受付を行うための受付システムであって、
受診対象の動物の飼主に関する情報を取得する、飼主情報取得部と、
前記飼主に関する情報に紐づく動物に係る情報を飼主/動物データベースから取得し、受診させる前記動物を選択させるための画面を受付端末に出力する、動物選択画面出力部と、
を備える、受付システム。 - 請求項1に記載の受付システムであって、
前記飼主情報取得部が取得する前記飼主に関する情報は、前記受付端末を介して取得されるから得られる、受付システム。 - 請求項1または2に記載の受付システムであって、
前記動物の飼主が変更となる場合に、前記飼主/動物データベースに格納されている該動物に係る情報において、変更になった前記飼主に紐付けが変更される、
受付システム。 - 請求項1~3のいずれか1項に記載の受付システムであって、
前記動物に係る情報は、複数の飼主に関する情報に紐付けられている情報を含む、
受付システム。 - 請求項1~4のいずれか1項に記載の受付システムであって、
前記受付端末に対する操作により選択された動物の受診内容を選択させるための画面を前記受付端末に出力する、受診選択画面出力部をさらに備える、
受付システム。 - 請求項5に記載の受付システムであって、
前記飼主に関する情報には複数の動物に係る情報が紐付いており、
受診させる動物を選択させるための画面において、前記複数の動物が受診対象として選択された場合、
前記受診選択画面出力部は、前記複数の動物の各々について、受診内容を選択させるための画面をそれぞれ出力する、
受付システム。 - 請求項5または6に記載の受付システムであって、
前記受付端末に対する操作により前記動物の受診内容が決定された場合に受診の受付が完了したことに係る処理を行う受付完了処理部をさらに備える、
受付システム。 - 請求項7に記載の受付システムであって、
前記受付完了処理部は、病院端末に、前記受診の受付が完了した前記動物および受診内容に関する情報を出力する、
受付システム。 - 請求項1~8のいずれか1項に記載の受付システムであって、
前記動物の受診内容に関する問診に回答するための情報を出力する問診出力部をさらに備える、
受付システム。 - コンピュータを、動物の受診の受付を行うための受付システムとして機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
受診対象の動物の飼主に関する情報を取得する、飼主情報取得部と、
前記飼主に関する情報に紐づく動物に係る情報を飼主/動物データベースから取得し、受診させる前記動物を選択させるための画面を受付端末に出力する、動物選択画面出力部と、
として機能させるためのプログラム。 - 動物の受診の受付を行うための受付方法であって、
プロセッサが、
受診対象の動物の飼主に関する情報を取得することと、
前記飼主に関する情報に紐づく動物に係る情報を飼主/動物データベースから取得し、受診させる前記動物を選択させるための画面を受付端末に出力することと、
を含む、受付方法。
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