JP2008123457A - 医療機関用情報システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 患者のカルテまたは処方箋などの医療に関する医療情報のセキュリティを高め、カルテなどの医療情報と、患者との対応に誤りが生じにくい医療機関用情報システムを提供すること。
【解決手段】 ICチップが埋設された診察券を病院1に設置された受付機13のリーダ/ライタ13bに近づけると、ICチップに記憶された診察券No.が読み出され、患者データベース110に記憶されている上記診察券No.に対応する指紋データと、指紋読取装置13cから出力された指紋データとが一致すると、上記診察券No.に対応するカルテ情報がカルテデータベース112読み出されてディスプレイ13aに表示され、また、診察室Bに設置されたパソコン12bへ送信される。
【選択図】 図1
【解決手段】 ICチップが埋設された診察券を病院1に設置された受付機13のリーダ/ライタ13bに近づけると、ICチップに記憶された診察券No.が読み出され、患者データベース110に記憶されている上記診察券No.に対応する指紋データと、指紋読取装置13cから出力された指紋データとが一致すると、上記診察券No.に対応するカルテ情報がカルテデータベース112読み出されてディスプレイ13aに表示され、また、診察室Bに設置されたパソコン12bへ送信される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、診察予約の受付、カルテ情報の保存、診察料の清算、および、処方箋の発行などを実行・管理する医療機関用情報システムに関する。
現在、医療の分野においても電子化が進められてきており、経理や会計などの経営面に関連した事務処理のみならず、例えば、診察の予約受付、カルテの作成・管理、処方箋の発行など、直接、医療行為に関連する領域についても電子化が進みつつある。例えば、特許文献1には、患者が所有する磁気カードに患者の識別コードとカルテを保管場所である収納棚の番号とを記憶させておき、患者が医療機関に設置された受付機に上記磁気カードに記憶された情報を読み取らせて診察を申し込むと、磁気カードから読み込まれた情報が、上記受付機から医療機関内のカルテ管理部門に設置された端末へ送信され、当該送信された情報に基づいて、カルテの管理担当者が上記患者のカルテを収納棚から取り出し、目的の診療室まで搬送するカルテ管理システムが開示されている。
また、特許文献2には、患者が所有する診察券にRFID(Radio Frequency IDentification)チップを埋設または貼付し、このRFIDチップに患者の識別情報、医療機関の識別情報などを複数記憶可能にするとともに、各医療機関に設置されたデータベースにおいて、上記患者の識別情報に対応付けて、その患者の診察予約情報やカルテ情報などを記憶・管理することで、1枚の診察券を複数の医療機関で使用することができる医療機関用システムが開示されている。
ところで、カルテや処方箋など医療に関わる情報は、患者の健康状態に直接関わるものであるため、そのセキュリティについては当然のことながら高いものが要求される。特に、特許文献2に開示されているような、1枚の診察券を複数の医療機関で使用可能とするシステムにおいては、診察券が他者の手に渡ってしまった場合、漏洩してしまう個人情報の量もそれだけ多くなってしまう可能性がある。また、ある患者を診察する際に、誤って他の患者のカルテ情報が参照されてしまったり、他の患者に対する処方が施されてしまった場合は、重大な結果を招きかねないため、患者と、カルテまたは処方箋に関する情報との対応については厳格な一致性が求められる。
そこで、本発明は、患者のカルテまたは処方箋などの医療に関する医療情報のセキュリティを高めるとともに、カルテなどの医療情報と、患者との対応に誤りが生じにくい医療機関用情報システムを提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、患者が所有する携帯可能な記憶媒体に記憶された該患者の識別情報に基づいて、診察予約の受付、カルテ情報の保存、診察料の清算、および、処方箋の発行などを実行・管理する医療機関用情報システムであって、複数の前記患者の識別情報と各患者の生体情報とを対応付けて記憶した患者情報記憶手段と、前記複数の患者の識別情報と各患者のカルテ情報とを対応付けて記憶したカルテ情報記憶手段と、前記記憶媒体に記憶された前記識別情報を読み取る読取手段と、個々の人物に固有な生体情報を前記患者から取得する生体情報取得手段と、前記読取手段によって読み取られた識別情報に対応連付けて前記患者情報記憶手段に記憶されている生体情報と、前記生体情報取得手段によって取得された生体情報とを比較する比較手段と、前記比較手段により比較された生体情報が一致した場合、前記読取手段によって読み取られた前記識別情報に対応するカルテ情報を前記カルテ情報記憶手段から抽出するカルテ情報抽出手段と、前記比較手段により比較された生体情報が一致しなかった場合、警告を発する警告手段とを具備することを特徴としている。
ここで、「患者が所有する携帯可能な記憶媒体」には、例えば、RFIDチップが埋設または貼付された診察カード、携帯電話の内部に設けられたメモリなどがある。また、「患者の識別情報」とは、例えば、各患者ごとに固有に付与された文字、数字、記号などからなる情報がこれに相当する。また、「患者の生体情報」とは、個人ごとに固有の身体的な特徴をデータ化したものである。身体的な特徴とは、例えば、指紋、声紋、眼球の虹彩、網膜、手のひらの静脈、顔の形状等が挙げられる。また、「警告」とは、例えば、アラーム音、警告ランプの点灯、ディスプレイに表示されるメッセージなどが挙げられる。
本発明によれば、読み取り手段によって記憶媒体に記憶された患者の識別情報が読み取られ、読み取られた患者の識別情報に対応付けられた生体情報と、生体情報取得手段によって取得された生体情報とが一致しなかった場合、警告が発せられると共に、カルテ情報抽出手段によって、カルテ情報記憶手段から当該患者のカルテ情報が抽出されることがない。よって、カルテ情報を取得するには、上記携帯可能な記憶媒体のみならず、患者に固有の生体情報が必要となるため、なりすましを防ぐことができる可能性が高くなり、患者の医療情報のセキュリティを高めることができる。
また、本発明は、上述した医療機関用情報システムにおいて、前記複数の患者の識別情報と、各患者の診察予約時間、診察を希望する医科および担当医師を指定する予約情報とを対応付けて記憶した予約情報記憶手段と、前記比較手段によって比較された生体情報が一致しなかった場合、該生体情報に対応する識別情報に対応した予約情報を、前記予約情報記憶手段から削除する予約取消手段とを具備することを特徴としている。
本発明によれば、読み取り手段によって記憶媒体に記憶された患者の識別情報が読み取られ、読み取られた患者の識別情報に対応付けられた生体情報と、生体情報取得手段によって取得された生体情報とが一致しなかった場合、予約情報記憶手段に記憶された上記患者の識別情報に対応する予約情報が削除される。すなわち、予め次回の診察の予約がされている状態(予約情報記憶手段に予約情報が記憶されている状態)で、例えば、病院において上記読取手段及び生体情報取得手段を備えた受付機などで受付処理を行う際に、当該受付機に設置された読み取り手段に記憶媒体に記憶された識別情報を読み取らせた後、生体情報取得手段に生体情報を取得させたとき、予約情報に対応付けられた生体情報と一致しなかった場合は、上記予約情報が削除される。このため、正当な患者になりすましたり、誤ったカルテ情報に基づいた医療行為による医療過誤を避けられる可能性を高くすることができる。
また、本発明は、上述した医療機関用情報システムにおいて、各々に固有の端末装置識別情報が付与された複数の端末装置と、複数の前記端末装置識別情報と、該複数の端末装置の各ユーザである医療機関の職員および前記担当医師に各々固有に付与された識別情報とを対応付けて記憶した端末ユーザ記憶手段と、前記比較手段によって比較された生体情報が一致したときに、前記カルテ情報抽出手段によって抽出されたカルテ情報を、前記端末ユーザ記憶手段に記憶された担当医師の識別情報のうち、前記読取手段が読み取った識別情報に対応連付けて前記予約情報記憶手段に記憶されている担当医師の識別情報に対応する端末装置へ送信する送信手段とを具備することを特徴としている。
本発明によれば、読み取り手段によって記憶媒体に記憶された患者の識別情報が読み取られ、読み取られた患者の識別情報に対応付けられた生体情報と、生体情報取得手段によって取得された生体情報とが一致した場合、当該生体情報に対応するカルテ情報が、予約情報に含まれている担当医師の端末装置へ送信される。すなわち、記憶装置に記憶された患者の識別情報と、患者の生体情報とが一致した場合にのみ、当該患者のカルテ情報が担当医師の端末装置へ送信されるため、なりすましを防ぐことができる可能性が高くなるとともに、誤ったカルテ情報に基づいた医療行為による医療過誤を避けられる可能性を高くすることができる。
さらに、本発明は、上述した医療機関用情報システムにおいて、前記比較手段によって比較された生体情報が一致したときに、前記カルテ情報抽出手段によって抽出されたカルテ情報の内容を表示するカルテ情報表示手段と、前記表示手段に表示された前記カルテ情報の内容に誤りがあったことを示す誤り指示情報を入力するための誤り指示情報入力手段と、前記指示情報入力手段から前記誤り指示情報が入力された場合、前記複数の端末装置のうち予め定められた端末装置に対して、前記カルテ情報表示手段に表示されたカルテ情報の内容に誤りがあることを通知する通知手段とを有し、前記予め定められた端末装置は、前記通知手段からの通知があった場合、前記カルテ情報表示手段に表示されたカルテ情報の内容に誤りがあることを報知する報知手段を有することを特徴としている。
本発明によれば、読み取り手段によって記憶媒体に記憶された患者の識別情報が読み取られ、読み取られた患者の識別情報に対応付けられた生体情報と、生体情報取得手段によって取得された生体情報とが一致した場合、当該生体情報に対応するカルテ情報の内容が、カルテ情報表示手段に表示される。また、表示されたカルテ情報の内容に誤りがあった場合は、その旨を誤り指示情報入力手段から入力すると、予め定められた端末装置にカルテ情報に誤りがあることが通知される。このため、カルテ情報の内容が患者本人または担当医以外の医療関係者によってチェックすることが可能となり、患者の医療情報に関するセキュリティを維持しつつ、医療過誤が発生する可能性を低くすることができる。
本発明によれば、診察予約の受付、カルテ情報の保存、診察料の清算、および、処方箋の発行などを実行・管理する医療機関用情報システムにおいて、患者のカルテまたは処方箋などの医療に関する医療情報のセキュリティを高め、カルテなどの医療情報と、患者との対応に誤りが生じにくくすることができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る医療機関用情報システムの全体的な構成を示す図であり、それぞれ、医療機関としての病院1内に設置されている各種機器、患者宅2および薬局3にそれぞれ設置されているパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)、および、電子マネー発行機関4に設置されているサーバなどから構成されている。上述した各施設に設置された機器は、例えばインターネットのような広域ネットワーク5に接続されており、相互間でデータの送受信が可能になっている。
病院1内にはLAN(Local Area Network)10が構築されており、LAN10には、院内サーバ11、複数のパソコン12a,12b、受付機13、ルータ14が接続されている。院内サーバ11は、ルータ14および広域ネットワーク5を介して、患者宅2のパソコン20から行われる診察予約の受付処理を行うと共に、診察料の清算時において薬局3のパソコン30および電子マネー発行機関4のサーバ40へ各種情報を送信する。また、詳しくは後述するが、院内サーバ11は、患者データベース(以下、「データベース」を略してDBと記す)110、予約DB111、カルテDB112、端末DB113、会計DB114と接続されており、病院1内のLAN10に接続された各機器からの要求に応じて各DB内に格納されているデータの検索および送受信を行う。なお、上述した各DB内に格納されるデータの内容については、後に詳しく説明する。
パソコン12a,12bは、患者に応対する受付窓口が設けられた事務室Aと、医師が診察を行う診察室Bとにそれぞれ設置され、LAN10に接続されている。ここで、図1においては、診察室が1つしか図示されていないが、病院の規模に応じて複数あってもよい。また、図1に示すパソコン12a,12bは、複数の端末装置に相当する。パソコン12a,12bは、いずれもCPU、RAM、ハードディスクドライブ、キーボード、マウス、モニタなど、通常のパソコンが備えているハードウェアを有している他、LANを介したデータ通信を可能とする通信用基板を備えており、LAN10を介して病院1内の各機器と情報の授受を行う。また、パソコン12aには、患者の指紋を読み取るための指紋読取装置122aが接続されている。この指紋読取装置122aは、読み取った指紋の特徴をデータ化してパソコン12aへ出力する。さらにパソコン12a,12bには、患者が所有する診察券に埋設されたICチップに記憶されているデータを読み取るためのリーダ/ライタ121a,121bが各々接続されている。この診察券は、非接触型のICカードになっており、図2に示すように、埋設されているICチップには、患者(所有者)の個人情報や診察番号などの各種情報が記憶されている。
すなわち、診察券のICチップには、まず図2(a)に示すように、電子マネー発行機関4において登録されたユーザIDと、ユーザの氏名と、現在のチャージ金額のデータが記憶されている。また、本診察券は、複数の医療機関(病院・医院など)で使用可能となっており、これを実現するために、図2(b)に示すように、各医療機関に固有に付されている医療機関コード(図1に示す病院1には、「0011−aaa」が付与されている)と、各医療機関において各診察券に付与された診察券No.とが対応付けられて、医療機関ごとにICチップに記憶されている。このように、図2に示すデータを記憶した診察券または携帯電話は、患者の識別情報を記憶した携帯可能な記憶媒体に相当する。
なお、診察券は、非接触型ICカードに限らず、例えば電子マネー機能付きの携帯電話に上述した各種情報を記憶させておき、当該携帯電話を診察券の代わりとして用いるようにしてもよい。
なお、診察券は、非接触型ICカードに限らず、例えば電子マネー機能付きの携帯電話に上述した各種情報を記憶させておき、当該携帯電話を診察券の代わりとして用いるようにしてもよい。
図1に戻り、受付機13は、病院1の待合室などに設置され、診察の受付処理や診察料の清算処理などを行う。受付機13の正面上部にはディスプレイ13aが設けられ、利用者への各種案内画面が表示される。また、ディスプレイ13aの画面にはタッチパネルが設けられており、ディスプレイ13aに表示されたボタン画像に触れると、受付機13は、触れられたボタン画像に応じて各種の指示をLAN10に接続された各機器へ送信する。ディスプレイ13aの下側には、ICカードのリーダ/ライタ13b、指紋読取装置13c、および、プリンタ用紙排出口13dが設けられている。リーダ/ライタ13bは、患者が診察券または電子マネー機能を有する携帯電話を近づけると、診察券に埋設されたICチップまたは携帯電話のメモリに記憶されたデータを読み書きする。指紋読取装置13cは、前述した指紋読取装置122aと同様の機能を有しており、読み取った指紋の特徴をデータ化する。診察券挿入口13bの下側には、プリンタ用紙排出口13dが設けられており、診察受付処理を行ったときに発行される整理券や、診察料の会計処理において診察料の領収書および処方箋を排出する(詳しくは後述する)。
なお、前述した指紋読取装置122aおよび13cは、各人に固有な生体情報を取得する生体情報読取手段に相当し、リーダ/ライタ121a,121b,13bは、記憶媒体(前述した診察券または電子マネー機能付き携帯電話)に記憶された識別情報を読み取る読取手段に相当する。
ルータ14は、院内サーバ11が広域ネットワーク5を介して他の機器との通信を可能とするために、たとえば、NAT(Network Address Translator)またはNPT(Network Address Port Translator)のように、院内サーバ14に付与されたプライベートIPアドレスと、病院1で使用することができるグローバルIPアドレスとを、相互に変換する機能を有している。
患者宅3および薬局4に設置されたパソコンは、各々ルータを介して広域ネットワーク5に接続されており、相互間でデータの送受信が可能になっている。すなわち、患者宅2および薬局3に設置されたパソコン20,30は、CPU、RAM、ハードディスクドライブ、キーボード、マウス、モニタなどの通常のパソコンが備えているハードウェアの他に、LANを介したデータ通信を可能とする通信用基板を備えており、各々、ルータ21,31を介して広域ネットワーク5に接続されている。また、各パソコンには、例えばWebブラウザのように、広域ネットワーク5に接続された他の機器との通信を可能とするソフトウェアがインストールされている。
電子マネー発行機関4には、サーバ40およびルータ41が接続されたLAN42が構築されており、サーバ40は、前述したNATまたはNPT機能を有するルータ41により、広域ネットワーク5を介して他の機器とのデータ通信を行う。また、サーバ40は、電子マネーの各ユーザに関する個人情報、各ユーザによって指定された電子マネーの利用に際して実際の取引に使用する金融機関、各ユーザの電子マネーの使用履歴、および、電子マネー発行機関4が発行した電子マネーを取り扱う店舗を識別する店舗識別情報などを記憶したデータベース43に接続されている。これにより、サーバ40は、広域ネットワーク5を介して各店舗から送信されてきた購買情報などをデータベース43に格納する。ここで、データベース43には、図1に示す病院1の店舗識別情報として、前述した医療機関コード(011−aaa)が記憶されているものとする。
次に、図3〜図7を参照して、図1に示した各種DB内に記憶されているデータの内容について説明する。図3は、患者DB110に記憶されているデータの内容を示したものであり、各患者の診察券No.、氏名、ユーザID、指紋データが相互に関連付けられて格納されている。これらのデータは、初診の際に行った患者に対するアンケートの結果などに基づいて事務室Aのパソコン12aから入力されたものである。また、指紋データは、上記のパソコン12aに接続された指紋読取装置122aによって採取されたものである。そして、これらのデータは、リーダ/ライタ121aによって、新規の診察券に埋設されたICチップに書き込まれる。なお、この患者DB110は、患者情報記憶手段に相当する。図4は予約DB111に記憶されているデータの内容を示したものであり、各患者の診察券No.、患者が診察の予約をしたときに付与される予約No.、診察予約日、予約時間帯、診察を希望する医科、担当医の氏名が相互に関連付けられて格納されている。これらのデータは、後述する予約申し込み時に院内サーバ11によって予約DB111へ登録される。この予約DB111は、予約情報記憶手段に相当する。
図5は、カルテDB112に記憶されているデータの内容を示したものであり、各患者の診察券No.、患者の氏名、カルテNo.、処方箋No.が相互に関連付けられて格納されている。ここで、カルテDB112には、上述した各カルテNo.に対応する電子カルテと、各処方箋No.に対応する処方箋データとが格納されている。電子カルテには、初診から直近までの診察日、医科、担当医師名、問診の内容、所見、処置等の記録が蓄積されている。また、処方箋データは、電子カルテと同様に、初診から直近までの診察日、医科、担当医師名と共に、処方した薬の名称、数量などの記録が蓄積されている。これらのカルテ情報は、患者が医師の診察を受ける際に、診察室Bに設置されたパソコン12bに読み込まれ、担当医師によって当日の診察結果に基づく新たなカルテ情報が、追加入力される。このカルテDB112は、カルテ情報記憶手段に相当する。
図6は、端末DB113に記憶されているデータの内容を示したものであり、予め各医師に固有に付与されている個人コード、各担当医師名、各医師が使用しているパソコンに予め付与された端末IDおよびプライベートIPアドレスが相互に関連付けられて格納されている。この端末DB113は、端末ユーザ記憶手段に相当する。図7は、会計DB114に記憶されているデータの内容を示したものであり、各診察券No.、患者名、診察券のICチップに記憶されているユーザID、および、診察当日の診察料が相互に関連付けられて格納されている。これらのデータは、診察後に事務室Aのパソコン12aから会計担当者によって入力される。
次に、上述した医療機関用システムにおいて、患者が病院1での診察を予約する際に行われる予約受付処理について、図8に示すフローチャートを参照して説明する。まず、患者が例えばWebブラウザを用いて図1に示す自宅のパソコン20から病院1の院内サーバ11にアクセスすると、院内サーバ11によって提供されるWebサイトのトップページがパソコン20のディスプレイに表示される。このトップページには、院内サーバ11に対して診察の予約受付処理を実行させるためのコマンドボタンが表示されており、このコマンドボタンがクリックされると、院内サーバ11は、図8に示す予約受付処理が開始される。
図8に示す予約受付処理が開始されると、まず、院内サーバ11は、パソコン20に対して、図9に示す予約入力画面を表示するための予約入力画面データを送信する(ステップS10)。これにより、患者宅2のパソコン20は、受信した予約入力画面データに従って図9の予約入力画面をディスプレイに表示する。この予約入力画面には、「診察券No.」、「氏名」、「予約日」、診察を希望する「医科」、および、「担当医」という項目名とともに、各項目に対応して診察券No.入力欄C1、氏名入力欄C2、予約日入力欄C3、医科入力欄C4、担当医入力欄C5が表示されている。また、診察を希望する時間帯を意味する「<予約時間帯>」という項目名も表示され、当該項目名の下側には、9:30から11:30まで、および、14:00から17:30まで、それぞれ30分刻みで時間帯を示す数字が表示されている。そして、表示された各時間帯の左側には、希望する診察時間帯を選択するためのラジオボタンRBがそれぞれ表示されている。さらに、表示された各時間帯の下側には、当該予約入力画面の内容を院内サーバ11へ送信するための決定ボタンSBと、診察の予約を取りやめるためのキャンセルボタンCBとが表示されている。
そして、図9の予約入力画面がパソコン20のディスプレイに表示された状態で、患者がマウスを用いてディスプレイに表示されたポインタを動かし、各種入力欄C1〜C5のいずれかの表示位置でクリックすると、その入力欄の中にカーソルが現れ、キーボードから文字を入力することが可能となる。また、いずれかのラジオボタンRBの表示位置に上記ポインタを移動させてクリックすると、白丸で表示されていたラジオボタンRBの中に小さな黒丸が表示され、当該ラジオボタンRBに対応する時間帯が選択されたことになる。また、決定ボタンSBがクリックされると、各入力欄C1〜C5に入力された内容と、選択した予約時間帯が院内サーバ11に読み込まれ、キャンセルボタンCBがクリックされると、前述したトップページがパソコン20のディスプレイに再び表示されることになる。
図8に示すステップS10の処理を終えると、院内サーバ11は、パソコン20のディスプレイに表示された予約入力画面において、決定ボタンSBがクリックされたか否か(ステップS11)、または、キャンセルボタンCBがクリックされたか否か(ステップS12)を判断する。いずれのボタンもクリックされない場合は、ステップS11,S12の判断結果が共にNOとなり、いずれかのボタンがクリックされるまでステップS11およびS12の処理を繰り返し行う。また、キャンセルボタンCBがクリックされた場合は、ステップS12の判断結果がYESとなり、院内サーバ11は、予約受付処理を終了し、パソコン20のディスプレイに前述したトップページの画面を表示させる。
これに対して、決定ボタンSBがクリックされた場合は、ステップS11の判断結果がYESとなり、院内サーバ11は、図9に示した各入力欄C1〜C5の入力内容および各ラジオボタンRBの状態をチェックする(ステップS13)。そして、未入力の項目があるか否かを判断し(ステップS14)、未入力の項目があった場合は、ステップS14の判断結果がYESとなって、ステップS10に戻り、院内サーバ11は、パソコン20へ再度予約入力画面データを送信し、パソコン20のディスプレイに図9の予約入力画面を改めて表示させる。これに対して、未入力の項目がなかった場合は、ステップS14の判断結果がNOとなり、院内サーバ11は、図1に示す予約DB111に、図9に示す各項目に対応する情報を登録する(ステップS15)。そして、予約受付が完了した旨のメッセージを表示するための予約受付完了画像データをパソコン20へ送信した後(ステップS16)、図8に示す予約受付処理を終了する。これにより、パソコン20は、受信した予約受付完了画像データに従って、ディスプレイに予約受付が完了した旨のメッセージを表示する。
このように、本医療機関用情報システムにおいては、自宅のパソコンから診察の予約が可能である。なお、図8のステップS13においては、未入力の項目のみをチェックしていたが、例えば、予約日入力欄C3に不当な日付(小の月にも関わらず31日が入力されていた場合など)や休診日が入力された場合や、診察券No.入力欄C1、氏名入力欄C2、医科入力欄C4、または、担当医入力欄C5に、図1に示す患者DB110および端末DB113内に登録されていない内容が入力されていた場合に、ステップS10に戻ってパソコン20のディスプレイに改めて予約入力画面を表示させるようにしてもよい。また、図8に示す予約受付処理は、図1に示す診察室Bに設置されたパソコン12bからの要求に応じて実行するようにしてもよい。この際、患者が所有する診察券の診察券No.および患者の氏名は、リーダ/ライタ121bによって診察券から読み込んだデータを使用し、キーボードからの入力の手間を省くようにしてもよい。
次に、患者が病院1に来院したときに、受付機13において実行可能な処理について説明する。図1に示す受付機13では、診察の受付、患者自身のカルテの確認、診察料の会計処理が可能になっている。これらの処理を実現するために、受付機13では、図10に示すフローチャートに従った処理を行っている。すなわち、受付機13は、まず、ディスプレイ13aに、例えば「診察券を画面下側の診察券読取面に近づけて下さい」といったメッセージ画面(診察券読取案内画面)を表示し(ステップS100)、リーダ/ライタ13bに診察券が近づけられたか否かを判断する(ステップS101)。そして、診察券が近づけられていないと判断した場合は、ステップS101の判断結果がNOとなり、ディスプレイ13aに診察券読取案内画面を表示したまま待機状態となる。
これに対して、リーダ/ライタ13bの読取面に患者が診察券を近づけ、リーダ/ライタ13bと診察券に埋設されたICチップ(以下、単にICチップと記す)との間で通信が確立すると、ステップS101の判断結果がYESとなって、受付機13は、ICチップに記憶されているユーザID、氏名、チャージ額、診察券No.、および、医療機関コードといった各データ(図2参照)を読み取る(ステップS102)。そして、読み取った医療機関コードの中に病院1に付与されている医療機関コード「011−aaa」があるか否かを判断する(ステップS103)。ICチップに病院1の医療機関コードが記憶されていなかった場合は、ステップS103の判断結果がNOとなり、ディスプレイ13aに、例えば「お持ちの診察券は、当院では使用できません」といったメッセージ画面(操作不可画面)を所定時間表示し(ステップS104)、ステップS100へ戻って診察券読取案内画面を表示する。
一方、ICチップに病院1の医療機関コードが記憶されていた場合は、ステップS103の判断結果がYESとなり、受付機13は、病院1の医療機関ステップS102ICチップ内において、病院1の医療機関コードに対応して記憶されている診察券No.を読み取り、院内サーバ11を介して読み取った診察券No.とそれに対応する氏名について患者DB110内を検索する(ステップS105)。具体的には、LAN10を介して院内サーバ11に対し、患者DB110において、診察券No.をキーとしてこれに対応する氏名を検索する旨の要求を送信する。これにより、院内サーバ11は患者DB110内を検索し、該当する氏名が記憶されていた場合は、LAN10を介してその氏名を受付機13へ送信し、該当する診察券No.またはこれに対応する氏名が記憶されていなかった場合は、その旨を返信する。なお、他のDBに対して検索を行う場合もこれと同様に、院内サーバ11は、受付機13から要求のあった検索を行った結果、該当するデータが記憶されていた場合は、そのデータを受付機13へ返信し、該当するデータがなかった場合は、その旨を返信する。
そして、一致する診察券No.および氏名が患者DB110内に記憶されていたか否かを判断し(ステップS106)、一致するものがなかった場合は、判断結果がNOとなって、上述したステップS104の処理を行った後、ステップS100の処理へ戻る。これに対して一致するものがあった場合は、ステップS106の判断結果がYESとなって、受付機13は、ディスプレイ13aに3つのボタン画像が縦一列に配置されたメニュー画面を表示する(ステップS107)。この3つのボタン画像には、上から順に「診察受付」、「カルテチェック」、「お会計」という文字が表示されており、患者がタッチパネルを介していずれかのボタン画像に触れると、触れられたボタン画像に対応する処理が開始される。すなわち、患者がメニュー画面の「診察受付」と表示されたボタン画像に触れると、ステップS108の判断結果がYESとなり、受付機13は、後に図11を参照して説明する診察受付処理を開始する(ステップS109)。また、患者がメニュー画面の「カルテチェック」と表示されたボタン画像に触れると、ステップS110の判断結果がYESとなり、受付機13は、後に図13を参照して説明するカルテ表示処理を開始する(ステップS111)。さらに、患者がメニュー画面の「お会計」と表示されたボタン画像に触れると、ステップS112の判断結果がYESとなり、受付機13は、後に図16を参照して説明する会計処理を開始する(ステップS113)。そして、ステップS109の診察受付処理、S111のカルテ表示処理、または、S113の会計処理を終えると、ステップS100の処理へ戻り、ディスプレイ13aに診察券読取案内画面を表示する。
また、患者が上述した3つのボタン画像のいずれにも触れなかった場合は、ステップS108,S110,S112の判断結果が全てNOとなり、受付機13は、ステップS107でメニュー画面を表示してから、所定時間(例えば3分間)が経過したか否かを判断する(ステップS114)。そして、所定時間が経過していなかった場合は、ステップS114の判断結果がNOとなり、ステップS108へ戻り、患者がメニュー画面に表示されたボタン画像のいずれかに触れたか否かを判断する。一方、所定時間が経過していた場合は、ステップS114の判断結果がYESとなり、ステップS100の処理へ戻り、ディスプレイ13aに診察券読取案内画面を表示する。
このように、本医療機関用情報システムにおいては、ステップS102からS106の処理により、診察券のICチップに記憶された医療機関コードが、自身に付与されている医療機関コードに一致するとともに、当該医療機関コードに対応付けて記憶された診察券No.が、自身の医療機関に設置された患者DB110に記憶されていた場合に、患者の指示に基づいて診察受付処理、カルテ表示処理、会計処理といった各種の処理を行う。このため、複数の医療機関コードを上記ICチップに記憶させておくことにより、1枚の診察券を、他の医療機関のものと混同することなく複数の医療機関で使用することができる。
次に、図10のステップS109に示した診察受付処理の内容について、図11に示すフローチャートを参照して説明する。受付機13が、図10に示したフローチャートのステップS109の処理へ進むと、まず、院内サーバ11を介してICチップから読み取った診察券No.とそれに対応する予約日について予約DB111内を検索する(ステップS120)。そして、予約DB111内に、上記診察券No.に対応する予約日(ひいては予約情報)が記憶されているか否かを判断し(ステップS121)、予約日が記憶されていなかった場合は、判断結果がNOとなって、図11の診察受付処理を終了して図10に示すステップS100の処理へ戻る。これに対して、診察券No.に対応する予約日が記憶されていた場合は、ステップS121の判断結果がYESとなって、受付機13は、その予約日が当日であるか否かを判断する(ステップS122)。予約日が当日でなかった場合は、ステップS122の判断結果がNOとなり、図11の診察受付処理を終了して図10に示すステップS100の処理へ戻る。
これに対して、予約日が当日であった場合はステップS122の判断結果がYESとなり、受付機13は、ディスプレイ13aに、例えば「指紋読取装置に人差し指を当てて下さい」というメッセージ画面(指紋読取案内画面)を所定時間表示する(ステップS123)。そして、受付機13は、指紋読取装置13cが指紋を読み取ったか否か、すなわち、指紋読取装置13cから指紋の特徴をデータ化した指紋データが出力されたか否かを判断する(ステップS124)。指紋読取装置13cが指紋を読み取っていない場合は、ステップS124の判断結果がNOとなり、受付機13は、例えば「もう一度指紋読取装置に人差し指を当てて下さい」というメッセージ画面(再読取指示画面)をディスプレイ13aに所定時間表示した後(ステップS125)、ステップS124の処理に戻る。そして、指紋読取装置13cが指紋を読み取った場合は、ステップS124の判断結果がYESとなり、受付機13は、指紋読取装置13cから出力された指紋データと、患者DB110に記憶されている指紋データとを比較する(ステップS126)。すなわち、院内サーバ11を介して、ICチップから読み取った診察券No.に対応する指紋データを患者DB110から取得し、該取得した指紋データと、指紋読取装置13cから出力された指紋データとを比較する。よって、受付機13が行うステップS126の処理は、比較手段に相当する。
そして、両者の指紋データが一致したか否かを判断し(ステップS127)、一致しなかった場合は、判断結果がNOとなって、受付機13は、LAN10を介して院内サーバ11に対して、図10のステップS102でICチップから読み取った診察券No.に対応する予約情報を予約DB111から削除するよう要求する(ステップS128)。すなわち、このステップS128における処理は、予約取消手段に相当する。ステップS128の処理を終えると、受付機13は、図11の診察受付処理を終了して図10に示すステップS100の処理へ戻る。これに対して、上述した両者の指紋データが一致した場合は、ステップS127の判断結果がYESとなり、受付機13は内部のプリンタにより、診察券No.、患者の氏名、予約No.、診察を希望する医科および担当医師の氏名といった、予約DB111に記憶されていた予約情報の内容とともに、当日の日付と整理番号とをプリント用紙に印刷し、プリンタ用紙排出口13dから排出する(ステップS129)。そして、受付機13で操作している患者のカルテ情報を担当医師のパソコン12bへ送信するカルテ情報送信処理を行った後(ステップS130)、図11の診察受付処理を終了して図10に示すステップS100の処理へ戻る。
次に、図11のステップS130で受付機13が行うカルテ情報送信処理の内容について、図12に示すフローチャートを参照して説明する。受付機13が、図11に示したフローチャートのステップS130の処理へ進むと、まず、院内サーバ11を介してICチップから読み取った診察券No.に対応する担当医師の氏名を予約DB111から取得する(ステップS140)。次に受付機13は、院内サーバ11を介して端末DB113から、ステップS140で取得した担当医師の氏名に対応するプライベートIPアドレスを取得する(ステップS141)。そして、受付機13は、院内サーバ11を介してICチップから読み取った診察券No.とそれに対応するカルテNo.についてカルテDB112内を検索する(ステップS142)。そして、ステップS142での検索の結果、カルテDB112に、上述した診察券No.に関連付けられたカルテNo.が記憶されているか否かを判断する(ステップS143)。カルテDB112に、該当するカルテNo.が記憶されていた場合、受付機13は、院内サーバ11を介してカルテDB112から上述したカルテNo.に対応するカルテ情報を取得して、ステップS141で取得したプライベートIPアドレスに宛てて送信する(ステップS144)。そして、受付機13は、図12のカルテ情報送信処理および図11の診察受付処理を終了し、図10に示す受付処理のステップS100の処理へ戻る。一方、対応するカルテNo.がカルテDB112に記憶されていなかった場合は、ステップS143の判断結果がNOとなり、受付機13は、ステップS141で取得したプライベートIPアドレスの端末装置(パソコン)に宛てて、上述した診察券No.に対応する患者は初診である旨を伝えるメッセージを送信する(ステップS145)。そして、受付機13は、図12のカルテ情報送信処理および図11の診察受付処理を終了し、図10に示す受付処理のステップS100の処理へ戻る。
このように、図11の診察受付処理におけるステップS127およびS130(図12のカルテ情報送信処理)の処理により、比較手段(この場合、図11のステップS126の処理)によって、院内サーバ11を介して、ICチップから読み取った診察券No.に対応する指紋データを患者DB110から取得し、該指紋データと、指紋読取装置13cから出力された指紋データとを比較した結果、両者が一致した場合は、当該診察券No.に対応するカルテ情報と担当医師の氏名が、カルテDB112および予約DB111からそれぞれ読み出され、該担当医師の氏名に対応するプライベートIPアドレスが端末DB113から読み出されて、上記カルテ情報が当該読み出したプライベートIPアドレスの端末装置に送信される。よって、図12に示すカルテ情報送信処理は、送信手段に相当する。
次に、図10のステップS111に示したカルテ表示処理の内容について、図13に示すフローチャートを参照して説明する。受付機13が、図10に示したフローチャートのステップS111の処理へ進むと、まず、院内サーバ11を介してICチップから読み取った診察券No.とそれに対応するカルテNo.についてカルテDB112内を検索する(ステップS160)。そして、受付機13は、ステップS160での検索の結果、カルテDB112に、上述した診察券No.に関連付けられたカルテNo.が記憶されているか否かを判断する(ステップS161)。カルテDB112に、該当するカルテNo.が記憶されていなかった場合、ステップS161の判断結果がNOとなり、受付機13は、例えば「電子カルテが作成されておりません」といったメッセージ画面をディスプレイ13aに所定時間表示した後(ステップS162)、図13に示すカルテ表示処理を終了して、図10に示すステップS100の処理へ戻る。
一方、カルテDB112に、上述した診察券No.に関連付けられたカルテNo.が記憶されていた場合は、ステップS161の判断結果がYESとなり、受付機13は、ディスプレイ13aに、例えば「指紋読取装置に人差し指を当てて下さい」というメッセージ画面(指紋読取案内画面)を所定時間表示する(ステップS163)。そして、受付機13は、指紋読取装置13cが指紋を読み取ったか否か、すなわち、指紋読取装置13cから指紋の特徴をデータ化した指紋データが出力されたか否かを判断する(ステップS164)。指紋読取装置13cが指紋を読み取っていない場合は、ステップS164の判断結果がNOとなり、受付機13は、例えば「もう一度指紋読取装置に人差し指を当てて下さい」というメッセージ画面(再読取指示画面)をディスプレイ13aに所定時間表示した後(ステップS165)、ステップS164の処理に戻る。そして、指紋読取装置13cが指紋を読み取った場合は、ステップS164の判断結果がYESとなり、受付機13は、指紋読取装置13cから出力された指紋データと、患者DB110に記憶されている指紋データとを比較する(ステップS166)。すなわち、院内サーバ11を介して、ICチップから読み取った診察券No.に対応する指紋データを患者DB110から取得し、該取得した指紋データと、指紋読取装置13cから出力された指紋データとを比較する。よって、受付機13が行うステップS166の処理もまた、比較手段に相当する。
そして、両者の指紋データが一致したか否かを判断し(ステップS167)、一致しなかった場合は、判断結果がNOとなって、受付機13は、例えば「指紋が一致しなかったため電子カルテを表示することができません」といったメッセージ画面(カルテ情報表示不可画面)をディスプレイ13aに表示する(ステップS168)。このカルテ情報表示不可画面によって表示されるメッセージは一種の警告であり、よって、受付機13によって実行されるステップS168の処理は、警告手段に相当する。そして、受付機13は、図13に示すカルテ表示処理を終了し、図10に示したステップS100の処理へ戻る。これに対して、ステップS167において、両者の指紋データが一致した場合は、判断結果がYESとなって、ステップS160で検索されたカルテNo.に対応するカルテ情報を、院内サーバ11を介してカルテDB112から抽出し(ステップS169)、ディスプレイ13aに表示する(ステップS170)。これにより、受付機13によるステップS169の処理は、カルテ情報抽出手段に相当し、ステップS170の処理は、カルテ情報表示手段に相当する。
ここで、ステップS170の処理によってディスプレイ13aに表示されるカルテ情報の内容について、図14を参照して説明する。図14は、表示されたカルテ情報の内容の一例を示す図であり、ディスプレイ13aの画面には、カルテ情報が表示されるカルテ情報表示領域KSと、各種ボタン画像が表示されるボタン表示領域BSとが設定されている。カルテ情報表示領域KSには、カルテ情報として、カルテNo.、医療機関名(病院名)、患者名、診察券No.、診察日、診察した医科(診察科)、担当医師の氏名、問診の内容、所見の内容、処置の内容、検査の内容などの記録が表示される。ここで、カルテ情報表示領域KSに表示しきれないカルテ情報がある場合、患者は、タッチパネルを介してボタン表示領域BSに表示された「次ページ」ボタン画像FBに触れることで、続きのカルテ情報が表示された画面に切り替えることができる。また、元のカルテ情報を表示させたい場合は、ボタン表示領域BSに表示された「前ページ」ボタン画像RBにタッチパネルを介して触れることで、1つ前の画面に表示されていたカルテ情報を再び表示させることができる。
このように、図13のステップS170の処理において、受付機13は、患者が図14に示す「次ページ」ボタン画像FBおよび「前ページ」ボタン画像RBにタッチパネルを介して触れたか否かを監視しており、いずれかのボタン画像が触れられた場合は、触れられたボタン画像に応じて、カルテ情報表示領域KSに表示するカルテ情報の内容を切り替える。
さらに、受付機13は、図14に示す「訂正」ボタン画像MBに患者が触れたか否か(ステップS171)、および、「終了」ボタン画像EBに患者が触れたか否か(ステップS172)を監視している。そして、患者がタッチパネルを介して「訂正」ボタン画像MBおよび「終了」ボタン画像EBのいずれにも触れていないと判断した場合は、ステップS171およびS172の判断結果がいずれもNOとなり、受付機13は、ステップS170の処理に戻って引き続きカルテ情報の表示を行う。そして、患者がタッチパネルを介して「終了」ボタン画像EBに触れると、ステップS172の判断結果がYESとなり、受付機13は、図13に示すカルテ表示処理を終了して、図10に示すステップS100の処理へ戻る。
一方、患者がタッチパネルを介して「訂正」ボタン画像MBに触れると、ステップS171の判断結果がYESとなり、受付機13は、予め指定されていたパソコン12aへ、図10に示すステップS102の処理でICチップから読み取った診察券No.、患者の氏名、および、カルテ情報表示領域KSに表示していたカルテ情報のカルテNo.と共に、当該カルテ情報の内容に誤りがあったことを示す誤り発生メッセージを、LAN10を介して送信する(ステップS173)。よって、図14に示す「訂正」ボタン画像MBおよびタッチパネルは、誤り指示入力手段に相当し、図13に示すステップS173の処理は、通知手段に相当する。そして、受付機13は、ディスプレイ13aにカルテ情報の誤りを訂正するため、事務室Aへ患者に来てほしい旨のメッセージを所定時間表示した後(ステップS174)、図13に示すカルテ表示処理を終了し、図10のステップS100の処理へ戻る。
なお、事務室Aに設置されたパソコン12aにおいては、上述した図13のステップS173の処理によって送信された誤り指示メッセージを受信すべく、図15に示すカルテ訂正報知処理を一定時間ごとに実行している。すなわち、パソコン12aにおいて、上記一定時間が経過すると、それまで行っていた処理を中断し、まず、LAN10を介して受付機13から前述した誤り発生メッセージを受信したか否かを判断する(ステップS300)。パソコン12aが誤り発生メッセージを受信していなかった場合は、ステップS300の判断結果がNOとなり、図15に示すカルテ訂正報知処理を終了し、中断した他の処理を引き続き実行する。一方、パソコン12aが誤り発生メッセージを受信した場合は、ステップS300の判断結果がYESとなり、受付機13から受信した誤り発生メッセージと共に、誤りがあったカルテ情報のカルテNo.、患者の氏名、診察券No.を、パソコン12aに接続されているディスプレイに表示する(ステップS301)。そして、図15に示すカルテ訂正報知処理を終了し、中断した他の処理を引き続き実行する。このように、パソコン12aは、複数の端末装置のうちの1つであるとともに、予め定められた端末装置でもある。また、パソコン12aによって実行される図15に示すカルテ訂正報知処理は、報知手段に相当する。
次に、図10のステップS113に示した会計処理の内容について、図16に示すフローチャートを参照して説明する。受付機13が、図10に示したフローチャートのステップS113の処理へ進むと、まず、院内サーバ11を介してICチップから読み取った診察券No.とそれに対応するユーザIDについて会計DB114内を検索する(ステップS180)。そして、受付機13は、ステップS180での検索の結果、会計DB114に、上述した診察券No.に関連付けられたユーザIDが記憶されているか否かを判断する(ステップS181)。会計DB114内に該当するユーザIDが記憶されていなかった場合は、ステップS181の判断結果がNOとなり、受付機13の操作を行っている患者が電子マネーの利用者ではないとみなし、受付機13は、例えば「受付機による清算ができませんので、受付窓口で清算して下さい」といったメッセージ画面(窓口清算指示画面)をディスプレイ13aに所定時間表示した後(ステップS182)、図16に示す会計処理を終了して、図10に示すステップS100の処理へ戻る。
一方、会計DB114に、上述した診察券No.に関連付けられたユーザIDが記憶されていた場合は、ステップS181の判断結果がYESとなり、受付機13は、ディスプレイ13aに、例えば「指紋読取装置に人差し指を当てて下さい」というメッセージ画面(指紋読取案内画面)を所定時間表示する(ステップS183)。そして、受付機13は、指紋読取装置13cが指紋を読み取ったか否か、すなわち、指紋読取装置13cから指紋の特徴をデータ化した指紋データが出力されたか否かを判断する(ステップS184)。指紋読取装置13cが指紋を読み取っていない場合は、ステップS184の判断結果がNOとなり、受付機13は、例えば「もう一度指紋読取装置に人差し指を当てて下さい」というメッセージ画面(再読取指示画面)をディスプレイ13aに所定時間表示した後(ステップS185)、ステップS184の処理に戻る。そして、指紋読取装置13cが指紋を読み取った場合は、ステップS184の判断結果がYESとなり、受付機13は、指紋読取装置13cから出力された指紋データと、患者DB110に記憶されている指紋データとを比較する(ステップS186)。すなわち、院内サーバ11を介して、ICチップから読み取った診察券No.に対応する指紋データを患者DB110から取得し、該取得した指紋データと、指紋読取装置13cから出力された指紋データとを比較する。よって、受付機13が行うステップS186の処理もまた、比較手段に相当する。
そして、両者の指紋データが一致したか否かを判断し(ステップS187)、一致しなかった場合は、判断結果がNOとなって、受付機13は、ステップS182の処理によりディスプレイ13に表示した窓口清算指示画面を、ディスプレイ13aに表示する(ステップS188)。そして、受付機13は、図16に示す会計処理を終了し、図10に示したステップS100の処理へ戻る。これに対して、ステップS187において両者の指紋データが一致した場合は、判断結果がYESとなり、受付機13は、電子マネーによる診察料の清算を行うための電子マネー清算処理を行う(ステップS189)。この電子マネー清算処理の詳細については、後に図17を参照して詳しく説明する。そして、ステップS189の処理を終えた受付機13は、図16に示す会計処理を終了し、図10に示した、図10に示したステップS100の処理へ戻る。
上述したステップS189における電子マネー清算処理の内容について、図17に示すフローチャートを参照して説明する。受付機13が、図16に示したフローチャートのステップS189の処理へ進むと、まず、院内サーバ11を介してICチップから読み取った診察券No.とそれに対応する診察料の金額について会計DB114内を検索する(ステップS200)。そして、受付機13は、ステップS200での検索の結果、会計DB114に、上述した診察券No.に関連付けられた診察料の金額データ(以下、診察料データという)が記憶されているか否かを判断する(ステップS201)。会計DB114内に該当する診察料データが記憶されていなかった場合は、ステップS201の判断結果がNOとなり、事務室Aにおいて、当日の診察料の計算が完了していないため、未だ会計DB114に診察料データが登録されていないものとみなし、受付機13は、例えば「診察料の計算が完了していないため清算できません。恐れ入りますが、もう少しお待ち下さい」といったメッセージ画面(清算待機指示画面)をディスプレイ13aに所定時間表示した後(ステップS202)、図17に示す電子マネー清算処理を終了して、図10に示すステップS100の処理へ戻る。
これに対して、会計DB114に診察券No.に関連付けられた診察料データが記憶されていた場合は、ステップS201の判断結果がYESとなり、受付機13は、診察料データによって示される金額と、図10のステップS102でICチップから読み取ったチャージ額とを比較する(ステップS203)。そして、チャージ額が診察料以上であるか否かを判断し(ステップS204)、チャージ額が診察料に満たなかった場合は、ステップS204の判断結果がNOとなり、受付機13は、図16に示したステップS182およびS188で表示する窓口清算指示画面をディスプレイ13aに表示する(ステップS205)。その後、図17に示す電子マネー清算処理を終了し、図10に示すステップS100の処理に戻る。一方、ステップS204において、チャージ額が診察料以上であった場合は、判断結果がYESとなり、受付機13は、ディスプレイ13aに、図10のステップS100で表示した診察券読取案内画面を、再度表示し(ステップS206)、リーダ/ライタ13bに診察券が近づけられたか否かを判断する(ステップS207)。そして、診察券が近づけられていないと判断した場合は、ステップS207の判断結果がNOとなり、ディスプレイ13aに診察券読取案内画面を表示したまま待機状態となる。
これに対して、リーダ/ライタ13bの読取面に患者が診察券を近づけ、リーダ/ライタ13bとICチップとの間で通信が確立すると、ステップS207の判断結果がYESとなって、受付機13は、ICチップに記憶されているチャージ額から診察料データによって示される金額を減算し、チャージ額を更新する(ステップS208)。そして、受付機13は、広域ネットワーク5を介して電子マネー発行機関4のサーバ40にアクセスし、ユーザID、医療機関コード、および、診察料データを購買情報として送信する(ステップS209)。これにより、サーバ40は、受信した購買情報をデータベース43に格納する。そして、後日、電子マネー発行機関によって病院1の取引銀行に、上述した診察料の金額が振り込まれる。
受付機13は、上述したステップS209の処理を終えると、次に院内サーバ11を介してICチップから読み取った診察券No.とそれに対応する処方箋No.についてカルテDB112内を検索する(ステップS210)。そして、検索された処方箋No.に対応する処方箋情報をカルテDB112から読み出し、広域ネットワーク5を介して薬局3のパソコン30へ送信した後(ステップS211)、診察料の領収書および処方箋をそれぞれ受付機13の内部に設けられたプリンタによって印刷し、プリンタ用紙排出口13dから排出する(ステップS212)。これにより、受付機13は、図17に示す電子マネー清算処理を終了し、前述した図10に示すステップS100の処理へ戻る。
以上説明した医療機関用情報システムによれば、患者など、医療機関に属さない者によるカルテ情報の閲覧、および、電子マネーによる診察料の清算といった行為を行う場合、指紋などの生体情報を利用した個人認証を行うので、高度なセキュリティを保つことができる。また、診察券のICチップから読み出された診察券No.に対応するカルテ情報が、カルテDB112から抽出されて診察室Bに設置されたパソコン12bへ送信されるため、カルテなどの医療情報と、患者との対応に誤りが生じにくくすることができる。
なお、上述した実施形態では、カルテ情報表示処理(図10,ステップS111)および会計処理(図10,ステップS113)を個別に行う処理としているが、例えば、診察が終わって診察料の清算を受付機13で行う際に、その日の診察で作成されたカルテの内容に誤りがないことを患者に確認させた後に、清算を行うように構成してもよい。この場合、例えば受付機13において、図13のステップS172の判断結果がYESとなった場合に、図16に示すステップS180の処理へ移行させる。このように構成することで、カルテの内容を患者本人にもチェックさせることができる。さらには、当日の診察結果に基づくカルテ情報は、診察室Bのパソコン12bに内蔵されたハードディスクドライブに一時的に記憶させておき、図13のステップS172の判断結果がYESとなった場合に、当該カルテ情報を、カルテDB112に記憶されている当該患者のカルテ情報に追加して保存するように構成してもよい。
1 病院
2 患者宅
3 薬局
4 電子マネー発行機関
5 広域ネットワーク
10,42 LAN
11 院内サーバ
12a,12b,20,30 パーソナルコンピュータ
13 受付機
13a ディスプレイ
13b,121a,121b リーダ/ライタ
13c,122a 指紋読取装置
13d プリンタ用紙排出口
14,21,31,41 ルータ
40 サーバ
110 患者データベース
111 予約データベース
112 カルテデータベース
113 端末データベース
114 会計データベース
2 患者宅
3 薬局
4 電子マネー発行機関
5 広域ネットワーク
10,42 LAN
11 院内サーバ
12a,12b,20,30 パーソナルコンピュータ
13 受付機
13a ディスプレイ
13b,121a,121b リーダ/ライタ
13c,122a 指紋読取装置
13d プリンタ用紙排出口
14,21,31,41 ルータ
40 サーバ
110 患者データベース
111 予約データベース
112 カルテデータベース
113 端末データベース
114 会計データベース
Claims (4)
- 患者が所有する携帯可能な記憶媒体に記憶された該患者の識別情報に基づいて、診察予約の受付、カルテ情報の保存、診察料の清算、および、処方箋の発行などを実行・管理する医療機関用情報システムであって、
複数の前記患者の識別情報と各患者の生体情報とを対応付けて記憶した患者情報記憶手段と、
前記複数の患者の識別情報と各患者のカルテ情報とを対応付けて記憶したカルテ情報記憶手段と、
前記記憶媒体に記憶された前記識別情報を読み取る読取手段と、
個々の人物に固有な生体情報を前記患者から取得する生体情報取得手段と、
前記読取手段によって読み取られた識別情報に対応連付けて前記患者情報記憶手段に記憶されている生体情報と、前記生体情報取得手段によって取得された生体情報とを比較する比較手段と、
前記比較手段により比較された生体情報が一致した場合、前記読取手段によって読み取られた前記識別情報に対応するカルテ情報を前記カルテ情報記憶手段から抽出するカルテ情報抽出手段と、
前記比較手段により比較された生体情報が一致しなかった場合、警告を発する警告手段と
を具備することを特徴とする医療機関用情報システム。 - 前記複数の患者の識別情報と、各患者の診察予約時間、診察を希望する医科および担当医師を指定する予約情報とを対応付けて記憶した予約情報記憶手段と、
前記比較手段によって比較された生体情報が一致しなかった場合、該生体情報に対応する識別情報に対応した予約情報を、前記予約情報記憶手段から削除する予約取消手段と
を具備することを特徴とする請求項1に記載の医療機関用情報システム。 - 各々に固有の端末装置識別情報が付与された複数の端末装置と、
複数の前記端末装置識別情報と、該複数の端末装置の各ユーザである医療機関の職員および前記担当医師に各々固有に付与された識別情報とを対応付けて記憶した端末ユーザ記憶手段と、
前記比較手段によって比較された生体情報が一致したときに、前記カルテ情報抽出手段によって抽出されたカルテ情報を、前記端末ユーザ記憶手段に記憶された担当医師の識別情報のうち、前記読取手段が読み取った識別情報に対応連付けて前記予約情報記憶手段に記憶されている担当医師の識別情報に対応する端末装置へ送信する送信手段と
を具備することを特徴とする請求項2に記載の医療機関用情報システム。 - 前記比較手段によって比較された生体情報が一致したときに、前記カルテ情報抽出手段によって抽出されたカルテ情報の内容を表示するカルテ情報表示手段と、
前記表示手段に表示された前記カルテ情報の内容に誤りがあったことを示す誤り指示情報を入力するための誤り指示情報入力手段と、
前記指示情報入力手段から前記誤り指示情報が入力された場合、前記複数の端末装置のうち予め定められた端末装置に対して、前記カルテ情報表示手段に表示されたカルテ情報の内容に誤りがあることを通知する通知手段と
を有し、
前記予め定められた端末装置は、前記通知手段からの通知があった場合、前記カルテ情報表示手段に表示されたカルテ情報の内容に誤りがあることを報知する報知手段を有する
ことを特徴とする請求項3に記載の医療機関用情報システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006309622A JP2008123457A (ja) | 2006-11-15 | 2006-11-15 | 医療機関用情報システム |
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JP2006309622A JP2008123457A (ja) | 2006-11-15 | 2006-11-15 | 医療機関用情報システム |
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2006
- 2006-11-15 JP JP2006309622A patent/JP2008123457A/ja active Pending
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