JP2022030350A - 自動車用ウエザーストリップ - Google Patents

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Daiki Okamoto
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Abstract

【課題】ウエルト部が車体パネルのフランジ部の正規位置に取り付けられているか否かを外部から視認可能な自動車用ウエザーストリップを提供する。【解決手段】ウエルト部5を車体パネル2のフランジ部3に嵌合保持すると共に、一対の室内側、室外側シールリップ15,6を車体パネルのパネル面2aに圧接させることにより車体パネルに対するウエルト部のシール機能を発揮させるようになっている。着座ビード部14の外面に、開閉可能な開閉部18がウエルト部の長手方向に沿って形成され、この開閉部は、ウエルト部がフランジ部に対して非正規の位置に嵌合保持されている場合には、開閉部の対向する両内面18a、18bが開いた状態になり、ウエルト部がフランジ部に対して正規の位置に嵌合した場合には、対向する両内面が当接して閉じた状態になる。【選択図】図3

Description

本発明は、車体側のラゲッジルームの開口部となるトランクリッド開口部、またはバックドア(テールゲート)開口部に装着されて、開閉体であるトランクリッド、またはバックドア等に弾接して車室内外をシールする自動車用ウエザーストリップに関するものである。
この種のトランクリッド開口部またはバックドア開口部における自動車用ウエザーストリップとしては、本出願人が先に出願した特許文献1に記載したものが知られている。
このウエザーストリップは、一対の脚部同士を両者に跨る連接部で接続することで断面略U字状に形成されて、車体パネルのフランジ部に嵌合保持されるウエルト部と、このウエルト部の前記連接部の外側に一体成形された中空シール部と、前記ウエルト部のうち少なくとも室外側となる一方の脚部の先端部に設けられた着座ビード部と、前記着座ビード部の先端面に設けられて、前記車体パネルに圧接するシールリップと、を備えている。
また、特許文献2に記載された自動車用ウエザーストリップは、ウエルト部や中空シール部などの基本構造は特許文献1のものと同じであり、室外側の一方の脚部の先端部にヒレ片を設けると共に、該ヒレ片と一方の脚部の先端部との間に高発砲スポンジ材からなるシール部が嵌合状態に設けられている。
そして、前記ウエルト部が、車体パネルのフランジ部に嵌合保持すると共に、前記シールリップやシール部が、前記車体パネルに圧接することによって、車体パネルに対するシール機能を発揮させるようになっている。
特許第5984510号公報 特許第6118545号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載の従来のウエザーストリップは、ウエルト部を車体パネルのフランジ部に嵌合保持させた際に、前記ウエルト部がフランジ部に正規の位置に保持されているか否かを外部から確認する手段がない。つまり、例えば、ウエルト部がフランジ部に対して奥まで十分に差し込まれていて正規の位置に保持されているか否かなどの取付状態を外部から確認することができない。
したがって、ウエルト部の取付不良が発生した場合には、シールリップやシール部と車体パネルとの間に隙間が発生して、シール機能が損なわれるおそれがある。
本発明は、前記従来の自動車用ウエザーストリップの技術的課題に鑑みて案出されたもので、ウエルト部が車体パネルのフランジ部の正規位置に取り付けられているか否かを外部から視認可能な自動車用ウエザーストリップを提供することを一つの目的としている。
本願請求項1に記載の発明は、一対の脚部同士を両者にまたがる連接部で接続することで断面略U字状に形成されて、車体パネルのフランジ部に嵌合保持されるウエルト部と、このウエルト部の前記連接部の外側に一体成形されたメインシール部と、前記ウエルト部のうち少なくとも室外側となる一方の脚部の先端部に設けられた着座ビード部と、前記着座ビード部の先端面に設けられて、前記車体パネルに圧接するシールリップと、を備え、
前記ウエルト部を前記車体パネルのフランジ部に嵌合保持すると共に、前記シールリップを前記車体パネルに圧接させることにより車体パネルに対するウエルト部のシール機能を発揮させる自動車用ウエザーストリップであって、
前記着座ビード部の外面に、開閉可能な開閉部が前記ウエルト部の長手方向に沿って形成され、
前記開閉部は、前記ウエルト部が前記フランジ部に対して非正規の位置に嵌合保持されている場合には、前記開閉部の対向する両内面が開いた状態になり、
前記ウエルト部がフランジ部に対して正規の位置に嵌合した場合には、前記対向する両内面が当接して閉じた状態になることを特徴としている。
本願請求項1に記載の発明によれば、ウエルト部を車体パネルのフランジ部に取り付けた際に、外部から視認された開閉部の開閉状態によってウエルト部が正規の位置に取り付けられているか否かを判断できる。この結果、ウエルト部やシールリップなどによるシール機能の低下を抑制できる。
自動車のバックドア開口部の周縁に装着される自動車用ウエザーストリップの概略説明図である。 本発明の自動車用ウエザーストリップの第1実施形態を示し、図1の自動車用ウエザーストリップの単体での自由状態を示す断面図である。 本実施形態の自動車用ウエザーストリップを車体パネルに取り付けた場合の断面図である。 本発明の第2実施形態の自動車用ウエザーストリップの断面図である。 本発明の第2実施形態の自動車用ウエザーストリップの断面図である。
図1~3は本発明に係る自動車用ウエザーストリップの具体的な実施の形態を示す図であり、図1は自動車の例えばバックドアの開口部の周縁に閉ループ状に装着される長尺な自動車用ウエザーストリップの概略図を示し、図2は図1の自動車用ウエザーストリップの自由状態での断面図を示し、図3は図2の自動車用ウエザーストリップが車体パネルのフランジ部に正規の位置で嵌合保持された状態を示す断面図である。
図1に示す車体側のバックドア開口部1の周囲には、図2の一点鎖線で示すように車体パネル2側からフランジ部3が起立または直立形成されていて、このフランジ部3に自動車用ウエザーストリップ(以下、単にウエザーストリップと称する。)4が取り付けられている。なお、図2では、フランジ部3の右側が室外側、同左側が室内側となっている。
ウエザーストリップ4は、取付基部として機能する断面略U字状のウエルト部5と、そのウエルト部5と一体に形成されたメインシール部としての中空シール部6と、を備えている。その中空シール部6に対して、図3に示すバックドア等の開閉体7が弾接することで車室の内外がシールされることになる。
すなわち、ウエルト部5は、室内外の一対の脚部8,9と、該一対の脚部8,9同士をその両者に跨って接続する連接部10と、を有し、これらをもって断面略U字状に形成されている。また、ウエルト部5は、内部に金属製あるいは樹脂製の相似形の所定の芯材19が長手方向に沿って埋設されている。ウエルト部5の各脚部8,9の対向する内側面には、それぞれに一対の保持リップ11と12が突出形成されており、ウエルト部5をフランジ部3に差し込むことによって、それらの保持リップ11,12が撓みつつフランジ部3を両面から挟持し、これによって、断面略U字状のウエルト部5がフランジ部3に嵌合保持されるようになっている。
また、図2及び図3に示すように、前記ウエルト部5の板状の連接部10の内面には、例えばブチルスポンジゴム材からなるハイシール部17が接着固定されている。このハイシール部17は、連接部10の幅方向に長い横断面略長円状に形成されていると共に、連接部10の内面幅方向のほぼ中央位置に長手方向に沿って延長形成されている。また、ハイシール部17は、その肉厚が比較的大きく形成されて、ウエルト部5をフランジ部3に差し込んで嵌合させると同時に、フランジ部3の先端部3aが内部に差し込まれるようになっている。これによって、車内外のシール機能をさらに向上させるようになっている。なお、ハイシール部17は、他のスポンジゴム材によって形成することも可能である。
また、室内側の脚部8の外側面の根元部には、断面略く字形状のカバーリップ13が突設されている。このカバーリップ13は、例えば室内側に装着されるフィニッシャー等の図示外のトリム部品の端末部を隠蔽または連続性を持たせる際に使用される。
ウエルト部5における室外側の脚部9の先端には、この室外側の脚部9の他の部位よりも幅広の着座ビード部14が一体に形成されている。この着座ビード部14は、先端面14aがフランジ部3への正規取付状態において、車体パネル2側のフランジ部3以外のパネル面2aと略平行な平坦面となっている。そして、この着座ビード部14の先端面14aには、該先端面14aの室内外側の両端から室内側シールリップ15と室外側シールリップ16が並べて突出形成されている。
前記室内側シールリップ15および室外側シールリップ16は、ウエザーストリップ4の自由状態を示す図2において、離間距離t1を隔てて互いに離間しているとともに、両者は共に斜め室内側を指向するように傾斜している。
また、前記ウエルト部5の連接部10および脚部8,9と着座ビード部14は、例えばソリッドゴムにて形成されているのに対して、前記室内側シールリップ15および室外側シールリップ16は、中空シール部6やカバーリップ13、さらには保持リップ12の先端部12aとともにソリッドゴムよりも軟質のスポンジゴムで形成されている。
さらに、前記着座ビード部14のうち、前記室外側シールリップ16を含む室外側の外面14bが室外側に向かって膨出していて、実質的に室外側に向かって凸となる湾曲形状となっている。また、この室外側シールリップ16の突出長さは、図2から明らかなように、室内側シールリップ15のそれよりも大きく形成され、前記室内側シールリップ15および室外側シールリップ16の突出長さは、これらの離間距離t1よりも大きく設定されている。
また、図3に示すように、前記室外側の脚部9を車体パネル2側のパネル面2aに圧接させた状態、すなわちウエルト部5をフランジ部3へ嵌合保持させた状態では、前記室内側シールリップ15の室外側の面に対して室外側シールリップ16の室内側の面が圧接し、双方のシールリップ15,16同士が互いに圧接した状態でそれぞれのシールリップ15,16の室外側の面が車体パネル2側のパネル面2aに圧接するように設定されている。
つまり、前記ウエザーストリップ4を車体パネル2のフランジ部3に取り付ける際には、図3に示すように、ウエルト部5をフランジ部3に押し込んで嵌合保持させると、室内側シールリップ15および室外側シールリップ16の先端部が車体パネル2側のパネル面2aに当接して、両シールリップ15,16は室内側に向かって相互に独立して自由に撓み変形する。このため、双方のシールリップ15,16は、共に積極的に室内側へと捲れ込む形になる。
その後、前記室内側シールリップ15の室外側の面に対して室外側シールリップ16の室内側の面が圧接して、双方のシールリップ15,16同士が互いに圧接した状態で、それぞれのシールリップ15,16の室外側の面が車体パネル2側のパネル面2aに着座するようにしていわゆる二重シールのかたちで圧接または弾接するようになっている。
また、前記着座ビード部14の車外側の外面14bには、着座ビード部14の撓み変形に伴って開閉可能な切り込み状の開閉部18が設けられている。この開閉部18は、着座ビード部14の外面14bの長手方向に沿って設けられていると共に、前記外面14bの図2中、上端部から車外側の脚部9の先端方向に向かって傾斜状に切り込まれて、自由状態では対向する内面18a、18bが約90°の角度のV字形状に開いた状態になっている。
また、この開閉部18は、前述のように、ウエルト部5をフランジ部3に押し込んで嵌合保持させて、室内側シールリップ15および室外側シールリップ16の先端部が、車体パネル2側のパネル面2aに対して室内側に向かって相互に独立して自由に撓み変形しながら当接すると、図3に示すように、着座ビード部14の下端部が押し上げられて開閉部18の奥側先端を支点18cとして図中矢印で示す反時計方向へ回動する。これによって、開閉部18の下側内面18bが上側内面18aに接近移動して該内面18a、18b同士が当接して閉じ状態になる。
つまり、ウエザーストリップ4が、車体パネル2に取り付けられると、各シールリップ15,16の反力や着座ビード部14の回動を介して開閉部18が漸次閉じ状態となり、その閉じ状態を外部から視覚によって認識することが可能になる。
特に、ウエルト部5をフランジ部3に押し込んで嵌合した際に、該フランジ部3の先端部3aがハイシール部17の幅方向の略中央を差し込む状態になるが、この先端部3aに差し込み量によって前記開閉部18の開閉状態(開閉角度)も変化する。すなわち、先端部3aの差し込み量が少ない場合は、開閉部18は十分に閉じた状態にならず僅かに開いた状態になり、十分に差し込まれた場合には、ほぼ完全に閉じた状態になるように設定されている。
〔本実施形態の作用効果〕
以下、本実施形態に係るウエザーストリップの作用効果について説明する。
すなわち、前述したように、ウエザーストリップ4を車体パネル2のフランジ部3に取り付ける際に、図3に示すように、ウエルト部5をフランジ部3に押し込んで嵌合すると、室内側、室外側シールリップ15、16のそれぞれの先端部が車体パネル2側のパネル面2aに当接して、該両シールリップ15,16はそれらの指向方向である室内側に向かって相互に独立して自由に撓み変形する。このため、双方のシールリップ15,16は、共に積極的に室内側へと捲れ込む形になる。この場合、室外側の脚部9よりも幅広の着座ビード部14に双方のシールリップ15,16を並設してあるとともに、それら双方のシールリップ15,16同士の間に離間距離t1を確保してあることで、それぞれのシールリップ15,16の自由な撓み変形が助長される。
そして、やがては前記室内側シールリップ15の室外側の面に対して室外側シールリップ16の室内側の面が圧接して、双方のシールリップ15,16同士が互いに圧接した状態で、それぞれのシールリップ15,16の室外側の面が車体パネル2側のパネル面2aに着座するようにしていわゆる二重シールのかたちで圧接または弾接することになる。これによって、シール性が向上するとともに、外観品質の低下を抑制することができる。
より具体的には、フランジ部3に対するウエルト部5の押し込み力が幅広の着座ビード部14を介して双方のシールリップ15,16に及ぶため、双方のシールリップ15,16同士は互いに重なり合うように撓み変形して、車体パネル2に圧接または弾接する形になる。この場合において、室内側シールリップ15の撓み反力は室外側シールリップ16にも及ぶため、室外側シールリップ16の室外側の面が室内側シールリップ15よりも高い撓み反力で車体パネル2に圧接または弾接することになる。したがって、これらのシールリップ15,16による二重シールの形態をもって車室の内外が確実にシールされることになる。特に、室外側シールリップ16の撓み反力をより高くすることができるため、室外側からの水の侵入を確実に防止することができる。
また、前述のように、ウエルト部5をフランジ部3に押し込んで嵌合保持させて、室内側シールリップ15および室外側シールリップ16の各先端部が車体パネル2側のパネル面2aに対して当接すると、図2に示す自由状態で最大に開いた状態にあった開閉部18は、図3に示すように、各シールリップ15,16の弾性反力により着座ビード部14の下端部が押し上げられて開閉部18の奥側先端を支点18cとして図中矢印で示す反時計方向へ漸次回動する。
これにより、開閉部18の図3中、下側内面18bが図中上側内面18aに接近移動して該内面18a、18b同士が当接して閉じ状態になる。この開閉部18の開閉状態は、外部から視認により判断することができ、つまり、開閉部18が十分に閉じられているか、あるいは僅かながらも開いているか否かを外部から視認することができる。このように、開閉部18が十分に閉じていると外部から視覚により認識できれば、ウエルト部5がフランジ部3に対して正規の位置に保持されていると判断できる。
しかし、僅かながらも開いていると視認した場合は、例えば、ハイシール部17にフランジ部3の先端部3aが十分に差し込まれていない状態(差し込み不足)である場合などでは、ウエルト部5がフランジ部3に対して正規の位置に保持されていないと判断できる。したがって、再度、ウエルト部5をフランジ部3に押し込み直して開閉部18が十分に閉じていることを視認できればウエルト部5がフランジ部3に対して正規の位置に保持されていると判断できる。
このように、開閉部18の開閉状態を視認することにより、ウエルト部5がフランジ部3に対して正規の位置に保持されているか否かを判断できることから、結果的に、ハイシール部17のシール機能と共に前記室内側、室外側のシールリップ15,16の二重シール機能により車室の内外を確実にシールすることが可能になる。
また、ウエルト部5をフランジ部3の嵌合した際に、着座ビード部14の下端部が開閉部18を介して反時計方向へ回動することにより、図2中、室外側の下側の保持リップ12が、室外側の脚部9の先端を支点として図中矢印で示すようにシーソ状態で反時計方向へ回動して先端部12aがフランジ部3の室外側の一側面に圧接する。これによって、フランジ部3に対するウエルト部5の保持力を大きくすることができると共に、保持リップ12によるシール性も向上する。
〔第2実施形態〕
図4は本発明の第2実施形態を示し、開閉部18の自由状態における横断面形状を変更したものであって、開閉部18の横断面形状をV字形状から半円形の丸孔状に形成したものである。
この実施形態によれば、開閉部18を横断面半円形の丸孔に形成したことによって、開閉部18の開閉動作が容易になると共に、開閉時における支点18c箇所の集中応力が緩和されて、耐久性の向上が図れる。
〔第3実施形態〕
図5は本発明の第3実施形態を示し、同じく開閉部18の横断面形状を鍵穴形状としたものである。したがって、この実施形態も第2実施形態と同じ作用効果が得られる。
本発明は、前記各実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、開閉部18の横断面形状を仕様などに応じてさらに任意に変更することが可能である。
また、各実施形態では、シールリップとして室内側のシールリップ15と室外側のシールリップ16の2つのシールリップによって構成されているが、これに限定されず単一のシールリップであっても良い。
さらに、各実施形態では、ハイシール部17を用いてシール性能を高めているが、本発明はハイシール部ないものにも適用可能である。
また、メインシールは、中空シール部の他に舌片状のシール片であっても良い。
以上説明した実施形態に基づくドアウェザーストリップとしては、例えば、以下に述べる態様のものが考えられる。
その一つの態様において、一対の脚部同士を両者にまたがる連接部で接続することで断面略U字状に形成されて、車体パネルのフランジ部に嵌合保持されるウエルト部と、このウエルト部の前記連接部の外側に一体成形されたメインシール部と、前記ウエルト部のうち少なくとも室外側となる一方の脚部の先端部に設けられた着座ビード部と、前記着座ビード部の先端面に設けられて、前記車体パネルに圧接するシールリップと、を備え、前記ウエルト部を前記車体パネルのフランジ部に嵌合保持すると共に、前記シールリップを前記車体パネルに圧接させることにより車体パネルに対するウエルト部のシール機能を発揮させる自動車用ウエザーストリップであって、
前記着座ビード部の外面に、開閉可能な開閉部が前記ウエルト部の長手方向に沿って形成され、前記開閉部は、前記ウエルト部が前記フランジ部に対して非正規の位置に嵌合保持されている場合には、前記開閉部の対向する両内面が開いた状態になり、前記ウエルト部がフランジ部に対して正規の位置に嵌合した場合には、前記対向する両内面が当接して閉じた状態になる。
さらに好ましくは、前記開閉部は、前記ウエルト部が前記フランジ部に対して正規の位置に嵌合した場合には、前記シールリップが車体パネルに圧接し、この圧接反力によって前記対向する内面の略全体が当接して閉じ状態になる。
さらに好ましくは、前記連接部の内面に、前記ウエルト部を前記車体パネルのフランジ部に嵌合した際に前記フランジ部の先端部が差し込まれるスポンジ材のハイシール部が固定されている。
さらに好ましくは、前記シールリップは、互いに離間させて並設された室内側シールリップ部と室外側シールリップとを有し、前記室内側シールリップ部と室外側シールリップが共に斜め室内側を指向するように傾斜状に配置され、前記両方のシールリップ部を車体パネルに圧接させた状態では、前記室内側シールリップ部の室外側の面に対して室外側シールリップの室内側の面が圧接し、双方のシールリップ部同士が互いに圧接した状態でそれぞれのシールリップ部が車体パネルに圧接するようになっている。
さらに好ましくは、前記一方の脚部を含むウエルト部がソリッドのゴム系材料で形成されている一方、前記シールリップの室内側シールリップ部と室外側シールリップがウエルト部よりも軟質のゴム系材料で形成されている。
2…車体パネル
3…フランジ部
3a…先端部
4…自動車用ウエザーストリップ
5…ウエルト部
6…中空シールリップ(メインシール部)
8…室内側の脚部
9…室外側の脚部
10…連接部
14…着座ビード部
14a…先端面
15…室内側シールリップ
16…室外側シールリップ
17…ハイシール部
18…開閉部
18a・18b…対向内面
18c…支点

Claims (5)

  1. 一対の脚部同士を両者にまたがる連接部で接続することで断面略U字状に形成されて、車体パネルのフランジ部に嵌合保持されるウエルト部と、
    このウエルト部の前記連接部の外側に一体成形されたメインシール部と、
    前記ウエルト部のうち少なくとも室外側となる一方の脚部の先端部に設けられた着座ビード部と、
    前記着座ビード部の先端面に設けられて、前記車体パネルに圧接するシールリップと、を備え、
    前記ウエルト部を前記車体パネルのフランジ部に嵌合保持すると共に、前記シールリップを前記車体パネルに圧接させることにより車体パネルに対するウエルト部のシール機能を発揮させる自動車用ウエザーストリップであって、
    前記着座ビード部の外面に、開閉可能な開閉部が前記ウエルト部の長手方向に沿って形成され、
    前記開閉部は、前記ウエルト部が前記フランジ部に対して非正規の位置に嵌合保持されている場合には、前記開閉部の対向する両内面が開いた状態になり、
    前記ウエルト部がフランジ部に対して正規の位置に嵌合した場合には、前記対向する両内面が当接して閉じた状態になることを特徴とする自動車用ウエザーストリップ。
  2. 請求項1に記載の自動車用ウエザーストリップであって、
    前記開閉部は、前記ウエルト部が前記フランジ部に対して正規の位置に嵌合した場合には、前記シールリップが車体パネルに圧接し、この圧接反力によって前記対向する内面の略全体が当接して閉じ状態になることを特徴とする自動車用ウエザーストリップ。
  3. 請求項1または2に記載の自動車用ウエザーストリップであって、
    前記連接部の内面に、前記ウエルト部を前記車体パネルのフランジ部に嵌合した際に前記フランジ部の先端部が差し込まれるスポンジ材のハイシール部が固定されていることを特徴とする自動車用ウエザーストリップ。
  4. 請求項1に記載の自動車用ウエザーストリップであって、
    前記シールリップは、互いに離間させて並設された室内側シールリップ部と室外側シールリップとを有し、
    前記室内側シールリップ部と室外側シールリップが共に斜め室内側を指向するように傾斜状に配置され、
    前記両方のシールリップ部を車体パネルに圧接させた状態では、前記室内側シールリップ部の室外側の面に対して室外側シールリップの室内側の面が圧接し、双方のシールリップ部同士が互いに圧接した状態でそれぞれのシールリップ部が車体パネルに圧接するようになっていることを特徴とする自動車用ウエザーストリップ。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載の自動車用ウエザーストリップであって、
    前記一方の脚部を含むウエルト部がソリッドのゴム系材料で形成されている一方、
    前記シールリップの室内側シールリップ部と室外側シールリップがウエルト部よりも軟質のゴム系材料で形成されていることを特徴とする自動車用ウエザーストリップ。
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