JP2022030175A - レーザ加工ヘッド及びレーザ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化を抑制しつつ、レーザ光の焦点距離を調整できるレーザ加工ヘッド及びレーザ加工装置を提供する。【解決手段】レーザ加工ヘッド12は、レーザ光Lxをレーザ光Lx1及びレーザ光Lx2に分岐させる光学部品22と、レーザ光Lx1を走査する走査部24と、レーザ光Lx2の強度を検出する受光部25と、レーザ光Lx1を遮断する閉位置及びレーザ光Lx1を通過させる開位置の間で変位する第2シャッタ32と、レーザ光Lx1の焦点距離を調整する焦点距離調整部23と、を備える。第2シャッタ32は、光学部品22と焦点距離調整部23との間に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ加工ヘッド及びレーザ加工装置に関する。
特許文献1には、不可視光であるレーザ光を出射するレーザ光源と、可視光であるガイド光を出射する可視光源と、レーザ光を第1分岐光及び第2分岐光に分岐し、ガイド光の光軸を第1分岐光の光軸と同軸とするミキシングミラーと、第1分岐光及びガイド光の方向を変更するガルバノミラーと、第2分岐光の強度を検出する受光素子と、レーザ光源とミキシングミラーとの間に配置される第1シャッタと、ミキシングミラーとガルバノミラーの間に配置される第2シャッタと、を備えるレーザ加工装置が記載されている。
レーザ加工装置は、加工用の第1分岐光のみがワークに照射される状態、確認用のガイド光のみがワークに照射される状態及び測定用の第2分岐光が受光素子に照射される状態に応じて、第1シャッタ及び第2シャッタを開閉している。
特開2007-61843号公報
上記のようなレーザ加工装置は、レーザ光のワークに対する照射位置をワークの表面形状や高さに応じて変更できるように、レーザ光の焦点距離を調整する機能を備えることが好ましい。本発明の目的は、大型化を抑制しつつ、レーザ光の焦点距離を調整できるレーザ加工ヘッド及びレーザ加工装置を提供することである。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するレーザ加工ヘッドは、不可視光の加工用レーザ光を用いてワークを加工するレーザ加工ヘッドであって、加工用レーザ光源から出射される前記加工用レーザ光を第1分岐光及び第2分岐光に分岐させ、表示用レーザ光源から出射される可視光の表示用レーザ光の光軸を前記第1分岐光の光軸に揃える光学部品と、前記ワークに対して前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光を走査する走査部と、前記第2分岐光の強度を検出する受光部と、前記光学部品よりも前記加工用レーザ光源側に配置され、前記加工用レーザ光を遮断する閉位置及び前記加工用レーザ光を通過させる開位置の間で変位する第1シャッタと、前記光学部品よりも前記ワーク側に配置され、前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光を遮断する閉位置及び前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光を通過させる開位置の間で変位する第2シャッタと、前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光の焦点距離を調整する焦点距離調整部と、を備え、前記第2シャッタは、前記光学部品と前記焦点距離調整部との間に配置される。
焦点距離調整部よりも第1分岐光の進行方向にシャッタを配置する比較例を考えると、焦点距離調整部は、第1分岐光の光軸の延びる方向において、シャッタの占有する領域を考慮しつつ、焦点距離を調整する必要が生じる。この場合、焦点距離調整部の体格が大きくなりやすい。この点、上記構成のレーザ加工装置は、第2シャッタが光学部品と焦点距離調整部との間に配置されるため、上記事態が起こりにくい。したがって、レーザ加工装置は、装置の大型化を抑制できる。
上記課題を解決するレーザ加工装置は、不可視光の加工用レーザ光を用いてワークを加工するレーザ加工装置であって、前記加工用レーザ光を出射する加工用レーザ光源と、可視光の表示用レーザ光を出射する表示用レーザ光源と、前記加工用レーザ光を第1分岐光及び第2分岐光に分岐させ、前記表示用レーザ光の光軸を前記第1分岐光の光軸に揃える光学部品と、前記ワークに対して前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光を走査する走査部と、前記第2分岐光の強度を検出する受光部と、前記光学部品よりも前記加工用レーザ光源側に配置され、前記加工用レーザ光を遮断する閉位置及び前記加工用レーザ光を通過させる開位置の間で変位する第1シャッタと、前記光学部品よりも前記ワーク側に配置され、前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光を遮断する閉位置及び前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光を通過させる開位置の間で変位する第2シャッタと、前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光の焦点距離を調整する焦点距離調整部と、を備え、前記第2シャッタは、前記光学部品と前記焦点距離調整部との間に配置される。
上記構成のレーザ加工装置は、上述したレーザ加工ヘッドと同等の作用効果を得ることができる。
レーザ加工ヘッド及びレーザ加工装置は、大型化を抑制しつつ、レーザ光の焦点距離を調整できる。
一実施形態に係るレーザ加工装置の模式図。 上記レーザ加工装置の焦点距離調整部の模式図。 加工モード、表示モード又は測定モードにおいて、上記レーザ加工装置の制御装置が実施する処理の流れを説明するフローチャート。 任意のタイミングで、上記レーザ加工装置の制御装置が実施する処理の流れを説明するフローチャート。 上記レーザ加工装置と比較例のレーザ加工装置との焦点距離調整部を比較する模式図。
以下、レーザ加工装置及びレーザ加工ヘッドの一実施形態について説明する。本実施形態のレーザ加工装置は、ワークの表面にレーザ光を照射することにより、ワークの表面に文字、記号又は図形などを形成するいわゆるレーザマーカ装置である。
図1に示すように、レーザ加工装置10は、加工用レーザ光源11と、レーザ加工ヘッド12と、光ファイバケーブル13と、制御装置14と、を備える。
本実施形態では、レーザ加工装置10において、加工用レーザ光源11とレーザ加工ヘッド12と制御装置14とは別体に構成される。他の実施形態において、加工用レーザ光源11とレーザ加工ヘッド12と制御装置14とは一体に構成することもできる。
加工用レーザ光源11は、ワークWを加工する不可視光のレーザ光Lxを出射する。加工用レーザ光源11は、例えば、YAGレーザ、炭酸ガスレーザ及びファイバーレーザ等のレーザ光源である。加工用レーザ光源11から出射されるレーザ光Lxは、「加工用レーザ光」に相当する。
レーザ加工ヘッド12は、加工用レーザ光源11から出射されるレーザ光LxをワークWに向けて照射する。レーザ加工ヘッド12は、光ファイバケーブル13を介して、加工用レーザ光源11に接続される。
レーザ加工ヘッド12は、表示用レーザ光源21と、光学部品22と、焦点距離調整部23と、走査部24と、受光部25と、報知部26と、第1シャッタ31及び第2シャッタ32と、第1駆動部33及び第2駆動部34と、を有する。また、レーザ加工ヘッド12は、第1閉センサ41及び第1開センサ42と、第2閉センサ43及び第2開センサ44と、筐体51と、を有する。
表示用レーザ光源21は、表示用のレーザ光Lyを出射する。表示用レーザ光源21は、例えば、レーザダイオード又はLEDなどである。レーザ光Lyは、可視領域の波長を有する可視光である。表示用レーザ光源21から出射されるレーザ光Lyは、「表示用レーザ光」に相当する。
光学部品22は、入射するレーザ光Lxを所定の分割比でレーザ光Lx1及びレーザ光Lx2に分岐するビームスプリッタとしての機能と、入射するレーザ光Lyを反射するミラーとしての機能と、を有する。この点で、光学部品22は、ビームスプリッタとしての第1光学部品及びミラーとしての第2光学部品の2部品から構成することもできる。光学部品22は、レーザ光Lxの透過率が90%以上であることが好ましく、レーザ光Lyの反射率が90%以上であることが好ましい。なお、レーザ光Lx1は「第1分岐光」に相当し、レーザ光Lx2は「第2分岐光」に相当する。
光学部品22は、加工用レーザ光源11から出射されるレーザ光Lx及び表示用レーザ光源21から出射されるレーザ光Lyが交差する位置に配置される。光学部品22の光学薄膜は、加工用レーザ光源11から出射されるレーザ光Lxの光軸に対して45度傾き、表示用レーザ光源21から出射されるレーザ光Lyの光軸に対して45度傾いている。光学部品22において、加工用レーザ光源11からのレーザ光Lxが入射する面は、表示用レーザ光源21からのレーザ光Lyが入射する面の反対側の面である。こうして、本実施形態では、光学部品22により、レーザ光Lx1の光軸及びレーザ光Lyの光軸が略一致し、レーザ光Lx1の光軸及びレーザ光Lx2の光軸が略直交する。
次に、図1及び図2を参照して、焦点距離調整部23の構成の一例について説明する。図2では、説明理解の容易のために、走査部24などのレーザ加工装置10の一部の構成の図示を省略している。
図1に示すように、焦点距離調整部23は、レーザ光Lx1,Lyの光軸の延びる方向において、光学部品22と走査部24との間に配置される。図2に示すように、焦点距離調整部23は、第1レンズ231、第2レンズ232及び第3レンズ233と、レンズ駆動部234と、を有する。
第1レンズ231は、凹レンズであり、第2レンズ232及び第3レンズ233は、凸レンズである。第2レンズ232及び第3レンズ233は、第1レンズ231の光軸上に配置される。レンズ駆動部234は、例えば、モータと、モータの出力軸の回転運動を第1レンズ231の進退運動に変換する伝達機構と、を含んで構成される。レンズ駆動部234は、第1レンズ231をレーザ光Lx1,Lyの光軸に沿って移動させることで、第1レンズ231及び第2レンズ232の間の距離を変化させる。
第1レンズ231及び第2レンズ232の間の距離が基準距離Lsの場合、第2レンズ232は、第1レンズ231でビーム径が拡大されたレーザ光Lx1,Lyを平行光として出力する。この場合、第3レンズ233は、基準焦点位置LPsにレーザ光Lx1,Lyを収束させる。
第1レンズ231及び第2レンズ232の間の距離が基準距離Lsよりも短い場合、第2レンズ232は、第1レンズ231でビーム径が拡大されたレーザ光Lx1,Lyのビーム径をさらに拡大させる。この場合、第3レンズ233は、基準焦点位置LPsよりも遠い位置にレーザ光Lx1,Lyを収束させる。
第1レンズ231及び第2レンズ232の間の距離が基準距離Lsよりも長い場合、第2レンズ232は、第1レンズ231でビーム径が拡大されたレーザ光Lx1,Lyのビーム径を収束させる。この場合、第3レンズ233は、基準焦点位置LPsよりも近い位置にレーザ光Lx1,Lyを収束させる。
以上より、焦点距離調整部23は、第1レンズ231及び第2レンズ232の間の距離を短くすることにより、焦点距離を長くする。一方、焦点距離調整部23は、第1レンズ231及び第2レンズ232の間の距離を長くすることにより、焦点距離を短くする。こうして、レーザ加工装置10は、レーザ光Lx1の焦点位置を調整することにより、加工面が高さ方向に変化するワークWに対するレーザ加工を精度良く行うことが可能となる。この点に関して、焦点距離調整部23は、レーザ光LyがワークWに照射される場合には、レーザ光Lx1がワークWに照射される場合と比較して、厳密に焦点距離を調整しなくてもよい。
図1に示すように、走査部24は、一対のガルバノミラー241,242と、一対のガルバノミラー241,242を駆動する走査駆動部243と、を有する。一対のガルバノミラー241,242は、例えば全反射ミラーである。一対のガルバノミラー241,242は、所定方向に回動可能に支持されている。一方のガルバノミラー241は、ワークWに対して第1の方向に回動可能に支持され、他方のガルバノミラー242は、ワークWに対して第1の方向と直交する第2の方向に回動可能に支持されている。走査部24は、走査駆動部243により、一対のガルバノミラー241,242を回動させることにより、ワークWに対して所定の2方向にレーザ光Lx1,Lyを2次元的に走査する。そして、走査部24の一対のガルバノミラー241,242に反射されたレーザ光Lx1,Lyは、ワークWに照射される。
受光部25は、加工用レーザ光源11から出射されたレーザ光Lxのうち、光学部品22で反射されたレーザ光Lx2を受光する。受光部25は、受光したレーザ光Lx2の強度に応じた信号を制御装置14に出力する。つまり、受光部25は、レーザ光Lx2の強度を検出する受光素子である。レーザ光Lx2の強度は、レーザ光Lxの強度が高いほど高くなる。つまり、レーザ光Lx2の強度はレーザ光Lxの強度と相関している。
報知部26は、制御装置14からの制御信号に基づき、ユーザに警告を含む各種の情報を報知する。報知部26は、例えば、文字及び画像の少なくとも一方を表示可能なディスプレイから構成することもできるし、点灯したり消灯したりするランプから構成することもできるし、音声を出力するスピーカーから構成することもできる。また、報知部26は、レーザ加工ヘッド12とは異なる部位に設けることもできる。
第1シャッタ31及び第2シャッタ32は、レーザ光Lx,Lyを透過しない材質から構成される。第1シャッタ31及び第2シャッタ32は、形状及び大きさなどが共通の同一仕様である。第1シャッタ31は、レーザ光Lxの進行方向において、光学部品22よりも加工用レーザ光源11側に配置される。第1シャッタ31は、第1駆動部33により、レーザ光Lxを遮断する閉位置及びレーザ光Lxを通過させる開位置の間で作動する。同様に、第2シャッタ32は、レーザ光Lx1の進行方向において、光学部品22よりもワークW側、詳しくは、光学部品22と焦点距離調整部23との間に配置される。第2シャッタ32は、第2駆動部34により、レーザ光Lx1,Lyを遮断する閉位置及びレーザ光Lx1,Lyを通過させる開位置の間で作動する。
第1シャッタ31及び第2シャッタ32は、閉位置及び開位置の間を回動するように構成してもよいし、閉位置及び開位置の間を直動するように構成してもよい。図1では、閉位置に配置される第1シャッタ31及び第2シャッタ32を二点鎖線で示し、開位置に配置される第1シャッタ31及び第2シャッタ32を実線で示している。以降の説明では、第1シャッタ31及び第2シャッタ32の双方のシャッタを指して「シャッタ」ということもある。
第1駆動部33は、例えば、モータと、モータの出力軸の回転運動を第1シャッタ31の開閉運動に変換する変換機構と、を含んで構成される。第1駆動部33は、例えば、ソレノイドなどのアクチュエータにより構成することもできる。第2駆動部34は、第1駆動部33と同一仕様である。第2駆動部34は、駆動対象が第2シャッタ32である点を除き、第1駆動部33と同様である。
第1閉センサ41は、第1シャッタ31が閉位置に配置されることを検出し、第1開センサ42は、第1シャッタ31が開位置に配置されることを検出する。第2閉センサ43は、第2シャッタ32が閉位置に配置されることを検出し、第2開センサ44は、第2シャッタ32が開位置に配置されることを検出する。詳しくは、第1閉センサ41、第1開センサ42、第2閉センサ43及び第2開センサ44は、第1シャッタ31及び第2シャッタ32の位置に応じてオンオフ信号を制御装置14に出力する。こうした点で、第1閉センサ41及び第1開センサ42は、第1シャッタ31の開閉状態を検出する「第1開閉センサ」の一例に相当し、第2閉センサ43及び第2開センサ44は、第2シャッタ32の開閉状態を検出する「第2開閉センサ」の一例に相当する。
また、これらのセンサは、シャッタの位置に応じて光の透過態様又は反射態様が変化する光電センサであってもよいし、シャッタとの物理的な接触により出力する信号を切り替えるリミットスイッチであってもよい。さらに、これらのセンサは、磁気的にシャッタの位置を検出する磁気センサであってもよい。
第1閉センサ41は、第1シャッタ31が閉位置に配置されるときにオンとなり、第1シャッタ31が閉位置に配置されないときにオフとなる「第1閉信号Sc1」を出力する。第1開センサ42は、第1シャッタ31が開位置に配置されるときにオンとなり、第1シャッタ31が開位置に配置されないときにオフとなる「第1開信号So1」を出力する。第2閉センサ43は、第2シャッタ32が閉位置に配置されるときにオンとなり、第2シャッタ32が閉位置に配置されないときにオフとなる「第2閉信号Sc2」を出力する。第2開センサ44は、第2シャッタ32が開位置に配置されるときにオンとなり、第2シャッタ32が開位置に配置されないときにオフとなる「第2開信号So2」を出力する。
以上より、第1シャッタ31が閉位置に配置される場合には、第1閉信号Sc1がオンになり、第1開信号So1がオフになる。また、第1シャッタ31が開位置に配置される場合には、第1閉信号Sc1がオフになり、第1開信号So1がオンになる。そして、第1シャッタ31が閉位置及び開位置の間の中途位置に配置される場合、言い換えれば、第1シャッタ31が閉位置にも開位置にも配置されない場合、第1閉信号Sc1及び第1開信号So1がともにオフになる。第2閉信号Sc2及び第2開信号So2についても第2シャッタ32の位置との関係で同様である。なお、他の実施形態において、第1閉信号Sc1は、第1シャッタ31が閉位置に配置されるときにオフとなり、第1シャッタ31が閉位置に配置されないときにオンとなる信号でもよい。他の信号についても同様である。
筐体51は、箱状をなしている。筐体51は、レーザ加工ヘッド12の構成部品を収容する。筐体51には、光ファイバケーブル13が接続されるコネクタが設けられる。また、筐体51において、レーザ光Lx1,Lyが出射する部分には、光を透過する窓部が設けられる。
次に、制御装置14について説明する。
制御装置14は、ユーザから入力される所定の加工条件に従って、加工用レーザ光源11とレーザ加工ヘッド12の構成要素とを制御する。詳しくは、制御装置14は、加工用レーザ光源11及び表示用レーザ光源21からレーザ光Lx,Lyを出射させたり、レーザ光Lx,Lyの強度を調整したりする。また、制御装置14は、焦点距離調整部23のレンズ駆動部234を駆動してレーザ光Lx1,Lyの焦点距離を調整したり、走査部24の走査駆動部243を駆動してワークWに対するレーザ光Lx1,Lyの照射位置を変更したりする。さらに、制御装置14は、第1駆動部33を駆動して第1シャッタ31を開閉作動させたり、第2駆動部34を駆動して第2シャッタ32を開閉作動させたりする。
そして、制御装置14は、加工用レーザ光源11とレーザ加工ヘッド12の構成要素とを制御することにより、加工モード、表示モード、測定モード及び待機モードを実施する。加工モードは、ワークWに加工用のレーザ光Lxを照射して、ワークWを加工するモードである。表示モードは、ワークWに表示用のレーザ光Lyを照射して、ワークWにおける加工が行われる部分を可視化するモードである。測定モードは、加工用のレーザ光Lxの強度を測定するモードである。待機モードは、加工モード、表示モード又は測定モードの実施を待機するモードである。
制御装置14は、加工条件に従って、加工モードを実施する場合、第1シャッタ31及び第2シャッタ32をともに開位置に配置する。このとき、制御装置14は、加工用レーザ光源11からレーザ光Lxを出射させる。すると、加工用レーザ光源11から出射されるレーザ光Lxのうち、光学部品22を透過するレーザ光Lx1は、焦点距離調整部23を透過した後、走査部24に入射する。そして、制御装置14は、加工条件に従って、焦点距離調整部23でレーザ光Lx1の焦点位置を調整しつつ、走査部24でレーザ光Lx1を走査する。こうして、レーザ加工装置10は、加工条件に従って、ワークWを加工する。
制御装置14は、加工条件に従って、表示モードを実施する場合、第1シャッタ31を閉位置に配置し、第2シャッタ32を開位置に配置する。このとき、制御装置14は、表示用レーザ光源21からレーザ光Lyを出射させる。すると、表示用レーザ光源21から出射されるレーザ光Lyは、光学部品22で反射される。続いて、レーザ光Lyは、焦点距離調整部23を透過した後、走査部24に入射する。そして、制御装置14は、加工条件に従って、焦点距離調整部23でレーザ光Lyの焦点位置を調整しつつ、走査部24でレーザ光Lyを走査する。こうして、作業者は、ワークWの表面に加工される文字、記号又は図形などを視認できる。また、表示モードでは、第1シャッタ31が閉位置に配置される点で、誤って加工用レーザ光源11からレーザ光Lxが出射されたとしても、レーザ光Lx1がワークWに照射されることはない。
制御装置14は、測定モードを実施する場合、第1シャッタ31を開位置に配置し、第2シャッタ32を閉位置に配置する。このとき、制御装置14は、加工用レーザ光源11からレーザ光Lxを出射させる。すると、加工用レーザ光源11から出射されるレーザ光Lxのうち、光学部品22で反射されるレーザ光Lx2は、受光部25に入射する。制御装置14は、受光部25から出力されるレーザ光Lx2の強度に応じた信号に基づいて、レーザ光Lxの強度を取得する。そして、制御装置14は、ワークWに照射されるレーザ光Lx1の強度を一定としたり、ワークWに照射されるレーザ光Lx1の強度を目標値としたりするために、加工用レーザ光源11の発振を制御する。測定モードは、例えば、レーザ加工装置10の電源を投入した後又は加工条件に基づく加工モードの実施前に実施される。また、測定モードでは、第1シャッタ31が閉位置に配置される点で、レーザ光Lx1がワークWに照射されることはない。
制御装置14は、待機モードを実施する場合、第1シャッタ31及び第2シャッタ32をともに閉位置に配置する。このとき、加工用レーザ光源11及び表示用レーザ光源21からレーザ光Lx,Lyが出射されることはない。
次に、加工モード、表示モード及び測定モードの実施中に、制御装置14が実施する制御について説明する。
加工モードの実施中には、第1シャッタ31及び第2シャッタ32がともに開位置に配置される状況が維持される。言い換えれば、加工モードの実施中には、第1シャッタ31及び第2シャッタ32がともに開位置から動くことはない。そこで、制御装置14は、加工モードを実施する状況下において、次のようにシャッタの状態を判定する。制御装置14は、第1開センサ42及び第2開センサ44の検出結果が、第1シャッタ31及び第2シャッタ32がともに開位置に配置されていることを示す場合には、シャッタの状態が正常であると判定する。さらに、制御装置14は、第1閉センサ41及び第2閉センサ43の検出結果が、第1シャッタ31及び第2シャッタ32がともに閉位置に配置されていないことを示す場合には、シャッタの状態が正常であると判定する。
詳しくは、制御装置14は、第1開信号So1及び第2開信号So2がともにオンの場合であって、第1閉信号Sc1及び第2閉信号Sc2がともにオフの場合には、シャッタの状態が正常であると判定する。言い換えれば、制御装置14は、第1開信号So1及び第2開信号So2の少なくとも一方がオフの場合又は第1閉信号Sc1及び第2閉信号Sc2の少なくとも一方がオンの場合、シャッタの状態が正常ではないと判定する。
そして、制御装置14は、シャッタの状態が正常であると判定する場合、加工モードの実施を継続する。一方、制御装置14は、シャッタの状態が正常ではないと判定する場合、第1の警告を報知部26に報知させ、加工用レーザ光源11からのレーザ光Lxの出射を停止させる。
ここで、第1の警告とは、第1シャッタ31及び第2シャッタ32がモードに応じた位置に配置されていない場合に出力される警告であって、比較的緊急性の高い警告である。制御装置14は、第1の警告を出力する場合には、メンテナンスの実施を促すことが好ましく、加工モード、表示モード及び測定モードの実施を制限することが好ましい。
表示モードの実施中には、第1シャッタ31が閉位置に配置される状況が維持され、第2シャッタ32が開位置に配置される状況が維持される。言い換えれば、表示モードの実施中には、第1シャッタ31が閉位置から動くことはなく、第2シャッタ32が開位置から動くことはない。そこで、制御装置14は、表示モードを実施する状況下において、次のようにシャッタの状態を判定する。制御装置14は、第1閉センサ41及び第2開センサ44の検出結果が、第1シャッタ31が閉位置に配置されていることを示すとともに、第2シャッタ32が開位置に配置されていることを示す場合には、シャッタの状態が正常であると判定する。さらに、制御装置14は、第1開センサ42及び第2閉センサ43の検出結果が、第1シャッタ31が開位置に配置されていないことを示すとともに、第2シャッタ32が閉位置に配置されていないことを示す場合には、シャッタの状態が正常であると判定する。
詳しくは、制御装置14は、第1閉信号Sc1及び第2開信号So2がともにオンの場合であって、第1開信号So1及び第2閉信号Sc2がともにオフの場合には、シャッタの状態が正常であると判定する。言い換えれば、制御装置14は、第1閉信号Sc1及び第2開信号So2の少なくとも一方がオフの場合又は第1開信号So1及び第2閉信号Sc2の少なくとも一方がオンの場合、シャッタの状態が正常ではないと判定する。
そして、制御装置14は、シャッタの状態が正常であると判定する場合、表示モードの実施を継続する。一方、制御装置14は、シャッタの状態が正常ではないと判定する場合、第1の警告を報知部26に報知させ、表示用レーザ光源21からのレーザ光Lyの出射を停止させる。
測定モードの実施中には、第1シャッタ31が開位置に配置される状況が維持され、第2シャッタ32が閉位置に配置される状況が維持される。言い換えれば、測定モードの実施中には、第1シャッタ31が開位置から動くことはなく、第2シャッタ32が閉位置から動くことはない。そこで、制御装置14は、測定モードを実施する状況下において、次のようにシャッタの状態を判定する。制御装置14は、第1開センサ42及び第2閉センサ43の検出結果が、第1シャッタ31が開位置に配置されていることを示すとともに、第2シャッタ32が閉位置に配置されていることを示す場合には、シャッタの状態が正常であると判定する。さらに、制御装置14は、第1閉センサ41及び第2開センサ44の検出結果が、第1シャッタ31が閉位置に配置されていないことを示すとともに、第2シャッタ32が開位置に配置されていないことを示す場合には、シャッタの状態が正常であると判定する。
詳しくは、制御装置14は、第1開信号So1及び第2閉信号Sc2がともにオンの場合であって、第1閉信号Sc1及び第2開信号So2がともにオフの場合には、シャッタの状態が正常であると判定する。言い換えれば、制御装置14は、第1開信号So1及び第2閉信号Sc2の少なくとも一方がオフの場合又は第1閉信号Sc1及び第2開信号So2の少なくとも一方がオンの場合、シャッタの状態が正常ではないと判定する。
そして、制御装置14は、シャッタの状態が正常であると判定する場合、測定モードの実施を継続する。一方、制御装置14は、シャッタの状態が正常ではないと判定する場合、第1の警告を報知部26に報知させ、加工用レーザ光源11からのレーザ光Lxの出射を停止させる。
次に、加工モード、表示モード、測定モード及び待機モードの切替時に、制御装置14が実施する制御について説明する。
レーザ加工装置10において、あるモードから他のモードに切り替わると、第1シャッタ31及び第2シャッタ32が閉位置から開位置に向かって開作動したり、開位置から閉位置に向かって閉作動したりする。ここで、第1シャッタ31及び第2シャッタ32並びに第1駆動部33及び第2駆動部34などに経年変化などが生じると、第1シャッタ31及び第2シャッタ32の開閉作動に要する時間が変化する。具体的には、第1シャッタ31及び第2シャッタ32の開閉作動に要する時間が増加する。
そこで、制御装置14は、第1シャッタ31が開位置から閉位置まで閉作動するのに要する時間、言い換えれば、第1開信号So1がオフになってから第1閉信号Sc1がオンになるまでの時間を「第1閉作動時間Tc1」として取得する。また、制御装置14は、第1シャッタ31が閉位置から開位置まで開作動するのに要する時間、言い換えれば、第1閉信号Sc1がオフになってから第1開信号So1がオンになるまでの時間を「第1開作動時間To1」として取得する。ここで、第1閉作動時間Tc1及び第1開作動時間To1は、「第1作動時間」の一例に相当する。
同様に、制御装置14は、第2シャッタ32が開位置から閉位置まで閉作動するのに要する時間、言い換えれば、第2開信号So2がオフになってから第2閉信号Sc2がオンになるまでの時間を「第2閉作動時間Tc2」として取得する。また、制御装置14は、第2シャッタ32が閉位置から開位置まで開作動するのに要する時間、言い換えれば、第2閉信号Sc2がオフになってから第2開信号So2がオンになるまでの時間を「第2開作動時間To2」として取得する。ここで、第2閉作動時間Tc2及び第2開作動時間To2は、「第2作動時間」の一例に相当する。
そして、制御装置14は、第1閉作動時間Tc1及び第1開作動時間To1の少なくとも一方に基づいて、第1シャッタ31の状態が正常であるか否かを判定する。同様に、制御装置14は、第2閉作動時間Tc2及び第2開作動時間To2の少なくとも一方に基づいて、第2シャッタ32の状態が正常であるか否かを判定する。第1閉作動時間Tc1、第1開作動時間To1、第2閉作動時間Tc2及び第2開作動時間To2の少なくとも1つが事前に設定される時間判定値Tth以上となる場合、制御装置14は、報知部26に第2の警告を出力させる。
また、制御装置14は、第1閉作動時間Tc1及び第2閉作動時間Tc2の差分ΔTcに基づいて、第1シャッタ31の状態が正常であるか否かを判定する。同様に、制御装置14は、第1開作動時間To1及び第2開作動時間To2の差分ΔToに基づいて、第2シャッタ32の状態が正常であるか否かを判定する。上記差分ΔTc又は上記差分ΔToが事前に設定される差分判定値ΔTth以上となる場合、制御装置14は、報知部26に第2の警告を出力させる。
ここで、第2の警告は、第1シャッタ31及び第2シャッタ32の作動時間が遅くなっている場合に出力される警告である点で、第1の警告よりも緊急性が低い警告である。制御装置14は、第2の警告を出力する場合には、メンテナンスの実施を促すことが好ましいが、加工モード、表示モード及び測定モードの実施を制限しない。
時間判定値Tthは、レーザ加工装置10の出荷時のシャッタの作動時間に基づいて決定することが好ましい。時間判定値Tthは、シャッタの閉作動時の判定値と、シャッタの開作動時の判定値と、で異なる値としてもよい。差分判定値ΔTthについても同様である。
なお、本実施形態において、制御装置14は、第1閉作動時間Tc1、第1開作動時間To1、第2閉作動時間Tc2及び第2開作動時間To2を内蔵の記憶部に記憶する。例えば、モードの変更に伴い、第1シャッタ31が開位置から閉位置に開作動される場合を想定する。この場合、制御装置14は、第1シャッタ31の閉作動に伴い第1閉作動時間Tc1を取得する。続いて、制御装置14は、記憶部に記憶される第1閉作動時間Tc1と新たに取得した第1閉作動時間Tc1とを比較する。新たに取得した第1閉作動時間Tc1が記憶部に記憶される第1閉作動時間Tc1よりも長い場合、制御装置14は、新たに取得した第1閉作動時間Tc1を記憶部に記憶させる。このように、制御装置14は、最長の第1閉作動時間Tc1を記憶部に記憶する。第1開作動時間To1、第2閉作動時間Tc2及び第2開作動時間To2についても同様である。
以上の説明において、第1の警告又は第2の警告が報知される場合には、第1シャッタ31及び第2シャッタ32の少なくとも一方が正常でないといえる。このため、第1の警告又は第2の警告を報知する場合には、制御装置14は、正常でないシャッタが分かるように報知することが好ましい。
図3に示すフローチャートを参照して、待機モードの実施中でない場合に、制御装置14が実施する処理の流れについて説明する。制御装置14は、本処理を、所定の制御サイクル毎に繰り返し実施する。
図3に示すように、制御装置14は、第1閉センサ41、第1開センサ42、第2閉センサ43及び第2開センサ44の出力する信号を取得する(S11)。続いて、制御装置14は、加工モードの実施中か否かを判定する(S12)。加工モードの実施中である場合(S12:YES)、制御装置14は、第1開信号So1及び第2開信号So2の双方がオンであってかつ第1閉信号Sc1及び第2閉信号Sc2の双方がオフであるか否かを判定する(S13)。ステップS13が肯定判定される場合(S13:YES)、制御装置14は、本処理を一旦終了する。この場合、制御装置14は、加工モードの実施を継続する。一方、ステップS13が否定判定される場合(S13:NO)、制御装置14は、第1の警告を報知部26に報知させる(S14)。この場合、制御装置14は、加工モードの実施を中断する。その後、制御装置14は、本処理を終了する。
ステップS12において、加工モードの実施中でない場合(S12:NO)、制御装置14は、表示モードの実施中か否かを判定する(S15)。表示モードの実施中である場合(S15:YES)、制御装置14は、第1閉信号Sc1及び第2開信号So2の双方がオンであってかつ第1開信号So1及び第2閉信号Sc2の双方がオフであるか否かを判定する(S16)。ステップS16が肯定判定される場合(S16:YES)、制御装置14は、本処理を一旦終了する。この場合、制御装置14は、表示モードの実施を継続する。一方、ステップS16が否定判定される場合(S16:NO)、制御装置14は、ステップS14の処理を実施する。この場合、制御装置14は、表示モードの実施を中断する。
ステップS15において、表示モードの実施中でない場合(S15:NO)、制御装置14は、第1開信号So1及び第2閉信号Sc2の双方がオンであってかつ第1閉信号Sc1及び第2開信号So2の双方がオフであるか否かを判定する(S17)。ここで、ステップS15が否定判定される場合とは、測定モードの実施中である場合である。ステップS17が肯定判定される場合(S17:YES)、制御装置14は、本処理を一旦終了する。この場合、制御装置14は、測定モードの実施を継続する。一方、ステップS17が否定判定される場合(S17:NO)、制御装置14は、ステップS14の処理を実施する。この場合、制御装置14は、測定モードの実施を中断する。
図4に示すフローチャートを参照して、シャッタの状態を判定するために制御装置14が実施する処理の流れについて説明する。制御装置14は、本処理を、例えば、前回本処理を実施してから、第1シャッタ31及び第2シャッタ32の開閉作動回数が所定回数を超えたときに実施する。
図4に示すように、制御装置14は、直近の第1閉作動時間Tc1、第1開作動時間To1、第2閉作動時間Tc2及び第2開作動時間To2を取得する(S21)。続いて、制御装置14は、第1開作動時間To1及び第2開作動時間To2の差分ΔToを算出し、第1閉作動時間Tc1及び第2閉作動時間Tc2の差分ΔTcを算出する(S22)。ここで、差分ΔTc,ΔToは、絶対値を取った値であるとする。
そして、制御装置14は、第1閉作動時間Tc1及び第1開作動時間To1の少なくとも一方が時間判定値Tth以上か否かを判定する(S23)。第1閉作動時間Tc1及び第1開作動時間To1の少なくとも一方が時間判定値Tth以上の場合(S23:YES)、言い換えれば、第1シャッタ31の開閉作動に要する時間が長くなっている場合、制御装置14は、第2の警告を報知する(S24)。その後、制御装置14は、本処理を終了する。
一方、第1閉作動時間Tc1及び第1開作動時間To1の双方が時間判定値Tth未満の場合(S23:NO)、制御装置14は、第2閉作動時間Tc2及び第2開作動時間To2の少なくとも一方が時間判定値Tth以上か否かを判定する(S25)。第2閉作動時間Tc2及び第2開作動時間To2の少なくとも一方が時間判定値Tth以上の場合(S25:YES)、言い換えれば、第2シャッタ32の開閉作動に要する時間が長くなっている場合、制御装置14は、ステップS24の処理を実施する。
一方、第2閉作動時間Tc2及び第2開作動時間To2の双方が時間判定値Tth未満の場合(S25:NO)、制御装置14は、少なくとも一方の差分ΔTc,ΔToが差分判定値ΔTth以上か否かを判定する(S26)。少なくとも一方の差分ΔTc,ΔToが差分判定値ΔTth以上の場合(S26:YES)、言い換えれば、第1シャッタ31及び第2シャッタ32の開閉作動に要する時間に乖離が生じている場合、制御装置14は、ステップS24の処理を実施する。一方、双方の差分ΔTc,ΔToが差分判定値ΔTth未満の場合(S26:NO)、制御装置14は、本処理を終了する。
本実施形態の作用について説明する。
図1に示すように、加工モードの実施中には、第1シャッタ31が実線で示す開位置に配置され、第2シャッタ32が実線で示す開位置に配置される。また、表示モードの実施中には、第1シャッタ31が二点鎖線で示す閉位置に配置され、第2シャッタ32が実線で示す開位置に配置される。また、測定モードの実施中には、第1シャッタ31が実線で示す開位置に配置され、第2シャッタ32が二点鎖線で示す閉位置に配置される。
そして、レーザ加工装置10は、加工モード、表示モード及び測定モードの実施中において、第1閉センサ41、第1開センサ42、第2閉センサ43及び第2開センサ44の検出結果に基づき、第1シャッタ31及び第2シャッタ32の位置を監視する。そして、レーザ加工装置10は、第1シャッタ31及び第2シャッタ32の位置が実施中のモードと対応しない位置となる場合には、第1の警告を出力するとともに、実施中のモードと対応するレーザ光源からのレーザ光Lx,Lyの出射を停止させる。
本実施形態の効果について説明する。
(1)レーザ加工装置10は、第1閉センサ41、第1開センサ42、第2閉センサ43及び第2開センサ44の4つのセンサで、第1シャッタ31及び第2シャッタ32の位置を判定する。このため、レーザ加工装置10は、シャッタの位置を正確に判定することが可能となる。したがって、レーザ加工装置10は、加工モード、表示モード及び測定モードにおいて、シャッタが正常に作動しているか否かを精度良く判定できる。
(2)詳しくは、レーザ加工装置10は、加工モード、表示モード及び測定モードの各々において、4つのセンサの出力する信号に基づいて、シャッタの状態が正常であるか否かを判定する。このため、レーザ加工装置10は、加工モード、表示モード及び測定モードにおいて、シャッタが正常に作動しているか否かをさらに精度良く判定できる。
(3)レーザ加工装置10は、加工モード、表示モード及び測定モードにおいて、シャッタの位置が想定される位置にない場合、緊急性の高い第1の警告を報知させる。さらに、レーザ加工装置10は、第1の警告の報知とともに、加工用レーザ光源11又は表示用レーザ光源21からのレーザ光Lx,Lyの出射を停止させる。このため、レーザ加工装置10は、安全性を高めることができる。
(4)レーザ加工装置10は、第1閉作動時間Tc1及び第2閉作動時間Tc2に基づいて、シャッタの状態が正常か否かを判定する。詳しくは、レーザ加工装置10は、第1閉作動時間Tc1及び第2閉作動時間Tc2と時間判定値Tthとの比較により、シャッタの状態が正常か否かを判定する。そして、レーザ加工装置10は、シャッタの状態が正常ではないと判定する場合、緊急性の低い第2の警告を報知できる。
(5)レーザ加工装置10は、第1開作動時間To1及び第2開作動時間To2に基づいて、シャッタの状態が正常か否かを判定する。詳しくは、レーザ加工装置10は、第1開作動時間To1及び第2開作動時間To2と時間判定値Tthとの比較により、シャッタの状態が正常か否かを判定する。そして、レーザ加工装置10は、シャッタの状態が正常ではないと判定する場合、緊急性の低い第2の警告を報知できる。
(6)レーザ加工装置10は、第1閉作動時間Tc1及び第2閉作動時間Tc2の差分ΔTc及び第1開作動時間To1及び第2開作動時間To2の差分ΔToに基づいて、シャッタの状態が正常か否かを判定する。詳しくは、レーザ加工装置10は、差分ΔTc,ΔToと差分判定値ΔTthとの比較により、シャッタの状態が正常か否かを判定する。そして、レーザ加工装置10は、シャッタの状態が正常ではないと判定する場合、緊急性の低い第2の警告を報知させることができる。
(7)図5に示すように、焦点距離調整部23Xよりもレーザ光Lx1の進行方向に第2シャッタ32を配置する比較例のレーザ加工装置10Xを考える。比較例のレーザ加工装置10Xにおいて、焦点距離調整部23Xは、レーザ光Lx1の光軸の延びる方向において、第2シャッタ32の占有する領域を考慮しつつ、レーザ光Lx1の焦点距離を調整する必要が生じる。このため、焦点距離調整部23Xのレーザ光Lx1の進行方向及び当該進行方向と直交する方向における体格が大きくなりやすい。この点、本実施形態のレーザ加工装置10は、第2シャッタ32が光学部品22と焦点距離調整部23との間に配置されるため、上記事態が起こりにくい。したがって、レーザ加工装置10は、装置の大型化を抑制できる。
(8)図5に示すように、比較例のレーザ加工装置10Xにおいて、本実施形態とレーザ光Lx1,Lyの焦点位置及び焦点位置におけるスポットサイズを変えないように、第2シャッタ32を配置しようとすると、次のような問題が生じる。詳しくは、図5に示すように、第1レンズ231X、第2レンズ232X及び第3レンズ233Xの間隔が長くなったり、第1レンズ231X、第2レンズ232X及び第3レンズ233Xが大きくなったりする。この点、本実施形態のレーザ加工装置10は、第2シャッタ32を光学部品22と焦点距離調整部23との間に配置するため、装置の大型化をより抑制できる。また、本実施形態のレーザ加工装置10は、レンズの大型化にともなうコストアップを抑制できる。
(9)焦点距離調整部23を走査部24よりもレーザ光Lx1の進行方向に配置する場合、焦点距離調整部23の第1レンズ231を走査部24で走査されるレーザ光Lx1を受光できる大きさにする必要が生じる。この点、レーザ加工装置10は、焦点距離調整部23が第2シャッタ32と走査部24との間に配置されるため、第1レンズ231の大型化、詳しくは、焦点距離調整部23の大型化を抑制できる。
(10)比較例のレーザ加工装置10Xにおいて、第2シャッタ32は、焦点距離調整部23によりビーム径を収束させた後のレーザ光Lx1、言い換えれば、エネルギー密度の高いレーザ光を遮断する。このため、第2シャッタ32は、熱的に耐久性の高い材質により構成する必要がある。この点、本実施形態のレーザ加工装置10において、第2シャッタ32は、焦点距離調整部23によりビーム径を収束させる前のレーザ光Lx1、言い換えれば、エネルギー密度の低いレーザ光を遮断する。したがって、レーザ加工装置10は、第2シャッタ32を高耐久の材質により構成しなくてもよくなる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・レーザ加工ヘッド12に、加工用レーザ光源11と制御装置14との少なくとも一方を一体に構成してもよい。一体にする場合には、例えば、筐体51に加工用レーザ光源11を収容させる、或いは、筐体51に加工用レーザ光源11と制御装置14とを収容させることが考えられる。筐体51に加工用レーザ光源11が収容される場合には、レーザ加工装置10は、レーザ光源の種類によって、光ファイバケーブル13を備えなくてもよい。また、レーザ加工装置10は、加工用レーザ光源11からのレーザ光Lxを平行光にするコリメート光学系を備える構成であってもよい。
・レーザ加工ヘッド12は、光学部品22を透過するレーザ光Lx1が受光部25に向かうとともに、光学部品22で反射されるレーザ光Lx2がワークWに向かうように構成することもできる。
・焦点距離調整部23は、第3レンズ233を有しなくてもよい。この場合、筐体51におけるレーザ光Lx1,Lyを通過させる部位に第3レンズ233に相当する集光レンズを設けてもよい。集光レンズが設けられる場合は、走査部24で方向を変更されるレーザ光Lx1,Lyを、この集光レンズを介してワークWに向けて集光する構成となる。一方、第3レンズを単に有していない構成の場合には、焦点距離調整部23からのレーザ光が走査部24やワークWに向けて集光される。なお、焦点距離調整部23は4枚以上のレンズで構成されていてもよい。
・焦点距離調整部23において、レンズ駆動部234は、第1レンズ231に対して第2レンズ232を移動させることにより、第1レンズ231及び第2レンズ232の間の距離を調整してもよい。
・第1シャッタ31及び第2シャッタ32は、同一仕様でなくてもよい。この場合、第1シャッタ31の第1閉作動時間Tc1及び第1開作動時間To1と、第2シャッタ32の第2閉作動時間Tc2及び第2開作動時間To2と、が乖離する。このため、これらの時間を比較する場合には、所定の係数を乗じた上で比較することが好ましい。
・第1閉センサ41、第1開センサ42、第2閉センサ43及び第2開センサ44は、アナログセンサであってもよい。
・制御装置14は、図4のステップS23,S25,S26のうち、少なくとも1つの判定処理を行ってもよい。また、制御装置14は、ステップS23において、第1閉作動時間Tc1及び第1開作動時間To1の一方を用いた判定処理のみを行ってもよい。また、制御装置14は、ステップS25において、第2閉作動時間Tc2及び第2開作動時間To2の一方を用いた判定処理のみを行ってもよい。さらに、制御装置14は、ステップS26において、差分ΔTc,ΔToの一方を用いた判定処理のみを行ってもよい。
・制御装置14は、第1閉作動時間Tc1及び第1開作動時間To1の差分に基づいて、第2の警告を出力するか否かを判定してもよい。同様に制御装置14は、第2閉作動時間Tc2及び第2開作動時間To2の差分に基づいて、第2の警告を出力するか否かを判定してもよい。
・制御装置14は、第1シャッタ31を開位置から閉位置に閉作動させるときに、第1閉作動時間Tc1を取得するとともに、取得した第1閉作動時間Tc1と時間判定値Tthとの比較により第2の警告を出力するか否かを判定してもよい。これによれば、制御装置14は、第1閉作動時間Tc1を記憶する必要がなくなる。第1開作動時間To1、第2閉作動時間Tc2及び第2開作動時間To2についても同様である。
・制御装置14は、第1シャッタ31及び第2シャッタ32の開閉回数を記憶してもよい。そして、制御装置14は、第1シャッタ31及び第2シャッタ32の開閉回数に応じて、報知部26に第2の警告を出力させてもよい。
・制御装置14は、コンピュータプログラムに従って動作する1つ以上のプロセッサ、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する専用のハードウェア等の1つ以上の専用のハードウェア回路又はこれらの組み合わせを含む回路として構成し得る。プロセッサは、CPU並びに、RAM及びROM等のメモリを含み、メモリは、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリ、すなわち記憶媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
10…レーザ加工装置
11…加工用レーザ光源
12…レーザ加工ヘッド
14…制御装置
21…表示用レーザ光源
22…光学部品
23…焦点距離調整部
24…走査部
25…受光部
26…報知部
31…第1シャッタ
32…第2シャッタ
41…第1閉センサ(第1開閉センサの一例)
42…第1開センサ(第1開閉センサの一例)
43…第2閉センサ(第2開閉センサの一例)
44…第2開センサ(第2開閉センサの一例)
W…ワーク
Lx…レーザ光(加工用レーザ光の一例)
Lx1…レーザ光(第1分岐光の一例)
Lx2…レーザ光(第1分岐光の一例)
Ly…レーザ光(表示用レーザ光の一例)
Sc1…第1閉信号
So1…第1開信号
Sc2…第2閉信号
So2…第2開信号
Tc1…第1閉作動時間(第1作動時間の一例)
Tc2…第2閉作動時間(第2作動時間の一例)
To1…第1開作動時間(第1作動時間の一例)
To2…第2開作動時間(第2作動時間の一例)
Tth…時間判定値
ΔTc,ΔTo…差分
ΔTth…差分判定値

Claims (10)

  1. 不可視光の加工用レーザ光を用いてワークを加工するレーザ加工ヘッドであって、
    加工用レーザ光源から出射される前記加工用レーザ光を第1分岐光及び第2分岐光に分岐させ、表示用レーザ光源から出射される可視光の表示用レーザ光の光軸を前記第1分岐光の光軸に揃える光学部品と、
    前記ワークに対して前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光を走査する走査部と、
    前記第2分岐光の強度を検出する受光部と、
    前記光学部品よりも前記加工用レーザ光源側に配置され、前記加工用レーザ光を遮断する閉位置及び前記加工用レーザ光を通過させる開位置の間で変位する第1シャッタと、
    前記光学部品よりも前記ワーク側に配置され、前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光を遮断する閉位置及び前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光を通過させる開位置の間で変位する第2シャッタと、
    前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光の焦点距離を調整する焦点距離調整部と、を備え、
    前記第2シャッタは、前記光学部品と前記焦点距離調整部との間に配置される
    レーザ加工ヘッド。
  2. 前記焦点距離調整部は、第1レンズと、前記第1レンズの光軸上に配置される第2レンズと、を有し、前記第1レンズ及び前記第2レンズの間の距離を調整することにより、前記第1レンズ及び前記第2レンズを透過する前記第1分岐光の焦点距離を調整する
    請求項1に記載のレーザ加工ヘッド。
  3. 前記焦点距離調整部は、前記光学部品と前記走査部との間に配置される
    請求項2に記載のレーザ加工ヘッド。
  4. 前記第1シャッタの開閉状態を検出する第1開閉センサと、
    前記第2シャッタの開閉状態を検出する第2開閉センサと、を備える
    請求項1~請求項3の何れか一項に記載のレーザ加工ヘッド。
  5. 前記第1開閉センサは、前記第1シャッタが閉位置に配置されることを検出する第1閉センサと、前記第1シャッタが開位置に配置されることを検出する第1開センサと、を有し、
    前記第2開閉センサは、前記第2シャッタが閉位置に配置されることを検出する第2閉センサと、前記第2シャッタが開位置に配置されることを検出する第2開センサと、を有する
    請求項4に記載のレーザ加工ヘッド。
  6. 不可視光の加工用レーザ光を用いてワークを加工するレーザ加工装置であって、
    前記加工用レーザ光を出射する加工用レーザ光源と、
    可視光の表示用レーザ光を出射する表示用レーザ光源と、
    前記加工用レーザ光を第1分岐光及び第2分岐光に分岐させ、前記表示用レーザ光の光軸を前記第1分岐光の光軸に揃える光学部品と、
    前記ワークに対して前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光を走査する走査部と、
    前記第2分岐光の強度を検出する受光部と、
    前記光学部品よりも前記加工用レーザ光源側に配置され、前記加工用レーザ光を遮断する閉位置及び前記加工用レーザ光を通過させる開位置の間で変位する第1シャッタと、
    前記光学部品よりも前記ワーク側に配置され、前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光を遮断する閉位置及び前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光を通過させる開位置の間で変位する第2シャッタと、
    前記第1分岐光及び前記表示用レーザ光の焦点距離を調整する焦点距離調整部と、を備え、
    前記第2シャッタは、前記光学部品と前記焦点距離調整部との間に配置される
    レーザ加工装置。
  7. 前記焦点距離調整部は、第1レンズと、前記第1レンズの光軸上に配置される第2レンズと、を有し、前記第1レンズ及び前記第2レンズの間の距離を調整することにより、前記第1レンズ及び前記第2レンズを透過する前記第1分岐光の焦点距離を調整する
    請求項6に記載のレーザ加工装置。
  8. 前記焦点距離調整部は、前記光学部品と前記走査部との間に配置される
    請求項7に記載のレーザ加工装置。
  9. 前記第1シャッタの開閉状態を検出する第1開閉センサと、
    前記第2シャッタの開閉状態を検出する第2開閉センサと、を備える
    請求項6~請求項8の何れか一項に記載のレーザ加工装置。
  10. 前記第1開閉センサは、前記第1シャッタが閉位置に配置されることを検出する第1閉センサと、前記第1シャッタが開位置に配置されることを検出する第1開センサと、を有し、
    前記第2開閉センサは、前記第2シャッタが閉位置に配置されることを検出する第2閉センサと、前記第2シャッタが開位置に配置されることを検出する第2開センサと、を有する
    請求項9に記載のレーザ加工装置。
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