以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[実施形態1]
まず、図1を参照して、実施形態1の報知制御システム1を説明する。図1は、本実施形態に係る報知制御システム1を示す図である。
報知制御システム1は、端末装置200と、冷蔵庫100と、サーバー400とを備える。端末装置200、冷蔵庫100、及び、サーバー400は、ネットワークNを介して互いに通信可能に接続されている。ネットワークNは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、または、WAN(Wide Area Network)である。ネットワークNには、各種通信機器が接続されている。各種通信機器は、例えば、ルーター、ブリッジ、アクセスポイント、ハブ、及び、リピーターである。
端末装置200は、ユーザーに情報を報知する。具体的には、端末装置200は、ユーザーに機能情報を報知する。機能情報は、冷蔵庫100の機能に関する情報を示す。具体的には、機能情報は、サーバー400と冷蔵庫100とが通信して、冷蔵庫100が実行できる機能に関する情報を示す。
端末装置200は、ネットワークNを介してサーバー400と互いに通信可能である。端末装置200は、例えば、スマートフォン、及び、携帯端末である。
冷蔵庫100は、保管された物体を冷却する。物体は、食糧、または、飲料である。冷蔵庫100は、「家庭用電気機器」の一例に相当する。冷蔵庫100は、家庭用のキッチン、または、ダイニングルームに配置される。
冷蔵庫100は、ネットワークNを介してサーバー400と互いに通信可能である。また、冷蔵庫100は、ネットワークNとサーバー400とを介して、端末装置200と通信可能である。
冷蔵庫100は、第1冷蔵室10と、第2冷蔵室20と、冷凍室30とを備える。
第1冷蔵室10は、第1収容空間10aを覆う。具体的には、第1冷蔵室10は、物体を収容する第1収容空間10aを覆う。換言すると、第1冷蔵室10は、物体を収容する収容部である。第1冷蔵室10の第1収容空間10aに収容された物体は、冷却される。例えば、第1冷蔵室10では、1度以上の温度になるように、物体が冷却される。
第1冷蔵室10は、第1扉部11を有する。第1冷蔵室10は、一部が開口した箱形状である。第1冷蔵室10は、「本体部」の一例に相当する。第1扉部11は、第1冷蔵室10は開口を開閉する。第1扉部11は、「扉部」の一例に相当する。
第2冷蔵室20は、第2収容空間20aを覆う。具体的には、第2冷蔵室20は、物体を収容する第2収容空間20aを覆う。換言すると、第2冷蔵室20は、物体を収容する収容部である。第2冷蔵室20の第2収容空間20aに収容された物体は、冷却される。例えば、第2冷蔵室20では、1度以上の温度になるように、物体が冷却される。
第2冷蔵室20は、第2扉部21を有する。第2冷蔵室20は、一部が開口した箱形状である。第2冷蔵室20は、「本体部」の一例に相当する。第2扉部21は、第2冷蔵室20の開口を開閉する。第2扉部21は、「扉部」の一例に相当する。
冷凍室30は、第3収容空間30cを覆う。具体的には、冷凍室30は、物体を収容する第3収容空間30cを覆う。換言すると、冷凍室30は、物体を収容する収容部である。冷凍室30の第3収容空間30cに収容された物体は、冷却される。具体的には、冷凍室30に収容された物体は、冷却されることで凍結する。物体は、例えば、水である。例えば、冷凍室30に収容された水は、冷却されて氷になる。
冷凍室30は、第3扉部31を有する。冷凍室30は、一部が開口した箱形状である。冷凍室30は、「本体部」の一例に相当する。第3扉部31は、冷凍室30の開口を開閉する。第3扉部31は、「扉部」の一例に相当する。
サーバー400は、ネットワークNを介して端末装置200と互いに通信可能である。また、サーバー400は、ネットワークNを介して、冷蔵庫100と通信可能である。
次に図1と図2とを参照して、報知制御システム1を更に詳しく説明する。図2は、本実施形態に係る報知制御システム1のブロック図を示す。
冷蔵庫100は、冷却部60と、移動体検知部101と、開閉検知部102と、第1通信部103と、第2通信部104と、記憶部105と、計時部106と、制御部150とを備える。
冷却部60は、第1冷蔵室10の第1収容空間10aと、第2冷蔵室20の第2収容空間20aと、冷凍室30の第3収容空間30cとを冷却する。
冷却部60は、冷媒と、冷媒配管と、圧縮部と、凝縮部と、膨張部と、蒸発部と、ファンと、冷気通路と、ダンパとを有する。冷媒は、熱を運搬する。冷媒配管は、冷媒を案内する。冷媒配管は、圧縮部と凝縮部と膨張部と蒸発部とを接続し、圧縮部と凝縮部と膨張部と蒸発部とを冷媒が循環する。
圧縮部は、蒸発部で気化した冷媒を圧縮し、高温及び高圧にする。凝縮部は、圧縮部で高温及び高圧となった気体の熱を放熱し、常温及び高圧の液体の冷媒にする。膨張部は、常温及び高圧の液体の冷媒にかかる圧力を低下させて、液体の冷媒を低温及び低圧にする。蒸発部は、低温及び低圧の液体の冷媒を気化する。冷媒は、気化する際に周囲の空気から熱を奪い、周囲の空気を冷却する。ファンは、冷却された空気を冷気通路に送風する。冷気通路は、第1冷蔵室10と、第2冷蔵室20の第2収容空間20aと、冷凍室30の第3収容空間30cとに冷気を案内する。
移動体検知部101は、移動体の存在を検知する。移動体検知部101は、移動体の存在を検知して、移動体を検知したことを示す検知信号を制御部150に出力する。移動体は、例えば、ユーザー等の人間である。移動体検知部101は、人感センサと、カメラとを含む。人感センサは、例えば、赤外線センサである。カメラは、移動体を撮像して、検知信号としての撮像信号を制御部150に出力する。
開閉検知部102は、扉部の開閉動作を検知する開閉センサである。開閉検知部102は、扉部が開かれたことを検知して、検知信号を制御部150に出力する。また、開閉検知部102は、扉部が閉じられたことを検知して、検知信号を制御部150に出力する。
具体的には、例えば、開閉検知部102は、第1冷蔵室10の開口に配置される。開閉検知部102は、第1扉部11が開かれたことを検知して、検知信号を制御部150に出力する。また、開閉検知部102は、第1扉部11が閉じられたことを検知して、検知信号を制御部150に出力する。
また、冷蔵庫100は、複数の開閉検知部102を有していてもよい。例えば、冷蔵庫100は、3個の開閉検知部102を有する。3個の開閉検知部102のうちの1つは、例えば、第1扉部11の開閉動作を検知する。3個の開閉検知部102のうちの他1つは、例えば、第2扉部21の開閉動作を検知する。3個の開閉検知部102のうちの更に他1つは、例えば、第3扉部31の開閉動作を検知する。
第1通信部103は、サーバー400と有線通信または無線通信可能である。第1通信部103は、サーバー400との間でデータを送受信する。第1通信部103は、「通信部」の一例に相当する。
第1通信部103は、例えば、ネットワークNを介してサーバー400と相互に通信する。第1通信部103は、例えば、所定の通信プロトコルにしたがって通信を行うネットワークインターフェースコントローラー(NIC)を含み得る。また、第1通信部103は、例えば、無線通信モジュールを含み得る。ユーザーによってサーバー400と通信が許可された状態において、第1通信部103はサーバー400と通信する。また、ユーザーによってサーバー400と通信が許可されていない場合において、第1通信部103はサーバー400と通信しない。
第2通信部104は、端末装置200と通信する。第2通信部104は、近距離無線通信規格に準じた無線通信モジュールを備える。近距離無線通信規格は、例えば、Bluetooth(登録商標)である。例えば、第2通信部104と端末装置200とが対応付けられることによって、冷蔵庫100と端末装置200とがリンクされる。
記憶部105は、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。例えば、記憶部105は、制御部150の各処理に必要なデータを一時的に記憶したり、冷却部60に対する設定データを記憶したりする。記憶部105は、記憶装置(主記憶装置及び補助記憶装置)を含み、例えば、メモリー及びハードディスクドライブを含む。記憶部105はリムーバブルメディアを含んでもよい。
計時部106は、時刻を計時する。
制御部150は、CPU(Central Processing Unit)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)のようなプロセッサー、及び記憶装置を含む。例えば、制御部150は、冷蔵庫100の各要素から各種信号を受け取り、受け取った信号に基づいて、冷蔵庫100の各要素を制御する。具体的には、制御部150は、冷却部60、移動体検知部101、開閉検知部102、第1通信部103、第2通信部104、記憶部105、及び、計時部106のような冷蔵庫100の各要素を制御する。
端末装置200は、報知部201と、第3通信部203と、第4通信部204と、記憶部205と、制御部250とを備える。
報知部201は、ユーザーに冷蔵庫100がサーバー400と通信できることを報知する。報知部201は、表示部210と、スピーカー220とを含む。
表示部210は、種々の画像を表示する。表示部210は、例えば液晶表示装置(Liquid Crystal Display:LCD)である。
スピーカー220は、音を出力する。例えば、スピーカー220は、音声を出力する。
第3通信部203は、サーバー400と有線通信または無線通信可能である。第3通信部203は、サーバー400との間でデータを送受信する。第3通信部203は、例えば、ネットワークNを介してサーバー400と相互に通信する。第3通信部203は、例えば、所定の通信プロトコルにしたがって通信を行うネットワークインターフェースコントローラー(NIC)を含み得る。また、第3通信部203は、例えば、無線通信モジュールを含み得る。
第4通信部204は、冷蔵庫100と通信する。第4通信部204は、近距離無線通信規格に準じた無線通信モジュールを備える。近距離無線通信規格は、例えば、Bluetooth(登録商標)である。例えば、第4通信部204と第2通信部104とが対応付けられることによって、冷蔵庫100と端末装置200とがリンクされる。冷蔵庫100と端末装置200とがリンクされた状態において、例えば、第2通信部104、または、第4通信部204を介して端末装置200が冷蔵庫100を無線で操作することができる。
記憶部205は、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。例えば、記憶部205は、制御部250の各処理に必要なデータを一時的に記憶したり、表示部210及びスピーカー220に対する設定データを記憶したりする。記憶部205は、記憶装置(主記憶装置及び補助記憶装置)を含み、例えば、メモリー及びハードディスクドライブを含む。記憶部205はリムーバブルメディアを含んでもよい。
制御部250は、CPUまたはASICのようなプロセッサー、及び記憶装置を含む。例えば、制御部250は、端末装置200の各要素から各種信号を受け取り、受け取った信号に基づいて、端末装置200の各要素を制御する。具体的には、制御部250は、表示部210、スピーカー220、第3通信部203、第4通信部204、及び、記憶部205のような端末装置200の各要素を制御する。
サーバー400は、第5通信部403と、記憶部405と、制御部450とを備える。
第5通信部403は、冷蔵庫100及び端末装置200と有線通信または無線通信可能である。第5通信部403は、冷蔵庫100及び端末装置200との間でデータを送受信する。第5通信部403は、例えば、ネットワークNを介して冷蔵庫100及び端末装置200と相互に通信する。第5通信部403は、例えば、所定の通信プロトコルにしたがって通信を行うネットワークインターフェースコントローラー(NIC)を含み得る。また、第5通信部403は、例えば、無線通信モジュールを含み得る。
記憶部405は、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。例えば、記憶部405は、制御部450の各処理に必要なデータを一時的に記憶したり、冷蔵庫100の機能情報を記憶したりする。記憶部405は、記憶装置(主記憶装置及び補助記憶装置)を含み、例えば、メモリー及びハードディスクドライブを含む。記憶部405はリムーバブルメディアを含んでもよい。
制御部450は、CPUまたはASICのようなプロセッサー、及び記憶装置を含む。例えば、制御部450は、第5通信部403を制御して、端末装置200に機能情報を送信する。
引き続き、図2を参照して、冷蔵庫100の制御部150が実行する処理を詳しく説明する。
図2に示すように、制御部150は、報知制御部151を有する。
報知制御部151は、報知制御を実行する。報知制御は、冷蔵庫100がサーバー400と通信できることを端末装置200の報知部201が報知するように制御することを示す。具体的には、報知制御は、冷蔵庫100がサーバー400と通信できることを示す画像を端末装置200の表示部210が表示するように制御することを示す。また、具体的には、報知制御は、冷蔵庫100がサーバー400と通信できること示す音声を端末装置200のスピーカー220が出力するように制御することを示す。なお、報知制御は、冷蔵庫100がサーバー400と通信できることを示す画像を表示部210が表示するように制御し、サーバー400と通信できること示す音声をスピーカー220が出力するように制御することを示してもよい。
具体的には、報知制御部151は、冷蔵庫100に電力が供給された場合に、サーバー400と通信できることを報知部201が報知するように制御する報知制御を実行する。冷蔵庫100に電力の供給を開始する場合、ユーザーは冷蔵庫100の電力供給用の端子をコンセントに装着する。つまり、ユーザーは冷蔵庫100の近くにいる。したがって、ユーザーが冷蔵庫100の付近にいるときに報知部201がサーバー400と通信できることを報知できる。この結果、冷蔵庫100に通信機能があることをユーザーに報知できる。つまり、冷蔵庫100に通信機能があることをユーザーに効率的に報知して、冷蔵庫100とサーバー400との通信を許可するように、ユーザーに促すことができる。
例えば、報知制御を実行する報知制御部151は、報知部201がサーバー400と通信できることを報知するように、報知部201を制御する制御情報を生成する。そして、報知制御部151は、第2通信部104が制御情報を端末装置200の第4通信部204へ送信する。第4通信部204が受信した制御情報に基づいて、制御部250は報知部201がサーバー400と通信できることを報知するように、報知部201を制御する。したがって、ユーザーが冷蔵庫100の付近にいるときに表示部210がサーバー400と通信できることを示す画像を表示する。この結果、冷蔵庫100にサーバー400と通信する機能があることをユーザーに効率的に報知できる。
また、例えば、報知制御を実行する報知制御部151は、表示部210がサーバー400と通信できることを示す画像を表示するように、表示部210を制御する制御情報を生成する。そして、報知制御部151は、第2通信部104が制御情報を端末装置200の第4通信部204へ送信する。第4通信部204が受信した制御情報に基づいて、制御部250はサーバー400と通信できることを示す画像を表示部210が表示するように、表示部210を制御する。したがって、ユーザーが冷蔵庫100の付近にいるときに表示部210がサーバー400と通信できることを示す画像を表示する。この結果、冷蔵庫100にサーバー400と通信する機能があることをユーザーに効率的に報知できる。
また、例えば、報知制御を実行する報知制御部151は、サーバー400と通信できることを示す音声をスピーカー220が出力するようにスピーカー220を制御する制御情報を生成する。そして、報知制御部151は、第2通信部104が制御情報を端末装置200の第4通信部204へ送信する。第4通信部204が受信した制御情報に基づいて、制御部250はサーバー400と通信できることを示す音声をスピーカー220が出力するように、スピーカー220を制御する。したがって、ユーザーが冷蔵庫100の付近にいるときにスピーカー220がサーバー400と通信できることを示す音声を出力する。この結果、冷蔵庫100にサーバー400と通信する機能があることをユーザーに効率的に報知できる。
報知制御部151は、第1通信部103とサーバー400との通信が許可されていない状態において、報知制御を実行する。つまり、機能情報をユーザーに報知できない場合、報知制御部151はサーバー400と通信できることを報知部201が報知するように制御する報知制御を実行する。この結果、冷蔵庫100とサーバー400との通信を許可するように、ユーザーに促すことができる。つまり、報知制御部151は、第1通信部103とサーバー400との通信が許可されていない状態において、冷蔵庫100に電力が供給された場合に、サーバー400と通信できることを報知部201が報知するように制御する報知制御を実行する。
また、記憶部105には、冷蔵庫100に電力が供給されたことを示す情報が記憶されている。つまり、報知制御部151は、記憶部105から冷蔵庫100に電力が供給されたことを示す情報を取得する。
また、報知制御部151は計時部106に基づいて、報知制御の終了時間になったか否かを判定する。終了時間は、例えば、「報知制御の開始から10分」である。終了時間になった場合、報知制御部151は報知制御を終了する。終了時間でない場合、報知制御部151は報知制御を実行する。
報知制御部151は、第1通信部103とサーバー400の第5通信部403との通信が許可されている場合、報知制御を実行しない。したがって、ユーザーに対して不要な通知を抑制できる。この結果、不要な報知制御にかかる電力の消費を低減できる。
次に、図3を参照して実施形態3の制御部150が実行する処理を詳しく説明する。図3は、実施形態3の制御部150が実行する処理を示すフローチャートである。図3に示すように、制御部150が実行する処理は、ステップS11~ステップS18を含む。
ステップS11において、報知制御部151は、冷蔵庫100に電力が供給されたことを示す情報を記憶部105から取得する。処理はステップS12に進む。
ステップS12において、報知制御部151は、第1通信部103がサーバー400との通信を許可されているか否かを判定する。第1通信部103がサーバー400との通信を許可されている場合(ステップS12において、Yes)、処理は終了する。第1通信部103がサーバー400との通信を許可されていない場合(ステップS12において、No)、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、報知制御部151は、報知制御を実行して、報知部201がサーバー400と通信できることを報知するように、報知部201を制御する制御情報を生成する。処理はステップS14に進む。
ステップS14において、報知制御部151は、第2通信部104が制御情報を端末装置200の第4通信部204へ送信するように、第2通信部104を制御する。処理はステップS15に進む。
ステップS15において、報知制御部151は、端末装置200から冷蔵庫100とサーバー400との通信が許可されたことを示す情報を受信したか否かを判定する。通信が許可されたことを示す情報を受信していない場合(ステップS15において、No)、処理はステップS17に進む。通信が許可されたことを示す情報を受信した場合(ステップS15において、Yes)処理はステップS16に進む。
ステップS15でYesの場合、ステップS16において、報知制御部151は、報知制御を終了する。処理は終了する。
ステップS15でNoの場合、ステップS17において、報知制御部151は報知制御の終了時間か否かを判定する。報知制御の終了時間でない場合(ステップS17で、No)、処理はステップS15に戻る。報知制御の終了時間の場合(ステップS17で、Yes)、処理はステップS18に進む。
ステップS17でYesの場合、ステップS18において、報知制御部151は、報知制御を終了する。処理は終了する。
[実施形態2]
次に、図1、図2、及び、図4を参照して、制御部150の処理の実施形態3を説明する。実施形態2では、移動体検知部101の検知結果に基づいて、報知制御部151が報知制御を実行する点で、本実施形態と主に異なる。以下、実施形態2が本実施形態と異なる点を説明する。
実施形態2の報知制御部151は、移動体検知部101の検知結果に基づいて、サーバー400と通信できることを報知部201が報知するように制御する報知制御を実行する。したがって、ユーザーが冷蔵庫100の付近にいるときに報知部201がサーバー400と通信できることを報知できる。この結果、冷蔵庫100にサーバー400と通信する機能があることをユーザーに効率的に報知できる。
具体的には、報知制御部151は、第1通信部103とサーバー400との通信が許可されていない状態において、移動体検知部101の検知結果に基づいて、サーバー400と通信できることを報知部201が報知するように制御する報知制御を実行する。したがって、ユーザーが冷蔵庫100の付近にいるときに報知部201がサーバー400と通信できることを報知できる。この結果、冷蔵庫100にサーバー400と通信する機能があることをユーザーに効率的に報知できる。そして、冷蔵庫100とサーバー400との通信を許可するように、ユーザーに促すことができる。
また、移動体検知部101がユーザーを検知した場合に報知部201がサーバー400と通信できることを報知するため、常に報知部がサーバー400と通信できることを報知する場合と比較して、電力の消費を低減できる。この結果、ユーザーに対してサーバー400と通信できることを報知しつつ、冷蔵庫100が消費する電力を低減できる。
移動体検知部101がユーザーを複数回検知した場合に、報知制御部151は報知制御を実行する。複数回は、例えば、2以上の整数を示す。したがって、ユーザーを検知する毎に報知部201が報知しない。この結果、報知制御にかかる電力の消費を低減できる。
一般的に、ユーザーは、冷蔵庫100の近くを通る頻度が高い。したがって、ユーザーが冷蔵庫100の近くを通る度に、報知部201が報知を行う場合、報知にかかる電力の消費が多くなる。よって、本実施形態のように、移動体検知部101がユーザーを複数回検知した場合、報知制御部151は報知制御実行している。この結果、報知にかかる電力の消費を低減できる。
例えば、複数回が「100」を示す整数の場合、移動体検知部101がユーザーを100回だけ検知した場合に、報知制御部151は報知制御を実行する。したがって、ユーザーを検知した回数が100回になる毎に報知部201はサーバー400と通信できることを報知する。つまり、ユーザーを検知する毎に報知部201がサーバー400と通信できることを報知する場合と比較して、報知制御にかかる電力の消費を低減できる。
報知制御部151は、所定時刻になった場合に、報知制御を実行する。具体的には、報知制御部151は、移動体検知部101がユーザーの存在を複数回検知し、所定時刻になった場合に、報知制御を実行する。例えば、一般的に、ユーザーは午前中に忙しいことが多い。つまり、ユーザーが忙しい場合、報知制御部151が報知制御を実行しても、冷蔵庫100とサーバー400との通信を許可するように、ユーザーに促すことは困難となる。一方、午後になると、ユーザーは休憩している時間がある。したがって、例えば、所定時刻をユーザーが休憩する午後の時刻とすることで、冷蔵庫100にサーバー400と通信する機能があることをユーザーに効率的に報知できる。この結果、報知にかかる電力の消費を低減しつつ、冷蔵庫100とサーバー400との通信を許可するように、ユーザーに促すことができる。
また、計時部106が計時する時刻に基づいて、報知制御部151は所定時刻になったか否かを判定する。所定時刻は、例えば、「20時00分」である。所定時刻になった場合、報知制御部151は報知制御を実行する。所定時刻でなかった場合、報知制御部151は所定時刻になるまで待機する。また、所定時刻は、冷蔵庫100が出荷される前に予め記憶部105に記憶されてもよい。
また、制御部150は、移動体検知部101の検知結果と計時部106の計時する時刻とに基づいて、所定時刻を決定してもよい。具体的には、例えば、移動体検知部101の検知結果と計時部106の計時する時刻とに基づいて、制御部150は移動体検知部101が移動体を検知した時刻を記憶部105に記憶させる。一般的に、1時間あたりに移動体検知部101が移動体を検知する頻度が高い場合、ユーザーは忙しい。例えば、1時間あたりに移動体検知部101が移動体を検知する頻度が高い場合、冷蔵庫100の近くをユーザーが頻繁に通っている。したがって、1時間あたりに移動体検知部101が移動体を検知する頻度が高い時刻と異なる時刻に、制御部150は所定時刻を決定する。
引き続き、図2を参照して、冷蔵庫100の制御部150が実行する処理を更に詳しく説明する。図2に示すように、制御部150は、変更部152と、判定部153とを有する。
変更部152は、報知制御の実行回数に基づいて、報知部201による報知内容を変更する。したがって、報知制御の実行回数に基づいて、異なる報知内容をユーザーに報知できる。この結果、冷蔵庫100とサーバー400との通信を許可するように、ユーザーに促すことができる。また、ユーザーが報知を煩わしく感じることを低減できる。
例えば、報知制御部151が生成する制御情報には、複数の機能情報が含まれる。複数の機能情報は、例えば、第1機能情報~第3機能情報を含む。複数の機能情報のうちの第1機能情報は、サーバー400と冷蔵庫100が通信することで、買い物メモ機能をユーザーが使用できることを示す情報である。買い物メモ機能は、例えば、食材の購入リストを示す。複数の機能情報のうちの第2機能情報は、サーバー400と冷蔵庫100が通信することで、献立メモ機能をユーザーが使用できることを示す情報である。献立メモ機能は、料理のリストを示す。複数の機能情報のうちの第3機能情報は、サーバー400と冷蔵庫100が通信することで、伝言機能をユーザーが使用できることを示す情報である。伝言機能は、あるユーザーから他のユーザーに伝言する機能を示す。
例えば、報知制御の実行回数が1回の場合、変更部152は報知部201の報知内容を変更する。具体的には、変更部152は、冷蔵庫100がサーバー400と通信できることを示す情報と、第1機能情報と、第2機能情報と、第3機能情報とを含むように、報知内容に変更する。したがって、報知部201は、冷蔵庫100がサーバー400と通信できることを示す情報と、第1機能情報と、第2機能情報と、第3機能情報とを報知する。
具体的には、例えば、表示部210は、冷蔵庫100がサーバー400と通信できることを示す画像と、第1機能情報を示す画像と、第2機能情報を示す画像と、第3機能情報を示す画像とを表示する。具体的には、例えば、スピーカー220は、冷蔵庫100がサーバー400と通信できることを示す音声と、第1機能情報を示す音声と、第2機能情報を示す音声と、第3機能情報を示す音声とを出力する。
また、報知制御の実行回数が2以上の整数の場合、変更部152は報知部201の報知内容を変更する。具体的には、変更部152は、冷蔵庫100がサーバー400と通信できることを示す情報、及び、第1機能情報と第2機能情報と第3機能情報とのうちのいずれか1つを含むように、報知内容を変更する。
なお、報知制御の実行回数のカウントは、例えば、制御部150が1000回をカウントした場合にリセットされてもよい。なお、報知制御の実行回数のリセットの回数は、一例であり、任意の回数に設定できる。また、報知制御の実行回数のカウントは、例えば、1月ごとにリセットされてもよい。なお、報知制御の実行回数のリセットのタイミングは、一例であり、任意のタイミングに設定できる。
判定部153は、報知制御の実行回数が閾値を超えるか否か判定する。閾値は、例えば、「100」を示す整数である。具体的には、判定部153は、報知制御の実行回数が100回を超えるか否か判定する。
そして、本実施形態の報知制御部151は、報知制御の実行回数が閾値を超えると判定部153が判定する場合、報知制御を実行しない。一般的に、実行回数が閾値を超える場合、ユーザーはサーバー400と冷蔵庫100との通信を望まないことが多い。したがって、サーバー400と冷蔵庫100との通信を望むユーザーか否かを判定できる。この結果、無用な報知を行って、ユーザーが煩わしく感じることを抑制できる。
また、本実施形態の制御部150は、冷蔵庫100の近くを移動するユーザーの端末装置200が冷蔵庫100とリンクされている端末装置200か否かを判定する。端末装置200が冷蔵庫100とリンクされていない場合、制御部150は端末装置200が冷蔵庫100とリンクできることを示す情報を第2通信部104が端末装置200に送信するように、第2通信部104を制御する。したがって、サーバー400と冷蔵庫100とが通信できることを複数のユーザーに報知できる。この結果、サーバー400と冷蔵庫100との通信が許可される可能性が向上する。
なお、制御部150は、移動体検知部101から出力される撮像信号に基づいて、冷蔵庫100とリンクされている端末装置200を持つユーザーか否かを判定してもよい。冷蔵庫100とリンクされている端末装置200を持つユーザーでない場合、制御部150は端末装置200が冷蔵庫100とリンクできることを示す情報を第2通信部104が端末装置200に送信するように、第2通信部104を制御する。したがって、サーバー400と冷蔵庫100とが通信できることを複数のユーザーに報知できる。この結果、サーバー400と冷蔵庫100との通信が許可される可能性が向上する。
次に、図4を参照して制御部150が実行する処理を詳しく説明する。図4は、実施形態2の制御部150が実行する処理を示すフローチャートである。図4に示すように、制御部150が実行する処理は、ステップS101~ステップS115を含む。
ステップS101において、報知制御部151は、ユーザーの存在を検知したことを示す検知信号を移動体検知部101から取得する。処理は、ステップS102に進む。
ステップS102において、報知制御部151は、移動体検知部101がユーザーを複数回検知したか否かを判定する。ユーザーを複数回検知しない場合(ステップS102において、No)、処理はステップS101に戻る。ユーザーを複数回検知した場合(ステップS102において、Yes)、処理はステップS103に進む。
ステップS102でYesの場合、ステップS103において、報知制御部151は計時部106に基づいて、所定時刻になったか否かを判定する。所定時刻になっていない場合(ステップS103において、No)処理はステップS103を繰り返す。所定時刻になった場合(ステップS103において、Yes)、処理はステップS104に進む。
ステップS103でYesの場合、ステップS104において、報知制御部151は、第1通信部103がサーバー400との通信を許可されているか否かを判定する。第1通信部103がサーバー400との通信を許可されている場合(ステップS104において、Yes)、処理は終了する。第1通信部103がサーバー400との通信を許可されていない場合(ステップS104において、No)、処理はステップS105に進む。
ステップS104でNoの場合、ステップS105において、報知制御部151は、記憶部105から報知制御の実行回数を取得する。処理は、ステップS106に進む。
ステップS106において、判定部153は、報知制御の実行回数が閾値を超えるか否かを判定する。報知制御の実行回数が閾値を超える場合(ステップS106において、Yes)、処理は終了する。報知制御の実行回数が閾値を超えない場合(ステップS106において、No)、処理はステップS107に進む。
ステップS106でNoの場合、ステップS107において、変更部152は、報知制御の実行回数に基づいて、報知部201による報知内容を変更する。処理は、ステップS108に進む。
ステップS108において、報知制御部151は、報知制御を実行して、報知部201がサーバー400と通信できることを報知するように、報知部201を制御する制御情報を生成する。処理はステップS109に進む。
ステップS109において、報知制御部151は、第2通信部104が制御情報を端末装置200の第4通信部204へ送信するように、第2通信部104を制御する。処理はステップS110に進む。
ステップS110において、報知制御部151は、端末装置200から冷蔵庫100とサーバー400との通信が許可されたことを示す情報を受信したか否かを判定する。通信が許可されたことを示す情報を受信していない場合(ステップS110において、No)、処理はステップS114に進む。通信が許可されたことを示す情報を受信した場合(ステップS110において、Yes)処理はステップS111に進む。
ステップS110でYesの場合、ステップS111において、報知制御部151は、報知制御を終了する。処理は終了する。
ステップS110でNoの場合、ステップS114において、報知制御部151は報知制御の終了時間か否かを判定する。報知制御の終了時間でない場合(ステップS114でNo)、処理はステップS108に戻る。報知制御の終了時間の場合(ステップS114でYes)、処理はステップS115に進む。
ステップS114でYesの場合、ステップS115において、報知制御部151は、報知制御を終了する。処理は終了する。
[実施形態3]
次に、図1、図2、及び、図5を参照して、制御部150の処理の実施形態3を説明する。実施形態3では、開閉検知部102の検知結果に基づいて、報知制御部151が報知制御を実行する点で、本実施形態と主に異なる。以下、実施形態3が本実施形態と異なる点を説明する。
実施形態3の報知制御部151は、開閉検知部102の検知結果に基づいて、サーバー400と通信できることを報知部201が報知するように制御する報知制御を実行する。したがって、ユーザーが第1扉部11と第2扉部21と第3扉部31とのうちの少なくともいずれか1つが開放される場合、ユーザーは冷蔵庫100の近くにいる。更に、ユーザーが第1扉部11と第2扉部21と第3扉部31とのうちの少なくともいずれか1つを閉塞する場合、ユーザーは冷蔵庫100の近くにいる。つまり、ユーザーが冷蔵庫100の近くにいるときに報知部201がサーバー400と通信できることを報知できる。この結果、冷蔵庫100にサーバー400と通信する機能があることをユーザーに効率的に報知できる。そして、冷蔵庫100とサーバー400との通信を許可するように、ユーザーに促すことができる。
具体的には、報知制御部151は、第1通信部103とサーバー400との通信が許可されていない状態において、開閉検知部102の検知結果に基づいて、サーバー400と通信できることを報知部201が報知するように制御する報知制御を実行する。したがって、ユーザーが冷蔵庫100の付近にいるときに報知部201がサーバー400と通信できることを報知できる。この結果、冷蔵庫100にサーバー400と通信する機能があることをユーザーに効率的に報知できる。そして、冷蔵庫100とサーバー400との通信を許可するように、ユーザーに促すことができる。
第1冷蔵室10の開口と、第2冷蔵室20の開口と、冷凍室30の開口とのうちの1つが開放されたこと、または、第1冷蔵室10の開口と、第2冷蔵室20の開口と、冷凍室30の開口とのうちの1つが閉塞されたことを開閉検知部102が複数回検知した場合に、報知制御部151は報知制御を実行する。複数回は、2以上の整数を示す。したがって、ユーザーを検知する毎に報知部201が報知しない。この結果、報知制御にかかる電力の消費を低減できる。
また、実施形態3の報知制御部151は、第1冷蔵室10の開口と、第2冷蔵室20の開口と、冷凍室30の開口とのうちの1つが開放されたこと、または、第1冷蔵室10の開口と、第2冷蔵室20の開口と、冷凍室30の開口とのうちの1つが閉塞されたことを開閉検知部102が検知した後に、計時部106に基づいて、報知制御部151は所定時刻になったか否かを判定する。例えば、一般的に、ユーザーは午前中に忙しいことが多い。つまり、ユーザーが忙しい場合、報知制御部151が報知制御を実行しても、冷蔵庫100とサーバー400との通信を許可するように、ユーザーに促すことは困難となる。一方、午後になると、ユーザーは休憩している時間がある。したがって、例えば、所定時刻をユーザーが休憩する午後の時刻とすることで、冷蔵庫100にサーバー400と通信する機能があることをユーザーに効率的に報知できる。この結果、冷蔵庫100とサーバー400との通信を許可するように、ユーザーに促すことができる。上記のように、冷蔵室の開口が開放または閉塞されたときであって、且つ所定の時刻であるときに、冷蔵庫とサーバーとの接続を促す報知を行うことで、ユーザーへの報知が効果的となる。なぜなら、冷蔵室の開口が開放または閉塞されたときは、ユーザーが冷蔵庫の近くにいるときであり、更に、所定の時刻または時間帯は、食事を準備しているとき等の煩忙なときではない。したがって、ユーザーは、冷蔵庫をサーバーに接続する設定を行いやすいときに報知を受けることができる。
また、開閉検知部102の検知結果と計時部106の計時する時刻とに基づいて、制御部150が所定時刻を決定してもよい。具体的には、例えば、開閉検知部102の検知結果と計時部106の計時する時刻とに基づいて、制御部150は開閉検知部102が第1扉部11の開放、または第1扉部11の閉塞を検知した時刻を記憶部105に記憶させる。一般的に、冷蔵庫100の扉が開放される頻度が高い場合、ユーザーは忙しくしている。例えば、冷蔵庫100の扉が開放される頻度が高い場合、ユーザーは料理をしている。したがって、冷蔵庫100の扉が開放される頻度が高い時刻と異なる時刻に、制御部150は所定時刻を決定する。
次に、図5を参照して実施形態3の制御部150が実行する処理を詳しく説明する。図5は、実施形態3の制御部150が実行する処理を示すフローチャートである。図5に示すように、制御部150が実行する処理は、ステップS201~ステップS215を含む。図5に示すステップS203~ステップS215は、図4を参照して説明した実施形態2のステップS103~ステップS115に対応する。したがって、ステップS203~ステップS215の説明を省略し、ステップS201~ステップ202を説明する。
ステップS201において、報知制御部151は、開口が開放されたことを示す検知信号、または、開口が閉塞されたことを示す検知信号を開閉検知部102から取得する。処理は、ステップS202に進む。
ステップS202において、報知制御部151は、開口が開放されたことを、または、開口が閉塞されたことを開閉検知部102が複数回検知したか否かを判定する。開口が開放されたこと、または、開口が閉塞されたことを開閉検知部102が複数回検知しない場合(ステップS202において、No)、処理はステップS201に戻る。開口が開放されたこと、または、開口が閉塞されたことを開閉検知部102が複数回検知した場合(ステップS202において、Yes)、処理はステップS203に進む。
[実施形態4]
次に、図3~図6を参照して、本発明の実施形態4を説明する。実施形態4の報知制御システム1は、冷蔵庫100が、報知部50を含む点で、実施形態1の報知制御システム1と異なる。以下、実施形態4について、実施形態1と異なる事項について説明し、実施形態1と重複する部分についての説明は割愛する。図6は、実施形態4に係る報知制御システム1を示すブロック図である。
図6に示すように、冷蔵庫100は、冷却部60と、移動体検知部101と、開閉検知部102と、報知部50と、第1通信部103と、第2通信部104と、記憶部105と、計時部106と、制御部150とを備える。
冷却部60は、第1冷蔵室10の第1収容空間10aと、第2冷蔵室20の第2収容空間20aと、冷凍室30の第3収容空間30cとを冷却する。移動体検知部101は、移動体の存在を検知する。開閉検知部102は、扉部の開閉動作を検知する開閉センサである。第1通信部103は、サーバー400と有線通信または無線通信可能である。第2通信部104は、端末装置200と通信する。記憶部105は、データ及びコンピュータープログラムを記憶する。計時部106は、時刻を計時する。制御部150は、冷蔵庫100の各要素を制御する。
報知部50は、ユーザーに冷蔵庫100がサーバー400と通信できることを報知する。報知部50は、表示部110と、スピーカー120とを含む。
表示部110は、種々の画像を表示する。表示部110は、例えば液晶表示装置(LCD)である。表示部110は、例えば、第1扉部11に配置される。
スピーカー120は、音を出力する。スピーカー120は、例えば、第1扉部11に配置される。
引き続き、図6を参照して、実施形態4の制御部150を詳しく説明する。図6に示すように、制御部150は、報知制御部151と、変更部152と、判定部153とを含む。
実施形態4の報知制御部151は、第1通信部103とサーバー400との通信が許可されていない状態において、報知制御を実行する。具体的には、実施形態4の報知制御は、サーバー400と通信できることを示す画像を表示部110が表示するように制御することを示す。また、具体的には、報知制御は、サーバー400と通信できること示す音声をスピーカー120が出力するように制御することを示す。なお、報知制御は、サーバー400と通信できることを示す画像を表示部110が表示するように制御し、サーバー400と通信できること示す音声をスピーカー120が出力するように制御することを示してもよい。
具体的には、実施形態4の報知制御部151は、第1通信部103とサーバー400との通信が許可されていない状態において、冷蔵庫100に電力が供給された場合に、サーバー400と通信できることを報知部50が報知するように制御する報知制御を実行する。冷蔵庫100に電力の供給を開始する場合、ユーザーは冷蔵庫100の電力供給用の端子をコンセントに装着する。つまり、ユーザーは冷蔵庫100の近くにいる。したがって、ユーザーが冷蔵庫100の付近にいるときに報知部50がサーバー400と通信できることを報知できる。この結果、冷蔵庫100にサーバー400と通信する機能があることをユーザーに効率的に報知できる。つまり、ユーザーが冷蔵庫100の近くにいるときに、冷蔵庫100が報知を行うため、サーバー400に接続できる対象が冷蔵庫100である旨をユーザーが容易に認知できる。そして、冷蔵庫100とサーバー400との通信を許可するように、ユーザーに促すことができる。
また、実施形態4の報知制御部151は、第1通信部103とサーバー400との通信が許可されていない状態において、移動体検知部101の検知結果に基づいて、サーバー400と通信できることを報知部50が報知するように制御する報知制御を実行する。したがって、ユーザーが冷蔵庫100の付近にいるときに報知部50がサーバー400と通信できることを報知できる。この結果、冷蔵庫100にサーバー400と通信する機能があることをユーザーに効率的に報知できる。そして、冷蔵庫100とサーバー400との通信を許可するように、ユーザーに促すことができる。
また、例えば、報知制御を実行する報知制御部151は、表示部110がサーバー400と通信できることを示す画像を表示するように、表示部110を制御する制御情報を生成する。そして、制御部150はサーバー400と通信できることを示す画像を表示部110が表示するように、表示部110を制御する。したがって、ユーザーが冷蔵庫100の付近にいるときに表示部110がサーバー400と通信できることを示す画像を表示する。この結果、冷蔵庫100にサーバー400と通信する機能があることをユーザーに効率的に報知できる。つまり、ユーザーが冷蔵庫100の近くにいるときに、冷蔵庫100の表示部110が画像を表示するため、サーバー400に接続できる対象が冷蔵庫100である旨をユーザーが容易に認知できる。
また、例えば、報知制御を実行する報知制御部151は、サーバー400と通信できることを示す音声をスピーカー120が出力するようにスピーカー120を制御する制御情報を生成する。そして、制御部150はサーバー400と通信できることを示す音声をスピーカー120が出力するように、スピーカー220を制御する。したがって、ユーザーが冷蔵庫100の付近にいるときにスピーカー120がサーバー400と通信できることを示す音声を出力する。この結果、冷蔵庫100にサーバー400と通信する機能があることをユーザーに効率的に報知できる。つまり、ユーザーが冷蔵庫100の近くにいるときに、冷蔵庫100のスピーカー120が音声を出力するため、サーバー400に接続できる対象が冷蔵庫100である旨をユーザーが容易に認知できる。
移動体検知部101がユーザーを複数回検知した場合に、報知制御部151は報知制御を実行する。複数回は、2以上の整数を示す。したがって、ユーザーを検知する毎に報知部201が報知しない。この結果、報知制御にかかる電力の消費を低減できる。
また、実施形態4の報知制御部151は、第1通信部103とサーバー400との通信が許可されていない状態において、開閉検知部102の検知結果に基づいて、サーバー400と通信できることを報知部50が報知するように制御する報知制御を実行する。したがって、ユーザーが第1扉部11と第2扉部21と第3扉部31とのうちの少なくともいずれか1つが開放される場合、ユーザーは冷蔵庫100の近くにいる。つまり、ユーザーが冷蔵庫100の近くにいるときに報知部201がサーバー400と通信できることを報知できる。この結果、冷蔵庫100にサーバー400と通信する機能があることをユーザーに効率的に報知できる。そして、冷蔵庫100とサーバー400との通信を許可するように、ユーザーに促すことができる。
第1冷蔵室10の開口と、第2冷蔵室20の開口と、冷凍室30の開口とのうちの1つが開放されたこと、または、第1冷蔵室10の開口と、第2冷蔵室20の開口と、冷凍室30の開口とのうちの1つが閉塞されたことを開閉検知部102が複数回検知した場合に、報知制御部151は報知制御を実行する。複数回は、2以上の整数を示す。したがって、ユーザーを検知する毎に報知部201が報知しない。この結果、報知制御にかかる電力の消費を低減できる。
報知制御部151は、所定時刻になった場合に、報知制御を実行する。したがって、例えば、所定時刻をユーザーが休憩する午後の時刻とすることで、冷蔵庫100にサーバー400と通信する機能があることをユーザーに効率的に報知できる。この結果、冷蔵庫100とサーバー400との通信を許可するように、ユーザーに促すことができる。
報知制御部151は、第1通信部103とサーバー400の第5通信部403との通信が許可されている場合、報知制御を実行しない。したがって、ユーザーに対して不要な通知を抑制できる。この結果、不要な報知制御にかかる電力の消費を低減できる。
変更部152は、報知制御の実行回数に基づいて、報知部201による報知内容を変更する。
判定部153は、報知制御の実行回数が閾値を超えるか否か判定する。実施形態4の報知制御部151は、報知制御の実行回数が閾値を超えると判定部153が判定する場合、報知制御を実行しない。したがって、サーバー400と冷蔵庫100との通信を望むユーザーか否かを判定できる。この結果、無用な報知を行って、ユーザーが煩わしく感じることを抑制できる。
また、実施形態4の制御部150は、図3に示す処理を実行する。実施形態4の制御部150が図3に示す処理を実行する場合、ステップS14が省略される。そして、ステップS15の内容が変更される。
具体的には、ステップS15において、報知制御部151は、冷蔵庫100とサーバー400との通信が許可されたことを示す情報を取得したか否かを判定する。通信が許可されたことを示す情報を取得していない場合(ステップS15において、No)、処理はステップS17に進む。通信が許可されたことを示す情報を取得した場合(ステップS15において、Yes)処理はステップS16に進む。
また、実施形態4の制御部150は、図4に示す処理を実行する。実施形態4の制御部150が図4に示す処理を実行する場合、ステップS109が省略される。そして、ステップS110の内容が変更される。内容の変更がされたステップS110は、実施形態4の制御部150が実行するステップS15に対応する。
また、実施形態4の制御部150は、図5に示す処理を実行する。実施形態4の制御部150が図5に示す処理を実行する場合、ステップS209が省略される。そして、ステップS210の内容が変更される。内容の変更がされたステップS210は、実施形態4の制御部150が実行するステップS15に対応する。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。
例えば、実施形態1に実施形態2を組み合わせてもよい。具体的には、実施形態1の冷蔵庫100の制御部150は、図4に示す実施形態2の制御部150が実行する処理を実行できる。つまり、実施形態1の冷蔵庫100の制御部150は、図3に示す実施形態1の制御部150が実行する処理と、図4に示す実施形態2の制御部150が実行する処理とを実行できる。
また、例えば、実施形態1に実施形態3を組み合わせてもよい。具体的には、実施形態1の冷蔵庫100の制御部150は、図5に示す実施形態3の制御部150が実行する処理を実行できる。つまり、実施形態1の冷蔵庫100の制御部150は、図3に示す実施形態1の制御部150が実行する処理と、図5に示す実施形態3の制御部150が実行する処理とを実行できる。
また、例えば、実施形態1に、実施形態2と実施形態3とを組み合わせてもよい。具体的には、実施形態1の冷蔵庫100の制御部150は、図4に示す実施形態2の制御部150が実行する処理を実行できる。更に、実施形態1の冷蔵庫100の制御部150は、図5に示す実施形態3の制御部150が実行する処理を実行できる。つまり、実施形態1の冷蔵庫100の制御部150は、図3に示す実施形態1の制御部150が実行する処理と、図4に示す実施形態2の制御部150が実行する処理と、図5に示す実施形態3の制御部150が実行する処理とを実行できる。
また、例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の速度、材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)実施形態1の報知制御部151は冷蔵庫100に電力が供給された場合に、報知制御を実行したが、これに限らない。例えば、冷却部60が第1冷蔵室10の第1収容空間10aと、第2冷蔵室20の第2収容空間20aと、冷凍室30の第3収容空間30cとのうちのいずれかを冷却するときに、報知制御部151は、報知制御を実行してもよい。
(2)実施形態2の報知制御部151は移動体の検知結果に基づいて、報知制御を実行したが、これに限らない。例えば、冷却部60が第1冷蔵室10の第1収容空間10aと、第2冷蔵室20の第2収容空間20aと、冷凍室30の第3収容空間30cとのうちのいずれかを冷却するときに、報知制御部151は、報知制御を実行してもよい。
(3)実施形態3の報知制御部151は開閉検知部102の検知結果に基づいて、報知制御を実行したが、これに限らない。例えば、冷却部60が第1冷蔵室10の第1収容空間10aと、第2冷蔵室20の第2収容空間20aと、冷凍室30の第3収容空間30cとのうちのいずれかを冷却するときに、報知制御部151は、報知制御を実行してもよい。