JP2016099805A - ゲートウェイ装置、監視システム、監視方法および監視プログラム - Google Patents

ゲートウェイ装置、監視システム、監視方法および監視プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】建物の状態を適切に通知し、ユーザの外出時における建物の管理を支援するゲートウェイ装置、監視システム、監視方法及び監視プログラムを提供する。
【解決手段】建物1内に設置され、建物1外の外部ネットワーク13を介して他の装置と通信可能なゲートウェイ装置10であって、外部ネットワーク13を介さずに、端末装置12と通信接続を確立して無線通信を行う無線通信部と、通信接続の状態及び建物の状態を監視する監視部と、監視部によって、通信接続が切断されたと判断され、かつ、建物1の状態が所定条件を満たすと判断された場合、警告情報を外部ネットワーク13経由で送信する通知部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ゲートウェイ装置、監視システム、監視方法および監視プログラムに関し、特に、建物の状態を通知するゲートウェイ装置、監視システム、監視方法および監視プログラムに関する。
対象の住宅等が施錠されているか否かを携帯電話等の端末装置に通知するセキュリティシステムが開発されている。このようなセキュリティシステムの一例として、たとえば、特開2008−305344号公報(特許文献1)には、以下のような技術が開示されている。すなわち、セキュリティシステムは、施錠検知装置と、携帯端末と、がネットワークにより接続されたセキュリティシステムであって、前記施錠検知装置は、錠が設けられているドア若しくは窓が閉じたか否か感知する開閉感知手段と、ドア若しくは窓の錠が施錠されたか否か感知する施錠感知手段と、前記ドア若しくは窓が閉じられてからの時刻をカウントする時刻カウント手段と、前記時刻カウント手段により一定の時間をカウント後、前記施錠感知手段により施錠が有ったことを感知出来ない場合は、前記携帯端末に無施錠通知を行う通知手段とを備える。
また、たとえば、特開2006−348530号公報(特許文献2)には、以下のような技術が開示されている。すなわち、セキュリティシステムは、携帯端末、セキュリティ管理装置、住宅内の窓に設置された鍵制御装置および住宅内の窓に設置されたロック装置を備える。ユーザは、外出時に携帯端末からセキュリティ管理装置へ施錠状況の問い合わせを要求する。セキュリティ管理装置は、全ての鍵制御装置へ施錠状況を通知するように要求を行う。鍵制御装置は、窓の既存の鍵が施錠状態であるか、又は解錠状態であるかを検知し、検知結果をセキュリティ管理装置へ通知する。セキュリティ管理装置は、全てのロック装置へ施錠状況を通知するように要求を行う。ロック装置は、自己が施錠状態であるか、又は解錠状態であるかをセキュリティ管理装置へ通知する。セキュリティ管理装置は、施錠状況を携帯端末に通知する。
特開2008−305344号公報 特開2006−348530号公報
特許文献1に記載のセキュリティシステムは、たとえば、対象とする住宅のドアが閉まったにも関わらず、所定時間、当該ドアの施錠がなされない場合に、ユーザの端末装置に無施錠である旨が通知される構成である。このため、たとえば、ドアの施錠がなされていない状態でユーザが在宅しており、無施錠である旨の通知をユーザが必要としない場合であっても、頻繁に無施錠である旨が通知される可能性がある。
また、特許文献2に記載のセキュリティシステムは、たとえばユーザが窓の施錠を忘れて外出した場合であっても、ユーザの携帯端末から問い合わせがなければ施錠状況を通知しないため、高いセキュリティを確保することが困難である。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、建物の状態を適切に通知し、ユーザの外出時における建物の管理を支援することが可能なゲートウェイ装置、監視システム、監視方法および監視プログラムを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係るゲートウェイ装置は、建物内に設置され、前記建物外における外部ネットワークを介して他の装置と通信可能なゲートウェイ装置であって、前記外部ネットワークを介さずに、端末装置と通信接続を確立して無線通信を行う無線通信部と、前記通信接続の状態および前記建物の状態を監視する監視部と、前記監視部によって、前記通信接続が切断されたと判断され、かつ前記建物の状態が所定条件を満たすと判断された場合、警告情報を前記外部ネットワーク経由で送信する通知部とを備える。
(8)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る監視システムは、端末装置と、建物内に設置され、前記建物外における外部ネットワークを介して他の装置と通信可能なゲートウェイ装置とを備え、前記ゲートウェイ装置は、前記外部ネットワークを介さずに、前記端末装置と通信接続を確立して無線通信を行い、前記ゲートウェイ装置は、前記通信接続の状態および前記建物の状態を監視し、前記ゲートウェイ装置は、前記通信接続が切断されたと判断し、かつ前記建物の状態が所定条件を満たすと判断した場合、警告情報を前記外部ネットワーク経由で前記端末装置へ送信する。
(9)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る監視方法は、建物内に設置され、前記建物外における外部ネットワークを介して他の装置と通信可能なゲートウェイ装置における監視方法であって、前記外部ネットワークを介さずに、端末装置と通信接続を確立して無線通信を行うステップと、前記通信接続の状態および前記建物の状態を監視するステップと、前記通信接続が切断されたと判断し、かつ前記建物の状態が所定条件を満たすと判断した場合、警告情報を前記外部ネットワーク経由で送信するステップとを含む。
(10)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係る監視プログラムは、建物内に設置され、前記建物外における外部ネットワークを介して他の装置と通信可能なゲートウェイ装置において用いられる監視プログラムであって、コンピュータに、前記外部ネットワークを介さずに、端末装置と通信接続を確立して無線通信を行うステップと、前記通信接続の状態および前記建物の状態を監視するステップと、前記通信接続が切断されたと判断し、かつ前記建物の状態が所定条件を満たすと判断した場合、警告情報を前記外部ネットワーク経由で送信するステップとを実行させるためのプログラムである。
本発明は、このような特徴的な処理部を備えるゲートウェイ装置として実現することができるだけでなく、ゲートウェイ装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。
この発明によれば、建物の状態を適切に通知し、ユーザの外出時における建物の管理を支援することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る監視システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係るゲートウェイ装置の構成を示す図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る施錠管理装置の構成を示す図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る監視システムによるセキュリティ処理のシーケンスの一例を示す図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係るゲートウェイ装置によるセキュリティ処理の手順の一例を定めたフローチャートである。 図6は、本発明の第2の実施の形態に係る監視システムの構成を示す図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態に係るゲートウェイ装置の構成を示す図である。
最初に、本発明の実施の形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係るゲートウェイ装置は、建物内に設置され、前記建物外における外部ネットワークを介して他の装置と通信可能なゲートウェイ装置であって、前記外部ネットワークを介さずに、端末装置と通信接続を確立して無線通信を行う無線通信部と、前記通信接続の状態および前記建物の状態を監視する監視部と、前記監視部によって、前記通信接続が切断されたと判断され、かつ前記建物の状態が所定条件を満たすと判断された場合、警告情報を前記外部ネットワーク経由で送信する通知部とを備える。
このように、端末装置とゲートウェイ装置との通信接続の状態を、建物の状態と合わせて監視する構成により、たとえば、当該通信接続が切断された場合であって、かつ、建物の施錠がなされていない場合、当該端末装置を携帯するユーザが建物の施錠を行うことなく外出したと判断することができる。そして、このような場合に警告情報を送信することにより、建物の状態が何らかの改善を行うべき状態であることを知らせることができる。また、警告情報は、端末装置とゲートウェイ装置との通信接続が切断された状態において送信されるため、ユーザが建物内にいる場合に送信されることが少なく、また、ユーザからの問い合わせが無くとも、所定条件を満たす場合に自動的に送信される。したがって、建物の状態を適切に通知し、ユーザの外出時における建物の管理を支援することができる。
(2)好ましくは、前記通知部は、前記警告情報を前記外部ネットワーク経由で前記端末装置へ送信する。
このような構成により、たとえば、端末装置を携帯するユーザが建物の施錠を行うことなく外出した場合に、ユーザの端末装置へ警告情報を直接送信することができる。これにより、たとえば、ユーザが建物から大きく離れる前に、建物が無施錠である旨をユーザに知らせることができるため、ユーザは建物へ戻って建物の施錠を行うことができる。
(3)好ましくは、前記通知部は、前記警告情報を送信した後、前記建物の状態が前記所定条件を満たしていないと前記監視部によって判断された場合、警告解除情報を前記外部ネットワーク経由で送信する。
このような構成により、たとえば、無施錠であった建物が施錠された場合に、建物が施錠されたことを知らせることができる。
(4)より好ましくは、前記ゲートウェイ装置は、さらに、遠隔で対処命令を受けて前記建物の状態を前記所定条件を満たさない状態へ変更する制御を行う制御部を備え、前記通知部は、前記警告情報を送信した後に、前記制御部によって前記建物の状態が前記所定条件を満たさない状態へ変更された場合、前記警告解除情報を前記外部ネットワーク経由で送信する。
このような構成により、たとえば、建物の施錠を行うことなく外出したことで、警告情報を受信した場合に、遠隔で建物を施錠することができ、また、施錠が実施されたことを遠隔で確認することができる。
(5)好ましくは、前記通知部は、前記警告情報を繰り返し送信し、送信回数が所定値に達した場合、前記警告情報の送信を停止する。
このように、無施錠である旨等を繰り返し通知する構成により、たとえば、建物が無施錠であることを、たとえばユーザに、より確実に気付かせることができ、また、無施錠である旨の通知回数を制限する構成により、同じ内容の通知が繰り返し行われる煩わしさを抑えることができる。
(6)好ましくは、前記監視部は、前記警告情報を送信した後、前記建物の状態を確認し、前記通知部は、前記建物の状態が引き続き前記所定条件を満たしていると前記監視部によって判断された場合に、前記警告情報を新たに送信する。
このような構成により、たとえば、警告情報を繰り返し送信する一方で、建物の施錠がなされた後は警告情報を送信しないようにすることができるため、建物の状態をより適切に通知することができる。
(7)好ましくは、前記通知部は、前記警告情報を所定間隔で複数回送信する。
このような構成により、警告情報をある程度の間隔を空けて送信することがきるため、短時間に複数回送信する場合に比べて、たとえば、建物が無施錠であることを、より確実にユーザに気付かせることができ、また、単位時間当たりの送信回数を少なくすることができる。
(8)本発明の実施の形態に係る監視システムは、端末装置と、建物内に設置され、前記建物外における外部ネットワークを介して他の装置と通信可能なゲートウェイ装置とを備え、前記ゲートウェイ装置は、前記外部ネットワークを介さずに、前記端末装置と通信接続を確立して無線通信を行い、前記ゲートウェイ装置は、前記通信接続の状態および前記建物の状態を監視し、前記ゲートウェイ装置は、前記通信接続が切断されたと判断し、かつ前記建物の状態が所定条件を満たすと判断した場合、警告情報を前記外部ネットワーク経由で前記端末装置へ送信する。
このように、端末装置とゲートウェイ装置との通信接続の状態を、建物の状態と合わせて監視する構成により、たとえば、当該通信接続が切断された場合であって、かつ、建物の施錠がなされていない場合、当該端末装置を携帯するユーザが建物の施錠を行うことなく外出したと判断することができる。そして、このような場合に警告情報を送信することにより、建物の状態が何らかの改善を行うべき状態であることを知らせることができる。また、警告情報は、端末装置とゲートウェイ装置との通信接続が切断された状態において送信されるため、ユーザが建物内にいる場合に送信されることが少なく、また、ユーザからの問い合わせが無くとも、所定条件を満たす場合に自動的に送信される。したがって、建物の状態を適切に通知し、ユーザの外出時における建物の管理を支援することができる。
(9)本発明の実施の形態に係る監視方法は、建物内に設置され、前記建物外における外部ネットワークを介して他の装置と通信可能なゲートウェイ装置における監視方法であって、前記外部ネットワークを介さずに、端末装置と通信接続を確立して無線通信を行うステップと、前記通信接続の状態および前記建物の状態を監視するステップと、前記通信接続が切断されたと判断し、かつ前記建物の状態が所定条件を満たすと判断した場合、警告情報を前記外部ネットワーク経由で送信するステップとを含む。
このように、端末装置とゲートウェイ装置との通信接続の状態を、建物の状態と合わせて監視する構成により、たとえば、当該通信接続が切断された場合であって、かつ、建物の施錠がなされていない場合、当該端末装置を携帯するユーザが建物の施錠を行うことなく外出したと判断することができる。そして、このような場合に警告情報を送信することにより、建物の状態が何らかの改善を行うべき状態であることを知らせることができる。また、警告情報は、端末装置とゲートウェイ装置との通信接続が切断された状態において送信されるため、ユーザが建物内にいる場合に送信されることが少なく、また、ユーザからの問い合わせが無くとも、所定条件を満たす場合に自動的に送信される。したがって、建物の状態を適切に通知し、ユーザの外出時における建物の管理を支援することができる。
(10)本発明の実施の形態に係る監視プログラムは、建物内に設置され、前記建物外における外部ネットワークを介して他の装置と通信可能なゲートウェイ装置において用いられる監視プログラムであって、コンピュータに、前記外部ネットワークを介さずに、端末装置と通信接続を確立して無線通信を行うステップと、前記通信接続の状態および前記建物の状態を監視するステップと、前記通信接続が切断されたと判断し、かつ前記建物の状態が所定条件を満たすと判断した場合、警告情報を前記外部ネットワーク経由で送信するステップとを実行させるためのプログラムである。
このように、端末装置とゲートウェイ装置との通信接続の状態を、建物の状態と合わせて監視する構成により、たとえば、当該通信接続が切断された場合であって、かつ、建物の施錠がなされていない場合、当該端末装置を携帯するユーザが建物の施錠を行うことなく外出したと判断することができる。そして、このような場合に警告情報を送信することにより、建物の状態が何らかの改善を行うべき状態であることを知らせることができる。また、警告情報は、端末装置とゲートウェイ装置との通信接続が切断された状態において送信されるため、ユーザが建物内にいる場合に送信されることが少なく、また、ユーザからの問い合わせが無くとも、所定条件を満たす場合に自動的に送信される。したがって、建物の状態を適切に通知し、ユーザの外出時における建物の管理を支援することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る監視システムの構成を示す図である。
図1を参照して、監視システム101は、ゲートウェイ装置10と、施錠管理装置11と、端末装置12とを備える。
監視システム101は、たとえば、住宅である建物1のセキュリティを高めるために設けられる。ゲートウェイ装置10および施錠管理装置11は、たとえば、建物1に設置される。
端末装置12は、スマートフォンまたはタブレット等の携帯端末であり、たとえば建物1の居住者であるユーザ3により携帯される。端末装置12は、たとえば、建物1内において、ゲートウェイ装置10および建物1の外部におけるネットワークである外部ネットワーク13を介して、図示しない他の装置と通信を行うことができる。
具体的には、ゲートウェイ装置10は、たとえばブロードバンドルーターの機能を有し、有線で外部ネットワーク13に接続され、外部ネットワーク13を介して他の装置と通信を行う。
また、ゲートウェイ装置10は、Wi−Fi等の無線LAN、またはBluetooth(登録商標)等により端末装置12と無線通信を行う。ゲートウェイ装置10は、端末装置12以外の他の端末装置とも無線通信を行うことができる。
外部ネットワーク13は、たとえば、インターネット、および3G(3rd Generation)ならびにLTE(Long Term Evolution)等の携帯電話網を含む。
以下、ゲートウェイ装置10が無線LANおよびBluetooth等の無線通信により端末装置12と通信可能なエリアをゲートウェイ装置10のローカル通信エリアとも称する。ゲートウェイ装置10のローカル通信エリアは、たとえば建物1の全体を含む。
ゲートウェイ装置10は、端末装置12と通信接続を確立した後、当該通信接続が切断された場合、端末装置12が建物1の外部に持ち出された、つまり端末装置12を携帯するユーザ3が建物1から外出したと判断する。
ゲートウェイ装置10は、たとえば、外部ネットワーク13および携帯電話の基地局である基地局14を介して、端末装置12へメール等のメッセージを送信することができる。
施錠管理装置11は、たとえば建物1のドア2に設置され、ZigBee(登録商標)またはBluetooth等により、ゲートウェイ装置10と無線通信を行う。
具体的には、たとえば、施錠管理装置11は、ドア2の施錠の状態すなわちドア2が施錠されているか否かを確認し、確認結果をゲートウェイ装置10に報告する。また、施錠管理装置11は、ドア2が施錠されていない状態において、ゲートウェイ装置10から施錠指示を受信すると、ドア2を施錠する。
ゲートウェイ装置10は、端末装置12との通信接続が切断された場合、ユーザ3が建物1から外出したと判断して、施錠管理装置11と通信を行い、施錠管理装置11にドア2の施錠の状態を確認させる。ゲートウェイ装置10は、ドア2の施錠の状態の確認結果に基づいて建物1の施錠の状態を判断する。
そして、ゲートウェイ装置10は、建物1が施錠されていないと判断した場合、建物1が改善すべき状態にあることを示す警告情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信する。ここでは、警告情報は、建物1の施錠がなされていない旨を示す。
端末装置12は、ゲートウェイ装置10から警告情報を受信すると、たとえば、着信音を鳴らすとともに、警告情報の内容を画面に表示する。
これにより、ユーザ3は、建物1の施錠がなされていないことを警告情報によって認識し、たとえば、建物1へ戻り、手動で建物1の施錠を行うことができる。
また、ユーザ3は、端末装置12を用いて遠隔で建物1の施錠を行うこともできる。具体的には、ユーザ3は、端末装置12を操作することにより、端末装置12から、基地局14および外部ネットワーク13経由でゲートウェイ装置10へ対処命令を送信する。
ゲートウェイ装置10は、端末装置12からの対処命令を受信すると、施錠指示を施錠管理装置11へ送信することにより、施錠管理装置11にドア2を施錠させる。
施錠管理装置11は、ゲートウェイ装置10から施錠指示を受信してドア2を施錠した場合、または手動でドア2が施錠された場合、ドア2が施錠されたことを示す施錠実施情報をゲートウェイ装置10へ送信する。
ゲートウェイ装置10は、施錠管理装置11から施錠実施情報を受信すると、建物1の状態が改善されたことを示す警告解除情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信する。ここでは、警告解除情報は、建物1の施錠がなされた旨を示す。
たとえば、ゲートウェイ装置10は、上述の、ドア2の施錠状態の確認、端末装置12への警告情報の送信、施錠管理装置11への施錠指示の送信、および端末装置12への警告解除情報の送信等を、セキュリティ用のアプリケーションを用いて行う。ゲートウェイ装置10は、たとえば、端末装置12との通信接続が切断されたことをトリガーとして当該アプリケーションを起動させる。
なお、ゲートウェイ装置10のローカル通信エリアは、建物1の全体を含む構成に限らず、建物1の一部を含む構成であってもよい。また、建物1は、住宅に限らず、工場または事務所等であってもよい。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るゲートウェイ装置の構成を示す図である。
図2を参照して、ゲートウェイ装置10は、操作部19と、記憶部20と、無線通信部21と、監視部22と、通知部23と、制御部24と、MAC確認部25とを備える。
操作部19は、監視システム101の対象となる端末装置すなわち端末装置12のMACアドレスをユーザ3の操作により予め取得して記憶部20に保存する。
無線通信部21は、ゲートウェイ装置10のローカル通信エリア内に端末装置12が位置する場合、外部ネットワーク13を介さずに、端末装置12と通信接続を確立して無線通信を行う。
監視部22は、無線通信部21と端末装置12との通信接続の状態、および建物1の状態を監視する。具体的には、監視部22は、無線通信部21と端末装置12との通信接続の状態、および建物1の施錠の状態を監視する。
たとえば、監視部22は、無線通信部21が端末装置との通信接続を確立するたびに、通信接続の確立された端末装置のMACアドレスを確認する。そして、監視部22は、通信接続の確立された端末装置のMACアドレスを記憶部20に保存されたMACアドレスと照合することにより、無線通信部21と端末装置12との通信接続が確立したか否かを判断する。
また、監視部22は、無線通信部21と端末装置12との通信接続が切断されたか否かを判断する。監視部22は、たとえば、無線通信部21と端末装置との通信接続が切断されるたびに、通信接続が切断された端末装置のMACアドレスを確認する。そして、監視部22は、通信接続が切断された端末装置のMACアドレスを記憶部20に保存されたMACアドレスと照合することにより、通信接続が切断された端末装置が端末装置12であるか否かを判断する。
監視部22は、無線通信部21と端末装置12との通信接続が切断されたと判断した場合、建物1の状態が所定条件を満たすか否か、具体的には、建物1が施錠されているか否かを判断する。たとえば、監視部22は、建物1が施錠されていない場合に、建物1の状態が所定条件を満たすと判断する。
監視部22は、ドア2が施錠されているか否かを施錠管理装置11に確認させるための施錠確認要求を施錠管理装置11へ送信する。
施錠管理装置11は、監視部22から施錠確認要求を受信すると、たとえば、ドア2が施錠されているか否かを自己のセンサを用いて確認し、確認結果を示す施錠状態情報をゲートウェイ装置10における監視部22へ送信する。
監視部22は、施錠管理装置11から施錠状態情報を受信して、受信した施錠状態情報に基づいて、建物1の施錠がなされているか否かを判断する。
たとえば、監視部22は、ドア2が施錠されていない旨の施錠状態情報を施錠管理装置11から受信した場合、建物1の施錠がなされていない、つまり建物1の状態が所定条件を満たすと判断し、警告情報の送信を指示するための警告送信指示を通知部23へ出力する。
通知部23は、監視部22によって、通知部23と端末装置12との通信接続が切断されたと判断され、かつ、建物1の状態が所定条件を満たすと判断された場合、外部ネットワーク13および基地局14を介して端末装置12に警告情報を送信する。
具体的には、たとえば、通知部23は、監視部22から警告送信指示を受けると、警告情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信する。
通知部23は、端末装置12へ警告情報を繰り返し送信する。たとえば、通知部23は、所定の間隔で複数回、端末装置12へ警告情報を送信する。
たとえば、操作部19は、警告情報の送信回数の設定値である設定回数P、および警告情報の送信間隔の設定値である設定間隔Qをユーザ3の操作により予め取得し、記憶部20に保存する。
設定回数Pは、警告情報を送信すべき回数を示す。設定回数Pは、たとえば、5に設定される。設定間隔Qは、たとえば、警告情報を送信してから次の警告情報を送信するまでの時間を示す。設定間隔Qは、たとえば、15分に設定される。
通知部23は、たとえば、設定間隔Qの示す時間ごとに警告情報を送信し、警告情報の送信回数が設定回数Pに達した場合、警告情報の送信を停止する。
監視部22は、たとえば、通知部23が警告情報を送信した後、次の警告情報を送信する前に、建物1の状態、具体的には、建物1の施錠の状態を確認する。
たとえば、施錠管理装置11は、上述のように、ドア2が施錠された場合、ドア2が施錠されたことを示す施錠実施情報をゲートウェイ装置10における監視部22へ送信する。
監視部22は、通知部23が警告情報を送信した後、施錠実施情報を受信した場合、建物1の施錠がなされたと判断する。一方、監視部22は、施錠実施情報を受信していない場合、建物1の施錠が引き続きなされていないと判断する。
通知部23は、建物1の状態が引き続き所定条件を満たしていると監視部22によって判断された場合、つまり建物1の施錠が引き続きなされていないと監視部22によって判断された場合、端末装置12へ新たに警告情報を送信する。
一方、通知部23は、建物1の施錠がなされたと監視部22によって判断された場合、端末装置12への新たな警告情報の送信を行わない。
制御部24は、たとえば、遠隔で対処命令を受けて、所定条件を満たさない状態へ建物1を遷移させる制御を行う。具体的には、たとえば、制御部24は、遠隔で対処命令を受けて建物1を施錠する制御を行う。
より具体的には、たとえば、制御部24は、対処命令を端末装置12から基地局14および外部ネットワーク13経由で受信すると、ドア2の施錠を施錠管理装置11に実施させるための施錠指示を施錠管理装置11へ送信する。
通知部23は、たとえば、端末装置12へ警告情報を送信した後、建物1の状態が所定条件を満たしていないと監視部22によって判断された場合、つまり建物1の施錠がなされたと監視部22によって判断された場合、建物1の施錠がなされた旨を示す警告解除情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信する。
たとえば、通知部23は、端末装置12へ警告情報を送信した後に、制御部24によって所定条件を満たさない状態へ建物1が遷移した場合、つまり制御部24によって建物1の施錠がなされた場合、警告解除情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信する。
具体的には、たとえば、施錠管理装置11は、制御部24から施錠指示を受けると、ドア2を施錠し、ドア2が施錠されたことを示す施錠実施情報をゲートウェイ装置10における監視部22へ送信する。
監視部22は、施錠実施情報を施錠管理装置11から受信すると、建物1の施錠がなされたと判断する。通知部23は、監視部22によって建物1の施錠がなされたと判断された場合、端末装置12へ警告解除情報を送信する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る施錠管理装置の構成を示す図である。
図3を参照して、施錠管理装置11は、施錠センサ部31と、施錠実施部32と、施錠判断部33とを備える。
施錠センサ部31は、たとえばセンサを含み、当該センサの出力信号であって、ドア2が施錠されているか否かを判断可能なセンサ信号を施錠判断部33へ出力する。
施錠判断部33は、ゲートウェイ装置10から施錠確認要求を受信すると、施錠センサ部31からのセンサ信号に基づいて、ドア2が施錠されているか否かを判断し、判断結果を示す施錠状態情報をゲートウェイ装置10へ送信する。
施錠実施部32は、たとえばモータを含み、ゲートウェイ装置10から施錠指示を受信した場合に、当該モータを用いてドア2を施錠する。なお、施錠実施部32は、ドア2が備える鍵用の機構を用いてドア2を施錠してもよいし、施錠管理装置11が有する機構を用いてドア2を施錠してもよい。
施錠判断部33は、ドア2が施錠されていない状態から施錠されている状態へ遷移した場合、ドア2が施錠されたことを示す施錠実施情報をゲートウェイ装置10へ送信する。たとえば、施錠判断部33は、ドア2が手動で施錠された場合およびドア2が施錠実施部32によって施錠された場合の両方において施錠実施情報を送信する。
[動作]
次に、本発明の第1の実施の形態に係る監視システムのセキュリティ処理について説明する。
監視システム101における各装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のシーケンスおよびフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る監視システムによるセキュリティ処理のシーケンスの一例を示す図である。
図4を参照して、まず、たとえばユーザ3によって端末装置12が建物1の外部から建物1の内部に持ち込まれ(ステップS11)、端末装置12がゲートウェイ装置10のローカル通信エリアに入ると、ゲートウェイ装置10は、端末装置12との通信接続を確立する(ステップS12)。
次に、たとえばユーザ3によって、端末装置12が建物1の外部に持ち出され(ステップS13)、端末装置12がゲートウェイ装置10のローカル通信エリアから外れると、ゲートウェイ装置10と端末装置12との通信接続が切断される(ステップS14)。
次に、ゲートウェイ装置10は、端末装置12との通信接続が切断されたと判断して、ドア2が施錠されているか否かを施錠管理装置11に確認させるための施錠確認要求を施錠管理装置11へ送信する(ステップS15)。
次に、施錠管理装置11は、ゲートウェイ装置10から施錠確認要求を受信して、ドア2の施錠の状態を確認する(ステップS16)。施錠管理装置11は、ドア2が施錠されていなかった場合、ドア2が施錠されていない旨の施錠状態情報をゲートウェイ装置10へ送信する(ステップS17)。
一方、施錠管理装置11は、ドア2が施錠されていた場合、ドア2が施錠されている旨の施錠状態情報をゲートウェイ装置10へ送信する。
次に、ゲートウェイ装置10は、施錠管理装置11からドア2が施錠さていない旨の施錠状態情報を受信して、建物1の施錠がなされていないと判断し、建物1の施錠がなされていない旨を示す警告情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信する(ステップS18およびステップS19)。
次に、端末装置12は、ゲートウェイ装置10から警告情報を受信すると、たとえば、着信音を鳴らすとともに、警告情報の内容を画面に表示する。ここで、端末装置12は、建物1の対処命令をゲートウェイ装置10へ送信するための操作を、ユーザ3から受ける(ステップS20)。
次に、端末装置12は、対処命令を送信するための操作をユーザ3から受けて、対処命令を基地局14および外部ネットワーク13経由でゲートウェイ装置10へ送信する(ステップS21およびステップS22)。
次に、ゲートウェイ装置10は、端末装置12から対処命令を受信して、ドア2の施錠を施錠管理装置11に実施させるための施錠指示を施錠管理装置11へ送信する(ステップS23)。
次に、施錠管理装置11は、ゲートウェイ装置10から施錠指示を受信して、ドア2を施錠し(ステップS24)、ドア2が施錠されたことを示す施錠実施情報をゲートウェイ装置10へ送信する(ステップS25)。
次に、ゲートウェイ装置10は、施錠管理装置11から施錠実施情報を受信して、建物1の施錠がなされた旨を示す警告解除情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信する(ステップS26およびステップS27)。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係るゲートウェイ装置によるセキュリティ処理の手順の一例を定めたフローチャートである。
図5を参照して、まず、ゲートウェイ装置10は、端末装置12との通信接続が確立されている状態において、当該通信接続が切断されるまで待機する(ステップS51でNO)。
次に、ゲートウェイ装置10は、端末装置12との通信接続が切断された場合(ステップS51でYES)、詳細には、端末装置12との通信接続が切断されたと判断した場合、建物1が施錠されているか否かを確認する(ステップS52)。
具体的には、ゲートウェイ装置10は、施錠確認要求を施錠管理装置11へ送信し、施錠管理装置11から施錠状態情報を受信する。ゲートウェイ装置10は、たとえば、施錠管理装置11からドア2が施錠されている旨の施錠状態情報を受信した場合、建物1が施錠されていると判断し(ステップS52でYES)、セキュリティ処理を終了する。
一方、ゲートウェイ装置10は、施錠管理装置11からドア2が施錠されていない旨の施錠状態情報を受信した場合、建物1が施錠されていないと判断し(ステップS52でNO)、自己の記憶部20に保存された、警告情報の送信回数の設定値である設定回数Pおよび送信間隔の設定値である設定間隔Qを確認する(ステップS53)。
次に、ゲートウェイ装置10は、警告情報を送信した回数と、設定回数Pとを比較し、警告情報を送信した回数が設定回数P未満である場合(ステップS54でYES)、警告情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信する(ステップS55)。
ここでは、ゲートウェイ装置10は、端末装置12との無線接続が切断されてから初めて警告情報を送信するため、警告情報を送信した回数はゼロである。したがって、設定回数Pが1以上であれば、警告情報を端末装置12へ送信する。
たとえば、ユーザ3は、ゲートウェイ装置10に警告情報を送信させたくない場合、設定回数Pを予めゼロに設定しておく。
次に、ゲートウェイ装置10は、警告情報を送信してからの経過時間が設定間隔Q以上となるまで、つまり警告情報を送信してから設定間隔Qの示す時間が経過するまで、または、端末装置12から対処命令を受信するまで待機する(ステップS56でNOかつステップS57でNO)。
次に、ゲートウェイ装置10は、端末装置12から対処命令を受信しないまま(ステップS56でNO)設定間隔Qの示す時間が経過した場合(ステップS57でYES)、建物1が施錠されているか否かを再び確認する(ステップS58)。
具体的には、たとえば、ゲートウェイ装置10は、警告情報の送信後に、ドア2が施錠されたことを示す施錠実施情報を施錠管理装置11から受信したか否かを確認し、受信している場合、建物1が施錠されたと判断する。一方、ゲートウェイ装置10は、施錠実施情報を受信していない場合、建物1が施錠されていないと判断する。
ゲートウェイ装置10は、建物1が施錠されていると判断した場合(ステップS58でYES)、建物1の施錠がなされた旨を示す警告解除情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信し(ステップS62)、セキュリティ処理を終了する。
一方、ゲートウェイ装置10は、建物1の施錠が引き続きなされていないと判断した場合(ステップS58でNO)、警告情報を送信した回数と設定回数Pとを再び比較する(ステップS54)。
ゲートウェイ装置10は、警告情報を送信した回数が設定回数P未満である場合(ステップS54でYES)、警告情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ新たに送信する(ステップS55)。
次に、ゲートウェイ装置10は、端末装置12から対処命令を受信するまで、または、直近の警告情報の送信から設定間隔Qの示す時間が経過するまで待機する(ステップS56でNOかつステップS57でNO)。
ゲートウェイ装置10は、設定間隔Qの示す時間が経過する前に(ステップ57でNO)端末装置12から対処命令を受信した場合(ステップS56でYES)、ドア2の施錠を実施する(ステップS61)。
具体的には、ゲートウェイ装置10は、施錠管理装置11へ施錠指示を送信することにより、施錠管理装置11にドア2の施錠を実施させる。
次に、ゲートウェイ装置10は、たとえば、施錠管理装置11からドア2が施錠されたことを示す施錠実施情報を受信すると、警告解除情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信し(ステップS62)、セキュリティ処理を終了する。
また、ゲートウェイ装置10は、たとえば、警告情報を送信した回数が設定回数Pに達した場合(ステップS54でNO)、警告情報を送信せず、対処命令を受信するか、または建物1の施錠がなされるまで待機する(ステップS59でNOかつステップ60でNO)。
そして、ゲートウェイ装置10は、端末装置12からの対処命令を受信していない状態において(ステップS59でNO)、施錠管理装置11から施錠実施情報を受信したことにより、建物1が施錠されていると判断した場合(ステップS60でYES)、警告解除情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信し(ステップS62)、セキュリティ処理を終了する。
また、ゲートウェイ装置10は、建物1の施錠がなされていないと判断している状態において(ステップS60でNO)、端末装置12から対処命令を受信した場合(ステップS59でYES)、施錠管理装置11へ施錠指示を送信することにより、ドア2の施錠を実施する(ステップS61)。
次に、ゲートウェイ装置10は、たとえば、施錠管理装置11からドア2が施錠されたことを示す施錠実施情報を受信すると、警告解除情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信し(ステップS62)、セキュリティ処理を終了する。
なお、本発明の第1の実施の形態に係る監視システム101では、ゲートウェイ装置10における通知部23は、警告情報を端末装置12へ送信する構成であるとしたが、これに限定するものではなく、警告情報を他の装置へ送信する構成であってもよい。たとえば、通知部23は、ユーザ3が携帯する他の端末装置へ警告情報を送信してもよいし、他のユーザが携帯または所有する端末装置へ送信してもよい。
また、監視システム101は、複数の端末装置12を備える構成であってもよい。この場合、たとえば、複数のユーザ3が端末装置12を携帯する。ゲートウェイ装置10は、自己のローカル通信エリア内に複数の端末装置12が位置する場合、ローカル通信エリア内に位置する全部の端末装置12と通信接続を確立する。
ゲートウェイ装置10は、たとえば、どの端末装置12とも通信接続をしていない状態となった場合、最後に通信接続が切断された端末装置12へ警告情報を送信する。
具体的には、ゲートウェイ装置10における監視部22は、無線通信部21がどの端末装置12とも通信接続をしていない状態となったと判断した場合、施錠管理装置11へ施錠確認要求を送信することにより、建物1の施錠の状態を確認する。
監視部22は、建物1が施錠されていないと判断した場合、たとえば、警告情報の送信を指示するための警告送信指示、および最後に通信接続が切断された端末装置12のMACアドレスを示す情報を通知部23に出力する。
通知部23は、たとえば、警告送信指示および端末装置12のMACアドレスを監視部22から受けて、当該MACアドレスに対応する端末装置12へ警告情報を送信する。
また、監視システム101は、複数の施錠管理装置11を備える構成であってもよい。この場合、施錠管理装置11は、たとえば、建物1におけるドアおよび窓ごとに設けられる。ゲートウェイ装置10は、たとえば、端末装置12との通信接続が切断された場合、各施錠管理装置11を用いて各ドアおよび各窓の施錠の状態を確認する。そして、たとえば、各ドアおよび各窓のうち、少なくともいずれか1つが無施錠である場合、建物1が無施錠であると判断し、端末装置12へ警告情報を送信する。
具体的には、たとえば、ゲートウェイ装置10における監視部22は、無線通信部21と端末装置12との通信接続が切断されたと判断した場合、各施錠管理装置11へ施錠確認要求を送信する。監視部22は、各施錠管理装置11から施錠状態情報を受信し、受信した各施錠状態情報に基づいて、建物1の施錠の状態を判断する。
たとえば、監視部22は、各ドアおよび各窓のうち、少なくともいずれか1つが無施錠であることを確認した場合、建物1の施錠がなされていないと判断する。
また、ゲートウェイ装置10における監視部22は、施錠管理装置11へ施錠確認要求を送信し、施錠管理装置11から受信した施錠状態情報に基づいて、建物1の施錠の状態を判断する構成であるとしたが、これに限定するものではない。
たとえば、ゲートウェイ装置10がドア2の施錠の状態を確認するためのセンサを含み、監視部22が当該センサの出力信号に基づいて、建物1の施錠の状態を判断する構成であってもよい。
また、ゲートウェイ装置10における制御部24は、施錠管理装置11へ施錠指示を送信することにより、施錠管理装置11にドア2を施錠させる構成であるとしたが、これに限定するものではない。
たとえば、ゲートウェイ装置10がドア2を施錠するためのモータ等を含み、制御部24が当該モータ等を制御して、ドア2を施錠する構成であってもよい。
また、ゲートウェイ装置10における制御部24は、端末装置12からの対処命令を受信して、施錠管理装置11にドア2の施錠を実施させる構成であるとしたが、これに限定するものではない。
たとえば、制御部24は、端末装置12以外の他の装置から送信された対処命令を受信して、施錠管理装置11にドア2の施錠を実施させる構成であってもよい。たとえば、制御部24は、ユーザ3がパソコンから送信した対処命令を受信して、施錠管理装置11にドア2の施錠を実施させてもよい。
また、制御部24は、基地局14および外部ネットワーク13経由で対処命令を受信する構成であるとしたが、このような構成に限らず、他の経路で対処命令を受信する構成であってもよい。たとえば、制御部24は、対処命令を示すトーン信号を一般電話回線経由で受信して、施錠管理装置11にドア2の施錠を実施させてもよい。
ところで、特許文献1に記載のセキュリティシステムは、たとえば、対象とする住宅のドアが閉まったにも関わらず、所定時間、当該ドアの施錠がなされない場合に、ユーザの端末装置に無施錠である旨が通知される構成である。このため、たとえば、ドアの施錠がなされていない状態でユーザが在宅しており、無施錠である旨の通知をユーザが必要としない場合であっても、頻繁に無施錠である旨が通知される可能性がある。
また、特許文献2に記載のセキュリティシステムは、たとえばユーザが窓の施錠を忘れて外出した場合であっても、ユーザの携帯端末から問い合わせがなければ施錠状況を通知しないため、高いセキュリティを確保することが困難である。
これに対して、本発明の第1の実施の形態に係るゲートウェイ装置では、無線通信部21は、外部ネットワーク13を介さずに、端末装置12と通信接続を確立して無線通信を行う。監視部22は、当該通信接続の状態および建物1の状態を監視する。通知部23は、監視部22によって、当該通信接続が切断されたと判断され、かつ建物1の状態が所定条件を満たすと判断された場合、警告情報を外部ネットワーク13経由で送信する。
また、本発明の第1の実施の形態に係る監視システムでは、ゲートウェイ装置10は、建物1内に設置され、建物1の外部における外部ネットワーク13を介して他の装置と通信可能である。また、ゲートウェイ装置10は、外部ネットワーク13を介さずに、端末装置12と通信接続を確立して無線通信を行う。ゲートウェイ装置10は、当該通信接続の状態および建物1の状態を監視する。そして、ゲートウェイ装置10は、当該通信接続が切断されたと判断し、かつ建物1の状態が所定条件を満たすと判断した場合、警告情報を外部ネットワーク13経由で端末装置12へ送信する。
このように、端末装置12とゲートウェイ装置10との通信接続の状態を、建物1の状態と合わせて監視する構成により、たとえば、当該通信接続が切断された場合であって、かつ、建物1の施錠がなされていない場合、当該端末装置12を携帯するユーザ3が建物1の施錠を行うことなく外出したと判断することができる。そして、このような場合に警告情報を送信することにより、建物1の状態が何らかの改善を行うべき状態であることを知らせることができる。また、警告情報は、端末装置12とゲートウェイ装置10との通信接続が切断された状態において送信されるため、ユーザ3が建物1内にいる場合に送信されることが少なく、また、ユーザ3からの問い合わせが無くとも、所定条件を満たす場合に自動的に送信される。
したがって、本発明の第1の実施の形態に係るゲートウェイ装置および監視システムでは、建物の状態を適切に通知し、ユーザの外出時における建物の管理を支援することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るゲートウェイ装置では、通知部23は、警告情報を外部ネットワーク13経由で端末装置12へ送信する。
このような構成により、たとえば、端末装置12を携帯するユーザ3が建物1の施錠を行うことなく外出した場合に、ユーザ3の端末装置12へ警告情報を直接送信することができる。これにより、たとえば、ユーザ3が建物1から大きく離れる前に、建物1が無施錠である旨をユーザ3に知らせることができるため、ユーザ3は建物1へ戻って建物1の施錠を行うことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るゲートウェイ装置では、通知部23は、警告情報を送信した後、建物1の状態が上記所定条件を満たしていないと監視部22によって判断された場合、警告解除情報を外部ネットワーク13経由で送信する。
このような構成により、たとえば、無施錠であった建物1が施錠された場合に、建物1が施錠されたことを知らせることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るゲートウェイ装置では、制御部24は、遠隔で対処命令を受けて、建物1の状態を上記所定条件を満たさない状態へ変更する制御を行う。通知部23は、警告情報を送信した後に、制御部24によって建物1の状態が上記所定条件を満たさない状態へ変更された場合、警告解除情報を外部ネットワーク13経由で送信する。
このような構成により、たとえば、建物1の施錠を行うことなく外出したことで、警告情報を受信した場合に、遠隔で建物1を施錠することができ、また、施錠が実施されたことを遠隔で確認することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るゲートウェイ装置では、通知部23は、警告情報を繰り返し送信し、送信回数が所定値に達した場合、警告情報の送信を停止する。
このように、たとえば、無施錠である旨を繰り返し通知する構成により、建物1が無施錠であることを、たとえばユーザ3に、より確実に気付かせることができ、また、無施錠である旨の通知回数を制限する構成により、同じ内容の通知が繰り返し行われる煩わしさを抑えることができる。
ここで、ゲートウェイ装置10は、たとえば、端末装置12との通信接続が切断され、かつ建物1の施錠がなされていない場合に警告情報を端末装置12へ送信する。このため、ゲートウェイ装置10は、端末装置12が建物1内に位置している場合であっても、端末装置12の電源がオフされた場合に警告情報を送信することがある。
これに対して、無施錠である旨の通知を通知回数が所定値に達した場合に停止することで、電源が再びオンされた端末装置12が不必要な多くの警告情報を受信してしまうことを防ぐことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るゲートウェイ装置では、監視部22は、警告情報を送信した後、建物1の状態を確認する。通知部23は、建物1の状態が引き続き上記所定条件を満たしていると監視部22によって判断された場合に、警告情報を新たに送信する。
このような構成により、たとえば、警告情報を繰り返し送信する一方で、建物1の施錠がなされた後は警告情報を送信しないようにすることができるため、建物1の状態をより適切に通知することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係るゲートウェイ装置では、通知部23は、警告情報を所定間隔で複数回送信する。
このような構成により、警告情報をある程度の間隔を空けて送信することがきるため、短時間に複数回送信する場合に比べて、たとえば、建物1が無施錠であることを、より確実にユーザ3に気付かせることができ、また、単位時間当たりの送信回数を少なくすることができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る監視システムと比べて、ゲートウェイ装置の監視対象が異なる監視システムに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る監視システムと同様である。
[構成および基本動作]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る監視システムの構成を示す図である。
図6を参照して、監視システム102は、ゲートウェイ装置10と、設備管理装置51と、端末装置12とを備える。
ゲートウェイ装置10および設備管理装置51は、たとえば住宅である建物1に設置される。
端末装置12は、スマートフォンまたはタブレット等の携帯端末であり、たとえば建物1の居住者であるユーザ3により携帯される。端末装置12は、たとえば、建物1内において、ゲートウェイ装置10および建物1の外部におけるネットワークである外部ネットワーク13を介して、図示しない他の装置と通信を行うことができる。
具体的には、ゲートウェイ装置10は、たとえばブロードバンドルーターの機能を有し、有線で外部ネットワーク13に接続され、外部ネットワーク13を介して他の装置と通信を行う。
また、ゲートウェイ装置10は、Wi−Fi等の無線LAN、またはBluetooth等により端末装置12と無線通信を行う。ゲートウェイ装置10は、端末装置12以外の他の端末装置とも無線通信を行うことができる。
ゲートウェイ装置10は、端末装置12と通信接続を確立した後、当該通信接続が切断された場合、端末装置12が建物1の外部に持ち出された、つまり端末装置12を携帯するユーザ3が建物1から外出したと判断する。
ゲートウェイ装置10は、たとえば、外部ネットワーク13および携帯電話の基地局である基地局14を介して、端末装置12へメール等のメッセージを送信することができる。
設備管理装置51は、建物1に設けられた設備52たとえばガスコンロ、ストーブまたは水道等に付設され、ZigBeeまたはBluetooth等により、ゲートウェイ装置10と無線通信を行う。
具体的には、たとえば、設備管理装置51は、設備52が使用されているか否か等、設備52の使用状態を確認し、確認結果をゲートウェイ装置10に報告する。
たとえば、設備管理装置51は、設備52がガスコンロである場合、当該ガスコンロがガスを消費しているとき、設備52が使用されていると判断する。また、設備管理装置51は、設備52が水道である場合、蛇口から水が放出されているとき、設備52が使用されていると判断する。
設備管理装置51は、設備52が使用されている場合において、ゲートウェイ装置10から機能停止指示を受信すると、設備52の機能を停止させる。具体的には、たとえば、設備管理装置51は、設備52がガスコンロである場合、機能停止指示を受信すると、当該ガスコンロのガスの消費を停止させる。また、設備管理装置51は、設備52が水道である場合、機能停止指示を受信すると、蛇口の水の放出を停止させる。
ゲートウェイ装置10は、端末装置12との通信接続が切断された場合、ユーザ3が建物1から外出したと判断して、設備管理装置51と通信を行い、設備管理装置51に設備52の使用状態を確認させる。ゲートウェイ装置10は、設備管理装置51による設備52の使用状態の確認結果に基づいて、設備52の使用状態を判断する。
そして、ゲートウェイ装置10は、設備52が使用されていると判断した場合、建物1が改善すべき状態にあることを示す警告情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信する。ここでは、警告情報は、たとえば設備52が使用されている旨を示す。
端末装置12は、ゲートウェイ装置10から警告情報を受信すると、たとえば、着信音を鳴らすとともに、警告情報の内容を画面に表示する。
これにより、ユーザ3は、設備52が使用されていることを警告情報によって認識し、たとえば、建物1へ戻り、手動で設備52の機能を停止させることができる。
また、ユーザ3は、端末装置12を用いて遠隔で設備52の機能を停止させることもできる。具体的には、ユーザ3は、端末装置12を操作することにより、端末装置12から、基地局14および外部ネットワーク13経由でゲートウェイ装置10へ対処命令を送信する。
ゲートウェイ装置10は、端末装置12からの対処命令を受信すると、機能停止指示を設備管理装置51へ送信することにより、設備管理装置51に、設備52の機能を停止させる。
設備管理装置51は、ゲートウェイ装置10から機能停止指示を受信して設備52の機能を停止させた場合、または手動で設備52の機能が停止された場合、設備52の機能が停止したことを示す停止実施情報をゲートウェイ装置10へ送信する。
ゲートウェイ装置10は、設備管理装置51から停止実施情報を受信すると、建物1の状態が改善されたことを示す警告解除情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信する。ここでは、警告解除情報は、設備52の機能が停止した旨を示す。
たとえば、ゲートウェイ装置10は、上述の、設備52の使用状態の確認、端末装置12への警告情報の送信、設備管理装置51への機能停止指示の送信、および端末装置12への警告解除情報の送信等を、セキュリティ用のアプリケーションを用いて行う。ゲートウェイ装置10は、たとえば、端末装置12との通信接続が切断されたことをトリガーとして当該アプリケーションを起動させる。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るゲートウェイ装置の構成を示す図である。
図7を参照して、ゲートウェイ装置10は、操作部19と、記憶部20と、無線通信部21と、監視部22と、通知部23と、制御部24と、MAC確認部25とを備える。
操作部19は、監視システム102の対象となる端末装置すなわち端末装置12のMACアドレスをユーザ3の操作により予め取得して記憶部20に保存する。
無線通信部21は、ゲートウェイ装置10のローカル通信エリア内に端末装置12が位置する場合、外部ネットワーク13を介さずに、端末装置12と通信接続を確立して無線通信を行う。
監視部22は、無線通信部21と端末装置12との通信接続の状態、および建物1の状態を監視する。具体的には、監視部22は、無線通信部21と端末装置12との通信接続の状態、および建物1における設備52の使用状態を監視する。
たとえば、監視部22は、無線通信部21が端末装置との通信接続を確立するたびに、通信接続の確立された端末装置のMACアドレスを確認する。そして、監視部22は、通信接続の確立された端末装置のMACアドレスを記憶部20に保存されたMACアドレスと照合することにより、無線通信部21と端末装置12との通信接続が確立したか否かを判断する。
また、監視部22は、無線通信部21と端末装置12との通信接続が切断されたか否かを判断する。監視部22は、たとえば、無線通信部21と端末装置との通信接続が切断されるたびに、通信接続が切断された端末装置のMACアドレスを確認する。そして、監視部22は、通信接続が切断された端末装置のMACアドレスを記憶部20に保存されたMACアドレスと照合することにより、通信接続が切断された端末装置が端末装置12であるか否かを判断する。
監視部22は、無線通信部21と端末装置12との通信接続が切断されたと判断した場合、建物1の状態が所定条件を満たすか否か、具体的には、建物1における設備52が使用されているか否か判断する。
監視部22は、設備52が使用されているか否かを設備管理装置51に確認させるための使用確認要求を設備管理装置51へ送信する。
設備管理装置51は、監視部22から使用確認要求を受信すると、たとえば、設備52が使用されているか否かを自己のセンサを用いて確認し、確認結果を示す使用状態情報をゲートウェイ装置10における監視部22へ送信する。
監視部22は、設備管理装置51から使用状態情報を受信して、受信した使用状態情報に基づいて、設備52が使用されているか否かを判断する。
たとえば、監視部22は、設備52が使用されている旨の使用状態情報を設備管理装置51から受信した場合、設備52が使用されている、つまり建物1の状態が所定条件を満たすと判断し、警告情報の送信を指示するための警告送信指示を通知部23へ出力する。
通知部23は、監視部22によって、通知部23と端末装置12との通信接続が切断されたと判断され、かつ、建物1の状態が所定条件を満たすと判断された場合、外部ネットワーク13および基地局14を介して端末装置12に警告情報を送信する。
具体的には、たとえば、通知部23は、監視部22から警告送信指示を受けると、警告情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信する。
通知部23は、端末装置12へ警告情報を繰り返し送信する。たとえば、通知部23は、所定の間隔で複数回、端末装置12へ警告情報を送信する。
たとえば、操作部19は、警告情報の送信回数の設定値である設定回数P、および警告情報の送信間隔の設定値である設定間隔Qをユーザ3の操作により予め取得し、記憶部20に保存する。
設定回数Pは、警告情報を送信すべき回数を示す。設定回数Pは、たとえば、5に設定される。設定間隔Qは、たとえば、警告情報を送信してから次の警告情報を送信するまでの時間を示す。設定間隔Qは、たとえば、15分に設定される。
通知部23は、たとえば、設定間隔Qの示す時間ごとに警告情報を送信し、警告情報の送信回数が設定回数Pに達した場合、警告情報の送信を停止する。
監視部22は、たとえば、通知部23が警告情報を送信した後、次の警告情報を送信する前に、建物1の状態、具体的には、建物1における設備52の使用状態を確認する。
たとえば、設備管理装置51は、上述のように、設備52の機能が停止した場合、設備52の機能が停止したことを示す停止実施情報をゲートウェイ装置10における監視部22へ送信する。
監視部22は、通知部23が警告情報を送信した後、停止実施情報を受信した場合、設備52の機能が停止したと判断する。一方、監視部22は、停止実施情報を受信していない場合、設備52が引き続き使用されていると判断する。
通知部23は、建物1の状態が引き続き所定条件を満たしていると監視部22によって判断された場合、つまり設備52が引き続き使用されていると監視部22によって判断された場合、端末装置12へ新たに警告情報を送信する。
一方、通知部23は、設備52の機能が停止したと監視部22によって判断された場合、端末装置12への新たな警告情報の送信を行わない。
制御部24は、たとえば、遠隔で対処命令を受けて、所定条件を満たさない状態へ建物1を遷移させる制御を行う。具体的には、たとえば、制御部24は、遠隔で対処命令を受けて設備52の機能を停止させる制御を行う。
より具体的には、たとえば、制御部24は、対処命令を端末装置12から基地局14および外部ネットワーク13経由で受信すると、設備52の機能を停止させるための機能停止指示を設備管理装置51へ送信する。
通知部23は、たとえば、端末装置12へ警告情報を送信した後、建物1の状態が所定条件を満たしていないと監視部22によって判断された場合、つまり設備52の機能が停止していると監視部22によって判断された場合、設備52の能が停止した旨を示す警告解除情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信する。
たとえば、通知部23は、端末装置12へ警告情報を送信した後に、制御部24によって所定条件を満たさない状態へ建物1が遷移した場合、つまり制御部24が設備52の機能を停止させた場合、警告解除情報を外部ネットワーク13および基地局14経由で端末装置12へ送信する。
具体的には、たとえば、設備管理装置51は、制御部24から機能停止指示を受けると、設備52の機能を停止させ、設備52の機能が停止したことを示す停止実施情報をゲートウェイ装置10における監視部22へ送信する。
監視部22は、停止実施情報を設備管理装置51から受信すると、設備52の機能が停止したと判断する。通知部23は、監視部22によって設備52の機能が停止したと判断された場合、端末装置12へ警告解除情報を送信する。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る監視システムと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
建物内に設置され、前記建物外における外部ネットワークを介して他の装置と通信可能なゲートウェイ装置であって、
前記外部ネットワークを介さずに、端末装置と通信接続を確立して無線通信を行う無線通信部と、
前記通信接続の状態および前記建物の状態を監視する監視部と、
前記監視部によって、前記通信接続が切断されたと判断され、かつ前記建物の状態が所定条件を満たすと判断された場合、警告情報を前記外部ネットワーク経由で送信する通知部とを備え、
前記端末装置は、携帯可能であり、
前記無線通信は、無線LANまたはBluetooth(登録商標)によって行われ、
前記外部ネットワークは、インターネットを含み、
前記所定条件は、前記建物の施錠がなされていないことであり、
前記警告情報は、無施錠である旨を示す、ゲートウェイ装置。
[付記2]
端末装置と、
建物内に設置され、前記建物外における外部ネットワークを介して他の装置と通信可能なゲートウェイ装置とを備え、
前記ゲートウェイ装置は、前記外部ネットワークを介さずに、前記端末装置と通信接続を確立して無線通信を行い、
前記ゲートウェイ装置は、前記通信接続の状態および前記建物の状態を監視し、
前記ゲートウェイ装置は、前記通信接続が切断されたと判断し、かつ前記建物の状態が所定条件を満たすと判断した場合、警告情報を前記外部ネットワーク経由で前記端末装置へ送信し、
前記端末装置は、携帯可能であり、
前記無線通信は、無線LANまたはBluetooth(登録商標)によって行われ、
前記外部ネットワークは、インターネットを含み、
前記所定条件は、前記建物の施錠がなされていないことであり、
前記警告情報は、無施錠である旨を示す、監視システム。
1 建物
2 ドア
3 ユーザ
10 ゲートウェイ装置
11 施錠管理装置
12 端末装置
13 外部ネットワーク
14 基地局
19 操作部
20 記憶部
21 無線通信部
22 監視部
23 通知部
24 制御部
25 MAC確認部
31 施錠センサ部
32 施錠実施部
33 施錠判断部
51 設備管理装置
52 設備
57 ステップ
60 ステップ
101 監視システム
102 監視システム

Claims (10)

  1. 建物内に設置され、前記建物外における外部ネットワークを介して他の装置と通信可能なゲートウェイ装置であって、
    前記外部ネットワークを介さずに、端末装置と通信接続を確立して無線通信を行う無線通信部と、
    前記通信接続の状態および前記建物の状態を監視する監視部と、
    前記監視部によって、前記通信接続が切断されたと判断され、かつ前記建物の状態が所定条件を満たすと判断された場合、警告情報を前記外部ネットワーク経由で送信する通知部とを備える、ゲートウェイ装置。
  2. 前記通知部は、前記警告情報を前記外部ネットワーク経由で前記端末装置へ送信する、請求項1に記載のゲートウェイ装置。
  3. 前記通知部は、前記警告情報を送信した後、前記建物の状態が前記所定条件を満たしていないと前記監視部によって判断された場合、警告解除情報を前記外部ネットワーク経由で送信する、請求項1または請求項2に記載のゲートウェイ装置。
  4. 前記ゲートウェイ装置は、さらに、
    遠隔で対処命令を受けて前記建物の状態を前記所定条件を満たさない状態へ変更する制御を行う制御部を備え、
    前記通知部は、前記警告情報を送信した後に、前記制御部によって前記建物の状態が前記所定条件を満たさない状態へ変更された場合、前記警告解除情報を前記外部ネットワーク経由で送信する、請求項3に記載のゲートウェイ装置。
  5. 前記通知部は、前記警告情報を繰り返し送信し、送信回数が所定値に達した場合、前記警告情報の送信を停止する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  6. 前記監視部は、前記警告情報を送信した後、前記建物の状態を確認し、
    前記通知部は、前記建物の状態が引き続き前記所定条件を満たしていると前記監視部によって判断された場合に、前記警告情報を新たに送信する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  7. 前記通知部は、前記警告情報を所定間隔で複数回送信する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のゲートウェイ装置。
  8. 端末装置と、
    建物内に設置され、前記建物外における外部ネットワークを介して他の装置と通信可能なゲートウェイ装置とを備え、
    前記ゲートウェイ装置は、前記外部ネットワークを介さずに、前記端末装置と通信接続を確立して無線通信を行い、
    前記ゲートウェイ装置は、前記通信接続の状態および前記建物の状態を監視し、
    前記ゲートウェイ装置は、前記通信接続が切断されたと判断し、かつ前記建物の状態が所定条件を満たすと判断した場合、警告情報を前記外部ネットワーク経由で前記端末装置へ送信する、監視システム。
  9. 建物内に設置され、前記建物外における外部ネットワークを介して他の装置と通信可能なゲートウェイ装置における監視方法であって、
    前記外部ネットワークを介さずに、端末装置と通信接続を確立して無線通信を行うステップと、
    前記通信接続の状態および前記建物の状態を監視するステップと、
    前記通信接続が切断されたと判断し、かつ前記建物の状態が所定条件を満たすと判断した場合、警告情報を前記外部ネットワーク経由で送信するステップとを含む、監視方法。
  10. 建物内に設置され、前記建物外における外部ネットワークを介して他の装置と通信可能なゲートウェイ装置において用いられる監視プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記外部ネットワークを介さずに、端末装置と通信接続を確立して無線通信を行うステップと、
    前記通信接続の状態および前記建物の状態を監視するステップと、
    前記通信接続が切断されたと判断し、かつ前記建物の状態が所定条件を満たすと判断した場合、警告情報を前記外部ネットワーク経由で送信するステップとを実行させるための、監視プログラム。
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