JP2014139744A - 防犯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】基本的に従来では頻繁に行う警戒解除や警戒のための警戒設定操作を行わなくても常時防犯が行え、施錠忘れなどによる不安全な無施錠状態を予防することができるとともに、居住者等の建物の使用者が建物から外出中のときなどの防犯対策は勿論、居住者等の建物の使用者が建物内に居るときなどの防犯対策も行える防犯システムを提供する。
【解決手段】建物1の窓2及び戸としての玄関ドア3に設置された施錠検知センサー20,30と、施錠検知センサー20,30が解錠状態を検知してからの時間を計時するタイマー43と、タイマー43が設定した時間以上の時間Tを計時すると報知を行う報知手段としてのスピーカー48,51,52、表示部47及びデータ受信装置6と、これらを制御する制御手段としての制御部41とを備えた構成とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物内への犯罪者等の侵入を防止する防犯システムに関するものである。
従来から、建物内への犯罪者等の侵入を防止する防犯システムに関する技術が多く提案され、実施に供されている(例えば、特許文献1等を参照)。
特開2004−110316号公報
しかしながら、上記した特許文献1のような多くの従来技術では、頻繁な警戒解除と警戒設定操作を行うことが必須であり、居住者等の建物の使用者にとって負担となるばかりでなく、警戒設定操作を忘れることや煩わしさで意図的に警戒設定操作を行わないことにより、システムとして機能しないという問題点があった。
具体的には、このような従来技術では、センサーで開閉や施錠を検知しているのみなので、居住者等の建物の使用者と犯罪者等の侵入者との区別ができない。
このため、居住者等の建物の使用者の判断で、外出時等には警戒設定操作を行って警戒状態にしておき、犯罪者等の侵入者による侵入があった際には、警報が発生し、犯罪者等の侵入者を威嚇することが通常なされていた。
だが、このような構成の場合、居住者等の建物の使用者が建物に戻ってきたとき、警報を解除する警戒解除の行為が必須となるばかりでなく、誤って居住者等の建物の使用者が警戒に引っ掛かり、警報を発生させてしまうということが頻繁に起こっていたので、こうしたことが、居住者等の建物の使用者が、煩わしさで意図的に警戒設定操作を行わないことを増長させる原因になっていた。
このような問題は、鍵の開け閉め、建物開口部の窓や戸の開閉については、居住者等の建物の使用者も犯罪者等の侵入者もする行為は同じなのに、その行為を侵入者の検知対象として、警戒設定操作や警戒解除という居住者等の建物の使用者による行為で対応していた点に起因する。
また、こうした多くの従来技術では、警戒がなされた状態において、犯罪者等に侵入されたことで警報を出すものであり、施錠忘れなどによる不安全な無施錠状態を予防するものではなく、このため、侵入されてから初めて警報が出るという、後追いの対処となっている点も問題点の一つであった。
さらに、こうした多くの従来技術では、居住者等の建物の使用者が建物から外出中のときなどの防犯対策に重きをおいたものであることから、居住者等の建物の使用者が建物内に居るとき(住宅では在宅中)などの防犯対策に適したものではなかった。
一方で、近年では、居住者等の建物の使用者が建物から外出中のときなどの犯罪に加え、居住者等の建物の使用者が建物内に居るときなどの犯罪(忍び込み、居空き等)も増えつつある。居住者等の建物の使用者はこうした侵入者と鉢合わせする可能性があり非常に危険性が高い。
具体的には、多くの従来技術では、居住者等の建物の使用者は、帰宅時など建物に戻ってきたとき、警報が発生しないように、速やかに警戒解除を行い、建物内に居るときにも警戒したい際は、警戒解除を行ったばかりの状態から、再度、警戒設定操作を行い、警戒状態に設定する必要がある。
また、窓開け換気をしたいときや、一時的に建物開口部の窓や戸から屋外に出たいときなど、建物開口部の窓や戸を開けたい際には、いちいち警戒解除を行う必要があった。
さらにここで、ある建物開口部の窓や戸を開けるために警戒解除を行ってしまうと、システム全体が解除状態となってしまい、万一、警戒状態に設定する前に、他の建物開口部の窓や戸から犯罪者等の侵入者に侵入された場合には、警報が発生しないという不具合があった。
なお、従来技術のなかには、この不具合に着眼し、必要な建物開口部の窓や戸のみを警戒解除し、他の建物開口部の窓や戸は警戒状態とするという機能を有するものもある。
だが、こうした従来技術でも、一度全体の警戒解除を行い、続けて、必要な建物開口部の窓や戸のみを除いた設定操作を行うという二度の操作を行わなければならないため、その煩わしさから実際にはその機能を使用する人が少ないという現状がある。
そこで、本発明は、基本的に従来では頻繁に行う警戒解除や警戒のための警戒設定操作を行わなくても常時防犯が行え、施錠忘れなどによる不安全な無施錠状態を予防することができるとともに、居住者等の建物の使用者が建物から外出中のときなどの防犯対策は勿論、居住者等の建物の使用者が建物内に居るときなどの防犯対策も行える防犯システムを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の防犯システムは、建物の窓及び戸に設置された施錠検知センサーと、該施錠検知センサーが解錠状態を検知してからの時間を計時するタイマーと、該タイマーが設定した時間(T)以上の時間を計時すると音、表示及びデータ受信装置に送信する報知データ(例えば、メール形式の報知データ)の少なくともいずれか一での報知を行う報知手段と、これらを制御する制御手段とを備えていることを特徴とする。
ここで、前記窓は引き違い窓であり、前記施錠検知センサーは、該引き違い窓の各面にそれぞれ設置された振動・磁気センサーと、該引き違い窓の外側に取り付けられた窓用開閉検知用磁石と、該引き違い窓のクレセント錠に設けられたクレセント錠用施錠検知用磁石とから成り、該引き違い窓のクレセント錠の解錠・施錠状態検知機能と、該引き違い窓の開閉検知機能と、該引き違い窓のガラス破り検知機能とを有するとよい。
また、前記振動・磁気センサーにより前記窓のガラス破りを検知したときには、侵入者によるものとみなし、侵入者への威嚇を兼ねた警報として、前記音による報知又は前記表示による報知を行い、前記窓又は前記戸の未施錠状態を検知したときは、前記建物の使用者による行為とみなし、前記建物の使用者への注意喚起として、前記音による報知、前記表示による報知、又は前記報知データによる報知を行うとよい。
さらに、前記窓のガラス破りを検知したときの前記音による報知は、警報音によるものであり、前記窓又は前記戸の未施錠状態のみを検知したときの前記音による報知は、通知音によるものであるとよい。
また、前記施錠検知センサーが施錠状態で前記窓が開状態であると検知したときには、システムの異常とみなし、前記報知手段による報知を行うとよい。
さらに、前記窓の前記クレセント錠には、空がけ防止用のクレセント錠が用いられているとよい。
また、前記窓の前記施錠検知センサーが解錠状態で該窓が開状態であると検知したときには、前記建物の使用者による行為とみなし、前記建物の使用者への注意喚起として、該窓のみについて前記表示による報知を行うとよい。
さらに、前記施錠検知センサーで検知した検知結果に基づいた安全度の度合いを色又は光の点滅で表示する表示部を備えているとよい。
また、前記戸は内側にサムターンを有する戸であり、前記サムターンには、直接的又は間接的に戸用施錠検知用磁石が取り付けられており、前記施錠検知センサーは、磁気センサーから成り、前記戸用施錠検知用磁石の変位から前記戸の解錠・施錠状態を検知するとよい。
さらに、前記窓及び前記戸の少なくともいずれか一方には、前記報知手段による報知の一時的な延長又は停止を可能とする報知延長・停止手段が設置されているとよい。
また、前記報知延長・停止手段による報知の一時的な延長又は停止がなされるとともに、設定された時間内に前記施錠検知センサーが施錠状態を検知したときは、前記タイマーが設定した時間を計時すると前記報知手段による報知が行われる状態に復帰させる復帰手段が設けられているとよい。
さらに、前記窓及び前記戸の解錠・施錠状態を表示する防犯システム本体装置とは別体の表示手段を備えていてもよい。
また、報知モード切替手段を備え、前記報知データによる報知及び前記表示による報知のみを行う軽警戒モードと、前記音による報知及び前記報知データによる報知、又は、前記音による報知、前記表示による報知、及び前記報知データによる報知の全てを行う重警戒モードとを切替可能とされていてもよい。
このような本発明の防犯システムは、建物の窓及び戸に設置された施錠検知センサーと、施錠検知センサーが解錠状態を検知してからの時間を計時するタイマーと、タイマーが設定した時間(T)以上の時間を計時すると音、表示及びデータ受信装置に送信する報知データの少なくともいずれか一での報知を行う報知手段と、これらを制御する制御手段とを備えた構成とされている。
こうした構成なので、万一、無施錠状態となっていても、報知手段により居住者等の建物の使用者に音、表示及びデータ受信装置に送信する報知データの少なくともいずれか一で報知が行われるため、基本的に、従来では頻繁に行う警戒解除や常時警戒のための警戒設定操作を行わなくても、居住者等の建物の使用者は鍵を閉めるという通常の防犯行為をするのみで、常時防犯が行え、施錠忘れなどによる不安全な無施錠状態を予防することができる。
また、建物の窓又は戸が無施錠のときには、報知手段による音、表示及びデータ受信装置に送信する報知データの少なくともいずれか一での報知がなされるため、居住者等の建物の使用者が建物から外出中のときなどの防犯対策は勿論、居住者等の建物の使用者が建物内に居るときなどの防犯対策も行える。
さらに、報知手段による報知は、設定した時間未満ではなされないため、通常の窓や戸の開け閉めに支障をきたすことはない。
そのうえ、報知手段による報知は、音、表示及びデータ受信装置に送信する報知データの少なくともいずれか一であるため、音は、居住者等の建物の使用者が建物内に居るときに無施錠を知らせることができるだけでなく、犯罪者を威嚇して犯行を抑止させることができ、表示は、例えば、屋内に表示装置を設置すれば、居住者等の建物の使用者が建物内に居るときに無施錠を知らせることができ、屋外に警告灯等の表示装置を設置すれば、犯罪者等の侵入者を威嚇して犯行を抑止させることができ、報知データは、携帯端末などのデータ受信装置により、離れた場所にいる居住者等の建物の使用者に窓又は戸が無施錠であることを知らせることができる。
なお、例えば、音による報知や報知データによる報知では、居住者等の建物の使用者がトイレにいたりして気付かないケースもあるため、設定した間隔で複数回行うようにすることもでき、より効果的である。
ここで、窓は引き違い窓であり、施錠検知センサーは、引き違い窓の各面にそれぞれ設置された振動・磁気センサーと、引き違い窓の外側に取り付けられた窓用開閉検知用磁石、引き違い窓のクレセント錠に設けられたクレセント錠用施錠検知用磁石とから成り、引き違い窓のクレセント錠の解錠・施錠状態検知機能と、引き違い窓の開閉検知機能と、引き違い窓のガラス破り検知機能とを有する場合は、窓の閉め忘れは勿論、特に多い犯罪者の窓からの侵入を抑止することができる。特に、建物内への侵入犯罪手口のうち、無施錠の窓や戸からの侵入(43.4%)に次いで多いガラス破りによる侵入(40.5%)に対する防犯対策となる(数字は、警視庁発表の発生場所別の侵入手口2011年を引用)。
また、振動・磁気センサーにより窓のガラス破りを検知したときには、侵入者によるものとみなし、侵入者への威嚇を兼ねた警報として、音による報知又は表示による報知を行い、窓又は戸の未施錠状態を検知したときは、建物の使用者による行為とみなし、建物の使用者への注意喚起として、音による報知、表示による報知、又は報知データによる報知を行う場合は、犯罪者等の侵入者に対する警報と、居住者等の建物の使用者に対する注意喚起とを明確に切り分け、居住者等の建物の使用者は、警戒解除と警戒設定操作とを意識することなく、防犯することができる。
すなわち、居住者等の建物の使用者が自ら故意に行うはずもないガラス破りを犯罪者等の侵入者による行為と特定し、主として犯罪者等の侵入者への威嚇を兼ねた警報として、音による報知又は表示による報知を行い、窓又は戸の施錠状態に関しては、居住者等の建物の使用者による行為と特定し、建物の使用者への注意喚起として、音による報知、表示による報知、又は報知データによる報知を行うので、いずれにせよ、居住者等の建物の使用者は、不安全な状態とその度合いを知ることができ、それに応じた対応をすることができる。
上記したように、犯罪者等の侵入者の行為と居住者等の建物の使用者の行為を明確にセンシングから報知までを含め分離することにより、居住者等の建物の使用者の負担や煩わしさを飛躍的に低減することができる。
これにより、居住者等の建物の使用者による窓や戸の施錠忘れの状態が低減することとなり、犯罪者等の侵入者は、どうしても侵入したいときは、ガラス破りをするなどしかなくなり、侵入犯罪の予防が図れる。
そのうえ、警戒解除と警戒設定操作とをその都度行う必要がないので、操作忘れや煩わしさによる未警戒状態を排除することができ、常に安全な状態へと導くことができる。
特に、侵入手口の多くは、施錠忘れが原因であることから、居住者等の建物の使用者の多くは、外出時などに施錠忘れをしていないか不安に思うが、この不安を払拭することもできる。
また、報知データによる報知を行う報知手段が携帯電話のときは、報知データによる報知が行われなくとも、その携帯電話で防犯システム本体装置に問い合わせると施錠状態を確認できるように設定しておけば、不安感の強い居住者等の建物の使用者の不安も払拭することができる。
さらに、窓のガラス破りを検知したときの音による報知は、警報音によるものであり、窓又は戸の未施錠状態のみを検知したときの音による報知は、通知音によるものである場合は、犯罪者等の侵入者による行為の可能性が極めて高い窓のガラス破りを検知したときは、大きな警報音によりしっかり威嚇し、居住者等の建物の使用者の行為とみなせる窓又は戸の未施錠状態のみを検知したときは、注意喚起する程度の通知音による報知を行うことができ、居住者等の建物の使用者に無駄なストレスを与えずに済む。
また、施錠検知センサーが施錠状態で窓が開状態であると検知したときには、システムの異常とみなし、報知手段による報知を行う場合は、窓用開閉検知用磁石が落下して外れた状態となったときなどのシステム上の異常時を居住者等の建物の使用者に知らせることができる。
さらに、窓のクレセント錠には、空がけ防止用のクレセント錠が用いられている場合は、人為的なミスである窓のクレセント錠の空がけ状態を排除することができる。
また、窓の施錠検知センサーが解錠状態で窓が開状態であると検知したときには、建物の使用者による行為とみなし、建物の使用者への注意喚起として、その窓のみについて表示による報知を行う場合は、窓の施錠検知センサーが解錠状態で窓が開状態であるというのは、居住者等の建物の使用者が窓際に居て換気を行っていたり、ベランダで洗濯物を干す作業を行っていたりして、居住者等の建物の使用者が監視している状態となっている可能性が高いが、何かの急用で、そのまま外に出かけてしまうケースなども皆無ではないので、例えば、報知データによる報知で注意喚起をするとよい。
そのうえ、対象となる窓のみについて報知を行い、他の窓や戸は警戒状態となっているので、わざわざ防犯システム本体装置まで設定切替操作をしに行く必要がなく、非常に使い勝手が良い。
さらに、施錠検知センサーで検知した検知結果に基づいた安全度の度合いを色又は光の点滅で表示する表示部を備えている場合は、表示部の色や光の点滅を見るだけで、一目で安全度の度合いを確認することができる。
また、戸は内側にサムターンを有する戸であり、サムターンには、直接的又は間接的に戸用施錠検知用磁石が取り付けられており、施錠検知センサーは、磁気センサーから成り、戸用施錠検知用磁石の変位から戸の解錠・施錠状態を検知する場合は、戸の解錠・施錠状態を簡易に検知することができる。
さらに、窓及び戸の少なくともいずれか一方には、報知手段による報知の一時的な延長又は停止を可能とする報知延長・停止手段が設置されている場合は、例えば、ベランダでの物干し作業や玄関での来客、掃除等の時に、いちいち防犯システム本体装置まで行って警戒解除の操作をしなくても、その場で延長又は停止させることができ、非常に使い勝手が良い。
特に、夏場や冬場は建物の屋内はエアコンなどの冷暖房機器を用いているケースが多いが、ベランダで洗濯物を干す作業を行っていたり、庭仕事をしていたりしているときなどに、窓を施錠せず閉状態としても、万一、設定した時間経てば報知してくれるので、そのまま忘れることもない。
また、報知延長・停止手段による報知の一時的な延長又は停止がなされるとともに、設定された時間内に施錠検知センサーが施錠状態を検知したときは、タイマーが設定した時間を計時すると報知手段による報知が行われる状態に復帰させる復帰手段が設けられている場合は、再度施錠されれば、自動的にリセットされるので、報知の一時的な延長又は停止の解除忘れがない。
さらに、窓及び戸の解錠・施錠状態を表示する防犯システム本体装置とは別体の表示手段を備えている場合は、例えば、玄関や居間などに表示手段を設置すれば、一目で建物全体の施錠状態を確認することができる。
すなわち、防犯システム本体装置が設置されている場所以外でも、居住者等の建物の使用者は、一目で建物全体の施錠状態を確認することができ、より防犯性を高めることができる。
また、報知モード切替手段を備え、報知データによる報知及び表示による報知のみを行う軽警戒モードと、音による報知及び報知データによる報知、又は、音による報知、表示による報知、及び報知データによる報知の全てを行う重警戒モードとを切替可能とされている場合は、例えば、昼間などは軽警戒モードとなり、夜間や外出中などには重警戒モードとなるように設定すれば、施錠し忘れによる音での他の家族の睡眠妨害や近所迷惑などを極力少なくしながら、防犯対策が行える。
なお、ガラス破りは危険性が高いので、いずれのモードでも、犯罪者等の侵入者への威嚇を兼ねた警報として、音による報知を行うように設定するとよい。
実施例の防犯システムを備えた建物の概略構成を示す説明図である。 実施例の建物の内部から見た窓の部分の詳細を示す説明図である。 実施例の建物の外部から見た窓の部分の詳細を示す説明図である。 実施例の建物の内部から見た玄関ドアの部分の詳細を示す説明図である。 実施例の防犯システムがおかれる状態の例を示す説明図である。 実施例の防犯システムがおかれる状態の例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
先ず、実施例の構成について説明する。
図1は、実施例の防犯システムを備えた建物1の概略構成を示している。
この実施例の防犯システムは、建物1の窓2に設置された施錠検知センサー20と、建物1の戸としての玄関ドア3に設置された施錠検知センサー30と、建物1内に設置された防犯システム本体装置4とから主に構成されている。
ここで、防犯システム本体装置4内には、全体の制御を行う制御手段としての制御部41が設けられている。
そして、窓2が解錠しており、施錠検知センサー20がその解錠状態を検知すると、内蔵された発信器(図示せず)が防犯システム本体装置4に設けられた受信器42に信号を送り、タイマー43が設定した時間Tを計時すると、防犯システム本体装置4に内蔵された報知手段としてのスピーカー48から通知音や警告音などの音が発せられ、報知が行われる。
なお、制御部41が発信器44から施錠検知センサー20に内蔵された報知手段としてのスピーカー51の受信器(図示せず)に信号を送り、スピーカー51からも通知音や警告音などの音が発せられ、報知が行われるように設定することもできる。
そのうえで、報知のレベルに応じ、施錠忘れ等の未施錠のときは、この防犯システム本体装置4のスピーカー48だけから通知音を発し、窓2のガラス破りの際には、犯罪者等の侵入者への威嚇を主たる目的として、スピーカー48からは勿論、スピーカー51や後述のスピーカー52からも警告音を発するように設定されている。
すなわち、特に、防犯システム本体装置4を人が多く集まるリビング等に設置すれば、離れた部屋の情報も気付くことができる。
ここで、通知音とは、居住者M等の建物1の使用者に注意喚起するためのものなので、70dB程度の比較的長周期のストレスの少ない音のことであり、警告音とは、犯罪者等の侵入者への威嚇を主たる目的としているので、70dB以上の短周期のストレスを与え威嚇する音のことである。
また、玄関ドア3が解錠しており、施錠検知センサー30がその解錠状態を検知すると、内蔵された発信器(図示せず)が防犯システム本体装置4に設けられた受信器42に信号を送り、タイマー43が設定した時間Tを計時すると、防犯システム本体装置4に内蔵された報知手段としてのスピーカー48から通知音が発せられ、報知が行われる。
なお、制御部41が発信器44から施錠検知センサー20に内蔵された報知手段としてのスピーカー52の受信器(図示せず)に信号を送り、スピーカー52からも通知音や警告音などの音が発せられ、報知が行われるように設定することもできる。
さらに、制御部41は、これらの信号を、インターネットや電話回線などのネットワークNに接続されたゲートウェイやルータなどのネットワーク接続装置45を介して、居住者Mが身に付けている携帯電話や専用通信機などの報知手段としてのデータ受信装置6にも送り、メール形式などで報知データによる報知を行う。
なお、初期設定により、玄関ドア3と窓2の施錠忘れ両方について報知データによる報知をするようにしてもよいし、玄関ドア3の施錠忘れのみについて報知データによる報知をするようにしてもよい。
また、施錠検知センサー20,30には、報知の一時的な延長又は停止を可能とする報知延長・停止手段としての報知延長・停止ボタン21,31がそれぞれ設けられている。
これら報知延長・停止ボタン21,31は、1回押すと設定した時間Tよりも長い時間T’に報知時間が延長され、2回押すとこの延長設定が解除されるようになっている。
なお、施錠検知センサー20,30及び防犯システム本体装置4には、窓2又は玄関ドア3を再度施錠すると、自動的に初期状態に復帰する復帰手段としての復帰回路が組み込まれている。
さらに、玄関ドア3の横等には、防犯システム本体装置4の発信器44から送られる信号を受信する受信器(図示せず)が内蔵された表示手段としてのモニター7が設けられており、窓2と玄関ドア3の施錠状態が一目で分かるように表示されるようになっている。
なお、この表示手段としてのモニター7は、必要に応じ、複数台設けてもよく、例えば、リビングや寝室に設けてもよい。
また、この表示手段としてのモニター7としては、比較的安価なタブレットパソコンなどを利用することができ、この場合、音による報知も行えるように設定することができる。
次に、窓2に設けられた施錠検知センサー20について詳細に説明する。
窓2は、図2及び図3に示したように、2枚のガラス面材2A,2Aから成る引き違い窓である。
また、施錠検知センサー20は、ガラス面材2A,2Aの建物1の内部側の面にそれぞれ設けた一対の振動・磁気センサー20A,20Bとから成る。
さらに、窓2のクレセント錠2Bの隣にある左側の振動・磁気センサー20Aの磁気の変動感知により、クレセント錠用施錠検知用磁石23を埋め込んだり貼り付けたりして設けたクレセント錠2Bの解錠・施錠状態を検知することができる。
また、振動・磁気センサー20A,20Bがガラス破りの際に生ずる特有の周波数の振動を感知すると、ガラス破りがなされたものとして検知することができる。
さらに、図3に示したように、窓2の外部側には、振動・磁気センサー20Bの裏側位置のガラス面材2Aの窓枠に窓用開閉検知用磁石22が設けられており、クレセント錠2Bが解錠した状態で、窓用開閉検知用磁石22と振動・磁気センサー20Bとの間の距離の変位により、磁気の変化として窓2の開閉も検知することができる。
なお、施錠検知センサー20が施錠状態で窓2が開状態であると検知したときには、システムの異常とみなし、報知手段としてのスピーカー48,51,52又はデータ受信装置6による報知を行うようになっている。
ここで、クレセント錠2Bとしては、空がけ防止用のものが用いられている。
なお、3枚以上のガラス面材から成り、左右のいずれか片側にクレセント錠を有するタイプの引き違い窓でも、略同様の構成で実施することができる。
次に、戸としての玄関ドア3に設けられた施錠検知センサー30について詳細に説明する。
この玄関ドア3は、図4に示したように、ドアノブ33の近傍にサムターン32が設けられた汎用されるものである。
そして、サムターン32の横に磁気センサーから成る施錠検知センサー30が設けられている。
さらに、サムターン32には、戸用施錠検知用磁石81が組み込まれたり貼り付けられたりして取り付けられている。
これにより、施錠検知センサー30が、戸用開閉検知用磁石81の変位を磁気の変化として感知し、玄関ドア3の解錠・施錠状態を検知する。
また、施錠検知センサー30として、磁気検知機能だけでなく、振動検知機能も有するものを用いれば、犯罪者がドリルなどの道具を使って鍵自体を壊すなどの手口も早期に検知でき、より防犯性能を高めることができる。
次に、防犯システム本体装置4に設けられた表示部47について詳細に説明する。
この表示部47は、内部に発光ダイオードなどの光素子が組み込まれており、施錠検知センサー20,30で検知した検知結果に基づいた安全度の度合いを色と光の点滅とで表示する。
具体的には、一例として以下のように設定される。
窓2のガラス割れ無し、玄関ドア3の施錠中、窓2の施錠中、窓2が閉状態であるときは、表示部47を青色で点灯させる。この場合、安全度が万全と分かる。
窓2のガラス割れ無し、玄関ドア3の施錠中、窓2の施錠中、窓2が開状態であるときは、表示部47をマゼンダ色で点滅させる。この場合、窓用開閉検知用磁石22が落下するなどして外れたおそれが想定される。
窓2のガラス割れ無し、玄関ドア3の施錠中、窓2の解錠中、窓2が閉状態であるときは、表示部47を設定時間赤色で点灯させ、この設定時間経過後に赤色で点滅させる。この場合、窓2が解錠状態になっているので時間が経つほどに危険だと分かる。
窓2のガラス割れ無し、玄関ドア3の施錠中、窓2の解錠中、報知延長・停止ボタン21を押した状態で窓2が閉状態であるときは、表示部47を赤色で点灯させる。この場合、報知延長・停止ボタン21を押したので、報知は時間T’に延長されるが、表示部47が赤色であることを見れば窓2の状態を確認しなければならないことが分かるし、これを見過ごしていたとしても、延長された時間T’後に報知されることとなるので、いずれにせよ気付くことができる。なお、延長時間T’前に施錠すれば、報知延長・停止ボタン21による延長処理はキャンセルされるようになっている(図5を参照)。よって、居住者M等の建物1の使用者は、わざわざ防犯システム本体装置4の所まで行かなくとも、その場で報知を延長することができ、鍵を閉めれば元の常時警戒の状態に戻るので、操作をする必要が殆ど無くなり、煩わしさがない。この機能は、ベランダや庭で作業をするときで、窓2は閉めておきたいとき(例えば、エアコン稼働中等)に特に有効である。
窓2のガラス割れ無し、玄関ドア3の施錠中、窓2の解錠中、窓2が開状態であるときは、表示部47を黄色で点灯させる。これは、居住者M等の建物1の使用者の意思による窓開けとみなし、極力、音による報知はせずに、表示部47の表示のみで注意喚起を促す意図である。窓開けによる換気や、通風のニーズは非常に高く、従来から、警戒中の防犯システムの解除を行ってでも窓を開ける人が過半数を占めることに由来する処置である。また、このようにすれば、居住者M等の建物1の使用者は、窓開けを比較的自由にすることができ、煩わしさがないという利点もある(図6を参照)。
窓2のガラス割れ無しでも、玄関ドア3の解錠中のときは、窓2がいかなる状態であっても、表示部47を赤色で点灯させ、所定の時間T経過すれば報知するように設定してある。この場合、玄関ドア3の施錠忘れでそのまま外出してしまうケースもあるため、音だけでなく、メール送信等による報知も行うように設定すれば、いかなる状態であっても、その状態に気付くことが可能である。また、報知延長・停止ボタン31を押した場合では、設定された延長時間T’内は赤色で点灯させるが、この設定時間T’経過後には赤色で点滅させて、音やメール送信等による報知で、警戒すべき注意喚起を行う。報知延長・停止ボタン31を押した場合でも、再度施錠をすれば、報知延長・停止ボタン31による延長処理はリセットされ、再度玄関ドア3を解錠した場合には、通常の所定時間Tで報知をするようになっている。よって、居住者M等の建物1の使用者は、特別な操作をする必要なく、鍵を閉めるという行為だけで、延長処理をキャンセルすることができ、システム操作をし忘れることもない。なお、延長時間T’内に施錠した場合は、通知音は発しないようになっている。
窓2のガラス割れ有りのときは、玄関ドア3や窓2がいかなる状態であっても、表示部47を赤色で点滅させる。この場合、犯罪者等の侵入が疑われるので、最も危険であると分かる。
さらに、報知手段としてのスピーカー51からは、侵入者への威嚇を主たる目的とした警報として、警告音等の音による報知又は警告灯の点灯等の表示による報知も行うように設定されている。同時に、メール形式などの報知データによる報知も行うように設定されている。
なお、表示部47の色やパターンの設定は、使用者が分かりやすいように初期設定すればよい。
次に、実施例の作用効果について説明する。
このような実施例の防犯システムは、建物1の窓2及び戸としての玄関ドア3に設置された施錠検知センサー20,30と、施錠検知センサー20,30が解錠状態を検知してからの時間を計時するタイマー43と、タイマー43が設定した時間以上の時間Tを計時すると報知を行う報知手段としてのスピーカー48,51,52、表示部47及びデータ受信装置6と、これらを制御する制御手段としての制御部41とを備えた構成とされている。
こうした構成なので、万一、無施錠状態(解錠状態)となっていても、報知手段としてのスピーカー48,51,52、表示部47及びデータ受信装置6により居住者M等の建物1の使用者に音、表示及び報知データの少なくとも一つで報知が行われるため、基本的に、従来では頻繁に行う警戒解除や常時警戒のための警戒設定操作を行わなくても、居住者M等の建物1の使用者は鍵を閉めるという通常の行為をするのみで、常時防犯が行え、施錠忘れなどによる不安全な無施錠状態を予防することができる。
また、建物1の窓2又は戸としての玄関ドア3が無施錠のときには、報知手段としてのスピーカー48,51,52、表示部47及びデータ受信装置6による音、表示及び報知データのいずれかでの報知がなされるため、居住者M等の建物1の使用者が建物1から外出中のときなどの防犯対策は勿論、居住者M等の建物1の使用者が建物1内に居るときなどの防犯対策も行える。
さらに、報知手段としてのスピーカー48,51,52、表示部47及びデータ受信装置6による報知は、設定した時間未満ではなされないため、通常の窓2や玄関ドア3の開け閉めに支障をきたすことはない。
そのうえ、報知手段としてのスピーカー48,51,52、表示部47及びデータ受信装置6による報知は、音、表示及び報知データであるため、音は、居住者M等の建物1の使用者が建物1内に居るときに無施錠を知らせることができるだけでなく、犯罪者等の侵入者を威嚇して犯行を抑止させることができ、表示は、屋内の表示部47により、居住者M等の建物1の使用者が建物1内に居るときに視覚的に無施錠を知らせることができ、報知データは、携帯端末などのデータ受信装置6により、離れた場所にいる居住者M等の建物1の使用者に窓2又は玄関ドア3が無施錠であることを知らせることができる。
なお、例えば、音による報知や報知データによる報知では、居住者M等の建物1の使用者がトイレにいたりして気付かないケースもあるため、設定した間隔で複数回行うようにすることもでき、より効果的である。
また、表示による報知では、屋外に警告灯等の表示装置を設置すれば、犯罪者等の侵入者を威嚇して犯行を抑止させることもできる。
ここで、窓2は引き違い窓であり、施錠検知センサー20は、引き違い窓の各ガラス面材2A,2Aにそれぞれ設置された振動・磁気センサー20A,20Bと、引き違い窓の外側に取り付けられた窓用開閉検知用磁石22、引き違い窓のクレセント錠2Bに設けられたクレセント錠用施錠検知用磁石23とから成り、引き違い窓のクレセント錠2Bの解錠・施錠状態検知機能と、引き違い窓の開閉検知機能と、引き違い窓のガラス破り検知機能とを有する。
このため、窓2の閉め忘れは勿論、特に多い犯罪者の窓2からの侵入を抑止することができる。特に、建物内への侵入犯罪手口のうち、無施錠の窓や戸からの侵入(43.4%)に次いで多いガラス破りによる侵入(40.5%)に対する防犯対策となる(数字は、警視庁発表の発生場所別の侵入手口2011年を引用)。
また、振動・磁気センサー20A,20Bにより窓2のガラス破りを検知したときには、侵入者によるものとみなし、犯罪者等の侵入者への威嚇を主たる目的とした警報として、音による報知又は表示による報知を行い、窓2又は戸としての玄関ドア3の未施錠状態を検知したときは、居住者M等の建物1の使用者による行為とみなし、居住者M等の建物1の使用者への注意喚起として、音による報知、表示による報知、又は報知データによる報知を行う。
このため、犯罪者等の侵入者に対する警報と、居住者M等の建物1の使用者に対する注意喚起とを明確に切り分けるため、居住者M等の建物1の使用者は、警戒解除と警戒設定操作とを意識することなく、防犯することができる。
すなわち、居住者M等の建物1の使用者が自ら故意に行うはずもないガラス破りを犯罪者等の侵入者による行為と特定し、主として犯罪者等の侵入者への威嚇を主たる目的とした警報として、音による報知又は表示による報知を行い、同時に、メール形式などの報知データによる報知も行い、窓2又は戸としての玄関ドア3の施錠状態に関しては、居住者M等の建物1の使用者による行為と特定し、居住者M等の建物1の使用者への注意喚起として、音による報知、表示による報知、又は報知データによる報知を行うので、いずれにせよ、居住者M等の建物1の使用者は、不安全な状態とその度合いを知ることができ、それに応じた対応をすることができる。
上記したように、犯罪者等の侵入者の行為と居住者M等の建物1の使用者の行為を明確にセンシングから報知までを含め分離することにより、居住者M等の建物1の使用者の負担や煩わしさを飛躍的に低減することができる。
これにより、居住者M等の建物1の使用者による窓2や戸としての玄関ドア3の施錠忘れの状態が低減することとなり、犯罪者等の侵入者は、どうしても侵入したいときは、ガラス破りをするなどしかなくなり、侵入犯罪の予防が図れる。
そのうえ、居住者M等の建物1の使用者は、警戒解除と警戒設定操作とをその都度行う必要がないので、操作忘れや煩わしさによる未警戒状態を排除することができ、常に安全な状態へと導くことができる。
特に、侵入手口の多くは、施錠忘れが原因であることから、居住者M等の建物1の使用者の多くは、外出時などに施錠忘れをしていないか不安に思うが、この不安を払拭することもできる。
また、報知データによる報知を行う報知手段が携帯電話のときは、報知データによる報知が行われなくとも、その携帯電話で防犯システム本体装置4に問い合わせると施錠状態を確認できるように設定しておけば、不安感の強い居住者M等の建物1の使用者の不安も払拭することができる。
さらに、窓2のガラス破りを検知したときの音による報知は、警報音によるものであり、窓2又は戸としての玄関ドア3の未施錠状態のみを検知したときの音による報知は、通知音によるものである。
このため、犯罪者等の侵入者による行為の可能性が極めて高い窓2のガラス破りを検知したときは、大きな警報音によりしっかり威嚇し、居住者M等の建物1の使用者の行為とみなせる窓2又は戸としての玄関ドア3の未施錠状態のみを検知したときは、注意喚起する程度の通知音による報知を行うことができ、居住者M等の建物1の使用者に無駄なストレスを与えずに済む。
また、施錠検知センサー20が施錠状態で窓2が開状態であると検知したときには、システムの異常とみなし、報知手段としてのスピーカー48,51,52又はデータ受信装置6による報知を行う。
このため、窓用開閉検知用磁石22が落下して外れた状態となったときなどのシステム上の異常時を居住者M等の建物1の使用者に知らせることができる。
さらに、窓2のクレセント錠2Bには、空がけ防止用のクレセント錠が用いられている。
このため、人為的なミスである窓のクレセント錠2Bの空がけ状態を排除することができる。
また、窓2の施錠検知センサー20が解錠状態で窓2が開状態であると検知したときには、居住者M等の建物1の使用者による行為とみなし、居住者M等の建物1の使用者への注意喚起として、その窓2のみについて表示による報知を行うように設定されている。
このため、窓2の施錠検知センサー20が解錠状態で窓2が開状態であるというのは、居住者M等の建物1の使用者が窓2の窓際に居て換気を行っていたり、ベランダで洗濯物を干す作業を行っていたりして、居住者M等の建物1の使用者が監視している状態となっている可能性が高いが、何かの急用で、そのまま外に出かけてしまうケースなども皆無ではないので、例えば、報知データによる報知で注意喚起をするとよい。
そのうえ、対象となる窓2のみについて報知を行い、他の窓や戸としての玄関ドア3等は警戒状態となっているので、わざわざ防犯システム本体装置4まで設定切替操作をしに行く必要がなく、非常に使い勝手が良い。
さらに、施錠検知センサー20,30で検知した検知結果に基づいた安全度の度合いを色や光の点滅で表示する表示部47を備えている。
このため、表示部47の色や点滅を見るだけで、一目で安全度の度合いを確認することができる。
また、戸としての玄関ドア3は内側にサムターン32を有するものであり、サムターン32には、戸用施錠検知用磁石81が組み込まれており、施錠検知センサー30は、磁気センサーから成り、戸用施錠検知用磁石81の変位から玄関ドア3の解錠・施錠状態を検知する。
このため、戸としての玄関ドア3の解錠・施錠状態を簡易に検知することができる。
さらに、窓2及び戸としての玄関ドア3には、報知手段としてのスピーカー48,51,52又はデータ受信装置6による報知の一時的な延長又は停止を可能とする報知延長・停止手段としての報知延長・停止ボタン21,31がそれぞれ設置されている。
このため、例えば、ベランダでの物干し作業や玄関での来客、掃除等の時に、いちいち防犯システム本体装置4まで行って警戒解除の操作をしなくても、その場で延長又は停止させることができ、非常に使い勝手が良い。
特に、夏場や冬場は建物1の屋内はエアコンなどの冷暖房機器を用いているケースが多いが、ベランダで洗濯物を干す作業を行っていたり、庭仕事をしていたりしているときなどに、窓2を施錠せず閉状態としても、万一、設定した時間T’経てば報知してくれるので、そのまま忘れることもない。
さらに、報知延長・停止手段としての報知延長・停止ボタン21,31による報知の一時的な延長又は停止がなされるとともに、設定された時間T’内に施錠検知センサーが施錠状態を検知したときは、タイマー43が設定した時間を計時すると報知手段としてのスピーカー48,51,52、表示部47及びデータ受信装置6のいずれかによる報知が行われる状態に復帰させる復帰手段としての復帰回路が設けられている。
このため、再度施錠されれば、自動的にリセットされるので、報知の一時的な延長又は停止の解除忘れがない。
さらに、窓2及び戸としての玄関ドア3の横に解錠・施錠状態を表示する防犯システム本体装置4とは別体の表示手段としてのモニタ7を備えている。
このため、例えば、施錠し忘れで玄関に戻ってくれば、モニター7を見ることで、一目で建物1全体の施錠状態を確認することができる。
すなわち、防犯システム本体装置4が設置されている場所以外でも、居住者M等の建物1の使用者は、一目で建物1全体の施錠状態を確認することができ、より防犯性を高めることができる。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態を実施例に基づいて詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記した実施例では、本発明の説明を簡単に行うため、建物1の構成を簡易なものとしたが、これに限定されず、窓や戸が多いより複雑な構成で実施してもよい。
また、上記した実施例では、簡易な設定で実施したが、これに限定されない。
例えば、この音による報知と、表示による報知と、報知データによる報知との全てを行うのは、防犯システム本体装置4に設けられた報知モード切替手段としての報知モード切替ボタン46をオンにした重警戒モードとし、報知モード切替ボタン46をオフにしておくと、軽警戒モードに切り替わり、表示による報知及び報知データによる報知のみが行われるようにするなどして実施してもよい。
この場合、この報知モードの切替設定は、報知モード切替ボタン46での手動によるものだけでなく、時間により切り替わる自動のものに設定することもできる。これにより、例えば、昼間などは軽警戒モードとなり、夜間や外出中などには重警戒モードとなるように設定すれば、施錠し忘れによる音での他の家族の睡眠妨害や近所迷惑などを極力少なくしながら、防犯対策が行える。
なお、ガラス破りは危険性が高いので、いずれのモードでも、犯罪者等の侵入者への威嚇を主たる目的とした警報として、音による報知を行うように設定するとよい。
また、報知モード切替ボタン46は、オン・オフで切り替える1つボタンの方式だけでなく、軽警戒ボタンと重警戒ボタンとを別個に設けた2つボタンの方式で実施してもよい。
いずれにせよ、居住者M等の建物1の使用者が、どちらのモードになっているか分かるようになっていればよい。
1 建物
2 窓
2A ガラス面材
2B クレセント錠
20 施錠検知センサー
20A 振動・磁気センサー
20B 振動・磁気センサー
21 報知延長・停止ボタン(報知延長・停止手段)
22 窓用開閉検知用磁石
23 クレセント錠用施錠検知用磁石
3 玄関ドア(戸)
30 施錠検知センサー
31 報知延長・停止ボタン(報知延長・停止手段)
32 サムターン
33 ドアノブ
4 防犯システム本体装置
41 制御部(制御手段)
42 受信器
43 タイマー
44 発信器
45 ネットワーク接続装置
46 報知モード切替ボタン(報知モード切替手段)
47 表示部(報知手段)
48 スピーカー(報知手段)
51 スピーカー(報知手段)
52 スピーカー(報知手段)
6 データ受信装置(報知手段)
7 モニター(表示手段)
81 戸用施錠検知用磁石
M 居住者(建物の使用者)
N ネットワーク

Claims (13)

  1. 建物の窓及び戸に設置された施錠検知センサーと、該施錠検知センサーが解錠状態を検知してからの時間を計時するタイマーと、該タイマーが設定した時間以上の時間を計時すると音、表示及びデータ受信装置に送信する報知データの少なくともいずれか一での報知を行う報知手段と、これらを制御する制御手段とを備えていることを特徴とする防犯システム。
  2. 前記窓は引き違い窓であり、前記施錠検知センサーは、該引き違い窓の各面にそれぞれ設置された振動・磁気センサーと、該引き違い窓の外側に取り付けられた窓用開閉検知用磁石と、該引き違い窓のクレセント錠に設けられたクレセント錠用施錠検知用磁石とから成り、該引き違い窓のクレセント錠の解錠・施錠状態検知機能と、該引き違い窓の開閉検知機能と、該引き違い窓のガラス破り検知機能とを有することを特徴とする請求項1に記載の防犯システム。
  3. 前記振動・磁気センサーにより前記窓のガラス破りを検知したときには、侵入者によるものとみなし、侵入者への威嚇を兼ねた警報として、前記音による報知又は前記表示による報知を行い、前記窓又は前記戸の未施錠状態を検知したときは、前記建物の使用者による行為とみなし、前記建物の使用者への注意喚起として、前記音による報知、前記表示による報知、又は前記報知データによる報知を行うことを特徴とする請求項2に記載の防犯システム。
  4. 前記窓のガラス破りを検知したときの前記音による報知は、警報音によるものであり、前記窓又は前記戸の未施錠状態のみを検知したときの前記音による報知は、通知音によるものであることを特徴とする請求項3に記載の防犯システム。
  5. 前記施錠検知センサーが施錠状態で前記窓が開状態であると検知したときには、システムの異常とみなし、前記報知手段による報知を行うことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の防犯システム。
  6. 前記窓の前記クレセント錠には、空がけ防止用のクレセント錠が用いられていることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の防犯システム。
  7. 前記窓の前記施錠検知センサーが解錠状態で該窓が開状態であると検知したときには、前記建物の使用者による行為とみなし、前記建物の使用者への注意喚起として、該窓のみについて前記表示による報知を行うことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の防犯システム。
  8. 前記施錠検知センサーで検知した検知結果に基づいた安全度の度合いを色又は光の点滅で表示する表示部を備えていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の防犯システム。
  9. 前記戸は内側にサムターンを有する戸であり、前記サムターンには、直接的又は間接的に戸用施錠検知用磁石が取り付けられており、前記施錠検知センサーは、磁気センサーから成り、前記戸用施錠検知用磁石の変位から前記戸の解錠・施錠状態を検知することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の防犯システム。
  10. 前記窓及び前記戸の少なくともいずれか一方には、前記報知手段による報知の一時的な延長又は停止を可能とする報知延長・停止手段が設置されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の防犯システム。
  11. 前記報知延長・停止手段による報知の一時的な延長又は停止がなされるとともに、設定された時間内に前記施錠検知センサーが施錠状態を検知したときは、前記タイマーが設定した時間を計時すると前記報知手段による報知が行われる状態に復帰させる復帰手段が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の防犯システム。
  12. 前記窓及び前記戸の解錠・施錠状態を表示する防犯システム本体装置とは別体の表示手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の防犯システム。
  13. 報知モード切替手段を備え、前記報知データによる報知及び前記表示による報知のみを行う軽警戒モードと、前記音による報知及び前記報知データによる報知、又は、前記音による報知、前記表示による報知、及び前記報知データによる報知の全てを行う重警戒モードとを切替可能とされていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の防犯システム。
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