JP6098898B2 - 電気機器および電気機器の制御方法 - Google Patents

電気機器および電気機器の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報端末と近距離無線通信する電気機器に関するものである。
従来の電気機器は、例えばリーダライターが取り付けられた電気機器の場合において、使用者が電気機器と近距離無線通信する相手(RFIDタグ)を何処に近づければよいか知らせるためのタグガイド機能(メッセージ報知)が搭載されているものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図21に、特許文献1に記載されている電気機器を示す。特許文献1における具体的な電気機器は、炊飯器である。炊飯器は、大きくはボディ2とふた3とで構成されている。そして、ボディ2には、操作パネル5があり、操作パネル5は、入力部としての炊飯キー5a及び切キー5b、並びに報知部としての液晶パネル5cを有する。
通常の炊飯をする場合は、炊飯器使用者がふた3を開け、炊飯器に内蔵される内釜(図示せず)に米と水をセットして、炊飯キー5aを押下することで炊飯が実行される。更に、この炊飯器は、内部にタグリーダ(図示せず)を備えていて、米袋に付されたICタグから取得した米の情報に基づいて、米の炊き方を変更する機能を有している。炊飯器に設けられたタグガイド6は、使用者がタグを何処に近づければよいかを知らせるようになっている。
特開2006−326289号公報
ところで、近年のRFID(Radio Frequency IDentification)又はNFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信機能を有し、外部のアプリケーションのインストールが可能な所謂スマートフォン等の携帯用の外部情報端末の普及に伴い、上記炊飯器のタグリーダに代えて、このような外部情報端末を用いることが考えられる。しかしながら、前記従来の炊飯器は、使用者が上記外部情報端末を用いて米の炊き方を変更する機能を使用しているか否かに関わらず、使用者に対し当該機能に係る報知を行うため、例えば外部情報端末を所持していない使用者にとっては、当該機能に係る報知は不要なものであった。更に、不要な報知によって、使用者を煩わせたりすることがあった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、外部情報端末を用いて主機能部によって実行されるべき主機能の態様を電気機器に与えて電気機器を使用可能であって、外部情報端末を用いて主機能部によって実行されるべき主機能の態様を電気機器に与えて電気機器を使用していない使用者を不要な報知によって煩わせることを防止可能な電気機器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のある態様に係る電気機器は、所定の動作を実行する主機能部と、外部情報端末から前記主機能部により前記所定の動作を実行する指示を受信する通信部と、使用者が前記所定の動作を実行する指示を入力するための入力部と、使用者に情報を報知するための報知部と、前記入力部に入力された指示内容又は前記通信部が受信した指示内容に基づいて前記主機能部を制御する主機能部制御部と、前記通信部が受信した指示内容に基づいて前記所定の動作を実行した履歴である無線通信制御履歴を記録する履歴記録部と、前記通信部の異常を検知する異常検知部と、前記異常検知部が異常を検知した際に、前記無線通信制御履歴が前記履歴記録部に記録されている場合は、前記通信部の異常を報知するように決定し、前記無線通信制御履歴が前記履歴記録部に記録されていない場合は、前記通信部の異常を報知しないように決定する報知内容決定部と、を備える。
本発明は、外部情報端末を用いて主機能部によって実行されるべき主機能の態様を電気機器に与えて電気機器を使用可能な電気機器において、外部情報端末を用いて主機能部によって実行されるべき主機能の態様を電気機器に与えて電気機器を使用していない使用者を不要な報知によって煩わせることを防止することができる。
本発明の実施の形態1における電気機器が含まれるシステムの構成例を示す機能ブロック図 本発明の実施の形態1における電気機器が含まれるシステムの動作例を示す第1のフローチャート 本発明の実施の形態1における電気機器が含まれるシステムの動作例を示す第2のフローチャート 本発明の実施の形態1における電気機器が含まれるシステムの異常監視処理の動作例を示すフローチャート 本発明の実施の形態2における電気機器が含まれるシステムの構成例を示す機能ブロック図 本発明の実施の形態2における電気機器が含まれるシステムの動作例を示す第2のフローチャート 本発明の実施の形態3における電気機器が含まれるシステムの全体の構成例を示す図 本発明の実施の形態3における電気機器が含まれるシステムの構成例を示す機能ブロック図 本発明の実施の形態3における電気機器が含まれるシステムの指示受付処理の動作例を示すフローチャート 本発明の実施の形態3における通信指示画面の一例を示す図 本発明の実施の形態3における入力画面の一例を示す図 本発明の実施の形態3における入力画面の一例を示す図 本発明の実施の形態3における設定完了画面の一例を示す図 本発明の実施の形態4における電気機器が含まれるシステムの構成例を示す機能ブロック図 本発明の実施の形態4における電気機器の動作例を示すフローチャート 本発明の実施の形態4における外部情報端末と電気機器との通信の実施を促す画面の一例を示す図 本発明の実施の形態5における電気機器が含まれるシステムの構成例を示す機能ブロック図 本発明の実施の形態6における電気機器が含まれるシステムの構成例を示す機能ブロック図 本発明の実施の形態7における電気機器が含まれるシステムの構成例を示す機能ブロック図 本発明の実施の形態8における電気機器が含まれるシステムの構成例を示す機能ブロック図 従来の電気機器の斜視図
第1の発明に係る電気機器は、電気機器の主機能を実行する主機能部と、近距離無線通信によって外部情報端末から前記主機能部によって実行されるべき主機能の態様を受信する通信部と、使用者が前記主機能部によって実行されるべき主機能の態様を入力するための入力部と、前記近距離無線通信に関する情報を報知するための報知部と、前記入力部に入力された主機能の態様又は前記通信部が受信した主機能の態様に基づいて前記主機能部を制御する主機能部制御部と、前記通信部が受信した主機能の態様に基づいて前記主機能部制御部が前記主機能部を制御したことの履歴である近距離無線通信制御履歴を記録する履歴記録部と、前記近距離無線通信制御履歴が前記履歴記録部に記録されているか否かに応じて前記近距離無線通信に関する情報を報知するか否か決定する報知内容決定部と、を備える。
この構成によれば、近距離無線通信制御履歴が履歴記録部に記録されているか否かによって、使用者が外部情報端末を用いて主機能部によって実行されるべき主機能の態様を電気機器に与えて電気機器を使用しているか否かを報知内容決定部が判定することができる。そして、当該報知内容決定部が、近距離無線通信制御履歴が履歴記録部に記録されているか否かに応じて近距離無線通信に関する情報を報知するか否か決定するので、外部情報端末を用いて主機能部によって実行されるべき主機能の態様を電気機器に与えて電気機器を使用していない使用者に対し、このような使用者にとって不要な報知が行われないようにすることができ、ひいては当該使用者を不要な報知によって煩わせることを防止することができる。
第2の発明に係る電気機器は、第1の発明の電気機器において、前記報知内容決定部は、前記近距離無線通信制御履歴が前記履歴記録部に記録されている場合には、前記近距離無線通信に関する情報を報知するように決定し、前記近距離無線通信制御履歴が前記履歴記録部に記録されていない場合には、前記近距離無線通信に関する情報を報知しないように決定するよう構成されていてもよいものである。
これによって、外部情報端末を用いて主機能部によって実行されるべき主機能の態様を電気機器に与えて電気機器を使用していない使用者に対し、当該使用者にとって不要な近距離無線通信に関する情報を報知しないようにすることが好適にできるとともに、外部情報端末を用いて主機能部によって実行されるべき主機能の態様を電気機器に与えて電気機器を使用している使用者に対し、当該使用者にとって必要な近距離無線通信に関する情報を報知することができる。
第3の発明に係る電気機器は、第2の発明の電気機器において、前記通信部の異常を検知する異常検知部を更に備え、前記報知内容決定部は、前記近距離無線通信制御履歴が前記履歴記録部に記録されており且つ前記異常検知部が異常を検知した場合に、前記近距離無線通信に関する情報として前記通信部の異常を報知するように決定するよう構成されていてもよいものである。
これによって、近距離無線通信を用いて電気機器を使用していない使用者に対して不要な通信部に係る異常を報知しないようにして、近距離無線通信を用いて電気機器を使用している使用者に対して必要な通信部に係る異常を報知することができる。
第4の発明に係る電気機器は、前記履歴記録部は、更に前記入力部に入力された主機能の態様に基づいて前記主機能部制御部が前記主機能部を制御したことの履歴である入力制御履歴を記録するよう構成されており、前記履歴記録部に記録された近距離無線通信制御履歴及び入力制御履歴に基づいて、前記入力部に入力された主機能の態様に基づいて前記主機能部制御部が前記主機能部を制御したことに対する、前記通信部が受信した主機能の態様に基づいて前記主機能部制御部が前記主機能部を制御したことの相対的な頻度(以下、近距離無線通信制御相対頻度という)を分析する履歴分析部を更に備え、前記報知内容決定部は、前記近距離無線通信制御履歴が前記履歴記録部に記録されており、且つ前記近距離無線通信制御相対頻度が所定値よりも低い場合に、前記近距離無線通信に関する情報として前記電気機器と前記情報端末との通信の実施を促す情報を報知するように決定するよう構成されていてもよいものである。
これによって、外部情報端末と電気機器との近距離無線通信機能を用いて電気機器を使っているが、当該機能の使用頻度の少ない使用者を対象に、外部情報端末と電気機器との通信の実施を促すことができる。
第5の発明は、前記電気機器は、家庭用電気機器であり、前記主機能部の動作結果を検知する動作検知部と、前記動作検知部が検知した動作結果に基づいて、前記家庭用電気機器が使用者の生活において使用されたか否かを判定する使用状況分析部とを更に備え、前記履歴記録部は、前記家庭用電気機器が使用者の生活の中で使用されたと前記使用状況分析部が判定した場合に前記近距離無線通信制御履歴の記録を開始するよう構成されていてもよいものである。
これによって、電気機器の使用者の生活の中での使用と、その他の使用とを区別することができる。このため、外部情報端末を用いて主機能部によって実行されるべき主機能の態様を電気機器に与えて電気機器を使用していない使用者に対し、より的確に、不要な報知が行われないようにすることができる。
第6の発明は、前記電気機器は、家庭用加熱調理器であって、前記主機能部は、加熱室及び前記加熱室に収容された食品を加熱する加熱部を少なくとも有し、前記動作検知部は、前記加熱室の温度を検知する温度検知部であり、前記使用状況分析部は、前記主機能部制御部が前記加熱部を動作させる制御を行い且つ前記温度検知部が前記加熱室の温度の変化を検知した場合に、前記加熱調理器が使用者の生活の中で使用されたと判定するよう構成されていてもよいものである。
これによって、家庭用加熱調理器の使用者の生活の中での使用と、その他の使用とを的確に区別することができる。
第7の発明は前記電気機器は、家庭用洗濯乾燥機であって、前記主機能部は、選択槽及び前記洗濯槽を回動させるモータ及びその開閉により前記洗濯槽に給水を行う給水弁を備え、前記動作検知部は、前記洗濯槽内の水の有無を検知する水検知部であり、前記使用状況分析部は、前記主動作制御部が前記給水弁を開放する制御を行い且つ前記水検知部が前記洗濯槽内に水が有ることを検知した後に、前記主動作制御部が前記モータを回動させる制御を行った場合に前記洗濯乾燥機が使用者の生活の中で使用されたと判定するよう構成されていてもよいものである。
これによって、家庭用洗濯乾燥機の使用者の生活の中での使用と、その他の使用とを的確に区別することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電気機器40が含まれるシステムの構成例を示す機能ブロック図である。このシステムは、情報端末(外部情報端末)10と電気機器40とを備える。
情報端末(外部情報端末)10は、例えば携帯電話機などの通信装置から構成される。そして、情報端末10は、ループアンテナ106を介して近距離無線通信を利用して電気機器40と通信するとともに、ネットワークを介してサーバ(図示せず)と通信可能に接続されている。近距離無線通信は、特に限定されない。近距離無線通信として、例えば、RFID(Radio Frequency IDentification)又はNFC(Near Field Communication)とリーダ/ライタとの無線通信が例示される。電気機器は、近距離無線通信機能を備える機器であればどのような機器であってもよいが、可搬性のある機器がより好ましい。
電気機器40は、ループアンテナ41を介してRFID又はNFCによって情報端末10と通信可能な電気機器である。電気機器40として、例えば電子レンジ、炊飯器、テレビ、エアコンディショナーが挙げられる。なお、本実施の形態において、電気機器40は、家庭用電気機器に限られない。
[情報端末の構成例]
情報端末10は、通信部101、制御部102、報知部103、操作部104及びループアンテナ106を備える。
通信部101は、電気機器40に対する通信データの送信、及び電気機器40から送信された情報の受信を行う処理部である。本実施の形態では、通信部101は、電気機器の主機能部401(詳細は後述)によって実行されるべき主機能の態様を含む情報の送信、及び電気機器特定情報の受信を行う。しかし、これに限られるものではない。上記主機能の態様とは、電気機器40がその主目的たる機能を発揮する態様をいう。電気機器40が電子レンジである場合を例にすると、この電子レンジの主機能の態様とは、例えば600Wの出力のマイクロ波を庫(加熱室)内に5分間照射する態様をいう。
ループアンテナ106は、近距離無線通信を行うためのアンテナである。本実施の形態では、近距離無線通信として、例えば13.56MHz帯を用いる高周波数帯域のRFID又はNFCを想定しているが、この周波数帯に限定されない。近距離無線通信の周波数帯は、90MHz〜1GHzのUHF帯であってもよく、2GHz帯を越える周波数帯であってもよい。
ところで、近距離無線通信は、通信距離が短く、通信を行う2つの無線通信機器のループアンテナ同士を接近させる必要がある。また、携帯電話機に内蔵されるRFIDはループアンテナの出力を上げることができないため、例えば数mm単位でのループアンテナ同士の位置合わせが必要であり、互いのループアンテナを正確に接近させる必要がある。したがって、情報端末10及び電気機器40等の無線通信機器のループアンテナが配設されている部分の外表面には、ループアンテナの位置を表すマークが付されている。そして、使用者は、情報端末10及び電気機器40のループアンテナの位置を表すマークを互いに接近させ、これによって情報端末10及び電気機器40の間で通信を行わせる。
なお、本実施の形態では、通信部101は、近距離無線通信を利用して電気機器40と通信しているが、本発明は特にこれに限定されない。これに代えて、例えば、近距離無線通信以外の電波又は光などを用いた他の無線通信を利用してもよい。
操作部104は、例えばタッチパネル,操作キーで構成され、電気機器40の主機能部401によって実行されるべき主機能の態様を含む使用者による入力操作を受け付ける。本実施の形態ではタッチパネルを想定している。
報知部103は、液晶ディスプレイなどで構成され、使用者に画像や文言などで構成される画面を表示することによって、使用者に対する情報の報知を行う。
制御部102は、通信制御部102aと入力検知部102bと報知内容決定部102cとを有する。制御部102は、例えば、演算部及び記憶部を有する制御器で構成され、通信制御部102a、入力検知部102b、及び報知内容決定部102cは、それぞれ、記憶部に格納された所定のプログラムを演算部が実行することにより実現される機能ブロックである。制御部102は、マイクロコントローラ、CPU、MPU、論理回路、PLC (Programmable Logic Controller)等で構成される。演算部はこれらのプロセッサで構成され、記憶部は、これらのメモリ(ROM、RAM等)で構成される。記憶部には、詳細は後述する電気機器40に主機能の態様を入力するためのアプリケーションが記憶されている。情報端末10は、使用者がインターネットを介してこのアプリケーションをインストールすることができるように構成されていることが好ましい。しかし、これに限られず、情報端末10の製造時に予め記憶部に記憶されてもよい。
通信制御部102aは、通信部101で送信する通信データを作成するとともに、通信部101で受信した通信データの内容を解析する処理部である。本実施の形態では、使用者が入力画面への入力内容を基にして、電気機器40に送信する主機能の態様に係る通信データを作成する処理部である。
入力検知部102bは、使用者の操作部104に対する操作を検知し、これを報知内容決定部102cへ伝達する処理部である。
報知内容決定部102cは、使用者に報知する内容を決定する処理部であり、入力検知部102bから伝達される使用者の操作部104への操作内容を基に次の表示内容を決定し、報知部103を制御して報知を行う処理を含む処理を行う。また、報知内容決定部102cは、入力検知部102bから伝達される使用者の操作部104への操作内容を基にして、主機能の態様を通信制御部102aへ伝達する。
[電気機器の構成例]
電気機器40は、主機能部401と、通信部403と、入力部404と、報知部405と、制御部406と、特定情報記憶部407とを備えている。
主機能部401は、電気機器の主機能を実行する。即ち、電気機器40が炊飯器であるならば、主機能部401は、例えば、内釜とこの内釜を加熱する加熱部を含む。
通信部403は、近距離無線通信を行うためのループアンテナ41を介して近距離無線通信により双方向で種々の情報を情報端末10との間で送信及び受信する。通信部403が受信する情報には情報端末10から送信された主機能の態様を含む。
入力部404は、使用者が主機能の態様を含む電気機器40に対する操作を入力し、この操作を検知する。入力部404として、押しボタンスイッチ、ジョグダイヤル、キーボード、又はタッチパネルが例示されるがこれに限られない。
制御部406は、主機能部制御部406aと、履歴記録部406bと、報知内容決定部406cとを有する。
主機能部制御部406aは、入力部404に入力された主機能の態様、及び情報端末10から送信され通信部403が受信した主機能の態様に基づいて主機能部401を制御する。
履歴記録部406bは、情報端末10から送信され通信部403が受信した主機能の態様に基づいて主機能部制御部406aが主機能部401を制御したことの履歴(以下、近距離無線通信制御履歴という)を含む情報を記録する。この情報を含む記録が、制御履歴を構成する。本実施の形態において、制御履歴には、通信部403が受信した主機能の態様に基づいて主機能部制御部406aの制御が行われたことを示す情報の他、主機能部401に対する具体的な制御の内容の情報が含まれる。しかし、これに限られるものではなく、制御履歴には、通信部403が受信した主機能の態様に基づいて主機能部制御部406aの制御が行われたことを示す情報のみが含まれていてもよい。
報知内容決定部406cは、使用者に報知すべき情報である使用者報知情報を決定する。本実施の形態では、報知内容決定部406cは、使用者報知情報のうち、特に、近距離無線通信に関する情報を報知部405によって報知するか否かを決定する。
報知部405は、報知内容決定部406cで決定された使用者報知情報を使用者に報知するためのものである。報知部405は、特に、近距離無線通信に関する情報を報知内容決定部406cの決定に従って報知する。報知部405として、LED表示灯、液晶ディスプレイが例示されるがこれに限られない。
また、本実施の形態において、制御部406は、通信部403を含む電気機器40の異常を検知する異常検知部406fを有している。
そして、制御部406は、例えば、演算部と記憶部とを有する制御器で構成され、主機能部制御部406a、履歴記録部406b、報知内容決定部406c、及び異常検知部406fは、それぞれ、記憶部に格納された所定のプログラムを演算部が実行することにより実現される機能ブロックである。制御部406は、マイクロコントローラ、CPU、MPU、論理回路、PLC (Programmable Logic Controller)等で構成される。演算部はこれらのプロセッサで構成され、記憶部は、これらのメモリ(ROM、RAM等)で構成される。
特定情報記憶部407は、電気機器特定情報を予め記憶する。電気機器特定情報とは、電気機器40を特定するための情報、例えば電気機器40の型番号及びシリアルナンバーである。なお、本実施の形態において、電気機器特定情報は製造時に予め特定情報記憶部407に記憶されるがこれに限られない。特定情報記憶部407は、例えば、メモリ等の記憶器で構成される。
[動作例]
次に本発明の実施の形態における電気機器40の動作を説明する。図2は、本発明の実施の形態における電気機器40が含まれるシステムの動作例を示す第1のフローチャートである。図3は、本発明の実施の形態における電気機器40が含まれるシステムの動作例を示す第2のフローチャートである。
まず、ステップS10において、情報端末10の制御部102は、電気機器40に主機能の態様を入力するためのアプリケーションを起動する。このアプリケーションは、使用者によって事前に情報端末10にインストールされる。そして、アプリケーションの起動は、使用者による当該アプリケーションの起動指示が操作部104を介して制御部102に伝達されることによって開始される。
次に、ステップS15において、報知内容決定部102cは、通信指示画面を表示するように報知部103を制御する。そして、報知部103は、通信指示画面を表示する。通信指示画面は、通信部101と電気機器40とが通信するために通信部101と電気機器40とを接近させるように使用者を誘導する画面である。なお、より具体的には、通信指示画面は、情報端末10のループアンテナ106と、電気機器40のループアンテナ41とを接近させるように使用者を誘導する画面である。また、通信指示画面は、情報端末10が備える記憶部(図示せず)に予め記憶されており、報知内容決定部102cは、記憶部から通信指示画面を読み出して表示する。
次に、ステップS20において、通信制御部102aは、電気機器特定情報を要求する要求情報を電気機器40へ送信するように通信部101を制御する。なお、通信部101は、報知部103に通信指示画面が表示されたことに連動して、電気機器40へ要求情報の送信を開始する。
次に、使用者が通信部101と電気機器40とをこれらが通信可能な距離に接近させると、ステップS25において、電気機器40の通信部403は、情報端末10の通信部101によって送信された要求情報を受信する。なお、要求情報を受信するにあたって、それ以前に電気機器40が要求情報を受信可能な状態にする操作が使用者によって実施されている。本実施の形態において、電気機器40が要求情報を受信可能な状態にする操作とは、コンセントプラグを商用電源に接続し、電気機器40に電源が投入されている状態をいう。
次に、ステップS30において、電気機器40の制御部406は、特定情報記憶部407から電気機器特定情報を読み出す。
そして、ステップS35において、制御部406は、読み出した電気機器特定情報を情報端末10へ送信するよう通信部403を制御する。そして、制御部406の制御を受け、通信部403は、電気機器特定情報を情報端末10へ送信する。
この時、制御部406は、電気機器特定情報の他に、例えば、電気機器40の使用回数などの使用者の使用実態に関わる情報も送信してもよい。そして、情報端末10が、受信した当該情報を遠隔にある電気機器40の製造メーカが管理するサーバ(図示せず)に送信することによって、送信された情報を製造メーカが分析して電気機器40の各家庭での使用実態を把握することに役立てることができる。
次に、ステップS40において、情報端末10は電気機器特定情報を受信する。
次に、ステップS45において、報知内容決定部102cは、電気機器特定情報によって特定される電気機器40に応じた入力画面を作成し、この入力画面を報知部103に表示するように制御する。
次に、ステップS50において、電気機器40に対する使用者の指示を受け付ける指示受付処理を行う。このように、情報端末10は、電気機器40から電気機器特定情報を取得することによって、機能の異なる種々の電気機器に応じた入力画面から電気機器40に対する使用者の指示を受け付けるので、使用者が操作対象機器を選択する操作を行う必要がなく、操作が容易となる。また、操作対象機器とは異なる機器に対する指示の入力を防ぐことができる。
そして、制御部102は、使用者の電気機器40に対する指示を受け付けると、ステップS55において、報知内容決定部102cは、通信部101と電気機器40との通信の実行のために通信部101と電気機器40とを接近させるように使用者を誘導する通信指示画面を表示するように報知部103を制御する。そして、制御部102の制御を受け、報知部103は、通信指示画面を表示する。
次に、使用者が通信部101と電気機器40とをこれらが通信可能な距離に接近させると、ステップS60において、情報端末10の通信部101は、電気機器40に主機能の態様を送信する。
次に、ステップS65において、電気機器40の通信部403は、情報端末10の通信部101によって送信された主機能の態様を受信する。
次に、ステップS70において、主機能部制御部406aは、指示受付結果情報を送信する。この指示受付結果情報とは、主機能部制御部406aが主機能の態様を正常に受け付けたか否かに関する情報である。主機能部制御部406aが主機能の態様を受け付けられなかった旨の指示受付結果情報を送信する場合として、電気機器40で異常が発生し、主機能部制御部406aが主機能部401を動作させることができない場合、及び既に主機能部制御部406aが主機能部401を動作させている状態にある場合などが例示される。
次に、ステップS75において、情報端末10の通信部101は、電気機器40の通信部403によって送信された指示受付結果情報を受信する。そうすると、ステップS80において、報知内容決定部102cは、送信した主機能の態様が電気機器40で受け付けられたことを示す設定完了画面を表示するように報知部103を制御する。そして、報知部103は、設定完了画面を表示する。なお、制御部102は、ステップS75において、アプリケーション終了指示受付画面を表示することなく、アプリケーションを終了してもよい。
次に、ステップS45の処理に戻り、制御部102は、電気機器40に応じた入力画面を表示する。
なお、本実施の形態において、アプリケーションの終了は、情報端末10のオペレーティングシステムによって提供されるアプリケーション終了指示機能を用いて行う。アプリケーションの起動中は、常時このアプリケーション終了指示を情報端末10に与えることができるようになっている。しかし、これに限られるものではなく、アプリケーションがアプリケーションの終了指示を受け付け、この受け付けた終了指示に基づいてアプリケーションを終了するようにしてもよい。
一方、電気機器40の制御部406は、ステップS70において指示受付結果を送信した後、ステップS85において、入力部404を介して使用者の動作開始指示を受け取るまで待機する。この動作開始指示とは、例えば、使用者によるスタートボタンの押下操作である。
そして、使用者の動作開始指示が与えられると、ステップS90において、主機能部制御部406aは、主機能の態様を受け取り、その指示内容にしたがって主機能部401の制御を開始する。
なお、電気機器40に対する動作開始指示は、上記主機能の態様に含まれていてもよい。この場合、主機能部制御部406aは、ステップS85において、入力部404を介した使用者の動作開始指示を受け取るまで待機することなく、ステップS65において情報端末10から受信した主機能の態様が電気機器40によって受け付けられると、直ちに電気機器40は主機能の態様に従って動作を開始する。
次に、ステップS95において、履歴記録部406bは、近距離無線通信制御履歴を記録する。なお、本実施の形態において、通信部403が受信した主機能の態様に基づいて主機能部制御部406aの制御が行われずに、入力部404へ入力された主機能の態様に基づいて主機能部401の制御が行われた場合、入力部404に入力された主機能の態様に基づいて主機能部制御部406aが主機能部401を制御したことの履歴である入力制御履歴を記録するように構成されている。しかし、これに限られるものではなく、入力制御履歴は記録されないように構成してもよい。
次に、ステップS100において、制御部406は、異常監視処理を実行する。異常監視処理とは、電気機器40に異常が発生していることの検知及び使用者への報知を行う処理である。
図4は、異常監視処理を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、ステップS200において、制御部406は、電気機器40に異常が発生しているか否かを判定する。
次に、異常が発生していない場合は(ステップS200でNo)、制御部406は、異常監視処理を終了する。
一方、異常検知部406fが電気機器40で異常が発生していることを検知した場合(ステップS200でYes)、報知内容決定部406cは発生している異常が通信部403で発生した異常であるか否かを判定する(ステップS205)。
そして、異常検知部406fが通信部403の異常では無いと判定した場合(ステップS205でNo)、報知内容決定部406cは、異常が発生したことを報知する画面を使用者報知情報と決定し、これを表示するように報知部405を制御する(ステップ215)。これによって、使用者は、報知部405を介して通信部403以外の異常を知ることができる。そして、制御部406は、異常監視処理を終了する。
一方、通信部403の異常である場合(ステップS205でYes)、報知内容決定部406cは、履歴記録部406bに記録されている制御履歴を分析し、履歴記録部406bに近距離無線通信制御履歴が記録されているか否かを判定する(ステップS210)。
そして、報知内容決定部406cが履歴記録部406bに近距離無線通信制御履歴が記録されていると判定した場合(ステップS210でYes)、報知内容決定部406cは、近距離通信に関する異常が発生したことを報知する画面を使用者報知情報と決定し、報知部405がこの使用者報知情報を表示するように報知部405を制御する(ステップS215)。これによって、使用者は報知部405を介して通信部403の異常を知ることができる。そして、制御部406は、異常監視処理を終了する。
一方、報知内容決定部406cが履歴記録部406bに近距離無線通信制御履歴が記録されていないと判定した場合(ステップS210でNo)、報知内容決定部406cは、この近距離無線通信に関する異常を報知しないように決定し、報知部405はこの異常を報知しない。なお、使用者報知情報は、任意のタイミングで報知部405に表示されてもよい。そして、制御部406は、異常監視処理を終了する。
そして、ステップS385の異常監視処理が終了すると、次に、制御部406は、ステップS105において、主機能部401の動作が終了したか否かを判定する。この動作の終了には、タイマによる主機能部401の動作終了、入力部404を介した使用者による動作停止指示による主機能部401の動作終了、及び異常発生による主機能部401の強制的な動作終了を含む。入力部404を介した使用者による動作停止指示とは、例えば、使用者による電気機器40のストップボタンの押下操作である。
そして、制御部406が主機能部401の動作が終了していないと判定した場合(ステップS105でNo)、制御部406は、再びステップS100の異常監視処理を実行する。したがって、異常監視処理の実行は、主機能部401の動作終了まで繰り返し実行される。
一方、制御部406が主機能部401の動作が終了したと判定した場合(ステップS105でYes)、制御部406は、電気機器40の制御を終了する。
したがって、異常検知部406fが通信部403に異常が発生したと判定した場合であって、且つ近距離無線通信制御履歴が無いと判定した場合、電気機器40は、他の異常が発生しなければ、主機能部401の動作が終了するまで使用者に異常を報知することなく動作することになる。
以上のように、本実施の形態において、履歴記録部406bは、近距離無線通信制御履歴を含む制御履歴を記録する。そして、報知内容決定部406cは、履歴記録部406bに記録されている近距離無線通信制御履歴が履歴記録部406bに記録されているか否かに応じて、近距離無線通信に関する情報を報知するか否か決定する。これによって、近距離無線通信制御履歴が履歴記録部406bに記録されているか否かによって、使用者が情報端末10を用いて主機能部401によって実行されるべき主機能の態様を電気機器40に与えて電気機器40を使用しているか否かを報知内容決定部406cが判定することができる。そして、この報知内容決定部406cが、近距離無線通信制御履歴が履歴記録部406bに記録されているか否かに応じて近距離無線通信に関する情報を報知するか否か決定するので、情報端末10を用いて主機能部401によって実行されるべき主機能の態様を電気機器40に与えて電気機器を使用していない使用者に対し、このような使用者にとって不要な報知が行われないようにすることができ、ひいては、この使用者を不要な報知によって煩わせることを防止することができる。
具体的には、電気機器40の通信部403に異常が発生した場合、履歴記録部406bに近距離無線通信制御履歴が記録されている場合、報知内容決定部406cは、使用者が情報端末10を用いて主機能部401によって実行されるべき主機能の態様を電気機器40に与えて電気機器40を使用していると判定する。そして、報知内容決定部406cは、報知内容決定部406cの決定に従って、通信部403の異常に係る情報を含む情報を報知部405によって報知すると決定し、報知部405がこの通信部403の異常に係る情報を含む情報を使用者に報知する。したがって、情報端末10と電気機器40との近距離無線通信機能を用いて電気機器を使用している使用者は、この異常の報知を受け、通信部403の修理等の対応をとることができる。
一方、履歴記録部406bに近距離無線通信制御履歴が記録されていない場合、報知内容決定部406cは、使用者が情報端末10を用いて主機能部401によって実行されるべき主機能の態様を電気機器40に与えて電気機器40を使用していないと判定する。そして、報知内容決定部406cは、通信部403の異常に係る情報を含む情報を報知部405によって報知しないと決定する。そして、報知部405は、報知内容決定部406cの決定に従って、通信部403の異常に係る情報を含む情報を報知部405によって報知しない。これによって、使用者が不要な報知を受け、これよって煩わされることを防ぐことができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、外部情報端末を用いて主機能部によって実行されるべき主機能の態様を電気機器に与えて電気機器を使用していない使用者に対し、より的確に、不要な報知が行われないように実施の形態1の電気機器を修正した形態の一例である。以下では実施の形態2の構成、動作について、実施の形態1との相違点を中心に述べる。
[構成]
図5は、実施の形態2における電気機器が含まれるシステムの構成例を示す機能ブロック図である。
実施の形態2の電気機器40は、家庭用電気機器であり、動作検知部402を更に備えている。動作検知部402は、主機能部401の動作結果を検知し、この検知した事象に係る情報を使用状況分析部406eに伝達する。この動作結果とは、主機能部401の動作によって生じる事象であって、使用者が電気機器40を使用者の生活の中で使用していると判定するために資する事象を意味する。ここで、使用者の生活の中で使用しているとは、家庭用電気機器40の本来の目的の環境下における使用を意味する。すなわち、製造ラインにおける試運転、店頭におけるデモンストレーション等ではなく、家庭等における使用を意味する。
また、制御部406は、使用状況分析部406eを更に有する。使用状況分析部406eは、動作検知部402が検知した情報を記憶、分析し、使用者がその生活の中で使用したか否かを判定する。
[動作例]
図6は、本発明の実施の形態2に係る家庭電気機器の動作設定システムの動作例を示す第2のフローチャートである。なお、本実施の形態における家庭電気機器の動作設定システムの動作例を示す第1のフローチャートは、実施の形態1の図2に示すフローチャートと同様であるので、これを援用する。
まず、図2のステップS10からステップS55が順に実行され、更に図6のステップS60からステップS80、及びステップS85及びステップS90が順に実行されるが、これらは実施の形態1と同様であるので、同じ符号を付してその説明を省略する。
そして、ステップS90の後、使用状況分析部406eは、以前、電気機器40が使用者の生活の中で使用されたか否かを判定する。
そして、使用状況分析部406eが、その記憶した情報から、以前、電気機器40が使用者の生活の中で使用されたと判定した場合(ステップS91においてYes)、履歴記録部406bは、制御履歴を記録する(ステップS95)。なお、ステップS91及び95は、使用状況分析部406eが、一度、電気機器40が使用者の生活の中で使用されたと判定した場合には、それ以降、使用状況分析部406eは電気機器40が使用者の生活の中で使用されたと判定せず且つ履歴記録部406bは制御履歴を自動的に記録するステップであってもよい。すなわち、本実施の形態では、使用状況分析部406eが、電気機器40が使用者の生活の中で使用されたと判定した場合には、履歴記録部406bが制御履歴の記録を開始する。
なお、本実施の形態において、使用状況分析部406eは、以前、電気機器40が使用者の生活の中で使用されたか否かを判定しているがこれに限られるものではない。使用状況分析部406eは、今回、電気機器40が使用者の生活の中で使用されたか否かを判定してもよい。
一方、使用状況分析部406eが、これまで電気機器40が使用者の生活の中で使用されていないと判定した場合(ステップS91においてNo)、履歴記録部406bは、制御履歴を記録せずにステップS100の異常監視処理を実行する。
ステップS100以降の動作については、実施の形態1と同様であるので、同じ符号を付してその説明を省略する。
以上のように、本実施の形態において、電気機器40は、主機能部401の動作結果を動作検知部402が検知し、これを使用状況分析部406eが記憶、分析し、使用者がその生活の中で使用したか否かを判定する。したがって、工場や店頭において情報端末10と電気機器40との近距離無線通信機能を用いて電気機器40が使用された際の制御履歴が履歴記録部406bに記録されることを防ぐことができる。これによって、電気機器40の使用者の生活の中での使用と、その他の使用とを区別することができる。このため、生活の中で情報端末10と電気機器40との近距離無線通信を用いて電気機器40を使用していない者に対し、より的確に、不要な報知が行われないようにすることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3は、実施の形態2の電気機器が電子レンジである形態の一例である。以下では実施の形態3の構成、動作について、実施の形態2との相違点を中心に述べる。図7は、本発明の実施の形態3における電気機器が含まれるシステムの全体の構成例を示す図である。このシステムは、情報端末10と電気機器40である電子レンジ(家庭用加熱調理器)とを備える。
電気機器40は、上述の通り、ループアンテナ41を介してRFID又はNFCによって情報端末10と通信可能な電気機器である。そして、加熱室(庫)42に収容された食品43を加熱するものであり、使用者は、加熱室42に食品43を入れ、ドア44を閉じ、入力部であるジョグダイヤル45aを操作して、実施する調理内容を選択し、スタートキー45bを押下操作することで調理(加熱)を行うことができる。ジョグダイヤル45aでの操作内容は、報知部である液晶パネル46に表示される。
また、本実施の形態では、ジョグダイヤル45aを含む入力部404を操作するのではなく、実施する調理内容(主機能の態様)を情報端末10から電気機器40へ送り込むことで、調理(加熱)内容を設定し、その上でスタートキー45bを押下することで加熱を行うことができる。なお、電気機器40は、加熱室42にヒータを備えたオーブンレンジであっても構わない。そして、加熱を中止する場合には、取消キー45cを操作することで中止されるものとする。
図8は、実施の形態3における電気機器が含まれるシステムの詳細な構成例を示す図である。
本実施の形態において、情報端末10は、RFID(Radio Frequency IDentification)又はNFC(Near Field Communication)等の近距離無線通信機能を有し、外部のアプリケーションのインストールが可能な所謂スマートフォンである。
情報端末10のその他の構成は、実施の形態2と同様であるので、その詳しい説明を省略する。
電気機器40の主機能部401は、加熱部であり、動作検知部402は、温度検知部である。
主機能部401は、電気機器40の加熱室42に格納される食品へマイクロ波を照射させることで食品を加熱するものである。
動作検知部402は、電子レンジの加熱室42の温度を検知するものであり、例えば、電子レンジにおいて加熱された食品から放出される赤外線を検知する赤外線センサなどである。本実施の形態において、動作検知部402は、例えば、サーモパイルセンサによって電子レンジの加熱室42の温度分布を検知している。しかし、これに限られるものではない。
入力部404は、本実施の形態においては、ジョグダイヤル45a、及びスタートキー45bである。
報知部405は、液晶パネル46である。
制御部406は、マイクロコンピュータであり、電気機器40を機能させるために予め作成されたプログラムとデータ等を格納するメモリ(図示せず)を備えている。
使用状況分析部406eは、主機能部制御部406aが加熱部である主機能部401を制御しており、且つ加熱によって電子レンジの庫内の温度分布に変化があれば、電子レンジ庫内に食品が投入され、主機能部401が正常動作し、食品が温められていると判定し、使用者がその生活の中で電気機器40を使用していると判定する。
これによって、電子レンジの加熱室内に食品を投入せずに運転されることが多い、製造ラインにおける試運転、店頭でのデモンストレーション運転等における使用と、使用者の生活の中における使用とを区別することができる。これによって、製造ラインにおける試運転、店頭でのデモンストレーション運転等における使用において通信部403が受信した近距離無線通信制御履歴が履歴記憶部に記憶された結果、この履歴に基づいて、生活の中で情報端末10を用いて主機能の態様を電気機器40に与えていない使用者に対し、より的確に、不要な報知が行われないようにすることができる。
なお、使用状況分析部406eは、主機能部制御部406aが加熱部である主機能部401を制御しており、且つ加熱によって電子レンジの加熱室42内の温度分布に変化があった場合においても、所定の物品を加熱した場合における温度分布の変化のパターンを記憶し、そのパターンと同じであれば、使用者がその生活の中で電気機器40を使用していないと判定し、使用者がその生活の中で電気機器40を使用していないと判定してもよい。これによって、所定の物品を加熱した場合における温度分布の変化のパターンを記憶した上で、この物品を製造ラインにおける試運転、店頭でのデモンストレーション運転等において加熱すれば、このような試運転、デモンストレーション運転等における使用と、使用者の生活の中の使用を区別することができる。
情報端末10及び電気機器40のその他の構成は、実施の形態2と同様であるので、その詳しい説明を省略する。
[動作例]
次に、本発明の実施の形態における電気機器40の動作を説明する。本発明の実施の形態における電気機器40が含まれるシステムの動作は、実施の形態2と同様であるので、図2〜4を用いて説明する。
まず、ステップS10において、情報端末10の制御部102は、電気機器40に主機の能態を入力するためのアプリケーションを起動する。
次に、アプリケーションが起動されると、ステップS15において、報知内容決定部102cは、通信部101と電気機器40とが通信するために通信部101と電気機器40とを接近させるように使用者を誘導する通信指示画面を表示するように報知部103を制御する。そして、報知部103は、通信指示画面を表示する。
図10は、本実施の形態における通信指示画面の一例を示す図である。図10に示す通信指示画面G1では、例えば”対応家電にタッチしてください”というメッセージ701が表示される。通信指示画面G1は、情報端末10を電気機器40に接近させるように使用者を誘導する画面である。情報端末10の報知部103に通信指示画面G1が表示されると、使用者は、情報端末10と電気機器40とが近距離無線通信により通信可能な距離になるように、情報端末10のループアンテナ106と、電気機器40のループアンテナ41とを接近させる。
ステップS20からステップS40は、実施の形態1,2と同様であるので、その説明を省略する。
なお、ステップS25において要求情報を受信するにあたり、それ以前に電気機器40が要求情報を受信可能な状態にする操作が使用者によって実施されている。本実施の形態において、電気機器40が要求情報を受信可能な状態にする操作とは、電気機器40に電源が投入されている状態、すなわち、コンセントプラグを商用電源に接続するとともに、ドアを開けて報知部103の液晶ディスプレイのバックライトを点灯状態にする操作をいう。
次に、ステップS45において、報知内容決定部102cは、電気機器特定情報によって特定される電気機器40に応じた入力画面を作成し、この入力画面を報知部103に表示するように制御する。
図11,12は、本実施の形態における入力画面の一例を示す図である。
図11に示す入力画面は、メニュー画面G2である。このメニュー画面G2では、電気機器40の製品名及び製品番号を表す製品名711、電気機器40の省エネルギー状態に関する情報を表示するためのエコ情報表示ボタン712、電気機器40のサポート情報を表示するためのサポート情報表示ボタン713、電子レンジの動作(電波の出力や動作時間など)を設定するための運転設定ボタン714,及び電子レンジを使用して作る料理のレシピを検索することができるレシピボタン715が表示される。
エコ情報表示ボタン712、サポート情報表示ボタン713、運転設定ボタン714及びレシピボタン715は、操作部104を介して選択可能である。エコ情報表示ボタン712が選択されると、電気機器40の消費電力などの省エネルギーに関する情報を表す画面が表示され、サポート情報表示ボタン713が選択されると、電気機器40をサポートするための情報を表す画面が表示され、運転設定ボタン714が選択されると、後述する指示内容選択画面が表示され、電気機器40の主機能部401の主機能の態様を入力するための画面が表示される。また、レシピボタン715が選択されるとレシピ選択画面が表示される。
なお、メニュー画面G2に表示される項目は、図11に示す項目に限定されず、種々の項目を表示することが可能である。
次に、ステップS50において、電気機器40に対する使用者の指示を受け付ける指示受付処理を行う。
図9は、本実施の形態における指示受付処理の動作例を示すフローチャートである。
指示受付処理は、以下の通り実行される。
まず、ステップS51において、入力検知部102bは、操作部104によって運転設定が受け付けられたか否かを判定する。すなわち、報知内容決定部102cは、メニュー画面G2に表示される運転設定ボタン714が選択されたか否かを判定する。
ここで、運転設定が受け付けられていないと判定された場合(ステップS51でNO)、運転設定が受け付けられるまで待機状態となる。なお、待機状態において、例えばエコ情報表示ボタン712、サポート情報表示ボタン713及びレシピボタン715などの他の指示が受け付けられた場合、他の指示に応じた画面の表示、情報端末10の動作及び電気機器40の動作が行われる。
一方、運転設定が受け付けられたと判定された場合(ステップS51でYES)、ステップS52において、報知内容決定部102cは、電気機器40の主機能部401の主機能の態様を使用者が入力するための指示内容選択画面を表示するように報知部103を制御する。報知部103は、指示内容選択画面を表示する。
図12に示す指示内容選択画面G3では、出力ワット数を選択するために使用するリスト721と、運転時間(分)を選択するために使用するリスト722と、運転時間(秒)を選択するために使用するリスト723と、選択された主機能の態様を電気機器40へ設定するための設定ボタン724が表示される。設定ボタン724が選択されると、図10の通信指示画面が表示される。
本実施の形態において、出力ワット数用のリスト721で、「1000W、800W、600W、300W」の4種を使用者がタッチパネル操作で選択出来る。また、運転時間設定用のリスト722、723で、運転時間を「1秒」から「59分59秒」までの時間を使用者がタッチパネル操作で選択出来る。図12では、主機能の態様として、出力ワット数として1000Wが選択され、運転時間として5分が選択された状態の画面が表示されている。
次に、ステップS53において、使用者がタッチパネルを操作して、主機能の態様を入力する。本実施の形態では、図12に示すように出力ワット数1000W、運転時間5分という主機能の態様が入力されている。
次に、使用者が設定ボタン724にタッチするまで主機能の態様の入力を受け付ける(ステップS53,54)。
そして、使用者が設定ボタン724にタッチすると指示受付処理を終了する。
ステップS55からステップS80は、実施の形態1,2と同様であるので、その説明を省略する。
なお、ステップS80における設定完了画面の一例を図13に示す。
図13に示す画面G4は、通信が成功した場合の設定完了画面の一例である。画面G4には、”動作設定を行いました”というメッセージ731、及び”スタートボタンを押下ください”というメッセージ732、及びメニュー画面G2に戻るためのOKボタン733が表示される。メッセージ732は、電気機器40のスタートキー45bを押下げて調理を開始するように使用者に対して案内するものである。OKボタン733は、使用者がこのボタンにタッチすることによって、ステップS45の処理に戻り、制御部102は、電気機器40に応じた入力画面を表示するボタンである。
一方、電気機器40の制御部406は、ステップS70において指示受付結果を送信した後、ステップS85において、使用者がスタートキー45bを押下げるまで待機する。
そして、使用者がスタートキー45bを押下げると、ステップS90において、主機能部制御部406aは、主機能の態様にしたがって動作させるように主機能部401の制御を開始する。すなわち、主機能部制御部406aは、出力1000W、動作時間5分で動作させるように主機能部401の制御を開始する。主機能部401の制御を開始と同時に動作検知部402が電気機器40の庫内の温度分布の検知を開始する。
次に、ステップS91において、使用状況分析部406eは、以前の動作で、使用者の生活の中で食品が電気機器40庫内に投入され、加熱部である主機能部401で加熱し、温度分布が変化したか否かを判定する。
すなわち、以前の動作において、電気機器40の庫内に食品が格納されているときは、電気機器40の動作に伴って食品の温度が上昇し、温度分布が変化する。したがって、このような場合は、電気機器40が使用者の生活の中で使用されたと判定する(図6のステップS91においてYes)。一方、電気機器40の庫内に食品が格納されていないときは、電気機器40が動作に伴って温度分布が変化しない。したがって、このような場合は、電気機器40が使用者の生活の中で使用されていないと判定する(図6のステップS91においてNo)。
そして、使用状況分析部406eは、使用者の生活の中で電気機器40が使用されたと判定した場合にだけ、ステップS95において、履歴記録部406bは、主機能部制御部406aが行った制御内容を制御履歴として記録する。本実施の形態では、履歴記録部406bは、通信部403が受信した主機能の態様に基づいて主機能部制御部406aが主機能部401を出力ワット数1000W、運転時間5分で制御した制御履歴を記録する。
なお、本実施の形態において、使用者が入力部404への操作によって主機能部401を動作させた場合、入力部404への操作によって主機能部制御部406aが行った制御内容を制御履歴として記録する。例えば入力部404への操作によって出力600W、動作時間10分と入力された場合、入力部404へ操作によって出力600W、動作時間10分で制御した制御履歴を記録する。
ステップS100,S105は、実施の形態1,2と同様であるので、その説明を省略する。
なお、本実施の形態のステップS105における判定は、設定時間の5分間が経過したか否か、又は、使用者によって電気機器40の動作が強制的に停止させられたか否かを判定することによって行う。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4は、外部情報端末と電気機器との近距離無線通信機能を用いて電気機器を使っているが、当該機能の使用頻度の少ない使用者を対象に、外部情報端末と電気機器との通信の実施を促すことができるよう実施の形態3を修正した形態の一例である。以下では実施の形態4の構成、動作について、実施の形態3との相違点を中心に述べる。
[構成]
図14は、実施の形態4における電気機器が含まれるシステムの構成例を示す機能ブロック図である。
図14に示すように、実施の形態4の電気機器40の制御部406は、履歴記録部406bに記録された近距離無線通信制御履歴及び入力制御履歴に基づいて、入力部404に入力された主機能の態様に基づいて主機能部制御部406aが主動作部401を制御したことに対する、通信部403が受信した主機能の態様に基づいて主機能部制御部406aが主動作部401を制御したことの相対的な頻度(以下、近距離無線通信制御相対頻度ということがある)を分析する履歴分析部406dを更に備える。
[動作例]
図15は、本発明の実施の形態4の動作例を示すフローチャートである。このフローチャートは、電気機器40の電源投入時に行われる処理を示す図である。
まず、ステップS400において、使用者によって電気機器40の電源が投入される。
次に、ステップS405において、報知内容決定部406cは、履歴記録部406bに記録されている制御履歴を分析し、履歴記録部406bに近距離無線通信制御履歴が記録されているか否かを判定する
そして、報知内容決定部406cが履歴記録部406bに近距離無線通信制御履歴が記録されていないと判定した場合(ステップS405においてNo)、制御部406は、電気機器40の電源投入時に行われる処理を終了し、待機状態に入る。
一方、報知内容決定部406cが履歴記録部406bに近距離無線通信制御履歴が記録されていると判定した場合(ステップS405においてYes)、履歴分析部406dは、履歴記録部406bに記録されている制御履歴を分析して、近距離無線通信制御相対頻度が所定値よりも高いか、それとも近距離無線通信制御相対頻度が所定値よりも低いかを判定する(ステップS410)。
そして、具体的には、例えば、本実施の形態では、最近30回の履歴の中で、1度も情報端末10から送信される主機能の態様に基づいて主機能部401を制御していない場合を通信頻度が低いと判定し、そうでない場合を通信頻度が高いと判定する。しかしこれに限られず、例えば、主機能部401の全制御履歴に基づいて通信頻度を判定するようにしてもよい。
そして、履歴分析部406dが情報端末10と電気機器40との通信頻度が高いと判定した場合(ステップS410で高い)、制御部406は、電気機器40の電源投入時に行われる処理を終了し、待機状態に入る。
一方、履歴分析部406dが情報端末10と電気機器40との通信頻度が低いと判定した場合(ステップS410で低い)、報知内容決定部406cは、使用者報知情報が、情報端末10と電気機器40との通信の実施を促すことを含むように決定し、報知部405がこの使用者報知情報を使用者に報知する(ステップS415)。本実施の形態では、報知内容決定部406cが情報端末10と電気機器40との通信の実施を促す内容のメッセージを使用者報知情報として決定し、報知部405がこのメッセージを表示する。図16は、情報端末10と電気機器40との通信の実施を促す表示画面の一例である。図16に示すように、報知内容決定部406cは、「情報端末との通信頻度が少ないです。電子レンジに情報端末をかざしてください」というメッセージ741を報知部405の画面にポップアップとして表示する。なお、情報端末10と電気機器40との通信の実施を促す報知はこれに限られるものではなく、これに代えて、電気機器40に搭載されたLEDが点滅又は点灯する報知を行うように構成してもよい。
そして、本実施の形態では、上述の通り、情報端末10と電気機器40との通信の実施を促す報知は電源投入直後に行われるがこれに限られるものではない。例えば、主機能部401の動作中に報知を行うように構成してもよい。また、食品の加熱終了後、使用者が電子レンジのドアを開いて加熱室42から食品を取り出した後に電気機器40のドアスイッチ(図示せず)が、ドア閉を検知したときに当該報知を行うように構成してもよい。
以上のように、本実施の形態の電気機器40は、情報端末10から送信された主機能の態様に基づいて主機能部401の制御を行ったことが有る場合において、更に情報端末10と電気機器40との近距離無線通信制御頻度が所定値よりも低い場合に、使用者報知情報が情報端末10と電気機器40との通信の実施を促すことを含むように決定し、報知部405がこの使用者報知情報を使用者に報知する。したがって、外部情報端末と電気機器との近距離無線通信機能を用いて電気機器を使っているが、当該機能の使用頻度の少ない使用者を対象に、情報端末10と電気機器40との通信の実施を促すことができる。
(実施の形態5)
以下では実施の形態5の構成、動作について、実施の形態3との相違点を中心に述べる。
図17は、実施の形態5における電気機器が含まれるシステムの構成例を示す機能ブロック図である。
実施の形態3の電気機器40は通信部403を備えているのに対し、実施の形態5は、通信部403を備えず、これに代えて、記憶部408を別途備える点において相違する。この記憶部408は、情報端末10から記憶部408に対しては近距離無線通信によって読み出し及び書き込みが可能であるとともに、電気機器40の制御部406から記憶部408に対しては有線通信によって読み出し及び書き込みが可能に構成されている。また、実施の形態5に係る電気機器40は、実施の形態3の特定情報記憶部407を有さず、電気機器特定情報は記憶部408に記憶されている。なお、情報端末10から近距離無線通信を使って、記憶部408に情報を読み出し、書き込みする場合は、電気機器40の制御部406から電源供給をしなくても読み出し、書き込みができるように構成されている。
そして、本実施の形態に係る情報端末10は、通信部101を使って記憶部408に主機能の態様の書込みを行う。そして、制御部406は、定期的に(1秒に1回など)記憶部408にアクセスし、主機能の態様が書き込まれている場合には、その主機能の態様を読み出し、この主機能の態様を基にして主機能部401を制御するように構成されている。なお、制御部406は、主機能部制御部406aが電気機器40の制御を開始すると、記憶部408内の読み出した主機能の態様を記憶部408内から消去する。
このように、実施の形態3において、情報端末10と電気機器40とはリアルタイムで通信を行っていたが、本実施の形態では、情報端末10が記憶部408に主機能の態様を書き込み、電気機器40が所定のタイミングで主機能の態様を読み出し、加熱部401を制御する。したがって、例えば、電気機器40に電源が投入されているか否かに関わらず、情報端末10は主機能の態様を記憶部408に書き込み、その後、電気機器40の電源が投入されることによって、主機能部制御部406aは記憶部408に書き込まれている主機能の態様に基づいて電気機器40の加熱部401を制御することができる。
(実施の形態6)
本発明の実施の形態6は、実施の形態2の電気機器が洗濯乾燥機である形態の一例である。以下では実施の形態6の構成、動作について、実施の形態3との相違点を中心に述べる。
図18は、実施の形態6における電気機器が含まれるシステムの構成例を示す機能ブロック図である。
本実施の形態において、電気機器40は、洗濯乾燥機である。
また、電気機器40の主機能部は、主機能部401a,401bを含む。主機能部401aは洗濯槽を回転させるモータを含む。主機能部402bは洗濯槽に給水を行う給水弁を含む。
更に、動作検知部402は、水位検知部(水検知部)であり、洗濯槽にためられた水位を計測する。
使用状況分析部406eは、主機能部制御部406aが給水弁である主機能部401bを開放する制御を行い、且つ動作検知部402が洗濯槽内の水位の上昇によって洗濯槽内に水が有ることを検知し、その後、主機能部制御部406aがモータである主機能部401aを回動させる制御を行った場合に、使用者がその生活の中で電気機器40を使用していると判定する。これによって、洗濯槽内に水が注水されずに運転されることが多い、製造ラインにおける試運転、店頭でのデモンストレーション運転等における使用と、使用者の生活の中での使用とを区別することができる。よって、製造ラインにおける試運転、店頭でのデモンストレーション運転等における使用において通信部403が受信した近距離無線通信制御履歴が履歴記憶部に記憶された結果、この履歴に基づいて、生活の中で情報端末10を用いて主機能の態様を電気機器40に与えていない使用者に対し、このような使用者にとって不要な報知が行われないようにすることができる。
情報端末10及び電気機器40のその他の構成は、実施の形態2と同様であるので、その詳しい説明を省略する。
また、電気機器40が含まれるシステムの動作例は、実施の形態2,3と同様であるので、その詳しい説明を省略する。
なお、本実施の形態の動作例における使用者の生活の中の使用があったか否かのステップS91の判定は、使用状況分析部406eが、給水弁の動作によって水位の上昇が計測され、洗濯槽の回動動作があったと判定したか否かにより判定する。そして、主機能部制御部406aがこれをあったと判定した場合、使用者の生活の中の使用があったと判定する(ステップS91でYes)。一方、主機能部制御部406aが、これがなかったと判定した場合、使用者の生活の中での使用がなかったと判定する(ステップS91でNo)。
(実施の形態7)
本発明の実施の形態7は、実施の形態2の電気機器が炊飯器である形態の一例である。以下では実施の形態7の構成、動作について、実施の形態3との相違点を中心に述べる。
図19は、実施の形態7における電気機器が含まれるシステムの構成例を示す機能ブロック図である。
本実施の形態において、電気機器40は、炊飯器である。
また、電気機器40の主機能部401は、内釜と内釜を加熱する加熱部を含む。
更に、動作検知部402は、温度検知部であり、内釜の温度を検知する。
使用状況分析部406eは、主機能部制御部406aが加熱部である主機能部401を動作させる制御を行い、且つ動作検知部402が予め設定された時間間隔において予め設定された温度幅以下の温度上昇を検知した場合に、使用者がその生活の中で電気機器40を使用していると判定する。一方、動作検知部402が予め設定された時間間隔において予め設定された値よりも大きい温度上昇を検知した場合に、使用者がその生活の中で電気機器40を使用していないと判定する。
すなわち、炊飯器の内釜に米及び水を入れない状態での運転は、内釜の温度上昇が急激となる。一方、これに比べて炊飯器の内釜に米及び水を入れた状態での運転は緩やかになる。したがって、炊飯器の内釜に米及び水を入れない状態で運転されることが多い、製造ラインにおける試運転、店頭でのデモンストレーション運転等における使用と、使用者の生活の中での使用とを区別することができる。よって、製造ラインにおける試運転、店頭でのデモンストレーション運転等における使用において通信部403が受信した近距離無線通信制御履歴が履歴記憶部に記憶された結果、この履歴に基づいて、生活の中で情報端末10を用いて主機能の態様を電気機器40に与えていない使用者に対し、より的確に、不要な報知が行われないようにすることができる。
なお、上記時間間隔及び温度幅の値は、実験によって予め求められ、設定される値である。
また、使用状況分析部406eは、上記実施の形態において、予め設定された時間間隔において予め設定された温度幅以下の温度上昇を検知したか否かを判定したがこれに限られるものではない。これに代えて、主機能部制御部406aによる主機能部401の制御開始から内釜の温度が100度を超過するまでに要する時間が予め設定された時間以上であるか否かによって、使用者がその生活の中で電気機器40を使用しているか否かを判定してもよい。すなわち、使用者が炊飯器の内釜に米及び水を入れ炊飯器を使用している場合、内釜の温度が100度を超過するのは、内釜に溜まった水が無くなる炊飯完了の直前であり、炊飯開始から例えば数十分経過後である。一方、使用者が炊飯器の内釜に米及び水を入れ炊飯器を使用していない場合、上記時間よりも短時間で内釜の温度が100度を超過する。よって、主機能部制御部406aによる主機能部401の制御開始から内釜の温度が100度を超過するまでに要する時間が予め設定された時間よりも長い場合、使用者がその生活の中で電気機器40を使用していると判定する。一方、主機能部制御部406aによる主機能部401の制御開始から内釜の温度が100度を超過するまでに要する時間が予め設定された時間よりも短い場合、使用者がその生活の中で電気機器40を使用していないと判定する。
情報端末10及び電気機器40のその他の構成は、実施の形態2と同様であるので、その詳しい説明を省略する。
また、電気機器40が含まれるシステムの動作例は、実施の形態2,3と同様であるので、その詳しい説明を省略する。
なお、本実施の形態の動作例における使用者の生活の中の使用があったか否かのステップS91の判定は、使用状況分析部406eが、主機能部制御部406aが加熱部である主機能部401を動作させる制御を行い、且つ動作検知部402が予め設定された時間間隔において予め設定された温度幅以下の温度上昇を検知したと判定したか否かにより判定する。そして、主機能部制御部406aがこれをあったと判定した場合、使用者の生活の中の使用があったと判定する(ステップS91でYes)。一方、主機能部制御部406aがこれがなかったと判定した場合、使用者の生活の中での使用がなかったと判定する(ステップS91でNo)。
(実施の形態8)
本発明の実施の形態6は、実施の形態2の電気機器が冷蔵庫である形態の一例である。以下では実施の形態8の構成、動作について、実施の形態3との相違点を中心に述べる。
図20は、実施の形態8における電気機器が含まれるシステムの構成例を示す機能ブロック図である。
本実施の形態において、電気機器40は、自動製氷機を備える冷蔵庫である。
また、電気機器40の主機能部401は、自動製氷機であり、給水タンクと、給水タンク内の水を製氷皿に給水する給水ポンプを含む。
更に、動作検知部402は、温度検知部であり、本実施の形態において、製氷皿の温度を検知する。なお、これに限られず、動作検知部402は、製氷室の温度を検知してもよい。
使用状況分析部406eは、主機能部制御部406aが給水ポンプである主機能部401を動作させる制御を行った後、動作検知部402が製氷皿の温度上昇を検知し、更にその後、製氷皿の温度が予め設定された所定の温度以下になったことを検知した場合に、使用者がその生活の中で電気機器40を使用していると判定する。この所定の温度とは、製氷皿の水が完全に凍結したと判定される温度であり、例えば、摂氏−18度である。一方、主機能部制御部406aが給水ポンプである主機能部401を動作させる制御を行った後であっても、動作検知部402が製氷皿の温度上昇を検知しなかった場合は、使用者がその生活の中で電気機器40を使用していないと判定する。また、主機能部制御部406aが給水ポンプである主機能部401を動作させる制御を行った後、動作検知部402が製氷皿の温度上昇を検知した場合であっても、更にその後、製氷皿の温度が予め設定された所定の温度以下になったことを検知しなかった場合も、使用者がその生活の中で電気機器40を使用していないと判定する。
したがって、製氷皿の水が完全に凍結するまで自動製氷機の運転を行うことが少ない、製造ラインにおける試運転、店頭でのデモンストレーション運転等における使用と、製氷皿の水が完全に凍結するまで運転される使用者の生活の中での使用とを区別することができる。よって、製造ラインにおける試運転、店頭でのデモンストレーション運転等における使用において通信部403が受信した近距離無線通信制御履歴が履歴記憶部に記憶された結果、この履歴に基づいて、生活の中で情報端末10を用いて主機能の態様を電気機器40に与えていない使用者に対し、より的確に、不要な報知が行われないようにすることができる。
情報端末10及び電気機器40のその他の構成は、実施の形態2と同様であるので、その詳しい説明を省略する。
また、電気機器40が含まれるシステムの動作例は、実施の形態2,3と同様であるので、その詳しい説明を省略する。
なお、本実施の形態の動作例における使用者の生活の中の使用があったか否かのステップS91の判定は、使用状況分析部406eが、主機能部制御部406aが給水ポンプである主機能部401を動作させる制御を行った後、動作検知部402が製氷皿の温度上昇を検知し、更にその後、製氷皿の温度が予め設定された所定の温度以下になったことを検知したと判定したか否かにより判定する。そして、主機能部制御部406aがこれをあったと判定した場合、使用者の生活の中の使用があったと判定する(ステップS91でYes)。一方、主機能部制御部406aがこれがなかったと判定した場合、使用者の生活の中での使用がなかったと判定する(ステップS91でNo)。
(その他の実施の形態)
上記本実施の形態4において、電気機器40が電子レンジである場合を例示したが、これに限られるものではなく、電子レンジ以外の電気機器であってもよい。すなわち、電子レンジ以外の電気機器が、情報端末10から送信された主機能の態様に基づいて主機能部401の制御を行ったことが有る場合において、更に情報端末10と電気機器40との近距離無線通信制御頻度が所定値よりも低い場合に、使用者報知情報が情報端末10と電気機器40との通信の実施を促すことを含むように決定し、報知部405がこの使用者報知情報を使用者に報知してもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明に関わる電気機器は、電気機器の動作の設定を行うシステムに有用である。
10 情報端末
40 電子レンジ
101 通信部
102 制御部
102a 通信制御部
102b 入力検知部
102c 報知内容決定部
103 報知部
104 操作部
401 加熱部
402 動作検知部
403 通信部
404 入力部
405 報知部
406 制御部
406a 主機能部制御部
406b 履歴記録部
406c 報知内容決定部
406d 履歴分析部
406e 使用状況分析部
406f 異常検知部
407 特定情報記憶部

Claims (6)

  1. 所定の動作を実行する主機能部と
    部情報端末から前記主機能部により前記所定の動作を実行する指示を受信する通信部と、
    使用者が前記所定の動作を実行する指示を入力するための入力部と、
    使用者に情報を報知するための報知部と、
    前記入力部に入力された指示内容又は前記通信部が受信した指示内容に基づいて前記主機能部を制御する主機能部制御部と、
    前記通信部が受信した指示内容に基づいて前記所定の動作を実行した履歴である無線通信制御履歴を記録する履歴記録部と、
    前記通信部の異常を検知する異常検知部と、
    前記異常検知部が異常を検知した際に、前記無線通信制御履歴が前記履歴記録部に記録されている場合は、前記通信部の異常を報知するように決定し、前記無線通信制御履歴が前記履歴記録部に記録されていない場合は、前記通信部の異常を報知しないように決定する報知内容決定部と、
    を備える、電気機器。
  2. 前記履歴記録部は、前記入力部による指示内容に基づいて前記所定の動作を実行した履歴である入力制御履歴を記録するよう構成されており、
    前記履歴記録部に記録された前記無線通信制御履歴及び前記入力制御履歴に基づいて、前記入力部による指示内容に対する、前記通信部が受信した指示内容に基づいた前記所定の動作の実行の相対的な頻度を分析する履歴分析部を更に備え、
    前記報知内容決定部は、前記無線通信制御履歴が前記履歴記録部に記録されており、且つ前記相対的な頻度が所定値よりも低い場合に、前記通信部による通信の実施を促す情報を報知するように決定する請求項1記載の電気機器。
  3. 記主機能部の動作結果を検知する動作検知部と、前記動作検知部が検知した動作結果に基づいて、前記電気機器が使用されたか否かを判定する使用状況分析部とを更に備え、
    前記履歴記録部は、前記電気機器が使用されたと前記使用状況分析部が判定した場合に前記無線通信制御履歴の記録を開始する、請求項1または2記載の電気機器。
  4. 前記電気機器は、加熱調理器であって、
    前記主機能部は、加熱室及び前記加熱室に収容された食品を加熱する加熱部を少なくとも有し、
    前記動作検知部は、前記加熱室の温度を検知する温度検知部であり、
    前記使用状況分析部は、前記加熱部が前記加熱室を加熱し且つ前記温度検知部が前記加熱室の温度の変化を検知した場合に、前記加熱調理器が使用されたと判定する、請求項に記載の電気機器。
  5. 前記電気機器は、洗濯乾燥機であって、
    前記主機能部は、洗濯槽及び前記洗濯槽を回動させるモータ及びその開閉により前記洗濯槽に給水を行う給水弁を備え、
    前記動作検知部は、前記洗濯槽内の水の有無を検知する水検知部であり、
    前記使用状況分析部は、前記給水弁を開放し且つ前記水検知部が前記洗濯槽内に水が有ることを検知した後に前記モータを回動させ場合に、前記洗濯乾燥機が使用されたと判定する、請求項に記載の電気機器。
  6. 所定の動作を実行する実行ステップと、
    外部情報端末から前記所定の動作を実行する指示を受信する通信ステップと、
    使用者が前記所定の動作を実行する指示を入力するための入力ステップと、
    使用者に情報を報知するための報知ステップと、
    前記入力ステップで入力された指示内容又は前記通信ステップでが受信した指示内容に基づいて前記実行ステップを制御する主機能ステップと、
    前記通信ステップで受信した指示内容に基づいて前記所定の動作を実行した履歴である無線通信制御履歴を記録する履歴記録ステップと、
    前記通信ステップの異常を検知する異常検知ステップと、
    前記異常検知ステップで異常を検知した際に、前記履歴記録ステップで前記無線通信制御履歴が記録されている場合は、前記通信ステップの異常を報知するように決定し、前記履歴記録ステップで前記無線通信制御履歴が記録されていない場合は、前記通信ステップの異常を報知しないように決定する報知内容決定ステップと、
    使用者に情報を報知するための報知ステップと、
    を含む、電気機器の制御方法。
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