JP2003216447A - サーバ装置、移動通信端末、情報送信システム及び情報送信方法 - Google Patents

サーバ装置、移動通信端末、情報送信システム及び情報送信方法

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JP2003216447A
JP2003216447A JP2002009030A JP2002009030A JP2003216447A JP 2003216447 A JP2003216447 A JP 2003216447A JP 2002009030 A JP2002009030 A JP 2002009030A JP 2002009030 A JP2002009030 A JP 2002009030A JP 2003216447 A JP2003216447 A JP 2003216447A
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聡 茂呂田
Yasutaka Urakawa
康孝 浦川
Tatsuya Kato
達哉 加藤
Kenji Ishii
賢次 石井
Masanari Fujita
将成 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話におけるコンピュータウィルスの検
出を効率よく行うことを可能とするサーバ装置を提供す
る。 【解決手段】 サーバ装置10は、携帯電話100の機
種名を含むパターンデータ送信要求を受信するパターン
データ送信要求受信部12と、パターンデータ送信要求
受信部12によって受信されたパターンデータ送信要求
に含まれる携帯電話100の機種名に基づいて、複数の
パターンデータの中から特定のパターンデータを抽出す
るパターンデータ抽出部13と、パターンデータ抽出部
13によって抽出された特定のパターンデータを携帯電
話100に対して送信するパターンデータ送信部14と
を備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバ装置、移動
通信端末、情報送信システム及び情報送信方法に関する
ものであり、特に、コンピュータウィルス検出用のパタ
ーンデータを移動通信端末に対して送信するサーバ装
置、情報送信システム、情報送信方法、及びサーバ装置
から送信されるパターンデータを受信する移動通信端末
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今の情報通信技術の発展はめざまし
く、情報化社会といわれる現代における我々の日常生活
はますます便利になっている。例えば、インターネット
の普及により、有用なアプリケーションプログラムやデ
ータファイルをパーソナルコンピュータなどの端末装置
に容易にダウンロードし、かつ利用できるようになって
きた。
【0003】しかし、インターネットを介して端末装置
にダウンロードされるものは、必ずしも有用なアプリケ
ーションプログラムやデータのみではない。すなわち、
有用なアプリケーションプログラムやデータを破壊する
コンピュータウィルスもしばしば、インターネットを介
して端末装置に侵入する。
【0004】端末装置にコンピュータウィルスが侵入し
たか否かを検出する技術としては、例えば、パターンマ
ッチング方式のコンピュータウィルス検出技術が知られ
ている。この技術は、コンピュータウィルスに含まれる
特徴的なデータ列(以下、パターンデータという)を格
納したデータベースをサーバ装置から端末装置に送信し
て端末装置に格納しておき、同じく端末装置に格納され
ているアプリケーションプログラムやデータと上述のパ
ターンデータとの比較を行う。その結果、アプリケーシ
ョンプログラムやデータが上述のパターンデータを含ん
でいたときは、そのアプリケーションプログラムやデー
タがコンピュータウィルスを含むと判断される。パター
ンマッチング方式のコンピュータウィルス検出技術を用
いる場合、コンピュータウィルスの検出確率を高めるた
めには、上記データベースが逐次最新のものに更新され
る必要がある。したがって、新種のコンピュータウィル
スが発見されると、当該コンピュータウィルスに含まれ
る特徴的なパターンデータがサーバ装置から端末装置に
対して送信され、端末装置の上記データベースが更新さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術を携帯電話のような移動通信端末におけるコンピュー
タウィルスの検出に用いる場合、以下に示すような問題
点があった。すなわち、移動通信端末は、パーソナルコ
ンピュータなどの端末装置と比較して、メモリ容量やC
PU能力が十分でない。したがって、上記データベース
全体を移動通信端末に格納しておき、当該データベース
に含まれるパターンデータ全てを網羅的に移動通信端末
内のアプリケーションプログラムやデータと比較するこ
とは困難である。また、パーソナルコンピュータなどの
端末装置とサーバ装置とは有線回線で接続されることが
多いのに対して、移動通信端末とサーバ装置とは無線回
線で接続される。したがって、上記データベース全体を
サーバ装置から移動通信端末に対して送信したのでは、
莫大な無線リソースを消費してしまう。これらの理由か
ら、上記従来技術を用いたのでは、移動通信端末におけ
るコンピュータウィルスの検出を効率よく行うことがで
きない。
【0006】そこで本発明は、上記問題点を解決し、移
動通信端末におけるコンピュータウィルスの検出を効率
よく行うことを可能とするサーバ装置、情報送信システ
ム及び情報送信方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のサーバ装置は、コンピュータウィルス検出
用のパターンデータを移動通信端末に対して送信するサ
ーバ装置であって、上記移動通信端末に関する端末情報
に基づいて、複数のパターンデータの中から特定のパタ
ーンデータを抽出する抽出手段と、上記抽出手段によっ
て抽出された上記特定のパターンデータを上記移動通信
端末に対して送信する送信手段とを備えたことを特徴と
している。
【0008】また、上記課題を解決するために、本発明
の情報送信システムは、移動通信端末と、コンピュータ
ウィルス検出用のパターンデータを上記移動通信端末に
対して送信する上述のサーバ装置とを備えたことを特徴
としている。
【0009】また、上記課題を解決するために、本発明
の情報送信方法は、コンピュータウィルス検出用のパタ
ーンデータをサーバ装置から移動通信端末に対して送信
する情報送信方法であって、上記サーバ装置が、上記移
動通信端末に関する端末情報に基づいて、複数のパター
ンデータの中から特定のパターンデータを抽出する抽出
ステップと、上記サーバ装置が、上記抽出ステップにお
いて抽出された上記特定のパターンデータを上記移動通
信端末に対して送信する送信ステップとを備えたことを
特徴としている。
【0010】コンピュータウィルスには、移動通信端末
のハードウェアやソフトウェア、移動通信端末によって
受信されたデータ(アプリケーションソフトウェアを含
む)など移動通信端末の状態に依存して存在するものも
多い。また、移動通信端末のハードウェアやソフトウェ
アなど移動通信端末の状態に応じて受信できるパターン
データの量、格納できるパターンデータの量、比較でき
るパターンデータの量が異なる。移動通信端末のハード
ウェアやソフトウェア、移動通信端末におけるデータの
受信履歴などの端末情報に基づいて特定のパターンデー
タを抽出し、抽出された特定のパターンデータを移動通
信端末に対して送信することで、サーバ装置から移動通
信端末に対して送信されるパターンデータの量、移動通
信端末に格納されるパターンデータの量、移動通信端末
で比較されるパターンデータの量を、当該移動通信端末
の状態に合わせて効率よく低減することができる。
【0011】また、本発明のサーバ装置においては、上
記端末情報は、上記移動通信端末のハードウェアに関す
る情報であることを特徴とすることが好適である。
【0012】また、本発明の情報送信方法においては、
上記端末情報は、上記移動通信端末のハードウェアに関
する情報であることを特徴とすることが好適である。
【0013】コンピュータウィルスには、移動通信端末
のハードウェアに依存して存在するものも多く、また、
移動通信端末のハードウェアに応じて受信できるパター
ンデータの量、格納できるパターンデータの量、比較で
きるパターンデータの量が異なる。移動通信端末のハー
ドウェアに関する情報に基づいて特定のパターンデータ
を抽出し、抽出された特定のパターンデータを移動通信
端末に対して送信することで、サーバ装置から移動通信
端末に対して送信されるパターンデータの量、移動通信
端末に格納されるパターンデータの量、移動通信端末で
比較されるパターンデータの量を、当該移動通信端末の
ハードウェアに合わせて効率よく低減することができ
る。
【0014】また、本発明のサーバ装置においては、上
記端末情報は、上記移動通信端末のメモリ容量に関する
情報であることを特徴とすることが好適である。
【0015】また、本発明の情報送信方法においては、
上記端末情報は、上記移動通信端末のメモリ容量に関す
る情報であることを特徴とすることが好適である。
【0016】移動通信端末に格納できるパターンデータ
の量は、移動通信端末のメモリ容量に依存する。移動通
信端末のメモリ容量に関する情報に基づいて特定のパタ
ーンデータを抽出し、抽出された特定のパターンデータ
を移動通信端末に対して送信することで、サーバ装置か
ら移動通信端末に対して送信されるパターンデータの
量、移動通信端末に格納されるパターンデータの量、移
動通信端末で比較されるパターンデータの量を、当該移
動通信端末のメモリ容量に合わせて効率よく低減するこ
とができる。
【0017】また、本発明のサーバ装置においては、上
記端末情報は、上記移動通信端末のソフトウェアに関す
る情報であることを特徴とすることが好適である。
【0018】また、本発明の情報送信方法においては、
上記端末情報は、上記移動通信端末のソフトウェアに関
する情報であることを特徴とすることが好適である。
【0019】コンピュータウィルスには、移動通信端末
のソフトウェアに依存して存在するものも多く、また、
移動通信端末のソフトウェアに応じて受信できるパター
ンデータの量、格納できるパターンデータの量、比較で
きるパターンデータの量が異なる。移動通信端末のソフ
トウェアに関する情報に基づいて特定のパターンデータ
を抽出し、抽出された特定のパターンデータを移動通信
端末に対して送信することで、サーバ装置から移動通信
端末に対して送信されるパターンデータの量、移動通信
端末に格納されるパターンデータの量、移動通信端末で
比較されるパターンデータの量を、当該移動通信端末の
ソフトウェアに合わせて効率よく低減することができ
る。
【0020】また、本発明のサーバ装置においては、上
記端末情報は、上記移動通信端末のオペレーティングシ
ステムに関する情報であることを特徴とすることが好適
である。
【0021】また、本発明の情報送信方法においては、
上記端末情報は、上記移動通信端末のオペレーティング
システムに関する情報であることを特徴とすることが好
適である。
【0022】コンピュータウィルスには、移動通信端末
のオペレーティングシステムに依存して存在するものも
多く、また、移動通信端末のオペレーティングシステム
に応じて受信できるパターンデータの量、格納できるパ
ターンデータの量、比較できるパターンデータの量が異
なる。移動通信端末のオペレーティングシステムに関す
る情報に基づいて特定のパターンデータを抽出し、抽出
された特定のパターンデータを移動通信端末に対して送
信することで、サーバ装置から移動通信端末に対して送
信されるパターンデータの量、移動通信端末に格納され
るパターンデータの量、移動通信端末で比較されるパタ
ーンデータの量を、当該移動通信端末のオペレーティン
グシステムに合わせて効率よく低減することができる。
【0023】また、本発明のサーバ装置においては、上
記端末情報は、上記移動通信端末におけるデータの受信
履歴に関する情報であることを特徴とすることが好適で
ある。
【0024】また、本発明の情報送信方法においては、
上記端末情報は、上記移動通信端末におけるデータの受
信履歴に関する情報であることを特徴とすることが好適
である。
【0025】コンピュータウィルスには、移動通信端末
によって受信されたデータ(アプリケーションソフトウ
ェアを含む)に依存して存在するものも多い。移動通信
端末におけるデータの受信履歴に関する情報に基づいて
特定のパターンデータを抽出し、抽出された特定のパタ
ーンデータを移動通信端末に対して送信することで、サ
ーバ装置から移動通信端末に対して送信されるパターン
データの量、移動通信端末に格納されるパターンデータ
の量、移動通信端末で比較されるパターンデータの量
を、当該移動通信端末によって受信されたデータに合わ
せて効率よく低減することができる。
【0026】また、本発明のサーバ装置においては、上
記送信手段は、上記抽出手段によって抽出された上記特
定のパターンデータの一覧を上記移動通信端末に対して
送信するとともに、上記特定のパターンデータのうち上
記移動通信端末のユーザによって選択されたパターンデ
ータを上記移動通信端末に対して送信することを特徴と
することが好適である。
【0027】また、本発明の情報送信方法においては、
上記送信ステップは、上記サーバ装置が、上記抽出ステ
ップにおいて抽出された上記特定のパターンデータの一
覧を上記移動通信端末に対して送信するとともに、上記
サーバ装置が、上記特定のパターンデータのうち上記移
動通信端末のユーザによって選択されたパターンデータ
を上記移動通信端末に対して送信することを特徴とする
ことが好適である。
【0028】抽出された特定のパターンデータの一覧を
移動通信端末に対して送信し、当該特定のパターンデー
タのうち移動通信端末のユーザによって選択されたパタ
ーンデータを移動通信端末に対して送信することで、サ
ーバ装置から移動通信端末に対して送信されるパターン
データの量、移動通信端末に格納されるパターンデータ
の量、移動通信端末で比較されるパターンデータの量を
さらに低減することができる。
【0029】また、本発明のサーバ装置においては、上
記抽出手段によって抽出された特定のパターンデータを
用いて当該サーバ装置に存在するデータについてコンピ
ュータウィルスが含まれるか否かを検出する検出手段を
さらに備えたことを特徴とすることが好適である。
【0030】また、本発明の情報送信方法においては、
上記サーバ装置が、上記抽出ステップにおいて抽出され
た特定のパターンデータに関連するデータのうち当該サ
ーバ装置に存在するデータについてコンピュータウィル
スが含まれるか否かを検出する検出ステップをさらに備
えたことを特徴とすることが好適である。
【0031】サーバ装置においてコンピュータウィルス
が含まれるか否かを検出することで、移動通信端末に対
するパターンデータの送信、移動通信端末におけるパタ
ーンデータの格納、移動通信端末におけるパターンデー
タの比較が必ずしも必要でなくなり、サーバ装置から移
動通信端末に対して送信されるパターンデータの量、移
動通信端末に格納されるパターンデータの量、移動通信
端末で比較されるパターンデータの量をさらに低減する
ことができる。
【0032】また、本発明のサーバ装置においては、複
数の移動通信端末それぞれにおけるデータの受信履歴に
関する情報を格納する第1の格納手段と、特定のデータ
にコンピュータウィルスが含まれることが確認されたと
きに、上記第1の格納手段に格納された上記受信履歴に
関する情報に基づいて、上記特定のデータを受信した他
の移動通信端末に対して警告を送信する第1の警告送信
手段とをさらに備えたことを特徴とすることが好適であ
る。
【0033】また、本発明の情報送信方法においては、
複数の移動通信端末それぞれにおけるデータの受信履歴
に関する情報を格納手段に格納しておき、上記サーバ装
置が、特定のデータにコンピュータウィルスが含まれる
ことが確認されたときに、上記格納手段に格納された上
記受信履歴に関する情報に基づいて、上記特定のデータ
を受信した他の移動通信端末に対して警告を送信する第
1の警告送信ステップを備えることが好適である。
【0034】ある移動通信端末において特定のデータ
(アプリケーションプログラムを含む)にコンピュータ
ウィルスが含まれることが確認されたとき、当該特定の
データを受信した他の移動通信端末にもコンピュータウ
ィルスが存在している可能性が高い。データの受信履歴
に関する情報に基づいて、当該特定のデータを受信した
他の移動通信端末に対して警告を送信することで、コン
ピュータウィルスが存在している可能性が高い他の移動
通信端末に対して注意を喚起することができる。
【0035】また、本発明のサーバ装置においては、複
数の移動通信端末相互間の通信履歴に関する情報を格納
する第2の格納手段と、特定の移動通信端末に格納され
た特定のデータにコンピュータウィルスが含まれること
が確認されたときに、上記第2の格納手段に格納された
通信履歴に関する情報に基づいて、上記特定の移動通信
端末と通信した他の移動通信端末に対して警告を送信す
る第2の警告送信手段とをさらに備えたことを特徴とす
ることが好適である。
【0036】また、本発明の情報送信方法においては、
複数の移動通信端末相互間の通信履歴に関する情報を格
納手段に格納しておき、上記サーバ装置が、特定の移動
通信端末に格納された特定のデータにコンピュータウィ
ルスが含まれることが確認されたときに、上記格納手段
に格納された通信履歴に関する情報に基づいて、上記特
定の移動通信端末と通信した他の移動通信端末に対して
警告を送信する第2の警告送信ステップをさらに備えた
ことを特徴とすることが好適である。
【0037】ある移動通信端末において特定のデータ
(アプリケーションプログラムを含む)にコンピュータ
ウィルスが含まれることが確認されたとき、当該移動通
信端末と通信した他の移動通信端末にもコンピュータウ
ィルスが存在している可能性がある。複数の移動通信端
末相互間の通信履歴に関する情報に基づいて、当該移動
通信端末と通信した他の移動通信端末に対して警告を送
信することで、コンピュータウィルスが存在している可
能性がある他の移動通信端末に対して注意を喚起するこ
とができる。
【0038】また、本発明のサーバ装置においては、上
記移動通信端末から、コンピュータウィルスが検出され
た旨のコンピュータウィルス検出情報を受信する受信手
段と、上記受信手段によるコンピュータウィルス検出情
報の受信回数があらかじめ定められた一定数以上となっ
た場合に、警告送信対象となる移動通信端末に対して警
告を送信する第3の警告送信手段とをさらに備えたこと
を特徴とすることが好適である。
【0039】また、本発明の情報送信方法においては、
上記サーバ装置が、上記移動通信端末から、コンピュー
タウィルスが検出された旨のコンピュータウィルス検出
情報を受信する受信ステップと、上記サーバ装置が、上
記受信ステップにおけるコンピュータウィルス検出情報
の受信回数があらかじめ定められた一定数以上となった
場合に、警告送信対象となる移動通信端末に対して警告
を送信する第3の警告送信ステップとをさらに備えたこ
とを特徴とすることが好適である。
【0040】移動通信端末からコンピュータウィルス検
出情報を受信し、コンピュータウィルス検出情報の受信
回数があらかじめ定められた一定数以上となった場合に
警告送信対象となる移動通信端末に対して警告を送信す
ることで、移動通信端末に対し、広く蔓延しているコン
ピュータウィルスに関する注意を喚起することができ
る。
【0041】また、本発明の移動通信端末は、サーバ装
置から送信されるコンピュータウィルス検出用のパター
ンデータを受信する移動通信端末であって、前記サーバ
装置に対して当該移動通信端末に関する端末情報を送信
する送信手段と、前記送信手段によって送信された前記
端末情報に基づいて前記サーバ装置において抽出され、
送信される前記パターンデータを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された前記パターンデータを
格納する格納手段とを備えたことを特徴としている。
【0042】移動通信端末から当該移動通信端末に関す
る端末情報をサーバ装置に対して送信することで、サー
バ装置においては、当該端末情報に基づいて特定のパタ
ーンデータを抽出し、抽出された特定のパターンデータ
を移動通信端末に対して送信することができる。このよ
うに抽出され、送信された特定のパターンデータを受信
し、格納することで、サーバ装置から移動通信端末に対
して送信されるパターンデータの量、移動通信端末に格
納されるパターンデータの量、移動通信端末で比較され
るパターンデータの量を、当該移動通信端末の状態に合
わせて効率よく低減することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態にかかる情報送信システムについて説明す
る。尚、本実施形態にかかる情報送信システムは、本発
明の実施形態にかかるサーバ装置、移動通信端末を含ん
でいる。
【0044】まず、本実施形態にかかる情報送信システ
ムの構成について説明する。図1は、本実施形態にかか
る情報送信システムのハードウェア構成図である。本実
施形態にかかる情報送信システム1は、サーバ装置10
と携帯電話100(移動通信端末)とを備えて構成され
る。ここで、サーバ装置10と携帯電話100とは、移
動通信網102及び基地局104を介して接続されてお
り、互いにデータ通信が可能となっている。
【0045】サーバ装置10は、CPU10a、メモリ
10b、磁気ディスクや光ディスクなどの格納装置10
c、携帯電話100との間でデータの送受信を行う送受
信装置10d、キーボードやマウスなどの入力装置10
e、ディスプレイなどの表示装置10fを備えて構成さ
れる。ここで、CPU10a、メモリ10b、格納装置
10c、送受信装置10d、入力装置10e、表示装置
10fそれぞれは、バス10gによって接続されてお
り、互いにデータの送受信が可能となっている。
【0046】図30は、携帯電話100のハードウェア
構成図である。携帯電話100は、CPU100a、半
導体メモリなどのメモリ100b、サーバ装置10との
間でデータの送受信を行う通信装置100c、操作ボタ
ンなどの入力装置100d、LCD(Liquid Crystal D
isplay)やEL(Electro Luminescence)などの表示装
置100e、マイクやスピーカなどの音声処理装置10
0fを備えて構成される。ここで、CPU100a、メ
モリ100b、通信装置100c、入力装置100d、
表示装置100e、音声処理装置100fそれぞれは、
バス100gによって接続されており、互いにデータの
送受信が可能となっている。
【0047】図2は、情報送信システム1のシステム構
成図である。情報送信システム1のサーバ装置10は、
コンピュータウィルス検出用のパターンデータを携帯電
話100に対して送信するサーバ装置であって、機能的
には、格納部11と、パターンデータ送信要求受信部1
2と、パターンデータ抽出部13(抽出手段)と、パタ
ーンデータ送信部14(送信手段)とを備えて構成され
る。ここで、格納部11は、図1に示す格納装置10c
に対応する。また、パターンデータ送信要求受信部12
と、パターンデータ抽出部13と、パターンデータ送信
部14とは、図1に示す格納装置10cに格納されたソ
フトウェアがCPU10aによって実行されることによ
り実現する。以下、各構成要素について詳細に説明す
る。
【0048】格納部11には、パターンデータデータベ
ース11aが格納されている。図3は、パターンデータ
データベースの構成図である。パターンデータデータベ
ース11aには、コンピュータウィルスに含まれる特徴
的なデータ列であるパターンデータ(ファイル化されて
「パターンファイル」と呼ばれることもある)と、当該
パターンデータを送信すべき携帯電話の機種名とが関連
付けられて格納されている。尚、説明の便宜上、パター
ンデータデータベース11aにパターンデータそれ自体
が格納されているものとして説明したが、パターンデー
タデータベース11aにはパターンデータの格納箇所を
示すポインタが格納され、パターンデータそれ自体は当
該ポインタによって示される格納箇所に格納されていて
もよい。
【0049】図2に戻って、パターンデータ送信要求受
信部12は、携帯電話100から送信されるパターンデ
ータ送信要求を受信する。パターンデータ送信要求に
は、携帯電話100の機種名が含まれる。
【0050】パターンデータ抽出部13は、パターンデ
ータ送信要求受信部12によって受信されたパターンデ
ータ送信要求に含まれる携帯電話100の機種名(端末
情報)に基づいて、複数のパターンデータの中から特定
のパターンデータを抽出する。より詳細には、パターン
データ抽出部13は、携帯電話100の機種名をキーに
して、格納部11のパターンデータデータベース11a
に格納されているパターンデータの中から、携帯電話1
00に対して送信すべき特定のパターンデータを抽出す
る。
【0051】パターンデータ送信部14は、パターンデ
ータ抽出部13によって抽出された特定のパターンデー
タを、携帯電話100に対して送信する。
【0052】情報送信システム1の携帯電話100は、
サーバ装置10から送信されるコンピュータウィルス検
出用のパターンデータを受信する携帯電話であって、機
能的には、パターンデータ送信要求送信部111(送信
手段)、パターンデータ受信部112(受信手段)、パ
ターンデータ格納部113(格納手段)、パターンデー
タ比較部114、コンピュータウィルス処理部107を
備えて構成される。ここで、パターンデータ格納部11
3は、図30に示したメモリ100bに対応する。パタ
ーンデータ送信要求送信部111と、パターンデータ受
信部112と、パターンデータ比較部114と、コンピ
ュータウィルス処理部115とは、図30に示したメモ
リ100bに格納されたソフトウェアがCPU100a
によって実行されることにより実現する。以下、各構成
要素について詳細に説明する。
【0053】パターンデータ送信要求送信部111は、
サーバ装置10に対してパターンデータ送信要求を送信
する。パターンデータ送信要求には、携帯電話100の
機種名(端末情報)が含まれる。
【0054】パターンデータ受信部112は、サーバ装
置10から送信されるパターンデータを受信する。より
詳細には、パターンデータ送信要求送信部111によっ
て送信された機種名に基づいて上記サーバ装置10にお
いて抽出され、送信されるパターンデータを受信する。
【0055】パターンデータ格納部113は、パターン
データ受信部112によって受信されたパターンデータ
を格納する。
【0056】パターンデータ比較部114は、パターン
データ格納部105に格納されたパターンデータを用い
て、携帯電話100に存在するデータ(アプリケーショ
ンプログラムを含む)についてコンピュータウィルスが
含まれるか否かを検出する。より詳細には、パターンデ
ータ格納部113に格納されたパターンデータと携帯電
話100に存在するデータとを比較し、携帯電話100
に存在するデータに上記パターンデータと一致する部分
が有るか否かを判断する。ここで、パターンデータ比較
部114は、当該データに上記パターンデータと一致す
る部分が有る場合、当該データにコンピュータウィルス
が含まれると判断し、当該データに上記パターンデータ
と一致する部分が無い場合、当該データにコンピュータ
ウィルスは含まれないと判断する。
【0057】コンピュータウィルス処理部115は、パ
ターンデータ比較部114によって特定のデータにコン
ピュータウィルスが含まれると判断された場合、あらか
じめ定められた設定情報に基づき、携帯電話100のユ
ーザへの警告処理、該当するアプリケーションプログラ
ムの実行禁止処理、当該データの修復処理などを行う。
【0058】続いて、本実施形態にかかる情報送信シス
テムの動作について説明し、併せて、本発明の実施形態
にかかる情報送信方法について説明する。図4は、本実
施形態にかかる情報送信システム1の動作を示すフロー
チャートである。本実施形態にかかる情報送信システム
1において、サーバ装置10から携帯電話100に対し
てコンピュータウィルス検出用のパターンデータを送信
するに際しては、まず、携帯電話100のパターンデー
タ送信要求送信部111からサーバ装置10に対して、
パターンデータ送信要求が送信される(S102)。こ
こで、パターンデータ送信要求には、携帯電話100の
機種名が含まれる。また、パターンデータ送信要求は、
携帯電話100のユーザから指示があったときに送信さ
れるようにしてもよいし、あらかじめ定められた周期に
基づいて定期的に送信されるようにしてもよい。携帯電
話100から送信されたパターンデータ送信要求は、サ
ーバ装置10のパターンデータ送信要求受信部12によ
って受信される(S104)。
【0059】サーバ装置10のパターンデータ送信要求
受信部12によってパターンデータ送信要求が受信され
ると、パターンデータ抽出部13により、当該パターン
データ送信要求に含まれる携帯電話100の機種名に基
づいて、複数のパターンデータの中から特定のパターン
データが抽出される(S106)。より詳細には、携帯
電話100の機種名をキーにして、格納部11のパター
ンデータデータベース11aに格納されているパターン
データの中から、携帯電話100に対して送信すべき特
定のパターンデータが抽出される。例えば、携帯電話1
00の機種名が「機種2」である場合、携帯電話100
に対して送信すべきパターンデータとして、図3に示す
パターンデータデータベース11aから、「パターンデ
ータ2」、「パターンデータ4」、「パターンデータ
6」が抽出される。
【0060】パターンデータ抽出部13によって抽出さ
れたパターンデータは、パターンデータ送信部14から
携帯電話100に対して送信され(S108)、携帯電
話100のパターンデータ受信部112によって受信さ
れる(S110)。携帯電話100によって受信された
パターンデータは、一旦、携帯電話100のパターンデ
ータ格納部113に格納される(S112)。
【0061】その後、携帯電話100のパターンデータ
比較部103により、携帯電話100のパターンデータ
格納部102に格納されたパターンデータと、携帯電話
100に格納されているデータ(アプリケーションプロ
グラムも含む)との比較が行われ(S114)、携帯電
話100のメモリに格納されているデータに、上記パタ
ーンデータと一致する部分が有るか否かが判断される。
尚、携帯電話100に格納されているデータとパターン
データとの比較は、パターンデータの受信時(あるいは
受信から一定時間経過後)に開始されてもよいし、携帯
電話100のユーザの指示によって開始されてもよい
し、あらかじめ定められた周期に基づいて定期的に開始
されてもよい。
【0062】比較の結果、携帯電話100に格納されて
いるデータに上記パターンデータと一致する部分が含ま
れない場合、携帯電話100にはコンピュータウィルス
が存在しないと判断され、処理が終了する。一方、携帯
電話100のメモリに格納されているデータに上記パタ
ーンデータと一致する部分が含まれている場合、携帯電
話100にはコンピュータウィルスが存在すると判断さ
れ、コンピュータウィルス処理部115により、あらか
じめ定められた設定情報に基づき、携帯電話100のユ
ーザへの警告処理、コンピュータウィルスが検出された
アプリケーションプログラムの実行禁止処理、コンピュ
ータウィルスが検出されたデータの修復処理などが実行
される(S116)。尚、上述の警告処理、実行禁止処
理、修復処理それぞれは、パーソナルコンピュータにお
いてコンピュータウィルスが検出された場合に行われる
既存の警告処理、実行禁止処理、修復処理と同様であ
る。
【0063】続いて、本実施形態にかかる情報送信シス
テムの作用及び効果について説明する。コンピュータウ
ィルスには、携帯電話のハードウェアやソフトウェアに
依存して存在するものも多い。また、携帯電話のハード
ウェアやソフトウェアなどに応じて、受信できるパター
ンデータの量、格納できるパターンデータの量、比較で
きるパターンデータの量が異なる。この点、本実施形態
にかかる情報送信システム1は、コンピュータウィルス
検出用のパターンデータをサーバ装置10から携帯電話
100に対して送信するに際し、携帯電話100の機種
名(ハードウェアとソフトウェアとの双方を特定する情
報である)に基づいて特定のパターンデータを抽出し、
抽出された特定のパターンデータを携帯電話100に対
して送信する。したがって、サーバ装置10から携帯電
話100に対して送信されるパターンデータの量、携帯
電話100に格納されるパターンデータの量、携帯電話
100で比較されるパターンデータの量を、携帯電話1
00のハードウェアやソフトウェアに合わせて効率よく
低減することができる。その結果、携帯電話100にお
けるコンピュータウィルスの検出を効率よく行うことが
可能となる。
【0064】上記実施形態にかかる情報送信システム1
においては、携帯電話100がサーバ装置10に対して
携帯電話100の機種名を含むパターンデータ送信要求
を送信し、サーバ装置10が機種名に基づいてパターン
データを抽出していたが、これには種々の変形例が考え
られる。例えば、携帯電話100がサーバ装置10に対
して携帯電話100のメーカ名を含むパターンデータ送
信要求を送信し、サーバ装置10が当該メーカ名に基づ
いてパターンデータを抽出するようにしてもよい。ま
た、携帯電話100の機種名やメーカ名に代えて、携帯
電話100のメモリ容量、オペレーティングシステム
名、セキュリティレベル、許容通信料金などを用いるこ
とも可能である。また、パターンデータデータベース1
1aにおいては、携帯電話に送信すべきパターンデータ
があらかじめ機種名ごとに抽出され、整理されていても
良い。
【0065】以下、一例として、携帯電話100がサー
バ装置10に対して携帯電話100のメモリ容量を含む
パターンデータ送信要求を送信し、サーバ装置10が当
該メモリ容量に基づいてパターンデータを抽出する変形
例について、詳しく説明する。
【0066】本変形例においては、図3に示すパターン
データデータベース11aに代えて、図5に示すような
パターンデータデータベース11bが用いられる。パタ
ーンデータデータベース11bには、パターンデータ
と、当該パターンデータを有するコンピュータウィルス
の危険度と、当該パターンデータのサイズとが関連付け
て格納されている。ここで、コンピュータウィルスの危
険度とは、当該コンピュータウィルスの影響力の強さを
示す指標であり、例えば、危険度が「A」とは影響力が
きわめて大きいことを示し、危険度が「B」とは影響力
が大きいことを示し、危険度が「C」とは影響力が小さ
いことを示す。
【0067】図6は、本変形例にかかる情報送信システ
ムの処理の流れを示すフローチャートである。本変形例
にかかる情報送信システム1において、サーバ装置10
から携帯電話100に対してコンピュータウィルス検出
用のパターンデータを送信するに際しては、まず、携帯
電話100のパターンデータ送信要求送信部111から
サーバ装置10に対して、パターンデータ送信要求が送
信される(S122)。ここで、パターンデータ送信要
求には、携帯電話100のメモリ容量が含まれる。ここ
で、メモリ容量とは、メモリ領域全体の容量であっても
よいし、空領域の容量であってもよいし、パターンデー
タを格納するためにあらかじめ割り当てられた領域の容
量であってもよい。また、ここで言うメモリには、携帯
電話100に内蔵されるメモリのみならず、携帯電話1
00に接続されて用いられるメモリも含まれる。携帯電
話100から送信されたパターンデータ送信要求は、サ
ーバ装置10のパターンデータ送信要求受信部12によ
って受信される(S104)。
【0068】サーバ装置10のパターンデータ送信要求
受信部12によってパターンデータ送信要求が受信され
ると、パターンデータ抽出部13により、当該パターン
データ送信要求に含まれる携帯電話100のメモリ容量
に基づいて、複数のパターンデータの中から特定のパタ
ーンデータが抽出される(S126)。より詳細には、
格納部11のパターンデータデータベース11bに格納
されているパターンデータの中から、上記メモリ容量を
超えない範囲で危険度の高いものから順に、携帯電話1
00に対して送信すべき特定のパターンデータが抽出さ
れる。例えば、携帯電話100のメモリ容量が「40k
B」である場合、図5に示すパターンデータデータベー
ス11bによれば、「パターンデータ1」(危険度A、
15kB)と、「パターンデータ6」(危険度A、20
kB)とが抽出される。以下、S128〜S136の処
理は、図4を用いて説明したS108〜S116の処理
と同様である。
【0069】携帯電話100に格納できるパターンデー
タの量は、携帯電話100のメモリ容量に依存する。本
変形例のように、携帯電話100のメモリ容量に基づい
てパターンデータを抽出し、抽出されたパターンデータ
を携帯電話100に対して送信することで、サーバ装置
10から携帯電話100に対して送信されるパターンデ
ータの量、携帯電話100に格納されるパターンデータ
の量、携帯電話100で比較されるパターンデータの量
を、当該携帯電話100のメモリ容量に合わせて効率よ
く低減することができる。
【0070】(第2の実施形態)続いて、本発明の第2
の実施形態にかかる情報送信システムについて説明す
る。尚、本実施形態にかかる情報送信システムは、本発
明の実施形態にかかるサーバ装置を含んでいる。
【0071】まず、本実施形態にかかる情報送信システ
ムの構成について説明する。本実施形態にかかる情報送
信システムのハードウェア構成は、図1及び図30を用
いて説明した上記第1の実施形態にかかる情報送信シス
テム1のハードウェア構成と同様である。
【0072】図7は、本実施形態にかかる情報送信シス
テム2のシステム構成図である。情報送信システム2の
サーバ装置20は、コンピュータウィルス検出用のパタ
ーンデータを携帯電話100に対して送信するサーバ装
置であって、機能的には、格納部21と、パターンデー
タ送信要求受信部22と、パターンデータ抽出部23
(抽出手段)と、パターンデータ送信部24(送信手
段)とを備えて構成される。ここで、格納部21は、図
1に示す格納装置10cに対応する。また、パターンデ
ータ送信要求受信部22と、パターンデータ抽出部23
と、パターンデータ送信部24とは、図1に示す格納装
置10cに格納されたソフトウェアがCPU10aによ
って実行されることにより実現する。以下、各構成要素
について詳細に説明する。
【0073】格納部21には、端末情報データベース2
1aとパターンデータデータベース21bとが格納され
ている。図8は、端末情報データベース21aの構成図
である。端末情報データベース21aには、携帯電話の
電話番号と、当該携帯電話の機種名と、当該携帯電話の
オペレーティングシステム名(バージョン情報を含む)
とが関連付けて格納されている。図9は、パターンデー
タデータベース21bの構成図である。パターンデータ
データベース21bには、パターンデータと、当該パタ
ーンデータを送信すべき携帯電話の機種名及びオペレー
ティングシステム名(バージョン情報を含む)と、当該
パターンデータを有するコンピュータウィルスの危険度
と、当該パターンデータのサイズと、当該パターンデー
タの更新日とが関連付けて格納されている。
【0074】図7に戻って、パターンデータ送信要求受
信部22は、携帯電話100から送信されるパターンデ
ータ送信要求を受信する。パターンデータ送信要求に
は、携帯電話100の電話番号が含まれる。尚、携帯電
話100の電話番号は、パターンデータ送信要求に含ま
せず、コネクションの確立時にサーバ装置20が取得す
る態様も考えられる。
【0075】パターンデータ抽出部23は、携帯電話1
00の機種名及びオペレーティングシステム名(端末情
報)に基づいて、複数のパターンデータの中から特定の
パターンデータを抽出する。より詳細には、パターンデ
ータ抽出部23は、まず、パターンデータ送信要求に含
まれる電話番号をキーにして、格納部21の端末情報デ
ータベース21aから携帯電話100の機種名及びオペ
レーティングシステム名を抽出する。パターンデータ抽
出部23は、続いて、上述のごとく抽出された機種名及
びオペレーティングシステム名をキーにして、格納部2
1のパターンデータデータベース21bに格納されてい
るパターンデータの中から、携帯電話100に対して送
信すべき特定のパターンデータを抽出する。
【0076】パターンデータ送信部24は、パターンデ
ータ抽出部23によって抽出されたパターンデータの一
覧を携帯電話100に対して送信する。当該パターンデ
ータの一覧には、パターンデータ名のみならず、当該パ
ターンデータを有するコンピュータウィルスの危険度、
当該パターンデータのサイズ、当該パターンデータの更
新日などが含まれる。パターンデータ送信部24は、ま
た、パターンデータ抽出部23によって抽出されたパタ
ーンデータのうち、携帯電話100のユーザによって選
択されたパターンデータを、携帯電話100に対して送
信する。
【0077】尚、情報送信システム2の携帯電話100
は、上記第1の実施形態にかかる情報送信システム1の
携帯電話100と同様の構成を有する。
【0078】続いて、本実施形態にかかる情報送信シス
テムの動作について説明し、併せて、本発明の実施形態
にかかる情報送信方法について説明する。図10は、本
実施形態にかかる情報送信システム2の動作を示すフロ
ーチャートである。本実施形態にかかる情報送信システ
ム2において、サーバ装置20から携帯電話100に対
してコンピュータウィルス検出用のパターンデータを送
信するに際しては、まず、携帯電話100のパターンデ
ータ送信要求送信部111からサーバ装置10に対し
て、パターンデータ送信要求が送信される(S10
2)。ここで、パターンデータ送信要求には、携帯電話
100の電話番号が含まれる。携帯電話100から送信
されたパターンデータ送信要求は、サーバ装置20のパ
ターンデータ送信要求受信部22によって受信される
(S204)。
【0079】サーバ装置20のパターンデータ送信要求
受信部22によってパターンデータ送信要求が受信され
ると、パターンデータ抽出部23により、携帯電話10
0の機種名及びオペレーティングシステム名に基づい
て、複数のパターンデータの中から特定のパターンデー
タが抽出される(S206)。より詳細には、まず、パ
ターンデータ送信要求に含まれる電話番号をキーにし
て、格納部21の端末情報データベース21aから携帯
電話100の機種名及びオペレーティングシステム名が
抽出される。続いて、上述のごとく抽出された機種名及
びオペレーティングシステム名をキーにして、格納部2
1のパターンデータデータベース21bに格納されてい
るパターンデータの中から、携帯電話100に対して送
信すべき特定のパターンデータが抽出される。例えば、
携帯電話100の電話番号が「090−0000−00
00」である場合、まず、図8に示す端末情報データベ
ース21aから、当該携帯電話100の機種名として
「機種1」、当該携帯電話100のオペレーティングシ
ステム名として「OS1,Ver1.05」がそれぞれ
抽出される。続いて、図9に示すパターンデータデータ
ベース21bから、携帯電話100に対して送信すべき
パターンデータとして、「パターンデータ1」、「パタ
ーンデータ3」、「パターンデータ7」が抽出される。
【0080】パターンデータ抽出部23によって特定の
パターンデータが抽出されると、パターンデータ送信部
24から、携帯電話100に対して、抽出されたパター
ンデータの一覧が送信される(S208)。当該パター
ンデータの一覧には、パターンデータ名のみならず、当
該パターンデータを有するコンピュータウィルスの危険
度、当該パターンデータのサイズ、当該パターンデータ
の更新日などが含まれる。パターンデータ送信部24か
ら送信されたパターンデータの一覧は、携帯電話100
のパターンデータ送信要求送信部111によって受信さ
れる(S210)。
【0081】携帯電話100のパターンデータ送信要求
送信部111によって受信されたパターンデータの一覧
は、携帯電話100のディスプレイに表示される。携帯
電話100のユーザが、かかるパターンデータの一覧の
中から特定のパターンデータを選択すると(S21
2)、その選択結果は携帯電話100のパターンデータ
送信要求送信部111からサーバ装置20に対して送信
され(S214)、サーバ装置20のパターンデータ送
信要求受信部21によって受信される(S216)。
【0082】パターンデータ送信要求受信部21によっ
て上記選択結果が受信されると、パターンデータ抽出部
23により、携帯電話100のユーザによって選択され
たパターンデータが、携帯電話100に対して送信すべ
き特定のパターンデータとして再度抽出される(S21
8)。以下、S220〜S228の処理は、図4を用い
て説明したS108〜S116の処理と同様である。
【0083】続いて、本実施形態にかかる情報送信シス
テムの作用及び効果について説明する。本実施形態にか
かる情報送信システム2も、上記第1の実施形態にかか
る情報送信システム1と同様に、コンピュータウィルス
検出用のパターンデータをサーバ装置20から携帯電話
100に対して送信するに際し、携帯電話100の機種
名に基づいて特定のパターンデータを抽出し、抽出され
た特定のパターンデータを携帯電話100に対して送信
する。したがって、サーバ装置20から携帯電話100
に対して送信されるパターンデータの量、携帯電話10
0に格納されるパターンデータの量、携帯電話100で
比較されるパターンデータの量を、携帯電話100のハ
ードウェアやソフトウェアに合わせて効率よく低減する
ことができる。その結果、携帯電話100におけるコン
ピュータウィルスの検出を効率よく行うことが可能とな
る。
【0084】また、本実施形態にかかる情報送信システ
ム2は、特に、携帯電話100のオペレーティングシス
テムに基づいて特定のパターンデータを抽出し、抽出さ
れた特定のパターンデータを携帯電話100に対して送
信する。したがって、同一機種でありながら搭載される
オペレーティングシステム(特にオペレーティングシス
テムのバーション)が異なるような場合であっても、サ
ーバ装置20から携帯電話100に対して送信されるパ
ターンデータの量、携帯電話100に格納されるパター
ンデータの量、携帯電話100で比較されるパターンデ
ータの量を、携帯電話100のオペレーティングシステ
ムに合わせて効率よく低減することができる。
【0085】さらに、本実施形態にかかる情報送信シス
テム2は、パターンデータ抽出部23によって抽出され
た特定のパターンデータの一覧を携帯電話100に対し
て送信し、当該特定のパターンデータのうち携帯電話1
00のユーザによって選択されたパターンデータを携帯
電話100に対して送信する。したがって、携帯電話1
00のユーザは、既に入手しているパターンデータや、
携帯電話100には影響がないと考えるコンピュータウ
ィルスのパターンデータなどを選択しないことも可能と
なる。その結果、サーバ装置20から携帯電話100に
対して送信されるパターンデータの量、携帯電話100
に格納されるパターンデータの量、携帯電話100で比
較されるパターンデータの量をさらに低減することがで
きる。その結果、携帯電話100におけるコンピュータ
ウィルスの検出をさらに効率よく行うことが可能とな
る。
【0086】本実施形態においては、携帯電話100に
関する端末情報がサーバ装置20に格納されていたが、
以下、端末情報のサーバ装置20への格納処理について
説明する。
【0087】まず、ユーザ情報を記録したICチップで
あるUIM(あるいはSIM)を搭載しない携帯電話か
ら、当該携帯電話の端末情報をサーバ装置20に格納す
る処理について説明する。図11は、サーバ装置20へ
の端末情報格納処理の流れを示すフローチャートであ
る。携帯電話100は、携帯電話の利用契約時に、移動
体通信事業者のサーバ装置などから、当該携帯電話10
0のユーザ情報(例えば当該携帯電話100に割り当て
られた電話番号)を受信する(S240)。携帯電話1
00によって受信されたユーザ情報は、一旦、携帯電話
100のメモリに格納される(S242)。
【0088】その後、携帯電話100のメモリに格納さ
れたユーザ情報は、同じくメモリにあらかじめ書き込ま
れていた当該携帯電話100の機種名、オペレーティン
グシステム名などとともに、端末情報としてサーバ装置
20に送信され(S244)、サーバ装置20によって
受信される(S246)。サーバ装置20によって受信
された端末情報は、サーバ装置20の格納部21の端末
情報データベース21aに格納される(S248)。
尚、通信回線の状態によってS244〜S246の処理
が成功しないときは、S244〜S246の処理が一定
時間間隔で繰り返される。
【0089】続いて、ユーザ情報を記録したICチップ
であるUIM(あるいはSIM)を搭載した携帯電話か
ら、当該携帯電話の端末情報をサーバ装置20に格納す
る処理について説明する。図12は、サーバ装置20へ
の端末情報格納処理の流れを示すフローチャートであ
る。UIMには、あらかじめ当該UIMのユーザ情報
(例えば当該UIMに割り当てられた電話番号)が格納
されている。UIMが挿入された状態で携帯電話100
の電源が投入されると(あるいは、電源が投入された状
態で携帯電話100にUIMが挿入されると)、携帯電
話100のメモリからユーザ情報が読み出される(S2
50)。
【0090】ここで、携帯電話100のメモリからユー
ザ情報が読み出せなかった場合、すなわち携帯電話10
0のメモリにユーザ情報が格納されていなかった場合、
UIMからユーザ情報が読み出され(S252)、UI
Mから読み出されたユーザ情報が携帯電話100のメモ
リに格納される(S254)。
【0091】一方、携帯電話100のメモリからユーザ
情報が読み出せた場合、すなわち携帯電話100のメモ
リにユーザ情報が格納されていた場合、UIMからユー
ザ情報が読み出され(S256)、携帯電話100のメ
モリから読み出されたユーザ情報とUIMから読み出さ
れたユーザ情報とが比較される(S258)。携帯電話
100のメモリから読み出されたユーザ情報とUIMか
ら読み出されたユーザ情報とが比較された結果、両者が
異なる場合は、UIMから読み出されたユーザ情報が携
帯電話100のメモリに格納される(S254)。すな
わち、携帯電話100のメモリに格納されているユーザ
情報がUIMから読み出されたユーザ情報に更新され
る。一方、両者が同一である場合は、携帯電話100の
メモリに格納されているユーザ情報の更新は行われな
い。
【0092】その後、携帯電話100のメモリに格納さ
れたユーザ情報は、同じくメモリにあらかじめ書き込ま
れていた当該携帯電話100の機種名、オペレーティン
グシステム名などとともに、端末情報としてサーバ装置
20に送信され(S260)、サーバ装置20によって
受信される(S262)。サーバ装置20によって受信
された端末情報は、サーバ装置20の格納部21の端末
情報データベース21aに格納される(S264)。
尚、通信回線の状態によって、S260〜S262の処
理が成功しないときは、S260〜S262の処理が一
定時間間隔で繰り返される。
【0093】また、本実施形態にかかる情報送信システ
ム2においては、携帯電話100の機種名、オペレーテ
ィングシステム名に基づいて特定のパターンデータを抽
出していたが、これは、デバイスドライバなどのシステ
ム制御プログラム名(バーション情報を含む)、携帯電
話100のユーザのサービス契約情報、携帯電話100
のユーザの通信履歴など、他の端末情報に基づいて抽出
するようにしても良い。
【0094】(第3の実施形態)続いて、本発明の第3
の実施形態にかかる情報送信システムについて説明す
る。尚、本実施形態にかかる情報送信システムは、本発
明の実施形態にかかるサーバ装置を含んでいる。
【0095】まず、本実施形態にかかる情報送信システ
ムの構成について説明する。本実施形態にかかる情報送
信システムのハードウェア構成は、図1及び図30を用
いて説明した上記第1の実施形態にかかる情報送信シス
テム1のハードウェア構成と同様である。
【0096】図13は、本実施形態にかかる情報送信シ
ステム3のシステム構成図である。情報送信システム3
のサーバ装置30は、コンピュータウィルス検出用のパ
ターンデータを携帯電話100に対して送信するサーバ
装置であって、機能的には、格納部31と、パターンデ
ータ送信要求受信部32と、パターンデータ抽出部33
(抽出手段)と、パターンデータ送信部34(送信手
段)とを備えて構成される。ここで、格納部31は、図
1に示す格納装置10cに対応する。また、パターンデ
ータ送信要求受信部32と、パターンデータ抽出部33
と、パターンデータ送信部34とは、図1に示す格納装
置10cに格納されたソフトウェアがCPU10aによ
って実行されることにより実現する。以下、各構成要素
について詳細に説明する。
【0097】格納部31には、ダウンロード履歴データ
ベース31aとパターンデータデータベース32bとが
格納されている。図14は、ダウンロード履歴データベ
ース31aの構成図である。ダウンロード履歴データベ
ース31aには、携帯電話の電話番号と、当該携帯電話
にダウンロードされた(当該携帯電話によって受信され
た)アプリケーションプログラム名とが関連付けて格納
されている。ここで、サーバ装置30は、アプリケーシ
ョンプログラムを携帯電話に送信するアプリケーション
サーバの機能を有しており、サーバ装置30から携帯電
話にアプリケーションプログラムがダウンロードされる
たびに、ダウンロード履歴データベース31aが更新さ
れる。
【0098】図15は、パターンデータデータベース3
1bの構成図である。パターンデータデータベース31
bには、パターンデータと、当該パターンデータを用い
てコンピュータウィルスの有無を検出する対象となるア
プリケーションプログラム名とが関連付けて格納されて
いる。
【0099】図13に戻って、パターンデータ送信要求
受信部32は、携帯電話100から送信されるパターン
データ送信要求を受信する。パターンデータ送信要求に
は、携帯電話100の電話番号が含まれる。尚、携帯電
話100の電話番号は、パターンデータ送信要求に含ま
せず、コネクションの確立時にサーバ装置30が取得す
る態様も考えられる。
【0100】パターンデータ抽出部33は、携帯電話1
00におけるアプリケーションプログラムのダウンロー
ド履歴(端末情報)に基づいて、複数のパターンデータ
の中から特定のパターンデータを抽出する。より詳細に
は、パターンデータ抽出部33は、まず、パターンデー
タ送信要求に含まれる電話番号をキーにして、格納部3
1のダウンロード履歴データベース31aから携帯電話
100にダウンロードされたアプリケーションプログラ
ム名を抽出する。パターンデータ抽出部33は、続い
て、上述のごとく抽出されたアプリケーションプログラ
ム名をキーにして、格納部31のパターンデータデータ
ベース31bに格納されているパターンデータの中か
ら、当該アプリケーションプログラムが検出対象となっ
ているコンピュータウィルスのパターンデータを抽出す
る。
【0101】パターンデータ送信部34は、パターンデ
ータ抽出部33によって抽出されたパターンデータを、
携帯電話100に対して送信する。
【0102】尚、情報送信システム3の携帯電話100
は、上記第1の実施形態にかかる情報送信システム1の
携帯電話100と同様の構成を有する。
【0103】続いて、本実施形態にかかる情報送信シス
テムの動作について説明し、併せて、本発明の実施形態
にかかる情報送信方法について説明する。図16は、本
実施形態にかかる情報送信システム3の動作を示すフロ
ーチャートである。本実施形態にかかる情報送信システ
ム3において、サーバ装置30から携帯電話100に対
してコンピュータウィルス検出用のパターンデータを送
信するに際しては、まず、携帯電話100のパターンデ
ータ送信要求送信部111からサーバ装置10に対し
て、パターンデータ送信要求が送信される(S30
2)。ここで、パターンデータ送信要求には、携帯電話
100の電話番号が含まれる。携帯電話100から送信
されたパターンデータ送信要求は、サーバ装置30のパ
ターンデータ送信要求受信部32によって受信される
(S304)。
【0104】サーバ装置30のパターンデータ送信要求
受信部32によってパターンデータ送信要求が受信され
ると、パターンデータ抽出部33により、携帯電話10
0におけるアプリケーションプログラムのダウンロード
履歴に基づいて、複数のパターンデータの中から特定の
パターンデータが抽出される(S306)。より詳細に
は、まず、パターンデータ送信要求に含まれる電話番号
をキーにして、格納部31のダウンロード履歴データベ
ース31aから携帯電話100にダウンロードされたア
プリケーションプログラム名が抽出される。続いて、上
述のごとく抽出されたアプリケーションプログラム名を
キーにして、格納部31のパターンデータデータベース
31bに格納されているパターンデータの中から、当該
アプリケーションプログラムが検出対象となっているコ
ンピュータウィルスのパターンデータが抽出される。例
えば、携帯電話100の電話番号が「090−0000
−0000」である場合、まず、図14に示すダウンロ
ード履歴データベース31aから、当該携帯電話100
にダウンロードされたアプリケーションプログラム名と
して「アプリケーションプログラム1」、「アプリケー
ションプログラム2」が抽出される。続いて、図15に
示すパターンデータデータベース31bから、「アプリ
ケーションプログラム1」が検出対象となっているコン
ピュータウィルスのパターンデータとして「パターンデ
ータ1」、「パターンデータ3」、「パターンデータ
5」が抽出され、また、「アプリケーションプログラム
2」が検出対象となっているコンピュータウィルスのパ
ターンデータとして「パターンデータ6」が抽出され
る。以下、S308〜S316の処理は、図4を用いて
説明したS108〜S116の処理と同様である。
【0105】続いて、本実施形態にかかる情報送信シス
テムの作用及び効果について説明する。コンピュータウ
ィルスには、特定のアプリケーションプログラムに依存
して存在するものも多い。この点、本実施形態にかかる
情報送信システム3は、携帯電話100におけるアプリ
ケーションプログラムのダウンロード履歴に基づいて特
定のパターンデータを抽出し、抽出された特定のパター
ンデータを携帯電話100に対して送信する。したがっ
て、サーバ装置30から携帯電話100に対して送信さ
れるパターンデータの量、携帯電話100に格納される
パターンデータの量、携帯電話100で比較されるパタ
ーンデータの量を、当該携帯電話100にダウンロード
されたアプリケーションプログラムに合わせて効率よく
低減することができる。その結果、携帯電話100にお
けるコンピュータウィルスの検出を効率よく行うことが
可能となる。
【0106】尚、本実施形態にかかる情報送信システム
3においては、アプリケーションプログラムのダウンロ
ード履歴に基づいてパターンデータを抽出し、抽出され
たパターンデータを携帯電話100に送信していたが、
これは、アプリケーションプログラム以外のデータのダ
ウンロード履歴に基づいてパターンデータを抽出し、抽
出されたパターンデータを携帯電話100に送信しても
よい。アプリケーションプログラム以外のデータとして
は、例えば、オペレーティングシステム、デバイスドラ
イバなどのシステム制御プログラム、ドキュメントファ
イルやスプレッドシートなどのデータファイルなどが該
当する。
【0107】(第4の実施形態)続いて、本発明の第4
の実施形態にかかる情報送信システムについて説明す
る。尚、本実施形態にかかる情報送信システムは、本発
明の実施形態にかかるサーバ装置を含んでいる。
【0108】まず、本実施形態にかかる情報送信システ
ムの構成について説明する。本実施形態にかかる情報送
信システムのハードウェア構成は、図1及び図30を用
いて説明した上記第1の実施形態にかかる情報送信シス
テム1のハードウェア構成と同様である。
【0109】図17は、本実施形態にかかる情報送信シ
ステム4のシステム構成図である。情報送信システム4
のサーバ装置40は、コンピュータウィルス検出用のパ
ターンデータを携帯電話100に対して送信するサーバ
装置であって、機能的には、格納部41と、パターンデ
ータ送信要求受信部42と、パターンデータ抽出部43
(抽出手段)と、パターンデータ送信部44(送信手
段)と、パターンデータ比較部45(検出手段)と、コ
ンピュータウィルス処理部46とを備えて構成される。
ここで、格納部41は、図1に示す格納装置10cに対
応する。また、パターンデータ送信要求受信部42と、
パターンデータ抽出部43と、パターンデータ送信部4
4と、パターンデータ比較部45と、コンピュータウィ
ルス処理部46とは、図1に示す格納装置10cに格納
されたソフトウェアがCPU10aによって実行される
ことにより実現する。以下、各構成要素について詳細に
説明する。
【0110】格納部41には、アプリケーションプログ
ラムデータベース41aと、ダウンロード履歴データベ
ース41bとパターンデータデータベース41cとが格
納されている。図18は、アプリケーションプログラム
データベース41aの構成図である。アプリケーション
プログラムデータベース41aには、サーバ装置40に
存在するアプリケーションプログラム名が格納されてい
る。ダウンロード履歴データベース41bは、図14を
用いて説明したダウンロード履歴データベース31aと
同様の構成となっている。
【0111】図19は、パターンデータデータベース4
1cの構成図である。パターンデータデータベース41
cには、パターンデータと、当該パターンデータを用い
てコンピュータウィルスの有無を検出する対象となるア
プリケーションプログラム名とが関連付けて格納されて
いる。
【0112】図17に戻って、パターンデータ送信要求
受信部42は、携帯電話100から送信されるパターン
データ送信要求を受信する。パターンデータ送信要求に
は、携帯電話100の電話番号が含まれる。尚、携帯電
話100の電話番号は、パターンデータ送信要求に含ま
せず、コネクションの確立時にサーバ装置40が取得す
る態様も考えられる。
【0113】パターンデータ抽出部43は、携帯電話1
00におけるアプリケーションプログラムのダウンロー
ド履歴に基づいて、複数のパターンデータの中から特定
のパターンデータを抽出する。より詳細には、パターン
データ抽出部43は、まず、パターンデータ送信要求に
含まれる電話番号をキーにして、格納部41のダウンロ
ード履歴データベース41bから携帯電話100にダウ
ンロードされたアプリケーションプログラム名を抽出す
る。パターンデータ抽出部43は、続いて、上述のごと
く抽出されたアプリケーションプログラム名をキーにし
て、格納部41のパターンデータデータベース41cに
格納されているパターンデータの中から、当該アプリケ
ーションプログラムが検出対象となっているコンピュー
タウィルスのパターンデータを抽出する。
【0114】パターンデータ送信部44は、格納部41
のアプリケーションプログラムデータベース41aを参
照し、パターンデータ抽出部43によって抽出されたア
プリケーションプログラムそれぞれが、サーバ装置40
に存在するか否かを判断する。サーバ装置40に存在し
ないアプリケーションプログラムについてはサーバ装置
40においてコンピュータウィルスが含まれるか否かを
検出することはできない。したがって、パターンデータ
送信部44は、サーバ装置40に存在しないアプリケー
ションプログラムが検出対象となっているコンピュータ
ウィルスのパターンデータを、携帯電話100に対して
送信する。一方、サーバ装置40に存在するアプリケー
ションプログラムについてはサーバ装置40においてコ
ンピュータウィルスが含まれるか否かを検出することが
できる。そこで、パターンデータ送信部44は、サーバ
装置40に存在アプリケーションプログラムが検出対象
となっているコンピュータウィルスのパターンデータに
ついては、携帯電話100に対して送信しない。
【0115】パターンデータ比較部45は、パターンデ
ータ抽出部43によって抽出されたパターンデータを用
いて、サーバ装置40に存在するアプリケーションプロ
グラムについてコンピュータウィルスが含まれるか否か
を検出する。より詳細には、パターンデータ抽出部43
によって抽出されたパターンデータとアプリケーション
プログラムとを比較し、アプリケーションプログラムに
上記パターンデータと一致する部分が有るか否かを判断
する。ここで、パターンデータ比較部45は、アプリケ
ーションプログラムに上記パターンデータと一致する部
分が有る場合、当該アプリケーションプログラムにコン
ピュータウィルスが含まれると判断し、アプリケーショ
ンプログラムに上記パターンデータと一致する部分が無
い場合、当該アプリケーションプログラムにコンピュー
タウィルスは含まれないと判断する。
【0116】コンピュータウィルス処理部46は、パタ
ーンデータ比較部45によって特定のアプリケーション
プログラムにコンピュータウィルスが含まれると判断さ
れた場合、あらかじめ定められた設定情報に基づき、サ
ーバ装置40の管理者への警告処理、当該アプリケーシ
ョンプログラムのダウンロード禁止処理、当該アプリケ
ーションプログラムの削除処理などを行う。また、コン
ピュータウィルス処理部46は、特定のアプリケーショ
ンプログラムにコンピュータウィルスが含まれる旨の警
告を上記携帯電話100に対して送信する。
【0117】尚、情報送信システム4の携帯電話100
は、上記第1の実施形態にかかる情報送信システム1の
携帯電話100と同様の構成を有する。
【0118】続いて、本実施形態にかかる情報送信シス
テムの動作について説明し、併せて、本発明の実施形態
にかかる情報送信方法について説明する。図20は、本
実施形態にかかる情報送信システム4の動作を示すフロ
ーチャートである。本実施形態にかかる情報送信システ
ム4において、サーバ装置40から携帯電話100に対
してコンピュータウィルス検出用のパターンデータを送
信するに際しては、まず、携帯電話100のパターンデ
ータ送信要求送信部111からサーバ装置40に対し
て、パターンデータ送信要求が送信される(S40
2)。ここで、パターンデータ送信要求には、携帯電話
100の電話番号が含まれる。携帯電話100から送信
されたパターンデータ送信要求は、サーバ装置40のパ
ターンデータ送信要求受信部42によって受信される
(S404)。
【0119】サーバ装置40のパターンデータ送信要求
受信部42によってパターンデータ送信要求が受信され
ると、パターンデータ抽出部43により、携帯電話10
0におけるアプリケーションプログラムのダウンロード
履歴に基づいて、複数のパターンデータの中から特定の
パターンデータが抽出される(S406)。より詳細に
は、まず、パターンデータ送信要求に含まれる電話番号
をキーにして、格納部41のダウンロード履歴データベ
ース41bから携帯電話100にダウンロードされたア
プリケーションプログラム名が抽出される。続いて、上
述のごとく抽出されたアプリケーションプログラム名を
キーにして、格納部41のパターンデータデータベース
41cに格納されているパターンデータの中から、当該
アプリケーションプログラムが検出対象となっているコ
ンピュータウィルスのパターンデータが抽出される。例
えば、携帯電話100の電話番号が「090−0000
−0000」である場合、まず、図14に示すダウンロ
ード履歴データベース31aと同様の構成を有するダウ
ンロード履歴データベース41bから、当該携帯電話1
00にダウンロードされたアプリケーションプログラム
名として「アプリケーションプログラム1」、「アプリ
ケーションプログラム2」が抽出される。続いて、図1
9に示すパターンデータデータベース41cから、「ア
プリケーションプログラム1」が検出対象となっている
コンピュータウィルスのパターンデータとして「パター
ンデータ1」が抽出され、また、「アプリケーションプ
ログラム2」が検出対象となっているコンピュータウィ
ルスのパターンデータとして「パターンデータ2」が抽
出される。
【0120】続いて、パターンデータ送信部44によ
り、格納部41のアプリケーションプログラムデータベ
ース41aが参照され、パターンデータ抽出部43によ
って抽出されたアプリケーションプログラムそれぞれ
が、サーバ装置40に存在するか否かが判断される。こ
こで、サーバ装置40に存在しないアプリケーションプ
ログラムについてはサーバ装置40においてコンピュー
タウィルスが含まれるか否かを検出することはできな
い。したがって、サーバ装置40に存在しないアプリケ
ーションプログラムが検出対象となっているコンピュー
タウィルスのパターンデータについては、携帯電話10
0に対して送信される(S408)。尚、サーバ装置4
0に存在するアプリケーションプログラムが検出対象と
なっているコンピュータウィルスのパターンデータにつ
いては、携帯電話100に対して送信されない。以下、
S410〜S416の処理は、図4を用いて説明したS
110〜S116の処理と同様である。
【0121】一方、サーバ装置40に存在するアプリケ
ーションプログラムについてはサーバ装置40において
コンピュータウィルスが含まれるか否かを検出すること
ができるため、パターンデータ比較部45により、コン
ピュータウィルスが含まれるか否かが検出される(S4
18)。より詳細には、パターンデータ抽出部43によ
って抽出されたパターンデータとアプリケーションプロ
グラムとが比較され、アプリケーションプログラムに上
記パターンデータと一致する部分が有るか否かが判断さ
れる。ここで、アプリケーションプログラムに上記パタ
ーンデータと一致する部分が有る場合、当該アプリケー
ションプログラムにコンピュータウィルスが含まれると
判断され、アプリケーションプログラムに上記パターン
データと一致する部分が無い場合、当該アプリケーショ
ンプログラムにコンピュータウィルスは含まれないと判
断される。
【0122】例えば、パターンデータ抽出部43によっ
て「アプリケーションプログラム1」と「アプリケーシ
ョンプログラム2」との2つのアプリケーションプログ
ラムが抽出された場合、図18に示すアプリケーション
プログラムデータベース41aを参照すると、「アプリ
ケーションプログラム2」はサーバ装置40に存在しな
いため、「アプリケーションプログラム2」が検出対象
となっているコンピュータウィルスのパターンデータで
ある「パターンデータ2」が携帯電話100に送信され
る。一方、「アプリケーションプログラム1」はサーバ
装置40に存在するため、「アプリケーションプログラ
ム1」が検出対象となっているコンピュータウィルスの
パターンデータである「パターンデータ1」は携帯電話
100に送信されず、サーバ装置40のパターンデータ
比較部45により、「パターンデータ1」を用いて「ア
プリケーションプログラム1」にコンピュータウィルス
が含まれるか否かの検出が行われる。
【0123】パターンデータ比較部45によって特定の
アプリケーションプログラムにコンピュータウィルスが
含まれると判断された場合、コンピュータウィルス処理
部46により、あらかじめ定められた設定情報に基づ
き、サーバ装置40の管理者への警告処理、当該アプリ
ケーションプログラムのダウンロード禁止処理、当該ア
プリケーションプログラムの削除処理などが行われる
(S420)。また、パターンデータ比較部45によっ
て特定のアプリケーションプログラムにコンピュータウ
ィルスが含まれると判断された場合、コンピュータウィ
ルス処理部46から携帯電話100に対して、当該特定
のアプリケーションプログラムにコンピュータウィルス
が含まれる旨の警告が送信され(S422)、携帯電話
100のコンピュータウィルス処理部115よって受信
される(S424)。
【0124】上記警告が携帯電話100によって受信さ
れると、携帯電話100において、あらかじめ定められ
た設定情報に基づき、コンピュータウィルス処理部11
5により、携帯電話100のユーザへの警告処理、当該
アプリケーションプログラムの実行禁止処理、当該アプ
リケーションプログラムの修復処理などが行われる(S
426)。
【0125】続いて、本実施形態にかかる情報送信シス
テムの作用及び効果について説明する。本実施形態にか
かる情報送信システム4も、上記第3の実施形態にかか
る情報送信システム3と同様に、携帯電話100におけ
るアプリケーションプログラムのダウンロード履歴に基
づいて特定のパターンデータを抽出し、抽出された特定
のパターンデータを携帯電話100に対して送信する。
したがって、サーバ装置40から携帯電話100に対し
て送信されるパターンデータの量、携帯電話100に格
納されるパターンデータの量、携帯電話100で比較さ
れるパターンデータの量を、当該携帯電話100にダウ
ンロードされたアプリケーションプログラムに合わせて
効率よく低減することができる。その結果、携帯電話1
00におけるコンピュータウィルスの検出を効率よく行
うことが可能となる。
【0126】また、本実施形態にかかる情報送信システ
ム4は、サーバ装置40に存在するアプリケーションプ
ログラムについてはサーバ装置40においてコンピュー
タウィルスが含まれるか否かを検出する。したがって、
サーバ装置40に存在するアプリケーションプログラム
に関してはコンピュータウィルスが含まれるか否かを検
出するためのパターンデータを携帯電話100に対して
送信する必要が無くなる。その結果、サーバ装置40か
ら携帯電話100に対して送信されるパターンデータの
量、携帯電話100に格納されるパターンデータの量、
携帯電話100で比較されるパターンデータの量をさら
に低減することができる。
【0127】(第5の実施形態)続いて、本発明の第5
の実施形態にかかる情報送信システムについて説明す
る。尚、本実施形態にかかる情報送信システムは、本発
明の実施形態にかかるサーバ装置を含んでいる。
【0128】まず、本実施形態にかかる情報送信システ
ムの構成について説明する。本実施形態にかかる情報送
信システムのハードウェア構成は、図1及び図30を用
いて説明した上記第1の実施形態にかかる情報送信シス
テム1のハードウェア構成と同様である。
【0129】図21は、本実施形態にかかる情報送信シ
ステム5のシステム構成図である。情報送信システム5
のサーバ装置50は、コンピュータウィルス検出用のパ
ターンデータを携帯電話100に対して送信するサーバ
装置であって、機能的には、格納部51(第1の格納手
段)と、パターンデータ送信要求受信部52と、パター
ンデータ抽出部53(抽出手段)と、パターンデータ送
信部54(送信手段)と、パターンデータ比較部55
(検出手段)と、コンピュータウィルス処理部56と、
警告送信部57(第1の警告送信手段)とを備えて構成
される。ここで、格納部51は、図1に示す格納装置1
0cに対応する。また、パターンデータ送信要求受信部
52と、パターンデータ抽出部53と、パターンデータ
送信部54と、パターンデータ比較部55と、コンピュ
ータウィルス処理部56と、警告送信部57とは、図1
に示す格納装置10cに格納されたソフトウェアがCP
U10aによって実行されることにより実現する。
【0130】格納部51(アプリケーションプログラム
データベース51a、ダウンロード履歴データベース5
1b、パターンデータデータベース51cを含む)、パ
ターンデータ送信要求受信部52、パターンデータ抽出
部53、パターンデータ送信部54、パターンデータ比
較部55、コンピュータウィルス処理部56は、それぞ
れ、上記第4の実施形態にかかる情報送信システム4の
格納部41、パターンデータ送信要求受信部42、パタ
ーンデータ抽出部43、パターンデータ送信部44、パ
ターンデータ比較部45、コンピュータウィルス処理部
46と同様の構成となっている。
【0131】警告送信部57は、パターンデータ比較部
55によって特定のアプリケーションプログラムにコン
ピュータウィルスが含まれることが確認されたときに、
格納部51のダウンロード履歴データベース51bに格
納されたダウンロード履歴に基づいて、上記特定のアプ
リケーションプログラムをダウンロード(受信)した他
の携帯電話に対して警告を送信する。
【0132】尚、情報送信システム5の携帯電話100
は、上記第1の実施形態にかかる情報送信システム1の
携帯電話100と同様の構成を有する。
【0133】続いて、本実施形態にかかる情報送信シス
テムの動作について説明し、併せて、本発明の実施形態
にかかる情報送信方法について説明する。図22は、本
実施形態にかかる情報送信システム5の動作を示すフロ
ーチャートである。本実施形態にかかる情報送信システ
ム5におけるS502〜S526の処理は、図20を用
いて説明したS402〜S426の処理と同様である。
【0134】パターンデータ比較部55によって特定の
アプリケーションプログラムにコンピュータウィルスが
含まれることが確認されると、パターンデータ送信要求
を送信した携帯電話100に対して警告が送信される
(S522)とともに、警告送信部57により、上記特
定のアプリケーションプログラムをダウンロードした他
の携帯電話に対しても警告が送信され(S530)、当
該他の携帯電話によって受信される(S532)。より
詳細には、まず、コンピュータウィルスが含まれること
が確認されたアプリケーションプログラム名をキーにし
て、格納部51のダウンロード履歴データベース51b
が検索され、上記特定のアプリケーションプログラムを
ダウンロードした他の携帯電話の電話番号が抽出され
る。続いて、当該抽出された電話番号によって特定され
る携帯電話に対して、上記特定のアプリケーションプロ
グラムにコンピュータウィルスが含まれることが検出さ
れた旨の警告が送信される。尚、当該警告とともに、上
記特定のアプリケーションプログラムにコンピュータウ
ィルスが含まれるか否かを検出するために用いるパター
ンデータを上記他の携帯電話に送信してもよい。また、
上記特定のアプリケーションプログラムをダウンロード
した他の携帯電話の中から、携帯電話の機種名、メーカ
名、オペレーティングシステム名などに基づいて、警告
送信対象となる携帯電話を更に絞り込んでも良い。
【0135】例えば、電話番号が「090−0000−
0000」の携帯電話100から送信されたパターンデ
ータ送信要求に基づいて、パターンデータ比較部55が
コンピュータウィルスの検出を行ったところ、「アプリ
ケーションプログラム1」にコンピュータウィルスが含
まれることが検出されたとする。図14に示すダウンロ
ード履歴データベース31aと同様の構成を有するダウ
ンロード履歴データベース51bを参照すると、電話番
号が「090−0000−0000」の携帯電話100
のみならず、電話番号が「090−0000−000
1」の携帯電話も「アプリケーションプログラム1」を
ダウンロードしていることがわかる。その結果、電話番
号が「090−0000−0001」の携帯電話に対し
て警告が送信される。
【0136】続いて、本実施形態にかかる情報送信シス
テムの作用及び効果について説明する。本実施形態にか
かる情報送信システム5も、上記第3の実施形態にかか
る情報送信システム3と同様に、携帯電話100におけ
るアプリケーションプログラムのダウンロード履歴に基
づいて特定のパターンデータを抽出し、抽出された特定
のパターンデータを携帯電話100に対して送信する。
したがって、サーバ装置50から携帯電話100に対し
て送信されるパターンデータの量、携帯電話100に格
納されるパターンデータの量、携帯電話100で比較さ
れるパターンデータの量を、当該携帯電話100にダウ
ンロードされたアプリケーションプログラムに合わせて
効率よく低減することができる。その結果、携帯電話1
00におけるコンピュータウィルスの検出を効率よく行
うことが可能となる。
【0137】また、ある携帯電話100において特定の
アプリケーションプログラムにコンピュータウィルスが
含まれることが確認されたとき、当該特定のアプリケー
ションプログラムをダウンロードした他の携帯電話にも
コンピュータウィルスが存在している可能性が高い。こ
の点、本実施形態にかかる情報送信システム5は、アプ
リケーションプログラムのダウンロード履歴に基づい
て、当該特定のアプリケーションプログラムをダウンロ
ードした他の携帯電話に対して警告を送信する。したが
って、コンピュータウィルスが存在している可能性が高
い他の携帯電話に対して注意を喚起することができる。
その結果、警告を受けた他の携帯電話は、上記特定のア
プリケーションプログラムについて、コンピュータウィ
ルスに関する早期の対処を行うことが可能となり、コン
ピュータウィルスの蔓延を防止することができる。
【0138】上記実施形態にかかる情報送信システム5
においては、サーバ装置50のパターンデータ比較部5
5がコンピュータウィルスの有無を検出し、警告送信部
57が上記検出結果に基づいて他の携帯電話に警告を送
信していが、これは、携帯電話100がコンピュータウ
ィルスの有無を検出し、その検出結果を携帯電話100
がサーバ装置50に通知し、その通知に基づいて警告送
信部57が他の携帯電話に警告を送信するようにしても
良い。
【0139】(第6の実施形態)続いて、本発明の第6
の実施形態にかかる情報送信システムについて説明す
る。尚、本実施形態にかかる情報送信システムは、本発
明の実施形態にかかるサーバ装置を含んでいる。
【0140】まず、本実施形態にかかる情報送信システ
ムの構成について説明する。本実施形態にかかる情報送
信システムのハードウェア構成は、図1及び図30を用
いて説明した上記第1の実施形態にかかる情報送信シス
テム1のハードウェア構成と同様である。
【0141】図23は、本実施形態にかかる情報送信シ
ステム6のシステム構成図である。情報送信システム6
のサーバ装置60は、コンピュータウィルス検出用のパ
ターンデータを携帯電話100に対して送信するサーバ
装置であって、機能的には、格納部61(第2の格納手
段)と、パターンデータ送信要求受信部62と、パター
ンデータ抽出部63(抽出手段)と、パターンデータ送
信部64(送信手段)と、パターンデータ比較部65
(検出手段)と、コンピュータウィルス処理部66と、
警告送信部67(第2の警告送信手段)とを備えて構成
される。ここで、格納部61は、図1に示す格納装置1
0cに対応する。また、パターンデータ送信要求受信部
62と、パターンデータ抽出部63と、パターンデータ
送信部64と、パターンデータ比較部65と、コンピュ
ータウィルス処理部66と、警告送信部67とは、図1
に示す格納装置10cに格納されたソフトウェアがCP
U10aによって実行されることにより実現する。
【0142】パターンデータ送信要求受信部62、パタ
ーンデータ抽出部63、パターンデータ送信部64、パ
ターンデータ比較部65、コンピュータウィルス処理部
66は、それぞれ、上記第4の実施形態にかかる情報送
信システム4のパターンデータ送信要求受信部42、パ
ターンデータ抽出部43、パターンデータ送信部44、
パターンデータ比較部45、コンピュータウィルス処理
部46と同様の構成となっている。
【0143】格納部61には、アプリケーションプログ
ラムデータベース61aと、ダウンロード履歴データベ
ース61bと、パターンデータデータベース61cと、
通信履歴データベース61dとが格納されている。アプ
リケーションプログラムデータベース61aは、図18
に示すアプリケーションプログラムデータベース41a
と同様の構成になっている。図24は、ダウンロード履
歴データベース61bの構成図である。ダウンロード履
歴データベース61bには、携帯電話の電話番号と、当
該携帯電話にダウンロードされたアプリケーションプロ
グラム名と、当該携帯電話にダウンロードされたパター
ンデータ名とが関連付けて格納されている。パターンデ
ータデータベース61cは、図19に示すパターンデー
タデータベース41cと同様の構成になっている。図2
5は、通信履歴データベース61dの構成図である。通
信履歴データベース61dには、携帯電話の電話番号
と、当該携帯電話が通信を行った相手方携帯電話の電話
番号とが関連付けて格納されている。
【0144】図23に戻って、警告送信部67は、パタ
ーンデータ比較部65によって、特定の携帯電話100
にダウンロードされて当該携帯電話100のメモリに格
納された特定のアプリケーションプログラムにコンピュ
ータウィルスが含まれることが確認されたときに、格納
部61の通信履歴データベース61dに格納された通信
履歴に基づいて、上記特定の携帯電話100と通信した
他の携帯電話に対して警告を送信する。警告送信部67
は、また、格納部61のダウンロード履歴データベース
61bを参照し、上記他の携帯電話のうち上記特定のア
プリケーションプログラムにコンピュータウィルスが含
まれるか否かを検出するために用いるパターンデータを
未だダウンロードしていない携帯電話に対しては、当該
パターンデータを送信する。
【0145】尚、情報送信システム6の携帯電話100
は、上記第1の実施形態にかかる情報送信システム1の
携帯電話100と同様の構成を有する。
【0146】続いて、本実施形態にかかる情報送信シス
テムの動作について説明し、併せて、本発明の実施形態
にかかる情報送信方法について説明する。図26は、本
実施形態にかかる情報送信システム6の動作を示すフロ
ーチャートである。本実施形態にかかる情報送信システ
ム6におけるS602〜S626の処理は、図20を用
いて説明したS402〜S426の処理と同様である。
【0147】パターンデータ比較部65によって携帯電
話100にダウンロードされた特定のアプリケーション
プログラムにコンピュータウィルスが含まれることが確
認されると、当該携帯電話100に対して警告が送信さ
れる(S622)とともに、警告送信部67により、当
該携帯電話100と通信した他の携帯電話に対して警告
が送信される。より詳細には、まず、携帯電話100の
電話番号をキーにして格納部61の通信履歴データベー
ス61dが検索され、携帯電話100と通信した他の携
帯電話の電話番号が抽出される(S628)。
【0148】続いて、抽出された電話番号をキーにし
て、格納部61のダウンロード履歴データベース61b
が参照され、当該電話番号の携帯電話に対して上記特定
のアプリケーションプログラムにコンピュータウィルス
が含まれるか否かを検出するために用いるパターンデー
タが既に送信されているか否かが検出される。当該パタ
ーンデータが既に送信されている携帯電話に対しては、
当該パターデータは送信されず、上記特定のアプリケー
ションプログラムにコンピュータウィルスが含まれるこ
とが検出された旨の警告が送信され(S630)、当該
携帯電話によって受信される(S632)。一方、当該
パターンデータが未だ送信されていない携帯電話に対し
ては、上記警告とともに当該パターンデータが送信され
(S634)、当該携帯電話によって受信される(S6
36)。この場合、当該パターンデータが送信されるか
わりに、パターンデータのダウンロードを推奨する旨の
指示情報が送信されるようにしても良い。また、上記抽
出された携帯電話の中から、携帯電話の機種名、メーカ
名、オペレーティングシステム名などに基づいて、警告
送信対象となる携帯電話を更に絞り込んでも良い。
【0149】例えば、電話番号が「090−0000−
0000」の携帯電話100にダウンロードされた「ア
プリケーションプログラム1」にコンピュータウィルス
が含まれることが検出されたとする。ここで、図25に
示す通信履歴データベース61dを参照すると、電話番
号が「090−0000−0001」の携帯電話と電話
番号が「090−0000−0002」の携帯電話と
が、過去に携帯電話100と通信していることが分か
る。続いて、図24に示すダウンロード履歴データベー
ス61bを参照すると、電話番号が「090−0000
−0001」の携帯電話には「アプリケーションプログ
ラム1」にコンピュータウィルスが含まれるか否かを検
出するために用いる「パターンデータ1」が既にダウン
ロードされているため、警告のみが送信される。一方、
電話番号が「090−0000−0002」の携帯電話
には「アプリケーションプログラム1」にコンピュータ
ウィルスが含まれるか否かを検出するために用いる「パ
ターンデータ1」が未だダウンロードされていないた
め、警告とともに「パターンデータ1」が送信される。
【0150】続いて、本実施形態にかかる情報送信シス
テムの作用及び効果について説明する。本実施形態にか
かる情報送信システム6も、上記第3の実施形態にかか
る情報送信システム3と同様に、携帯電話100におけ
るアプリケーションプログラムのダウンロード履歴に基
づいて特定のパターンデータを抽出し、抽出された特定
のパターンデータを携帯電話100に対して送信する。
したがって、サーバ装置60から携帯電話100に対し
て送信されるパターンデータの量、携帯電話100に格
納されるパターンデータの量、携帯電話100で比較さ
れるパターンデータの量を、当該携帯電話100にダウ
ンロードされたアプリケーションプログラムに合わせて
効率よく低減することができる。その結果、携帯電話1
00におけるコンピュータウィルスの検出を効率よく行
うことが可能となる。
【0151】また、ある携帯電話100において特定の
アプリケーションプログラムにコンピュータウィルスが
含まれることが確認されたとき、当該携帯電話100と
通信した他の携帯電話にもコンピュータウィルスが存在
している可能性がある。本実施形態にかかる情報送信シ
ステム6は、格納部61の通信履歴データベース61d
に格納された複数の携帯電話相互間の通信履歴に基づい
て、当該携帯電話100と通信した他の携帯電話に対し
ても警告を送信する。従って、コンピュータウィルスが
存在している可能性がある他の携帯電話に対して注意を
喚起することができる。その結果、警告を受けた他の携
帯電話は、上記特定のアプリケーションプログラムにつ
いて、コンピュータウィルスに関する早期の対処を行う
ことが可能となり、コンピュータウィルスの蔓延を防止
することができる。
【0152】上記実施形態にかかる情報送信システム6
においては、サーバ装置60のパターンデータ比較部6
5がコンピュータウィルスの有無を検出し、警告送信部
67が上記検出結果に基づいて他の携帯電話に警告を送
信していが、これは、携帯電話100がコンピュータウ
ィルスの有無を検出し、その検出結果を携帯電話100
がサーバ装置60に通知し、その通知に基づいて警告送
信部67が他の携帯電話に警告を送信するようにしても
良い。
【0153】(第7の実施形態)続いて、本発明の第7
の実施形態にかかる情報送信システムについて説明す
る。尚、本実施形態にかかる情報送信システムは、本発
明の実施形態にかかるサーバ装置を含んでいる。
【0154】まず、本実施形態にかかる情報送信システ
ムの構成について説明する。本実施形態にかかる情報送
信システムのハードウェア構成は、図1及び図30を用
いて説明した上記第1の実施形態にかかる情報送信シス
テム1のハードウェア構成と同様である。
【0155】図27は、本実施形態にかかる情報送信シ
ステム7のシステム構成図である。情報送信システム7
のサーバ装置70は、コンピュータウィルス検出用のパ
ターンデータを携帯電話100に対して送信するサーバ
装置であって、機能的には、格納部71(第3の格納手
段)と、パターンデータ送信要求受信部72と、パター
ンデータ抽出部73(抽出手段)と、パターンデータ送
信部74(送信手段)と、コンピュータウィルス検出情
報受信部75(受信手段)と、警告送信部76(第3の
警告送信手段)とを備えて構成される。ここで、格納部
71は、図1に示す格納装置10cに対応する。また、
パターンデータ送信要求受信部72と、パターンデータ
抽出部73と、パターンデータ送信部74と、コンピュ
ータウィルス検出情報受信部75と、警告送信部76と
は、図1に示す格納装置10cに格納されたソフトウェ
アがCPU10aによって実行されることにより実現す
る。
【0156】パターンデータ送信要求受信部72、パタ
ーンデータ抽出部73、パターンデータ送信部74はそ
れぞれ、上記第1の実施形態にかかる情報送信システム
1のパターンデータ送信要求受信部12、パターンデー
タ抽出部13、パターンデータ送信部14と同様の構成
となっている。
【0157】格納部71には、パターンデータデータベ
ース71aと、コンピュータウィルス検出情報データベ
ース71bとが格納されている。パターンデータデータ
ベース71aは、図3を用いて説明したパターンデータ
データベース11aと同様の構成となっている。図28
は、コンピュータウィルス検出情報データベース71b
の構成図である。コンピュータウィルス検出情報データ
ベース71bには、パターンデータ名と、当該パターン
データの検出数と、当該パターンデータの検出数につい
て予め設定されたしきい値とが関連づけて格納されてい
る。
【0158】コンピュータウィルス検出情報受信部75
は、複数の携帯電話それぞれからから送信される、当該
携帯電話においてコンピュータウィルスが検出された旨
のコンピュータウィルス検出情報を受信する。コンピュ
ータウィルス検出情報には、当該携帯電話において検出
されたパターンデータが含まれる。ここで、コンピュー
タウィルス検出情報受信部75は、コンピュータウィル
ス検出情報を受信するたびに、コンピュータウィルス検
出情報に含まれるパターンデータを参照し、格納部71
のコンピュータウィルス検出情報データベース71bの
該当するパターンデータの検出数に1を加える。
【0159】警告送信部76は、コンピュータウィルス
検出情報受信部75によって受信されたコンピュータウ
ィルス検出情報の受信回数があらかじめ定められた一定
数以上となった場合に、警告送信対象となる携帯電話に
対して警告を送信する。より具体的には、格納部71の
コンピュータウィルス検出情報データベース71bのパ
ターンデータの検出数が、当該パターンデータの検出数
について予め設定されたしきい値以上となった場合に、
警告送信対象となる携帯電話について警告を送信する。
ここで、警告送信対象となる携帯電話とは、例えば、移
動体通信事業者と利用契約を結んでいる全ての携帯電話
であっても良いし、コンピュータウィルス検出サービス
の利用契約を行っている全ての携帯電話であっても良
い。
【0160】尚、情報送信システム7の携帯電話100
は、上記第1の実施形態にかかる情報送信システム1の
携帯電話100と同様の構成を有する。
【0161】続いて、本実施形態にかかる情報送信シス
テムの動作について説明し、併せて、本発明の実施形態
にかかる情報送信方法について説明する。図29は、本
実施形態にかかる情報送信システム7の動作を示すフロ
ーチャートである。本実施形態にかかる情報送信システ
ム7におけるS702〜S716の処理は、図4を用い
て説明したS102〜S116の処理と同様である。
【0162】本実施形態にかかる情報送信システム7に
おいては、さらに、携帯電話100のメモリに格納され
ているデータに特定のパターンデータと一致する部分が
含まれている場合、携帯電話100コンピュータウィル
ス処理部115からサーバ装置70に対して、当該のパ
ターンデータを含むコンピュータウィルス検出情報が送
信され(S718)、サーバ装置70のコンピュータウ
ィルス検出情報受信部75によって受信される(S72
0)。
【0163】コンピュータウィルス検出情報受信部75
によってコンピュータウィルス検出情報が受信される
と、コンピュータウィルス検出情報に含まれるパターン
データが参照され、格納部71のコンピュータウィルス
検出情報データベース71bの該当するパターンデータ
の検出数に1が加えられる(S722)。
【0164】また、格納部71のコンピュータウィルス
検出情報データベース71bは警告送信部76によって
定期的に参照されており、格納部71のコンピュータウ
ィルス検出情報データベース71bのパターンデータの
検出数が、当該パターンデータの検出数について予め設
定されたしきい値以上となった場合に、警告送信対象と
なる携帯電話に対して警告が送信される(S724)。
サーバ装置70から送信された警告は、警告送信対象と
なる携帯電話によって受信される(S726)。この場
合、警告送信対象となる携帯電話は、携帯電話の機種
名、メーカ名、オペレーティングシステム名などに基づ
いて、絞り込まれるようにしても良い。
【0165】続いて、本実施形態にかかる情報送信シス
テムの作用及び効果について説明する。本実施形態にか
かる情報送信システム7も、上記第1の実施形態にかか
る情報送信システム1と同様に、コンピュータウィルス
検出用のパターンデータをサーバ装置70から携帯電話
100に対して送信するに際し、携帯電話100の機種
名(ハードウェアとソフトウェアとの双方を特定する情
報である)に基づいて特定のパターンデータを抽出し、
抽出された特定のパターンデータを携帯電話100に対
して送信する。したがって、サーバ装置70から携帯電
話100に対して送信されるパターンデータの量、携帯
電話100に格納されるパターンデータの量、携帯電話
100で比較されるパターンデータの量を、携帯電話1
00のハードウェアやソフトウェアに合わせて効率よく
低減することができる。その結果、携帯電話100にお
けるコンピュータウィルスの検出を効率よく行うことが
可能となる。
【0166】また、本実施形態にかかる情報送信システ
ム7は、サーバ装置70が携帯電話からコンピュータウ
ィルス検出情報を受信し、コンピュータウィルス検出情
報の受信回数があらかじめ定められた一定数以上となっ
た場合に警告送信対象となる携帯電話に対して警告を送
信する。従って、携帯電話に対し、広く蔓延しているコ
ンピュータウィルスに関する注意を喚起することができ
る。
【0167】ここで、本実施形態にかかる情報送信シス
テム7は、携帯電話100の機種名に基づいて特定のパ
ターンデータを抽出し、抽出された特定のパターンデー
タを携帯電話100に対して送信していたが、これは、
上記各実施形態において説明したように、メモリ容量、
オペレーティングシステム、アプリケーションプログラ
ムのダウンロード履歴などに基づいて抽出された特定の
パターンデータを携帯電話100に対して送信するよう
にしても良い。
【0168】また、上記各実施形態にかかる情報送信シ
ステムにおいては、携帯電話100が、既に利用した
(比較処理の終了した)パターンデータを消去するよう
にしても良い。既に利用したパターンデータを消去する
ことによって、携帯電話100のメモリを有効に利用す
ることができる。パターンデータの消去に関しては以下
に示す態様がある。例えば、パターンデータの消去に関
しては以下に示す態様がある。例えば、パターンデータ
の消去は、パターンデータの全部分ではなく一部分に対
して行われるものとしてもよい。また、パターンデータ
の消去は、パターンデータにあらかじめ設定された有効
期限の途過に伴って開始されてもよいし、比較処理の終
了後一定時間経過後に開始されてもよい。更には、パタ
ーンデータの消去は、サーバ装置からの指示あるいは携
帯電話のユーザからの指示によって開始されてもよい。
また、コンピュータウィルスの検出またはデータの修復
処理が完了した後に開始されてもよい。
【0169】また、上記各実施形態にかかる情報送信シ
ステムの構成要素は、物理的に1つのサーバ装置に配置
されていたが、これは、物理的に複数のサーバ装置に分
散して配置されていても良い。例えば、第2の実施形態
にかかるサーバ装置20において、パターンデータ抽出
部23と端末情報データベース21aとが物理的に異な
るサーバ装置に存在し、パターンデータ抽出部23が物
理的な他のサーバ装置に対して端末情報を問い合わせる
ようにしても良い。
【0170】
【発明の効果】本発明のサーバ装置、情報送信システ
ム、情報送信方法は、コンピュータウィルス検出用のパ
ターンデータを移動通信端末に対して送信するに際し、
移動通信端末のハードウェアやソフトウェア、移動通信
端末におけるデータの受信履歴などの端末情報に基づい
て特定のパターンデータを抽出し、抽出された特定のパ
ターンデータを移動通信端末に対して送信する。したが
って、サーバ装置から移動通信端末に対して送信される
パターンデータの量、移動通信端末に格納されるパター
ンデータの量、移動通信端末で比較されるパターンデー
タの量を、当該移動通信端末の状態に合わせて効率よく
低減することができる。その結果、移動通信端末におけ
るコンピュータウィルスの検出を効率よく行うことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態にかかる情報送信システムのハ
ードウェア構成図である。
【図2】第1の実施形態にかかる情報送信システムのシ
ステム構成図である。
【図3】パターンデータデータベースの構成図である。
【図4】第1の実施形態にかかる情報送信システムの処
理の流れを示すフローチャートである。
【図5】パターンデータデータベースの構成図である。
【図6】第1の実施形態の変形例にかかる情報送信シス
テムの処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】第2の実施形態にかかる情報送信システムのシ
ステム構成図である。
【図8】端末情報データベースの構成図である。
【図9】パターンデータデータベースの構成図である。
【図10】第2の実施形態にかかる情報送信システムの
処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】サーバ装置への端末情報格納処理の流れを示
すフローチャートである。
【図12】サーバ装置への端末情報格納処理の流れを示
すフローチャートである。
【図13】第3の実施形態にかかる情報送信システムの
システム構成図である。
【図14】ダウンロード履歴データベースの構成図であ
る。
【図15】パターンデータデータベースの構成図であ
る。
【図16】第3の実施形態にかかる情報送信システムの
処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】第4の実施形態にかかる情報送信システムの
システム構成図である。
【図18】アプリケーションデータベースの構成図であ
る。
【図19】パターンデータデータベースの構成図であ
る。
【図20】第4の実施形態にかかる情報送信システムの
処理の流れを示すフローチャートである。
【図21】第5の実施形態にかかる情報送信システムの
システム構成図である。
【図22】第5の実施形態にかかる情報送信システムの
処理の流れを示すフローチャートである。
【図23】第6の実施形態にかかる情報送信システムの
システム構成図である。
【図24】ダウンロード履歴データベースの構成図であ
る。
【図25】通信履歴データベースの構成図である。
【図26】第6の実施形態にかかる情報送信システムの
処理の流れを示すフローチャートである。
【図27】第7の実施形態にかかる情報送信システムの
システム構成図である。
【図28】検出情報データベースの構成図である。
【図29】第7の実施形態にかかる情報送信システムの
処理の流れを示すフローチャートである。
【図30】第1の実施形態にかかる携帯電話のハードウ
ェア構成図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,6,7…情報送信システム、1
0,20,30,40,50,60,70…サーバ装
置、100…携帯電話、102…移動通信網、16…基
地局
フロントページの続き (72)発明者 加藤 達哉 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 石井 賢次 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 藤田 将成 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5B076 FD08 5K067 AA35 BB04 DD51 EE02 EE16 FF02 HH22 KK13

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータウィルス検出用のパターン
    データを移動通信端末に対して送信するサーバ装置にお
    いて、 前記移動通信端末に関する端末情報に基づいて、複数の
    パターンデータの中から特定のパターンデータを抽出す
    る抽出手段と、 前記抽出手段によって抽出された前記特定のパターンデ
    ータを前記移動通信端末に対して送信する送信手段とを
    備えたことを特徴とするサーバ装置。
  2. 【請求項2】 前記端末情報は、前記移動通信端末のハ
    ードウェアに関する情報であることを特徴とする請求項
    1に記載のサーバ装置。
  3. 【請求項3】 前記端末情報は、前記移動通信端末のメ
    モリ容量に関する情報であることを特徴とする請求項2
    に記載のサーバ装置。
  4. 【請求項4】 前記端末情報は、前記移動通信端末のソ
    フトウェアに関する情報であることを特徴とする請求項
    1に記載のサーバ装置。
  5. 【請求項5】 前記端末情報は、前記移動通信端末のオ
    ペレーティングシステムに関する情報であることを特徴
    とする請求項4に記載のサーバ装置。
  6. 【請求項6】 前記端末情報は、前記移動通信端末にお
    けるデータの受信履歴に関する情報であることを特徴と
    する請求項1に記載のサーバ装置。
  7. 【請求項7】 前記送信手段は、前記抽出手段によって
    抽出された前記特定のパターンデータの一覧を前記移動
    通信端末に対して送信するとともに、前記特定のパター
    ンデータのうち前記移動通信端末のユーザによって選択
    されたパターンデータを前記移動通信端末に対して送信
    することを特徴とする請求項1に記載のサーバ装置。
  8. 【請求項8】 前記抽出手段によって抽出された特定の
    パターンデータを用いて当該サーバ装置に存在するデー
    タについてコンピュータウィルスが含まれるか否かを検
    出する検出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項
    1に記載のサーバ装置。
  9. 【請求項9】 複数の移動通信端末それぞれにおけるデ
    ータの受信履歴に関する情報を格納する第1の格納手段
    と、 特定のデータにコンピュータウィルスが含まれることが
    確認されたときに、前記第1の格納手段に格納された前
    記受信履歴に関する情報に基づいて、前記特定のデータ
    を受信した他の移動通信端末に対して警告を送信する第
    1の警告送信手段とをさらに備えたことを特徴とする請
    求項1に記載のサーバ装置。
  10. 【請求項10】 複数の移動通信端末相互間の通信履歴
    に関する情報を格納する第2の格納手段と、 特定の移動通信端末に格納された特定のデータにコンピ
    ュータウィルスが含まれることが確認されたときに、前
    記第2の格納手段に格納された通信履歴に関する情報に
    基づいて、前記特定の移動通信端末と通信した他の移動
    通信端末に対して警告を送信する第2の警告送信手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のサー
    バ装置。
  11. 【請求項11】 前記移動通信端末から、コンピュータ
    ウィルスが検出された旨のコンピュータウィルス検出情
    報を受信する受信手段と、 前記受信手段によるコンピュータウィルス検出情報の受
    信回数があらかじめ定められた一定数以上となった場合
    に、警告送信対象となる移動通信端末に対して警告を送
    信する第3の警告送信手段とをさらに備えたことを特徴
    とする請求項1に記載のサーバ装置。
  12. 【請求項12】 サーバ装置から送信されるコンピュー
    タウィルス検出用のパターンデータを受信する移動通信
    端末において、 前記サーバ装置に対して当該移動通信端末に関する端末
    情報を送信する送信手段と、 前記送信手段によって送信された前記端末情報に基づい
    て前記サーバ装置において抽出され、送信される前記パ
    ターンデータを受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信された前記パターンデータを
    格納する格納手段とを備えたことを特徴とする移動通信
    端末。
  13. 【請求項13】 移動通信端末と、コンピュータウィル
    ス検出用のパターンデータを前記移動通信端末に対して
    送信するサーバ装置とを備えた情報送信システムにおい
    て、 前記サーバ装置は請求項1〜11のいずれか1項に記載
    のサーバ装置であることを特徴とする情報送信システ
    ム。
  14. 【請求項14】 移動通信端末と、 コンピュータウィルス検出用のパターンデータを前記移
    動通信端末に対して送信するサーバ装置とを備えた情報
    送信システムにおいて、 前記移動通信端末は、請求項12に記載の移動通信端末
    であり、 前記サーバ装置は請求項1〜11のいずれか1項に記載
    のサーバ装置であることを特徴とする情報送信システ
    ム。
  15. 【請求項15】 コンピュータウィルス検出用のパター
    ンデータをサーバ装置から移動通信端末に対して送信す
    る情報送信方法において、 前記サーバ装置が、前記移動通信端末に関する端末情報
    に基づいて、複数のパターンデータの中から特定のパタ
    ーンデータを抽出する抽出ステップと、 前記サーバ装置が、前記抽出ステップにおいて抽出され
    た前記特定のパターンデータを前記移動通信端末に対し
    て送信する送信ステップとを備えたことを特徴とする情
    報送信方法。
  16. 【請求項16】 前記端末情報は、前記移動通信端末の
    ハードウェアに関する情報であることを特徴とする請求
    項14に記載の情報送信方法。
  17. 【請求項17】 前記端末情報は、前記移動通信端末の
    メモリ容量に関する情報であることを特徴とする請求項
    16に記載の情報送信方法。
  18. 【請求項18】 前記端末情報は、前記移動通信端末の
    ソフトウェアに関する情報であることを特徴とする請求
    項15に記載の情報送信方法。
  19. 【請求項19】 前記端末情報は、前記移動通信端末の
    オペレーティングシステムに関する情報であることを特
    徴とする請求項18に記載の情報送信方法。
  20. 【請求項20】 前記端末情報は、前記移動通信端末に
    おけるデータの受信履歴に関する情報であることを特徴
    とする請求項15に記載の情報送信方法。
  21. 【請求項21】 前記送信ステップは、前記サーバ装置
    が、前記抽出ステップにおいて抽出された前記特定のパ
    ターンデータの一覧を前記移動通信端末に対して送信す
    るとともに、前記サーバ装置が、前記特定のパターンデ
    ータのうち前記移動通信端末のユーザによって選択され
    たパターンデータを前記移動通信端末に対して送信する
    ことを特徴とする請求項15に記載の情報送信方法。
  22. 【請求項22】 前記サーバ装置が、前記抽出ステップ
    において抽出された特定のパターンデータを用いて当該
    サーバ装置に存在するデータについてコンピュータウィ
    ルスが含まれるか否かを検出する検出ステップをさらに
    備えたことを特徴とする請求項15に記載の情報送信方
    法。
  23. 【請求項23】 複数の移動通信端末それぞれにおける
    データの受信履歴に関する情報を格納手段に格納してお
    き、 前記サーバ装置が、特定のデータにコンピュータウィル
    スが含まれることが確認されたときに、前記格納手段に
    格納された前記受信履歴に関する情報に基づいて、前記
    特定のデータを受信した他の移動通信端末に対して警告
    を送信する第1の警告送信ステップをさらに備えたこと
    を特徴とする請求項15に記載の情報送信方法。
  24. 【請求項24】 複数の移動通信端末相互間の通信履歴
    に関する情報を格納手段に格納しておき、 前記サーバ装置が、特定の移動通信端末に格納された特
    定のデータにコンピュータウィルスが含まれることが確
    認されたときに、前記格納手段に格納された通信履歴に
    関する情報に基づいて、前記特定の移動通信端末と通信
    した他の移動通信端末に対して警告を送信する第2の警
    告送信ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項
    15に記載の情報送信方法。
  25. 【請求項25】 前記サーバ装置が、前記移動通信端末
    から、コンピュータウィルスが検出された旨のコンピュ
    ータウィルス検出情報を受信する受信ステップと、 前記サーバ装置が、前記受信ステップにおけるコンピュ
    ータウィルス検出情報の受信回数があらかじめ定められ
    た一定数以上となった場合に、警告送信対象となる移動
    通信端末に対して警告を送信する第3の警告送信ステッ
    プとをさらに備えたことを特徴とする請求項15に記載
    の情報送信方法。
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