JP2022023496A - 搬送装置、搬送方法、ダイボンダ、およびボンディング方法 - Google Patents

搬送装置、搬送方法、ダイボンダ、およびボンディング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】被供給部材(例えば、基板)の温度プロファイルを管理できて、被供給部材へのワーク(チップ)の高品質な接着を行うことができる搬送装置、搬送方法、ダイボンダ、及びボンディング方法を提供する。【解決手段】吸着機構及び加熱機構を有し供給ポジションに配置されるシャトルと、被供給部材をシャトルまで搬送する被供給部材搬送機構と、吸着機構を介して被供給部材を吸着しているシャトルを順次所定ピッチで搬送して被供給部材の被供給部位を所定位置に供給するシャトル搬送機構とを備える。シャトルの加熱機構は、シャトルの搬送方向に沿って独立した温度制御が可能な複数の加熱ゾーンを形成する。シャトルの搬送動作に合わせて、加熱ゾーンが高温域と低温域とにシフトし、所定位置に対応する加熱ゾーンを所定高温域とする。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送装置、搬送方法、ダイボンダ、及びボンディング方法に関するものである。
リードフレームにチップをボンディングするボンディング装置は、例えば、特許文献1に記載のように、リードフレームのアイランド部をペースト塗布位置まで搬送して、そのアイランド部にペーストを塗布した後、さらにこのアイランド部をボンディング位置まで搬送し、このアイランド部にチップをボンディングするものである。ペースト塗布位置及びボンディング位置においては、リードフレームは、ペースト塗布作業やボンディング作業を安定させるために、バックアッププレートにて下方から支持される。
すなわち、予めチップ(半導体チップ)の裏面に貼付けられた接着フィルム(DAF:ダイアタッチフィルム)を加熱して基板(リードフレームもしくは有機基板)に貼付ける場合、ボンディング位置(ボンディングポジション)まで搬送された基板に精度よくかつ高品質(ボイドレス、接合強度均一)にチップを搭載するために、バックアッププレートを用いる。
この場合、図10(a)(b)に示すように、シャトル本体1上にバックアッププレート2を載置固定されてなるシャトル3を構成し、このシャトル3に基板4を吸着保持する。すなわち、このシャトル3には、加熱機構および吸着機構が設けられている。
加熱機構は、例えば、シャトル本体1に内蔵される電熱線と、この電熱線を加熱するための電源等とで構成している。また、吸着機構は、例えば、シャトル3(シャトル本体1とバックアッププレート2)に配設される吸引通路と、この吸引通路に接続される真空発生器とで構成され、吸引通路は、バックアッププレート2の上面に開口する吸着口が形成されている。
この場合、一つのバックアッププレート2で1枚の基板4に対応するもの(基板一括吸着/一括加熱)であって、バックアッププレート2に吸着保持された基板4におけるアイランド部4aにチップ5を搭載する。すなわち、搬送方向(長手方向)(図10(a)に示す矢印方向)と直交する方向の一列のアイランド部4aへのボンディングが完了した後に、このボンディングしている基板4を受けているシャトル3を下流側へ所定量だけ移動させて、次の一列のアイランド部4aへのボンディングを可能とする。この動作を順次行うことによって、基板4の全アイランド部4aにチップ5を搭載することができる。
また、図11に示すように、バックアッププレート2を複数枚(図例では3枚)に分割したものもある。この場合、各バックアッププレート2(2A,2B,2C)に対応してシャトル本体1も複数枚(図例では3枚)配置される。このため、3枚のシャトル3を有し、各シャトル3は吸着機構と加熱機構とを備えている。このため、各シャトル3の独立した温度管理が可能となっている。また、各シャトル3は固定され搬送不能となっている。
この場合、搬送方向上流側のバックアッププレート2Aを予熱ゾーンとし、真中のバックアッププレート2Bをボンディングゾーン(チップ搭載ゾーン)とし、搬送方向下流側のバックアッププレート2Cを後熱ゾーンとする。例えば、予熱ゾーンの温度を110℃とし、ボンディングゾーンの温度を130℃とし、後熱ゾーンの温度を80℃とする。なお、バックアッププレート2Aの幅寸法(搬送方向寸法)をW1とし、バックアッププレート2Bの幅寸法をWとし、バックアッププレート2Cの幅寸法をW2としたときに、W1<W<W2としている。
図11に示すような装置(搬送装置)を用いて、基板4のアイランド部4aにチップ5を搭載する場合は、図示省略の搬送機構にて、基板4を矢印方向にピッチ送りで搬送する。この場合、最下流の列のアイランド部がボンディングゾーン(バックアッププレート2B)上に搬送されてきた際に、基板4の搬送を停止し、この最下流の列のアイランド部にチップを搭載し、この最下流の列のアイランド部4aへのチップ5の搭載が完了すれば、基板4を下流側へ所定量(1ピッチ)だけ移動させて、次の一列のアイランド部4aへのボンディングを可能とする。この動作を順次行うことによって、基板4の全アイランド部4aにチップ5を搭載することができる。すなわち、基板4上のアイランド部4aを順次130℃に加熱されたボンディングゾーンへ搬送でき、このボンディングゾーンでチップ5を搭載することができる。
特許第6124969号公報
前記図10に示す搬送装置では、基板全面を一定の温度で加熱しながらプロファイルを作成することができない。また、部分的に加熱した基板のピッチ送りを繰り返すうちに熱による反りや皺が発生するという課題があった。
前記図11に示すものでは、基板をピッチ送りする必要があり、このピッチ送りとしては、基板をグリッパ(チャック部材)等で把持して送ることになる。このため、グリッパの開閉動作、基板吸着・開放動作、さらには、吸着時の基板押さえの押さえ・開放動作等を必要とする。このため、基板搬送時には搬送ズレが発生しやすく安定して基板を搬送できないおそれがある。しかも、レールにガイドされて基板が搬送されるので、基板に擦れが発生し、基板を損傷させるおそれもあった。さらには、各ポジション(予熱ゾーン、ボンディングゾーン、後熱ゾーン)毎に基板吸着時の補助の押さえを必要として、装置全体として部品点数が多くなって、組立性に劣ることになる。
本発明は、上記課題に鑑みて、被供給部材(例えば、基板)の温度プロファイルを管理できて、被供給部材へのワーク(チップ)の高品質な接着を行うことができる搬送装置、搬送方法、ダイボンダ、及びボンディング方法を提供する。
本発明の搬送装置は、ワークを被供給部材の被供給部位に供給するために、被供給部材を供給ポジションに順次搬送する搬送装置であって、吸着機構及び加熱機構を有し供給ポジションに配置されるシャトルと、被供給部材をシャトルまで搬送する被供給部材搬送機構と、吸着機構を介して被供給部材を吸着しているシャトルを順次所定ピッチで搬送して被供給部材の被供給部位を所定位置に供給するシャトル搬送機構とを備え、前記シャトルの加熱機構は、単一の加熱ゾーン若しくはシャトルの搬送方向に沿って独立した温度制御が可能な複数の加熱ゾーンを形成し、シャトルの搬送動作に合わせて、加熱ゾーンが高温域と低温域とにシフトし、前記所定位置に対応する加熱ゾーンを所定高温域とするものである。
本発明の搬送装置によれば、シャトルは単一の加熱ゾーン若しくはシャトルの搬送方向に沿って独立した温度制御が可能な複数の加熱ゾーンが形成され、被供給部材の被供給部位(例えば、チップを搭載する位置)に対応する加熱ゾーンを所定高温域とできる。しかも、各加熱ゾーンはそれぞれ独立して温度制御できる。このため、被供給部材(例えば、基板)の温度プロファイルを管理できる。温度制御できるので、加熱ゾーンの冷却も可能である。
各加熱ゾーンは、加熱ゾーン毎に均一に加熱されるのが好ましい。加熱ゾーン毎に均一に加熱されるものでは、温度プロファイルの管理が安定する。
所定高温域の加熱ゾーンより上流側が所定高温域よりも低温の予熱域となり、所定高温域の加熱ゾーンより下流側が所定高温域よりも低温の後熱域となるのが好ましい。このように構成することによって、生産性に優れた加工(接着)を行うことができる。
所定高温域は、一つの加熱ゾーンにて構成されるものであっても、所定高温域は、一つの加熱ゾーンと、2つの加熱ゾーンで構成され、これらのゾーンが交互に形成されるものであってもよい。すなわち、所定高温域として、1つの加熱ゾーンで構成したり、2つの加熱ゾーンで構成したりでき、被供給部材の被供給部位の範囲に対応させることができる。
本発明のダイボンダは、前記ワークがウェハのチップであり、被供給部材がその被供給部位であるアイランド部となる基板であり、前記搬送装置を用いて、供給ポジションであるボンディングポジションに搬送されてきた基板のアイランド部に順次チップをボンディングするものである。
本発明のダイボンダによれば、基板の温度プロファイルを管理できる。このため、高品質の製品を提供できる。
本発明の搬送方法は、ワークを被供給部材の被供給部位に供給するために、被供給部材を供給ポジションに順次搬送する搬送方法であって、供給ポジションに配置されて水平方向に沿った搬送が可能であり、単一の加熱ゾーン若しくは搬送方向に沿って独立した温度制御が可能な加熱ゾーンが形成されるシャトルを用い、シャトルの搬送動作に合わせて、加熱ゾーンが高温域と低温域とにシフトし、被供給部材の被供給部位を所定位置に供給し、この所定部位に対応する加熱ゾーンを所定高温域とすることが可能である。
本発明の搬送方法によれば、被供給部材の被供給部位(例えば、チップを搭載する位置)に対応する加熱ゾーンを所定高温域とできる。しかも、各加熱ゾーンはそれぞれ独立して温度制御できる。このため、被供給部材(例えば、基板)の温度プロファイルを管理できる。温度制御できるので、加熱ゾーンの冷却も可能である。
本発明のボンディング方法は、チップを基板のアイランド部にボンディングするボンディング方法であって、前記ワークがウェハのチップであり、被供給部材がその被供給部位であるアイランド部となる基板であり、前記搬送方法を用いて、ボンディングポジションに搬送されてきた基板のアイランド部に順次チップをボンディングするものである。
本発明のボンディング方法によれば、基板の温度プロファイルを管理できる。このため、高品質の製品を提供できる。
本発明は、被供給部材(例えば、基板)の温度プロファイルを管理できるので、高品質の製品を提供できる。また、温度制御できるので、加熱ゾーンの冷却も可能であるので、被供給部材に対して、必要以上に加熱時間が長くならず生産性に優れ、かつ、生産中断時等において、製品を必要以上に加熱するのを有効に防止でき、製品の劣化や損傷等を招くのを防止でききる。
さらに、被供給部材がシャトル上を摺動させる必要がないので、擦れによる搬送ズレを防止できて安定してワークを搭載することができ、しかも、擦れによる被供給部材の傷付きを防止できる。
さらに、シャトル全面を一定の温度とすることで被供給部材をシャトル全面で均一に吸着し反りや皺を抑制することが出来る。
本発明の搬送装置の簡略ブロック図である。 図1に示す搬送装置の要部平面図である。 図1に示す搬送装置の要部斜視図である。 図1に示す搬送装置の要部断面図である。 シャトルの加熱ゾーンの温度変化を示す簡略図である。 シャトルの加熱ゾーンの他の温度変化を示す簡略図である。 ペルチェ素子原理を示し、(a)は冷却時の簡略図であり、(b)は加温時の簡略図である。 ワークを示す簡略図である。 ボンディング装置の動作を示す簡略図である。 従来の搬送装置の要部を示し、(a)は基板がシャトルに吸着された状態の斜視図であり、(b)は基板にチップをボンディングしている状態の斜視図である。 従来の他の搬送装置の要部を示し、(a)は基板をシャトルに供給する前の斜視図であり、(b)は基板にチップをボンディングしている状態の斜視図である。
以下本発明の実施の形態を図1~図9に基づいて説明する。
図1は本発明に係る搬送装置の簡略ブロック図を示し、図2は搬送装置の要部簡略平面図を示し、図3は搬送装置の要部簡略斜視図を示し、図3は搬送装置の要部断面図を示している。搬送装置は、ワークW(図8参照)を被供給部材22の被供給部位22a(図9参照)に供給するために、被供給部材を供給ポジションに順次搬送するものである。
被供給部材Sとは、リードフレームなどの基板22であり、被供給部位Saとは、基板22上のアイランド部22aであり、各アイランド部22aにチップ21がボンディングされる。この際、図9に示すようなボンディング装置(ダイボンダ)が用いられる。このようなボンディング装置は、ウェハ26から切り出されるチップ(半導体チップ)21をピックアップポジションPにてコレット(吸着コレット)23でピックアップして、リードフレームなどの基板22のボンディングポジションQに移送(搭載)するものである。ウェハ26は、金属製のリング(ウェハリング)に張設されたウェハシート(粘着シート25)上に粘着されており、ダイシング工程によって、多数のチップ21に分断(分割)される。
コレット23は、図9に示すように、ピックアップポジションP上での矢印A方向の上昇および矢印B方向の下降と、ボンディングポジションQ上での矢印C方向の上昇および矢印D方向の下降と、ピックアップポジションPとボンディングポジションQとの間の矢印E、F方向の往復動とが可能とされる。コレット23は、図示省略のボンディングヘッドに付設され、このボンディングヘッドはボンディングアーム(図示省略)に付設される。そこで、このボンディングアームが図示省略の制御手段にて制御されて、コレット23が前記矢印A、B、C、D、E、Fの移動が制御される。制御手段は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を中心としてROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等がバスを介して相互に接続されたマイクロコンピューターである。なお、ROMには、CPUが実行するプログラムやデータが格納されている。
この搬送装置は、図1に示すように、供給ポジションQ(図9参照)に配置されるシャトル30と、被供給部材Sをシャトル30まで搬送する被供給部材搬送機構31と、シャトル30を順次所定ピッチで搬送して被供給部材Sの被供給部位Saを所定位置に供給するシャトル搬送機構32とを備える。また、シャトル30は、吸着機構33と加熱機構34とを備える。
被供給部材搬送機構31は、被供給部材Sである基板22をチャックするチャック部材と、このチャック部材を上下動させる昇降機構と、このチャック部材を水平方向に沿って往復動する水平方向往復動機構とで構成される。昇降機構及び水平方向往復動機構は、例えば、シリンダ機構、ボールねじ機構、リニアガイド機構等の公知・公用の往復動機構を用いることができる。
シャトル30は、図3と図4に示すように、シャトル本体30aと、このシャトル本体30aの上面に載置固定されるバックアッププレート30bとからなる。シャトル本体30aは、基台部35と、この基台部35上に断熱層36を介して配設される上層部37とからなる。そして、この上層部に吸着機構33と加熱機構34が配置されている。
加熱機構34は、例えば、シャトル本体30aに内蔵されるペルチェ素子にて構成される。また、吸着機構33は、例えば、シャトル30(シャトル本体30aとバックアッププレート30b)に配設される吸引通路28と、この吸引通路28に接続される真空発生器(図示省略)とで構成され、吸引通路28は、バックアッププレート30bの上面に開口する吸着口29が形成されている。なお、真空発生器としては、真空ポンプを用いるものであっても、高圧空気を開閉制御してノズルよりディフューザに放出して拡散室に負圧を発生させるエジェクタ方式のものであってもよい。
図7(a)(b)はペルチェ素子原理を示し、2種類の半導体(N型半導体及びP型半導体)を電極でつなぎ、電流を流すと、一方で吸熱、他方で発熱が生じる原理(ペルチェ効果)を応用したものがペルチェ素子である。電流の方向や大きさを変えることで、冷却や加温の温度制御を可能とする。図7(a)は冷却時を示し、図7(b)は加温時を示している。
この場合、図7(a)(b)に示すペルチェ素子が、シャトル搬送方向に沿って6個配設される。このため、バックアッププレート30bの上面に、図2および図3に示すように、複数個(6個)に加熱ゾーン40(40A,40B,40C,40D,40E,40F)が形成される。加熱機構34は、ペルチェ素子を用いているので、各加熱ゾーン40は、それぞれ温度制御が可能であり、加熱・冷却が可能となる。また、加熱ゾーン40毎に均一に加熱・冷却できる。
シャトル搬送機構32は、図4に示すように、リニアガイド機構を用いている。すなわち、固定子41と可動子42とを有する駆動機構43と、シャトル30の往復動をガイドするガイド機構44とを備える。ガイド機構44は、基盤45上に配設されるガイドレール46と、このガイドレール46に嵌合されてガイドレール46に沿ってスライドするスライダ47とを備える。スライダ47がシャトル30の基台部35に固定されている。このため、駆動機構43に電流が供給(印加)されることによって、可動子42が移動し、これに伴ってスライダ47がガイドレール46をスライドして、シャトル30が矢印X1方向又は矢印X2方向(図5参照)にスライドする。なお、シャトル搬送機構32としては、シリンダ機構やボールねじ機構等の他の往復動機構を用いてもよい。
ところで、被供給部材搬送機構31、シャトル搬送機構32、吸着機構33、および加熱機構34は、図1に示すように制御手段50にて制御される。制御手段50としては、前記ボンディング装置と同様、例えば、CPU(Central Processing Unit)を中心としてROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等がバスを介して相互に接続されたマイクロコンピューターである。なお、ROMには、CPUが実行するプログラムやデータが格納されている。
次に、前記のように構成された搬送装置を用いて、基板22のアイランド部22aにチップ21を搭載していく方法を説明する。まず、図4に示すように、基板22をシャトル30のバックアッププレート30b上に吸着配置する。この場合、図示省略のローダから送出された基板22を図示省略の搬送機構を介してバックアッププレート30b上に配置される。
この状態で、シャトル30を図5の矢印X1方向に所定ピッチずつ移動させていく。この場合、最下流の加熱ゾーン40Fが、所定位置(ボンディング装置にてチップ21が搭載可能なボンディングポジション)に達した際には、図5(a)に示すように、この加熱ゾーン40Fを所定高温域(例えば、150℃)とする。この際、他の加熱ゾーン40A,40B,40C,40Dをこの所定高温域よりも低い温度(例えば、80℃)とする。加熱ゾーン40Eにおいては、150℃から80℃の範囲の温度とする。この場合、加熱ゾーン40Fは150℃の均熱範囲H1となり、加熱ゾーン40A,40B,40C,40Dは80℃の均熱範囲H2となる。
そこで、この加熱ゾーン40Fに対応する基板22にアイランド部22aにチップ21をボンディングしていく。この場合、加熱ゾーン40Fに対応するアイランド部22aがシャトル搬送方向と直交する方向に所定ピッチで複数個有するアイランド部列が、シャトル搬送方向に沿って所定ピッチで、複数個有する場合、搬送方向(長手方向)と直交する方向の最下流の一列のアイランド部22aへのボンディングが完了した後に、このボンディングしている基板22を受けているシャトル30を下流側へ所定量だけ移動させて、次の一列のアイランド部22aへボンディングしていくことになる。
そして、最下流の加熱ゾーン40Fに対応する基板22のアイランド部22aへのチップ21の搭載が完了すれば、シャトル30を下流側へ1ピッチ(加熱ゾーン40)分だけ移動させる。これによって、図5(b)に示すように、次の加熱ゾーン40Eが所定位置(ボンディング装置にてチップ21が搭載可能なボンディングポジション)に達した状態とする。そして、この加熱ゾーン40Eを所定高温域(150℃)とする。この場合、加熱ゾーン40A,40B,40Cは、所定高温域(150℃)よりも低温(80℃)とする。また、加熱ゾーン40Fは150℃から80℃の範囲の温度とし、加熱ゾーン40Dは80℃から150℃の範囲の温度とする。そして、加熱ゾーン40Eは150℃の均熱範囲H1となり、加熱ゾーン40A,40B,40Cは80℃の均熱範囲H2となる。
この150℃になっている加熱ゾーン40Eに対応する基板22のアイランド部22aにチップ21をボンディングしていく。そして、加熱ゾーン40Eに対応する基板22のアイランド部22aへのチップ21の搭載が完了すれば、シャトル30を下流側へ1ピッチ(加熱ゾーン40)分だけ移動させる。これによって、図5(c)に示すように、次の加熱ゾーン40Dが所定位置(ボンディング装置にてチップ21が搭載可能なボンディングポジション)に達した状態とする。そして、この加熱ゾーン40Dを所定高温域(150℃)とする。この場合、加熱ゾーン40A,40B,40Fは、所定高温域(150℃)よりも低温(80℃)とする。また、加熱ゾーン40Eは150℃から80℃の範囲の温度とし、加熱ゾーン40Cは80℃から150℃の範囲の温度とする。そして、加熱ゾーン40Dが150℃の均熱範囲H1となり、加熱ゾーン40A,40Bは80℃の均熱範囲H2となり、加熱ゾーン40Fは80℃の均熱範囲H3となる。
この150℃になっている加熱ゾーン40Dに対応する基板22のアイランド部22aにチップ21をボンディングしていく。そして、加熱ゾーン40Dに対応する基板22のアイランド部22aへのチップ21の搭載が完了すれば、シャトル30を下流側へ1ピッチ(加熱ゾーン40)分だけ移動させる。これによって、図5(d)に示すように、次の加熱ゾーン40Cが所定位置(ボンディング装置にてチップ21が搭載可能なボンディングポジション)に達した状態とする。そして、この加熱ゾーン40Cを所定高温域(150℃)とする。この場合、加熱ゾーン40A,40E,40Fは、所定高温域(150℃)よりも低温(80℃)とする。また、加熱ゾーン40Dは150℃から80℃の範囲の温度とし、加熱ゾーン40Bは80℃から150℃の範囲の温度とする。この場合、加熱ゾーン40Cが150℃の均熱範囲H1となり、加熱ゾーン40Aは80℃の均熱範囲H2となり、加熱ゾーン40E,40Fは80℃の均熱範囲H3となる。
この150℃になっている加熱ゾーン40Cに対応する基板22のアイランド部22aにチップ21をボンディングしていく。そして、加熱ゾーン40Cに対応する基板22のアイランド部22aへのチップ21の搭載が完了すれば、シャトル30を下流側へ1ピッチ(加熱ゾーン40)分だけ移動させる。(この場合の図示を省略している。)これによって、次の加熱ゾーン40Bが所定位置(ボンディング装置にてチップ21が搭載可能なボンディングポジション)に達した状態とする。そして、この加熱ゾーン40Bを所定高温域(150℃)とする。この場合、加熱ゾーン40Aは80℃から150℃の範囲の温度とし、加熱ゾーン40Cは150℃から80℃の範囲の温度とする。加熱ゾーン40D,40E,40Fは、所定高温域(150℃)よりも低温(80℃)とする。そして、加熱ゾーン40Bが150℃の均熱範囲H1となり、加熱ゾーン40D,40E,40Fは80℃の均熱範囲H3となる。
この150℃になっている加熱ゾーン40Bに対応する基板22のアイランド部22aにチップ21をボンディングしていく。そして、加熱ゾーン40Bに対応する基板22のアイランド部22aへのチップ21の搭載が完了すれば、シャトル30を下流側へ1ピッチ(加熱ゾーン40)分だけ移動させる。これによって、次の加熱ゾーン40Aが所定位置(ボンディング装置にてチップ21が搭載可能なボンディングポジション)に達した状態とする。そして、この加熱ゾーン40Aを所定高温域(150℃)とする。この場合、加熱ゾーン40Bは150℃から80℃の範囲の温度とし、加熱ゾーン40C,40D,40E,40Fは、所定高温域(150℃)よりも低温(80℃)とする。そして、加熱ゾーン40Aが150℃の均熱範囲H1となり、加熱ゾーン40C,40D、40E、40Fは80℃の均熱範囲H3となる。
この図5に示す工程において、(a)→(b)→(c)→(d)はそれぞれ15秒で変位させることができる。このような工程を行うことによって、基板22上の全アイランド部22aにチップ21を搭載できる。なお、基板22へのチップ21の搭載が完了すれば、この基板22を図示省略の搬送機構にてアンローダ側へ排出する。そして、空状態となったシャトル30を上流側へ戻し、このシャトル30に、ローダから送出された次の基板22を吸着保持させ、以下前記工程を行うことによってこの基板22のアイランド部22aにチップ21を搭載していくことができる。
本発明の搬送装置によれば、シャトル30は複数の加熱ゾーン40が形成され、被供給部材Sの被供給部位Sa(例えば、チップ21を搭載する位置)に対応する加熱ゾーン40を所定高温域とできる。しかも、各加熱ゾーン40はそれぞれ独立して温度制御できる。このため、被供給部材S(例えば、基板22)の温度プロファイルを管理でき、高品質の製品を提供できる。また、温度制御できるので、加熱ゾーン40の冷却も可能であるので、被供給部材Sに対して、必要以上に加熱時間が長くならず生産性に優れ、かつ、生産中断時等において、製品を必要以上に加熱するのを有効に防止でき、製品の劣化や損傷等を招くのを防止でききる。
さらに、被供給部材Sはシャトル30上を摺動させる必要がないので、擦れによる搬送ズレを防止できて安定してワークWを搭載することができ、しかも、擦れによる被供給部材Sの傷付きを防止できる。
各加熱ゾーン40は、加熱ゾーン40毎に均一に加熱されるのが好ましい。加熱ゾーン40毎に均一に加熱されるものでは、温度プロファイルの管理が安定する。
所定高温域の加熱ゾーン40より上流側が所定高温域よりも低温の予熱域となり、所定高温域の加熱ゾーン40より下流側が所定高温域よりも低温の後熱域となる。このように構成することによって、生産性に優れた加工(接着)を行うことができる。
ところで、図5では、所定高温域が、一つの加熱ゾーン40にて構成されていたが、図6では、所定高温域が、一つの加熱ゾーン40と、2つの加熱ゾーン40で構成され、これらのゾーン40が交互に形成されるものである。
すなわち、図6(a)では、最下流の加熱ゾーン40Fを所定高温域(150℃)とし、加熱ゾーン40A、40B、40C、40Dを所定高温域(150℃)よりも低温(80℃)としている。また、加熱ゾーン40Eを80℃から150℃の範囲の温度としている。そして、加熱ゾーン40Fが150℃の均熱範囲H1となり、加熱ゾーン40A,40B、40C、40Dが80℃の均熱範囲H2となる。
図6(b)では、加熱ゾーン40F、40Eを所定高温域(150℃)とし、加熱ゾーン40A、40B、40Cを所定高温域(150℃)よりも低温(80℃)としている。また、加熱ゾーン40Dを80℃から150℃の範囲の温度としている。そして、加熱ゾーン40E,40Fが150℃の均熱範囲H1となり、加熱ゾーン40A,40B、40Cが80℃の均熱範囲H2となる。
図6(c)では、加熱ゾーン40Dを所定高温域(150℃)とし、加熱ゾーン40A、40Bを所定高温域(150℃)よりも低温(80℃)としている。また、加熱ゾーン40Cを80℃から150℃の範囲の温度とし、加熱ゾーン40E,40Fを150℃から80℃の範囲の温度としている。そして、加熱ゾーン40Dが150℃の均熱範囲H1となり、加熱ゾーン40A,40Bが80℃の均熱範囲H2となる。
図6(d)では、加熱ゾーン40C、40Dを所定高温域(150℃)とし、加熱ゾーン40A、40Fを所定高温域(150℃)よりも低温(80℃)としている。また、加熱ゾーン40Bを80℃から150℃の範囲の温度とし、加熱ゾーン40Eを150℃から80℃の範囲の温度としている。そして、加熱ゾーン40C,40Dが150℃の均熱範囲H1となり、加熱ゾーン40Aが80℃の均熱範囲H2となり、加熱ゾーン40Fが80℃の均熱範囲H3となる。
図6(e)では、加熱ゾーン40Aを所定高温域(150℃)とし、加熱ゾーン40C、40D,40E,40Fを所定高温域(150℃)よりも低温(80℃)としている。また、加熱ゾーン40Bを80℃から150℃の範囲の温度としている。この場合、加熱ゾーン40Aが150℃の均熱範囲H1となり、加熱ゾーン40C、40D,40E,4040Fが80℃の均熱範囲H3となる。なお、図6(d)と図6(e)との間に、加熱ゾーン40Bが所定高温域(150℃)となる状態がある。
この図6においても、150℃の均熱範囲H1において、アイランド部22aにチップ21が搭載される。また、図6に示す工程においても、(a)→(b)→(c)→(d)はそれぞれ15秒で変位させることができる。図6に示す工程を行っても、図5に示す工程を行う場合と同様の作用効果を奏す。また、本装置では、所定高温域は、一つの加熱ゾーン40にて構成されるものであっても、所定高温域は、一つの加熱ゾーン40と、2つの加熱ゾーン40で構成され、これらのゾーン40が交互に形成されるものであってもよい。すなわち、所定高温域として、1つの加熱ゾーン40で構成したり、2つの加熱ゾーン40で構成したりでき、被供給部材の被供給部位の範囲に対応させることができる。
本発明のダイボンダによれば、基板22の温度プロファイルを管理できる。このため、高品質の製品を提供できる。
本発明の搬送方法によれば、被供給部材Sの被供給部位Sa(例えば、チップ21を搭載する位置)に対応する加熱ゾーン40を所定高温域とできる。しかも、各加熱ゾーン40はそれぞれ独立して温度制御できる。このため、被供給部材S(例えば、基板22)の温度プロファイルを管理できる。温度制御できるので、加熱ゾーンの冷却も可能である。
本発明のボンディング方法によれば、基板22の温度プロファイルを管理できる。このため、高品質の製品を提供できる。
本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、被供給部材Sとして、前記実施形態では、ウェハ26から切り出されたチップ21をボンディングする基板22であったが、このような基板22ではなく、クレジットカード、キャッシュカード、ICカード等のカードや、板金等の平板体であってもよい。このため、被供給部材Sに供給するワークWとして、チップ21に限るものではなく、被供給部材Sに応じた部品となる。
加熱ゾーン40の数や1つの加熱ゾーン40面積等は、1枚の基板22の大きさ、アイランド部の大きさ、数、配設ピッチ等に応じて任意に設定でき、また、所定高温域の温度として150℃に限るものではなく、また、低温域の温度として80℃に限るものではない。加熱機構34として、電熱線と、この電熱線を加熱するための電源等とで構成することができるが、これに限るものではなく、蒸気を用いたものであっても、誘導加熱を用いたものであってもよい。また、加熱機構34として、その加熱部を冷却する冷却機構を備えているのが好ましく、この場合、空冷であっても、水冷であっても、液冷であってもよい。
21 チップ
22 基板
22a アイランド部
30 シャトル
31 被供給部材搬送機構
32 シャトル搬送機構
33 吸着機構
34 加熱機構
40、40A,40B,40C,40D,40F 加熱ゾーン
Q ボンディングポジション(供給ポジション)
S 被供給部材
Sa 被供給部位
W ワーク
本発明の搬送装置は、ワークを被供給部材の被供給部位に供給するために、被供給部材を供給ポジションに順次搬送する搬送装置であって、吸着機構及び加熱機構を有し供給ポジションに配置されるシャトルと、被供給部材をシャトルまで搬送する被供給部材搬送機構と、吸着機構を介して被供給部材を吸着しているシャトルを順次所定ピッチで上流側から下流側へ搬送して被供給部材の被供給部位を所定位置に供給するシャトル搬送機構とを備え、前記シャトルの加熱機構は、シャトルの搬送方向に沿って独立した温度制御が可能な複数の加熱ゾーンを形成し、シャトルの搬送動作に合わせて、加熱ゾーンが高温域と低温域とにシフトし、前記所定位置に対応する加熱ゾーンを所定高温域とするとともに、この所定高温域に隣接する上流側の加熱ゾーン及び下流側の加熱ゾーンを、所定高温域の温度からこの温度よりも低温となる変温域とし、この変温域よりも前記所定高温域と反対側の上流側の加熱ゾーン及び下流側の加熱ゾーンを、変温域の低温となる均一範囲としたことを可能とするものである。
本発明の搬送方法は、ワークを被供給部材の被供給部位に供給するために、被供給部材を供給ポジションに順次搬送する搬送方法であって、供給ポジションに配置されて水平方向に沿った搬送が可能であり、搬送方向に沿って独立した温度制御が可能な加熱ゾーンが形成されるシャトルを用い、シャトルの搬送動作に合わせて、加熱ゾーンが高温域と低温域とにシフトし、被供給部材の被供給部位を所定位置に供給し、この所定部位に対応する加熱ゾーンを所定高温域とするとともに、この所定高温域に隣接する上流側の加熱ゾーン及び下流側の加熱ゾーンを、所定高温域の温度からこの温度よりも低温となる変温域とし、この変温域よりも前記所定高温域と反対側の上流側の加熱ゾーン及び下流側の加熱ゾーンを、変温域の低温となる均一範囲とするものである。

Claims (8)

  1. ワークを被供給部材の被供給部位に供給するために、被供給部材を供給ポジションに順次搬送する搬送装置であって、
    吸着機構及び加熱機構を有し供給ポジションに配置されるシャトルと、被供給部材をシャトルまで搬送する被供給部材搬送機構と、吸着機構を介して被供給部材を吸着しているシャトルを順次所定ピッチで搬送して被供給部材の被供給部位を所定位置に供給するシャトル搬送機構とを備え、
    前記シャトルの加熱機構は、単一の加熱ゾーン若しくはシャトルの搬送方向に沿って独立した温度制御が可能な複数の加熱ゾーンを形成し、シャトルの搬送動作に合わせて、加熱ゾーンが高温域と低温域とにシフトし、前記所定位置に対応する加熱ゾーンを所定高温域とすることを可能とすることを特徴とする搬送装置。
  2. 各加熱ゾーンは、加熱ゾーン毎に均一に加熱されることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 所定高温域の加熱ゾーンより上流側が所定高温域よりも低温の予熱域となり、所定高温域の加熱ゾーンより下流側が所定高温域よりも低温の後熱域となることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の搬送装置。
  4. 所定高温域は、一つの加熱ゾーンにて構成されることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の搬送装置。
  5. 所定高温域は、一つの加熱ゾーンと、2つの加熱ゾーンで構成され、これらのゾーンが交互に形成されることを特徴とする請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の搬送装置。
  6. チップを基板のアイランド部にボンディングするダイボンダであって、
    前記ワークがウェハのチップであり、被供給部材がその被供給部位であるアイランド部となる基板であり、前記請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の搬送装置を用いて、供給ポジションであるボンディングポジションに搬送されてきた基板のアイランド部に順次チップをボンディングすることを特徴とするダイボンダ。
  7. ワークを被供給部材の被供給部位に供給するために、被供給部材を供給ポジションに順次搬送する搬送方法であって、
    供給ポジションに配置されて水平方向に沿った搬送が可能であり、搬送方向に沿って独立した温度制御が可能な加熱ゾーンが形成されるシャトルを用い、シャトルの搬送動作に合わせて、加熱ゾーンが高温域と低温域とにシフトし、被供給部材の被供給部位を所定位置に供給し、この所定部位に対応する加熱ゾーンを所定高温域とすることを特徴とする搬送方法。
  8. チップを基板のアイランド部にボンディングするボンディング方法であって、
    前記ワークがウェハのチップであり、被供給部材がその被供給部位であるアイランド部となる基板であり、前記請求項7に記載の搬送方法を用いて、ボンディングポジションに搬送されてきた基板のアイランド部に順次チップをボンディングすることを特徴とするボンディング方法。
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