JP2022021915A - 3,3-ジメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物及び1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物、並びに、これらを用いた5,5-ジメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物及び3,5,5-トリメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物の製造方法 - Google Patents
3,3-ジメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物及び1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物、並びに、これらを用いた5,5-ジメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物及び3,5,5-トリメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022021915A JP2022021915A JP2020125810A JP2020125810A JP2022021915A JP 2022021915 A JP2022021915 A JP 2022021915A JP 2020125810 A JP2020125810 A JP 2020125810A JP 2020125810 A JP2020125810 A JP 2020125810A JP 2022021915 A JP2022021915 A JP 2022021915A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compound
- dimethyl
- cyclopentene
- trimethyl
- oxo
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C67/00—Preparation of carboxylic acid esters
- C07C67/30—Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group
- C07C67/317—Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group by splitting-off hydrogen or functional groups; by hydrogenolysis of functional groups
- C07C67/327—Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group by splitting-off hydrogen or functional groups; by hydrogenolysis of functional groups by elimination of functional groups containing oxygen only in singly bound form
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C67/00—Preparation of carboxylic acid esters
- C07C67/30—Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group
- C07C67/313—Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group by introduction of doubly bound oxygen containing functional groups, e.g. carboxyl groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C69/00—Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
- C07C69/52—Esters of acyclic unsaturated carboxylic acids having the esterified carboxyl group bound to an acyclic carbon atom
- C07C69/593—Dicarboxylic acid esters having only one carbon-to-carbon double bond
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07B—GENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
- C07B2200/00—Indexing scheme relating to specific properties of organic compounds
- C07B2200/09—Geometrical isomers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2601/00—Systems containing only non-condensed rings
- C07C2601/06—Systems containing only non-condensed rings with a five-membered ring
- C07C2601/10—Systems containing only non-condensed rings with a five-membered ring the ring being unsaturated
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
Description
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、低温反応設備を用いずに反応を実施でき、クリーンな方法で且つ収率よく、5,5-ジメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物及び3,5,5-トリメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物を提供することを目的とする。
また、本発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物と塩基とを反応させてディークマン(Dieckmann)縮合することにより、高収率で、3,5,5-トリメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物を得ることができることを見出し、本発明を為すに至った。
で表される化合物を、塩基の存在下、ディークマン(Dieckmann)縮合により、下記一般式(2)
で表される化合物を得る工程
を少なくとも含む、上記化合物(2)の製造方法が提供される。
で表されるホスホネート化合物から調製されるホスホネートアニオンと、下記一般式(4)
で表されるアルデヒド化合物とのホーナー・ワズワース・エモンズ(Horner-Wadsworth-Emmons)反応により、上記化合物(1)を得る工程
をさらに含む、上記化合物(2)の製造方法が提供される。
5,5-ジメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物及び3,5,5-トリメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物はまとめて、下記一般式(2)で表される。なお、以下において、5,5-ジメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物及び3,5,5-トリメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物を、単に「化合物(2)」とも云う。
R1の1価の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、n-プロピル基、n-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基、n-ヘプチル基、n-オクチル基、n-ノニル基及びn-デシル基等の直鎖状の飽和炭化水素基;イソプロピル基、2-メチルブチル基及びt-ブチル基等の分岐状の飽和炭化水素基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基及びシクロペンチルメチル基等の環状の飽和炭化水素基;ビニル基、アリル基及びエチニル基等の直鎖状の不飽和炭化水素基;イソプロペニル基及び2-メチル-2-プロペニル基等の分岐状の不飽和炭化水素基;並びに、フェニル基、トリル基、ジメチルフェニル基、ベンジル基及びフェネチル基等の環状の不飽和炭化水素基等が挙げられ、これらと異性体の関係にある炭化水素基でもよい。また、これらの炭化水素基の水素原子の一部が、炭素数1~9の一価の炭化水素基で置換されていてもよい。
(工程A’) 目的化合物である化合物(1)は、上記反応式中の一般式(3)で表されるホスホネート化合物から調製されるホスホネートアニオンと、上記反応式中の一般式(4)で表されるアルデヒド化合物とのホーナー・ワズワース・エモンズ(Horner-Wadsworth-Emmons)反応(以下、「HWE反応」ともいう。)により、合成できると考えられる。
まず、本発明の目的化合物である化合物(2)を合成する工程B、そして該工程Bの出発物質を合成する工程Aの順に説明する。なお、該工程Aでは、化合物(1)のR3がメチル基であり、下記一般式(5)で表される1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物を得る方法についても併せて説明する。
以下に、化合物(2)を得る工程Bについて説明する。化合物(2)は、下記の化学反応式に示されている通り、化合物(1)を、塩基の存在下、ディークマン(Dieckmann)縮合することにより得られる。
グレープ=ミーリーバグ及びスフェリカル=ミーリーバグの性フェロモンの合成中間体として有用な3,5,5-トリメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物製造の観点から、(Z)-ジエチル=1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート、(E)-ジエチル=1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート等の、化合物(1)のR3がメチル基の場合であり、上述の一般式(5)で表される1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物が好ましい。
該塩基の使用量は、化合物(1)1molに対して、反応性の観点から、好ましくは1.0~5.0mol、より好ましくは1.0~3.0molである。
該溶媒は、1種類又は必要に応じて、2種類以上を使用してもよい。反応性と溶解性の観点からテトラヒドロフランとトルエンの混合溶媒が好ましい。該溶媒は、市販のものを用いることができる。
該溶媒の使用量は、反応スケールにより異なるが、化合物(1)1molに対して、反応速度の観点から、好ましくは200~4000gである。
化合物(2)の製造時における反応時間は、用いる溶媒及び/又は反応スケールにより異なるが、好ましくは0.1~20時間である。
一方、塩基RO-M+が、3,3-ジメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物(8)の共役二重結合に付加し、その後、生じたエノレートから経路bに示される通り、カルボニル炭素への攻撃が起こることにより、シクロペンタノン化合物が生じる。さらにこのシクロペンテノン化合物のOR基が脱離することにより、目的化合物でない3,3-ジメチル-5-オキソ-1-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物(11)が生成したと推察される。
一般式(1)におけるR3が水素原子である場合(すなわち、3,3-ジメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物(8))は、経路aに示す反応に加えて、経路bに示す副反応が生じる。
一方、一般式(1)におけるR3がメチル基である場合(すなわち、1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物(5))は、ケトンとエステルのカルボニル炭素とに挟まれた炭素上に水素が存在せず、従ってOR基の脱離が起こらないため、上記スキームに示されている平衡Zが存在しない。そのため、一般式(1)におけるR3がメチル基の場合は、経路aの反応で得られる化合物に反応が収束すると考えられる。
したがって、本発明は、一般式(1)におけるR3がメチル基である場合(すなわち、1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物(5))に特に良い製造方法である。なお、目的化合物でない上述の3,3-ジメチル-5-オキソ-1-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物(11)は、3,3-ジメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物(8)のE体の割合が多いと多量に副生され、E体の割合が少ないと抑制できることから、一般式(1)におけるR3が水素原子である場合には、Z体の割合が多い3,3-ジメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物(8)を用いることが好ましい。
次に、化合物(1)を得る工程Aについて説明する。化合物(1)は、下記の化学反応式に示されている通り、上述のホスホネート化合物(3)から調製されるホスホネートアニオンとアルデヒド化合物(4)とのHWE反応により得られる。
上記一般式(3)におけるR3は、上記一般式(2)で定義したR3と同じである。
上記一般式(3)におけるR4は、炭素数1~10、好ましくは1~6の1価の炭化水素基又は1価のハロゲン化アルキル基を表す。
R4の1価の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、n-プロピル基、n-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基、n-ヘプチル基、n-オクチル基、n-ノニル基及びn-デシル基等の直鎖状の飽和炭化水素基;イソプロピル基、2-メチルブチル基及びt-ブチル基等の分岐状の飽和炭化水素基;シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基及びシクロペンチルメチル基等の環状の飽和炭化水素基;ビニル基、アリル基及びエチニル基等の直鎖状の不飽和炭化水素基;イソプロペニル基及び2-メチル-2-プロペニル基等の分岐状の不飽和炭化水素基;並びに、フェニル基、トリル基、ジメチルフェニル基、ベンジル基及びフェネチル基等の環状の不飽和炭化水素基等が挙げられ、これらと異性体の関係にある炭化水素基でもよい。また、これらの炭化水素基の水素原子の一部が、炭素数1~9の一価の炭化水素基で置換されていてもよい。
R4の1価のハロゲン化アルキル基としては、HWE反応をZ選択的に行うことができるスティル-ゲンナリ(Still-Gennari)法等で用いられるトリフルオロエチル基等のハロゲン化アルキル基が挙げられる。
ホスホネート化合物(3)は、市販されているものであってもよく、又は独自に合成したものであってもよい。合成方法としては、例えばハロゲン化アルキルと亜リン酸エステルとをアルブゾフ(Arbuzov)反応に付す方法を用いることができる。
アルデヒド化合物(4)としては、メチル=3,3-ジメチル-4-オキソブチレート、エチル=3,3-ジメチル-4-オキソブチレート、t-ブチル=3,3-ジメチル-4-オキソブチレート及びフェニル=3,3-ジメチル-4-オキソブチレート等の3,3-ジメチル-4-オキソブチレート化合物が挙げられる。
アルデヒド化合物(4)は市販されているものであってもよく、又は独自に合成したものであってもよい。合成方法としては、既知の方法で合成してもよいし、又はイソブチルアルデヒドから誘導したエナミンとハロ酢酸エステルとを反応させる方法を用いることができる。
該塩基は、1種類又は必要に応じて、2種類以上を使用してもよい。また、該塩基は、市販のものを用いることができる。
該塩基の使用量は、ホスホネート化合物(3)1molに対して、反応性と副生物抑制との観点から、好ましくは0.8~1.3molである。
また、ホスホネートアニオンの調製において、必要に応じて塩化リチウム及びヨウ化ナトリウム等のハロゲン化アルカリ金属を加えてもよい。
ハロゲン化アルカリ金属の使用量は、ホスホネート化合物(3)1molに対して、反応性及び経済性の観点から、好ましくは0.01~1.3molである。
該溶媒は、1種類又は必要に応じて、2種類以上を使用してもよい。反応性及び溶解性の観点からテトラヒドロフランとキシレンの混合溶媒が好ましい。該溶媒は、市販のものを用いることができる。
該溶媒の使用量は、反応スケールにより異なるが、ホスホネート化合物(3)1molに対して、反応速度の観点から、好ましくは200~4000gである。
ホスホネートアニオンの調製における反応時間は、用いる溶媒及び/又は反応スケールにより異なるが、好ましくは0.1~20時間である。
HWE反応における反応時間は、用いる溶媒及び/又は反応スケールにより異なるが、好ましくは0.1~20時間である。
過剰の原料を消費させるために用いるホスホネート化合物としては、トリエチル=2-ホスホノプロピオネート及びトリエチル=ホスホノアセテート等のホスホノアセテートが挙げられる。過剰の原料を消費させるために用いるアルデヒド化合物としては、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオニルアルデヒド、ブチルアルデヒド及びイソブチルアルデヒド等の低級アルデヒド;並びに、デカナール、ウンデカナール及びドデカナール等の高級アルデヒドが挙げられる。
ホスホネート化合物及びアルデヒド化合物の使用量は、ホスホネート化合物(3)1molに対して、反応性と経済性の観点から、好ましくは0.01mol~0.5molである。
なお、以下において、「純度」は、特に明記しない限り、ガスクロマトグラフィー(以下、「GC」ともいう。)分析によって得られた面積百分率を示し、「生成比」はGC分析によって得られた面積百分率の相対比を示す。
また「収率」はGC分析によって得られた面積百分率を基に算出した収率を示す。
収率は、出発原料及び生成物の純度(%GC)を考慮して、以下の式に従い計算した。
収率(%)={[(反応によって得られた生成物の重量×%GC)/生成物の分子量]
÷[(反応における出発原料の重量×%GC)/出発原料の分子量]}×100
なお、「粗収率」とは精製せずに算出した収率をいう。
各実施例において、反応のモニタリング及び収率の算出は、次のGC条件に従って行った。
GC条件:GC:島津製作所 キャピラリガスクロマトグラフ GC-2014,カラム:DB-5,0.25mm×0.25mmφ×30m,キャリアーガス:He(1.55mL/分)、検出器:FID,カラム温度:100℃ 10℃/分昇温 230℃。
<ジエチル=1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート(5:R1=R2=Et;1:R1=R2=Et,R3=Me)の製造>
〔核磁気共鳴スペクトル〕1H-NMR(500MHz,CDCl3):δ1.19(s,6H),1.23(t,J=7.3Hz,3H),1.30(t,J=7.3Hz,3H),1.90(d,J=1.5Hz,3H),2.46(s,2H),4.10(q,J=7.3Hz,2H),4.19(q,J=7.3Hz,2H),5.62(q,J=1.5Hz,1H);13C-NMR(75.6MHz,CDCl3):δ14.07,14.24,22.58,27.73(2C),35.37,47.02,59.98,60.52,127.43,141.39,170.33,171.74
〔マススペクトル〕EI-マススペクトル(70eV):m/z 242(M+),227,196,181,168,155,139,127,109,95,81,67,55,41,29
〔赤外吸収スペクトル〕(NaCl):νmax 2980,1731,1452,1369,1342,1322,1246,1204,1100,1036,919,866,775
〔核磁気共鳴スペクトル〕1H-NMR(500MHz,CDCl3):δ1.21(t,J=7.3Hz,3H),1.27(t,J=7.3Hz,3H),1.28(s,6H),1.94(d,J=1.5Hz,3H),2.45(s,2H),4.09(q,J=7.3Hz,2H),4.16(q,J=7.3Hz,2H),6.83(q,J=1.5Hz,1H);13C-NMR(75.6MHz,CDCl3):δ13.44,14.21(2C),27.93(2C),35.26,46.93,60.11,60.62,127.42,148.29,168.88,171.27
〔マススペクトル〕EI-マススペクトル(70eV):m/z 242(M+),227,196,181,168,155,139,127,109,95,81,67,55,41,29
〔赤外吸収スペクトル〕(NaCl):νmax 2980,1731,1452,1369,1342,1322,1246,1204,1100,1036,919,866,775
<ジエチル=1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート(5:R1=R2=Et;1:R1=R2=Et,R3=Me)の製造>
<ジエチル=3,3-ジメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート(8:R1=R2=Et;1:R1=R2=Et,R3=H)の製造>
〔核磁気共鳴スペクトル〕1H-NMR(500MHz,CDCl3):δ1.23(t,J=7.3Hz,3H),1.28(t,J=7.3Hz,3H),1.30(s,6H),2.72(s,2H),4.09(q,J=7.3Hz,2H),4.15(q,J=7.3Hz,2H),5.71(d,J=13.0Hz,1H),6.16(d,J=13.0Hz,1H);13C-NMR(75.6MHz,CDCl3):δ14.13,14.21,27.89(2C),35.60,46.01,60.00,60.16,119.41,154.29,166.23,171.97
〔マススペクトル〕EI-マススペクトル(70eV):m/z 228(M+),213,199,183,167,154,141,126,109,95,81,67,55,41,29
〔赤外吸収スペクトル〕(NaCl):νmax 2980,2875,1731,1650,1466,1368,1305,1178,1035,982,864,722
〔核磁気共鳴スペクトル〕1H-NMR(500MHz,CDCl3):δ1.18(s,6H),1.23(t,J=7.3Hz,3H),1.28(t,J=7.3Hz,3H),2.35(s,2H),4.10(q,J=7.3Hz,2H),4.18(q,J=7.3Hz,2H),5.76(d,J=16.1Hz,1H),7.00(d,J=16.1Hz,1H);13C-NMR(75.6MHz,CDCl3):δ14.19,14.21,26.53(2C),35.99,46.17,60.23,60.29,118.11,156.06,166.89,170.95
〔マススペクトル〕EI-マススペクトル(70eV):m/z 228(M+),213,199,183,167,154,141,126,109,95,81,67,55,41,29
〔赤外吸収スペクトル〕(NaCl):νmax 2980,2875,1731,1650,1466,1368,1305,1178,1035,982,864,722
<(E)-t-ブチル=5-エトキシカルボニル-4,4-ジメチル-2-ペンテノエート(8:R1=Et,R2=tBu;1:R1=Et,R2=tBu,R3=H)の製造>
〔核磁気共鳴スペクトル〕1H-NMR(500MHz,CDCl3):δ1.16(s,6H),1.21(t,J=7.3Hz,3H),1.46(s,9H),2.32(s,2H),4.08(q,J=7.3Hz,2H),5.66(d,J=15.7Hz,1H),6.87(d,J=15.7Hz,1H);13C-NMR(75.6MHz,CDCl3):δ14.17,26.55(2C),28.09(3C),35.83,46.17,60.14,80.14,119.72,154.82,166.19,170.97
〔マススペクトル〕EI-マススペクトル(70eV):m/z 256(M+),200,183,169,154,137,113,95,81,57,41,27
〔赤外吸収スペクトル〕(NaCl):νmax 2977,1734,1715,1651,1466,1392,1368,1318,1152,1036,977,865,768,723
<エチル=3,5,5-トリメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート(6:R1=Et;2:R1=Et,R3=Me)の製造>
〔核磁気共鳴スペクトル〕1H-NMR(500MHz,CDCl3):δ1.15(s,3H),1.27(t,J=7.3Hz,3H),1.31(s,3H),1.76(d,J=1.6Hz,3H),3.14(s,1H),4.19(q,J=7.3Hz,2H),7.04(q,J=1.6Hz,1H);13C-NMR(75.6MHz,CDCl3):δ9.86,14.22,23.90,29.15,42.44,60.93,62.67,138.34,166.33,169.22,203.61
〔マススペクトル〕EI-マススペクトル(70eV):m/z 196(M+),181,168,151,135,123,109,95,79,67,55,39,29
〔赤外吸収スペクトル〕(NaCl):νmax 2965,2928,2872,1741,1708,1644,1563,1465,1447,1367,1312,1149,1030,997,953,898,641,529
<エチル=5,5-ジメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート(9:R1=Et;2:R1=Et,R3=H)の製造>
〔核磁気共鳴スペクトル〕1H-NMR(500MHz,CDCl3):δ1.19(s,3H),1.26(t,J=7.3Hz,3H),1.35(s,3H),3.12(s,1H),4.19(q,J=7.3Hz,2H),6.05(d,J=5.8Hz,1H),7.43(d,J=5.8Hz,1H);13C-NMR(75.6MHz,CDCl3):δ14.17,23.59,28.86,45.03,61.04,62.48,130.37,168.89,172.50,203.65
上記NMRスペクトルにおいて、エチル=5,5-ジメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレートのケトエノール互変異性体であるエノールのピークも一部確認された。上記で記載している核磁気共鳴スペクトルはケトフォーム(keto form)のスペクトルデータである。
〔マススペクトル〕EI-マススペクトル(70eV):m/z 182(M+),167,154,137,121,109,95,81,65,53,39,29
〔赤外吸収スペクトル〕(NaCl):νmax 3400,2968,2938,2874,1742,1707,1594,1469,1368,1316,1252,1229,1145,1036,917,814,754,694,517
上記赤外吸収スペクトルにおいて、エチル=5,5-ジメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレートのケトエノール互変異性体であるエノールのヒドロキシ基の吸収も確認された。
〔核磁気共鳴スペクトル〕1H-NMR(500MHz,CDCl3):δ1.26(s,6H),1.32(t,J=7.3Hz,3H),2.39(s,2H),4.27(q,J=7.3Hz,2H),8.08(s,1H);13C-NMR(75.6MHz,CDCl3):δ14.12,27.42(2C),38.82,51.12,60.94,134.03,161.87,179.68,202.47
〔マススペクトル〕EI-マススペクトル(70eV):m/z 182(M+),167,154,136,121,110,95,80,69,53,41,29
〔赤外吸収スペクトル〕(NaCl):νmax 2963,2871,1751,1722,1621,1466,1411,1368,1333,1301,1232,1214,1192,1034,928,767,725,592
一方、塩基RO-M+が、3,3-ジメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物(8)の共役二重結合に付加し、その後、生じたエノレートから経路bに示される通り、カルボニル炭素への攻撃が起こることにより、シクロペンタノン化合物が生じる。さらにこのシクロペンタノン化合物のOR基が脱離することにより、目的化合物でない3,3-ジメチル-5-オキソ-1-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物(11)が生成したと推察される。
一般式(1)におけるR3が水素原子である場合(すなわち、3,3-ジメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物(8))は、経路aに示す反応に加えて、経路bに示す副反応が生じる。
一方、一般式(1)におけるR3がメチル基である場合(すなわち、1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物(5))は、ケトンとエステルのカルボニル炭素とに挟まれた炭素上に水素が存在せず、従ってOR基の脱離が起こらないため、上記スキームに示されている平衡Zが存在しない。そのため、一般式(1)におけるR3がメチル基の場合は、経路aの反応で得られる化合物に反応が収束すると考えられる。
したがって、本発明は、一般式(1)におけるR3がメチル基である場合(すなわち、1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物(5))に特に良い製造方法である。なお、目的化合物でない上述の3,3-ジメチル-5-オキソ-1-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物(11)は、3,3-ジメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物(8)のE体の割合が多いと多量に副生され、E体の割合が少ないと抑制できることから、一般式(1)におけるR3が水素原子である場合には、Z体の割合が多い3,3-ジメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物(8)を用いることが好ましい。
なお、以下において、「純度」は、特に明記しない限り、ガスクロマトグラフィー(以下、「GC」ともいう。)分析によって得られた面積百分率を示し、「生成比」はGC分析によって得られた面積百分率の相対比を示す。
また「収率」はGC分析によって得られた面積百分率を基に算出した収率を示す。
収率は、出発原料及び生成物の純度(%GC)を考慮して、以下の式に従い計算した。
収率(%)={[(反応によって得られた生成物の重量×%GC)/生成物の分子量]
÷[(反応における出発原料の重量×%GC)/出発原料の分子量]}×100
なお、「粗収率」とは精製せずに算出した収率をいう。
各実施例において、反応のモニタリング及び収率の算出は、次のGC条件に従って行った。
GC条件:GC:島津製作所 キャピラリガスクロマトグラフ GC-2014,カラム:DB-5,0.25μm×0.25mmφ×30m,キャリアーガス:He(1.55mL/分)、検出器:FID,カラム温度:100℃ 10℃/分昇温 230℃。
Claims (5)
- 前記化合物(1)において、R1及びR2がエチル基であり、かつR3がメチル基である、請求項1に記載の、前記化合物(2)の製造方法。
- 前記ホスホネート化合物(3)において、R2及びR4がエチル基であり、かつR3がメチル基である、請求項3に記載の、前記化合物(2)の製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020125810A JP7250738B2 (ja) | 2020-07-22 | 2020-07-22 | 3,3-ジメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物及び1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物、並びに、これらを用いた5,5-ジメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物及び3,5,5-トリメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物の製造方法 |
EP21186477.2A EP3943479B1 (en) | 2020-07-22 | 2021-07-19 | Processes for preparing 5,5-dimethyl-2-oxo-3-cyclopentene-1-carboxylate compounds and 3,5,5-trimethyl-2-oxo-3-cyclopentene-1-carboxylate compounds from 3,3-dimethyl-1-butene-1,4-dicarboxylate compounds and 1,3,3-trimethyl-1-butene-1,4-dicarboxylate compounds, and 1,3,3-trimethyl-1-butene-1,4-dicarboxylate compounds |
US17/378,936 US11518729B2 (en) | 2020-07-22 | 2021-07-19 | Processes for preparing 5,5-dimethyl-2-oxo-3-cyclopentene-1-carboxylate compounds and 3,5,5-trimethyl-2-oxo-3-cyclopentene-1-carboxylate compounds from 3,3-dimethyl-1-butene-1,4-dicarboxylate compounds and 1,3,3-trimethyl-1-butene-1,4-dicarboxylate compounds, and 1,3,3-trimethyl-1-butene-1,4-dicarboxylate compounds |
CN202110821853.1A CN113968786A (zh) | 2020-07-22 | 2021-07-20 | 两种甲基取代的2-氧代-3-环戊烯-1-羧酸酯化合物的制法及制备用二羧酸酯化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020125810A JP7250738B2 (ja) | 2020-07-22 | 2020-07-22 | 3,3-ジメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物及び1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物、並びに、これらを用いた5,5-ジメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物及び3,5,5-トリメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022021915A true JP2022021915A (ja) | 2022-02-03 |
JP7250738B2 JP7250738B2 (ja) | 2023-04-03 |
Family
ID=76971773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020125810A Active JP7250738B2 (ja) | 2020-07-22 | 2020-07-22 | 3,3-ジメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物及び1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物、並びに、これらを用いた5,5-ジメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物及び3,5,5-トリメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物の製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11518729B2 (ja) |
EP (1) | EP3943479B1 (ja) |
JP (1) | JP7250738B2 (ja) |
CN (1) | CN113968786A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019031918A2 (ko) * | 2017-08-10 | 2019-02-14 | (주)포스코켐텍 | 제강용 생석회 건식코팅장치 및 이를 이용한 실리콘 오일 표면처리 방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20210206711A1 (en) | 2020-01-03 | 2021-07-08 | Trécé Inc. | Synthesis of the Grape Mealybug Pheromone trans-alpha-Necrodyl Isobutyrate |
-
2020
- 2020-07-22 JP JP2020125810A patent/JP7250738B2/ja active Active
-
2021
- 2021-07-19 US US17/378,936 patent/US11518729B2/en active Active
- 2021-07-19 EP EP21186477.2A patent/EP3943479B1/en active Active
- 2021-07-20 CN CN202110821853.1A patent/CN113968786A/zh active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019031918A2 (ko) * | 2017-08-10 | 2019-02-14 | (주)포스코켐텍 | 제강용 생석회 건식코팅장치 및 이를 이용한 실리콘 오일 표면처리 방법 |
Non-Patent Citations (5)
Title |
---|
CHEM. EUR. J., vol. 23, JPN6022052257, 2017, pages 3178 - 3183, ISSN: 0004945911 * |
J.C.S. CHEM. COMM., vol. 13, JPN6022052259, 1979, pages 568 - 70, ISSN: 0004945912 * |
J.C.S. PERKIN I, vol. 2, JPN6022052261, 1974, pages 194 - 202, ISSN: 0004945914 * |
THE JOURNAL OF ORGANIC CHEMISTRY, vol. 33(10), JPN6022052258, 1968, pages 3679 - 86, ISSN: 0004945910 * |
人名反応に学ぶ有機合成戦略, JPN6022052260, 2006, pages 138 - 139, ISSN: 0004945913 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7250738B2 (ja) | 2023-04-03 |
CN113968786A (zh) | 2022-01-25 |
EP3943479B1 (en) | 2024-05-01 |
EP3943479A1 (en) | 2022-01-26 |
US11518729B2 (en) | 2022-12-06 |
US20220024846A1 (en) | 2022-01-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5580491B2 (ja) | トレプロスチニル製造のための中間体の合成 | |
US20170057940A1 (en) | Substituted delta-lactones and methods of preparing same | |
US9975912B2 (en) | Method for producing (E,Z)-7,9-dodecadienyl-1-acetate | |
US10494322B2 (en) | Method for producing 3,7-dimethyl-7-octenol and method for producing 3,7-dimethyl-7-octenyl carboxylate compound | |
JP2022021915A (ja) | 3,3-ジメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物及び1,3,3-トリメチル-1-ブテン-1,4-ジカルボキシレート化合物、並びに、これらを用いた5,5-ジメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物及び3,5,5-トリメチル-2-オキソ-3-シクロペンテン-1-カルボキシレート化合物の製造方法 | |
CN1421429A (zh) | 制备2-烷基-2-环戊烯酮的方法 | |
US9822050B2 (en) | Terminal conjugated trienal acetal compound and method for producing terminal conjugated trienal compound using the same | |
JP4686857B2 (ja) | 2,2−ジメチル−3−(1−プロペニル)シクロプロパンカルボン酸エステルの製造法 | |
JP5585992B2 (ja) | グリニャール反応を利用した求核付加体の製造方法及び求核付加反応剤 | |
US11661390B2 (en) | Acetal compounds and processes for preparing thereof, and processes for preparing aldehyde compounds from the acetal compounds | |
JPS643177B2 (ja) | ||
JP6921127B2 (ja) | ポリサントール型化合物の製造方法 | |
US20230014797A1 (en) | Vinylether compounds and processes for preparing aldehyde compounds and a carboxylate compound therefrom | |
JP2507519B2 (ja) | 3−置換−1−シクロペンテノ―ル誘導体のジアステレオ選択的な製造法 | |
JP3785849B2 (ja) | 光学活性ノルボルネンアルデヒド類の製造法 | |
JPH10101614A (ja) | α,α−ジフルオロ−β−ヒドロキシエステルの製造方法 | |
JP2011190216A (ja) | (トリフルオロメチル)アルキルケトンの製造方法 | |
JP2000063321A (ja) | 光学純度の高い長鎖β−ヒドロキシカルボン酸の製造方法 | |
JP4800933B2 (ja) | シクロプロパンモノアセタール誘導体の製造方法およびその中間体 | |
JP2019034903A (ja) | ビス(ジフルオロメチル)亜鉛反応剤 | |
JPS6223732B2 (ja) | ||
JP2005145953A (ja) | フラノン類の製造方法及び新規なエステル類 | |
BE865481A (fr) | Procede de preparation d'halogeno-cyclobutanones | |
JPS6217575B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211022 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220422 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20221117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20221216 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230131 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230221 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230322 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7250738 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |