JP2022019198A - 印刷装置、情報処理装置、印刷制御方法、及び、プログラム - Google Patents

印刷装置、情報処理装置、印刷制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2022019198000001
【課題】消費電力量の低減と印刷品位の維持とを両立を実現する印刷技術を提供する。
【解決手段】印刷装置1は、複数の発熱素子23aを有する印刷部23と、複数の発熱素子23aの発熱パターンを制御する印刷パターンデータを印刷部23へ出力する制御部であるプロセッサ21と、フォント情報22bを記憶する記憶部である記憶装置22と、を備える。プロセッサ21は、フォント情報に基づいて生成された文字毎の印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを、前記印刷パターンデータに基づいて、文字毎に決定し、濃度調整を行うと決定された文字の印刷パターンデータに対して、印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理を行う。
【選択図】図5

Description

本明細書の開示は、印刷装置、情報処理装置、印刷制御方法、及び、プログラムに関する。
サーマルヘッドを備える印刷装置の分野では、印刷の高速化と高解像度化に伴い、消費電力量が増加傾向にある。例えば、特許文献1には、大容量のコンデンサを用いてACアダプタの電源容量以上の電力を必要とする電流を流すことが可能なサーマルプリンタが提案されている。特許文献1に記載の技術を用いることで印刷に必要な電力を供給することができる。
特開平5-77526号公報
その一方で、消費電力量自体を低減する技術も求められている。しかしながら、消費電力量の低減は、印刷品位を大幅に低下させることなく実現する必要がある。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、消費電力量の低減と印刷品位の維持との両立を実現する印刷制御技術を提供することである。
本発明の一態様に係る印刷装置は、複数の発熱素子を有する印刷部と、前記複数の発熱素子の発熱パターンを制御する印刷パターンデータを前記印刷部へ出力する制御部と、フォント情報を記憶する記憶部と、を備え、前記制御部は、前記フォント情報に基づいて生成された文字毎の印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを、前記印刷パターンデータに基づいて、前記文字毎に決定し、前記濃度調整を行うと決定された文字の印刷パターンデータに対して、前記印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理を行う。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、複数の発熱素子を有する印刷装置に印刷を指示する情報処理装置であって、前記複数の発熱素子の発熱パターンを制御する印刷パターンデータを前記印刷装置へ出力する制御部と、フォント情報を記憶する記憶部と、を備え、前記制御部は、前記フォント情報に基づいて生成された文字毎の印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを、前記印刷パターンデータに基づいて、前記文字毎に決定し、前記濃度調整を行うと決定された文字の印刷パターンデータに対して、前記印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理を行う。
本発明の一態様に係る印刷制御方法は、印刷部が有する複数の発熱素子の発熱パターンを制御する印刷パターンデータであって、フォント情報に基づいて生成された文字毎の印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを、前記印刷パターンデータに基づいて、前記文字毎に決定し、前記濃度調整を行うと決定された文字の印刷パターンデータに対して、前記印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理を行い、前記文字毎に、前記濃度調整処理が行われた印刷パターンデータ、又は、前記フォント情報に基づいて生成された印刷パターンデータを前記印刷部へ出力する。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、印刷部が有する複数の発熱素子の発熱パターンを制御する印刷パターンデータであって、フォント情報に基づいて生成された文字の印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを、前記印刷パターンデータに基づいて、前記文字毎に決定し、前記濃度調整を行うと決定された文字の印刷パターンデータに対して、前記印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理を行い、前記文字毎に、前記濃度調整処理が行われた印刷パターンデータ、又は、前記フォント情報に基づいて生成された印刷パターンデータを前記印刷部へ出力する処理を実行させる。
上記の態様によれば、消費電力量の低減と印刷品位の維持との両立を実現する印刷制御技術を提供することができる。
印刷装置1の斜視図である。 印刷装置1に収容されるテープカートリッジ30の斜視図である。 印刷装置1のカートリッジ収納部14の斜視図である。 印刷装置1の断面図である。 印刷装置1のブロック図である。 印刷装置1が行う印刷制御の方法の一例を示すフローチャートである。 フォント情報に基づいて生成された印刷パターンデータの一例を示した図である。 フィルタパターンを例示した図である。 濃度調整処理について説明するための図である。 濃度調整処理前後の印刷パターンデータの一例を対比した図である。 濃度調整処理前後の印刷パターンデータの別の例を対比した図である。 印刷装置1が行う印刷制御の方法の別の例を示すフローチャートである。 濃度調整処理前後の印刷パターンデータの更に別の例を対比した図である。 印刷装置と情報処理装置を含むシステムの構成を示した図である。 印刷装置と情報処理装置のブロック図である。
図1は、一実施形態に係る印刷装置1の斜視図である。印刷装置1は、サーマルヘッドを備えるサーマルプリンタである。以降では、印刷装置1が熱転写方式のサーマルプリンタであり、且つ、被印刷媒体であるテープに文字などの情報を印刷することでラベルを作成するラベルライターである場合の例で説明する。ただし、印刷装置1は、ラベルライターに限らない。また、印刷装置1の印刷方式は、熱転写方式に限らない。印刷装置1は、例えば、感熱テープを使用する感熱方式など、他の方式のサーマルプリンタであってもよい。
本明細書において、文字とは、文字コードで指定される特定の形状を有する記号のことをいい、狭義の文字の他、絵文字、図形などが含まれる。また、テープとは、プラスチック、紙、その他の任意の材料からなる細長く薄い部材のことである。テープは、典型的には粘着層を有し、貼り付け可能である。ただし、テープは、粘着層を有しなくてもよい。また、ラベルとは、テープを被印刷媒体として利用して、テープ上に何らかの情報を印刷したもののことである。ラベルは、典型的には情報が印刷された(テープの)部分が情報が印刷されていない(テープの)部分から切り離されたものである。ただし、ラベルは、切断されたものに限らない。
印刷装置1は、図1に示すように、装置筐体2と、入力部3と、表示部4と、蓋5と、を備え、さらに、装置筐体2内部にカートリッジ収納部14を備える。装置筐体2の上面には、入力部3、表示部4、及び蓋5が配置されている。また、図示しないが、装置筐体2には、電源コード接続端子、外部機器接続端子、記憶媒体挿入口等が設けられていてもよい。
入力部3は、入力キー、十字キー、変換キー、決定キーなどの種々のキーを備える。表示部4は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(electro-luminescence)ディスプレイなどの表示装置である。なお、表示部4にはタッチパネルユニットが設けられていてもよく、その場合、表示部4を入力部3の一部として看做してもよい。
蓋5は、カートリッジ収納部14の上部に開閉可能に配置されている。蓋5は、ボタン5aを押下することにより開放される。蓋5には、この蓋5が閉じた状態でもカートリッジ収納部14にテープカートリッジ30(図2参照)が収容されているか否かを目視で確認可能とするために、窓5bが形成されている。また、装置筐体2の側面には、排出口2aが形成されている。印刷装置1内で印刷が行われた被印刷媒体Mは、排出口2aから装置外へ排出される。
図2は、印刷装置1に収納されるテープカートリッジ30の斜視図である。図3は、印刷装置1のカートリッジ収納部14の斜視図である。図4は、印刷装置1の断面図である。図2に示すテープカートリッジ30は、図3に示すカートリッジ収納部14に着脱自在に収納される。図4には、テープカートリッジ30がカートリッジ収納部14に収納された状態が示されている。以下、図2から図4を参照しながら、印刷装置1の印刷部23(図5参照)の内部機構の一例について説明する。
テープカートリッジ30は、図2に示すように、被印刷媒体MとインクリボンRを収容するカートリッジケース31を有している。カートリッジケース31には、テープコア32とインクリボン供給コア34とインクリボン巻取りコア35が設けられている。また、サーマルヘッド被挿入部36及び係合部37も形成されている。
被印刷媒体Mは、カートリッジケース31内部において、テープコア32にロール状に巻かれている。被印刷媒体Mは、例えば、粘着層を有する基材と、粘着層を覆うように剥離可能に基材に貼付された剥離紙と、を有するテープである。熱転写用のインクリボンRは、その先端がインクリボン巻取りコア35に巻きつけられた状態で、カートリッジケース31内部のインクリボン供給コア34にロール状に巻かれている。
図3に示すように、装置筐体2のカートリッジ収納部14には、テープカートリッジ30を所定の位置で支持するための複数のカートリッジ受け部15が設けられている。また、カートリッジ受け部15には、テープカートリッジ30が収容するテープ(被印刷媒体M)の幅を検出するためのテープ幅検出スイッチ19が設けられている。
テープ幅検出スイッチ19は、テープカートリッジの形状に基づいて被印刷媒体Mの幅を検出するためのスイッチである。テープ幅検出スイッチ19は、カートリッジ収納部14に複数設けられている。テープ幅の異なるテープカートリッジは、複数のテープ幅検出スイッチ19をそれぞれ異なる組み合わせで押下するように構成されている。これにより、後述するプロセッサ21(図5参照)が、押下されたテープ幅検出スイッチ19の組み合わせから、テープカートリッジの種類を特定し、被印刷媒体Mの幅(テープ幅)を検出する。
カートリッジ収納部14には、さらに、複数の発熱素子23a(図5参照)を有し、被印刷媒体Mに印刷を行うサーマルヘッド10と、被印刷媒体Mを搬送するプラテンローラ16と、テープコア係合軸17と、インクリボン巻取り駆動軸18が設けられている。サーマルヘッド10には、サーミスタ11が埋め込まれている。サーミスタ11は、サーマルヘッド10の温度を測定する。
テープカートリッジ30がカートリッジ収納部14に収納された状態では、図4に示すように、カートリッジケース31の係合部37がカートリッジ収納部14のカートリッジ受け部15に支持される。また、サーマルヘッド10がカートリッジケース31に形成されたサーマルヘッド被挿入部36に挿入される。また、テープコア係合軸17には、テープカートリッジ30のテープコア32が係合し、さらに、インクリボン巻取り駆動軸18には、インクリボン巻取りコア35が係合する。
利用者が入力部3を操作することによってラベル作成指示が印刷装置1に入力されると、被印刷媒体Mは、プラテンローラ16の回転によりテープコア32から繰り出される。この際、インクリボン巻取り駆動軸18がプラテンローラ16に同調して回転することで、被印刷媒体MとともにインクリボンRがインクリボン供給コア34から繰り出される。これにより、被印刷媒体MとインクリボンRは重なった状態で搬送される。そして、サーマルヘッド10とプラテンローラ16の間を通過する際にインクリボンRがサーマルヘッド10によって加熱されることで、インクが被印刷媒体Mに転写され、印刷が行われる。
サーマルヘッド10とプラテンローラ16の間を通過した使用済みのインクリボンRは、インクリボン巻取りコア35に巻き取られる。一方、サーマルヘッド10とプラテンローラ16の間を通過した印刷済みの被印刷媒体Mは、ハーフカッター12またはフルカッター13で切断され、排出口2aから排出される。
図5は、印刷装置1のブロック図である。印刷装置1は、図5に示すように、1つ以上のプロセッサ21と、1つ以上の記憶装置22と、印刷部23と、入力装置24と、表示装置25を備えていて、それがバス26を通じて接続されている。
1つ以上のプロセッサ21のそれぞれは、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含むハードウェアであり、記憶装置22に記憶されているプログラム22aを実行する。
1つ以上の記憶装置22のそれぞれは、非一時的なコンピュータ読取可能媒体であり、印刷装置1の記憶部の一例である。記憶装置22の少なくとも1つは、プログラム22aを記憶する。1つ以上のプロセッサ21は、記憶装置22に記憶されているプログラム22aを実行することで、後述する印刷制御方法を実行する制御部の一例であり、印刷部23が被印刷媒体Mに印刷を行ってラベルを作成する。また、記憶装置22の少なくとも1つは、フォント情報22bを記憶する。フォント情報は、印刷用又は表示用のビットマップデータを作成するための情報であればよく、ビットマップフォントの情報であってもよく、アウトラインフォントの情報であってもよい。なお、プログラム22aを記憶する記憶装置22と、フォント情報22bを記憶する記憶装置22とは、同じ記憶装置であっても異なる記憶装置であってもよい。以降では、印刷用のビットマップデータを特に印刷パターンデータと記す。
印刷部23は、サーマルヘッド10を用いて被印刷媒体Mに印刷を行うための構造である。印刷部23は、印刷パターンデータに応じた印字ドットを被印刷媒体Mに形成するための複数の発熱素子23aを有していればよく、例えば、図2から図4において上述した構造を有してもよい。また、入力装置24と表示装置25は、それぞれ上述した入力部3と表示部4であってもよい。
図6は、印刷装置1が行う印刷制御の方法の一例を示すフローチャートである。図7は、フォント情報に基づいて生成された印刷パターンデータの一例を示した図である。図8は、フィルタパターンを例示した図である。図9は、濃度調整処理について説明するための図である。図10は、濃度調整処理前後の印刷パターンデータの一例を対比した図である。以下、図6から図10を参照しながら、消費電力量の低減と印刷品位の維持とを両立するために、印刷装置1で行われる印刷制御方法について具体的に説明する。
利用者が入力部3を操作して文字情報を入力し、その後、印刷装置1に印刷を指示すると、1つ以上のプロセッサ21がプログラム22aを実行して、図6に示す処理を開始する。即ち、プログラム22aは、1つ以上のプロセッサ21に図6に示す処理(動作)を実行させるように構成されている。さらに換言すると、プログラム22aは、印刷装置1のコンピュータに、図6に示す処理を実行させるプログラムの一例である。図6に示す処理は、発熱素子23aの過度な発熱による消費電力の増加を抑制しつつ、印刷品位を一定以上に維持する印刷制御方法の一例である。なお、文字情報には、例えば、文字コード、書体、フォントサイズなどが含まれる。
図6に示す処理が開始されると、まず、1つ以上のプロセッサ21は、フォント情報に基づいて印刷パターンデータを生成する(ステップS1)。ここでは、1つ以上のプロセッサ21は、例えば、入力された文字情報を、記憶装置22に記憶されているフォント情報22bを用いてビットマップデータに変換することで、印刷パターンデータを生成する。具体的には、プロセッサ21は、例えば、フォント情報22bから文字情報によって指定される書体のフォント情報を特定してもよい。さらに、プロセッサ21は、特定された書体のフォント情報から、文字情報によって指定される文字コードとフォントサイズとに対応するビットマップデータを取得し、取得したビットマップデータを印刷パターンデータとして生成してもよい。また、プロセッサ21は、特定された書体のフォント情報から、文字情報によって指定される文字コードに対応するアウトラインデータを取得し、アウトラインデータと文字情報によって指定されるフォントサイズとから算出されるビットマップデータを印刷パターンデータとして生成してもよい。即ち、ステップS1では、文字情報に含まれている文字(コード)毎に印刷パターンデータが生成される。
書体A、文字サイズ19ptの“白黒”を指定する文字情報が入力された場合であれば、ステップS1では、例えば、図7に示すような印刷パターンデータ100が生成される。印刷パターンデータ100は、各文字に対応する印刷パターンデータの集合であり、“白”に対応する印刷パターンデータ101と、“黒”に対応する印刷パターンデータ102と、を含んでいる。
印刷パターンデータ100が生成されると、1つ以上のプロセッサ21は、最初の文字の印刷パターンデータを取得する(ステップS2)。ここでは、1つ以上のプロセッサ21は、例えば、図7に示す印刷パターンデータ101を取得する。
次に、1つ以上のプロセッサ21は、取得した印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを決定する(ステップS3)。ここでは、1つ以上のプロセッサ21は、印刷パターンデータに基づいて、その印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを決定する。具体的には、1つ以上のプロセッサ21は、印刷パターンデータに含まれる印字ドットの総量、単位面積当たりの量、連続性の少なくとも1つが基準より高いときに、濃度調整を行うと決定する。このような条件を満たすときには、消費電力量が高くなりやすいためである。
ここで、印字ドットとは、発熱素子23aの発熱に対応するパターンのことである。印字ドットの総量とは、印刷パターンデータに含まれる印字ドット数と言い換えることができる。印字ドットの単位面積当たりの量とは、印字ドットの総量をフォントサイズに対応する面積で割った値である。印字ドットの連続性は、隣接する印字ドット数や印字ドットの連続数などによって評価される。
ステップS3で用いられる判定基準は特に限定しないが、1つ以上のプロセッサ21は、例えば、以下のような基準で判定してもよい。1つ以上のプロセッサ21は、印刷パターンデータが4倍角以上の文字のデータである場合には、濃度調整を行うと判定してもよい。4倍角以上の文字の印刷パターンデータでは、印字ドットの総量が多くなることが推定されるためである。また、1つ以上のプロセッサ21は、フォントサイズに対応する最大印字ドット数の50%以上の印字ドットが含まれる場合には、濃度調整を行うと判定してもよい。このケースでは、印字ドットの単位面積当たりの量が十分に高いと判断できるためである。また、1つ以上のプロセッサ21は、1ライン当たりの最大印字ドット数の50%以上の印字ドットを含むラインがフォントサイズ内のラインの半数以上に及ぶ場合には、濃度調整を行うと判定してもよい。このケースでも、印字ドットの単位面積当たりの量が十分に高いと判断できるためである。また、1つ以上のプロセッサ21は、ライン内に5つ以上連続した印字ドットを含むラインがフォントサイズ内のラインの半数以上に及ぶ場合には、濃度調整を行うと判定してもよい。このケースでは、印字ドットの連続性が十分に高いと判断できるためである。
濃度調整を行うと決定されると(ステップS4YES)、1つ以上のプロセッサ21は、印刷パターンデータに対して、印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理を行う(ステップS5)。ここでは、1つ以上のプロセッサは、例えば、印刷パターンデータの濃度を抑制するための予め準備されたフィルタパターンを、ステップS3で濃度調整を行うと決定された印刷パターンデータに適用してもよい。具体的には、1つ以上のプロセッサ21は、例えば、図9に示すように、図8(a)に示すフィルタパターンF1と印刷パターンデータ101の論理積を取ることで、印刷パターンデータ101に含まれる印字ドットを間引いてもよく、その結果として、濃度が抑制された印刷パターンデータ111を得ることができる。この方法では、論理積演算を行うだけで容易に調整された印刷パターンデータを生成することが可能である。なお、図8に示すフィルタパターンF1では、黒が“1”を示し、白が“0”を示している。
なお、ステップS5で用いられるフィルタパターンは、図8(a)に示す、正方形を交互に配した市松模様を有するフィルタパターンF1に限らない。長方形(短辺:長辺=1:2)を交互に配した図8(b)に示す市松模様を有するフィルタパターンF2が用いられてもよく、その他のフィルタパターンが用いられてもよい。フィルタパターンを適用することで、印刷パターンデータに含まれる印字ドットの総量、単位面積当たりの量、連続性のいずれも抑制することができる。このため、印字ドットの総量、単位面積当たりの量、連続性の少なくとも1つが基準より高いと判断された印刷パターンデータを調整して、基準を満たすように変換することができる。従って、消費電力量を効率的に低減することができる。
濃度調整処理が終了する、又は、ステップS3において濃度調整を行わないと決定されると(ステップS4NO)、1つ以上のプロセッサ21は、ステップS1で生成された印刷パターンデータに次の文字が含まれているか判定する(ステップS6)。そして、次の文字が含まれていると判定すると(ステップS6YES)、プロセッサ21は、ステップS1で生成された印刷パターンデータから次の文字の印刷パターンデータを取得し(ステップS7)、ステップS3からステップS6の処理を繰り返す。
これにより、印刷パターンデータに含まれる2文字目以降の印刷パターンデータについても1文字目の印刷パターンデータと同様に、濃度調整の要否が判定され、必要と判定された場合には、濃度が調整される。即ち、図6に示す印刷制御方法では、プロセッサ21により、ステップS1からステップS7において、フォント情報に基づいてステップS1で生成された文字毎の印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かが、その印刷パターンデータに基づいて、文字毎に決定され、濃度調整を行うと決定された文字の印刷パターンデータに対して、その印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理が行われる。
なお、図10には、印刷パターンデータ100に含まれる印刷パターンデータ101と印刷パターンデータ102の両方について濃度調整が行われた結果、フォント情報に基づいて生成された印刷パターンデータ100が印刷パターンデータ111と印刷パターンデータ112を含む印刷パターンデータ110に変換された様子が示されている。
印刷パターンデータに含まれる全ての文字について処理が終了すると(ステップ6NO)、プロセッサ21は、印刷パターンデータを印刷部23へ出力し(ステップS8)、図6に示す処理を終了する。なお、ステップS8では、プロセッサ21は、文字毎に、濃度調整処理が行われた印刷パターンデータ、又は、フォント情報に基づいて生成された印刷パターンデータを印刷部23へ出力する。これにより、文字毎に必要に応じて濃度が調整された印刷が印刷部23で行われる。
以上のように、本実施形態に記載される印刷装置1では、フォント情報に基づいて生成された印刷パターンデータの濃度調整の要否が文字毎に決定され、文字毎に濃度調整が行われる。このため、印刷単位(つまり、印刷指示に含まれる文字列単位)で調整する場合と比較して、柔軟な調整が可能となる。具体的には、文字列の一部の文字において濃度抑制が必要な場合に、文字列の残りの文字についても濃度が抑制された結果、印刷品位が低下するといった事態を回避することができる。また、印刷品位の低下を回避するため、濃度調整に必要以上に高い基準を設けた結果、濃度調整が十分に行われず、消費電力量が低下しないといった事態も回避することができる。従って、本実施形態に係る印刷装置1によれば、消費電力量の低減と印刷品位の維持との両立を実現することができる。
以上では、同じ書体で且つ同じフォントの複数の文字が入力された場合を例にして、図6に示す印刷制御方法を説明したが、入力される文字の書体は、統一されていなくてもよい。例えば、図11には、書体の異なる同じ文字が入力された結果、フォント情報に基づいて生成された印刷パターンデータ100aが印刷パターンデータ110aに変換されて印刷部23へ出力された例が示されている。本実施形態に係る印刷装置1では、フォント情報に基づいて生成された印刷パターンデータに基づいて濃度調整の要否が決定されるため、図11に示すように、同じ文字であっても書体の違いなどによって生じる調整の必要性の違いが適切に判断して調整を行うことができる。従って、消費電力量の低減と印刷品位の維持を高いレベルで両立することができる。
図12は、印刷装置1が行う印刷制御の方法の別の例を示すフローチャートである。図13は、濃度調整処理前後の印刷パターンデータの更に別の例を対比した図である。以下、図12及び図13を参照しながら、印刷装置1が行う印刷制御方法の変形例について説明する。
図12に示す処理は、濃度調整を行うことを決定し、濃度調整処理が行われた後に、ステップS16において輪郭復元処理が行われる点が、図6に示す処理とは異なっている。なお、図12に示すステップS11からステップS15の処理は、図6に示すステップS1からステップS5の処理と同様である。また、図12に示すステップS17からステップS19の処理は、図6に示すステップS6からステップS8の処理と同様である。
使用されるフィルタパターンによっては、濃度調整処理後の印刷パターンデータでは、文字の輪郭がぼやけてしまい、その結果、印刷品位が損なわれるといった事態が生じ得ることがある。そこで、1つ以上のプロセッサは、図12に示すように、濃度調整処理後に、濃度調整処理が行われた印刷パターンデータに対して、文字の輪郭を復元する輪郭復元処理を行う(ステップS16)。
ステップS16では、1つ以上のプロセッサは、まず、文字の輪郭部分を抽出したデータ(以降、輪郭データと記す)を作成し、その後、ステップS15で得られた濃度調整処理後の印刷パターンデータに対して輪郭データを適用することで、文字の輪郭が復元された印刷パターンデータを生成してもよい。具体的には、輪郭データは、例えば、フォント情報又はフォント情報に基づいて生成された印刷パターンデータから文字の輪郭のみを抽出することで作成されてもよく、印刷パターンデータへの輪郭データを適用する処理は、印刷パターンデータと輪郭データの論理を取る処理であってもよい。
図13には、ステップS11で生成された印刷パターンデータ100に対して、濃度調整処理と輪郭復元処理を行われた結果、印刷パターンデータ100が、図10に示す印刷パターンデータ110に対して文字の輪郭が強調された印刷パターンデータ120に変換された様子が示されている。なお、印刷パターンデータ120に含まれる印刷パターンデータ121、印刷パターンデータ122のそれぞれは、印刷パターンデータ110に含まれる印刷パターンデータ111、印刷パターンデータ112に対して文字の輪郭を強調したデータである。
以上のように、印刷装置1が図12に示す変形例に係る処理を行うことで、濃度調整処理により濃度調整が行われた印刷パターンデータに対して、さらに、輪郭復元処理が行われることになる。このため、仮に濃度調整により文字の輪郭がぼやけた印刷パターンデータが生成されてしまった場合であっても、輪郭を復元することができる。従って、図6に示す処理を行った場合と比較して、さらに印刷品位をより高いレベルに維持することが可能となる。
図14は、印刷装置と情報処理装置を含むシステムの構成を示した図である。図15は、印刷装置と情報処理装置のブロック図である。上述した実施形態では、図1に示すように入力部3と表示部4を有し、且つ、入力部3を用いて入力された情報に基づいて印刷を行う印刷装置1を例示したが、印刷装置は、例えば、図14に示す印刷装置200のように、入力部と表示部を有しなくてもよい。
図14に示すシステムでは、入力装置303と表示装置304を有する情報処理装置300から印刷装置200へ通信装置(通信装置305、通信装置204)を介して印刷指示が送信される。この場合、図6又は図12に示す印刷制御方法は、情報処理装置300で行われてもよく、印刷装置200で行われてもよい。上述した実施形態及びその変形例と同様に、印刷装置200のプロセッサ201が記憶装置202に記憶されているプログラム202aを実行することにより、フォント情報202bを用いて印刷パターンデータを生成し印刷部203へ出力してもよい。また、上述した実施形態及びその変形例とは異なり、印刷装置200が情報処理装置300で生成され調整された印刷パターンデータを受信し、その印刷パターンデータを印刷部203へ出力することで印刷を行ってもよい。
より具体的には、情報処理装置300は、複数の発熱素子を有する印刷装置200に印刷を指示する装置であり、プロセッサ301(及び通信装置305)は、複数の発熱素子の発熱パターンを制御する印刷パターンデータを印刷装置200へ出力する制御部の一例であってもよく、記憶装置302は、フォント情報302bを記憶する記憶部の一例であってもよい。その場合、プロセッサ301は、フォント情報302bに基づいて生成された文字毎の印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを、印刷パターンデータに基づいて、文字毎に決定してもよく、濃度調整を行うと決定された文字の印刷パターンデータに対して、印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理を行ってもよい。
図14に示す情報処理装置300、及び、情報処理装置300と印刷装置200を含むシステムによっても、図1に示す印刷装置1と同様に、消費電力量の低減と印刷品位の維持との両立を実現する印刷制御を行うことができる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、上述の実施形態の各種変形形態および代替形態を包含するものとして理解されるべきである。例えば、各実施形態は、その趣旨および範囲を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できることが理解されよう。また、上述した実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の実施形態が実施され得ることが理解されよう。更には、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除して、または実施形態に示される構成要素にいくつかの構成要素を追加して種々の実施形態が実施され得ることが当業者には理解されよう。即ち、印刷装置、情報処理装置、印刷制御方法、及び、プログラムは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
上述した実施形態では、濃度調整処理において、印字ドットを間引くことで、印刷パターンデータの濃度を抑制する例を示したが、濃度調整処理は、他の方法により印刷パターンデータの濃度を抑制してもよい。例えば、各印字ドットが二値以上の値をとり得るのであれば、各印字ドットの濃度を抑制することで、印刷パターンデータの濃度を抑制してもよい。具体的には、例えば、中間的な濃度に対応するフィルタパターンとフォント情報に基づいて生成された印刷パターンデータの論理積を取ることで、印刷パターンデータに含まれる印字ドットの濃度を抑制してもよい。この場合、例えば、印刷部において印字ドットに対応する通電時間が調整されることで、発熱量が抑制され、消費電力量の低減が図られる。
上述した実施形態では、1文字毎に濃度調整を行うか否かを決定したが、濃度調整を行うか否かは複数文字の単位で行ってもよく、複数文字の単位で濃度調整が行われてもよい。濃度調整の単位は、利用者が任意に設定可能であってもよく、これにより、印刷品位と消費電力抑制のバランスを利用者が調整することが可能となる。また、濃度調整は、濃度調整を行うと決定された文字を含む連続した数の文字に対して行われてもよい。
本明細書において、“Aに基づいて”という表現は、“Aのみに基づいて”を意味するものではなく、“少なくともAに基づいて”を意味している。即ち、“Aに基づいて”はAに加えてBに基づいてもよい。
以下、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
複数の発熱素子を有する印刷部と、
前記複数の発熱素子の発熱パターンを制御する印刷パターンデータを前記印刷部へ出力する制御部と、
フォント情報を記憶する記憶部と、を備え、
前記制御部は、
前記フォント情報に基づいて生成された文字毎の印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを、前記印刷パターンデータに基づいて、前記文字毎に決定し、
前記濃度調整を行うと決定された文字の印刷パターンデータに対して、前記印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理を行う
ことを特徴とする印刷装置。
[付記2]
付記1に記載の印刷装置において、
前記制御部は、前記印刷パターンデータに含まれる印字ドットの総量、単位面積当たりの量、連続性の少なくとも1つが基準より高いときに、前記濃度調整を行うと決定する
ことを特徴とする印刷装置。
[付記3]
付記2に記載の印刷装置において、
前記制御部は、さらに、前記濃度調整処理が行われた印刷パターンデータに対して、前記文字の輪郭を復元する復元処理を行う
ことを特徴とする印刷装置。
[付記4]
付記2又は付記3に記載の印刷装置において、
前記濃度調整処理は、フィルタパターンと前記印刷パターンデータの論理積を取ることで、前記印刷パターンデータに含まれる前記印字ドットを間引く処理を含む
ことを特徴とする印刷装置。
[付記5]
付記2又は付記3に記載の印刷装置において、
前記濃度調整処理は、フィルタパターンと前記印刷パターンデータの論理積を取ることで、前記印刷パターンデータに含まれる前記印字ドットの濃度を抑制する処理を含む
ことを特徴とする印刷装置。
[付記6]
付記4に記載の印刷装置において、
前記フィルタパターンは、前記印刷パターンデータの濃度を抑制するためのものであり、
前記濃度調整処理は、前記印字ドットを間引くことで、前記印刷パターンデータの濃度を抑制する処理を含む
ことを特徴とする印刷装置。
[付記7]
付記5に記載の印刷装置において、
前記フィルタパターンは、前記印刷パターンデータの濃度を抑制するための中間的な濃度に対応するものであり、
前記濃度調整処理は、前記フィルタパターンと前記印刷パターンデータの論理積を取ることで、前記印刷パターンデータに含まれる前記印字ドットの濃度を抑制する処理を含む
ことを特徴とする印刷装置。
[付記8]
複数の発熱素子を有する印刷装置に印刷を指示する情報処理装置であって、
前記複数の発熱素子の発熱パターンを制御する印刷パターンデータを前記印刷装置へ出力する制御部と、
フォント情報を記憶する記憶部と、を備え、
前記制御部は、
前記フォント情報に基づいて生成された文字毎の印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを、前記印刷パターンデータに基づいて、前記文字毎に決定し、
前記濃度調整を行うと決定された文字の印刷パターンデータに対して、前記印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理を行う
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記9]
印刷部が有する複数の発熱素子の発熱パターンを制御する印刷パターンデータであって、フォント情報に基づいて生成された文字毎の印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを、前記印刷パターンデータに基づいて、前記文字毎に決定し、
前記濃度調整を行うと決定された文字の印刷パターンデータに対して、前記印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理を行い、
前記文字毎に、前記濃度調整処理が行われた印刷パターンデータ、又は、前記フォント情報に基づいて生成された印刷パターンデータを前記印刷部へ出力する
ことを特徴とする印刷制御方法。
[付記10]
コンピュータに、
印刷部が有する複数の発熱素子の発熱パターンを制御する印刷パターンデータであって、フォント情報に基づいて生成された文字の印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを、前記印刷パターンデータに基づいて、前記文字毎に決定し、
前記濃度調整を行うと決定された文字の印刷パターンデータに対して、前記印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理を行い、
前記文字毎に、前記濃度調整処理が行われた印刷パターンデータ、又は、前記フォント情報に基づいて生成された印刷パターンデータを前記印刷部へ出力する
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
1、200・・・印刷装置
10・・・サーマルヘッド
21、201、301・・・プロセッサ
22、202、302・・・記憶装置
22a、202a、302a・・・プログラム
22b、202b、302b・・・フォント情報
23、203・・・印刷部
23a、203a・・・発熱素子
M・・・被印刷媒体
100~103、110~112、120~122、100a、110a・・・印刷パターンデータ
300・・・情報処理装置
F1、F2・・・フィルタパターン

Claims (10)

  1. 複数の発熱素子を有する印刷部と、
    前記複数の発熱素子の発熱パターンを制御する印刷パターンデータを前記印刷部へ出力する制御部と、
    フォント情報を記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記フォント情報に基づいて生成された文字毎の印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを、前記印刷パターンデータに基づいて、前記文字毎に決定し、
    前記濃度調整を行うと決定された文字の印刷パターンデータに対して、前記印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理を行う
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、前記印刷パターンデータに含まれる印字ドットの総量、単位面積当たりの量、連続性の少なくとも1つが基準より高いときに、前記濃度調整を行うと決定する
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2に記載の印刷装置において、
    前記制御部は、さらに、前記濃度調整処理が行われた印刷パターンデータに対して、前記文字の輪郭を復元する復元処理を行う
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の印刷装置において、
    前記濃度調整処理は、フィルタパターンと前記印刷パターンデータの論理積を取ることで、前記印刷パターンデータに含まれる前記印字ドットを間引く処理を含む
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項2又は請求項3に記載の印刷装置において、
    前記濃度調整処理は、フィルタパターンと前記印刷パターンデータの論理積を取ることで、前記印刷パターンデータに含まれる前記印字ドットの濃度を抑制する処理を含む
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項4に記載の印刷装置において、
    前記フィルタパターンは、前記印刷パターンデータの濃度を抑制するためのものであり、
    前記濃度調整処理は、前記印字ドットを間引くことで、前記印刷パターンデータの濃度を抑制する処理を含む
    ことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項5に記載の印刷装置において、
    前記フィルタパターンは、前記印刷パターンデータの濃度を抑制するための中間的な濃度に対応するものであり、
    前記濃度調整処理は、前記フィルタパターンと前記印刷パターンデータの論理積を取ることで、前記印刷パターンデータに含まれる前記印字ドットの濃度を抑制する処理を含む
    ことを特徴とする印刷装置。
  8. 複数の発熱素子を有する印刷装置に印刷を指示する情報処理装置であって、
    前記複数の発熱素子の発熱パターンを制御する印刷パターンデータを前記印刷装置へ出力する制御部と、
    フォント情報を記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記フォント情報に基づいて生成された文字毎の印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを、前記印刷パターンデータに基づいて、前記文字毎に決定し、
    前記濃度調整を行うと決定された文字の印刷パターンデータに対して、前記印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理を行う
    ことを特徴とする情報処理装置。
  9. 印刷部が有する複数の発熱素子の発熱パターンを制御する印刷パターンデータであって、フォント情報に基づいて生成された文字毎の印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを、前記印刷パターンデータに基づいて、前記文字毎に決定し、
    前記濃度調整を行うと決定された文字の印刷パターンデータに対して、前記印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理を行い、
    前記文字毎に、前記濃度調整処理が行われた印刷パターンデータ、又は、前記フォント情報に基づいて生成された印刷パターンデータを前記印刷部へ出力する
    ことを特徴とする印刷制御方法。
  10. コンピュータに、
    印刷部が有する複数の発熱素子の発熱パターンを制御する印刷パターンデータであって、フォント情報に基づいて生成された文字の印刷パターンデータに対して濃度調整を行うか否かを、前記印刷パターンデータに基づいて、前記文字毎に決定し、
    前記濃度調整を行うと決定された文字の印刷パターンデータに対して、前記印刷パターンデータの濃度を抑制する濃度調整処理を行い、
    前記文字毎に、前記濃度調整処理が行われた印刷パターンデータ、又は、前記フォント情報に基づいて生成された印刷パターンデータを前記印刷部へ出力する
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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