JP2022016338A - 工作機械 - Google Patents

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JP2022016338A
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幸泰 長瀬
Yukiyasu Nagase
良太 新藤
Ryota Shindo
圭二 植村
Keiji Uemura
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Abstract

【課題】装置全体を小型化できるとともに、高精度加工を達成すること。【解決手段】第1ユニット41の第1モータ411の回転により加工ツール31が鉛直な第1軸線S1を中心に回転されて、その先端の刃先が軸交点を中心にして水平面内を回転される。第2ユニット42の第2モータ421の回転により、加工ツール31が第1軸線S1に対して45度の角度θ1をなす第2軸線S2を中心に回転変位される。そして、加工ツール31がX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に移動されることにより、加工ツール31によりテーブル上のワークに対して球面などの加工を施すことができる。【選択図】図3

Description

本発明は、ワーク加工するための加工ツールを装備する工作機械に関するものである。
特許文献1に開示された工作機械においては、先端の刃先においてワークを加工する加工ツールが自身の長手方向と平行をなす第1軸線を中心に回転されて変向される。また、加工ツールは加工ツールの先端の刃先から大きく離れた位置において前記第1軸線と直角をなす第2軸線を中心に回転されて変向される。さらに、加工ツールは第1軸線および第2軸線と直角をなす第3軸線を中心に回転されて変向される。そして、変向された加工ツールが3軸方向に移動されることにより、球面などの曲面を切削できるとしている。
特開2017-13152号公報
前記特許文献1において、加工ツールは、その先端の刃先から大きく離れるとともに、第1軸線と直角をなす第2,第3軸線を中心に回転移動される。この回転移動によって、加工ツールは指向角度を変向するものである。言い換えれば、加工ツールの姿勢を変更する姿勢変向軸としての3軸がそれぞれ異なる位置において異なる方向を向いているため、加工ツールの角度変向機構が大型化する。従って、その大型化する角度変向機構をX,Y,Zの3軸方向へ移動させる機構も大型化する。その結果、工作機械全体が大型化して、設置スペースの確保が困難になる。
また、工作機械の大型化はその工作機械の大重量化を招く。工作機械が大重量化すると、機械振動の周波数が低くなるものの、振幅が大きくなるため、加工精度が低下する。
しかも、3軸がそれぞれ異なる位置において異なる方向を向いている従来構成においては、加工ツールの刃先の位置や傾き角度を調節する場合、加工ツールはその刃先とは異なる位置を中心に動かされる。従って、刃先を変向させる場合、加工ツールをその刃先から離れた位置を中心に複雑に動かす必要がある。例えば、加工ツールを刃先の位置を変更することなく、垂直面内において動かして、刃先の向きのみ変向しようとする場合、従来構成においては、加工ツールは刃先から離れた水平軸を中心に動かされる。従って、刃先の位置が上下に移動してしまうことになり、その上下移動をキャンセルするために、加工ツール全体を上下に移動させる必要がある。このため、刃先の変向のための制御が複雑になり、高精度加工が困難になる。
本発明の目的は、装置全体を小型化できるとともに、高精度加工を達成できる工作機械を提供することにある。
以上の目的を達成するために、本発明においては、第1姿勢変向軸と、その第1姿勢変向軸に対して傾斜する第2姿勢変向軸と、その第2姿勢変向軸に対して傾斜する第3姿勢変向軸を有するとともに、前記第1~第3姿勢変向軸を1点で交差させ、前記第3姿勢変向軸の軸線上に加工ツールを支持するようにしたことを特徴とする。
以上の構成においては、加工ツールが第1姿勢変向軸を中心に回転されて、その先端の刃先が水平面内において変向される。また、加工ツールが第1姿勢変向軸に対して例えば45度の角度をなす第2姿勢変向軸を中心に回転されて変向される。従って、加工ツールの角度を調節できる。また、加工ツールが第3姿勢変向軸の軸線上において回転されて変向される。従って、加工ツールを自在に変向できるため、ワークの被切削面が球面のような曲面形状であっても、加工ツールの先端を被切削面に対する法線上に位置させることができる。このため、姿勢変向軸が1点で交差していない従来構成とは異なり、加工ツールを1点を中心に姿勢変向させればよい。従って、工作機械の小型化および構成の簡素化が可能になり、高精度な加工を施すことができる。
また、加工ツールの刃先が1点を中心にした3軸上に位置して、その加工ツールが第3変向軸に沿って延びて第3変向軸を中心に向きを変更できる。このため、加工ツールの刃先を常に加工方向に向けることが可能になり、加工ツールが例えばバイトである場合には好適である。さらに、加工ツールの刃先を第3姿勢変向軸上から外れないようにできるため、刃先位置にその回転角度変化による誤差が生じることはない。従って、高精度加工ができる。
加えて、3軸が同一点で交差している。このため、従来のような3軸がそれぞれ別の位置にあって交差していない構成とは異なり、不要な動きのキャンセル動作をともなうような高精度な位置決めを必要としない。従って、複雑な制御が不要になる。
以上のように、本発明においては、装置全体を小型化できて、高精度加工を達成できるという効果を発揮する。
第1実施形態の工作機械を示す斜視図。 同じく第1実施形態の工作機械を示す正面図。 第1実施形態の要部を示す一部斜視図。 図3とは異なる動作時における第1実施形態の要部を示す一部斜視図。 図3および図4とは異なる動作時における第1実施形態の要部を示す一部斜視図。 第1,第2,第3姿勢変向軸の角度関係を示す線図。 第3姿勢変向軸の移動範囲を示す線図。 第2実施形態を示す斜視図。 第2実施形態を示す簡略図。 第2実施形態の装置によって加工されたワークを示す斜視図。 (a)~(d)は、図10のワークの加工工程を示す断面図。 第3実施形態を示す正面図。 図12の状態から加工ツールを移動させた状態を示す正面図。 図12の状態から図13とは異なる位置に加工ツールを移動させた状態を示す正面図。
[第1実施形態]
以下、本発明を具体化した実施形態を説明する。はじめに、第1実施形態の構成を図1~図7の図面に基づいて説明する。
(第1実施形態の構成)
図1及び図2に示すように、機台14の上部にコラム部16が形成されている。このコラム部16の前面の左右方向に水平(X軸方向)に延びる第1ガイドレール17には水平移動体18が支持されている。水平移動体18には鉛直方向(Z軸方向)に延びる第2ガイドレール21が形成されている。この第2ガイドレール21に昇降体22が昇降可能に支持されている。機台14には前後方向(Y軸方向)に延びる第3ガイドレール19が敷設されている。この第3ガイドレール19にはワークWを搭載するテーブル20が支持されている。水平移動体18,昇降体22およびテーブル20は、図示しないモータにより移動される。
図3~図5に示すように、昇降体22には第1モータ411を有する第1ユニット41が搭載されている。この第1モータ411の出力軸の軸線(以下、第1軸線という)S1はZ軸方向である鉛直方向に伸びている。第1モータ411の出力軸には第2モータ421を有する第2ユニット42が支持されている。この第2モータ421の出力軸の軸線(以下、第2軸線という)S2は前記第1軸線S1に対して45度の角度θ1に設定されている(図6参照)。そして、第1モータ411の出力軸の回転により、第2ユニット42は第1軸線S1に対して45度の角度θ1を維持した状態で、鉛直方向に延びる第1軸線S1を中心に水平面内を回転される。
第2モータ421の出力軸には第3モータ431を有する第3ユニット43が支持されている。この第3モータ431の出力軸の軸線(以下、第3軸線という)S3は第2軸線S2に対して45度の角度θ2に設定されている。従って、角度θ1,θ2の合計角度は90度である。そして、第2モータ421の出力軸の回転により、第3ユニット43が第2軸線S2を中心に回転される。このとき、第3モータ431の出力軸は第3軸線S3上において第2軸線S2に対して45度の角度θ2を維持した状態で回転される。
図3,図6及び図7に示すように、前記第1軸線S1,第2軸線S2,第3軸線S3がそれぞれ第1姿勢変向軸,第2姿勢変向軸,第3姿勢変向軸を構成している。そして、第1軸線S1,第2軸線S2および第3軸線S3は一箇所の交点(以下、軸交点という)Cにおいて交差する。
図3~図5に示すように、第3ユニット43の出力軸には先端の刃先においてワークWを加工する長尺ツールとしてのバイトよりなる一方向に長い加工ツール31が支持されている。この加工ツール31は、その長手方向に延びる中心線が第3軸線S3上において延長されて位置するとともに、加工部としての加工ポイントである先端の刃先が前記軸交点Cに位置している。従って、第2ユニット42の出力軸の回転により、加工ツール31は第1軸線S1に対して45度の角度θ1をなす第2軸線S2を中心に変向回転される。これによって、加工ツール31が水平面内の位置と、第1軸線S1に沿う鉛直線上の位置との間に配置される。このため、図7に示すように、加工ツール31は、その先端の刃先が軸交点Cに配置された状態において第2軸線S2を中心に円錐面CN上を移動される。また、第1ユニット41の出力軸の回転により、加工ツール31は、その先端の刃先が軸交点Cに配置された状態において第1軸線S1を中心に、あるいは軸交点Cの周りを移動する。従って、図7の実線および2点鎖線で示すように、前記円錐面CNが軸交点Cを中心にして、第1軸線S1の周りを回転変位することになる。
前記第2ユニット42にはウェイト27が支持されている。このウェイト27は、軸線S2の反対側へのモーメント荷重に抗している。すなわち、このウェイト27は、第2ユニット42および加工ツール31を含む第3ユニット43による偏荷重を相殺して、その偏荷重が第1ユニット41に作用することを抑制している。
(第1実施形態の作用)
以上のように構成された工作機械の作用を説明する。
第1ユニット41の第1モータ411が回転されると、加工ツール31が鉛直な第1軸線S1を中心に回転されて、その先端の刃先が軸交点Cを中心にして水平面内を回転される。また、第2ユニット42の第2モータ421が回転されると、加工ツール31が第1軸線S1に対して45度の角度θ1をなす第2軸線S2を中心に回転変位される。従って、加工ツール31の角度を自在に調節できる。さらに、第3ユニット43のモータ431が回転されると、加工ツール31は第3軸線S3上において、その第3軸線S3を中心に回転される。従って、加工ツール31は第3軸線S3を中心に姿勢変向されて、刃先の向きを変向できる。
また、水平移動体18のX軸方向への移動により、加工ツール31がX軸方向に移動される。昇降体22のZ軸方向への移動により、加工ツール31がZ軸方向に移動される。テーブル20のY軸方向への移動により、加工ツール31がワークWに対してY軸方向に相対移動される。
例えば、テーブル上のワークWに対して球面加工を施す場合には、加工ツール31とワークWとがX,Y,Zの3方向へ相対移動される。この相対移動により、加工ツール31の先端の刃先の位置をワーク上の所要の位置に配置できるとともに、ワークW上を所要の軌跡に沿って移動できる。また、加工ツール31を第1~第3軸線S1~S3上において移動させることにより、加工ツール31の向きを調整できる。すなわち、加工ツール31の角度と先端の刃先の向きを自在に調節できる。このため、ワークWの被切削面が球面のような曲面形状であっても、加工ツール31の刃先をワークWの被切削面に対する法線上において常に加工方向に向かせることができる。従って、高精度な加工を施すことができる。
なお、加工ツール31の先端の刃先が研磨などにより、その刃先が軸交点Cの位置から、第3軸線S3の方向において変位した場合には、少なくともひとつのモータ411,421,431の動作が補正される。
(第1実施形態の効果)
本実施形態においては、以下の効果を得ることができる。
(1-1)加工ツール31の刃先の向きを変更するための第1,第2および第3ユニット41,42,43の第1~第3軸線S1,S2,S3が軸交点Cで交差している。このため、離間する軸を中心に変更させる工作機械とは異なり、加工ツール31を変向させるための構成を小型化および簡素化できる。従って、工場内における工作機械の設置スペースを小さくできる。また、工作機械を小型化できるため、軽量化も可能になる。従って、工作機械の振動振幅が小さくなって、加工精度の向上が可能になる。
(1-2)前述のように、本実施形態においては、加工ツール31の先端の刃先を中心にして加工ツール31を変向させることができる。このため、その刃先の向きと位置が定まり、刃先を加工方向に向かせることができて、円滑な加工が可能となるとともに、加工精度を向上できる。つまり、本実施形態においては、特許文献1とは異なり、加工ツール31の刃先が1点を中心にした3軸上に位置して、その加工ツール31が第3軸線S3に沿って延びて第3軸線S3を中心に向きを変更できる。このため、前記のように、加工ツール31の刃先を常に加工方向に向けることが可能になって、加工ツール31がバイトである場合には好適である。さらに、加工ツール31の刃先を第3軸線S3上から外れないようにできるため、刃先位置においてその回転角度変化による誤差が生じることはない。従って、高精度加工ができる。加えて、3軸が同一点で交差している。このため、従来のような3軸がそれぞれ別の位置にあって交差していない構成とは異なって、不要な動きのキャンセル動作をともなうような高精度な位置決めを必要としない。従って、複雑な制御が不要になる。
(1-3)第2ユニット42および第3ユニット43の荷重を相殺するウェイト27が設けられている。このため、加工ツール31を支持する部分の重量バランスを確保できて、高精度加工に寄与できる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を図1,図8~図11(a)~(d)に基づいて、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(第2実施形態の構成)
第2実施形態の構成について説明する。
図1に2点鎖線で示すように、テーブル20及び加工ツール31等の側方において、機台14には図8~図11(a)~(d)に示す横長のワークWとの干渉を避けるための開放部51が形成されている。テーブル20は横長のワークWを搭載できるように、図示はしないが、横長に形成されている。そして、図9に示すように、機台14には、ワークWの両端を把持するためのクランプ装置を構成する一対のニードル52が設けられている。ニードル52は、X軸方向に延びるニードル軸線S4を中心に回転可能である。このニードル52は、図示しないモータによってニードル軸線S4を中心に正逆いずれの方向にも回転される。
(第2実施形態の作用)
以下の説明においては、図8及び図9に示すように、円柱状をなる長尺状のワークWに対して、図10に示すように、その軸線方向に延びる凹部Waを形成するものである。この凹部Waは、その底面WbがワークWの中心を通る直径線と平行な平面である。また、凹部Waの両内壁面Wcは、底面Wbに対して直角をなす。加工ツール31としては、エンドミルが用いられる。
すなわち、図9に示すように、ワークWはその両端においてニードル52により把持される。そして、ワークWは、Y軸方向に移動されて、図11(b)に示すように、加工ツール31の先端が凹部Waの底面Wbの位置に達する。その後、図11(c)及び図11(d)に示すように、加工ツール31のX軸方向における往復動及びZ軸方向の移動と、ワークWの回転及びY軸方向における移動とが同時に実行される。このとき、加工ツール31が垂直面内において角度調節されて、底面Wbに対して直角をなす両内壁面Wcが形成される。以上のように、回転されるワークWの凹部Waの底面Wbが平面形状であっても、両内壁面Wcが底面Wbに対して直角をなす形状であっても、加工ツール31の角度調節によって、それらの面Wb,Wcを削り出すことができる。
(第2実施形態の効果)
(2-1)加工ツール31とワークWとをX,Y,Z軸方向において相対移動させるとともに、ワークWを回転させることにより、前記のような平面形状の面Wbを削り出すことができる。従って、加工ツール31とワークWとのY軸方向における位置関係を経時的に変更させれば、面Wbを平面だけではなく、円弧面などの曲面を形成できる。
(2-2)両内壁面Wcが底面Wbに対して直角をなす形状であっても、加工ツール31の角度調節によって、その両内壁面Wcを削り出すことができる。従って、加工ツール31とワークWとのZ軸方向における位置関係を経時的に変更させれば、底面Wbに対する内壁面Wcの角度を直角以外のものに変更できる。この場合、加工ツール31とワークWとの位置関係及び加工ツール31の角度を適宜に変更すれば、図10に2点鎖線で示すように、内壁面Wcを曲面状に形成できる。
(2-3)X軸方向におけるワークWの移動範囲を狭くすれば、X軸方向の両端が開放されていない溝あるいは凹部を削り出すことができる。このとき、ワークWのX軸方向における移動範囲を経時的に変化させれば、側面(凹部のX軸方向の端面)を曲面状に形成できる。また、加工ツール31のX軸方向の面内における角度を調節すれば、前記側面の外方に向かう開き角度を任意に変更できる。
(2-4)ワークWの外周面に凸部を形成することができる。この場合は、凸部の形成予定部以外の部分を削り取ればよい。また、凸部の側面を加工ツール31によって傾斜させることもできる。このようにすれば、各種の形状の凸部を形成できる。以上のように、加工ツール31の角度や、加工ツール31とワークWとの位置関係の調整によって、円柱形状のワークWに対して自在な形状の加工を施すことができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態を図12~図13の図面に基づいて説明する。
(第3実施形態の構成)
図12に示すように、本実施形態は、加工ツール31として回転砥石を設けたものである。第3ユニット43のモータ431のモータ軸432は第3軸線S3と平行な軸線S5上に位置する。回転砥石の外周の加工部としての研削面311が第3軸線S3上に位置する。そして、その研削面311が第1軸線S1,第2軸線S2及び第3軸線S3の交点に位置する。なお、回転砥石は、加工使用やドレッシングによって、外径が大きく変化するものがある。このように、外径が変化した場合は、研削面311を通る第3軸線S3の位置が変化するため、必要に応じてその変化分だけ工作機械の作動態様を調節する。
(第3実施形態の作用)
従って、本実施形態においては、図12に実線及び2点鎖線で示すように、また、図13及び図14に示すように、研削面311が第1~第3軸線S1~S3上に位置して、その向きを変えることができる。このため、ワークWに対して異なる方向から研削加工を施すことができる。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態においては、以下の効果がある。
すなわち、回転砥石によってワークWを異なる方向から研削できる。このため、例えば、ワークWが曲面を有する場合、その曲面の研削をワークWの位置を変更することなく、能率よく行うことが可能になる。
[変更例]
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、以下のような態様で具体化することもできる。そして、前記各実施形態及び以下の変更例は、矛盾しない範囲内で組み合わせることができる。
・前記第1,第2実施形態のウェイト27は、第2ユニット42および第3ユニット43の荷重を相殺するようにしたが、第2ユニット42に別のウェイトを設けて、第3ユニット43の荷重を相殺するように構成すること。
・第1軸線S1と第2軸線S2との間の角度θ1および第2軸線S2と第3軸線S3との間の角度θ2を変更すること。この場合、角度θ1と角度θ2との合計は前記各実施形態のように90度としてもよく、0度を除く90度以外でもよい。
・第3実施形態において、回転砥石のウェイトをキャンセルするバランスウェイトを設けること。
10…工作機械
24…第1軸
26…第2軸
29…第3軸
31…加工ツール
311…研削面
C…軸交点
S1…第1軸線
S2…第2軸線
S3…第3軸線
θ1…角度
θ2…角度

Claims (7)

  1. 第1姿勢変向軸と、その第1姿勢変向軸に対して傾斜する第2姿勢変向軸と、その第2姿勢変向軸に対して傾斜する第3姿勢変向軸を有するとともに、前記第1~第3姿勢変向軸を1箇所の交点で交差させ、前記第3姿勢変向軸の軸線上に加工ツールを支持するようにした工作機械。
  2. 前記第1姿勢変向軸と前記第2姿勢変向軸との間の角度および前記第2姿勢変向軸と前記第3姿勢変向軸との間の角度の合計を90度にした請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記第1姿勢変向軸と前記第2姿勢変向軸との間の角度および前記第2姿勢変向軸と前記第3姿勢変向軸との間の角度をそれぞれ45度にした請求項2に記載の工作機械。
  4. 前記加工ツールの加工部を前記交点上に位置させた請求項1~3のうちのいずれか一項に記載の工作機械。
  5. 前記加工ツールは、前記第3姿勢変向軸上に延長して配置され、先端の加工ポイントが前記交点に位置する長尺ツールである請求項4に記載の工作機械。
  6. 前記加工ツールは、前記第3姿勢変向軸と平行な軸線上に支持され、外周の研削面が前記交点に位置する回転砥石である請求項4に記載の工作機械。
  7. 前記加工ツールを支持する部分の重量バランスを相殺するためのバランスウェイトを設けた請求項1~6のうちのいずれか一項に記載の工作機械。
JP2021111496A 2020-07-08 2021-07-05 工作機械 Pending JP2022016338A (ja)

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