JP2022016299A - 非接触給電用インバータ装置、非接触給電用インバータ装置の制御方法、非接触送電装置、非接触送受電装置、非接触給電システムならびに非接触送受電システム - Google Patents

非接触給電用インバータ装置、非接触給電用インバータ装置の制御方法、非接触送電装置、非接触送受電装置、非接触給電システムならびに非接触送受電システム Download PDF

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勉 石間
Tsutomu Ishima
良男 田内
Yoshio Tauchi
浩市 守上
Koichi Morigami
太郎 高田
Taro Takada
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Abstract

【課題】出力制御を行っても、インバータ部の出力の周波数が非接触給電用共振負荷の共振周波数からずれることがなく、また、共振周波数が変動する非接触給電用共振負荷への追尾特性を改善する。【解決手段】非接触給電用共振負荷に接続してPWM制御される電圧形インバータである非接触給電用インバータ装置において、非接触給電用共振負荷に接続されてインバータ駆動信号により駆動されるインバータ部と、インバータ部の動作を制御する制御手段とを有し、制御手段は、非接触給電用共振負荷の共振周波数の周期より短いパルス幅のパルス信号をインバータ駆動信号として、共振周波数より離れた周波数を起点としてインバータ部の駆動を開始した後に、インバータ駆動信号の周波数を共振周波数または共振周波数近傍まで周波数シフトさせて、インバータ駆動信号の周波数が共振周波数と略一致するように制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、非接触給電用インバータ装置、非接触給電用インバータ装置の制御方法、非接触送電装置、非接触送受電装置、非接触給電システムならびに非接触送受電システムに関する。
さらに詳細には、本発明は、非接触給電用送電回路からなる共振負荷たる非接触給電用共振負荷に接続して用いる非接触給電用インバータ装置、当該非接触給電用インバータ装置の制御方法、当該非接触給電用インバータ装置を備えた非接触送電装置、当該非接触給電用インバータ装置を備えた非接触送受電装置、非接触送電装置を備えた非接触給電システムならびに当該非接触送受電装置を備えた非接触送受電システムに関するものである。
一般に、電磁誘導方式による非接触給電用送電回路は、直列共振回路方式あるいは並列共振回路方式などにより構成されており、この共振回路たる非接触給電用共振負荷に接続する電源装置として非接触給電用インバータ装置が知られている。
従来、こうした非接触給電用インバータ装置においては、インバータ回路を有するインバータ部を制御するインバータ制御部として、位相同期(PLL:Phase Locked Loop)回路により構成されるインバータ制御部が用いられており、このインバータ制御部によりインバータ部が制御されていた。
図1(a)(b)を参照しながら、PLL回路を用いたインバータ制御部により制御される従来より公知の非接触給電用インバータ装置について説明する。
なお、図1(a)には、PLL回路を用いたインバータ制御部により制御されるとともに電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷に接続された非接触給電用インバータ装置の全体の構成をあらわす構成説明図が示されている。
また、図1(b)には、図1(a)に示す非接触給電用インバータ装置におけるインバータ制御部の詳細な構成説明図があらわされている。
図1(a)に示すように、非接触給電用インバータ装置100は、交流(AC)電源102から供給される交流電圧を所望の電圧の高周波交流電圧に変換して、電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200へ供給するものである。
なお、交流電源102としては、例えば、商用交流電源を用いることができ、その場合には、非接触給電用インバータ装置100は、商用交流電圧を高周波交流電圧に変換して電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200へ供給する。
より詳細には、非接触給電用インバータ装置100は、交流電源102から供給される交流電圧を入力して直流(DC)電圧に変換して出力するコンバータ回路を有するコンバータ部104と、コンバータ部104から出力された直流電圧を入力して高周波交流電圧に逆変換して出力するインバータ回路を有するインバータ部106と、インバータ部106からの出力(ここで、インバータ部106からの「出力」とは、インバータ部106から出力される電圧たる「出力電圧Vh」、または、インバータ部106から出力される電流たる「出力電流Ih」、または、インバータ部106から出力される電力たる「出力電力」である。)を検出してその検出結果を出力センサー信号として出力する出力センサー108と、外部からインバータ部106の出力を設定する信号たる出力設定信号と出力センサー108から出力された出力センサー信号とに基づいてコンバータ部104が変換する直流電圧をフィードバック制御するコンバータ制御部110と、出力センサー108から出力された出力センサー信号に基づいてインバータ部106の動作をフィードバック制御するPLL回路112a(図1(b)を参照する。)を有するインバータ制御部112とを有して構成されている。
なお、コンバータ部104のコンバータ回路は、例えば、サイリスタ整流回路やチョッパ回路などにより構成される。
ここで、図1(b)には、インバータ制御部112の詳細な構成が示されている。インバータ制御部112においては、PLL回路112aに入力された出力センサー信号に応じて、PLL回路112aがインバータ部106を駆動するインバータ駆動信号である矩形波インバータ駆動信号Q、NQを出力する。
なお、本明細書および本特許請求の範囲においては、「矩形波インバータ駆動信号Q、NQ」について、単に「インバータ駆動信号」と適宜に称する。
以上の構成において、非接触給電用インバータ装置100においては、商用交流電源などの交流電源102から、交流電圧がコンバータ部104に入力される。交流電源102から交流電圧を入力されたコンバータ部104は、コンバータ制御部110からの制御信号により直流電圧を可変制御して、インバータ部106へ出力する。
インバータ部106は、コンバータ部104から出力されて入力した直流電圧を、インバータ回路を構成するトランジスタのON(オン)/OFF(オフ)のスイッチング動作により高周波電圧に変換して出力する。
非接触給電用インバータ装置100におけるインバータ部106の出力段には、上記したように出力センサー108が設けられており、出力センサー108はインバータ部106からの出力(出力電圧Vhまたは出力電流Ihまたは出力電力である。)を検出して、その検出結果を出力センサー信号としてコンバータ制御部110とインバータ制御部112とへ出力する。
コンバータ制御部110は、インバータ部106の出力を出力設定信号により指示された設定レベルにするように、コンバータ部104の出力である直流電圧値を可変する制御を行う。
ここで、インバータ制御部112は、PLL回路112aにより、インバータ部106の出力の周波数が電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200の共振周波数となるように自動制御する。
ところで、電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷に接続する非接触給電用インバータ装置においては、高周波電圧と高周波電流との位相制御を用いた出力制御回路に関して、上記した従来の非接触給電用インバータ装置100において示した構成の他にいくつかの手法が用いられている。
しかしながら、従来より用いられているいずれの手法においても、出力制御を行うと、インバータ部の出力の周波数が電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷の共振周波数からずれていく特性となり、実用上の課題となっていたという問題点があった。
一方、低電力機器に用いる非接触給電用インバータ装置においては、パルス幅変調(PWM:Pulse Width Modulation)制御方式による出力制御も用いられている。
ここで、図2には、PWM制御方式により出力制御が行われるとともに電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷に接続された非接触給電用インバータ装置の全体の構成をあらわす構成説明図が示されている。
なお、以下の説明においては、図1(a)(b)を参照しながら説明した構成ならびに作用と同一あるいは相当する構成ならびに作用については、図1(a)(b)において用いた符号と同一の符号をそれぞれ付して示すことにより、その詳細な構成ならびに作用の説明は省略する。
図2に示すように、非接触給電用インバータ装置300は、交流電源102から供給される交流電圧を所望の電圧の高周波交流電圧に変換して、電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200へ供給するものである。
なお、交流電源102としては、上記した非接触給電用インバータ装置100と同様に、例えば、商用交流電源を用いることができ、その場合には、非接触給電用インバータ装置300は、商用交流電圧を高周波交流電圧に変換して電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200へ供給する。
より詳細には、非接触給電用インバータ装置300は、交流電源102から供給される交流電圧を入力してダイオードによる整流により直流電圧に変換して出力するコンバータ部302と、コンバータ部302から出力された直流電圧を入力して高周波交流電圧に逆変換して出力するインバータ回路を有するインバータ部106と、インバータ部106からの出力(ここで、インバータ部106からの「出力」とは、インバータ部106から出力される電圧たる「出力電圧Vh」、または、インバータ部106から出力される電流たる「出力電流Ih」、または、インバータ部106から出力される電力たる「出力電力」である。)を検出してその検出結果を出力センサー信号として出力する出力センサー108と、外部からインバータ部106の出力を設定する信号たる出力設定信号と出力センサー108から出力された出力センサー信号とに基づいてインバータ部106をフィードバック制御するPWM制御部304とを有して構成されている。
以上の構成において、図3(a)(b)(c)に模式的に示す波形図を参照しながら、非接触給電用インバータ装置300の動作について説明する。
ここで、図3(a)(b)(c)において、
波形A:インバータ部106の出力(出力電圧Vhまたは出力電流Ih)
波形B:インバータ部106の出力(出力電圧Vhまたは出力電流Ih)
波形C:インバータ部106の出力(出力電圧Vhまたは出力電流Ih)
T:インバータ部106の出力(出力電圧Vhまたは出力電流Ih)の基本波成分の1周期
T/4:インバータ部106の出力(出力電圧Vhまたは出力電流Ih)の基本波成分の1/4周期
tw:インバータ駆動信号のパルス幅
である。
非接触給電用インバータ装置300においては、PWM制御部304のPWM制御により駆動開始時(スタート時)はパルス幅twの狭いインバータ駆動信号(矩形波インバータ駆動信号Q、NQ)により共振周波数近傍で駆動させ(図3(a))、インバータ部106の出力を可変制御するにはPWM制御部304のPWM制御によりパルス幅twを可変させて、インバータ部106の出力を可変制御する。
例えば、インバータ部106の出力を上昇するには、図3(b)ならびに図3(c)に示すように、PWM制御部304のPWM制御によりパルス幅twを広げることになる。
即ち、従来の非接触給電用インバータ装置300においては、PWM制御部304のPWM制御により、スタート時からPLL回路などを用いて、電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200の共振周波数近傍で駆動を制御され、その周波数帯でPWM制御を行っていた。
このため、従来の非接触給電用インバータ装置300は、共振周波数が変動する負荷である電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷への追尾特性に劣るという問題点があった。
また、上記したような従来の非接触給電用インバータ装置を備えた非接触送電装置や非接触送受電装置、あるいは、上記したような従来の非接触給電用インバータ装置を備えた非接触送電装置により構成された非接触給電システムや上記したような従来の非接触給電用インバータ装置を備えた非接触送受電装置により構成された非接触送受電システムにおいても、上記において説明した従来の非接触給電用インバータ装置の問題点に起因する不具合があった。
なお、本願出願人が特許出願のときに知っている先行技術は、文献公知発明に係る発明ではないため、本願明細書に記載すべき先行技術文献情報はない。
本発明は、上記したような従来の技術における種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、出力制御を行ってもインバータ部の出力の周波数が電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷の共振周波数からずれることがなく、また、共振周波数が変動する電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷への追尾特性を改善した非接触給電用インバータ装置、非接触給電用インバータ装置の制御方法、非接触送電装置、非接触送受電装置、非接触給電システムならびに非接触送受電システムを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷に接続してPWM制御される電圧形インバータである非接触給電用インバータ装置において、共振周波数周期より短いパルス幅(例えば、後述する「最低パルス幅」である。)のパルス信号(本明細書および本特許請求の範囲においては、「共振周波数周期より短いパルス幅のパルス信号」を「狭幅パルス信号」と適宜に称する。)をインバータ駆動信号として用いて、共振周波数より離れた周波数を起点としてインバータ部の駆動を開始し、周波数制御によりインバータ駆動信号を共振周波数または共振周波数近傍まで周波数シフトさせて、インバータ駆動信号の周波数が共振周波数と略一致するように制御したものである。
そして、本発明は、上記によりインバータ駆動信号の周波数が共振周波数と略一致するように制御した後に、PWM制御によりインバータ駆動信号のパルス幅を広くすることにより、インバータ部の出力(出力電圧または出力電流または出力電力である。)が予め設定された値となるように制御したものである。
従って、本発明によれば、出力制御を行ってもインバータ部の出力の周波数が電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷の共振周波数からずれることがなく、また、共振周波数が変動する電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷への追尾特性を改善することができるようになる。
つまり、本発明においては、インバータ駆動信号の駆動開始時の周波数を電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷の共振周波数から離すとともに、当該駆動開始の後にインバータ駆動信号の周波数が電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷の共振周波数となるように意図的に周波数シフトすることによって、電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷側の共振周波数がいかようにずれても、当該周波数シフトにより自動で電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷の共振周波数を探し当てることが可能となる。
ここで、インバータ駆動信号の周波数を周波数シフトする領域(本明細書および本特許請求の範囲においては、「インバータ駆動信号の周波数を周波数シフトする領域」を「周波数シフト領域」と適宜に称する。)は、インバータ回路に最適なダイオード逆回復特性を考慮した誘導性領域に決定することが好ましい。
換言すれば、共振周波数より離れた周波数の起点は、周波数シフト領域がインバータ回路のダイオード逆回復特性に基づく誘導性領域となるように決定することが好ましい。
即ち、本発明による非接触給電用インバータ装置は、非接触給電用共振負荷に接続してPWM制御される電圧形インバータである非接触給電用インバータ装置において、非接触給電用共振負荷に接続されてインバータ駆動信号により駆動されるインバータ部と、上記インバータ部の動作を制御する制御手段とを有し、上記制御手段は、上記非接触給電用共振負荷の共振周波数の周期より短いパルス幅のパルス信号を上記インバータ駆動信号として、上記共振周波数より離れた周波数を起点として上記インバータ部の駆動を開始した後に、上記インバータ駆動信号の周波数を上記共振周波数または上記共振周波数近傍まで周波数シフトさせて、上記インバータ駆動信号の周波数が上記共振周波数と略一致するように制御するようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置において、上記短いパルス幅は、上記インバータ部の出力が外部からの出力設定信号が示す設定値の最低設定出力値となるパルス幅であるようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置において、上記起点は、上記周波数シフトする領域が上記インバータ部を構成するインバータ回路のダイオード逆回復特性に基づく誘導性領域となるようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置において、上記非接触給電用共振負荷は、非接触給電用並列共振負荷であり、上記起点は、上記共振周波数より低い周波数であるようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置において、上記インバータ部の出力段にインダクタを接続したものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置において、上記制御部は、上記インダクタによる電圧位相の遅れを補正する遅れ補正手段を有するようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置において、上記非接触給電用共振負荷は、非接触給電用直列共振負荷であり、上記起点は、上記共振周波数より高い周波数であるようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置において、上記制御部は、上記インバータ部の回路遅れを補正する遅れ補正手段を有するようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置において、上記非接触給電用共振負荷は、非接触給電用直列共振負荷であり、上記インバータ部は、インバータスイッチング素子におけるフリーホイールダイオードとしてSiCダイオードを用い、上記起点は、上記共振周波数より低い周波数であるようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置において、上記起点は、上記共振周波数の周波数に対して5%以上離れた周波数であるようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置において、上記制御部は、上記インバータ駆動信号の周波数が上記共振周波数と略一致するように制御した後に、PWM制御により上記インバータ駆動信号のパルス幅を広くするようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置において、上記制御部は、上記インバータ部の出力が位相検知が可能になる出力レベルになったことを検知する最低レベル検知手段を有するようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置において、上記制御部は、上記インバータ部の出力が位相検知が可能になる出力レベルの周波数になったことを検知する周波数検知手段を有するようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置において、上記非接触給電用共振負荷は、電気自動車への非接触給電に用いられる非接触給電用共振負荷であり、周波数80kHz近傍を起点とし、周波数90kHz近傍まで周波数シフトするようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置において、上記非接触給電用共振負荷は、電気自動車への非接触給電に用いられる非接触給電用共振負荷であり、周波数90kHz近傍を起点とし、周波数80kHz近傍まで周波数シフトするようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法は、非接触給電用共振負荷に接続してPWM制御される電圧形インバータである非接触給電用インバータ装置の制御方法において、非接触給電用共振負荷の共振周波数の周期より短いパルス幅のパルス信号をインバータ駆動信号として、上記共振周波数より離れた周波数を起点としてインバータ部の駆動を開始した後に、上記インバータ駆動信号の周波数を上記共振周波数または上記共振周波数近傍まで周波数シフトさせて、上記インバータ駆動信号の周波数が上記共振周波数と略一致するように制御するようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法において、上記短いパルス幅は、上記インバータ部の出力が外部からの出力設定信号が示す設定値の最低設定出力値となるパルス幅であるようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法において、上記起点は、上記周波数シフトする領域が上記インバータ部を構成するインバータ回路のダイオード逆回復特性に基づく誘導性領域となるようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法において、上記非接触給電用共振負荷は、非接触給電用並列共振負荷であり、上記起点は、上記共振周波数より低い周波数であるようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法において、上記インバータ部の出力段にインダクタを接続したものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法において、上記インダクタによる電圧位相の遅れを補正するようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法において、上記非接触給電用共振負荷は、非接触給電用直列共振負荷であり、上記起点は、上記共振周波数より高い周波数であるようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法において、上記インバータ部の回路遅れを補正するようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法において、上記非接触給電用共振負荷は、非接触給電用直列共振負荷であり、上記インバータ部は、インバータスイッチング素子におけるフリーホイールダイオードとしてSiCダイオードを用い、上記起点は、上記共振周波数より低い周波数であるようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法において、上記起点は、上記共振周波数の周波数に対して5%以上離れた周波数であるようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法において、上記インバータ駆動信号の周波数が上記共振周波数と略一致するように制御した後に、PWM制御により上記インバータ駆動信号のパルス幅を広くするようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法において、上記インバータ部の出力が位相検知が可能になる出力レベルになったことを検知するようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法において、上記インバータ部の出力が位相検知が可能になる出力レベルの周波数になったことを検知するようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法において、上記非接触給電用共振負荷は、電気自動車への非接触給電に用いられる非接触給電用共振負荷であり、周波数80kHz近傍を起点とし、周波数90kHz近傍まで周波数シフトするようにしたものである。
また、本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置の制御方法において、上記非接触給電用共振負荷は、電気自動車への非接触給電に用いられる非接触給電用共振負荷であり、周波数90kHz近傍を起点とし、周波数80kHz近傍まで周波数シフトするようにしたものである。
また、本発明による非接触送電装置は、非接触により受電装置に給電する非接触送電装置において、交流電源と、上記交流電源に接続された非接触給電用インバータ装置と、上記非接触給電用インバータ装置に接続された非接触給電用共振負荷とを有し、上記非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置であるようにしたものである。
また、本発明による非接触送電装置は、非接触により受電装置に給電する非接触送電装置において、交流電源と、上記交流電源に接続された非接触給電用インバータ装置と、上記非接触給電用インバータ装置に接続された非接触給電用並列共振負荷とを有し、上記非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置であるようにしたものである。
また、本発明による非接触送受電装置は、非接触により双方向給電を行う非接触送受電装置において、二次電池と、上記二次電池に接続された非接触給電用インバータ装置と、上記非接触給電用インバータ装置に接続された非接触給電用共振負荷とを有し、上記非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置であるようにしたものである。
また、本発明による非接触送受電装置は、非接触により双方向給電を行う非接触送受電装置において、二次電池と、上記二次電池に接続された非接触給電用インバータ装置と、上記非接触給電用インバータ装置に接続された非接触給電用並列共振負荷とを有し、上記非接触給電用インバータ装置は、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置であるようにしたものである。
また、本発明による非接触給電システムは、非接触送電装置から受電装置に非接触で電力を給電する非接触給電システムであって、上記非接触送電装置は、上記した本発明による非接触送電装置であるようにしたものである。
また、本発明による非接触給電システムは、非接触送電装置から受電装置に非接触で電力を給電する非接触給電システムであって、上記非接触送電装置は、上記した本発明による非接触送電装置であり、上記受電装置は、非接触受電用並列共振負荷を備え、上記非接触送電装置から上記受電装置へP-P方式非接触給電により給電するようにしたものである。
また、本発明による非接触給電システムは、非接触送電装置から受電装置に非接触で電力を給電する非接触給電システムであって、上記非接触送電装置は、上記した本発明による非接触送電装置であり、上記受電装置は、非接触受電用直列共振負荷を備え、上記非接触送電装置から上記受電装置へP-S方式非接触給電により給電するようにしたものである。
また、本発明による非接触送受電システムは、第1の非接触送受電装置と第2の非接触送受電装置との間で双方向非接触給電を行う非接触送受電システムにおいて、上記した本発明による第1の非接触送受電装置と、上記した本発明による第2の非接触送受電装置とを有し、上記第1の非接触送受電装置の上記非接触給電用共振負荷または上記非接触給電用並列共振負荷を構成するコイルと、上記第2の非接触送受電装置の上記非接触給電用共振負荷または上記非接触給電用並列共振負荷を構成するコイルとを磁界結合させたものである。
また、本発明による非接触送受電システムは、第1の非接触送受電装置と第2の非接触送受電装置との間で双方向非接触給電を行う非接触送受電システムにおいて、上記した本発明による第1の非接触送受電装置と、上記した本発明による第2の非接触送受電装置とを有し、上記第1の非接触送受電装置の上記非接触給電用並列共振負荷を構成するコイルと、上記第2の非接触送受電装置の上記非接触給電用並列共振負荷を構成するコイルとを磁界結合させ、上記第1の非接触送受電装置と上記第2の非接触送受電装置との間でP-P方式非接触給電により双方向非接触給電するようにしたものである。
また、本発明による非接触送受電システムは、上記した本発明による非接触送受電システムにおいて、上記第1の非接触送受電装置の上記非接触給電用並列共振負荷の回路定数と上記第2の非接触送受電装置の上記非接触給電用並列共振負荷の回路定数とを同じにし、かつ、上記第1の非接触送受電装置の回路構成と上記第2の非接触送受電装置の回路構成とを対称にしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、出力制御を行ってもインバータ部の出力の周波数が電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷の共振周波数からずれることがなく、また、共振周波数が変動する電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷への追尾特性を改善することが可能になるという優れた効果を奏する。
図1(a)(b)は、PLL回路を用いて制御される従来より公知の非接触給電用インバータ装置の構成説明図である。より詳細には、図1(a)は、PLL回路を用いたインバータ制御部により制御されるとともに非接触給電用共振負荷に接続された非接触給電用インバータ装置の全体の構成をあらわす構成説明図である。また、図1(b)は、図1(a)に示す非接触給電用インバータ装置におけるインバータ制御部の詳細な構成説明図である。 図2は、PWM制御方式により出力制御が行われるとともに非接触給電用共振負荷に接続された従来より公知の非接触給電用インバータ装置の全体の構成をあらわす構成説明図である。 図3(a)(b)(c)は、図2に示す非接触給電用インバータ装置における動作を示す模式的な波形図である。 図4は、本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置の構成説明図である。より詳細には、図4は、制御部により制御されるとともに非接触給電用共振負荷に接続された非接触給電用インバータ装置の全体の構成をあらわすとともに、当該非接触給電用インバータ装置を備えた非接触送電装置の全体の構成についてあらわしている。 図5は、図4に示す非接触給電用インバータ装置における制御部の詳細な構成説明図である。 図6は、本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置の構成説明図である。より詳細には、図6は、制御部により制御されるとともに非接触給電用並列共振負荷に接続された非接触給電用インバータ装置の全体の構成をあらわすとともに、当該非接触給電用インバータ装置を備えた非接触送電装置の全体の構成についてあらわしている。 図7(a)(b)(c)(d)(e)は、図6に示す非接触給電用インバータ装置における動作を示す模式的な波形図である。 図8は、本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置の構成説明図である。より詳細には、図8は、制御部により制御されるとともに非接触給電用直列共振負荷に接続された非接触給電用インバータ装置の全体の構成をあらわすとともに、当該非接触給電用インバータ装置を備えた非接触送電装置の全体の構成についてあらわしている。 図9(a)(b)(c)(d)(e)は、図8に示す非接触給電用インバータ装置における動作を示す模式的な波形図である。 図10は、本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置における制御部の構成説明図である。 図11は、本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置における制御部の構成説明図である。 図12は、本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置の構成説明図である。より詳細には、図12は、制御部により制御されるとともに非接触給電用直列共振負荷に接続された非接触給電用インバータ装置の全体の構成をあらわすとともに、当該非接触給電用インバータ装置を備えた非接触送電装置の全体の構成についてあらわしている。 図13は、図12に示す非接触給電用インバータ装置におけるインバータ部の拡大説明図である。 図14は、本発明の実施の形態の一例による非接触給電システムの構成説明図である。より詳細には、図14は、P-P方式非接触給電による非接触給電システムの全体の構成についてあらわしている。なお、制御部については、簡略化して図示している。 図15は、本発明の実施の形態の一例による非接触給電システムの構成説明図である。より詳細には、図15は、P-S方式非接触給電による非接触給電システムの全体の構成についてあらわしている。なお、制御部については、簡略化して図示している。 図16は、本発明の実施の形態の一例による非接触送受電システムの構成説明図である。より詳細には、図16は、P-P方式非接触給電による非接触送受電システムの全体の構成についてあらわしている。なお、制御部については、簡略化して図示している。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明による非接触給電用インバータ装置、非接触給電用インバータ装置の制御方法、非接触送電装置、非接触送受電装置、非接触給電システムならびに非接触送受電システムの実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
なお、以下の「発明を実施するための形態」の項の説明においては、図1(a)(b)、図2ならびに図3(a)(b)(c)の各図を参照しながら説明した構成ならびに作用、あるいは、図4以下の各図を参照しながら説明する構成ならびに作用と同一あるいは相当する構成ならびに作用については、図1(a)(b)、図2ならびに図3(a)(b)(c)あるいは図4以下において用いた符号と同一の符号をそれぞれ付して示すことにより、その詳細な構成ならびに作用の説明は省略する。
(I)本発明による非接触給電用インバータ装置の第1の実施の形態
(I-1)構成
図4には、本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置の構成説明図があらわされている。
より詳細には、図4には、制御部により制御されるとともに非接触給電用共振負荷に接続された非接触給電用インバータ装置の全体の構成があらわされているとともに、当該非接触給電用インバータ装置を備えた非接触送電装置の全体の構成についてあらわされている。
また、図5には、図4に示す非接触給電用インバータ装置における制御部の詳細な構成説明図があらわされている。
これら図4ならびに図5を参照しながら、本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置10について説明する。
本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置10は、電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200に接続するPWM制御の電圧形インバータである。
即ち、非接触給電用インバータ装置10は、交流電源102から供給される交流電圧を所望の電圧の高周波交流電圧に変換して、誘導加熱回路などのような電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200へ供給するものである。
ここで、交流電源102とインバータ装置10と非接触給電用共振負荷200とによって、受電装置(非接触受電装置)に対して非接触で給電する非接触送電装置500が構成される。
なお、交流電源102としては、従来の非接触給電用インバータ装置100と同様に、例えば、商用交流電源を用いることができ、その場合には、非接触給電用インバータ装置10は、商用交流電圧を高周波交流電圧に変換して電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200へ供給する。
より詳細には、非接触給電用インバータ装置10は、交流電源102から供給される交流電圧を入力してダイオードによる整流により直流電圧に変換して出力するコンバータ部302を備えている。
即ち、非接触給電用インバータ装置10のコンバータ部302は、コンバータ制御部を使用しないダイオード整流回路で構成されており、交流電源102から交流電圧が入力され、入力された交流電圧を直流電圧に変換してインバータ部106へ出力する。
インバータ部106は、コンバータ部302から出力された直流電圧を入力して高周波交流電圧に逆変換して出力する。
インバータ部106の出力段には、インバータ部106からの出力(ここで、インバータ部106からの「出力」とは、インバータ部106から出力される電圧たる「出力電圧Vh」、または、インバータ部106から出力される電流たる「出力電流Ih」、または、インバータ部106から出力される電力たる「出力電力」である。)を検出してその検出結果を出力センサー信号として出力する出力センサー108が設けられている。
非接触給電用インバータ装置10は、インバータ部106の動作を制御する制御手段として制御部12を備えている。
図5に示すように、制御部12は、PWM制御部12aと、周波数シフト制御部12bとを有して構成されている。
制御部12は、外部からインバータ部106の出力を設定する信号たる出力設定信号と出力センサー108から出力された出力センサー信号とに基づいて、インバータ部106をフィードバック制御する。
即ち、制御部12は、インバータ部106からの出力が出力設定信号が示す出力設定値となるように、PWM制御部12aのPWM制御により、インバータ部106を構成する電圧型インバータのトランジスタを駆動するインバータ駆動信号たる矩形波インバータ駆動信号Q、NQのパルス幅を可変して、インバータ部106で変換される高周波交流電圧の出力を可変する。
なお、インバータ部106からの出力は、出力センサー108を介して外部の電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200に入力される。
(I-2)動作
以上の構成において、非接触給電用インバータ装置10の制御部12は、本発明の実施の関連する動作として、以下に説明する動作を行う。
即ち、非接触給電用インバータ装置10からの出力を開始する駆動開始時(スタート時)は、共振周波数周期より十分に短いパルス幅、例えば、外部からの出力設定信号が示す設定値の最低設定出力値(出力電圧または出力電流または出力電力である。)となるパルス幅(本明細書および本特許請求においては、「外部からの出力設定信号が示す設定値の最低設定出力値となるパルス幅」を「最低パルス幅」と適宜に称する。)であって、かつ、電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200の共振周波数より離れた周波数を起点とした矩形波インバータ駆動信号Q、NQにより駆動開始(スタート)させる。
これによって、電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200の共振周波数が変動しても、駆動開始時(スタート時)から制御部12の周波数シフト制御部12bによる矩形波インバータ駆動信号Q、NQの周波数を共振周波数へシフトする周波数シフトにより、変動する電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200の共振周波数への自動追尾が可能になる。
そして、非接触給電用インバータ装置10においては、制御部12のPWM制御部12aが、矩形波インバータ駆動信号Q、NQの周波数が共振周波数(共振点)または共振周波数近傍になった後に、外部からの出力設定信号が示す設定値の出力になるように、PWM制御により矩形波インバータ駆動信号Q、NQのパルス幅を広げる。
即ち、非接触給電用インバータ装置10は、インバータ駆動信号である矩形波インバータ駆動信号Q、NQとして、外部からの出力設定信号が示す設定値の最低設定出力値(出力電圧または出力電流または出力電力である。)を出力するとともに共振周波数周期より十分に短いパルス幅(例えば、上記した最低パルス幅である。)のパルス信号(狭幅パルス信号)を用い、その狭幅パルス信号を共振周波数より離れた周波数を起点にスタートさせてから共振周波数または共振周波数近傍まで周波数をシフトさせた後に、周波数制御により共振周波数に制御する。
その後に、非接触給電用インバータ装置10は、PWM制御により狭幅パルス信号のパルス幅を広くして、外部からの出力設定信号が示す設定値の出力(出力電圧または出力電流または出力電力である。)になるようにする。
(I-3)作用効果
従って、上記において説明した非接触給電用インバータ装置10によれば、出力制御を行ってもインバータ部の出力の周波数が電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷の共振周波数からずれることがなく、また、共振周波数が変動する電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷への追尾特性を改善することができる。
また、上記において説明した非接触給電用インバータ装置10においては、インバータ部106において出力制御ができるため、従来の技術のようにコンバータ部のコンバータ回路としてサイリスタ整流回路やチョッパ回路を使用することがない。
このため、非接触給電用インバータ装置10は、サイリスタ整流回路やチョッパ回路を使用する従来の技術と比較すると、電源力率の改善、出力応答速度の大幅な改善(本願発明者の実験によれば、応答速度は、従来の技術における100msから10msに大幅に改善された。)、部品点数の大幅削減によるコスト低減ならびに信頼性向上を図ることができるようになる。
また、非接触給電用インバータ装置10は、インバータ駆動信号の駆動開始時(スタート時)の周波数たるスタート周波数を共振周波数より離れた周波数とし、それからインバータ駆動信号の周波数を共振周波数に近づけるように周波数シフトさせるため、共振周波数が変動する電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200への追尾特性が大幅に改善され、また、共振周波数の異なる複数の電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200を切り替えて接続する場合にも問題なく対応することができる。
さらに、電磁誘導方式の非接触給電用共振負荷200が並列共振負荷であっても直列共振負荷であっても同じ電圧型インバータとして使用することができるので、非接触給電用インバータ装置の共通化を図ることができるようになる。
本願発明者による実験によれば、インバータ駆動信号の駆動開始時(スタート時)の周波数たるスタート周波数としては、共振周波数の周波数に対して5%以上離れた周波数(例えば、共振周波数が85kHz近傍であるとすると、共振周波数の周波数に対して5%以上離れた周波数は80kHz近傍の周波数となる。)とすると良好な結果が得られた。
なお、スタート周波数を共振周波数の周波数に対して5%以上離れた周波数とする際、即ち、スタート周波数を共振周波数の周波数から5%以上離す際には、共振周波数の低域側(共振周波数よりも低い周波数方向)に離してもよいし(例えば、共振周波数が85kHz近傍であるとすると、共振周波数の低域側に5%以上離れた周波数は80kHz近傍の周波数となる。)、あるいは、共振周波数の高域側(共振周波数よりも高い周波数方向)に離してもよい(例えば、共振周波数が85kHz近傍であるとすると、共振周波数の高域側に5%以上離れた周波数は90kHz近傍の周波数となる。)。
なお、本願発明者の知見によれば、上記した本発明による非接触給電用インバータ装置10のように、スタート周波数を共振周波数の周波数から離すようにして(例えば、共振周波数の周波数に対して5%以上離すようにする。)、当該スタート周波数から狭幅パルス信号によりインバータ部の駆動を開始した後に、当該狭幅パルス信号を共振周波数へ周波数シフトさせ、その後に共振周波数で狭幅パルス信号のパルス幅を広げるPWM制御を開始させるような従来の技術は存在しない。
(II)本発明による非接触給電用インバータ装置の第2の実施の形態
(II-1)構成
図6には、本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置の構成説明図があらわされている。
より詳細には、図6には、制御部により制御されるとともに非接触給電用並列共振負荷に接続された非接触給電用インバータ装置の全体の構成があらわされているとともに、当該非接触給電用インバータ装置を備えた非接触送電装置の全体の構成についてあらわされている。
なお、並列共振負荷は、非接触給電用インバータ装置から電力伝達するケーブルに流れる電流が共振回路のQ値の1/Qに低減できることが知られており、ケーブルの低損失化と低コスト化とを図ることができる。
以下に、図6を参照しながら、本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置20について説明すると、非接触給電用インバータ装置20は、並列共振回路よりなる非接触給電用並列共振負荷22に接続されている。
ここで、交流電源102とインバータ装置20と非接触給電用並列共振負荷22とによって、受電装置(非接触受電装置)に対して非接触で給電する非接触送電装置600が構成される。
ところで、非接触給電用並列共振負荷では、共振周波数より周波数が低い範囲では誘導性になる特性があり、一方、電圧型インバータは、インバータ素子に並列に接続されているダイオードの電流の逆回復特性より、誘導性でのスイッチング動作は容量性に比較して安定なことが分かっている。
従って、本発明による非接触給電用インバータ装置20は、非接触給電用並列共振負荷(非接触給電用並列共振回路)22の共振周波数よりも低い周波数(例えば、共振周波数より5%以上低い周波数である。)をインバータ駆動信号のスタート周波数とし、このスタート周波数から周波数シフトさせてインバータ駆動信号の周波数を共振周波数まで上昇し、共振周波数でインバータ駆動信号の周波数をロックさせるようにしている。
以下に、非接触給電用インバータ装置20について説明すると、符号24はインダクタであり、符号を26は電圧センサーであり、符号28は制御部である。
なお、電圧センサー26は、上記した出力センサー108に相当する構成要素であり、電圧を検知して、出力センサー信号として検知した電圧を示す信号を出力する。
制御部28は、周波数シフト回路30と、電圧制御発振器(VCO:Voltage-controlled oscillator)回路32と、狭幅パルス信号発生回路34と、出力回路36と、位相比較回路38と、遅れ設定回路40と、ロック完了回路42と、検波回路44と、誤差アンプフィルタ46と、三角波発生回路48と、PWM回路50とを有して構成されている。
ここで、非接触給電用インバータ装置20は、本発明の実施に関連して制御部28が周波数シフト回路30を備えていてインバータ駆動信号の周波数を周波数シフトする点と信号切換の点を除いて、従来より公知の非接触給電用インバータ装置の技術を適用することができるので、インバータ駆動信号の周波数を周波数シフトする点と信号切換の点を除く他の構成に関する詳細な説明は省略する。
(II-2)動作
以上の構成において、非接触給電用インバータ装置20の動作について、本発明の実施に関連する制御部28の動作を中心に説明する。
制御部28においては、外部からの出力オン(ON)信号を周波数シフト回路30に入力し、非接触給電用並列共振負荷22の共振周波数より低い周波数(例えば、共振周波数より5%以上低い周波数である。)からインバータ部106の駆動を開始するようにVCO回路32に信号を出力し、VCO回路32の出力からの周波数信号は狭幅パルス信号発生回路34に入力され、VCO回路32の出力の周波数の狭幅パルス信号が狭幅パルス信号発生回路34により発生されて出力回路36に出力される。出力回路36では、ロック完了回路42の信号により、狭幅パルス信号発生回路34の信号からPWM回路50の信号に切り換える。
ここで、狭幅パルス信号発生回路34により発生される狭幅パルス信号のパルス幅は、インバータ部106から出力される出力値が、外部からの出力設定信号が示す設定値の最低設定出力値(出力電圧または出力電流または出力電力である。)となるように設定することが好ましい。
図7(a)(b)(c)(d)(e)には、非接触給電用インバータ装置20における動作を模式的に示す波形図があらわされている。
なお、図7(a)(b)(c)(d)(e)において、波形D、波形E、波形F、波形Gならびに波形Hは、電圧センサー26により検知された電圧(コンデンサ電圧Vc)波形である。
図7(a)は、駆動開始時(スタート時)のスタート周波数におけるインバータ部106の出力として電圧センサー26により検知された電圧(コンデンサ電圧Vc)波形(波形D)とインバータ駆動信号たる狭幅パルス信号との位相差を示す。
非接触給電用インバータ装置20に非接触給電用並列共振負荷22が接続されている場合には、共振周波数以下の周波数領域ではインバータ駆動信号の位相はコンデンサ電圧Vcの位相より遅れることが分かっている。
ここで、位相比較回路38において、インバータ駆動信号のパルスの周期の1/4遅れの位置たるA点を位相検波パルスのパルス位置とし、比較するコンデンサ電圧Vc位相波形(波形E)のゼロクロス点をB点として(図7(b)を参照する。)、A点とB点との位相差を比較し、位相差がゼロ(0)または予め設定されている位相差となった周波数でロックする(図7(c)を参照する。)。
一方、電圧センサー26からの波形信号とVCO回路32からの周波数信号とを位相比較回路16に入力してそれぞれの位相を比較し、共振周波数となるようにVCO回路32の周波数を制御する。
具体的には、共振周波数から離れた周波数、例えば、共振周波数より5%以上低い周波数をスタート周波数とした狭幅パルス信号のインバータ駆動信号によりインバータ部106の駆動を開始し(図7(a)を参照する。)、当該インバータ信号の周波数を周波数シフトして上昇させる(図7(b)を参照する。)。
そして、位相比較回路38によりインバータ駆動信号の周波数を共振周波数でロックさせ(図7(c)を参照する。)、ロック完了回路42がロック完了を検知して出力回路36へ信号を出力する。この信号により、出力回路36からは、狭幅パルス信号からPWM制御によりパルス幅twが広がったインバータ駆動信号が出力され、インバータ部106の出力が出力設定信号によって設定された設定値の出力まで上昇する(図7(d)(e)を参照する。)。
即ち、非接触給電用インバータ装置20は、非接触給電用共振負荷として非接触給電用並列共振負荷22を接続し、インバータ駆動信号である矩形波インバータ駆動信号Q、NQとして、外部からの出力設定信号が示す設定値の最低設定出力値(出力電圧または出力電流または出力電力である。)を出力する共振周波数周期より十分に短いパルス幅のパルス信号(狭幅パルス信号)を用い、その狭幅パルス信号を共振周波数より離れた周波数(例えば、共振周波数より5%以上低い周波数である。)を起点にスタートさせてから共振周波数または共振周波数近傍まで周波数を上昇する周波数シフトによる周波数制御を行って、インバータ駆動信号の周波数を共振周波数に制御する。
その後に、非接触給電用インバータ装置20は、PWM制御により狭幅パルス信号のパルス幅を広くして、外部からの出力設定信号が示す設定値の出力(出力電圧または出力電流または出力電力である。)になるようにする。
(II-3)作用効果
従って、非接触給電用インバータ装置20においても、非接触給電用インバータ装置10に関して上記(I-3)において説明したと同様な作用効果が得られる。
(II-4)第2の実施の形態におけるその他の特徴的な構成
(ア)非接触給電用インバータ装置20においては、インバータ部106の出力段、即ち、インバータ部106と電圧センサー26との間に、高調波電流を防止するインダクタ24が接続されている。
即ち、非接触給電用インバータ装置20においては、非接触給電用並列共振負荷22に電圧形インバータであるインバータ部106を接続した場合に、矩形波電圧の高調波成分の電圧により高調波電流が流れるので、これを防止するためのインダクタ24をインバータ部106の出力段に直列接続している。
インバータ部106の出力電圧は矩形波になるが、矩形波はサイン波と奇数高調波との合成波形からなることは一般的に知られており、矩形波のまま非接触給電用並列共振負荷22に接続すると奇数高調波成分は周波数が高いためコンデンサのリアクタンスが小さくなり、高調波電流が増大し電流波形ひずみを起こしたり、インバータ部106のスイッチング素子であるトランジスタの損失悪化などを引き起こす。
このため、こうした高調波電流を抑制する目的で、非接触給電用インバータ装置20ではインバータ部106の出力段にインダクタ24が接続されている。
(イ)非接触給電用インバータ装置20の制御部28においては、VCO回路32からの出力信号を位相比較回路38に入力して位相比較を行う際に、信号遅れ時間を設定するための遅れ設定回路40を設けている。
即ち、非接触給電用インバータ装置20においては、非接触給電用並列共振負荷22に電圧形インバータであるインバータ部106を接続した場合に、矩形波電圧の高調波成分の電圧により高調波電流が流れるので、これを防止するためにインダクタ24を直列接続したが、このインダクタ24の直列接続によるインダクタ成分により共振時の電圧位相に遅れが生じる。
非接触給電用インバータ装置20の制御部28においては、この電圧位相の遅れを補正するために、位相比較回路38に入力する駆動側のパルス位相を遅らせる遅れ設定回路40を設けて遅れ補正を行っている。
(III)本発明による非接触給電用インバータ装置の第3の実施の形態
(III-1)構成
図8には、本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置の構成説明図があらわされている。
より詳細には、図8には、制御部により制御されるとともに非接触給電用直列共振負荷に接続された非接触給電用インバータ装置の全体の構成があらわされているとともに、当該非接触給電用インバータ装置を備えた非接触送電装置の全体の構成についてあらわされている。
図8を参照しながら、本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置60について説明すると、非接触給電用インバータ装置60は、直列共振回路よりなる非接触給電用直列共振負荷62に接続されている。
ここで、交流電源102とインバータ装置60と非接触給電用直列共振負荷62とによって、受電装置(非接触受電装置)に対して非接触で給電する非接触送電装置700が構成される。
ところで、非接触給電用直列共振負荷では、共振周波数より周波数が高い範囲では誘導性になる特性があり、一方、電圧型インバータは、インバータ素子に並列に接続されているダイオードの電流の逆回復特性より、誘導性でのスイッチング動作は容量性に比較して安定なことが分かっている。
従って、本発明による非接触給電用インバータ装置60は、非接触給電用直列共振負荷(非接触給電用直列共振回路)62の共振周波数よりも高い周波数(例えば、共振周波数より5%以上高い周波数である。)をインバータ駆動信号のスタート周波数とし、このスタート周波数から周波数シフトさせてインバータ駆動信号の周波数を共振周波数まで下降し、共振周波数でインバータ駆動信号の周波数をロックさせるようにしている。
以下に、非接触給電用インバータ装置60について説明すると、符号64は電流センサーであり、符号66は非接触給電用直列共振負荷62の共振コンデンサである。
なお、電流センサー64は、上記した出力センサー108に相当する構成要素であり、電流を検知して、出力センサー信号として検知した電流を示す信号を出力する。
制御部28の構成は、上記において説明した非接触給電用インバータ装置20における構成と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
(III-2)動作
以上の構成において、非接触給電用インバータ装置60の動作について、本発明の実施に関連する制御部28の動作を中心に説明する。
制御部28においては、外部からの出力オン(ON)信号を周波数シフト回路30に入力し、非接触給電用直列共振負荷62の共振周波数より高い周波数(例えば、共振周波数より5%以上高い周波数である。)からインバータ部106の駆動を開始するようにVCO回路32に信号を出力し、VCO回路32の出力からの周波数信号は狭幅パルス信号発生回路34に入力され、VCO回路32の出力の周波数の狭幅パルス信号が狭幅パルス信号発生回路34により発生されて出力回路36に出力される。出力回路36では、ロック完了回路42の信号により、狭幅パルス信号発生回路34の信号からPWM回路50の信号に切り換える。
ここで、狭幅パルス信号発生回路34により発生される狭幅パルス信号のパルス幅は、インバータ部106から出力される出力値が、外部からの出力設定信号が示す設定値の最低設定出力値(出力電圧または出力電流または出力電力である。)となるように設定することが好ましい。
図9(a)(b)(c)(d)(e)には、非接触給電用インバータ装置60における動作を模式的に示す波形図があらわされている。
なお、図9(a)(b)(c)(d)(e)において、波形I、波形J、波形K、波形Lならびに波形Mは、電流センサー64により検知された電流(出力電流)波形である。
図9(a)は、駆動開始時(スタート時)のスタート周波数におけるインバータ部106の出力として電流センサー64により検知された電流(出力電流)波形(波形I)とインバータ駆動信号たる狭幅パルス信号との位相差を示す。
非接触給電用インバータ装置60に非接触給電用直列共振負荷62が接続されている場合には、共振周波数以上の周波数領域では出力電流の位相はインバータ駆動信号の位相より遅れることが分かっている。
ここで、位相比較回路38において、インバータ駆動信号のパルスの周期の1/4遅れの位置たるC点を位相検波パルスのパルス位置とし、比較する出力電流位相波形(波形J)のゼロクロス点をD点として(図9(b)を参照する。)、C点とD点との位相差を比較し、位相差がゼロ(0)または予め設定されている位相差となった周波数でロックする(図9(c)を参照する。)。
一方、電流センサー64からの波形信号とVCO回路32からの周波数信号とを位相比較回路16に入力してそれぞれの位相を比較し、共振周波数となるようにVCO回路32の周波数を制御する。
具体的には、共振周波数から離れた周波数、例えば、共振周波数より5%以上高い周波数をスタート周波数とした狭幅パルス信号のインバータ駆動信号によりインバータ部106の駆動を開始し(図9(a)を参照する。)、当該インバータ信号の周波数を周波数シフトして下降させる(図9(b)を参照する。)。
そして、位相比較回路38によりインバータ駆動信号の周波数を共振周波数でロックさせ(図9(c)を参照する。)、ロック完了回路42がロック完了を検知して出力回路36へ信号を出力する。この信号により、出力回路36からは、狭幅パルス信号からPWM制御によりパルス幅twが広がったインバータ駆動信号が出力され、インバータ部106の出力が出力設定信号によって設定された設定値の出力まで上昇する(図9(d)(e)を参照する。)。
なお、遅れ設定回路40は、非接触給電用直列共振負荷62を接続した非接触給電用インバータ装置60においては、インバータ部106の回路遅れを補正するために使用される。
即ち、非接触給電用インバータ装置60は、非接触給電用共振負荷として非接触給電用直列共振負荷62を接続し、インバータ駆動信号である矩形波インバータ駆動信号Q、NQとして、外部からの出力設定信号が示す設定値の最低設定出力値(出力電圧または出力電流または出力電力である。)を出力する共振周波数周期より十分に短いパルス幅のパルス信号(狭幅パルス信号)を用い、その狭幅パルス信号を共振周波数より離れた周波数(例えば、共振周波数より5%以上高い周波数である。)を起点にスタートさせてから共振周波数または共振周波数近傍まで周波数を下降する周波数シフトによる周波数制御を行って、インバータ駆動信号の周波数を共振周波数に制御する。
その後に、非接触給電用インバータ装置60は、PWM制御により狭幅パルス信号のパルス幅を広くして、外部からの出力設定信号が示す設定値の出力(出力電圧または出力電流または出力電力である。)になるようにする。
(III-3)作用効果
従って、非接触給電用インバータ装置60においても、非接触給電用インバータ装置10に関して上記(I-3)において説明したと同様な作用効果が得られる。
(IV)本発明による非接触給電用インバータ装置の第4の実施の形態
図10には、本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置における制御部の構成説明図があらわされている。
なお、この第4の実施の形態においては、制御部を除く他の構成については、上記した第2、3の各実施の形態による非接触給電用インバータ装置20、60および後述する第7の実施の形態による非接触給電用インバータ装置400の構成と異なるところがないので、制御部を除く他の構成の図示ならびに説明は省略する。
この第4の実施の形態による非接触給電用インバータ装置の制御部70は、上記した各実施の形態(第2、3、7の実施の形態)における制御部28と比較すると、制御部28の構成に加えて最低レベル検知回路72を備えており、この点において両者は異なる。
第2、3、7の実施の形態による非接触給電用インバータ装置20、60、400においては、周波数が共振周波数から離れると出力レベル(共振電圧または共振電流)が低下して、インバータ部106の出力から正確な位相検知ができなくなる。
このため、第4の実施の形態による非接触給電用インバータ装置においては、制御部70に最低レベル検知回路72を設け、インバータ部106の出力が最低レベル検知回路72で位相検知が可能になる出力レベルになったことを検知して、位相比較を開始するようにした。
即ち、第4の実施の形態による非接触給電用インバータ装置は、制御部70の最低レベル検知回路72により、インバータ駆動信号たるパルス駆動信号による共振負荷の出力(出力電圧または出力電流または出力電力である。)レベルを検知して、予め設定されたレベル以上になった場合に共振周波数近傍に制御する位相比較回路38を動作開始させるものである。
(V)本発明による非接触給電用インバータ装置の第5の実施の形態
図11には、本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置における制御部の構成説明図があらわされている。
なお、この第5の実施の形態においては、制御部を除く他の構成については、上記した第2、3の各実施の形態による非接触給電用インバータ装置20、60および後述する第7の実施の形態による非接触給電用インバータ装置400の構成と異なるところがないので、制御部を除く他の構成の図示ならびに説明は省略する。
この第5の実施の形態による非接触給電用インバータ装置の制御部80は、上記した各実施の形態(第2、3、7の実施の形態)における制御部28と比較すると、制御部28の構成に加えて最低レベル周波数検知回路82を備えており、この点において両者は異なる。
第2、3、7の実施の形態による非接触給電用インバータ装置20、60、400においては、周波数が共振周波数から離れると出力レベル(共振電圧または共振電流)が低下して、インバータ部106の出力から正確な位相検知ができなくなる。
このため、第5の実施の形態による非接触給電用インバータ装置においては、制御部80に最低レベル周波数検知回路82を設け、インバータ部106の出力が最低レベル周波数検知回路82で位相検知が可能になる出力レベルの周波数(最低レベル周波数)になったことを検知して、位相比較を開始するようにした。
即ち、第5の実施の形態による非接触給電用インバータ装置は、制御部80の最低レベル周波数検知回路82により、インバータ駆動信号たるパルス駆動信号の周波数を周波数シフトさせる際に予め設定された周波数(最低レベル周波数)になったことを検知し、その検知の時点で位相比較回路38を動作開始させるものである。
(VI)本発明による非接触給電用インバータ装置の第6の実施の形態
本発明による第6の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置は、上記した第4の実施の形態における最低レベル検知回路72と上記した第5の実施の形態における最低レベル周波数検知回路82との両者を備えたものである。
なお、この第6の実施の形態においては、制御部に最低レベル検知回路と最低レベル周波数検知回路との両者を設けた点を除き、その他の構成については上記した各実施の形態(第2、3、4、5の各実施の形態)および後述する第7の実施の形態における構成と異なるところがないので、上記した各実施の形態(第2、3、4、5の各実施の形態)および後述する第7の実施の形態における説明を援用することにより、その図示ならびに説明は省略する。
(VII)本発明による非接触給電用インバータ装置の第7の実施の形態
図12には、本発明の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置の構成説明図があらわされている。
より詳細には、図12には、制御部により制御されるとともに非接触給電用直列共振負荷に接続された非接触給電用インバータ装置の全体の構成があらわされているとともに、当該非接触給電用インバータ装置を備えた非接触送電装置の全体の構成についてあらわされている。
また、図13には、図12に示す非接触給電用インバータ装置におけるインバータ部の拡大説明図があらわされている。
この図12に示す非接触給電用インバータ装置(本発明による第7の実施の形態の一例による非接触給電用インバータ装置)400は、図8に示す上記した第3の実施の形態による非接触給電用インバータ装置60の構成と比較すると、インバータ部106に代えてインバータ部406を備えている点において両者は異なっている。
ここで、交流電源102とインバータ装置400と非接触給電用直列共振負荷62とによって、受電装置(非接触受電装置)に対して非接触で給電する非接触送電装置800が構成される。
図13に示すように、非接触給電用インバータ装置400のインバータ部406は、インバータスイッチング素子406aにおける環流ダイオード(フリーホイールダイオード)406bとしてSiCダイオードを用いるようにしたものである。
より詳細には、図13に示すように、インバータ部406のインバータスイッチング素子406aにおいて、半導体スイッチング素子406cと逆向き並列に接続されたフリーホイールダイオード406bとして、SiCダイオードを用いるようにしている。
この第7の実施の形態の非接触給電用インバータ装置400においては、非接触給電用共振負荷は非接触給電用直列共振負荷(非接触給電用直列共振回路)62を形成し、最低設定出力値(出力電圧または出力電流または出力電力である。)が確保できる十分に短いインバータ駆動信号たるパルス駆動信号の周波数を共振周波数よりも低い周波数(例えば、共振周波数より5%以上低い周波数である。)を起点にスタートさせ、共振周波数近傍まで周波数を上昇する周波数シフトによる周波数制御を行って、インバータ駆動信号たるパルス駆動信号の周波数を共振周波数に制御する。
即ち、非接触給電用インバータ装置400においては、インバータスイッチング素子106aのフリーホイールダイオード106bとして、SiCダイオードを用いている。
このため、その特性から電流回生時のリカバリー時間がほとんどないので、非接触給電用直列共振回路で容量性(C性)でのインバータ動作が可能となり、低い周波数(C性領域)を起点にして、周波数の高い共振周波数までシフトさせてることができる。
(VIII)本発明による非接触給電システムの第1の実施の形態
図14には、本発明の実施の形態の一例による非接触給電システムの構成説明図があわらされている。
より詳細には、図14には、P-P方式非接触給電による非接触給電システムの全体の構成についてあらわされている。なお、図14においては、制御部28については、簡略化して図示している。
この図14に示す非接触給電システム900は、非接触送電装置600と非接触受電装置(受電装置)910とを有して構成されている。
ここで非接触送電装置600は、図6を参照しながら説明したインバータ装置20を有する非接触送電装置600と同一の構成を備えており、図14においても図6において用いた符号600と同一の符号を用いて示している。
非接触送電装置600において、一次側の非接触給電用送電共振回路である非接触給電用並列共振負荷(非接触給電用並列共振回路)22は、並列共振コンデンサCと送電コイル(コイル)Lとを有する並列共振回路により構成されている。
また、非接触受電装置910は、二次側の非接触給電用受電共振回路である非接触受電用並列共振負荷(非接触受電用並列共振回路)912と、非接触受電用並列共振負荷912に接続される充電回路914とを有して構成されている。
この二次側の非接触給電用受電共振回路である非接触受電用並列共振負荷912は、並列共振コンデンサCと受電コイル(コイル)Lとを有する並列共振回路により構成されている。
また、充電回路914は、ダイオードを有して構成される高周波整流回路と二次電池Eとを有して構成されている。
なお、非接触給電システム900のように一次側二次側ともに並列コンデンサを配置する非接触給電方式は、P-P方式非接触給電と称されている。
以上の構成において、非接触給電システム900においては、一次側の非接触給電用並列共振負荷(非接触給電用並列共振回路)22で発生した磁界は、二次側の非接触受電用並列共振負荷(非接触受電用並列共振回路)912で受電されて、非接触受電用並列共振負荷(非接触受電用並列共振回路)912から充電回路914へ高周波電力が伝送されることになる。
そして、充電回路914においては、高周波整流回路により高周波電力を直流電力に変換した後に、二次電池Eに直流電力を充電させる。
上記のようにして、非接触給電システム900によれば、非接触により二次電池Eに充電する非接触給電が行われる。
(IX)本発明による非接触給電システムの第2の実施の形態
図15には、本発明の実施の形態の一例による非接触給電システムの構成説明図があわらされている。
より詳細には、図15には、P-S方式非接触給電による非接触給電システムの全体の構成についてあらわされている。なお、図15においては、制御部28については、簡略化して図示している。
この図15に示す非接触給電システム1000は、非接触送電装置600と非接触受電装置(受電装置)1010とを有して構成されている。
ここで非接触送電装置600は、図6を参照しながら説明したインバータ装置20を有する非接触送電装置600と同一の構成を備えており、図15においても図6において用いた符号600と同一の符号を用いて示している。
非接触送電装置600において、一次側の非接触給電用送電共振回路である非接触給電用並列共振負荷(非接触給電用並列共振回路)22は、並列共振コンデンサCと送電コイル(コイル)Lとを有する並列共振回路により構成されている。
また、非接触受電装置1010は、二次側の非接触給電用受電共振回路である非接触受電用直列共振負荷(非接触受電用直列共振回路)1012と、非接触受電用直列共振負荷1012に接続される充電回路1014とを有して構成されている。
この二次側の非接触給電用受電共振回路である非接触受電用直列共振負荷1012は、直列共振コンデンサCと受電コイル(コイル)Lとを有する直列共振回路により構成されている。
また、充電回路1014は、ダイオードを有して構成される高周波整流回路と二次電池Eとを有して構成されている。
なお、非接触給電システム1000のように一次側に並列コンデンサを配置するとともに二次側に直列コンデンサを配置する非接触給電方式は、P-S方式非接触給電と称されている。
以上の構成において、非接触給電システム1000においては、一次側の非接触給電用並列共振負荷(非接触給電用並列共振回路)22で発生した磁界は、二次側の非接触受電用直列共振負荷(非接触受電用直列共振回路)1012で受電されて、非接触受電用直列共振負荷(非接触受電用直列共振回路)1012から充電回路1014へ高周波電力が伝送されることになる。
そして、充電回路1014においては、高周波整流回路により高周波電力を直流電力に変換した後に、二次電池Eに直流電力を充電させる。
上記のようにして、非接触給電システム1000によれば、非接触により二次電池Eに充電する非接触給電が行われる。
(X)本発明による非接触送受電システムの実施の形態
図16には、本発明の実施の形態の一例による非接触送受電システムの構成説明図があわらされている。
より詳細には、図16には、P-P方式非接触給電による非接触送受電システムの全体の構成についてあらわされている。なお、図16においては、制御部28については、簡略化して図示している。
この図16に示す非接触送受電システム2000は、一方側の非接触送受電装置(第1非接触送受電装置)2010と他方側の非接触送受電装置(第2非接触送受電装置)2020とを有して構成されている。
ここで、第1非接触送受電装置2010と上記した非接触送電装置600と比較すると、第1非接触送受電装置2010は、非接触送電装置600における交流(AC)電源102およびコンバータ部302に代えて二次電池Eを備えており、この点において、両者は異なっている。
同様に、第2非接触送受電装置2020と上記した非接触送電装置600と比較すると、第2非接触送受電装置2020は、非接触送電装置600における交流(AC)電源102およびコンバータ部302に代えて二次電池Eを備えており、この点において、両者は異なっている。
従って、第1非接触送受電装置2010を構成する非接触給電用インバータ装置20’は、インバータ部106へ二次電池Eから出力された直流電力が入力される点においてのみ非接触送電装置600における非接触給電用インバータ装置20と異なり、その他の構成や動作ならびに作用効果は、非接触給電用インバータ装置20と同様である。
同様に、第2非接触送受電装置2020を構成する非接触給電用インバータ装置20’は、インバータ部106へ二次電池Eから出力された直流電力が入力される点においてのみ非接触送電装置600における非接触給電用インバータ装置20と異なり、その他の構成や動作ならびに作用効果は、非接触給電用インバータ装置20と同様である。
ここで、第1非接触送受電装置2010を一次側とするとともに第2非接触送受電装置2020を二次側とすると、一次側の非接触給電用送電共振回路である非接触給電用並列共振負荷(非接触給電用並列共振回路)22は、並列共振コンデンサCと送電コイル(コイル)Lとを有する並列共振回路により構成されており、二次側の非接触給電用受電共振回路である非接触給電用並列共振負荷(非接触給電用並列共振回路)22は、並列共振コンデンサCと受電コイル(コイル)Lとを有する並列共振回路により構成されている。
なお、非接触送受電システム2000のように一次側二次側ともに並列コンデンサを配置する非接触給電方式は、P-P方式非接触給電と称されている。
以上の構成において、第1非接触送受電装置2010の非接触給電用インバータ装置20’を動作(オン)させるとともに、第2非接触送受電装置2020の非接触給電用インバータ装置20’を動作停止(オフ)させ、第1非接触送受電装置2010の送電コイル(コイル)Lと第2非接触送受電装置2020の受電コイル(コイル)Lとを磁界結合させた場合には、第2非接触送受電装置2020の非接触給電用インバータ装置20’はダイオード整流回路が形成されるため高周波整流回路となって、第2非接触送受電装置2020の非接触給電用並列共振負荷(非接触給電用並列共振回路)22で受電された高周波電力は直流電力に変換されて、二次電池Eに直流電力が充電される。
一方、上記とは反対に、第1非接触送受電装置2010の非接触給電用インバータ装置20’を動作停止(オフ)させるとともに、第2非接触送受電装置2020の非接触給電用インバータ装置20’を動作(オン)させ、第1非接触送受電装置2010の送電コイル(コイル)Lと第2非接触送受電装置2020の受電コイル(コイル)Lとを磁界結合させた場合には、第1非接触送受電装置2010の非接触給電用インバータ装置20’はダイオード整流回路が形成されるため高周波整流回路となって、第1非接触送受電装置2010の非接触給電用並列共振負荷(非接触給電用並列共振回路)22で受電された高周波電力は直流電力に変換されて、二次電池Eに直流電力が充電され、二次側から一次側への電力伝送が行われる。
従って、非接触送受電システム2000によれば、非接触により二次電池Eに充電する非接触給電と二次電池Eに充電する非接触給電とを選択的に行うことができる。
即ち、第1非接触送受電装置2010の非接触給電用インバータ装置20’を動作(オン)させるとともに、第2非接触送受電装置2020の非接触給電用インバータ装置20’を動作停止(オフ)させて、第1非接触送受電装置2010を一次側とするとともに第2非接触送受電装置2020を二次側として機能させることにより、二次側の第2非接触送受電装置2020の二次電池Eに充電する非接触給電を行うことができる。
一方、第1非接触送受電装置2010の非接触給電用インバータ装置20’を動作停止(オフ)させるとともに、第2非接触送受電装置2020の非接触給電用インバータ装置20’を動作(オン)させて、第1非接触送受電装置2010を二次側とするとともに第2非接触送受電装置2020を一次側として機能させることにより、二次側の第1非接触送受電装置2010の二次電池Eに充電する非接触給電を行うことができる。
さらに、非接触送受電システム2000において、第1非接触送受電装置2010の非接触給電用並列共振負荷(非接触給電用並列共振回路)22と第2非接触送受電装置2020の非接触給電用並列共振負荷(非接触給電用並列共振回路)22との回路定数を同じ、即ち、
=C
=L
とするとともに、送電側(例えば、第1非接触送受電装置2010である。)と受電側(例えば、第2非接触送受電装置2020である。)との回路構成を対称とすることにより、送電回路と受電回路とを同じ構成で実現することが可能となり、コスト削減や標準化を図ることができるようになる。
(XI)その他の実施の形態および変形例の説明
なお、上記した実施の形態は例示に過ぎないものであり、本発明は他の種々の形態で実施することができる。即ち、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
例えば、上記した実施の形態は、以下の(XI-1)乃至(XI-5)に示すように変形するようにしてもよい。
(XI-1)上記した実施の形態において、スタート周波数を共振周波数から離す際に、具体的には共振周波数から5%以上離すことを例示した。
しかしながら、本発明は、共振周波数から5%以上離すことに限られるものではなく、共振周波数から5%未満離すようにしてもよい。
即ち、「5%」との数値は本願発明者が実験により実証的に求めた好適な数値ではあるが、本発明は「5%」の数値に限られものではなく、スタート周波数が共振周波数から離れていればよい。
スタート周波数を共振周波数から離すことにより、非接触給電用共振負荷側の共振周波数がいかようにずれても、周波数シフトにより自動で共振周波数を探し当てることが可能となる。
ここで、周波数シフトする領域(周波数シフト領域)は、インバータ回路に最適なダイオード逆回復特性を考慮した誘導性領域に決定することが好ましく、本願発明者が実験によれば共振周波数から5%以上の領域であった。
(XI-2)上記した実施の形態において、非接触給電用共振負荷(非接触給電用並列共振負荷、非接触給電用直列共振負荷)が電気自動車への非接触給電に用いられる非接触給電用共振負荷の場合には、例えば、周波数80kHz近傍を起点として、周波数90kHz近傍まで周波数シフトしたり、あるいは、周波数90kHz近傍を起点として、周波数80kHz近傍まで周波数シフトしたりすることが好ましい。
なお、この数値は、本願発明者が理論的ならびに実験により実証的に求めた好適な数値である。
(XI-3)上記した実施の形態においては、各構成における具体的な回路構成などは説明を省略したが、各構成に対応する従来より公知の回路構成を用いてよいことは勿論である。
(XI-4)上記した実施の形態においては、各構成における具体的な回路定数などの説明を省略したが、各構成に対応する従来より公知の回路定数を用いてよいことは勿論である。
(XI-5)上記した各実施の形態ならびに上記した(XI-1)乃至(XI-4)に示す各実施の形態は、適宜に組み合わせるようにしてもよいことは勿論である。
本発明は、電磁誘導方式などによる非接触給電用共振負荷に接続する電源装置たる非接触給電用インバータ装置、非接触送電装置、非接触送受電装置、非接触給電システムならびに非接触送受電システムに利用することができる。
10 非接触給電用インバータ装置
12 制御部(制御手段)
12a PWM制御部(制御手段)
12b 周波数シフト制御部(制御手段)
20 非接触給電用インバータ装置
20’ 非接触給電用インバータ装置
22 非接触給電用並列共振負荷(非接触給電用並列共振回路)
24 インダクタ
26 電圧センサー
28 制御部(制御手段)
30 周波数シフト回路
32 電圧制御発振器(VCO:Voltage-controlled oscillator)回路
34 狭幅パルス信号発生回路
36 出力回路
38 位相比較回路
40 遅れ設定回路
42 ロック完了回路
44 検波回路
46 誤差アンプフィルタ
48 三角波発生回路
50 PWM回路
60 非接触給電用インバータ装置
62 非接触給電用直列共振負荷(非接触給電用直列共振回路)
64 電流センサー
66 共振コンデンサ
70 制御部(制御手段)
72 最低レベル検知回路(最低レベル検知手段)
80 制御部(制御手段)
82 最低レベル周波数検知回路(周波数検知手段)
100 非接触給電用インバータ装置
102 交流(AC)電源
104 コンバータ部
106 インバータ部
108 出力センサー
110 コンバータ制御部
112 制御部
112a PLL回路
200 非接触給電用共振負荷
300 非接触給電用インバータ装置
302 コンバータ部
304 PWM制御部
400 非接触給電用インバータ装置
406 インバータ部
406a インバータスイッチング素子
406b 環流ダイオード(フリーホイールダイオード)
406c 半導体スイッチング素子
500 非接触送電装置
600 非接触送電装置
700 非接触送電装置
800 非接触送電装置
900 非接触給電システム(P-P方式非接触給電による非接触給電システム)
910 非接触受電装置(受電装置)
912 非接触受電用並列共振負荷(非接触受電用並列共振回路)
914 充電回路
1000 非接触給電システム(P-S方式非接触給電による非接触給電システム)
1010 非接触受電装置(受電装置)
1012 非接触受電用直列共振負荷(非接触受電用直列共振回路)
1014 充電回路
2000 非接触送受電システム(P-P方式非接触給電による非接触送受電システム)
2010 非接触送受電装置(第1非接触送受電装置)(第1の非接触送受電装置)
2020 非接触送受電装置(第2非接触送受電装置)(第2の非接触送受電装置)
Vh 出力電圧
Ih 出力電流
Q 矩形波インバータ駆動信号
NQ 矩形波インバータ駆動信号
T インバータ部の出力(出力電圧または出力電流)の基本波成分の1周期
T/4 インバータ部の出力(出力電圧または出力電流)の基本波成分の1/4周期
tw 矩形波インバータ駆動信号Q、NQのパルス幅
並列共振コンデンサ
送電コイル(コイル)
並列共振コンデンサ
受電コイル(コイル)
二次電池
二次電池

Claims (40)

  1. 非接触給電用共振負荷に接続してPWM制御される電圧形インバータである非接触給電用インバータ装置において、
    非接触給電用共振負荷に接続されてインバータ駆動信号により駆動されるインバータ部と、
    前記インバータ部の動作を制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記非接触給電用共振負荷の共振周波数の周期より短いパルス幅のパルス信号を前記インバータ駆動信号として、前記共振周波数より離れた周波数を起点として前記インバータ部の駆動を開始した後に、前記インバータ駆動信号の周波数を前記共振周波数または前記共振周波数近傍まで周波数シフトさせて、前記インバータ駆動信号の周波数が前記共振周波数と略一致するように制御する
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置。
  2. 請求項1に記載の非接触給電用インバータ装置において、
    前記短いパルス幅は、前記インバータ部の出力が外部からの出力設定信号が示す設定値の最低設定出力値となるパルス幅である
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置。
  3. 請求項1または2のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置において、
    前記起点は、前記周波数シフトする領域が前記インバータ部を構成するインバータ回路のダイオード逆回復特性に基づく誘導性領域となるようにした
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置。
  4. 請求項1、2または3のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置において、
    前記非接触給電用共振負荷は、非接触給電用並列共振負荷であり、
    前記起点は、前記共振周波数より低い周波数である
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置。
  5. 請求項4に記載の非接触給電用インバータ装置において、
    前記インバータ部の出力段にインダクタを接続した
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置。
  6. 請求項5に記載の非接触給電用インバータ装置において、
    前記制御部は、前記インダクタによる電圧位相の遅れを補正する遅れ補正手段を有する
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置。
  7. 請求項1、2または3のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置において、
    前記非接触給電用共振負荷は、非接触給電用直列共振負荷であり、
    前記起点は、前記共振周波数より高い周波数である
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置。
  8. 請求項7に記載の非接触給電用インバータ装置において、
    前記制御部は、前記インバータ部の回路遅れを補正する遅れ補正手段を有する
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置。
  9. 請求項1または2のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置において、
    前記非接触給電用共振負荷は、非接触給電用直列共振負荷であり、
    前記インバータ部は、インバータスイッチング素子におけるフリーホイールダイオードとしてSiCダイオードを用い、
    前記起点は、前記共振周波数より低い周波数である
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置。
  10. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置において、
    前記起点は、前記共振周波数の周波数に対して5%以上離れた周波数である
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置。
  11. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置において、
    前記制御部は、前記インバータ駆動信号の周波数が前記共振周波数と略一致するように制御した後に、PWM制御により前記インバータ駆動信号のパルス幅を広くする
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置。
  12. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置において、
    前記制御部は、前記インバータ部の出力が位相検知が可能になる出力レベルになったことを検知する最低レベル検知手段を有する
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置。
  13. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置において、
    前記制御部は、前記インバータ部の出力が位相検知が可能になる出力レベルの周波数になったことを検知する周波数検知手段を有する
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置。
  14. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置において、
    前記非接触給電用共振負荷は、電気自動車への非接触給電に用いられる非接触給電用共振負荷であり、
    周波数80kHz近傍を起点とし、周波数90kHz近傍まで周波数シフトする
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置。
  15. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置において、
    前記非接触給電用共振負荷は、電気自動車への非接触給電に用いられる非接触給電用共振負荷であり、
    周波数90kHz近傍を起点とし、周波数80kHz近傍まで周波数シフトする
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置。
  16. 非接触給電用共振負荷に接続してPWM制御される電圧形インバータである非接触給電用インバータ装置の制御方法において、
    非接触給電用共振負荷の共振周波数の周期より短いパルス幅のパルス信号をインバータ駆動信号として、前記共振周波数より離れた周波数を起点としてインバータ部の駆動を開始した後に、前記インバータ駆動信号の周波数を前記共振周波数または前記共振周波数近傍まで周波数シフトさせて、前記インバータ駆動信号の周波数が前記共振周波数と略一致するように制御する
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置の制御方法。
  17. 請求項16に記載の非接触給電用インバータ装置の制御方法において、
    前記短いパルス幅は、前記インバータ部の出力が外部からの出力設定信号が示す設定値の最低設定出力値となるパルス幅である
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置の制御方法。
  18. 請求項16または17のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置の制御方法において、
    前記起点は、前記周波数シフトする領域が前記インバータ部を構成するインバータ回路のダイオード逆回復特性に基づく誘導性領域となるようにした
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置の制御方法。
  19. 請求項16、17または18のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置の制御方法において、
    前記非接触給電用共振負荷は、非接触給電用並列共振負荷であり、
    前記起点は、前記共振周波数より低い周波数である
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置の制御方法。
  20. 請求項19に記載の非接触給電用インバータ装置の制御方法において、
    前記インバータ部の出力段にインダクタを接続した
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置の制御方法。
  21. 請求項20に記載の非接触給電用インバータ装置の制御方法において、
    前記インダクタによる電圧位相の遅れを補正する
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置の制御方法。
  22. 請求項16、17または18のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置の制御方法において、
    前記非接触給電用共振負荷は、非接触給電用直列共振負荷であり、
    前記起点は、前記共振周波数より高い周波数である
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置の制御方法。
  23. 請求項22に記載の非接触給電用インバータ装置の制御方法において、
    前記インバータ部の回路遅れを補正する
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置の制御方法。
  24. 請求項16または17のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置の制御方法において、
    前記非接触給電用共振負荷は、非接触給電用直列共振負荷であり、
    前記インバータ部は、インバータスイッチング素子におけるフリーホイールダイオードとしてSiCダイオードを用い、
    前記起点は、前記共振周波数より低い周波数である
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置の制御方法。
  25. 請求項16、17、18、19、20、21、22、23または24のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置の制御方法において、
    前記起点は、前記共振周波数の周波数に対して5%以上離れた周波数である
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置の制御方法。
  26. 請求項16、17、18、19、20、21、22、23、24または25のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置の制御方法において、
    前記インバータ駆動信号の周波数が前記共振周波数と略一致するように制御した後に、PWM制御により前記インバータ駆動信号のパルス幅を広くする
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置の制御方法。
  27. 請求項16、17、18、19、20、21、22、23、24、25または26のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置の制御方法において、
    前記インバータ部の出力が位相検知が可能になる出力レベルになったことを検知する
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置の制御方法。
  28. 請求項16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26または27のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置の制御方法において、
    前記インバータ部の出力が位相検知が可能になる出力レベルの周波数になったことを検知する
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置の制御方法。
  29. 請求項16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27または28のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置の制御方法において、
    前記非接触給電用共振負荷は、電気自動車への非接触給電に用いられる非接触給電用共振負荷であり、
    周波数80kHz近傍を起点とし、周波数90kHz近傍まで周波数シフトする
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置の制御方法。
  30. 請求項16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27または28のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置の制御方法において、
    前記非接触給電用共振負荷は、電気自動車への非接触給電に用いられる非接触給電用共振負荷であり、
    周波数90kHz近傍を起点とし、周波数80kHz近傍まで周波数シフトする
    ことを特徴とする非接触給電用インバータ装置の制御方法。
  31. 非接触により受電装置に給電する非接触送電装置において、
    交流電源と、
    前記交流電源に接続された非接触給電用インバータ装置と、
    前記非接触給電用インバータ装置に接続された非接触給電用共振負荷と
    を有し、
    前記非接触給電用インバータ装置は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置である
    ことを特徴とする非接触送電装置。
  32. 非接触により受電装置に給電する非接触送電装置において、
    交流電源と、
    前記交流電源に接続された非接触給電用インバータ装置と、
    前記非接触給電用インバータ装置に接続された非接触給電用並列共振負荷と
    を有し、
    前記非接触給電用インバータ装置は、請求項1、2、3、4、5または6のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置である
    ことを特徴とする非接触送電装置。
  33. 非接触により双方向給電を行う非接触送受電装置において、
    二次電池と、
    前記二次電池に接続された非接触給電用インバータ装置と、
    前記非接触給電用インバータ装置に接続された非接触給電用共振負荷と
    を有し、
    前記非接触給電用インバータ装置は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14または15のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置である
    ことを特徴とする非接触送受電装置。
  34. 非接触により双方向給電を行う非接触送受電装置において、
    二次電池と、
    前記二次電池に接続された非接触給電用インバータ装置と、
    前記非接触給電用インバータ装置に接続された非接触給電用並列共振負荷と
    を有し、
    前記非接触給電用インバータ装置は、請求項1、2、3、4、5または6のいずれか1項に記載の非接触給電用インバータ装置である
    ことを特徴とする非接触送受電装置。
  35. 非接触送電装置から受電装置に非接触で電力を給電する非接触給電システムであって、
    前記非接触送電装置は、請求項31または32のいずれか1項に記載の非接触送電装置である
    ことを特徴とする非接触給電システム。
  36. 非接触送電装置から受電装置に非接触で電力を給電する非接触給電システムであって、
    前記非接触送電装置は、請求項32に記載の非接触送電装置であり、
    前記受電装置は、非接触受電用並列共振負荷を備え、
    前記非接触送電装置から前記受電装置へP-P方式非接触給電により給電する
    ことを特徴とする非接触給電システム。
  37. 非接触送電装置から受電装置に非接触で電力を給電する非接触給電システムであって、
    前記非接触送電装置は、請求項32に記載の非接触送電装置であり、
    前記受電装置は、非接触受電用直列共振負荷を備え、
    前記非接触送電装置から前記受電装置へP-S方式非接触給電により給電する
    ことを特徴とする非接触給電システム。
  38. 第1の非接触送受電装置と第2の非接触送受電装置との間で双方向非接触給電を行う非接触送受電システムにおいて、
    請求項33または34のいずれか1項に記載の第1の非接触送受電装置と、
    請求項33または34のいずれか1項に記載の第2の非接触送受電装置と
    を有し、
    前記第1の非接触送受電装置の前記非接触給電用共振負荷または前記非接触給電用並列共振負荷を構成するコイルと、前記第2の非接触送受電装置の前記非接触給電用共振負荷または前記非接触給電用並列共振負荷を構成するコイルとを磁界結合させた
    ことを特徴とする非接触送受電システム。
  39. 第1の非接触送受電装置と第2の非接触送受電装置との間で双方向非接触給電を行う非接触送受電システムにおいて、
    請求項34に記載の第1の非接触送受電装置と、
    請求項34に記載の第2の非接触送受電装置と
    を有し、
    前記第1の非接触送受電装置の前記非接触給電用並列共振負荷を構成するコイルと、前記第2の非接触送受電装置の前記非接触給電用並列共振負荷を構成するコイルとを磁界結合させ、前記第1の非接触送受電装置と前記第2の非接触送受電装置との間でP-P方式非接触給電により双方向非接触給電する
    ことを特徴とする非接触送受電システム。
  40. 請求項39に記載の非接触送受電システムにおいて、
    前記第1の非接触送受電装置の前記非接触給電用並列共振負荷の回路定数と前記第2の非接触送受電装置の前記非接触給電用並列共振負荷の回路定数とを同じにし、かつ、前記第1の非接触送受電装置の回路構成と前記第2の非接触送受電装置の回路構成とを対称にした
    ことを特徴とする非接触送受電システム。
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