JP2022012259A - 払拭装置 - Google Patents

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Hidenori Hagiwara
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Abstract

【課題】消耗品である払拭部材だけを交換可能な払拭装置を提供すること。【解決手段】払拭装置1は、ウェブ状の払拭部材60を搬送方向Tに搬送する搬送ローラー66と、搬送ローラー66に対向配置され、払拭部材60を搬送ローラー66に押圧する押圧ローラー67,68と、搬送ローラー66に対して搬送方向Tの上流側に配置される第1挟持部材74と、第1挟持部材74に対向配置され、第1挟持部材74との間で払拭部材60を挟持する第2挟持部材75と、搬送ローラー66と第1挟持部材74との間に配置され、払拭部材60をノズル面40に押圧する押圧部材76,77と、押圧ローラー67,68を支持する第1支持部材71と、第2挟持部材75を支持する第2支持部材72と、を備え、第1支持部材71は搬送ローラー66に対して移動可能であり、第2支持部材72は第1挟持部材74に対して移動可能である。【選択図】図4

Description

本発明は、プリンターなどの電子機器のメンテナンスに好適な払拭装置に関する。
従来、液体吐出ヘッドのノズル面を払拭対象として払拭する払拭装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の払拭装置は、ブレード状のワイパーと、ウェブ状の払拭部材と、払拭部材がロール状に巻かれた繰り出しローラーと、払拭部材を巻き取る巻取りローラーと、を備え、巻取りローラーが回転駆動し繰り出しローラーが自由回転することによって、払拭部材が繰り出しローラーから巻き取りローラーに向けて搬送される。さらに、特許文献1に記載の払拭装置は、ブレード状のワイパーを払拭部材に押し付けたまま払拭部材を巻き取ることによって、払拭部材の弛みが抑制される。
特開2020-40365号公報
ところが、払拭部材がロール状に巻かれた繰り出しローラーと、払拭部材を巻き取る巻取りローラーとを備え、巻取りローラーが回転駆動し繰り出しローラーが自由回転することによって、払拭部材が繰り出しローラーから巻き取りローラーに向けて搬送される構成を有する払拭装置では、払拭部材の巻取りローラーへの付け外しが難しく、消耗品である払拭部材だけを交換することが難しいという課題があった。
払拭装置は、ウェブ状の払拭部材を搬送方向に搬送する搬送ローラーと、前記搬送ローラーに対向配置され、前記払拭部材を前記搬送ローラーに押圧する押圧ローラーと、前記搬送ローラーに対して前記搬送方向の上流側に配置される第1挟持部材と、前記第1挟持部材に対向配置され、前記第1挟持部材との間で前記払拭部材を挟持する第2挟持部材と、前記搬送ローラーと前記第1挟持部材との間に配置され、前記払拭部材を払拭対象に押圧する押圧部材と、前記押圧ローラーを支持する第1支持部材と、前記第2挟持部材を支持する第2支持部材と、を備え、前記第1支持部材は前記搬送ローラーに対して移動可能であり、前記第2支持部材は前記第1挟持部材に対して移動可能である。
記録装置の斜視図。 記録ヘッドの概略図。 メンテナンスユニットの概略図。 実施形態1に係る払拭装置の概略断面図。 実施形態1に係る払拭装置の他の概略断面図。 実施形態1に係る払拭装置の他の概略断面図。 実施形態2に係る払拭装置の概略図。
1.実施形態1
1.1記録装置の概要
最初に、図面を参照し、実施形態1に係る払拭装置1を有する記録装置11の概要を説明する。
図面では、記録装置11が水平面上に置かれているものとし、重力の方向がZ軸で示され、水平面に沿う方向がX軸及びY軸で示されている。X軸、Y軸、及びZ軸は、互いに直交する。また、以下の説明では、X軸に沿う方向を幅方向X、Y軸に沿う方向を奥行方向Yと称す場合がある。
図1に示すように、記録装置11は、長尺の媒体14を扱うラージフォーマットプリンターである。記録装置11は、一対の脚部12と、脚部12上に組み付けられる筐体13とを備えている。さらに、記録装置11は、ロール状に巻き重ねられた媒体14を巻き解いて繰り出す繰出部15と、筐体13から排出される媒体14を案内する案内部16と、媒体14を巻き取って回収する回収部17と、回収部17に回収される媒体14にテンションを付与するテンション付与機構18とを備えている。
さらに、記録装置11は、液体(インク)を吐出可能な記録ヘッド20と、記録ヘッド20を移動させるキャリッジ21と、記録ヘッド20のメンテナンスを行うメンテナンスユニット22とを備えている。さらに、記録装置11は、記録ヘッド20に液体(インク)を供給する液体供給装置23と、ユーザーによって操作される操作パネル24とを備えている。
キャリッジ21は、記録ヘッド20をX軸に沿って往復移動させる。記録ヘッド20は、液体供給装置23を通じて供給されるインクを移動しながら吐出し、媒体14に画像を印刷する。
液体供給装置23は、インクを収容する複数の液体収容体25が着脱可能に装着される装着部26と、装着部26に装着される液体収容体25からインクを記録ヘッド20に供給する供給流路27とを備えている。
さらに、記録装置11は、記録装置11の動作を制御する制御部29を備える。
制御部29は、例えばCPU、メモリーなどを含んで構成される。制御部29は、メモリーに記憶されるプログラムをCPUが実行することにより、記録ヘッド20、液体供給装置23、及びメンテナンスユニット22などを制御する。
図2に示すように、記録装置11は、キャリッジ21を支持するガイド軸31と、キャリッジ21を移動させるキャリッジモーター32とを備えている。ガイド軸31は、幅方向Xに延びる。制御部29は、キャリッジモーター32の駆動を制御することにより、キャリッジ21及び記録ヘッド20をガイド軸31に沿って往復移動させる。
キャリッジ21の下部には、整風部34が設けられている。整風部34は、幅方向Xにおいて記録ヘッド20の両側に設けられ、X軸に沿って往復移動する記録ヘッド20周辺の気流を整える。
記録ヘッド20は、複数のノズル36が形成されるノズル形成部材37と、ノズル形成部材37の一部を覆うカバー部材38と、を備えている。カバー部材38は、例えばステンレス鋼などの金属により構成される。カバー部材38には、カバー部材38をZ方向に貫通する複数の貫通孔39が形成されている。カバー部材38は、貫通孔39からノズル36が露出するように、ノズル形成部材37においてノズル36が形成される側を覆う。記録ヘッド20のノズル面40は、ノズル形成部材37と、カバー部材38とを含んで形成される。具体的には、記録ヘッド20のノズル面40は、貫通孔39から露出するノズル形成部材37と、カバー部材38とにより構成されている。記録ヘッド20は、ノズル面40に配置されるノズル36からインクを吐出可能である。
なお、ノズル面40は、本願における払拭対象の一例である。
記録ヘッド20には、インクを吐出するノズル36の開口が一方向に一定の間隔で多数並ぶ。複数のノズル36は、ノズル列を構成する。本実施形態では、ノズル36の開口は、奥行方向Yに並び、第1ノズル列L1~第12ノズル列L12を構成する。1つのノズル列を構成するノズル36は、同じ種類のインクを吐出する。1つのノズル列を構成するノズル36のうち、奥行方向Yにおける奥に位置するノズル36と、奥行方向Yにおける前に位置するノズル36とは、幅方向Xに位置をずらして形成されている。
第1ノズル列L1~第12ノズル列L12は、2列ずつ幅方向Xに接近して並ぶ。本実施形態では、互いに接近して並ぶ2つのノズル列をノズル群という。記録ヘッド20には、第1ノズル群G1~第6ノズル群G6が幅方向Xに一定の間隔で配置される。
具体的には、第1ノズル群G1は、マゼンタインクを吐出する第1ノズル列L1とイエローインクを吐出する第2ノズル列L2とを含む。第2ノズル群G2は、シアンインクを吐出する第3ノズル列L3とブラックインクを吐出する第4ノズル列L4とを含む。第3ノズル群G3は、ライトシアンインクを吐出する第5ノズル列L5とライトマゼンタインクを吐出する第6ノズル列L6とを含む。第4ノズル群G4は、処理液を吐出する第7ノズル列L7及び第8ノズル列L8を含む。第5ノズル群G5は、ブラックインクを吐出する第9ノズル列L9とシアンインクを吐出する第10ノズル列L10とを含む。第6ノズル群G6は、イエローインクを吐出する第11ノズル列L11とマゼンタインクを吐出する第12ノズル列L12とを含む。
次に、メンテナンスユニット22について説明する。
図3に示すように、メンテナンスユニット22は、幅方向Xに沿って順に配置されるフラッシング装置42と、本実施形態に係る払拭装置1と、吸引装置44と、キャッピング装置45とを有する。キャッピング装置45の上方は、記録ヘッド20のホーム位置HPとなる。ホーム位置HPは、記録ヘッド20の移動の始点となる。
なお、図3では、払拭装置1が払拭動作を実施する場合の記録ヘッド20が2点鎖線で図示されている。図中に二点鎖線で図示される記録ヘッド20の位置がクリーニング位置CPである。
フラッシング装置42は、フラッシングにより記録ヘッド20から吐出されるインクを受容する。フラッシングとは、ノズル36の目詰まりを予防または解消する目的で、インクを廃液として吐出するメンテナンスである。
フラッシング装置42は、記録ヘッド20がフラッシングのために吐出したインクを受容する液体受容部47と、液体受容部47の開口を覆うための蓋部材48と、蓋部材48を移動させる蓋用モーター49とを備える。
本実施形態では、フラッシング装置42は、2つの液体受容部47を備える。一方の液体受容部47は、記録ヘッド20からフラッシングにより吐出される複数のカラーインクを受容し、他方の液体受容部47は、記録ヘッド20からフラッシングにより吐出される処理液を受容する。
蓋部材48は、蓋用モーター49の駆動により、液体受容部47の開口を覆う図示しない被覆位置と、液体受容部47の開口を露出させる図3に示す露出位置との間で移動する。フラッシングを行わない時には、蓋部材48が被覆位置に移動することにより、受容したインクの乾燥を抑制する。
吸引装置44は、吸引キャップ51と、吸引キャップ51を保持する吸引用保持体52と、吸引用保持体52をZ軸に沿って往復移動させる吸引用モーター53と、吸引キャップ51内を減圧する減圧機構54と、を備える。吸引用モーター53による吸引用保持体52の移動に伴って、吸引キャップ51が接触位置と退避位置との間で移動する。接触位置は、吸引キャップ51が記録ヘッド20に接触してノズル36を囲む位置である。退避位置は、吸引キャップ51が記録ヘッド20から離れる位置である。
吸引キャップ51は、全てのノズル36をまとめて囲む構成としてもよいし、少なくとも1つのノズル群を囲む構成としてもよいし、ノズル群を構成するノズル36のうち一部のノズル36を囲む構成としてもよい。本実施形態では、2つの吸引キャップ51によって、第1ノズル群G1~第6ノズル群G6のうち1つのノズル群が囲まれる。
記録装置11は、記録ヘッド20を吸引装置44の上方に位置させると共に、吸引キャップ51を接触位置に位置させて1つのノズル群を囲み、吸引キャップ51内を減圧してノズル36からインクを排出させる吸引クリーニングを行う。吸引装置44は、吸引クリーニングにより排出されるインクを受容する。
キャッピング装置45は、放置キャップ56と、放置キャップ56を保持する放置用保持体57と、放置用保持体57をZ軸に沿って往復移動させる放置用モーター58と、を有する。放置用モーター58による放置用保持体57の移動に伴って、放置キャップ56が上方または下方に移動する。放置キャップ56は、下方の位置である離隔位置から上方の位置であるキャッピング位置に移動し、ホーム位置HPで停止している記録ヘッド20に接触する。
キャッピング位置に位置する放置キャップ56は、第1ノズル群G1~第6ノズル群G6を構成するノズル36の開口を囲う。このように、放置キャップ56がノズル36の開口を囲うメンテナンスを放置キャッピングという。放置キャッピングは、キャッピングの一種である。放置キャッピングにより、ノズル36の乾燥が抑制される。
図3及び図4では、クリーニング位置CPに配置される記録ヘッド20が、二点鎖線で図示されている。
払拭装置1には、記録ヘッド20のノズル面40を払拭可能なウェブ状の払拭部材60が取り付けられている。
払拭装置1は、払拭部材60を収納する筐体70と、Y軸に沿って延びる一対のレール62と、払拭用モーター63と、駆動用モーター64と、駆動用モーター64の動力を伝達する動力伝達機構65と、動力伝達機構65を介して駆動用モーター64の動力が伝達される搬送ローラー66とを備えている。筐体70は、払拭装置1の外装ケースであり、払拭部材60を露出させる開口69を有する。
払拭部材60の幅方向Xの寸法は、記録ヘッド20のノズル面40の幅方向Xの寸法よりも長い。払拭装置1がY軸方向に沿って移動すると、開口69から露出する払拭部材60が記録ヘッド20のノズル面40の全体を払拭可能となるように、開口69が設けられている。
払拭部材60が記録ヘッド20のノズル面40を払拭する場合、記録ヘッド20のノズル面40はクリーニング位置CPに配置される。
筐体70は、払拭用モーター63の動力によりレール62上をY軸に沿って往復移動する。具体的には、筐体70は、図4に示す第1待機位置と図3に示す第2待機位置との間で移動する。払拭用モーター63が正転駆動すると、図4に示す第1待機位置に位置する筐体70は、Y軸に平行な第1払拭方向W1に移動して第2待機位置に向かう。払拭用モーター63が逆転駆動すると、図3に示す第2待機位置に位置する筐体70は、第1払拭方向W1と反対の第2払拭方向W2に移動して第1待機位置に向かう。
払拭装置1は、払拭部材60をノズル面40に接触させてノズル面40を払拭する払拭動作を実行可能である。払拭装置1は、筐体70が第1待機位置と第2待機位置との間で移動する過程で払拭動作を行う。本実施形態では、払拭装置1は、図3に示す第2待機位置に位置する筐体70が第2払拭方向W2に移動する過程で1回目の払拭動作を行い、図4に示す第1待機位置に位置する筐体70が第1払拭方向W1に移動する過程で2回目の払拭動作を行う。
払拭装置1は、クリーニング位置CPに配置される記録ヘッド20のノズル面40に対して払拭動作を実施し、ノズル面40に付着した異物やインクなどを取り除く。
記録装置11では、記録ヘッド20から吐出されるインクによって媒体14に形成される画像の品位が低下すると、記録ヘッド20を正常な状態に回復させるメンテナンスが実施される。
記録ヘッド20を正常な状態に回復させるメンテナンスでは、ノズル36に加圧したインクを供給してノズル36からインクを強制的に排出させ、ノズル36から排出されるインクをフラッシング装置42の液体受容部47に受容させる加圧クリーニングを実施した後、払拭装置1が1回目の払拭動作と2回目の払拭動作とを実施する。加圧クリーニングによって、記録ヘッド20における液体流路の中の異物や泡などが除去され、ノズル36の目詰まりが解消される。加えて、払拭動作によって、ノズル面40に付着した異物やインクが除去され、ノズル36のメニスカスが正常な状態に整えられる。これら加圧クリーニング及び払拭動作によって、記録ヘッド20が正常な状態に回復し、媒体14に形成される画像の品位低下が解消される。
また、記録ヘッド20を正常な状態に回復させるメンテナンスでは、吸引装置44が、吸引キャップ51を接触位置に位置させ、吸引キャップ51内を減圧してノズル36からインクを強制的に排出させる吸引クリーニングを実施した後、払拭装置1が1回目の払拭動作と2回目の払拭動作とを実施してもよい。
かかる構成によっても、記録ヘッド20における液体流路の中の異物や泡などを除去し、ノズル36の目詰まりを解消させ、ノズル面40に付着した異物やインクを除去し、ノズル36のメニスカスを正常な状態に整え、記録ヘッド20を正常な状態に回復させ、媒体14に形成される画像の品位低下を解消することができる。
1.2払拭装置の主要部の概要
図4は、本実施形態に係る払拭装置1の概略断面図である。図5及び図6は、図4に対応する図であり、本実施形態に係る払拭装置1の他の概略断面図である。
図4では、払拭装置1が実線で図示され、払拭装置1以外の構成要素(記録ヘッド20、キャリッジ21など)が二点鎖線で図示されている。また、図4では、払拭部材60が搬送される方向が実線の矢印で図示され、以降、搬送方向Tと称す。
図5では、払拭装置1に未使用払拭部材600が取り付けられた状態が図示されている。また、図5では、未使用払拭部材600が実線で図示され、全て払拭済みとなった払拭部材60(払拭済みのロール体R)が二点鎖線で図示されている。
図6では、払拭装置1から払拭済みのロール体Rを取り外す場合の状態が図示されている。また、図6では、払拭済みのロール体Rが実線で図示され、未使用払拭部材600が二点鎖線で図示されている。
次に、図4~図6を参照し、本実施形態に係る払拭装置1の主要部(払拭部材60が収納される部分)の概要を説明する。
図4に示すように、本実施形態に係る払拭装置1の筐体70は、第1支持部材71と第2支持部材72とベース部材73とを有し、ウェブ状の払拭部材60を収納する。ベース部材73は、レール62(図3参照)に取り付けられ、第1払拭方向W1または第2払拭方向W2に移動可能である。
第1支持部材71は搬送方向Tの下流側に配置され、第2支持部材72は搬送方向Tの上流側に配置される。第1支持部材71と第2支持部材72との間には開口69が設けられ、開口69を介して露出した払拭部材60が記録ヘッド20のノズル面40に接触可能になる。
第1支持部材71及び第2支持部材72は、ベース部材73に取り付けられ、ベース部材73によって支持され、図4に示す閉位置と図6に示す開位置とに移動可能である。
なお、図4~図6では、ベース部材73及びベース部材73に取り付けられる払拭装置1の構成要素に対して網掛けが施され、支持部材71,72及び支持部材71,72に取り付けられる払拭装置1の構成要素に対して網掛けが施されていない。
本実施形態に係る払拭装置1では、図中に実線の矢印で図示される搬送方向Tに沿って順に配置される挟持部材74,75(第1挟持部材74、第2挟持部材75)と、押圧部材76,77(第1押圧部材76、第2押圧部材77)と、搬送ローラー66及び押圧ローラー67,68(第1押圧ローラー67、第2押圧ローラー68)とが、筐体70の中に収容されている。
第1挟持部材74と搬送ローラー66とは、ベース部材73に取り付けられ、ベース部材73によって支持されている。さらに、押圧部材76,77(第1押圧部材76、第2押圧部材77)は、付勢部材78と支持部材79とを介して、ベース部材73に取り付けられ、ベース部材73によって支持されている。
押圧ローラー67,68(第1押圧ローラー67、第2押圧ローラー68)は、第1支持部材71に取り付けられ、第1支持部材71によって支持され、第1支持部材71と一緒に、図4に示す閉位置と図6に示す開位置とに開閉可能である。すなわち、第1支持部材71は搬送ローラー66及びベース部材73に対して移動可能である。
第2挟持部材75は、第2支持部材72に取り付けられ、第2支持部材72によって支持され、第2支持部材72と一緒に、図4に示す閉位置と図6に示す開位置とに開閉可能である。すなわち、第2支持部材72は、第1挟持部材74及びベース部材73に対して移動可能である。
このように、本実施形態に係る払拭装置1は、押圧ローラー67,68を支持する第1支持部材71と、第2挟持部材75を支持する第2支持部材72とを備える。さらに、本実施形態に係る払拭装置1は、第1支持部材71が搬送ローラー66に対して移動可能であり、第2支持部材72が第1挟持部材74に対して移動可能である構成を有する。
搬送ローラー66は、ウェブ状の払拭部材60を搬送方向Tに搬送する。押圧ローラー67,68は、搬送ローラー66に対向配置され、払拭部材60を搬送ローラー66に押圧すると共に搬送ローラー66に対して従動回転する。払拭部材60は、搬送ローラー66と押圧ローラー67,68とによって挟持される。
駆動用モーター64が駆動されると、動力伝達機構65を介して駆動用モーター64の動力が搬送ローラー66に伝達され、搬送ローラー66が回転し、搬送ローラー66と押圧ローラー67,68とによって挟持される払拭部材60が搬送方向Tに搬送される。
また、搬送ローラー66の回転は動力伝達機構65によって制限され、駆動用モーター64が駆動されると搬送ローラー66は回転し、駆動用モーター64が駆動されないと搬送ローラー66は停止した状態を維持する。
このため、駆動用モーター64が駆動されると、搬送ローラー66と押圧ローラー67,68とによって挟持される払拭部材60は、搬送方向Tに移動する。一方、駆動用モーター64が駆動されないと、例えば、払拭動作によって払拭部材60がY軸方向に引っ張られても、搬送ローラー66は停止した状態を維持し、払拭部材60の移動が禁止され、搬送ローラー66と押圧ローラー67,68とによって挟持された払拭部材60が固定された状態になる。すなわち、駆動用モーター64が駆動されず、払拭装置1が払拭動作を実施する場合、払拭部材60の移動が禁止され、払拭部材60が固定された状態になる。
押圧ローラー67,68は、第2押圧ローラー68に対して搬送方向Tの下流側に配置される第1押圧ローラー67と、第1押圧ローラー67に対して搬送方向Tの上流側に配置される第2押圧ローラー68とを有する。さらに、第1押圧ローラー67の払拭部材60を押圧する部分67aは、第2押圧ローラー68の払拭部材60を押圧する部分68aよりも低い位置に配置される。
挟持部材74,75は、搬送ローラー66に対して搬送方向Tの上流側に配置される第1挟持部材74と、第1挟持部材74に対向配置され第1挟持部材74との間で払拭部材60を挟持する第2挟持部材75とで構成される。
第1挟持部材74には、所定の負荷が作用すると時計回りの回転が許容されるワンウエイクラッチ(図示省略)に接続されている。すなわち、第1挟持部材74は、ワンウエイクラッチによって、払拭部材60を搬送方向Tに搬送させる方向の回転(時計回りの回転)が許容され、払拭部材60を搬送方向Tと逆方向に搬送させる方向の回転(反時計回りの回転)が禁止される。
第2挟持部材75は、払拭部材60を第1挟持部材74に押圧し、第1挟持部材74に対して従動回転する。
さらに、第1挟持部材74は、ワンウエイクラッチによって、所定の負荷が作用する場合に時計回りに回転し、所定の負荷が作用しない場合に時計回りの回転が禁止される。
例えば、駆動用モーター64が駆動され、搬送ローラー66が回転し、払拭部材60が搬送方向Tに引っ張られると、第1挟持部材74が時計回りに回転する。そして、挟持部材74,75によって挟持される払拭部材60が、搬送方向Tに移動する。
例えば、駆動用モーター64が駆動されず、払拭装置1が実施する払拭動作によって、払拭部材60が搬送方向Tに引っ張られても、第1挟持部材74の時計回りの回転が禁止され、払拭部材60の移動が禁止され、払拭部材60が挟持部材74,75によって固定された状態になる。すなわち、駆動用モーター64が駆動されず、払拭装置1が払拭動作を実施する場合、払拭部材60の移動が禁止され、払拭部材60が固定された状態になる。
搬送ローラー66と第1挟持部材74との間には、押圧部材76,77が配置されている。押圧部材76,77は、付勢部材78を介して支持部材79に取り付けられている。支持部材79はベース部材73に取り付けられている。すなわち、押圧部材76,77は、付勢部材78と支持部材79とを介して、ベース部材73に取り付けられ、ベース部材73によって支持されている。
付勢部材78は、バネである。付勢部材78は、払拭部材60が記録ヘッド20のノズル面40に押圧する力を、押圧部材76,77を介して付与する。
上述したように、駆動用モーター64が駆動されず、払拭装置1が払拭動作を実施する場合、搬送ローラー66と第1挟持部材74との間で、払拭部材60の移動が禁止され、払拭部材60が固定された状態になる。
押圧部材76,77は、付勢部材78によって、搬送ローラー66と第1挟持部材74との間で固定された払拭部材60を、記録ヘッド20のノズル面40に向かう方向に押圧する。その結果、搬送ローラー66と第1挟持部材74との間で、払拭部材60にテンションが付与され、払拭装置1が払拭動作を実施する場合、弛みが無い状態で払拭部材60が記録ヘッド20のノズル面40に接触するようになる。
このように、本実施形態に係る払拭装置1は、搬送ローラー66と第1挟持部材74との間に配置され、払拭部材60をノズル面40(払拭対象)に押圧する押圧部材76,77を有する。また、押圧部材76,77は、払拭部材60をノズル面40に押圧することに加えて、払拭動作時に払拭部材60の弛みを抑制する役割を有する。
第1押圧部材76の払拭部材60を押圧する部分76aは、第2押圧部材77の払拭部材60を押圧する部分77aと同じ高さに配置される。その結果、第1押圧部材76の払拭部材60を押圧する部分76aと第2押圧部材77の払拭部材60を押圧する部分77aとの間に配置される払拭部材60は、水平面に沿って配置され、記録ヘッド20のノズル面40に平行に配置される。
第1押圧部材76の払拭部材60を押圧する部分76aと第2押圧部材77の払拭部材60を押圧する部分77aとの間には、払拭部材60の払拭領域WAが形成される。払拭領域WAの払拭部材60は、記録ヘッド20のノズル面40側に突出し、記録ヘッド20のノズル面40に平行であり、押圧部材76,77によってテンションが付与され、弛みが無い状態で記録ヘッド20のノズル面40に均一に面接触し、記録ヘッド20のノズル面40を適正に払拭することができる。
本実施形態に係る払拭装置1では、図3に示す第2待機位置に位置する筐体70が第2払拭方向W2に移動する過程で1回目の払拭動作を行い、図4に示す第1待機位置に位置する筐体70が第1払拭方向W1に移動する過程で2回目の払拭動作を行い、払拭前の汚れていない払拭部材60が記録ヘッド20のノズル面40に付着した異物やインクなどを取り除き、記録ヘッド20を正常な状態に回復させる。
さらに、払拭装置1では、払拭動作が終了すると、駆動用モーター64が駆動され、払拭済みの汚れた払拭部材60が払拭領域WAから第1収納空間81に搬送され、払拭前の汚れていない払拭部材60が第2収納空間82から払拭領域WAに搬送され、払拭前の汚れていない払拭部材60が払拭領域WAに配置される。そして、払拭前の汚れていない払拭部材60によって、次の払拭動作が実行される。
このように、本実施形態に係る払拭装置1では、記録ヘッド20を正常な状態に回復させる払拭動作と、払拭前の汚れていない払拭部材60を払拭領域WAに配置する動作とが交互に実施される。
図5に示すように、第1支持部材71は、図中に二点鎖線で図示される払拭済みの払拭部材60が接触可能であり搬送ローラー66を中心側とする第1円弧面71aを有する。ベース部材73は、図中に二点鎖線で図示される払拭済みの払拭部材60が接触可能であり搬送ローラー66を中心側とする第1円弧面73aを有する。さらに、第1支持部材71の第1円弧面71aとベース部材73の第1円弧面73aとの間には、払拭済みの払拭部材60が収納される第1収納空間81が形成される。
第1支持部材71の第1円弧面71aとベース部材73の第1円弧面73aとの間に形成される第1収納空間81は円筒形状を有する。第1収納空間81に収納される払拭済みの払拭部材60も円筒形状を有する。
第2支持部材72は、図中に実線で図示される払拭前の払拭部材60が接触可能であり第1挟持部材74を中心側とする第2円弧面72bを有する。ベース部材73は、図中に実線で図示される払拭前の払拭部材60が接触可能であり第1挟持部材74を中心側とする第2円弧面73bを有する。さらに、第2支持部材72の第2円弧面72bとベース部材73の第2円弧面73bとの間には、払拭前の払拭部材60が収納される第2収納空間82が形成される。
第2支持部材72の第2円弧面72bとベース部材73の第2円弧面73bとの間に形成される第2収納空間82は円筒形状を有する。また、第2収納空間82に収納される払拭前の払拭部材60も円筒形状を有する。
第1収納空間81は搬送方向Tの下流側に配置され、第2収納空間82は搬送方向Tの上流側に配置される。そして、本実施形態に係る払拭装置1では、払拭済みの払拭部材60がロール状に巻かれた状態で第1収納空間81に収納され、払拭前の払拭部材60がロール状に巻かれた状態で第2収納空間82に収納される(図4参照)。
円筒形状を有する払拭済みの払拭部材60を、円筒形状の第1収納空間81に収納することによって、例えば第1収納空間81が直方体形状を有する場合と比べて、無駄なスペースが排除され、第1収納空間81を小さくすることができる。さらに、円筒形状の払拭済みの払拭部材60が、第1収納空間81の中で回転しやすくなり、第1収納空間81において、払拭済みの払拭部材60がロール状に巻き取られやすくなる。
円筒形状を有する払拭前の払拭部材60を、円筒形状の第2収納空間82に収納することによって、例えば第2収納空間82が直方体形状を有する場合と比べて、無駄なスペースが排除され、第2収納空間82を小さくすることができる。さらに、円筒形状の払拭前の払拭部材60が、第2収納空間82の中で回転しやすくなり、払拭前の払拭部材60を第2収納空間82から搬送方向Tに繰り出しやすくなる。
本実施形態に係る払拭装置1では、記録ヘッド20を正常な状態に回復させる払拭動作と、払拭前の汚れていない払拭部材60を払拭領域WAに配置する動作とが交互に実施され、第2収納空間82に収納される払拭前の払拭部材60が徐々に消費され、払拭済みの払拭部材60が第1収納空間81にロール状に巻き取られる。さらに、第2収納空間82に収納される払拭前の払拭部材60が全て消費されると、全ての払拭部材60が払拭済みの払拭部材60となって、第1収納空間81にロール状に巻き取られ、図5に二点鎖線で図示される払拭済みのロール体Rが形成される。
図6に示すように、第2収納空間82に収納される払拭前の払拭部材60が全て消費され、第1収納空間81に払拭済みのロール体Rが形成されると、ユーザーは、第1支持部材71及び第2支持部材72をベース部材73に対して開き、図中に実線で図示される払拭済みのロール体Rを第1収納空間81から取り外す。続いて、ユーザーは、図中に二点鎖線で図示される未使用払拭部材600を第2収納空間82から第1収納空間81に跨って取り付ける。未使用払拭部材600は、第2収納空間82から第1収納空間81に跨って配置され、第1挟持部材74と押圧部材76,77と搬送ローラー66とで支持された状態になる。
なお、未使用払拭部材600は、払拭装置1に取り付けられる払拭部材60であって、払拭動作に使用されていない新しい払拭部材60である。払拭部材60は、未使用払拭部材600に加えて、第2収納空間82から払拭領域WAに搬送される払拭前の払拭部材60と、払拭領域WAから第1収納空間81に搬送される払拭済みの払拭部材60とを含む。
すなわち、本願における払拭部材は、払拭前の払拭部材60と、払拭済みの払拭部材60と、未使用払拭部材600とを含む。
最後に、ユーザーは、第1支持部材71及び第2支持部材72をベース部材73に対して閉じる。すると、図5に示すように、未使用払拭部材600は、押圧部材76,77に対して搬送方向Tの下流側において搬送ローラー66及び押圧ローラー67,68で挟まれた状態になり、押圧部材76,77に対して搬送方向Tの上流側において第1挟持部材74及び第2挟持部材75で挟まれた状態になる。そして、搬送ローラー66が駆動されると、未使用払拭部材600(払拭部材60)が第2収納空間82から第1収納空間81に向けて安定して搬送されるようになり、記録ヘッド20を正常な状態に回復させる払拭動作が実施可能になる。
以上述べたように、例えば、従来の払拭装置では、払拭部材がロール状に巻かれた繰り出しローラーと、払拭部材を巻き取る巻取りローラーとを備え、巻取りローラーが回転駆動し繰り出しローラーが自由回転することによって、払拭部材が繰り出しローラーから巻き取りローラーに向けて搬送される。
ところが、従来の払拭装置では、払拭部材の巻取りローラーへの付け外しが難しいため、消耗品である払拭部材だけを交換することが難しいという課題がある。例えば、従来の払拭装置では、払拭部材と繰り出しローラーと巻取りローラーとがユニット化され、払拭前の払拭部材が全て消費されると、払拭部材だけを交換するのでなく、当該ユニットを新しいユニットに交換する場合が多い。
本実施形態に係る払拭装置1は、従来の払拭装置における繰り出しローラーや巻取りローラーを有していない。本実施形態に係る払拭装置1は、従来の払拭装置における繰り出しローラーや巻取りローラーが無い状態で、払拭部材60が第2収納空間82から第1収納空間81に跨って配置される。
さらに、本実施形態に係る払拭装置1では、第2収納空間82と第1収納空間81と間に、払拭動作時に払拭部材60の弛みを抑制する第1挟持部材74及び第2挟持部材75と、払拭部材60を搬送方向Tに搬送させる搬送ローラー66及び押圧ローラー67,68とが配置される。
さらに、本実施形態に係る払拭装置1では、押圧ローラー67,68を支持する第1支持部材71が搬送ローラー66に対して移動可能であり、第2挟持部材75を支持する第2支持部材72が第1挟持部材74に対して移動可能であり、第1支持部材71及び第2支持部材72がベース部材73に対して開閉可能である。
第1支持部材71及び第2支持部材72がベース部材73に対して開かれると、払拭部材60が、搬送ローラー66及び押圧ローラー67,68と、第1挟持部材74及び第2挟持部材75との両方で挟まれた状態が解除され、払拭済みの払拭部材60を収納空間81,82から取り外し、未使用払拭部材600を収納空間81,82に取り付けることができる。
第1支持部材71及び第2支持部材72がベース部材73に対して閉じられると、払拭部材60が、搬送ローラー66及び押圧ローラー67,68と、第1挟持部材74及び第2挟持部材75との両方で挟まれた状態になり、搬送ローラー66が駆動されると、払拭部材60が第2収納空間82から第1収納空間81に向けて安定して搬送されるようになり、記録ヘッド20を正常な状態に回復させる払拭動作が実施可能になる。
上述したように、従来の払拭装置は、払拭前の払拭部材が全て消費されると、払拭部材だけを交換することが難しいので、払拭部材と繰り出しローラーと巻取りローラーとがユニット化されたユニットを、新しいユニットに交換する場合が多い。
本実施形態に係る払拭装置1は、払拭前の払拭部材60が全て消費されると、消耗品である払拭部材60だけを交換する。さらに、本実施形態に係る払拭装置1は、払拭前の払拭部材60が全て消費されると払拭部材60だけを交換すればよいので、払拭部材と繰り出しローラーと巻取りローラーとがユニット化されたユニットを交換する場合と比べて、廃棄ロスが削減され、維持管理費用が安くなる。
さらに、本実施形態に係る払拭装置1は、払拭済みの払拭部材60が円筒形状に巻かれ、円筒形状の第1収納空間81に収納されるので、例えば第1収納空間81が直方体形状を有する場合と比べて、無駄なスペースが排除され、第1収納空間81を小さくし、払拭装置1の小型化が可能なるという優れた特長を有している。
以下に、その詳細を説明する。
図5に実線で示されるように、未使用払拭部材600は、第1収納空間81に収納される円筒形状の先端部600aと、第2収納空間82に収納され払拭部材60がロール状に巻かれた後端部600bとを有する。すなわち、払拭装置1に取り付けられる未使用払拭部材600は、第2収納空間82から第1収納空間81に跨って配置され、第1収納空間81に収納される円筒形状の先端部600aと、第2収納空間82に収納され払拭部材60がロール状に巻かれた後端部600bとを有する。
払拭部材60がロール状に巻かれた後端部600bは、自重によって、第2収納空間82を形成する第2円弧面72b,73bに接するように配置される。図6に二点鎖線で示すように、未使用払拭部材600を取り付けた直後において、円筒形状の先端部600aは第1円弧面71a,73aから離間するように配置される。図5に実線で示すように、未使用払拭部材600が搬送方向Tに搬送されると、円筒形状の先端部600aが第1円弧面71a,73aに接するようになる。
本実施形態では、未使用払拭部材600(払拭部材60)として、旭化成(株)製の長繊維不織布ベンリーゼ(登録商標)が使用されている。払拭部材60の厚さは概略0.39mmである。未使用払拭部材600(払拭部材60)が、長繊維の不織布で構成されると、短繊維の不織布で構成される場合と比べて、腰が強くなり、曲げ弾性率が高くなる。
払拭部材60の構成材料はセルロースである。セルロースはインクを吸収しやすいので、払拭部材60の構成材料がセルロースであると、払拭部材60はノズル面40に付着したインクを適正に取り除くことができる。さらに、セルロースは、天然由来の材料であり生分解性を有するので、払拭部材60をセルロースで構成することによって、環境負荷を低減することができる。
払拭部材60は、インクを吸収しやすく、腰が強く、曲げ弾性率が高い材料で構成されることが好ましい。例えば、払拭部材60が腰の弱い材料で構成されると、搬送方向Tに搬送される場合に払拭部材60が第1収納空間81の中で折れ曲がりやすくなる。払拭部材60が腰の強い材料で構成されると、搬送方向Tに搬送される場合に払拭部材60が第1収納空間81の中で折れ曲がりにくくなり、第1収納空間81において払拭部材60をロール状に巻き取ることが可能なる。
払拭部材60を構成する材料としては、セルロースやポリエステル樹脂などを使用できる。セルロースは、生分解性を有し、環境に優しいという特長を有する。ポリエステル樹脂は、接可塑性を有し、熱溶着によって多様な形状に加工しやすいという特長を有する。
払拭前の汚れていない払拭部材60を払拭領域WAに配置する動作によって、払拭済みの払拭部材60が、搬送ローラー66と押圧ローラー67,68とで挟持された状態で搬送方向Tに搬送されると、円筒形状の先端部600aが、第1円弧面71a,73aに接触し、第1円弧面71a,73aに押し付けられる。
また、搬送ローラー66と押圧ローラー67,68とで挟持された状態で搬送される払拭部材60の搬送方向は、第1押圧ローラー67の払拭部材60を押圧する部分67aの位置、及び第2押圧ローラー68の払拭部材60を押圧する部分68aの位置によって制御される。
例えば、払拭部材60が剛体である場合、剛体である払拭部材60は、第1押圧ローラー67の払拭部材60を押圧する部分67aと、第2押圧ローラー68の払拭部材60を押圧する部分68aとを通る直線に沿って、搬送される。
本実施形態では、第1押圧ローラー67の払拭部材60を押圧する部分67aが、第2押圧ローラー68の払拭部材60を押圧する部分68aよりも低い位置に配置されているので、剛体である払拭部材60は、図5に破線の矢印で示される方向に搬送される。すなわち、剛体である払拭部材60は、搬送方向Tの下流側に向かうに従って下方向(重力方向)に傾斜する直線に沿って搬送されるようになる。
なお、剛体である払拭部材60の搬送方向は、第1押圧ローラー67の払拭部材60を押圧する部分67aの位置、及び第2押圧ローラー68の払拭部材60を押圧する部分68aの位置によって制御可能であり、例えば、剛体である払拭部材60を、搬送方向Tの下流側に向かうに従って上方向(重力方向と反対方向)に傾斜する直線に沿って搬送させることも可能である。
払拭部材60は、重力によって変形する一種の弾性体と見なすことができ、図5に破線で図示される矢印に対して下方向(重力方向)に湾曲した状態で、第1円弧面71a,73aに向けて搬送される。すなわち、搬送ローラー66と押圧ローラー67,68とで挟持された状態で搬送される払拭部材60は、図5に実線で図示されるように湾曲した状態で第1円弧面71a,73aに向けて搬送され、円筒形状の先端部600aが、第1円弧面71a,73aに接触し、第1円弧面71a,73aに押し付けられる。
さらに、払拭部材60が搬送ローラー66と押圧ローラー67,68とで挟持された状態で搬送され、搬送ローラー66と押圧ローラー67とで挟持される部分が、搬送ローラー66と押圧ローラー68とで挟持される部分よりも低い位置に配置されると、図5に実線で図示されるような巻き癖が、払拭部材60に付与される。
ロール状に巻かれた後端部600bから払拭部材60が巻き解かれて、円筒形状の先端部600aが搬送方向Tに搬送される。後端部600bから巻き解かれる払拭部材60の巻き癖と、搬送ローラー66と押圧ローラー67,68とで挟持された状態で搬送されることによって付与される巻き癖とによって、先端部600aと後端部600bとの間に配置される払拭部材60には、第1円弧面71a,73aに沿った方向にカールしようとする力が作用する。
このため、円筒形状の先端部600aが第1円弧面71a,73aに押し付けられると、先端部600aが第1円弧面71a,73aに押し付けられる力に加えて、先端部600aが第1円弧面71a,73aに沿った方向にカールしようとする力と、先端部600aの移動を阻害する抗力(摩擦力)とが、先端部600a(払拭部材60の先端側)に対して作用し、図5に破線の矢印で示すように払拭部材60の先端側が時計回りに回転し、先端部600aを巻き芯として払拭部材60が巻き取られるようになる。
本実施形態では、未使用払拭部材600の先端を丸めることによって、円筒形状の先端部600aが形成されているので、未使用払拭部材600の先端部600aの剛性が高められ、先端部600a側が変形しにくくなる。その結果、先端部600aを巻き芯として払拭部材60が巻き取られやすくなる。
さらに、未使用払拭部材600の先端部600aが円筒形状であると、例えば、未使用払拭部材600の先端部600aが三角柱形状である場合と比べて、未使用払拭部材600の先端部600a側が回転しやすくなる。
さらに、本実施形態では、払拭部材60の先端側(未使用払拭部材600の先端部600a側)が回転しやすくなるように、搬送ローラー66と押圧ローラー67,68とで挟持された状態で搬送される払拭部材60の搬送方向が制御されている。すなわち、図5に実線で示される状態で払拭部材60が搬送されると、先端部600a(払拭部材60の先端側)が回転しやすいので、本実施形態では、第1押圧ローラー67の払拭部材60を押圧する部分67aが、第2押圧ローラー68の払拭部材60を押圧する部分68aよりも低い位置に配置され、図5に実線で示される状態で払拭部材60が搬送されるようになっている。
また、円筒形状の先端部600aを第1円弧面71a,73aに押し付け、先端部600aを巻き芯として払拭部材60を巻き取るためには、先端部600aが第1円弧面71a,73aに押し付けられた場合に、先端部600aが第1円弧面71a,73a上で滑りにくくすることが重要である。
例えば、第1円弧面71a,73aに微細な凹凸を設けると、先端部600aが第1円弧面71a,73a上で滑りにくくなり、先端部600aが第1円弧面71a,73aに押し付けられた場合に、先端部600aを巻き芯として払拭部材60が巻き取られやすくなる。
以上述べたように、本実施形態に係る払拭装置1では、払拭前の汚れていない払拭部材60を払拭領域WAに配置する動作によって、払拭部材60が搬送方向Tに搬送されると、先端部600aが第1円弧面71a,73aに押し付けられ、先端部600aを巻き芯として払拭部材60が巻き取られようになる。さらに、払拭済みの払拭部材60は、第1収納空間81において円筒形状に巻かれ、円筒形状の第1収納空間81に収納されるので、無駄なスペースが排除され、第1収納空間81を小さくし、払拭装置1を小さくすることができる。
本実施形態では、未使用払拭部材600の先端を円筒形状に丸め、円筒形状に丸められた部分に機械的衝撃を加え、円筒形状に丸められた部分の長繊維同士をからめることによって、未使用払拭部材600の先端部600aが形成されている。
例えば、未使用払拭部材600の先端を円筒形状に丸め、円筒形状に丸められた部分を他の繊維で縫うことによって、円筒形状の先端部600aが形成されてもよい。
例えば、未使用払拭部材600を熱可塑性の樹脂(例えば、ポリエステル)で構成し、未使用払拭部材600を円筒形状に丸め、円筒形状に丸められた部分を熱溶着することによって、円筒形状の先端部600aが形成されてもよい。
例えば、未使用払拭部材600を筒形状の部材に巻き付けることによって、円筒形状の先端部600aが形成されてもよい。
例えば、天然由来の材料であるパルプによって構成される紙筒に、セルロースで構成される払拭部材60を巻き付けることによって、円筒形状の先端部600aが形成されると、紙筒によって円筒形状の先端部600aの剛性が高められ、先端部600aを巻き芯として払拭済みの払拭部材60がロール状に安定して巻き取られやすくなり、加えて、環境負荷を低減することができる。
2.実施形態2
図7は、図4に対応する図であり、実施形態2に係る払拭装置2の概略図である。
本実施形態に係る払拭装置2と実施形態1とでは、第1支持部材及びベース部材の形状が異なり、第1支持部材及びベース部材で形成される第1収納空間の形状が異なる。さらに、実施形態1に係る払拭装置1は第1押圧ローラー67を有し、本実施形態に係る払拭装置2は第1押圧ローラー67を有していない。さらに、実施形態1に係る払拭装置1に取り付けられる未使用払拭部材600の搬送方向Tの下流側の端(先端部600a)は円筒形状に丸められているが、実施形態2に係る払拭装置2に取り付けられる未使用払拭部材600の搬送方向Tの下流側の端(先端部600a)は円筒形状に丸められていない。
これらの点が、本実施形態と実施形態1との主な相違点である。
以下、図7を参照し、本実施形態に係る払拭装置2の概要を、実施形態1との相違点を中心に説明する。また、実施形態1と同一の構成部位については、同一の符号を附し、重複する説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態に係る払拭装置2の筐体70Aは、第1支持部材71Aと第2支持部材72とベース部材73Aとを有し、ウェブ状の払拭部材60を収納する。さらに、本実施形態に係る払拭装置2では、図中に実線の矢印で図示される搬送方向Tに沿って順に配置される挟持部材74,75と、押圧部材76,77と、搬送ローラー66及び第2押圧ローラー68とが、筐体70Aの中に収容されている。
第1支持部材71A及び第2支持部材72は、ベース部材73Aに対して開閉可能である。
第1支持部材71Aとベース部材73Aとによって、略直方体形状の第1収納空間81Aが形成される。本実施形態の第1支持部材71A及びベース部材73Aは、実施形態1の第1支持部材71及びベース部材73と比べて、奥行方向Yの寸法が長い。本実施形態の第1収納空間81Aは、実施形態1の第1収納空間81と比べて、奥行方向Yの寸法が長く、体積が大きい。
すなわち、本実施形態に係る払拭装置2は、実施形態1に係る払拭装置1と比べて、払拭済みの払拭部材60が収納される第1収納空間81Aの体積が大きくなるように、第1支持部材71A及びベース部材73Aが長くなり、第1収納空間81Aの形状が略直方体形状となっている。
記録ヘッド20を正常な状態に回復させる払拭動作と、払拭前の汚れていない払拭部材60を払拭領域WAに配置する動作とが交互に実施されると、搬送ローラー66と第2押圧ローラー68とで挟持される払拭済みの払拭部材60が、第1収納空間81Aに排出される。
第1収納空間81Aに排出される払拭済みの払拭部材60は、第1支持部材71Aの内壁及びベース部材73Aの内壁に衝突し、不規則に折れ曲がり、不規則に折れ曲がった状態で第1収納空間81Aの中に収納される。
なお、図7では、払拭済みの払拭部材60が規則的に折れ曲がった状態で第1収納空間81Aの中に収納されているが、実際には、払拭済みの払拭部材60は不規則に折れ曲がった状態で第1収納空間81Aの中に収納される。
全ての払拭済みの払拭部材60が、不規則に折れ曲がった状態で第1収納空間81Aの中に収納されるように、第1収納空間81Aの体積が大きくなっている。このため、本実施形態の第1収納空間81Aの体積は、実施形態1の第1収納空間81の体積よりも大きい。
払拭前の汚れていない払拭部材60を払拭領域WAに配置する動作によって、第2収納空間82に収納される払拭前の払拭部材60が消費され、全ての払拭部材60が払拭済みの払拭部材60として第1収納空間81Aの中に収納されると、第1支持部材71A及び第2支持部材72をベース部材73Aに対して開き、払拭済みの払拭部材60を第1収納空間81Aから取り外し、未使用払拭部材600を収納空間81A,82に取り付ける。さらに、第1支持部材71A及び第2支持部材72をベース部材73に対して閉じると、未使用払拭部材600によって記録ヘッド20を正常な状態に回復させる払拭動作が実施可能になる。
このように、本実施形態に係る払拭装置2は、払拭前の払拭部材60が全て消費されると消耗品である払拭部材60だけを交換し、且つ、維持管理費用を安くできるという実施形態1に係る払拭装置1と同様の効果を得ることができる。
本実施形態に係る払拭装置2は、実施形態1に係る払拭装置1と異なり、第1収納空間81Aにおいて払拭済みの払拭部材60をロール状に巻き取る必要がない。このため、第1収納空間81Aにおいて払拭済みの払拭部材60をロール状に巻き取るための工夫(例えば、円筒形状の先端部600a、第1円弧面71a,73aなど)が必要でないので、第1押圧ローラー67が削除されている。
さらに、実施形態1では、払拭済みの払拭部材60をロール状に巻き取るために、腰が強い払拭部材60を使用する必要があった。本実施形態では、払拭済みの払拭部材60をロール状に巻き取る必要がないため、腰が強いという特性が要求されず、不織布、布、フィルム、紙など多様な特性の材料を払拭部材60に使用することができる。
1,2…払拭装置、20…記録ヘッド、21…キャリッジ、22…メンテナンスユニット、31…ガイド軸、40…ノズル面、60…払拭部材、66…搬送ローラー、67…第1押圧ローラー、68…第2押圧ローラー、67a,68a…払拭部材を押圧する部分、69…開口、70…筐体、71…第1支持部材、72…第2支持部材、73…ベース部材、71a,73a…第1円弧面、72b,73b…第2円弧面、74…第1挟持部材、75…第2挟持部材、76…第1押圧部材、77…第2押圧部材、78…付勢部材、79…支持部材、81…第1収納空間、82…第2収納空間。

Claims (5)

  1. ウェブ状の払拭部材を搬送方向に搬送する搬送ローラーと、
    前記搬送ローラーに対向配置され、前記払拭部材を前記搬送ローラーに押圧する押圧ローラーと、
    前記搬送ローラーに対して前記搬送方向の上流側に配置される第1挟持部材と、
    前記第1挟持部材に対向配置され、前記第1挟持部材との間で前記払拭部材を挟持する第2挟持部材と、
    前記搬送ローラーと前記第1挟持部材との間に配置され、前記払拭部材を払拭対象に押圧する押圧部材と、
    前記押圧ローラーを支持する第1支持部材と、
    前記第2挟持部材を支持する第2支持部材と、
    を備え、
    前記第1支持部材は前記搬送ローラーに対して移動可能であり、前記第2支持部材は前記第1挟持部材に対して移動可能であることを特徴とする払拭装置。
  2. 前記第1支持部材及び前記第2支持部材を支持するベース部材をさらに有し、
    前記第1支持部材及び前記ベース部材は、払拭済みの前記払拭部材が接触可能であり前記搬送ローラーを中心側とする第1円弧面を有し、
    前記第1支持部材の前記第1円弧面と前記ベース部材の前記第1円弧面との間には、払拭済みの前記払拭部材が収納される第1収納空間が形成されることを特徴とする請求項1に記載の払拭装置。
  3. 前記第2支持部材及び前記ベース部材は、払拭済みの前記払拭部材が接触可能であり前記第1挟持部材を中心側とする第2円弧面を有し、
    前記第2支持部材の前記第2円弧面と前記ベース部材の前記第2円弧面との間には、払拭前の前記払拭部材を収納する第2収納空間が形成されることを特徴とする請求項2に記載の払拭装置。
  4. 前記払拭部材として、前記第1収納空間に収納される円筒形状の先端部と、前記第2収納空間に収納され前記払拭部材がロール状に巻かれた後端部とを有する未使用払拭部材を備えることを特徴とする請求項3に記載の払拭装置。
  5. 前記押圧ローラーは、第1押圧ローラーと、前記第1押圧ローラーに対して前記上流側に配置される第2押圧ローラーとを有し、
    前記第1押圧ローラーの前記払拭部材を押圧する部分は、前記第2押圧ローラーの前記払拭部材を押圧する部分よりも低い位置に配置されることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の払拭装置。
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