JP2022011841A - 化粧シート及び化粧部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の一態様に係る化粧シート20は、着色熱可塑性樹脂層1と、プライマー層3と、透明接着性樹脂層4と、透明熱可塑性樹脂層5とをこの順に備え、着色熱可塑性樹脂層1は、表面スキン層11と中間層12と裏面スキン層13と、を備え、中間層12は、酸化チタンを含み、表面スキン層11と裏面スキン層13の各層は、酸化チタンを含まず、表面スキン層11と中間層12と裏面スキン層13の各層厚の比(表面スキン層11/中間層12/裏面スキン層13)は、1/4/1から1/10/1の範囲内である。
【選択図】図1
Description
酸化チタンを含んだ単層着色印刷原反においては、紫外線と単層着色印刷原反に含まれる酸化チタンとが光触媒反応を起こすことがある。そして、その影響により、酸化チタンを含んだ単層着色印刷原反を備えた印刷用フィルム自体が劣化したり、その印刷用フィルムを備えた化粧シートにおいては、印刷用フィルムに接する印刷インキ層やプライマー層の劣化が誘発されたりすることがある。また、その化粧シートを屋外で使用した場合に、透明接着性樹脂層と透明熱可塑性樹脂層とを含む透明フィルム層と、印刷用フィルムとが層間剥離することもある。つまり、従来技術の、酸化チタンを含んだ単層着色印刷原反を備えた化粧シート及びその化粧シートを備えた化粧部材には、耐候性が十分でないものがある。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る化粧シート20は、着色熱可塑性樹脂層(基材)1と、絵柄層2と、プライマー層3と、透明接着性樹脂層4と、透明熱可塑性樹脂層5と、表面保護層6とがこの順で積層されている。具体的には、化粧シート20は、着色熱可塑性樹脂層1と、着色熱可塑性樹脂層1の表面1a側に設けられた絵柄層2と、絵柄層2の表面2a側に設けられたプライマー層3と、プライマー層3の表面3a側に設けられた透明接着性樹脂層4と、透明接着性樹脂層4の表面4a側に設けられた透明熱可塑性樹脂層5と、透明熱可塑性樹脂層5の表面5a側に設けられた表面保護層6とを備える。更に、化粧シート20は、着色熱可塑性樹脂層1の裏面1b側にプライマー層7が設けられている。化粧シート20の厚さは40μm以上300μm以下が好ましい。
本実施形態に係る着色熱可塑性樹脂層1は、例えば、表面スキン層(第一の透明熱可塑性樹脂層)11、中間層(着色熱可塑性樹脂層)12、裏面スキン層(第二の透明熱可塑性樹脂層)13をこの順に積層したもの、所謂2種3層の積層体である。
以下、上述した各層の構成について詳しく説明する。
本実施形態に係る中間層12は、着色熱可塑性樹脂層1の基材となる層である。中間層12を構成する材料としては特に限定されるものではなく、例えば、オレフィン系熱可塑性樹脂を用いることができる。オレフィン系熱可塑性樹脂のなかでも、特にエチレン・メタクリル酸共重合体が好ましく、例えば、エチレンと不飽和カルボン酸との共重合体をZnの金属イオンで、部分的に中和(中和度 50モル%)した材料が好ましい。つまり、本実施形態に係る中間層12は、アイオノマー樹脂で形成されていてもよい。また、本実施形態に係る中間層12は、ポリプロピレン(PP)樹脂で形成されていてもよい。
中間層12に含まれる酸化チタンの平均粒径(D50)は、10nm以上100nm以下の範囲内であれば好ましい。
中間層12の厚さは、例えば、10μm以上250μm以下の範囲内であってもよく、30μm以上100μm以下の範囲内であればより好ましく、40μm以上60μm以下の範囲内であればさらに好ましい。中間層12の厚さが上記数値範囲内であれば、着色熱可塑性樹脂層1(中間層12)自体に高い隠蔽性を付与することができる。
本実施形態で使用可能な紫外線吸収剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール系、ヒドロキシフェニルトリアジン系、ベンゾフェノン系などが使用できる。
ベンゾフェノン系の紫外線吸収剤としては、例えば、オクタベンゾンや変性物、重合物、誘導体等を用いることができる。
本実施形態に係る表面スキン層11は、中間層12の一方の面上に接するようにして形成された層である。また、本実施形態に係る裏面スキン層13は、中間層12の他方の面上に接するようにして形成された層である。
表面スキン層11と裏面スキン層13の各層は、酸化チタン等の着色顔料を含んでいない。
また、表面スキン層11の厚さと裏面スキン層13の厚さとは、同じ厚さであってもよい。
また、表面スキン層11と裏面スキン層13の各層に含まれる紫外線吸収剤の含有量は、上述した中間層12に含まれる紫外線吸収剤の含有量と同じであってもよい。また、表面スキン層11と裏面スキン層13の各層に含まれる紫外線吸収剤の種類は、上述した中間層12に含まれる紫外線吸収剤の種類と同じであってもよい。
また、表面スキン層11と裏面スキン層13の各層に含まれる光安定剤の含有量は、上述した中間層12に含まれる光安定剤の含有量と同じであってもよい。また、表面スキン層11と裏面スキン層13の各層に含まれる光安定剤の種類は、上述した中間層12に含まれる光安定剤の種類と同じであってもよい。
本実施形態では、表面スキン層11の厚さと裏面スキン層13の厚さとを同じ厚さにした場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、一方のスキン層(例えば表面スキン層11)の厚さを他方のスキン層(例えば裏面スキン層13)の厚さの1倍以上3倍以下の範囲内にしてもよい。一方のスキン層の厚さを上記数値範囲内とすることで、スキン層の厚さの違いを視認することができるため、着色熱可塑性樹脂層1の表面裏面を識別するためのマーカーを中間層12に印刷することなく、着色熱可塑性樹脂層1の表面裏面を識別することができる。
また、本実施形態では、表面スキン層11と裏面スキン層13の各層に紫外線吸収剤及び光安定剤を添加した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、一方のスキン層(例えば表面スキン層11)のみに紫外線吸収剤及び光安定剤を添加してもよし、一方のスキン層(例えば表面スキン層11)のみに紫外線吸収剤及び光安定剤の少なくとも一方を添加してもよい。
また、本実施形態では、中間層12として、上述した、ランダムまたはホモ系ポリプロピレン樹脂、あるいはポリエチレン樹脂に、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、紫外線吸収剤、及びヒンダードアミン系光安定剤の少なくとも一種を添加したものに、着色顔料として、酸化鉄、カーボンブラック、酸化チタン、フタロシアニンブルー、及びイソインドリノンの少なくとも一つを添加したものを用いてもよい。また、上述した樹脂以外に、共重合ポリエステル樹脂、発泡タイプのポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂等を使用してもよい。中間層12が上記構成であれば、本実施形態における化粧シート20及び化粧部材30と同等の効果を得ることができる。
以下、本実施形態に係る着色熱可塑性樹脂層1の製造方法の一例について、簡単に説明する。
上述した表面スキン層11、中間層12及び裏面スキン層13をこの順に共押出し製法により製膜する。こうして、本実施形態に係る、2種3層の着色熱可塑性樹脂層1を形成する。
絵柄層2は、隠蔽性あるいは意匠性を付与するための層であり、着色熱可塑性樹脂層1上に全面ベタあるいは部分的に絵柄インキを印刷することで設けることができる。
絵柄インキのバインダーとしては、例えば、硝化綿、セルロース、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリウレタン、アクリル、ポリエステル系等の単独もしくは各変成物の中から適宜選択すればよい。これらは水性や溶剤系、あるいはエマルジョン系でも問題はなく、且つ硬化方法も1液タイプでも、硬化剤を利用した2液タイプでも任意での選択が可能である。さらに、紫外線や電子線等の活性エネルギー線照射によりインキを硬化させることも可能である。
絵柄層2には、必要に応じて、例えば、上述した紫外線吸収剤、ラジカル捕捉剤、分散剤などの各種添加剤を添加してもよい。絵柄層2を設ける方法としては、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、フレキソ印刷、シルク印刷、静電印刷、インクジェット印刷等の公知の印刷技法により、着色熱可塑性樹脂層1に直接施すことができる。なお、インキの塗布とは別に各種金属の蒸着やスパッタリングで金属調の意匠性を施すことも可能である。
透明接着性樹脂層4は、着色熱可塑性樹脂層1(下台)と透明熱可塑性樹脂層5(上台)とを接着させるための層である。本実施形態において、絵柄層2を積層した着色熱可塑性樹脂層1と透明熱可塑性樹脂層5とは、透明接着性樹脂層4を介して接合されていればよく、接合手法は、熱ラミネート、押出ラミネート、ドライラミネート、サンドラミネートなどの各種ラミネート手法を用いることができる。ここで、本実施形態による化粧シート20の諸性能を考慮すると、接合手法はドライラミネート手法が好ましい。このため、透明接着性樹脂層4は、ドライラミネート接着剤を用いたドライラミネート接着剤層であることが好ましい。また、透明接着性樹脂層4は、例えば、グラビアコート、マイクログラビアコート、コンマコート、ナイフコート、ダイコートなど通常の塗布方法を用いて形成される。
透明接着性樹脂層4に含有される紫外線吸収剤は、着色熱可塑性樹脂層1に添加可能な紫外線吸収剤として挙げた紫外線吸収剤であってもよい。また、透明接着性樹脂層4に含有される紫外線吸収剤の含有量は、着色熱可塑性樹脂層1に含有される紫外線吸収剤の含有量と同じであってもよい。
また、透明接着性樹脂層4に含有される光安定剤は、着色熱可塑性樹脂層1に添加可能な光安定剤として挙げた光安定剤であってもよい。また、透明接着性樹脂層4に含有される光安定剤の含有量は、着色熱可塑性樹脂層1に含有される光安定剤の含有量と同じであってもよい。
プライマー層3は、絵柄層2と透明接着性樹脂層4との密着性を向上させることにより、着色熱可塑性樹脂層1と透明熱可塑性樹脂層5との密着性を向上させるための層である。例えば本実施形態では、ポリオールとポリイソシアネートとの付加重合反応により合成されたウレタン樹脂を用いる。ポリオールとしては、例えば、ウレタン変性ポリエステルポリオールが挙げられる。また、ポリイソシアネートとしては、例えば、ヘキサメチレンジイソシアネートやイソホロンジイソシアネートが挙げられる。本実施形態では、ポリイソシアネートとして、ヘキサメチレンジイソシアネートとイソホロンジイソシアネートとを組み合わせて用いることが好ましい。
アクリルポリオールとイソシアネートとの比率は、密着力を考慮した場合、アクリルポリオール:イソシアネートの比率が、8~12:1が好ましい。特に、アクリルポリオール:イソシアネートの比率が、9~11:1がより好ましい。
透明熱可塑性樹脂層5は、化粧シート20の耐候性を向上させるための層である。透明熱可塑性樹脂層5は、例えば、ポリオレフィン樹脂を用いて形成される。ポリオレフィン樹脂としては、特に制限はなく、従来の化粧シートで透明熱可塑性樹脂層に使用されているポリオレフィン樹脂と同様のものを使用できる。例えば、透明熱可塑性樹脂層5を構成するポリオレフィン樹脂として、立体規則性の低いホモポリプロピレン樹脂を用いることができる。また、透明熱可塑性樹脂層5を構成するポリオレフィン樹脂の種類は、1種類であってもよいし、複数の種類であってもよい。そして、このポリプロピレン樹脂には、紫外線吸収剤と光安定剤とが添加されていてもよい。つまり、透明熱可塑性樹脂層5は、紫外線吸収剤と光安定剤とを含有するポリプロピレン樹脂組成物(ポリオレフィン樹脂組成物)で形成されていてもよい。
また、透明熱可塑性樹脂層5における紫外線吸収剤の含有量は、ポリプロピレン樹脂(樹脂成分)100質量部に対して、0.1質量部以上10質量部以下の範囲内が好ましい。透明熱可塑性樹脂層5における紫外線吸収剤の含有量が、0.1質量部未満の場合には、十分な耐候性が得られない場合がある。また、透明熱可塑性樹脂層5における紫外線吸収剤の含有量が、10質量部を超える場合には、ポリプロピレン樹脂(樹脂成分)の含有率が相対的に低くなるため、透明熱可塑性樹脂層5の形成時に問題が発生する場合がある。
また、透明熱可塑性樹脂層5における光安定剤の含有量は、ポリプロピレン樹脂(樹脂成分)100質量部に対して、0.1質量部以上10質量部以下の範囲内が好ましい。透明熱可塑性樹脂層5における光安定剤の含有量が、0.1質量部未満の場合には、十分な耐候性が得られない場合がある。また、透明熱可塑性樹脂層5における光安定剤の含有量が、10質量部を超える場合には、ポリプロピレン樹脂(樹脂成分)の含有率が相対的に低くなるため、透明熱可塑性樹脂層5の形成時に問題が発生する場合がある。
また、透明熱可塑性樹脂層5の厚さは、1μm以上10μm以下の範囲内が好ましい。透明熱可塑性樹脂層5の厚さが上記数値範囲内であれば、十分な耐候性が確実に得られる。
本実施形態では、透明熱可塑性樹脂層5にポリオレフィン系樹脂を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。透明熱可塑性樹脂層5は、例えば、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、エチレン-酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、アクリル等の合成樹脂、あるいはこれら合成樹脂の発泡体、エチレン-プロピレン共重合ゴム、エチレン-プロピレン-ジエン共重合ゴム、スチレン-ブタジエン共重合ゴム、スチレン-イソプレン-スチレンブロック共重合ゴム、スチレン-ブタジエン-スチレンブロック共重合ゴム、ポリウレタン等のゴムであってもよい。また、これらの樹脂中に、必要に応じて、上述した、紫外線吸収剤、ラジカル捕捉剤、酸化防止剤、加工安定剤、などの各種添加剤を添加してもよい。
また、置換オキザニリド類としては、例えば、2-エチル-2’-エトキシオキザニリド、2-エトキシ-4’-ドデシルオキザニリド等を用いることができる。
また、トリアリールトリアジン類としては、例えば、2-(2-ヒドロキシ-4-オクトキシフェニル)-4,6-ビス(2,4-ジ第三ブチルフェニル)-s-トリアジン、2-(2-ヒドロキシ-4-メトキシフェニル)-4,6-ジフェニル-s-トリアジン、2-(2-ヒドロキシ-4-プロポキシ-5-メチルフェニル)-4,6-ビス(2,4-ジ第三ブチルフェニル)-s-トリアジン等を用いることができる。
表面保護層6は、化粧シート20の耐候性を向上させるための層である。表面保護層6は、例えば、アクリル系樹脂を用いて形成される。アクリル系樹脂としては、特に制限はなく、従来の化粧シートで表面保護層に使用されているアクリル系樹脂と同様のものを使用できる。例えば、表面保護層6を構成するアクリル系樹脂として、メチルメタクリレートモノマーとシクロヘキシルメタクリレートの混合物からなるアクリル系樹脂を用いることができる。また、表面保護層6を構成するアクリル系樹脂の種類は、1種類であってもよいし、複数の種類であってもよい。以下、本実施形態の表面保護層6で使用可能なアクリル系樹脂について具体的に説明する。
上述したアクリル系樹脂には、紫外線吸収剤と光安定剤とが添加されていてもよい。つまり、表面保護層6は、紫外線吸収剤と光安定剤とを含有するアクリル系樹脂組成物で形成されていてもよい。
表面保護層6に含有される紫外線吸収剤は、着色熱可塑性樹脂層1に添加可能な紫外線吸収剤として挙げた紫外線吸収剤、好ましくはベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤であってもよい。
表面保護層6に含有される光安定剤は、着色熱可塑性樹脂層1に添加可能な光安定剤として挙げた光安定剤、即ちヒンダードアミン系のラジカル捕捉剤等であってもよい。
また、表面保護層6の厚さは、1μm以上20μm以下の範囲内が好ましい。表面保護層6の厚さが上記数値範囲内であれば、十分な耐候性が確実に得られ、且つ表面保護層6に柔軟性が付与されるために表面保護層6におけるクラックの発生を低減することができる。
また、表面保護層6は、凹凸模様8が形成されている領域に形成されていてもよいし、形成されていなくてもよい。なお、表面保護層6が、凹凸模様8が形成されている領域に形成されていれば、形成されていない場合と比較して、耐久性(耐候性)が向上するため、好ましい。
本実施形態では、表面保護層6に含有される紫外線吸収剤の好適な例として、ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤を挙げたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、表面保護層6には、着色熱可塑性樹脂層1に添加可能な紫外線吸収剤として挙げたヒドロキシフェニルトリアジン系の紫外線吸収剤、好ましく2-(4,6-ジフェニル-1,3,5-トリアジン-2-イル)-5-[2-(2-エチルヘキサノイルオキシ)エトキシ]フェノールを添加してもよい。以下、この点について具体的に説明する。
また、式(1)に示す構造を有しているヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤が、表面保護層6に含有されている全てのヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤のうちの30質量%以上95質量%以下を占めていてもよい。
プライマー層7は、化粧シート20を所定の基板21に貼り合わせて化粧部材30を形成する際に、基板21への接着に用いられる接着剤9と化粧シート20との密着性を向上させるために、必要に応じて施される層である。例えば、基板21が木質系材料や、アルミ基材や鋼板基材等の金属系材料、好ましくは金属系材料で形成されている場合には、接着剤9として、酢酸ビニルエマルジョン系、2液硬化型ウレタン系等の接着剤が使用されるため、プライマー層7は、これらの接着剤に合わせた樹脂設計とすることが望ましい。例えば、プライマー層7には、ウレタン系、アクリル系、エチレン-酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体系、ポリエステル系等を採用することができる。特に、ポリエステルポリオールとポリイソシアネートとの配合による2液硬化型ウレタン系のプライマー剤等が好ましい。また、これらの材料にシリカや硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の無機質粉末を添加してプライマー層7を形成すると、巻取保存時のブロッキングの防止や、投錨効果による接着力の向上に有効である。
凹凸模様8は、化粧シート20の表面に立体的な意匠感を付与するためのものである。凹凸模様8としては、任意の凹凸形状を用いることができる。例えば、木目導管状、石目状、布目状、抽象柄状、和紙状、スウェード状、皮革状、梨地状、砂目状、ヘアーライン状、平行直線群、或いはこれらの組み合わせ等を用いることができる。また、凹凸模様8の形成方法としては、例えば、着色熱可塑性樹脂層1の表面1aに対する透明熱可塑性樹脂層5の積層前、積層後又は積層と同時に行われる、ダブリングエンボス法、押出ラミネート同時エンボス法等を採用することができる。
以上のように、本実施形態に係る化粧シート20は、着色熱可塑性樹脂層1と、プライマー層3と、透明接着性樹脂層4と、透明熱可塑性樹脂層5とをこの順に備えている。また、着色熱可塑性樹脂層1は、表面スキン層11と中間層12と裏面スキン層13とを備えている。また、中間層12は酸化チタンを含み、表面スキン層11と裏面スキン層13の各層は酸化チタンを含んでいない。
このような構成であれば、紫外線と酸化チタンとの光触媒反応による劣化を抑制する効果が得られ、経時による化粧シート20の層間剥離、特に着色熱可塑性樹脂層1と透明熱可塑性樹脂層5との間で発生する層間剥離を防ぐことができる。つまり、中間層12の両面に酸化チタンを含まない層を設けることによって、着色熱可塑性樹脂層1に接する絵柄層2やプライマー層3の、紫外線と酸化チタンとの光触媒反応による劣化を防止することができるため、経時による化粧シート20の層間剥離を防ぐことができる。
このような構成であれば、化粧シート20及び化粧部材30に高い隠蔽性を付与することができる。
また、本実施形態に係る化粧シート20は、表面スキン層11と裏面スキン層13の各層は、紫外線吸収剤を含んでいてもよい。
このような構成であれば、化粧シート20及び化粧部材30に高い耐候性を付与することができる。
このような構成であれば、化粧シート20及び化粧部材30にさらに高い耐候性を付与することができる。
また、本実施形態に係る化粧部材30は、金属系材料により形成された基板21と、基板21の一方の面側に設けられた化粧シート20とを備え、基板21と化粧シート20とは、基板21側に位置する接着剤9と、化粧シート20側に位置するプライマー層7とを介して貼り合わされている。
(実施例1)
・化粧シート20の形成
着色熱可塑性樹脂層1の透明熱可塑性樹脂をポリプロピレン樹脂100質量部に対し、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(BASF(株)チヌビン326)を、0.5質量部、ヒンダードアミン系光安定剤(BASF(株)キマソーブ2020)を0.5質量部添加した混合樹脂とし、着色熱可塑性樹脂層1の着色熱可塑性樹脂を、上述した透明熱可塑性樹脂100質量部に対し、酸化チタンを40質量部添加した混合樹脂とした。
その後、着色熱可塑性樹脂層1として、Tダイ押し出し機にて、上述した着色熱可塑性樹脂を中間層12とし、上述した透明熱可塑性樹脂を両サイドスキン層(表面スキン層11及び裏面スキン層13)として、透明熱可塑性樹脂(表面スキン層11)/着色熱可塑性樹脂(中間層12)/透明熱可塑性樹脂(裏面スキン層13)の厚み比率が、1/8/1となるように総厚60μmのフィルムを製膜した。
その後、プライマー層3として、ウレタン変性ポリエステルポリオール80質量部、ヘキサメチレンジイソシアネート10質量部、イソホロンジイソシアネート10質量部で混合してなる2液硬化型のアンカーコート剤(プライマー層形成用塗工液)を用い、グラビアコート法を用いて、厚み1μmとなるように絵柄層2の表面に塗布して設けた。こうして、絵柄層2上にプライマー層3を形成した。
また、透明熱可塑性樹脂層5に用いる樹脂として、立体規則性の低いホモポリプロピレン「TPO」((株)プライムポリマー製、MFR4.5g/10min)を用い、これにベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤(BASF(株)チヌビン326)0.5質量部と、ヒンダードアミン系光安定剤(BASF(株)キマソーブ2020)0.5質量部添加したものを用意した。
こうして、実施例1の化粧シート20を形成した。
金属基板(基板)21として、厚さ1mmのアルミ板に、接着剤9として2液硬化型ウレタン系接着剤(乾燥状態での塗布量:25g/m2)を介して、上述した化粧シート20を貼り合わせて金属化粧部材(化粧部材)30を作成した。金属基板21及び化粧シート20は、アルミ板と化粧シート20の着色熱可塑性樹脂層1(裏面スキン層13)とが対向するようにして貼り合わせた。
こうして、実施例1の化粧部材30を形成した。
着色熱可塑性樹脂層1の透明熱可塑性樹脂の紫外線吸収剤を無添加とした以外は実施例1と同様にして、実施例2の化粧シート20及び化粧部材30を製造した。
(実施例3)
着色熱可塑性樹脂層1の厚み比率を1/10/1とした以外は実施例1と同様にして、実施例3の化粧シート20及び化粧部材30を製造した。
(実施例4)
着色熱可塑性樹脂層1の厚み比率を1/4/1とした以外は実施例1と同様にして、実施例4の化粧シート20及び化粧部材30を製造した。
着色熱可塑性樹脂層1を中間層12のみの単層熱可塑性樹脂層(厚み60μm)とした以外は実施例1と同様にして、比較例1の化粧シート20及び化粧部材30を製造した。
(比較例2)
着色熱可塑性樹脂層1の厚み比率を1/58/1とした以外は実施例1と同様にして、比較例2の化粧シート20及び化粧部材30を製造した。
(比較例3)
着色熱可塑性樹脂層1の厚み比率を1/1/1とした以外は実施例1と同様にして、比較例3の化粧シート20及び化粧部材30を製造した。
上記実施例及び上記比較例の化粧シート及び化粧部材に対してサンシャインウェザーにて耐候性試験を実施し、各実施例及び各比較例の化粧シート及び化粧部材の耐久性を評価した。
また、各実施例及び各比較例の化粧シートの隠蔽性を目視評価した。
本耐候性試験は、JIS K7350-4 プラスチック 実験室光源による暴露試験方法に準じた。
また、本耐候性試験では、サンシャインウェザーメーターを用いて暴露時間が4000時間後における層間剥離の発生の有無を確認した。評価基準を以下に示す。
○(合格) :化粧シート及び化粧部材に層間剥離は確認されなかった
×(不合格):化粧シート及び化粧部材に層間剥離が確認された
本隠蔽性評価は、上述した金属基板(基板)に貼り合せる前後における化粧シートの色変化を、化粧シートの隠蔽性として目視評価した。評価基準を以下に示す。
○(合格) :印刷部分に著しい色変化は確認されなかった
×(不合格):印刷部分に著しい色変化が確認された
また、実施例1~4の化粧シート及び化粧部材は、透明樹脂層(表面スキン層)と着色樹脂層(中間層)と透明樹脂層(裏面スキン層)の各層厚の比(表面スキン層/中間層/裏面スキン層)が1/4/1から1/10/1の範囲内であるため、十分な隠蔽性を得ることができた。
1a、2a、3a、4a、5a 表面
1b 裏面
2 絵柄層
3 プライマー層
4 透明接着性樹脂層
5 透明熱可塑性樹脂層
6 表面保護層
7 プライマー層
8 凹凸模様
9 接着剤
11 透明熱可塑性樹脂層(表面スキン層)
12 着色熱可塑性樹脂層(中間層)
13 透明熱可塑性樹脂層(裏面スキン層)
20 化粧シート
21 基板(金属基板)
30 化粧部材
Claims (9)
- 基材と、プライマー層と、透明接着性樹脂層と、透明熱可塑性樹脂層とをこの順に備えた化粧シートであって、
前記基材は、着色熱可塑性樹脂層と、前記着色熱可塑性樹脂層の一方の面に形成された第一の透明熱可塑性樹脂層と、前記着色熱可塑性樹脂層の他方の面に形成された第二の透明熱可塑性樹脂層と、を備え、
前記着色熱可塑性樹脂層は、酸化チタンを含み、
前記第一の透明熱可塑性樹脂層と前記第二の透明熱可塑性樹脂層の各層は、酸化チタンを含まず、
前記第一の透明熱可塑性樹脂層と前記着色熱可塑性樹脂層と前記第二の透明熱可塑性樹脂層の各層厚の比(第一の透明熱可塑性樹脂層/着色熱可塑性樹脂層/第二の透明熱可塑性樹脂層)は、1/4/1から1/10/1の範囲内であることを特徴とする化粧シート。 - 前記第一の透明熱可塑性樹脂層と前記着色熱可塑性樹脂層と前記第二の透明熱可塑性樹脂層の各層を構成する樹脂は、オレフィン系熱可塑性樹脂であり、
前記第一の透明熱可塑性樹脂層と前記着色熱可塑性樹脂層と前記第二の透明熱可塑性樹脂層の各層は、ヒンダードアミン系のラジカル捕捉剤を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の化粧シート。 - 前記第一の透明熱可塑性樹脂層と前記着色熱可塑性樹脂層と前記第二の透明熱可塑性樹脂層の各層を構成する樹脂は、互いに同じ熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の化粧シート。
- 前記第一の透明熱可塑性樹脂層と前記着色熱可塑性樹脂層と前記第二の透明熱可塑性樹脂層の各層を構成する樹脂は、ポリプロピレン樹脂であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の化粧シート。
- 前記第一の透明熱可塑性樹脂層と前記着色熱可塑性樹脂層と前記第二の透明熱可塑性樹脂層の各層を構成する樹脂は、互いに同じアイオノマー樹脂であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の化粧シート。
- 前記第一の透明熱可塑性樹脂層と前記第二の透明熱可塑性樹脂層の各層は、紫外線吸収剤を含んでいることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の化粧シート。
- 前記透明接着性樹脂層と前記透明熱可塑性樹脂層の各層を構成する樹脂は、オレフィン系熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の化粧シート。
- 前記透明熱可塑性樹脂層上に形成された表面保護層をさらに備え、
前記透明熱可塑性樹脂層と前記表面保護層の各層は、紫外線吸収剤と、ヒンダードアミン系のラジカル捕捉剤とを含んでいることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の化粧シート。 - 金属系材料により形成された基板と、前記基板の一方の面側に設けられた請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の化粧シートとを備え、
前記基板と前記化粧シートとは、前記基板側に位置する接着剤と、前記化粧シート側に位置するプライマー層とを介して貼り合わされていることを特徴とする化粧部材。
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