JP2022006777A - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】低ESLを実現しつつ、積層体に対するクラックの発生を抑制する積層セラミックコンデンサを提供する。【解決手段】積層セラミックコンデンサ10は、積層体と12、積層体の両端面に形成された一対の外部電極と、を備える。第1(第2)の外部電極30a(30b)は、第1(第2)の端面12e(12f)上と、第1の主面12a上の一部に配置される。第1(第2)の外部電極は、第2(第1)の外部電極と向かい合う第1の辺40(第3の辺50)と、第1(第2)の端面と接する第2の辺42(第4の辺52)と、両側面側において第1の辺(第3の辺)と第2の辺(愛4の辺)とを結ぶ第5の辺44(第6の辺54)と、を有する。第1(第2)の外部電極の第1(第3)の辺の長さは、第1(第2)の外部電極の第2(第4)の辺の長さより短い。【選択図】図2

Description

この発明は、積層セラミックコンデンサに関する。
近年、積層セラミックコンデンサに代表されるセラミック電子部品は、従来に比べてより過酷な環境下で使用されるようになってきている。
例えば、携帯電話、携帯音楽プレーヤーなどのモバイル機器に用いられる電子部品については、落下時の衝撃に耐えることが求められている。具体的には、落下衝撃を受けても、実装基板から電子部品が脱落しない、または電子部品にクラックが生じないようにする必要がある。
また、ECU(Electronic Control Unit)などの車載機器に用いられる電子部品については、熱サイクルの衝撃に耐えることが求められている。具体的には、熱サイクルを受けて実装基板の線膨張・収縮により発生するたわみ応力や外部電極にかかる引張応力を受けても、セラミック電子部品にクラックが生じないようにする必要がある。言い換えると、引張応力が積層体(セラミック素体)の強度を上回る積層体(セラミック素体)にクラックが生じる。
特開2009-033101号公報
ここで、例えば、特許文献1に開示されているようなLW逆転型の積層セラミックコンデンサによって、低ESL化を図った積層セラミックコンデンサが知られている。このような積層セラミックコンデンサにおいても例外ではなく、積層セラミックコンデンサに対して、上述したようなクラックの問題が発生するおそれがある。
特に、特許文献1に開示されるような構造では、主面と側面とが交わる稜線部において、積層セラミックコンデンサのハンドリング時などに衝突しやすくなるため、そもそもコンデンサ本体の強度が低下する傾向にあった。また、実装基板の線膨張・収縮により発生するたわみ応力や外部電極にかかる引張応力が集中しやすく、上述したようなクラックの問題がより発生しやすい傾向にあった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、低ESLを実現しつつ、積層体に対するクラックの発生を抑制しうる積層セラミックコンデンサを提供することである。
この発明に係る積層セラミックコンデンサは、複数の積層された誘電体層と、誘電体層上に積層された複数の内部電極層とを有し、積層方向に相対する第1の主面および第2の主面と、積層方向に直交する長さ方向に相対する第1の端面および第2の端面と、積層方向および長さ方向に直交する幅方向に相対する第1の側面および第2の側面とを有する積層体と、複数の誘電体層上に配置され、第1の端面に引き出された第1の内部電極層と、複数の誘電体層上に配置され、第2の端面に引き出された第2の内部電極層と、第1の内部電極層に接続され、第1の端面上と、少なくとも第1の主面上の一部に配置される第1の外部電極と、第2の内部電極層に接続され、第2の端面上と、少なくとも第2の主面上の一部に配置される第2の外部電極と、を備える積層セラミックコンデンサにおいて、第1の主面上の一部に配置される第1の外部電極および第1の主面上に配置される第2の外部電極は、積層体の第1の主面の表面を介して離れて配置されており、第1の外部電極は、第2の外部電極と向かい合う第1の辺と、第1の端面と接する第2の辺と、第1の側面側および第2の側面側において第1の辺と第2の辺とを結ぶ第5の辺と、を有し、第2の外部電極は、第1の外部電極と向かい合う第3の辺と、第2の端面と接する第4の辺と、第1の側面側および第2の側面側において第3の辺と第4の辺とを結ぶ第6の辺と、を有し、第1の外部電極の第1の辺の長さは、第1の外部電極の第2の辺の長さより短く、第2の外部電極の第3の辺の長さは、第2の外部電極の第4の辺の長さより短く、第1の辺の延長線上と、第5の辺との間でできる角の角度は、45°以上60°以下であり、第3の辺の延長線上と、第6の辺との間でできる各の角度は、45°以上60°以下であり、積層セラミックコンデンサの第1の端面および第2の端面を結ぶ長さ方向の寸法であるL寸法は、積層セラミックコンデンサの第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の寸法であるW寸法よりも小さい、積層セラミックコンデンサである。
この発明に係る積層セラミックコンデンサは、第1の外部電極の第1の辺の長さは、第1の外部電極の第2の辺の長さより短く、第2の外部電極の第3の辺の長さは、第2の外部電極の第4の辺の長さより短く、第1の辺の延長線上と、第5の辺との間でできる角の角度は、45°以上60°以下であり、第3の辺の延長線上と、第6の辺との間でできる各の角度は、45°以上60°以下であり、積層セラミックコンデンサの第1の端面および第2の端面を結ぶ長さ方向の寸法であるL寸法は、積層セラミックコンデンサの第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の寸法であるW寸法よりも小さいので、第1の外部電極の第1の辺および第2の辺を結ぶ第5の辺と、第2の外部電極の第3の辺および第4の辺を結ぶ第6の辺とが、第1の主面と第1の側面とが交わる稜線部および第1の主面と第2の側面とが交わる稜線部と接する領域を減らす、もしくはなくすことができる。
このため、積層セラミックコンデンサが実装基板の線膨張・収縮により発生するたわみ応力や外部電極にかかる引張応力を積層体の第1の主面と第2の主面が交わる角部に集中すること抑制することが可能となることから、外部電極から積層体に伝わる応力を減少させることができる。その結果、積層セラミックコンデンサに発生するクラックの問題を抑制することができる。
従って、本発明にかかる積層セラミックコンデンサによれば、低ESLを実現しつつ、積層セラミックコンデンサの積層体に対するクラックの発生を抑制することができる。
この発明によれば、低ESLを実現しつつ、積層体に対するクラックの発生を抑制しうる積層セラミックコンデンサを提供し得る。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明の実施の形態に係る積層セラミックコンデンサの一例を示す外観斜視図である。 この発明の実施の形態に係る積層セラミックコンデンサを示す上面図である。 この発明の実施の形態に係る積層セラミックコンデンサを示す正面図である。 この発明の実施の形態に係る積層セラミックコンデンサを示す図2の線IV-IVにおける断面図である。 この発明の実施の形態に係る積層セラミックコンデンサを示す図2の線V-Vにおける断面図である。 この発明の実施の形態に係る積層セラミックコンデンサの積層体の分解斜視図である。 この発明の実施の形態の第1の変形例に係る積層セラミックコンデンサの一例を示す上面図である。 この発明の実施の形態の第2の変形例に係る積層セラミックコンデンサの一例を示す上面図である。
1.積層セラミックコンデンサ
この発明の実施の形態に係る積層セラミックコンデンサについて説明する。図1は、この発明の実施の形態に係る積層セラミックコンデンサの一例を示す外観斜視図である。図2は、この発明の実施の形態に係る積層セラミックコンデンサを示す上面図である。図3は、この発明の実施の形態に係る積層セラミックコンデンサを示す正面図である。図4は、この発明の実施の形態に係る積層セラミックコンデンサを示す図2の線IV-IVにおける断面図である。図5は、この発明の実施の形態に係る積層セラミックコンデンサを示す図2の線V-Vにおける断面図である。図6は、この発明の実施の形態に係る積層セラミックコンデンサの積層体の分解斜視図である。
図1ないし図3に示すように、積層セラミックコンデンサ10は、直方体状の積層体12を含む。
積層体12は、積層された複数の誘電体層14と複数の内部電極層16とを有する。さらに、積層体12は、積層方向xに相対する第1の主面12aおよび第2の主面12bと、積層方向xに直交する幅方向yに相対する第1の側面12cおよび第2の側面12dと、積層方向xおよび幅方向yに直交する長さ方向zに相対する第1の端面12eおよび第2の端面12fとを有する。この積層体12には、角部および稜線部に丸みがつけられている。なお、角部とは、積層体の隣接する3面が交わる部分のことであり、稜線部とは、積層体の隣接する2面が交わる部分のことである。また、第1の主面12aおよび第2の主面12b、第1の側面12cおよび第2の側面12d、ならびに第1の端面12eおよび第2の端面12fの一部または全部に凹凸などが形成されていてもよい。
積層体12は、単数もしくは複数枚の誘電体層14bとそれらの上に配置される複数枚の内部電極層16から構成される内層部18を有する。内層部18では、複数枚の内部電極層16が対向している。
積層体12は、第1の主面12a側に位置し、第1の主面12aと第1の主面12a側の内層部18の最表面とその最表面の一直線上との間に位置する複数の誘電体層14aから形成される第1の主面側外層部20aを有する。
同様に、積層体12は、第2の主面12b側に位置し、第2の主面12bと第2の主面12b側の内層部18の最表面とその最表面の一直線上との間に位置する複数の誘電体層14aから形成される第2の主面側外層部20bを有する。
積層体12は、第1の側面12c側に位置し、第1の側面12cと第1の側面12c側の内層部18の最表面との間に位置する複数の誘電体層14bから形成される第1の側面側外層部22aを有する。
同様に、積層体12は、第2の側面12d側に位置し、第2の側面12dと第2の側面12d側の内層部18の最表面との間に位置する複数の誘電体層14bから形成される第2の側面側外層部22bを有する。
積層体12は、第1の端面側12e側に位置し、第1の端面12eと第1の端面12e側の内層部18の最表面との間に位置する複数の誘電体層14bから形成される第1の端面側外層部24aを有する。
同様に、積層体12は、第2の端面12f側に位置し、第2の端面12fと第2の端面12f側の内層部18の最表面との間に位置する複数の誘電体層14bから形成される第2の端面側外層部24bを有する。
なお、積層体12の寸法は、特に限定されないが、長さ方向zの寸法は、0.30mm以上0.70mm以下、幅方向yの寸法は、0.60mm以上1.20mm以下、積層方向xの寸法は、0.06mm以上0.35mm以下であることが好ましい。
誘電体層14は、たとえば、誘電体材料により形成することができる。このような誘電体材料としては、たとえば、BaTiO3、CaTiO3、SrTiO3、またはCaZrO3などの主成分を含む誘電体セラミックを用いることができる。上記の誘電体材料を主成分として含む場合、所望する積層体12の特性に応じて、たとえば、Mn化合物、Fe化合物、Cr化合物、Co化合物、Ni化合物などの主成分よりも含有量の少ない副成分を添加したものを用いてもよい。
焼成後の誘電体層14の厚みは、0.5μm以上10μm以下であることが好ましい。
積層体12は、複数の内部電極層16として、たとえば略矩形状の複数の第1の内部電極層16aおよび複数の第2の内部電極層16bを有する。複数の第1の内部電極層16aおよび複数の第2の内部電極層16bは、積層体12の積層方向xに沿って誘電体層14を挟んで等間隔に交互に配置されるように埋設されている。
第1の内部電極層16aは、第2の内部電極層16bと対向する第1の対向電極部26aと、第1の内部電極層16aの一端側に位置し、第1の対向電極部26aから積層体12の第1の端面12eまでの第1の引出電極部28aを有する。第1の引出電極部28aは、その端部が第1の端面12eに引き出され、露出している。
第2の内部電極層16bは、第1の内部電極層16aと対向する第2の対向電極部26bと、第2の内部電極層16bの一端側に位置し、第2の対向電極部26bから積層体12の第2の端面12fまでの第2の引出電極部28bを有する。第2の引出電極部28bは、その端部が第2の端面12fに引き出され、露出している。
なお、第1の内部電極層16aおよび第2の内部電極層16bの第1の対向電極部26aおよび第2の対向電極部26bの形状は、特に限定されないが、矩形状であることが好ましい。もっとも、第1の対向電極部26aおよび第2の対向電極部26bのコーナー部は、丸められていても、例えば、テーパー状に斜めに形成されていてもよい。
また、第1の内部電極層16aおよび第2の内部電極層16bの第1の引出電極部28aおよび第2の引出電極部28bの形状は、特に限定されないが、矩形状であることが好ましい。もっとも、第1の引出電極部28aおよび第2の引出電極部28bのコーナー部は、丸められていても、例えば、テーパー状に斜めに形成されていてもよい。
また、第1の対向電極部26aおよび第2の対向電極部26bの幅と、第1の引出電極部28aおよび第2の引出電極部28bの幅とは、同じ幅で形成されていてもよく、どちらか一方が、幅が狭く形成されていてもよい。
内部電極層16は、たとえば、Ni、Cu、Ag、Pd、Auなどの金属や、Ag-Pd合金等の、それらの金属の少なくとも一種を含む合金などの適宜の導電材料により構成することができる。
内部電極層16の厚みは、0.2μm以上2.0μm以下であることが好ましい。
積層体12の第1の端面12e側および第2の端面12f側には、外部電極30が配置される。外部電極30は、第1の外部電極30aおよび第2の外部電極30bを有する。
第1の外部電極30aは、積層体12の第1の端面12eの表面に配置され、第1の端面12eから延伸して、第1の主面12aの一部と第2の主面12bの一部に配置されている。この場合、第1の外部電極30aは、第1の内部電極層16aの第1の引出電極部28aと電気的に接続される。なお、第1の外部電極30aは、両主面12a,12bに配置されていることが好ましいが、第1の端面12eの表面に配置され、第1の端面12eから延伸して、少なくとも第1の主面12aの一部を覆うように配置されてもよい。
第2の外部電極30bは、積層体12の第2の端面12fの表面に配置され、第2の端面12fから延伸して、第1の主面12aの一部と第2の主面12bの一部に配置されている。この場合、第2の外部電極30bは、第2の内部電極層16bの第2の引出電極部28bと電気的に接続される。なお、第2の外部電極30bは、両主面12a,12bに配置されていることが好ましいが、第2の端面12fの表面に配置され、第1の端面12eから延伸して、少なくとも第1の主面12aの一部を覆うように配置されてもよい。
積層体12内においては、第1の内部電極層16aの第1の対向電極部26aと第2の内部電極層16bの第2の対向電極部26bとが誘電体層14を介して対向することにより、静電容量が形成されている。そのため、第1の内部電極層16aが接続された第1の外部電極30aと第2の内部電極層16bが接続された第2の外部電極30bとの間に、静電容量を得ることができ、コンデンサの特性が発現する。
第1の外部電極30aは、第1の主面12aの表面において、第2の外部電極30bと向かい合う第1の辺40と、第1の端面12eと接する第2の辺42と、第1の側面12c側および第2の側面12d側において第1の辺40と第2の辺42とを結ぶ第5の辺44と、を有する。そして、第1の外部電極30aは、第2の主面12bにおいても同様に形成されている。
第1の外部電極30aの第1の辺40の長さは、第1の外部電極30aの第2の辺42の長さより短い。
第2の外部電極30bは、第1の主面12aの表面において、第1の外部電極30aと向かい合う第3の辺50と、第2の端面12fと接する第4の辺52と、第1の側面12c側および第2の側面12d側において第3の辺50と第4の辺52とを結ぶ第6の辺54と、を有する。そして、第2の外部電極30bは、第2の主面12bにおいても同様に形成されている。
第2の外部電極30bの第3の辺50の長さは、第2の外部電極30bの第4の辺52の長さより短い。
以上の構成により、第1の外部電極30aの第1の辺40および第2の辺42を結ぶ第5の辺44と、第2の外部電極30bの第3の辺50および第4の辺52を結ぶ第6の辺54とが、第1の主面12aと第1の側面12cとが交わる稜線部および第1の主面12aと第2の側面12dとが交わる稜線部と接する領域を減らす、もしくは、なくすことができる。このため、積層セラミックコンデンサが実装基板の線膨張・収縮により発生するたわみ応力や外部電極30にかかる引張応力を積層体12の第1の主面12aと第2の主面12bが交わる角部に集中することを抑制することが可能なる。その結果、外部電極30から積層体12に伝わる応力を減少させることができる。そのため、積層セラミックコンデンサ10にクラックが発生することが抑制することができる。
第1の辺40の延長線上と第5の辺44との間でできる角の角度θ1は、45°以上60°以下である。
第3の辺50の延長線上と第6の辺54との間でできる角の角度θ2は、45°以上60°以下である。
角度θ1および角度θ2が45°より小さくなった場合、積層体12を覆う外部電極30の面積が大きくなるため、応力が集中しやすくなり積層体12に対するクラックの発生の抑制効果が得られ難くなる。また、角度θ1および角度θ2が60°よりも大きくなった場合、端面を覆う外部電極30が減少するため、コンタクト性が悪くなり、電気特性が劣化する虞がある。
なお、外部電極30は、図7に示すようなものであってもよい。図7は、この発明の実施の形態の第1の変形例に係る積層セラミックコンデンサの一例を示す上面図である。
図2に示す外部電極30と共通する部分については、その説明を省略する。
第2の辺42の第1の側面12c側の一方端部42aは、第1の側面12cから第2の側面12dに向かう方向(幅方向y)に後退していてもよい。その幅方向yに後退する長さ(第1の側面12cから第2の辺42の一方端部42aまでの距離)t1は、積層セラミックコンデンサの幅方向yの長さ(W寸法)の10%以下であることが好ましい。
第2の辺42の第2の側面12d側の他方端部42bは、第2の側面12dから第1の側面12cに向かう方向(幅方向y)に後退していてもよい。その幅方向yに後退する長さ(第2の側面12dから第2の辺42の他方端部42bまでの距離)t2は、積層セラミックコンデンサの幅方向yの長さ(W寸法)の10%以下であることが好ましい。
以上の構成とすることにより、本発明の効果である積層体12に対するクラックの発生をより効果的に抑制させることができる。
第4の辺52の第1の側面12c側の一方端部52aは、第1の側面12cから第2の側面12dに向かう方向(幅方向y)に後退していてもよい。その幅方向yに後退する長さ(第1の側面12cから第4の辺52の一方端部52aまでの距離)t3は、積層セラミックコンデンサの幅方向yの長さ(W寸法)の10%以下であることが好ましい。
第4の辺52の第2の側面12d側の他方端部52bは、第2の側面12dから第1の側面12cに向かう方向(幅方向y)に後退していてもよい。その幅方向yに後退する長さ(第2の側面12dから第4の辺52の他方端部52bまでの距離)t4は、積層セラミックコンデンサの幅方向yの長さ(W寸法)の10%以下であることが好ましい。
以上の構成とすることにより、本発明の効果である積層体12に対するクラックの発生をより効果的に抑制させることができる。
また、外部電極30は、図8に示すようなものであってもよい。図8は、この発明の実施の形態の第2の変形例に係る積層セラミックコンデンサの一例を示す上面図である。
図2に示す外部電極30と共通する部分については、その説明を省略する。
第5の辺44は、第1の屈曲部46を有してもよい。第1の屈曲部46は、第5の辺44の中間部に位置する。より具体的には、第1の外部電極30aの第1の側面12c側および第2の側面12d側において、第1の辺40と第2の辺42とを結ぶ第5の辺44が、直線状に形成されるのではなく、図8に示すように、第1の側面12cの辺および第2の側面12dの辺と同じ方向に延びる第1の部分48aと、第1の部分48aから第1の辺40に傾斜して延びる第2の部分48bを有してもよい。
これにより、第1の外部電極30aにかかる応力の向きを分散させることができ、第1の外部電極30aからの積層体12への引張応力の低減の効果を得ることができる。
第6の辺54は、第2の屈曲部56を有してもよい。第2の屈曲部56は、第6の辺54の中間部に位置する。より具体的には、第2の外部電極30bの第1の側面12c側および第2の側面12d側において、第3の辺50と第4の辺52とを結ぶ第6の辺54が、直線状に形成されるのではなく、図8に示すように、第1の側面12cの辺および第2の側面12dの辺と同じ方向に延びる第3の部分58aと、第3の部分58aから第3の辺50に傾斜して延びる第4の部分58bを有してもよい。
これにより、第2の外部電極30bにかかる応力の向きを分散させることができ、第2の外部電極30bからの積層体12への引張応力の低減の効果を得ることができる。
第1の外部電極30aは、図4に示すように、積層体12側から順に、第1の下地電極層32aと第1の下地電極層32aの表面に配置された第1のめっき層34aとを有する。同様に、第2の外部電極30bは、積層体12側から順に、第2の下地電極層32bと第2の下地電極層32bの表面に配置された第2のめっき層34bとを有する。
第1の下地電極層32aは、積層体12の第1の端面12eの表面に配置され、第1の端面12eから延伸して、第1の主面12aの一部と第2の主面12bの一部に配置される。もっとも、第1の下地電極層32aは、第1の端面12eの表面に配置され、第1の端面12eから延伸して、少なくとも第1の主面12aの一部分を覆うように形成されてもよい。
また、第2の下地電極層32bは、積層体12の第2の端面12fの表面に配置され、第2の端面12fから延伸して、第1の主面12aの一部と第2の主面12bの一部に配置される。もっとも、第2の下地電極層32bは、第2の端面12fの表面に配置され、第1の端面12eから延伸して、少なくとも第1の主面12aの一部分を覆うように形成されてもよい。
第1の下地電極層32aおよび第2の下地電極層32b(以下、単に下地電極層32ともいう)は、焼付け層から形成されることが好ましい。
焼付け層は、ガラスと金属とを含む。焼付け層のガラスとしては、B、Si、Ba、Mg、Al、Li等から選ばれる少なくとも1つを含む。また、焼付け層の金属としては、たとえば、Cu、Ni、Ag、PdまたはAg-Pd合金、Au等から選ばれる少なくとも1つを含む。焼付け層は、複数層であってもよい。焼付け層は、ガラスおよび金属を含む導電性ペーストを積層体12に塗布して焼き付けたものであり、誘電体層14および内部電極層16と同時に焼成したものでもよく、誘電体層14および内部電極層16を焼成した後に焼き付けたものでもよい。なお、誘電体層14および内部電極層16を有する積層チップと積層チップに塗布した導電性ペーストを同時に焼成する場合には、焼付け層は、ガラス成分の代わりに誘電体材料を添加したものを焼付けて形成することが好ましい。
第1の端面12eに位置する第1の下地電極層32aの第1の主面12aおよび第2の主面12bを結ぶ高さ方向中央部における第1の端面12eおよび第2の端面12fを結ぶ方向の厚みは、例えば、3μm以上160μm以下であることが好ましい。
第2の端面12eに位置する第2の下地電極層32bの第1の主面12aおよび第2の主面12bを結ぶ高さ方向中央部における第1の端面12eおよび第2の端面12fを結ぶ方向の厚みは、例えば、3μm以上160μm以下であることが好ましい。
また、第1の主面12aの一部、第2の主面12bの一部に位置する第1の下地電極層32aの第1の端面12eおよび第2の端面12fを結ぶ長さ方向zの中央部における第1の主面12aおよび第2の主面12bを結ぶ高さ方向の厚みは、たとえば、3μm以上40μm以下程度であることが好ましい。
また、第1の主面12aの一部、第2の主面12bの一部に位置する第2の下地電極層32bの第1の端面12eおよび第2の端面12fを結ぶ長さ方向zの中央部における第1の主面12aおよび第2の主面12bを結ぶ高さ方向の厚みは、たとえば、3μm以上40μm以下程度であることが好ましい。
第1のめっき層34aは、第1の下地電極層32aを覆うように配置される。具体的には、第1のめっき層34aは、第1の下地電極層32aの表面の第1の端面12eに配置され、第1の主面12aおよび第2の主面12bに位置する第1の下地電極層32aの表面も覆うように設けられる。なお、第1の下地電極層32aが、積層体12の第1の主面12aの表面上に配置される場合には、第1のめっき層34aは、第1の下地電極層32aの表面の少なくとも第1の主面12aにも至るように設けられていればよい。
第2のめっき層34bは、第2の下地電極層32bを覆うように配置される。具体的には、第2のめっき層34bは、第2の下地電極層32bの表面の第2の端面12fに配置され、第1の主面12aおよび第2の主面12bに位置する第2の下地電極層32bの表面も覆うように設けられる。なお、第2の下地電極層32bが、積層体12の第1の主面12aの表面上に配置される場合には、第2のめっき層34bは、第2の下地電極層32bの表面の少なくとも第1の主面12aにも至るように設けられていればよい。
また、第1のめっき層34aおよび第2のめっき層34b(以下、単にめっき層34ともいう)としては、たとえば、Cu、Ni、Sn、Ag、Pd、Ag-Pd合金、Au等から選ばれる少なくとも1種の金属または当該金属を含む合金が用いられる。
めっき層34は、複数層によって形成されてもよい。この場合、めっき層34は、Niめっき層とSnめっき層の2層構造であることが好ましい。Niめっき層が、下地電極層32の表面を覆うように設けられることで、下地電極層32が積層セラミックコンデンサ10を実装する際の半田によって侵食されることを防止するために用いられる。また、Niめっき層の表面に、Snめっき層を設けることにより、積層セラミックコンデンサを実装する際に、実装に用いられる半田の濡れ性を向上させ、容易に実装することができる。
めっき層一層あたりの厚みは、2μm以上15μm以下であることが好ましい。
積層体12、第1の外部電極30aおよび第2の外部電極30bを含む積層セラミックコンデンサ10の長さ方向zの寸法をL寸法とし、積層体12、第1の外部電極30aおよび第2の外部電極30bを含む積層セラミックコンデンサ10の積層方向xの寸法をT寸法とし、積層体12、第1の外部電極30aおよび第2の外部電極30bを含む積層セラミックコンデンサ10の幅方向yの寸法をW寸法とする。
積層セラミックコンデンサ10の寸法は、特に限定されないが、長さ方向zのL寸法が0.30mm以上0.70mm以下、幅方向yのW寸法が0.60mm以上1.20mm以下、積層方向xのT寸法が0.06mm以上0.35mm以下である。
すなわち、積層セラミックコンデンサ10の第1の端面12eおよび第2の端面12fを結ぶ長さ方向zのL寸法は、積層セラミックコンデンサ10の第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yのW寸法よりも小さい。
積層セラミックコンデンサ10の第1の端面12eおよび第2の端面なお、積層セラミックコンデンサ10の寸法は、マイクロスコープにより測定することができる。
図1に示す積層セラミックコンデンサ10では、第1の外部電極30aは、第1の側面12cおよび第2の側面12dには配置されず、第1の主面12aの表面において、第2の外部電極30bと向かい合う第1の辺40と、第1の端面12eと接する第2の辺42と、第1の側面12c側および第2の側面12d側において第1の辺40と第2の辺42とを結ぶ第5の辺44と、を有しており、第1の外部電極30aの第1の辺40の長さは、第1の外部電極30aの第2の辺42の長さより短い。
また、第2の外部電極30bは、第1の側面12cおよび第2の側面12dには配置されず、第1の主面12aの表面において、第1の外部電極30aと向かい合う第3の辺50と、第2の端面12fと接する第4の辺52と、第1の側面12c側および第2の側面12d側において第3の辺50と第4の辺52とを結ぶ第6の辺54と、を有しており、第2の外部電極30bの第3の辺50の長さは、第2の外部電極30bの第4の辺52の長さより短い。
さらに、図1に示す積層セラミックコンデンサ10では、第1の辺40の延長線上と第5の辺44との間でできる角の角度θ1は、45°以上60°以下であり、第3の辺50の延長線上と第6の辺54との間でできる角の角度θ2は、45°以上60°以下である。
そして、図1に示す積層セラミックコンデンサ10の第1の端面12eおよび第2の端面12fを結ぶ長さ方向zのL寸法は、積層セラミックコンデンサ10の第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yのW寸法よりも小さい。
以上の構成により、第1の外部電極30aの第1の辺40および第2の辺42を結ぶ第5の辺44と、第2の外部電極30bの第3の辺50および第4の辺52を結ぶ第6の辺54とが、第1の主面12aと第1の側面12cとが交わる稜線部および第1の主面12aと第2の側面12dとが交わる稜線部と接する領域を減らす、もしくはなくすことができる。
このため、積層セラミックコンデンサ10が実装基板の線膨張・収縮により発生するたわみ応力や外部電極30にかかる引張応力を積層体12の第1の主面12aと第2の主面12bが交わる角部に集中すること抑制することが可能となることから、外部電極30から積層体12に伝わる応力を減少させることができる。その結果、積層セラミックコンデンサ10に発生するクラックの問題を抑制することができる。
従って、本実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサ10によれば、低ESLを実現しつつ、積層セラミックコンデンサ10の積層体12に対するクラックの発生を抑制することができる。
2.積層セラミックコンデンサの製造方法
次に、本発明にかかる積層セラミックコンデンサの製造方法について説明する。
まず、誘電体層14を形成するための誘電体グリーンシートおよび内部電極層16を形成するための内部電極用導電性ペーストが準備される。なお、誘電体グリーンシートおよび内部電極用導電性ペーストには、有機バインダおよび溶剤が含まれるが、公知の有機バインダや有機溶剤を用いることができる。
そして、内部電極層用のパターンが形成されていない誘電体グリーンシートと、誘電体グリーンシート状に、例えば、スクリーン印刷やグラビア印刷などにより所定のパターンで内部伝教共導電性ペーストを印刷し、第1の内部電極層用のパターンが形成された複数の誘電体グリーンシートおよび第2の内部電極層用のパターンが形成された複数の誘電体グリーンシートと、を準備する。
次に、内部電極層用のパターンが形成されていない誘電体グリーンシートを所定枚数積層して第2の主面側外層部20bとなる部分を形成し、その上に、第1の内部電極層用のパターンおよび第2の内部電極層用のパターンが印刷された誘電体グリーンシートを順次積層することで、第1の側面側外層部22aおよび第2の側面側外層部22b、第1の端面側外層部24aおよび第2の端面側外層部24b、ならびに内層部18となる部分を形成し、さらに内層部18となる部分の上に内部電極層用のパターンが印刷されていない誘電体グリーンシートを所定枚数積層して、第1の主面側外層部20aとなる部分を形成し、積層シートを作製する。
続いて、積層体シートは、静水圧プレスなどの手段により積層方向xにプレスされ、積層体ブロックが作製される。
その後、積層体ブロックが所定の形状寸法に切断され、誘電体層および内部電極層を有する積層体チップが切り出される。このとき、バレル研磨などにより積層体チップの角部および稜線部に丸みがつけられてもよい。
続いて、未焼成の積層体チップを焼成し積層体12を作製する。焼成温度は、誘電体層14や内部電極層16の材料にもよるが、900℃以上1400℃以下であることが好ましい。
続いて、外部電極30を形成する方法について説明する。
まず、第1の下地電極層32aおよび第2の下地電極層32bを焼付け層により形成する方法について説明する。
次に、第1の下地電極層32aおよび第2の下地電極層32bをめっき電極により形成する方法について説明する。
積層体12の両端面12e,12fにスパッタ工法によって下地電極層32が形成される。本実施の形態では、積層体12の角部に下地電極層32が形成されないようにするために、専用のマスクを積層体12に被せてスパッタリングが行われる。スパッタ電極は、Ni、Cr、Cu、Ti等から選ばれる少なくとも1つを含む金属で形成されうる。
第1の主面12aあるいは第2の主面12bに形成される外部電極30(下地電極層32)の構造の形状は、専用のマスクの設計によりコントロールされうる。
以上のようにして下地電極層32が形成された後、必要に応じて、第1の下地電極層32aを覆うように、第1のめっき層34aが形成され、第2の下地電極層32bを覆うように、第2のめっき層34bが形成される。
第1のめっき層34aおよび第2のめっき層34bは、Niめっき層とSnめっき層の2層構造であることが好ましい。Niめっき層およびSnめっき層は、例えば、バレルめっき法により、順次形成される。
上述のようにして、本実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサ10が製造される。
なお、以上のように、本発明の実施の形態は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
10 積層セラミックコンデンサ
12 積層体
12a 第1の主面
12b 第2の主面
12c 第1の側面
12d 第2の側面
12e 第1の端面
12f 第2の端面
14、14a、14b 誘電体層
16 内部電極層
16a 第1の内部電極層
16b 第2の内部電極層
18 内層部
20a 第1の主面側外層部
20b 第2の主面側外層部
22a 第1の側面側外層部
22b 第2の側面側外層部
24a 第1の端面側外層部
24b 第2の端面側外層部
26a 第1の対向電極部
26b 第2の対向電極部
28a 第1の引出電極部
28b 第2の引出電極部
30 外部電極
30a 第1の外部電極
30b 第2の外部電極
32 下地電極層
32a 第1の下地電極層
32b 第2の下地電極層
34 めっき層
34a 第1のめっき層
34b 第2のめっき層
40 第1の辺
42 第2の辺
42a 第2の辺の第1の側面側の一方端部
42b 第2の辺の第2の側面側の他方端部
44 第5の辺
46 第1の屈曲部
48a 第1の部分
48b 第2の部分
50 第3の辺
52 第4の辺
52a 第4の辺の第1の側面側の一方端部
52b 第4の辺の第2の側面側の他方端部
54 第6の辺
56 第2の屈曲部
58a 第3の部分
58b 第4の部分
θ1 第1の辺の延長線上と第5の辺との間でできる角の角度
θ2 第3の辺の延長線上と第6の辺との間でできる角の角度
1 第1の側面から第2の辺の一方端部までの距離
2 第2の側面から第2の辺の他方端部までの距離
3 第1の側面から第4の辺の一方端部までの距離
4 第2の側面から第4の辺の他方端部までの距離
x 積層方向
y 幅方向
z 長さ方向

Claims (5)

  1. 複数の積層された誘電体層と、前記誘電体層上に積層された複数の内部電極層とを有し、積層方向に相対する第1の主面および第2の主面と、前記積層方向に直交する長さ方向に相対する第1の端面および第2の端面と、前記積層方向および前記長さ方向に直交する幅方向に相対する第1の側面および第2の側面とを有する積層体と、
    前記複数の誘電体層上に配置され、前記第1の端面に引き出された第1の内部電極層と、
    前記複数の誘電体層上に配置され、前記第2の端面に引き出された第2の内部電極層と、
    前記第1の内部電極層に接続され、前記第1の端面上と、少なくとも前記第1の主面上の一部に配置される第1の外部電極と、
    前記第2の内部電極層に接続され、前記第2の端面上と、少なくとも前記第2の主面上の一部に配置される第2の外部電極と、
    を備える積層セラミックコンデンサにおいて、
    前記第1の主面上の一部に配置される第1の外部電極および前記第1の主面上に配置される第2の外部電極は、前記積層体の前記第1の主面の表面を介して離れて配置されており、
    前記第1の外部電極は、前記第2の外部電極と向かい合う第1の辺と、前記第1の端面と接する第2の辺と、前記第1の側面側および前記第2の側面側において前記第1の辺と前記第2の辺とを結ぶ第5の辺と、を有し、
    前記第2の外部電極は、前記第1の外部電極と向かい合う第3の辺と、前記第2の端面と接する第4の辺と、前記第1の側面側および前記第2の側面側において前記第3の辺と前記第4の辺とを結ぶ第6の辺と、を有し、
    前記第1の外部電極の前記第1の辺の長さは、前記第1の外部電極の前記第2の辺の長さより短く、
    前記第2の外部電極の前記第3の辺の長さは、前記第2の外部電極の前記第4の辺の長さより短く、
    前記第1の辺の延長線上と、前記第5の辺との間でできる角の角度は、45°以上60°以下であり、
    前記第3の辺の延長線上と、前記第6の辺との間でできる各の角度は、45°以上60°以下であり
    前記積層セラミックコンデンサの前記第1の端面および前記第2の端面を結ぶ長さ方向の寸法であるL寸法は、前記積層セラミックコンデンサの前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の寸法であるW寸法よりも小さい、積層セラミックコンデンサ。
  2. 前記第2の辺の第1の側面側の端部は、前記第1の側面から前記第2の側面側に向かう前記幅方向に後退しており、幅方向に後退する長さは、積層セラミックコンデンサのW寸法の10%以下であり、
    前記第2の辺の第2の側面側の端部は、前記第1の側面から前記第2の側面側に向かう前記幅方向に後退しており、幅方向に後退する長さは、積層セラミックコンデンサのW寸法の10%以下である、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
  3. 前記第4の辺の第1の側面側の端部は、前記第1の側面から前記第2の側面側に向かう前記幅方向に後退しており、幅方向に後退する長さは、積層セラミックコンデンサのW寸法の10%以下であり、
    前記第4の辺の第2の側面側の端部は、前記第1の側面から前記第2の側面側に向かう前記幅方向に後退しており、幅方向に後退する長さは、積層セラミックコンデンサのW寸法の10%以下である、請求項1または請求項2に記載の積層セラミックコンデンサ。
  4. 前記第5の辺および前記第6の辺は、それぞれの辺の中間部に屈曲部を有する、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
  5. 前記積層体の積層方向の長さは、0.06mm以上0.35mm以下である、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
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