JP2022006352A - 木造住宅建築物 - Google Patents

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幹夫 赤塚
Mikio Akatsuka
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Yume House Inc
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Abstract

【課題】 吹き抜け空間で構成される居室Aを備えた木造住宅建築物の建築効率を高める構築手段を提供する。【解決手段】 屋根構築に登り梁6を採用した木造住宅建築物において、棟木3及び登り梁6に仕上げ材を使用すると共に、下面72を化粧仕上げした天井部材(屋根パネル7)を前記登り梁6上に張り付け、前記天井部材上に屋根葺きを施し、吹き抜け空間を備えた居室Aの天井としてなるもので、軸組み構築及び屋根構築(天井構築)によって室内高所の仕上げ処理工事を行う必要がない。【選択図】図2

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本発明は、特に居室が吹き抜け空間を備えた木造住宅建築物に関するものである。
木造住宅(軸組工法)は周知のとおり柱や梁という軸組(線材)で骨組みを構築し、屋根構築(屋根斜面の構築)は、小屋梁に立て込んだ小屋束に棟木や母屋を架設し、棟木と母屋の上に軒桁まで垂木を並べ、垂木上に屋根板(野地板)を張っているのが一般的である。また前記の母屋と垂木の組み合わせに替えて、垂木断面を大きくして屋根荷重を受ける登り梁形式も採用されている。
居室は前記の木軸に適宜な床組(二階家床も含む)を行い、壁面・床面・天井面を構築して形成しているものであるが、特に居室に吹き抜け構造を採用した場合、小屋裏部屋の天井と同様に屋根傾斜面に対応した傾斜天井で形成されている。
前記傾斜天井は、登り梁を室内空間に露出させない傾斜天井(特許文献1)、登り梁等と下地材の一部を露出させてなる傾斜天井(特許文献1、2)が知られている。
また前記の傾斜天井には、建物の省エネのために断熱構造が採用されているもので、特許文献1においては傾斜天井面が断熱材で被覆することが示されている。また特許文献2は、天井構築部材自体に断熱材を備えることが望ましいと示唆している。
特開2002-242325号図1,図3。 特開2014-190030号図2。
ところで、居室空間の傾斜天井の構成部材に断熱材を採用した場合は、当該表面(室内空間側の表面)は、クロス貼りの化粧仕上げを施す必要がある。もちろん登り梁等の屋根下地材の露出表面に対しても同様に何らかの化粧仕上げが必要である。
このため吹き抜け空間の傾斜天井の構築作業は、室内側からの高所作業となり、通常の天井構築作業に比較して煩瑣であり、必ずしも効率的とは言えない。
そこで本発明は、高い吹き抜け空間を備えた居室の構築が容易に行うことができる新規な木造住宅を提案したものである。
本発明の請求項1記載に係る木造住宅建築物は、屋根構築に登り梁を採用した木造住宅建築物において、棟木及び登り梁に仕上げ材を使用すると共に、下面を化粧仕上げした天井部材を前記登り梁上に張り付け、前記天井部材上に屋根葺きを施し、吹き抜け空間を備えた居室の天井としてなることを特徴とするものである。
また本発明の請求項2記載に係る木造住宅建築物は、登り梁と母屋を組み合わせた屋根組における母屋に仕上げ材を使用してなるものである。
而して仕上げ材として例えば無垢材であれば超カンナ仕上げの部材、集合材であれば表目に化粧処理を施した化粧材を使用するもので、前記の棟木、登り梁、母屋や天井部材は、その組み立てによる屋根構築作業によって、クロス張り等の仕上げ工事を必要としない居室の天井構築が同時になされるものである。
また本発明の請求項3記載に係る木造住宅建築物は、更に吹き抜け空間を構築する水平構面の軸組みに、火打に替えて梁部材と平行する補強部を構築してなるものであり、請求項4記載に係る木造住宅建築物は、前記の補強部を、梁部材と平行する補強梁と前記梁部材との間を構造合板で連結固定して形成したものである。
従って水平構面の強度確保において、居室空間内(吹き抜け空間内)の隅角部分に斜めに露出する火打ちが無く、壁面より突出した状態の細幅のキャットウォーク状の構造部(補強部)が視認されるにすぎなく、室内美観を損なうことなく十分な水平構面の補強がなされる。
また本発明の請求項5記載に係る木造住宅建築物は、二階部分又は小屋裏部分の居室及び階段を、吹き抜け空間と一体空間に形成したもので、住宅の居室部分全体の空気循環を容易に行うことができる。
また本発明の請求項6記載に係る木造住宅建築物は、更に天井部材を、下面を化粧仕上げとし、上面を野地板に形成し、断熱材や遮熱材などの所定の機能を奏する部材を内装した屋根用パネルとしてなるもので、居室の天井構築と同時に屋根葺きの断熱工事も同時に施工される。
本発明の構成は上記のとおり、屋根部分の構築に際しても、登り梁等に仕上げ材を採用することで、屋根構築作業によって吹き抜け居室空間の天井仕上げも同時に行われることになり、木造建築の効率化を実現するものである。
本発明の実施形態を示す軸組み説明図。 同室内俯瞰図。
次に本発明の実施形態について説明する。実施形態に示したのは吹き抜けの居室Aと小屋裏部屋Bを備えた平屋建て住宅の例で、基本的には従前の木造住宅と全く同様に建築されるものである。
即ち、軸組みを柱1及び梁2を組み合せて構築し、小屋梁上に小屋束を立て、棟木3や母屋4を架設し、棟木3と軒桁5間に登り梁6を架設し、前記登り梁6及び母屋4上に、屋根パネル7を敷き、屋根パネル7上に適宜な屋根葺き(防水構築)を行うものである。
また適宜水平構面及び鉛直構面の強度を高める適宜な周知の手段(火打ち、筋交い、構造合板)を採用して所定の骨組みを行い、居室A・小屋裏部屋B等の居室形成は、従来とおり、床を床梁91、床根太92、床板93を組み上げ、壁面を、窓サッシ94、壁下地にクロス張りした壁面95を構築し、壁面外側(建物外側)は適宜な外装材で覆うようにしたものである。
本発明は前記の従前の木造住宅の建築において、特に吹き抜け空間を備えた居室Aの構築に際して棟木3、母屋4、登り梁6及び屋根パネル7の使用材を特定し、また軸組み構成において、水平構面の強度を高める補強部8を設けたものである。
棟木3、母屋4、登り梁6は、無垢材であれば超カンナ仕上げの部材、集合材であれば表目に化粧処理を施した化粧材等の仕上げ材を使用するものである。
また屋根パネル7は、例えば上下面71、72の間に内部部材(断熱材・遮熱材)73を介装したもの等の適宜な構造部品で、下面72が仕上げ処理されている部材を採用する。尚前記構築に際しては前記屋根パネル7に替えて仕上げ処理した天井板を採用し、天井板の上面に所定の屋根工事を行っても良い。
補強部8は、居室Aの露出空間内(吹き抜け空間内)の隅角部分に、耐力設計上火打ちを設ける必要があった場合に、火打ちに替えて梁2に沿って補強梁81を架設すると共に、補強梁81と梁2とを一体化する桁杆82や合板83で組み上げるものである。
尚小屋裏部屋Bは、居室Aの吹き抜け空間と連通し、当該空間に階段も構築する。
而して上記の木造住宅建築物は、所定の仕上げ材を採用して骨組み等を構築しているものであるから、吹き抜け空間を備えた居室Aの上方部分は、骨組み構築工事によって同時に仕上げ処理状態となるので、当該上方部分は、クロス張り等の仕上げ工事を必要としないため工事の効率化が実現することになる。
特に所定の屋根パネル7を採用した場合には、煩瑣な屋根部分の断熱・遮熱工事を省略できることになる。
また補強部8も、吹き抜け空間の居室Aの上部に壁面より僅かに突出した状態の細幅のキャットウォーク状の構造部として視認されるにすぎなく、室内美観を損なうことなく十分な水平構面の補強がなされることになる。
また小屋裏部屋B(二階部屋構築でも同様)や小屋裏部屋Bへの階段が吹き抜け空間内に構築されるので、住宅の居住空間全体が一体となり、冷暖房・換気等の空気循環を一元的に制御することができる等の利点を有する。
A 居室
B 小屋裏部屋
1 柱
2 梁
3 棟木
4 母屋
5 軒桁
6 登り梁
7 屋根パネル
71 上面
72 下面
73 内部部材(断熱材・遮熱材)
8 補強部
81 補強梁
82 桁杆
83 合板
91 床梁
92 床根太
93 床板
94 窓サッシ
95 壁面

Claims (6)

  1. 屋根構築に登り梁を採用した木造住宅建築物において、棟木及び登り梁に仕上げ材を使用すると共に、下面を化粧仕上げした天井部材を前記登り梁上に張り付け、前記天井部材上に屋根葺きを施し、吹き抜け空間を備えた居室の天井としてなることを特徴とする木造住宅建築物。
  2. 登り梁と母屋を組み合わせた屋根組における母屋に仕上げ材を使用してなる請求項1記載の木造住宅建築物。
  3. 吹き抜け空間を構築する水平構面の軸組みに、火打に替えて梁部材と平行する補強部を構築してなる請求項1又は2記載の木造住宅建築物。
  4. 補強部を、梁部材と平行する補強梁と前記梁部材との間を構造合板で連結固定して形成した請求項3記載の木造住宅建築物。
  5. 二階部分又は小屋裏部分の居室及び階段を、吹き抜け空間と一体空間に形成した請求項1乃至4記載のいずれかの木造住宅建築物。
  6. 天井部材を、下面を化粧仕上げとし、上面を野地板に形成し、所定の機能を発揮する内部部材を内装した屋根用パネルとしてなる請求項1乃至5記載のいずれかの木造住宅建築物。
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