JP2022003470A - 通信システム、通信制御装置、車載装置及び通信方法 - Google Patents

通信システム、通信制御装置、車載装置及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】V2X通信がDSRCに混信することを防ぐことができる通信システム、通信制御装置、車載装置及び通信方法を提供すること。【解決手段】実施形態の通信システムは、送信装置、通信制御装置及び車載装置を含む。送信装置は、前記車載装置に情報を送信する。通信制御装置は、第1の通信と混信する可能性のある第2の通信が前記車載装置より道路の下流側で行われていることを示す第1の情報を送信するように、前記送信装置を制御する制御部を備える。車載装置は、通信部及び車載制御部を備える。通信部は、前記第1の通信をする。車載制御部は、前記第1の情報を受信したことに応じて、前記第1の通信を休止する、又は前記第1の通信の通信チャンネルを変更するように前記通信部を制御する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、通信システム、通信制御装置、車載装置及び通信方法に関する。
ITS(intelligent transportation system)の普及に伴い、有料道路及び駐車場などでの料金を徴収するETC(electronic toll collection)システム、及び車両に交通情報等を提供するITSスポット(ETC2.0)などの路車間通信が実用化されている。これらのシステムに加えて、車車間(V2V(vehicle-to-vehicle))通信、路車間(V2I(vehicle-to-infrastructure)及びV2N(vehicle-to-network))通信、及び歩車間(V2P(vehicle-to-pedestrian))通信など、車両が様々なものと通信するV2X(vehicle-to-everything)通信システムが注目されてきている。
V2X通信システムでは、車両が、他の車両、交通インフラストラクチャ、ネットワーク、又は歩行者などと通信する。これにより、V2X通信が可能な車両は、車両に搭載されるセンサ類によっては感知できない危険性も感知することできる。V2X通信システムは、このように感知した危険性を運転者に警告することで、事故の80%以上を防止することができると推定されている。
V2X通信に割り当てられる周波数帯は、ETC及びETC2.0で用いられるDSRC(dedicated short-range communications)(狭域通信)で使われている5770MHz〜5850MHz帯又は5850MHz〜5925MHz帯が想定されている。また、V2X通信システム用の車載器(以下「V2X車載器」という。)は、DSRC車載器と同じ車両に搭載される。このように、DSRC車載器とV2X車載器は、距離的に非常に近接したところにあり、かつ周波数も近い。また、DSRC車載器とV2X車載器は、お互いが独立したシステムである。したがって、例えば、車両が料金所又はITSスポット通信領域などを通過する場合、DSRC車載器は、V2X通信が混信又は干渉(以下「混信」と総称する。)することで、適正な料金収受又は的確な交通情報などを取得できない可能性がある。
V2X車載器とDSRC車載器両方を搭載している車両の場合、自車でV2X車載器とDSRC車載器の通信状況を監視することにより、V2X車載器の送信タイミングを制御し、通信の混信を防ぐことが可能である。
しかしながら、V2X車載器非搭載の車両の場合、料金所あるいはITSスポット通信領域に近づいても、他の車両がV2X通信をやっているかどうかわからない。このため、V2X車載器非搭載の車両は、料金所又はITSスポット通信領域で通信エラーが発生した場合、自車の装置の影響なのか、他車のV2X通信による混信の影響なのかがわからない。
また、V2X車載器搭載の車両であっても、GPS(Global Positioning System)などのGNSS(global navigation satellite system)のエラー又は制御装置の不具合などによって、DSRC車載器の通信に混信する可能性のある領域でもV2X通信を行う可能性がある。
特許第6157755号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、V2X通信がDSRCに混信することを防ぐことができる通信システム、通信制御装置、車載装置及び通信方法を提供することである。
実施形態の通信システムは、送信装置、通信制御装置及び車載装置を含む。送信装置は、前記車載装置に情報を送信する。通信制御装置は、第1の通信と混信する可能性のある第2の通信が前記車載装置より道路の下流側で行われていることを示す第1の情報を送信するように、前記送信装置を制御する制御部を備える。車載装置は、通信部及び車載制御部を備える。通信部は、前記第1の通信をする。車載制御部は、前記第1の情報を受信したことに応じて、前記第1の通信を休止する、又は前記第1の通信の通信チャンネルを変更するように前記通信部を制御する。
第1実施形態に係る無線通信システムの概要を説明するための斜視図。 第1実施形態に係る制御装置の要部構成及び当該制御装置に接続される装置の一例を示すブロック図。 第1実施形態及び第2実施形態に係る車載装置の要部構成の一例を示すブロック図。 第1実施形態及び第2実施形態に係る車載装置の要部構成の一例を示すブロック図。 図2中のプロセッサーによる第1実施形態に係る処理の一例を示すフローチャート。 図3中のプロセッサーによる第1実施形態に係る処理の一例を示すフローチャート。 第2実施形態に係る無線通信システムの概要を説明するための平面図。 第2実施形態に係る制御装置の要部構成及び当該制御装置に接続される装置の一例を示すブロック図。 図8中のプロセッサーによる第2実施形態に係る処理の一例を示すフローチャート。 図3中のプロセッサーによる第2実施形態に係る処理の一例を示すフローチャート。
以下、いくつかの実施形態に係る無線通信システムについて図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、各部の縮尺を適宜変更している場合がある。また、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、説明のため、構成を省略して示している場合がある。また、各図面及び本明細書中において、同一の符号は同様の要素を示す。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る無線通信システム1の概要を説明するための斜視図である。図1は、高速道路又は有料道路などの料金所TPにおいて無線通信システム1が使われている様子などを示している。無線通信システム1は、DSRCにV2X通信が混信しないように、通信抑制領域AR内でのV2X通信を制限するためのシステムである。通信抑制領域ARは、DSRCにV2X通信が混信する可能性のある領域である。無線通信システム1は、一例として、制御装置10、表示装置20、V2X予告アンテナ30、DSRC予告アンテナ40、DSRC路側アンテナ50、車両検知器60、発進制御装置70、モニター装置80、車載装置110及び車載装置120を含む。
なお、V2X通信は第1の通信の一例である。また、DSRCは、第2の通信の一例である。
表示装置20、DSRC路側アンテナ50、車両検知器60、発進制御装置70は、例えば、高速道路又は有料道路などの料金所TPに設置される。なお、DSRC路側アンテナ50、車両検知器60及び発進制御装置70は、例えば、料金所TPの車線ごとにそれぞれ設置される。また、V2X予告アンテナ30、DSRC予告アンテナ40及びモニター装置80は、料金所TPの上流に設置される。なお、料金所TPは、ETCを用いた料金収受が可能な料金所である。料金所TPは、入口料金所、出口料金所又は本線料金所のいずれであっても良い。
図2は、制御装置10の要部構成及び制御装置10に接続される装置の一例を示すブロック図である。
制御装置10は、表示装置20、V2X予告アンテナ30、DSRC予告アンテナ40、DSRC路側アンテナ50、車両検知器60、発進制御装置70及びモニター装置80を制御するコンピューターである。制御装置10は、一例として、プロセッサー11、ROM(read-only memory)12、RAM(random-access memory)13、補助記憶装置14、制御インターフェース15を含む。そして、バス16などが、これら各部を接続する。制御装置10は、通信制御装置の一例である。
なお、図2には、制御装置10、表示装置20、V2X予告アンテナ30、DSRC予告アンテナ40、DSRC路側アンテナ50、車両検知器60、発進制御装置70及びモニター装置80をそれぞれ1つずつ示すが、それぞれ複数あっても良い。
プロセッサー11は、制御装置10の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー11は、ROM12又は補助記憶装置14などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、制御装置10の各種の機能を実現するべく各部を制御する。また、プロセッサー11は、当該プログラムに基づいて後述する処理を実行する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー11の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー11は、例えば、CPU(central processing unit)、MPU(micro processing unit)、SoC(system on a chip)、DSP(digital signal processor)、GPU(graphics processing unit)、ASIC(application specific integrated circuit)、PLD(programmable logic device)又はFPGA(field-programmable gate array)などである。あるいは、プロセッサー11は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM12は、プロセッサー11を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM12は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM12は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM12は、プロセッサー11が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
RAM13は、プロセッサー11を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM13は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM13は、プロセッサー11が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM13は、典型的には揮発性メモリである。
補助記憶装置14は、プロセッサー11を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶装置14は、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disk drive)又はフラッシュメモリなどである。補助記憶装置14は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶装置14は、プロセッサー11が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー11での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを記憶する。
制御インターフェース15は、制御装置10が表示装置20、V2X予告アンテナ30、DSRC予告アンテナ40、DSRC路側アンテナ50、車両検知器60、発進制御装置70及びモニター装置80などと通信するためのインターフェースである。制御装置10が制御インターフェース15を介して通信する方法は、有線であっても無線であっても良い。また、制御装置10が制御インターフェース15を介して通信する方法は、例えば、LAN(local area network)などのプライベートネットワーク、インターネット又は専用線などを介した通信である。
バス16は、コントロールバス、アドレスバス及びデータバスなどを含み、制御装置10の各部で授受される信号を伝送する。
表示装置20は、料金所TPを通行する車両の運転手などに各種情報を通知するための画面を表示する電光掲示板などである。表示装置20は、例えば、LED(light-emitting diode)、液晶又は有機EL(electro-luminescence)などを用いて表示を行う。
V2X予告アンテナ30は、この先(道路の下流)にETC料金所があることを車両C1に通知する第1のV2X予告電波を送信する。なお、V2X予告アンテナ30による電波の送信範囲をV2X予告領域31として図1に示す。
V2X予告アンテナ30は、車載装置に情報を送信する送信装置の一例である。また、第1のV2X予告電波は、V2X通信と混信する可能性のあるDSRCが道路の下流側で行われていることを示す第1の情報の一例である。
DSRC予告アンテナ40は、DSRC予告電波を送信する。DSRC予告電波は、この先(道路の下流)にETC料金所があることを車両C1及び車両C2に通知する。なお、DSRC予告アンテナ40による電波の送信範囲をDSRC予告領域41として図1に示す。
DSRC予告アンテナ40は、車載装置に情報を送信する送信装置の一例である。また、DSRC予告電波は、第1の情報の一例である。
DSRC路側アンテナ50は、ETC料金所に設置される。DSRC路側アンテナ50は、DSRC通信領域51内の車載装置110及び車載装置120と通信を行う。当該通信により、制御装置10及びDSRC路側アンテナ50は、協働してETCを用いた料金収受を行う。なお、DSRC通信領域51は、DSRC路側アンテナ50の通信範囲である。
車両検知器60は、例えば、料金所TPのアイランド上に、車線を挟むように2つ1組で設けられる。車両検知器60は2つの車両検知器60の間の車線を通る車両を検知する。そして、車両を検知した車両検知器60は、車両を検知したことを示す車両検知信号を制御装置10に出力する。
発進制御装置70は、制御装置10から出力される発進制御情報に基づき発進制御バーの開閉を制御する。発進制御バーは、閉じた状態において車線を閉塞し、車両が料金所TPを通過することを阻止する。また、発進制御バーは、開いた状態において車両が料金所TPを通過することを許可することを示す。
モニター装置80は、車両C1によってV2X通信の監視を行うことで、V2X通信が行われた場合に検知が可能である。また、モニター装置80は、どの車両C1がV2X通信を行ったかの検出が可能である。
モニター装置80は、車載装置110がV2X通信をしていることを検出する検出装置の一例である。
車載装置110及び車載装置120は、車両が搭載する装置である。なお、図1に示すように、車載装置110を搭載する車両を車両C1、車載装置120を搭載する車両を車両C2というものとする。
図3は、車載装置110の要部構成の一例を示すブロック図である。
車載装置110は、V2X通信とDSRCの2つの通信が可能な車載装置である。車載装置110は、一例として、V2X通信部111、DSRC通信部112、通信制御部113、車載制御部114、表示部115及び音声出力部116を含む。
V2X通信部111は、車載装置110がV2X通信を行うためのインターフェースである。V2X通信部111は、V2X通信のためのアンテナなどを備える。
DSRC通信部112は、車載装置110がDSRCを行うためのインターフェースである。DSRC通信部112は、DSRCのためのアンテナなどを備える。
通信制御部113は、車載制御部114による制御に基づきV2X通信部111及びDSRC通信部112を制御する。
車載制御部114は、車載装置110の動作に必要な演算及び制御などの処理を行う。また、車載制御部114は、通信制御部113、表示部115及び音声出力部116などを制御する。車載制御部114は、一例として、プロセッサー1141、ROM1142、RAM1143及び補助記憶装置1144を含む。
プロセッサー1141は、車載装置110の動作に必要な演算及び制御などの処理を行うコンピューターの中枢部分に相当する。プロセッサー1141は、ROM1142又は補助記憶装置1144などに記憶されたファームウェア、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、車載装置110の各種の機能を実現するべく各部を制御する。また、プロセッサー1141は、当該プログラムに基づいて後述する処理を実行する。なお、当該プログラムの一部又は全部は、プロセッサー1141の回路内に組み込まれていても良い。プロセッサー1141は、例えば、CPU、MPU、SoC、DSP、GPU、ASIC、PLD又はFPGAなどである。あるいは、プロセッサー1141は、これらのうちの複数を組み合わせたものである。
ROM1142は、プロセッサー1141を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。ROM1142は、専らデータの読み出しに用いられる不揮発性メモリである。ROM1142は、上記のプログラムのうち、例えばファームウェアなどを記憶する。また、ROM1142は、プロセッサー1141が各種の処理を行う上で使用するデータなども記憶する。
RAM1143は、プロセッサー1141を中枢とするコンピューターの主記憶装置に相当する。RAM1143は、データの読み書きに用いられるメモリである。RAM1143は、プロセッサー1141が各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶するワークエリアなどとして利用される。RAM1143は、典型的には揮発性メモリである。
補助記憶装置1144は、プロセッサー1141を中枢とするコンピューターの補助記憶装置に相当する。補助記憶装置1144は、例えばEEPROM、HDD又はフラッシュメモリなどである。補助記憶装置1144は、上記のプログラムのうち、例えば、システムソフトウェア及びアプリケーションソフトウェアなどを記憶する。また、補助記憶装置1144は、プロセッサー1141が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサー1141での処理によって生成されたデータ及び各種の設定値などを記憶する。
表示部115は、車両C1に乗っている運転手などの人に各種情報を通知するための画面を表示する。表示部115は、例えば、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイなどのディスプレイである。
音声出力部116は、入力される音声信号を音波として出力する。これにより、音声出力部116は、車両C1に乗っている運転手などの人に各種情報を通知する。
図4は、車載装置120の要部構成の一例を示すブロック図である。
車載装置120は、DSRCが可能な車載装置である。車載装置120は、車載装置110とは異なりV2X通信することができない。車載装置120は、一例として、DSRC通信部121、通信制御部122及び車載制御部123を含む。
DSRC通信部121は、車載装置120がDSRCを行うためのインターフェースである。DSRC通信部121は、DSRCのためのアンテナなどを備える。
通信制御部122は、車載制御部123による制御に基づきDSRC通信部121を制御する。
車載制御部123は、通信制御部122を制御する。
以下、第1実施形態に係る無線通信システム1の動作を図5及び図6などに基づいて説明する。なお、以下の動作説明における処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。図5は、制御装置10のプロセッサー11による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー11は、例えば、ROM12又は補助記憶装置14などに記憶されたプログラムに基づいて図5の処理を実行する。図6は、車載装置110のプロセッサー1141による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー1141は、例えば、ROM1142又は補助記憶装置1144などに記憶されたプログラムに基づいて図6の処理を実行する。
制御装置10のプロセッサー11は、例えば、制御装置10の起動にともなって、図5に示す処理を開始する。
図5のステップS11において制御装置10のプロセッサー11は、DSRC予告アンテナ40を制御して、DSRC予告電波の送信を開始させる。
ステップS12においてプロセッサー11は、V2X予告アンテナ30を制御して、第1のV2X予告電波の送信を開始させる。
ステップS13においてプロセッサー11は、モニター装置80を制御して、V2X通信の監視を開始させる。
一方、車載装置110のプロセッサー1141は、例えば、車載装置110の起動にともなって、図6に示す処理を開始する。
図6のステップS31において車載装置110のプロセッサー1141は、DSRC通信部112によってETC予告電波が受信されたか否かを判定する。プロセッサー1141は、ETC予告電波が受信されないならば、ステップS31においてNoと判定してステップS32へと進む。
ステップS32においてプロセッサー1141は、V2X通信部111によって第1のV2X予告電波が受信されたか否かを判定する。プロセッサー1141は、第1のV2X予告電波が受信されないならば、ステップS32においてNoと判定してステップS33へと進む。
ステップS33においてプロセッサー1141は、V2X通信部111によって休止変更指示が受信されたか否かを判定する。プロセッサー1141は、休止変更指示が受信されないならば、ステップS33においてNoと判定してステップS34へと進む。
ステップS34においてプロセッサー1141は、V2X通信部111によって第1の通知情報が受信されたか否かを判定する。プロセッサー1141は、第1の通知情報が受信されないならば、ステップS34においてNoと判定してステップS31へと戻る。かくして、プロセッサー1141は、ETC予告電波、第1のV2X予告電波、休止変更指示又は第1の通知情報が受信されるまでステップS31〜ステップS34を繰り返す待受状態となる。なお、休止変更指示及び第1の通知情報については後述する。
プロセッサー1141は、ステップS31〜ステップS34の待受状態にあるときにETC予告電波が受信されたならば、ステップS31においてYesと判定してステップS34へと進む。また、プロセッサー1141は、ステップS31〜ステップS34の待受状態にあるときに第1のV2X予告電波が受信されたならば、ステップS32においてYesと判定してステップS34へと進む。
ステップS35においてプロセッサー1141は、V2X通信部111がV2X通信中であるか否かを判定する。プロセッサー1141は、V2X通信部111がV2X通信中でないならば、ステップS35においてNoと判定してステップS31へと戻る。対して、プロセッサー1141は、V2X通信部111がV2X通信中であるならば、ステップS35においてYesと判定してステップS36へと進む。
ステップS36においてプロセッサー1141は、通信中のV2X通信がDSRCに混信する可能性があるか否かを判定する。例えば、プロセッサー1141は、通信中のV2X通信の周波数帯がDSRCの周波数帯と近い周波数帯である場合、混信する可能性があると判定する。なお、プロセッサー1141は、例えば、通信中のV2X通信の周波数帯がDSRCの周波数帯から所定の周波数以内である場合に、通信中のV2X通信の周波数帯がDSRCの周波数帯と近い周波数帯であるとみなす。あるいは、プロセッサー1141は、DSRCの周波数帯と近い周波数帯であると予め定められたチャンネルでV2X通信を行っている場合に、通信中のV2X通信の周波数帯がDSRCの周波数帯と近い周波数帯であるとみなす。プロセッサー1141は、通信中のV2X通信がDSRCに混信する可能性があると判定しないならば、ステップS36においてNoと判定してステップS31へと戻る。対して、プロセッサー1141は、通信中のV2X通信がDSRCに混信する可能性があると判定するならば、ステップS36においてYesと判定してステップS37へと進む。
ステップS37においてプロセッサー1141は、通信中のV2X通信を休止するか否かを判定する。プロセッサー1141は、例えば、通信中のV2X通信が、休止しても問題のない通信である場合に、休止すると判定する。そして、プロセッサー1141は、例えば、通信中のV2X通信が、安全に関わる通信などの、休止すると問題のある通信である場合に、休止しないと判定する。なお、安全に関わる通信とは、例えば、周辺車両などとの接触及び衝突、並びに車体のブレーキなどの不具合などに関する通信である。プロセッサー1141は、通信中のV2X通信を休止すると判定するならば、ステップS37においてYesと判定してステップS38へと進む。
ステップS38においてプロセッサー1141は、V2X通信部111を制御して、通信中のV2X通信を休止する。
対して、プロセッサー1141は、通信中のV2X通信を休止しないと判定するならば、ステップS37においてNoと判定してステップS39へと進む。
ステップS39においてプロセッサー1141は、V2X通信部111を制御して、通信中のV2X通信の通信チャンネルを変更する。すなわち、プロセッサー1141は、通信中のV2X通信の周波数帯を変更する。そして、プロセッサー1141は、変更後の通信チャンネルでV2X通信を継続する。
プロセッサー1141は、ステップS38又はステップS39の処理の後、ステップS40へと進む。
ステップS40においてプロセッサー1141は、車両C1がDSRC通信領域51に入ったか否かを判定する。例えば、プロセッサー1141は、DSRC路側アンテナ50が送信する電波をDSRC通信部112が受信したことに応じてDSRC通信領域51に入ったと判定する。プロセッサー1141は、DSRC通信領域51に入ったと判定しないならば、ステップS40においてNoと判定してステップS40の処理を繰り返す。対して、プロセッサー1141は、DSRC通信領域51に入ったと判定するならば、ステップS40においてYesと判定してステップS41へと進む。
ステップS41においてプロセッサー1141は、DSRC路側アンテナ50との通信を開始する。
ステップS42においてプロセッサー1141は、ETC処理を実行する。ETC処理は、ETCカードが車載装置110に挿入されているか否かの確認を行う処理、及び料金所TPにおける料金支払いに関する処理などである。プロセッサー1141は、料金支払いに関する当該処理を、DSRC路側アンテナ50との通信を用いて行う。
ステップS43においてプロセッサー1141は、V2X通信を再開して良い(あるいは、変更した通信チャンネルを元のチャンネルに戻して良い)か否かを判定する。プロセッサー1141は、例えば、料金所TPを通過した後など、V2X通信がDSRCに混信する可能性のある状況が解消した場合に、V2X通信を再開して良いと判定する。例えば、プロセッサー1141は、DSRC路側アンテナ50が送信する電波をDSRC通信部112が受信できなくなった、あるいは受信レベルが所定のレベル以下になったことに応じてV2X通信を再開して良いと判定する。あるいは、プロセッサー1141は、ステップS42の処理から所定の時間が経過した場合にV2X通信を再開して良いと判定する。あるいは、プロセッサー1141は、ステップS42の処理を実行してから車両C1が所定の距離以上走行した場合にV2X通信を再開して良いと判定する。あるいは、プロセッサー1141は、車両C1が料金所TPから所定の距離以上離れた場合にV2X通信を再開して良いと判定する。あるいは、プロセッサー1141は、ステップS42の処理を終了したことをもってV2X通信を再開して良いと判定する。プロセッサー1141は、V2X通信を再開して良いと判定しないならば、ステップS43においてNoと判定してステップS43の処理を繰り返す。対して、プロセッサー1141は、V2X通信を再開して良いと判定するならば、ステップS43においてYesと判定してステップS44へと進む。
ステップS44においてプロセッサー1141は、ステップS38でV2X通信を休止していた場合には、V2X通信部111を制御して、ステップS38の処理から休止しているV2X通信を再開させる。ただし、プロセッサー1141は、通信内容などによっては、休止しているV2X通信を再開させなくても良い。また、ステップS44においてプロセッサー1141は、ステップS39で通信チャンネルを変更していた場合には、V2X通信部111を制御して、通信チャンネルを元に戻す。あるいは、ステップS44においてプロセッサー1141は、通信チャンネルを元に戻さず、現在の通信チャンネルでの通信を継続させても良い。プロセッサー1141は、ステップS44の処理の後、ステップS31へと戻る。
以上のように、車載装置110は、ETC予告電波又は第1のV2X予告電波を受信したことに応じてV2X通信を休止するか、チャンネルを変更する。しかしながら、車載装置110がETC予告電波及び第1のV2X予告電波をうまく受信できないなどの理由でV2X通信を休止もチャンネル変更もしない場合がある。このような場合、モニター装置80が当該車載装置のV2X通信を検出する。また、車載装置110がV2X通信を休止せずチャンネル変更している場合にも、モニター装置80は当該車載装置のV2X通信を検出する。
図5のステップS14において制御装置10のプロセッサー11は、モニター装置80がV2X通信を検出したか否かを判定する。プロセッサー11は、モニター装置80がV2X通信を検出していないならば、ステップS14においてNoと判定してステップS14の処理を繰り返す。対して、プロセッサー11は、モニター装置80がV2X通信を検出したならば、ステップS14においてYesと判定してステップS15へと進む。なお、ここで検出されたV2X通信を、以下「検出V2X通信」というものとする。また、検出V2X通信を行った車載装置110を、以下「検出車載装置」というものとする。
ステップS15においてプロセッサー11は、検出V2X通信がDSRCに混信する可能性があるか否かを判定する。例えば、プロセッサー11は、検出V2X通信の周波数帯がDSRCの周波数帯と近い周波数帯である場合、混信する可能性があると判定する。なお、プロセッサー11は、例えば、検出V2X通信の周波数帯がDSRCの周波数帯から所定の周波数以内である場合に、検出V2X通信の周波数帯がDSRCの周波数帯と近い周波数帯であるとみなす。あるいは、プロセッサー11は、検出V2X通信の通信チャンネルがDSRCの周波数帯と近い周波数帯であると予め定められたチャンネルである場合に、検出V2X通信の周波数帯がDSRCの周波数帯と近い周波数帯であるとみなす。
プロセッサー11は、検出V2X通信がDSRCに混信する可能性があると判定しないならば、ステップS15においてNoと判定してステップS14へと戻る。なお、車載装置110が図6のステップS39においてV2X通信の通信チャンネル変更している場合にはここでNoと判定される。対して、プロセッサー11は、検出V2X通信がDSRCに混信する可能性があると判定するならば、図5のステップS15においてYesと判定してステップS16へと進む。
ステップS16においてプロセッサー11は、検出V2X通信を続行して良いか否かを判定する。例えば、プロセッサー11は、安全に関わる通信などの、休止すると問題のある通信を行っていると判定した場合に検出V2X通信を続行して良いと判定する。例えば、特定のチャンネルが安全に関わる通信用のチャンネルと定められていれば、プロセッサー11は、当該特定のチャンネルを用いた通信について、安全に関わる通信を行っているとみなし、通信を続行して良いと判定することができる。プロセッサー11は、検出V2X通信を続行して良いと判定するならば、ステップS16においてYesと判定してステップS14へと戻る。対して、プロセッサー11は、検出V2X通信を続行して良いと判定しないならば、ステップS16においてNoと判定してステップS17へと進む。なお、プロセッサー11は、安全に関わる通信用のチャンネルが定められていない場合など、安全に関わる通信を行っているか否かを判定できない場合、ステップS16の処理を行わずにステップS17へと進んでも良い。
ステップS17においてプロセッサー11は、休止変更指示を検出車載装置に送信するようにV2X予告アンテナ30に対して指示する。休止変更指示は、V2X通信を休止するか、V2X通信のチャンネルを変更するように車載装置110に指示する情報である。送信の指示を受けてV2X予告アンテナ30は、当該休止変更指示を検出車載装置に送信する。送信された当該休止変更指示は、検出車載装置のV2X通信部111によって受信される。
休止変更指示は、V2X通信をやめるように、又はV2X通信の通信チャンネルを変更するように車載装置110に指示する第2の情報の一例である。
一方、車載装置110のプロセッサー1141は、図6のステップS31〜ステップS34の待受状態にあるときに休止変更指示が受信されたならば、ステップS33においてYesと判定してステップS37へと進む。
そして、プロセッサー1141は、ステップS37〜ステップS39の処理を行うことで、ETC予告電波又は第1のV2X予告電波が受信された場合と同様に、V2X通信を休止するか、通信チャンネルを変更する。
一方、図5のステップS18において制御装置10のプロセッサー11は、検出車載装置がV2X通信を休止するか通信チャンネルを変更するのをモニター装置80が検知したか否かを判定する。プロセッサー11は、検出車載装置がV2X通信を休止するか通信チャンネルを変更するのを検知しないならば、ステップS18においてNoと判定してステップS19へと進む。
ステップS19においてプロセッサー11は、タイムアウトしたか否かを判定する。なお、プロセッサー11は、検出車載装置に休止変更指示を送信してから所定の時間が経過した場合にタイムアウトしたと判定する。タイムアウトは、所定の時間内に検出車載装置がV2X通信を休止せず通信チャンネルも変更しなかったことを示す。プロセッサー11は、タイムアウトしていないならば、ステップS19においてNoと判定してステップS18へと戻る。かくして、プロセッサー11は、検出車載装置がV2X通信を休止するか通信チャンネルを変更するのを検知するか、タイムアウトするまでステップS18及びステップS19を繰り返す待受状態となる。
プロセッサー11は、ステップS18及びステップS19の待受状態にあるときに検出車載装置がV2X通信を休止するか通信チャンネルを変更するのを検知したならば、ステップS18においてYesと判定してステップS14へと戻る。
プロセッサー11は、ステップS18及びステップS19の待受状態にあるときにタイムアウトしたならば、ステップS19においてYesと判定してステップS20へと進む。
ステップS20においてプロセッサー11は、V2X予告アンテナ30を制御してV2X予告領域31内の全ての車載装置120に向けて第1の通知情報を送信する。第1の通知情報は、検出V2X通信によってDSRCが混信する可能性があり、ETCに係る通信が失敗する可能性があること、及びETCに係る料金収受を正常に完了する可能性を上げるために車両C1の速度を落とすことなどを示す情報である。
プロセッサー1141は、ステップS31〜ステップS34の待受状態にあるときに第1の通知情報が受信されたならば、ステップS34においてYesと判定してステップS45へと進む。
ステップS45においてプロセッサー1141は、車両C1に乗っている人に対して、DSRCが混信する可能性があり、ETCに係る通信が失敗する可能性があること、及びETCに係る料金収受を正常に完了するために車両C1の速度を落とすように指示することを示す内容の報知を行う。このために、プロセッサー1141は、表示部115を制御して、当該内容の画面を表示させる。また、プロセッサー1141は、音声出力部116を制御して、当該内容の音声を出力させる。プロセッサー1141は、ステップS45の処理の後、ステップS31へと戻る。
ステップS21においてプロセッサー11は、表示装置20を制御して、警告表示をさせる。警告表示は、例えば、DSRCが混信する可能性があり、ETCに係る通信が失敗する可能性があること、及びETCに係る料金収受を正常に完了するために車両の速度を落とすように指示することを示す内容の画面である。プロセッサー11は、ステップS21の処理の後、ステップS14へと戻る。
なお、車載装置120は、車載装置110とは異なりV2X通信ができないので、図6に示す処理のうちステップS31とステップS40〜ステップS42の処理を行う。
すなわち、車載装置120の車載制御部123は、DSRC通信部121によってETC予告電波が受信されるまでステップS31を繰り返す。そして、車載制御部123は、ETC予告電波が受信されたならば、ステップS31においてYesと判定してステップS40へと進む。
ステップS40において車載制御部123は、車両C2がDSRC通信領域51に入ったか否かを判定する。
また、ステップS42において、車載制御部123は、ETCカードが車載装置120に挿入されているか否かの確認を行う処理、及び料金所TPにおける料金支払いに関する処理などのETC処理を実行する。車載制御部123は、ステップS42の処理の後、ステップS31へと戻る。
第1実施形態の無線通信システム1によれば、V2X予告アンテナ30は、制御装置10による制御に基づき、この先にETC料金所があることを通知する第1のV2X予告電波を送信する。また、DSRC予告アンテナ40は、制御装置10による制御に基づき、この先にETC料金所があることを通知するDSRC予告電波を送信する。そして、第1のV2X予告電波又はDSRC予告電波を受信した車載装置は、V2X通信を休止するか、V2X通信の通信チャンネルを変更する。これにより、第1実施形態の無線通信システム1は、ETC料金所においてDSRCにV2X通信が混信することを防ぐことができる。
第1実施形態の無線通信システム1は、V2X通信の休止又はV2X通信の通信チャンネルの変更によって、DSRCにV2X通信が混信することを防ぐ。すなわち、DSRCについては従来と同様に通信が可能である。したがって、第1実施形態の無線通信システム1では、従来のDSRC車載器(車載装置120など)及び従来のDSRC路側装置の使用も可能である。
また、第1実施形態の無線通信システム1は、休止変更指示を送信することで、車載装置110のV2X通信を休止させる、又はV2X通信の通信チャンネルを変更させる。これにより、第1実施形態の無線通信システム1は、第1のV2X予告電波又はDSRC予告電波を受信できなかったなどの理由でV2X通信を継続している車載装置110に対してもV2X通信を休止させる、又はV2X通信の通信チャンネルを変更させることができる。
また、第1実施形態の無線通信システム1は、モニター装置80によってV2X通信が検出された場合に休止変更指示を送信する。これにより、第1実施形態の無線通信システム1は、V2X予告電波又はDSRC予告電波を受信できなかったなどの理由でV2X通信を継続している車載装置110に対して、より確実にV2X通信を休止させる、又はV2X通信の通信チャンネルを変更させることができる。また、休止変更指示は、モニター装置80によってV2X通信が検出された場合にのみ送信されるので、電波の強度が高くても混信などの問題が起きにくい。このため、第1実施形態の無線通信システム1は、休止変更指示の電波強度を強くすることで車載装置110に休止変更指示を受信させやすくすることができる。
また、第1実施形態の無線通信システム1は、休止変更指示の送信後もV2X通信の休止又は通信チャンネルの変更が行われない場合、表示装置20に警告表示させる。これにより、第1実施形態の無線通信システム1は、車両の速度を落とすよう通知するなどして、混信の影響によるDSRCの通信失敗を防ぐ。
また、第1実施形態の無線通信システム1によれば、休止変更指示の送信後もV2X通信の休止又は通信チャンネルの変更が行われない場合、車載装置110は、車両C1に乗っている人に対して報知を行う。これにより、第1実施形態の無線通信システム1は、車両の速度を落とすよう報知するなどして、混信の影響によるDSRCの通信失敗を防ぐ。
また、第1実施形態の無線通信システム1は、モニター装置80によって検出されたV2X通信が、安全に関わる通信などの、休止すると問題のある通信である場合には、休止変更指示を送信しない。これにより、第1実施形態の無線通信システム1は、車両C1の安全性を向上させることができる。
また、第1実施形態の無線通信システム1によれば、第1のV2X予告電波、DSRC予告電波又は休止変更指示を受信した車載装置110は、通信内容などに応じてV2X通信を休止するかV2X通信の通信チャンネルを変更するか決定する。したがって、車載装置110は、重要なV2X通信などについては継続し、そうでないV2X通信についてのみ休止することなどができる。
〔第2実施形態〕
第2実施形態では、第1実施形態と同様の部分については説明を省略する。
図7は、第2実施形態に係る無線通信システム1bの概要を説明するための平面図である。図7は、道路のITSスポットにおいて無線通信システム1bが使われている様子などを示している。なお、図7に示す道路は、図の右から左に進む道路である。無線通信システム1bは、一例として、制御装置10、V2X予告アンテナ30、モニター装置80、ITS路側装置90、車載装置110及び車載装置120を含む。
V2X予告アンテナ30及びモニター装置80は、ITS路側装置90の上流に設置される。
図8は、第2実施形態に係る制御装置10の要部構成及び制御装置10に接続される装置の一例を示すブロック図である。
第2実施形態の制御装置10は、V2X予告アンテナ30、モニター装置80及びITS路側装置90を制御する。
第2実施形態の制御インターフェース15は、制御装置10がV2X予告アンテナ30、モニター装置80及びITS路側装置90などと通信するためのインターフェースである。
第2実施形態のV2X予告アンテナ30は、この先(道路の下流)にITSスポットがあることを車両C1に通知する第2のV2X予告電波を送信する。なお、V2X予告アンテナ30による電波の送信範囲をV2X予告領域31として図7に示す。
第2のV2X予告電波は、第1の情報の一例である。
ITS路側装置90は、ITSスポットである。ITS路側装置90は、ITS通信領域91内の車載装置110及び車載装置120と通信する。当該通信により、ITS路側装置90は、車載装置110及び車載装置120との間でITSに係る各種情報を送受信する。なお、ITS通信領域91は、ITS路側装置90の通信範囲である。
以下、第2実施形態に係る無線通信システム1bの動作を図9及び図10などに基づいて説明する。なお、以下の動作説明における処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。図9は、制御装置10のプロセッサー11による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー11は、例えば、ROM12又は補助記憶装置14などに記憶されたプログラムに基づいて図9の処理を実行する。図10は、車載装置110のプロセッサー1141による処理の一例を示すフローチャートである。プロセッサー1141は、例えば、ROM1142又は補助記憶装置1144などに記憶されたプログラムに基づいて図10の処理を実行する。
制御装置10のプロセッサー11は、例えば、制御装置10の起動にともなって、図9に示す処理を開始する。
図9のステップS51において制御装置10のプロセッサー11は、V2X予告アンテナ30を制御して、第2のV2X予告電波の送信を開始させる。プロセッサー11は、ステップS51の処理の後、ステップS13へと進む。
一方、車載装置110のプロセッサー1141は、例えば、車載装置110の起動にともなって、図10に示す処理を開始する。
図10のステップS61において車載装置110のプロセッサー1141は、V2X通信部111によって第2のV2X予告電波が受信されたか否かを判定する。プロセッサー1141は、第2のV2X予告電波が受信されないならば、ステップS61においてNoと判定してステップS33へと進む。
第2実施形態では、プロセッサー1141は、ステップS33においてNoと判定したならば、ステップS62へと進む。
ステップS62においてプロセッサー1141は、V2X通信部111によって第2の通知情報が受信されたか否かを判定する。プロセッサー1141は、第2の通知情報が受信されないならば、ステップS34においてNoと判定してステップS61へと戻る。かくして、プロセッサー1141は、第2のV2X予告電波、休止変更指示又は第2の通知情報が受信されるまでステップS61、ステップS33及びステップS62を繰り返す待受状態となる。
第2実施形態では、プロセッサー1141は、ステップS38又はステップS39の処理の後、ステップS63へと進む。
ステップS63においてプロセッサー1141は、車両C1がITS通信領域91に入ったか否かを判定する。例えば、プロセッサー1141は、DSRC路側アンテナ50が送信する電波をDSRC通信部112が受信したことに応じてDSRC通信領域51に入ったと判定する。プロセッサー1141は、DSRC通信領域51に入ったと判定しないならば、ステップS63においてNoと判定してステップS63の処理を繰り返す。対して、プロセッサー1141は、DSRC通信領域51に入ったと判定するならば、ステップS63においてYesと判定してステップS64へと進む。
ステップS64においてプロセッサー1141は、ITS路側装置90との通信を開始する。
ステップS65においてプロセッサー1141は、ITS路側装置90と通信することで、ITSスポットから各種情報を取得するなどのITSスポットに関する処理を行う。
ステップS66においてプロセッサー1141は、V2X通信を再開して良い(あるいは、変更した通信チャンネルを元のチャンネルに戻して良い)か否かを判定する。プロセッサー1141は、例えば、ITSスポットを通過した後など、V2X通信がDSRCに混信する可能性のある状況が解消した場合に、V2X通信を再開して良いと判定する。例えば、プロセッサー1141は、ITS路側装置90が送信する電波をDSRC通信部112が受信できなくなった、あるいは受信レベルが所定のレベル以下になったことに応じてV2X通信を再開して良いと判定する。あるいは、プロセッサー1141は、ステップS65の処理から所定の時間が経過した場合にV2X通信を再開して良いと判定する。あるいは、プロセッサー1141は、ステップS65の処理を実行してから車両C1が所定の距離以上走行した場合にV2X通信を再開して良いと判定する。あるいは、プロセッサー1141は、車両C1がITS路側装置90から所定の距離以上離れた場合にV2X通信を再開して良いと判定する。あるいは、プロセッサー1141は、ステップS65の処理を終了したことをもってV2X通信を再開して良いと判定する。プロセッサー1141は、V2X通信を再開して良いと判定しないならば、ステップS66においてNoと判定してステップS66の処理を繰り返す。対して、プロセッサー1141は、V2X通信を再開して良いと判定するならば、ステップS66においてYesと判定してステップS44へと進む。
また、プロセッサー1141は、第2実施形態のステップS44又はステップS45の処理の後、ステップS61へと戻る。
第2実施形態の無線通信システム1bは、ITSスポットにおいて、第1実施形態における料金所TPと同様にV2X通信がDSRCに混信することを防ぐことができる。
上記の実施形態は以下のような変形も可能である。
上記の実施形態では、V2X通信を休止するかV2X通信の通信チャンネルを変更するかをステップS37において車載装置110が決定した。しかしながら、V2X通信を休止するかV2X通信の通信チャンネルを変更するかを制御装置10が決定しても良い。
例えば、制御装置10のプロセッサー11は、検出V2X通信が、休止しても問題のない通信である場合に、V2X通信を休止させると決定する。そして、制御装置10は、休止変更指示に代えて休止指示を送信するようにV2X予告アンテナ30に対して指示する。休止指示を受信した車載装置110は、ステップS33においてYesと判定して、ステップS38へと進む。なお、休止指示は、第2の情報の一例である。
対して、プロセッサー11は、例えば、検出V2X通信が、安全に関わる通信などの、休止すると問題のある通信である場合に、通信チャンネルを変更させると決定する。そして、制御装置10は、休止変更指示に代えて変更指示を送信するようにV2X予告アンテナ30に対して指示する。変更指示を受信した車載装置110は、ステップS33においてYesと判定して、ステップS39へと進む。なお、変更指示は、第2の情報の一例である。
以上のようにすることで、無線通信システム1は、重要なV2X通信などについては継続させ、そうでないV2X通信についてのみ休止させることなどができる。
上記実施形態における無線通信システム1は、V2X通信がDSRCに混信することを防ぐシステムである。しかしながら、実施形態の無線通信システムは、V2X通信に代えて他の通信であっても良い。当該他の通信は、第1の通信である。また、実施形態の無線通信システムは、DSRCに代えて他の通信であっても良い。当該他の通信は、第2の通信である。
プロセッサー11又はプロセッサー1141は、上記実施形態においてプログラムによって実現する処理の一部又は全部を、回路のハードウェア構成によって実現するものであっても良い。
上記実施形態における各装置は、例えば、上記の各処理を実行するためのプログラムが記憶された状態で各装置の管理者などへと譲渡される。あるいは、当該各装置は、当該プログラムが記憶されない状態で当該管理者などに譲渡される。そして、当該プログラムが別途に当該管理者などへと譲渡され、当該管理者又はサービスマンなどによる操作に基づいて当該各装置に記憶される。このときのプログラムの譲渡は、例えば、ディスクメディア又は半導体メモリなどのようなリムーバブルな記憶媒体を用いて、あるいはインターネット又はLANなどを介したダウンロードにより実現できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1……無線通信システム、10……制御装置、11,1141……プロセッサー、12,1142……ROM、13,1143……RAM、14,1144……補助記憶装置、15……制御インターフェース、16……バス、20……表示装置、30……V2X予告アンテナ、31……V2X予告領域、40……DSRC予告アンテナ、41……DSRC予告領域、50……DSRC路側アンテナ、51……DSRC通信領域、60……車両検知器、70……発進制御装置、80……モニター装置、110,120……車載装置、111……V2X通信部、112,121……DSRC通信部、113,122……通信制御部、114,123……車載制御部、115……表示部、116……音声出力部、AR……通信抑制領域、C1,C2……車両、TP……料金所

Claims (12)

  1. 通信制御装置及び車載装置を含み、
    前記通信制御装置は、
    第1の通信と混信する可能性のある第2の通信が前記車載装置より道路の下流側で行われていることを示す第1の情報を送信するように、前記車載装置に情報を送信する送信装置を制御する制御部と、を備え、
    前記車載装置は、
    前記第1の通信をする通信部と、
    前記第1の情報を受信したことに応じて、前記第1の通信を休止する、又は前記第1の通信の通信チャンネルを変更するように前記通信部を制御する車載制御部と、を備える通信システム。
  2. 前記第1の通信は、V2X通信であり、
    前記第2の通信は、DSRCである、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記制御部は、前記第1の通信をやめるように、又は前記第1の通信の通信チャンネルを変更するように前記車載装置に指示する第2の情報を送信するように前記送信装置を制御し、
    前記車載制御部は、前記第2の情報を受信したことに応じて、前記第1の通信を休止する、又は前記第1の通信の通信チャンネルを変更するように前記通信部を制御する、請求項1又は請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記車載装置が前記第1の通信をしていることを検出する検出装置をさらに備え、
    前記制御部は、前記車載装置が前記第1の通信をしていることを前記検出装置が検出した場合に前記第2の情報を送信するように前記送信装置を制御する、請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記制御部は、前記送信装置によって前記第2の情報が送信された後も前記車載装置が前記第1の通信をしていることを検出した場合に、警告表示をするように表示装置を制御する、請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記制御部は、前記検出装置によって検出された前記第1の通信が前記第2の通信と混信すると判定した場合に、前記第2の情報を送信するように前記送信装置を制御する、請求項4又は請求項5に記載の通信システム。
  7. 前記制御部は、前記検出装置によって検出された前記第1の通信が休止しても問題のない通信である場合に、前記第2の情報を送信するように前記送信装置を制御する、請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. 前記車載制御部は、前記第1の情報又は前記第2の情報を受信したことに応じて、前記第1の通信を休止するか前記第1の通信の通信チャンネルを変更するかを決定し、当該決定に応じて前記第1の通信を休止する、又は前記第1の通信の通信チャンネルを変更するように前記通信部を制御する、請求項3乃至請求項7のいずれか1項に記載の通信システム。
  9. 通信制御部は、前記検出装置によって検出された前記第1の通信を休止するか前記第1の通信の通信チャンネルを変更するかを決定し、休止すると決定した場合、前記第1の通信を休止するように前記車載装置に指示する前記第2の情報を送信するように前記送信装置を制御し、通信チャンネルを変更すると決定した場合、前記第1の通信の通信チャンネルを変更するように前記車載装置に指示する前記第2の情報を送信するように前記送信装置を制御する、請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載の通信システム。
  10. 車載装置に第1の通信を休止させる、又は前記第1の通信の通信チャンネルを変更させるために、前記第1の通信と混信する可能性のある第2の通信が前記車載装置より道路の下流側で行われていることを示す第1の情報を送信するように、前記車載装置に情報を送信する送信装置を制御する、通信制御装置。
  11. 第1の通信をする通信部と、
    前記第1の通信と混信する可能性のある第2の通信が道路の下流側で行われていることを示す第1の情報を受信したことに応じて、前記第1の通信を休止する、又は前記第1の通信の通信チャンネルを変更するように前記通信部を制御する車載制御部と、を備える車載装置。
  12. 第1の通信と混信する可能性のある第2の通信が、車載装置より道路の下流側で行われていることを示す第1の情報を送信し、
    前記第1の情報を受信した前記車載装置は、前記第1の通信を休止する、又は前記第1の通信の通信チャンネルを変更する、通信方法。
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