JP2019180051A - 車載通信装置、予告通信装置、及び無線通信方法 - Google Patents

車載通信装置、予告通信装置、及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動局及び基地局などの異なる相手と通信する場合における干渉回避に優れた車載通信装置を提供する。【解決手段】車載通信装置は、情報取得部と、無線通信部と、制御部とを備える。情報取得部は、現在位置を示す位置情報を取得する。無線通信部は、第1及び第2の周波数帯の一方から選択した周波数帯で他の車載通信装置と通信し、また、予告通信装置と通信しETC通信装置の通信エリアを示す予告情報を受信し、第2の周波数帯でETC通信装置と通信する。制御部は、第2の周波数帯の通信チャンネルで他の車載通信装置と通信中、且つ現在位置から通信エリアまでの距離が近接判定閾値以下の場合に、通信チャンネルを第1の周波数帯の空きチャンネルから選択される選択チャンネルへ切り替えて他の車載通信装置との通信を継続する。【選択図】図9

Description

本発明の実施形態は、車載通信装置、予告通信装置、及び無線通信方法に関する。
近年、多くの車両は車載通信装置を備え、車載通信装置は、駐車場又は有料道路の入出場口、及び路側等に設置された路側通信装置と通信し、料金収受のための情報又は道路状況等の情報を送受信することができる。車載通信装置と路側通信装置の通信により料金収受するシステムとして、ETC(Electronic Toll Collection System)がよく知られている。
政府は2020年までに世界最先端の安全・安心・快適なコネクテッドカー社会を実現するため、高度な周波数利用の実現を目指している。具体的には、以下の通り。
・700MHz帯のITSコネクトの高度化(ITS:Intelligent Transport Systems)
・DSRCシステムの高度化(DSRC:Dedicated Short Range Communications)
・高度化ITS通信(V2X)システムの実現(V2X:Vehicle-to-everything)
そのうち、高度化ITS通信については、IEEE 802ベースあるいは携帯第5世代(5G)を用いたシステムの検討がなされている。しかしながら、700MHz帯は見通し外の車々間通信、路車間通信が可能となりITSに有効な周波数帯であるが、帯域が10MHzしかなく、V2Xを行うには帯域が狭すぎる。一方、5GHz帯は無線LAN等の近年の動向の通り、周波数帯域がひっ迫している。そのため高度化ITS通信を実現する周波数としては、現在DSRCに割り当てられている5,770-5,850MHzが有望である。
ところが、現在この周波数帯は、ETC、ITSスポット、あるいは駐車場などの民間応用に使われている。そのため、2020年以降、ETC等の既存システムと高度化された高度化ITS通信システムが共用されることが想定される。そのため、既存システムの運用に影響を与えないように、干渉回避が重要となる。
特開2011−191946号公報 特開2017−41749号公報 特開2010−233007号公報
例えば、ETCにおいて、料金所近傍で高度化ITS通信システムが同じチャンネルあるいは近接するチャンネルで通信を行った場合、高度化ITS通信システムからの干渉により、ゲートの開閉及び適正課金等へ影響が及ぶ可能性がある。このような通信の干渉を回避し、ゲートの開閉及び適正課金等を実現するための技術が要望されている。
欧州においては、DSRCシステムと高度化ITS通信システムとの共用化に関する規格が存在する。この規格は、高度化ITS通信を行う場合、DSRCへの干渉が想定される場合、高度化ITS通信の出力電力を低下させるとともに、通信間隔を長くすることで、干渉を回避している。これは高度化ITS通信で使用する周波数帯とETCで使用する周波数帯が異なるために、干渉回避技術として成立する。
しかしながら、同一周波数帯(5770-5850MHz)においては、高度化ITS通信の出力電力を低下させるとともに、通信間隔を長くすることによってもDSRCへの干渉を回避することは難しい。
本発明の目的は、移動局及び基地局などの異なる相手と通信する場合における干渉回避に優れた車載通信装置、予告通信装置、及び無線通信方法を提供することである。
実施形態に係る車載通信装置は、情報取得部と、無線通信部と、制御部とを備える。前記情報取得部は、現在位置を示す位置情報を取得する。前記無線通信部は、第1及び第2の周波数帯の一方から選択した周波数帯で他の車載通信装置と通信し、また、予告通信装置と通信しETC通信装置の通信エリアを示す予告情報を受信し、前記第2の周波数帯で前記ETC通信装置と通信する。前記制御部は、前記第2の周波数帯の通信チャンネルで前記他の車載通信装置と通信中、且つ前記現在位置から前記通信エリアまでの距離が近接判定閾値以下の場合に、前記通信チャンネルを前記第1の周波数帯の空きチャンネルから選択される選択チャンネルへ切り替えて前記他の車載通信装置との通信を継続する。
第1の実施形態に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。 第1の実施形態に係る無線通信システムに適用される車載通信装置の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る無線通信システムに適用される基地局の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る無線通信システムに適用される予告通信装置の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る無線通信システムに適用されるETC通信装置の一例を示すブロック図である。 5.8GHz帯のチャンネルの使用例を示す図である。 ETC通信装置で使用される通信フレームのスロットの一例を示す図である。 図7に示す通信フレームのスロットのアクチベーションスロットACTSの一例を示す図である。 第1の実施形態に係る無線通信システムによる無線通信処理の一例を示すフローチャート図である。 第2の実施形態に係る無線通信システムに適用されるETC及び予告通信装置の一例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して各実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。
図1に示すように、無線通信システムは、各車両に搭載される車載通信装置(移動局)1、DSRC基地局2、予告通信装置(基地局)3、及びETC通信装置4を備える。車載通信装置1は車載アンテナAT1を備え、DSRC基地局2はアンテナAT2を備え、予告通信装置3は予告アンテナAT3を備え、ETC通信装置4はETCアンテナAT4を備える。また、図1の破線で囲まれたエリアは、ETCアンテナAT4のETC通信エリアEを示す。
予告アンテナAT3は、有料道路等に沿って設けられるアンテナであって、ETC通信エリアEへの流入口近傍に設けられ、この予告アンテナAT3の通信対象は、これからETC通信エリアEに進入するすべての車両、及びETC通信エリアE内に存在するすべての車両となる。予告アンテナAT3の通信対象は、ETC通信エリアEを超える広い範囲を走行する車両となるため、その指向性は基本的にETCに影響を与えないような指向性を持つことが望ましい。ビルの谷間など、車両の存在する範囲が限定される場合には、その存在範囲に適した指向性をもつアンテナとしてもよい。
ETCアンテナAT4は、有料道路の入口及び出口の手前に設けられるDSRC用のアンテナであり、DSRC基地局2のアンテナAT2の通信エリア、及び予告通信装置3の予告アンテナAT3の通信エリアは広域であるのに対して、ETCアンテナAT4のETC通信エリアEは狭域である。
図1に示すように、ETC通信エリアEの外において、車載通信装置1は、5.8GHz帯及び700MHz帯から選択される周波数帯の電波を用いてDSRC基地局2のアンテナAT2と通信し、情報を送受信する。このような車載通信装置1とDSRC基地局2のアンテナAT2との通信を路車間通信と呼ぶ。なお、700MHz帯を第1の周波数帯、5.8GHz帯を第2の周波数帯と呼ぶ。
また、ETC通信エリアEの外において、ある車両(以下、第1の車両)の車載通信装置1は、5.8GHz帯及び700MHz帯の一方から選択される周波数帯の電波を用いて、他の車両(以下、第2の車両)の車載通信装置1と通信し、情報を送受信する。このような異なる車両間の通信(複数の車載通信装置1の間の通信)を車々間通信と呼ぶ。車々間通信により、第1の車両と第2の車両の間で、車両の挙動に関する情報を交換し、衝突回避を含め自動運転制御が実現される。
また、ETC通信エリアEの外において、車載通信装置1は、5.8GHz帯及び700MHz帯から選択される周波数帯の電波を用いて予告通信装置3の予告アンテナAT3と通信し、情報を送受信する。上記と同様に、このような車載通信装置1と通信装置3の予告アンテナAT3との通信も路車間通信と呼ぶ。
また、ETC通信エリアEの内側において、車載通信装置1は、5.8GHz帯の電波を用いてETC通信装置4のETCアンテナAT4と通信し、情報を送受信する。上記と同様に、このような車載通信装置1とETC通信装置4のETCアンテナAT4との通信も路車間通信と呼ぶ。なお、ETC通信エリアEの内側における車々間通信(通信の切り替え処理等)については後に詳しく説明する。
図2は、第1の実施形態に係る無線通信システムに適用される車載通信装置の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、車載通信装置1は、車載アンテナAT1、制御部11、記憶部12、無線通信部14、情報入力部15、情報出力部16、リーダライタ17、及び情報取得部18を備える。
車載アンテナAT1は、5.8GHz帯及び700MHz帯から選択される周波数帯の電波により、DSRC基地局2のアンテナAT2及び予告通信装置3の予告アンテナAT3と通信し情報を送受信する。また、第1の車両の車載通信装置1の車載アンテナAT1は、5.8GHz帯及び700MHz帯から選択される周波数帯の電波により、第2の車両の車載通信装置1の車載アンテナAT1と通信し情報を送受信する。また、車載アンテナAT1は、5.8GHz帯の電波により、ETC通信装置4のETCアンテナAT4と通信し情報を送受信する。
制御部11は、1以上のプロセッサ及びメモリを備え、例えば、プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサは、車載通信装置1の各部にバスを介して接続する。プロセッサは、メモリ及び記憶部12の少なくとも一方に記憶されるプログラムを実行することにより、各部の動作を制御する。
記憶部12は、読み出し専用メモリ及び書換え可能な不揮発性のメモリを備える。記憶部12は、プログラム、制御データ、送受信データ、及び車載通信装置1に固有の識別情報等を記憶する。
無線通信部14は、車載アンテナAT1で受信された受信RF(Radio Frequency)信号から変調信号を取り出し復調して生成される受信データを制御部11へ出力する。また、無線通信部14は、制御部11からの送信データを変調して生成される変調信号から送信RF信号を生成し車載アンテナAT1へ出力する。
情報入力部15は、入力キー等を備え、ユーザからの入力を受付けて入力された情報を制御部11へ出力する。例えば、情報入力部15は、車載通信装置1の各種設定に関する入力を受付ける。
情報出力部16は、ディスプレイ及びスピーカ等を備え、動作状態、処理結果、及び判定結果等の情報を表示する。例えば、情報出力部16は、ETCアンテナAT4から送信される入口情報、出口情報、又は通行料金(課金情報)等を表示する。入口情報は、有料道路等の入口の識別情報、入口名称、及び入口通過日時等の情報を含む。出口情報は、有料道路等の出口の識別情報、出口名称、及び出口通過日時等の情報を含む。
リーダライタ17は、車載通信装置1に装填されるETCカード1aと通信し、ETCカード1aに情報(入口情報又は出口情報)を書き込んだり、ETCカード1aに書き込まれた情報(識別情報)を読み取ったりする。
情報取得部18は、定期的に現在の位置情報を取得する。例えば、情報取得部18は、定期的にGPS(Global Positioning System)の複数の衛星からの電波を受信し、受信データをGPSサーバへ送信し、GPSサーバで求められる位置情報を受信する。なお、情報取得部18は、車載通信装置1の車両に搭載された外部機器(例えばナビゲーションシステム及び車両の走行制御システム)と接続するインタフェースを備え、ナビゲーションシステムから提供される車両の現在位置と車両の進行方向を含む道路マップ、また、走行制御システムから提供される車速情報を取得してもよい。なお、道路マップは、平地の道路、地下道、及び高架橋の道路などの情報を含む。さらに、道路マップは、上下階で併設された一般道と有料道路及び立体交差点などの情報も含む。
図3は、第1の実施形態に係る無線通信システムに適用される基地局の一例を示すブロック図である。
DSRC基地局2は、エッジコンピュータ21、信号処理部22、無線通信部23、及びアンテナAT2を備える。
エッジコンピュータ21は、1以上のプロセッサ及びメモリにより構成される制御部であり、上位サーバS2と通信し、アプリケーションを実行する。高度化ITS通信においては、安心・安全に関わるアプリケーションなど低遅延での通信が必須となるものがある。この場合、上位サーバS2とのデータ通信を行っていては間に合わないこともあるため、DSRC基地局2内にエッジコンピュータ21を備え、エッジコンピュータ21が、低遅延アプリケーションを実現する。渋滞や周辺車両の進行状況といった刻一刻と変化する情報については、このエッジコンピュータ21が処理を行う。
信号処理部22は、信号送信時には、エッジコンピュータ21からの送信データを変調し変調信号を無線通信部23へ出力する。また、信号処理部22は、信号受信時には、無線通信部23からの変調信号を復調し受信データをエッジコンピュータ21へ出力する。
無線通信部23は、信号送信時には、信号処理部22からの変調信号から送信RF信号を生成しアンテナAT2へ出力する。また、無線通信部23は、信号受信時には、アンテナAT2で受信された受信RF信号から変調信号を取り出し出力する。
アンテナAT2は、信号送信時には、無線通信部23からの送信RF信号を入力し送信RF信号を空間へ放射する。また、アンテナAT2は、信号受信時には、空間からRF信号を受信し受信RF信号を無線通信部23へ出力する。例えば、アンテナAT2は、5.8GHz帯及び700MHz帯の一方から選択される周波数帯を使って情報を送受信する。
図4は、第1の実施形態に係る無線通信システムに適用される予告通信装置の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、予告通信装置3は、予告アンテナAT3、制御部31、信号処理部32、予告用通信部34を備える。
制御部31は、1以上のプロセッサ及びメモリを備え、例えば、プロセッサは、CPUである。プロセッサは、予告通信装置3の各部にバスを介して接続する。プロセッサは、メモリに記憶されるプログラムを実行することにより、各部の動作を制御する。また、制御部31は、上位サーバS3と通信し、上位サーバS3からの情報を信号処理部32へ受け渡す。
信号処理部32は、上位サーバS3からの予告情報等の送信データが反映された変調信号を生成し予告用通信部34へ出力する。予告用通信部34は、変調信号から送信RF信号を生成し予告アンテナAT3へ出力する。
予告アンテナAT3は、予告用通信部34からの送信RF信号を入力し送信RF信号を空間へ放射する。例えば、予告アンテナAT3は、5.8GHz帯及び700MHz帯の一方から選択される周波数帯を使って予告情報を送信する。予告アンテナAT3から送信される予告情報は、少なくともこの予告アンテナAT3から最も近いETC通信エリアEを示す情報(以下、ETC通信エリア情報)を含む。例えば、予告情報は、複数のETC通信エリアEを示す情報を含むことができる。さらに、予告情報は、ETC通信エリアEで使用されている周波数チャンネルに関する情報、及びETCアンテナAT4の向きに関する情報を含んでもよい。
図5は、第1の実施形態に係る無線通信システムに適用されるETC通信装置の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、ETC通信装置4は、ETCアンテナAT4、制御部41、信号処理部42、DSRC用通信部44を備える。
制御部41は、1以上のプロセッサ及びメモリを備え、例えば、プロセッサは、CPUである。プロセッサは、ETC通信装置4の各部にバスを介して接続する。プロセッサは、メモリに記憶されるプログラムを実行することにより、各部の動作を制御する。また、制御部41は、車線サーバS4と通信し、車線サーバS4からの情報を信号処理部42へ受け渡す。
信号処理部42は、車線サーバS4からの入口情報、出口情報、及び通行料金等の送信データが反映された変調信号を生成しDSRC用通信部44へ出力し、また、DSRC用通信部44からの変調信号を復調し受信データとして制御部41へ出力する。
DSRC用通信部44は、変調信号から送信RF信号を生成しETCアンテナAT4へ出力し、ETCアンテナAT4で受信された受信RF信号から変調信号を取り出し信号処理部42へ出力する。
ETCアンテナAT4は、DSRC用通信部44からの送信RF信号を入力し送信RF信号を空間へ放射する。また、ETCアンテナAT4は、空間からRF信号を受信し受信RF信号をDSRC用通信部44へ出力する。例えば、ETCアンテナAT4は、5.8GHz帯の一部のETCチャンネルを使って情報を送受信する。
ETCアンテナAT4は、車載通信装置1と通信し、車載通信装置1の識別情報、及び車載通信装置1に装填されるETCカードの識別情報を受信する。また、有料道路の入口に設けられるETCアンテナAT4であれば、車載通信装置1と通信し、入口情報を送信する。有料道路の出口に設けられるETCアンテナAT4であれば、車載通信装置1と通信し、出口情報及び通行料金等を送信する。ETCアンテナAT4により他の通信の干渉を受けることなく正しく情報を送受信することは、正しい課金処理を実行する上で重要である。
図6は、5.8GHz帯のチャンネルの使用例を示す図である。
図6に示すように、5,775MHz〜5,805MHzに含まれる複数チャンネルはダウンリンクとして割り当てられ、また、5,815〜5,845MHzに含まれる複数チャンネルはアップリンクとして割り当てられる。ETCで使用されるチャンネルは、ETC通信装置4(ETCアンテナAT4)から車載通信装置1(車載アンテナAT1)への通信(ダウンリンク)においては、5,795MHz又は5,805MHzが使用され、車載通信装置1(車載アンテナAT1)からETC通信装置4(ETCアンテナAT4)への通信(アップリンク)においては、5,835MHz又は5,845MHzが使用される。
5,775〜5,805MHzに含まれる各チャンネルをダウンリンクチャンネルと呼び、5,815〜5,845MHzに含まれる各チャンネルをアップリンクチャンネルと呼ぶ。また、5,795MHz、5,805MHz、5,835MHz、及び5,845MHzのチャンネルをETCチャンネルと呼び、そのうちの5,795MHz及び5,805MHzのチャンネルをETCダウンリンクチャンネル、5,835MHz及び5,845MHzのチャンネルをETCアップリンクチャンネルと呼ぶ。また、図6に示すチャンネルにおいて、ETCチャンネル以外のチャンネルをETC2.0チャンネルと便宜上呼ぶことにする。さらに、アップリンクチャンネルのうちの、5,815MHz、5,820MHz、5,825MHz、5,830MHzの各チャンネルを高度化情報チャンネルと呼ぶこととする。或いは、ETCアップリンクチャンネルの周波数(5,835MHz及び5,845MHz)から離れた5,815MHz、5,820MHz、5,825MHzの各チャンネルを高度化情報チャンネルと呼んでもよい。
例えば、料金所間隔が短く、ETC通信エリアEとETC2.0(ITS通信エリア)との距離が近い道路環境においては、両者の通信干渉を回避するため、ETCチャンネルとETC2.0チャンネルとを使い分けて運用する。逆に、料金所間隔が長く、ETC通信エリアEとETC2.0との距離が遠い道路環境においては、両者の通信干渉は生じ難いため、5,775〜5,845MHzに含まれる各チャンネルをETC2.0チャンネルとして使用する運用も可能である。
図7は、ETC通信装置で使用される通信フレームのスロットの一例を示す図である。
図7に示すように、通信フレームのスロットには、移動局から基地局へのアップリンクのスロットと、基地局から移動局へのダウンリンクのスロットがあり、通信フレームは、スロット割当てを行うフレームコントロールメッセージスロットFCMS、データ転送用のメッセージデータスロットMDS、基地局との通信リンク接続用のアクチベーションスロットACTS、及び無線呼出符号を送出するワイヤレスコールナンバースロットWCNSを含む。そのうち、ACTSはアップリンク専用である。
図8は、図7に示す通信フレームのスロットのアクチベーションスロットACTSの一例を示す図である。
図8に示すように、アクチベーションスロットACTSは、車載通信装置1等のDSRC移動局(第1の車両)がETC通信装置4等のDSRC基地局の通信リンクに登録するためのアクチベーションチャネルACTC(Activation Channel)用のウィンドウを6チャネル分配置している。DSRC移動局はDSRC基地局と通信を開始するため、これら6チャネルのいずれかを用いてDSRC基地局にデータを送信する。もし、他のDSRC移動局(第2の車両)と通信が衝突した場合には、他のチャネルを用いて再送信を行うものである。
図9は、第1の実施形態に係る無線通信システムによる無線通信処理の一例を示すフローチャート図である。図1及び図9を参照しながら、第1の実施形態に係る無線通信処理について説明する。
車載通信装置1の情報取得部18は、定期的に現在の位置情報を取得する(ステップST101)。図1に示すように、ETC通信エリアEの外において、第1の車両の車載通信装置1と第2の車両の車載通信装置1と通信する車々間通信の実行状態を想定する。第1の車両の車載通信装置1の制御部11及び無線通信部14は、予め定められた周波数帯、例えば700MHz帯及び5.8GHz帯の一方を選択し、選択した周波数帯の空きチャンネルを検索し、空きチャンネルにて、第2の車両の車載通信装置1と通信する。例えば、700MHz帯を優先的に選択し700MHz帯に空きチャンネルがなければ、5.8GHz帯を選択し5.8GHz帯の空きチャンネルを検索する。
第1の車両の走行に伴い、第1の車両の車載通信装置1が、予告アンテナAT3の通信エリアに進入すると、車載アンテナAT1及び無線通信部14は、予告アンテナAT3から定期的に送信されている予告情報を受信し(ステップST102)、記憶部12は予告情報を記憶する(ステップST103)。
制御部11は、位置情報及び予告情報に基づき、現在位置からETC通信エリアE(ETC通信エリアEの外縁)までの距離と近接判定閾値とを比較し、その距離が近接判定閾値以下になると、ETC通信エリアEへの近接状態と判定する(ステップST104)。また、制御部11は、現在位置からETC通信エリアE(ETC通信エリアEの中心)までの距離と進入判定閾値とを比較し、その距離が進入判定閾値以下になると、ETC通信エリアEへの進入状態と判定してもよい。
なお、制御部11は、位置情報、予告情報、及び車速情報に基づき、近接状態を判定するようにしてもよい。例えば、制御部11が、車速情報から第1の速度を検出する場合には、制御部11は、第1の近接判定閾値と比較して近接状態を判定し、車速情報から第1の速度より早い第2の速度を検出する場合には、第1の近接判定閾値より大きい値の第2の近接判定閾値と比較して近接状態を判定するようにしてもよい。つまり、制御部11は、車両の速度が早いほど、ETC通信エリアEのより手前で近接状態を判定する。
制御部11は、車々間通信の状況を検出し、車々間通信の状況に応じて車々間通信を制御する。上記説明したように、ETCアンテナAT4は、5.8GHz帯の一部のETCチャンネルを使って情報を送受信する(図6参照)。制御部11が、車々間通信中においてETC通信エリアEへの近接状態又は進入状態の判定を下さなければ(ステップST104、NO)、現状が維持される(ステップST105)。このケースでは、車々間通信が継続される。
制御部11が、車々間通信中においてETC通信エリアEへの近接状態又は進入状態の判定を下し(ステップST104、YES)、5.8GHz帯の一部のETCチャンネルが使用されていないと判定されても(ステップST106、NO)、現状が維持される(ステップST105)。
制御部11が、5.8GHz帯の一部のETCチャンネルが使用されていると判定すると(ステップST106、YES)、制御部11及び無線通信部14は、第2の車両の車載通信装置に対して、チャンネル変更を宣言する(ステップST107)。制御部11及び無線通信部14は、チャンネル変更後の情報を第2の車両の車載通信装置1が正しく読み取るように、第2の車両の車載通信装置1に対して変更チャンネルによる切り替えを通知してから、変更チャンネルで通信する。制御部11及び無線通信部14が、緊急情報を受信しなければ(ステップST108、NO)、通信の切り替え処理へ移行する。制御部及び無線通信部14が、第2の車両の車載通信装置等からの緊急情報を受信した場合には(ステップST108、YES)、現在の車々間通信を継続する(ステップST109)。緊急情報とは、衝突などの警告情報、或いは衝突などを回避するための車両制御信号である。緊急情報を受信した後、制御部11及び無線通信部14は、通信の切り替え処理へ移行する。
通信切り替え処理において、制御部11及び無線通信部14は、空きチャンネルを検索し、700MHz帯から空きチャンネルを検出した場合には(ステップST110、YES)、空きチャンネルから所定チャンネル(変更チャンネル)を選択し、選択した変更チャンネルを第2の車両の車載通信装置1に通知し、第2の車両の車載通信装置1からの承認応答を受信し、車々間通信を選択した変更チャンネルへ変更する(ステップST113)。
制御部11及び無線通信部14が、700MHz帯から空きチャンネルを検出できず(ステップST110、NO)、5.8GHz帯の一部のETC2.0チャンネル(ETCチャンネル以外)から空きチャンネルを検出した場合には(ステップST111、YES)、空きチャンネルから所定チャンネル(変更チャンネル)を選択し、選択した変更チャンネルを第2の車両の車載通信装置1に通知し、第2の車両の車載通信装置1からの承認応答を受信し、車々間通信を選択した変更チャンネルへ変更する(ステップST113)。このように、ETC通信エリアEへ近接した場合に、車々間通信をETC2.0チャンネルに変更することにより、ETC通信エリアE内でのETCチャンネルによる通信への干渉を回避することができる。
或いは、制御部11及び無線通信部14が、700MHz帯から空きチャンネルを検出できない場合に、5.8GHz帯の一部のETC2.0チャンネルのうちのアップリンクチャンネルを対象として、空きチャンネルを検出するようにしてもよい。制御部11及び無線通信部14は、アップリンクチャンネルから空きチャンネルを検出した場合には、空きチャンネルから所定チャンネル(変更チャンネル)を選択し、選択した変更チャンネルを第2の車両の車載通信装置1に通知し、第2の車両の車載通信装置1からの承認応答を受信し、車々間通信を選択した変更チャンネルへ変更する。これにより、チャンネル変更後の情報は第2の車両の車載通信装置1により正しく読み取られる。このように、ETC通信エリアEへ近接した場合に、車々間通信をアップリンクチャンネルに変更することにより、ETC通信エリアE内でのETCチャンネルによる通信への干渉を回避することができる。加えて、アップリンクチャンネルを使用することにより、ETCダウンリンクチャンネルへの干渉をより確実に回避することができる。
或いは、制御部11及び無線通信部14が、700MHz帯から空きチャンネルを検出できない場合に、5.8GHz帯の一部の高度化情報チャンネルを対象として、空きチャンネルを検出するようにしてもよい。制御部11及び無線通信部14は、高度化情報チャンネルから空きチャンネルを検出した場合には、空きチャンネルから所定チャンネル(変更チャンネル)を選択し、選択した変更チャンネルを第2の車両の車載通信装置1に通知し、第2の車両の車載通信装置1からの承認応答を受信し、車々間通信を選択した変更チャンネルへ変更する。これにより、チャンネル変更後の情報は第2の車両の車載通信装置1により正しく読み取られる。このように、ETC通信エリアEへ近接した場合に、車々間通信を高度化情報チャンネルに変更することにより、ETC通信エリアE内でのETCチャンネルによる通信への干渉を回避することができる。加えて、高度化情報チャンネルを使用することにより、ETCダウンリンクチャンネルへの干渉をより確実に回避することができ、且つETCアップリンクチャンネルへの干渉もより確実に回避することができる。
制御部11及び無線通信部14が、700MHz帯及び5.8GHz帯(ETCチャンネルを除く)の何れからも空きチャンネルを検出できない場合(ステップST111、NO)、車々間通信を中断する(ステップST112)。例えば、この中断を一時中断として、制御部11及び無線通信部14が、定期的に、空きチャンネルを検索する。制御部11及び無線通信部14が、700MHz帯から空きチャンネルを検出した場合には(ステップST110、YES)、空きチャンネルから所定チャンネル(変更チャンネル)を選択し、選択した変更チャンネルへ車々間通信のチャンネルを変更し(ステップST113)、700MHz帯から空きチャンネルを検出できず(ステップST110、NO)、5.8GHz帯(ETCチャンネルを除く)から空きチャンネルを検出した場合には(ステップST111、YES)、空きチャンネルから所定チャンネル(変更チャンネル)を選択し、選択した変更チャンネルへ車々間通信のチャンネルを変更する(ステップST113)。
なお、上記説明では、5.8GHz帯の一部のETCチャンネルが使用されている場合に、通信の切り替え処理へ移行するケースについて説明したが、5.8GHz帯の一部に限らず、5.8GHz帯が使用されている場合に、通信の切り替え処理へ移行するようにしてもよい。この場合、車々間通信が5.8GHz帯から700MHz帯への積極的に変更されることになり、700MHz帯の車々間通信と5.8GHz帯のETC通信とで周波数が大きく異なり、両者の通信の干渉をより確実に回避することができる。
なお、緊急情報を検知しない場合には車々間通信を中断し、予告通信装置3のETCアンテナAT4のETC通信エリアEにおける通信を優先するようにしてもよい。これにより、車々間通信の干渉を受けることなく、車載通信装置1とETCアンテナAT4とが通信することができ、正しく料金収受を行うことができる。
なお、進入状態の判定を下した場合には車々間通信を中断し、予告通信装置3のETCアンテナAT4のETC通信エリアEにおける通信を優先するようにしてもよい。これにより、車々間通信の干渉を受けることなく、車載通信装置1とETCアンテナAT4とが通信することができ、正しく料金収受を行うことができる。
なお、上記説明では、ここでは、高度化ITS通信の実行状態の一例として、車々間通信の実行状態を挙げて車々間通信の切り替えのケースについて説明したが、車々間通信以外の高度化ITS通信の切り替えにも適用することができる。また、ETC通信エリアEを対象とした通信の切り替えのケースについて説明したが、ETC通信エリアEに限らず、DSRCシステムの通信エリアを対象とした通信の切り替にも適用することができる。
なお、上記説明では、予告情報は、ETC通信エリア情報を含むケースについて説明したが、予告情報は、高度化ITS通信の切り替え指示する制御情報、又は高度化ITS通信の禁止を示す情報であってもよい。車載通信装置1の制御部11は、この予告情報に基づき、高度化ITS通信の切り替えを実行する、又は高度化ITS通信を中断するようにしてもよい。
次に、第2の実施形態に係る無線通信システムについて説明する。ここでは、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明し、共通する部分の説明は適宜省略する。例えば、第2の実施形態に係る無線通信システムは、第1の実施形態に係る無線通信システムを構成するETC通信装置(DSRC基地局)4を、図10に示すETC及び予告通信装置(DSRC基地局)5に置き換えることで実現することができる。或いは、第1の実施形態に係る無線通信システムに、ETC及び予告通信装置5を追加して実現することができる。
図10は、第2の実施形態に係る無線通信システムに適用されるETC及び予告通信装置の一例を示すブロック図である。
図10に示すように、ETC及び予告通信装置5は、信号処理部51、通信制御部52、予告用通信部53、予告アンテナAT54、DSRC用通信部55、及びETCアンテナAT56を備える。
信号処理部51は、車線サーバS5からの情報に基づき送信データを生成し通信制御部52へ出力し、また、通信制御部52からの受信データを車線サーバS5へ出力する。例えば、信号処理部51は、予告情報、入口情報、出口情報、及び通行料金等の送信データを生成し、通信制御部52へ出力する。
通信制御部52は、送信データが予告情報であれば、予告用通信部53へ出力し、送信データが入口情報、出口情報、又は通行料金等であればDSRC用通信部55へ出力する。
予告用通信部53は、通信制御部52からの予告情報に対応する送信データを変調し送信RF信号を生成し予告アンテナAT54へ出力する。
予告アンテナAT54は、予告用通信部53からの送信RF信号を入力し送信RF信号を空間へ放射する。例えば、予告アンテナAT54は、5.8GHz帯を使って情報を送信する。
DSRC用通信部55は、通信制御部52からの入口情報、出口情報、又は通行料金等に対応する送信データを変調し送信RF信号を生成しETCアンテナAT56へ出力する。
ETCアンテナAT56は、DSRC用通信部55からの送信RF信号を入力し送信RF信号を空間へ放射する。例えば、ETCアンテナAT56は、5.8GHz帯の一部のETCチャンネルを使って情報を送受信する。
ETCアンテナAT56は、車載通信装置1と通信し、車載通信装置1の識別情報、及び車載通信装置1に装填されるETCカードの識別情報を受信する。また、有料道路の入口に設けられるETCアンテナAT56であれば、車載通信装置1と通信し、入口情報を送信する。有料道路の出口に設けられるETCアンテナAT56であれば、車載通信装置1と通信し、出口情報及び通行料金等を送信する。
ここで、予告アンテナAT54による予告情報の送信について詳しく説明する。予告アンテナAT54は、図6に示す5.8GHz帯のETCチャンネルを使用して、予告アンテナAT54の通信エリアを走行する車両(車載通信装置1)へ予告情報を送信する。本来、車載通信装置1等のDSRC車載器からETC及び予告通信装置5等のDSRC基地局への通信(アップリンク)のチャンネルであるアクチベーションスロットACTS(図7及び図8を参照)を使って、予告情報を送信する。即ち、アップリンクのチャンネルであるアクチベーションスロットACTSをダウンリンクとして用いて、予告情報を送信する。例えば、図8に示す6つのアクチベーションスロットACTSのうちの1つのアクチベーションスロットACTS(例えば図8に示すアクチベーションスロットACTS(6))を選択して、選択した1つのアクチベーションスロットACTSのタイミングと周波数で予告アンテナ54から位置情報を送信する。
DSRC車載器である車載通信装置1(無線通信部14)のフィルタ特性は、一般的には広帯域であり、ダウンリンクの周波数を用いて通知を行った場合、フィルタでの通知用信号の減衰が期待できず、DSRC通信へ干渉を起こすこととなる。一方、アップリンクの周波数を用いた場合、自分(第1の車両の車載通信装置1)以外の車両(第2の車両の車載通信装置)が通信していると判断するので、自身(第1の車両の車載通信装置1)の通信への干渉は避けられる。一方、DSRC基地局は、選択された1つのACTCの信号を無視すればよい。また、車載通信装置1の制御部11が、この予告情報を常に監視しておけば、DSRC基地局への接近の有無を確認することが可能となる。
また、同一料金所に設置されているDSRC基地局は同期を行う必要がある。各DSRC基地局の同期が取れていない場合には、あるDSRC基地局から送信される信号が、他のDSRC基地局のFCMS、WCNSあるいはMDSに干渉することになり、本来保護されるはずのDSRC通信が妨害を受けることになる。
以上説明した第1及び第2の実施形態によれば、ETCやITSスポット等のDSRCシステムへの干渉を与えない高度化ITS通信システムを提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…車載通信装置
1a…ETCカード
2…DSRC基地局
3…予告通信装置(基地局)
4…ETC通信装置
5…ETC及び予告通信装置(DSRC基地局)
11…制御部
12…記憶部
14…無線通信部
15…情報入力部
16…情報出力部
17…リーダライタ
18…情報取得部
21…エッジコンピュータ
22…信号処理部
23…無線通信部
31…制御部
32…信号処理部
34…予告用通信部
41…制御部
42…信号処理部
44…DSRC用通信部
51…信号処理部
52…通信制御部
53…予告用通信部
54…予告アンテナ
55…DSRC用通信部

Claims (8)

  1. 現在位置を示す位置情報を取得する情報取得部と、
    第1の周波数帯、及び前記第1の周波数帯と異なる第2の周波数帯の一方から選択した周波数帯で他の車載通信装置と通信し、前記第1及び第2の周波数帯の一方から選択した周波数帯で予告通信装置と通信しETC通信装置の通信エリアを示す予告情報を受信し、前記第2の周波数帯で前記ETC通信装置と通信する無線通信部と、
    前記第2の周波数帯の通信チャンネルで前記他の車載通信装置と通信中、且つ前記現在位置から前記通信エリアまでの距離が近接判定閾値以下の場合に、前記第2の周波数帯の前記通信チャンネルを前記第1の周波数帯の空きチャンネルから選択される選択チャンネルへ切り替えて前記他の車載通信装置との通信を継続する制御部と、
    を備える車載通信装置。
  2. 前記無線通信部は、前記第2の周波数帯に含まれるETCチャンネルで前記ETC通信装置と通信し、
    前記制御部は、前記ETCチャンネルで前記他の車載通信装置と通信中、且つ前記距離が近接判定閾値以下の場合に、前記ETCチャンネルを前記選択チャンネルへ切り替えて前記他の車載通信装置との通信を継続する請求項1の車載通信装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の周波数帯に空きチャンネルが無い場合に、前記ETCチャンネルを前記第2の周波数帯の前記ETCチャンネル以外の空きチャンネルから選択される前記選択チャンネルへ切り替えて前記他の車載通信装置との通信を継続する請求項2の車載通信装置。
  4. 移動局の前記車載通信装置と基地局の前記ETC通信装置は、前記移動局から前記基地局へのアップリンクチャンネル及び前記基地局から前記移動局へのダウンリンクチャンネルにより通信し、
    前記制御部は、前記第1の周波数帯に空きチャンネルが無い場合に、前記ETCチャンネルを前記第2の周波数帯の前記ETCチャンネル以外の前記アップリンクチャンネルのうちの空きチャンネルから選択される前記選択チャンネルへ切り替えて前記他の車載通信装置との通信を継続する請求項2の車載通信装置。
  5. 前記無線通信部は、前記選択チャンネルの情報を前記他の車載通信装置が読み取るように、前記他の車載通信装置に対して前記選択チャンネルによる切り替えを通知してから、前記選択チャンネルで通信する請求項1乃至4の何れか1つの車載通信装置。
  6. 移動局の前記車載通信装置と基地局の前記予告通信装置は、前記移動局から前記基地局へのアップリンクチャンネルのスロット及び前記基地局から前記移動局へのダウンリンクチャンネルのスロットにより構成される通信フレームにより通信し、
    前記予告通信装置は、前記予告情報を前記アップリンクチャンネルのスロットに格納し、前記予告情報が格納されたスロットを含む前記通信フレームを送信し、
    前記車載通信装置は、前記通信フレームを受信し、前記予告情報が格納されたスロットから前記予告情報を読み取る請求項1の車載通信装置。
  7. 移動局から基地局へのアップリンクチャンネルのスロット及び前記基地局から前記移動局へのダウンリンクチャンネルのスロットにより構成される通信フレームにより前記移動局の車載通信装置と通信する前記基地局の予告通信装置であって、
    ETC通信装置の通信エリアを示す予告情報を前記アップリンクチャンネルのスロットに格納する信号処理部と、
    前記予告情報が格納されたスロットを含む前記通信フレームを送信する無線通信部と、
    を備える予告通信装置。
  8. 現在位置を示す位置情報を取得し、
    第1の周波数帯、及び前記第1の周波数帯と異なる第2の周波数帯の一方から選択した周波数帯で予告通信装置と通信しETC通信装置の通信エリアを示す予告情報を受信し、
    前記第2の周波数帯の通信チャンネルで他の車載通信装置と通信中、且つ前記現在位置から前記通信エリアまでの距離が近接判定閾値以下の場合に、前記第2の周波数帯の前記通信チャンネルを前記第1の周波数帯の空きチャンネルから選択される選択チャンネルへ切り替えて前記他の車載通信装置との通信を継続する無線通信方法。
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