JP2022000386A - 金属製容器蓋 - Google Patents
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Abstract
Description
この構造のキャップ(金属製容器蓋)では、リシールに際して、キャップを閉栓方向に回転していくとき、ライナーが容器の口部に接触しながらキャップの内部に容器の口部が侵入していくが、ライナーの外周縁に形成されている薄肉の逃げ部がガイドとなり、キャップが偏心せずに同心円状に回転していくため、閉栓時に一時的にトルクが大きくなることがなく、消費者が閉栓したと誤って認識するという不都合が防止されるというものである。
前記合成樹脂製ライナーは、環状シール部と、該環状シール部の外側に位置し且つ該環状シール部よりも薄肉となっている薄肉周状端縁部とを有しており、該環状シール部と薄肉周状端縁部との間には、両者の厚み差にしたがって形成された傾斜段差部が存在しており、
前記金属製シェルが容器口部に巻き締められて螺子が形成される前の段階において、前記環状シール部の外径は、容器口部の外径Dよりも大きく設定されていることを特徴とする金属製容器蓋が提供される。
(1)前記金属製シェルが容器口部に巻き締められて螺子が形成される前の段階において、前記ライナーの薄肉周状端縁部の外周端は、前記円形天面壁の内面のフラットな領域に位置していること。
(2)前記金属製シェルを容器口部に巻き締めることにより、前記円筒形スカート壁には、容器口部の外面に形成されている螺子と係合する螺子が形成され、容器口部に該金属製シェルが巻き締められた状態で、前記環状シール部の外周端部は、容器口部の外周壁に密着していること。
(3)前記金属製シェルが容器口部に巻き締められている状態で、前記ライナーの薄肉周状端縁部及び傾斜段差部は、前記容器口部の外周壁から離れた状態にあること。
(4)前記金属製シェルが容器口部に巻き締められ且つ該容器口部の外周壁が前記ライナーの環状シール部に密着している状態において、該ライナーの傾斜段差部は、径方向外方に向かって下方に傾斜していること。
(5)リシールするに際して、容器口部に被せられた金属製容器蓋を閉栓方向に回転していくと、容器口部の上端面が前記ライナーの傾斜段差部に接触するが、前記ライナーの薄肉周状端縁部は、容器口部の外周壁からは離れた状態に保持されながらリシールされていくこと。
このように、本発明では、一般の消費者がリシールを不十分な状態で終了させてしまうという不都合を有効に回避でき、リシール時の密封性を確実に確保することが可能となる。
このようなライナー5は、軟質ポリエチレンの如き適宜の合成樹脂から形成されるものであり、天面壁7の内面に合成樹脂溶融物を供給し、この溶融物を所要形状に型押成形することによって形成される。
なお、このライナーの形態については、後述する。
上記のような容器蓋殻体1を容器口部に被せての巻き締めにより螺子を形成した形態の金属製容器蓋は図2に示されている。即ち、金属製シェル3のスカート壁9に螺子が形成されている形態の金属製容器蓋が図2において30で示されている。
また、スカート壁9(図1における螺子形成領域15の部分)に形成されている螺子15aは、容器口部50に設けられている螺子53が転写されたものであり、従って、螺子53にしっかりと螺子係合しており、旋回により開け閉め可能となっている。
さらに、TE裾部13は、容器口部50の顎部55の下側にしっかりと圧接されており、これにより、この金属製容器蓋30が容器口部50からすっぽ抜けないように安定に保持されている。
まず、図3(a)を参照して、このライナー5は、例えば、倒立状態に保持された金属製シェル3の天面壁7の内面に溶融樹脂を滴下し、この溶融樹脂滴下物をパンチで押し広げていくことにより形成される。このため、中央部分は、円形の極薄肉部5aとなり、この極薄肉部5aの周囲には、環状突起5bが形成され、この環状突起5bの外側に容器口部の上端(カール部51)に密着する領域を含む環状シール部5cが形成される。環状突起5bは、基本的に密封に直接関与しない部分であるが、ライナー5を成形する上で存在していたほうがよい部分である。即ち、溶融樹脂を押し広げる際、一気に外側に押し広げようとすると、厚みムラなどを生じ易くなるため、一旦、多くの溶融樹脂が貯留されるような領域が形成されるようにパンチの降下位置を規制して環状突起5bを形成し、このような貯留部(環状突起5b)から周囲に溶融樹脂を押し広げてシール部5cを形成することにより、厚みの均一性を確保し、厚み調整などを確実に行うことができるからである。
従来の金属製容器蓋のライナー5には、図3(b)に示されているように、シール部5cの厚みは均一であり、ライナー5の端縁は薄肉となっておらず、従って、傾斜段差部5eは形成されていない。
従って、傾斜段差部5eに連なる薄肉周状端縁部5dは、容器口部50の外周壁52から離れて下方に延びている。
ライナー5に薄肉周状端縁部5dや傾斜段差部5eが設けられていない従来の容器蓋殻体1では、厚肉の環状シール部5cがカール部51及び外周壁52に密着し、そのまま外方下方に延びているに過ぎない。
本発明においては、このリシールに際して、上記のライナー5の傾斜段差部5eが、容器口部50の上端(カール部51)に最初に接触するように、傾斜段差部5eが位置設定されており、これにより、リシール時の密封不良を確実に防止することが可能となる。
従って、リシールを行う一般消費者は、大きな抵抗を感じることなく閉栓方向への回転を続行し、図5(c)に示されているように、最終的には、容器口部50の上端のカール部51がライナー5の環状シール部5cに深く食い込み、良好な密封を確保することができる。
さらに、傾斜段差部5eの傾斜角度は10〜50度であることが望ましい。傾斜角度が10度未満であると環状シール部5cと薄肉周状端縁部5dの厚み差を確保することができず、前述したとおり薄肉周状端縁部5dの表面に接触してしまう。傾斜角度が50度を超えるとキャップを容器口部へ巻き締めた後、傾斜段差部5eは内径に向かうにつれ厚くなる状態となるためリシール時には、最初にカール部51に当接しさらに閉栓操作を進めた際、傾斜段差部5eとシール部5cがなす角部がカール部51を乗り越えようとする力が加わるため、閉栓抵抗が大きくなり閉栓完了する前に閉栓操作を停止する虞がある。
呼び径38mmの金属製キャップと呼び径38mmの内容量300ml用の金属製容器を使用。
品温5度、ガスボリューム3.6volの内容液を金属製ボトルに300ml充填し、金属製キャップを被冠させ、図2の状態となるよう巻き締めた。
巻き締めた容器を30度で8分間シャワー処理を行った。
シャワー処理を行った後、5度の冷温室に1週間保管し、リシールトルク(閉栓完了するのに必要なトルク)の測定を5本評価し、平均値比較を行った。
合格基準:リシールトルクが30N・cm以下、かつ成形性に問題がないこと。
カール部51の外径:φ33.5mm
シール部5cの外径:φ34.3mm
シール部5cの厚み:0.8mm
薄肉周状端縁部5dの厚み:0.6mm
傾斜段差部5eの角度:40度
リシールトルク:19N・cm
成形性に問題はない。
カール部51の外径:φ33.5mm
シール部5cの外径:φ34.4mm
シール部5cの厚み:0.8mm
薄肉周状端縁部5dの厚み:0.6mm
傾斜段差部5eの角度:15度
リシールトルク:21N・cm
成形性に問題はない。
カール部51の外径:φ33.5mm
シール部5cの外径:φ34.4mm
シール部5cの厚み:0.8mm
薄肉周状端縁部5dの厚み:0.5mm
傾斜段差部5eの角度:40度
リシールトルク:20N・cm
成形性に問題はない。
カール部51の外径:φ33.5mm
シール部5cの外径:φ34.4mm
シール部5cの厚み:0.8mm
薄肉周状端縁部5dの厚み:0.8mm
傾斜段差部5e:なし
リシールトルク:31N・cm
成形性に問題はない。
カール部51の外径:φ33.5mm
シール部5cの外径:φ34.4mm
シール部5cの厚み:0.8mm
薄肉周状端縁部5dの厚み:0.4mm
傾斜段差部5eの角度:40度
リシールトルク:20N・cm
成形性は、ライナーに厚みムラが発生し、評価は×。
3:金属製シェル
5:合成樹脂製ライナー
5a:円形の極薄肉部
5b:環状突起
5c:環状シール部
5d:薄肉周状端縁部
5e:傾斜段差部
7:円形天面壁
P,Q:変曲点
9:スカート壁
10:屈曲部
11:ブリッジ
13:タンパーエビデント(TE)裾部
15:螺子形成予定部
15a:螺子
17:環状溝
30:金属製キャップ
50:容器口部
51:カール部(容器口部の上端)
52:外周壁
53:螺条
55:容器顎部
A:最初の接触部
B:空隙
Claims (6)
- 円形天面壁及び該天面壁の周縁から降下している円筒形スカート壁からなる金属製シェルと、該円形天面壁の内面に配設されている合成樹脂製ライナーとを有する金属製容器蓋において、
前記合成樹脂製ライナーは、環状シール部と、該環状シール部の外側に位置し且つ該環状シール部よりも薄肉となっている薄肉周状端縁部とを有しており、該環状シール部と薄肉周状端縁部との間には、両者の厚み差にしたがって形成された傾斜段差部が存在しており、
前記金属製シェルが容器口部に巻き締められて螺子が形成される前の段階において、前記環状シール部の外径は、容器口部の外径Dよりも大きく設定されていることを特徴とする金属製容器蓋。 - 前記金属製シェルが容器口部に巻き締められて螺子が形成される前の段階において、前記ライナーの薄肉周状端縁部の外周端は、前記円形天面壁の内面のフラットな領域に位置している請求項1に記載の金属製容器蓋。
- 前記金属製シェルを容器口部に巻き締めることにより、前記円筒形スカート壁には、容器口部の外面に形成されている螺子と係合する螺子が形成され、容器口部に該金属製シェルが巻き締められた状態で、前記環状シール部の外周端部は、容器口部の外周壁に密着している請求項1または2に記載の金属製容器蓋。
- 前記金属製シェルが容器口部に巻き締められている状態で、前記ライナーの薄肉周状端縁部及び傾斜段差部は、前記容器口部の外周壁から離れた状態にある請求項3に記載の金属製容器蓋。
- 前記金属製シェルが容器口部に巻き締められ且つ該容器口部の外周壁が前記ライナーの環状シール部に密着している状態において、該ライナーの傾斜段差部は、径方向外方に向かって下方に傾斜している請求項4に記載の金属製容器蓋。
- リシールするに際して、容器口部に被せられた金属製容器蓋を閉栓方向に回転していくと、容器口部の上端面が前記ライナーの傾斜段差部に接触するが、前記ライナーの薄肉周状端縁部は、容器口部の外周壁からは離れた状態に保持されながらリシールされていく請求項3〜5の何れかに記載の金属製容器蓋。
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