JP2011037497A - ライナー付き金属キャップ及びその製造方法並びにキャップ付き容器及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 天板部2と該天板部2の周縁から垂下した筒状周壁部3とからなるキャップ本体4と、天板部2の内面に成形されたライナー5と、を備え、ボトル本体4の雄ねじ部が形成された口部に装着されて螺着状態にキャッピングされると共に天板部3の周縁が前記垂下の方向に肩絞り加工により変形されて口部を密封状態に封じるライナー付き金属キャップ1であって、天板部2の周縁をライナー5と共に前記垂下の方向に変形加工させて傾斜させた環状傾斜部2aを有している。
【選択図】 図4
Description
また、このとき、キャッピング時にライナー形状、キャッピング機械の調整不良等により、キャップの斜め被りが発生することがある。この原因の一つとして、キャッピング時にキャップと容器口部とのセットが若干ずれて、その状態でキャッピングされると、プレッシャーブロックとキャップとが旨く嵌合せず、斜め被りが発生する。この場合、しばしばキャップのブリッジ切れの原因や、モレの原因になる。
通常、清涼飲料水等に使用されるガラスビンの場合、キャッピング時の荷重は2000N程度である。ガラスビンの場合、これらの圧力に充分耐えるように設計されている。また、PETボトルの場合も、ほぼ同等のヘッド圧でキャッピングしているが、PETボトルは全体で受けるほどの強度がないため、容器口部のネック部にサポートリングを具備しており、そこでキャッピング時の圧力を受けている。
従来、これらに対して幾つかの提案がなされている。例えば、特許文献1から4に記載された技術などが提案されている。
また、特許文献3に記載の技術は、ボトル缶のスタック性改良の提案であるが、このキャップの成型も同様の欠点があり、複雑な形状のシェルにライナーを成型しなければならないという不都合がある。
すなわち、これらのキャップは、通常のアルミニウム製PPキャップと異なり、シェル形状、キャッピング機構が異なるため、シェルを成形する段階で特別なプレス金型を使用しなければならない。また、キャッピングマシンのプレッシャーブロックを特殊なものを使用する必要がある。
すなわち、ライナー成形工程で最も効率の良い通常のインシェルモールド方式で生産する場合、シェル天面が特別な形状であるため、通常のライナー成型時に型押しのための上型を特殊な形状にし、下型に当たる部分(通称アンビルと呼ぶ部分)もシェルの形状に沿った掘り込みが必要である。したがって、通常のキャップ製造ライン、ボトラーの生産ラインに、これらを実際に使用することは困難であった。
なお、キャップ本体の形状は、最初から肩絞り状態に変形されておらず、通常のインシェルモールド方式でライナー成形可能なので、従来の生産金型を使用することができる。
また、本発明のライナー付き金属キャップの製造方法は、前記絞り加工工程後に、前記筒状周壁部に、前記雄ねじ部に対応した雌ねじ部を成形するねじ部成形工程を有していることを特徴とする。
すなわち、本発明に係るライナー付き金属キャップ及びその製造方法では、先に内面にライナーが形成された天板部の周縁をライナーと共に上記垂下の方向に変形加工させて傾斜させた環状傾斜部を形成させているので、キャッピング時のヘッド圧を低い状態にしても、十分な肩絞り状態が得られると共に正確にキャッピングすることができ、低荷重のキャッピングによっても良好な密封性が得られる。
したがって、上記本発明のライナー付き金属キャップを使用したねじ付き容器及びその製造方法によれば、キャッピングのためにアルミニウム製等のボトルに今までのような強度を必要とせず、低荷重でも適切な密封性が得られ、より材質の薄いボトル(ねじ付き容器)を得ることが可能になる。
なお、環状傾斜部2aは、プリフォームによる絞り径の内側から10°から90°の角度θの範囲内で傾斜して形成される。
このように、キャップ1を口部7に装着して螺着状態にキャッピングすると共に環状傾斜部2aを筒状周壁部3の垂下方向にさらに変形させて肩絞り加工を施すことで、キャッピングとシーリングとを行っている(肩絞り加工工程)。
さらに、上記のねじ部成形及び肩絞り加工と共に、キャップ1の裾部3bをボトル本体6のかぶら部に巻きつけることにより、ロールオンキャッピングは完了する。
なお、キャップ本体4の形状は、最初から肩絞り状態に変形されておらず、通常のインシェルモールド方式でライナー成形可能なので、従来の生産金型を使用することができる。
このように、シーリング時に上から加える荷重が非常に少なくて済み、キャッピングが安定してできるので、使用されるアルミニウム製のボトル本体6は今までのような強度を必要とせず、ボトル本体6のさらなる薄肉化が可能になる。
この場合、キャップ21のPPバンド部である裾部3bは内側に巻き込まれておらず、キャッピング後、裾部3bがボトル缶顎部に沿って内側に巻き込まれることにより、PP機能を果たす状態になる。なお、このプレスクリュー型のキャップ21はロールオン方式ではなく、ねじ込みによってキャッピングする。然る後、裾部3bをロール等で内側に巻き込むことにより,PP(ピルファープルーフ)性を得ることができる。
Claims (6)
- 天板部と該天板部の周縁から垂下した筒状周壁部とからなるキャップ本体と、前記天板部の内面に成形されたライナーと、を備え、ねじ付き容器本体の雄ねじ部が形成された口部に装着されて螺着状態にキャッピングされると共に前記天板部の周縁が前記垂下の方向に肩絞り加工により変形されて前記口部を密封状態に封じるライナー付き金属キャップであって、
前記天板部の周縁を前記ライナーと共に前記垂下の方向に変形加工させて傾斜させた環状傾斜部を有していることを特徴とするライナー付き金属キャップ。 - 請求項1に記載のライナー付き金属キャップにおいて、
前記筒状周壁部に、前記雄ねじ部に対応した雌ねじ部が成形されていることを特徴とするライナー付き金属キャップ。 - ねじ付き容器本体の雄ねじ部が形成された口部にライナー付き金属キャップを装着したねじ付き容器であって、
請求項1又は2に記載のライナー付き金属キャップが前記口部に装着されて螺着状態にキャッピングされていると共に前記環状傾斜部が前記垂下の方向にさらに肩絞り加工で変形されていることを特徴とするキャップ付き容器。 - ねじ付き容器本体の雄ねじ部が形成された口部に螺着されて該口部を密封状態に封じるライナー付き金属キャップの製造方法であって、
天板部と該天板部の周縁から垂下した筒状周壁部とからなるキャップ本体の前記天板部の内面にライナーを成形するライナー成形工程と、
該ライナー成形工程後に、前記天板部の周縁を前記ライナーと共に前記垂下の方向に変形加工させて傾斜させた環状傾斜部を形成する絞り加工工程と、を有していることを特徴とするライナー付き金属キャップの製造方法。 - 請求項4に記載のライナー付き金属キャップの製造方法において、
前記絞り加工工程後に、前記筒状周壁部に、前記雄ねじ部に対応した雌ねじ部を成形するねじ部成形工程を有していることを特徴とするライナー付き金属キャップの製造方法。 - ねじ付き容器本体の雄ねじ部が形成された口部にライナー付き金属キャップを装着したねじ付き容器を製造する方法であって、
請求項4又は5に記載のライナー付き金属キャップを前記口部に装着して螺着状態にキャッピングすると共に前記環状傾斜部を前記垂下の方向にさらに変形加工させる肩絞り加工工程と、を有していることを特徴とするキャップ付き容器の製造方法。
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