JP5047711B2 - キャッピング方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、容器口部に被せられる金属製キャップの円筒部の周面に容器口部のネジ山に沿ったネジ溝を成形するとともに、金属製キャップの裾部を裾締めローラで裾締め成形するキャッピング方法およびその装置に関するものである。
容器口部に被せられる金属製キャップは、天板部とその外周より垂下するスカート部とを備えた一端開口の有底円筒状のものが広く一般に知られている。この種のキャップを容器口部に取り付ける方法として、ロールオンキャッピング方法が知られている。この方法においては、容器口部にキャップが被せられ、そのキャップの天面に圧力をかけて容器口部の開口端にキャップの樹脂製のライナーを密着させ、その状態でキャップの円筒状のスカート部の周面にネジ形成ローラを押し付けて、容器口部のネジ山に沿ったネジ部を形成するとともに、キャップのスカート裾部に裾締めローラを押し込みキャップを容器口部に係止させる。
このようにキャップを容器口部に被せた後に、そのキャップにネジ部を成形するロールオンキャッピング方法は、キャップに予めネジ部を設けておき、これを容器口部にねじ込むスクリューキャッピング方法に比較し、常に容器口部に適合したネジ形状を形成することができ、しかも作業効率が高いという点で優れた方法である。
また、カップ、びんおよび缶等の広口容器にキャップを供給する際には、通常容器を搬送する途中で、供給用のシュートの先端に保持されているキャップに容器口部を引っ掛けて取り出すようにしている。しかしキャップが被せられてからネジ部成形(巻き締め)工程までの途中で容器が振動してキャップが踊ったり、ずれて傾いたりすることがある。このような斜めになって被さる、所謂、斜め被りの状態が起こると正常にキャップを容器口部に係止させることができなくなるため、巻き締め工程の前で、キャップが容器口部に対して正常に被されているか否かをラインセンサ等で検出してキャップが大きく傾いている容器はその後に系外に排除されるようになっている。
また、このような斜め被りのキャップを防ぐため、キャッピングヘッドにプッシュピンを設けて、容器口部に被せたキャップの天板部を軽く押さえることも知られている(特許文献1)。
特開2005−145522号公報
しかしながら、上記のラインセンサによりキャップが、斜め被りの状態になっていないかを検出したり、プッシュピンでキャップ天板部を押さえて、浮いたキャップを容器口部に押し下げたりすれば、ある程度斜め被りによる不良品の発生を防ぐことに効果があるものの、未だ安定したキャッピングが行われないのが実情である。
また、最近では、容器口部の形状として各種のものが提案され、断面丸形のカール形状だけではなく、例えば容器口部の先端をカールさせて、薄肉で強度をもたせるために折り畳んで幅狭にした容器口部の形状がある。
このような幅狭の容器口部の場合には、ライナーに形成されているリブの一部が容器口部に乗り上げて、そのままキャッピングの際にリブの一部がカール部の外側に折り曲げられて、リブの一部が容器口部に噛み込まれた状態でキャッピングされることがある。このようにリブの一部が折り込まれてキャッピングされた密封不良品は、内面検査工程で内側のリブの欠陥として排除されるが、密封不良品の発生を完全になくすことはできず、さらに安定したキャッピング技術が求められているのが実情である。
また、プッシュピンでキャップの天板部を押し下げると、プッシュピンが天板部に当たる部分が小さいため、押し下げる位置がキャップの中心から少しでもずれると、リブの噛み込みは防げても、未だキャップの斜め被りの問題が生じやすく、特に、広口タイプのように、容器口部の外径が35mm以上の容器を対象とする場合には、キャップの冠着が不安定の状態のままキャッピングされ全周均一な密着力が得られないものがある。
本発明は、前記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、容器口部に係止させるキャップの冠着を安定化させ、キャップの斜め被りの状態でキャッピングされることを防ぎ、密封性の向上とキャッピングの安定性とに優れたキャッピング装置及びキャッピング方法を提供することにある。
キャップの密封性不良を発生させる要因はさだかではないが、本発明者らが分析を行った結果、キャップの斜め被りによる密封不良のほかに、キャップコーナー部の下方部分を絞り込むときに、キャップコーナー部の上方部分が膨らんで変形が生じたり、キャップコーナー部の絞り込みを行うプレッシャーブロックの片当たりが生じることが要因の一つではないかと推測し、本発明を想到するに至ったのである。具体的に説明すると、図7に示すように、押圧パッド40とプレッシャーブロック41の内周面との間に空隙部42が生じていると、キャップコーナー部43を絞り込む際にその上方部分のメタル自体が空隙部42へ膨らんでしまい、その結果、容器口部44に対するライナー45の密着が弱められることになる。また、容器口部44へのキャップ46の冠着具合やキャップ46の形状にばらつきがある場合でも、キャップコーナー部43に対してプレッシャーブロック41が片当たりして、キャップ46が斜めになり、その状態でネジ成形が行われるなどして容器口部44に対するライナー45の密着が全周均一でなくなる。これらいずれかの要因により、あるいはこれらの複数の要因が複合して作用することにより、密封性が損なわれるものと推測され、本発明を想到するに至ったものである。
即ち、上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、天板部の周縁にテーパー状の傾斜壁を有するコーナー部が形成されるとともにそのコーナー部を介してスカート部が垂下され、前記天板部から前記コーナー部にかかる部分の内面に樹脂製ライナーが付設されている肩部テーパー付き金属製キャップを、周面にネジ山が形成された容器口部に被せた状態で前記天板部を成形ヘッドの押圧パッドで押圧し、前記スカート部の周面にネジ成形ローラを押し付けて前記スカート部を絞り込むことにより、前記ネジ山に沿ったネジ部を前記スカート部に形成して前記キャップを前記容器口部に密着させるキャッピング方法において、前記押圧パッドで前記天板部を押圧した状態で前記コーナー部をプレッシャーブロックで前記キャップの内方に絞り込むことにより前記ライナーを前記容器口部に密着させる過程で、前記傾斜壁の上方部分に、該上方部分に対応して傾斜している前記押圧パッドの傾斜押圧面を当接させることにより前記容器口部に載置状態で被せられている前記キャップを、その中心軸を前記プレッシャーブロックの中心軸と整合させるべく拘束し、その後、前記プレッシャーブロックを前記傾斜壁の下方部分に接触させ、該下方部分を前記プレッシャーブロックにより絞り込んで前記ライナーを前記容器口部に密着させるようにしたことを特徴とするキャッピング方法である。
また、請求項2の発明は、天板部の周縁にテーパー状の傾斜壁を有するコーナー部が形成されるとともにそのコーナー部を介してスカート部が垂下され、前記天板部から前記コーナー部にかかる部分の内面に樹脂製ライナーが付設されている肩部テーパー付き金属製キャップを、周面にネジ山が形成された容器口部に被せた状態で前記天板部を成形ヘッドの押圧パッドで弾性的に押圧し、前記スカート部の周面にネジ成形ローラを押し付けて前記スカート部を絞り込むことにより、前記ネジ山に沿ったネジ部を前記スカート部に形成して前記キャップを前記容器口部に密着させるキャッピング装置において、前記コーナー部を内方に変形させて絞り込むプレッシャーブロックを備え、前記押圧パッドは、常に前記容器口部側に向けて付勢された状態で前記プレッシャーブロックに移動可能に保持され、かつ前記押圧パッドにおける前記天板部と対向する端部の外周部に、前記傾斜壁の上方部分を拘束する傾斜押圧面が形成されており、前記プレッシャーブロックには、前記傾斜壁下方部分を内方に絞り込むための下端成形面が形成されており、前記下端形成面は、前記傾斜押圧面により前記上方部分を拘束した状態で、前記傾斜壁の下方部分に接触するように構成されていることを特徴とするキャッピング装置である。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記下端成形面は、前記傾斜押圧面と同一傾斜角度に形成されていることを特徴とするキャッピング装置である。
容器口部に被せたキャップの天板部に押圧パッドを押し付け、プレッシャーブロックの成形面がキャップのコーナー部に当接し、さらにプレッシャーブロックを下降させてキャップのコーナー部の下方部分を内方へ変形させる(絞り込む)と、その反動でキャップのコーナー部の上方部分が外方に膨らみS字状に変形する。また、キャップのライナーが圧縮されて、その圧縮されたライナー材料が、キャップのコーナー部の上方部分側へ弾性変形して、キャップのコーナー部の上方部分を外方に膨らませる作用力が生じるが、上記のような本発明の方法および装置によれば、押圧パッドの傾斜押圧面によりキャップのコーナー部の上方部分を拘束した状態で保持するので、そのようなキャップのコーナー部の上部の膨らみが発生することを効果的に防止できる。さらにまた、容器口部に載置状態にあるキャップを、押圧パッドの傾斜押圧面によりキャップのコーナー部の上方部分を拘束してプレッシャーブロックに対し整合させることができる。そうすることにより、プレッシャーブロックの下端がキャップのコーナー部に当たるときに発生しやすい片当りを防止しキャップのふらつきを抑制することができ、それに伴っていわゆるキャップの斜め被りを抑制することができる。その結果、キャップのコーナー部の上方部分が外方へ逃げることによるライナーの容器口部との密着力低下を防ぎ、また、キャップの斜め被りのままネジ成形が行われることを防ぐことができ、ライナーと容器口部との密封性を向上させることができるという効果を奏する。
本実施の形態における方法および装置は、図2および図3に示すように、樹脂製の密封用ライナー1が天板部2の内面に付設され、かつ肩部がテーパー状に形成されたテーパー付き金属製のピルファープルーフキャップ3を、リシール缶4の口部5にロールオン成形によって装着する方法および装置である。ロールオン成形により容器口部5に装着される前の未使用の状態のキャップ(キャップシェルと称することもある)では、キャップ3の天板部2の周縁からコーナー部6を介して下方に垂下するスカート部7に、ネジ部の成形される箇所が円筒部分として残されており、この円筒部分よりも下方の裾部に、弱化部によって切り離し可能なようにピルファープルーフバンド9が形成されている。そして、この金属製キャップ3の天板部2の下面側には、密封用の樹脂製ライナー1が一体的に付設(接着又は非接着)されている。
すなわち、本実施の形態では、キャッピングされる前の状態において、図4に示すように、キャップ3のコーナー部6は、テーパー状に形成された傾斜壁13からなる肩部を有している。また、ライナー1は、キャップ3の天板部2に樹脂を押し出して型押成形する等の公知の方法により付設され、本例では、キャップ3の天板部2の周辺部分からコーナー部6の下部付近まで接着された状態に付設されている。このライナー1は、環状の湾曲部10を挟んで同心的に2個の環状リブ11A,11Bを有する環状に形成されている。ライナー1の環状リブ11A,11Bは、何れも半径方向で適度な厚みを有しており、内側の環状リブ11Aが外側の環状リブ11Bよりも長くなっていて、外側の環状リブ11Bとコーナー部6の下部との間には間隔が空けられている。
図4に示すキャッピングされる前の状態に対して、キャッピングされた後では、図5に示すように、キャップ3のコーナー部6における傾斜壁13の下方部分13Bは内方に変形(絞り込み)されており、そのようなコーナー部6の内方への変形により、ライナー1は、容器口部5のカール部12に対して、その頂部付近から外側面にかけてのシールポイントで強く押し付けられている。その結果、ライナー1とカール部12とを広い範囲で密着させることができ、高い密着性が得られるので、ライナー1によるキャップ3と容器口部5との間の密封性が充分に確保されるようになっている。
一方、キャップ3が装着される容器本体は、キャップ3によるリシール(再封鎖)が可能なネジ付きの口部5を備えた広口タイプ(例えば開口部の外径が35mm以上)の缶容器であって、図3に示すように、金属薄板から製造された缶容器の口部5には、ハゼ折り状のカール部(即ち、切断端部を内部に巻き込んで閉じ込めた状態で、横方向から押し潰されたように縦方向に長くなった縦断面形状となり、実質的に多層構造となっているカール部)12が上端部に形成されており、このカール部12の下側に、下方に向かって拡がるテーパー状の傾斜壁を介して、キャップ3を螺合させるためのネジ部14が形成され、そのネジ部14の下側に、キャップ3のピルファープルーフバンド9を係止するための環状膨出部15が形成されている。
なお、キャップ3の素材は、特に限定されるものではないが、例えば内面側にオレフィン系樹脂粉を分散させたエポキシーフェノール樹脂が塗布され、キャップ3の外面側には、外面サイズコート、印刷及び外面トップコートが施されているアルミニウム合金板等の従来知られたキャップ用の金属材が使用されている。一方、密封用ライナー1には、例えば、低密度ポリエチレンとエチレンーポロピレン共重合体合成ゴムのブレンド材やポリプロピレンとスチレン系エラストマーのブレンド材、ポリエステル系エラストマー等の従来知られたライナー部材用の樹脂剤が使用されていて、キャップ3の天板部2の内面側に溶融状態で押出して型押しする周知の型押成形法、射出成形法等によって成形されたり、あるいはキャップシェルとは別個に成形されて、キャップシェル内に挿入されて付設される。また、容器本体は、容器口部にキャップをネジによって取り付けたいわゆるリシール(再封鎖)可能な金属製の容器であり、その素材としての金属板には、アルミニウム板、アルミニウム合金板、ティンフリースチールなどの表面処理鋼板、ブリキ、クロムメッキ鋼板、アルミメッキ鋼板、ニッケルメッキ鋼板などの金属メッキ鋼板、その他の各種合金メッキ鋼板を用いることができる。また、金属板の少なくとも缶内面側となるべき面を熱可塑性樹脂で被覆した素材を用いることもできる。この缶体は、缶胴、キャップおよび底蓋からなるスリーピース缶タイプのリシール缶、もしくは、絞り缶、再絞り缶、ストレッチ缶、絞りしごき缶、インパクト缶などの、缶底と缶胴とが一体に成形されたシームレス缶胴にキャップがネジによって取り付けられるツーピース缶タイプのリシール缶とすることができる。あるいは、シームレス缶胴の底部にトップドーム成形が施されて口頸部と肩部とが成形され、口頸部に形成されたネジ部にキャップが巻き締められ、缶胴下端の開口部にネックイン加工およびフランジ加工が施されて底蓋が巻き締められる他のボトル型缶などの容器とすることができる。
上記のように金属製のキャップ3のコーナー部6の下方部分を内方に変形させて樹脂製のライナー1を容器口部5のカール部12に押し付けるための本実施の形態のキャッピング方法、および、そのような方法を実施するためのキャッピング装置について、以下に詳しく説明する。
以下に示す例は、ロールオン成形によりキャップ3を容器口部5に装着する際にキャップ3のコーナー部6を内方に変形させるような樹脂製ライナー付き金属製キャップ3のキャッピングの例であって、キャップ3のコーナー部6を所定の形状で内方に変形させて絞り込み成形ができ、ライナー1による密封性を充分に確保できるように構成されている。
先ず、キャッピング装置の例について図6を参照して説明すると、本発明に係るキャッピング装置は、基本的には従来周知のキャッピング装置(例えば、特開昭47−41979号公報等参照)と同様の構造を有しており、ネジ成形用ロール20と裾締め用ロール21とを有するスピンドルユニット22と、天板部2を加圧する押圧パッド23とを有する成形用ヘッド24を備えている。また、成形用ヘッド24の中心軸線上に配置されて上下方向に往復移動するプレッシャーロッド25が設けられており、ネジ成形用ロール20と裾締め用ロール21とは、成形用ヘッド24の中心軸線を回転中心としてプレッシャーロッド25の外側を公転するように構成されるとともに、プレッシャーロッド25の下端に加圧ユニット26が設けられている。
そのような基本的な構造に加えて、プレッシャーロッド25の下端に設けられる加圧ユニット26は、図6に示すように、キャップ3の天板部2を押圧するための押圧パッド23を有するだけでなく、キャップ3のコーナー部6を内方に変形させるためのプレッシャーブロック27を有している。したがって、成形用ヘッド24を下降させることによって、容器口部5に被せたキャップ3の天板部2を、押圧パッド23が弾性的に押さえてキャップ3が斜め被りとならないように矯正する。その状態から更にプレッシャーブロック27を下降させることにより、キャップ3のコーナー部6を内方に変形させる(絞り込む)。そしてその後、ネジ成形用ローラ20と裾締めローラ21とを中心軸側に移動させて、ネジ成形用ローラ20により、容器口部5のネジ部14に合わせて、キャップ3のスカート部7にネジ部を成形し、また裾締めローラ21により、容器口部5の環状膨出部15の下側段部に合わせて、キャップ3のピルファープルーフバンド9の下端を裾締めするようになっている。
そのような本発明のキャッピング装置では、押圧パッド23は、プレッシャーブロック27との間に介装されたスプリング28によりプレッシャーブロック27に対して下方に付勢された状態で上下方向に移動可能になっている。
そして、キャップ3の天板部2を押圧パッド23によって押圧している状態で、スプリング28を圧縮させながら、プレッシャーブロック27を更に下降させると、プレッシャーブロック27の内部に形成された段部29に、これと対向する押圧パッド23の平坦部30が上下方向で当接するようになっており、それによって、更に続けて下降するプレッシャーブロック27に連動して押圧パッド23が下降するように構成されている。
この発明に係るキャッピング装置は、上述したキャップ3におけるコーナー部6を絞り加工する際にキャップ3を、より確実にキャップ3の中心軸をプレッシャーブロックの中心軸に整合させるべく拘束するように構成されている。すなわち、押圧パッド23は、キャップ3における天板部2より僅かに大径の円盤状をなしており、プレッシャーブロック27の下端側の部分は、その押圧パッド23を上下動可能に収容する円筒状に形成されている。その円筒状部分の下端内周面は、キャップ3におけるテーパー状に傾斜している傾斜壁13の下方部分13Bを絞り成形するための下端成形面27Aとなっており、この下端成形面27Aは、前記傾斜壁13とほぼ等しい傾斜角度で、かつ傾斜壁13の下方部分13Bとほぼ同じ幅のテーパー状の面である。
また、押圧パッド23の下端外周部には、キャップ3における傾斜壁13の上方部分13Aを拘束する傾斜押圧面23Aが形成されている。この傾斜押圧面23Aは、押圧パッド23の下面周縁部に形成された突出部における内周面であって、キャップ3における傾斜壁13の上方部分13Aに面接触するように形成されたテーパー状の傾斜面である。その傾斜押圧面23Aの傾斜角度(テーパー角)は、キャップ3における傾斜壁13の傾斜角度と同じ角度になっている。
つぎに本発明の方法、すなわち上述した本実施の形態のキャッピング装置を使用して、キャップ3のコーナー部6を内方に変形させるキャッピング方法について説明する。キャッピング装置全体としては、スピンドルユニット22と加圧ユニット26とからなる成形用ヘッド24により、加圧ユニット26の押圧パッド23でキャップ3の天板部2に上方から弾性的な押圧力を加えながら、スピンドルユニット22に保持されているネジ成形用ロール20と裾締め用ロール21とによりいわゆるロールオン成形を行う。そのロールオン成形の過程でキャップ3を容器口部5に装着する際に、成形用ヘッド24の加圧ユニット26は、以下のように作動する。
押圧パッド23がキャップ3の天板部2から上方に離れている図1の(a)に示す状態から、下端に加圧ユニット26が設けられたプレッシャーロッド25を下降させると、先ず、図1の(b)に示すように、押圧パッド23がキャップ3の天板部2に弾性的に当接する。その時点では、プレッシャーブロック27の下端部(下端成形面27A)は、キャップ3のコーナー部6に未だ当接していない。
すなわち、キャップ3の天板部2を押圧パッド23によリ弾性的に押圧している状態では、プレッシャーブロック27との間に介装されたスプリング28の付勢力に抗して、キャップ3のライナー1の凹部(湾曲部)10は容器口部5に密着されず、キャップ3は、図1の(b)に示すように、容器口部5から浮き上がるように上方へ持ち上げられた載置状態となっている。
そのような状態から、プレッシャーロッド25を更に下動させると、スプリング28が更に圧縮されてその弾性力が増大するので、キャップ3に対する押圧パッド23による押圧力が増大し、その結果、図1の(c)に示すように、カール部12の上端部が、ライナー1における湾曲部10に入り込む。この状態で押圧パッド23のキャップ3に対する相対的な下降が停止するので、プレッシャーロッド26が更に下降すると、プレッシャーブロック27がキャップ3およびこれを押さえ付けている押圧パッド23に対して相対的に下降する。したがって、図1の(d)に示すように、その下端成形面27Aがキャップ3のコーナー部6を構成している傾斜壁13の下方部分13Bに接触し、その下方部分13Bに対して、側方から内方に窪ませるように変形させる(絞り込む)成形荷重が作用し始める。
そのような状態から、プレッシャーロッド25を更に下降させると、プレッシャーブロック27が更に下降することにより、プレッシャーブロック27により押圧パッド23が下方に押し下げられて、プレッシャーブロック27と押圧パッド23とは一体となって下降する。そのため、図1の(e)に示すように、浮き上がっていたキャップ3が容器口部5に押し付けられ、ライナー1の凹部(湾曲部)10が容器口部5(カール部12の上端部)に当接する。こうして、プレッシャーブロック27の下端成形面27Aによりキャップ3におけるコーナー部6を構成している傾斜壁13の下方部分13Bを、キャップ3の内方に絞るように変形させ、その加工が完了する。
図1(e)工程を実施した場合には、傾斜壁13の下方部分13Bは、キャップ3の内方に絞り込まれるので、キャップのコーナー部の上方部分13Aでは、その反動でメタル自体がS字状に変形しようとしたり、ライナーの弾性力で、外方へ膨らませるような作用力が発生する。しかしながら、傾斜壁13の上方部分13Aは前述したように押圧パッド23の下面周縁部に形成されている傾斜押圧面23Aによって拘束されているので、傾斜壁13の上方部分13Aが膨らむなどの変形を防ぎライナー1と容器口部5との密着力低下を未然に回避することができる。
なお、キャップ3におけるコーナー部6の内方への変形が完了した後は、プレッシャーロッド25を上昇させる。その場合、プレッシャーブロック27が上昇することにより、プレッシャーブロック27の下端成形面27Aが、キャップ3のコーナー部6の下部から直ちに離れるので、キャップ3のコーナー部6の下方部分は解放されるが、その時点では、押圧パッド23は、プレッシャーブロック27との間に介装されたスプリング28により下方に付勢されているため、押圧パッド23の下面は、未だキャップ3の天板部2を弾性的に押圧したままとなっている。
そのような状態から、プレッシャーロッド25を更に上昇させると、プレッシャーロッド25と共にプレッシャーブロック27が上昇するので、プレッシャーブロック27と連動して押圧パッド23が上昇してキャップ3の天板部2から離れ、キャップ3のコーナー部6の成形工程の1サイクルが終了する。
つまり、従来の押圧パッド40では、その下面が平面に形成されているため、従来のプレッシャーブロック41の内周面との間に前述した図7に示すような空隙部42ができる。そのため、キャップ46のコーナー部43の上方部分は外方へ膨らみ易く、容器口部44とキャップ46のライナー45の密着力の低下や、その密着力の低下を防ぐため絞り込み深さを大きくすることにより開栓トルクの増大をまねいていた。
これに対して、上記のような本発明に係る方法および装置によれば、容器口部5に被せたキャップ3の天板部2を押圧パッド23で押し付け、プレッシャーブロック27の下端成形面27Aがキャップ3のコーナー部6に当接し、プレッシャーブロック27を更に下降させてキャップ3のコーナー部6の下方部分を内方へ変形させる(絞リ込む)と、キャップ3のライナー1が圧縮されて、その圧縮されたライナー1が、キャップ3のコーナー部6を外方に膨らませる弾性作用が生じたり、メタル自体がS字状に変形しようとするが、押圧パッド23の下面の少なくとも一部でキャップ3のコーナー部6の上方部分を拘束した状態で保持することにより、そのようなキャップ3のコーナー部6の上方部分の膨らみが発生することを効果的に防止できる。
これに加えて、本発明の方法および装置によれば、容器口部5に対して浮いた状態にある(完全に密着していない冠着状態にある)キャップ3を、押圧パッド23の傾斜押圧面23Aによりキャップ3のコーナー部6の上部を拘束した状態で保持し続けることによって、プレッシャーブロック27の下端がキャップ3のコーナー部6に当たるときに発生しやすいキャップ3の片当りを抑制することができる。その結果、キャップ3のふらつきや斜め被りのままネジ成形が行われる(キャップが一旦傾くとライナー1の環状リブと容器口部との摩擦で容易には水平化されずネジ成形されてしまう)ことを防ぐことができ、ライナー1と容器口部5との密着性が円周方向で均一化されライナー1による密封性を向上させることができるという効果を奏する。
そして、カール部12の側方でコーナー部6を内方に変形させるだけでなく、キャップの上方部分では外方に膨出することを押圧パッド23の傾斜押圧面23Aで防止するから、横方向から押し潰されたように縦方向に長くなった形状のカール部12のようなものであっても、キャップ3に付設されているライナー1を容器口部5に円周方向に均一に密着させることができる。しかも、カール部の頂部から外側に向かってのライナーのシールポイントで非常に高い密着性が得られるから、缶内圧の上昇や落下衝撃などにも対応できるような確実な密封性を得ることができる。特に、缶胴の溶接部がカール部の表面にも表われるスリーピース缶タイプのリシール缶の場合には極めて有効である。
また、本実施例のプレッシャーブロック27の下端成形面27Aは、押圧パッド23の傾斜押圧面23Aと同一の傾斜角度に形成されているため、プレッシャーブロック27を下降させてキャップ3のコーナー部6に絞り込み成形を開始する時点でのキャップ3への片当りを更に効果的に防止でき、それに伴いキャップ3のライナー1を容器口部5のカール部12に均一に密着させてキャッピングを行うことができる。
本発明では、このようなキャップ3のコーナー部6の傾斜壁13に合わせて押圧パッド23の傾斜押圧面23Aを設けているが、本発明においてキャップ3のコーナー部6の膨らみを規制するための構成は、これに限定されず、要は、キャップ3のコーナー部6の傾斜壁13に対応させて設けたものであって、押圧パッド23がキャップ3に当接した段階でキャップ3を加圧ユニット26の軸心に整合させた状態で拘束できる構成であれば良い。
また、傾斜押圧面23Aの内側傾斜角αは、キャップ3のコーナー部6の上部の膨らみを効果的に防止するには、キャップ3のコーナー部6を形成している傾斜壁13の角度βに合わすことが最良であるが、その傾斜角は、実験を行うなどのことによって、適宜決定可能である。また、テーパー状の傾斜壁を段付の傾斜壁タイプとしても適用でき、その際には、上段のテーパ壁に合うように傾斜押圧面が設定される。
なお、傾斜押圧面23Aの深さdは、押圧パッド23がキャップ3のコーナー部6に当接した状態で、押圧パッド23の水平面がキャップ3の天板部2と接触するか、あるいは僅かに隙間が空くようにするのが望ましい。そうすることによりキャップ3が嵌り込みが良くなる。また、傾斜押圧面23Aの角度αがコーナー部6の角度βよりも小さいと、キャップの整合性の効果が期待できなくなるので、好ましくない。
また、上述した実施の形態では、プレッシャーブロック27がキャップ3のコーナー部6に片当たりしたときに発生しやすいキャップ3の斜め被りを防止するために押圧パッド23の下面周縁に傾斜押圧面23Aを突設したが、キャップ3の天板部2の中央部に凹みがある場合には、この凹部形状に沿って中央側にも突出部を設ければ、キャップ3のふらつきや横滑りなどが防げて斜め被りした状態でキャッピングされることを防止するのに有効である。
本発明のキャッピング方法の一例におけるキャッピング工程の状態を示す部分拡大断面図である。 本発明のキャッピング方法が適用される金属製キャップ(容器口部に装着される前の未だネジ部が形成されていない状態)の一例を、部分的に切り欠いて断面で示す部分断面側面図である。 本発明のキャッピング方法が適用される容器本体(容器口部の付近)の一例を、部分的に切り欠いて断面で示す部分断面側面図である。 図2に示したキャップのコーナー部の付近を、コーナー部が内方に変形される前の状態を示す破断端面図である。 図2に示したキャップのコーナー部の付近を、コーナー部が内方に変形された後の状態を示す破断端面図である。 本発明のキャッピング装置の一例における加圧ユニットの部分を示す縦断面図である。 キャップのコーナー部を内方に変形させたときの、従来のキャッピング方法におけるキャップのコーナー部の上部が膨らんだ状態を示す説明図である。
符号の説明
1…密封用ライナー、 2…天板部、 3…キャップ、 5…容器口部、 6…コーナー部、 7…スカート部、 12…カール部、 13…傾斜壁、 13A…(傾斜壁13の)上方部分、 13B…(傾斜壁13の)下方部分、 20…ネジ成形用ロール、 21…裾締め用ロール、 23…押圧パッド、 23A…傾斜押圧面、 27…プレッシャーブロック、 27A…下端成形面。

Claims (3)

  1. 天板部の周縁にテーパー状の傾斜壁を有するコーナー部が形成されるとともにそのコーナー部を介してスカート部が垂下され、前記天板部から前記コーナー部にかかる部分の内面に樹脂製ライナーが付設されている肩部テーパー付き金属製キャップを、周面にネジ山が形成された容器口部に被せた状態で前記天板部を成形ヘッドの押圧パッドで押圧し、前記スカート部の周面にネジ成形ローラを押し付けて前記スカート部を絞り込むことにより、前記ネジ山に沿ったネジ部を前記スカート部に形成して前記キャップを前記容器口部に密着させるキャッピング方法において、
    前記押圧パッドで前記天板部を押圧した状態で前記コーナー部をプレッシャーブロックで前記キャップの内方に絞り込むことにより前記ライナーを前記容器口部に密着させる過程で、前記傾斜壁の上方部分に、該上方部分に対応して傾斜している前記押圧パッドの傾斜押圧面を当接させることにより前記容器口部に載置状態で被せられている前記キャップを、その中心軸を前記プレッシャーブロックの中心軸と整合させるべく拘束し、その後、前記プレッシャーブロックを前記傾斜壁の下方部分に接触させ、該下方部分を前記プレッシャーブロックにより絞り込んで前記ライナーを前記容器口部に密着させるようにしたことを特徴とするキャッピング方法。
  2. 天板部の周縁にテーパー状の傾斜壁を有するコーナー部が形成されるとともにそのコーナー部を介してスカート部が垂下され、前記天板部から前記コーナー部にかかる部分の内面に樹脂製ライナーが付設されている肩部テーパー付き金属製キャップを、周面にネジ山が形成された容器口部に被せた状態で前記天板部を成形ヘッドの押圧パッドで弾性的に押圧し、前記スカート部の周面にネジ成形ローラを押し付けて前記スカート部を絞り込むことにより、前記ネジ山に沿ったネジ部を前記スカート部に形成して前記キャップを前記容器口部に密着させるキャッピング装置において、
    記コーナー部を内方に変形させて絞り込むプレッシャーブロックを備え、
    前記押圧パッドは、常に前記容器口部側に向けて付勢された状態で前記プレッシャーブロックに移動可能に保持され、かつ前記押圧パッドにおける前記天板部と対向する端部の外周部に、前記傾斜壁の上方部分を拘束する傾斜押圧面が形成されており、
    前記プレッシャーブロックには、前記傾斜壁下方部分を内方に絞り込むための下端成形面が形成されており、
    前記下端形成面は、前記傾斜押圧面により前記上方部分を拘束した状態で、前記傾斜壁の下方部分に接触するように構成されていることを特徴とするキャッピング装置。
  3. 記下端成形面は、前記傾斜押圧面と同一傾斜角度に形成されていることを特徴とする請求項2記載のキャッピング装置。
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