JP7395291B2 - キャップ、容器及び容器の製造方法 - Google Patents

キャップ、容器及び容器の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7395291B2
JP7395291B2 JP2019160267A JP2019160267A JP7395291B2 JP 7395291 B2 JP7395291 B2 JP 7395291B2 JP 2019160267 A JP2019160267 A JP 2019160267A JP 2019160267 A JP2019160267 A JP 2019160267A JP 7395291 B2 JP7395291 B2 JP 7395291B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
container
sealing member
top plate
plate portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019160267A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021037990A (ja
Inventor
健司 高木
圭輔 橋本
理央 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Can Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Can Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Can Co Ltd filed Critical Daiwa Can Co Ltd
Priority to JP2019160267A priority Critical patent/JP7395291B2/ja
Priority to PCT/JP2020/024352 priority patent/WO2020262289A1/ja
Priority to TW109121504A priority patent/TW202106576A/zh
Publication of JP2021037990A publication Critical patent/JP2021037990A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7395291B2 publication Critical patent/JP7395291B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、飲料を収容する缶容器を密封するキャップ容器及び容器の製造方法に関する。
従来、飲料を収容する缶容器の口部を密封するキャップにおいて、キャップ本体の内面に容器口部と密接する樹脂製の密封部材を設けたものが多く使用されている。そして、このようなキャップでは、キャップの開栓時の開栓トルクを低下させるために、キャップ本体と密封部材とを非接着にする技術が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
また、キャップにおいて、天板部に点字等の凹凸部を設ける技術が知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2004-217295号公報 特開2017-178421号公報 特開2002-179122号公報
しかしながら、このようなキャップは、キャップ本体の天板部に、点字等を設けるだけでなく、識別性や意匠性を有する形状の凹凸部を設け、種々の情報や、製品の識別性、デザイン性等を持たせることで、キャップの機能向上が求められている。また、キャップ本体と別体の密封部材においても、キャップ本体と同様に機能向上が求められている。
そこで、本発明は、密封部材の機能向上が可能なキャップ、容器及び容器の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るキャップは、金属材料により形成される缶容器に被冠されるキャップであって、エンボス及びデボスの少なくとも一方で凹凸部が形成された天板部及び前記天板部の周縁部に一体に設けられた筒状のスカート部を有する、金属材料により形成されたキャップ本体と、前記キャップ本体と別体に設けられ、前記天板部の前記凹凸部と対向する部位に前記凹凸部に対応する形状の変形部が形成される密封部材と、を備え、前記密封部材は、前記キャップが被冠された前記缶容器をレトルト処理するときの環境下で前記凹凸部に対応する形状が転写できる樹脂材料で形成される。
本発明の一態様に係る容器は、エンボス及びデボスの少なくとも一方で凹凸部が形成された天板部及び前記天板部の周縁部に一体に設けられた筒状のスカート部を有する、金属材料により形成されたキャップ本体、及び、前記キャップ本体と別体に設けられ、前記天板部の前記凹凸部と対向する部位に前記凹凸部に対応する形状の変形部が形成される密封部材を具備するキャップと、金属材料により形成される、内容物が充填され、前記キャップにより密封される缶容器と、を備え、前記密封部材は、前記キャップが被冠された前記缶容器をレトルト処理するときの環境下で前記凹凸部に対応する形状が転写できる樹脂材料で形成される。
本発明の一態様に係る容器の製造方法は、エンボス及びデボスの少なくとも一方で凹凸部が形成された天板部及び前記天板部の周縁部に一体に設けられた筒状のスカート部を有する、金属材料により形成されたキャップ本体と、前記キャップ本体と別体に設けられ、前記天板部の前記凹凸部と対向する部位に前記凹凸部に対応する形状の変形部が形成される密封部材と、を備え、前記密封部材は、前記キャップ本体が被冠された缶容器をレトルト処理するときの環境下で前記凹凸部に対応する形状が転写できる樹脂材料で形成されるキャップと、内容物が充填され、前記キャップにより密封される、金属材料により形成される前記缶容器と、を備える容器の製造方法であって、前記キャップ本体に前記密封部材を挿入して前記キャップを形成し、前記内容物が充填された前記缶容器の口部に、前記密封部材が挿入された前記キャップ本体を配置し、前記口部に前記キャップ本体を巻締固着して容器を形成し、前記容器をレトルト処理する
本発明によれば、密封部材の機能向上が可能なキャップ、容器及び容器の製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る容器の構成を一部断面で示す側面図。 同キャップの構成を示す斜視図。 同キャップの構成を一部断面で示す側面図。 同キャップの構成を示す平面図。 同キャップの要部構成を示す断面図。 同キャップに用いられる密封部材の構成を示す平面図。 同キャップの製造方法の一例を示す流れ図。 同容器の製造方法の一例を示す流れ図。
以下、本発明の第1の実施形態に係るキャップ100及び容器1を、図1乃至図8を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る容器1の構成を一部断面で示す側面図である。図2はキャップ100の構成を示す斜視図である。図3はキャップ100の構成を一部断面で示す側面図である。図4は、キャップ100の構成を示す平面図である。図5はキャップ100のキャップ本体111及び密封部材112を拡大して示す断面図である。図6は、密封部材112の構成を摺動層141側から示す平面図である。図7は、キャップ100の製造方法の一例を示す流れ図であり、図8は、容器1の製造方法の一例を示す流れ図である。
図1に示すように、容器1は、キャップ100と、キャップ100により密封される缶容器200と、を備える。容器1は、飲料が充填された缶容器200をキャップ100により密封することで、飲料が充填された陽圧缶である。なお、陽圧缶は、缶内圧が大気圧よりも高くなっており、飲料自体を炭酸等の気体が充填された飲料とするか、飲料とともに液体窒素を充填することで製造される。
まず、図1を用いてキャップ100が被冠される缶容器200について説明する。図1に示すように、缶容器200は、飲料等を収容する所謂ボトル型容器である。例えば、缶容器200は、両面に樹脂製フィルムが積層されたアルミニウム合金や表面処理鋼板等の金属材料により構成される。缶容器200は、一方の端部が縮径された、異なる外径を有する円筒状に形成される。缶容器200は、一方の端部に、収容した飲料を排出する口部210を有する。口部210は、その外周面に、缶容器200の底面側から端部に向かって、顎部211、雄螺子部212及びカール部213を有する。
顎部211は、環状に突出することで構成される。カール部213は、雄螺子部212よりも小径に形成される。また、カール部213は、キャップ100の内径よりも小さく構成される。カール部213は、口部210の端部を1回以上折り曲げることで形成される。カール部213は、缶容器200に収納された飲料を排出する開口部を構成する。
次に、本実施形態に係るキャップ100を説明する。図1乃至図5に示すように、キャップ100は、キャップ本体111と、キャップ本体111内に別体に設けられた密封部材112と、を備えている。
キャップ本体111は、アルミニウム合金等の金属素材に樹脂皮膜層を形成した材料によって構成される。キャップ本体111は、薄肉の平板状の当該材料を絞り成形、ナーリング成形、ロールオン成形及びプレス成形等の各成形によってカップ状に形成される。
キャップ本体111は、円板状の天板部121と、天板部121の周縁部から垂下する円筒状のスカート部122と、を備えている。キャップ本体111は、天板部121及びスカート部122が、円環状、且つ、曲面状のコーナー部123によって一体に連続して構成される。
天板部121は、円板状に構成される。図1乃至図5に示すように、天板部121は、主面が平面状であって、その一部に凹凸部121aを有する。凹凸部121aは、例えば、天板部121の一部にプレス成形を行うことで形成される。凹凸部121aは、天板部121の一部に設けられた凹部及び凸部の少なくとも一方により形成される。即ち、凹凸部121aは、エンボス及びデボスの少なくとも一方の加工が施されることで形成される。
凹凸部121aは、例えば、点字や製品情報等の機能性やデザイン等の意匠性等の情報等をキャップ本体111に持たせるために設けられる。即ち、凹凸部121aは、天板部121に、種々の情報や意匠性を持たせることで、密封部材112の機能を向上させる。本実施形態においては、図1及び図3に示すように、凹凸部121aは、天板部121の外面側から窪む星形の凹部により形成される例を用いて説明する。凹凸部121aの深さは、換言すると、天板部121の内面からの高さは、例えば、0.05mm~2mmである。
スカート部122は、一端がコーナー部123を介して天板部121と連続し、他端が開口して構成される。スカート部122は、天板部121側の端部から開口する端部まで、ベントスリット131aを有する複数のナール部131、雌螺子部132及びタンパーエビデンスバンド部133と、を備える。
ナール部131、雌螺子部132及びタンパーエビデンスバンド部133は、天板部121と、ナール部131、雌螺子部132及びタンパーエビデンスバンド部133が成形されていない円筒状のスカート部122と、コーナー部123から構成されるカップ状の成形品をナーリング成形やロールオン成形等の加工により形成される。
ナール部131は、複数のベントスリット131aを有し、スカート部122の内周面から突出する。ベントスリット131aは、開封時に缶容器200内のガスを排出する切り込みである。ベントスリット131aは、ナール部131の一部に設けられ、外面側から内面側へと窪む凹凸部と、この凹凸部の上端部に設けられたガス排出用の切り込みを含む。
ベントスリット131aの切れ込み側(スカート部122の他端側)の端部は、他方側の端部よりもキャップ100の径方向内方に突出している。複数のベントスリット131aは、切れ込み側の端部によりキャップ本体111に非接着の密封部材112を係止して、キャップ本体111内に密封部材112を保持する係止部を構成する。
雌螺子部132は、缶容器200の雄螺子部212と螺合可能に構成される。雌螺子部132は、缶容器200と共に成形される。即ち、雌螺子部132は、缶容器200に取り付けられる前のキャップ100の完成品においては成形されておらず、缶容器200と一体に組み合わされたときに成形される。
タンパーエビデンスバンド部133は、キャップ100が缶容器200から離間する方向であって、且つ、キャップ100の軸方向で、缶容器200の顎部211と係合する。また、タンパーエビデンスバンド部133は、キャップ100の開封時に破断して、スカート部122から脱離するための破断部133aを有する。即ち、タンパーエビデンスバンド部133は、スカート部122の端部側に破断部133aを残してスリットが形成されることで構成され、雌螺子部132と同様に、缶容器200と一体に組み合わされたときに、缶容器200の顎部211の形状に賦形されることで、顎部211に係合する。
密封部材112は、キャップ本体111と別体に構成され、キャップ本体111に非接着である。密封部材112は、キャップ本体111のスカート部122に設けられたナール部131の内接円の径よりも大径の外径を有する円板状である。密封部材112は、スカート部122の内周面から径方向に突出するナール部131のベントスリット131aと、キャップ本体111の軸方向で係合することで、キャップ本体111に一体に設けられる。
例えば、密封部材112は、図1、図3及び図5に示すように、円板状の摺動層141と、摺動層141に一体に積層された円板状の密封層142と、を備えている。密封部材112は、摺動層141及び密封層142が異なる合成樹脂で形成される。密封部材112は、摺動層141に密封層142が一体的に積層される。例えば、密封部材112は、図1及び図3に示すように、厚さが一様な平板部112aと、天板部121側の外周縁の外面が曲面で構成された曲面部112bと、平板部112a及び曲面部112bの間に設けられた平板部112aよりも肉厚な厚肉部112cと、を有する。換言すると、密封部材112は、円板状であり、天板部121側の稜部が所定の曲率の曲面で構成される。なお、厚肉部112cは、例えば、図1に示すように、密封部材112の外周側の口部210に当接する領域に存する。厚肉部112cにおいて、密封層142は、密封部材112の中央側である平板部112aよりも厚さが厚く、摺動層141は、平板部112aと厚さが同一か、又は、厚さが薄い。
摺動層141は、密封層142よりも相対的に硬度が高い(硬い)樹脂材料によって構成される。また、摺動層141は、キャップ本体111の樹脂皮膜層と接着性及び粘着性を有さない樹脂材料により構成される。即ち、摺動層141は、天板部121と非接着であり、そして、天板部121と接触した状態で天板部121を摺動する。
摺動層141に用いられる樹脂材料は、ポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂等のオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂等が上げられる。本実施形態においては、摺動層141は、例えば、ポリプロピレン樹脂によって構成される。なお、摺動層141に用いられる樹脂材料には、顔料、滑剤、軟化剤、可塑剤等を適宜添加することができる。また、本実施形態における例では、摺動層141の硬度は、JIS-K7215によるデュロメータD硬さでD10~D70である。より好ましくは、摺動層141の硬度は、JIS-K7215によるデュロメータD硬さでD40~D65である。なお、摺動層141の硬度は、可塑剤等の添加剤の量の変更や、樹脂材料を共重合化したり、他の樹脂材料をブレンドしたりすることで変化させることができる。
図3に示すように、摺動層141は、キャップ本体111の天板部121と対向して、キャップ本体111と別体に設けられる。摺動層141は、用いられる樹脂材料により、キャップ本体111の天板部121と摺動可能に構成される。摺動層141は、円板状に構成される。摺動層141の外径は、スカート部122の内径よりも小径であり、ナール部131の内接円と略同一径又は当該内接円より若干大径であり、口部210のカール部213の外径よりも大径に構成される。
図1、図3及び図5に示すように、摺動層141は、例えば、厚さが一様な第1平板部141aと、天板部121側の外周縁の外面が曲面により構成された第1曲面部141bと、第1曲面部141bの密封層142側に設けられた突起部141cと、第1平板部141a及び第1曲面部141bの間に設けられた薄肉部141dと、を備えている。第1平板部141aは、摺動層141の中心から口部210のカール部213と対向する部位よりも外周側までの部分の厚さが一様に構成される。
第1曲面部141bは、口部210のカール部213と対向する部位よりも外周側から外周縁までの部分の厚さが、外周縁に向かって厚さが漸次減少して構成される。突起部141cは、摺動層141の軸方向及び天板部121の面方向に対して傾斜してスカート部122の開口する端部側に向かって湾曲又は傾斜する円環状の突起状に構成される。突起部141cは、第1曲面部141bから先端に向かって厚さが漸次減少する。薄肉部141dは、第1平板部141aよりも薄肉に形成される。
密封層142は、摺動層141よりも相対的に硬度が低い(軟らかい)樹脂材料により構成される。密封層142に用いられる樹脂材料は、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂等が挙げられ、より好適にはスチレン系エラストマーとポリプロピレン樹脂のブレンド材、低密度ポリエチレンとスチレン系エラストマーのブレンド材、ポリエステル系エラストマー等が挙げられる。密封層142に用いられる樹脂材料は、摺動層141に用いられる樹脂材料と接着性を有する。本実施形態においては、密封層142は、例えば、スチレン系エラストマーとポリプロピレン樹脂のブレンド材によって構成される。なお、密封層142に用いられる樹脂材料には、顔料、滑剤、軟化剤、可塑剤等を適宜添加することができる。
密封層142は、口部210と対向する側の摺動層141の主面に一体に設けられる。密封層142は、円板状に構成される。密封層142の外径は、スカート部122の内径よりも小径であり、ナール部131の内接円と略同一径又は当該内接円よりも若干大径であり、口部210のカール部213の外径よりも大径に構成される。即ち、密封層142の外径は、摺動層141の外径と同一か、又は、摺動層141の外径よりも大径に構成される。
図1、図3及び図5に示すように、密封層142は、厚さが一様な第2平板部142aと、天板部121側の外周縁の外面が曲面で構成された第2曲面部142bと、第2曲面部142bの摺動層141側とは反対側の主面に設けられた環状の窪み142cと、第2平板部142a及び第2曲面部142bの間に設けられた厚肉部142dと、を備えている。第2平板部142aは、カール部213と対向する主面が平面に構成される。例えば、第2平板部142aは、摺動層141の第1平板部141aと同一径に構成される。第2平板部142aは、第1平板部141aとともに、密封部材112の平板部112aを構成する。なお、本実施形態においては、第1平板部141aと第2平板部142aとは、同一の厚さに設定されている。
第2曲面部142bは、例えば、第2平板部142aのカール部213と対向する主面と面一の主面を有する。第2曲面部142bは、口部210のカール部213と対向する部位よりも外周側から外周縁までの部分の厚さが、外周縁に向かって厚さが漸次減少して構成される。第2曲面部142bは、第1曲面部141b及び突起部141c上に積層される。第2曲面部142bは、第1曲面部141b及び突起部141cとともに、密封部材112の曲面部112bを構成する。
窪み142cは、天板部121を上に向けた状態でキャップ100を配置し、密封部材112が天板部121よりも下方に落下した際に、ベントスリット131aと当接する。窪み142cは、例えば、断面が半円状の環状の窪みである。厚肉部142dは、第2平板部142a及び薄肉部141dよりも厚肉に形成される。厚肉部142dは、薄肉部141dとともに、密封部材112の厚肉部112cを構成する。
摺動層141及び密封層142は、第1曲面部141b、突起部141c及び第2曲面部142bがそれぞれ第1平板部141a及び第2平板部142aよりも薄く構成される。
このような密封部材112は、例えば、図6に示すように、その一部に、天板部121に設けられる凹凸部121aと同形状に摺動層141及び密封層142が凹凸する変形部112dを有する。この変形部112dは、塑性的に変形しており、凹凸部121aと接していない状態でも変形部112dとしての形状が維持されている。なお、変形部112dは、密封部材112の厚みや材料の硬度等によっては、摺動層141側の窪みの深さに比べて、密封層142側での突出度合いは小さくなってもよい。また、変形部112dは、摺動層141側で窪むだけで、密封層142側では突出していなくてもよい。すなわち、摺動層141のみが変形していてもよい。
また、密封部材112に用いられる樹脂材料、即ち、摺動層141及び密封層142に用いられる樹脂材料は、例えば、キャップ100が缶容器200に被冠され、内容物が充填された容器1のレトルト処理等の加熱殺菌処理を行う環境下において、容器1の内圧及び温度等によって、加熱され、そして天板部121の凹凸部121aに密着されることで密封部材112に変形部112dが成形(転写)できる樹脂材料が用いられる。
変形部112dは、凹凸部121aと同様に、例えば、点字や製品情報表示等の機能性やデザイン等の意匠性等の情報を密封部材112に持たせるために設けられる。即ち、変形部112dは、密封部材112に、種々の情報や意匠性を持たせることで、密封部材112の機能を向上させる。
このように構成されたキャップ100の製造方法及び容器1の製造方法を図7及び図8を用いて説明する。
先ず図7を用いてキャップ100の製造方法を説明する。例えば、シェルプレス装置等により、シート状の金属材料をしぼり加工し、天板部121と、ナール部131、雌螺子部132及びタンパーエビデンスバンド部133が成形されていない円筒状のスカート部122と、コーナー部123とから構成されるカップ状の成形品を成形する(ステップST1)。次いで、摺動層成形装置により、成形品の天板部121内面上に軟化した樹脂材料を供給し、供給した樹脂材料を賦形することで、摺動層141を成形する(ステップST2)。
次いで密封層成形装置により、成形品内の摺動層141上に軟化した樹脂材料を供給し、供給した樹脂材料を賦形することで、密封層142を成形する(ステップST3)。これにより、成形品内に密封部材112が成形される。
次いで、密封部材を搬送する搬送装置等により、成形品内の密封部材112を取り出す(ステップST4)。次いで、成形品加工装置等により、成形品のスカート部122にナール部131、タンパーエビデンスバンド部133を成形する第1成形を行う(ステップST5)。次いで、成形品加工装置等により、天板部121に凹凸部121aを成形する第2成形を行う(ステップST6)。なお、第1成形及び第2成形は同時に行っても良いし、順番を逆にしても良い。これらの工程によりキャップ本体111が成形される。
次いで、搬送装置等によってキャップ本体111内に密封部材112を挿入する(ステップST7)。この際、密封部材112の周縁部は、ベントスリット131aを乗り越えて、天板部121に接するように挿入される。なお、キャップ本体111内に挿入される密封部材112は、他のキャップ本体111で成形された密封部材112であってもよく、自身の内部で成形された密封部材112であってもよい。
キャップ本体111内に密封部材112が挿入されることで、キャップ100が製造される。次いで、キャップ100が収集部へ収集され、一定数のキャップ100が収集部へ収集されたら、キャップ100は、次工程である、検査・梱包工程へ搬送される。
次に、図8を用いて容器1の製造方法を説明する。まず、缶容器200内に、飲料等及び液体窒素等の内容物を充填する(ステップST11)。次に、缶容器200の口部210の先端部であるカール部213と密封部材112の密封層142とが接触するように、缶容器200にキャップ100を被せ、缶容器200にキャップ100を配置する(ステップST12)。
次に、キャップ100を缶容器200の口部210に巻締固着する(ステップST13)。巻締固着は、キャップ本体111の天板部121に荷重を掛け、且つ、コーナー部123を缶容器200に向かって絞り成形しながら、スカート部122をロールオン成形し、キャップ100のスカート部122に雌螺子部132を成形することで行われる。これにより、缶容器200が密封される。また、このとき、缶容器200内が陽圧となる。
次に、缶容器200を殺菌するために、キャップ100が缶容器200に巻締固着された容器1をレトルト処理する(ステップST14)。レトルト処理は、内容物によって条件が変化し、例えば、温度が110℃~130℃で、時間が10分~30分の範囲で行われる。レトルト処理後、容器1を冷却し(ステップST15)、乾燥させる(ステップST16)ことで、飲料が充填された陽圧缶である容器1が製造される。なお、レトルト処理時において、密封部材112は、加熱及び加圧され、その後冷却されることで、凹凸部121aの形状が転写され、変形部112dが形成される。また、冷却及び乾燥は同じ工程で行っても良い。また、缶容器200の殺菌処理としては、レトルト処理ではなく、内容物を70℃~95℃程度の高温で熱間充填し、缶容器200を横倒しにすることで殺菌したり、缶容器200に70℃~95℃程度の熱水を掛けて殺菌したりしてもよい。このような殺菌処理によってキャップ100を加熱することでも変形部112dを形成することができる。
このように構成されたキャップ100は、天板部121に凹凸部121aを設けるとともに、密封部材112に変形部112dを設ける構成とし、変形部112dの形状は凹凸部121aに対応する形状とした。
このような構成とすることで、密封部材112は、天板部121の凹凸部121aと同様に機能を向上させることができる。例えば、凹凸部121aを点字や製品状表示等の情報性やデザイン等の意匠性等の機能を持たせた場合には、密封部材112も変形部112dによって同様の情報や機能を持たせることができる。
例えば、凹凸部121a及び変形部112dに、製造ロット等が判断できるようなマークとした場合には、キャップ本体111だけではなく、密封部材112も製造ロットが判断できる。また、例えば、変形部112dに意匠性を持たせた場合には、密封部材112の意匠性を向上できる。
また、密封部材112はキャップ本体111に被接着であり、キャップ本体111と別体であることから、種々のデザインを施すことで、例えば、購入者の密封部材112の収集意欲をかき立て、結果、容器1に飲料が充填された製品の購買意欲をかき立てることも可能となる。また、季節やイベント等に応じて、キャップ本体111及び密封部材112にデザインを設けることも可能となる。
また、キャップ本体111に凹凸部121aを設け、さらに、密封部材112にも変形部112dを設けることで、キャップ100は、内部及び外部の双方の意匠性を高めることができる。
また、例えば、凹凸部121a及び変形部112dの形状を円環状等に設定することで、天板部121に対する密封部材112の径方向の位置合わせを行うことができる機能を付与することができる。このため、一度開栓した容器1を再び密封するときに、密封部材112の厚肉部112cを口部210に位置合わせすることも可能となる。
また、変形部112dは、密封部材112を変形させる構成であることから、密封部材112に用いる材料を増加させることを要さず、製造コストを増加させることなく、密封部材112の機能性を向上させることができる。これらのように、密封部材112は、変形部112dによって、種々の情報、機能、意匠等を持たせることで、機能を向上させることができる。
また、凹凸部121aを凹部により構成し、キャップ本体111の中心軸周りで凹凸部121aの周方向の一部に平板部を配置し、開栓時にキャップ本体111を回転させたときに、凹凸部121a及び変形部112dが位置ずれする構成としてもよい。このような構成とすると、開栓時に、天板部121の凹凸部121aが変形部112dを除く密封部材112の一部を押圧することで、密封部材112が口部210に押圧される。よって、密封部材112の密封性を向上することができる。
上述したように、本発明の一実施形態に係るキャップ100によれば、変形部112dによって密封部材112の機能向上が可能となる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されない。例えば、上述した例では、キャップ本体111の凹凸部121a及び密封部材112の変形部112dの機能向上の例として、幾つか使用例を説明したがこれに限定されない。即ち、密封部材112の変形部112dの形状は、キャップ本体111の凹凸部121aの形状によって適宜設定でき、また、使用方法や付与する機能の内容は適宜設定できる。即ち、上述の実施形態の構成を有していれば、凹凸部121a及び変形部112dの形状は適宜設定できることから、種々の使用が可能となり、高い自由度を有する。
また、上述した例では、密封部材112は、摺動層141及び密封層142の二層を有する構成を説明したがこれに限定されず、単層であってもよく、また、三層以上を有する構成であってもよい。また、密封部材112の形状も適宜設定できる。さらに、密封部材112の変形部112dがレトルト処理等の加熱殺菌処理によって形成される例を説明したがこれに限定されず、容器1の内圧によって成形されてもよく、また、ホット飲料として、店頭における加熱によって形成されてもよい。凹凸部121aに対応する形状の変形部112dを有する構成であって、機能を向上可能であれば、キャップ100の構成は適宜設定可能である。
即ち、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明と同等の記載を付記する。
[1] 凹凸部が形成された天板部及び前記天板部の周縁部に一体に設けられた筒状のスカート部を有するキャップ本体と、
前記キャップ本体と別体に設けられ、前記天板部の前記凹凸部と対向する部位に前記凹凸部に対応する形状の変形部が形成される密封部材と、
を備えるキャップ。
[2] 前記密封部材は、前記天板部と対向する摺動層及び前記摺動層の前記天板部と対向する主面と反対の主面に積層された密封層と、を備える、[1]に記載のキャップ。
[3] 前記密封部材は、前記キャップが被冠された缶容器を加熱殺菌処理するときの環境下で前記凹凸部に対応する形状が転写される樹脂材料で形成される、[1]又は[2]に記載のキャップ。
[4] 凹凸部が形成された天板部及び前記天板部の周縁部に一体に設けられた筒状のスカート部を有するキャップ本体、及び、前記キャップ本体と別体に設けられ、前記天板部の前記凹凸部と対向する部位に前記凹凸部に対応する形状の変形部が形成される密封部材を具備するキャップと、
内容物が充填され、前記キャップにより密封される缶容器と、
を備える容器。
1…容器、100…キャップ、111…キャップ本体、112…密封部材、112a…平板部、112b…曲面部、112c…厚肉部、112d…変形部、121…天板部、121a…凹凸部、121b…平板部、122…スカート部、123…コーナー部、131…ナール部、131a…ベントスリット、132…雌螺子部、133…タンパーエビデンスバンド部、133a…破断部、141…摺動層、141a…第1平板部、141b…第1曲面部、141c…突起部、141d…薄肉部、142…密封層、142a…第2平板部、142b…第2曲面部、142d…厚肉部、200…缶容器、210…口部、211…顎部、212…雄螺子部、213…カール部。

Claims (4)

  1. 金属材料により形成される缶容器に被冠されるキャップであって、
    エンボス及びデボスの少なくとも一方で凹凸部が形成された天板部及び前記天板部の周縁部に一体に設けられた筒状のスカート部を有する、金属材料により形成されたキャップ本体と、
    前記キャップ本体と別体に設けられ、前記天板部の前記凹凸部と対向する部位に前記凹凸部に対応する形状の変形部が形成される密封部材と、
    を備え、
    前記密封部材は、前記キャップが被冠された前記缶容器をレトルト処理するときの環境下で前記凹凸部に対応する形状が転写できる樹脂材料で形成されるキャップ。
  2. 前記密封部材は、前記天板部と対向する摺動層及び前記摺動層の前記天板部と対向する主面と反対の主面に積層された密封層と、を備える、請求項1に記載のキャップ。
  3. エンボス及びデボスの少なくとも一方で凹凸部が形成された天板部及び前記天板部の周縁部に一体に設けられた筒状のスカート部を有する、金属材料により形成されたキャップ本体、及び、前記キャップ本体と別体に設けられ、前記天板部の前記凹凸部と対向する部位に前記凹凸部に対応する形状の変形部が形成される密封部材を具備するキャップと、
    金属材料により形成される、内容物が充填され、前記キャップにより密封される缶容器と、
    を備え、
    前記密封部材は、前記キャップが被冠された前記缶容器をレトルト処理するときの環境下で前記凹凸部に対応する形状が転写できる樹脂材料で形成される容器。
  4. エンボス及びデボスの少なくとも一方で凹凸部が形成された天板部及び前記天板部の周縁部に一体に設けられた筒状のスカート部を有する、金属材料により形成されたキャップ本体と、前記キャップ本体と別体に設けられ、前記天板部の前記凹凸部と対向する部位に前記凹凸部に対応する形状の変形部が形成される密封部材と、を備え、前記密封部材は、前記キャップ本体が被冠された缶容器をレトルト処理するときの環境下で前記凹凸部に対応する形状が転写できる樹脂材料で形成されるキャップと、内容物が充填され、前記キャップにより密封される、金属材料により形成される前記缶容器と、を備える容器の製造方法であって、
    前記キャップ本体に前記密封部材を挿入して前記キャップを形成し、
    前記内容物が充填された前記缶容器の口部に、前記密封部材が挿入された前記キャップ本体を配置し、
    前記口部に前記キャップ本体を巻締固着して容器を形成し、
    前記容器をレトルト処理する、
    容器の製造方法。
JP2019160267A 2019-06-28 2019-09-03 キャップ、容器及び容器の製造方法 Active JP7395291B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019160267A JP7395291B2 (ja) 2019-09-03 2019-09-03 キャップ、容器及び容器の製造方法
PCT/JP2020/024352 WO2020262289A1 (ja) 2019-06-28 2020-06-22 キャップ及び容器
TW109121504A TW202106576A (zh) 2019-06-28 2020-06-24 蓋子及容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019160267A JP7395291B2 (ja) 2019-09-03 2019-09-03 キャップ、容器及び容器の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021037990A JP2021037990A (ja) 2021-03-11
JP7395291B2 true JP7395291B2 (ja) 2023-12-11

Family

ID=74848902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019160267A Active JP7395291B2 (ja) 2019-06-28 2019-09-03 キャップ、容器及び容器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7395291B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1711469A (en) 1929-01-24 1929-04-30 Roland L Stratford Combined closure and identification device
JP2002179122A (ja) 2000-12-12 2002-06-26 Sachiko Morimoto 点字付びん封緘用キャップ
JP2013189254A (ja) 2013-05-31 2013-09-26 Universal Seikan Kk ライナー付きキャップ及びキャップ付きボトル
JP2020142805A (ja) 2019-03-04 2020-09-10 日本クロージャー株式会社 装飾エンボスが配設されている金属製シェルを備えた容器蓋

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4444329A (en) * 1982-09-29 1984-04-24 Vollers Gary L Container cap and seal formation of indicia
JPS5955154U (ja) * 1982-10-06 1984-04-11 日本クラウンコルク株式会社 懸賞表示付キヤツプ
JPS61115852A (ja) * 1984-11-12 1986-06-03 日本クラウンコルク株式会社 懸賞特性を有する合成樹脂製容器蓋
JPH0589253U (ja) * 1992-05-25 1993-12-07 株式会社柴崎製作所 隠し表示付き合成樹脂製キャップ
JP5578606B2 (ja) * 2010-02-24 2014-08-27 日本クロージャー株式会社 中栓付きキャップ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1711469A (en) 1929-01-24 1929-04-30 Roland L Stratford Combined closure and identification device
JP2002179122A (ja) 2000-12-12 2002-06-26 Sachiko Morimoto 点字付びん封緘用キャップ
JP2013189254A (ja) 2013-05-31 2013-09-26 Universal Seikan Kk ライナー付きキャップ及びキャップ付きボトル
JP2020142805A (ja) 2019-03-04 2020-09-10 日本クロージャー株式会社 装飾エンボスが配設されている金属製シェルを備えた容器蓋

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021037990A (ja) 2021-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6238948B2 (ja) 成形金属容器への垂直荷重を遮断して容器の変形を緩和する方法
MXPA04005442A (es) RECEPTáCULO DE ALUMINIO CON CUELLO ROSCADO.
TW200300400A (en) Plastic closure, method of manufacture, and closure and container package for high-temperature applications
JP7439226B2 (ja) キャップ
JP4115133B2 (ja) ボトル型缶およびその製造方法
JP4298402B2 (ja) ボトル缶、キャップ付きボトル缶及びボトル缶の製造方法
JP7395291B2 (ja) キャップ、容器及び容器の製造方法
JP7309526B2 (ja) キャップ及び容器
JP4681143B2 (ja) 金属薄板製の容器用部品の製造方法
JP4540049B2 (ja) 密封ライナー付き金属キャップの製造方法
TW202112620A (zh) 蓋子、工具以及製造裝置
JP2021037989A (ja) キャップ
JP6546946B2 (ja) キャップ付きボトル
EP4289760A1 (en) Cap and method for manufacturing cap
JP6431582B2 (ja) キャップ付容器
WO2020262289A1 (ja) キャップ及び容器
JP7203570B2 (ja) キャップ
US20230406576A1 (en) Cap
JP6496868B1 (ja) ボトル缶の製造方法
JP2006248531A (ja) キャップおよびキャップの製造方法
JP7299961B2 (ja) 容器及びキャップ
JP2022000386A (ja) 金属製容器蓋
CN110099854A (zh) 用于容器的金属闭合件、其制作方法以及用其封盖容器的方法
JP2008230708A (ja) キャップおよびキャップ付ボトル缶
TWI753948B (zh) 蓋體、模具以及蓋體之製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220823

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20230104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7395291

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150