JP7299961B2 - 容器及びキャップ - Google Patents
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Description
ボトル1の製造工程の一例を説明する。まず、金型内に熱可塑性樹脂を射出し、プリフォームを射出成形する。プリフォームは、口部2と同形状の口部と、その下側に連結される有底の筒状部と、で構成される。射出成形後は、プリフォームをブロー成形機にセットして、プリフォームの筒状部を加熱する。そして、延伸ロッドによって筒状部を縦方向に延伸させると共に、圧縮空気を吹き込んで筒状部を横方向に延伸させる。延伸させた筒状部の部位を金型の内面に押し付け、その後固化させる。これにより、肩部3、胴部4及び底部5が成形され、ボトル1の一連の成形が完了する。
上面36bは、平面視、円形状に形成されている。上面36bは、ベース面90と、ベース面90から上方に突出するスタンプ用凸部100と、上面36bの外周縁に沿って延在する外周縁面110と、を有する。ベース面90は、上面36bにおける最も高さレベルの低い面を構成する。
図6(a)に示すように、閉栓前では、天部36の上面36bには、窪んだ部分150が形成されている。この窪んだ部分150は、成形収縮現象によるものである。すなわち、窪んだ部分150は、キャップ200の成形収縮によって生じたヒケである。具体的には、キャップ200を樹脂により成形すると、上面36bが窪む又は反るように収縮する。この収縮によって生じたへこみ部分が窪んだ部分150を構成する。窪んだ部分150は、主として、インナーリング54よりも径方向内側にて生じ得る。窪んだ部分150は、天部36の中心部において最も深く、天部36の中心部から径方向外側に向かうにつれて徐々に浅くなる。
図6(b)に示すように、閉栓後では、天部36の上面36bが上方にドーム状に湾曲し、スタンプ面102の高さレベルが上昇する。これは、ドーミング現象によるものである。すなわち、キャップ200が閉栓された際に、口部2によってインナーリング54が内側に押される。すると、その力が天部36におけるインナーリング54の内側部分に作用する。それにより、上面36bが、インナーリング54がある位置から中央部にかけてドーム状に上方に湾曲変形する。すなわち、窪んだ部分110が隆起して、スタンプ面102が上面36bの最も高さレベルの高い位置となる。スタンプ面102は、天部36の中心部ほど高さレベルが高く、外周縁面110の近くでは高さレベルが外周縁面110と同じ又はこれよりも高くなる。なお、閉栓後では、閉栓前に存在していた窪んだ部分150は消失する。
いったんドーミング現象が起きると、キャップ200を開栓又は取り外しても、キャップ200は、しばらくの間、閉栓後の形状(上面36bのドーム状)が維持される。例えば、所定の条件で開栓(一例を挙げると、巻締直後の第1開栓トルク49~245N・cmで開栓)した後、摂氏23度の環境下において24時間の経過後であっても維持される。
Claims (15)
- 容器本体の口部を閉栓するキャップが取り付けられた容器であって、
前記キャップは、
前記口部の上方を覆う天部と、
前記天部に連結され、前記口部の側方を覆う筒部と、を有し、
前記天部の下面には、下方に延在するインナーリング及びアウターリングが形成され、
前記天部の上面は、ベース面と、前記ベース面から上方に突出するスタンプ用凸部と、前記アウターリングよりも外側の位置で当該上面の外周縁に沿って延在する外周縁面と、を有し、
前記キャップについて、前記天部の上面にインクを付着させてスタンプとして使用したときに、前記スタンプ用凸部のスタンプ面及び前記外周縁面に付着したインクが転写される、容器。 - 前記スタンプ用凸部は、前記インナーリングの最も外側部位よりも内側に位置している、請求項1に記載の容器。
- 前記天部の上面は、前記インナーリングがある位置から中央部にかけて、ドーム状に上方に湾曲している、請求項2に記載の容器。
- 前記キャップは、閉栓された際に前記口部によって前記インナーリングが内側に押されることで前記ドーム状の湾曲変形が生じるように構成されている、請求項3に記載の容器。
- 前記外周縁面は、高さレベルが前記ベース面よりも高くかつ前記スタンプ面と同じ又はこれよりも低い、請求項1から4のいずれか一項に記載の容器。
- 前記スタンプ面及び前記外周縁面には、前記ベース面よりもインクの付着性を向上するための表面加工が施されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の容器。
- 前記キャップは、樹脂からなり、
当該容器は、飲料を充填したプラスチックボトルである、請求項1から6のいずれか一項に記載の容器。 - 前記飲料は、非炭酸飲料である、請求項7に記載の容器。
- 前記スタンプ用凸部は、前記ベース面から0.2mm~0.3mmだけ上方に突出している、請求項1から8のいずれか一項に記載の容器。
- 容器本体の口部を閉栓するために当該口部に取り付けられる樹脂製のキャップであって、
閉栓された際に前記口部の上方を覆う天部と、
前記天部に連結され、閉栓された際に前記口部の側方を覆う筒部と、を有し、
前記天部の下面には、下方に延在するインナーリング及びアウターリングが形成され、
前記天部の上面は、ベース面と、前記ベース面から上方に突出するスタンプ用凸部と、前記アウターリングよりも外側の位置で当該上面の外周縁に沿って延在する外周縁面と、を有し、
前記ベース面及び前記スタンプ用凸部は、前記天部の上面の窪んだ部分に位置する一方、前記外周縁面は、前記天部の上面の最も高さレベルの高い位置にあり、
当該キャップが閉栓された際に、前記口部によって前記インナーリングが押されることで前記窪んだ部分が隆起して前記スタンプ用凸部のスタンプ面が前記天部の上面の最も高さレベルの高い位置となる、キャップ。 - 前記スタンプ用凸部は、前記インナーリングの最も外側部位よりも内側に位置している、請求項10に記載のキャップ。
- 前記天部の上面は、当該キャップが閉栓された際に、前記インナーリングがある位置から中央部にかけてドーム状に上方に湾曲変形することで、前記窪んだ部分が隆起する、請求項11に記載のキャップ。
- 前記天部の上面は、当該キャップが閉栓された際に、前記スタンプ面が前記外周縁面と同じ又はこれより高い位置となるように変形し、
当該キャップについて、前記天部の上面にインクを付着させてスタンプとして使用したときに、前記スタンプ面及び前記外周縁面に付着したインクが転写される、請求項10から12のいずれか一項に記載のキャップ。 - 前記スタンプ面及び前記外周縁面には、前記ベース面よりもインクの付着性を向上するための表面加工が施されている、請求項13に記載のキャップ。
- 前記スタンプ用凸部は、前記ベース面から0.2m~0.3mmだけ上方に突出している、請求項10から14のいずれか一項に記載のキャップ。
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FR2731987A1 (fr) | 1995-03-21 | 1996-09-27 | Gervais Danone Co | Receptacle comprenant un recipient et une capsule et son procede de fabrication |
JP2004352261A (ja) | 2003-05-27 | 2004-12-16 | Japan Crown Cork Co Ltd | 耐内圧性とラベル貼付性とに優れたプラスチックキャップ |
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US20090145874A1 (en) * | 2007-12-05 | 2009-06-11 | Cosrich Group, Inc. | Bottle combination |
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2021
- 2021-11-30 JP JP2021194385A patent/JP7299961B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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JP2022019837A (ja) | 2022-01-27 |
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