JP2007269336A - キャップ及びキャップ付ボトル缶 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来に比して購入者が容易に開栓することができるキャップ及びキャップ付ボトル缶を提供することにある。
【解決手段】飲料容器用キャップ51では、ライナとの接着成分が含まれていないベース樹脂層15によって、容器口部4と接触する筒部17の内表面を被覆するようにしたことにより、キャップ付ボトル缶50の開栓時にボトル缶2の容器口部4に生じる摩擦を従来よりも低減でき、これによりキャップ付ボトル缶50の開栓トルクを最小限に抑制できる。
【選択図】図3
【解決手段】飲料容器用キャップ51では、ライナとの接着成分が含まれていないベース樹脂層15によって、容器口部4と接触する筒部17の内表面を被覆するようにしたことにより、キャップ付ボトル缶50の開栓時にボトル缶2の容器口部4に生じる摩擦を従来よりも低減でき、これによりキャップ付ボトル缶50の開栓トルクを最小限に抑制できる。
【選択図】図3
Description
本発明はキャップ、キャップ付ボトル缶及びキャップ製造方法に関し、例えばスポーツドリンクなどの清涼飲料水やコーヒなどの飲み物を封入して販売するためのキャップ付ボトル缶に適用して好適なものである。
近年、飲料容器として、ガラスや合成樹脂製のものに代えて、アルミニウムなどの金属製でなるボトル缶が用いられており、これに伴い、ボトル缶を閉止するキャップ(以下、これを飲料容器用キャップと呼ぶ)についてもアルミニウムなどの金属製で形成されたものが用いられている(例えば特許文献1参照)。
そして、このような飲料容器用キャップの天板部の内表面には、比較的軟質の合成樹脂材で成形されたライナが設けられており、このライナが閉止時に容器口部の頂部に当接し容器内部を密封し得るようになされている。
この場合、天板部の内表面には、ポリオレフィン接着成分を添加した塗料(ライナ接着塗料)がトップコート層として塗布されており、このライナ接着塗料によってライナが確実に溶着されている。
特開2004−284082号公報
ところで、このようなライナ接着塗料は、天板部の周縁部から垂下した筒部の内表面にも塗布されており、ボトル缶の容器口部に飲料容器用キャップを螺着させたとき、当該容器口部の側面たる雄ねじ部に接触し得る。
ここで、ポリプロピレン、変性ポリプロピレン、ポリエチレン又は変性ポリエチレンを添加したライナ接着塗料は、天板部の内表面にライナを溶着させるため接着成分が添加されていることから滑性が悪く、開栓トルクが上昇する傾向がある。このためかかる構成の飲料容器用キャップでは、女性や子供など比較的力の弱い人にとって開け難いなどの不具合が生じていた。
本発明は、以上の問題点を考慮してなされたもので、従来に比して購入者が容易に開栓することができるキャップ、キャップ付ボトル缶及びキャップ製造方法を提案しようとするものである。
本発明の請求項1記載のキャップは、天板部の周縁部から筒部が垂下したキャップ本体と、前記天板部の内表面に設けられたライナとを備えたキャップにおいて、前記筒部の内表面に前記ライナに対して非接着性でなるベース樹脂層を備えるものである。
また、本発明の請求項2記載のキャップは、前記天板部は、内面サイズコート膜を有し、この内面サイズコート膜に前記ライナを接着させる接着部を備え、前記接着部及び前記ベース樹脂層が前記内面サイズコート膜と前記ライナとの間に介在するものである。
また、本発明の請求項3記載のキャップ付ボトル缶は、天板部の周縁部から筒部が垂下したキャップ本体と、前記天板部の内表面に設けられたライナとを備えたキャップにより、ボトル缶の口部が閉止されたキャップ付ボトル缶において、前記キャップは、前記筒部の内表面に前記ライナに対して非接着性でなるベース樹脂層を備えるものである。
また、本発明の請求項4記載のキャップ付ボトル缶は、前記天板部は、内面サイズコート膜を有し、この内面サイズコート膜に前記ライナを接着させる接着部を備え、前記接着部及び前記ベース樹脂層が前記内面サイズコート膜と前記ライナとの間に介在するものである。
本発明の請求項1記載のキャップ及び請求項3記載のキャップ付ボトルでは、ライナに対して非接着性でなるベース樹脂層によりキャップ筒部の内表面を被覆するようにしたことにより、開栓時に生じる摩擦が従来よりも低減できるので、開栓トルクを最小限に抑制でき、かくして従来に比して購入者が容易に開栓することができる。
また、本発明の請求項2記載のキャップ及び請求項4記載のキャップ付ボトルでは、ライナを溶着させるのに適したライナ用の接着部を設けたことにより、ライナを確実に固着させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(1)第1の実施の形態
図1において、1は第1の実施の形態によるキャップ付ボトル缶を示し、このキャップ付ボトル缶1は、購入者が片手で保持できる大きさでなるボトル缶2と、当該ボトル缶2を閉止するための飲料容器用キャップ3とで構成され、ボトル缶2の容器口部4に飲料容器用キャップ3が螺着され、ボトル缶2内を密封し得るようになされている。
図1において、1は第1の実施の形態によるキャップ付ボトル缶を示し、このキャップ付ボトル缶1は、購入者が片手で保持できる大きさでなるボトル缶2と、当該ボトル缶2を閉止するための飲料容器用キャップ3とで構成され、ボトル缶2の容器口部4に飲料容器用キャップ3が螺着され、ボトル缶2内を密封し得るようになされている。
キャップ付ボトル缶1は、ボトル缶2が固定された状態で飲料容器用キャップ3が、ボトル缶2の雄ねじ部5に沿って缶軸回り方向に回転されると、図示しないスリット同士の間に位置するブリッジが破断し、開栓し得るようになされている。
飲料容器用キャップ3は、その内部にアルミニウムやアルミニウム合金などの金属製でなる短有底筒状のキャップ本体10を有し、このキャップ本体10の外面に外面サイズコート膜11、印刷膜12及び外面トップコート膜13を順次有する。ここで、キャップ本体10は、円板状の天板部16と天板部16の周縁部から垂下した筒部17から構成される。
かかる構成に加えて、このキャップ本体10の内面は、内面サイズコート膜14で被覆され、ライナを接着させるための接着成分が含まれていないベース樹脂層15を内面サイズコート膜14上に有する。
ここで、内面サイズコート膜14としては、エポキシ/尿素系樹脂、エポキシ/フェノール系樹脂及びポリエステル/アミノ系樹脂などを用いることができる。また、ベース樹脂層15は、エポキシ/フェノール系樹脂により形成されており、接着成分が含まれていないことから滑性に優れた特性を有する。因みに、ベース樹脂層15は、エポキシ/フェノール系樹脂を適用するようにしたが、本発明はこれに限られず、ポリエステル/アミノ系樹脂などを用いることも可能である。これに加えて、ベース樹脂層15には、さらに、脂肪酸グリセリンエステルや合成油などの滑剤を添加するようにしてもよく、この場合表面の滑性を向上させることができる。
ベース樹脂層15は、キャップ本体10における筒部17の内表面において露出しており、ボトル缶2の容器口部4に飲料容器用キャップ3が螺着したとき、当該容器口部4の外面に直接接触し得るようになされている。
一方、飲料容器用キャップ3の天板部16には、ベース樹脂層15上の外表面に円板状の接着部20が形成されている。接着部20は、ライナ接着性インキによって形成されており、このライナ接着性インキに含まれる接着成分によって、ライナ21を天板部16の内表面に確実に溶着している(図2参照)。ここで、接着部20は、ライナ21の周縁に形成された環状に突出したシール部を除いて形成されており、後述する絞り加工の際、天板部16の加工変形に追従して変形し得、かくして、シール部を確実に容器口部4の頂部に当接させ得るように構成されている。
因みに、ライナ接着性インキとしては、公知のオフセット印刷用インキまたはUV硬化型インキなどが適用可能である。
このライナ21は、飲料容器用キャップ3がボトル缶2の容器口部4に螺着したとき、当該容器口部4の頂部に当接するように配置され得る。
この場合、かかる構成のキャップ付ボトル缶1は以下の手順により製造される。まず予め化成処理などの各種処理を行った厚さ約0.25mmの板状でなる金属部材の一面に、例えば熱溶着法によって内面サイズコート膜14を溶着し、この外表面にベース樹脂層15を形成する。
次に、このようにしてベース樹脂層15で一面を被覆した金属部材をプレス成型機によりΦ38mmのPP(Pilfer Proof)キャップに打抜き、ビートやナールなどを成型するローリング成型処理を行った後、天板部16の内表面にベース樹脂層15上にのみに接着部20を塗布する。
次いで、この接着部20上にライナ21を溶着させ、かくして筒部17の内表面がベース樹脂層15で被覆され、かつ天板部16の内表面にライナ21を備えた飲料容器用キャップ3を形成し得る。
そして、ボトル缶2の容器内部に内容物(飲み物)を充填した後、当該容器口部4に飲料容器用キャップ3を被せ、この飲料容器用キャップ3に対して当該容器口部4の雄ねじ部5などに沿って絞り成型、ねじ成型及び裾巻き成型などのキャッピング処理が行なわれ、図1に示すように、飲料容器用キャップ3をボトル缶2の容器口部4に螺着させたキャップ付ボトル缶1が形成される。
かくして飲料容器用キャップ3では、ベース樹脂層15で被覆した筒部17の内表面が、ボトル缶2における容器口部4の側面たる雄ねじ部5に密着して配置されるとともに、ライナ21が容器口部4の頂部に当接し、ボトル缶2の容器内部を密封し得るように構成されている。
以上の構成において、飲料容器用キャップ3では、ライナに対して非接着性でなるベース樹脂層15を形成し、このベース樹脂層15で、容器口部4と接触する筒部17の内表面を被覆するようにしたことにより、接着成分が含まれていない分、キャップ付ボトル缶1の開栓時にボトル缶2の容器口部4に生じる摩擦を従来よりも低減でき、これによりキャップ付ボトル缶1の開栓トルクを最小限に抑制できる。
なお、飲料容器用キャップ3では筒部17の内表面をベース樹脂層15で被覆したので、キャップ付ボトル缶1の閉栓時に生じる容器口部4の摩擦についても同様に従来よりも低減でき、これによりキャップ付ボトル缶1の閉栓トルクを最小限に抑制できる。
また、この飲料容器用キャップ3では、ライナ21を溶着するのに適した接着成分として、例えば、カルボン酸変性オレフィンを含む接着部20を天板部16に設け、この接着成分を含む接着部20にライナ21を溶着させるようにしたことにより、天板部16にライナ21を確実に固着させることができる。
以上の構成によれば、ベース樹脂層15によりキャップ筒部17の内表面を被覆するようにしたことにより、開栓時に生じる摩擦が従来よりも低減できるので、開栓トルクを最小限に抑制でき、かくして従来に比して購入者が容易に開栓することができる。
(2)第2の実施の形態
図1との対応部分に同一符号を付して示す図3において、50は第2の実施の形態によるキャップ付ボトル缶を示す。第1の実施の形態と比較した場合、第2の実施の形態の飲料容器用キャップ51は、天板部52の構成のみが異なる。図4に示すように天板部52は、内面サイズコート膜14を有し、この内面サイズコート膜14にライナ21を接着させる接着部20を複数備えている。これらの接着部20は、接着部20の間の隙間にベース樹脂層15を有し、該接着部20の上にライナ21が溶着された構成を有する。かくして、ライナ21と内面サイズコート膜14との間には、接着部20とベース樹脂層15が設けられている。
図1との対応部分に同一符号を付して示す図3において、50は第2の実施の形態によるキャップ付ボトル缶を示す。第1の実施の形態と比較した場合、第2の実施の形態の飲料容器用キャップ51は、天板部52の構成のみが異なる。図4に示すように天板部52は、内面サイズコート膜14を有し、この内面サイズコート膜14にライナ21を接着させる接着部20を複数備えている。これらの接着部20は、接着部20の間の隙間にベース樹脂層15を有し、該接着部20の上にライナ21が溶着された構成を有する。かくして、ライナ21と内面サイズコート膜14との間には、接着部20とベース樹脂層15が設けられている。
ここで、内面サイズコート膜14としては、エポキシ/尿素系樹脂、エポキシ/フェノール系樹脂及びポリエステル/アミノ系樹脂などを用いることができる。
接着部20は、ライナ接着粘性塗料、エポキシ/フェノール系樹脂及びポリエステル/アミノ系樹脂の部材のうちいずれか1つの部材に、接着成分としてカルボン酸変性ポリオレフィンが添加されて、所定のパターンに形成される。この場合所定のパターンとしては、ライナ21全体を安定して溶着するために、天板部52の中心点100に対して点対象となるように接着部20が配置されるパターンが好ましく、例えば、図5(a)から(d)に示すパターンが可能である。この接着部20は、含まれる接着成分たるカルボン酸変性ポリオレフィンによって、天板部16の内表面にライナ21を確実に溶着させ得るようになされている。ここで、接着部20は、ライナ21の周縁に形成された環状に突出したシール部を除いて形成されており、後述する絞り加工の際、天板部16の加工変形に追従して変形し得、かくして、シール部を確実に容器口部4の頂部に当接させ得るように構成されている。
一方、ベース樹脂層15は、エポキシ/フェノール系樹脂により形成されており、接着成分が含まれていないことから滑性に優れた特性を有する。因みに、ベース樹脂層15は、エポキシ/フェノール系樹脂を適用するようにしたが、本発明はこれに限られず、ポリエステル/アミノ系樹脂などを用いることも可能である。これに加えて、ベース樹脂層15には、さらに、脂肪酸グリセリンエステルや合成油などの滑剤を添加するようにしてもよく、この場合表面の滑性を向上させることができる。
第2の実施の形態の場合も、ベース樹脂層15は、キャップ本体10における筒部17の内表面において露出しており、ボトル缶2の容器口部4に飲料容器用キャップ51が螺着したとき、当該容器口部4の外面に直接接触し得るようになされている。
この場合、かかる構成のキャップ付ボトル缶50は以下の手順により製造される。まず予め化成処理などの各種処理を行った厚さ約0.25mmの板状でなる金属部材の一面に、例えば熱溶着法によって内面サイズコート膜14を溶着し、この内面サイズコート膜14の上に接着部20を塗布し、所定のパターンを形成する。
次に、接着部20のパターンが形成された内面サイズコート膜14上に、ベース樹脂層15を塗布する。ここで、ベース樹脂層15に用いられるエポキシ/フェノール系樹脂は、粘度が低く流動性が高いという特性を有し、接着部20に用いられるライナ接着性粘性塗料はエポキシ/フェノール系樹脂を弾く特性を有している。従って、ライナ接着性粘性塗料で接着部20を形成し、かつ、エポキシ/フェノール系樹脂でベース樹脂層15形成した場合は、接着部20上にベース樹脂層15が塗布されると、流動性の高いベース樹脂層15は接着部20に弾かれるため、筒部17の内面の内面サイズコート膜14上及び天板部52の内面の内面サイズコート膜14上の接着部20のパターン間に、ベース樹脂層15が形成される。
次いで、このようにして接着部20とベース樹脂層15とで被覆した金属部材をプレス成型機によりΦ38mmのPP(Pilfer Proof)キャップに打抜き、ビートやナールなどを成型するローリング成型処理を行った後、天板部16の内表面の接着部20上にライナ21を溶着させ、かくして筒部17の内表面がベース樹脂層15で被覆され、かつ天板部16の内表面にライナ21を備えた飲料容器用キャップ51を形成し得る。
そして、ボトル缶2の容器内部に内容物(飲み物)を充填した後、当該容器口部4に飲料容器用キャップ51を被せ、この飲料容器用キャップ51に対して当該容器口部4の雄ねじ部5などに沿って絞り成型、ねじ成型及び裾巻き成型などのキャッピング処理が行なわれ、図3に示すように、飲料容器用キャップ51をボトル缶2の容器口部4に螺着させたキャップ付ボトル缶50が形成される。
かくして飲料容器用キャップ51では、ベース樹脂層15で被覆した筒部17の内表面が、ボトル缶2における容器口部4の側面たる雄ねじ部5に密着して配置されるとともに、ライナ21が容器口部4の頂部に当接し得るように構成されている。
以上の構成において、飲料容器用キャップ51では、ライナに対して非接着性でなるベース樹脂層15を形成し、このベース樹脂層15で、容器口部4と接触する筒部17の内表面を被覆するようにしたことにより、接着成分が含まれていない分、キャップ付ボトル缶50の開栓時にボトル缶2の容器口部4に生じる摩擦を従来よりも低減でき、これによりキャップ付ボトル缶50の開栓トルクを最小限に抑制できる。
なお、飲料容器用キャップ51では筒部17の内表面をベース樹脂層15で被覆したので、キャップ付ボトル缶50の閉栓時に生じる容器口部4の摩擦についても同様に従来よりも低減でき、これによりキャップ付ボトル缶50の閉栓トルクを最小限に抑制できる。
また、この飲料容器用キャップ51では、ライナ21を溶着するのに適した接着成分として、例えば、カルボン酸変性オレフィンを含む接着部20のパターンを天板部16に設け、この接着部20のパターン間にベース樹脂層15を形成し、接着成分を含む接着部20で内面サイズコート膜14とライナ21の両方と接着させるようにしたことにより、天板部16にライナ21を確実に固着させることができる。また、パターンを工夫することで接着部の材料を節約することも可能である。
以上の構成によれば、ベース樹脂層15によりキャップ筒部17の内表面を被覆するようにしたことにより、開栓時に生じる摩擦が従来よりも低減できるので、開栓トルクを最小限に抑制でき、かくして従来に比して購入者が容易に開栓することができる。
なお、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲に記載した事項の範囲内で種々の変形実施をすることができ、キャップ本体10をブリキやティンフリースチールなどのこの他種々の金属部材で形成しても良い。
さらに、上述した実施の形態においては、本発明を溶融状態のライナ21を天板部16,52に溶着させる飲料容器用キャップ3,51に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、予めシート状に成型したライナを天板部16,52に取り付ける飲料容器用キャップ3,51に適用するようにしても良い。
1、50 キャップ付ボトル缶
2 ボトル缶
3、51 飲料容器用キャップ(キャップ)
4 容器口部
10 キャップ本体
14 内面サイズコート膜
15 ベース樹脂層
16、52 天板部
17 筒部
20 接着部
21 ライナ
2 ボトル缶
3、51 飲料容器用キャップ(キャップ)
4 容器口部
10 キャップ本体
14 内面サイズコート膜
15 ベース樹脂層
16、52 天板部
17 筒部
20 接着部
21 ライナ
Claims (4)
- 天板部の周縁部から筒部が垂下したキャップ本体と、前記天板部の内表面に設けられたライナとを備えたキャップにおいて、
前記筒部の内表面に前記ライナに対して非接着性でなるベース樹脂層を備えることを特徴とするキャップ。 - 前記天板部は、内面サイズコート膜を有し、この内面サイズコート膜に前記ライナを接着させる接着部を備え、前記接着部及び前記ベース樹脂層が前記内面サイズコート膜と前記ライナとの間に介在することを特徴とする請求項1記載のキャップ。
- 天板部の周縁部から筒部が垂下したキャップ本体と、前記天板部の内表面に設けられたライナとを備えたキャップにより、ボトル缶の口部が閉止されたキャップ付ボトル缶において、
前記キャップは、前記筒部の内表面に前記ライナに対して非接着性でなるベース樹脂層を備えることを特徴とするキャップ付ボトル缶。 - 前記天板部は、内面サイズコート膜を有し、この内面サイズコート膜に前記ライナを接着させる接着部を備え、前記接着部及び前記ベース樹脂層が前記内面サイズコート膜と前記ライナとの間に介在することを特徴とする請求項3記載のキャップ付ボトル缶。
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JP2006095126A JP2007269336A (ja) | 2006-03-30 | 2006-03-30 | キャップ及びキャップ付ボトル缶 |
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-
2006
- 2006-03-30 JP JP2006095126A patent/JP2007269336A/ja active Pending
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