JP2011051595A - 容器のキャッピング方法および容器詰め飲料 - Google Patents
容器のキャッピング方法および容器詰め飲料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011051595A JP2011051595A JP2009199789A JP2009199789A JP2011051595A JP 2011051595 A JP2011051595 A JP 2011051595A JP 2009199789 A JP2009199789 A JP 2009199789A JP 2009199789 A JP2009199789 A JP 2009199789A JP 2011051595 A JP2011051595 A JP 2011051595A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- metal cap
- container mouth
- top surface
- inner ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Sealing Of Jars (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
【解決手段】シール部60を有するシール部材6を間に介し容器口部5に金属製キャップ10を巻き締めた後に、金属製キャップ10のコーナ部3及びスカート部2をコーナ部圧着型30及びスカート部圧着型20によって圧着した状態を保持し、天面部プレス型40に天面部4を軸方向下方に押して凹部4aを形成し、シール部60のインナーリング60aによって突出部(インナーリング60aの最大外径dmax>容器口部5の内周面の最小内径Dmin)を形成する。
【選択図】図3
Description
ところで、キャップ本体内周面端部にライナー(シール部材)を設けたキャップを容器口筒に嵌合し、次に突出部を有する押圧体によってキャップ天壁上面を下方に押圧して、天壁を陥没変形させ、ライナーが口筒内周面上端部に弾接して密かつ強固に当接すると同時に、口筒の上端面および外周面上端部にも密に当接するようにし、これによって口筒の内周面上端部から上端面そして外周面上端部にわたっての三面にライナーが弾接して高い気密性を発揮されることになるというキャッピング方法が知られている(特許文献1を参照。)。
このキャッピング方法では、ライナーが加熱された後、冷却する際、収縮変形を起こして内方にずれようとするが、ライナーが上記三面(口筒の内周面上端部、上端面そして外周面上端部)に弾接することによってライナーの収縮変形による内方のずれ移動がその部分で阻止されることになり、ライナーのずれ移動が抑制されるという。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、安定したシール力を確保することができ且つ落下衝撃等を受けた場合であってもシール部材のシール力を好適に維持することが可能な容器のキャッピン方法および容器詰め飲料を提供することにある。
前記金属製キャップを前記容器口部に巻き締めた後に該金属製キャップの天面部中央部を押圧して凹部を形成することを特徴とする。
上記容器のキャッピング方法では、金属製キャップを巻き締めた後に更に金属製キャップの天面部中央を押圧して凹部を形成することによって、当初からシールに寄与しているシール部位のシール力を更に強化すると共に当初はシールに寄与していなかった内側環状壁面をシールに寄与させることが可能となる。また、スカート部下端を容器口部の顎部に巻き締めた後に天面部中央を下方に押圧してインナーリングを容器口部内周面に圧着することにより、スカート部の巻き締め状態を安定にし、シール力を好適に維持することが可能となるのである。更に、後述するように容器口部の上端にカール部を設け、該カール部の内周面を上部最小内径部から下方に向かって外方に傾斜した形状にした場合には、天面部中央を下方に押圧することによりインナーリングの外周面を容器口部の傾斜した内周面に圧着することができる。これにより、例えば落下衝撃等を受けた場合にも、インナーリングのシール力により、好適に密封性が保持されることになる。
上記容器のキャッピング方法では、特に容器口部の上端が下方に向かって外方に傾斜している場合に、当初はあまりシールに寄与していなかったインナーリングについてもシールに好適に寄与させると共に、インナーリングの外周面を容器口部の傾斜内周面に密着させることが可能となる。
上記容器のキャッピング方法では、当初はあまりシールに寄与していなかったインナーリングについてもシールに好適に寄与させると共に、インナーリング外周面の突出部によりを容器口部の傾斜内周面に密着係止させることが可能となる。
また、上記容器のキャッピング方法では、落下衝撃等によって金属製キャップの締付け力が低下する場合であっても、インナーリングの外周面が容器口部内周面に当接して、シール部材のシール力が低下しなくなる。また、飲料が炭酸飲料等の場合は、突出部がストッパーとして機能し、飲料の噴出を好適に防止する。
前記金属製キャップは巻き締められた後に天面部中央部が押圧されて凹部が形成されていることを特徴とする。
上記容器詰め飲料では、落下衝撃等を受けた場合であっても締付け力を低下させることが有効に防止されることとなる。
また、金属製キャップの締付け力がばらつくことなく、均一かつ安定したシール力を維持することができる。
更に、本発明の容器詰め飲料は、落下衝撃等の金属製キャップの締付け力を低下させる要因に対して冗長性を有すると共に、金属製キャップの締付け力が低下する場合でも高い気密性を保持することが可能となる。
本発明に使用する金属製キャップ10は、天面部4と天面部4の周縁部から垂下するスカート部2とからなり、天面部4内面にシール部材6が接着固定されている。シール部材6はその周縁にインナーリング60aとアウターリング60bとからなるシール部60が形成され、インナーリング60aの内周側は薄肉中央部60dとなっている。インナーリング60aとアウターリング60bの間の間に容器口部が挿入され、シール部を形成する。インナーリング60aとアウターリング60bの間には環状底面60cが形成されている。
本発明の容器詰め飲料100は、容器口部5に嵌合するインナーリング60aとアウターリング60bを有するシール部材6(図1(c)を参照。)と、シール部材6を締め付ける金属製キャップ10と、飲料を収容する開口部(容器口部)5にカール部7(図4を参照。)が形成されている容器Bとから構成され、金属製キャップ10が容器口部5に巻き締められた後に天面部4中央部に凹部4aを形成するエンボス加工が施されている。なお、このエンボス加工の詳細については、図4を参照しながら後述する。
このエンボス加工によって、当初のシール部位であるシール部材6の環状底面60cおよびアウターリング60bのシール力が更に増大すると共に、当初はシールに寄与していなかったシール部材6のインナーリング60aについてもシールに寄与させることが可能となる。加えて、シール部材6のインナーリング60aによる突出部が形成されることによって、金属製キャップ10の締付け力が低下する場合であっても、シール部材6のシール力が好適に保持されるようになる。つまり、突出部が形成されることによって、金属製キャップ10の締付け力が低下する場合であっても本容器詰め飲料100は高い密封性を保持することが可能となる。
また、飲料が炭酸飲料の場合は、落下衝撃等によってヘッドスペースの圧力が高まり、最悪の場合、ヘッドスペースの圧力がキャップ締付け力より大きくなり、飲料が容器外部に噴出しようとするが、突出部がストッパーとして機能し、飲料の噴出を好適に防止する。なお、容器Bとしては、例えば金属製容器以外のガラス容器或いはペットボトル等の樹脂製容器にも使用することが可能である。
先ず、図4に示すように、シール部材6のインナーリング60aとアウターリング60bの間に容器口部5のカール部7が挿入された状態で、金属製キャップ10のスカート部2裾部を容器口部5のカール部7に巻き締める。すなわち、コーナ部圧着型30によって金属製キャップ10のコーナ部3を圧着しながら、続いてスカート部圧着型20によって金属製キャップ10のスカート部2を半径方向内側に押し込んで、スカート部2の裾部をカール部7の外周面の段差に係合させる。
2 スカート部
3 コーナ部
3a スコア
4 天面部
5 容器口部
6 シール部材
10 金属製キャップ
20 スカート部圧着型
30 コーナ部圧着型
40 天面部プレス型
60 シール部(環状溝部)
60a インナーリング
60b 環状底面
60c アウターリング
100 容器詰め飲料
Claims (4)
- 天面部内面にシール部材が設けられた金属製キャップを容器口部に巻き締める際、シール部材の周縁部に形成されたインナーリングとアウターリングとの間に容器口部を挿入し、天面部を下方に押圧した状態でスカート部下端を容器口部の顎部に巻き締めることにより金属製キャップを容器口部に嵌着せしめる容器のキャッピング方法であって、
前記金属製キャップを前記容器口部に巻き締めた後に該金属製キャップの天面部中央部を押圧して凹部を形成することを特徴とする容器のキャッピング方法。 - 前記容器が金属製容器であり、容器口部の上端が外側にカールしたカール部からなり、該カール部の内周面が上部最小内径部から下方に向かって外方に傾斜してなる請求項1に記載の容器のキャッピング方法。
- 前記金属製キャップの天面部を押圧することによって、前記インナーリングの外周側に、前記カール部内周面の最小内径部より下方側で該最小内径部の内径(Dmin)よりも大きい外方に突出する突出部が形成される請求項1又は2に記載の容器のキャッピング方法。
- 容器口部に嵌合するインナーリングとアウターリングとを有するシール部材を間に介して金属製キャップが該容器口部に形成されたカール部に巻き締められ且つ該カール部の内周面が上部最小内径部から下方に向かって外方に傾斜してなる容器詰め飲料であって、
前記金属製キャップは巻き締められた後に天面部中央部を押圧されて凹部が形成されていることを特徴とする容器詰め飲料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009199789A JP5388345B2 (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | 容器のキャッピング方法および容器詰め飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009199789A JP5388345B2 (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | 容器のキャッピング方法および容器詰め飲料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011051595A true JP2011051595A (ja) | 2011-03-17 |
JP5388345B2 JP5388345B2 (ja) | 2014-01-15 |
Family
ID=43941041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009199789A Active JP5388345B2 (ja) | 2009-08-31 | 2009-08-31 | 容器のキャッピング方法および容器詰め飲料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5388345B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110817781A (zh) * | 2019-12-13 | 2020-02-21 | 浙江喜盈门啤酒有限公司 | 一种啤酒灌装设备中侧拉瓶盖的安装装置 |
JP2020142805A (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | 日本クロージャー株式会社 | 装飾エンボスが配設されている金属製シェルを備えた容器蓋 |
WO2021012324A1 (zh) * | 2019-07-23 | 2021-01-28 | 佛山市定中机械有限公司 | 侧拉环易开盖以及包装容器 |
JP2021088393A (ja) * | 2019-12-05 | 2021-06-10 | 日本クロージャー株式会社 | 易開封性容器蓋 |
RU2824885C1 (ru) * | 2019-12-05 | 2024-08-15 | Ниппон Клоужерс Ко., Лтд. | Легко открываемая крышка для контейнера |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6470369A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Crown Cork Japan | Sealing method |
JP2003267487A (ja) * | 2002-03-12 | 2003-09-25 | Mitsubishi Materials Corp | キャッピング方法およびキャッピング装置 |
JP2003300544A (ja) * | 2002-02-07 | 2003-10-21 | Mitsubishi Materials Corp | キャップ、キャッピングヘッド、キャッピング装置およびキャッピング方法 |
JP2006341851A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Daiwa Can Co Ltd | キャップによりリシール可能な缶容器 |
JP2007001618A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Japan Crown Cork Co Ltd | 密封方法 |
JP2007050924A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Daiwa Can Co Ltd | キャップ用樹脂製ライナーの構造 |
-
2009
- 2009-08-31 JP JP2009199789A patent/JP5388345B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6470369A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Crown Cork Japan | Sealing method |
JP2003300544A (ja) * | 2002-02-07 | 2003-10-21 | Mitsubishi Materials Corp | キャップ、キャッピングヘッド、キャッピング装置およびキャッピング方法 |
JP2003267487A (ja) * | 2002-03-12 | 2003-09-25 | Mitsubishi Materials Corp | キャッピング方法およびキャッピング装置 |
JP2006341851A (ja) * | 2005-06-07 | 2006-12-21 | Daiwa Can Co Ltd | キャップによりリシール可能な缶容器 |
JP2007001618A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Japan Crown Cork Co Ltd | 密封方法 |
JP2007050924A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Daiwa Can Co Ltd | キャップ用樹脂製ライナーの構造 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020142805A (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | 日本クロージャー株式会社 | 装飾エンボスが配設されている金属製シェルを備えた容器蓋 |
WO2021012324A1 (zh) * | 2019-07-23 | 2021-01-28 | 佛山市定中机械有限公司 | 侧拉环易开盖以及包装容器 |
JP2021088393A (ja) * | 2019-12-05 | 2021-06-10 | 日本クロージャー株式会社 | 易開封性容器蓋 |
WO2021111811A1 (ja) * | 2019-12-05 | 2021-06-10 | 日本クロージャー株式会社 | 易開封性容器蓋 |
US11851248B2 (en) | 2019-12-05 | 2023-12-26 | Nippon Closures Co., Ltd. | Easily openable container lid |
RU2824885C1 (ru) * | 2019-12-05 | 2024-08-15 | Ниппон Клоужерс Ко., Лтд. | Легко открываемая крышка для контейнера |
JP7544478B2 (ja) | 2019-12-05 | 2024-09-03 | 日本クロージャー株式会社 | 易開封性容器蓋 |
CN110817781A (zh) * | 2019-12-13 | 2020-02-21 | 浙江喜盈门啤酒有限公司 | 一种啤酒灌装设备中侧拉瓶盖的安装装置 |
CN110817781B (zh) * | 2019-12-13 | 2021-04-16 | 浙江喜盈门啤酒有限公司 | 一种啤酒灌装设备中侧拉瓶盖的安装装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5388345B2 (ja) | 2014-01-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2418155B1 (en) | Metal bottle can | |
JP6515952B2 (ja) | ボトル缶、キャップ付きボトル缶、及びボトル缶の製造方法 | |
JP5388345B2 (ja) | 容器のキャッピング方法および容器詰め飲料 | |
US20170197764A1 (en) | Container And Closure | |
JP4298402B2 (ja) | ボトル缶、キャップ付きボトル缶及びボトル缶の製造方法 | |
GB2545672A (en) | Method of forming a closure | |
EP2655205B1 (en) | A sealing assembly for a closure | |
JP2008201461A (ja) | 内容物充填ボトルの製造方法 | |
JP2011037497A (ja) | ライナー付き金属キャップ及びその製造方法並びにキャップ付き容器及びその製造方法 | |
JP5022181B2 (ja) | プラスチックキャップ | |
JP6207896B2 (ja) | プラスチックキャップ及びキャップ付ポリエステルボトル | |
KR20180034527A (ko) | 용기 및 마개 | |
JP2022177092A (ja) | ボトル缶体、キャップ付きボトル缶体、ボトル缶体のキャッピング方法 | |
JP7103102B2 (ja) | ボトル缶、キャップ付きボトル缶、及びボトル缶の製造方法 | |
CN104039658A (zh) | 具有带有盖体和轴环的能够重复密封的封闭件的饮料瓶 | |
JP2007269363A (ja) | キャップ、キャップ付ボトル缶及びキャップ製造方法 | |
EP3674225A1 (en) | Bottle-shaped can and capped bottle-shaped can | |
JP2008201435A (ja) | キャップ、閉止装置および飲料入り閉止装置 | |
JP2002145312A (ja) | 合成樹脂製キャップ | |
JP2003267487A (ja) | キャッピング方法およびキャッピング装置 | |
JP2006213387A (ja) | ピルファープルーフ用キャップ及びキャップ付容器 | |
JP2004203462A (ja) | ボトル缶のキャッピング方法、キャップ材及びキャップ付きボトル缶 | |
WO2022191196A1 (ja) | キャップ | |
JP5501398B2 (ja) | 中栓付きキャップの製造方法 | |
JP4417890B2 (ja) | キャップ及び炭酸飲料びん |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20120718 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130704 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130710 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130904 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131002 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131007 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5388345 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |