JP2021529968A - ケミレジスタセンサ用のセンシングエレメントおよびその作製方法 - Google Patents

ケミレジスタセンサ用のセンシングエレメントおよびその作製方法 Download PDF

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Abstract

ケミレジスタセンサ用のセンシングエレメント、およびそのようなセンシングエレメントを作製する方法が開示される。センシングエレメントは、各々が第1のタイプのケミレジスタ粒子を含む、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素と、各々が第2のタイプのケミレジスタ粒子を含む、1つまたは複数の第2のタイプの3D要素と、を含み得る。1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つは、1つまたは複数の接合面を有し得る。第1のタイプのケミレジスタ粒子と、第2のタイプのケミレジスタ粒子とは、ナノ粒子コアのタイプ、および各ナノ粒子コアに結合された有機リガンドのタイプ、の少なくとも1つによって異なり得る。【選択図】図3B

Description

本発明は、一般に、ケミレジスタセンサに関する。より具体的には、本発明は、ケミレジスタセンサ用のセンシングエレメントおよびそのようなセンシングエレメントを作製する方法に関する。
ケミレジスタセンサは、揮発性化合物(VC)の存在を検出できるセンサである。ケミレジスタセンサには、例えば、VCの存在に起因した付近の化学環境の変化に応じて電気抵抗が変化する材料または構造が含まれている。VCを感知するための市販のケミレジスタセンサは、カーボンナノチューブ、グラフェン、カーボンナノ粒子などのうちの1つから作られたセンシングエレメントを含む。別のオプションのセンサは、有機リガンドでコーティングされた金属ナノ粒子コアから作られたセンシングエレメントを含む。有機リガンドは、一方の端で金属コアの表面に結合し、もう一方の端でVCに弱く結合する(例えば、相互作用する)ように構成される。最も適切で広く使用されているコアは、Au、Pt、Pd、Agのナノ粒子であり、さらにNi、Co、Cu、Al、Au/Ag、Au/Cu、Au/Ag/Cu、Au/Pt、Au/Pd、Au/Ag/Cu/Pd、Pt/Rh、Ni/Co、およびPt/Ni/Feからなる合金である。
上記の金属コアの1つを有する金属粒子の表面と結合できる最も一般的なタイプの有機リガンドは、チオール(硫化物)である。チオールは、C3−C24鎖を有するアルキルチオール、w−官能化アルカンチオレート、アレーンチオレート、(g−メルカプトプロピル)トリ−メチルオキシシラン、ジアルキルジスルフィド、キサントゲン酸塩、オリゴヌクレオチド、ポリヌクレオチド、ペプチド、タンパク質、酵素、多糖類、およびリン脂質、などの官能基を介して金属コアと結合できる。
ケミレジスタセンサの各粒子は、複数のタイプのVCと相互作用し得る。ただし、各粒子の特定の化学的物理的性質、特に有機リガンドの官能基により、各粒子は、主要な(例えば好ましい)タイプのVCと多数の弱い結合を形成することができる。ただし、他のVCもリガンドに弱く結合し得る。VCは、ナノ粒子のいくつかの部位、例えば、コア表面、結合基、官能基などにおいて相互作用または吸収し得る。当技術分野で知られているセンシングエレメントは、通常、単一のタイプの粒子を含む。そのような場合、各センシングエレメントは、単一のタイプのVCに敏感であり得るかまたはそれを検出し得るか、あるいは2つのタイプのVCを検出し得るが、2つのタイプの粒子を同時にかつリアルタイムに分離する能力がない。
したがって、相互の影響または妨害を回避しながら、単一のセンシングエレメントで2つ以上のVCを同時にかつリアルタイムで制御可能に検出することを可能にし得るケミレジスタセンサ用のセンシングエレメントが必要である。
本発明のいくつかの態様は、ケミレジスタセンサ用のセンシングエレメントに関し得る。いくつかの実施形態では、センシングエレメントは、各々が第1のタイプのケミレジスタ粒子を含む、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素と、各々が第2のタイプのケミレジスタ粒子を含む、1つまたは複数の第2のタイプの3D要素と、を含み得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つは、1つまたは複数の接合面を有し得る。いくつかの実施形態では、第1のタイプのケミレジスタ粒子と、第2のタイプのケミレジスタ粒子とは、ナノ粒子コアのタイプ、および各ナノ粒子コアに結合された有機リガンドのタイプ、の少なくとも1つによって異なり得る。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素は、多層3D構造を形成し得る。いくつかの実施形態では、多層3D構造は、各々が第1または第2のタイプのケミレジスタ粒子のいずれかを含む交互の層を含み得る。いくつかの実施形態では、多層3D構造の少なくとも1つの層は、各々が第1のタイプのケミレジスタ粒子または第2のタイプのケミレジスタ粒子のいずれかを含む交互の立方体形状の3D要素から作製されたチェス盤のような構造を含む。
いくつかの実施形態では、第1のタイプの3D要素の第1のナノ粒子コアと、第2のタイプの3D要素の第2のナノ粒子コアとは、導電性材料のタイプ、コア粒子のサイズおよびコア粒子の形状、の少なくとも1つによって異なる。いくつかの実施形態では、第1のタイプのケミレジスタ粒子は第1のタイプの有機リガンドを含み得、第2のタイプのケミレジスタ粒子は第2のタイプの有機リガンドを含む。いくつかの実施形態では、第1のタイプの有機リガンドと、第2のタイプの有機リガンドとは、各タイプの有機リガンドに含まれる官能基のタイプによって異なり得る。
いくつかの実施形態では、センシングエレメントは、第3のタイプのケミレジスタ粒子を含む1つまたは複数の第3のタイプの3D要素をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第3のタイプの3D要素は、1つまたは複数の第1および第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つとの1つまたは複数の接合面を有し得る。いくつかの実施形態では、第3のタイプのケミレジスタ粒子と、第1および第2のタイプのケミレジスタ粒子とは、ナノ粒子コア、および各ナノ粒子コアに結合した有機リガンド、のうちの少なくとも1つによって異なり得る。
いくつかの実施形態では、第1のタイプのケミレジスタ粒子は、少なくとも1つの第1の主要なタイプの揮発性化合物(VC)と相互作用するように選択され得、第2のタイプのケミレジスタ粒子は、少なくとも1つの第2の主要なタイプのVCと相互作用するように選択され得る。いくつかの実施形態では、第1のタイプの3D要素と、第2のタイプの3D要素とは、各タイプの3D要素に含まれるケミレジスタ粒子間の気孔率によって異なり得る。
本発明のいくつかの態様は、2つの電極と、センシングエレメントとを含むケミレジスタセンサに関し得る。いくつかの実施形態では、センシングエレメントは、各々が第1のタイプのケミレジスタ粒子を含む、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素と、各々が第2のタイプのケミレジスタ粒子を含む、1つまたは複数の第2のタイプの3D要素と、を含み得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つは、1つまたは複数の接合面を有し得る。いくつかの実施形態では、第1のタイプのケミレジスタ粒子と、第2のタイプのケミレジスタ粒子とは、ナノ粒子コアのタイプ、および各ナノ粒子コアに結合された有機リガンドのタイプ、の少なくとも1つによって異なり得る。
いくつかの実施形態では、第1の電極は、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、の両方との少なくとも1つの第1の接合面を有し得、第2の電極は、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、の両方との少なくとも1つの第2の接合面を有し得る。
いくつかの実施形態では、第1の電極は、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つとの接合面であるが、1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちのいずれか1つとは接合しない、少なくとも1つの第1の接合面を有し得、第2の電極は、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つとの接合面であるが、1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちのいずれか1つとは接合しない、少なくとも1つの第2の接合面を有し得る。
本発明のいくつかの追加の態様は、ケミレジスタセンサ用のセンシングエレメントを作製する方法に関し得る。いくつかの実施形態では、この方法は、1つまたは複数の接合面を有する、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素を含む、3Dモデルを受信することと、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素を形成するための第1のインク、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素を形成するための第2のインクを使用して、基板上に、受信した3Dモデルによる3D構造を層ごとに堆積することと、を含み得る。いくつかの実施形態では、第1のインクは、第1の溶媒および複数の第1のタイプのケミレジスタ粒子を含み得、第2のインクは、第2の溶媒および複数の第2のタイプのケミレジスタ粒子を含み得る。いくつかの実施形態では、第1のタイプのケミレジスタ粒子と、第2のタイプのケミレジスタ粒子とは、ナノ粒子コア、および各ナノ粒子コアに結合した有機リガンドのうちの少なくとも1つによって異なり得る。
いくつかの実施形態では、堆積することは、コンピュータ化されたプリンタによって行われ得る。いくつかの実施形態では、3Dモデルを受信することは、少なくとも2つの定義された揮発性化合物(VC)を区別する要求を受信することと、受信した要求により第1のタイプの3D要素および第2のタイプの3D要素を決定することと、を含み得る。いくつかの実施形態では、決定することは、第1の定義された主要なタイプのVCと相互作用するように構成される第1のタイプのケミレジスタ粒子、および第2の定義された主要なタイプのVCと相互作用するように構成される第2のタイプのケミレジスタ粒子を選択することを含み得る。
いくつかの実施形態では、この方法は、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、の両方との少なくとも1つの第1の接合面を有する第1の電極を追加することと、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、の両方との少なくとも1つの第2の接合面を有する第2の電極を追加することと、をさらに含み得る。
いくつかの実施形態では、この方法は、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つとの接合面であるが、1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちのいずれか1つとは接合しない、少なくとも1つの第1の接合面を有する第1の電極を追加することと、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つとの接合面であるが、1つまたは複数の第2のタイプの3D要のうちのいずれか1つとは接合しない、少なくとも1つの第2の接合面を有する第2の電極を追加することと、をさらに含み得る。
本発明とみなされる主題は、明細書の結論部分で特に指摘され、明確に主張されている。しかしながら、本発明は、その目的、特徴、および利点とともに、構成および操作方法の両方に関して、添付図面とともに読まれるとき、以下の詳細な説明を参照することによって最もよく理解され得る。
図1Aは、本発明の実施形態によるケミレジスタセンサ用の粒子の図である。 図1Bは、本発明の実施形態によるケミレジスタセンサ用の粒子の図である。 図1Cは、本発明の実施形態によるケミレジスタセンサ用の粒子の図である。 図1Dは、本発明の実施形態によるケミレジスタセンサ用の粒子の図である。 図2は、本発明の実施形態による任意のリガンドを示す表である。 図3Aは、本発明の実施形態によるケミレジスタセンサの図である。 図3Bは、本発明の実施形態によるケミレジスタセンサの図である。 図4Aは、本発明の実施形態によるセンシングエレメントの図である。 図4Bは、本発明の実施形態によるセンシングエレメントの図である。 図4Cは、本発明の実施形態によるセンシングエレメントの図である。 図5は、本発明のいくつかの実施形態による、ケミレジスタセンサ用のセンシングエレメントを作製する方法のフローチャートである。
例示を単純かつ明確にするために、図に示されている要素は必ずしも一定の縮尺で描かれていないことが理解されよう。例えば、いくつかの要素の寸法は、明確にするために他の要素に比べて誇張されている場合がある。さらに、適切であると考えられる場合、対応するまたは類似の要素を示すために、参照番号が図の間で繰り返される場合がある。
以下の詳細な説明では、本発明の完全な理解を提供するために、多くの特定の詳細が示されている。しかしながら、本発明は、これらの特定の詳細なしで実施され得ることが当業者によって理解されるであろう。他の例では、本発明を曖昧にしないように、周知の方法、手順、および構成要素、モジュール、ユニット、および/または回路は詳細に説明されていない。一実施形態に関して記載されたいくつかの特徴または要素は、他の実施形態に関して記載された特徴または要素と組み合わされ得る。明確にするために、同じまたは類似の機能または要素の説明は、繰り返されない。
本発明の態様は、例えば、水などの他のVCからの望ましくない影響を回避しながら、少なくとも2つの異なるVCと相互作用することができるケミレジスタセンサ用のセンシングエレメントに向けられ得る。本発明の実施形態によるVCは、室温で(ある程度まで)蒸発するように構成され得る有機または無機の任意の化合物を含み得る。例えば、VCは、水(例えば、湿度)、アンモニア、尿素、芳香族化合物、アセトンなどを含み得る。
本発明の実施形態によるセンシングエレメントは、少なくとも2つの異なるタイプの感知粒子を含み得る。各タイプの感知粒子は、1つの主要なタイプのVCと(しかし、少量の他のVCとも)相互作用するように構成され得る。本明細書で使用される場合、主要なタイプのVCは、特定の化合物(例えば、アンモニア)または化合物のファミリー(例えば、アルコール、ケトン、アミン、無水物、エステル、アルデヒド、エーテル、軽質ガス、芳香族など)を含み得る。いくつかの実施形態では、ケミレジスタ粒子のタイプは、ナノ粒子コアのタイプおよび各ナノ粒子コアに結合された有機リガンドのタイプのうちの少なくとも1つとは互いに異なる場合がある。いくつかの実施形態では、各タイプのセンシングエレメントは、異なる1つまたは複数の3D要素に含まれ得る。したがって、本発明の実施形態によるセンシングエレメントは、各3D要素が異なるタイプのケミレジスタ粒子を含む少なくとも2つの異なる3D要素を含み得る3D構造を含み得る。
本発明の実施形態によるケミレジスタ粒子は、任意の適切な金属、合金、または導電性酸化物を含み得る新規の導電性材料から作製されたナノ粒子コアを含み得る。本明細書で使用される場合、合金は、金属または非金属のいずれかの追加の元素と混合された主成分(例えば、重量%)である一次金属元素(例えば、IrおよびRu)を含む金属として定義され得る。例えば、Ir合金は、主成分であるIrと、Pd、Ru、Au、Pt、Agなどとの混合物を含み得る。いくつかの実施形態では、各ナノ粒子コアは、有機リガンド、例えば、チオールでコーティングされ得る。各ナノ粒子コアがさらに少なくとも部分的に酸化物層、例えば、IrOxおよびRuOxのうちの少なくとも1つでコーティングされ得る場合、他の有機リガンドを使用し得る。いくつかの実施形態では、そのような酸化物層は、ジアゾニウム、シラン、カルボン酸、トリクロロ、メトキシ、エトキシ、トリヒドロキシド、ジクロロ、クロロなどのような追加の有機リガンドの結合を可能にし得る。いくつかの実施形態では、これらの有機リガンドは、当技術分野で知られているナノ粒子コアのいずれかでチオールが形成する結合よりも、ナノ粒子コアの酸化物層とはるかに強い結合を形成し得る。いくつかの実施形態では、酸化物層は、コアナノ粒子のさらなる酸化を防止し得、コアナノ粒子を空気中で(例えば、酸素の存在下で)安定にすることができる。
いくつかの実施形態では、各有機リガンドは、水素、ファンデルワールス(VDW)結合、Pi−Pi軌道相互作用(芳香族の場合)、双極子−双極子相互作用(極性の場合)、立体障害(steric interference)、電荷間相互作用、配位結合などを介してVCと相互作用するように構成された1つまたは複数の官能基をさらに含み得る。例えば、有機リガンドは、水と相互作用するように構成されたOH基またはN基を含み得る。別の例では、有機リガンドは、芳香族VCと相互作用するように構成されたベンゼン環を含み得る。さらに別の例では、有機リガンドは、酸(例えば、クエン酸など)などのイオン性VCと相互作用するように構成されたイオン性または荷電官能基を含み得る。
ここで、図1A、図1B、図1C、図1Dを参照する。これらは、本発明のいくつかの実施形態によるケミレジスタセンサのセンシングエレメントのための粒子の図である。いくつかの実施形態では、粒子10、20、30、40の各1つは、それぞれ、ナノ粒子コア12、22、32、42を含み得る。ナノ粒子コア12、22、32、42は、Ir、Ir合金、IrOx、Ru、Ru合金、RuOx、Au、Pt、Pd、Ag、Ni、Co、Cu、Al、Au/Ag、Au/Cu、Au/Ag/Cu、Au/Pt、Au/Pd、Au/Ag/Cu/Pd、Pt/Rh、Ni/Co、Pt/Ni/Feおよびそれらの任意の組み合わせからなる群から選択される導電性材料から作製され得る。いくつかの実施形態では、ナノ粒子コア12、22、32、42は、任意の導電性金属酸化物から作製され得る。いくつかの実施形態では、ナノ粒子コア12、22、32、42の平均直径は、最大で100nm、例えば、50nm、20nm、10nm、5nm、および1nmであり得る。
いくつかの実施形態では、ナノ粒子コア12は、単一の金属または合金を含み得、結晶構造を有し得る。いくつかの実施形態では、ナノ粒子コア22は、単一の金属または合金を含み得、アモルファス構造を有し得る。いくつかの実施形態では、ナノ粒子コア32および42は、複数の金属または合金を含み得、例えば、ナノ粒子コア32および42は、それぞれ、第1の材料(例えば、RuOx、IrOxなどの導電性酸化物)を形成するマトリックス33および43、ならびに第2の材料(例えば、Ru合金、Ru、Ir合金、Ir)からの1つまたは複数の沈殿物34および44を含み得る。いくつかの実施形態では、マトリックス33は結晶構造を有し得、マトリックス43はアモルファス構造を有し得る。
いくつかの実施形態では、粒子10、20、30、40各1つは、例えば、共有結合を介して一方の側から金属コアに結合され、VCと相互作用することができる複数の有機リガンド16、26、36、46をそれぞれさらに含み得る。いくつかの実施形態では、有機リガンドは、チオール、ジアゾニウム、シラン、カルボン酸、トリクロロ、メトキシ、エトキシ、トリヒドロキシド、ジクロロ、クロロなどからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、複数のタイプの有機リガンドが、コア10、20、30、40のうちの1つと結合され得る。例えば、結晶性RuOxを含むコア10は、メトキシシランおよびトリクロロシランの有機リガンド16でコーティングされ得る。本発明のいくつかの実施形態による有機リガンドのいくつかの例は、図2の表に示されている。図2に示される有機リガンドは、一方の側、例えば、クロロシラン基を含む結合基を含む側から、コア10、20、30、40の表面と結合することができ、例えば、VCで(Xとしてマークされる)他方の側から、特定の官能基は、特定のVCを標的とする(例えば、相互作用する)ように構成されたリガンド鎖に付加され得る。いくつかの実施形態では、VCは、例えば、VDW結合、水素結合、Pi−Pi軌道相互作用(芳香族の場合)、双極子−双極子相互作用(極性の場合)、立体障害、電荷間相互作用、配位結合などを介して、有機リガンドの分岐と相互作用し得る。
いくつかの実施形態では、ナノ粒子コア10、20、30、40は、それぞれ、IrOxおよびRuOxまたは他の導電性酸化物のうちの少なくとも1つを含む導電性酸化物層18、28、38、48でそれぞれ少なくとも部分的に覆われ得る。いくつかの実施形態では、ナノ粒子コア10、20、30、40が結晶性またはアモルファスのIr、Ir合金、RuおよびRu合金を含む場合、薄い酸化層がナノ粒子コア10、20、30、40の表面の少なくとも一部に形成され得る。薄い酸化層は、ナノ粒子コアが空気または酸素にさらされるために形成される可能性がある。酸化層の厚さは、数ナノメートル、例えば、1〜2nmの自然酸化物層であり得る。いくつかの実施形態では、そのような酸化層は、有機リガンド16、26、36、46とコア10、20、30、40の表面との間のより強い結合を可能にし得る。
ここで、図3Aを参照する。これは、本発明のいくつかの実施形態によるケミレジスタセンサの図である。ケミレジスタセンサ100は、2つの電極110および120と、センシングエレメント130とを含み得る。センシングエレメント130は、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素132を含み得、各々は、第1のタイプのケミレジスタ粒子、例えば、粒子10または30を含む。センシングエレメント130は、1つまたは複数の第2のタイプの3D要素134をさらに含み得、各々は、第2のタイプのケミレジスタ粒子、例えば、粒子30または40を含む。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素132の少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素134の少なくとも1つは、1つまたは複数の接合面136を有し得る。本明細書で使用される場合、接合面は、第1のタイプの3D要素からの第1のタイプの粒子が、第2のタイプの3D要素からの第2のタイプの粒子と物理的に接触するか、または電極の外面に含まれる原子と物理的に接触する表面である。いくつかの実施形態では、第1のタイプの3D要素132は、各タイプの要素に含まれるケミレジスタ粒子間の気孔率(porosity)によって、第2のタイプの3D要素134とは異なる。気孔率レベルの違いは、有機リガンド(例えば、C3−C24)の長さの違い、コア粒子のサイズ、リガンドに付加された官能基などのために起こり得る。さらに、気孔率レベルの違いは、(例えば、インクジェットプリンタを使用して)3D要素を形成するインクの堆積パラメータの選択、例えば、溶媒粘度、溶媒選択、乾燥プロセスなどにより生じ得、これは、センシングエレメントの形態である差異をもたらす可能性がある。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の3D要素132に含まれる粒子10または30などの粒子は、コアおよびリガンドの種類のうちの少なくとも1つによって、1つまたは複数の3D要素132に含まれる粒子20または40などの粒子と異なり得る。いくつかの実施形態では、粒子は、コアの材料(例えば、金属、合金または導電性酸化物のタイプ)、コアの構造(例えば、結晶性またはアモルファス)、コアのサイズ、コアの形状(例えば、球体、キューブなど)において異なり得る。いくつかの実施形態では、粒子は、本明細書上に列挙されるようなリガンドのタイプにおいて異なり得る。いくつかの実施形態では、有機リガンドのタイプは、各タイプの有機リガンドに含まれる官能基のタイプによって異なり得る。例えば、1つまたは複数の3D要素132は、シランリガンドでコーティングされたRu合金コアを有する粒子を含み得、そして1つまたは複数の3D要素134は、チオールリガンドでコーティングされたPt合金コアを有する粒子を含み得る。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの他のタイプの主要なVCからの信号の受信を回避(例えば、フィルタリング)しながら、第1の主要なタイプのVCのみを感知することが必要とされ得る。本明細書で使用される場合、主要なタイプのVCは、ケミレジスタ粒子が特定の化学的−物理的性質(例えば、有機リガンドの官能基)を有するように設計された化学構造を有するVCであり、これにより粒子は、主要な(例えば、有利な)VCとの多数の弱い結合を形成可能になる。そのような目的のために、センシングエレメント130の構成を有するセンシングエレメントを使用し得る。そのようなセンシングエレメント130は、望ましくない主要なタイプのVC(例えば、水)と相互作用するように構成された1つまたは複数の3D要素132と、所望の主要なタイプのVC(例えば、アンモニア)と相互作用するように構成された1つまたは複数の3D要素134とを有し得る。したがって、水分子は捕捉され、主に1つまたは複数の3D要素132と相互作用し得、アンモニア分子は捕捉され、主に1つまたは複数の3D要素134と相互作用し得る。センサ100が水分子の存在を検出するのを防ぐために、電極110と120との間を流れる電流は、1つまたは複数の3D要素132を通過してはならない。電流は、電極110と120との間の可能な限り最短の通路を通過することができ、したがって、センサ100の構成において、電極110および120が、1つまたは複数の3D要素134とそれぞれ接合面116および126を有する場合、電流は、1つまたは複数の3D要素132を介さず、1つまたは複数の3D要素134を介して、通過することができる。したがって、VC分子と有機リガンドとの相互作用に起因して生じた伝導/抵抗のいかなる変化も、1つまたは複数の3D要素134で検出され得る一方、1つまたは複数の3D要素132は、例えば、水分子のフィルタとして機能する。別の例では、1つまたは複数の3D要素132は、主にアセトンと相互作用するように構成され得、1つまたは複数の3D要素134は、主に尿素と相互作用するように構成され得る。したがって、センサ100は、アセトンの影響をフィルタリングしながら、主に尿素の存在を検出するように構成され得る。
したがって、いくつかの実施形態では、第1の電極110は、1つのタイプの1つまたは複数の3D要134をするが、別のタイプの1つまたは複数の3D要132のうちのいずれか1つを有さない、少なくとも1つの第1の接合面116を有し得る。いくつかの実施形態では、第2の電極120は、1つまたは複数のタイプの3D要素134のうちの少なくとも1つを有するが、1つまたは複数の3D要素132のうちのいずれか1つを有さない、少なくとも1つの第2の接合面126を有し得る。
ここで、図3Bを参照する。これは、本発明のいくつかの実施形態によるケミレジスタセンサの図である。ケミレジスタセンサ105は、2つの電極115および125と、センシングエレメント130とを含み得る。センシングエレメント130は、センサ100および図3Aに関して開示されたセンシングエレメント130と実質的に同じ構造を有し得る。
いくつかの実施形態では、2つの特定の主要なタイプのVCを感知することが必要とされる場合がある。そのような目的のために、センシングエレメント130の構成を有するセンシングエレメントは、第1の主要なタイプのVC(例えば、尿素)と相互作用するように構成された1つまたは複数の3D要素132と、第2の主要なタイプのVC(例えば、アンモニア)と相互作用するように構成された1つまたは複数の3D要素134とを含み得る。したがって、例えば、尿素分子は、捕捉され得、および/または主に1つまたは複数の3D要素132と相互作用し得、例えば、アンモニア分子は、捕捉され得、および/または主に1つまたは複数の3D要素134と相互作用し得る。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の3D要素132および134の両方から信号を受信するために、電流は両方の要素を通過することができ、したがって、電極115および125は、1つまたは複数の3D要素132からの少なくとも1つの要素との、および1つまたは複数の3D要素134からの少なくとも1つの要素との、接合面を有し得る。いくつかの実施形態では、第1の電極115は、1つまたは複数の3D要素132の少なくとも1つ、および1つまたは複数の3D要素134の少なくとも1つ、の両方を有する少なくとも1つの第1の接合面117を有し得る。いくつかの実施形態では、第2の電極125は、1つまたは複数の3D要素132の少なくとも1つ、および1つまたは複数の3D要素134の少なくとも1つ、の両方を有する少なくとも1つの第2の接合面127を有し得る。
当業者によって理解されるべきであるように、図3Aおよび図3Bに示される、1つの接合面136を有する2つの3D要素132および134は、例としてのみ示されている。複数の3D要素132および複数の3D要素134、したがって複数の接合面136を有する他の構成が、図1および図2に関して図示および説明されている、図4A、図4Bおよび図4Cもまた、本発明の範囲内である。
ここで、図4A、図4Bおよび図4Cを参照する。これらは、本発明のいくつかの実施形態によるセンシングエレメントの図である。センシングエレメント130A、130Bおよび130Cは、複数の要素132および複数の要素134、したがって複数の接合面136を有する、異なる幾何学的構成の例を含み得る。当業者によって理解されるべきであるように、センシングエレメント130A、130Bおよび130Cは、例としてのみ与えられ、本発明は、これらの特定の幾何学的構成に限定されない。いくつかの実施形態では、センシングエレメント130Aは、多層3D構造を含み得る。いくつかの実施形態では、多層3D構造は、各々が第1または第2のタイプのケミレジスタ粒子のいずれかを含む交互の層(例えば、3D要素132および134)を含み得る。3D要素132および134は、上記で論じたセンシングエレメント130の3D要素132および134と実質的に同じ微細構造を有し得る。そのような構成では、センシングエレメント130Aは、相互作用するように構成され得、したがって、第1の主要なタイプのVCおよび第2の主要なタイプのVCを感知する。最高量のVCは、環境により近い2つの層(例えば、要素の外層)で捕捉および検出される場合がある。
いくつかの実施形態では、センシングエレメント(例えば、センシングエレメント130A)は、第3のタイプのケミレジスタ粒子を含む1つまたは複数の第3のタイプの3D要素138を含み得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の第3のタイプの3D要素138は、1つまたは複数の第1および第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つを有する1つまたは複数の接合面139を有し得る。いくつかの実施形態では、第3のタイプのケミレジスタ粒子は、ナノ粒子コアおよび各ナノ粒子コアに結合した有機リガンドのうちの少なくとも1つによって、第1および第2のタイプのケミレジスタ粒子とは異なり得る。
いくつかの実施形態では、センシングエレメント130Bは、同じ層内に2つの異なる3D要素132および134を有する多層3D構造を含み得る。したがって、各層において、層の第1の部分は、第1のタイプの主要なVCを感知するように構成され得、層の第2の部分は、第2のタイプの主要なVCを感知するように構成され得る。
いくつかの実施形態では、センシングエレメント130Cは、各々が第1のタイプのケミレジスタ粒子または第2のタイプのケミレジスタ粒子のいずれかを含む、交互の立方体形状の3D要素132および134から作製されたチェス盤様構造を有する少なくとも1つの層を含み得る。
いくつかの実施形態では、センシングエレメント130、130A〜130Cの各々は、最大5mm×5mm×100ミクロンの寸法を有し得る。例えば、センシングエレメント130、130A〜130Cの厚さは、1〜100ミクロンの間、例えば、最大50ミクロン、10ミクロン、5ミクロン以下であり得る。いくつかの実施形態では、センシングエレメント130、130A〜130Cの厚さは、1ミクロン未満であり得る。いくつかの実施形態では、センシングエレメント130、130A〜130Cの厚さは、1nmを超え得る。
いくつかの実施形態では、センシングエレメントは、インクジェットプリンタなどの3D堆積システムによって製造され得る。
ここで、ケミレジスタセンサ用のセンシングエレメントを作製する方法のフローチャートである図5を参照する。図5の方法は、任意のコンピュータ化された3D堆積システム、例えば、コンピュータ化された3Dインクジェットプリンタ、シルクプリンタ、ダイコーティング、ドクターベールなどによって実施され得る。コンピュータ化された3Dプリンタは、3Dモデルにしたがって少なくとも2つのタイプのインクを堆積するように構成された任意の3Dプリンタであり得る。ステップ510において、3Dモデルは、例えば、3D堆積システムに含まれるプロセッサによって受信され得る。3Dモデルは、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素(例えば、要素132)と、1つまたは複数の接合面(例えば、面136)を有する1つまたは複数の第2のタイプの3D要素(例えば、要素134)と、を含み得る。いくつかの実施形態では、3Dモデルは、第1および第2のタイプの3D要素の各3D要素の堆積層への分割を含み得る。各堆積層は、単一の液滴の厚さを有し得る。いくつかの実施形態では、各堆積層は、図4Aおよび図4Bに示されるように、2つの異なる3D要素を形成するための少なくとも2つの異なるインクの部分を含み得る。いくつかの実施形態では、各堆積層は、図3A、図3Bおよび図4Aに示されるように、単一のタイプの要素を形成するための単一のタイプのインクを含み得る。
いくつかの実施形態では、2つ以上の異なるタイプのインクからの第1のインクは、第1の溶媒および第1のタイプの複数のケミレジスタ粒子を含み得、2つ以上の異なるタイプのインクからの第2のインクは、第2の溶媒および第2のタイプの複数のケミレジスタ粒子を含み得る。例えば、第1のタイプの溶媒および第2のタイプの溶媒は、トルエン、エタノール、メタノール、エチルベンゼン、ジクロロベンゼン、酢酸ヘキシル、アニソール、ホロン、クロロベンゼン、アセトン、ジアセトンアルコール、ペンタノン、酢酸エチル、乳酸ブチル、シクロヘキサノン、クロロホルム、水、グリコールファミリーなどのうちの1つであり得る。いくつかの実施形態では、第1の溶媒は、第2の溶媒とは異なり得る。いくつかの実施形態では、第1および第2のタイプのケミレジスタ粒子は、上記に開示されたケミレジスタ粒子のうちのいずれか1つ、例えば、粒子10、20、30および40であり得る。
いくつかの実施形態では、第1のタイプのケミレジスタ粒子は、図1A、図1B、図1C、図1Dおよび図3Aに関して広く議論されるように、ナノ粒子コアおよび各ナノ粒子コアに結合された有機リガンドのうちの少なくとも1つによって第2のタイプのケミレジスタ粒子と異なり得る。いくつかの実施形態では、第1および/または第2のインクは、ラウリル硫酸ナトリウム、4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェニル−ポリエチレングリコール、t−オクチルフェノキシポリエトキシエタノール、ポリエチレングリコールtert−オクチルフェニルエーテルなどの添加剤をさらに含み得る。
いくつかの実施形態では、粒子10、20、30および40は、導電性コアを有機リガンドと一緒に結合するいくつかの既知の当技術分野の方法を使用して作製され得る。例えば、導電性材料の酸化物から作製されたナノ粒子コア(例えば、コア12、22、32および42)が得られ得る。いくつかの実施形態では、ナノ粒子コアは、結晶性、アモルファス、および/または合金のいずれかとして、購入のために市販され得る。いくつかの実施形態では、ナノ粒子コアは、例えば、共分散によって、および/またはボールミルなどによって調製され得る。
RuまたはRuOxを調製するための例として、酢酸ナトリウム、ナトリウムまたは他の水素化ホウ素、ヒドラジンなどの適切な還元剤、または任意の利用可能な既知の還元剤を使用することにより、コア粒子は、例えば、RuCl.xHOまたは同様のもののような、必要な金属の塩の還元、を含み得る。マイクロ波または他の直接放射による加熱により、材料を水溶液に保持し得、還流条件または熱水条件下で加熱し得る。これらの例では、選択したプロセスに応じて、金属塩と還元剤を事前に混合するか、目的の温度に加熱した後に混合することができる。おそらく加熱/冷却などの追加の処理を伴う還元剤と金属塩との混合は、反応混合物中のナノ粒子に時間とともに発達する有核金属クラスターの形成につながり得る。これらの粒子の成長は、リガンドのタイプ、反応時間、温度、粒子の成長を緩和するための界面活性剤(界面活性剤)または他の添加剤の存在などのうちの1つまたは複数によって制御され得る。
いくつかの実施形態では、反応の速度および温度は、結晶性またはアモルファス構造が得られるべきかどうかを決定し得る。例えば、遅い速度(例えば、反応への還元剤の挿入)と0〜25℃の範囲の温度を使用すると、アモルファス構造が生じる可能性がある一方、高い反応速度と低い温度(例えば、0℃未満)を使用すると、結晶構造をもたらす可能性がある。
いくつかの実施形態では、少なくとも2つのタイプの材料を有するコア(例えば、コア32および42)は、両方の材料の塩が反応混合物中に存在する単一のステップで調製され得る。このような1ステッププロセス(例えば、異なる金属の塩を一緒に混合する)は、さまざまな粒子の合金、ある種と別の種の別々の粒子、またはそれらの混合物のいずれかにつながる可能性がある。
いくつかの実施形態では、複数の有機リガンド(例えば、有機リガンド16、26、36および46)は、コアナノ粒子の表面と結合(例えば、共有結合)され得る。例えば、乾燥粉末コアナノ粒子は、溶媒および有機リガンド(例えば、チオール、シランなど)と混合され得、所定の時間(例えば、0.5〜2時間)の間、所定の温度(例えば、10、20、30および40℃)で一緒にかき混ぜられ得る。いくつかの実施形態では、溶媒は、酢酸ナトリウム、水素化ホウ素ナトリウムまたはヒドラジンからなる群、または任意の他の適切な溶媒から選択され得る。いくつかの実施形態では、乾燥コアナノ粒子を分散させるために、超音波処理、超音波法、均質化攪拌法(例えば、ブレードを使用する)などの方法が用いられる。
ステップ520において、3D構造は、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素を形成するための第1のインク、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要を形成するための第2のインクを使用して、受け取った3Dモデルにしたがって、層ごとに基板(例えば、シリコン)上に堆積され得る。例えば、図4Aに示される要素130Aのインクジェット印刷の場合、各々第1のインクからの液滴を含む1つまたは複数の層は、第1の3D要素132を形成するために堆積することができ、各々第2のインクからの液滴を含む1つまたは複数の層は、第2の3D要素134を形成するために堆積することができ、要素130の3D構造が堆積され得るまでこのプロセスを交互に繰り返す。さらに別の例では、図4Bおよび図4Cに示されるセンシングエレメント130Bおよび130Cを形成するために、2つの異なるインクを同じ層に堆積することができる。プリンタに含まれるプリントヘッドは、同じ層に2種類のインクを堆積するように構成し得る。例えば、センシングエレメント130Bに含まれる層の第1の部分にある第1のタイプのインク、およびセンシングエレメント130Bに含まれる層の第2の部分にある第2のタイプのインク。センシングエレメント130Bに含まれる要素132および134の各々は、1つまたは複数の層を使用して堆積され得る。
いくつかの実施形態では、3Dモデルは、1つまたは複数の主要なタイプのVCを検出する要求に基づいて決定し得る。いくつかの実施形態では、3Dモデルを受信することは、少なくとも2つの定義された揮発性化合物(VC)を区別するための要求を受信することを含み得る。そして、受信した要求に応じて、第1のタイプの3D要素および第2のタイプの3D要素を決定し得る。例えば、要求は、第1の定義された主要なタイプのVCと相互作用するように構成される第1のタイプのケミレジスタ粒子と、第2の定義された主要なタイプのVCと相互作用するように構成される第2のタイプのケミレジスタ粒子とを選択することを含み得る。
いくつかの実施形態では、この方法は、印刷された3D構造から溶媒を蒸発させることをさらに含み得る。いくつかの実施形態では、蒸発は、各層の堆積後、いくつかの層の堆積後、またはセンシングエレメント全体の堆積後に実施し得る。蒸発は、伝導加熱、UVランプを使用した加熱、Nまたは他のガスの流れ、自然に周囲環境、真空またはそれらの任意の組み合わせのいずれかによって実施し得る。
いくつかの実施形態では、堆積されたセンシングエレメントに電極を追加して、ケミレジスタセンサを形成することができる。いくつかの実施形態では、電極は、最初に(例えば、リソグラフィプロセスによって、プリンティングエレクトロニクスプロセスなどによって)製造され、続いて、電極間にセンシングエレメント(例えば、要素130、130〜130C)が堆積され得る。あるいは、電極は、すでに堆積されたセンシングエレメントに追加される(例えば、取り付けられる)ことができる。いくつかの実施形態では、この方法は、少なくとも1つの第1の接合面(例えば、表面117)を有する第1の電極(例えば、電極115)を、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素(例えば、要素132)のうちの少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素(例えば、要素132)のうちの少なくとも1つ、の両方と共に追加すること、ならびに、少なくとも1つの第2の接合面(例えば、表面127)を有する第2の電極(例えば、電極125)を、1つまたは複数の第1のタイプの3D要のうちの少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、の両方と共に追加すること、を含み得る。いくつかの実施形態では、電極は、第1の接合面が第2の接合面とは異なるように追加され得る。
いくつかの実施形態では、この方法は、少なくとも1つの第1の接合面(例えば、表面116)を有する第1の電極(例えば、電極110)を、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素(例えば、要素134)のうちの少なくとも1つであるが、1つまたは複数の第2のタイプの3D要素(例えば、要素132)のうちのいずれか1つではない、3D要素と共に追加すること、ならびに、少なくとも1つの第2の接合面(例えば、表面126)を有する第2の電極(例えば、電極120)を、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素(例えば、要素134)のうちの少なくとも1つであるが、1つまたは複数の第2のタイプの3D要素(例えば、要素132)のうちのいずれか1つではない、3D要素と共に追加すること、を含み得る。
本発明の特定の特徴が本明細書に例示および記載されているが、多くの修正、置換、変更、および同等物が当業者に起こり得る。したがって、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の精神の範囲内にあるようなすべてのそのような修正および変更を網羅することを意図していることを理解されたい。
さまざまな実施形態が提示された。これらの実施形態の各々は、もちろん、提示された他の実施形態からの特徴を含み得、具体的に記載されていない実施形態は、本明細書に記載されたさまざまな特徴を含み得る。

Claims (19)

  1. ケミレジスタセンサ用のセンシングエレメントであって、
    各々が第1のタイプのケミレジスタ粒子を含む、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素と、
    各々が第2のタイプのケミレジスタ粒子を含む、1つまたは複数の第2のタイプの3D要素と、を含み、
    1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つは、1つまたは複数の接合面を有し、
    第1のタイプのケミレジスタ粒子と、第2のタイプのケミレジスタ粒子とは、ナノ粒子コアのタイプ、および各ナノ粒子コアに結合された有機リガンドのタイプ、の少なくとも1つによって異なる、センシングエレメント。
  2. 1つまたは複数の第1のタイプの3D要素、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素は、多層3D構造を形成する、請求項1に記載のセンシングエレメント。
  3. 多層3D構造は、各々が第1または第2のタイプのケミレジスタ粒子のいずれかを含む交互の層を含む、請求項2に記載のセンシングエレメント。
  4. 多層3D構造の少なくとも1つの層は、各々が第1のタイプのケミレジスタ粒子または第2のタイプのケミレジスタ粒子のいずれかを含む交互の立方体形状の3D要素から作製されたチェス盤のような構造を含む、請求項1に記載のセンシングエレメント。
  5. 第1のタイプの3D要素の第1のナノ粒子コアと、第2のタイプの3D要素の第2のナノ粒子コアとは、導電性材料のタイプ、コア粒子のサイズおよびコア粒子の形状、の少なくとも1つによって異なる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のセンシングエレメント。
  6. 第1のタイプのケミレジスタ粒子は第1のタイプの有機リガンドを含み、第2のタイプのケミレジスタ粒子は第2のタイプの有機リガンドを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載のセンシングエレメント。
  7. 第1のタイプの有機リガンドと、第2のタイプの有機リガンドとは、各タイプの有機リガンドに含まれる官能基のタイプによって異なる、請求項6に記載のセンシングエレメント。
  8. 第3のタイプのケミレジスタ粒子を含む1つまたは複数の第3のタイプの3D要素をさらに含み、
    1つまたは複数の第3のタイプの3D要素は、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つとの1つまたは複数の接合面を有し、
    第3のタイプのケミレジスタ粒子と、第1および第2のタイプのケミレジスタ粒子とは、ナノ粒子コア、および各ナノ粒子コアに結合した有機リガンド、のうちの少なくとも1つによって異なる、請求項1〜7のいずれか1項に記載のセンシングエレメント。
  9. 第1のタイプのケミレジスタ粒子は、少なくとも1つの第1の主要なタイプの揮発性化合物(VC)と相互作用するように選択され、第2のタイプのケミレジスタ粒子は、少なくとも1つの第2の主要なタイプのVCと相互作用するように選択される、請求項1〜8のいずれか1項に記載のセンシングエレメント。
  10. 第1のタイプの3D要素と、第2のタイプの3D要素とは、各タイプの3D要素に含まれるケミレジスタ粒子間の気孔率によって異なる、請求項1〜9のいずれか1項に記載のセンシングエレメント。
  11. ケミレジスタセンサであって、
    2つの電極と、
    センシングエレメントであって、
    各々が第1のタイプのケミレジスタ粒子を含む、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素と、
    各々が第2のタイプのケミレジスタ粒子を含む、1つまたは複数の第2のタイプの3D要素と、を含み、
    1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つは、1つまたは複数の接合面を有し、
    第1のタイプのケミレジスタ粒子と、第2のタイプのケミレジスタ粒子とは、ナノ粒子コアのタイプ、および各ナノ粒子コアに結合された有機リガンドのタイプ、の少なくとも1つによって異なる、
    センシングエレメントと、
    を含む、ケミレジスタセンサ。
  12. 第1の電極は、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、の両方との少なくとも1つの第1の接合面を有し、
    第2の電極は、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、の両方との少なくとも1つの第2の接合面を有する、請求項11に記載のケミレジスタセンサ。
  13. 第1の電極は、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つとの接合面であるが、1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちのいずれか1つとは接合しない、少なくとも1つの第1の接合面を有し、
    第2の電極は、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つとの接合面であるが、1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちのいずれか1つとは接合しない、少なくとも1つの第2の接合面を有する、請求項11に記載のケミレジスタセンサ。
  14. ケミレジスタセンサ用のセンシングエレメントを作製する方法であって、
    1つまたは複数の接合面を有する、1つまたは複数の第1のタイプの3D要素および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素を含む、3Dモデルを受け取ることと、
    1つまたは複数の第1のタイプの3D要素を形成するための第1のインク、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素を形成するための第2のインクを使用して、基板上に、受け取った3Dモデルによる3D構造を層ごとに堆積することと、を含み、
    第1のインクは、第1の溶媒および複数の第1のタイプのケミレジスタ粒子を含み、第2のインクは、第2の溶媒および複数の第2のタイプのケミレジスタ粒子を含み、
    第1のタイプのケミレジスタ粒子と、第2のタイプのケミレジスタ粒子とは、ナノ粒子コア、および各ナノ粒子コアに結合した有機リガンドのうちの少なくとも1つによって異なる、方法。
  15. 堆積することは、コンピュータ化されたプリンタによるものである、請求項14に記載の方法。
  16. 3Dモデルを受け取ることは、
    少なくとも2つの定義された揮発性化合物(VC)を区別する要求を受け取ることと、
    受け取った要求により第1のタイプの3D要素および第2のタイプの3D要素を決定することと、
    を含む、請求項14または15に記載の方法。
  17. 決定することは、第1の定義された主要なタイプのVCと相互作用するように構成される第1のタイプのケミレジスタ粒子、および第2の定義された主要なタイプのVCと相互作用するように構成される第2のタイプのケミレジスタ粒子を選択することを含む、請求項16に記載の方法。
  18. 1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、の両方との少なくとも1つの第1の接合面を有する第1の電極を追加することと、
    1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、および1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つ、の両方との少なくとも1つの第2の接合面を有する第2の電極を追加することと、
    をさらに含む、請求項16に記載の方法。
  19. 1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つとの接合面であるが、1つまたは複数の第2のタイプの3D要素のうちのいずれか1つとは接合しない、少なくとも1つの第1の接合面を有する第1の電極を追加することと、
    1つまたは複数の第1のタイプの3D要素のうちの少なくとも1つとの接合面であるが、1つまたは複数の第2のタイプの3D要のうちのいずれか1つとは接合しない、少なくとも1つの第2の接合面を有する第2の電極を追加することと、
    をさらに含む、請求項16に記載の方法。
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