JP2021525222A - 骨粗しょう症の予防または治療用組成物 - Google Patents

骨粗しょう症の予防または治療用組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、龍膽草及び接骨木抽出物を含む骨粗しょう症の予防または治療用組成物に関し、本発明の目的は、骨形成を高め、骨吸収を抑制することができる骨粗しょう症の予防または治療用組成物を提供することにある。なお、天然物である龍膽草及び接骨木抽出物を含んで生体親和性を高め、副作用がないため、安定的に骨粗しょう症の予防または治療効果を奏する骨粗しょう症の予防または治療用組成物を提供することにある。

Description

本出願は、2019年4月29日付け韓国特許出願第10−2019−0049946号に基づく優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示されたすべての内容は本明細書の一部として含む。
本発明は、龍膽草及び接骨木抽出物を含む骨粗しょう症の予防または治療用組成物に関する。
現在、高齢社会に入り、骨代謝疾患が大きな問題として台頭しており、骨代謝疾患のうち骨粗しょう症が最も大きな比重を占めている。一方、骨粗しょう症とは、カルシウム代謝の不均衡により骨格の組成が変化し、骨の質量(bone mass)が減少して橈骨及び大腿部、脊椎の骨折を容易にもたらす病気で、特に、閉経後の女性に発生頻度が最も高く示され、estrogenの分泌が主要原因と報告されている。
骨は成長が終わった後も再形成(bone remodeling)が持続的に起こり、この過程を通じて造骨細胞(osteoblast)による骨形成と破骨細胞(osteoclast)による骨吸収との恒常性が維持され、通常の条件下での骨組織は骨形成と骨吸収が均衡をなしている。
造骨前駆細胞が様々な因子(BMP、ALP、TGF−β)によって分化されて造骨細胞に変化し、完全に分化した造骨細胞は非タンパク質及びタンパク質成分によって骨基質(bone matrix)内で骨細胞(osteocyte)の形態で存在する。一方、造骨細胞はRANKL(receptor activator of NF−kB ligand)と、これの誘導受容体(decoy receptor)であるOPG(osteoprotegerin)を生成する。
骨吸収において非常に重要な過程は破骨細胞への分化であり、分化を媒介する主なリガンドはRANKLで、RANKLが破骨前駆細胞(osteoclast propenitor cell)の表面にある受容体であるRANKに結合すると、破骨前駆細胞が破骨細胞に成熟化(maturation)されて骨吸収(bone resorption)が起こる。また、破骨細胞分化に重要な役割をする遺伝子はNF−kB、c−FOSのような物質である。
しかしながら、OPG(osteoprotegerin)がRANKLと結合するとRANKLとRANKとの結合が遮断されて破骨細胞の形成が抑制され、必要以上の骨吸収が起こらなくなる。古い骨の吸収または破壊は血液細胞(造血幹細胞)から生じる破骨細胞によって行われ、これは骨に穴を開けて少量のカルシウムが血流に放出され、身体機能を維持するために使用される。一方、骨細胞で生成した造骨細胞は、膠原質(コラーゲン)で穴を満たし、カルシウムとリンの沈着物(hydroxyapatite)を覆って硬くかつ新しい骨を作って骨格を再建する。
骨が破壊され始めて再度新しい骨に再形成されるまでは、約100日程度かかる。幼児では、1年以内に骨のカルシウムが100%変わるが、成人では毎年、骨格の約10〜30%がこのような過程を通じて再形成され、破骨速度と造骨速度が同一であれば以前のような骨密度を維持することができる。このように重要な骨に均衡が破れる場合、多くの病気を引き起こすことができ、特に骨粗しょう症が代表的な疾患である。
現在まで知られている骨粗しょう症の治療方法は、estrogen療法、calcitonin療法、カルシウム補充剤、ビタミンD誘導体療法などが存在するが、最も多く利用される方法としては、estrogen療法とcalcitonin療法が報告されているが、様々な副作用と投与時期を調節しにくい欠点があると報告されている。そのため、最近では副作用がなく、安価の天然物を開発して骨粗しょう症を治療しようとする研究が行われている。
これにより、天然物を利用した従来技術として大韓民国公開特許公報第10−2017−0054115号には、大豆の発芽胚芽抽出物を含む骨粗しょう症の予防または治療用医薬組成物が公知となっており、大韓民国登録特許公報第10−178311号には、五味子、トチュウ及びクコの複合抽出物を有効成分として含有する骨代謝疾患の予防または治療用組成物が公知となっている。
しかしながら、前述した従来の技術では、天然物を利用して造骨細胞の増殖能及び分化能または造骨細胞に関連する因子発現を高めることができることを示しているが、破骨細胞による骨吸収の効果は記載していないので、骨形成及び骨吸収の恒常性を維持することができる新しい天然物質の骨粗しょう症治療剤の開発が必要である。
大韓民国公開特許公報第10−2017−0054115号 大韓民国登録特許公報第10−178311号
前述した問題を解消するためのものであり、本発明の目的は、骨形成を高め、骨吸収を抑制することができる骨粗しょう症の予防または治療用組成物を提供することにある。
なお、天然物である龍膽草及び接骨木抽出物を含んで生体親和性を高め、副作用がないため、安定的に骨粗しょう症の予防または治療効果を奏する骨粗しょう症の予防または治療用組成物を提供することにある。
本発明の実施例に係る龍膽草及び接骨木抽出物を含む骨粗しょう症の予防または治療用組成物を提供する。
前記龍膽草抽出物と前記接骨木抽出物の混合重量比は、1:0.1〜10であってもよい。
前記龍膽草及び接骨木の抽出物を全体組成物の総重量に対して0.001〜100重量%で含むことができる。
前記龍膽草及び接骨木抽出物は熱水抽出により抽出されたものであってもよい。
前記組成物は、骨形成に関連する遺伝子の発現を向上させることができる。
前記骨形成に関連する遺伝子は、ALP、Osteocalcin、BMP、TGF−β及びosteoprotegerinからなる群より選択された1種以上の遺伝子であってもよい。
前記組成物は、骨吸収に関連する遺伝子の発現を抑制させることができる。
前記骨形成に関連する遺伝子は、NF−kB、c−FOS、NFATC−1、Cathepsin K及びMMP−9からなる群より選択された1種以上の遺伝子であってもよい。
本発明は、他の一実施例に係る骨粗しょう症の予防または治療用組成物の製造方法を提供する。
前記組成物の製造方法は、
1)龍膽草及び接骨木を溶媒に入れ、加熱して抽出物を得る段階;
2)前記1)段階から得た抽出物を減圧下で濃縮する段階を含むことができる。
前記1)段階の加熱温度は、80〜100℃であってもよい。
前記2)段階は、30〜70℃で行う段階であってもよい。
本発明に係る骨粗しょう症の予防または治療用組成物は、骨形成を高め、骨吸収を抑制する効果を提供することができる。
なお、本発明に係る骨粗しょう症の予防または治療用組成物は、天然物である龍膽草及び接骨木抽出物を主成分として含むことにより、生体親和性が高く、副作用がないため、安定的に骨粗しょう症の予防または治療効果を提供することができる。
本発明の一実施例に係る抽出物の濃度によるALP活性を測定した結果で、図1aは参考例1、図1bは参考例2、図1cは実施例1、図1dは実施例2、図1eは実施例3に該当する結果である。 本発明の一実施例に係る抽出物の濃度によるtartrate−resistant acid phosphate(TRAP)酵素の活性を測定した結果で、図2aは参考例1、図2bは参考例2、図2cは実施例1、図2dは実施例2、図2eは実施例3に該当する結果である。 本発明の一実施例に係る抽出物の濃度によるALP遺伝子発現量を測定した結果で、図3aは参考例1、図3bは参考例2、図3cは実施例1、図3dは実施例2、図3eは実施例3に該当する結果である。 本発明の一実施例に係る抽出物の濃度によるOsteocalcin遺伝子発現量を測定した結果で、図4aは参考例1、図4bは参考例2、図4cは実施例1、図4dは実施例2、図4eは実施例3に該当する結果である。 本発明の一実施例に係る抽出物の濃度によるNFATC−1遺伝子発現量を測定した結果で、図5aは参考例1、図5bは参考例2、図5cは実施例1、図5dは実施例2、図5eは実施例3に該当する結果である。 本発明の一実施例に係る抽出物の濃度によるCathepsin K遺伝子発現量を測定した結果で、図6aは参考例1、図6bは参考例2、図6cは実施例1、図6dは実施例2、図6eは実施例3に該当する結果である。 本発明の一実施例に係る抽出物の濃度によるMMP−9遺伝子発現量を測定した結果で、図7aは参考例1、図7bは参考例2、図7cは実施例1、図7dは実施例2、図7eは実施例3に該当する結果である。
本発明において、添付の図面は従来技術との差別性及び明瞭性、そして技術把握の便宜のために誇張された表現で示されていることもある。また、後述する用語は、本発明における機能を考慮して定義された用語で、使用者、運用者の意図または慣例によって異なることがあるので、このような用語の定義は本明細書全般にわたった技術的内容に基づいて下さなければならない。一方、実施例は本発明の請求の範囲に提示された構成要素の例示的事項に過ぎず、本発明の権利範囲を限定するものではなく、権利範囲は本発明の明細書全般にわたった技術的思想に基づいて解釈されなければならない。
本発明の一実施例に係る骨粗しょう症の予防または治療用組成物は、龍膽草及び接骨木抽出物を有効成分として含有する。
本発明において用いられる龍膽草は、Gentian scabra Bunge var. buergeri(Miquel)Maximで、韓国、日本、中国東北部、シベリア東部に主に分布しており、双子葉植物合板火軍リンドウ目リンドウ科の多年草で山地の草原で育つ。また、知られている効能及び効果は肝臓、胆の火が旺盛なことを下げる効能があり、清熱燥湿、瀉肝胆火、苦味健胃薬、利胆剤として利用され、消化作用、肝機能亢進及び抗炎症に効果がある。
本発明者らは、龍膽草の新しい効果として骨形成を促進及び骨吸収抑制効果を確認し、龍膽草が骨代謝疾患のうち骨粗しょう症を予防または治療に有用に用いることができることを確認した。
一般的に、龍膽草は健胃、瘡腫、疥癬、肝蛭、盜汗、驚風、蛔蟲、心臓病、湿疹、胃炎、胃酸過多症、胃酸過少症、胃カタル、胃疾患に効能があると知られているが、骨代謝疾患に関連して骨粗しょう症の予防または治療に効果があるということは、本発明者らによって最初に確認された。
本発明の一実施例において、前記龍膽草は龍膽草の葉、芽、茎または根であってもよいが、これに制限されない。好ましくは根である。
本発明において用いられる接骨木は、Sambucus williamsiiで、ニワトコ属に属する落葉低木で活血止痛の効能があるため、風湿性関節炎、腰痛、骨折傷、外傷出血に有効であり、産後のお血削除及び打撲傷に主に用いられる。
本発明者らは接骨木が骨形成を促進させ、骨吸収を抑制することができることを確認し、これにより、骨代謝疾患のうち骨粗しょう症を予防または治療に有用に用いることができることを確認した。
本発明における用語「予防」とは、組成物の投与により骨粗しょう症を抑制するか、または発病を遅延させるすべての行為を意味する。
本発明において、用語「治療」とは、組成物の投与により骨粗しょう症による症状が好転するか、または有利に変更するすべての行為を意味する。
本発明の一実施例において、前記抽出物は溶媒抽出法、超音波抽出法、超臨界抽出法、発酵法及び炮製法による抽出法から選択されたいずれか一つ以上の方法で得ることができるが、これに制限されるものではない。前記溶媒抽出法は水、C〜Cの低級アルコールまたはこれらの混合溶媒を用いたことを特徴とする。
本発明において抽出方法としては、前記溶媒抽出法が好ましく用いられ、より好ましくは熱水を利用した溶媒抽出法が用いられるが、これに制限されない。
このとき、前記熱水を利用した溶媒抽出法は、天然物に含有された有効成分を安全に抽出することができるだけでなく、化合物を用いずに抽出することにより、最終産物または組成物からもたらすことができる副作用を減らし、生体親和性を高めることができる。
前記龍膽草抽出物と前記接骨木抽出物との混合重量比は、1:0.1〜10であってもよく、好ましくは1:0.4〜2.5であるが、これに制限されない。ここで、前記混合重量比が1:0.1〜10である場合、骨形成への向上効果及び骨吸収への抑制効果が互いに均衡をなすことができる。
前記龍膽草及び接骨木抽出物は全体組成物の総重量に対して0.001〜100重量%で含むことができ、好ましくは0.001〜50重量%であり、より好ましくは0.001〜20重量%であるが、これに制限されない。前記抽出物が全体組成物に対して0.001重量%未満である場合、濃度が低すぎて骨形成の誘導及び骨吸収の抑制効果が微々たる。
前記龍膽草抽出物は、全体組成物に対して0.001〜99.999重量%含まれることができ、好ましくは0.001〜80重量%であり、より好ましくは30〜70重量%であるが、これに制限されない。
前記接骨木抽出物は、0.001〜99.999重量%含まれることができ、好ましくは0.001〜80重量%であり、より好ましくは30〜70重量%であるが、これに制限されない。
前記組成物は、骨形成に関連する遺伝子の発現を向上させることができ、ここで、前記遺伝子の発現は、造骨前駆細胞が造骨細胞に分化する過程または造骨細胞が骨細胞の形態に変化する過程でともに起こることを意味し、このとき、遺伝子はALP、Osteocalcin、BMP、TGF−β及びosteoprotegerinからなる群より選択された1種以上の遺伝子であってもよく、好ましくは、ALP及びOsteocalcinで造骨前駆細胞が造骨細胞に分化する過程において最も重要な因子であるが、これに制限されない。
前記ALPは骨組織に存在し、骨の成長が活発に起こるとき、その活性が増加すると知られている遺伝子である。
前記Osteocalcinは、骨材の形成時に造骨細胞により合成され、骨のextracelluar matrixに結合されるタンパク質を意味する。
また、前記組成物は、骨吸収に関連する遺伝子の発現を抑制させることができ、このとき、前記遺伝子の発現は、破骨細胞への分化過程でともに起こることを意味する。ここで、前記遺伝子はNF−kB、c−FOS、NFATC−1、Cathepsin K及びMMP−9からなる群より選択された1種以上の遺伝子であってもよく、好ましくはNFATC−1、Cathepsin K及びMMP−9からなる群より選択された1種以上の遺伝子であるが、これに制限されない。
このとき、NFATC−1は、破骨細胞の分化過程で発現が増加することになる遺伝子であり、一方、Cathepsin K及びMMP−9は、破骨細胞の分化過程が続く場合、発現量が増加される遺伝子である。
本発明の組成物は、医薬組成物として利用されることができ、薬学的に許容される担体、賦形剤及び希釈剤からなる群より選択された1種以上の添加剤をさらに含むことができる。このように、本発明の医薬組成物に追加に含まれる添加剤の種類と量は関連技術分野において通常知られているところに従う。
本発明の組成物は、薬学的に許容可能な担体を含むことができる。薬学的に許容可能な担体を含む上記組成物は、経口または非経口の様々な剤形であってもよい。製剤化する場合には、通常用いられる充填剤、増量剤、結合剤、湿潤剤、崩解剤、界面活性剤などの希釈剤または賦形剤を用いて調製される。経口投与のための固形製剤には、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤などが含まれ、これらの固形製剤は、一つ以上の化合物に少なくとも一つ以上の賦形剤、例えば、デンプン、炭酸カルシウム、スクロース(sucrose)またはラクトース(lactose)、ゼラチンなどを混ぜて調剤される。また、単純な賦形剤の他にステアリン酸マグネシウム、タルクなどのような潤滑剤も使用できる。経口投与のための液状製剤としては、懸濁剤、内用液剤、乳剤、シロップ剤などが該当するが、よく用いられる単純希釈剤である水、リキッドパラフィン以外に種々の賦形剤、例えば、湿潤剤、甘味剤、芳香剤、保存剤などを含むことができる。非経口投与のための製剤には、滅菌した水溶液、非水性溶剤、懸濁剤、乳剤、凍結乾燥製剤、坐剤が含まれる。非水性溶剤、懸濁溶剤としては、プロピレングリコール(propylene glycol)、ポリエチレングリコール、オリーブ油のような植物油、オレイン酸エチルのような注射可能なエステルなどを用いることができる。坐剤の基剤としては、ウイテプゾール(witepsol)、マクロゴール、ツイン(tween)61、カカオ脂、ラウリン脂(laurinum)、グリセロゼラチンなどを用いることができる。
本発明の組成物は、錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、懸濁剤、内用液剤、乳剤、シロップ剤などの経口投与剤;及び滅菌した注射溶液として水溶液、非水性溶剤、懸濁剤、及び乳剤、凍結乾燥製剤、坐剤などの非経口投与剤などの形態で適用形態に合わせて製剤化して用いることができる。
前記組成物の投与経路は、目的組織に到達することができる限り、いかなる一般的な経路を通じて投与することができる。本発明の組成物は目的とするところに従い、腹腔内投与、静脈投与、動脈投与、筋肉内投与、骨内投与、子宮内投与、硬膜投与、皮下投与、皮内投与、経口投与、脾内投与、肺内投与、直腸内投与、脳血管内(intracerebroventricular)に注射することができるが、これに制限されない。また、前記組成物は、活性物質が標的細胞に移動することができる任意の装置により投与することができる。
本発明の組成物は、薬剤学的に有効な量で投与することができる。
本発明における用語「薬剤学的に有効な量」は、医学的治療に適用可能な合理的な受益/リスク比で疾患を治療するのに十分な量を意味し、有効容量レベルは個体の種類及び重症度、年齢、性別、感染したウイルスの種類、薬物の活性、薬物に対する敏感度、投与時間、投与経路及び排出率、治療期間、同時に用いられる薬物を含む要素及びその他の医学分野においてよく知られている要素により決定することができる。
例えば、本発明の組成物は、龍膽草及び接骨木の混合使用量を基準に1日基準0.01g〜20gの量で投与することができる。具体的に抽出物である場合、前記含有量の範囲の龍膽草及び接骨木を用いて製造された抽出物を1日投与量として考慮することができる。
本発明の組成物は、個別治療剤として投与するか、他の治療剤と併用して投与することができ、従来の治療法とは順次にまたは同時に投与することができる。そして、単一または多重投与することができる。前記要素をすべて考慮して副作用なく最小限の量で最大の効果を得ることができる量を投与することが重要であり、当業者によって容易に決定することができる。
本発明の組成物は、骨粗しょう症の予防または治療のために単独で、または手術、ホルモン治療、薬物治療及び生物学的反応調節剤を用いる方法と併用して用いることができる。
本発明はまた他の一実施例で、前記龍膽草及び接骨木抽出物を有効成分として含む、骨粗しょう症の予防または改善用食品組成物を提供する。
このとき、前記龍膽草及び接骨木抽出物は前述した通りである。
前記龍膽草及び接骨木抽出物を常食できながらも、骨粗しょう症の改善を図ることができる食品の形態で製造して摂取することができる。このとき、前記食品に含まれる前記龍膽草及び接骨木抽出物の含有量は、特に制限されないが、一例として、食品組成物の総重量に対して0.001〜100重量%で含むことができる。食品が飲料である場合には、一例として、100mlを基準に0.01〜60g、他の例として0.1〜60gの割合で含むことができる。
また、前記組成物は食品組成物に通常用いられ、嗅覚、味覚、視覚などを向上させることができる追加成分を含むことができる。たとえば、ビタミンA、D、E、B1、B2、B6、B12、ナイアシン(niacin)、ビオチン(biotin)、フォレート(folate)、パントテン酸(panthotenic acid)などを含むことができる。また、亜鉛(Zn)、鉄(Fe)、カルシウム(Ca)、クロム(Cr)、マグネシウム(Mg)、マンガン(Mn)、銅(Cu)などのミネラルを含むことができる。また、リジン、トリプトファン、システイン、バリンなどのアミノ酸を含むことができる。また、防腐剤(ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、サリチル酸、デヒドロ酢酸ナトリウムなど)、殺菌剤(漂白粉と高度漂白粉、次亜塩素酸ナトリウムなど)、酸化防止剤(ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)など)、着色剤(タール色素など)、発色剤(亜硝酸ナトリウム、亜酢酸ナトリウムなど)、漂白剤(亜硫酸ナトリウム)、調味料(MSGグルタミン酸ナトリウムなど)、甘味料(ズルチン、シクラメート、サッカリン、ナトリウムなど)、香料(バニリン、ラクトン類など)、膨張剤(ミョウバン、D−酒石酸水素カリウムなど)、強化剤、乳化剤、増粘剤(糊料)、皮膜剤、ガム基礎剤、泡抑制剤、溶剤、改良剤などの食品添加物(food additives)を添加することができる。前記添加物は、食品の種類に応じて選別され、適切な量で用いられる。
一方、前記龍膽草及び接骨木抽出物を用いて骨粗しょう症改善用の機能性食品を製造することができる。
具体的な例として、前記食品組成物を用いて骨粗しょう症を改善させることができる加工食品を製造することができ、例えば、菓子、飲料、酒類、発酵食品、缶詰、牛乳加工食品、食肉加工食品または麺加工食品の形態である健康機能性食品として製造することができる。このとき、菓子はビスケット、パイ、ケーキ、パン、キャンディ、ゼリー、ガム、シリアル(穀物フレークなどの食事代用品類を含む)などを含む。飲料は飲用水、炭酸飲料、機能性イオン飲料、ジュース(例えば、リンゴ、ナシ、ブドウ、アロエ、柑橘、桃、ニンジン、トマトジュースなど)、甘酒などを含む。酒類は清酒、ウイスキー、焼酎、ビール、洋酒、果実酒などを含む。発酵食品は醤油、味噌、コチュジャンなどを含む。缶詰は水産物缶詰(例えば、マグロ、サバ、サンマ、サザエ缶詰など)、畜産物缶詰(牛肉、豚肉、鶏肉、七面鳥缶詰など)、農産物缶詰(トウモロコシ、桃、パインアップル缶詰など)を含む。乳加工食品はチーズ、バター、ヨーグルトなどを含む。食肉加工食品はとんカツ、ビーフカツ、チキンカツ、ソーセージ、酢豚、ナゲット類、ノビアニなどを含む。麺加工食品は乾麺、そうめん、ラーメン、うどん麺、冷麺、密封包装生麺などを含む。この他にも、前記組成物はレトルト食品、スープ類などに用いられることができる。
本発明の用語「健康機能性食品(functional food)」とは、特定保健用食品(food for special health use、FoSHU)と同一の用語で、栄養供給の他にも、生体調節機能を効率的に示すように加工された医学、医療効果の高い食品を意味し、前記食品は骨粗しょう症の改善に有用な効果を得るために、錠剤、カプセル、粉末、顆粒、液状、環などの多様な形態で製造することができる。
本発明の他の一実施例によれば、前記骨粗しょう症の予防または治療用組成物の製造方法を提供することができる。
前記組成物の製造方法は、
1)龍膽草及び接骨木を溶媒に入れ、加熱して抽出物を得る段階;及び
2)前記1)段階から得た抽出物を減圧下で濃縮する段階を含む。
前記1)段階は、龍膽草及び接骨木の有効成分を抽出するための段階で、溶媒抽出法で加熱して効果的に龍膽草及び接骨木の有効成分を抽出する段階である。一例として、龍膽草及び接骨木をそれぞれ水に入れて加熱する段階であってもよい。
前記1)段階の加熱温度は、80〜100℃であってもよい。前記加熱温度を80〜100℃で行う場合、有効成分を迅速に抽出しながら、実行途中に有効成分が揮発したり、気化したりすることを防ぐことができる。
前記2)段階は、前記1)の段階から得たそれぞれの龍膽草、接骨木抽出物を減圧して濃縮する段階である。
このとき、前記2)段階は、30〜70℃で行うことができ、この温度範囲で濃縮する場合、濃縮時間を短縮することができる。
前記骨粗しょう症の予防または治療用組成物の製造方法は、前記2)段階の後に、
3)前記2)段階から得た濃縮された抽出物を凍結乾燥する段階;及び
4)前記3)段階から得た粉末状の龍膽草及び接骨木抽出物を混合する段階をさらに含むことができる。
前記3)段階は、前記2)段階から濃縮された抽出物を凍結乾燥させる段階で、当該段階を介して龍膽草及び接骨木抽出物を粉末状に得ることができる。
次に、前記4)段階は、龍膽草及び接骨木抽出物を混合した混合物を得る段階で、当該技術分野の技術者が容易に変更することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を説明する。しかし、本発明の実施形態は多様な異なる形態に変形することができ、本発明の範囲が以下説明する実施形態に限定されるものではない。また、本発明の実施形態は当該技術分野において平均的な知識を有する者に本発明をさらに完全に説明するために提供するものである。
製造例1.龍膽草及び接骨木抽出物の製造
龍膽草抽出物と接骨木抽出物を製造するために、それぞれの100gの原水に蒸留水2Lを入れ、90℃で5時間熱水抽出した。濾過された抽出液を50℃で減圧濃縮して凍結乾燥により粉末状の試料を得た。龍膽草抽出物と接骨木抽出物の収率は、それぞれ15.4%、9.27%であった。
下記表1に羅列したように、実施例を準備し、表1に記載された龍膽草抽出物と接骨木抽出物は、前記製造例1により製造した。
Figure 2021525222
実験例1.細胞毒性の評価
本実験例では、本発明の接骨木及び龍膽草抽出物を処理したとき、細胞毒性に及ぼす影響を確認するために実験を行った。
1×10個のMC3T3−L1細胞を96well plateに分注し、培養液は10%FBSを含有したDMEMを用いた。12時間培養した後、各抽出物(実施例1〜5)を100−1000μg/mlで処理し、24時間培養した。その後、WST reagent20μlを添加して光によるWST還元を最小限にするためにホイルで光を遮断し、3時間反応させた。iMARKTM Microplate Reader(Bio−Rad Laboratories Headquarters,Hercules,CA,USA)を用いて560nmの波長でoptical densityを測定した。
各抽出物の細胞毒性をED50(cell viabilityが50%となる濃度)で求めた結果を表2に示した。この結果、本発明の龍膽草及び接骨木抽出物は600μg/ml以上の高濃度でも安全であると示された。
Figure 2021525222
実験例2.Alkaline phosphatase acitivity(ALP acitivity)の測定
本実験例では、本発明の龍膽草及び接骨木抽出物を濃度別に処理したとき、Alkaline phosphatase acitivityに及ぼす影響を確認するために、実験を行った。一方、Alkaline phosphatase(塩基性リン酸分解酵素;ALP)は、ほとんどの組織に存在し、骨組織に存在するALPは骨成長が活発に起こるときにその活性が増加すると知られている。
5×10個のMC3T3−L1細胞を6well plateに分注し、50μg/mlのascorbic acidと10mMのβ−glycerophosphateを添加して造骨細胞への分化を誘導した。参考例1、2及び実施例1〜3をそれぞれ50μg/ml、100μg/ml、200μg/mlの濃度別に処理した後、37℃、5%のCO incubatorで48時間培養後、PBSで2回洗浄し、0.2% triton X−100を入れた後、37℃ incubatorで30分間lysisさせた。2,500rpmで10分間遠心分離した後、上澄液を取ってタンパク質を定量し、残りの上澄液は、0.1N glycineと100mM p−nitrophenylphosphate(p−NPP)を添加した後、37℃で30分間incubation後、0.1N NaOHを入れて反応を停止させた後、405nmで吸光度を測定し、ALP酵素によりp−nitrophenolに転換された量を算出した。この結果を図1に示した。前記図1のNCは、対照群として何も処理しない実験群である。
図1に示すように、各抽出物により濃度が増加するほどALP活性が増加することを確認し、参考例1(図1a)または2(図1b)に比べて、実施例1〜3(図1c〜図1e)がさらに優れたALP活性が示されることを確認した。すなわち、龍膽草または接骨木抽出物を単独で処理したときよりも龍膽草及び接骨木抽出物を処理する場合、ALP活性が著しく高いことを確認した。これにより、本発明の龍膽草及び接骨木抽出物は、骨成長の誘導効果に優れることを確認した。
実験例3.tartrate−resistant acid phosphate(TRAP)の測定
本実験例では、本発明の龍膽草及び接骨木抽出物を濃度別に処理時、破骨細胞の分化程度に及ぼす影響を確認するために実験を行った。具体的に、破骨細胞が骨吸収作用をするときに増加するTRAP酵素の活性を測定し、破骨細胞の分化程度にどのように影響を及ぼすかを確認した。
一方、TRAP酵素の活性は、破骨細胞が骨吸収作用をするときに増加することで、単核の破骨前駆細胞を形成した後、細胞が融合される多核の性骨破骨細胞を形成するようになり、骨表面に付着する。また、TRAPはNitrophenyl phosphate、ATP存在下で活性を示すもので、破骨細胞のみに唯一存在する骨分解酵素である。
まず、1×10個のRAW 264.7破骨前駆細胞を6well plateに分注し、30ng/ml濃度のRANKLを各ウェルに入れた後、参考例1、2及び実施例1〜3をそれぞれ50μg/ml、100μg/ml 、200μg/mlの濃度別に処理した造骨細胞の条件培養液を処理して3日間培養した。基質溶液としてcitrate−acetone及びformaldehyde混合溶液で固定した細胞を1.36mg/mLの4−nitrophenyl phosphate disodium salt、10mMのtartrateを含む50mMのcitrate bufferを製造し、固定した細胞に基質溶液を分注し、37℃、5%のCO incubatorで30分間反応させた後、酵素反応液を0.1N NaOHで反応を停止させ、405nmの波長でoptical densityを3回測定し、その平均値と標準偏差を求め、この結果を図2に示した。前記図2のNCは、対照群として何も処理しない実験群である。
図2に示すように、何も処理しない実験群に比べて、各抽出物により濃度が増加するほどTRAP酵素活性が減少することを確認し、参考例1(図2a)または2(図2b)に比べて、実施例1〜3(図2c〜図2e)が顕著にTRAP酵素活性が低くなることを確認した。すなわち、龍膽草または接骨木抽出物を単独で処理したときよりも龍膽草及び接骨木抽出物を処理する場合、TRAP酵素活性がより顕著に低くなることを確認し、これにより、本発明の龍膽草及び接骨木抽出物は骨吸収を阻害することができることを確認した。
実験例4.前骨芽細胞で造骨細胞分化関連因子発現の測定
龍膽草及び接骨木抽出物を処理したとき、前骨芽細胞で造骨細胞分化関連因子について発現するかどうかを調べるために、real time PCRを行った。まず、1×10個のMC3T3−E1細胞を12well plateに分注し、参考例1、2及び実施例1〜3をそれぞれ50、100、200μg/mLの濃度別に処理した後、48時間培養した後、細胞を収集してRNeasy extraction kit(Qiagen,Gaithersburg,Maryland,USA)で製造社のprotocolによりRNA抽出を行った。iScript cDNA synthesis kit(Bio−Rad Laboratories Headquarters,Hercules,CA,USA)を用いてcDNA合成した。遺伝子の発現を測定するために、SYBR Green(iQ SYBR Green Supermix,Bio−Rad Bio−Rad Laboratories Inc.)を用いた実時間定量PCRを行い、機器はReal−Time PCR(Applied Biosystems,Foster City,CA,USA )を用いた。測定するために用いた遺伝子の塩基配列は表3に示した。Real time PCR反応は、総20μl内にcDNA 2μlと2X SYBR mix10μl、forward、reverse primerはそれぞれ100pmol/μlを1μlずつ添加し、残りはHOで満たされた。RCR増幅段階は次の通りであり、増幅cycleは40cycleを行った。Hot startのために95℃で8分、増幅段階のdenaturationを95℃で15秒、annealingを55℃で30秒、extensionを72℃で30秒間繰り返し、各cycleのextension後の値が記録された。すべてのcycleが完了した後、primerの特異性を確認するために、melting curve分析を行った。結果の分析は、Applied Biosystemsから提供されるOne step system software v2.1で分析した。ALP遺伝子発現量を測定した結果は図3に、Osteocalcin遺伝子発現量を測定した結果は図4に示した。前記図3及び図4のNCは、対照群として造骨細胞の分化誘導実験も行わず、何も処理しない実験群である。
Figure 2021525222
図3に示すように、各抽出物により濃度が増加するほどALP遺伝子の発現が高くなることを確認し、参考例1(図3a)または2(図3b)に比べて、実施例1〜3(図3c〜図3e)がさらに多くALP遺伝子発現が示されることを確認した。すなわち、龍膽草または接骨木抽出物を単独で処理したときよりも龍膽草及び接骨木抽出物を処理する場合、ALP遺伝子発現誘導効果に優れることを確認した。これにより、本発明の龍膽草及び接骨木抽出物は、骨成長の誘導効果に優れることを確認した。
図4に示すように、各抽出物により濃度が増加するほどOsteocalcin(OC)の発現が高くなることを確認し、参考例1(図4a)または2(図4b)に比べて、実施例1〜3(図4c〜図4e)がさらに多くOsteocalcin発現が示されることを確認した。すなわち、龍膽草または接骨木抽出物を単独で処理したときよりも龍膽草及び接骨木抽出物を処理する場合、Osteocalcin発現誘導効果に優れることを確認した。一方、Osteocalcin(OC)は、骨材形成時に造骨細胞により合成され、骨のextracelluar matrixに結合されるタンパク質であるので、本発明の龍膽草及び接骨木抽出物は、骨再形成を誘導することができることを確認した。
実験例5.前破骨細胞で破骨細胞分化関連因子発現の測定
龍膽草及び接骨木抽出物を処理したとき、前破骨細胞で破骨細胞分化関連因子の発現を調べるために、real time PCRを行った。5×10個のRAW246.7細胞を12well plateに分注し、10ng/mLのRNAKLと10ng/mLのM−CSFを添加して破骨細胞への分化を誘導した後、参考例1、2及び実施例1〜3をそれぞれ50、100、200μg/mLの濃度別に処理し、48時間が経過した後、細胞を収集し、RNeasy extraction kit(Qiagen,Gaithersburg,Maryland,USA)で製造社のprotocolによりRNA抽出を行った。iScript cDNA synthesis kit(Bio−Rad Laboratories Headquarters,Hercules,CA,USA)を用いてcDNAを合成した。遺伝子の発現を測定するために、SYBR Green(iQ SYBR Green Supermix,Bio−Rad Bio−Rad Laboratories Inc.)を用いた実時間定量PCRを行い、機器はReal−Time PCR(Applied Biosystems,Foster City,CA,USA )を用いた。測定しようとする遺伝子の塩基配列は前記表3に示した。Real time PCR反応は、総20μl内にcDNA2μlと2X SYBR mix 10μl、forward、reverse primerはそれぞれ100pmol/μlを1μlずつ添加し、残りはHOで満たされた。RCR増幅段階は次の通りであり、増幅cycleは40 cycleを行った。Hot startのために95℃で8分、増幅段階のdenaturationを95℃で15秒、annealingを55℃で30秒、extensionを72℃で30秒間繰り返し、各cycleのextension後に値が記録された。すべてのcycleが完了した後、primerの特異性を確認するために、melting curve分析を行った。結果の分析は、Applide Biosystemsから提供されるOne step system software v2.1で分析した。
破骨細胞分化は、造骨細胞と活性化されたTリンパ球から分泌される破骨細胞誘導因子であるreceptor activatior of nuclear facotr−kB ligand(RANKL)と破骨前駆細胞で発現するその受容体RANKの結合により開始される。RANKLとRANKの結合が進行すると、c−fosとNFATC−1の発現が増加することになり、その結果により、Cathepsin K及びMMP9の発現が増加することになり、これにより、破骨細胞の分化が持続される。これにより、実験例5では、NFATC−1遺伝子発現量を測定してこの結果を図5に、Cathepsin K遺伝子発現量を測定してこの結果を図6に、MMP−9遺伝子発現量を測定してこの結果を図7に示した。前記図5〜図7のNCは、対照群として破骨細胞の分化誘導実験も行わず、何も処理しない実験群であり、Cは、比較群として破骨細胞の分化誘導実験は行ったが、何も処理しない実験群である。
図5に示すように、各抽出物により濃度が増加するほどNFATC−1遺伝子の発現が減少することを確認し、参考例1(図5a)または2(図5b)に比べて、実施例1〜3(図5c〜図5e)が、NFATC−1遺伝子発現量が顕著に低いことを確認した。すなわち、龍膽草または接骨木抽出物を単独で処理したときよりも龍膽草及び接骨木抽出物を処理する場合、NFATC−1遺伝子発現の抑制効果に優れることを確認した。特に、実施例1〜3を200μg/mlで処理した結果は、破骨細胞分化誘導後、何も処理しない実験群に比べてNFATC−1遺伝子発現がそれぞれ54.96%、65.10%、76.56%有意に減少したことを確認した。
図6に示すように、各抽出物により濃度が増加するほどCathepsin K遺伝子の発現が減少することを確認し、参考例1(図6a)または2(図6b)に比べて実施例1〜3(図6c〜図6e)が、Cathepsin K遺伝子発現量が顕著に低いことを確認した。すなわち、龍膽草または接骨木抽出物を単独で処理したときよりも龍膽草及び接骨木抽出物を処理する場合、Cathepsin K遺伝子発現の抑制効果に優れることを確認した。特に、実施例1〜3を200μg/mlで処理した結果は、破骨細胞分化誘導後、何も処理しない実験群に比べてCathepsin K遺伝子発現がそれぞれ46.98%、59.49%、74.98%有意に減少したことを確認した。
図7に示すように、各抽出物により濃度が増加するほどMMP−9遺伝子の発現が減少することを確認し、参考例1(図7a)または2(図7b)に比べて実施例1〜3(図7c〜図7e)が、MMP−9遺伝子発現量が顕著に低いことを確認した。すなわち、龍膽草または接骨木抽出物を単独で処理したときよりも龍膽草及び接骨木抽出物を処理する場合、MMP−9遺伝子発現の抑制効果に優れることを確認した。特に、実施例1〜3を200μg/mlで処理した結果は、破骨細胞分化誘導後、何も処理しない実験群に比べてMMP−9遺伝子発現がそれぞれ52.51%、58.17%、72.12%有意に減少したことを確認した。
前述のように、本発明は図面に示された実施例を参考にして説明したが、これは例示的に過ぎず、当該技術が属する分野における通常の知識に基づいて、多様な変形及び均等な他の実施例が可能であるという点を理解しなければならない。したがって、本発明の真正な技術的保護範囲は、以下に記述する請求の範囲により、前述した発明の具体的な内容に基づいて定められなければならない。
Figure 2021525222

Claims (11)

  1. 龍膽草及び接骨木抽出物を含む骨粗しょう症の予防または治療用組成物。
  2. 前記龍膽草抽出物及び前記接骨木抽出物の混合重量比は、1:0.1〜10である、請求項1に記載の骨粗しょう症の予防または治療用組成物。
  3. 前記龍膽草及び接骨木の抽出物を全体組成物の総重量に対して0.001〜100重量%で含む、請求項1に記載の骨粗しょう症の予防または治療用組成物。
  4. 前記龍膽草及び接骨木抽出物は、熱水抽出により抽出されたものである、請求項1に記載の骨粗しょう症の予防または治療用組成物。
  5. 前記組成物は、骨形成に関連する遺伝子の発現を向上させるものである、請求項1に記載の骨粗しょう症の予防または治療用組成物。
  6. 前記骨形成に関連する遺伝子は、ALP、Osteocalcin、BMP、TGF−β及びosteoprotegerinからなる群より選択された1種以上の遺伝子である、請求項5に記載の骨粗しょう症の予防または治療用組成物。
  7. 前記組成物は、骨吸収に関連する遺伝子の発現を抑制させるものである、請求項1に記載の骨粗しょう症の予防または治療用組成物。
  8. 前記骨形成に関連する遺伝子は、NF−kB、c−FOS、NFATC−1、Cathepsin K及びMMP−9からなる群より選択された1種以上の遺伝子である、請求項7に記載の骨粗しょう症の予防または治療用組成物。
  9. 1)龍膽草及び接骨木を溶媒に入れ、加熱して抽出物を得る段階;及び
    2)前記1)段階から得た抽出物を減圧下で濃縮する段階;
    を含む請求項1に記載の骨粗しょう症の予防または治療用組成物の製造方法。
  10. 前記1)段階の加熱温度は、80〜100℃である、請求項9に記載の骨粗しょう症の予防または治療用組成物の製造方法。
  11. 前記2)段階は、30〜70℃で行う段階である、請求項9に記載の骨粗しょう症の予防または治療用組成物の製造方法。
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