JPH07101868A - ニワトコ属植物抽出物を有効成分とする骨疾患の予防・治療剤 - Google Patents

ニワトコ属植物抽出物を有効成分とする骨疾患の予防・治療剤

Info

Publication number
JPH07101868A
JPH07101868A JP5281582A JP28158293A JPH07101868A JP H07101868 A JPH07101868 A JP H07101868A JP 5281582 A JP5281582 A JP 5281582A JP 28158293 A JP28158293 A JP 28158293A JP H07101868 A JPH07101868 A JP H07101868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extract
therapeutic agent
preventing
active ingredient
bone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5281582A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kodama
亨 児玉
Katsuro Miyagawa
克郎 宮川
Koichi Nakahara
光一 中原
Yoshinobu Kiso
良信 木曽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suntory Ltd
Original Assignee
Suntory Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suntory Ltd filed Critical Suntory Ltd
Priority to JP5281582A priority Critical patent/JPH07101868A/ja
Publication of JPH07101868A publication Critical patent/JPH07101868A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 スイカズラ科ニワトコ属(Sambucu
s)植物の抽出物を有効成分とする吸収性骨疾患の予防
・治療剤。 【効果】 本発明の有効成分である植物抽出物は、骨吸
収作用を抑制することが確認され、しかも、これらの原
料となる植物は、古くから薬用に広く用いられているも
のであり、安全性において特に問題になる点はないもの
である。従って、本発明の吸収性骨疾患の予防・治療剤
は、悪性高カルシウム血症、骨ページェット病、骨粗鬆
症等の吸収性骨疾患の予防または治療に有用なものであ
る。また、本発明の抽出物を飲食物に添加して日常的に
摂取することにより、吸収性骨疾患の予防のための保健
用飲食物としても有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収性骨疾患の予防・
治療剤に関し、さらに詳細には、スイカズラ科ニワトコ
属植物の抽出物を有効成分として含有する、悪性高カル
シウム血症、骨ページェット病または骨粗鬆症等の吸収
性骨疾患の予防・治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢者人口の急激な増加と共に所
謂老人病が増加している。中でも、骨粗鬆症をはじめと
する吸収性骨疾患は、骨折を多発し、寝たきり老人に繋
がる疾病として、その予防と治療法の開発が望まれてい
る。骨は一旦形成された後は全く変化しない構築物では
なく、骨形成と骨吸収のバランスの上にその構造および
量は維持されている。従って、加齢あるいはその他の原
因によりそのバランスが崩れると、種々の骨疾患を発症
する。吸収性骨疾患とは、骨吸収の異常亢進によって起
きる骨疾患を意味し、骨髄腫やリンパ腫などが原因で起
こる悪性高カルシウム血症、局所性骨吸収によりもたら
される骨ページェット病、原因は不明であるが加齢によ
り骨量が減少する骨粗鬆症等が挙げられる。
【0003】骨は主に有機質であるコラーゲン線維と無
機質であるカルシウム塩からなり、この両者が結びつい
て、張力にも圧力にも強い強固な構築物として形成され
る。とりわけ、カルシウム塩は全骨重量の70%を占め
るが、骨粗鬆症のような骨吸収性の骨疾患においては、
その進行と共にカルシウム塩が骨から血液中に溶出して
行く高カルシウム血症を伴い、この結果、骨からカルシ
ウム塩が徐々に失われて行く。これまで、このような疾
患の予防にはカルシウムを維持する方法が、また治療に
はカルシウムを補う方法が採用され、活性型ビタミンD
製剤およびカルシウム製剤等が用いられてきた。ま
た、骨からの脱灰を抑制する目的でエストロゲン製剤お
よびカルシトニン製剤のようなホルモン剤が用いられて
きた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの薬剤
の効果は、疼痛の軽減、病状の進行の防止等にはある程
度の効果が認められるものの、その効果は満足のいくも
のではなく、より確実な効果を示す薬効成分が求められ
ている。さらに、吸収性骨疾患の予防の目的で当該成分
を日常的に摂取する場合は、経口摂取が望ましく、とり
わけ飲食物の配合成分として飲食物と共に摂取し得る形
態のものであることが望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は先に、PT
Hrp(副甲状腺ホルモン関連蛋白質)またはその活性
フラグメントが誘発する培養新生仔マウス頭蓋冠からの
カルシウムおよび無機リン酸遊離が、骨粗鬆症のような
吸収性骨疾患のメカニズムと高い相関関係を有すること
を知った。そしてこの手法を用いて、吸収性骨疾患に対
する予防・治療効果を種々の薬用植物からの抽出物につ
いて探索していたところ、スイカズラ科ニワトコ属植物
から得られる抽出物が、この評価系で、カルシウムおよ
び無機リンの遊離抑制作用を示すことを見いだし、本発
明を完成した。すなわち、本発明は、スイカズラ科ニワ
トコ属植物の抽出物を有効成分とする吸収性骨疾患の予
防・治療剤を提供するものである。
【0006】本発明の植物抽出物を得るために利用され
る原料植物は、前記のようにスイカズラ科ニワトコ属植
物であるが、これらは古くから漢方薬・民間薬等とし
て、骨折時の治療・鎮痛剤、利尿剤、発汗剤等として広
く用いられている植物であり、「接骨木」と総称されて
いるものである。このスイカズラ科ニワトコ属植物の例
としては、本州産のニワトコ(Sambucus si
eboldiana)、北海道産のエゾニワトコ(S.
bergerina)、中国産のトウニワトコ(S.w
illiamsii)、ヨーロッパ産のセイヨウニワト
コ(S.nigra)等の他、これらの近縁種を挙げる
ことができるが、これらの効用は大体同様と考えられて
いる(薬用植物大辞典・廣川出版/東京,修正刷第15
刷・267頁/昭和60年)。このように、本発明の植
物抽出物を得るために好適に用いられる原料植物は、既
に生薬として知られており、「骨折」の治療に用いられ
るという記載はあるものの、これまでにその成分が吸収
性骨疾患の予防もしくは治療に有効であるとの知見は全
くなかった。
【0007】本発明の有効成分である植物抽出物は、上
記植物体等の原料から、有効成分を効果的に抽出し得る
溶媒を用いて抽出し、また必要により、これらを部分精
製することにより得られる。この抽出において使用され
る溶媒は、有効成分を効果的に抽出し得る溶媒であれば
特に限定されるものではないが、例えば、水や、アセト
ン、もしくはメタノール、エタノール、プロパノール等
の低級アルコールのように水と混和する有機溶媒、また
はそれらの混液、クロロホルム等の含塩素有機溶媒、酢
酸エチル等の低級脂肪酸エステル等を用いることができ
るが、水とエタノールの混液を用いるのが好ましい。
【0008】有効成分の抽出にあたっては、原料をその
ままこれらの溶媒で抽出することもできるが、好ましく
は、抽出効率を高めるために、これらの原料を細かく裁
断してから溶媒で抽出することが望ましい。更に、抽出
を2〜4回繰り返して抽出効率を高めることも可能であ
る。好ましい抽出方法としては、細かく裁断した原料1
gに対して5〜100ml、特に10〜20ml程度の
溶媒を用いる方法が挙げられる。抽出溶媒として有機溶
媒を用いる場合は、1日から1カ月間、好ましくは2〜
7日間、室温で行うことが望ましい。また、抽出溶媒と
して水を用いる場合は、抽出効率を高めるため、加温す
ることが望ましい。
【0009】更に、抽出物中の有効成分の濃度を高める
ために、所望により、得られた抽出物を更に、濃縮、液
液分配、吸着クロマトグラフィー、順相もしくは逆相ク
ロマトグラフィー等の手段に付すことも可能である。な
お、本発明に用いる有効成分は、単一の植物から得られ
たものであっても良いが、いくつかの植物から得られた
有効成分を混合して用いることも可能である。
【0010】本発明の吸収性骨疾患の予防・治療剤を製
造するには、上記のようにして得た植物抽出物を有効成
分とし、常法に従って公知の医薬品用担体と組合わせて
製剤化すれば良い。本発明の吸収性骨疾患の予防・治療
剤は、種々の剤型での投与が可能であり、例えば経口投
与剤としては、カプセル剤、錠剤、顆粒剤、細粒剤、シ
ロップ剤、ドライシロップ剤等が例示でき、非経口投与
剤としては、注射剤の他、坐薬、膣坐薬等の坐剤、噴霧
剤等の経鼻投与剤、軟膏、経皮吸収性テープ等の経皮吸
収剤が例示できる。
【0011】本発明の吸収性骨疾患の予防・治療剤は、
原料乾物換算として、通常成人1日当たり1〜100
g、好ましくは3〜30gを1〜3回に分けて経口また
は非経口で投与できる投与単位とすれば良い。これらの
投与量は、年齢、症状等により適宜増減することが可能
である。
【0012】また、上記のようにして得た植物抽出物を
通常の飲食物中に添加し、日常的に摂取することも可能
である。添加し得る食品の種類には特に限定はないが、
該植物抽出物には特有の風味があるため、例えばドリン
ク剤等の飲料や、キャンディー等の甘味の強い食品に添
加することが好ましい。このような飲食物における該植
物抽出物の添加量は、対象食品の種類に応じ、食品本来
の味を損なわない範囲で添加すれば良く、通常対象食品
に対し、0.01〜1重量%の範囲内で添加すれば良
い。このようにして得られた飲食物は、日常的に摂取す
ることが可能であるため、吸収性骨疾患の予防効果が期
待でき、保健用食品として有用である。
【0013】本発明の、吸収性骨疾患の予防・治療剤お
よび飲食物において用いられる該植物抽出物は、前記の
通り、すでに生薬等として用いられている植物から得ら
れるものであるので、安全性において特に問題になる点
はないものである。
【0014】次に、本発明の有効成分である植物抽出物
について、そのカルシウムおよび無機リン酸の遊離抑制
作用の評価方法について説明する。PTHrp(副甲状
腺ホルモン関連蛋白質)は、ヒトの高カルシウム血症惹
起因子として同定された蛋白質であり、この1−34番
目のアミノ酸残基よりなるフラグメントであるPTHr
p(1−34)は活性型である。そして、このPTHr
p(1−34)は、イン・ビトロで骨吸収促進作用が示
されているので(ジャーナル・オブ・クリニカル・イン
ベスティゲーション,81巻,2号,596−600
頁,1988年;エンドクリノロジー,123巻,28
41−2848頁,1988年)、骨粗鬆症の評価系と
して使用することが可能である。
【0015】そこで、本発明有効成分のイン・ビトロで
の骨吸収抑制作用の評価を、培養新生仔マウス頭蓋冠お
よびPTHrp(1−34)を用いて行った。この評価
系は、胎児ラットの前腕骨および45Caを使用するロ
イスの方法(ジャーナル・オブ・クリニカル・インベス
ティゲーション,44巻,1号,103−116頁,1
965年)に改良を加えたもので、放射性同位元素を使
用せずに、多数の検体を安全に評価できる利点を有す
る。
【0016】この改良法は、すでに骨疾患治療剤のスク
リーニング系として広く用いられている方法(日本骨代
謝学会雑誌,8巻,3号,221頁,1990年;同9
巻,3号,239頁,1991年;ジャパニーズ・ジャ
ーナル・オブ・ファーマコロジー,55巻,補遺1号,
120頁,1991年)であるが、その概略を説明すれ
ば以下の通りである。即ち、4〜6日齢ICR系マウス
の頭蓋冠を採取し、1日間前培養したのち、検定すべき
試料および10−8MのPTHrp(1−34)を添加
した培地に交換してさらに2日間培養し、培養終了後、
培養上清中のカルシウムおよび無機リン濃度を測定し、
PTHrp(1−34)のみの添加群と比較する方法で
ある。
【0017】
【作用】本発明の有効成分である植物抽出物およびその
精製物は、後記評価例に示すように、副甲状腺関連蛋白
質の活性フラグメントであるPTHrp(1−34)が
惹起する培養新生仔マウス頭蓋冠からのカルシウムおよ
び無機リン遊離を抑制する作用を有する。このことは、
本発明の有効成分である植物抽出物およびその精製物
が、悪性高カルシウム血症、骨ページェット病、骨粗鬆
症等の吸収性骨疾患を有効に予防・治療するものと推測
させるものである。
【0018】
【実施例】ついで、実施例に基づいて本発明を更に詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0019】 実施例1.トウニワトコからの有効成分の抽出 接骨木(トウニワトコの茎および枝を乾燥させたもの・
漢方薬種商より入手)200gを細かく裁断し、室温で
50%エタノール2000mlに7日間浸漬後濾過し
た。濾液を集め、減圧濃縮の後凍結乾燥して、抽出物
8.0gを得た(以下、抽出物1と称する)。この抽出
物1の8.0gに100mlの精製水を加えて、100
mlのクロロホルムで、室温で3回抽出した。有機層を
集め、減圧乾固して、抽出物1.0gを得た(以下、抽
出物2と称する)。
【0020】実施例2.有効成分の部分精製 実施例1で得られた抽出物2の50mgを1mlのクロ
ロホルムに溶解し、シリカゲル60(230〜400メ
ッシュ・ナカライテスク製)のカラム(φ1×12c
m)に吸着させ、それぞれ40mlずつの(1)クロロ
ホルム,(2)クロロホルム/メタノール99:1混
液,(3)クロロホルム/メタノール95:5混液,
(4)クロロホルム/メタノール9:1混液,(5)ク
ロロホルム/メタノール4:1混液の順に溶出した。4
0mlずつ分画し、溶出順にそれぞれ画分1〜5とし
た。バイオアッセイにより、(3)のクロロホルム/メ
タノール95:5混液溶出区分(画分3)に強い活性が
認められたので、この区分を減圧下に溶媒を除去し、1
5.3mgの部分精製物を得た(以下、部分精製物1と
称する)。
【0021】評価例.PTHrp(1−34)により惹
起された培養マウス新生仔頭蓋冠からのカルシウムおよ
び無機リン遊離に対する抑制効果の測定 ICR系マウス(4〜6日齢)の頭蓋冠を切り出して軟
組織を除去した後、直径4mmにパンチアウトした。こ
れを、5%ウシ胎児血清(FBS)を含むFitton
−Jackson modification−BGJ
b培地(Sigma社製、カタログナンバー:B664
4。以下、BGJb培地と略す)を含む48穴プレート
に1片ずつ入れて、37℃、5%炭酸ガス/空気の条件
下に24時間前培養した。前培養終了後、10−8Mの
PTHrp(1−34)および実施例1〜2で得られた
試料を100μg/mlを含む5%FBS−BGJb培
地に交換し、さらに48時間培養した。培養終了後、日
本電子(株)製のVX1000型生化学自動分析装置を
用いて、培養上清のカルシウム濃度をOCPC法で、無
機リン濃度をモリブデン酸直接法で測定し、PTHrp
(1−34)のみ添加の対照群の値と比較して、骨吸収
抑制作用を測定した。
【0022】その結果は〔表1〕に示す通りであり、本
発明の植物抽出物およびその部分精製物はカルシウムお
よび無機リンの遊離を抑制した。この結果は、本発明の
植物抽出物およびその部分精製物が、骨からのカルシウ
ム遊離を抑制ることにより、悪性高カルシウム血症を予
防または抑制し得ることを強く示唆するものであり、本
発明の植物抽出物およびその部分精製物が、吸収性骨疾
患の予防または治療剤として有用であることを示すもの
である。
【0023】
【表1】
【0024】次いで、種々の投与形態に応じた製剤を製
造した。 製剤例1.カプセル剤の製造 〔処方〕 抽出物2 100部(重量部) 馬鈴薯澱粉 148部 〃 ステアリン酸マグネシウム 2部 〃 〔製法〕処方に従って上記の成分を擂潰機でよく混和し
た後、1号ハードゼラチンカプセルに250mgづつ充
填し、1カプセル中100mgの抽出物2を含有するカ
プセル剤を得た。
【0025】製剤例2.直腸坐剤の製造 〔製法〕ウイテップゾールH−15を加温融解し、これ
に部分精製物1を濃度12.5mg/mlになるように
加えて均一に混和し、これを直腸坐剤用金型に2mlず
つ注入し、冷却して1剤中25mgの部分精製物1を含
有する直腸坐剤を得た。
【0026】製剤例3.ドリンク剤の製造 〔処方〕 抽出物1 2g DL−酒石酸ナトリウム 10mg コハク酸 1mg 液糖 80g クエン酸 1.2g ビタミンC 1g レモン香料 1ml 塩化カリウム 0.1g 硫酸マグネシウム 50mg 〔製法〕処方に従って上記の成分を蒸留水800mlに
溶解し、蒸留水を加えて全量1000mlとした後、
0.22μmの除菌フィルターで滅菌し、100mlず
つ褐色びんに無菌充填して、1剤あたり200mgの抽
出物1を含有するドリンク剤を得た。
【0027】製剤例4.キャンディーの製造 〔処方〕 抽出物2 1g 精製水 1g グラニュー糖 49g 水飴 48g クエン酸 0.5g レモン香料 0.5g 〔製法〕常法に従ってグラニュー糖および水飴を加熱熔
融し、その他の成分を精製水に懸濁して加えた後、均一
に混和して1粒2gのキャンディーを製造した。1粒に
20mgの抽出物2を含有する。
【0028】
【発明の効果】本発明の有効成分である植物抽出物およ
びその部分精製物は、カルシウムおよび無機リン遊離を
抑制し、骨吸収作用を抑制することが確認された。そし
て、これらの植物抽出物の原料となる植物は、古くから
生薬として広く用いられているものであり、安全性にお
いて特に問題になる点はないものである。
【0029】従って、本発明の吸収性骨疾患の予防・治
療剤は、悪性高カルシウム血症、骨ページェット病、骨
粗鬆症等の吸収性骨疾患の予防または治療に有用なもの
である。また、本発明の有効成分を飲食物に添加して日
常的に摂取することにより、吸収性骨疾患の予防のため
の保健用食品等としても有用である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木曽 良信 大阪府三島郡島本町若山台1丁目1番1号 サントリー株式会社生物医学研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイカズラ科ニワトコ属(Sambucu
    s)植物の抽出物を有効成分とする吸収性骨疾患の予防
    ・治療剤。
  2. 【請求項2】吸収性骨疾患が、悪性高カルシウム血症、
    骨ページェット病または骨粗鬆症である請求項1乃至2
    に記載の予防・治療剤。
JP5281582A 1993-10-05 1993-10-05 ニワトコ属植物抽出物を有効成分とする骨疾患の予防・治療剤 Pending JPH07101868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5281582A JPH07101868A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 ニワトコ属植物抽出物を有効成分とする骨疾患の予防・治療剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5281582A JPH07101868A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 ニワトコ属植物抽出物を有効成分とする骨疾患の予防・治療剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07101868A true JPH07101868A (ja) 1995-04-18

Family

ID=17641173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5281582A Pending JPH07101868A (ja) 1993-10-05 1993-10-05 ニワトコ属植物抽出物を有効成分とする骨疾患の予防・治療剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07101868A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000050053A1 (en) * 1995-02-15 2000-08-31 Kass Chaim David Natural product composition for use in treating cancer
US6638540B2 (en) 1997-05-06 2003-10-28 Universitat Bern Plant extracts for the treatment of increased bone resorption
CN102552438A (zh) * 2012-01-19 2012-07-11 王世钊 一种治疗骨折的药物
WO2020222369A1 (ko) * 2019-04-29 2020-11-05 (주)펜즈 골다공증 예방 또는 치료용 조성물

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000050053A1 (en) * 1995-02-15 2000-08-31 Kass Chaim David Natural product composition for use in treating cancer
US6638540B2 (en) 1997-05-06 2003-10-28 Universitat Bern Plant extracts for the treatment of increased bone resorption
CN102552438A (zh) * 2012-01-19 2012-07-11 王世钊 一种治疗骨折的药物
WO2020222369A1 (ko) * 2019-04-29 2020-11-05 (주)펜즈 골다공증 예방 또는 치료용 조성물
JP2021525222A (ja) * 2019-04-29 2021-09-24 ペンズ・カンパニー・リミテッド 骨粗しょう症の予防または治療用組成物
US11786572B2 (en) 2019-04-29 2023-10-17 Pens Co., Ltd. Composition for preventing or treating osteoporosis

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2003227438B2 (en) Compositions for preventing or treating pollenosis, allergic nephritis, atopic dermatitits, asthma or urticaria
US20060246115A1 (en) Nutritional products for ameliorating symptoms of rheumatoid arthritis
JP2005519029A (ja) 植物から誘導されるか又は誘導し得る食欲抑制活性を有する物質
ZA200506723B (en) Composition for treating hepatitis C
JP2018058903A (ja) 成長ホルモン分泌促進剤
Sharma et al. Revisiting Licorice as a functional food in the management of neurological disorders: bench to trend
US12029775B2 (en) Composition comprising pollen and/or pistil extracts, preparation process and associated uses
JPH06183985A (ja) 吸収性骨疾患の予防・治療剤
JPH07101868A (ja) ニワトコ属植物抽出物を有効成分とする骨疾患の予防・治療剤
CN114794478B (zh) 一种能降低血压血脂血糖的组合物及应用
KR20090007281A (ko) 소양증 및 염증을 억제·완화하기 위한 의약 및 기능성 식품
JPH06340542A (ja) 薬用植物由来の骨疾患の予防・治療剤
JPH06345650A (ja) ヘデラゲニン化合物を有効成分とする骨疾患の予防及び治療剤
KR101332824B1 (ko) 민대극 추출물을 포함하는 관절염 예방 및 치료용 조성물
KR101906208B1 (ko) 맥문동 추출물, 감초 및 계피를 유효성분으로 포함하는, 변비의 예방 또는 치료용 약학적 조성물
JP2005015414A (ja) アレルギー性疾患の症状を抑制・緩和するための薬剤または機能性食品
JP4210190B2 (ja) ストレス緩和剤
JPH07291857A (ja) グリチルレチン酸化合物を有効成分とする骨疾患の予防及び治療剤
JP4328514B2 (ja) 抗アレルギー剤
KR102356654B1 (ko) 염증과 통증을 억제하는, 프로폴리스와 구기자 배합물
JP2003226650A (ja) 医薬用組成物
JP7095872B2 (ja) インターロイキン-33産生抑制剤並びにインターロイキン-33の増加に関連するアレルギー疾患の予防、治療又は抑制用の医薬品、医薬部外品、化粧料及び飲食品組成物
JP2004196750A (ja) ストレス緩和剤
Jain et al. Hawthorn–Lysine
JP2003095941A (ja) 糖質消化酵素阻害剤、血糖値上昇抑制剤、肥満治療予防剤、糖尿病治療予防剤、健康飲食物