JP2021523012A - ストリップ製品を加熱するための方法 - Google Patents

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Abstract

アルミニウムをベースとする材料のストリップの厚さを低下させためのシステムおよび方法が開示される。アルミニウムをベースとする材料は温間圧延プロセスに材料を通す前に予熱される。システムは、加熱された送出ステーションまたは加熱されたローラーを適用するかまたは加熱されたトンネルとして機能する特化された予熱ステーションを含むことができる予熱するための装置を含む。
【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は2018年5月8日に出願された米国仮特許出願番号第62/668,471号の優先権を主張するものであり、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
[0002]本開示は、様々な金属マトリックス複合材(metal matrix composite)(MMC)からストリップ製品を作製する方法、およびかかる方法を実施するためのシステムに関する。特に、金属投入材料は温間圧延温度に予熱された後温間圧延されて、金属投入材料の厚さを低下させ、金属ストリップを作製する。
[0003]冷間加工による様々な複合材MMC材料(特にアルミニウム合金)の厚さの低下は、室温におけるその比較的低い延性のため比較的遅く、結果として亀裂が生成し、したがって起こり得る厚さ低下の程度を制限する。
これらの合金における亀裂の発生は本開示のシステムおよび方法によって回避されることができ、これらのシステムおよび方法は金属材料を予熱して温間圧延(低下)プロセス中の亀裂の発生のし易さを少なくする。かかる予熱を実行するためのシステムおよびデバイスが本明細書に開示される。これらのデバイスはまた、現存する圧延ミルを改造するのに用いられることもできる。
[0004]本明細書には、金属材料の投入材料の厚さを低下させるための様々な方法であって、投入材料を金属材料の融点の半分未満の温間圧延温度(warm rolling temperature)に予熱する工程と、予熱された投入材料を圧延ミルで温間圧延して(warm rolling)投入材料の厚さを低下させ、一定の最終厚さを有する金属ストリップを得る工程を含む、方法が開示される。
[0005]一部の実施形態において、予熱は、投入材料が圧延ミルに向かって供給される源である送出ステーション(payoff station)を加熱することにより行なわれる。他の実施形態において、予熱は加熱されたトンネルに投入材料を通すことにより行なわれ、ここで加熱されたトンネルは伝導、対流、または輻射によって投入材料に熱を供給する。代わりの実施形態において、予熱は投入材料の上面と底面を加熱されたローラーと接触させることにより行なわれ、ここで加熱されたローラーは投入材料の厚さを実質的に低下させない。
[0006]温間圧延温度は約350°F〜約600°F(約177℃〜約315℃)でよい。温間圧延は少なくとも75%の全%WWまで行なわれ得る。温間圧延は複数回の温間パスで行なわれてもよく、各温間パスが65%以下の%WWをもたらす。
[0007]圧延ミルは1組の加熱されたバイトローラーを含み得る。いくつかの別の実施形態において、金属ストリップはまたコイルに巻き上げられる。
[0008]特定の実施形態において、金属材料は、アルミニウム合金およびアルミニウム合金内に分散したセラミック粒子を含む金属マトリックス複合材(MMC)材料である。セラミック粒子は炭化物、酸化物、ケイ化物、ホウ化物、および窒化物からなる群から選択される少なくとも1種のセラミック材料を含み得る。MMC材料は約15vol%〜約50vol%のセラミック粒子を含み得る。セラミック粒子の平均粒径は約0.3μm〜約5μmでよい。
[0009]また本明細書には、これらの方法により作製される金属ストリップ、およびかかる金属ストリップから作製される物品も開示される。
[0010]また様々な実施形態において、金属ストリップを作製するためのシステムであって、金属材料の融点の半分未満である温間圧延温度に金属投入材料を予熱するための手段と、予熱された金属投入材料を温間圧延して金属ストリップを作製するための圧延ミルとを含む、システムも開示される。
[0011]予熱するための手段は、(A)金属投入材料を圧延ミルに供給し、(B)金属投入材料を予熱するように構成された送出ステーションであることができる。他の実施形態において、予熱するための手段は送出ステーションと圧延ミルとの間に配置された加熱されたトンネルであることができ、ここで加熱されたトンネルは伝導、対流、または輻射によって投入材料に熱を供給する。さらに他の実施形態において、予熱するための手段は送出ステーションと圧延ミルとの間に配置された1組の加熱されたローラーであることができ、ここで加熱されたローラーは金属投入材料の上面と底面が加熱されたローラーにより接触させられるように配置される。システムは、圧延ミルの下流に巻き取りリールをさらに含んでもよい。
[0012]本開示の上記およびその他の限定されない特徴はより特定的に以下に開示される。
[0013]以下は、本明細書に開示されている代表的な実施形態を例示する目的であって、それを制限する目的ではなく提示されている図面の簡単な説明である。
[0014]図1は、金属投入材料を予熱した後温間圧延するための本開示のシステムの第1の代表的な実施形態を示す図である。ここで、予熱は送出ステーションで行なわれる。 [0015]図2は、金属投入材料を予熱した後温間圧延するための本開示のシステムの第3の代表的な実施形態を示す図である。ここで、予熱は送出ステーションと圧延ミルとの間の1組の加熱されたローラーによって行なわれる。 [0016]図3は、金属投入材料を予熱した後温間圧延するための本開示のシステムの第2の代表的な実施形態を示す図である。ここで、予熱は送出ステーションと圧延ミルとの間の加熱されたトンネル内で行なわれる。 [0017]図4Aは、冷間加工のみされたMMC材料の短いストリップの写真である。これは、ストリップは亀裂の発生を示している。 図4Bは、冷間加工のみされたMMC材料の短いストリップの写真である。これは、ストリップは亀裂の発生を示している。 [0018]図5は、本開示の一部の実施形態に従って加工処理され、高められた特性を有するストリップ材料の写真である。
[0019]本明細書に開示されている構成要素、プロセスおよび装置のより完全な理解は添付の図面を参照することにより得ることができる。これらの図は便宜および本開示を実証する容易さに基づく単なる概略図であり、したがって、デバイスまたはその構成要素の相対的な大きさおよび寸法を示すこと、および/または代表的な実施形態の範囲を定義もしくは制限することを意図していない。
[0020]以下の説明では分かり易くするために具体的な用語が使用されるが、これらの用語は図面中説明のために選択された実施形態の特定の構造にのみ言及することが意図されており、本開示の範囲を定義または制限することは意図されていない。図面および以下の説明において、類似の数字表示は類似の機能の構成要素に言及すると理解されたい。
[0021]単数形態「a」、「an」、および「the」は、状況が明らかに他のことを指示しない限り複数の指示対象を含む。
[0022]本明細書および特許請求の範囲において使用されるとき、用語「含む(comprising)」は実施形態「からなる(consisting of)」および「から本質的になる(consisting essentially of)」を包含し得る。用語「含む」、「包含する」、「有する」、「もつ」、「することができる」、「含有する」およびこれらの変化形は、本明細書で使用されるとき、指名された成分/構成要素/工程の存在を必要とし、他の成分/構成要素/工程の存在を許容する開放型の移行句、用語、または単語であることが意図されている。しかし、かかる記載はまた、組成物、物品、またはプロセスを、指名された成分/構成要素/工程のみの存在をそれらから生じ得るあらゆる不純物と共に許容し、他の成分/構成要素/工程を除外する、列挙された成分/構成要素/工程「からなる」および「から本質的になる」として記載するとも解釈されるべきである。
[0023]本出願の明細書および特許請求の範囲中の数値は、同数の有効数字にされたときに同じである数値およびその値を決定するために本出願に記載されているタイプの伝統的な測定技術の実験誤差未満だけ表示されている値と異なる数値を包含すると理解されたい。
[0024]本明細書に開示されているすべての範囲は表示されている端点を含み、独立して組み合わせることができる(例えば、「2グラム〜10グラム」の範囲は端点の2グラムおよび10グラム、ならびにすべての中間の値を含む)。
[0025]用語「約」は、当該値の基本的な機能を変えることなく変化することができるあらゆる数値を包含するために使用することができる。範囲と共に使用されているとき、「約」はまた2つの端点の絶対値により規定される範囲も開示し、例えば「約2〜約4」はまた範囲「2〜4」も開示する。用語「約」は示されている数のプラスマイナス10%を指すことができる。
[0026]本開示はある平均粒径を有する材料に関する。平均粒径は粒子の総数の(体積による)50%の累積率が達成される粒子の直径として定義される。言い換えると、粒子の50%が平均粒径を超える直径を有し、粒子の50%が平均粒径を下回る直径を有する。粒子の粒度分布はガウス分布であり、表示されている平均粒径の25%および75%に上位および下位四分位点があり、すべての粒子が表示されている平均粒径の150%未満である。
[0027]本開示はいくつかのプロセス工程に対して温度に言及することがある。本開示において、温度は通常、熱源(例えば炉、オーブン)が設定される温度ではなく、言及される材料により達成される温度を参照する。用語「室温」は68°F(20℃)〜77°F(25℃)の範囲を指す。
[0028]用語「バー」は、0.48mmより大きい厚さを有する長方形の断面の材料片を指す。用語「プレート」は、4.78mmより大きい厚さを有する長方形の断面の材料片を指す。用語「ストリップ」は、4.78mm以下の厚さを有する長方形の断面の材料片を指す。用語「スラブ」は、長方形の断面を有する材料片を指し、単語「投入材料(input)」と同義で使用されて、本開示のプロセスによりコイル状に巻かれることができるストリップに加工される出発材料片を指すことができる。
[0029]用語「コイル」は、コイル形態に巻き上げられた1本の材料を指し、一巻きの材料ともよばれ得る。
[0030]圧延とは、本明細書で使用されるとき、ストック投入材料が1対以上のローラーを通過させられてストック投入材料の厚さを低下させる金属成形プロセスである。
[0031]用語「上流」および「下流」は金属投入材料が様々なシステムの構成要素を通って流れる際の方向に関連しており、すなわち、金属投入材料は上流の構成要素を通って進んだ後下流の構成要素を通って進む。
[0032]本開示は金属マトリックス複合材料の投入材料の厚さを低下させて投入材料からストリップを形成するためのシステムおよび方法に関する。これは、投入材料を予熱し、次いで投入材料を温間圧延してストリップを得ることにより行なわれる。
[0033]一般に、投入材料を形成する金属材料は金属マトリックス複合材(MMC)であり、これは金属マトリックスおよび金属マトリックス内に分散した強化材粒子を含む複合材料である。金属マトリックス相は通例連続であるが、強化用粒子は金属マトリックス相内で分散相を形成する。
[0034]特定の実施形態において、マトリックス相はアルミニウムまたはアルミニウム合金から形成される。強化材粒子は炭化物、酸化物、ケイ化物、ホウ化物、および窒化物から選択されるセラミック材料である。具体的な強化材粒子は炭化ケイ素、炭化チタン、炭化ホウ素、窒化ケイ素、窒化チタン、および酸化ジルコニウムを包含する。特定の実施形態において、炭化ケイ素が使用される。
[0035]強化材粒子は0.3マイクロメートル(μm)〜5μmの範囲、例えば約3μmの平均粒径(D50)を有し得る。平均粒径は粒子の全体積の50体積%(vol%)の累積率が達成される粒子の直径として定義される。言い換えると、粒子の50vol%が平均粒径を超える直径を有し、粒子の50vol%が平均粒径を下回る直径を有する。
[0036]MMCは約10vol%〜約50vol%、例えば約15vol%〜約30vol%および約30vol%〜約50vol%の強化材粒子を含み得る。
[0037]MMCに使用されるアルミニウム合金は2000系アルミニウム合金(すなわち、銅を含むアルミニウム合金)、6000系アルミニウム合金(すなわち、マグネシウムおよびケイ素を含むアルミニウム合金)、または7000系アルミニウム合金(すなわち、亜鉛を含むアルミニウム合金)であり得る。適切なアルミニウム合金の非限定例は2009、2124、2090、2099、6061、および6082を包含する。
[0038]一部の実施形態において、アルミニウム合金は約91.2wt%〜約94.7wt%のアルミニウム、約3.8wt%〜約4.9wt%の銅、約1.2wt%〜約1.8wt%のマグネシウム、および約0.3wt%〜約0.9wt%のマンガンを含む。
[0039]他の実施形態において、アルミニウム合金は約95.8wt%〜約98.6wt%のアルミニウム、約0.8wt%〜約1.2wt%のマグネシウム、および約0.4wt%〜約0.8wt%のケイ素を含む。
[0040]いくつかの特定の実施形態において、MMCは約10vol%〜約50vol%の炭化ケイ素粒子、例えば約15vol%〜約30vol%および約30vol%〜約50vol%の炭化ケイ素粒子で強化された6061系または2124系アルミニウム合金を含む。
[0041]より特定的な実施形態において、MMC材料は40vol%の炭化ケイ素粒子で強化された6061アルミニウム合金製であることができる。40vol%の炭化ケイ素粒子で強化された6061アルミニウム合金の物理的性質としては、以下が挙げられる。
Figure 2021523012
[0042]他の特定の実施形態において、MMC材料は20vol%の炭化ケイ素粒子で強化された6061アルミニウム合金製であることができる。20vol%の炭化ケイ素粒子で強化された6061アルミニウム合金の物理的性質としては、以下が挙げられる。
Figure 2021523012
[0043]追加の実施形態において、MMC材料は25vol%の炭化ケイ素粒子で強化された2124アルミニウム合金製であることができる。25vol%の炭化ケイ素粒子で強化された2124アルミニウム合金の物理的性質はとしては、以下が挙げられる。
Figure 2021523012
[0044]特定の実施形態において、MMC材料は17vol%の炭化ケイ素粒子で強化された2124アルミニウム合金製であることができる。17vol%の炭化ケイ素粒子で強化された2124アルミニウム合金の物理的性質としては、以下が挙げられる。
Figure 2021523012
[0045]他の実施形態において、MMC材料は約10vol%〜約50vol%の炭化ケイ素粒子、例えば約15vol%〜約30vol%、または約30vol%〜約50vol%の炭化ケイ素粒子で強化された6063、6082、2009、または2618系アルミニウム合金製であることができる。
[0046]いくつかの特定の実施形態において、MMC材料は15vol%の炭化ケイ素粒子で強化された2009系アルミニウム合金製である。15vol%の炭化ケイ素粒子で強化された2009系アルミニウム合金の物理的性質としては、以下が挙げられる。
Figure 2021523012
[0047]投入MMC材料は一般に粉末金属生産(例えば、限定されることはないが、粉末冶金および高エネルギー混合プロセス)により作製される。本開示のMMC材料はアルミニウム合金を強化材粒子と混合して混合物を形成することにより作製されることができる。混合物は圧密化され、圧縮され、押し出されるかまたは熱間圧延される。このプロセスは長方形の製品、すなわちスラブを作り出し、これは本開示のプロセスで投入材料として使用されることができる。
[0048]例えば、金属粉末およびセラミック粒子はセラミック強化材粒子を金属マトリックス中に分配するために高エネルギー技術で混合され得る。この混合するための適切な技術は粉末構成成分に対して高エネルギー混合を提供するためにボールミル粉砕、機械的磨砕機、チーマーミル、ロータリーミルおよびその他の方法を包含する。機械的アロイングは粉末の過剰の酸化を避ける雰囲気中で完了されるべきである。例えば、不活性雰囲気は窒素またはアルゴンガスを用いて提供されることができる。プロセスパラメーターは金属マトリックス内のセラミック粒子の均一な分布を達成するように選択されるべきである。
[0049]高エネルギー混合段階からの粉末は保持される湿気を粉末表面から除くために脱ガスされてもよい。これは37℃〜500℃(100°F〜930°F)の間で完了され得る。
[0050]また強化された複合材構造の密度を増大するために熱間圧縮工程が行なわれてもよい。熱間圧縮工程は約750°F(400℃)〜約1112°F(600℃)の範囲、例えば約795°F(425℃)〜約1020°F(550℃)および約930°F(500℃)の温度で行なわれ得る。熱間圧縮は通例30〜150MPaの圧力でのホットダイ圧縮、熱間静水圧プレスまたは熱間押出の使用を包含し得る。
[0051]混合物は熱間静水圧プレス(HIP)により圧密化される。HIPプロセスにおいて、粉末は、粉末を圧縮固体にするために、高圧閉じ込め容器内で昇温および高いガス圧の両方に曝露される。静水圧は全方向性である。HIPプロセスは空隙および細孔を除去する。熱間静水圧プレスは金属部分を所要の温度に到達させることを可能にするのに充分な660°F(350℃)〜1110°F(600℃)の温度および30〜150MPaの圧力で、通例1時間〜8時間行なわれ得る。熱間静水圧プレスは市販のアルミニウム合金、鋼、またはニッケルHIPシステムで行なわれ得る。
[0052]先に述べたように、いくつかのMMC材料は室温で限定された延性を示す。これは、材料が、圧延中投入材料にかけられる応力のような圧力または圧縮応力下で変形する能力として限定された能力を有することを意味する。低下された厚さを有するストリップを作製するために慣用の方法によりこれらの材料を加工処理すると、結果として材料の縁部辺りに亀裂が発生する。これは、薄いゲージストリップを経済的に作製する能力を厳しく制限する。亀裂は、室温における金属材料のより低い延性ならびに材料中の冷間加工の蓄積により引き起こされる。
[0053]金属材料の延性は、予熱した後に圧延に付すことにより改良することができる。温度が上昇させられると材料に幾つかの状況が生じる。第1に、材料の強度が低下させられ、圧延プロセスにおける材料の所与の負荷当たりのより大きな低下が可能になる。第2に、金属材料の延性が温度と共に増大する。金属材料の融点の半分付近の温度で、金属材料の微細構造が回復し、圧延により誘発された変形から再結晶することができる。これは圧延パス間に起こることができる。事実上、材料はパス間にその場で焼き戻される。再結晶化の程度は圧下率および圧延機を通る材料の速さに依存する。これにより、より低い温度で可能なよりもずっと大きい全変形を達成することが可能になる。
[0054]図1は、金属投入材料の厚さを低下させて金属投入材料から形成されたストリップ製品を得るために使用されることができるシステム100の第1の代表的な実施形態である。システム100は送出ステーション110および圧延ミル120を含む。送出ステーションは金属投入材料を圧延ミル120に供給する。金属投入材料はスラブ、プレートまたはストリップのバッチとして供給されることができる。あるいは、金属投入材料は金属材料のコイルとして供給されることができる。図に示されているように、金属投入材料は図の左側で始まり、矢印の方向を図の右側に進む。
[0055]一部の実施形態において、金属投入材料の厚さは、圧延ミル120に入る前である点112で測定され得る。測定はゲージ、センサー、などによりなし得る。金属投入材料の厚さは参照番号105で示される。これは「初期厚さ」または「出発厚さ」とも考えられ得る。
[0056]金属投入材料は温間圧延温度に予熱された後圧延ミル120に入る。温間圧延温度は室温より高く、通常少なくとも300°F(149℃)である。温間圧延温度は、投入材料が作られる金属材料の融点の半分未満である。より特定的な実施形態において、温間圧延温度は約350°F(177℃)〜約600°F(316℃)である。
[0057]図1において、金属投入材料は送出ステーション110で温間圧延温度に予熱される。この実施形態において、送出ステーションはシステム100を通して投入材料を送ることに加えてオーブンまたは炉として機能することができる。参照番号108は予熱された金属投入材料を示すのに使用される。金属投入材料はその厚さ全体にわたって温間圧延温度に加熱されるべきである。
[0058]続いて、予熱された金属投入材料108は次いで予熱ステーション110から圧延ミル120中に供給される。ここで、予熱された材料108は一対のバイトローラー122および124により厚さが低下させられる。一部の実施形態において、バイトローラー122および124は一対のバックアップロール123および125により慣習的なやり方で互いに押し付けられる。バックアップロール123および125はチョック(図には示してない)に支持されており、バイトローラー間の隙間を変えるように機械的に制御可能である。一部の実施形態において、バイトローラーまたはバックアップロールの少なくとも1つは、圧延機120を通して材料を駆動する主駆動モーターに機械的に接続される。バイトローラー122、124は、予め選択されたニップ幅を維持するのに必要な圧力で、予熱された金属投入材料108を圧迫する。圧延ミル120はまた、バイトローラー122、124が予熱された金属投入材料108にかける実際の圧力、したがって圧延ミル120を出る金属ストリップの厚さを調節するニップ幅コントローラー128も含み得る。圧延ミル120を出る最終のストリップ製品は参照番号109で示されている。
[0059]圧延ミル120の温間圧延における投入材料の厚さの低下率(圧下率)(reduction in thickness)(%WW)は変化し得る。金属投入材料は圧延パス当たり30%までの厚さの低下率で熱間圧延され得る。一部の実施形態において、パス当たりの厚さ低下率は約5%〜約30%である。他の実施形態において、パス当たりの厚さ低下率は約10%〜約30%である。一部の実施形態において、パス当たりの熱間圧延厚さ低下率は約10%〜約25%であり得る。ここで1組のバイトローラーのみが示されているが、圧延ミルは、金属投入材料が複数回厚さを低下させられるように追加のバイトローラーを含有することができるということも留意される。圧延ミルにおける、すなわちすべての温間圧延パスが完了された後の全低下率(圧下率)(%WW)は金属投入材料の初期厚さの少なくとも75%である。
[0060]温間圧延プロセスは、金属投入材料内の亀裂の存在を除くか、または少なくとも大幅に低減するので有利である。また、温間圧延プロセスは冷間加工と比較して圧延ミルにおけるパス当たりの金属投入材料の厚さのより大きい低下を可能にする。熱間圧延温度と比較して比較的低い圧延温度は、通常熱間圧延温度で急速な酸化をより受け易い金属投入材料の酸化を制限する。
[0061]一部の実施形態において、最終のストリップ109の厚さは圧延ミル120の下流である点114で測定され得る。測定はゲージ、センサー、などによりなされ得る。最終のストリップの厚さは参照番号107で示されている。これは「最終厚さ」または「終了厚さ」とも考えられ得る。最終厚さ107は初期厚さ105より小さい。望ましくは、最終厚さは0.508cm(0.2インチ)(0.51mm)未満である。最終のストリップの幅も金属投入材料の幅より大きくてもよいが、必要ではない。
[0062]次いでストリップ109は収集ステーション130で集められる。ストリップ製品の長さおよび幅は特に重要ではない。
[0063]図2は、金属投入材料の厚さを低下させて金属投入材料から形成されたストリップ製品を得るのに使用されることができるシステム100の第2の代表的な実施形態であり、図1と類似している。この実施形態において、システム100は既に記載されたように配置された送出ステーション110、圧延ミル120、および収集ステーション130を含む。しかしながら、予熱が送出ステーションでは起こらない。むしろ、予熱は送出ステーション110と圧延ミル120との間に配置された予熱ステーション140で起こる。金属投入材料は、予熱される前は参照番号103で示され、予熱ステーション140で予熱された後は参照番号108で示される。
[0064]図2において、予熱ステーション140は少なくとも1つの加熱されたローラー、または1組の加熱されたローラー142、144の形態である。加熱されたローラー142、144は金属投入材料103の幅と適合するかまたはそれを超えるのに十分な幅がある。加熱されたローラー142は金属投入材料103の上面104と接触し、加熱されたローラー144は金属投入材料103の底面106と接触する。加熱されたローラー142、144は内部加熱素子または他の手段により加熱され得る。一部の実施形態において、内部加熱素子は抵抗加熱素子である。所望であれば、複数の加熱されたローラーが金属投入材料の各表面と接触することができる。加熱されたローラーはアルミニウム合金の比較的高い熱伝導率を利用して熱を金属投入材料に伝える。各加熱されたローラーは同一温度に設定されてもよい。金属投入材料の表面に接触する複数の加熱されたローラーを有する他の実施形態において、加熱されたローラーは金属投入材料が圧延ミル120に向かって進むにつれて次第に高くなる温度に設定されてもよい。加熱されたローラーは金属投入材料により達成されるのが望まれる温間圧延温度より高く設定されることが留意される。ここでも、金属投入材料はその厚さ全体にわたって温間圧延温度に加熱されるべきである。また、予熱ステーション140において、金属投入材料の厚さは加熱されたローラーにより実質的に低下されない(すなわち3%を超えては低下しない)ことも留意される。
[0065]図3は、金属投入材料の厚さを低下させて金属投入材料から形成されたストリップ製品を得るのに使用されることができるシステム100の第3の代表的な実施形態であり、図2と同様である。この実施形態において、システム100は送出ステーション110、圧延ミル120、予熱ステーション140、および収集ステーション130を含む。
[0066]図に示されているように、本開示の一部の実施形態において、送出ステーション110および収集ステーション130は金属投入材料のコイル/リール/ロールを収容するように適合されている。コイル/リール/ロールは巻き戻され、矢印により示されている方向にシステム100を通って前進させられ得る。これにより、厚さ低下プロセスは事実上連続であることが可能になる。すなわち、送出ステーション110はコイル/リール/ロールから金属投入材料を連続的に供給し得る。最終のストリップ109は連続的に巻き上げられて(金属投入材料と比較して)より薄いストリップのコイルを形成することができる。
[0067]図3において、予熱ステーション140は、金属投入材料103が送出ステーション110から圧延ミル120に進む際に通過する加熱されたトンネルの形態である。予熱ステーションは、金属投入材料を温間圧延温度に加熱するためにオーブンまたは炉として機能する。加熱されたトンネルは伝導、対流、または輻射により作用するオーブンの形態であり得る。例えば、加熱されたトンネルはガスオーブン、燃焼オーブン、または対流オーブンの形態であり得る。あるいは、オーブンは赤外線ヒーターのような放射性加熱素子を含むことができる。
[0068]図2および図3に示されている予熱ステーション140は現存する圧延ミルまたは類似の機器および機械に改造されることができるということに留意するべきである。
[0069]また、一部の実施形態において、圧延ミル120内の少なくとも1つのバイトローラー122、124も加熱されたローラーであることができることも企図される。バイトローラーはローラーの芯内に配置された抵抗加熱素子で、または当技術分野で公知のその他の手段により加熱され得る。これは、圧延ミル120内の金属投入材料108の温間圧延温度を維持することができる。
[0070]最終のストリップ109は金属投入材料と比較してより小さい厚さを有する。最終のストリップはさらに加工処理されることができるか、または次いで様々な物品および品物の大量生産に使用されることができる。かかる物品は宇宙、防衛、航空宇宙、自動車、OEM、消費財、家電製品、および輸送用途のような用途に有用であり得る。例えば、最終のストリップは打抜き、切断、等されて物品を形成することができる。物品は出口案内翼;油圧/燃料ブロック;車輪;固定翼構造体/皮;ヘリコプター構成要素;ピストン;ピストンピン;シリンダーライナー;ブレーキキャリパー;連接棒;プッシュロッド;シャシー構成要素;光学センサー;および衛星構造を含むことができる。
[0071]以下の実施例は本開示の組成物、物品、および方法を例示するために提供される。実施例は単なる例示であり、本開示をここに記載されている材料、条件、またはプロセスパラメーターに限定することは意図されていない。
[0072]比較例1
[0073]20vol%のSiC粒子で強化された6061アルミニウム合金製のMMC片を0.3556cm(0.140インチ)(3.55mm)の厚さで押し出し、12.065cm(4.75インチ)の幅に切断した。これらの一片をパス当たり10%CWで冷間圧延した。図4Aおよび図4Bに見られるように、縁部亀裂が発生した。
[0074]実施例1
[0075]20vol%のSiC粒子で強化された6061アルミニウム合金製のMMC片を0.3556cm(0.140インチ)(3.55mm)の厚さで押し出し、12.065cm(4.75インチ)の幅に切断した。これらの一片を450°F(約232℃)〜550°F(約288℃)の温度で、0.04572cm(0.018インチ)(0.46mm)の厚さ、または87%の%WWで、12.065cm(4.75インチ)幅に温間圧延した。図5に示されているように、材料に亀裂は存在せず、材料は容易にコイル状に巻き上げられた。
[0076]当然のことながら、上に開示された実施形態の変形ならびに他の特徴および機能、またはそれらの代替案は、多くの他の異なるシステムまたは応用に組み合わせられ得る。本発明における様々な現在予測または予期できない代替、修正、変形または改良が後に当業者によりなされ得、それらもまた以下の特許請求の範囲またはその均等物に包含されると意図される。

Claims (20)

  1. 金属材料の投入材料の厚さを低下させる方法であって:
    前記金属材料の融点の半分未満である温間圧延温度に前記投入材料を予熱する工程;及び
    予熱された投入材料を圧延ミルで温間圧延して前記投入材料の厚さを低下させ、最終厚さを有する金属ストリップを得る工程;
    を含む、前記方法。
  2. 前記予熱が、送出ステーションを加熱することにより行なわれ、前記投入材料が前記送出ステーションから圧延ミルの方へ向かわせられる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記予熱が加熱されたトンネルに前記投入材料を通すことにより行なわれ、前記加熱されたトンネルが伝導、対流、または輻射によって前記投入材料に熱を供給する、請求項1に記載の方法。
  4. 前記予熱が前記投入材料の上面および底面を加熱されたローラーと接触させることにより行なわれ、前記加熱されたローラーが前記投入材料の厚さを実質的に低下させない、請求項1に記載の方法。
  5. 前記温間圧延温度が約350°F〜約600°F(約177℃〜約315℃)である、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記温間圧延が少なくとも75%の全%WWまで行なわれる、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記温間圧延が複数回の温間パスにより行なわれ、各温間パスが65%以下の%WWをもたらす、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記圧延ミルが1組の加熱されたバイトローラーを含む、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記金属ストリップをコイルに巻き上げる工程をさらに含む、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記金属材料が、アルミニウム合金および前記アルミニウム合金内に分散されたセラミック粒子を含む金属マトリックス複合材(MMC)材料である、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記セラミック粒子が炭化物、酸化物、ケイ化物、ホウ化物、および窒化物からなる群から選択される少なくとも1種のセラミック材料を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記MMC材料が約15vol%〜約50vol%の前記セラミック粒子を含む、請求項10または11に記載の方法。
  13. 前記セラミック粒子の平均粒径が約0.3μm〜約5μmである、請求項10から12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の方法により作製される金属ストリップ。
  15. 請求項14に記載の金属ストリップから作製される物品。
  16. 金属ストリップを作製するためのシステムであって:
    前記金属材料の融点の半分未満である温間圧延温度に金属投入材料を予熱するための手段;及び
    予熱された金属投入材料を温間圧延して前記金属ストリップを作製するための圧延ミル;
    を含む、前記システム。
  17. 前記予熱するための手段が、(A)前記金属投入材料を前記圧延ミルに供給し、(B)前記金属投入材料を予熱するように構成された送出ステーションである、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記予熱するための手段が、送出ステーションと前記圧延ミルとの間に配置された加熱されたトンネルであり、前記加熱されたトンネルが伝導、対流、または輻射によって前記投入材料に熱を供給する、請求項16に記載のシステム。
  19. 前記予熱するための手段が、送出ステーションと前記圧延ミルとの間に配置された1組の加熱されたローラーであり、前記加熱されたローラーが、前記金属投入材料の上面および底面が前記加熱されたローラーにより接触させられるように配置されている、請求項16に記載のシステム。
  20. 前記圧延ミルの下流に巻き取りリールをさらに含む、請求項16から19のいずれか1項に記載のシステム。
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