JP2021513463A - 表面をレーザ処理する方法及びレーザ処理システム - Google Patents

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Abstract

表面をレーザ処理する方法が記述されている。本方法では、大略、第1視点からその表面の方へとレーザ処理ビームを指向させ、それによりそのレーザ処理ビームの焦点をある焦点位置に設け、ひいてはその面をスポットで以て照明しつつ、第1視点とは異なる第2視点からその面上のそのスポットを撮像し、校正データとスポット撮像結果の特徴とに基づきその面の空間座標を特定し、その面のそれら特定済空間座標に基づきその面をレーザ処理する。

Description

本件改良は、総じてレーザ処理システムに関し、より具体的には撮像を伴うレーザ処理システムに関する。
表面のレーザ処理に関しては従来技術が存在している。ある従来技術では、レーザ処理対象面の空間座標が3D光学撮像システムを用いまず特定される。その3D光学撮像システムはレーザラインプロジェクタ及びカメラを有し、それらが相互離隔配置されていて相異なる視点を有し相互参照するものである。後続する第2のステップにて、こうして特定されたレーザ処理対象面空間座標をレーザ処理システムに送り、それら空間座標に基づきそれを動作させてその面を処理することができる。実際上、それら3D光学撮像システム及びレーザ処理システムは個別の光ビーム、個別の基準座標系を有し、校正を踏まえ互いに対応付けうるよう作成される。
従来の表面レーザ処理技術では、ある程度はうまくゆくが改善余地が残っている。
判明しているところによれば、表面に対し変位していくレーザ処理ビームによりその面上にスポットを形成し、そのスポットを撮像することで、その処理対象面の空間座標が得られるはずである。
より具体的には、レーザ処理システム及びカメラの相対的な位置及び向きを知ることで、レーザ処理ビームにより表面上に形成されたスポットをそのカメラにより撮像した結果に基づき、例えば三角測量によりその面の空間座標を特定することができる。その際、任意時点におけるスポット撮像結果の特徴がその処理対象面の位置、向き及び/又は形状により変わりうる。例えばレーザ処理ビームが収束する実施形態では、スポット撮像結果がレーザ処理ビームの焦点に必然的に対応するわけではない。従って、そうした実施形態では、スポット撮像結果の寸法が焦点の寸法と異なりうるので、それを撮像し助力にすることで、レーザ処理ビームによりそうして照明された面の空間座標を特定することができる。そうした特徴の例としては中心位置、具体的形状、寸法(例.直径)、向き等がある。
従って、レーザ処理ビームにより表面上に形成された第1パス(初回通過)時スポットを撮像することで、その面の空間座標を所与公差内で特定することができる。その公差はスポット撮像結果の特徴により影響されうる。例えば、スポットの中心位置を特定しうる場合はその公差を制限することができる。また、スポットの寸法は焦点・面間距離を指し示すものであるので、スポット寸法に基づきその距離の絶対値を計測することができ、その距離計測値を用いることで、適用されるべき焦点変位方向が適正決定された後にレーザ処理ビームの焦点をその面上へ又はそこからある限定された距離以内のところへと動かすことができる。
ご理解頂けるように、レーザ処理ビームにより表面を処理できるのは、その焦点がその面から所定距離以内にあるとき及び十分な強度に達しているときだけである。可動焦点を有するレーザ処理ビームを用いることで、その面の既特定空間座標に基づきその面上でその焦点を動かし、その面をレーザ処理することが可能となる。
ある態様により提供されるのは、表面をレーザ処理する方法であって、第1視点からその面の方へとレーザ処理ビームを差し向け、それと併せそのレーザ処理ビームの焦点をある焦点位置に設けることで、その面をスポットで以て照明する一方、第1視点とは異なる第2視点からその面上のスポットを撮像するステップと、校正データとスポット撮像結果の特徴とに基づきその面の空間座標を特定するステップと、その面のそれら既特定空間座標に基づきその面をレーザ処理するステップと、を有するものである。
別の態様により提供されるのは、レーザ処理システムであって、フレームと、そのフレームに実装されており表面に対する第1視点を有するレーザ処理サブシステムであり、その面の方へとレーザ処理ビームを差し向けそのレーザ処理ビームの焦点をある焦点位置に設けることでその面をスポットで以て照明するよう適合構成されているレーザ処理サブシステムと、上記フレームに実装されており第1視点とは異なる第2視点を有するカメラであり、上記照明と同時にその面のスポットを撮像してそのスポットの画像を生成するよう適合構成されているカメラと、それらレーザ処理サブシステム及びカメラに可通信結合されたコンピュータと、を備え、そのコンピュータが、備わるメモリシステム上に格納されている命令群をプロセッサにて実行することで、校正データと上記画像におけるスポット撮像結果の特徴とに基づきその面の空間座標を特定し、且つその面のそれら既特定空間座標に基づきその面をレーザ処理するようレーザ処理サブシステムに命令するものである。
別の態様により提供されるのは、表面の空間座標を特定する方法であって、第1視点からその面の方へとレーザ処理ビームを差し向け、それと併せそのレーザ処理ビームの焦点をある焦点位置に設けることで、その面をスポットで以て照明する一方、第1視点とは異なる第2視点からその面上のスポットを撮像するステップと、校正データとスポット撮像結果の特徴とに基づきその面の空間座標を特定するステップと、を有するものである。
ご理解頂けるように、本願にて用いられるところの表現「コンピュータ」は限定的要領で解されるべきでない。これは寧ろ、ある種の形態を採る1個又は複数個の処理ユニットと、ある種の形態を採るメモリシステムでありその又はそれらの処理ユニットによるアクセスが可能なものと、の組合せを包括的に参照しうる広範な感覚で用いられている。同様に、本願にて用いられるところの表現「コントローラ」は、限定的要領で解されるべきでなく、寧ろ、例えば電子デバイス等の装置1個又は複数個を制御する機能(群)を実行する装置なる、或いは装置複数個を有するシステムなる、包括的な感覚で解されるべきである。
ご理解頂けるように、コンピュータやコントローラに備わる様々な機能は、ハードウェアにより実行することも、ハードウェア及びソフトウェア双方の組合せにより実行することもできる。ハードウェアの例としては、プロセッサのシリコンチップの一部として組み込まれた論理ゲート群がある。ソフトウェアはデータ形態、例えばメモリシステム内に格納されたコンピュータ可読命令群等の形態を採りうる。コンピュータ、コントローラ、処理ユニット又はプロセッサチップに関わる表現「よう構成され」は、その動作により関連する諸機能が実行されうるハードウェア又はハードウェアソフトウェアコンビネーションの存在に関わっている。
本件開示を一読することで、本件技術分野に習熟した者(いわゆる当業者)には、本件改良に関する他の多くの特徴並びにそれらの組合せが明らかとなろう。
図面は以下の通りである。
一実施形態に係るレーザ処理システムの例を示す側立面図であり、空間的に隔たる表面S、S及びSが併せ示されている。 一実施形態に係る図1のレーザ処理システムの斜視図であり、レーザ処理ビームの焦点が第1焦点経路に沿い動くことで表面が移動スポットで以て照明されることが示されている。 図2の線2A−2Aに沿い採取された前立面図である。 図2の移動スポットの画像を示す図である。 図2の面の前立面図であり、第2焦点経路に沿った焦点の移動によりその面が移動スポットで以て照明されることが示されている。 図3Aの移動スポットの画像を示す図である。 図2の面の前立面図であり、第3焦点経路に沿った焦点の移動によりその面が移動スポットで以て照明されることが示されている。 図4Aの移動スポットの画像を示す図である。 一実施形態に係る図1のレーザ処理システムの斜視図であり、表面を写像する焦点経路に沿いレーザ処理ビームの焦点が動かされることが示されている。 図5Aの移動スポットの画像を複数枚重ね合わせた図であり、各画像によりその焦点経路の個別部分に関し図5Aの移動スポットが示されている。
図1に、一実施形態に係り表面Sをレーザ処理するレーザ処理システム10の例を示す。本レーザ処理システム10は、多様なやり方での面Sのレーザ処理に適合させることができる。例えば、実施形態次第では、本レーザ処理システム10を用い表面をレーザクリーニング、レーザマーキング及び/又はレーザカッティングすることができる。
図示のレーザ処理システム10はフレーム12、レーザ処理サブシステム14及びカメラ16を有しており、後二者はフレーム12に実装されている。
レーザ処理サブシステム14及びカメラ16のどちらも、面Sに対し、それら自身の個別的で相異なる視点を有している。そこで、レーザ処理サブシステム14が第1視点を有し、その位置及び向きがXYZ座標系にて既知であるとし、カメラ16がそれとは異なる第2視点を有し、その位置及び向きがXYZ座標系にて既知であるとする。
図示のレーザ処理サブシステム14は、レーザ処理ビーム18を面Sの方に差し向けるよう、またそのレーザ処理ビーム18の焦点XYZ座標系内である焦点位置(Xfp,Yfp,Zfp)を採るよう適合構成されているので、ご理解頂けるようにスポットで以て面Sの照明が行われることになる。
カメラ16は、そのスポットで以て面Sが照明されている間に、その面Sのそのスポットを撮像してそのスポットの画像、いわば「スポット撮像結果」を生成するよう、適合構成されている。このカメラで処理対象面Sの画像群を生成することができる。実施形態によっては、それらの画像が自身の座標系X’及びY’を有していることもあるが、それらはその捕捉後にXYZ座標系に揃えることができる。
図示のコンピュータ22はレーザ処理サブシステム14及びカメラ16に可通信結合されている。本例ではそのコンピュータ22がフレーム12に実装され、レーザ処理サブシステム14及びカメラ16に有線結合されている。とはいえ、実施形態によっては、コンピュータ22がレーザ処理サブシステム14に対し遠隔配置され、無線通信リンク例えばWi−Fi、Bluetooth(登録商標)、セルラデータリンク等を介しそれに無線結合されることもありうる。
ご理解頂けるように、コンピュータ22はメモリシステム24を有しており、その上に格納されている命令群をプロセッサ(群)26により実行することで、校正データとスポット撮像結果の特徴(即ち1個又は複数個の特徴)とに基づき面Sの空間座標を特定すること、並びに面Sのその既特定空間座標に基づきその面Sをレーザ処理するようレーザ処理サブシステム14に命令することができる。
校正データがあるので、レーザ処理サブシステム14の第1視点並びにカメラ16の第2視点を踏まえ、面Sの空間座標をスポット撮像結果の特徴(群)の関数として特定することができる。
そうした校正データの非限定的な例について、以下の諸段落にて説明目的で述べることにする。
図1によれば、潜在的な表面S、S及びSは相異なる空間座標を有している。本例では面S、S及びSのX座標がX〜Xに亘っている。他方、面SはZ相当、面SはZ相当、面SはZ相当のZ座標を有しており、またZ>Z>Zとなっている。
御覧の通り、ある具体的実施形態によれば、面S、S又はSの空間座標を、XYZ座標系に従いスポット撮像結果の中心位置なる形態で提供された特徴を踏まえ、特定することができる。実のところ、本例ではレーザ処理ビーム18の向きαが所与であるので、ある入射角βに関しカメラ16により生成された画像におけるスポットの中心の座標X’及びY’(画素単位)の関数として、校正データにより空間座標X及びZを指し示すことができる。例えば表1には、ルックアップテーブルの形態で提供される校正データの例が示されている。
Figure 2021513463
面Sの場合、スポット撮像結果が角度βでのカメラ16上への入射によるものであると判別でき、またその中心がカメラ16により得られた画像内の位置X’及びY’に局在している。従って、上掲の校正データに基づき、面Sの空間座標がX,Y,Zであると判別することができる。同様に、面Sの場合、スポット撮像結果が角度βでのカメラ16上への入射によるものであると判別でき、またその中心がその画像内のX’及びY’に位置している。従って、面Sの空間座標がX,Y,Zであると判別することができる。
表1にて提示されたそれに類する校正データを、他の視点組合せに係るレーザ処理サブシステム14及びカメラ16向けに提供することができる。従って、面S、S又はSの空間座標を実際に特定するのに先立ち、レーザ処理サブシステム14の第1視点及びカメラ16の第2視点を踏まえ、正しい校正データを選択することができる。ご理解頂けるように、レーザ処理サブシステム14の視点はそのレーザ処理サブシステム14のレーザ放射角に相当している。
御覧の通り、別の具体的実施形態によれば、面S、S又はSの空間座標を、XYZ座標系に従いスポット撮像結果の寸法Dなる形態で提供される特徴を踏まえ、特定することができる。より具体的には、スポット撮像結果の寸法Dは本例におけるスポット撮像結果の直径に相当している。
実のところ、この具体例ではレーザ処理ビーム18の向きαが所与であり、且つレーザ処理ビーム18の光軸28に沿った軸方向位置をrとしたときのレーザ処理ビーム18の集束/発散D(r)が所与であるので、校正データを、カメラ16により生成された画像におけるスポットの寸法の関数として空間座標X及びZを指し示すものとすることができる。
ご理解頂けるように、収束ビームの性質からしてレーザ処理ビーム18は収束しつつ焦点20に向かうこととなるが、焦点20に到達した後は、そのレーザ処理ビーム18が発散する。従って、面S、S又はSの空間座標をスポット撮像結果の寸法に基づき特定することができる。より具体的には、図1に示すように、面Sがレーザ処理ビーム18の焦点20のすぐ後方に位置しているので、スポット撮像結果の直径Dは焦点20の直径Dfpよりも大きくなる。同様に、面Sはレーザ処理ビーム18の焦点20の後方、Sよりも更に遠くに位置している。この場合、スポット撮像結果の直径Dは直径Dよりも大きく且つ焦点20の直径Dfpよりも大きくなる。例えば表2には、やはりルックアップテーブルの形態で提供される校正データの例が示されている。
Figure 2021513463
実施形態によっては、カメラ16により生成された画像内スポットの角度βを用い、焦点20のどちら側に面S、S又はSが実在するかを判別することができる。
上掲の例からご理解頂けるように、面S、S又はSの空間座標を、スポット撮像結果の特徴を踏まえ特定することができる。そうした特徴の例としては、中心位置、具体的形状、寸法(例.直径)、向き及び/又はそれらの何らかの組合せがある。
別の実施形態によれば、カメラ16により生成される画像群を前処理することで、カメラ16の視点により表面S上に誘起される歪を補正することができる。そうした実施形態では、例えばカメラ16の1画素が表面SにおけるレーザスポットではX方向に沿い1mmに相当する、という関係を通じ、その画像の座標系 X’及びY’を補正しレーザの座標系(X,Z)に対応させることができる。別の具体的実施形態によれば、その画像の方向Y’をレーザ処理サブシステム14のZ方向、即ち表面Sの位置Zにも対応する方向にリンクさせる数学的関係を、校正データセット例えば表1及び表2を参照して述べたそれらの代わりに確立することができる。
更に、本例では、フレーム12が、そのフレーム12から張り出し又は窪んでいる1個又は複数個のハンドル30を取扱目的で有している。より具体的には、本レーザ処理システム10はポータブルであり、且つ、ユーザが本レーザ処理システム10を面Sの近くに手動で位置決めしてそこを所望の如くレーザ処理させうる要領にて取り扱うことができる。
実施形態によっては、ユーザの方を向くようディスプレイをフレーム12に実装し、そのユーザ向けにユーザ命令を表示させることができる。そうしたユーザ命令の例としては、本レーザ処理システム10が面Sから遠過ぎ又はそこに近過ぎると判別されたときに本レーザ処理システム10をその面Sに近付け又はそこから遠ざけるようユーザに指示するそれがある。
本例では、レーザ処理ビーム18が電磁スペクトルの赤外域に属する波長、例えば1064nmを有しているため、電磁スペクトルのその赤外域に属する照明を撮像しうるようカメラ16が構成されている。従って、本例にて用いられるカメラ16は、これに限定する必要はないものの、電磁スペクトルの赤外域に対し感応的である。
ご理解頂けるように、幾つかの実施形態によればカメラ16を2Dカメラとすることができ、また他の幾つかの実施形態によればカメラ16を3Dカメラとすることができる。そのカメラ16の特性、例えばセンササイズ、量子効率、1秒当たりフレーム枚数、アパーチャサイズ、そのカメラのレンズの焦点距離及び他の何らかの特性により、校正データが影響されうる。そのシステム性能は、具体的な産業需要に見合うように仕立て上げることができる。目論見上、図示実施形態はカメラ16を1個しか有していないけれども、レーザ処理システム10の他の諸実施形態では、それぞれ撮像対象面Sに対し相異なる個別的な視点を有する複数個のカメラが備わることもありうる。それらの実施形態では、面S上を移動するスポットの画像を、それらカメラのうち1個又は複数個により捕捉された画像から発生させればよい。
ある具体的実施形態では、レーザ処理サブシステム14にファイバ式レーザ光源が備わる。他の幾つかの実施形態によれば、レーザ処理サブシステム14を、固体レーザ光源や他の何らかの種類のレーザ光源ともすることができる。
更に、2個の回動鏡と可動レンズとで構成されており光をレーザ処理対象面に差し向けうる三軸スキャナを、レーザ処理サブシステム14に組み込むことができる。別の実施形態によれば、1個の回動鏡と可動レンズとで構成されており光をレーザ処理対象面に差し向けうる二軸スキャナを、レーザ処理サブシステム14に組み込むことができる。更に別の実施形態によれば、そのスキャナを、反射性の光学部品例えば平坦鏡、収束鏡及び発散鏡の何らかの組合せに依拠したものと、することができよう。
更なる実施形態としては、レーザ処理サブシステム14が、焦点距離が固定された走査ヘッドを有するものがありうる。それらの実施形態では、その走査ヘッドを面Sに近付け又はそこから遠ざけることで、レーザ処理ビーム18の焦点20を然るべく動かすことができる。それに代わる実施形態としては、レーザ処理サブシステム14に対し表面Sを動かすことで、表面Sに対しレーザ処理ビーム18の焦点20を動かせるものがありうる。
実施形態次第ではレーザ処理ビーム18のパラメタを経時修正することができる。例えば、実施形態によっては、幅、光学パワー、繰り返し周波数、走査速度その他、何らかの好適パラメタを面Sに対するレーザ処理ビーム18の単一パス(1回通過)中に修正してレーザ処理するよう、レーザ処理サブシステム14を構成することができる。
図2に、別の実施形態に係りレーザ処理サブシステム14及びカメラ16を有するレーザ処理システム10の斜視外観を示す。図示の通り、レーザ処理ビーム18が面Sの方に差し向けられ、そのレーザ処理ビーム18の焦点20が第1焦点経路Pに沿い動かされ、ひいては移動スポット32で以て面Sの照明が行われている。ご理解頂けるように、その面S上を移動していくスポット32がカメラ16により撮像され、その面Sの空間座標が移動スポット撮像結果の諸特徴に基づき特定される。
図2Aは図2の線2A−2Aに沿い採取された前立面図であり、御覧の通り第1焦点経路Pが表面Sに対応していない。より具体的には、焦点20が動かされる移動方向34が第1焦点経路Pに沿っており、本例ではその経路が面Sよりも上にある。実施形態によっては、第1焦点経路Pを予め定めてコンピュータ22のメモリシステム上に格納しておくこと、並びに移動スポット撮像結果の諸特徴に基づきそれを後刻更新することができる。実施形態によっては、焦点経路Pのことを面Sの初期空間座標と呼ぶことができる。
図2Bに、移動スポット32の画像36でありカメラ16により生成されたものを示す。図示画像36が捕捉されたのはカメラ16の捕捉時間中であり、またその捕捉時間はそのスポットが移動し面Sを横断するのに必要な期間よりも長い時間であった。そのため、画像36に示される移動スポット32’が、そのスポットの移動方向34に沿い延びる筋状の形状を有し、その寸法例えば太さtが変動するものとなっている。
これに代わる実施形態としては、図2Bに示す移動スポット撮像結果32’が複数枚の画像から得られ、各画像がカメラ16の捕捉時間中に捕捉され、またそのスポットが移動し表面Sを横断するのに必要な期間よりもその捕捉時間が短いものがありうる。そうした実施形態では、面Sの諸部分の空間座標を移動中に特定することができる。実施形態によっては、面Sの諸部分の空間座標を、特定直後にコンピュータ22のメモリシステム内で更新することができる。そうした更新を経て、面Sの初期空間座標をその面Sの更新版又は現空間座標にすることができる。
この具体例における画像36はグレースケールである。この画像36を構成する画素群は、それらの強度が所定の閾値(例.グレースケールの範囲が0〜256に亘る場合は50超の強度)よりも高い場合に、移動スポット撮像結果32’の一部分であると目される。
レーザ処理サブシステム14及びカメラ16の位置及び向きが既知であるため、面Sの空間座標を、移動スポット撮像結果32’の中心経路38に基づき、及び/又は、移動スポット撮像結果32’の太さt即ち中心経路38に対し垂直な方向に沿い計測された太さtに基づき、特定することができる。例えば本実施形態では、移動スポット撮像結果32’の太さtがその全長に亘り太さ閾値tthres超即ちt>tthresであると判別されることがありうる。適切に収束されたビームの太さが、グレースケール強度の最大値半値を以て計測した場合に画像上で3画素になりそうであれば、tthresは例えば4画素とすればよい。こうした場合、第1焦点経路Pが面Sから遠過ぎると判別されるので、それに続く焦点20の第2パスでは経路を近付けることができる。
図3Aは面Sの別の前立面図であり、先の移動スポット撮像結果を踏まえ面Sの方に近付けられた経路たる第2焦点経路Pが示されている。御覧の通り、第2焦点経路Pは、空間的に隔たっていて表面Sに対応している2個の部分42及び44と、その間にあり面Sから空間的に隔たっている中間部分46とを有している。
図3Bに、第2焦点経路Pに沿い動かされた移動スポットの画像40を示す。御覧の通り、移動スポット撮像結果のうち空間的に隔たる部分42’及び44’での太さtが太さ閾値tthres未満であることから、焦点20が空間的に隔たる部分42及び44において面S上で所与公差内で動かされたことを、確認することができる。実施形態によっては公差が例えば6mmとされよう。とはいえ、移動スポット撮像結果の中間部分46の太さtがなおも太さ閾値tthres超である。こうしたことから、第2焦点経路Pは中間部分46にて面Sからまだまだ遠過ぎる、と判別することができ、また、焦点20の後続第3パスでは第2焦点経路Pのその部分にて面Sに焦点20を一層近付けねばならない、と判別することができる。更に、面Sの空間座標を、移動スポット撮像結果32”の中心経路38’を踏まえて特定し、それを用いることで、第2焦点経路Pを更に調整して表面不整にマッチさせることができる。
図4Aは面Sの別の前立面図であり、本方法の先行する反復によって面Sに近付けられた経路たる第3焦点経路Pが示されている。御覧の通り、第3焦点経路Pは空間的に隔たる2個の部分42及び44、即ち面Sに相当していると先に判別された二部分を有している。他方で第3焦点経路Pの中間部分48は異なっており、面Sに相当するよう修正されている。本実施形態では、第3焦点経路Pに沿い動かしつつ焦点20を撮像して移動スポット32”’を提供することで、図4Bに示す画像50を得ることができる。図示の通り、画像50における移動スポット撮像結果32”’の太さtは、その長さ方向に亘り太さ閾値tthres未満となっている。従って、この場合、面Sの空間座標について、第3焦点経路Pの空間座標に対応していると判別することができる。
ご理解頂けるように、図2〜4Bを参照して述べた例では、本方法の相次ぐ反復により面Sの空間座標が特定されている。しかしながら、ご理解頂けるように、実施形態によっては、より少数の反復しか必要でないことやより多数の反復が必要になることがありうる。それらの反復、一般には焦点経路Pに沿い焦点20を動かしつつ生じた移動スポットを撮像し従前の焦点経路Pを更新するそれの1秒当たり実行回数が、多くなるのかより少数になるのかは、実施形態次第である。やはりご理解頂けるように、幾つかの実施形態ではレーザ処理システム10が固定され、面Sがそれに対して可動とされる。他の幾つかの実施形態では、面Sを固定し、レーザ処理システム10をその面Sに対し可動とすることができる。やはりご理解頂けるように、レーザ処理システム10が面Sに対し可動であれば、表面不整が場所、距離及びピーク対バレー値の面で経時的に変化する。
注記されることに、実施形態によっては、面Sの初期又は現空間座標を、レーザ処理ビーム18の各回パス後、場合によってはその最中に、更新することができる。
例えば、図2A、図3A及び図4Aに示した諸実施形態によれば、面Sの初期空間座標を初期的に第1焦点経路Pに対応付けた上でそれを更新することで、レーザ処理ビーム18の第2パス後に第2焦点経路Pに、次いでレーザ処理ビーム18の第3パス後に第3焦点経路Pに、等々といった具合に対応付けていくことができる。
本実施形態によれば、面Sの現空間座標を特定するステップを、面Sをレーザ処理する工程に対し非依存的且つ同時的なものとすることができる。例えば、面Sをレーザ処理ビーム18により照明しカメラ16により撮像することでその面Sの現空間座標を特定している間中、レーザ処理サブシステム14を、その面の先行する独立な空間座標に基づき面Sをレーザ処理するプロセスに投入することができる。
面Sに対するレーザ処理ビーム18の単一パス中にカメラ16が移動スポットの画像を複数枚捕捉する実施形態にあっては、レーザ処理ビーム18の通過経路を面S上へと徐々に近付けつつその面Sの諸部分の部分空間座標を特定していくよう、レーザ処理システム10を構成することができる。これらの実施形態では、面Sの諸部分の現空間座標をリアルタイム更新すること、ひいては面Sのうちレーザ処理ビームが通過したばかりの諸部分の部分空間座標をそれらに反映させることができる。そのため、現空間座標のうち一部分しか更新されないことがある。
想起される通り、面Sの新規更新された空間座標をメモリシステム上に格納することができるので、レーザ処理サブシステム14では、そのメモリシステムに直接又は間接的にアクセスすることで、その面Sの最新な空間座標を入手することができる。注記されることに、コンピュータ22により面Sの空間座標が更新される第1の情報処理ステップを、コンピュータ22によりレーザ処理ビーム18の後続パスの空間座標が特定される第2の情報処理ステップから、独立なものとすることができる。そうした実施形態では、そのメモリシステム上に格納されている現空間座標に、第1及び第2の情報処理ステップ双方にて随意にアクセスすることができる。両情報処理ステップを別々の頻度で実行することができる。
ご理解頂けるように、上記撮像に際し、焦点20の強度Iをレーザ処理閾値Ithres超にすることができる。実施形態によっては、レーザクリーニング閾値、レーザマーキング閾値又はレーザカッティング閾値がそのレーザ処理閾値Ithresとされうる。そうした場合、上記撮像中にレーザ処理ビーム18を用いレーザ処理すること、例えば焦点20の相次ぐパス中に面Sをレーザクリーニング、レーザマーキング又はレーザカッティングすることができる。無論、レーザ処理ビーム18の波長は、所望するレーザ処理の種類及びレーザ処理対象素材に基づき選択することができる。例えば、既知の通り、ステンレス鋼やアルミニウムのレーザクリーニングは、1064nmなる中心波長を有するレーザビームで以て行うことができ、プラスチック、複合材及び有機素材は、10.64μm付近の波長を有するレーザビームで以てより容易に処理することができる。
ある動作モードでは、上記撮像に際しレーザ処理ビーム18の焦点20の強度Iがレーザ処理閾値Ithres超とされるので、面Sが上首尾にレーザ処理されたことをスポット撮像結果の諸特徴に基づき判別することができる。例えば図2Bの画像36からは、焦点20の第1焦点経路P沿い第1パスでは面Sのどこも上首尾にレーザ処理されなかったと判別することができる。しかし、図3Bの画像40からは、焦点20の第2焦点経路P沿い第2パスでは空間的に隔たる2個の部分42及び44にて面Sが上首尾にレーザ処理された、中間部分46は不首尾にレーザ処理されたか全くレーザ処理されないままで存置された、と判別することができる。そして、図4Bの画像50からは、第3焦点経路Pの中間部分48にて面Sが上首尾にレーザ処理された、と判別することができる。
これに代わる実施形態のなかには、第2焦点経路Pのうち空間的に隔たる部分42及び44に沿い焦点20の第2パスにて既に上首尾なレーザ処理が行われたであろうとの理由で、中間部分48のみで構成されるよう第3焦点経路Pが決定されるものがある。
また別の動作モードでは、上記撮像に際しレーザ処理ビーム18の焦点20の強度Iがレーザ処理閾値Ithres未満とされるので、その撮像中に面Sを不必要にレーザ処理せずにその面Sの空間座標を特定することができる。その後、そのレーザ処理ビーム18の焦点20の強度Iをレーザ処理閾値Ithresより上に高めることで、面Sの既決定空間座標に基づき、例えばその焦点スポット20のパス1回のみで、その面Sを実際にレーザ処理することができる。
図5Aに、面Sの斜視外観を、そのレーザ処理対象面Sが配置されるレーザ処理窓52を写像する焦点経路Pと共に示す。このレーザ処理窓52は、レーザ処理サブシステム14の動作フィールドに対応付けることができる。焦点経路Pを、そのレーザ処理窓52にて焦点20により走査されうるよう連続的なものとすることができる。他方、これに代わる諸実施形態では、レーザ処理窓52を写像する焦点経路Pが、互いに空間的に隔たる複数本の焦点経路Pを含むものとされる。これらの実施形態では、レーザ処理窓32を写像する焦点経路(群)に沿った焦点の動きに由来する面Sの照明を、一連の画像を通じ図5Bに示す如くに撮像することができる。上述の方法に依拠し、レーザ処理窓52内における面Sの座標をそれら一連の画像から特定することができ、それを助力として、レーザ処理対象面Sに対応するものとなるまで焦点経路Pを更新することができる。
実施形態によっては、レーザ処理ビーム18により実行されるレーザ処理の種類を、面Sの既決定空間座標に依りつつ制御するよう、レーザ処理システム10を構成することができる。より具体的には、焦点20が面Sの所定空間領域の方を向いているときだけ、焦点20の強度をレーザ処理閾値Ithresより上に高めることができる。例えば、面Sが所与深さにあり又は所定の深さ範囲内にあると判別されたときに、焦点20の強度をレーザ処理閾値Ithresより上に高めることができる。これに代わる幾つかの実施形態によれば、面Sが所与の非レーザ処理ゾーン内にあるとの判別を受け、焦点20の強度をレーザ処理閾値Ithres未満に低めることができる。
ご理解頂けるように、上述及び描出した諸例は専ら例示を意図したものである。例えば、他の幾つかの実施形態によれば、そのフレームを対地固定することができる。これに代え、そのフレームを、レーザ処理サブシステムが実装される第1フレームと、カメラが実装される第2フレームとを有するものとし、それら第1フレーム及び第2フレームを互いに一体化させることができる。また例えば、位置キャプタ、参照アクチュエータその他何らかの手段により互いに機械的に基準付けされている独立なフレーム群に、カメラ及びレーザ処理サブシステムを実装することができよう。ご理解頂けるように、表現「校正データ」は、表、アレイ、更には数学的関係の形態で格納されたデータが包括されるよう、広く解されることを意図したものである。本レーザ処理システムが、表面の三角測量を可能とする何れの種類の好適構成を有していてもよい。例えば、レーザ処理システムが呈しうる構成には、レーザ処理ビームが表面に対し垂直でありカメラがその面を斜め視角から撮像する標準構成、レーザ処理ビームが表面に対し斜めでありカメラがその面を垂直視角から撮像する逆転構成、レーザ処理ビームとカメラの視野とが表面に対し斜めでありそれらが同じ方向を向いているスペキュラ構成、並びにレーザ処理ビームとカメラの視野とが表面に対し斜めでありそれらが逆の方向を向いているルックアウェイ構成がある。但し、好適であれば他のどのような構成を用いてもよい。ある種の実施形態によれば、レーザ処理対象面の初期座標に基づきレーザ処理ビームの第1パスを実行することができる。他方、ある種の実施形態、とりわけ表面の初期座標が未知な諸実施形態によれば、レーザ処理ビームの焦点のデフォルト焦点経路に対応付けうるデフォルト空間座標に基づき、その面Sに対するレーザ処理ビームの第1パスを実行することができる。例えば、ある種の実施形態によれば、レーザ処理システムのフレームから所定間隔(例.30cm)分だけ空間的に隔たる平面内に広がるよう、デフォルト焦点経路を設定することができる。技術的範囲は別項の特許請求の範囲によって指し示される。

Claims (23)

  1. 表面をレーザ処理する方法であって、
    第1視点から上記表面の方へとレーザ処理ビームを差し向けるステップであり、そのレーザ処理ビームの焦点をある焦点位置に設けることでその面をスポットで以て照明する一方、第1視点とは異なる第2視点からその面上のそのスポットを撮像するステップと、
    校正データと上記スポット撮像結果の特徴とに基づき上記表面の空間座標を特定するステップと、
    上記表面の上記既特定空間座標に基づきその面をレーザ処理するステップと、
    を有する方法。
  2. 請求項1の方法であって、上記特徴が、上記スポット撮像結果の中心位置なる形態で提供される方法。
  3. 請求項1の方法であって、上記特徴が、上記スポット撮像結果の寸法なる形態で提供される方法。
  4. 請求項1の方法であって、上記差し向けの際に、上記レーザ処理ビームの焦点をある焦点経路に沿い動かすことで上記表面を移動スポットで以て照明し、上記撮像の際にその面上のその移動スポットを撮像する方法。
  5. 請求項4の方法であって、上記特徴が、上記移動スポット撮像結果の中心経路なる形態で提供される方法。
  6. 請求項4の方法であって、上記特徴が、上記移動スポット撮像結果の寸法であり上記焦点の移動方向に対し垂直な寸法なる形態で提供される方法。
  7. 請求項4の方法であって、上記焦点経路が、レーザ処理窓を写像する複数本の焦点経路を含む方法であり、更に、上記表面のうちレーザ処理窓内がレーザ処理され終えるまで、それら複数本の焦点経路に関し上記差し向け、上記撮像、上記特定及び上記レーザ処理を実行するステップを、有する方法。
  8. 請求項1の方法であって、上記撮像中に上記焦点がレーザ処理閾値超の強度を呈する方法。
  9. 請求項1の方法であって、上記指差し向けが上記表面の初期空間座標に基づき実行される方法であり、更に、その面の既特定空間座標に基づきそれら初期空間座標を更新するステップを有する方法。
  10. 請求項9の方法であって、上記レーザ処理が上記特定に対し非依存的且つ同時的な方法。
  11. フレームと、
    上記フレームに実装されており表面に対する第1視点を有するレーザ処理サブシステムであり、その面の方にレーザ処理ビームを差し向けそのレーザ処理ビームの焦点をある焦点位置に設けることでその面をスポットで以て照明するよう適合構成されているレーザ処理サブシステムと、
    上記フレームに実装されており上記第1視点とは異なる第2視点を有するカメラであり、上記照明と同時に上記表面の上記スポットを撮像してそのスポットの画像を生成するよう適合構成されているカメラと、
    上記レーザ処理サブシステム及び上記カメラに可通信結合されたコンピュータであり、備わるメモリシステム上に格納されている命令群をプロセッサにより実行することで、
    校正データと上記画像における上記スポット撮像結果の特徴とに基づき上記表面の空間座標を特定し、且つ
    上記表面の上記既特定空間座標に基づきその面をレーザ処理するようレーザ処理サブシステムに命令する、
    コンピュータと、
    を備えるレーザ処理システム。
  12. 請求項11のレーザ処理システムであって、上記フレームが、自フレームから張り出した1個又は複数個のハンドルを有するレーザ処理システム。
  13. 請求項11のレーザ処理システムであって、上記レーザ処理ビームが、電磁スペクトルの赤外域に属する波長を有し、上記カメラが、その電磁スペクトルのその赤外域に属する照明を撮像するよう構成されているレーザ処理システム。
  14. 請求項11のレーザ処理システムであって、上記特徴が、上記スポット撮像結果の中心位置なる形態で提供されるレーザ処理システム。
  15. 請求項11のレーザ処理システムであって、上記特徴が、上記スポット撮像結果の寸法なる形態で提供されるレーザ処理システム。
  16. 請求項11のレーザ処理システムであって、上記差し向けに際し、上記レーザ処理ビームの焦点をある焦点経路に沿い動かすことで上記表面を移動スポットで以て照明し、上記撮像に際しその面上のその移動スポットを撮像するレーザ処理システム。
  17. 請求項16のレーザ処理システムであって、上記特徴が、上記移動スポット撮像結果の中心経路なる形態で提供されるレーザ処理システム。
  18. 請求項16のレーザ処理システムであって、上記特徴が、上記移動スポット撮像結果の寸法であり上記焦点の移動方向に対し垂直な寸法なる形態で提供されるレーザ処理システム。
  19. 表面の空間座標を特定する方法であって、
    第1視点から上記表面の方へとレーザ処理ビームを差し向けるステップであり、そのレーザ処理ビームの焦点をある焦点位置に設けることでその面をスポットで以て照明する一方、第1視点とは異なる第2視点からその面上のそのスポットを撮像するステップと、
    校正データと上記スポット撮像結果の特徴とに基づき上記表面の空間座標を特定するステップと、
    を有する方法。
  20. 請求項19の方法であって、上記特徴が、上記スポット撮像結果の中心位置なる形態で提供される方法。
  21. 請求項19の方法であって、上記特徴が、上記スポット撮像結果の寸法なる形態で提供される方法。
  22. 請求項19の方法であって、上記差し向けが上記表面の初期空間座標に基づき実行される方法であり、更に、その面の既特定空間座標に基づきそれら初期空間座標を更新するステップを有する方法。
  23. 請求項22の方法であって、更に、上記表面の上記現空間座標に基づきその面をレーザ処理するステップを有し、そのレーザ処理が上記特定に対し非依存的且つ同時的な方法。
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