JPH0557465A - レーザによる金属板曲げ加工方法及び装置 - Google Patents
レーザによる金属板曲げ加工方法及び装置Info
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- JPH0557465A JPH0557465A JP3217348A JP21734891A JPH0557465A JP H0557465 A JPH0557465 A JP H0557465A JP 3217348 A JP3217348 A JP 3217348A JP 21734891 A JP21734891 A JP 21734891A JP H0557465 A JPH0557465 A JP H0557465A
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Abstract
び装置に関し、曲げの長さに関係無く、常に90゜の曲
げ加工を行うことができ、また端部が熱の損傷を受けな
い高品質の曲げ加工が可能であり、さらに常に一定の曲
げ角度が得られるレーザによる金属板曲げ加工方法及び
装置を実現することを目的とする。 【構成】 金属板12の表面の同一線上をレーザ光11
により複数回の走査を行って曲げ加工を行う加工方法に
おいて、上記レーザ光11を金属板12の表面に斜め方
向から照射するように構成する。
Description
ザ加工装置に関する。レーザを使用した金属板の曲げ加
工方法は、微小な曲げ加工が可能、非接触加工であ
るためバネ等の成形加工においてはバネ圧を測定しなが
ら加工が可能、レーザの走査条件や走査位置を変更す
ることにより自由な形状の曲げ成形加工が可能、といっ
た特徴があり、今後のレーザ加工の応用分野として期待
されている。
加工方法を説明するための図である。この方法は、冶具
1に水平に保持された被加工金属板2に対して凸レンズ
3等により集光したレーザ光4を垂直方向から照射し、
同一線上を複数回走査することにより、被加工金属板2
のレーザが走査された部分は加熱冷却が繰り返され、そ
の部分から同図(b)に示すように被加工金属板2は折
り曲げられる。
る金属板の曲げ加工方法では、曲げ長さLがレンズ3
の焦点距離より長い場合には、図5(a)に示すよう
に、被加工金属板2の一端がレンズ3にぶつかってしま
い、それ以上の角度の曲げ加工が不可能となったり、
(90゜の曲げ加工が出来ない)また、曲げ長さLが
レンズ3の焦点距離よりも短かく、90゜の曲げ加工が
出来る場合には、図5(b)に示すように曲げられた金
属板2の一端の端面部にレーザ光4が照射され、その部
分がレーザの熱により損傷を受けてしまうという問題が
生ずる。
0゜の曲げ加工(直角曲げ加工)を行うことができ、ま
た端部が熱の損傷を受けない高品質の曲げ加工が可能で
あり、さらに常に一定の曲げ角度が得られるレーザによ
る金属板曲げ加工方法及び装置を実現しようとする。
属板曲げ加工方法に於いては、金属板12の表面の同一
線上をレーザ光11により複数回の走査を行って曲げ加
工を行う加工方法において、上記レーザ光11を金属板
12の表面に斜め方向から照射することを特徴とする。
また、それに加えて上記レーザ光11にパルスレーザ光
を用いることを特徴とする。
加工装置に於いては、レーザ光源14とレンズ10を含
む加工ヘッド14と、加工される金属板12を傾斜して
保持できる傾斜台15と、該傾斜台15又は加工ヘッド
14の何れか一方を往復移動させる移動手段とを具備し
て構成されたことを特徴とする。
又はその近傍に設けられた発光部17及び受光部18か
らなる被加工物曲げ角度測定用センサと、該センサから
の信号により、前記傾斜台15又は加工ヘッド14の往
復移動手段及びレーザ光源13を制御するコントローラ
19を具備して成ることを特徴とする。また、それに加
えて、上記受光部18に二次元受光素子を用いたことを
特徴とする。この構成を採ることにより、高品質の曲げ
加工が可能なレーザによる金属板曲げ加工方法及び装置
が得られる。
照射できるように、該金属板12を斜に保持するため、
90゜の曲げ加工を行ったとき、曲げ長さが長い場合で
も曲げられた部分が加工ヘッド14に当ることはなく、
また曲げ長さが短かい場合でも、曲げられた部分の先端
がレーザ光11に照射されることはない。
工方法を説明するための図である。本発明方法は同図に
示すようにレンズ10で集光されたレーザ光11で曲げ
加工すべき金属板12の斜方向から、該金属板12の曲
げ線上を往復して走査するのである。このようにするこ
とにより金属板12は2点鎖線で示すようにレーザ光で
照射された部分から、照射された部分を内側にして折り
曲げられる。なおこの場合、レーザ光としてパルスレー
ザ光を用いることが好ましい。
件で、走査回数約90回で金属板を直角に曲げることが
できた。
工装置の第1の実施例を示す図である。本実施例は、集
光レンズ10及びレーザ光源13とよりなる加工ヘッド
14と、金属板12を固定する傾斜台15と、該傾斜台
15を載して往復移動する移動テーブル16と、加工ヘ
ッド14に取付けた発光部17及び受光部18と、該受
光部18からの信号によりレーザ光源13及び移動テー
ブル16を制御するコントローラ19とより構成されて
いる。
め方向からレーザ光11で照射し、その焦点位置を金属
板12の曲げ位置に一致させている。また傾斜台15は
30〜45゜程度の傾斜面15aを有し、該傾斜面15
aに金属板12を固定するクランプ20が設けられてい
る。また前記発光部17には発光ダイオード等の発光素
子が、受光部18にはホトトランジスタ等の受光素子が
用いられ、それらの光軸はレーザ光11の光軸に平行
に、且つレーザ光11の光軸に対して対象の位置となる
ように取付けられている。なお移動テーブル16は本実
施例では傾斜台15を加工ヘッド14に対して移動し、
レーザ光11による走査が行なわれるようにしている
が、傾斜台15を固定し、加工ヘッド14の方を移動テ
ーブルで移動するようにしても良い。
15に金属板12を固定し、該傾斜台15を移動テーブ
ル16により往復移動させながら、加工ヘッド14によ
りレーザ光11を金属板12の曲げ部に照射することに
より金属板12は図に示すように曲げられる。曲げ角度
が丁度90゜になると、発光部17からの光21は金属
板12の表面で2回反射され受光部18に入射する。受
光部18はこの信号をコントローラ19に送り、レーザ
光源13及び移動テーブルの動作を停止させる。これに
より金属板12は正確に90゜に折り曲げられる。
げ長さLが長い場合でも図に示すようにレンズ10又は
加工ヘッド14に当ることはなく、90゜以上の曲げ加
工も可能となる。また曲げ長さLが短かい場合でも、9
0゜に曲げた場合は曲げ部先端がレーザ光11に照射さ
れることはない。
工装置の第2の実施例を示す図である。同図において図
2と同一部分は同一符号を付して示した。本実施例は、
基本的には図2で説明した前実施例と同様であり、異な
るところは、加工ヘッド14に取付けられた受光部18
のみである。即ち受光部18は前実施例では1次元の受
光素子を用いたが、本実施例では2次元の受光素子(例
えばCCD)を用いたことである。
18が2次元素子であり、金属板12の曲げ角度が1点
ではなく、ある角度範囲からの反射光を受光することが
できるので、ある範囲内の任意の角度に正確な曲げ加工
ができる。
に90゜、あるいはそれ以上の曲げ加工が可能となり、
また端部がレーザ光による熱損傷を受けることがなくな
り、高品質の曲げ加工が可能となる。
明するための図である。
1の実施例を示す図である。
2の実施例を示す図である。
するための図である。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 金属板(12)の表面の同一線上をレー
ザ光(11)により複数回の走査を行って曲げ加工を行
う加工方法において、 上記レーザ光(11)を金属板(12)の表面に斜め方
向から照射することを特徴とするレーザによる金属板曲
げ加工方法。 - 【請求項2】 上記レーザ光(11)にパルスレーザ光
を用いることを特徴とする請求項1のレーザによる金属
板曲げ加工方法。 - 【請求項3】 レーザ光源(13)とレンズ(10)を
含む加工ヘッド(14)と、加工される金属板(12)
を傾斜して保持できる傾斜台(15)と、該傾斜台(1
5)又は加工ヘッド(14)の何れか一方を往復移動さ
せる移動手段とを具備して構成されたことを特徴とする
レーザによる金属板曲げ加工装置。 - 【請求項4】 上記加工ヘッド(14)又はその近傍に
設けられた発光部(17)及び受光部(18)からなる
被加工物曲げ角度測定用センサと、該センサからの信号
により、前記傾斜台(15)又は加工ヘッド(14)の
往復移動手段及びレーザ光源(13)を制御するコント
ローラ19を具備して成ることを特徴とする請求項3の
レーザによる金属板曲げ加工装置。 - 【請求項5】 前記受光部(18)に二次元受光素子を
用いたことを特徴とする請求項4のレーザによる金属板
曲げ加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217348A JP2618123B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | レーザによる金属板曲げ加工方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217348A JP2618123B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | レーザによる金属板曲げ加工方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0557465A true JPH0557465A (ja) | 1993-03-09 |
JP2618123B2 JP2618123B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=16702770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3217348A Expired - Lifetime JP2618123B2 (ja) | 1991-08-28 | 1991-08-28 | レーザによる金属板曲げ加工方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2618123B2 (ja) |
Cited By (7)
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-
1991
- 1991-08-28 JP JP3217348A patent/JP2618123B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2618123B2 (ja) | 1997-06-11 |
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