JP2639321B2 - レーザビームスキャンニング装置 - Google Patents

レーザビームスキャンニング装置

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JP2639321B2
JP2639321B2 JP5292629A JP29262993A JP2639321B2 JP 2639321 B2 JP2639321 B2 JP 2639321B2 JP 5292629 A JP5292629 A JP 5292629A JP 29262993 A JP29262993 A JP 29262993A JP 2639321 B2 JP2639321 B2 JP 2639321B2
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JP
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laser beam
fan
lens system
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cylindrical concave
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祐司 岡本
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレーザビームスキャンニ
ング装置に関し、特にレーザビームを使用して物体の存
在感知または形状や位置等を計測するセンサにおけるレ
ーザビームの走査に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームを使用したセンサまたは装
置においては、一般的にレーザビームの強度またはエネ
ルギ密度を下げることなく目標物に照射することがシス
テムの効率を上げるために重要である。
【0003】従来、あるエリアを2次元的に走査する場
合、レーザビームを走査するためにポリゴンミラーやガ
ルバノミラー等を使用するのが一般的である。
【0004】ポリゴンミラーは走査角度が広く、走査速
度も速く、分解能も高いという特徴がある。また、ガル
バノミラーは走査角度、走査速度、分解能ともにポリゴ
ンミラーよりも劣るが、走査角度、走査速度、分解能と
もに中程度の性能をもっている。
【0005】これらポリゴンミラーやガルバノミラーは
どちらも機械的な可動部を有しているため、機械的摩耗
等による長期的信頼性を考慮しなければならず、また同
時に装置の形状も大きくなりがちである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の走査方
法では、走査速度が遅くともよくかつ分解能もそれほど
考慮しなくともよいという場合に、センサや装置が過剰
な性能を有することとなり、また形状も大きくなってし
まうという欠点がある。
【0007】例えば、あるエリア内に物体が存在するか
否かを調べるレーザセンサの場合、その走査系にポリゴ
ンミラーやガルバノミラーを用いるとおおげさなものと
なってしまい、コスト的にも高くなる。
【0008】これに対して、スキャニング装置を使用せ
ずに、光学系のみでレーザビームを広げただけではレー
ザビームの強度が極端に弱くなり、システムとして成り
立たなくなる。
【0009】そこで、本発明の目的は上記欠点を除去
し、走査速度が遅くともよくかつ分解能もそれほど考慮
しなくともよいという場合でも、システムを簡便に構築
することができ、かつ長期的信頼性を有するレーザビー
ムスキャンニング装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるレーザビー
ムスキャンニング装置は、レーザビームを扇状ビームと
する第1の円柱凹レンズ系と、前記第1の円柱凹レンズ
系に対して90°回転した方向に設置され前記扇状ビー
ムの照射角度を当該レーザビームの扇面に対して直交す
る角度方向に屈折せしめるための第2の円柱凹レンズ系
と、前記第2の円柱凹レンズ系を前記レーザビームの扇
面に直交する方向に一次元的に往復運動
【0011】本発明による他のレーザビームスキャンニ
ング装置は、上記構成のほかに、前記扇状ビームの扇面
直交する方向の幅を調整する補正レンズを備えてい
る。
【0012】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。図において、レーザ発光部2はレーザ電源1によっ
て駆動されると、スポット状のレーザビーム(以下点状
ビームとする)を出射する。
【0014】円柱凹レンズ系3はレーザ発光部2から出
射された点状ビームをこの点状ビームの光軸上の垂直面
上で扇状形に拡げ、線状ビーム(ファンビーム)にす
る。円柱凹レンズ系3で扇状形に拡げられた線状ビーム
はその照射角度が垂直面に直交する方向に円柱凹レンズ
系4で屈折される。
【0015】ここで、円柱凹レンズ系4としては円柱凹
レンズ系3よりも大きいものが用いられ、円柱凹レンズ
系3に対して90°回転させた状態に配置されている。
また、円柱凹レンズ系4は圧電素子6に密着して取付け
られており、圧電素子6がドライバ7によって駆動され
ると矢印Aの方向に移動する。
【0016】円柱凹レンズ系4が圧電素子6及びドライ
バ7によって矢印Aの方向に移動されると、円柱凹レン
ズ系4において円柱凹レンズ系3からの線状ビームが当
たる位置が変化する。
【0017】これによって、円柱凹レンズ系3からの線
状ビームの円柱凹レンズ系4での屈折角が変化するの
で、補正レンズ5を通って目標物体8に照射される走査
ビーム100が矢印Bまたは矢印Cの方向に移動する。
【0018】したがって、圧電素子6及びドライバ7に
よって円柱凹レンズ系4を矢印Aの方向に移動すること
で、目標物体8は走査ビーム100によつて走査される
こととなる。
【0019】尚、補正レンズ5は円柱凹レンズ系3,4
を通ってくる線状ビームの幅、つまり線状ビームの移動
方向(光軸の垂直面に直交する方向)の幅を調整するた
めのものである。また、円柱凹レンズ系4によって線状
ビームを矢印Bまたは矢印Cの方向に移動しているが、
円柱凸レンズ系によって線状ビームを矢印Bまたは矢印
Cの方向に移動することも可能である。
【0020】このように、円柱凹レンズ系3でレーザ発
光部2から出射された点状ビームを扇状形に拡げて線状
ビームとし、この線状ビームを円柱凹レンズ系4と圧電
素子6とドライバ7とによって矢印Bまたは矢印Cの方
向に移動し、補正レンズ5を通って目標物体8に照射さ
れる走査ビーム100を矢印Bまたは矢印Cの方向に移
動することによって、レーザビームの強度をあまり落と
すことなくファンビームとすることができ、このファン
ビームを一次元的に走査することができる。
【0021】よって、走査ビーム100のスキャンニン
グに、従来例のようにポリゴンミラーやガルバノミラー
等を使用することなく、システムを簡便に構築すること
ができる。
【0022】また、ポリゴンミラーやガルバノミラー等
を使用していないので、機械的摩耗等による長期的信頼
性を考慮することなく、また同時に装置の形状も小型化
することが可能となる。よって、走査速度が遅くともよ
くかつ分解能もそれほど考慮しなくともよいという場合
でも、システムを簡便に構築することができ、かつ長期
的信頼性を有する装置を提供することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ーザ光源からのレーザ光を当該レーザ光の光軸上の垂直
面上で扇状形とし、この扇状形のレーザ光を垂直面に直
交する方向に移動することによって、走査速度が遅くと
もよくかつ分解能もそれほど考慮しなくともよいという
場合でも、システムを簡便に構築することができ、かつ
長期的信頼性をもたせることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
2 レーザ発光部 3,4 円柱凹レンズ系 5 補正レンズ 6 圧電素子 7 ドライバ 8 目標物体 100 走査ビーム

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームを扇状ビームとする第1の
    円柱凹レンズ系と、前記第1の円柱凹レンズ系に対して
    90°回転した方向に設置され前記扇状ビームの照射角
    度を当該レーザビームの扇面に対して直交する角度方向
    に屈折せしめるための第2の円柱凹レンズ系と、前記第
    2の円柱凹レンズ系を前記レーザビームの扇面に直交す
    る方向に一次元的に往復運動せしめる駆動手段とを含む
    ことを特徴とするレーザビームスキャンニング装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、圧電素子と、この圧電
    素子を駆動するドライバとからなることを特徴とする請
    求項1記載のレーザビームスキャンニング装置。
  3. 【請求項3】 前記扇状ビームの扇面に直交する方向の
    幅を調整する補正レンズを含むことを特徴とする請求項
    1または2記載のレーザビームスキャンニング装置。
JP5292629A 1993-10-27 1993-10-27 レーザビームスキャンニング装置 Expired - Lifetime JP2639321B2 (ja)

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JPH07120697A JPH07120697A (ja) 1995-05-12
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KR100884787B1 (ko) * 2007-05-04 2009-02-23 삼성전기주식회사 빔 변환 장치
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JPS59195176A (ja) * 1983-04-20 1984-11-06 Toshihiro Tsumura 光ビ−ムの投受光装置

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