JPH06318265A - 光学的記号記号読取りのためのレーザ走査装置 - Google Patents

光学的記号記号読取りのためのレーザ走査装置

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JPH06318265A
JPH06318265A JP6003977A JP397794A JPH06318265A JP H06318265 A JPH06318265 A JP H06318265A JP 6003977 A JP6003977 A JP 6003977A JP 397794 A JP397794 A JP 397794A JP H06318265 A JPH06318265 A JP H06318265A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーコード記号を読取るためのレーザ走査シ
ステムの技術を改良し、HI−D及びLO−D読取りシ
ステムの最良の特色を単一の装置内に組合わせること。 【構成】 バーコード記号読み取りのためのレーザ走査
装置における光学手段が、出口孔を通る光路に沿って走
査ビームを導き、該出口孔から所定の距離において相互
に直角な2つの方向に長いウエスト寸法と短いウエスト
寸法を有する非円形断面のビームスポットを有する走査
ビームを光学的に形成させる。低密度記号を読取るため
にスポットの長い方のウエスト寸法が走査方向に沿って
延びる第1の配向と、高密度記号を読取るためにスポッ
トの短い方のウエスト寸法が走査方向に沿って延びる第
2の配向との間で、走査ビームを回転させる手段が設け
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
【0002】
【発明の分野】本発明は、一般的にはバーコード記号を
読むためのレーザ走査装置に関し、特定的には作業距離
及び読取るべき記号を横切って走査するために放出され
るレーザビームの読取りスポット寸法を変化させる種々
の光学システムに関する。
【0003】
【関連技術の説明】米国特許第4,251,798号、同4,
360,798号、同4,369,361号、同4,387,29
7号、同4,593,186号、同4,496,831号、同4,
409,470号、同4,460,120号、同4,607,15
6号、並びに米国特許出願519,523号、同831,4
15号、同706,502号及び同883,923号に例示
されている型のレーザ走査システム及び成分は、手持ち
或は静止スキャナからある作業距離(読取り距離)にお
いて、ある寸法の読取りスポットを用いてバーコード記
号、特に統一商品コード(UPC)型のバーコードを読
取るように設計されている。特定のスポット寸法及び作
業距離は、典型的には特定用途に依存して最適化されて
いる(事実、システムは企図された各用途に適合するよ
うに受注生産の傾向がある)。例えば、典型的には、対
象自体の寸法に大きく依存して、少なくとも3つの異な
る密度ないしは寸法で物品に貼付される。いわゆる“高
密度”(H1−D)記号は、典型的には極めて細い間隙
によって分離された極めて細いバーからなることを特徴
とし、従って典型的には小さい対象に貼付される。いわ
ゆる“低密度”(LO−D)記号は、一般的には極めて
巾広の間隙によって分離された極めて巾広のバーからな
ることを特徴とし、従って典型的には大きい対象に貼付
される。いわゆる“中間密度”(MED−D)記号は、
一般的には、走査方向に沿うそれぞれの巾がHI−D記
号とLO−D記号との間にあるバー及び間隙からなるこ
とを特徴とし、中間寸法の対象に貼付される。HI−
D、LO−D及びMED−D記号の数値による定義は応
用によって異なっていても差支えないが、ある特定の応
用、例えばスーパーマーケット商品の棚下し及び勘定の
ような1つの特定の応用に対してはこれらの相対定義及
びそれらの数値は当業者によって容易に理解されるもの
である。
【0004】HI−D記号を正確に読取るためには、例
えば直径0.15mm(6ミル)の円形スポットのような極
めて細い読取りスポットが望まれる。このような極めて
細いスポットを形成させるための公知の光学システム
は、極めて高度に発散性のレーザビームを発生し、その
結果作業距離は極めて短くなる。LO−D記号を正確に
読むためには、直径1.02mm(40ミル)の円形スポッ
トのような極めて大きい読取りスポットが望まれる。こ
のような極めて大きいスポットを形成させるための公知
の光学システムは極めて低い発散性を呈し、その結果作
業距離は極めて長くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、LO−D記号
を読取るように設計された公知の光学システムはHI−
D記号を読取ることはできず、逆もまた真であるから、
公知の単一のレーザ走査システムではLO−D及びHI
−Dの両記号を読取ることができないことが理解されよ
う。LO−D記号を読取るように設計された光学システ
ムは極めて長い作業距離を有している(これに接近した
記号及び離れている記号を読取るのに極めて望ましい)
が、極めて大きいスポット寸法が少なくとも1本のバー
及びその隣接間隙に同時に重なるためHI−D記号を不
明瞭にする。LO−D読取りシステムの極めて長い作業
距離特性と、HI−D読取りシステムの極めて細いスポ
ット寸法特性とを単一装置内に組合せることが望まし
い。本発明の目的は、バーコード記号を読取るためのレ
ーザ走査システムの技術を改良し、HI−D及びLO−
D読取りシステムの最良の特色を単一の装置内に組合わ
せることである。本発明の別の目的は、LO−D記号及
びHI−D記号の両方を読取る能力を有する手持ち型走
査装置を提供することである。
【0006】本発明の付加的な目的は、増大した範囲の
作業距離においてLO−D記号だけ或はHI−D記号だ
けの何れかを読取ることである。本発明の別の目的は、
同一装置内においてより大きい読取りスポットを用いて
遠距離のLO−D記号を読取り、且つより小さい読取り
スポットを用いて近接するHI−D記号を読取ることで
ある。本発明の別の目的は、走査中、好ましくは記号の
各走査中或は各走査後に、読取りスポット寸法及びレー
ザビームの作業距離の両方或は何れか一方を変化させる
ことである。本発明の更に別の目的は、走査中に読取り
スポット寸法及びレーザビームの作業距離の両方を同時
に変化させることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的及び以下の説
明から明白になるであろう他の目的に叶う本発明の1つ
の特色は、要約すれば、デコードされた時に記号が貼布
されている対象が識別されるような記号、特にバーコー
ド記号を読取るレーザ走査装置を使用する光学配列にあ
る。この走査装置は、出口孔を有するハウジング、例え
ばガスレーザ管或は半導体レーザダイオードのようなレ
ーザビームを発生するレーザ源、及びハウジングの外部
に位置している連続する記号を横切って走査するように
レーザビームを掃引させるハウジング内の走査手段を具
備する。光学配列は、ハウジング内に、出口孔を通る光
路に沿って走査ビームを導びき、且つハウジングの出口
孔から所定の距離において所定のウエスト寸法の断面を
有するビームスポットを光学的に形成させる光学手段を
具備する。もっと詳細に述べると、本発明は、光学手段
が、出口孔を通る光路に沿って走査ビームを導き、該出
口孔から所定の距離において相互に直角な2つの方向に
長いウエスト寸法と短いウエスト寸法を有する非円形断
面のビームスポットを有する走査ビームを光学的に形成
させる手段として構成され、低密度記号を読取るために
スポットの長い方のウエスト寸法が走査方向に沿って延
びる第1の配向と、高密度記号を読取るためにスポット
の短い方のウエスト寸法が走査方向に沿って延びる第2
の配向との間で、走査ビームを回転させる手段が設けら
れたことに特徴がある。
【0008】レーザ源がダイオードによって実現されて
いる場合に特に有利な本発明の光学配列においては、作
業距離の変化は、レーザビームを導びく光路に沿って上
流へ及び下流へと徃複動するようにダイオードを運動さ
せることによって有利に遂行することができる。電気的
に制御される位置トランスジューサがハウジング内に取
付けられ、レーザダイオードはトランスジューサ上に取
付けられる。大倍率集束手段がダイオードの下流に取付
けられる。ダイオードが小さい距離に亘って前後に運動
すると、この運動は倍率の自乗だけ変換され、作業距離
が連続的に増減するズーム作用システムが得られる。ビ
ームスポットのウエスト寸法を変化させる更に別の方法
は、読取られる記号から反射された可変強度の光を検知
し、検知した光を処理して記号を表わすデータに変換す
る電気回路の電気的特性を変えることによってスポット
のウエスト寸法を変化させるように動作する電気回路を
使用することである。ガスレーザによって放出されるレ
ーザビームのビームスポットは一般に円形断面を有し、
一方、これに対してレーザダイオードによって放出され
るレーザビームのビームスポットの断面は一般的に非円
形であり、事実長円形である。この場合、長円形スポッ
トは互いに直角な2つの方向に長いウエスト寸法及び短
いウエスト寸法を有していることは理解されよう。これ
は、走査ビームを低密度配向と高密度配向との間で回転
させることによって、HI−D記号及びLO−D記号の
両方を読取るのに有利に使用することが可能となる。低
密度配向においては、スポットの長いウエスト寸法が走
査方向に沿って延びるように位置決めされ、スポットが
“実効的に”大寸法となるのでLO−D記号を読取るた
めに使用される。高密度配向においては、スポットの短
かいウエスト寸法が走査方向に沿って延びて“実効的
な”小寸法となるためにHI−D記号を読取るのに用い
られる。走査ビームの回転は、ビームスポットを回転さ
せ得るだけではなくズームも可能となるように、走査中
にビームスポットの作業距離を変化させる手段と有利に
組合わせることが可能である。
【0009】本発明の特徴と考えられる新規なる特色
は、特許請求の範囲に特定的に記載されている。しか
し、本発明自体は、その構造及びその操作の方法の両者
に関して本発明の付加的な目的及び長所と共に、以下の
添付図面に基づく本発明の特定の実施例の説明から完全
に理解されるであろう。
【0010】
【好ましい実施例の詳細な説明】図1A及び図1Bの参
照番号10は、記号、特にUPCバーコード記号を読取
るための前記の特許出願に記載されている型のレーザ走
査システム内の光学配列全体を表わしている。本明細書
においては、「記号」なる語を広意義に解釈するものと
し、交互のバー及び間隙からなる記号パターンだけでは
なく他のパターン並びにアルファニューメリック文字を
もカバーするものと理解されたい。配列10は断片で示
されているハウジング12を含む。このハウジング12
は手持ち、デスクトップ、ワークステーション或は静止
スキャナハウジングの何れかを表わしており、出口孔1
4を有する。この出口孔14を通して放出されるレーザ
光ビームはハウジングの外部に位置する記号に衝突し、
記号を横切って走査する。各記号は走査され、その順序
で読取られる。例えばガスレーザ管或は半導体レーザダ
イオードのようなレーザ源16はハウジング内に取付け
られ、付勢されると源16はレーザビームを発生する。
配列10は、例えばビームスプリッタ18のような伝送
手段を含む。ビームスプリッタは、源16から放出され
たレーザビームの第1の断片部分をスプリッタを通して
第1の組立体10へ伝送し、また源16から放出された
レーザビームの第2の断片部分をスプリッタで反射させ
て第2の光学組立体22へ伝送する。図面を理解しやす
くするために、第1の断片部分を文字L1で表わし、そ
の光路を単頭矢印で示してある。第2の断片部分は文字
L2で表わされ、その光路は双頭矢印で示されている。
これらの断片部分はそれぞれ半分ずつであっても差支え
ないが、後述するように両断片部分が異なるような環境
も存在する。
【0011】各光学組立体20、22はそれぞれ、ビー
ム拡大用凹レンズ20a、22a及び対物凸レンズ20
b、22bを含む。光学組立体は、断片ビームL1、L
2をハウジングの外側の所定の作業距離即ち読取り距離
Z1、Z2に集束させ、また必ずしもその必要はないが
好ましくは読取りビームスポットの断面をそれぞれ所定
のウエスト寸法W1、W2を有する円形とするように光
学的に変形する。反射鏡24は、スプリッタ18から反
射された断片ビームL2を第2の光学組立体22へ向か
わせる。別の反射鏡26、28は組立体20、22を通
過したL1、L2ビームを走査鏡30へ向かわせ、走査
鏡30から反射せしめる。米国特許第4,496,831号
に詳述されているように、走査鏡30は走査用電動機の
出力シャフト32上に取付けられている。電動機は走査
鏡30に衝突するレーザビームを反射させ、反覆する線
形掃引に沿って運動させるべく(湾曲した双頭矢印34
で示してあるように)限定された角度に亘って走査鏡3
0を反対円周方向に往復回転させる。好ましい実施例に
おいては、毎秒40の線形走査を発生できるようにして
ある。走査鏡30から反射したビームL1、L2は出口
孔14を通るように導かれ、或は通らないように導かれ
る。事実、好ましい実施例においては、ビームL1及び
L2は各走査中に交互にハウジングから放出される。即
ち、第1図に示すように各走査の一部分においては、ビ
ームL1は光学組立体20を通過した後に反射鏡26に
よって反射され、走査鏡30によって出口孔14を通る
ように導びかれる。ビームL1はハウジングから距離Z
1においてスポット寸法W1となるように集束される。
同時にビームL2は走査鏡30によってハウジングの内
部に向かわされ、ハウジング内部においてビームL2は
無害に「はね返る」ことができる。
【0012】図1Bに示すように、各走査の別の部分に
おいては、ビームL2は光学組立体22を通過した後に
反射鏡28によって反射され、走査鏡30によって出口
孔に導びかれ、ハウジングからの距離Z2においてスポ
ット寸法がW2となるように集束される。同時に、ビー
ムL1は走査鏡30によってハウジングの内部に向かわ
され、その中で無害に「はね返る」ことができる。以上
の説明から、走査鏡の各掃引中に両ビームL1及びL2
は、時間は異なるが、ハウジングから出て行くことが理
解されよう。記号が上述のような所定距離Z1或はZ2
に、或はビームL1、L2のフィールドDOF1、DO
F2の深さの中の何処かに位置している場合には、シス
テムが成功裏に記号をデコードするまで各ビームは反覆
して記号を横切って掃引する。ビームスポットの断面寸
法はフィールドの深さ内で変化するが、それでも記号は
記号がそれぞれのフィールドの深さ内にある限り成功裏
にデコードされ、読取られる。本発明によれば、2つの
光学組立体によって共用される補助光学組立体及びビー
ムスプリッタを設けたことにより、システムを従来より
も遥かに融通性に富むように設計することが可能であ
る。例えば、第1及び第2の光学組立体20、22は、
それぞれのビームスポットのウエスト寸法が異なる距離
例えばZ1>Z2において同一寸法即ちW1=W2とな
るように設計可能である。数値的に限定するものではな
いが、例えば組立体22は、米国特許4,409,470号
に記載されているように、HI−D記号を読取るのに適
するように作業距離Z2=88.9mm(3.5″)において
細いスポット寸法W2=0.15mm(6ミル)、ハウジン
グの出口孔14に対するDOF2が25.4〜127mm
(1″〜5″)となるように設計することができる。他
方の光学組立体20は、スポット寸法は同一であるが
(W1=0.15mm)、作業距離Z1は190.5mm(7.
5″)、またDOF1は101.6〜279.4mm(4″〜
11″)であるように設計可能である。この例によれ
ば、補助光学組立体を使用しない場合よりも遥かに範囲
が増大した25.4mmから279.mmまで(1″〜11″)
の何処にある記号も読取り可能なHI−D走査システム
が提供されている。DOF1とDOF2を互に重畳させ
る必要はない。事実、若干の応用においては、このよう
に重畳させないことが望ましいかも知れない。システム
にとって、記号をL1ビーム或はL2ビームの何れが読
取るかは問題ではない。システム自体は、デコードに成
功したことを検出するものである。
【0013】同じ解析によって、両光学組立体20、2
2は、L1ビームによって近距離の記号を読取り、L2
ビームによって遠距離の記号を読取るようにL1及びL
2ビームを使用することによって、増大した範囲におい
てLO−D記号を読取るために、ハウジングから異なる
距離において1.02mm(40ミル)程度のスポット寸法
を形成させることが可能である。この場合も、両ビーム
のフィールドの深さを重畳させる必要はない。別の変形
として、光学組立体は、異なる所定の距離において或は
同一の所定の距離において異なるウエスト寸法のビーム
スポットを形成するように設計することも可能である。
多くの応用においては、大きい対象に貼布されているL
O−D記号は一般にハウジングから離れて位置し、また
小さい対象に貼布されているHI−D記号は一般にハウ
ジングに近く位置することが典型的である。このような
場合には、光学組立体20に、ビームL1を例えば15
2.4mm(6″)のような遠距離において例えば1.02mm
(40ミル)程度の大きいビームスポットを有するよう
に形成させ、光学組立体22がビームL2を例えばハウ
ジングから88.9mm(31/2 ″)のような近距離におい
て0.15mm(6ミル)程度の小さいビームスポットを有
するように形成させることができる。このようなシステ
ムは、光学配列10が正確に遠方のLO−D記号を読取
ることが可能であり、且つ同時に、同じ配列が接近した
HI−D記号を読取り精度を何等犠牲にすることなく、
或は短かい作業距離に伴なう欠陥を呈することなく読取
ることが可能であることから、両方の記号に対して最良
である。
【0014】前述のように、ビームスプリッタ18はレ
ーザ源16から供給されるビームを等量に分割する必要
はなく、少なくとも若干の大きさのパワー等化が得られ
るように使用することが可能である。即ち、公知のよう
に、記号から反射されたレーザ光は光センサ手段によっ
て検出され、光センサ手段は反射光の振巾に比例する電
気信号を発生する。次でこの電気信号は電子回路によっ
て処理されて記号が表わしているデータが求められる。
記号が光センサ手段に近い程反射するレーザ光の振巾は
大きくなり、光センサ手段から大きい振巾の電気信号が
電子処理回路へ印加されることになる。若干の場合に
は、この電気信号の振巾変動は接近した記号と遠方の記
号との間で1000:1(60dB)も変化し得る。従
って、遠方の記号に関連する電気信号振巾の増加、及び
接近した記号の電気信号振巾の減少の両方或は何れか一
方を行うことが望ましい。この目的のためにビームスプ
リッタは、レーザ源16から供給されるビームの50%
以上を遠方の記号を読取るための光学組立体へ送るよう
に設計することが可能である。即ち、システムは遠方の
記号を検出するためにより多くのパワーを必要とするか
ら、ビームスプリッタはスプリッタに入る光の50%以
上、例えば75%を遠方の記号を読取るための光学組立
体20へ導びくように光学的被膜を施すことができる。
勿論残りの25%のビームは他方の光学組立体に導びか
れる。これは、接近した記号を読取るためには全てのパ
ワーを必要としないからである。
【0015】前述のように、HI−D記号を読取るには
大体円形断面の細いビームスポットが最適であり、一方
LO−D記号を読取るためには大きい円形ビームスポッ
トが最適である。単一の光学組立体はガスレーザビーム
をあるフィールドの深さ内である直径の円形ビームスポ
ットに集束させるから、従来技術の単一の光学組立体は
単一の機器を用いてHI−D及びLO−D記号を読取る
という要求を同時に満足することはできない。本発明
は、図2乃至図5の光学配列40によって示すように、
相互に直角な2つの方向に長い及び短いウエスト寸法を
有する非円形ビームスポットを使用することによって、
この要求を満足することを提唱する。記号がビームスポ
ットによるある走査方向に沿ってその長さに亘って線形
掃引で走査されている時、ビームスポットが細いと考え
るか或は大きいと考えるかを決定する、従ってスポット
が走査されつつある記号の特定の密度を成功裏に読取る
か否かを決定するのは、ビームスポットのウエスト寸法
である。従って、楕円、矩形、長円等の断面であってよ
い非円形ビームスポットの場合には、光学配列40は、
LO−D記号を読むためには走査方向に沿って長いウエ
スト寸法を配向し、HI−D記号を読むためには走査方
向に沿って短いウエスト寸法を配向するようになってい
る。読取るべき次の記号が低密度であるのか、或は高密
度であるのかは不明であろうから、好ましい実施例にお
いては、配列40は長いウエスト寸法を、次で短いウエ
スト寸法を交互に走査方向に沿って配向する。好ましく
は、この交互配向は各走査中に行われ、より好ましく
は、各走査中に1回以上行われる。同時に、後述するよ
うに、光学配列40は各走査中に少なくとも1回以上所
定の作業距離を変化させる。
【0016】非円形スポットを得るために、スポット形
成の回折光学理論を使用できる。即ち非円形のアパーチ
ャ即ち出口孔44を有するダイヤフラム42を、円形断
面を有するレーザビーム即ちガスレーザビームの通路内
に位置ぎめする。回折理論によれば、スポット寸法は光
学システムのF数に比例し、F数はスポットの像距離
(Z)と孔44の寸法との比に等しい。即ち、孔44の
開放寸法が大きい程焦平面における比スポットのウエス
ト寸法は小さくなり、逆もまた真である。従って、孔4
4の寸法を変化させることによって、ビームスポットの
非円度の程度を制御することができる。非円形スポット
を得る別の寸法は、相互に直角な2つの方向に異なる寸
法の放出領域を有するレーザダイオード自体の回折特性
を使用することである。この結果、集束される非スポッ
トが既に非円形断面を有するので、外部ダイヤフラムに
非円形出口孔を使用することはない。それにも拘わら
ず、レーザダイオードビームの非円度をより精密に制御
するために、レーザダイオードビームの通路内に非円形
出口孔を有する外部ダイヤフラムを取付けることを推奨
する。非円形ビームの長い方の或はその短い方の何れか
のウエスト寸法を走査方向に配向するために、ダイヤフ
ラム42を回転させる、或は第2図乃至第5図に示すよ
うに回転鏡50を非円形ビームの光路内に配置して回転
させるの両方或は何れか一方を行うことができる。回転
鏡50は垂直シャフト48上に傾斜角αをなすように取
付けられ、シャフト48と共にシャフト48が伸びてい
る垂直軸を中心として回転する。好ましくはこの傾斜角
は45°程度である。
【0017】図2に図示した初期段階に示されているよ
うに、ダイオード46から放出されたレーザーダイオー
ドビームは、長い方の寸法A1−A2及び短い方の寸法
B1−B2を有する出口孔44を通過した後回転鏡50
に衝突する。この時の断面ビームスポットの寸法はそれ
ぞれA1′−A2′及びB1′−B2′である。次でビ
ームは前方に反射され、ハウジング12の出口孔14を
通ってハウジングの外側に位置するLO−D記号52に
衝突する。記号52上に集束するビームスポットは、矢
印54によって示されている走査方向に沿う長い方のウ
エスト寸法B1″−B2″、及び短い方のウエスト寸法
A1″−A2″を有する。この初期段階においては、長
い方のウエスト寸法が走査方向に沿って配向されている
ので、ビームはLO−D記号を読取るのに「実効的に」
大きいスポット寸法を有している。図3に図示の部分的
に回転した段階においては、鏡50は図2の初期段階に
対して垂直軸を中心として90°回転している。上述の
ように、レーザダイオードビームは鏡50に衝突するが、
その時の断面スポットの寸法はA1′−A2′及びB
1′−B2′である。次でビームは傾斜した側鏡56に
向けて一方の側へ反射される。側鏡56はビームを出口
孔14へ向かわせるように前方へ反射させるべく配向さ
れている。側鏡56上のビーム寸法はA1″−A2″及
びB1″−B2″であり、このビームスポットがHI−
D記号58上に集束された時の寸法は、長い方のウエス
トがB1″′−B2″′であり、短い方のウエストがA
1″′−A2″′であって、この短い方のウエストが矢
印60で示されている走査方向に配向されている。この
90°回転した段階においては、ビームはHI−D記号
を読取るのにより適する「実効的に」細いスポット寸法
を有する。
【0018】図4に図示した更に回転した段階において
は、鏡50は前述の初期段階に対して垂直軸を中心とし
て180°回転している。孔44を通過したレーザビー
ムが鏡50に入射した時の断面スポットはA1′−A
2′及びB1′−B2′の寸法である。次でレーザビー
ムは後方に反射して傾斜した上側鏡62に到達し、その
時のスポットはA1″−A2″及びB1″−B2″の寸
法となる。上側鏡62はレーザビームを傾斜した下側鏡
64に向けて反射させ、下側鏡64上のレーザビームの
寸法はA1″′−A2″′及びB1″′−B2″′であ
る。下側鏡64はビームを前方に反射させるように配列
されており、ビームはハウジングの出口孔14を通って
記号52と類似のLO−D記号(図示せず)に衝突す
る。この記号上に集束されたビームスポットの長い方の
ウエスト寸法はB1IV−B2IVであって矢印66によっ
て示されている走査方向に沿っており、また短い方のウ
エスト寸法はA1IV−A2IVである。この更に回転した
段階においては、長い方のウエスト寸法B1IV−B2IV
がLO−D記号を読取るのにより適している。回転鏡5
0を図4に示す段階から更に90°回転させた段階は、
分離して図示してないが、図3に示す段階と完全に類似
する。但し鏡50から反射したビームは傾斜した側鏡5
6ではなく傾斜した側鏡68によって反射される。前述
のように、側鏡68から反射したレーザビームは出口孔
14を通って前方へ導びかれ、記号上に集束されたビー
ムスポットを生じるが、その短い方のウエスト寸法が走
査方向に沿って配向され、HI−D記号を読取るのに適
するようになる。
【0019】さて、図5は光学配列40の上面図であ
る。回転鏡50の各回転中に、レーザビームがHI−D
或はLO−D記号を読取るために回転するのとは完全に
分離して、配列40は同時にビームスポットをハウジン
グから異なる距離に集束させ、それによってズーミング
機能を遂行する。図2の初期段階において鏡50のみに
よって前方に反射されるビームは、単頭矢印によって表
わされている通路に沿って進み、ハウジングから遠い距
離Z3に位置するLO−D記号上に集束する。鏡50及
び側鏡56によって前方に反射されるビームは、双頭矢
印によって表わされている通路に沿って進み、ハウジン
グから中間の距離Z4に位置するHI−D記号58上に
集束する。鏡50、上側鏡62及び下側鏡64によって
前方に反射されるビームは三重矢印によって示される通
路に沿って進み、ハウジングに近い距離Z5に位置する
LO−D記号52′上に集束する。鏡50及び側鏡68
によって前方に反射されるビームは四重矢印によって示
される通路に沿って進み、ハウジングから中間の距離Z
6に位置するHI−D記号58′上に集束する。鏡か
ら、集束されるビームスポットが記号にさえぎられる焦
平面までの種々の光路の合計長は、全ての場合において
同一であることは理解されよう。ハウジングに対して、
焦平面の距離が異なるのは、側鏡56或は58の何れか
へ、或は上側及び下側鏡62、64の両方へビームがそ
れるためである。従って、鏡50の各回転中、記号の4
つの掃引が遂行される。即ち、LO−D記号の遠方及び
近接掃引、及びHI−D記号の2つの中間距離掃引であ
る。勿論他の変形も可能である。
【0020】図6A及び図6Bを参照する。光学配列7
0は距離Z7とZ8との間の作業距離の調整、及び走査
方向に沿うビームスポットのウエスト寸法の調整の両方
或は何れか一方を行うように作動する。レーザ源は位置
S1に位置ぎめされている。光透過性回転板72は薄い
厚みT1の第1板部分74及び厚い厚みT2の第2板部
分76を有している。板72は、光軸78からずれては
いるが光軸78と平行な軸73を中心として回転可能で
ある。各板部分は硝子製とすることが好ましく、異なる
光学距離特性(それぞれの屈折率(n)とそれぞれの板
部分の厚みとの積である)を有している。何れかの板部
分74或は76が源の下流に配置される。垂直ストップ
或は入口孔82を有するダイヤフラム80は板72の下
流に配置される。20乃至25程度の高い倍率Mを集束
用レンズ84はダイヤフラム80の下流に配置される。
図6Aにおいては板部分74の厚み寸法T1の値が源の
位置S1を見掛け上位置S2まで△S1だけ移動せし
め、また図6Bにおいては板部分76の厚み寸法T2の
値が源の位置S1を見掛け上位置S3まで△S2だけ移
動せしめていることが示されている。また、源の実際の
位置と見掛け上の位置との間の移動は、倍率の自乗を乗
じた時、集束されるビームスポットの焦平面位置の移
動、即ちZ7からZ8までの移動に比例することも示さ
れている。従って、高倍率であるために、源の実際の位
置から見掛け上の位置までの移動が比較的小さくても集
束されるビームスポットの位置の極めて大きく且つ重要
な移動をもたらし得る。数値例として、硝子板72の屈
折率が1.6であり、源が板72の上流側から7mm離れて
配置されるものとすれば、次表に示す位置移動が得られ
る。
【0021】 表 1 厚み(T) 源移動(△S) 倍率(M) ビームスポット 移動(△Z) ───────────────────────────────── 0.25mm 0.1mm 20 40mm 25 62.5mm ───────────────────────────────── 0.5mm 0.2mm 20 80mm 25 125mm ───────────────────────────────── 0.75mm 0.288mm 20 115.2mm 25 180.0mm ───────────────────────────────── 従って、何れかの板部分72或は74を光路内に、例え
ば回転によって、位置ぎめすることによって、レーザビ
ームを比較的大きく離間した2つの異なる距離Z7或は
Z8に集束させることができる。光学配列70をスキャ
ナハウジング内に組込むことによって、増大した範囲に
亘って記号を走査することが可能である。勿論、板72
は異なる光学距離特性、異なる屈折率、或は異なる厚み
の2つの板部分を有するように限定する必要はなく、多
重ビームスポット移動を発生させるために多重板厚を同
じように設けることができる。
【0022】また、入口孔82を小さくすることによっ
て、レーザビームの発散が増加し、焦平面上のスポット
寸法が大きくなることも示すことができる。反対に、入
口孔82を大きくすると、集束されるスポット寸法は小
さくなる。従って入口孔の寸法を増減することによっ
て、集束されるビームスポットのウエスト寸法、特に走
査方向に沿うウエスト寸法を、デジタル式に或はアナロ
グ式に制御することが可能となる。図7は、硝子板72
及びダイヤフラム入口孔82の機能を都合良く組合わせ
た単片円板状成分90を示す。成分90は集束用レンズ
84とレーザ源との間に取付けられ、円形である。成分
90の上半分は板部分74に対応し、比較的薄い厚みT
1を有している。成分90の下半分は板部分76に対応
し、比較的厚い厚みT2を有している。成分90の下流
面は不透明被膜(斑点で示す)が施され、小さい半円形
孔領域92及び大きい半円形孔領域94(これらの孔領
域の大小は走査方向に沿って考慮するものとする)を除
いて、光の通過を阻止する。レーザ光が孔領域92を通
過する場合には大きいスポット寸法が焦平面上に得られ
る。レーザ光が孔領域94を通過する場合には細いスポ
ット寸法が焦平面上に得られる。
【0023】動作を説明する成分90が軸73を中心と
して回転すると、小さい及び大きい孔領域92、94が
交互にレーザビームの前に配置される。同時に、成分9
0の薄い及び厚い部分が交互にレーザビームの前に配置
される。薄い板部分74と小さい孔領域92とが共に光
路に沿って位置ぎめされた場合には、比較的大きいスポ
ット寸法を有するビームスポットがハウジングに近い距
離に位置して発生する。厚い板部分76と大きい孔部分
94とが光路に沿って配置された場合には、比較的小さ
いスポット寸法を有し、ハウジングから遠い距離に位置
するビームスポットが得られる。成分90を更に半回転
せしめると、ビームは位置Z7とZ8との間を移動し、
それに伴ってビームスポットはその寸法が変化する。勿
論、本発明の範囲内で他の変形も考案できる。例えば小
さい孔領域92を厚い板部分76上に配置し、大きい孔
領域94を薄い板部分74上に配置することが可能であ
る。図8に、図7の成分90に類似の光学的円板状成分
96を示す。成分96には、2つの半円形孔領域を設け
ずに、寸法が連続的に変化している単一の開口98が形
成されている。図8における走査方向は水平である。開
口98は走査方向に沿って大寸法から小寸法まで先細り
になっている。成分96を回転させると開口98は焦平
面上のビームスポット寸法を連続可変ならしめる。成分
96が例えば40回転/秒のような高速回転すると、成
分96の各回転毎に少なくとも1回の走査は最適のビー
ムウエストでバーコード記号を横切るようになろう。
【0024】大きい孔(開口)はより多くのレーザビー
ムパワーを伝送し、その逆もまた真であることにも注目
されたい。大きい孔領域94を通るパワーは小さい孔領
域92を通して伝送されるパワーよりも大きいから、こ
のパワー差を少なくとも制限された大きさのパワー等化
を得る(より多くのパワーを遠方の記号に伝送し、少な
いパワーを近接する記号に伝送する)ために使用可能で
ある。若干の環境下においては、集束されたガウスレー
ザビームの実際のウエスト位置は、普通の幾何学的光学
によって与えられる像位置よりも集束用レンズに接近し
ていることが知られている。ガウスビームのみならず如
何なるビームも、集束用レンズの出口アパーチャ上のビ
ームを表わしているフレネル数が1程度或はそれより小
さければ、いわゆる焦点移動を呈することが分ってい
る。フレネル数(N)は N=a2 /λR で定義されており、ここにaは集束用レンズの出口アパ
ーチャの半径、λはレーザビームの波長、Rは像位置と
集束用レンズとの間の距離である。
【0025】従って、レーザーダイオードビームアパー
チャリングを用いて、即ちフレネル数の式の“a”を変
化させることによって前述の焦平面移動を得るために
は、システムの種々のパラメータをフレネル数が1に近
づくように選択しなければならない。例えば、レーザダ
イオードビームの波長λ=780nmであって、アパーチ
ャ半径aを約0.5mm可変となるように選択し、焦点距離
Rを約300mmに選択する。これらのパラメータ値を用
いると、集束用レンズの出口アパーチャにおけるフレネ
ル数Nは、N=1.07となる。上述の数値例ではフレネ
ル数が1に近いので集束用レンズ、例えばレンズ84の
アパーチャ半径の変化をズーミングシステムの基礎とし
て使用することができる。例えば、アパーチャ半径が0.
3mmから0.8mmまで変化する場合には、集束されるビー
ムスポットは約90mmから約270mmまで移動する。集
束用レンズのアパーチャ半径の変化は、例えば巾の変化
する孔82を有するダイヤフラム80を集束用レンズ8
4の直前或は直後の何れかに位置ぎめする、好ましくは
孔82を半径“a”を有する前述の出口アパーチャに変
換するために、集束用レンズ84に密着させて位置ぎめ
することによって達成することが可能である。図7及び
図8の光学成分90或は96の何れかを、集束用レンズ
のアパーチャ半径を変化させるために、それによってレ
ーザビームが焦平面に集束する所定距離を移動させるた
めに有利に使用することができる。
【0026】図9の光学配列100も所定の作業距離を
変化させるように作動するものであるが、この実施例に
おいては、この機能はレーザ源自体を運動させることに
よって達成している。前述のように、源の位置の移動△
Sに集束用レンズの倍率Mの自乗を乗じた値が作業距離
の対応移動△Zに等しい。もし倍率が充分に大きけれ
ば、レーザ源の位置の移動が比較的小さくとも作業距離
に重大な移動をもたらす。例えば、図9において集束用
レンズ84の倍率を100程であると仮定する。また、
運動せしめられるのは源であるから、実際的な且つエネ
ルギ的見地から、極めてかさばっているガスレーザ管で
はなく小型のレーザダイオード46を運動させる方がよ
り効率的であることが分る。従って、ダイオード46が
例えばユニモルフサブストレート102のような電圧・
位置トランスジューサ上に取付けられる。トランスジュ
ーサ102はユニモルフ駆動装置101に電気的に接続
され、駆動装置101は交流電源に接続されている。駆
動装置101はトランスジューサ102を矢印112の
方向に前後に往復駆動する。トランスジューサ102は
ハウジング12の静止支持具104上に取付けられてい
る。
【0027】駆動装置101は交流電圧をトランスジュ
ーサ102に印加し、トランスジューサは光軸78に沿
って運動し、ダイオード46はこの運動に伴って運動す
る。レンズ84の倍率が大きいために、作業距離移動△
Zは源位置移動△SよりもM2倍大きくなる。光学配列1
00は出口孔14を有するハウジング12内に取付けら
れ、レーザビームは出口孔14を通して記号へ向かわせ
られる。記号から反射したレーザビームはハウジング内
に取付けられている光センサによって検出される。図9
の実施例において、もしフレネル集光レンズ106がダ
イオード・トランスジューサ副組立体を取囲んでいれば
有利である。集光レンズ106は反射光を集めそれを光
センサ108上に集束させる。光センサ108は集めら
れた光を電気信号に変換し、電気信号は電子回路によっ
て記号を表わすデータに処理される。光センサ108に
よって発生させる電気信号は、トランスジューサ駆動装
置101に電気的に接続されている開ループ或は閉ルー
プフィードバック回路110へ同時に印加される。フィ
ードバック回路はフィドバック信号βを発生し、信号β
は駆動装置101を制御してダイオード46を、記号が
システムのズーム範囲内の何処に位置していようともそ
れを読取るのに必要な最適位置まで運動させる。
【0028】図10を説明する前に、記号を読取るため
の走査システムの総合性能が光学的サブシステムのみな
らず電子的サブシステムの関数であることが理解されよ
う。光学的サブシステムはある測定可能なスポット寸法
にビームを集束させるが、電子的サブシステム、特にア
ナログ信号処理回路も検出及びスポット寸法に貢献する
役割を有している。有効スポット寸法の概念は、E.バ
ーカン氏及びJ.シュワルツ博士の次の2論文に示され
ている。1981年8月、プロシーディングス・オブ・
ジ・インターナショナル・ソサエティ・フォア・オプテ
ィカル・エンジニアリング、第299巻27−28ペー
ジ、“レーザ走査技術の進歩”。1981年7月18
日、オプティカル・エンジニアリング、第23巻4号、
413−420ページ、“バーコードレーザ走査におけ
るシステム設計考察”。有効スポット寸法の概念は次式
によって定義されている。 Weff =√(W2 opt +W2 el) ここに、Wopt は光学システムのみによって焦平面に集
束する日のスポット寸法、Welは電気システムによって
生ずるスポット寸法への付加である。Welパラメータ
は、アナログシステム処理回路の周板数帯域巾即ち時定
数の関数であり、また焦平面即ち走査平面におけるレー
ザビームスポット速度の関数でもある。
【0029】さて前述のように、本発明の目的は記号を
読取ることが可能な作業距離を増大させることである。
しかし、ハウジングからの距離を増加させると、Welの
貢献によってWeff が増大し、それによってこのような
遠距離におけるシステムの総合性能が劣化する。遠方過
ぎる距離においては最早記号を読取ることはできない。
従って、ハウジングに対する記号の距離が増加すること
に伴なって電子回路によってもたされる貢献の増加を補
償するために、本発明は記号距離が増加するにつれて電
子回路の時定数を減少させることを提唱する。時定数の
この減少は、付随するスポット速度の増加を補償するも
ので、Welは増加した作業距離に亘ってほぼ一定に保た
れる。図10の左側に示すように、極めて高い出力イン
ピーダンスを有するトランスコンダクタンス演算増巾器
114が、アナログ電子処理回路の前段として接続され
ている。増巾器114の正入力は接地されている。抵抗
R1、R2回路網が増巾器114の負入力に接続されて
いる。増巾器114の出力はコンデンサCを通してアナ
ログ電子回路に接続されている。増巾器116の負入力
と出力とはコンデンサCを通して結合されている。増巾
器116の正入力は接地されている。制御電流Icが増
巾器114のゲートへ供給され、その利得を変化させ
る。
【0030】上述の回路を簡略化した等価回路を図10
の右側に示す。等価回路の時定数はReg及びCに比例す
る。この時定数はトランスコンダクタンス増巾器114
の入力電圧Vin及び出力電流に依存する。遠方及び接近
記号に対してパワー等化を行うために、出力電流を一定
に保つべきである。これは、制御電流Icの大きさを相
応に変化せしめることによって達成することができる。
出力電流が一定に保たれているものとすればVin/Iou
tに等しいReqは入力電圧によってのみ決定される。ス
キャナハウジングと記号との間の距離の増加に伴なって
入力電圧は減少するから、Reqの値が相応して減少し、
それによって時定数の減少が達成される。従って、図1
0の回路は利得制御及びパワー等化を行うのみならず、
同時に作業距離の増加に伴なうスポット速度の増加を補
償すべく電子回路の時定数をも変化させているものであ
る。スポット速度と信号振巾との間の関係に依存して、
Welを作業距離に無関係ならしめることが可能であり、
或は少なくともWelの貢献を作業距離の増大に対して殆
んど目立たなくすることができる。トランスコンダクタ
ンス増巾器114はRCA製の集積回路CA3080と
すると有利である。
【0031】上述の各成分、或は2つ或はそれ以上の成
分の組合せは、説明した型とは異なる他の型の構造で有
用な応用を見出すこともできる。以上に本発明を、スポ
ット寸法及び作業距離の両方及び何れか一方が可変のバ
ーコード記号読取り装置に関して説明したが、本発明の
範囲から逸脱することなく種々の変形及び構造的変化を
考案し得るので、本発明は図示実施例に限定されるもの
ではない。これ以上の解析を行わなくとも、以上の記述
は本発明の要旨を完全に説明つくしているので、当業者
ならば、現在の知識を適用することによって、先行技術
の観点から公平に判断して本発明の一般的な或は特定の
面の不可欠な特色を構成しているものと考えられる特徴
を省くことなく種々の応用に容易に適用することが可能
である。従ってこれらの適用は本発明の思想及び範囲内
に包含されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるレーザ走査装置において、A
は、走査の1段階中に読取り距離及び読取りスポット寸
法の両者或は何れか一方を変化させるように動作する光
学システムの概略図であり、Bは、走査の別の段階を示
し、
【図2】 本発明によるレーザ走査システムにおいて、
走査の1段階中に読取り距離の変更及び読取りスポット
の回転の両者或は何れか一方を行うように動作する別の
光学システムの概略図であり、
【図3】 図2は類似の図であるが走査の別の段階を示
し、
【図4】 図3と類似の図であるが走査の更に別の段階
を示し、
【図5】 図2乃至図4の光学系テムの平面図であり、
【図6】 本発明によるレーザ走査装置において、A
は、走査の1段階中に読取り距離及び読取りスポット寸
法の両者或は何れか一方を変化させるように動作する更
に別の光学系の概要図であり、Bは、走査の別の段階を
示し、
【図7】 図6の光学系に使用するための光学成分の斜
視図であり、
【図8】 図6の光学系に使用するための別の光学成分
の平面図であり、
【図9】 本発明によるレーザ走査システムにおいて、
走査中に読取り距離を変化させるように動作する更に別
のシステムの概略図であり、
【図10】 本発明によるレーザ走査システムにおい
て、走査中に読取りスポット寸法を効果的に変化させる
ように動作する電気回路の回路図である。
【符号の説明】
10、40、70、100 光学配列 12 ハウジング 14 出口孔 16 レーザ源 18 ビームスプリッタ 20 第1の光学組立体 22 第2の光学組立体 20a、22a 凹レンズ 20b、22b 凸レンズ 24、26、28 反射鏡 30 走査鏡 32 電動機出力シャフト 34 走査鏡回転方向 42 ダイヤフラム 44 出口孔 46 レーザダイオード 48 シャフト 50 回転鏡 52 LO−D記号 54、69、66 走査方向 56、68 側鏡 58 HI−D記号 62 上側鏡 64 下側鏡 72 回転板 73 回転軸 74 第1板部分 76 第2板部分 78 光軸 80 ダイヤフラム 82 入口孔 84 集束用レンズ 90、96 光学成分 90、94 孔領域 98 開口 101 ユニモルフ駆動装置 102 ユニモルフサブストレート 104 静止支持具 106 集光レンズ 108 光センサ 110 フィードバック回路 112 駆動方向 114、116 演算増巾器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ボリス メトリツキー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 11790 ストーニー ブルック ミルストレーム レーン 18 (72)発明者 ジェローム シュワーツ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 11733 シトーケット クレイン ネック ロー ド 19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 出口孔を有するハウジングと、 (b) 前記ハウジング内にあって、レーザビームを発生す
    るレーザ手段と、 (c) 前記ハウジング内にあって、前記ハウジングの外部
    に位置する連続記号を横切る走査方向に線形走査するよ
    うにレーザビームを掃引させる走査手段と、 (d) 前記出口孔を通る光路に沿って走査ビームを導き、
    前記出口孔から所定の距離において相互に直角な2つの
    方向に長いウエスト寸法と短いウエスト寸法を有する非
    円形断面のビームスポットを有する走査ビームを光学的
    に形成させる光学手段と、を含む、異なる密度の記号を
    読取るためのレーザ走査装置であって、 (イ) 低密度記号を読取るためにスポットの長い方のウエ
    スト寸法が前記走査方向に沿って延びる第1の配向と、
    高密度記号を読取るためにスポットの短い方のウエスト
    寸法が前記走査方向に沿って延びる第2の配向との間
    で、走査ビームを回転させる手段が設けられた、ことを
    特徴とするレーザ走査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載したレーザ走査装置であ
    って、前記光学手段は、相互に直角な2つの方向に長い
    開口と短い開口とを有するアパーチャを備えて前記光路
    内に配置されたダイヤフラムを含むレーザ走査装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載したレーザ走査装置であ
    って、前記ダイヤフラムは、走査ビームの低密度位置と
    高密度位置ととの間で前記ハウジングに対して回転運動
    するように前記ハウジング内に取り付けられたレーザ走
    査装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載したレーザ走査装置であ
    って、前記ダイヤフラムは、前記ハウジング内に静止的
    に取り付けられ、前記回転手段は1対の光反射鏡を含
    み、前記反射鏡の一方が、前記装置ビームの前記低密度
    位置と前記高密度位置との間で前記ハウジングに対して
    回転運動するように前記ハウジング内に取り付けられた
    レーザ走査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載したレーザ走査装置であ
    って、前記光学手段は、走査中に前記非円形断面のビー
    ムスポットを生じる位置までの前記所定の距離を変化さ
    せる手段を含むレーザ走査装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載したレーザ走査装置であ
    って、前記光学手段は、1つの走査中に前記出口孔から
    遠距離に低密度配向に配向された長い寸法を有するビー
    ムスポットを形成させ、別の走査中に前記出口孔から近
    距離に高密度配向に配向された短い寸法を有するビーム
    スポットを形成させるようになったレーザ走査装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載したレーザ走査装置であ
    って、前記光学手段は、異なる走査中に、短い通路及び
    長い通路に沿って前記走査ビームを導くようになったレ
    ーザ走査装置。
JP6003977A 1987-01-28 1994-01-19 光学的記号記号読取りのためのレーザ走査装置 Expired - Lifetime JPH0731706B2 (ja)

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