JP2021194693A - レーザー加工装置の検査方法 - Google Patents

レーザー加工装置の検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021194693A
JP2021194693A JP2020104784A JP2020104784A JP2021194693A JP 2021194693 A JP2021194693 A JP 2021194693A JP 2020104784 A JP2020104784 A JP 2020104784A JP 2020104784 A JP2020104784 A JP 2020104784A JP 2021194693 A JP2021194693 A JP 2021194693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser beam
laser
unit
axis direction
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020104784A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7475211B2 (ja
Inventor
智裕 遠藤
Tomohiro Endo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2020104784A priority Critical patent/JP7475211B2/ja
Priority to KR1020210063762A priority patent/KR20210156209A/ko
Priority to CN202110629794.8A priority patent/CN113798663A/zh
Priority to TW110121672A priority patent/TW202200302A/zh
Publication of JP2021194693A publication Critical patent/JP2021194693A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7475211B2 publication Critical patent/JP7475211B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/08Devices involving relative movement between laser beam and workpiece
    • B23K26/0869Devices involving movement of the laser head in at least one axial direction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/06Shaping the laser beam, e.g. by masks or multi-focusing
    • B23K26/067Dividing the beam into multiple beams, e.g. multifocusing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/02Positioning or observing the workpiece, e.g. with respect to the point of impact; Aligning, aiming or focusing the laser beam
    • B23K26/03Observing, e.g. monitoring, the workpiece
    • B23K26/032Observing, e.g. monitoring, the workpiece using optical means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/70Auxiliary operations or equipment
    • B23K26/702Auxiliary equipment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K2101/00Articles made by soldering, welding or cutting
    • B23K2101/36Electric or electronic devices
    • B23K2101/40Semiconductor devices

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

【課題】被加工物のばらつきおよび測定者による誤差によって生じる加工不良を抑制することができるレーザー加工装置の検査方法を提供すること。【解決手段】レーザー加工装置の検査方法は、レーザービーム照射ユニットの集光器によって集光されるレーザービームの集光点を空気中に位置付ける集光点位置付けステップ201と、集光点位置付けステップ201の後、レーザービームの出力を変化させながら、各々の出力において集光点で発生するプラズマを撮像ユニットで撮像する撮像ステップ202と、撮像ステップ202で撮像した画像から、各々の出力におけるプラズマ強度を測定する測定ステップ203と、測定ステップ203で測定したプラズマ強度に基づいてレーザー加工装置の合否を判定する判定ステップ204と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、レーザー加工装置の検査方法に関する。
半導体ウェーハ等の被加工物をチップサイズに分割する方法として、被加工物の表面に設定した分割予定ラインに沿ってレーザービームを照射するレーザー加工装置が知られている(特許文献1参照)。レーザー加工装置は、一般的に、搭載したレーザー発振器から発振したレーザービームが、ミラーやレンズ等の様々な光学部品を経て伝播され、集光器によって集光されて被加工物の加工点に照射される構成となっている。
このようなレーザー加工装置では、振動等によって各々の光学部品の配置が変化すると、各々の光学部品を伝播するレーザービームの加工点での状態が変化して、適切な加工結果が得られなくなる場合がある。そこで、集光器の光軸方向の位置を変化させながら各々の位置で加工を行った際の加工状態を確認することで、適切な焦点位置を確認する作業が行なわれている(特許文献2参照)。
特開2007−275912号公報 特開2013−078785号公報
ところで、上記の確認作業では、確認作業用のウェーハを用意する必要がある上に、用意したウェーハ自体のばらつきや、加工済のウェーハを測定する測定者による誤差が生じる可能性がある。また、レーザー加工装置に設定する加工条件が確認作業時と量産時とで異なる場合、確認作業時には問題ないと判断されても、量産時に加工不良が起こる可能性がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、被加工物のばらつきおよび測定者による誤差によって生じる加工不良を抑制することができるレーザー加工装置の検査方法を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のレーザー加工装置の検査方法は、被加工物を保持する保持面を有するチャックテーブルと、レーザー発振器と、該レーザー発振器から発振されたレーザービームを集光する集光器と、を備えたレーザービーム照射ユニットと、該集光器によって集光された該レーザービームの集光点を、該チャックテーブルの保持面に垂直な光軸方向に移動させるZ軸方向移動ユニットと、該レーザービームの集光点で発生するプラズマを撮像可能な撮像ユニットと、各構成要素を制御する制御ユニットと、を備えたレーザー加工装置の検査方法であって、該レーザービーム照射ユニットの集光器によって集光されるレーザービームの集光点を空気中に位置付ける集光点位置付けステップと、該集光点位置付けステップの後、該レーザービームの出力を変化させながら、各々の出力において集光点で発生するプラズマを該撮像ユニットで撮像する撮像ステップと、該撮像ステップで撮像した画像から、各々の出力におけるプラズマ強度を測定する測定ステップと、該測定ステップで測定したプラズマ強度に基づいて該レーザー加工装置の合否を判定する判定ステップと、を有することを特徴とする。
また、該レーザービーム照射ユニットは、該レーザー発振器と該集光器との間に所定のパターンを表示させる液晶層を有した空間光変調器を備え、該測定ステップでは、被加工物を加工する際に該空間光変調器の液晶層に表示させるパターンを表示させた状態で、該レーザー発振器から発振したレーザービームのプラズマ強度を測定してもよい。
また、該レーザービーム照射ユニットは、該レーザー発振器と該集光器との間にレーザービームを分岐させるビーム分岐ユニットを備え、該測定ステップでは、該ビーム分岐ユニットにより分岐され、該集光器によって集光されたレーザービームのプラズマ強度を測定してもよい。
本願発明は、被加工物のばらつきおよび測定者による誤差によって生じる加工不良を抑制することができる。
図1は、実施形態に係るレーザー加工装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示されたレーザー加工装置のレーザービーム照射ユニットの構成を模式的に示す模式図である。 図3は、実施形態に係るレーザー加工装置の検査方法の流れを示すフローチャートである。 図4は、図3に示す集光点位置付けステップの一例を示す模式図である。 図5は、図3に示す撮像ステップで撮像される画像の一例を示す図である。 図6は、図3に示す測定ステップによるプラズマ強度の分布の一例を示すグラフである。 図7は、第1変形例に係るレーザー加工装置のレーザービーム照射ユニットの構成を模式的に示す模式図である。 図8は、第2変形例に係るレーザー加工装置のレーザービーム照射ユニットの構成を模式的に示す模式図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
〔実施形態〕
本発明の実施形態に係るレーザー加工装置1の検査方法を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態に係るレーザー加工装置1の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示されたレーザー加工装置1のレーザービーム照射ユニット20の構成を模式的に示す模式図である。以下の説明において、X軸方向は、水平面における一方向である。Y軸方向は、水平面において、X軸方向に直交する方向である。Z軸方向は、X軸方向およびY軸方向に直交する方向である。実施形態のレーザー加工装置1は、加工送り方向がX軸方向であり、割り出し送り方向がY軸方向である。
図1に示すように、レーザー加工装置1は、チャックテーブル10と、レーザービーム照射ユニット20と、出力測定ユニット30と、X軸方向移動ユニット40と、Y軸方向移動ユニット50と、Z軸方向移動ユニット60と、撮像ユニット70と、表示ユニット80と、制御ユニット90と、を備える。
実施形態に係るレーザー加工装置1は、チャックテーブル10に保持された被加工物100に対して、レーザービーム照射ユニット20によってレーザービーム21を照射することにより、被加工物100を加工する装置である。レーザー加工装置1による被加工物100の加工は、例えば、被加工物100の表面に溝を形成する溝加工、ステルスダイシングによって被加工物100の内部に改質層を形成する改質層形成加工、または分割予定ラインに沿って被加工物100を切断する切断加工等である。
実施形態において、被加工物100は、シリコン(Si)、サファイア(Al)、ガリウムヒ素(GaAs)または炭化ケイ素(SiC)等を基板とする円板状の半導体ウェーハ、光デバイスウェーハ等のウェーハであり、量産加工用のウェーハである。なお、被加工物100は実施形態に限定されず、本発明では円板状でなくともよい。被加工物100は、例えば、環状フレーム110が貼着されかつ被加工物100の外径よりも大径なテープ111が被加工物100の裏面に貼着されて、環状フレーム110の開口内に支持される。
チャックテーブル10は、被加工物100を保持面11で保持する。保持面11は、ポーラスセラミック等から形成された円板形状である。保持面11は、実施形態において、水平方向と平行な平面である。保持面11は、例えば、真空吸引経路を介して真空吸引源と接続している。チャックテーブル10は、保持面11上に載置された被加工物100を吸引保持する。チャックテーブル10の周囲には、被加工物100を支持する環状フレーム110を挟持するクランプ部12が複数配置されている。
チャックテーブル10は、回転ユニット13によりZ軸方向と平行な軸心回りに回転される。回転ユニット13は、X軸方向移動プレート14に支持される。回転ユニット13およびチャックテーブル10は、X軸方向移動プレート14を介して、X軸方向移動ユニット40によりX軸方向に移動される。回転ユニット13およびチャックテーブル10は、X軸方向移動プレート14、X軸方向移動ユニット40およびY軸方向移動プレート15を介して、Y軸方向移動ユニット50によりY軸方向に移動される。
レーザービーム照射ユニット20は、チャックテーブル10に保持された被加工物100に対してパルス状のレーザービーム21を照射するユニットである。図2に示すように、レーザービーム照射ユニット20は、レーザー発振器22と、ミラー26と、集光器28と、を含む。なお、図2の矢印は、加工送り時のチャックテーブル10の移動方向を示す。
レーザー発振器22は、被加工物100を加工するための所定の波長を有するレーザービーム21を発振する。レーザービーム照射ユニット20が照射するレーザービーム21は、被加工物100に対して透過性または吸収性を有する波長である。
ミラー26は、レーザービーム21をチャックテーブル10の保持面11に保持した被加工物100に向けて反射する。実施形態において、ミラー26は、レーザー発振器22が発振したレーザービーム21を、集光器28へ向けて反射する。
集光器28は、実施形態において、両凸の単レンズである。集光器28は、レーザー発振器22から発振されたレーザービーム21を、集光点29に集光させる。集光点29は、例えば、空気中に位置付けられる(例えば、図4参照)。集光点29は、例えば、チャックテーブル10の保持面11に保持された被加工物100の表面または内部に位置付けられる。集光器28は、実施形態において、ミラー26により反射されたレーザービーム21を集光点29に集光する。レーザービーム照射ユニット20のうち、少なくとも集光器28は、レーザー加工装置1の装置本体2から立設した柱3に設置されるZ軸方向移動ユニット60に支持される(図1参照)。
出力測定ユニット30は、受光面31を含む。受光面31は、集光器28を通過したレーザービーム21の出力値を測定する。出力測定ユニット30は、例えば、レーザパワーメータを含む。レーザパワーメータは、受光面31に入射したレーザービーム21の強さに応じた信号を、レーザー加工装置1の制御ユニット90に出力するセンサを含む。受光面31にレーザービーム21が照射されることによって、レーザービーム21の出力値に応じた信号を制御部に出力し、集光器28を透過したレーザービーム21の出力値を測定できる。
出力測定ユニット30は、実施形態において、チャックテーブル10の近傍に設置されるが、集光器28を透過したレーザービーム21の出力値を測定できる位置であればどこに設置されてもよい。出力測定ユニット30は、チャックテーブル10とともに移動自在に設置されてもよく、チャックテーブル10と独立して設置されていてもよい。受光面31の平面形状は、実施形態において円形であるが、受光面31の位置および形状は、特に限定されず、レーザービーム21の出力値が測定できる範囲で適宜設定してよい。
図1に示すように、X軸方向移動ユニット40は、チャックテーブル10と、レーザービーム照射ユニット20とを加工送り方向であるX軸方向に相対的に移動させるユニットである。X軸方向移動ユニット40は、実施形態において、チャックテーブル10をX軸方向に移動させる。X軸方向移動ユニット40は、実施形態において、レーザー加工装置1の装置本体2上に設置されている。
X軸方向移動ユニット40は、X軸方向移動プレート14をX軸方向に移動自在に支持する。X軸方向移動ユニット40は、周知のボールねじ41と、周知のパルスモータ42と、周知のガイドレール43と、を含む。ボールねじ41は、軸心回りに回転自在に設けられる。パルスモータ42は、ボールねじ41を軸心回りに回転させる。ガイドレール43は、X軸方向移動プレート14をX軸方向に移動自在に支持する。ガイドレール43は、Y軸方向移動プレート15に固定して設けられる。
Y軸方向移動ユニット50は、チャックテーブル10と、レーザービーム照射ユニット20とを割り出し送り方向であるY軸方向に相対的に移動させるユニットである。Y軸方向移動ユニット50は、実施形態において、チャックテーブル10をY軸方向に移動させる。Y軸方向移動ユニット50は、実施形態において、レーザー加工装置1の装置本体2上に設置されている。
Y軸方向移動ユニット50は、Y軸方向移動プレート15をY軸方向に移動自在に支持する。Y軸方向移動ユニット50は、周知のボールねじ51と、周知のパルスモータ52と、周知のガイドレール53と、を含む。ボールねじ51は、軸心回りに回転自在に設けられる。パルスモータ52は、ボールねじ51を軸心回りに回転させる。ガイドレール53は、Y軸方向移動プレート15をY軸方向に移動自在に支持する。ガイドレール53は、装置本体2に固定して設けられる。
Z軸方向移動ユニット60は、集光器28によって集光されたレーザービーム21の集光点29を、チャックテーブル10の保持面11に垂直な光軸方向に移動させるユニットである。より詳しくは、Z軸方向移動ユニット60は、チャックテーブル10と、レーザービーム照射ユニット20とを集光点位置調整方向であるZ軸方向に相対的に移動させる。Z軸方向移動ユニット60は、実施形態において、レーザービーム照射ユニット20をZ軸方向に移動させる。Z軸方向移動ユニット60は、実施形態において、レーザー加工装置1の装置本体2から立設した柱3に設置されている。
Z軸方向移動ユニット60は、レーザービーム照射ユニット20のうち少なくとも集光器28(図2参照)をZ軸方向に移動自在に支持する。Z軸方向移動ユニット60は、周知のボールねじ61と、周知のパルスモータ62と、周知のガイドレール63と、を含む。ボールねじ61は、軸心回りに回転自在に設けられる。パルスモータ62は、ボールねじ61を軸心回りに回転させる。ガイドレール63は、レーザービーム照射ユニット20をZ軸方向に移動自在に支持する。ガイドレール63は、柱3に固定して設けられる。
図2に示すように、撮像ユニット70は、例えば、レーザービーム照射ユニット20の集光器28の直上から下方を撮像するように配置されている。撮像ユニット70は、レーザービーム照射ユニット20の集光器28によって集光されるレーザービーム21の集光点29で発生するプラズマを撮像する。撮像ユニット70は、同軸カメラ、CCD(Charge Coupled Device)カメラまたは赤外線カメラを含む。撮像ユニット70は、被加工物100とレーザービーム照射ユニット20との位置合わせを行うアライメントを遂行するための画像を得るためにチャックテーブル10に保持された被加工物100を撮像するカメラと同一のものであってもよいし、異なるものであってもよい。
図1に示すように、表示ユニット80は、液晶表示装置等により構成される表示部である。表示ユニット80は、撮像ユニット70が撮像した画像、加工条件の設定画面、加工動作の状態等を表示する表示面を含む。表示面がタッチパネルを含む場合、表示ユニット80は、入力部を含んでもよい。入力部は、オペレータが加工内容情報を登録する等の各種操作を受付可能である。入力部は、キーボード等の外部入力装置であってもよい。表示ユニット80は、表示面に表示される情報や画像が入力部等からの操作により切り換えられる。表示ユニット80は、報知部を含んでもよい。報知部は、音および光の少なくとも一方を発してレーザー加工装置1のオペレータに予め定められた報知情報を報知する。報知部は、スピーカーまたは発光装置等の外部報知装置であってもよい。表示ユニット80は、制御ユニット90に接続している。
制御ユニット90は、レーザー加工装置1の上述した各構成要素をそれぞれ制御して、被加工物100に対する加工動作をレーザー加工装置1に実行させる。制御ユニット90は、レーザービーム照射ユニット20、X軸方向移動ユニット40、Y軸方向移動ユニット50、Z軸方向移動ユニット60、撮像ユニット70、および表示ユニット80を制御する。制御ユニット90は、演算手段としての演算処理装置と、記憶手段としての記憶装置と、通信手段としての入出力インターフェース装置と、を含むコンピュータである。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のマイクロプロセッサを含む。記憶装置は、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)等のメモリを有する。演算処理装置は、記憶装置に格納された所定のプログラムに基づいて各種の演算を行う。演算処理装置は、演算結果に従って、入出力インターフェース装置を介して各種制御信号を上述した各構成要素に出力し、レーザー加工装置1の制御を行う。
制御ユニット90は、例えば、Z軸方向移動ユニット60を駆動させて、レーザービーム照射ユニット20の集光器28を移動させることにより、集光点29を所定の位置に位置付ける。制御ユニット90は、例えば、レーザービーム21の出力をさせながら、各々の出力において、撮像ユニット70に集光点29を撮像させる。制御ユニット90は、例えば、撮像ユニット70が撮像した集光点29で発生したプラズマの画像から、レーザービーム21の各々の出力におけるプラズマ強度を測定する。
次に、レーザー加工装置1による検査方法について説明する。図3は、実施形態に係るレーザー加工装置1の検査方法の流れを示すフローチャートである。レーザー加工装置1の検査方法は、集光点位置付けステップ201と、撮像ステップ202と、測定ステップ203と、判定ステップ204と、を有する。
(集光点位置付けステップ201)
図4は、図3に示す集光点位置付けステップ201の一例を示す模式図である。集光点位置付けステップ201は、レーザービーム照射ユニット20の集光器28によって集光されるレーザービーム21の集光点29を空気中に位置付けるステップである。
集光点位置付けステップ201では、X軸方向移動ユニット40、Y軸方向移動ユニット50およびZ軸方向移動ユニット60を駆動させて、レーザービーム照射ユニット20により集光される集光点29を所定位置まで移動させる。具体的には、集光器28によって集光されるレーザービーム21の集光点29が空気中に位置付けられるように、Z軸方向移動ユニット60によって、集光器28を光軸方向であるZ軸方向に移動させる。
また、実施形態の集光点位置付けステップ201では、集光点29を出力測定ユニット30の受光面31の直上に位置付ける。具体的には、集光点29が出力測定ユニット30の受光面31の直上に位置付けられるように、X軸方向移動ユニット40およびY軸方向移動ユニット50によって、出力測定ユニット30をX軸方向およびY軸方向に移動させる。本発明では必ずしも集光点29を出力測定ユニット30の直上に位置付けなくてもよいが、実施形態のように集光点29を出力測定ユニット30の直上に位置付けることによって、レーザービーム21の出力の測定を同時に行うことが可能である。
(撮像ステップ202)
図5は、図3に示す撮像ステップ202で撮像される画像の一例を示す図である。撮像ステップ202は、レーザービーム21の出力を変化させながら、各々の出力において集光点29で発生するプラズマを撮像ユニット70で撮像するステップである。撮像ステップ202は、集光点位置付けステップ201の後に行われる。
撮像ステップ202では、まず、集光点29が空気中に位置付けられている状態で、レーザー発振器22から発振されたレーザービーム21の集光点29で発生するプラズマを、撮像ユニット70によって撮像する。次に、レーザービーム21の出力を変化させて、出力を変化させたレーザービーム21の集光点29で発生するプラズマを、撮像ユニット70によって撮像する。同様に、レーザービーム21の出力を変化させながら、各々のレーザービーム21の出力において集光点29で発生するプラズマを、撮像ユニット70によって撮像する。制御ユニット90は、撮像ユニット70が撮像した各々の画像を取得する。
図5に示すように、撮像画像では、集光点29を基準点としたX−Y平面におけるプラズマの分布が確認可能である。図5に示す一例では、輝度が高いほど、プラズマ強度が高いことを示す。また、図5に示す一例では、基準点を通るX軸方向の輝度のガウシアン分布、および基準点を通るY軸方向の輝度のガウシアン分布を取得できる。
(測定ステップ203)
図6は、図3に示す測定ステップ203によるプラズマ強度91の分布の一例を示すグラフである。測定ステップ203は、撮像ステップ202で撮像した画像から、各々の出力におけるプラズマ強度91を測定するステップである。
測定ステップ203では、撮像ステップ202で撮像した各々の画像に基づいて、各々のレーザービーム21の出力において集光点29で発生したプラズマ強度91を測定する。例えば、撮像ステップ202で取得した画像の輝度のガウシアン分布に基づいて、プラズマ強度91を測定する。
(判定ステップ204)
判定ステップ204は、測定ステップ203で測定したプラズマ強度91に基づいてレーザー加工装置1の合否を判定するステップである。
判定ステップ204では、まず、図6に示すように、測定ステップ203で測定したプラズマ強度91について、各々のレーザービーム21の出力と、集光点29で発生したプラズマ強度91との関係の近似関数92を算出する。次に、近似関数92において、プラズマ発生閾値93となる切片、すなわちプラズマ強度が0となるレーザービーム21の出力が、所定の範囲内か否かを判定する。判定ステップ204では、プラズマ発生閾値93が所定の範囲内であると判定した場合、レーザー加工装置1が合格であると判定する。判定ステップ204では、プラズマ発生閾値93が所定の範囲内でないと判定した場合、レーザー加工装置1が不合格であると判定する。
判定ステップ204における判定基準は、上記に限定されず、例えば、近似関数92の傾きが所定範囲内であるか否かを判定してもよい。また、判定結果を逐次記憶して、レーザー加工装置1の状態の経年変化を検知するようにしてもよい。
以上説明したように、実施形態に係るレーザー加工装置1の検査方法は、レーザービーム21を空気中に集光させ、出力を変化させながら空気中の集光点29でのプラズマ強度91を測定し、各々の出力に対するプラズマ強度91に基づいてレーザー加工装置1の合否を判定する。合否の判定基準は、例えば、プラズマ発生閾値93、または出力に対するプラズマ強度91の関係の近似関数92の傾き等に基づく。
実施形態の検査方法は、空気中で集光させた際に生じるプラズマを観察するので、確認作業用の被加工物100に対する加工および加工状態の確認が不要となり、確認作業における加工状態の測定者による誤差によって生じる加工不良を抑制することができる。確認作業のための被加工物100への加工が不要となるので、例えば、確認作業のための加工時に被加工物100から生じたデブリが、レーザービーム照射ユニット20を構成するレンズ等の光学部品に付着することを抑制できる。また、確認作業用の被加工物100が不要となるため、材料、厚み、ドープ量等の被加工物100毎のばらつきの影響によって生じる加工状態の変化を抑制することができる。
また、確認用の加工条件でなく、実際に量産加工する際の集光状態における検査ができる。具体的には、量産加工時と同じ状態で、レーザービーム21のビーム径やエネルギー密度を確認することができる。このため、より正確な検査結果が得られるという効果を奏する。検査で不合格となった場合には、例えば、レーザー発振器22自体の出力が落ちていないかを確認したり、光軸調整をやり直したり等の作業を実施すればよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、集光点位置付けステップ201において、実施形態では集光点29を出力測定ユニット30の受光面31の直上に位置付けたが、本発明ではこれに限定されず、チャックテーブル10の直上等に位置付けてもよい。また、撮像ステップ202において、図4に示す実施形態では集光点29に対して光軸の延長上である直上からプラズマを撮像したが、本発明では集光点29に対して光軸の延長上の直下から撮像してもよい。また、プラズマを撮像するための光路が別途設けられてもよい。すなわち、撮像ユニット70がプラズマを撮像する位置は、直上または直下に限定されない。
本発明の検査方法は、集光点29でプラズマが発生するレーザー加工に有用である。すなわち、本発明の検査方法は、集光点29でプラズマが発生するピコ秒以下のレーザー発振器22を搭載したレーザー加工装置1に適用可能である。また、本発明の検査方法は、アブレーション加工にも適用可能であるが、開口数が高いステルスダイシング加工の方がよりプラズマが発生しやすいため、より有用である。例えば、本発明に係る検査方法は、後述の第1変形例に示す空間光変調器24を備えるレーザー加工装置や、第2変形例に示すビーム分岐ユニット27を備えるレーザー加工装置にも適用可能である。
〔第1変形例〕
第1変形例にかかるレーザー加工装置1の検査方法を図面に基づいて説明する。図7は、第1変形例に係るレーザー加工装置1のレーザービーム照射ユニット120の構成を模式的に示す模式図である。なお、図7に示す第1変形例のレーザービーム照射ユニット120において、図2に示す実施形態のレーザービーム照射ユニット20と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。図7に示すように、第1変形例のレーザービーム照射ユニット120は、実施形態のレーザービーム照射ユニット20と比較して、偏光板23と、空間光変調器24と、レンズ群25と、を更に含む点で異なる。
偏光板23は、第1変形例において、レーザー発振器22と空間光変調器24との間に設けられる。偏光板23は、レーザー発振器22から発振されたレーザービーム21を特定方向の光に偏光させる。
空間光変調器24は、レーザー発振器22と集光器28との間に設けられる。空間光変調器24は、入射したレーザービーム21の位相変調を行う。空間光変調器24は、レーザー発振器22から発振されたレーザービーム21の、振幅、位相、偏光等の空間的な分布を電気的に制御することによって、レーザービーム21の位相を変調させる。
る。
実施形態の空間光変調器24は、液晶層241を有する。液晶層241は、所定のパターンを表示させる。パターンとは、空間光変調器24に印加する電圧をマップ化したものである。パターンは、例えば、レーザービーム21の集光点29での光学的特性を調整する。光学的特性の調整は、例えば、レーザービーム21の形状の変更および強度の減衰等を含む。
空間光変調器24は、液晶層241に表示させたパターンに応じた電圧が印加されることによって、レーザービーム21を所望のビーム形状に成形する。すなわち、レーザー加工装置1は、空間光変調器24に印加する電圧を変更することによって、集光点29における出力およびスポット形状を調整できる。
空間光変調器24は、実施形態ではレーザービーム21を反射させて出力するが、本発明ではレーザービーム21を透過させて出力させてもよい。また、レーザービーム照射ユニット120は、空間光変調器24に代えて、デフォーマブルミラーを備えていてもよい。デフォーマブルミラーは、パターンに応じた電圧が印加されると、パターンに応じてミラー膜を変形させる。空間光変調器24の使用波長が405nm以上のグリーン、IR(赤外線)であるのに対して、デフォーマブルミラーは、355nmでも使用可能であるため、UV(紫外線)によるアブレーション加工にも利用することができる。
レンズ群25は、空間光変調器24と集光器28との間に設けられる。レンズ群25は、レンズ251およびレンズ252の2枚のレンズから構成される4f光学系である。4f光学系とは、レンズ251の後側焦点面とレンズ252の前側焦点面とが一致し、レンズ251の前側焦点面の像がレンズ252の後側焦点面に結像する光学系である。レンズ群25は、空間光変調器24から出力されるレーザービーム21のビーム径を拡大または縮小させる。第1変形例において、レンズ群25を通過したレーザービーム21は、ミラー26によって、集光器28へ反射される。
第1変形例のレーザービーム照射ユニット120を備えるレーザー加工装置の検査方法において、集光点位置付けステップ201では、パターンを空間光変調器24の液晶層241に表示させた状態で、レーザービーム21の集光点29を空気中に位置付ける。この際液晶層241に表示させるパターンは、被加工物100を加工する際に空間光変調器24の液晶層241に表示させるパターンである。レーザービーム21の集光点29を位置付ける方法は、実施形態と同様であるため説明を省略する。
第1変形例の撮像ステップ202では、パターンを空間光変調器24の液晶層241に表示させた状態でレーザー発振器22から発振したレーザービーム21の集光点29で発生するプラズマを撮像する。第1変形例の撮像ステップ202では、実施形態と同様に、レーザービーム21の出力を変化させながら、各々のレーザービーム21の出力において集光点29で発生するプラズマを、撮像ユニット70によって撮像する。
第1変形例の測定ステップ203では、実施形態と同様に、撮像ステップ202で撮像した各々の画像に基づいて、各々のレーザービーム21の出力において集光点29で発生したプラズマ強度を測定する。すなわち、パターンを空間光変調器24の液晶層241に表示させた状態で、レーザー発振器22から発振したレーザービーム21の集光点29で発生するプラズマのプラズマ強度を測定する。
第1変形例の判定ステップ204では、測定ステップ203で測定したプラズマ強度に基づいて、空間光変調器24を備えるレーザー加工装置の合否を判定する。レーザー加工装置の合否の判定方法は、実施形態と同様であるため説明を省略する。
〔第2変形例〕
次に、第2変形例にかかるレーザー加工装置1の検査方法を図面に基づいて説明する。図8は、第2変形例に係るレーザー加工装置1のレーザービーム照射ユニット220の構成を模式的に示す模式図である。図7に示す第2変形例のレーザービーム照射ユニット220において、図2に示す実施形態のレーザービーム照射ユニット20と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。図8に示すように、第2変形例のレーザービーム照射ユニット220は、実施形態のレーザービーム照射ユニット20と比較して、ビーム分岐ユニット27を更に含む点で異なる。
ビーム分岐ユニット27は、レーザー発振器22と集光器28との間に設けられる。ビーム分岐ユニット27は、第2変形例において、レーザー発振器22から発振されかつミラー26によって反射されたレーザービーム21が入射する。ビーム分岐ユニット27は、入射するレーザービーム21を少なくとも2以上に分岐させて集光器28へと透過させる。レーザービーム21が分岐する方向は、第2変形例において、X軸方向(加工送り方向)である。
ビーム分岐ユニット27は、例えば、回折型光学素子(Diffractive Optical Element)である。回折型光学素子は、回折現象を利用して入射されたレーザービーム21を複数のレーザービームに分岐させる機能を有する。ビーム分岐ユニット27は、例えば、ウォラストンプリズムであってもよい。ウォラストンプリズムは、複屈折を利用した変更プリズムであって、入射されたレーザービーム21を直交する2つの直線偏光のレーザービームに分離させる機能を有する。
ビーム分岐ユニット27によって分岐された複数のレーザービーム21は、各々の集光点29に集光される。第2変形例において、各々の集光点29は、X軸方向に直線状かつ等間隔に並ぶ。
第2変形例のレーザービーム照射ユニット220を備えるレーザー加工装置の検査方法において、集光点位置付けステップ201では、ビーム分岐ユニット27によって分岐され、集光器28によって集光されたレーザービーム21の集光点29を空気中に位置付ける。レーザービーム21の集光点29を位置付ける方法は、実施形態と同様であるため説明を省略する。
第2変形例の撮像ステップ202では、ビーム分岐ユニット27によって分岐され、集光器28によって集光されたレーザービーム21の各々の集光点29で発生するプラズマを撮像する。第2変形例の撮像ステップ202では、実施形態と同様に、レーザービーム21の出力を変化させながら、各々のレーザービーム21の出力において各々の集光点29で発生するプラズマを、撮像ユニット70によって撮像する。
第2変形例の測定ステップ203では、実施形態と同様に、撮像ステップ202で撮像した各々の画像に基づいて、各々のレーザービーム21の出力において各々の集光点29で発生したプラズマ強度を測定する。すなわち、ビーム分岐ユニット27によって分岐され、集光器28によって集光されたレーザービーム21の各々の集光点29で発生するプラズマのプラズマ強度を測定する。
第2変形例の判定ステップ204では、測定ステップ203で測定したプラズマ強度に基づいて、ビーム分岐ユニット27を備えるレーザー加工装置の合否を判定する。レーザー加工装置の合否の判定方法は、実施形態と同様であるため説明を省略する。
第1変形例および第2変形例に示すように、空間光変調器24で集光状態を変化させた場合や、複数の集光点29を有するようにレーザービーム21を分岐させた場合であっても、本発明の検査方法は適用可能である。すなわち、第1変形例のように、空間光変調器24で集光状態を変化させた集光点29で発生したプラズマを観察することによって、レーザー加工装置の合否を判定可能である。また、第2変形例のように、レーザービーム21を分岐させた各々の集光点29で発生したプラズマを観察することによって、レーザー加工装置の合否を判定可能である。
1 レーザー加工装置
10 チャックテーブル
20、120、220 レーザービーム照射ユニット
21 レーザービーム
22 レーザー発振器
23 偏光板
24 空間光変調器
241 液晶層
25 レンズ群
251、252 レンズ
26 ミラー
27 分岐ユニット
28 集光器
29 集光点
30 出力測定ユニット
31 受光面
60 Z軸方向移動ユニット
70 撮像ユニット
90 制御ユニット
91 プラズマ強度
92 近似関数
93 プラズマ発生閾値
100 被加工物

Claims (3)

  1. 被加工物を保持する保持面を有するチャックテーブルと、
    レーザー発振器と、該レーザー発振器から発振されたレーザービームを集光する集光器と、を備えたレーザービーム照射ユニットと、
    該集光器によって集光された該レーザービームの集光点を、該チャックテーブルの保持面に垂直な光軸方向に移動させるZ軸方向移動ユニットと、
    該レーザービームの集光点で発生するプラズマを撮像可能な撮像ユニットと、
    各構成要素を制御する制御ユニットと、
    を備えたレーザー加工装置の検査方法であって、
    該レーザービーム照射ユニットの集光器によって集光されるレーザービームの集光点を空気中に位置付ける集光点位置付けステップと、
    該集光点位置付けステップの後、該レーザービームの出力を変化させながら、各々の出力において集光点で発生するプラズマを該撮像ユニットで撮像する撮像ステップと、
    該撮像ステップで撮像した画像から、各々の出力におけるプラズマ強度を測定する測定ステップと、
    該測定ステップで測定したプラズマ強度に基づいて該レーザー加工装置の合否を判定する判定ステップと、
    を有することを特徴とする、レーザー加工装置の検査方法。
  2. 該レーザービーム照射ユニットは、該レーザー発振器と該集光器との間に所定のパターンを表示させる液晶層を有した空間光変調器を備え、
    該測定ステップでは、被加工物を加工する際に該空間光変調器の液晶層に表示させるパターンを表示させた状態で、該レーザー発振器から発振したレーザービームのプラズマ強度を測定することを特徴とする、
    請求項1に記載のレーザー加工装置の検査方法。
  3. 該レーザービーム照射ユニットは、該レーザー発振器と該集光器との間にレーザービームを分岐させるビーム分岐ユニットを備え、
    該測定ステップでは、該ビーム分岐ユニットにより分岐され、該集光器によって集光されたレーザービームのプラズマ強度を測定することを特徴とする、
    請求項1に記載のレーザー加工装置の検査方法。
JP2020104784A 2020-06-17 2020-06-17 レーザー加工装置の検査方法 Active JP7475211B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020104784A JP7475211B2 (ja) 2020-06-17 2020-06-17 レーザー加工装置の検査方法
KR1020210063762A KR20210156209A (ko) 2020-06-17 2021-05-18 레이저 가공 장치의 검사 방법
CN202110629794.8A CN113798663A (zh) 2020-06-17 2021-06-07 激光加工装置的检查方法
TW110121672A TW202200302A (zh) 2020-06-17 2021-06-15 雷射加工裝置之檢查方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020104784A JP7475211B2 (ja) 2020-06-17 2020-06-17 レーザー加工装置の検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021194693A true JP2021194693A (ja) 2021-12-27
JP7475211B2 JP7475211B2 (ja) 2024-04-26

Family

ID=78942482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020104784A Active JP7475211B2 (ja) 2020-06-17 2020-06-17 レーザー加工装置の検査方法

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP7475211B2 (ja)
KR (1) KR20210156209A (ja)
CN (1) CN113798663A (ja)
TW (1) TW202200302A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023145115A1 (ja) * 2022-01-25 2023-08-03 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工装置及びレーザ加工方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2501117A1 (de) * 1974-11-28 1976-08-12 Gehring Ag Abseilgeraet
JP2000312985A (ja) * 1999-03-31 2000-11-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd レーザを集束するための方法および装置
JP2001096386A (ja) * 1999-08-11 2001-04-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd レーザーの焦点位置を決定するための方法および装置
JP2010240665A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Hitachi High-Technologies Corp レーザ光状態検査方法及び装置並びにソーラパネル製造方法
JP2015084965A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 株式会社ニデック 眼科用レーザ手術装置および眼科手術制御データ作成プログラム
JP2018202452A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 ローランドディー.ジー.株式会社 印刷装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4938339B2 (ja) 2006-04-04 2012-05-23 株式会社ディスコ レーザー加工装置
JP2013078785A (ja) 2011-10-04 2013-05-02 Disco Corp レーザー加工装置の集光スポット位置検出方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2501117A1 (de) * 1974-11-28 1976-08-12 Gehring Ag Abseilgeraet
JP2000312985A (ja) * 1999-03-31 2000-11-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd レーザを集束するための方法および装置
JP2001096386A (ja) * 1999-08-11 2001-04-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd レーザーの焦点位置を決定するための方法および装置
JP2010240665A (ja) * 2009-04-01 2010-10-28 Hitachi High-Technologies Corp レーザ光状態検査方法及び装置並びにソーラパネル製造方法
JP2015084965A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 株式会社ニデック 眼科用レーザ手術装置および眼科手術制御データ作成プログラム
JP2018202452A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 ローランドディー.ジー.株式会社 印刷装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023145115A1 (ja) * 2022-01-25 2023-08-03 浜松ホトニクス株式会社 レーザ加工装置及びレーザ加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP7475211B2 (ja) 2024-04-26
TW202200302A (zh) 2022-01-01
KR20210156209A (ko) 2021-12-24
CN113798663A (zh) 2021-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8124909B2 (en) Laser processing apparatus
US7499185B2 (en) Measuring device for workpiece held on chuck table
KR102584062B1 (ko) 레이저 가공 장치 및 출력 확인 방법
JP7105639B2 (ja) レーザ加工装置
CN107470782B (zh) 激光光线的检查方法
JP6955893B2 (ja) レーザー加工装置の高さ位置検出ユニットの評価用治具及びレーザー加工装置の高さ位置検出ユニットの評価方法
TW200428501A (en) Laser dicing apparatus
JP2021194693A (ja) レーザー加工装置の検査方法
JP7285694B2 (ja) レーザー加工装置の光軸調整方法
JP2022104341A (ja) レーザー加工装置
JP2021167001A (ja) レーザービームの位置を確認する確認方法、被加工物の加工方法、およびレーザー加工装置
JP2004111426A (ja) レーザーダイシング装置
JP7199256B2 (ja) 出力測定ユニットの合否判定方法
JP2020203304A (ja) 反射率測定装置およびレーザー加工装置
JP2023045156A (ja) レーザー加工装置
JP2023043342A (ja) レーザー加工装置
JP2023039290A (ja) レーザー加工装置
JP7356235B2 (ja) レーザー加工装置
JP2024016673A (ja) レーザー加工装置
TW202232590A (zh) 雷射加工裝置
JP2024068849A (ja) レーザービームの調整方法およびレーザー照射装置
JP2024001782A (ja) レーザ光の集光点位置検出方法
TW202135157A (zh) 雷射加工裝置及雷射加工裝置之調整方法
JP2023114909A (ja) レーザー加工装置
JP2022073540A (ja) レーザー加工装置およびレーザービームの観察方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7475211

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150