JP2024001782A - レーザ光の集光点位置検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ光の集光点位置を確認する際の加工時間を短縮すると共にテスト加工用被加工物の使用量を削減することができるレーザ光の集光点位置検出方法を提供すること。【解決手段】集光点位置検出方法は、集光器を所定の高さ位置に位置付ける集光器位置付けステップ1001と、レーザ光が照射される位置に反射部材を位置付ける反射部材位置付けステップ1002と、レーザ光の一端部を遮断した状態のレーザ光の反射光を撮像して第一の撮像画像を形成する第一の撮像ステップ1003と、レーザ光の他端部を遮断した状態のレーザ光の反射光を撮像して第二の撮像画像を形成する第二の撮像ステップ1004と、第一の撮像画像における反射光の座標位置と、第二の撮像画像における反射光の座標位置と、から反射光間の距離を算出する算出ステップ1005と、反射光間の距離に基づいて、集光器の高さ位置を検出する検出ステップと1006、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、レーザ光の集光点位置検出方法に関する。
半導体ウェーハ等の板状の被加工物を分割する際には、例えば、レーザ光を被加工物に照射できるレーザ光照射ユニットを備えたレーザ加工装置が用いられる(特許文献1参照)。レーザ光照射ユニットは、一般に、レーザ発振器と、ミラー、レンズ、および集光レンズ等の複数の光学部品を有する光学系とを含む。レーザ発振器で生成されたレーザ光は、光学系を経て被加工物へと導かれ、集光レンズにより集光される。
集光されたレーザ光は、被加工物に照射されることで溝や改質層等を形成するが、振動や熱等により光学部品の位置や角度等にズレが生じた場合、集光点位置が変化してしまい、被加工物を適切に加工できなくなる場合がある。これに対し、集光レンズの高さ位置を予め設定された高さとは異なる高さに位置付けて試験的に被加工物を加工し、集光点の高さ位置を確認する作業が行われることがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2007-275912号公報 特開2013-078785号公報
ところで、特許文献2の方法では、集光レンズを異なる複数の高さに位置付けると共に、集光レンズを各高さに固定した状態で、被加工物を加工してそれぞれ直線状の複数の加工溝を形成する必要がある。このため、加工溝の本数が増加するに従い、被加工物の加工に要する時間が増加するという問題がある。
また、被加工物の内部に加工が施された場合には、被加工物を分割して改質層の位置を確認する必要があり、観察に時間がかかる上に作業者によるバラツキが出るという問題がある。更に、加工本数が増加すると、1つの被加工物では足りず、複数の被加工物が必要になり、被加工物の使用面積や消費量が増えるという課題も存在している。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、レーザ光の集光点位置を確認する際の加工時間を短縮すると共にテスト加工用被加工物の使用量を削減することができるレーザ光の集光点位置検出方法を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のレーザ光の集光点位置検出方法は、レーザ光を照射して被加工物を加工するレーザ加工装置において、レーザ光の集光点位置を検出する検出方法であって、レーザ発振器から出射されたレーザ光を被加工物に集光する集光器を所定の高さ位置に位置付ける集光器位置付けステップと、該集光器によって集光されたレーザ光が照射される位置に反射部材を位置付ける反射部材位置付けステップと、該レーザ発振器から出射されたレーザ光の一端部を遮断した状態でレーザ光を該集光器に入射させ、該集光器により集光され該反射部材で反射された該レーザ光の反射光を撮像して第一の撮像画像を形成する第一の撮像ステップと、該レーザ発振器から出射されたレーザ光の他端部を遮断した状態でレーザ光を該集光器に入射させ、該集光器により集光され該反射部材で反射された該レーザ光の反射光を撮像して第二の撮像画像を形成する第二の撮像ステップと、該第一の撮像画像における反射光の座標位置と、該第二の撮像画像における反射光の座標位置と、から反射光間の距離を算出する算出ステップと、算出された該反射光間の距離に基づいて、該集光器の高さ位置を検出する検出ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明のレーザ光の集光点位置検出方法において、該集光器を複数の異なる高さ位置に位置付けて、該集光器の高さ位置ごとに該第一の撮像ステップと該第二の撮像ステップと該算出ステップとを実施して、該集光器の高さ位置と、該反射光間の距離と、の対応関係情報を予め記憶する記憶ステップを、更に有してもよい。
また、本発明のレーザ光の集光点位置検出方法は、レーザ光を照射して被加工物を加工するレーザ加工装置において、レーザ光の集光点位置を検出する検出方法であって、レーザ発振器から出射されたレーザ光を被加工物に集光する集光器を所定の高さ位置に位置付ける集光器位置付けステップと、該集光器によって集光されたレーザ光が照射される位置に被加工物を位置付ける被加工物位置付けステップと、該レーザ発振器から出射されたレーザ光の一端部を遮断した状態でレーザ光を該集光器に入射させ、該集光器により集光して該被加工物に照射することで形成された加工痕を撮像して第一の撮像画像を形成する第一の撮像ステップと、該レーザ発振器から出射されたレーザ光の他端部を遮断した状態でレーザ光を該集光器に入射させ、該集光器により集光して該被加工物に照射することで形成された加工痕を撮像して第二の撮像画像を形成する第二の撮像ステップと、該第一の撮像画像における加工痕の座標位置と、該第二の撮像画像における加工痕の座標位置と、から加工痕間の距離を算出する算出ステップと、算出された該加工痕間の距離に基づいて、該集光器の高さ位置を検出する検出ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明のレーザ光の集光点位置検出方法において、該集光器を複数の異なる高さ位置に位置付けて、該集光器の高さ位置ごとに該第一の撮像ステップと該第二の撮像ステップと該算出ステップとを実施して、該集光器の高さ位置と、該加工痕間の距離と、の対応関係情報を予め記憶する記憶ステップを、更に有してもよい。
また、本発明のレーザ光の集光点位置検出方法において、該レーザ光の遮断は、メカニカルシャッターを用いて行ってもよい。
また、本発明のレーザ光の集光点位置検出方法において、該レーザ光の遮断は、空間光変調器と、開口部を有する遮光部材と、を用いて行ってもよい。
本発明は、レーザ光の集光点位置を確認する際の加工時間を短縮すると共にテスト加工用被加工物の使用量を削減することができる。
図1は、第一実施形態に係るレーザ光の集光点位置検出方法を実施するレーザ加工装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、第一実施形態に係るレーザ光照射ユニットの概略構成を示す模式図である。 図3は、第一実施形態の変形例に係るレーザ光照射ユニットの概略構成を示す模式図である。 図4は、第一実施形態に係るレーザ光の集光点位置検出方法の流れを示すフローチャートである。 図5は、図4に示す第一の撮像ステップの一例を示す模式図である。 図6は、図5に示す第一の撮像ステップで形成された第一の撮像画像の一例を示す模式図である。 図7は、図4に示す第二の撮像ステップの一例を示す模式図である。 図8は、図7に示す第二の撮像ステップで形成された第二の撮像画像の一例を示す模式図である。 図9は、集光点からのズレ量と反射光間の距離との対応関係情報の一例を示すグラフである。 図10は、集光点からのズレ量と反射光間の距離との対応関係情報を取得する方法の流れを示すフローチャートである。 図11は、第二実施形態に係るレーザ光照射ユニットの概略構成を示す模式図である。 図12は、第二実施形態の変形例に係るレーザ光照射ユニットの概略構成を示す模式図である。 図13は、第二実施形態に係るレーザ光の集光点位置検出方法の流れを示すフローチャートである。 図14は、図13に示す第一の撮像ステップの一例を示す模式図である。 図15は、図14に示す第一の撮像ステップで形成された第一の撮像画像の一例を示す模式図である。 図16は、図13に示す第二の撮像ステップの一例を示す模式図である。 図17は、図16に示す第二の撮像ステップで形成された第二の撮像画像の一例を示す模式図である。 図18は、集光点からのズレ量と加工痕間の距離との対応関係情報の一例を示すグラフである。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
〔第一実施形態〕
本発明の第一実施形態に係るレーザ光21の集光点211位置検出方法について図面に基づいて説明する。まず、第一実施形態のレーザ光21の集光点211位置検出方法を実施するレーザ加工装置1の構成について説明する。図1は、第一実施形態に係るレーザ光21の集光点211位置検出方法を実施するレーザ加工装置1の構成例を示す斜視図である。以下の説明において、X軸方向は、水平面における一方向である。Y軸方向は、水平面において、X軸方向に直交する方向である。Z軸方向は、X軸方向およびY軸方向に直交する方向である。第一実施形態のレーザ加工装置1は、加工送り方向がX軸方向であり、割り出し送り方向がY軸方向であり、集光点位置調整方向がZ軸方向である。
図1に示すように、レーザ加工装置1は、保持テーブル10と、レーザ光照射ユニット20と、移動ユニット60と、撮像ユニット70と、入力手段80と、制御ユニット90と、を備える。レーザ加工装置1は、加工対象である被加工物100に対して、レーザ光21を照射することにより、被加工物100を加工する装置である。第一実施形態のレーザ加工装置1は、例えば、被加工物100の表面に溝を形成する溝加工等を実施するアブレーション装置である。
被加工物100は、例えば、シリコン(Si)、サファイア(Al)、ガリウムヒ素(GaAs)、炭化ケイ素(SiC)、またはリチウムタンタレート(LiTa)等を基板とする円板状の半導体デバイスウェーハ、光デバイスウェーハ等のウェーハである。
被加工物100は、例えば、基板の表面に格子状に設定された分割予定ラインと、分割予定ラインによって区画された領域に形成されたデバイスと、を有する。デバイスは、例えば、IC(Integrated Circuit)、またはLSI(Large Scale Integration)等の集積回路、CCD(Charge Coupled Device)、またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ、またはMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、あるいはメモリ(半導体記憶装置)等である。
被加工物100は、例えば、環状のフレーム110が貼着されかつ被加工物100の外径よりも大径なテープ111が被加工物100の裏面に貼着されて、フレーム110の開口内に支持された状態で搬送および加工される。また、被加工物100は、本発明において円板状に限定されず、矩形状等の多角形状であってもよい。
保持テーブル10は、被加工物100を保持面11で保持する。保持面11は、ポーラスセラミック等から形成された円板形状である。保持面11は、第一実施形態において、水平方向と平行な平面である。保持面11は、例えば、真空吸引経路を介して真空吸引源と接続している。保持テーブル10は、保持面11上に載置された被加工物100を吸引保持する。保持テーブル10の周囲には、被加工物100を支持する環状のフレーム110を挟持するクランプ部12が複数配置されている。
保持テーブル10は、回転ユニット13によりZ軸方向と平行な軸心回りに回転される。回転ユニット13は、X軸方向移動プレート14に支持される。回転ユニット13および保持テーブル10は、X軸方向移動プレート14を介して、後述のX軸方向移動ユニット61によりX軸方向に移動される。回転ユニット13および保持テーブル10は、X軸方向移動プレート14、X軸方向移動ユニット61およびY軸方向移動プレート15を介して、後述のY軸方向移動ユニット62によりY軸方向に移動される。
レーザ光照射ユニット20は、保持テーブル10の保持面11に保持された被加工物100に対してレーザ光21を照射するユニットである。レーザ光照射ユニット20のうち、少なくとも集光器23(図2参照)は、レーザ加工装置1の装置本体2から立設した柱3に設置される後述のZ軸方向移動ユニット63に支持される。レーザ光照射ユニット20の詳細な構成については、後述にて説明する。
移動ユニット60は、レーザ光21の集光点211(図2参照)を保持テーブル10に保持された被加工物100に対して相対的に移動させるユニットである。移動ユニット60は、X軸方向移動ユニット61と、Y軸方向移動ユニット62と、Z軸方向移動ユニット63と、を含む。
X軸方向移動ユニット61は、保持テーブル10と、レーザ光照射ユニット20の集光点211(図2参照)とを加工送り方向であるX軸方向に相対的に移動させるユニットである。X軸方向移動ユニット61は、第一実施形態において、保持テーブル10をX軸方向に移動させる。X軸方向移動ユニット61は、第一実施形態において、レーザ加工装置1の装置本体2上に設置されている。X軸方向移動ユニット61は、X軸方向移動プレート14をX軸方向に移動自在に支持する。
Y軸方向移動ユニット62は、保持テーブル10と、レーザ光照射ユニット20の集光点211(図2参照)とを割り出し送り方向であるY軸方向に相対的に移動させるユニットである。Y軸方向移動ユニット62は、第一実施形態において、保持テーブル10をY軸方向に移動させる。Y軸方向移動ユニット62は、第一実施形態において、レーザ加工装置1の装置本体2上に設置されている。Y軸方向移動ユニット62は、Y軸方向移動プレート15をY軸方向に移動自在に支持する。
Z軸方向移動ユニット63は、保持テーブル10と、レーザ光照射ユニット20の集光点211(図2参照)とを集光点位置調整方向であるZ軸方向に相対的に移動させるユニットである。Z軸方向移動ユニット63は、第一実施形態において、レーザ光照射ユニット20の少なくとも集光器23をZ軸方向に移動させる。Z軸方向移動ユニット63は、第一実施形態において、レーザ加工装置1の装置本体2から立設した柱3に設置されている。Z軸方向移動ユニット63は、レーザ光照射ユニット20の少なくとも集光器23をZ軸方向に移動自在に支持する。
X軸方向移動ユニット61、Y軸方向移動ユニット62、およびZ軸方向移動ユニット63はそれぞれ、第一実施形態において、例えば、周知のボールねじと、周知のパルスモータと、周知のガイドレールと、を含む。ボールねじは、軸心回りに回転自在に設けられる。パルスモータは、ボールねじを軸心回りに回転させる。X軸方向移動ユニット61のガイドレールは、X軸方向移動プレート14をX軸方向に移動自在に支持する。X軸方向移動ユニット61のガイドレールは、Y軸方向移動プレート15に固定して設けられる。Y軸方向移動ユニット62のガイドレールは、Y軸方向移動プレート15をY軸方向に移動自在に支持する。Y軸方向移動ユニット62のガイドレールは、装置本体2に固定して設けられる。Z軸方向移動ユニット63のガイドレールは、レーザ光照射ユニット20の少なくとも集光器23をZ軸方向に移動自在に支持する。Z軸方向移動ユニット63のガイドレールは、柱3に固定して設けられる。
撮像ユニット70は、保持テーブル10に保持された被加工物100を撮像する。撮像ユニット70は、CCDカメラまたは赤外線カメラを含む。撮像ユニット70は、例えば、レーザ光照射ユニット20の集光器23(図2参照)に隣接するように固定されている。撮像ユニット70は、被加工物100を撮像して、被加工物100とレーザ光照射ユニット20との位置合わせを行うアライメントを遂行するための画像を得て、得た画像を出力する。
入力手段80は、第一実施形態において、液晶表示装置等により構成される表示装置に含まれるタッチパネルである。入力手段80は、オペレータが加工内容情報を登録する等の各種操作を受付可能である。入力手段80は、キーボード等の外部入力装置であってもよい。
制御ユニット90は、レーザ加工装置1の上述した各構成要素をそれぞれ制御して、被加工物100に対する加工動作等をレーザ加工装置1に実行させる。制御ユニット90は、演算手段としての演算処理装置と、記憶手段としての記憶装置と、通信手段としての入出力インターフェース装置と、を含むコンピュータである。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のマイクロプロセッサを含む。記憶装置は、HDD(Hard Disk Drive)、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)等のメモリを有する。演算処理装置は、記憶装置に格納された所定のプログラムに基づいて各種の演算を行う。演算処理装置は、演算結果に従って、入出力インターフェース装置を介して各種制御信号を上述した各構成要素に出力し、レーザ加工装置1の制御を行う。
ここで、レーザ光照射ユニット20の構成について、図2を用いて詳細に説明する。図2は、第一実施形態に係るレーザ光照射ユニット20の概略構成を示す模式図である。図2に示すように、レーザ光照射ユニット20は、レーザ発振器22と、集光器23と、ミラー24と、ダイクロイックミラー25と、シャッター26と、反射光撮像ユニット30と、結像レンズ31と、を含む。
レーザ発振器22は、被加工物100を加工するための所定の波長を有するレーザ光21を出射する。レーザ発振器22が照射するレーザ光21は、被加工物100に対して透過性または吸収性を有する波長のレーザ光であり、溝加工を行う第一実施形態においては、吸収性を有する波長のレーザ光である。
集光器23は、レーザ発振器22から出射されたレーザ光21を、保持テーブル10の保持面11に保持された被加工物100に集光して、被加工物100に照射させる集光レンズである。集光器23は、レーザ光照射ユニット20の各々の光学部品によって導かれたレーザ光21を被加工物100に集光する。集光器23によって集光されたレーザ光21の集光点211は、第一実施形態の溝加工において、被加工物100の表面近傍に位置付けられる。
ミラー24は、レーザ光21の光路上に設けられ、レーザ光21を反射して、レーザ光照射ユニット20の各々の光学部品へ導く。ミラー24は、レーザ発振器22から出射されたレーザ光21を、集光器23に向けて反射する。第一実施形態のミラー24は、レーザ発振器22とダイクロイックミラー25との間の光路上に設けられる。
ダイクロイックミラー25は、レーザ発振器22と集光器23との間におけるレーザ光21の光路上に設けられる。ダイクロイックミラー25は、レーザ発振器22から出射されたレーザ光21を、集光器23側へ透過させる。また、ダイクロイックミラー25は、保持テーブル10に保持された被加工物100(反射部材)で反射したレーザ光21の反射光212を、反射光撮像ユニット30側へ反射させる。
シャッター26は、レーザ発振器22とダイクロイックミラー25との間におけるレーザ光の光路上に出没可能に設けられる。シャッター26は、光路上に突出した状態において、レーザ発振器22から出射されたレーザ光21の一部を遮断する。シャッター26は、光路上の所定位置に突出した状態において、光軸に垂直な面内の一端部を遮蔽し、かつその他の部分を通過させる。また、シャッター26は、光路上の別の所定位置に突出した状態において、光軸に垂直な面内の他端部を遮蔽し、かつその他の部分を通過させる。ここで、一端部は、レーザ光21が被加工物100に照射された際の加工方向(X軸方向)の端部に相当し、他端部は、加工方向の一端部とは反対側の端部に相当する。
反射光撮像ユニット30は、ダイクロイックミラー25で反射され結像レンズ31によって結像された反射光212を撮像する。反射光撮像ユニット30は、例えば、CCDカメラ等を含む。反射光撮像ユニット30は、被加工物100(反射部材)の表面におけるX-Y平面に対応したZ-Y撮像画像を取得する。撮像画像において、反射光212のZ-Y座標位置は、被加工物100(反射部材)の表面に照射されたレーザ光21の反射光212のX-Y座標位置に対応する。
結像レンズ31は、ダイクロイックミラー25で反射された反射光212を、結像させるものである。結像レンズ31は、例えば、両凸レンズと両凹レンズとが順に配置される組みレンズを含んでもよい。
ここで、レーザ加工装置1が、例えば、被加工物100の内部に改質層を形成する改質層形成加工等を実施するステルスダイシング装置である場合の変形例について説明する。改質層とは、密度、屈折率、機械的強度またはその他の物理的特性が周囲のそれとは異なる状態になった領域のことを意味する。改質層は、例えば、溶融処理領域、クラック領域、絶縁破壊領域、屈折率変化領域、およびこれらの領域が混在した領域等である。改質層は、被加工物100の他の部分よりも機械的な強度等が低い。
ステルスダイシング装置である場合のレーザ加工装置1は、レーザ光照射ユニット20に代えて、図3に示すレーザ光照射ユニット40を備える。図3は、第一実施形態の変形例に係るレーザ光照射ユニット40の概略構成を示す模式図である。図3に示すように、レーザ光照射ユニット40は、レーザ発振器42と、集光器43と、空間光変調器44と、偏光板45と、集束レンズ46と、遮光部材47と、リレーレンズ48と、ミラー49と、反射光撮像ユニット50と、結像レンズ51と、を含む。
レーザ発振器42の基本的な構成は、図2に示す第一実施形態に示すレーザ発振器22と同様であるため、説明を省略する。レーザ発振器42が照射するレーザ光41は、改質層形成加工を行う第一実施形態の変形例においては、被加工物100に対して透過性を有する波長のレーザ光である。
集光器43の基本的な構成は、図2に示す第一実施形態に示す集光器23と同様であるため、説明を省略する。集光器43によって集光されたレーザ光41の集光点411は、第一実施形態の変形例の改質層形成加工において、被加工物100の内部に位置付けられる。
空間光変調器44は、レーザ発振器42と集光器43との間に設けられる。空間光変調器44は、レーザ発振器42から発振されたレーザ光41の、振幅、位相、偏光等の空間的な分布を電気的に制御することによって、入射したレーザ光41を変調させる。空間光変調器44は、第一実施形態の変形例ではレーザ光41を反射させて出力するが、本発明ではレーザ光41を透過させて出力させてもよい。
空間光変調器44は、表示部441を有する。表示部441は、所定のパターンを表示する。空間光変調器44は、表示部441に入射したレーザ光41を、パターンに応じて変調して出射する。空間光変調器44は、例えば、表示部441に表示したパターンに応じて、レーザ光41の伝搬方向を変えることで、後述の遮光部材47にレーザ光41の一部を当て、遮光部材47の開口からレーザ光41のその他の部分を通過させることができる。
空間光変調器44は、例えば、後述の遮光部材47が、レーザ光41が被加工物100に照射された際の加工方向(X軸方向)の一端を遮蔽し、かつその他の部分を通過させるように、レーザ光41の伝搬方向を変えるパターンを表示部441に表示させる。また、空間光変調器44は、例えば、後述の遮光部材47が、レーザ光21が被加工物100に照射された際の加工方向の一端部とは反対側の他端部を遮蔽し、かつその他の部分を通過させるように、レーザ光41の伝搬方向を変えるパターンを表示部441に表示させる。
偏光板45は、レーザ発振器42と空間光変調器44との間の光路上に設けられる。偏光板45は、レーザ発振器42から発振されたレーザ光41を特定方向の光に偏光させる。
集束レンズ46は、空間光変調器44と集光器43との間の光路上に設けられ、通過するレーザ光41を集束する。図3に示す第一実施形態の変形例において、集束レンズ46を透過したレーザ光41は、遮光部材47の開口部に向かって集束し、一部が遮光されると共に一部が通過する。
遮光部材47は、空間光変調器44と集光器43との間に設けられる。遮光部材47は、図3に示す第一実施形態の変形例において、開口部を有するアパーチャである。遮光部材47は、開口部を有するものであれば、例えば、スリット等でもよい。遮光部材47は、集束レンズ46の焦点位置または焦点位置の近傍に位置付けられる。遮光部材47には、集束レンズ46を透過して集束されたレーザ光41が入射する。遮光部材47は、開口部において、空間光変調器44の表示部441に表示されたパターンによって変調されたレーザ光41の一部を通過させると共に、一部を遮光する。
リレーレンズ48は、空間光変調器44と集光器43との間の光路上に設けられる。リレーレンズ48は、集束レンズ46によって集束されて遮光部材47を通過したレーザ光41を、ミラー49へ透過させる。
ミラー49は、空間光変調器44と集光器43との間の光路上に設けられ、空間光変調器44で変調されたレーザ光41を反射して、保持テーブル10の保持面11に保持した被加工物100に向けて反射する。図3に示す第一実施形態の変形例において、ミラー49は、リレーレンズ48を透過したレーザ光21を集光器23へ向けて反射する。また、ミラー49は、保持テーブル10に保持された被加工物100(反射部材)で反射したレーザ光41の反射光412を、反射光撮像ユニット50側へ透過させる。
反射光撮像ユニット50は、ミラー49を透過した反射光412を撮像する。反射光撮像ユニット50は、例えば、CCDカメラ等を含む。反射光撮像ユニット50は、被加工物100(反射部材)の表面におけるX-Y平面に対応したX-Y撮像画像を取得する。撮像画像において、反射光412のX-Y座標位置は、被加工物100(反射部材)の表面に照射されたレーザ光41の反射光412のX-Y座標位置に対応する。
結像レンズ51は、ミラー49を通過した反射光412を、反射光撮像ユニット50の撮像素子に結像させるものである。結像レンズ51は、例えば、両凸レンズと両凹レンズとが順に配置される組みレンズを含んでもよい。
このように、レーザ加工装置1がアブレーション装置である場合の第一実施形態では、シャッター26が光路を遮断する位置を変更することによってレーザ光41が被加工物100(反射部材)に照射される位置を変更するが、レーザ加工装置1がステルスダイシング装置である場合の変形例では、空間光変調器44の表示部441に表示するパターンを変更することによってレーザ光41が被加工物100(反射部材)に照射される位置を変更する。
次に、第一実施形態におけるレーザ光21の集光点211位置検出方法について、各ステップに沿って説明する。なお、以下の説明では、レーザ光21の集光点211位置検出方法が、図2に示す第一実施形態のレーザ光照射ユニット20を備えるレーザ加工装置1によって実施されるものとして説明する。また、第一実施形態におけるレーザ光21の集光点211位置検出方法では、被加工物100として、レーザ光21を加工点で反射する反射部材にレーザ光を照射する。なお、以降の説明では、反射部材を、便宜上「被加工物100」とも呼ぶが、反射部材は、必ずしもレーザ光21によって加工されるものでなくてもよく、少なくともレーザ光21を反射するものであればよい。
図4は、第一実施形態に係るレーザ光21の集光点211位置検出方法の流れを示すフローチャートである。レーザ光21の集光点211位置検出方法は、集光器位置付けステップ1001と、反射部材位置付けステップ1002と、第一の撮像ステップ1003と、第二の撮像ステップ1004と、算出ステップ1005と、検出ステップ1006と、を有する。
集光器位置付けステップ1001は、図2に示すレーザ発振器22から出射されたレーザ光21を被加工物100に集光する集光器23を所定の高さ位置に位置付けるステップである。集光器位置付けステップ1001では、図1に示す移動ユニット60のZ軸方向移動ユニット63を駆動して、図2に示す集光器23を所定の高さ位置に位置付ける。
反射部材位置付けステップ1002は、図2に示す集光器23によって集光されたレーザ光21が照射される位置に反射部材(被加工物100)を位置付けるステップである。反射部材位置付けステップ1002では、まず、図1に示す保持テーブル10の保持面11に反射部材(被加工物100)を吸引保持する。次に、移動ユニット60のX軸方向移動ユニット61およびY軸方向移動ユニット62を駆動して保持テーブル10を水平方向に移動させることで、レーザ光照射ユニット20の加工ヘッドと保持テーブル10とを相対的にX-Y方向に移動させ、反射部材の所定の位置の上方に集光器23を位置付ける。
なお、反射部材位置付けステップ1002は、集光器位置付けステップ1001の前に実施してもよい。また、集光器位置付けステップ1001および反射部材位置付けステップ1002では、集光点211の高さ位置が反射部材の表面の高さ付近になるように位置付けておくことが好ましい。ここで、「付近」が含む誤差の範囲は、例えば、後述の図9に示す記憶ステップ1106で予め記憶した集光点211からのズレ量の範囲に相当する。
図5は、図4に示す第一の撮像ステップ1003の一例を示す模式図である。図6は、図5に示す第一の撮像ステップ1003で形成された第一の撮像画像30-1の一例を示す模式図である。第一の撮像ステップ1003は、レーザ発振器22から出射されたレーザ光21の一端部を遮断した状態でレーザ光21を集光器23に入射させ、集光器23により集光され反射部材(被加工物100)で反射されたレーザ光21の反射光212-1を撮像して第一の撮像画像30-1を形成するステップである。
図5に示すように、第一の撮像ステップ1003では、まず、レーザ光照射ユニット20の光路上において、レーザ光21のX軸方向における一端部(図5に示す右端部)を遮断する位置にシャッター26が突出するようにシャッター26を移動させる。次に、図2に示すレーザ発振器22からレーザ光21を照射させる。ここで、レーザ光21は、反射部材の加工点で反射する所定の波長を有するレーザ光である。
レーザ光21は、シャッター26によって一端部が遮断された後、ダイクロイックミラー25を通過し、集光器23に入射する。一端部が遮断された状態で集光器23よって集光点211に向かって集光されたレーザ光21は、反射部材(被加工物100)に照射される。一端部が遮断された状態で反射部材の表面で反射されたレーザ光21の反射光212-1は、集光器23を通過した後、ダイクロイックミラー25で反射され、結像レンズ31に入射する。
反射光撮像ユニット30は、結像レンズ31によって結像された反射光212-1を撮像して、図6に示す第一の撮像画像30-1を形成する。図6に示す一例において、反射光212-1は、撮像画像30-1の中心から-Z軸方向にズレた位置に位置する。
図7は、図4に示す第二の撮像ステップ1004の一例を示す模式図である。図8は、図7に示す第二の撮像ステップ1004で形成された第二の撮像画像30-2の一例を示す模式図である。第二の撮像ステップ1004は、レーザ発振器22から出射されたレーザ光21の他端部を遮断した状態でレーザ光21を集光器23に入射させ、集光器23により集光され反射部材(被加工物100)で反射されたレーザ光21の反射光212-2を撮像して第二の撮像画像30-2を形成するステップである。
図7に示すように、第二の撮像ステップ1004では、まず、レーザ光照射ユニット20の光路上において、レーザ光21のX軸方向における他端部(図7に示す左端部)を遮断する位置にシャッター26が突出するようにシャッター26を移動させる。次に、図2に示すレーザ発振器22からレーザ光21を照射させる。
レーザ光21は、シャッター26によって他端部が遮断された後、ダイクロイックミラー25を通過し、集光器23に入射する。他端部が遮断された状態で集光器23によって集光点211に向かって集光されたレーザ光21は、反射部材(被加工物100)に照射される。他端部が遮断された状態で反射部材の表面で反射されたレーザ光21の反射光212-2は、集光器23を通過した後、ダイクロイックミラー25で反射され、結像レンズ31に入射する。
反射光撮像ユニット30は、結像レンズ31によって結像された反射光212-2を撮像して、図8に示す第二の撮像画像30-2を形成する。図8に示す一例において、反射光212-2は、撮像画像30-2の中心から+Z軸方向にズレた位置に位置する。
算出ステップ1005は、例えば図6に示す第一の撮像画像30-1における反射光212-1の座標位置と、例えば図8に示す第二の撮像画像30-2における反射光212-2の座標位置と、から反射光212-1、212-2間の距離を算出する。
ここで、第一実施形態では、図2に示すシャッター26によってレーザ光21の加工方向(X軸方向)における一端部および他端部をそれぞれ遮断する。このため、レーザ光21が被加工物100(反射部材)の表面に照射される位置は、X-Y平面視において、集光点211を通るX軸方向に平行な方向に沿う位置である。また、反射光撮像ユニット30は、被加工物100(反射部材)の表面におけるX-Y平面に対応したZ-Y撮像画像を取得する。このため、反射光212は、撮像画像30-1、30-2の中心を通るZ軸方向に平行な方向に沿う位置に撮像される。
したがって、撮像画像30-1、30-2において、中心を原点(0,0)とし、反射光212-1の位置のY-Z座標を(0,Z)とし、反射光212-2のY-Z座標を(0,Z)とすると、反射光212-1、212-2間の距離は、(Z-Z)で示される。
検出ステップ1006は、算出ステップ1005で算出された反射光212-1、212-2間の距離(Z-Z)に基づいて、集光器23の高さ位置を検出するステップである。集光器23の高さ位置は、例えば、予め取得された集光点211からのズレ量と反射光212-1、212-2間の距離、(Z-Z)との対応関係情報に基づいて検出される。
図9は、集光点211からのズレ量と反射光212-1、212-2間の距離(Z-Z)との対応関係情報の一例を示すグラフである。図9に示す対応関係情報の一例に基づくと、算出ステップ1005で算出された反射光212-1、212-2間の距離(Z-Z)が10μmである場合、検出ステップ1006では、集光点211からのズレ量が25μmであると判断し、集光点211からのズレ量に基づいて、集光器23の高さ位置を検出する。
ここで、集光点211からのズレ量と反射光212-1、212-2間の距離(Z-Z)との対応関係情報を取得する方法について説明する。図10は、集光点211からのズレ量と反射光212-1、212-2間の距離(Z-Z)との対応関係情報を取得する方法の流れを示すフローチャートである。図10に示すフローチャートの処理は、図4に示すフローチャートの処理を実施する前に予め実施される。
図10に示すフローチャートの処理は、ステップ1101と、集光器高さ位置変更ステップ1102と、第一の撮像ステップ1103と、第二の撮像ステップ1104と、算出ステップ1105と、記憶ステップ1106と、ステップ1107と、を含む。
ステップ1101では、実行数iをi=1として設定してループ処理を開始する。ループ処理では、i≦nが成立している間、集光器高さ位置変更ステップ1102、第一の撮像ステップ1103、第二の撮像ステップ1104、算出ステップ1105、および記憶ステップ1106の処理を、n回繰り返し実行する。なお、nは、予め設定された正の整数値である。
ステップ1101の後、集光器高さ位置変更ステップ1102では、図1に示す移動ユニット60のZ軸方向移動ユニット63を駆動して、集光器23の高さ位置を変更する。集光器23の高さは、ループ処理で繰り返し実行される集光器高さ位置変更ステップ1102において、所定の均一な間隔ごと変更してもよいし、予め設定された不均一な間隔で変更してもよい。
第一の撮像ステップ1103、第二の撮像ステップ1104、および算出ステップ1105は、集光器高さ位置変更ステップ1102の後、順に実施される。第一の撮像ステップ1103、第二の撮像ステップ1104、および算出ステップ1105は、図4に示す第一の撮像ステップ1003、第二の撮像ステップ1004、および算出ステップ1005と同様の手順であるため、説明を省略する。すなわち、集光器高さ位置変更ステップ1102において集光器23を異なる高さ位置に位置付けた状態で、第一の撮像画像および第二の撮像画像を取得し、これらに撮像された反射光212の座標位置に基づいて、反射光212間の距離を算出する。
記憶ステップ1106では、算出ステップ1105で算出された反射光212間の距離を記憶する。この際、記憶ステップ1106では、集光点211からのズレ量と対応付けて反射光212間の距離を記憶する。なお、算出ステップ1105および記憶ステップ1106は、図1に示す制御ユニット90が実行して制御ユニット90の記憶装置に記憶してもよいし、外部の演算装置および記憶装置が実行してもよい。
記憶ステップ1106の後、ステップ1107では、実行数iをi=i+1として再設定し、ステップ1101に戻る。図10に示すフローチャートの処理は、集光器高さ位置変更ステップ1102、第一の撮像ステップ1103、第二の撮像ステップ1104、算出ステップ1105、および記憶ステップ1106を、n回実行して、集光点211からのズレ量に対応する反射光212間の距離のデータをn個取得する。
なお、記憶ステップ1106では、図9のグラフの横軸に対応する集光点211からのズレ量を、仮の数値で記憶する。記憶ステップ1106では、例えば、i=1における集光点211からのズレ量を、0と仮定して記憶する。また、記憶ステップ1106では、i=2からi=nまでにおける集光点211からのズレ量を、i=1における集光器23の位置を基準とした集光器23のZ軸方向の移動量に等しいものとして記憶する。
そして、取得したn個のデータに基づいて、横軸を集光点211からの仮のズレ量とし、縦軸を反射光212間の距離とした一次関数の近似式を生成する。次に、この近似式を、原点(0,0)を通る一次関数となるように、横軸方向にオフセットする。これにより、図9に示すグラフのような集光点211からのズレ量と反射光212間の距離との対応関係を示す情報を生成する。すなわち、集光点211からのズレ量が0の時に反射光212間の距離が0になるため、集光点211からのズレ量と反射光212間の距離との対応関係は、原点(0,0)を通る一次関数で示される。
このように、図4に示す検出ステップ1006では、算出ステップ1005で算出された反射光212-1、212-2間の距離(Z-Z)と、予め取得された集光点211からのズレ量と反射光212-1、212-2間の距離(Z-Z)との対応関係情報と、に基づいて、集光点211からのズレ量を判断し、集光点211からのズレ量に基づいて、集光器23の高さ位置を検出する。
以上説明したように、第一実施形態に係るレーザ光21の集光点211位置検出方法は、レーザ光21の一部を遮断し、このレーザ光を集光して加工点で反射させ、反射光212の位置を観察する。例えば、レーザ光21の左側のみを集光器23に通過させて反射光212-1の位置を検出し、次に、レーザ光21の右側のみを集光器23に通過させて反射光212-2の位置を検出する。
このように検出した二つの反射光212-1、212-2間の距離は、集光点211からのズレ量と相関がある。すなわち、もしこの二つの反射光212-1、212-2の位置が一致していれば、そこが集光点211であることがわかる。また、この二つの反射光212-1、212-2の位置がズレている場合には、そのズレ量に基づいて、集光点211からのズレ量が算出可能となる。
したがって、集光器23を異なる複数の高さに位置付けて複数の加工溝を形成しなくても、所定の高さに位置付けて反射光212-1、212-2の位置を観察するだけで、集光点211位置を算出することができる。これにより、加工時間の短縮およびテスト加工用被加工物の使用量の削減に貢献する。
〔第二実施形態〕
次に、本発明の第二実施形態に係るレーザ光21の集光点211位置検出方法について図面に基づいて説明する。第二実施形態のレーザ光21の集光点211位置検出方法では、第一実施形態において、反射部材(被加工物100)の反射光212に基づいて集光点211のズレ量を検出したのに対し、被加工物100の加工痕213に基づいて集光点211のズレ量を検出する。
第二実施形態のレーザ光21の集光点211位置検出方法を実施するレーザ加工装置は、第一実施形態で使用されるレーザ加工装置1と比較して、基本的な構成は同様であるが、レーザ光照射ユニット20の代わりに、図11に示すレーザ光照射ユニット20-1を有する点で異なる。図11は、第二実施形態に係るレーザ光照射ユニット20-1の概略構成を示す模式図である。レーザ光照射ユニット20-1は、第一実施形態のレーザ光照射ユニット20と比較して、ダイクロイックミラー25、反射光撮像ユニット30および結像レンズ31を有しない点で異なる。
第二実施形態では、図1に示す撮像ユニット70が、図11に示す集光器23により集光して被加工物100に照射することで形成された加工痕213を撮像する。撮像ユニット70は、被加工物100の表面におけるX-Y平面に対応したX-Y撮像画像を取得する。撮像画像において、加工痕213のX-Y座標位置は、被加工物100の表面に形成された加工痕213のX-Y座標位置に対応する。
また、第二実施形態のレーザ光21の集光点211位置検出方法を実施するレーザ加工装置が、改質層形成加工等を実施するステルスダイシング装置である場合、第一実施形態で使用されるレーザ加工装置1と比較して、基本的な構成は同様であるが、レーザ光照射ユニット40の代わりに、図12に示すレーザ光照射ユニット40-1を有する点で異なる。図12は、第二実施形態の変形例に係るレーザ光照射ユニット40-1の概略構成を示す模式図である。レーザ光照射ユニット40-1は、第一実施形態の変形例のレーザ光照射ユニット40と比較して、反射光撮像ユニット50および結像レンズ51を有しない点で異なる。
第二実施形態の変形例では、図1に示す撮像ユニット70が、図12に示す集光器43により集光して被加工物100に照射することで形成された加工痕413を撮像する。撮像ユニット70は、被加工物100の表面に平行な面におけるX-Y平面に対応したX-Y撮像画像を取得する。撮像画像において、加工痕413のX-Y座標位置は、被加工物100の内部に形成された加工痕413のX-Y座標位置に対応する。
次に、第二実施形態におけるレーザ光21の集光点211位置検出方法について説明する。なお、以下の説明では、レーザ光21の集光点211位置検出方法が、図11に示す第二実施形態のレーザ光照射ユニット20-1を備えるレーザ加工装置によって実施されるものとして説明する。図13は、第二実施形態に係るレーザ光21の集光点211位置検出方法の流れを示すフローチャートである。レーザ光21の集光点211位置検出方法は、集光器位置付けステップ2001と、被加工物位置付けステップ2002と、第一の撮像ステップ2003と、第二の撮像ステップ2004と、算出ステップ2005と、検出ステップ2006と、を有する。
集光器位置付けステップ2001は、図11に示すレーザ発振器22から出射されたレーザ光21を被加工物100に集光する集光器23を所定の高さ位置に位置付けるステップである。第二実施形態の集光器位置付けステップ2001は、第一実施形態の集光器位置付けステップ1001と同様の手順であるため、説明を省略する。
被加工物位置付けステップ2002は、図11に示す集光器23によって集光されたレーザ光21が照射される位置に被加工物100を位置付けるステップである。被加工物位置付けステップ2002は、第一実施形態の反射部材位置付けステップ1002の手順と比較して、反射部材を被加工物100に置き換える以外同様の手順であるため、説明を省略する。
図14は、図13に示す第一の撮像ステップ2003の一例を示す模式図である。図15は、図14に示す第一の撮像ステップ2003で形成された第一の撮像画像70-1の一例を示す模式図である。第一の撮像ステップ2003は、レーザ発振器22から出射されたレーザ光21の一端部を遮断した状態でレーザ光21を集光器23に入射させ、集光器23により集光して被加工物100に照射することで形成された加工痕213-1を撮像して第一の撮像画像70-1を形成するステップである。
図14に示すように、第一の撮像ステップ2003では、まず、レーザ光照射ユニット20-1の光路上において、レーザ光21のX軸方向における一端部(図14に示す左端部)を遮断する位置にシャッター26が突出するようにシャッター26を移動させる。次に、図11に示すレーザ発振器22からレーザ光21を照射させる。
レーザ光21は、シャッター26によって一端部が遮断された後、集光器23に入射する。一端部が遮断された状態で集光器23によって集光点211に向かって集光されたレーザ光21は、被加工物100に照射される。一端部が遮断されたレーザ光21が照射された被加工物100の表面には、加工痕213-1が形成される。
図1に示す撮像ユニット70は、被加工物100の表面に形成された加工痕213-1を撮像して、図15に示す第一の撮像画像70-1を形成する。図15に示す一例において、加工痕213-1は、撮像画像70-1の中心から-X軸方向にズレた位置に位置する。
図16は、図13に示す第二の撮像ステップ2004の一例を示す模式図である。図17は、図16に示す第二の撮像ステップ2004で形成された第二の撮像画像70-2の一例を示す模式図である。第二の撮像ステップ2004は、レーザ発振器22から出射されたレーザ光21の他端部を遮断した状態でレーザ光21を集光器23に入射させ、集光器23により集光して被加工物100に照射することで形成された加工痕213-2を撮像して第二の撮像画像70-2を形成するステップである。
図16に示すように、第二の撮像ステップ2004では、まず、レーザ光照射ユニット20-1の光路上において、レーザ光21のX軸方向における他端部(図16に示す右端部)を遮断する位置にシャッター26が突出するようにシャッター26を移動させる。次に、図11に示すレーザ発振器22からレーザ光21を照射させる。
レーザ光21は、シャッター26によって他端部が遮断された後、集光器23に入射する。他端部が遮断された状態で集光器23によって集光点211に向かって集光されたレーザ光21は、被加工物100に照射される。他端部が遮断されたレーザ光21が照射された被加工物100の表面には、加工痕213-2が形成される。
図1に示す撮像ユニット70は、被加工物100の表面に形成された加工痕213-2を撮像して、図17に示す第二の撮像画像70-2を形成する。図17に示す一例において、加工痕213-2は、撮像画像70-2の中心から+X軸方向にズレた位置に位置する。
算出ステップ2005は、例えば図15に示す第一の撮像画像70-1における加工痕213-1の座標位置と、例えば図17に示す第二の撮像画像70-2における加工痕213-2の座標位置と、から加工痕213-1、213-2間の距離を算出する。
ここで、第二実施形態では、図11に示すシャッター26によってレーザ光21の加工方向(X軸方向)における一端部および他端部をそれぞれ遮断する。このため、レーザ光21が被加工物100の表面に照射される位置は、X-Y平面視において、集光点211を通るX軸方向に平行な方向に沿う位置である。また、撮像ユニット70は、被加工物100の表面におけるX-Y平面に対応したX-Y撮像画像を取得する。このため、加工痕213は、撮像画像70-1、70-2の中心を通るX軸方向に平行な方向に沿う位置に撮像される。
したがって、撮像画像30-1、30-2において、中心を原点(0,0)とし、加工痕213-1の位置のX-Y座標を(X,0)とし、加工痕213-2のX-Y座標を(X,0)とすると、加工痕213-1、213-2間の距離は、(X-X)で示される。
検出ステップ2006は、算出ステップ2005で算出された加工痕213-1、213-2間の距離(X-X)に基づいて、集光器23の高さ位置を検出するステップである。集光器23の高さ位置は、例えば、予め取得された集光点211からのズレ量と加工痕213-1、213-2間の距離(X-X)との対応関係情報に基づいて検出される。
図18は、集光点211からのズレ量と加工痕213-1、213-2間の距離(X-X)との対応関係情報の一例を示すグラフである。図18に示す対応関係情報の一例に基づくと、算出ステップ2005で算出された加工痕213-1、213-2間の距離(X-X)が5μmである場合、検出ステップ1006では、集光点211からのズレ量が3μmであると判断し、集光点211からのズレ量に基づいて、集光器23の高さ位置を検出する。
集光点211からのズレ量と加工痕213-1、213-2間の距離(X-X)との対応関係情報を取得する方法は、例えば、第一実施形態の集光点211からのズレ量と反射光212-1、212-2間の距離(Z-Z)との対応関係情報を取得する方法の、反射光212を加工痕213に置き換えた方法でよい。
以上説明したように、第二実施形態に係るレーザ光21の集光点211位置検出方法は、レーザ光21の一部を遮断し、このレーザ光を集光して加工痕を213形成し、加工痕213の位置を観察する。例えば、レーザ光21の右側のみを集光器23に通過させて形成した加工痕213-1の位置を検出し、次に、レーザ光21の左側のみを集光器23に通過させて形成した加工痕213-2の位置を検出する。
このように検出した二つの加工痕213-1、213-2間の距離は、集光点211からのズレ量と相関がある。すなわち、もしこの二つの加工痕213-1、213-2の位置が一致していれば、そこが集光点211であることがわかる。また、この二つの加工痕213-1、213-2の位置がズレている場合には、そのズレ量に基づいて、集光点211からのズレ量が算出可能となる。
したがって、集光器23を異なる複数の高さに位置付けていくつも加工溝を形成しなくても、所定の高さに位置付けて二つの加工痕213-1、213-2を形成し、この加工痕213-1、213-2の位置を観察するだけで、集光点211位置を算出することができる。これにより、加工時間の短縮およびテスト加工用被加工物の使用量の削減に貢献する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 レーザ加工装置
10 保持テーブル
20、20-1、40、40-1 レーザ光照射ユニット
21、41 レーザ光
211、411 集光点
212、212-1、212-2、412 反射光
213、213-1、213-2、413 加工痕
22、42 レーザ発振器
23、43 集光器
24 ミラー
25 ダイクロイックミラー
26 シャッター
30、50 反射光撮像ユニット
30-1、30-2 撮像画像
31、51 結像レンズ
44 空間光変調器
441 表示部
45 偏光板
46 集束レンズ
47 遮光部材
48 リレーレンズ
49 ミラー
60 移動ユニット
70 撮像ユニット
70-1、70-2 撮像画像
100 被加工物

Claims (6)

  1. レーザ光を照射して被加工物を加工するレーザ加工装置において、レーザ光の集光点位置を検出する検出方法であって、
    レーザ発振器から出射されたレーザ光を被加工物に集光する集光器を所定の高さ位置に位置付ける集光器位置付けステップと、
    該集光器によって集光されたレーザ光が照射される位置に反射部材を位置付ける反射部材位置付けステップと、
    該レーザ発振器から出射されたレーザ光の一端部を遮断した状態でレーザ光を該集光器に入射させ、該集光器により集光され該反射部材で反射された該レーザ光の反射光を撮像して第一の撮像画像を形成する第一の撮像ステップと、
    該レーザ発振器から出射されたレーザ光の他端部を遮断した状態でレーザ光を該集光器に入射させ、該集光器により集光され該反射部材で反射された該レーザ光の反射光を撮像して第二の撮像画像を形成する第二の撮像ステップと、
    該第一の撮像画像における反射光の座標位置と、該第二の撮像画像における反射光の座標位置と、から反射光間の距離を算出する算出ステップと、
    算出された該反射光間の距離に基づいて、該集光器の高さ位置を検出する検出ステップと、
    を有することを特徴とする、
    レーザ光の集光点位置検出方法。
  2. 該集光器を複数の異なる高さ位置に位置付けて、該集光器の高さ位置ごとに該第一の撮像ステップと該第二の撮像ステップと該算出ステップとを実施して、
    該集光器の高さ位置と、該反射光間の距離と、の対応関係情報を予め記憶する記憶ステップを、
    更に有することを特徴とする、
    請求項1に記載のレーザ光の集光点位置検出方法。
  3. レーザ光を照射して被加工物を加工するレーザ加工装置において、レーザ光の集光点位置を検出する検出方法であって、
    レーザ発振器から出射されたレーザ光を被加工物に集光する集光器を所定の高さ位置に位置付ける集光器位置付けステップと、
    該集光器によって集光されたレーザ光が照射される位置に被加工物を位置付ける被加工物位置付けステップと、
    該レーザ発振器から出射されたレーザ光の一端部を遮断した状態でレーザ光を該集光器に入射させ、該集光器により集光して該被加工物に照射することで形成された加工痕を撮像して第一の撮像画像を形成する第一の撮像ステップと、
    該レーザ発振器から出射されたレーザ光の他端部を遮断した状態でレーザ光を該集光器に入射させ、該集光器により集光して該被加工物に照射することで形成された加工痕を撮像して第二の撮像画像を形成する第二の撮像ステップと、
    該第一の撮像画像における加工痕の座標位置と、該第二の撮像画像における加工痕の座標位置と、から加工痕間の距離を算出する算出ステップと、
    算出された該加工痕間の距離に基づいて、該集光器の高さ位置を検出する検出ステップと、
    を有することを特徴とする、
    レーザ光の集光点位置検出方法。
  4. 該集光器を複数の異なる高さ位置に位置付けて、該集光器の高さ位置ごとに該第一の撮像ステップと該第二の撮像ステップと該算出ステップとを実施して、
    該集光器の高さ位置と、該加工痕間の距離と、の対応関係情報を予め記憶する記憶ステップを、
    更に有することを特徴とする、
    請求項3に記載のレーザ光の集光点位置検出方法。
  5. 該レーザ光の遮断は、メカニカルシャッターを用いて行うことを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のレーザ光の集光点位置検出方法。
  6. 該レーザ光の遮断は、空間光変調器と、開口部を有する遮光部材と、を用いて行うことを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のレーザ光の集光点位置検出方法。
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