JP2021167001A - レーザービームの位置を確認する確認方法、被加工物の加工方法、およびレーザー加工装置 - Google Patents

レーザービームの位置を確認する確認方法、被加工物の加工方法、およびレーザー加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】レーザービームの照射位置を容易に確認することができるレーザービームの位置を確認する確認方法、被加工物の加工方法、およびレーザー加工装置を提供すること。【解決手段】レーザービームの位置を確認する確認方法は、レーザービームの透過領域および非透過領域を有する照射領域特定パターンを作製するパターン作製ステップ501と、照射領域特定パターンを空間光変調器の液晶層に表示させる表示ステップ502と、透過領域を液晶層上で移動させる透過領域移動ステップ(503、506)と、透過領域の各々の座標位置においてレーザービームの出力を測定する出力測定ステップ(504、507)と、レーザービームの出力が最大となる透過領域の座標位置を算出する算出ステップ(505、508)と、を有し、レーザービームの出力が最大となる透過領域の座標位置を、空間光変調器上のレーザービームが照射されている位置とみなす。【選択図】図2

Description

本発明は、レーザービームの位置を確認する確認方法、被加工物の加工方法、およびレーザー加工装置に関する。
半導体ウェーハのような板状の被加工物を切断してチップ化する方法として、レーザービームを被加工物の内部に集光させて切断予定ラインに沿って照射し、脆弱領域となる改質層を形成する加工方法が用いられている。例えば、レーザー発振器から被加工物へ照射されるレーザービームを空間光変調器によって変調することにより、レーザービームを被加工物の複数位置に集光する技術が開示されている(特許文献1参照)。
空間光変調器は、レーザービームの光学的特性を調整するパターンを液晶層に表示させ、このパターンにレーザービームを通過または反射させることによって、レーザービームの変調を行っている(特許文献2参照)。通常、このようなパターンは空間光変調器の中央に表示するように作製されるので、レーザービームが空間光変調器の中央からずれた位置に照射されると、パターンによるレーザービームの変調が行われず、加工結果に悪影響を及ぼす可能性がある。したがって、レーザービームの照射位置を空間光変調器の中心に合わせる作業は非常に重要である。
特開2011−51011号公報 国際公開第2008/088043号
しかしながら、レーザービームを空間光変調器の中心に照射するように調整したつもりでも、実際には大きくずれている場合がある。このずれを確認し修正するために、現状では、パターンを中央から少しずつ移動させながら板状物を加工し、分割して断面を観察する方法等を用いているが、加工および観察と調整とを繰り返し行う必要があるため、最適な位置を見つけるまでに非常に時間がかかるという問題があった。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、レーザービームの照射位置を容易に確認することができるレーザービームの位置を確認する確認方法、被加工物の加工方法、およびレーザー加工装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のレーザービームの位置を確認する確認方法は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザービームを照射するレーザービーム照射ユニットと、を有し、該レーザービーム照射ユニットは、レーザー発振器と、該レーザー発振器から発振されたレーザービームを集光する集光レンズと、該レーザー発振器と該集光レンズとの間に配設され、所定のパターンを表示させる液晶層を有した空間光変調器と、を含むレーザー加工光学系において、該空間光変調器に照射されるレーザービームの位置を確認する確認方法であって、レーザービームを透過する透過領域と、該透過領域を囲むように形成され、該レーザービームを透過しない非透過領域と、を有する照射領域特定パターンを作製するパターン作製ステップと、該照射領域特定パターンを該液晶層に表示させる表示ステップと、該表示ステップの後、該透過領域を該液晶層上でX軸方向およびY軸方向の一方の方向に沿って移動させる第一の透過領域移動ステップと、該第一の透過領域移動ステップにおいて該一方の方向に沿って移動させた該透過領域の各々の座標位置において、該レーザー発振器からレーザービームを発振して該空間光変調器に照射し、該液晶層に表示された該透過領域を透過したレーザービームの出力を測定する第一の出力測定ステップと、該第一の出力測定ステップの後、該レーザービームの出力が最大となる該空間光変調器上の該透過領域の該一方の方向の座標位置を算出する第一の算出ステップと、該透過領域の該一方の方向の座標位置を該第一の算出ステップで算出された該レーザービームの出力が最大となる座標位置に固定して、該透過領域を該液晶層上でX軸方向およびY軸方向の他方の方向に沿って移動させる第二の透過領域移動ステップと、該第二の透過領域移動ステップにおいて該他方の方向に沿って移動させた該透過領域の各々の座標位置において、該レーザー発振器からレーザービームを発振して該空間光変調器に照射し、該液晶層に表示された該透過領域を透過したレーザービームの出力を測定する第二の出力測定ステップと、該第二の出力測定ステップの後、該レーザービームの出力が最大となる該空間光変調器上の該透過領域の該他方の方向の座標位置を算出する第二の算出ステップと、を有し、該第一の算出ステップおよび該第二の算出ステップで算出された該レーザービームの出力が最大となる透過領域の座標位置を、該空間光変調器上のレーザービームが照射されている位置とみなす、ことを特徴とする。
また、本発明の被加工物の加工方法は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザービームを照射するレーザービーム照射ユニットと、を有し、該レーザービーム照射ユニットは、レーザー発振器と、該レーザー発振器から発振されたレーザービームを集光する集光レンズと、該レーザー発振器と該集光レンズとの間に配設され、所定のパターンを表示させる液晶層を有した空間光変調器と、を含むレーザー加工光学系を用いて、被加工物を加工する加工方法であって、レーザービームを透過する透過領域と、該透過領域を囲むように形成され、該レーザービームを透過しない非透過領域と、を有する照射領域特定パターンを作製するパターン作製ステップと、該照射領域特定パターンを該液晶層に表示させる表示ステップと、該表示ステップの後、該透過領域を該液晶層上でX軸方向およびY軸方向の一方の方向に沿って移動させる第一の透過領域移動ステップと、該第一の透過領域移動ステップにおいて該一方の方向に沿って移動させた該透過領域の各々の座標位置において、該レーザー発振器からレーザービームを発振して該空間光変調器に照射し、該液晶層に表示された該透過領域を透過したレーザービームの出力を測定する第一の出力測定ステップと、該第一の出力測定ステップの後、該レーザービームの出力が最大となる該空間光変調器上の該透過領域の該一方の方向の座標位置を算出する第一の算出ステップと、該透過領域の該一方の方向の座標位置を該第一の算出ステップで算出された該レーザービームの出力が最大となる座標位置に固定して、該透過領域を該液晶層上でX軸方向およびY軸方向の他方の方向に沿って移動させる第二の透過領域移動ステップと、該第二の透過領域移動ステップにおいて該他方の方向に沿って移動させた該透過領域の各々の座標位置において、該レーザー発振器からレーザービームを発振して該空間光変調器に照射し、該液晶層に表示された該透過領域を透過したレーザービームの出力を測定する第二の出力測定ステップと、該第二の出力測定ステップの後、該レーザービームの出力が最大となる該空間光変調器上の該透過領域の該他方の方向の座標位置を算出する第二の算出ステップと、該第一の算出ステップおよび該第二の算出ステップで算出された該レーザービームの出力が最大となる該透過領域の座標位置に合わせて被加工物を加工する際に該空間光変調器の該液晶層に表示させるパターンを表示させ、該空間光変調器により変調されたレーザービームを該チャックテーブルに保持された被加工物に対して照射することで加工を行うレーザー加工ステップと、を有する、ことを特徴とする。
また、本発明のレーザー加工装置は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザービームを照射するレーザービーム照射ユニットと、該レーザービームの出力を測定する出力測定ユニットと、各構成要素を制御する制御ユニットと、を備えたレーザー加工装置であって、該レーザービーム照射ユニットは、レーザー発振器と、該レーザー発振器から発振されたレーザービームを集光する集光レンズと、該レーザー発振器と該集光レンズとの間に配設され、所定のパターンを表示させる液晶層を有した空間光変調器と、を含み、該制御ユニットは、レーザービームを透過する透過領域と、該透過領域を囲むように形成され、該レーザービームを透過しない非透過領域と、を有する照射領域特定パターンを記憶しておく記憶部と、該記憶部に記憶された照射領域特定パターンを該液晶層上に表示させ、該液晶層上で該透過領域をX軸方向およびY軸方向に沿って移動させる移動指示部と、該移動指示部によって移動した該透過領域の各々の座標位置において、該レーザー発振器からレーザービームを発振し、該液晶層に表示された該透過領域を透過したレーザービームの出力を測定する出力測定部と、該出力測定部によって測定したレーザービームの出力が最大となる該透過領域の座標位置を算出する算出部と、該透過領域を移動させる前の座標位置と、該算出部により算出されたレーザービームの出力が最大となる座標位置と、の差が所定値を超えるか否かを定期的に判定する判定部と、を有する、ことを特徴とする。
該制御ユニットは、該判定部において、該透過領域を移動させる前の座標位置と、該算出部により算出されたレーザービームの出力が最大となる座標位置と、の差が所定値を超えると判定された場合、警告を報知する報知部を更に有してもよい。
該制御ユニットは、該判定部において、該透過領域を移動させる前の座標位置と、該算出部により算出されたレーザービームの出力が最大となる座標位置と、の差が所定値を超えると判定された場合、被加工物を加工する際に該空間光変調器の該液晶層に表示させるパターンの位置を、該算出部により算出されたレーザービームの出力が最大となる座標位置に自動で修正する修正部を更に有してもよい。
本願発明は、レーザービームの照射位置を容易に確認することができる。
図1は、実施形態に係るレーザー加工光学系の構成を模式的に示す模式図である。 図2は、実施形態に係るレーザービームの位置を確認する確認方法の流れを示すフローチャートである。 図3は、図2に示すパターン作製ステップで作製される照射領域特定パターンの一例を示す図である。 図4は、図2に示す表示ステップ後の一状態を示す液晶層の模式図である。 図5は、図2に示す第一の透過領域移動ステップの一例を示す液晶層の模式図である。 図6は、図2に示す第一の出力測定ステップによるレーザービームの出力値の一例を示すグラフである。 図7は、図2に示す第二の透過領域移動ステップの一例を示す液晶層の模式図である。 図8は、図2に示す第二の出力測定ステップによるレーザービームの出力値の一例を示すグラフである。 図9は、図2に示すレーザービームの位置を確認する確認方法によって照射領域特定パターンが位置合わせされた一状態を示す液晶層の模式図である。 図10は、適用形態に係る被加工物の加工方法の流れを示すフローチャートである。 図11は、適用形態に係るレーザー加工装置の構成例を示す斜視図である。 図12は、適用形態に係るレーザー加工装置によるレーザービームの位置を確認する確認方法の流れを示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。更に、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換または変更を行うことができる。
〔レーザービームの位置を確認する確認方法〕
(レーザー加工光学系1の構成)
実施形態に係るレーザー加工光学系1を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態に係るレーザー加工光学系1の構成を模式的に示す模式図である。実施形態に係るレーザー加工光学系1は、チャックテーブル10と、レーザービーム照射ユニット20と、出力測定ユニット30と、を有する。レーザー加工光学系1は、チャックテーブル10に保持された被加工物100に対して、レーザービーム照射ユニット20によってレーザービーム21を照射することにより、被加工物100を加工する光学系である。
実施形態において、被加工物100は、シリコン(Si)、サファイア(Al)、ガリウムヒ素(GaAs)または炭化ケイ素(SiC)等を基板とする円板状の半導体ウェーハ、光デバイスウェーハ等のウェーハであって、確認加工用のダミーウェーハである。なお、被加工物100は実施形態に限定されず、本発明では円板状でなくともよい。レーザー加工光学系1による被加工物100の加工は、例えば、ステルスダイシングによって被加工物100の内部に改質層101を形成する改質層形成加工、被加工物100の表面に溝を形成する溝加工、または分割予定ラインに沿って被加工物100を切断する切断加工等である。
チャックテーブル10は、被加工物100を保持面11で保持する。保持面11は、ポーラスセラミック等から形成された円盤形状である。保持面11は、実施形態において、水平方向と平行な平面である。保持面11は、例えば、真空吸引経路を介して真空吸引源と接続している。チャックテーブル10は、保持面11上に載置された被加工物100を吸引保持する。なお、図1の矢印は、加工送り時のチャックテーブル10の移動方向を示す。
レーザービーム照射ユニット20は、チャックテーブル10に保持された被加工物100に対してパルス状のレーザービーム21を照射するユニットである。レーザービーム照射ユニット20は、レーザー発振器22と、偏光板23と、空間光変調器24と、レンズ群25と、ミラー26と、集光レンズ27と、を含む。
レーザー発振器22は、被加工物100を加工するための所定の波長を有するレーザービーム21を発振する。レーザービーム照射ユニット20が照射するレーザービーム21は、実施形態において、被加工物100に対して透過性を有する波長である。
偏光板23は、レーザー発振器22と空間光変調器24との間に設けられる。偏光板23は、レーザー発振器22から発振されたレーザービーム21を特定方向の光に偏光させる。
空間光変調器24は、レーザー発振器22と集光レンズ27との間に設けられる。空間光変調器24は、入射したレーザービーム21の位相変調を行う。空間光変調器24は、レーザー発振器22から発振されたレーザービーム21の、振幅、位相等の空間的な分布を電気的に制御することによって、レーザービーム21の位相を変調させる。
空間光変調器24は、液晶層241を有する。液晶層241は、所定のパターンを表示させる。パターンとは、空間光変調器24に印加する電圧をマップ化したものである。パターンは、例えば、レーザービーム21の加工点211での光学的特性を調整する。光学的特性の調整は、例えば、レーザービーム21の形状の変更および強度の減衰等を含む。
空間光変調器24は、液晶層241に表示させたパターンに応じた電圧が印加されることによって、レーザービーム21を所望のビーム形状に成形する。すなわち、レーザー加工光学系1は、空間光変調器24に印加する電圧を変更することによって、加工点211における出力およびスポット形状を調整できる。
空間光変調器24は、実施形態において、反射型の空間光変調器である。反射型の空間光変調器24は、レーザービーム21を後述の透過領域243(図3参照)で透過させる液晶層241と、液晶層241の透過領域243を透過したレーザービーム21を反射するシリコン層と、を含む。空間光変調器24は、実施形態ではレーザービーム21を反射させて出力する反射型の空間光変調器であるが、本発明ではレーザービーム21を透過させて出力する透過型の空間光変調器でもよい。
レンズ群25は、空間光変調器24と集光レンズ27との間に設けられる。レンズ群25は、レンズ251およびレンズ252の2枚のレンズから構成される4f光学系である。4f光学系とは、レンズ251の後側焦点面とレンズ252の前側焦点面とが一致し、レンズ251の前側焦点面の像がレンズ252の後側焦点面に結像する光学系である。レンズ群25は、空間光変調器24から出力されるレーザービーム21のビーム径を拡大または縮小させる。
ミラー26は、レーザービーム21を反射して、チャックテーブル10の保持面11に保持した被加工物100に向けて反射する。実施形態において、ミラー26は、レンズ群25を通過したレーザービーム21を集光レンズ27へ向けて反射する。
集光レンズ27は、レーザー発振器22から発振されたレーザービーム21を、チャックテーブル10の保持面11に保持された被加工物100に集光して照射させる。集光レンズ27は、実施形態において、ミラー26により反射されたレーザービーム21を加工点211に集光する。
実施形態において、レーザービーム21の集光点である加工点211は、被加工物100の内部に設定される。レーザービーム21を加工点211に照射しつつ、チャックテーブル10を加工送りすることによって、被加工物100の内部に、分割予定ラインに沿った改質層101が形成される。
改質層101とは、密度、屈折率、機械的強度またはその他の物理的特性が周囲のそれとは異なる状態になった領域のことを意味する。改質層101は、例えば、溶融処理領域、クラック領域、絶縁破壊領域、屈折率変化領域、およびこれらの領域が混在した領域等である。改質層101は、被加工物100の他の部分よりも機械的な強度等が低い。
出力測定ユニット30は、受光面31を含む。受光面31は、空間光変調器24の液晶層241に表示された後述の透過領域243を透過したレーザービーム21の出力値32(図6および図8参照)を測定する。出力測定ユニット30は、例えば、レーザパワーメータを含む。レーザパワーメータは、受光面31に入射したレーザービーム21の強さに応じた信号を、レーザー加工光学系1の制御部に出力するセンサを含む。受光面31にレーザービーム21が照射されることによって、レーザービーム21の出力値32に応じた信号を制御部に出力し、液晶層241の透過領域243を透過したレーザービーム21の出力値32を測定できる。
出力測定ユニット30は、実施形態において、加工点211の近傍に設置されるが、液晶層241の透過領域243を透過したレーザービーム21の出力値32を測定できる位置であればどこに設置されてもよい。出力測定ユニット30は、チャックテーブル10とともに移動自在に設置されてもよく、チャックテーブル10と独立して設置されていてもよい。受光面31の平面形状は、実施形態において円形であるが、受光面31の位置および形状は、特に限定されず、レーザービーム21の出力値32が測定できる範囲で適宜設定してよい。
次に、実施形態に係るレーザービーム21の位置を確認する確認方法を説明する。図2は、実施形態に係るレーザービーム21の位置を確認する確認方法の流れを示すフローチャートである。実施形態に係るレーザービーム21の位置を確認する確認方法は、パターン作製ステップ501と、表示ステップ502と、第一の透過領域移動ステップ503と、第一の出力測定ステップ504と、第一の算出ステップ505と、第二の透過領域移動ステップ506と、第二の出力測定ステップ507と、第二の算出ステップ508と、を有する。
(パターン作製ステップ501)
図3は、図2に示すパターン作製ステップ501で作製される照射領域特定パターン242の一例を示す図である。パターン作製ステップ501は、照射領域特定パターン242を作製するステップである。図3に示すように、照射領域特定パターン242は、透過領域243と、非透過領域244と、を有する。
透過領域243は、図3において、黒色で示される領域であり、レーザービーム21を透過する領域である。透過領域243は、実施形態において、円形である。透過領域243は、レーザービーム21のビーム径より小さいサイズであることが好ましい。例えば、ビーム径が10mmである場合、透過領域243は、直径8mm以下であることが好ましい。透過領域243が、レーザービーム21のビーム径より小さいことによって、後述の第一の算出ステップ505および第二の算出ステップ508において、レーザービーム21の最大出力値321、322(図6および図8参照)の算出が容易となる。
非透過領域244は、図3において、縞模様で示される領域であり、レーザービーム21を透過しない領域である。非透過領域244は、透過領域243を囲むように形成される。非透過領域244は、実施形態において、レーザービーム21を散乱させる機能を有するが、出力測定ユニット30に到達させなければよく、レーザービーム21を遮光してもよい。
(表示ステップ502)
図4は、図2に示す表示ステップ502後の一状態を示す液晶層241の模式図である。表示ステップ502は、照射領域特定パターン242を空間光変調器24の液晶層241に表示させるステップである。表示ステップ502では、実施形態において、液晶層241上の透過領域243の初期位置の中心座標を(0,0)と設定する。
表示ステップ502の後、図4に示すように、レーザービーム21を液晶層241に照射する。実施形態においては、液晶層241上のレーザービーム21の照射位置212の中心座標が(−52,4)であるものとする。以下のステップでは、レーザービーム21の照射位置212の中心に、透過領域243の中心を合わせることによって、レーザービーム21の照射位置212の中心座標を確認する。
(第一の透過領域移動ステップ503)
図5は、図2に示す第一の透過領域移動ステップ503の一例を示す液晶層241の模式図である。第一の透過領域移動ステップ503は、表示ステップ502の後、照射領域特定パターン242の透過領域243を液晶層241上でX軸方向およびY軸方向の一方の方向に沿って移動させるステップである。なお、実施形態において、X軸方向は、液晶層241上の一方向である。Y軸方向は、液晶層241上においてX軸方向に直交する方向である。
実施形態の第一の透過領域移動ステップ503では、透過領域243を液晶層241上でX軸方向に沿って移動させる。この際、透過領域243は、Y軸方向の座標位置を、0に固定したまま移動させる。
(第一の出力測定ステップ504)
図6は、図2に示す第一の出力測定ステップ504によるレーザービーム21の出力値32の一例を示すグラフである。図6において、横軸は、透過領域243の中心のX軸方向の座標位置を示し、縦軸は、出力測定ユニット30の出力値32を示す。第一の出力測定ステップ504は、レーザー発振器22からレーザービーム21を発振して空間光変調器24に照射し、空間光変調器24の液晶層241に表示された透過領域243を透過したレーザービーム21の出力値32を測定するステップである。
第一の出力測定ステップ504は、第一の透過領域移動ステップ503と同時に実施される。すなわち、第一の出力測定ステップ504では、第一の透過領域移動ステップ503において透過領域243を一方の方向(実施形態では、X軸方向)に沿って移動させた際の、各々の座標位置における透過領域243を透過したレーザービーム21の出力値32を測定する。
第一の透過領域移動ステップ503および第一の出力測定ステップ504では、まず、集光レンズ27を出力測定ユニット30の直上に位置付ける。次に、空間光変調器24の液晶層241上の所定の位置に透過領域243を位置付ける。次に、レーザー発振器22からレーザービーム21を発振させて、液晶層241に表示された透過領域243を透過したレーザービーム21を出力測定ユニット30で受光させた際のレーザービーム21の出力値32を測定する。次に、空間光変調器24の液晶層241上で透過領域243を一方の方向(実施形態では、X軸方向)に沿って移動させ、各々の座標位置において、同様にレーザービーム21を発振させて出力値32を測定する。
(第一の算出ステップ505)
第一の算出ステップ505は、第一の出力測定ステップ504の後、レーザービーム21の出力値32が最大出力値321となる透過領域243の一方の方向(実施形態では、X軸方向)の座標位置を算出するステップである。図6に示すように、実施形態において、透過領域243をX軸方向に移動させた際に最大出力値321となるX軸方向の座標位置であるX座標は、−52である。
(第二の透過領域移動ステップ506)
図7は、図2に示す第二の透過領域移動ステップ506の一例を示す液晶層241の模式図である。第二の透過領域移動ステップ506は、第一の算出ステップ505の後、照射領域特定パターン242の透過領域243を液晶層241上でX軸方向およびY軸方向の他方の方向に沿って移動させるステップである。
実施形態の第二の透過領域移動ステップ506では、透過領域243を液晶層241上でY軸方向に沿って移動させる。この際、透過領域243は、X軸方向の座標位置を、第一の算出ステップ505で算出されたレーザービーム21の出力値32が最大出力値321となるX座標(実施形態では、−52)に固定したまま移動させる。
(第二の出力測定ステップ507)
図8は、図2に示す第二の出力測定ステップ507によるレーザービーム21の出力値32の一例を示すグラフである。図8において、横軸は、透過領域243の中心のY軸方向の座標位置を示し、縦軸は、出力測定ユニット30の出力値32を示す。第二の出力測定ステップ507は、レーザー発振器22からレーザービーム21を発振して空間光変調器24に照射し、空間光変調器24の液晶層241に表示された透過領域243を透過したレーザービーム21の出力値32を測定するステップである。
第二の出力測定ステップ507は、第二の透過領域移動ステップ506と同時に実施される。すなわち、第二の出力測定ステップ507では、第二の透過領域移動ステップ506において透過領域243を他方の方向(実施形態では、Y軸方向)に沿って移動させた際の、各々の座標位置における透過領域243を透過したレーザービーム21の出力値32を測定する。
第二の透過領域移動ステップ506および第二の出力測定ステップ507では、まず、集光レンズ27を出力測定ユニット30の直上に位置付けられた状態で、空間光変調器24の液晶層241上の所定の位置に透過領域243を位置付ける。所定の位置は、少なくともX座標が、第一の算出ステップ505で算出されたレーザービーム21の出力値32が最大出力値321となるX座標(実施形態では、−52)である。次に、レーザー発振器22からレーザービーム21を発振させて、液晶層241に表示された透過領域243を透過したレーザービーム21を出力測定ユニット30で受光させた際のレーザービーム21の出力値32を測定する。次に、空間光変調器24の液晶層241上で透過領域243を他方の方向(実施形態では、Y軸方向)に沿って移動させ、各々の座標位置において、同様にレーザービーム21を発振させて出力値32を測定する。
(第二の算出ステップ508)
第二の算出ステップ508は、第二の出力測定ステップ507の後、レーザービーム21の出力値32が最大出力値322となる透過領域243の他方の方向(実施形態では、Y軸方向)の座標位置を算出するステップである。図9に示すように、実施形態において、透過領域243をX軸方向に移動させた際に最大出力値322となるY軸方向の座標位置であるY座標は、4である。
図9は、図2に示すレーザービーム21の位置を確認する確認方法によって照射領域特定パターン242が位置合わせされた一状態を示す液晶層241の模式図である。図9に示すように、液晶層241上の透過領域243の中心座標は、第一の算出ステップ505で算出したX座標、および第二の算出ステップ508で算出したY座標である(−52,4)に位置合わせされている。実施形態では、第一の算出ステップ505および第二の算出ステップ508で算出されたレーザービーム21の出力値32が最大出力値321、322となる透過領域243のX座標およびY座標を、空間光変調器24上のレーザービーム21が照射されている照射位置212とみなす。
〔被加工物100の加工方法〕
次に、実施形態のレーザービーム21の位置を確認する確認方法を適用した被加工物100の加工方法を説明する。図10は、適用形態に係る被加工物100の加工方法の流れを示すフローチャートである。実施形態に係るレーザービーム21の位置を確認する確認方法は、パターン作製ステップ501と、表示ステップ502と、第一の透過領域移動ステップ503と、第一の出力測定ステップ504と、第一の算出ステップ505と、第二の透過領域移動ステップ506と、第二の出力測定ステップ507と、第二の算出ステップ508と、レーザー加工ステップ509と、を有する。すなわち、被加工物100の加工方法は、図2に示すレーザービーム21の位置を確認する確認方法に加えて、レーザー加工ステップ509を実施する。
(レーザー加工ステップ509)
レーザー加工ステップ509は、空間光変調器24の液晶層241に所定のパターンを表示させ、空間光変調器24により変調されたレーザービーム21をチャックテーブル10に保持された被加工物100に対して照射することで加工を行うステップである(図1参照)。
この際、第一の算出ステップ505および第二の算出ステップ508で算出されたレーザービーム21の出力値32が最大出力値321、322となる透過領域243のX座標およびY座標に合わせて、被加工物100を加工する際に空間光変調器24の液晶層241に表示させる所定のパターンを、空間光変調器24の液晶層241に表示させる。具体的には、所定のパターンの中心を、第一の算出ステップ505および第二の算出ステップ508で算出されたレーザービーム21の出力値32が最大出力値321、322となる透過領域243のX座標およびY座標として、所定のパターンを空間光変調器24の液晶層241に表示させる。このように所定のパターンを表示させた状態で、空間光変調器24により変調されたレーザービーム21をチャックテーブル10に保持された被加工物100に対して照射する。すなわち、レーザービーム21の出力値32が最大出力値321、322となる透過領域243の座標位置をレーザービーム21の照射位置212として、所定のパターンを照射位置212に位置合わせして液晶層241に表示させる。
〔レーザー加工装置〕
(レーザー加工装置2の構成)
次に、適用形態の被加工物100の加工方法に用いるレーザー加工装置2を図面に基づいて説明する。図11は、適用形態に係るレーザー加工装置2の構成例を示す斜視図である。図12は、適用形態に係るレーザー加工装置2によるレーザービーム21の位置を確認する確認方法の流れを示すフローチャートである。なお、図11に示す適用形態のレーザー加工装置2において、図1に示すレーザー加工光学系1と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。また、図12に示すレーザー加工装置2による処理において、図2および図10に示すレーザー加工光学系1による処理と同様のステップには同一の符号を付し、説明を省略する。
図11に示すように、レーザー加工装置2は、チャックテーブル10と、レーザービーム照射ユニット20と、出力測定ユニット30と、X軸方向移動ユニット40と、Y軸方向移動ユニット50と、Z軸方向移動ユニット60と、撮像ユニット70と、制御ユニット90と、を備える。
以下の説明において、X軸方向は、水平面における一方向であり、図4等に示す液晶層241上のX軸方向に対応する方向である。Y軸方向は、水平面において、X軸方向に直交する方向であり、図4等に示す液晶層241上のY軸方向に対応する方向である。Z軸方向は、X軸方向およびY軸方向に直交する方向である。実施形態のレーザー加工装置2は、加工送り方向がX軸方向であり、割り出し送り方向がY軸方向であり、集光点位置調整方向がZ軸方向である。
適用形態において、被加工物100は、環状フレーム110が貼着されかつ被加工物100の外径よりも大径なテープ111が被加工物100の裏面に貼着されて、環状フレーム110の開口内に支持される。適用形態において、チャックテーブル10の周囲には、被加工物100を支持する環状フレーム110を挟持するクランプ部12が複数配置されている。
チャックテーブル10は、回転ユニット13によりZ軸方向と平行な軸心回りに回転される。回転ユニット13は、X軸方向移動プレート14に支持される。回転ユニット13およびチャックテーブル10は、X軸方向移動プレート14を介して、X軸方向移動ユニット40によりX軸方向に移動される。回転ユニット13およびチャックテーブル10は、X軸方向移動プレート14、X軸方向移動ユニット40およびY軸方向移動プレート15を介して、Y軸方向移動ユニット50によりY軸方向に移動される。
レーザービーム照射ユニット20の構成は、図1に示す実施形態と同様である。レーザービーム照射ユニット20のうち、少なくとも集光レンズ27(図3参照)は、レーザー加工装置2の装置本体3から立設した柱4に設置されるZ軸方向移動ユニット60に支持される。
出力測定ユニット30の構成は、図1に示す実施形態と同様であるため、説明を省略する。
X軸方向移動ユニット40は、チャックテーブル10と、レーザービーム照射ユニット20とを加工送り方向であるX軸方向に相対的に移動させるユニットである。X軸方向移動ユニット40は、適用形態において、チャックテーブル10をX軸方向に移動させる。X軸方向移動ユニット40は、適用形態において、レーザー加工装置2の装置本体3上に設置されている。X軸方向移動ユニット40は、X軸方向移動プレート14をX軸方向に移動自在に支持する。
X軸方向移動ユニット40は、周知のボールねじ41と、周知のパルスモータ42と、周知のガイドレール43と、を含む。ボールねじ41は、軸心回りに回転自在に設けられる。パルスモータ42は、ボールねじ41を軸心回りに回転させる。ガイドレール43は、X軸方向移動プレート14をX軸方向に移動自在に支持する。ガイドレール43は、Y軸方向移動プレート15に固定して設けられる。
Y軸方向移動ユニット50は、チャックテーブル10と、レーザービーム照射ユニット20とを割り出し送り方向であるY軸方向に相対的に移動させるユニットである。Y軸方向移動ユニット50は、適用形態において、チャックテーブル10をY軸方向に移動させる。Y軸方向移動ユニット50は、適用形態において、レーザー加工装置2の装置本体3上に設置されている。Y軸方向移動ユニット50は、Y軸方向移動プレート15をY軸方向に移動自在に支持する。
Y軸方向移動ユニット50は、周知のボールねじ51と、周知のパルスモータ52と、周知のガイドレール53と、を含む。ボールねじ51は、軸心回りに回転自在に設けられる。パルスモータ52は、ボールねじ51を軸心回りに回転させる。ガイドレール53は、Y軸方向移動プレート15をY軸方向に移動自在に支持する。ガイドレール53は、装置本体3に固定して設けられる。
Z軸方向移動ユニット60は、チャックテーブル10と、レーザービーム照射ユニット20とを集光点位置調整方向であるZ軸方向に相対的に移動させるユニットである。Z軸方向移動ユニット60は、適用形態において、レーザービーム照射ユニット20をZ軸方向に移動させる。Z軸方向移動ユニット60は、適用形態において、レーザー加工装置2の装置本体3から立設した柱4に設置されている。Z軸方向移動ユニット60は、レーザービーム照射ユニット20のうち少なくとも集光レンズ27(図1参照)をZ軸方向に移動自在に支持する。
Z軸方向移動ユニット60は、周知のボールねじ61と、周知のパルスモータ62と、周知のガイドレール63と、を含む。ボールねじ61は、軸心回りに回転自在に設けられる。パルスモータ62は、ボールねじ61を軸心回りに回転させる。ガイドレール63は、レーザービーム照射ユニット20をZ軸方向に移動自在に支持する。ガイドレール63は、柱4に固定して設けられる。
撮像ユニット70は、チャックテーブル10に保持された被加工物100を撮像する。撮像ユニット70は、チャックテーブル10に保持された被加工物100を撮像するCCDカメラまたは赤外線カメラを含む。撮像ユニット70は、例えば、レーザービーム照射ユニット20の集光レンズ27(図1参照)に隣接するように固定されている。撮像ユニット70は、被加工物100を撮像して、被加工物100とレーザービーム照射ユニット20との位置合わせを行うアライメントを遂行するための画像を得て、得た画像を制御ユニット90に出力する。
制御ユニット90は、演算手段としての演算処理装置と、記憶手段としての記憶装置と、通信手段としての入出力インターフェース装置と、を含むコンピュータである。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のマイクロプロセッサを含む。記憶装置は、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)等のメモリを有する。演算処理装置は、記憶装置に格納された所定のプログラムに基づいて各種の演算を行う。演算処理装置は、演算結果にしたがって、入出力インターフェース装置を介して各種制御信号を上述した各構成要素に出力し、レーザー加工装置2の制御を行う。
制御ユニット90は、レーザー加工装置2の上述した各構成要素をそれぞれ制御して、被加工物100に対する加工動作をレーザー加工装置2に実行させる。制御ユニット90は、レーザービーム照射ユニット20、出力測定ユニット30、X軸方向移動ユニット40、Y軸方向移動ユニット50、Z軸方向移動ユニット60および撮像ユニット70を制御する。
制御ユニット90は、例えば、所定のパターンに応じた電圧を空間光変調器24に印加する。制御ユニット90は、例えば、撮像ユニット70に被加工物100を撮像させる。制御ユニット90は、例えば、撮像ユニット70によって撮像した画像の画像処理を行う。制御ユニット90は、例えば、画像処理によって被加工物100の加工ラインを検出する。制御ユニット90は、例えば、レーザービーム21の集光点である加工点211が加工ラインに沿って移動するようにX軸方向移動ユニット40を駆動させると共に、レーザービーム照射ユニット20にレーザービーム21を照射させる。
制御ユニット90は、記憶部91と、移動指示部92と、出力測定部93と、算出部94と、判定部95と、報知部96と、修正部97と、を有する。制御ユニット90は、図12に示すフローチャートを定期的に実行する。図12に示すフローチャートの処理は、レーザー加工を実施する前に、図2または図10に示すフローチャートの処理等においてレーザービーム21の位置を確認した後に実行される。記憶部91、移動指示部92、出力測定部93、算出部94、判定部95、報知部96、および修正部97は、互いに共通の演算処理装置、記憶装置または入出力インターフェースを備えていてもいいし、それぞれ複数の場所に離れて配置されていてもよい。
記憶部91は、照射領域特定パターン242を記憶する。照射領域特定パターン242は、レーザービーム21を透過する透過領域243と、透過領域243を囲むように形成され、レーザービーム21を透過しない非透過領域244と、を有する。記憶部91は、図2または図10に示すパターン作製ステップ501で作製された照射領域特定パターン242を記憶している。また、記憶部91は、図2または図10に示すフローチャートの処理において、第一の算出ステップ505で算出されたX座標、および第二の算出ステップ508で算出されたY座標を記憶している。記憶部91は、図12に示すフローチャートの処理において、第一の算出ステップ505で算出されたX座標、および第二の算出ステップ508で算出されたY座標を記憶する。
移動指示部92は、記憶部91に記憶された照射領域特定パターン242を空間光変調器24の液晶層241上に表示させ、液晶層241上で照射領域特定パターン242の透過領域243をX軸方向およびY軸方向に沿って移動させる。移動指示部92は、図12に示すフローチャートの処理において、表示ステップ502を実行する。移動指示部92は、表示ステップ502において、記憶部91で記憶されたX座標およびY座標に透過領域243の中心を一致させた状態で、記憶部91に記憶された照射領域特定パターン242を空間光変調器24の液晶層241上に表示させる。移動指示部92は、図12に示すフローチャートの処理において、第一の透過領域移動ステップ503および第二の透過領域移動ステップ506を実行する。移動指示部92は、第一の透過領域移動ステップ503において、液晶層241上で照射領域特定パターン242の透過領域243をX軸方向に沿って移動させる。移動指示部92は、第二の透過領域移動ステップ506において、液晶層241上で照射領域特定パターン242の透過領域243をY軸方向に沿って移動させる。
出力測定部93は、移動指示部92によって移動した透過領域243の各々の座標位置において、レーザー発振器22からレーザービーム21を発振し、空間光変調器24の液晶層241に表示された透過領域243を透過したレーザービーム21の出力を測定する。出力測定部93は、出力測定ユニット30によって、レーザービーム21の出力を測定させる。出力測定部93は、図12に示すフローチャートの処理において、第一の出力測定ステップ504および第二の出力測定ステップ507を実行する。出力測定部93は、第一の出力測定ステップ504において、移動指示部92によってX軸方向に移動した各々のX軸方向の座標位置における透過領域243を透過したレーザービーム21の出力値32を測定する。出力測定部93は、第二の出力測定ステップ507において、移動指示部92によってY軸方向に移動した各々のY軸方向の座標位置における透過領域243を透過したレーザービーム21の出力値32を測定する。
なお、出力測定部93によって第一の出力測定ステップ504および第二の出力測定ステップ507が実行される際は、集光レンズ27を出力測定ユニット30の直上に位置付けた状態で、レーザー発振器22からレーザービーム21を発振させて、空間光変調器24の液晶層241に表示された透過領域243を透過したレーザービーム21を出力測定ユニット30で受光させた際のレーザービーム21の出力値32を測定する。
算出部94は、出力測定部93によって測定したレーザービーム21の出力値32が最大出力値321、322となる透過領域243の座標位置を算出する。算出部94は、図12に示すフローチャートの処理において、第一の算出ステップ505および第二の算出ステップ508を実行する。算出部94は、第一の算出ステップ505において、出力測定部93によって測定したレーザービーム21の出力値32が最大出力値321となる透過領域243のX軸方向の座標位置であるX座標を算出する。算出部94は、第二の算出ステップ508において、出力測定部93によって測定したレーザービーム21の出力値32が最大出力値322となる透過領域243のY軸方向の座標位置であるY座標を算出する。
判定部95は、図12に示すフローチャートの処理において、判定ステップ510を実行する。判定部95は、透過領域243を移動させる前の座標位置と、算出部94により算出されたレーザービーム21の出力値32が最大出力値322となる座標位置と、の差が所定値を超えるか否かを判定ステップ510において判定する。判定部95が判定ステップ510において、透過領域243を移動させる前の座標位置と、算出部94により算出されたレーザービーム21の出力値32が最大出力値322となる座標位置と、の差が所定値を超えると判定した場合(判定ステップ;Yes)、報知ステップ511が実行される。判定部95が判定ステップ510において、透過領域243を移動させる前の座標位置と、算出部94により算出されたレーザービーム21の出力値32が最大出力値322となる座標位置と、の差が所定値を超えていないと判定した場合(判定ステップ;No)、図12に示すフローチャートの処理を終了する。
報知部96は、図12に示すフローチャートの処理において、報知ステップ511を実行する。報知部96は、音および光の少なくともいずれかを発してレーザー加工装置2のオペレータに予め設定された警告を報知ステップ511で報知する。より詳しくは、報知部96は、判定部95が判定ステップ510において、透過領域243を移動させる前の座標位置と、算出部94により算出されたレーザービーム21の出力値32が最大出力値322となる座標位置と、の差が所定値を超えると判定した場合(判定ステップ510:Yes)、報知ステップ511を実行する。
報知部96は、表示装置、スピーカーまたは発光装置等の外部報知装置に警告を報知するように制御してもよい。報知部96は、判定部95において、透過領域243を移動させる前の座標位置と、算出部94により算出されたレーザービーム21の出力値32が最大出力値322となる座標位置と、の差が所定値を超えると判定された場合、警告を報知する。
修正部97は、図12に示すフローチャートの処理において、修正ステップ512を実行する。修正部97は、被加工物100を加工する際に、空間光変調器24の液晶層241に表示させるパターンの位置を、算出部94により算出されたレーザービーム21の出力値32が最大出力値322となる座標位置に修正ステップ512において自動で修正する。より詳しくは、修正部97は、判定部95が判定ステップ510において、透過領域243を移動させる前の座標位置と、算出部94により算出されたレーザービーム21の出力値32が最大出力値322となる座標位置と、の差が所定値を超えると判定した場合(判定ステップ510:Yes)、修正ステップ512を実行する。
なお、図12に示すフローチャートの処理において、修正ステップ512は、報知ステップ511より前に実行されてもよい。また、図12に示すフローチャートの処理では、報知ステップ511および修正ステップ512のいずれかのみ実行されてもよい。
以上説明したように、実施形態に係るレーザービーム21の位置を確認する確認方法は、レーザービーム21を透過する透過領域243と透過しない非透過領域244とを有する照射領域特定パターン242を空間光変調器24の液晶層241に表示させる。この際、透過領域243の座標位置を液晶層241上で移動させながら、各々の座標位置におけるレーザービーム21の出力を測定する。そして、空間光変調器24上のレーザービーム21が照射されている位置は、レーザービーム21の出力が最大となる透過領域243の座標位置であるものとして、レーザービーム21の位置を確認する。
このように、実施形態に係る確認方法は、照射領域特定パターン242の透過領域243を空間光変調器24の液晶層241の中心に合わせて表示させることで、レーザービーム21が最適な位置に照射されているかどうかを容易に確認できる。すなわち、レーザービーム21は、最適な位置である液晶層241の中心に入射している場合、照射領域特定パターン242の透過領域243を透過する。このため、レーザービーム21は、加工点211まで光が伝播され、強い加工点出力が確認できる。一方、レーザービーム21は、最適な位置からずれて入射している場合、照射領域特定パターン242の非透過領域244によって散乱される。このため、レーザービーム21は、加工点211まで到達しないため、出力が弱くなる。
また、実施形態に係る確認方法は、照射領域特定パターン242をX軸方向およびY軸方向に少しずつずらしながら加工点出力を測定し、最も強い加工点出力が得られる座標位置を確認する。これにより、最適な位置に照射されているかどうかに加えて、空間光変調器24のどの位置に照射されているかを特定することも可能となる。
また、空間光変調器24には、レーザービーム21の照射位置212が空間光変調器24の中心からずれている場合、レーザービーム21の照射位置212に合わせて光学的特性を調整するパターンを表示させることもできる。このため、レーザービーム21の照射位置212や空間光変調器24の位置等の物理的な調整を伴わずに加工品質を向上させることができる。
また、従来の確認方法では、ダミーウェーハを往復加工した際の加工断面を観察したり、表面にスズ(Sn)膜をつけたシリコンのダミーウェーハの裏面側からレーザービームを入射した際のスズ膜についたダメージを観察したりするため、確認加工用のダミーウェーハが必要である。これに対して、実施形態に係る確認方法は、ダミーウェーハを必要としないので、コスト削減に寄与できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、透過領域243を移動させる際には、粗合わせの後に詳細合わせを行って、照射位置212の確認に要する時間を短縮してもよい。具体的には、空間光変調器24の画素を、例えば、10pixel刻み、5pixel刻み、1pixel刻み、のように段階的に移動させることによって、照射位置212を特定してもよい。
また、透過領域243を移動させることによって大まかな照射位置を推定した後、従来通り、実際のダミーウェーハの加工によって照射位置212を特定してもよい。
また、空間光変調器24の画素を大まかに移動させながら測定したレーザービーム21の出力をフィッティングして、算出した近似曲線の関数の最大値に基づいて、照射位置212を特定してもよい。
1 レーザー加工光学系
2 レーザー加工装置
10 チャックテーブル
20 レーザービーム照射ユニット
21 レーザービーム
211 加工点
212 照射位置
22 レーザー発振器
23 偏光板
24 空間光変調器
241 液晶層
242 照射領域特定パターン
243 透過領域
244 非透過領域
25 レンズ群
251、252 レンズ
26 ミラー
27 集光レンズ
30 出力測定ユニット
31 受光面
32 出力値
321、322 最大出力値
40 X軸方向移動ユニット
50 Y軸方向移動ユニット
60 Z軸方向移動ユニット
70 撮像ユニット
90 制御ユニット
91 記憶部
92 移動指示部
93 出力測定部
94 算出部
95 判定部
96 報知部
97 修正部
100 被加工物

Claims (5)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザービームを照射するレーザービーム照射ユニットと、
    を有し、
    該レーザービーム照射ユニットは、
    レーザー発振器と、
    該レーザー発振器から発振されたレーザービームを集光する集光レンズと、
    該レーザー発振器と該集光レンズとの間に配設され、所定のパターンを表示させる液晶層を有した空間光変調器と、
    を含むレーザー加工光学系において、該空間光変調器に照射されるレーザービームの位置を確認する確認方法であって、
    レーザービームを透過する透過領域と、該透過領域を囲むように形成され、該レーザービームを透過しない非透過領域と、を有する照射領域特定パターンを作製するパターン作製ステップと、
    該照射領域特定パターンを該液晶層に表示させる表示ステップと、
    該表示ステップの後、該透過領域を該液晶層上でX軸方向およびY軸方向の一方の方向に沿って移動させる第一の透過領域移動ステップと、
    該第一の透過領域移動ステップにおいて該一方の方向に沿って移動させた該透過領域の各々の座標位置において、該レーザー発振器からレーザービームを発振して該空間光変調器に照射し、該液晶層に表示された該透過領域を透過したレーザービームの出力を測定する第一の出力測定ステップと、
    該第一の出力測定ステップの後、該レーザービームの出力が最大となる該空間光変調器上の該透過領域の該一方の方向の座標位置を算出する第一の算出ステップと、
    該透過領域の該一方の方向の座標位置を該第一の算出ステップで算出された該レーザービームの出力が最大となる座標位置に固定して、該透過領域を該液晶層上でX軸方向およびY軸方向の他方の方向に沿って移動させる第二の透過領域移動ステップと、
    該第二の透過領域移動ステップにおいて該他方の方向に沿って移動させた該透過領域の各々の座標位置において、該レーザー発振器からレーザービームを発振して該空間光変調器に照射し、該液晶層に表示された該透過領域を透過したレーザービームの出力を測定する第二の出力測定ステップと、
    該第二の出力測定ステップの後、該レーザービームの出力が最大となる該空間光変調器上の該透過領域の該他方の方向の座標位置を算出する第二の算出ステップと、
    を有し、
    該第一の算出ステップおよび該第二の算出ステップで算出された該レーザービームの出力が最大となる透過領域の座標位置を、該空間光変調器上のレーザービームが照射されている位置とみなす、
    ことを特徴とする、レーザービームの位置を確認する確認方法。
  2. 被加工物を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザービームを照射するレーザービーム照射ユニットと、
    を有し、
    該レーザービーム照射ユニットは、
    レーザー発振器と、
    該レーザー発振器から発振されたレーザービームを集光する集光レンズと、
    該レーザー発振器と該集光レンズとの間に配設され、所定のパターンを表示させる液晶層を有した空間光変調器と、
    を含むレーザー加工光学系を用いて、被加工物を加工する加工方法であって、
    レーザービームを透過する透過領域と、該透過領域を囲むように形成され、該レーザービームを透過しない非透過領域と、を有する照射領域特定パターンを作製するパターン作製ステップと、
    該照射領域特定パターンを該液晶層に表示させる表示ステップと、
    該表示ステップの後、該透過領域を該液晶層上でX軸方向およびY軸方向の一方の方向に沿って移動させる第一の透過領域移動ステップと、
    該第一の透過領域移動ステップにおいて該一方の方向に沿って移動させた該透過領域の各々の座標位置において、該レーザー発振器からレーザービームを発振して該空間光変調器に照射し、該液晶層に表示された該透過領域を透過したレーザービームの出力を測定する第一の出力測定ステップと、
    該第一の出力測定ステップの後、該レーザービームの出力が最大となる該空間光変調器上の該透過領域の該一方の方向の座標位置を算出する第一の算出ステップと、
    該透過領域の該一方の方向の座標位置を該第一の算出ステップで算出された該レーザービームの出力が最大となる座標位置に固定して、該透過領域を該液晶層上でX軸方向およびY軸方向の他方の方向に沿って移動させる第二の透過領域移動ステップと、
    該第二の透過領域移動ステップにおいて該他方の方向に沿って移動させた該透過領域の各々の座標位置において、該レーザー発振器からレーザービームを発振して該空間光変調器に照射し、該液晶層に表示された該透過領域を透過したレーザービームの出力を測定する第二の出力測定ステップと、
    該第二の出力測定ステップの後、該レーザービームの出力が最大となる該空間光変調器上の該透過領域の該他方の方向の座標位置を算出する第二の算出ステップと、
    該第一の算出ステップおよび該第二の算出ステップで算出された該レーザービームの出力が最大となる該透過領域の座標位置に合わせて被加工物を加工する際に該空間光変調器の該液晶層に表示させるパターンを表示させ、該空間光変調器により変調されたレーザービームを該チャックテーブルに保持された被加工物に対して照射することで加工を行うレーザー加工ステップと、
    を有する、
    ことを特徴とする、被加工物の加工方法。
  3. 被加工物を保持するチャックテーブルと、
    該チャックテーブルに保持された被加工物にレーザービームを照射するレーザービーム照射ユニットと、
    該レーザービームの出力を測定する出力測定ユニットと、
    各構成要素を制御する制御ユニットと、
    を備えたレーザー加工装置であって、
    該レーザービーム照射ユニットは、
    レーザー発振器と、
    該レーザー発振器から発振されたレーザービームを集光する集光レンズと、
    該レーザー発振器と該集光レンズとの間に配設され、所定のパターンを表示させる液晶層を有した空間光変調器と、
    を含み、
    該制御ユニットは、
    レーザービームを透過する透過領域と、該透過領域を囲むように形成され、該レーザービームを透過しない非透過領域と、を有する照射領域特定パターンを記憶しておく記憶部と、
    該記憶部に記憶された照射領域特定パターンを該液晶層上に表示させ、該液晶層上で該透過領域をX軸方向およびY軸方向に沿って移動させる移動指示部と、
    該移動指示部によって移動した該透過領域の各々の座標位置において、該レーザー発振器からレーザービームを発振し、該液晶層に表示された該透過領域を透過したレーザービームの出力を測定する出力測定部と、
    該出力測定部によって測定したレーザービームの出力が最大となる該透過領域の座標位置を算出する算出部と、
    該透過領域を移動させる前の座標位置と、該算出部により算出されたレーザービームの出力が最大となる座標位置と、の差が所定値を超えるか否かを定期的に判定する判定部と、
    を有する、
    ことを特徴とする、レーザー加工装置。
  4. 該制御ユニットは、
    該判定部において、該透過領域を移動させる前の座標位置と、該算出部により算出されたレーザービームの出力が最大となる座標位置と、の差が所定値を超えると判定された場合、警告を報知する報知部を更に有する、
    ことを特徴とする、請求項3に記載のレーザー加工装置。
  5. 該制御ユニットは、
    該判定部において、該透過領域を移動させる前の座標位置と、該算出部により算出されたレーザービームの出力が最大となる座標位置と、の差が所定値を超えると判定された場合、被加工物を加工する際に該空間光変調器の該液晶層に表示させるパターンの位置を、該算出部により算出されたレーザービームの出力が最大となる座標位置に自動で修正する修正部を更に有する、
    ことを特徴とする、請求項3または4に記載のレーザー加工装置。
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