JP2021182478A - 非水電解液二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】非水電解液二次電池のハイレート性能の向上と安全性の向上とを両立し得る技術の提供。【解決手段】ここで開示される技術によると、正極および負極がセパレータを介在させつつ交互に積層された構造の電極体と、非水電解液とを備える非水電解液二次電池が提供される。上記正極は、正極集電体と、上記正極集電体が露出した正極集電体露出部を残して、該正極集電体の表面に配置された正極合材層と、上記正極合材層の所定の一の幅方向において、該正極合材層の一方の端部と上記正極集電体露出部との境界に沿って配置された、無機フィラーを含む絶縁層と、を備える。上記セパレータの表面における上記非水電解液の接触角は45°以上61°以下であり、かつ、上記絶縁層の表面における上記非水電解液の接触角は3.9°以上12°以下である。【選択図】図3

Description

本発明は、非水電解液二次電池に関する。詳しくは、非水電解液二次電池における、セパレータおよび絶縁層の、非水電解液への濡れ性が適度に調整された非水電解液二次電池に関する。
近年、リチウムイオン二次電池等の非水電解液二次電池は、軽量で高いエネルギー密度が得られることから、パソコンや携帯端末等のポータブル電源、あるいはEV(電気自動車)、HV(ハイブリッド自動車)、PHV(プラグインハイブリッド自動車)等の車両駆動用電源として広く用いられている。
この種の用途の典型的な非水電解液二次電池は、正極集電体および該正極集電体の表面に配置された正極合材層を有する正極と、負極集電体および該負極集電体の表面に配置された負極合材層を有する負極と、正極および負極を絶縁するセパレータとを備える。正極集電体は、正極合材層が設けられずに正極集電体が露出した、正極集電体露出部を有することがある。このような構成の正極集電体を有する正極は、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1には、正極集電体としての金属製芯体箔上と、正極合材未塗工部分(正極集電体露出部)を残しつつ金属製芯体箔上に設けられた正極活物質合剤層(正極合材層)と、正極合材未塗工部分に設けられた絶縁層と、を備える正極が開示されている。特許文献1では、このような絶縁層を設けることによって、正極および負極の内部短絡を防止することができると記載されている。
特開2004−259625号公報
ところで、上記のような用途の非水電解液二次電池では、一度の充放電で大電流を出力するハイレート出力特性が求められている。非水電解液二次電池においては、電解液中の電荷担体(例えばリチウムイオン)がセパレータの空孔を通過して両電極間を行き来することで充放電が行われる。そのため、非水電解液二次電池においてハイレート出力特性を向上させるためには、正負極合材層に、十分量の電解液を含浸させる必要がある。しかしながら、上記のように正極に絶縁層を設けると、正極合材層と電解液との接触部分とが小さくなることから、正極合材層に十分な電解液を供給することができず、ハイレート充放電によって電池抵抗が増大する虞があった。かかる電池抵抗の増大は、電池のハイレート出力特性を低下させる要因となるため、好ましくない。
また、非水電解液二次電池の普及にともなって、電池の安全性に対する要求がさらに高まっている。例えば、過充電等によって電池温度が上昇した際に備えて、電池の温度上昇を抑制するための好適な構造が求められている。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべく創出されたものであり、その目的とするところは、非水電解液二次電池のハイレート性能の向上と安全性の向上とを両立し得る技術を提供することである。
本発明者らは、正極に絶縁層を備える構成の非水電解液二次電池において、非水電解液に対するセパレータや絶縁層の濡れ性に着目した。本発明者らは、非水電解液に対するセパレータの濡れ性を高くすると、非水電解液二次電池のハイレート性能が向上し得る一方、過充電耐性が低下し得ることを見出した。そして、本発明者らの鋭意検討の結果、非水電解液に対するセパレータの濡れ性と非水電解液に対する絶縁層の濡れ性とのバランスを調整することによって、非水電解液二次電池のハイレート性能の向上と安全性の向上とを両立できることを見出し、本発明を完成するに至った。
ここで開示される技術によると、正極および負極がセパレータを介在させつつ交互に積層された構造の電極体と、非水電解液とを備える非水電解液二次電池が提供される。
上記正極は、正極集電体と、上記正極集電体が露出した正極集電体露出部を残して、該正極集電体の表面に配置された正極合材層と、上記正極合材層の所定の一の幅方向において、該正極合材層の一方の端部と上記正極集電体露出部との境界に沿って配置された、無機フィラーを含む絶縁層と、を備える。上記セパレータの表面における上記非水電解液の接触角は45°以上61°以下であり、かつ、上記絶縁層の表面における上記非水電解液の接触角は3.9°以上12°以下である。
かかる構成によると、ハイレート性能の向上と安全性の向上とが両立された非水電解液二次電池が提供される。
一実施形態にかかる非水電解液二次電池の内部構造を模式的に示す断面図である。 一実施形態にかかる非水電解液二次電池の捲回電極体の構成を示す模式図である。 一実施形態にかかる非水電解液二次電池の正極の構成を模式的に示す断面図である。
以下、本発明による実施の形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄(例えば、本発明を特徴付けない非水電解質二次電池の一般的な構成および製造プロセス)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。
本明細書において数値範囲を示す「A〜B」の表記は、A以上B以下を意味し、Aを上回るものでBを下回るものを包含する。
なお、本明細書において「二次電池」とは、繰り返し充放電可能な蓄電デバイス一般をいい、いわゆる蓄電池ならびに電気二重層キャパシタ等の蓄電素子を包含する用語である。「非水電解液二次電池」とは、電荷担体として非水系の電解液を用いて充放電を実現する二次電池である。「活物質」とは、二次電池において電荷担体となる化学種を可逆的に吸蔵および放出し得る物質をいう。以下、非水電解液二次電池がリチウムイオン二次電池である場合を例にして、本発明について詳細に説明するが、本発明をかかる実施形態に記載されたものに限定することを意図したものではない。
まず、ここで開示される非水電解液二次電池の構成について、図1を参照しつつ説明する。
図示されるように、非水電解液二次電池100は、扁平形状の捲回電極体20と、扁平な角形の電池ケース(即ち外装容器)30と、非水電解液80とを備えている。以下、各々について説明する。
電池ケース30は、捲回電極体20を収容する容器である。図示されるように、電池ケース30は、扁平な角型の容器であり、上面が開口した角型のケース本体32と、当該ケース本体32の開口部を塞ぐ板状の蓋体34とを備えている。電池ケース30には、所要の強度を有する金属材料(例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼等)が用いられ得る。
電池ケース30には、外部接続用の正極端子42および負極端子44と、電池ケース30の内圧が所定レベル以上に上昇した場合に、該内圧を開放するように設定された薄肉の安全弁36とが設けられている。また、電池ケース30には、図示されない注液孔が設けられており、非水電解液80は、この注液孔から電池ケース30に注入される。正極端子42は、正極集電板42aと電気的に接続されている。負極端子44は、負極集電板44aと電気的に接続されている。
非水電解液80は、非水溶媒と支持塩とを含んでいる。非水溶媒および支持塩の種類は特に限定されず、従来の非水電解液二次電池の電解液として使用されているものと同様であってよい。
非水溶媒の好適例は、例えば、カーボネート類、エステル類、エーテル類等の非プロトン性溶媒である。なかでも、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)等の環状カーボネート、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、エチルメチルカーボネート(EMC)等の鎖状カーボネート、および、これらのカーボネートがフッ素化されたフッ素化鎖状またはフッ素化環状カーボネートを、1種または2種以上含むことが好ましい。
支持塩の好適例は、例えば、LiPF、LiBF等のリチウム塩である。
電解液中のリチウム塩の濃度は、例えば0.8〜1.3mol/Lとすることができる。非水電解液80は、その他、被膜形成剤、過充電防止剤などの添加剤を含むことができる。
捲回電極体20は、絶縁フィルム(図示省略)等で覆われた状態で、電池ケース30の内部に収容された発電要素である。
図1,2に示されるように、捲回電極体20は、長尺シート状の正極50と、長尺シート状の負極60と、長尺シート状のセパレータ70とを備えている。捲回電極体20は、正極50と、負極60とが、2枚のセパレータ70を介して重ね合わされて長手方向に捲回された形態を有する。
正極50は、箔状の正極集電体52(例えばアルミニウム箔)と、当該正極集電体52の表面(好適には両面)に形成された正極合材層54とを備えている。また、正極集電体52は、正極合材層54が形成されずに正極集電体52が露出した部分(即ち、正極集電体露出部52a)を有する。換言すれば、正極合材層54は、正極集電体52が露出した正極集電体露出部52aを残して、該正極集電体52の表面に形成されている。正極集電体露出部52aは、図示されるように、正極集電体露出部52aは捲回電極体20の捲回軸方向Y(即ち、上記長手方向に直交するシート幅方向)の一端から外方にはみ出すように形成されている。
正極50は、正極集電体52上に配置された絶縁層56を備える。絶縁層56は、正極合材層54の端部に沿って配置されており、正極50の面方向において、正極合材層54と、正極集電体露出部52aとの間に位置している。絶縁層56は、Y方向において、正極合材層54と、正極集電体露出部52aとの境界に配置されている。絶縁層56は、正極集電体52の両面に配置されてもよく、片面に配置されてもよい。
正極集電体露出部52aには、正極集電板42aが接合されている。
正極合材層54の端部構造について、図2,3を適宜参照しつつ説明する。
図示されるように、正極合材層54は、本体部A1と、本体部A1よりも正極集電体露出部52aの近くに設けられ、正極合材層54のY1方向の端部(端部E2)を含む端部A2とを有している。
本体部A1は、正極集電体52の表面に形成されている。本体部A1は、厚みが略一定である。本体部A1の平均厚みは、特に限定されないが、概ね10μm〜200μm、典型的には20μm〜150μm、例えば40μm〜100μmとすることができる。本体部A1は、正極合材層54の幅方向Yの中心を含んでいる。
端部A2は、本体部A1から延びている。端部A2は、本体部A1のY1方向の端部(端部E1)と端部E2とに挟まれた領域である。断面視において、端部A2は、正極集電体52のY1方向の端部(即ち、正極集電体露出部52a側)に近づくにつれて厚みが連続的に減少する傾斜面Sを有している。傾斜面Sは、少なくとも一部が絶縁層56で覆われている。
端部A2のY方向の長さは、典型的には、本体部A1のY方向の長さよりも短い。
正極合材層54は、粒状の正極活物質を含有する。正極活物質としては、例えば、リチウムイオンの可逆的な吸蔵・放出が可能な、リチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物(例、LiNi1/3Co1/3Mn1/3等)、リチウムニッケル複合酸化物(例、LiNiO等)、リチウムコバルト複合酸化物(例、LiCoO等)、リチウムニッケルマンガン複合酸化物(例、LiNi0.5Mn1.5等)等のリチウム遷移金属複合酸化物が挙げられる。これらの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。正極合材層54の固形分全体を100質量%としたときに、正極活物質は、概ね50質量%以上、例えば80質量%以上を占めていてもよい。
正極合材層54は、活物質以外の成分、例えば導電材、バインダ、リン酸リチウム等を含み得る。導電材としては、例えばアセチレンブラック(AB)等のカーボンブラックやその他(例、グラファイト等)の炭素材料を好適に使用し得る。バインダとしては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)等を使用し得る。
図示されるように、絶縁層56は、Y方向において、正極合材層54の本体部A1と正極集電体露出部52aとの間に位置している。絶縁層56は、本体部A1よりもY1方向側に位置している。絶縁層56のY方向の長さは、特に限定されないが、典型的には、正極合材層54の端部A2のY方向の長さと同程度か、それよりも長い。
断面視において、絶縁層56は、その少なくとも一部が正極合材層54の傾斜面Sの表面上に重なるように形成されている。
ここで開示される技術によると、正極合材層54の高さと、絶縁層56の高さとを好適な範囲に調整すると、正極合材層54に非水電解液をより効率よく含浸させることができる。
正極合材層54の高さH1は、図3に示されるように、正極集電体52の表面から、本体部A1の表面までの積層方向Xにおける長さである。高さH1は、本体部A1の平均厚みと同程度であり得る。絶縁層56の高さH2は、図示されるように、正極集電体52の表面から、絶縁層56の表面までのX方向における最大長さである。
正極合材層54の高さH1と絶縁層56の高さH2との比(H2/H1)は、非水電解液を効率よく正極合材層54に含浸させる観点から、1以下(例えば1未満)であり、好ましくは0.96以下である。上記比(H2/H1)は、例えば0.95以下、0.9以下、0.85以下、0.8以下、0.75以下とすることができる。比(H2/H1)をこのような範囲に設定することによって、非水電解液に対して正極合材層54(典型的には端部A2)の一部を露出させることができ、毛細管現象によって正極合材層54に非水電解液を含浸させることができる。一方、毛細管現象によって正極合材層54に効率よく電解液を流入させる観点からは、比(H2/H1)は、0.6以上(例えば0.62以上)とすることができ、0.65以上とすることが好ましく、0.7以上(例えば0.71以上)とすることがさらに好ましい。上記比(H2/H1)をかかる範囲内に設定することによって、より好適に本発明の効果を実現することができる。
絶縁層56の高さH2は、特に限定されないが、正極50と負極60との短絡を十分に抑制する観点から、1μm以上、好ましくは3μm以上、より好ましくは5μm以上とすることができる。また、作業性の観点から、絶縁層56の厚みは、65μm以下が好ましく、35μm以下がより好ましい。
絶縁層56は、無機フィラーを含有する。無機フィラーとしては、例えば、アルミナ、マグネシア、シリカ、チタニア等の酸化物、ベーマイト、ムライト、マイカ、タルク、ゼオライト、アパタイト、カオリン等の粘土鉱物、石英ガラス等が挙げられる。これらの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。絶縁層56の固形分全体を100質量%としたときに、無機フィラーは、概ね50質量%以上、例えば80質量%以上を占めていてもよい。
絶縁層56は、無機フィラー以外の任意成分、例えばバインダや各種添加成分を含んでいてもよい。バインダとしては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリエチレン(PE)等のポリオレフィン系バインダ、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、アクリル樹脂、スチレンブタジエンゴム(SBR)等を使用し得る。バインダは、正極合材層54のバインダと同じ種類であってもよく、異なる種類であってもよい。
絶縁層56の表面における非水電解液の接触角は、3.9°以上12°以下である。かかる接触角を実現する手段としては、例えば絶縁層56の表面に非水電解液に対する撥液加工を行うことが挙げられる。具体的には、絶縁層56の表面に、非水電解液をはじく性質を有する撥液剤(撥油剤)(後述)を塗布することによって、接触角の大きさ(即ち、濡れ性の程度)を調整することができる。あるいは、絶縁層56におけるバインダの量を適宜調整することによって、接触角の大きさを調整することができる。
絶縁層56の、非水電解液に対する濡れ性(即ち、上記接触角)をかかる範囲に設定することによって、正極合材層54への非水電解液の含浸効率を向上させることができる。また、かかる構成は、非水電解液二次電池100における、ハイレート性能の向上と安全性とを両立させることができる。
図1,2に示されるように、負極60は、箔状の負極集電体62(例えば銅箔)と、当該負極集電体62の表面(好適には両面)に形成された負極合材層64とを備えている。また、負極集電体62は、負極合材層64が形成されずに負極集電体62が露出した部分(即ち、負極集電体露出部62a)を有する。図示されるように、負極集電体露出部62aは方向Yの一端から外方にはみ出すように形成されている。
負極合材層64は、負極活物質を含有する。負極活物質としては、例えば、リチウムイオンの可逆的な吸蔵・放出が可能な、黒鉛、ハードカーボン、ソフトカーボン等の炭素材料が挙げられる。これらの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。負極合材層64の固形分全体を100質量%としたときに、負極活物質は、概ね50質量%以上、例えば80質量%以上を占めていてもよい。
負極合材層64は、活物質以外の成分、例えばバインダや増粘剤等を含み得る。バインダとしては、例えばスチレンブタジエンラバー(SBR)等を使用し得る。増粘剤としては、例えばカルボキシメチルセルロース(CMC)等を使用し得る。
セパレータ70は、正極50と負極60との間に介在し、これらの電極が直接接触することを防止する。図示は省略するが、セパレータ70には、微細な孔が複数形成されており、当該微細な孔を通って正極50と負極60との間で電荷担体(リチウムイオン二次電池の場合は、リチウムイオン)が移動するように構成されている。セパレータ70には、所要の耐熱性を有する樹脂シート等が使用される。例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエステル、セルロース、ポリアミド等の樹脂からなる多孔性の樹脂シートが好適である。セパレータ70は、単層構造であってもよく、二層以上の積層構造、例えば、PE層の両面にPP層が積層された三層構造であってもよい。
セパレータ70の表面における非水電解液80の接触角は61°以下に設定されている。また、かかる接触角は、45°以上が適当であり、好ましくは50°以上であり、より好ましくは56°以上であり得る。かかる接触角を実現する手段としては、例えばセパレータ70の表面に被覆処理などの撥液加工を行うことが挙げられる。具体的には、セパレータ70の表面であって、正極合材層54と対向する表面に、非水電解液をはじく性質を有する撥液剤(撥油剤)を塗布することによって、接触角の大きさ(即ち、濡れ性の程度)を調整することができる。撥液剤としては、例えばフッ素樹脂が挙げられる。
非水電解液80に対するセパレータ70の濡れ性が大きすぎると、セパレータ70が非水電解液80を吸収するため、正極合材層54への非水電解液80の含浸が低減し得る。一方、非水電解液80に対するセパレータ70の濡れ性が小さすぎると、液だまりが生じて、正極合材層54への非水電解液80の含浸が低減し得る。非水電解液80に対するセパレータ70の濡れ性を適度な範囲に調整することによって、非水電解液二次電池100のハイレート性能を向上させることができる。
以上のようにして構成される非水電解液二次電池100は、非水電解液に対する濡れ性が適度に調整されたセパレータを備える。加えて、該非水電解液二次電池は、非水電解液に対する濡れ性が適度に調整された絶縁層を有する正極を備える。これによって、非水電解液二次電池100は、ハイレート性能と安全性とが、ともに顕著に向上されている。
非水電解液二次電池100は、各種用途に利用可能である。好適な用途としては、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、ハイブリッド自動車(HV)等の車両に搭載される駆動用電源が挙げられる。リチウムイオン二次電池100は、典型的には複数個を直列および/または並列に接続してなる組電池の形態でも使用され得る。
そして、例として扁平形状の捲回電極体20を備える角形の非水電解液二次電池100について説明した。しかしながら、非水電解液二次電池は、積層型電極体を備える非水電解液二次電池として構成することもできる。また、非水電解液二次電池は、円筒形、ラミネート型等として構成することもできる。また、ここで開示される技術は、リチウムイオン二次電池以外の非水電解質二次電池にも適用可能である。
なお、非水電解液二次電池100の構築方法については、その一例を下記実施例に示している。
以下、ここで開示される技術に関する具体的な試験例を説明するが、かかる試験例は本発明を限定することを意図したものではない。
<<実施例1:接触角の大きさの検討>>
<1.サンプル電池の構築>
サンプル電池として、例1〜13にかかる非水電解液二次電池を構築した。
−例1−
正極活物質としてのリチウムニッケルコバルトマンガン含有複合酸化物(LiNi1/3Co1/3Mn1/3:NCM)と、導電助剤としてのアセチレンブラック(AB)と、バインダとしてのポリフッ化ビニリデン(PVdF)とを、NCM:AB:PVdF =90:8:2の質量比で配合し、溶媒としてのN−メチル−2−ピロリドン(NMP) と混練することで正極ペーストを調製した。
無機フィラーとしてのベーマイトと、バインダとしてのPVdFとを、NMP中で混合して、絶縁層ペーストを調製した。
正極集電体として、厚さ12μmの長尺のアルミニウム箔を用意した。該アルミニウム箔の両面に、ダイコーターを用いて上記正極ペーストと、絶縁層ペーストとを同時に塗工し、乾燥し、プレスした。かかる塗工は、アルミニウム箔の長尺方向に沿って行い、該アルミニウム箔には、幅方向の一の端部に沿って、正極合材層を形成しない未塗工部を設けた。このようにして、正極集電体と、正極合材層と、絶縁層とを備えた正極を用意した。絶縁層の表面に、サンプル電池構築後に、絶縁層の表面における非水電解液の接触角が3.9°となるように、非水電解液をはじく性質の撥液剤を塗布した。
負極活物質としての黒鉛(C)と、バインダとしてのスチレンブタジエンゴム(SBR)と、増粘剤としてのカルボキシメチルセルロース(CMC)とを、C:SBR:CMC=98:1:1の質量比で配合し、イオン交換水と混練することで負極ペーストを調製した。負極集電体として、厚さ10μmの長尺の銅箔を用意した。該銅箔の両面に、ダイコーターを用いて上記負極ペーストを塗工し、乾燥し、プレスした。かかる塗工は、銅箔の長尺方向に沿って行い、該銅箔には、幅方向の一の端部に沿って、負極合材層を形成しない未塗工部を設けた。このようにして、負極集電体と、負極合材層とを備えた負極を用意した。
セパレータとして、ポリエチレン層(PE層)の両側にポリプロピレン層(PP層)をそれぞれ積層した、PP/PE/PPの三層構造の多孔性ポリオレフィンシートを用意した。セパレータの表面に、サンプル電池構築後に、該セパレータの表面における非水電解液の接触角が56°となるように、非水電解液をはじく性質の撥液剤を塗布した。
次いで、正極および負極を、セパレータを介在させつつ交互に積層して捲回し、押しつぶして捲回電極体を作製した。捲回電極体と外部端子(正極端子、負極端子)とを電気的に接続した後、非水電解液とともに電池ケース内に収容した。電池ケースを密閉して、例1にかかるサンプル電池を構築した。なお、非水電解液として、有機混合溶媒(EC:EMC:DMC=3:3:4)に支持塩(LiPF)を約1mol/Lの濃度で溶解させたものを使用した。
−例2〜12−
絶縁層の表面に、サンプル電池構築後に、絶縁層の表面における非水電解液の接触角が表1に示す接触角となるように撥液剤を塗布した。セパレータ表の面に、サンプル電池構築後に、該セパレータの表面における非水電解液の接触角が表1に示す接触角となるように撥液剤を塗布した。それ以外は、例1にかかるサンプル電池の構築において使用した材料および手順によって、例2〜12にかかるサンプル電池を構築した。
−例13−
無機フィラーとしてのベーマイトと、バインダとしてのPVdFとをNMP中で混合して、絶縁層ペーストを調製した。このような絶縁層ペーストを、セパレータにおいて正極と対向する一面であって、正極合材層と対向する部分に、グラビアロールにより塗布して乾燥することによって、かかるセパレータの表面上に、絶縁層を形成した。セパレータとして、サンプル電池構築後に、該セパレータの表面における非水電解液の接触角が11°となるセパレータ(従来品)を使用した。また、例13においては、絶縁層は、正極合材層の所定の一の幅方向の一方の端部に沿って配置されなかった。それ以外は、例1にかかるサンプル電池の構築において使用した材料および手順によって、例13にかかるサンプル電池を構築した。
<2.ハイレート抵抗増加率の測定>
上記各例にかかるサンプル電池に対して、初期充電を行った。
具体的には、25℃において、電圧が4.2Vとなるまで1/3Cのレートで定電流充電した後、電流が1/50Cとなるまで定電圧充電した。次に、電圧が3.0Vとなるまで1/3Cのレートで定電流放電した。なお、「1C」とは、正極活物質の理論容量から予測される電池容量(Ah)を1時間で充電できる電流値を意味する。
次いで、サンプル電池に対してハイレート充放電を繰り返すサイクル試験を実施した。
まず、25℃に設定された恒温槽内にサンプル電池を配置し、SOC(state of charge)を60%に調整した。次に、下記のパルス充電とパルス放電との組み合わせを1サイクルとした充放電サイクルを所定サイクル数行った。そして、初期(1サイクル目)のIV抵抗を100%として、上記所定サイクル数の後のサンプル電池のIV抵抗を「ハイレート抵抗増加率」として算出した。結果を表1の該当欄に示す。
パルス充電:電流=10C、充電時間= 80秒
パルス放電:電流= 2C、放電時間= 400秒
<3.過充電耐性の評価>
上記各例にかかるサンプル電池に対して、過充電試験を行った。
具体的には、サンプル電池に対し、まず、25℃の温度環境下にて、4.2Vまで1/3Cでのレートで定電流充電して5分間休止したのち、3.0Vまで1/3Cのレートで定電流放電するコンディショニング処理を施した。各サンプル電池の電池ケースの外側中心に熱電対を取付けた。次いで、−10℃の温度環境下において、10Cの定電流で、サンプル電池を25Vまで過充電した。そして、正極と負極とを導通させてサンプル電池をシャットダウンさせた。サンプル電池のシャットダウンから30秒後の、電池の発熱による温度上昇率(ΔT)を測定して、各サンプル電池の過充電耐性を評価した。
結果を表1の該当欄に示す。なお、ΔTが10℃未満であったサンプル電池について、過充電耐性有り、と評価した。ΔTが10℃以上であったサンプル電池について、過充電耐性無し、と評価した。表1においては、「〇」は過充電耐性有り、「×」は過充電耐性無し、を示している。
Figure 2021182478
表1に示されるように、例1〜13の比較から、セパレータの表面における非水電解液の接触角を大きくしていくと、ハイレート抵抗増加率が低下する傾向があることが確認された。非水電解液に対するセパレータの濡れ性を低下させていくと、セパレータにおける非水電解液の過度な吸収を抑制して、正極合材層における非水電解液の含浸を促進することによって、ハイレート抵抗増加率を低下することができる。また、絶縁層の表面における非水電解液の接触角を大きくしていくと、ハイレート抵抗増加率が低下する傾向があることが確認された。非水電解液に対する絶縁層の濡れ性を低くすると、絶縁層における非水電解液の過度な吸収を抑制して、正極合材層における非水電解液の含浸を促進することができるためであると考えられる。
例1〜7と例8〜12とを比較すると、絶縁層の表面における非水電解液の接触角が所定範囲内にあるサンプル電池の過充電耐性は良好であることが確認された。特に、例1〜7では、ハイレート抵抗増加率の抑制と良好な過充電耐性との両立が実現されていた。一方、例9〜12にみられるように、非水電解液に対する絶縁層の濡れ性を低下させすぎると、過充電耐性が低下し得ることが確認された。かかる濡れ性を低くしすぎると、液だまりが発生しやすくなる。そうすると、過充電時には比較的低い温度からサンプル電池の発熱が始まり、電池のシャットダウンが遅れることが考えられる。結果的に、シャットダウン後の温度上昇が加速してしまい、電池の過充電耐性が低下すると考えられる。
<<実施例2:絶縁層高さおよび正極合材層高さの比の検討>>
<1.サンプル電池の構築>
−例14〜18−
セパレータとして、PP/PE/PPの三層構造の多孔性ポリオレフィンシートを用意した。セパレータの表面に、サンプル電池構築後に、該セパレータの表面における非水電解液の接触角が61°となるように、非水電解液をはじく性質の撥液剤を塗布した。
セパレータとして上記の材料を使用した。正極ペーストおよび絶縁層ペーストを正極集電体としてのアルミ箔に、絶縁層高さおよび正極合材層高さの比が表2に示される値となるように塗布された。また、絶縁層の表面に、サンプル電池構築後に、絶縁層の表面における非水電解液の接触角が12°となるように、非水電解液をはじく性質の撥液剤を塗布した。それ以外は、例1にかかるサンプル電池の構築において使用した材料および手順によって、例14〜18にかかるサンプル電池を構築した。
<2.ハイレート抵抗増加率の測定>
上記実施例1と同様の方法で、例14〜18にかかるサンプル電池のハイレート抵抗増加率(%)を測定した。そして、例18にかかるサンプル電池のハイレート抵抗増加率(%)に対する、例14〜17にかかるサンプル電池のハイレート抵抗増加率(%)の比を、「ハイレート抵抗増加比」として算出した。結果を表2の該当欄に示す。
Figure 2021182478
セパレータ表面における非水電解液の接触角と、絶縁層表面における非水電解液の接触角が所定範囲にあることによって、ハイレート抵抗増加率(%)の増大が抑制されることは、上記実施例1において示されている。
表2に示されるように、例14〜18を比較すると、絶縁層の高さが、正極合材層よりも低いと、ハイレート抵抗増加率が減少する傾向にあることが確認された。また、例15〜17にみられるように、上記高さ比が0.71〜0.90の範囲内であると、ハイレート抵抗増加率の減少効果をより好ましく実現し得ることが確認された。
なお、詳細なデータは示していないが、例14〜18にかかるサンプル電池は、いずれも良好な過充電耐性を有することが確認されている。
以上より、正極および負極がセパレータを介在させつつ交互に積層された構造の電極体と、非水電解液とを備える非水電解液二次電池において、正極として正極集電体と、該正極集電体が露出した正極集電体露出部を残して、該正極集電体の表面に配置された正極合材層と、正極合材層の所定の一の幅方向において、該正極合材層の一方の端部と正極集電体露出部との境界に沿って配置された、無機フィラーを含む絶縁層とを備え、セパレータの表面における非水電解液の接触角を45°以上61°以下、かつ、絶縁層の表面における非水電解液の接触角を3.9°以上12°以下とすると、優れたハイレート性能および優れた安全性を実現し得ることが示された。
以上、本発明を詳細に説明したが、上記実施形態および実施例は例示にすぎず、ここで開示される発明には上述の具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
20 捲回電極体
30 電池ケース
32 ケース本体
34 蓋体
36 安全弁
42 正極端子
42a 正極集電板
44 負極端子
44a 負極集電板
50 正極
52 正極集電体
52a 正極集電体露出部
54 正極合材層
56 絶縁層
60 負極
62 負極集電体
62a 負極集電体露出部
64 負極合材層
70 セパレータ
80 非水電解液
100 非水電解液二次電池
X 方向
Y 方向
H1 正極合材層の高さ
H2 絶縁層の高さ
A1 本体部
A2 端部
S 傾斜面

Claims (1)

  1. 正極および負極がセパレータを介在させつつ交互に積層された構造の電極体と、非水電解液とを備える非水電解液二次電池であって、
    前記正極は、
    正極集電体と、
    前記正極集電体が露出した正極集電体露出部を残して、該正極集電体の表面に配置された正極合材層と、
    前記正極合材層の所定の一の幅方向において、該正極合材層の一方の端部と前記正極集電体露出部との境界に沿って配置された、無機フィラーを含む絶縁層と、
    を備え、
    前記セパレータの表面における前記非水電解液の接触角は45°以上61°以下であり、かつ、前記絶縁層の表面における前記非水電解液の接触角は3.9°以上12°以下である、非水電解液二次電池。
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