JP2021182020A - 多方向冷却用の送風部材を備える定着装置 - Google Patents

多方向冷却用の送風部材を備える定着装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光沢を付与する定着装置を提供する。【解決手段】その定着装置は、加熱ローラ101と、張架ローラ103と、前記加熱ローラから前記張架ローラに向けて移動可能なベルト104と、前記ベルトを介して前記加熱ローラに圧接して定着ニップ部を形成する加圧ローラ102と、前記ベルトへ向けて気流を吹き付けるための第1の開口120、及び前記加熱ローラへ向けて気流を吹き付けるための第2の開口130を備える送風部材とを含むことができる。【選択図】図5A

Description

複写機、プリンタ、ファクシミリ又は複合機などのような電子写真方式を用いた画像形成装置は、印刷媒体を加熱及び加圧することにより、印刷媒体に担持されたトナー像を印刷媒体に定着させて、トナー像が形成された印刷媒体(即ち、印刷出力)を出力する。近年、デジタルカメラ等の普及に伴い、写真のような又は光沢が付与された印刷出力の需要が増加している。そのため、画像形成装置は、光沢を付与するための機能を備えた定着装置を備える場合がある。係る光沢を付与するための技術として、冷却剥離技術が知られている。この冷却剥離技術は一般に、トナー像が形成された印刷媒体を加熱加圧することによりトナー像を溶融し、次いで無端ベルトに当接させた状態で冷却してから印刷媒体を剥離する。印刷媒体が冷却される際に印刷媒体を無端ベルトに当接させておくことにより、溶融したトナー像が鏡面に加工された無端ベルト表面を写し取って固化し、光沢がトナー像に付与される。
本開示の一例による、画像形成装置を概略的に示す図である。 本開示の一例による、第2の定着装置を概略的に示す斜視図である。 本開示の一例による、送風部材の概略的な組立分解斜視図である。 本開示の一例による、第1のスリーブと第2のスリーブからなる送風部材の断面図である。 第2のスリーブに形成された分配機構を示す第2のスリーブの展開図である。 第2のスリーブに形成された代替の分配機構を示す第2のスリーブの展開図である。 パターン1に対応する第2の定着装置の概略的な断面図である。 図5Aの送風部材の概略的な斜視図である。 パターン2に対応する第2の定着装置の概略的な断面図である。 図6Aの送風部材の概略的な斜視図である。 パターン3に対応する第2の定着装置の概略的な断面図である。 図7Aの送風部材の概略的な斜視図である。 パターン4に対応する第2の定着装置の概略的な断面図である。 図8Aの送風部材の概略的な斜視図である。
本開示の一例によれば、定着装置が提供され得る。その定着装置は、加熱ローラと、張架ローラと、前記加熱ローラから前記張架ローラに向けて移動可能なベルトと、前記ベルトを介して前記加熱ローラに圧接して定着ニップ部を形成する加圧ローラと、前記ベルトへ向けて気流を吹き付けるための第1の開口、及び前記加熱ローラへ向けて気流を吹き付けるための第2の開口を備える送風部材とを含むことができる。前記第1の開口および前記第2の開口は、前記ベルトの幅方向に延び且つ前記ベルトの幅と実質的に同じ長さを有する細長い開口であることができる。前記定着装置は、前記第1の開口および前記第2の開口から吹き出る気流のパターンを変更するための分配機構を含むことができる。前記気流のパターンは、印刷媒体の幅に応じて変更され得る。前記送風部材は、前記第1の開口および前記第2の開口を備えて形成された第1のスリーブ、及び前記第1のスリーブの内側または外側に回転可能に配置され、前記分配機構を備えて形成された第2のスリーブを含むことができる。このような定着装置では、ベルトへ向けて気流を吹き付けるための第1の開口および加熱ローラへ向けて気流を吹き付けるための第2の開口を含む送風部材を用いることにより、ベルトと加熱ローラを同時に冷却することが可能となり、冷却装置の単純化および簡便化が可能となる。また、このような送風部材を用いることにより、画像形成装置の小型化および低コスト化も可能となる。
本開示の別の一例によれば、上述の一例による定着装置において、前記分配機構は、気流が前記第1の開口の全幅から吹き出し、前記第2の開口が遮断される第1の分配開口パターンを有し、気流が前記第1の開口の中央部および前記第2の開口の両端部から吹き出る第2の分配開口パターンを有し、気流が前記第2の開口の全幅から吹き出し、前記第1の開口が遮断される第3の分配開口パターンを有することができる。また、前記第1の分配開口パターンにおける分配開口の面積の和、前記第2の分配開口パターンにおける分配開口の面積の和、及び前記第3の分配開口パターンにおける分配開口の面積の和は等しい。このような定着装置では、印刷媒体の用紙サイズに応じて、無端ベルトと加熱ローラを同時に冷却することが可能となり、冷却装置の単純化および簡便化が可能となる。また、このような送風部材を用いることにより、画像形成装置の小型化および低コスト化も可能となる。
本開示の更に別の一例によれば、上述の一例による定着装置において、前記第1の開口は、前記分配機構を備える前記第2のスリーブの回転によってその開口率を0%〜100%まで連続的に変化させることができ、それに伴って前記第2の開口の開口率は逆に100%〜0%まで連続的に変化する。前記分配機構は、前記第2のスリーブに形成され、前記第2のスリーブの回転によって前記第1の開口の開口面積を、両端部から中心に向かって連続的に減少させるように構成された第1の分配開口、及びそれに伴って前記第2の開口の開口面積を、両端部から中心に向かって連続的に増加させるように構成された第2の分配開口を有することができる。前記第1の分配開口の形状は略三角形であり、前記第2の分配開口の形状は、前記略三角形と相補的な凹形である。前記第2のスリーブが前記第1のスリーブの内側に配置され、前記第1のスリーブは、前記第1の開口と前記第2の開口との間に配置された遮蔽板を備えることができる。このような定着装置では、印刷媒体が定形外の用紙サイズである場合でも、無端ベルトと加熱ローラを同時に冷却することが可能となり、冷却装置の単純化および簡便化が可能となる。また、このような送風部材を用いることにより、画像形成装置の小型化および低コスト化も可能となる。
本開示の更に別の一例によれば、上述の一例による定着装置を含む画像形成装置が提供され得る。このような画像形成装置では、ベルトへ向けて気流を吹き付けるための第1の開口および加熱ローラへ向けて気流を吹き付けるための第2の開口を含む送風部材を用いることにより、無端ベルトと加熱ローラを同時に冷却することが可能となり、冷却装置の単純化および簡便化が可能となる。また、このような送風部材を用いることにより、装置の小型化および低コスト化も可能となる。
以下、本開示の種々の例を図面に関連して説明する。尚、異なる図面における同一の又は類似する符号は、同一又は同様の構成要素を示す。
図1は、本開示の一例による画像形成装置1を概略的に示す。画像形成装置1は、4色(イエロー、マゼンタ、シアン、及びブラック)のトナー及び透明トナーの各々について、現像装置10、感光体ドラム20、帯電ローラ21、及びクリーニングユニット22を含む。各現像装置10は、その内部に対応する色のトナーを格納することができる。画像形成装置1は、露光ユニット30と、転写装置40と、第1の定着装置50と、光沢を付与するための機能を備えた第2の定着装置100と、印刷媒体搬送ユニット70と、搬送経路切替装置80と、排出装置90とを含むことができる。搬送経路切替装置80は、回転軸を中心として旋回可能なガイドプレートを含み、ガイドプレートは、例えばソレノイドのような駆動装置(図示せず)によって旋回され得る。転写装置40は、中間転写ベルト41と、中間転写ベルト41を循環移動可能に懸架する懸架ローラ42、43、44と、5つの感光体ドラム20にそれぞれ対応する5つの一次転写ローラ45と、印刷媒体搬送ユニット70から供給された印刷媒体Pを中間転写ベルト41に対して押圧しながら中間転写ベルト41の動きに従動して回転する二次転写ローラ46とを含むことができる。懸架ローラ43は、中間転写ベルト41を矢印で示した方向に循環移動させる駆動ローラとして構成され得る。排出装置90は、一対の排出ローラ92、94を含むことができる。
第1の定着装置50は、定着ローラ52と、加圧ローラ54とを含むことができる。定着ローラ52は、その内部に、ハロゲンランプなどの加熱要素(図示せず)を含むことができる。代替として、定着ローラ52は、定着ベルト52であってもよい。定着ローラ52又は加圧ローラ54の一方または双方は、図示しない駆動装置により回転され得る。加圧ローラ54は代替として、加圧ベルト54であってもよい。定着ローラ52と加圧ローラ54は、画像形成装置の不使用時に定着ローラ52と加圧ローラ54との間の癒着を防止するために一般的に使用されている離接機構が搭載されてもよい。
図1は、光沢が付与された印刷出力または光沢画像(所謂「高光沢画像」)を形成する場合の画像形成装置1の例示的な動作を示す。光沢画像を形成する場合、画像形成装置1は、まず、透明トナーに対応する現像装置10を含む5つの現像装置10を使用して、透明トナーを含むトナー像を中間転写ベルト41上に形成することができる。具体的には、画像形成装置1は、5つの感光体ドラム20の各々を、対応する帯電ローラ21によって帯電させ、その上に、対応する画像データに従って露光ユニット30により静電潜像を形成する。次に、画像形成装置1は、5つの感光体ドラム20上の静電潜像の各々を対応する現像装置10によって現像し、トナー像を形成する。次に、画像形成装置1は、それら5つの感光体ドラム20上に形成されたトナー像を、一次転写ローラ45によって中間転写ベルト41上に順番に積層し、それらを中間転写ベルト41上で一つのトナー像に合成する。さらに、画像形成装置1は、印刷媒体搬送ユニット70から印刷媒体Pを転写装置40に供給し、転写装置40は、二次転写ローラ46により、その透明トナーを含むトナー像を中間転写ベルト41から印刷媒体Pに転写する。
一例において、光沢画像を形成する場合、画像形成装置1は、第1の定着装置50および第2の定着装置100の双方を使用する場合がある。第1の定着装置50は、転写装置40から、透明トナーを含むトナー像を有する印刷媒体Pを受け取り、定着ローラ52と加圧ローラ54とを使用して、そのトナー像を熱と圧力を加えることによって印刷媒体Pに定着(溶融定着)することができる。第2の定着装置100は、第1の定着装置50から搬送された透明トナーを含むトナー像が形成された印刷媒体Pを受け取ることができる。第2の定着装置100は、受け取った印刷媒体P上に形成されたトナー像を、熱と圧力を加えることによって再溶融し、冷却することができる。冷却された印刷媒体Pは、排出装置90に向かって送出され、最終的に、排出ローラ92、94によって画像形成装置1から排出される。第2の定着装置100については、より詳細に後述される。
別の例において、画像形成装置1は、非光沢画像(所謂「通常画像」または「標準画像」)を形成することもできる。非光沢画像を形成する場合、画像形成装置1は、4色(YMCK)のトナーに対応する現像装置10を使用して、透明トナーを含まないトナー像を中間転写ベルト41上に形成する。次いで、画像形成装置1は、印刷媒体搬送ユニット70から印刷媒体Pを転写装置40に供給し、転写装置40は、二次転写ローラ46により、その透明トナーを含まないトナー像を中間転写ベルト41から印刷媒体Pに転写する。
上記の非光沢画像を形成する場合、画像形成装置1は、印刷媒体Pが第1の定着装置50を通過後に第2の定着装置100を迂回するように、搬送経路切替装置80を、図1の破線で示された「迂回位置」に移動させる。第1の定着装置50は、転写装置40から、透明トナーを含まないトナー像を有する印刷媒体Pを受け取り、定着ローラ52と加圧ローラ54とを使用して、そのトナー像を熱と圧力を加えることによって印刷媒体Pに定着(溶融定着)することができる。第1の定着装置50において透明トナーを含まないトナー像が定着された印刷媒体Pは、その後、搬送ローラ73、74、75、76により、ガイドプレート77、78、79に沿って排出装置90へと搬送され得る。即ち、印刷媒体Pは、第2の定着装置100を経由せずに(即ち、迂回して)排出装置90に搬送されて、排出ローラ92、94によって画像形成装置1から排出され得る。
別の例において、第2の定着装置100は、光沢画像を形成する場合とそうでない場合に応じて、光沢付与装置として又は通常の定着装置として動作することができる。このような場合、画像形成装置1は、第1の定着装置50を備えなくてもよい。例えば、第2の定着装置100が光沢付与装置として動作する場合、即ち光沢画像を形成する場合、第2の定着装置100は、転写装置40から、透明トナーを含むトナー像を有する印刷媒体Pを受け取ることができる。第2の定着装置100は、受け取った印刷媒体P上の透明トナーを含むトナー像を、熱と圧力を加えることによって印刷媒体Pに定着(溶融定着)し、冷却することができる。冷却された印刷媒体Pは、排出装置90に向かって送出され、最終的に、排出ローラ92、94によって画像形成装置1から排出される。一方、第2の定着装置100が通常の定着装置として動作する場合、即ち非光沢画像を形成する場合、第2の定着装置100は、転写装置40から、透明トナーを含まないトナー像を有する印刷媒体Pを受け取ることができる。第2の定着装置100は、受け取った印刷媒体P上の透明トナーを含まないトナー像を、熱と圧力を加えることによって印刷媒体Pに定着(溶融定着)し、冷却することができる。冷却された印刷媒体Pは、排出装置90に向かって送出され、最終的に、排出ローラ92、94によって画像形成装置1から排出される。尚、第2の定着装置100が通常の定着装置として動作する場合、第2の定着装置100の加熱ローラ101(後述される)の設定温度は、光沢付与装置として動作する場合の設定温度よりも高く設定され、無端ベルト104(後述される)の移動速度(印刷媒体Pの搬送速度)は、光沢付与装置として動作する場合の移動速度よりも速く設定され得る。
図2は、本開示の一例による、第2の定着装置100を概略的に示す斜視図であり、特に、無端ベルト104の一部を切り取った状態で示す。第2の定着装置100は、加熱ローラ101と、加圧ローラ102と、張架ローラ103と、無端ベルト104と、無端ベルト104の内周面側に配置された送風部材110とを含むことができる。加熱ローラ101は、その内部に長手方向に沿って配置されたハロゲンランプなどの加熱要素105を含み、図示しない駆動装置により矢印の方向に回転され得る。張架ローラ103は、加熱ローラ101から一定の距離に配置され得る。無端ベルト104は、加熱ローラ101と張架ローラ103との間に張架され、加熱ローラ101の回転に従動して循環移動することができる。加圧ローラ102は、無端ベルト104を介して加熱ローラ101に圧接して定着ニップ部N1を形成する。加圧ローラ102は、印刷媒体Pの画像面が加熱ローラ101の側となるような向きで印刷媒体Pを、無端ベルト104を介して加熱ローラ101に向かって押圧しながら、加熱ローラ101の回転に従動して回転することができる。印刷媒体P上のトナー像は、加熱ローラ101と加圧ローラ102との間の定着ニップ部N1において熱と圧力を加えることによって定着(溶融定着または再溶融定着)され得る。その後、印刷媒体Pは、無端ベルト104によって加熱ローラ101から張架ローラ103へ向かって搬送され得る。搬送中、印刷媒体P上のトナー像は、無端ベルト104の外周面と密着した状態で冷却され、固化され得る。張架ローラ103を越えると、印刷媒体Pは、それ自体の曲げ剛性と、張架ローラ103の曲率とによって無端ベルト104から剥離され、図1に示された搬送ローラ107、108、109を介して排出装置90に向かって送出され得る。
無端ベルト104の外周面は、トナー像に光沢を付与するために、例えば、パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)等のフッ素樹脂のような離型性の高い材料から形成され、鏡面または平滑面に加工され得る。平滑面は、例えば算術平均粗さRaが0.3μm以下、一例では0.1μm以下となるように形成され得る。
一般に、印刷媒体Pは、様々な用紙サイズを備えている。そのため、第2の定着装置の無端ベルトの幅は一般に、画像形成装置において印刷可能な用紙サイズの最大幅に対応するように形成されている。無端ベルトの幅よりも狭い印刷媒体Pが、第2の定着装置を通過する場合、印刷媒体Pが通過する部分(「通紙部」)においては熱が印刷媒体Pに伝達されることにより、加熱ローラ及び加圧ローラから熱が奪われて所定の温度に保たれる。しかしながら、印刷媒体Pが通過しない部分(「非通紙部」)においては熱が奪われない。そのため、通紙部と非通紙部の温度が異なり、それらの間に温度差が発生する。特に、第2の定着装置が通常の定着機能と光沢付与機能の双方の機能を備えるように構成される場合、ウォームアップ時間の短縮および消費電力の低減のために加熱ローラの熱伝導性が高くされる必要があるため、通紙部と非通紙部との温度差が更に顕著となる場合がある。連続的に印刷を行った場合には、非通紙部が高温となることにより、第2の定着装置が破損する場合もある。このような破損を防止するために、非通紙部が所定温度に下がるまで印刷動作を停止する、又は印刷速度を落として対処することがあるが、生産性は低下する。そのため、生産性を低下させないためには非通紙部における加熱ローラの温度を所定の温度以上に上昇しないように対処する必要があり、加熱ローラの非通紙部を冷却する場合がある。加熱ローラの加熱に関して、複数のヒーター等を用いて加熱を制御する場合があるが、装置のコストが高くなったり、ヒーターの幅と印刷媒体の幅が適合しない場合もある。また、前述したように、印刷媒体Pは、印刷媒体P上のトナー像が無端ベルト104の外周面と密着した状態で冷却され、固化される必要がある。そのため、無端ベルト104を冷却する必要もある。無端ベルト104を冷却するための冷却装置および加熱ローラを冷却するための冷却装置をそれぞれ別個に設けることもできるが、装置の大型化およびコスト高になる。
本開示の一例による、第2の定着装置100は、無端ベルト104の内周面側に配置された送風部材110を備えることができる。係る送風部材110は、図示しない送風機からの気流(例えば、画像形成装置1の外部の空気)を受け取り、係る気流を無端ベルト104へ向けて吹き付けるための第1の開口120、及び係る気流を加熱ローラ101へ向けて吹き付けるための第2の開口130を備えることができる。係る送風部材110を使用することにより、送風部材110内に集約された空気(気流)が無端ベルト104の内周面(特に、印刷媒体Pが載置されている部分)と加熱ローラ101の非通紙部に同時に吹き付けられることが可能となり、無端ベルト104と加熱ローラ101を同時に冷却して冷却効率を高くすることが可能となる。また、このような送風部材110を用いて複数の箇所を同時に冷却することが可能となるので、冷却装置の単純化および簡便化も可能となり、結果として画像形成装置の小型化および低コスト化も可能となる。
本開示の一例による、送風部材110について、図3、図4A〜図4C、図5A〜図5B、図6A〜図6B、図7A〜図7B及び図8A〜図8Bに関連して更に詳細に説明する。図3は、本開示の一例による、送風部材110の概略的な組立分解斜視図を示す。送風部材110は、第1のスリーブ(円筒体)111、第1のスリーブ111の内側または外側に回転可能に配置された第2のスリーブ112を含むことができる。第1のスリーブ111は、例えば図示しない固定部材により、第2の定着装置100の筐体等に固定され得る。第2のスリーブ112は、図示しない送風機からの気流を受け取ることができるように、且つ図示しない駆動装置により第1のスリーブ111の内側または外側で回転することができるように構成され得る。第1のスリーブ111及び第2のスリーブ112は、例えばPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、及びABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)のような熱可塑性樹脂、或いはSUS(ステンレス鋼)又はアルミニウムのような金属から形成され得る。第1のスリーブ111の外径は、約1cm〜約10cmとすることができる。第2のスリーブ112の外径は、第1のスリーブ111の内側または外側に回転可能に配置されるように適合された大きさであることができる。図3において、一例として、第2のスリーブ112には、後述されるパターン3の分配開口AとBが示されている。
一例において、第1のスリーブ111は、軸方向に形成された第1の開口120及び第2の開口130を備えることができる。第1の開口120及び第2の開口130の長さはそれぞれ同じ長さとすることができる。例えばその長さは、約10cm〜35cmとすることができる。一例において、第1の開口120及び第2の開口130の長さはそれぞれ、無端ベルト104の幅とほぼ同じ長さであることができる。例えば、図2に示されるように、第1の開口120及び第2の開口130はそれぞれ、実質的に無端ベルト104の幅方向に延び且つ無端ベルト104の幅と同じ長さ(軸方向)を有する細長い開口であることができる。また、第1の開口120及び第2の開口130のそれぞれの幅(円周方向の長さ)は実質的に同じであることができ、その幅は約0.5mm〜約5mmとすることができ、一例では約2mmとすることができる。第1の開口120は、加熱ローラ101から張架ローラ103に向かって移動する無端ベルト104の内周面に向けて気流を吹き付けるための開口であることができる。第2の開口130は、加熱ローラ101へ向けて気流を吹き付けるための開口であることができる。例えば、図4Aに示されるように、第1の開口120及び第2の開口130は、第1のスリーブ111の断面において、軸を中心として相互に90°の角度だけ離れるような位置に、第1のスリーブ111の壁を貫通して形成され得る。別の例では、その角度は90°以外の角度とすることでき、例えば40°〜120°の範囲内の角度とすることができる。
第2のスリーブ112は、第1のスリーブ111の第1の開口120及び第2の開口130のそれぞれから吹き出る気流のパターンを変更するための分配機構として働く。気流のパターンは、用紙の幅に応じて変更され得る。一例において、第1のスリーブ111の第1の開口120及び第2の開口130のそれぞれから吹き出る気流のパターンは、表1に示すような4つのパターン(パターン1〜パターン4)を含む。
Figure 2021182020
パターン1では、気流は第1の開口120の全長から吹き出ると同時に、第2の開口130は遮断される。即ち、第1の開口120が全開(開口面積100%)(図4A及び図4BのA)になり、第2の開口130が全閉(開口面積0%)(図4A及び図4BのB)になる。パターン2では、気流が第1の開口120の中央部および第2の開口の両端部から吹き出る。即ち、第1の開口120の中央部のみが開き(図4A及び図4BのA)、第2の開口130の当該中央部を除いた両端部が開き(図4A及び図4BのB)、この場合、第1の開口120の開口面積は例えば80%であり、第2の開口130の開口面積は例えば20%である。パターン3では、上記パターン2に類似して、気流が第1の開口120の中央部および第2の開口の両端部から吹き出るが、第1の開口120の開口面積は例えば60%であり(図4A及び図4BのA)、第2の開口130の開口面積は例えば40%である(図4A及び図4BのB)。パターン4では、気流は第2の開口130の全長から吹き出ると同時に、第1の開口120は遮断される。即ち、第1の開口120が全閉(開口面積0%)(図4A及び図4BのA)になり、第2の開口130が全開(開口面積100%)(図4A及び図4BのB)になる。
上述した気流のパターン1〜パターン4を生じさせる第2のスリーブ112の分配機構について、図4A及び図4Bに関連して説明する。この例において、第2のスリーブ112は第1のスリーブ111の内側に配置されている。尚、本説明では、パターンの数が4つである例に関連して説明されるが、パターンの数は、4つより少ない数、又は4つより多い数であってもよい。図4Aは、本開示の一例による、第1のスリーブ111と第2のスリーブ112を含む送風部材110の断面を概略的に示す図であり、送風部材110はパターン1に設定されている状態を示す。図4Bは、図4Aに示された第2のスリーブ112の展開図を示し、第2のスリーブ112が備える分配機構を示す。
図4A及び図4Bにおいて、第2のスリーブ112は、第1の開口120及び第2の開口130に対応する位置において、軸方向に形成された分配開口を有するか、及び/又は閉塞部分になる。分配開口は、第2のスリーブ112の壁を貫通して形成され得る。閉塞部分という用語は、第2のスリーブ112に貫通した開口などが無く、第2のスリーブ112の壁によって開口を閉塞する状態を示すために用いられる。第2のスリーブ112は、図示しない駆動装置により回転および停止されることにより、分配開口Aと閉塞部分B、分配開口Aと分配開口B、分配開口Aと分配開口B、及び閉塞部分Aと分配開口Bの対の何れかが、第1の開口120と第2の開口130に整列することができる。第2のスリーブ112は時計回り及び反時計回りで回転することができる。例えば、分配開口Aと閉塞部分Bがそれぞれ、第1の開口120と第2の開口130に整列する場合、気流のパターンはパターン1となる。分配開口Aと分配開口Bがそれぞれ、第1の開口120と第2の開口130に整列する場合、気流のパターンはパターン2となる。分配開口Aと分配開口Bがそれぞれ、第1の開口120と第2の開口130に整列する場合、気流のパターンはパターン3となる。閉塞部分Aと分配開口Bがそれぞれ、第1の開口120と第2の開口130に整列する場合、気流のパターンはパターン4となる。
図4Bに示されるように、一例において、第2のスリーブ112には、図面の上部から順番に、分配開口A、分配開口B、閉塞部分B、分配開口A、閉塞部分A、分配開口B、分配開口B、及び分配開口Aが配置される。分配開口Aと閉塞部分Bは、第2のスリーブ112の断面において、第1の開口120と第2の開口130が離隔している角度に対応する中心角度(例えば90°)に相当する円周の距離だけ離れて配置される。同様に、分配開口Aと分配開口B、分配開口Aと分配開口B、閉塞部分Aと分配開口Bも、第1の開口120と第2の開口130が離隔している角度に対応する中心角度(例えば90°)に相当する円周の距離だけ離れて配置される。第2のスリーブ112を回転させることにより、第2のスリーブ112の分配開口Aと閉塞部分B、分配開口Aと分配開口B、分配開口Aと分配開口B、及び閉塞部分Aと分配開口Bの対を選択することができる。分配開口Aは第1の開口120とほぼ同じ長さ(長手方向)の開口であってよい。分配開口Aは第1の開口120の開口より短い長さで中央部のみに設けられた開口であってよい。分配開口Aは、Aの分配開口の長さより短い長さを有する開口であってよい。分配開口Bは当該中央部を除いた両端部に設けられた開口であってよい。分配開口Bは、分配開口Bの各開口の長さより長い長さを有する開口であってよい。分配開口Bは第2の開口130とほぼ同じ長さ(長手方向)の開口であってよい。係る分配開口の幅(円周方向の長さ)は、第1の開口120又は第2の開口130の幅と実質的に同じであるか、又は第1の開口120又は第2の開口130の幅より大きくてもよい場合がある。一例において、AとB、又はAとBの分配開口の開口面積の和は、A又はBの分配開口の開口面積に等しい。従って、パターン1〜パターン4の何れにおいても、第1の開口120の開口率と第2の開口130の開口率の和は100%であり、第1の開口120及び第2の開口130から吹き出る気流の風速はほぼ一定に保たれる。
パターン1〜パターン4について、図5A〜図5B、図6A〜図6B、図7A〜図7B、及び図8A〜図8Bに関連して更に説明する。図5A〜図8Aはそれぞれ、パターン1〜パターン4にそれぞれ設定された、第2の定着装置100の概略的な断面図を示す。図5B〜図8Bはそれぞれ、図5A〜図8Aのそれぞれに示された送風部材110の概略的な斜視図を示す。この例において、第2のスリーブ112は第1のスリーブ111の内側に配置されている。図5B〜図8Bにおいて、白抜きの矢印は、気流が吹き出る様子を模式的に示す。パターン1〜パターン3は、画像形成装置1で印刷されることになる印刷媒体Pの用紙サイズに応じて、選択され得る。
図5A及び図5Bにおいて、送風部材110は、パターン1に設定されている。パターン1は、第2の定着装置100に供給される印刷媒体Pの幅が無端ベルト104の幅と実質的に同じである場合に使用され得る。この場合、印刷媒体Pが通過する部分(「通紙部」)は、加熱ローラ101の長さと実質的に同じであり、加熱ローラ101を冷却する必要は無い。従って、送風部材110は、無端ベルト104だけを冷却するように第1の開口120のみを使用して無端ベルト104の全幅へ気流を吹き付ける。
図6A及び図6Bにおいて、送風部材110は、パターン2に設定されている。パターン2は、第2の定着装置100に供給される印刷媒体Pの幅が無端ベルト104の幅より小さい場合に使用され得る。この場合、印刷媒体Pが載置されていない無端ベルト104の両端部は、冷却する必要は無い。一方、印刷媒体Pが加熱ローラ101を通過する部分(「通紙部」)は、加熱ローラ101の長さよりも短い。そのため、印刷媒体Pが通過しない加熱ローラ101の両端部(「非通紙部」)は、印刷媒体Pにより熱が奪われないので、冷却して昇温を抑制する。送風部材110は、無端ベルト104の印刷媒体Pが存在する部分(中央部)のみを冷却するように第1の開口120から無端ベルト104へ気流を吹き付け、冷却する必要の無い無端ベルト104の両端部に対する気流を、第2の開口130から加熱ローラ101の両端部(「非通紙部」)へ吹き付けることができる。
図7A及び図7Bでは、送風部材110は、パターン2に類似するパターン3に設定されている。パターン3は、パターン2に対応する印刷媒体Pの幅よりも小さい幅を有する印刷媒体Pに対応している。パターン3についても上記パターン2と同様に、送風部材110は、無端ベルト104の印刷媒体Pが存在する部分(中央部)のみを冷却するように第1の開口120から無端ベルト104へ気流を吹き付け、冷却する必要の無い無端ベルト104の両端部に対する気流を、第2の開口130から加熱ローラ101の両端部(「非通紙部」)へ吹き付けることができる。このように、送風部材110は、印刷媒体Pが載置された無端ベルト104の部分に気流を吹き付けて印刷媒体P上の溶融したトナーを確実に冷却することができ、印刷媒体Pの幅が無端ベルト104の幅より小さい場合には、冷却する必要の無い無端ベルト104の両端部に対する気流を、加熱ローラ101の両端部の昇温を抑制するために利用することができる。
図8A及び図8Bでは、送風部材110は、パターン4に設定されている。前述されたように、第2の定着装置100は、通常の定着機能と光沢付与機能の双方の機能を備えるように構成され得る。通常の定着機能を行う際の加熱ローラ101の設定温度は一般に、光沢付与機能を行う際の加熱ローラ101の設定温度よりも高い。例えば、通常の定着機能を行う際の加熱ローラ101の設定温度は、約150℃〜200℃であり、光沢付与機能を行う際の加熱ローラ101の設定温度は、約120℃〜160℃である。そのため、第2の定着装置100の動作が、通常の定着機能から光沢付与機能に切り替えられる際には、加熱ローラ101を冷却することにより画像形成装置1の停止時間を短縮することができる。そこで、送風部材110は、加熱ローラ101の全体を冷却するために、パターン4に設定され得る。パターン4に設定された送風部材110は、第2の開口130のみを使用して加熱ローラ101の全幅へ気流を吹き付け、加熱ローラ101を冷却する。
図4Cは、本開示の別の例による、第2のスリーブ112に形成された第1の分配開口220及び第2の分配開口230のシームレスな開口パターンを示す第2のスリーブ112の展開図を示す。このシームレスな開口パターンはそれぞれ、上記のAからAまで及びBからBまで(或いは逆もまた同じ)連続的に変化したものとみなすことができる。例えば、このシームレスな開口パターンは、定形外の用紙サイズの印刷媒体Pにも対処することができる。第2のスリーブ112に形成された第1の分配開口220及び第2の分配開口230はそれぞれ、気流が第1の開口120及び第2の開口130から吹き出るように、第2のスリーブ112の回転によって第1のスリーブ111の第1の開口120及び第2の開口130と整列可能である。第2のスリーブ112の回転によって、第2のスリーブ112の第1の分配開口220は、第1のスリーブ111の第1の開口120の開口率を0%〜100%まで連続的に変化させることができ、それに伴って第2の分配開口230が第2の開口130の開口率を100%〜0%まで連続的に変化させることができるように構成され得る。この場合、第1の開口120の開口率と第2の開口130の開口率の和は、100%であることができる。例えば、第1の分配開口220は、第2のスリーブの回転によって第1の開口120の開口面積を、両端部から中心に向かって連続的に減少させるように構成されることができ、それに伴って第2の分配開口230が、第2の開口130の開口面積を両端部から中心に向かって連続的に増加するように構成されることができる。例えば、第1の分配開口220の形状は、略三角形であり、第2の分配開口230の形状は、係る略三角形と相補的な凹形である。一例として、図4Cに示されるように、第1の分配開口220の形状は、第2のスリーブ112の軸方向に底辺を備える二等辺三角形であることができ、第2の分配開口230の形状は、第2のスリーブ112の軸方向に長辺を備え、その長辺に垂直な2つの辺を備える凹五角形であることができる。この場合、第2の分配開口230の凹五角形の凹角は、第1の分配開口220の二等辺三角形の頂角に対応する。
第2の定着装置100は、第1の開口120からの気流が確実に無端ベルト104に向けて吹き付けられるように、及び第2の開口130からの気流が確実に加熱ローラ101に向けて吹き付けられるように、遮蔽板140を備えることができる。例えば、遮蔽板140は、図5A〜図8Aに示されたように、送風部材111の第1の開口120と第2の開口130との間に配置され得る。このような遮蔽板140を備えることにより、無端ベルト104及び加熱ローラ101を冷却する効率が更に高められることが可能になる。
上記の説明は、説明される原理の例を例証する及び説明するために提示された。本説明は、網羅的にする、或いはこれら原理を開示された何らかの全く同一の形態に制限することは意図されていない。多くの変形および変更が、上記の教示に鑑みて可能である。
1 画像形成装置
100 第2の定着装置
101 加熱ローラ
102 加圧ローラ
103 張架ローラ
104 無端ベルト
110 送風部材
111 第1のスリーブ
112 第2のスリーブ
120、130 開口
140 遮蔽板
220、230 分配開口

Claims (15)

  1. 定着装置であって、
    加熱ローラと、
    張架ローラと、
    前記加熱ローラから前記張架ローラに向けて移動可能なベルトと、
    前記ベルトを介して前記加熱ローラに圧接して定着ニップ部を形成する加圧ローラと、
    前記ベルトへ向けて気流を吹き付けるための第1の開口、及び前記加熱ローラへ向けて気流を吹き付けるための第2の開口を備える送風部材とを含む、定着装置。
  2. 前記第1の開口および前記第2の開口は、前記ベルトの幅方向に延び且つ前記ベルトの幅と実質的に同じ長さを有する細長い開口である、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第1の開口および前記第2の開口から吹き出る気流のパターンを変更するための分配機構を含む、請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記気流のパターンは、印刷媒体の幅に応じて変更される、請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記送風部材は、前記第1の開口および前記第2の開口を備えて形成された第1のスリーブ、及び前記第1のスリーブの内側または外側に回転可能に配置され、前記分配機構を備えて形成された第2のスリーブを含む、請求項3に記載の定着装置。
  6. 前記分配機構は、気流が前記第1の開口の全長から吹き出し、前記第2の開口が遮断される第1の分配開口パターンを有する、請求項5に記載の定着装置。
  7. 前記分配機構は、気流が前記第1の開口の中央部および前記第2の開口の両端部から吹き出る第2の分配開口パターンを有する、請求項5に記載の定着装置。
  8. 前記分配機構は、気流が前記第2の開口の全長から吹き出し、前記第1の開口が遮断される第3の分配開口パターンを有する、請求項5に記載の定着装置。
  9. 前記第1の分配開口パターンにおける分配開口の面積の和、前記第2の分配開口パターンにおける分配開口の面積の和、及び前記第3の分配開口パターンにおける分配開口の面積の和は、等しい、請求項6、7及び8に記載の定着装置。
  10. 前記第1の開口は、前記分配機構を備える前記第2のスリーブの回転によってその開口率を0%〜100%まで連続的に変化させることができ、それに伴って前記第2の開口の開口率は逆に100%〜0%まで連続的に変化する、請求項5に記載の定着装置。
  11. 前記分配機構は、前記第2のスリーブに形成され、前記第2のスリーブの回転によって前記第1の開口の開口面積を、両端部から中心に向かって連続的に減少させるように構成された第1の分配開口、及びそれに伴って前記第2の開口の開口面積を、両端部から中心に向かって連続的に増加させるように構成された第2の分配開口を有する、請求項10に記載の定着装置。
  12. 前記第1の分配開口の形状は略三角形であり、前記第2の分配開口の形状は前記略三角形と相補的な凹形である、請求項11に記載の定着装置。
  13. 前記第2のスリーブが、前記第1のスリーブの内側に配置され、前記第1のスリーブは、前記第1の開口と前記第2の開口との間に配置された遮蔽板を備える、請求項5〜12の何れか1項に記載の定着装置。
  14. 画像形成装置であって、
    請求項1に記載の定着装置を含む、画像形成装置。
  15. 前記第1の開口および前記第2の開口から吹き出る気流のパターンを変更するための分配機構を含む、請求項14に記載の画像形成装置。
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