JP6891541B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関するものである。
複写機やプリンター、ファクシミリなどといった画像形成装置ではUFP(Ultra Fine Particle)などの微粒子が発生することが知られている。この微粒子は、特に定着部で発生し易いことも分かっている。微粒子の捕集に関して提案された従来の画像形成装置の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載された画像形成装置は、定着部材の外周面に臨む取込口を有する排気用ダクトと、排気用ダクトを流れる微粒子を捕捉するフィルターと、シート(用紙)に対向する吹出口を有する冷却用ダクトとを備える。そして、この画像形成装置は定着部材から発生した微粒子をフィルターで捕集し、且つシートを冷却する。これにより、この画像形成装置は微粒子の機外への放出を防止することができ、さらに用紙を冷却して定着させた後のトナーの溶融を防止することができる。
特開2011−180341号公報
ここで、画像形成装置で比較的小サイズの用紙を連続して印刷すると、定着部材の表面における用紙の通紙部と非通紙部との間で温度差が大きくなることが分かっている。定着部材の表面のこの温度差は、続いて大サイズの用紙を印刷する場合の定着に悪影響を与え、印刷物に画像ノイズを発生させることが課題であった。
そこで、定着部材を冷却することで、定着部材の全体の均熱化を図り、さらに定着部材の全体としての過昇温を抑制することが望ましいと考えられた。また、定着部材の冷却は、定着部材の熱膨張に起因する定着ニップ幅の変動の抑制や、定着部材の劣化の抑制も期待することができる。
特許文献1に記載された画像形成装置は微粒子の捕集に加えてシート(用紙)を冷却しているが、定着部材自体を積極的に冷却しているわけではない。このため、画像ノイズの発生や定着ニップ幅の変動、定着部材の劣化に関して課題が残されていた。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、微粒子を効率良く捕集することができ、且つ定着部材を効果的に冷却することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、少なくとも一方が加熱された2つの定着部材が接触する定着ニップ部で用紙に転写された未定着トナー像を定着させる定着部と、前記定着部材に対向して設けられた内側開口及び前記定着部材から離隔して設けられた外側開口を有するとともに前記内側開口と前記外側開口との間で延びるダクトと、前記ダクトの内部に配置されて回転方向を切り替えることで空気の流通方向の変更が可能なファンと、前記ダクトの内部を流通する微粒子を捕集するフィルターとを備え、前記定着部材の加熱開始時に前記内側開口から前記ダクトの内部に空気を吸い込む方向に前記ファンを回転させ、予め定めた所定のタイミングで、前記ダクトの内部の空気を前記内側開口から前記定着部材に向けて吹き出す方向に前記ファンの回転方向を切り替えることを特徴とする。
この構成によると、画像形成装置は微粒子の発生の開始から発生量がピークに達し、発生量が低下するまでフィルターで微粒子を捕集する。さらにその後、画像形成装置はダクトから定着部材に向けて空気を吹き出すことで定着部材を冷却する。
また、上記構成の画像形成装置において、前記定着部材の温度を検知する温度検知部を備え、前記温度検知部が検知した前記定着部材の温度に基づき、前記ダクトの内部の空気を前記内側開口から前記定着部材に向けて吹き出す方向に前記ファンの回転方向を切り替えることを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記ダクトが、前記内側開口と前記ファンとの間で延びるとともに前記内側開口において前記定着部材の軸線方向の端部と中央部とに個別に対向する複数の内側空気流通路と、前記複数の内側空気流通路の少なくとも一つに設けられて空気流通路の開閉が可能な内側弁とを備え、前記内側弁を開閉することで、前記定着部材の軸線方向の端部に対する空気の吹き付けと、前記定着部材の軸線方向の全域に対する空気の吹き付けとを切り替えることを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記定着部材の温度を検知する温度検知部を備え、前記温度検知部が検知した前記定着部材の温度に基づき、前記内側弁を開閉し、前記定着部材に対して空気の吹き付け領域を切り替えることを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記内側弁を閉鎖する方向に付勢する内側弁付勢部材を備え、前記ファンの回転出力及び前記ファンの回転方向に基づき、前記内側弁を開閉させることを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記ダクトが前記内側開口からその内部に空気を吸い込む第1モードと、前記ダクトが前記定着部材の軸線方向の端部に対して空気を吹き付ける第2モードと、前記ダクトが前記定着部材の軸線方向の全域に対して空気を吹き付ける第3モードとの動作モードを有することを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記ダクトが、前記ファンと前記外側開口との間で延びる第1外側空気流通路及び第2外側空気流通路と、前記第1外側空気流通路及び前記第2外側空気流通路各々に設けられて個別に空気流通路の開閉が可能な第1外側弁及び第2外側弁と、前記第1外側空気流通路に設けられた前記フィルターとを備え、前記ファンから前記外側開口に向かって空気を流通させる場合に、前記第1外側弁を開放して前記第2外側弁を閉鎖し、前記外側開口から前記ファンに向かって空気を流通させる場合に、前記第1外側弁を閉鎖して前記第2外側弁を開放することを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記第1外側弁または前記第2外側弁を個別に閉鎖する方向に付勢する複数の外側弁付勢部材を備え、前記ファンの回転方向に基づき、前記第1外側弁または前記第2外側弁を個別に開閉させることを特徴とする。
また、上記構成の画像形成装置において、前記温度検知部が温度を検知する前記定着部材が加圧ローラーであって、前記加圧ローラーに向けて前記ダクトがその内部の空気を吹き出すことを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、微粒子を効率良く捕集することができ、且つ定着部材を効果的に冷却することができる。
本発明の第1実施形態の画像形成装置の部分垂直断面正面図である。 本発明の第1実施形態の画像形成装置の定着部及び送風部を示す正面図である。 本発明の第1実施形態の画像形成装置の加熱ローラー温度とUFP発生量との関係を示すグラフである。 本発明の第1実施形態の画像形成装置の稼働開始時のタイムチャートである。 本発明の第2実施形態の画像形成装置の稼働開始時のタイムチャートである。 本発明の第3実施形態の画像形成装置の定着部及び送風部(内側弁閉鎖状態)を示す部分正面図である。 本発明の第3実施形態の画像形成装置の送風部(内側弁閉鎖状態)を示す上面図である。 本発明の第3実施形態の画像形成装置の定着部及び送風部(内側弁開放状態)を示す部分正面図である。 本発明の第3実施形態の画像形成装置の送風部(内側弁開放状態)を示す上面図である。 本発明の第3実施形態の画像形成装置の稼働開始時のタイムチャートである。 本発明の第3実施形態の画像形成装置の送風部の動作モードの説明図である。 本発明の第3実施形態の画像形成装置の定常運転時のタイムチャートである。 本発明の第4実施形態の画像形成装置の定着部及び送風部(内側弁閉鎖状態)を示す部分正面図である。 本発明の第4実施形態の画像形成装置の定着部及び送風部(内側弁開放状態)を示す部分正面図である。 本発明の第5実施形態の画像形成装置の定着部及び送風部(第1外側弁開放状態)を示す部分正面図である。 本発明の第5実施形態の画像形成装置の送風部(第1外側弁開放状態)を示す上面図である。 本発明の第5実施形態の画像形成装置の定着部及び送風部(第2外側弁開放状態)を示す部分正面図である。 本発明の第5実施形態の画像形成装置の送風部(第2外側弁開放状態)を示す上面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
<第1実施形態>
最初に、本発明の第1実施形態の画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は画像形成装置の部分垂直断面正面図の一例である。なお、図1の矢印付き二点鎖線は用紙の搬送経路及び搬送方向を示す。また、図1の上下方向、左右方向及び紙面奥行き方向が画像形成装置の上下方向、左右方向及び奥行き方向である。
画像形成装置1は、図1に示すように所謂タンデム型のカラー複写機であり、原稿の画像を読み取る画像読取部2と、読み取った画像を用紙等の転写材に印刷する印刷部3と、印刷条件の入力や稼働状況の表示を行うための操作部4と、主制御部5とを備える。
画像読取部2は不図示のプラテンガラスの上面に載置された原稿の画像を不図示のスキャナーを移動して読み取る公知のものである。また、画像形成装置1は原稿搬送装置2Aを利用して複数枚の原稿の画像を1枚ずつ自動的に読み取ることも可能である。原稿の画像は赤(R)、緑(G)、青(B)の三色に色分解され、不図示のCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーで電気信号に変換される。これにより、画像読取部2は赤(R)、緑(G)、青(B)の色別の画像データを得る。
画像読取部2が得た色別の画像データは主制御部5において各種処理が行われ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色の画像データに変換されて主制御部5等の不図示のメモリーに格納される。メモリーに格納された再現色別の画像データは位置ずれ補正のための処理を受けた後、像担持体である感光体ドラム21に対する光走査を行うために用紙の搬送と同期して走査ラインごとに読み出される。
印刷部3は電子写真方式によって画像を形成し、その画像を用紙に転写する。印刷部3は中間転写体を無端状のベルトとして形成した中間転写ベルト11を備える。中間転写ベルト11は駆動ローラー12及び従動ローラー13を含む複数のローラーに巻き掛けられる。中間転写ベルト11は駆動ローラー12によって図1における時計回りに回転移動する。
駆動ローラー12は中間転写ベルト11を挟んで対向する二次転写ローラー15を圧して接触する。二次転写ローラー15の箇所の、中間転写ベルト11の回転方向下流側には中間転写ベルト11の外周面に接触する不図示の中間転写クリーニング部が設けられる。中間転写クリーニング部は中間転写ベルト11の外周面に形成されたトナー像が用紙に転写された後、中間転写ベルト11の外周面に残留したトナーなどの付着物を除去してクリーニングする。
中間転写ベルト11の正面から見た右方には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色に対応する画像形成部20Y、20M、20C、20Kが設けられる。なおこの説明において、特に限定する必要がある場合を除き、色を表す「Y」、「M」、「C」、「K」の識別記号の記載を省略して、例えば「画像形成部20」と総称することがある。4台の画像形成部20は中間転写ベルト11の回転方向に沿って、回転方向の上流側から下流側に向けて一列にして配置される。4台の画像形成部20は構成がすべて同じであり、図1における反時計回りに回転する感光体ドラム21を中心としてその周囲に帯電部、露光部23、現像部24、ドラムクリーニング部及び一次転写ローラーを備える。
4台の画像形成部20各々の正面から見た右方には、各再現色に対応するトナーボトル31が設けられる。各トナーボトル31の内部には新しい未使用のトナーが収容され、そのトナーが現像部24に対して個別に補給される。トナーボトル31は装置本体に対して着脱可能に設けられ、適宜新しいものと交換することができる。
画像形成装置1の下部には用紙供給装置91が設けられる。用紙供給装置91はその内部に複数の用紙Pを積載して収容し、用紙Pをその最上層から順に1枚ずつ用紙搬送路Qに送り出す。用紙供給装置91から用紙搬送路Qに送り出された用紙Pはレジストローラー対94の箇所に到達する。そして、レジストローラー対94が用紙Pの斜め送りを矯正(スキュー補正)しつつ中間転写ベルト11の回転と同期をとって、中間転写ベルト11と二次転写ローラー15との接触部(二次転写ニップ部)に向けて用紙Pを送り出す。
画像形成部20では露光部23から照射された光によって感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成され、その静電潜像が現像部24によってトナー像として可視像化される。感光体ドラム21の表面に形成されたトナー像は感光体ドラム21が中間転写ベルト11を挟んで一次転写ローラーと対向する箇所において中間転写ベルト11の外周面に一次転写される。そして、中間転写ベルト11の回転とともに所定のタイミングで各画像形成部20のトナー像が順次中間転写ベルト11に転写されることにより、中間転写ベルト11の外周面にはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト11の外周面に一次転写されたカラートナー像はレジストローラー対94により同期をとって送られてきた用紙Pに、中間転写ベルト11と二次転写ローラー15とが接触して形成される二次転写ニップ部にて転写される。
二次転写ニップ部の用紙搬送方向の下流側には定着部40が備えられる。二次転写ニップ部にて未定着トナー像が転写された用紙Pは定着部40へと送られ、トナー像が加熱、加圧されて用紙Pに定着される。定着部40を通過した用紙Pは画像形成装置1の本体の左側面に設けられた用紙排出口96を通して、その外側に設けられた不図示の用紙排出トレイに向けて排出される。
操作部4は画像読取部2の右方に設けられる。操作部4は、例えばユーザーによる印刷に使用する用紙Pの種類やサイズ、拡大縮小、両面印刷の有無といった印刷条件などの設定の入力や、ファクシミリ送信におけるファックス番号や送信者名などの設定の入力を受け付ける。また、操作部4は、例えば装置の状態や注意事項、エラーメッセージなどを表示部4wに表示することによって、それらをユーザーに対して報知するための報知部としての役割も果たす。
また、画像形成装置1にはその全体の動作制御のため、不図示のCPUや画像処理部、その他の図示しない電子部品で構成された主制御部5が設けられる。主制御部5は中央演算処理装置であるCPUと画像処理部とを利用し、メモリーに記憶、入力されたプログラム、データに基づき画像読取部2や印刷部3などといった構成要素を制御して一連の画像形成動作、印刷動作を実現する。
そして、画像形成装置1は、図1に示すように送風部50を備える。送風部50は定着部40の下方から画像形成装置1の本体の左側面にかけての領域に配置される。送風部50は画像形成装置1の内部、特に定着部40の周辺で浮遊する微粒子(UFP)を吸い込んで捕集する。さらに、送風部50は定着部40に対して空気を吹き出し、定着部材を冷却する。
続いて、画像形成装置1の定着部40及び送風部50の詳細な構成とその動作について、図2〜図4を用いて説明する。図2は定着部40及び送風部50を示す正面図である。図3は加熱ローラー温度とUFP発生量との関係を示すグラフである。図4は画像形成装置1の稼働開始時のタイムチャートである。
定着部40は、図2に示すように定着部材である定着ローラー41、加圧ローラー42、加熱ローラー43、定着ベルト44及び加熱部45と、温度検知部46、47とを備える。
定着ローラー41及び加圧ローラー42は互いに円筒形状を成し、各々の周面が用紙搬送路Qを挟んで対向するように並べて配置される。定着ローラー41及び加圧ローラー42は互いの回転軸線が用紙幅方向、すなわち画像形成装置1の前後方向に沿って延びる。定着ローラー41及び加圧ローラー42は用紙搬送路Qの用紙幅方向の全域に対応する長さを有する。定着ローラー41及び加圧ローラー42は、例えば外周面側から径方向中心に向かって順に離型層(例えばフッ素コーティング)、発熱層及び弾性層などが設けられた積層構造を有する。
定着ローラー41はその回転軸41aが定着部40の筐体部に設けられた軸受により回転可能に支持される。定着ローラー41は不図示のモーターから動力を得て図2において時計回りに回転する。加圧ローラー42はその回転軸42aが定着部40の筐体部に設けられた軸受により回転可能に支持される。加圧ローラー42は不図示のモーターから動力を得て図2において反時計回りに回転する。
加圧ローラー42は不図示の加圧ばね等を用いた加圧機構によって所定の圧力が付与され、その周面が定着ローラー41の周面を圧して接触して定着ニップ部Nを形成する。
加熱ローラー43は円筒形状を成し、その内部に加熱ローラー43を加熱するための加熱部45を収容する。加熱ローラー43はその周面が定着ローラー41の周面と離隔して対向するように配置される。加熱ローラー43はその回転軸線が定着ローラー41の回転軸線と平行を成し、用紙幅方向、すなわち画像形成装置1の前後方向に沿って延びる。加熱ローラー43は用紙搬送路Qの用紙幅方向の全域に対応する長さを有する。加熱ローラー43はその不図示の回転軸が定着部40の筐体部に設けられた軸受により回転可能に支持される。また、加熱ローラー43は定着ローラー41に対して接近、離隔する方向に変位可能に支持される。
定着ベルト44は無端状に形成され、その用紙幅方向の長さが定着ローラー41及び加熱ローラー43と同じである。定着ベルト44は例えばポリイミドフィルムなどから成る基材層に弾性層、離型層などが設けられた積層構造を有する。定着ベルト44は定着ローラー41及び加熱ローラー43に巻き掛けられ、定着ニップ部Nにおいて定着ローラー41と加圧ローラー42との間に挟持される。加熱ローラー43が定着ローラー41から離隔する方向に加熱ローラー43に対して付勢力が付与されることで、定着ベルト44に所定のテンションが生じる。
定着ベルト44は加熱ローラー43を介して加熱部45によって加熱される。そして、定着部40は、発熱する定着ベルト44を挟んで定着ローラー41と加圧ローラー42とが接触する定着ニップ部Nで、用紙Pに転写された未定着トナー像を用紙Pに定着させる。
温度検知部46は定着ローラー41に近接して設けられる。温度検知部47は加圧ローラー42に近接して設けられる。温度検知部46、47はサーミスタ等から成り、定着ベルト44、加圧ローラー42の表面の温度を検知する。主制御部5はそれらの温度に基づいて加熱部45を制御する。
送風部50は、図2に示すようにダクト51と、ファン52と、フィルター53とを備える。
ダクト51は加圧ローラー42の下方から画像形成装置1の本体の左側面まで延びる。ダクト51は内側開口51a及び外側開口51bを有する。内側開口51aはダクト51の加圧ローラー42側の一端に設けられ、加圧ローラー42に対向する。外側開口51bは加圧ローラー42から離隔したダクト51の画像形成装置1の左側面側の一端に設けられ、画像形成装置1の外部に臨む。すなわち、ダクト51は内側開口51aと外側開口51bとの間で延びる。
ファン52はダクト51の内部であって、内側開口51aと外側開口51bとの略中間部に配置される。ファン52が駆動されると、ダクト51の内部で空気が流通する。また、ファン52は回転方向を切り替えることで空気の流通方向の変更が可能である。これにより、ダクト51の内部では、内側開口51aからダクト51の内部に空気を吸い込む方向と、ダクト51の内部の空気を内側開口51aから加圧ローラー42に向けて吹き出す方向に、空気が流通する。
フィルター53はダクト51の内部であって、ダクト51の画像形成装置1の左側面側の一端近傍に設けられる。フィルター53はダクト51の内部を流通する微粒子(UFP)を捕集する。
ここで、図3は加熱ローラー43の温度と微粒子(UFP)の発生量との関係を示している。図3によれば、加熱部45による加熱ローラー43の加熱開始から30秒程度で、加熱ローラー43が所定の設定温度付近(約200℃)に達する。そして、加熱ローラー43の加熱開始から1分程度で、微粒子(UFP)の発生量が最大になっていることが分かる。
加熱ローラー43の弾性層を構成する例えばシリコンゴム材料は、微粒子(UFP)としてシロキサンをローラーの軸線方向の端部から発生させることが分かっている。シロキサンは、加熱ローラー43の加熱開始後、加熱ローラー43の温度が約180℃になると急激に増加する。このため、送風部50を駆動し、加熱ローラー43に対する加熱の初期段階において、定着部40の周辺で浮遊する微粒子(UFP)を吸い込んで捕集することが望ましい。
図4は画像形成装置1の稼働開始時のタイムチャートを示し、上から順に、装置電源のON/OFF、微粒子(UFP)の発生量、加熱ローラー43の温度、加圧ローラー42の軸線方向の中央部温度、加圧ローラー42の軸線方向の端部温度、ファン52の出力/回転方向及び用紙の通紙のON(開始)/OFF(停止)を表す。
画像形成装置1は、図4に示すように電源ONになると(時間t0)、ファン52を所定の出力で逆回転させる。なお、ここで、ファン52の正回転はダクト51の内部の空気を内側開口51aから加圧ローラー42に向けて吹き出す方向に空気を流通させる回転方向であり、ファン52の逆回転は内側開口51aからダクト51の内部に空気を吸い込む方向に空気を流通させる回転方向である。
画像形成装置1の電源ONとともに、加熱部45による加熱ローラー43の加熱が開始され、加熱ローラー43の温度、加圧ローラー42の中央部温度、加圧ローラー42の端部温度が上昇し始める。加熱部45が加熱する加熱ローラー43の温度は、加圧ローラー42の上限温度Uc、Ueに基づき制御される。
そして、加熱ローラー43の温度が所定の温度(例えば180℃)に接近すると、微粒子(UFP)の発生量が増加してピークに達する。これに対して、加熱ローラー43の加熱開始時(時間t0)とともに、内側開口51aからダクト51の内部に空気を吸い込む方向にファン52を回転させているので、フィルター53で微粒子(UFP)を捕集することができる。
続いて、例えば時間t1で用紙の通紙を開始(ON)する。
そして、予め定めた所定のタイミングである時間t2で、ファン52の回転方向が正回転に切り替えられる。すなわち、ファン52はダクト51の内部の空気を内側開口51aから加圧ローラー42に向けて吹き出す方向に空気を流通させる。時間t2としては、微粒子(UFP)の発生量がピークに達した後、その発生量が一定量まで低下する時間が予め定められ、主制御部5等のメモリー等に予め記憶される。
ファン52が所定の出力で正回転すると、ダクト51の内部の空気が内側開口51aから加圧ローラー42に向けて吹き出される。
上記第1実施形態の構成によれば、画像形成装置1は、加熱ローラー43の加熱開始時(時間t0)に内側開口51aからダクト51の内部に空気を吸い込む方向にファン52を回転させ、予め定めた所定のタイミング(時間t2)で、ダクト51の内部の空気を内側開口51aから加圧ローラー42に向けて吹き出す方向にファン52の回転方向を切り替える。これにより、微粒子の発生の開始から発生量がピークに達し、発生量が低下するまでフィルター53で微粒子を捕集することができる。さらにその後は、ダクト51から加圧ローラー42に向けて空気を吹き出すことで、加圧ローラー42を冷却することができる。したがって、微粒子を効率良く捕集することができ、且つ加圧ローラー42を効果的に冷却することが可能である。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の画像形成装置について、図5を用いて説明する。図5は画像形成装置の稼働開始時のタイムチャートである。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ名称、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
第2実施形態の画像形成装置1は、図5に示すように稼働開始時に電源ONになると(時間t0)、ファン52を所定の出力で逆回転させる。これにより、ファン52は内側開口51aからダクト51の内部に空気を吸い込む方向に空気を流通させる。
そして、微粒子(UFP)の発生量が低下すると想定される時間t2では、ファンの回転方向が切り替えることはない。
続いて、時間t2の経過後、加圧ローラー42の軸線方向の端部温度が所定の上限温度Ueに達するタイミングである時間t3で、ファン52の回転方向が正回転に切り替えられる。すなわち、ファン52はダクト51の内部の空気を内側開口51aから加圧ローラー42に向けて吹き出す方向に空気を流通させる。
このようにして第2実施形態の画像形成装置1は、温度検知部47が検知した加圧ローラー42の温度に基づき、ダクト51の内部の空気を内側開口51aから加圧ローラー42に向けて吹き出す方向にファン52の回転方向を切り替える。この構成によれば、微粒子の発生量が十分に低下するまでフィルター53で微粒子を捕集することができる。したがって、送風部50による微粒子の捕集効果を向上させることが可能である。
また、第2実施形態のの画像形成装置1は、温度検知部47が温度を検知する定着部材が加圧ローラー42であって、加圧ローラー42に向けてダクト51がその内部の空気を吹き出す。この構成によれば、加圧ローラー42の全体の均熱化を図り、さらに加圧ローラー42の全体としての過昇温を抑制することが可能である。これにより、印刷物における画像ノイズの発生を防止することができる。さらに、加圧ローラー42を冷却することで、加圧ローラー42の熱膨張に起因する定着ニップ幅の変動の抑制や、加圧ローラー42の劣化の抑制を実現することが可能になる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態の画像形成装置について、図6〜図12を用いて説明する。図6及び図7は画像形成装置の定着部及び送風部(内側弁閉鎖状態)を示す部分正面図及び上面図である。図8及び図9は定着部及び送風部(内側弁開放状態)を示す部分正面図及び上面図である。図10は画像形成装置の稼働開始時のタイムチャートである。図11は送風部の動作モードの説明図である。図12は画像形成装置の定常運転時のタイムチャートである。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1及び第2の実施形態と同じであるので、それらの実施形態と共通する構成要素には前と同じ名称、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
第3実施形態の画像形成装置1の送風部50は、図6〜図9に示すようにダクト51が複数の内側空気流通路54、55と、内側弁56とを備える。
複数の内側空気流通路54、55は各々、内側開口51aとファン52との間で延びる。複数の内側空気流通路54、55はダクト51の内部が加圧ローラー42の軸線方向(前後方向)において区分されて構成される。
2つの内側空気流通路54は加圧ローラー42の軸線方向の両端部側各々に設けられる。2つの内側空気流通路54は各々、内側開口51aにおいて加圧ローラー42の軸線方向の端部に個別に対向する。
単一の内側空気流通路55は2つの内側空気流通路54の間に挟まれ、加圧ローラー42の軸線方向の中央部に対応して設けられる。内側空気流通路55は内側開口51aにおいて加圧ローラー42の軸線方向の中央部に対向する。
内側弁56は内側空気流通路55に対して設けられる。内側弁56は内側空気流通路55のファン52側の端部に配置される。内側弁56は例えば平板状を成し、内側空気流通路55の空気流通方向と交差する方向の内部断面の形状、大きさと略同じ形状、大きさに構成される。内側弁56は上端に設けられて加圧ローラー42の軸線方向に延びる軸部56aの軸線回りに回転可能に支持される。内側弁56が略垂直な姿勢をとると、内側空気流通路55が閉鎖される(図6及び図7参照)。この姿勢から内側弁56が軸部56aの軸線回りに回転すると、内側空気流通路55が開放される(図8及び図9参照)。
内側弁56は錘56bを有する。錘56bは内側弁56の自由端側、すなわち略垂直な閉鎖姿勢にある内側弁56の下部に配置される。錘56bは重力の作用によって内側弁56を閉鎖する方向に付勢する内側弁付勢部材として機能する。なお、ダクト51の内底面であって、閉鎖姿勢にある内側弁56のファン52側にはストッパー57が設けられる。これにより、閉鎖姿勢にある内側弁56がファン52に向かって開放されることはない。内側弁56は、図8及び図9に示すように内側開口51a側に向かって開放される。
画像形成装置1は、図10に示すように稼働開始時に電源ONになると(時間t0)、ファン52を所定の出力で逆回転させる。これにより、ファン52は内側開口51aからダクト51の内部に空気を吸い込む方向に空気を流通させる。
ダクト51の内部の空気はファン52が内側弁56を引っ張る方向に流通するが、ストッパー57の作用によって内側弁56は閉鎖姿勢を維持する。これにより、加圧ローラー42の軸線方向の両端部各々に対向する2つの内側空気流通路54を通して、内側開口51aからファン52に向かって空気が流通する。そして、フィルター53が微粒子(UFP)を捕集する。
続いて、微粒子(UFP)の発生量が低下すると想定される時間t2の経過後、加圧ローラー42の軸線方向の端部温度が所定の上限温度Ueに達するタイミングである時間t3で、ファン52の回転方向が正回転に切り替えられる。すなわち、ファン52はダクト51の内部の空気を内側開口51aから加圧ローラー42に向けて吹き出す方向に空気を流通させる。
ここで、ファン52は時間t3において、錘56bを有する内側弁56がその重みによって開かない程度の出力で回転される。すなわち、内側弁56は自身の重みによって閉鎖姿勢を維持する。これにより、2つの内側空気流通路54を通して、ファン52から内側開口51aに向かって空気が流通する。ダクト51の内部の空気が内側開口51aから加圧ローラー42の両端部各々に向けて吹き出される。
続いて、加圧ローラー42の軸線方向の中央部温度が所定の上限温度Ucに達するタイミングである時間t4で、ファン52の回転出力が増加される。ファン52は、錘56bを有する内側弁56の重みに抗して、内側弁56を開放する出力で回転される。これにより、2つの内側空気流通路54、及び単一の内側空気流通路55を通して、ファン52から内側開口51aに向かって空気が流通する。ダクト51の内部の空気が内側開口51aから加圧ローラー42の両端部各々及び中央部、すなわち加圧ローラー42の軸線方向の全域に向けて吹き出される。
このようにして第3実施形態の画像形成装置1は、内側弁56を開閉することで、加圧ローラー42の軸線方向の端部に対する空気の吹き付けと、加圧ローラー42の軸線方向の全域に対する空気の吹き付けとを切り替える。そして、画像形成装置1は、図11に示す3つの動作モードを有する。
第1モードは、ダクト51が内側開口51aからその内部に空気を吸い込む。第1モードでは、空気流通路が2つの内側空気流通路54であり、冷却領域が加圧ローラー42の軸線方向の端部のみであり、微粒子(UFP)がフィルター53で捕集される。
第2モードは、ダクト51が加圧ローラー42の軸線方向の端部に対して空気を吹き付ける。第2モードでは、空気流通路が2つの内側空気流通路54であり、冷却領域が加圧ローラー42の軸線方向の端部のみであり、微粒子(UFP)が捕集されない。
第3モードは、ダクト51が加圧ローラー42の軸線方向の全域に対して空気を吹き付ける。第3モードでは、空気流通路が内側空気流通路54、55の3つであり、冷却領域が加圧ローラー42の軸線方向の全域であり、微粒子(UFP)が捕集されない。
この構成によれば、加圧ローラー42の軸線方向の端部と全域とに対して、段階を経て冷却することができる。したがって、例えば比較的小サイズの用紙を連続して印刷する場合に昇温し易い加圧ローラー42の端部の冷却を中心に、加圧ローラー42の全域を効果的に冷却することが可能になる。
また、第3実施形態の画像形成装置1は、温度検知部47が検知した加圧ローラー42の温度に基づき、内側弁56を開閉し、加圧ローラー42に対して空気の吹き付け領域を切り替える。この構成によれば、加圧ローラー42の軸線方向の端部と全域とに対して、各々の領域の温度に応じて、それら領域を段階的に冷却することができる。したがって、加圧ローラー42の端部と全域とを好適なタイミングで冷却することができ、加圧ローラー42の全域をより一層効果的に冷却することが可能になる。
また、第3実施形態の画像形成装置1は、内側弁56を閉鎖する方向に付勢する錘56bを備える内側弁56を、ファン52の回転出力及びファン52の回転方向に基づき開閉させる。この構成によれば、ファン52の回転出力及びファン52の回転方向を変更するだけで容易に、内側弁56を開閉させることが可能になる。
なお、画像形成装置1が稼働を開始し、加圧ローラー42の軸線方向の全域の冷却が開始された後(時間t4の後)の定常運転時は、図12に示すようにファン52の回転が制御される。すなわち、ファン52の回転によって加圧ローラー42の全域が冷却され、加圧ローラー42の軸線方向の中央部温度が所定の下限温度Lcに達すると(時間t5)、ファン52の回転出力が減少される。これにより、内側弁56が閉鎖され、ダクト51の内部の空気が内側開口51aから加圧ローラー42の両端部各々に向けて吹き出される。
さらに、加圧ローラー42の軸線方向の端部温度が所定の下限温度Leに達すると(時間t6)、ファン52の回転が停止される。これにより、ダクト51の内部では空気が流通しない。
続いて、ファン52の回転停止によって加圧ローラー42の全域が加熱され、加圧ローラー42の軸線方向の中央部温度が所定の上限温度Ucに達すると(時間t7)で、ファン52が正回転、高出力で回転される。これにより、内側弁56が開放され、ダクト51の内部の空気が内側開口51aから加圧ローラー42の全域に向けて吹き出される。以後の定常運転時には、このような動作が繰り返される。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態の画像形成装置について、図13及び図14を用いて説明する。図13は画像形成装置の定着部及び送風部(内側弁閉鎖状態)を示す部分正面図である。図14は画像形成装置の定着部及び送風部(内側弁開放状態)を示す部分正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第3実施形態と同じであるので、第3実施形態と共通する構成要素には前と同じ名称、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
第4実施形態の画像形成装置1の送風部50は、図13及び図14に示すようにダクト51が内側弁56を備える。
内側弁56にはバネ56cが接続される。バネ56cは引張ばねで構成され、内側弁56の自由端側、すなわち略垂直な閉鎖姿勢にある内側弁56の下部と、送風部50の筐体部50aとの間で連結される。バネ56cはその弾性力の作用によって内側弁56を閉鎖する方向に付勢する内側弁付勢部材として機能する。
この構成においても、ファン52の回転出力及びファン52の回転方向を変更するだけで容易に、内側弁56を開閉させることが可能になる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態の画像形成装置について、図15〜図18を用いて説明する。図15及び図16は画像形成装置の定着部及び送風部(第1外側弁開放状態)を示す部分正面図及び上面図である。図17及び図18は定着部及び送風部(第2外側弁開放状態)を示す部分正面図及び上面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第3実施形態と同じであるので、第3実施形態と共通する構成要素には前と同じ名称、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
第5実施形態の画像形成装置1の送風部50は、図15〜図18に示すようにダクト51が第1外側空気流通路58と、第2外側空気流通路59と、第1外側弁60と、第2外側弁61と、フィルター62とを備える。
第1外側空気流通路58及び第2外側空気流通路59はファン52と外側開口51bとの間で延びる。第1外側空気流通路58及び第2外側空気流通路59はダクト51の内部が加圧ローラー42の軸線方向(前後方向)において区分されて構成される。
第1外側弁60は第1外側空気流通路58に対して設けられる。第1外側弁60は第1外側空気流通路58のファン52側の端部に配置される。第1外側弁60は例えば平板状を成し、第1外側空気流通路58の空気流通方向と交差する方向の内部断面の形状、大きさと略同じ形状、大きさに構成される。第1外側弁60は上端に設けられて加圧ローラー42の軸線方向に延びる軸部60aの軸線回りに回転可能に支持される。第1外側弁60が略垂直な姿勢をとると、第1外側空気流通路58が閉鎖される(図17及び図18参照)。この姿勢から第1外側弁60が軸部60aの軸線回りに回転すると、第1外側空気流通路58が開放される(図15及び図16参照)。
第1外側弁60は錘60bを有する。錘60bは第1外側弁60の自由端側、すなわち略垂直な閉鎖姿勢にある第1外側弁60の下部に配置される。錘60bは重力の作用によって第1外側弁60を閉鎖する方向に付勢する外側弁付勢部材として機能する。なお、ダクト51の内底面であって、閉鎖姿勢にある第1外側弁60のファン52側にはストッパー57が設けられる。これにより、閉鎖姿勢にある第1外側弁60がファン52に向かって開放されることはない。第1外側弁60は、図15及び図16に示すように外側開口51b側に向かって開放される。
第2外側弁61は第2外側空気流通路59に対して設けられる。第2外側弁61は第2外側空気流通路59のファン52側の端部に配置される。第2外側弁61は例えば平板状を成し、第2外側空気流通路59の空気流通方向と交差する方向の内部断面の形状、大きさと略同じ形状、大きさに構成される。第2外側弁61は上端に設けられて加圧ローラー42の軸線方向に延びる軸部61aの軸線回りに回転可能に支持される。第2外側弁61が略垂直な姿勢をとると、第2外側空気流通路59が閉鎖される(図15及び図16参照)。この姿勢から第2外側弁61が軸部61aの軸線回りに回転すると、第2外側空気流通路59が開放される(図17及び図18参照)。
第2外側弁61は錘61bを有する。錘61bは第2外側弁61の自由端側、すなわち略垂直な閉鎖姿勢にある第2外側弁61の下部に配置される。錘61bは重力の作用によって第2外側弁61を閉鎖する方向に付勢する外側弁付勢部材として機能する。なお、ダクト51の内底面であって、閉鎖姿勢にある第2外側弁61の外側開口51b側にはストッパー57が設けられる。これにより、閉鎖姿勢にある第2外側弁61が外側開口51bに向かって開放されることはない。第2外側弁61は、図17及び図18に示すようにファン52側に向かって開放される。
フィルター62は第1外側空気流通路58の内部であって、第1外側空気流通路58の画像形成装置1の左側面側の一端近傍に設けられる。フィルター62は第1外側空気流通路58の内部を流通する微粒子(UFP)を捕集する。
画像形成装置1は稼働開始時に電源ONになると、ファン52を所定の出力で逆回転させる。これにより、ファン52は内側開口51aからダクト51の内部に空気を吸い込む方向に空気を流通させる。
ダクト51の内部の空気はファン52が第1外側弁60及び第2外側弁61を押す方向に流通する。これにより、第1外側弁60は開放され、第1外側空気流通路58において空気がファン52から外側開口51bに向かって流通する(図15及び図16参照)。そして、フィルター62が微粒子(UFP)を捕集する。
一方、第2外側弁61はストッパー57の作用によって閉鎖姿勢を維持し、第2外側空気流通路59には空気が流通しない。
続いて、微粒子(UFP)の発生量が低下すると想定される時間の経過後、加圧ローラー42の軸線方向の端部温度が所定の上限温度Ueに達するタイミングで、ファン52の回転方向が正回転に切り替えられる。すなわち、ファン52はダクト51の内部の空気を内側開口51aから加圧ローラー42に向けて吹き出す方向に空気を流通させる。
ダクト51の内部の空気はファン52が第1外側弁60及び第2外側弁61を引っ張る方向に流通する。これにより、第2外側弁61は開放され、第2外側空気流通路59において空気が外側開口51bからファン52に向かって流通する(図17及び図18参照)。そして、ダクト51の内部の空気が内側開口51aから加圧ローラー42の両端部各々に向けて吹き出される。
一方、第1外側弁60はストッパー57の作用によって閉鎖姿勢を維持し、第1外側空気流通路58には空気が流通しない。
このようにして第5実施形態の画像形成装置1は、ファン52から外側開口51bに向かって空気を流通させる場合に第1外側弁60を開放して第2外側弁61を閉鎖し、外側開口51bからファン52に向かって空気を流通させる場合に第1外側弁60を閉鎖して第2外側弁61を開放する。この構成によれば、加圧ローラー42に向けて空気を吹き出すときに、フィルター62で捕集した微粒子を加圧ローラー42に向かって飛散させないようにすることができる。したがって、微粒子をより一層効率良く捕集することが可能になる。そして、フィルター62に対しては常時、適正に微粒子を捕集する方向に空気が流通するので、フィルター62の急激な劣化を防止することができる。
また、第5実施形態の画像形成装置1は、第1外側弁60を閉鎖する方向に付勢する錘60bを備える第1外側弁60と、第2外側弁61を閉鎖する方向に付勢する錘61bを備える第2外側弁61とを、ファン52の回転方向に基づき開閉させる。この構成によれば、ファン52の回転方向を変更するだけで容易に、第1外側弁60及び第2外側弁61を開閉させることが可能になる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態では内側弁56、第1外側弁60及び第2外側弁61に対して、内側弁付勢部材、外側弁付勢部材を錘、引張ばねで構成したが、それら付勢部材は錘、引張ばねに限定されるわけではない。例えば、内側弁56、第1外側弁60及び第2外側弁61の各軸部にねじりコイルばねを設けても良い。また、弁の自重のみで、弁を閉鎖する方向に付勢しても良い。さらに、付勢部材に代えて、モーター、ソレノイド等の駆動源を用いて、所定のタイミングで内側弁56、第1外側弁60及び第2外側弁61を開閉させても良い。
また、上記実施形態では画像形成装置1がタンデム型のカラー印刷用の画像形成装置であることとしたが、画像形成装置はこのような機種に限定されるわけではなく、タンデム型ではないカラー印刷用の画像形成装置やモノクロ印刷用の画像形成装置であっても構わない。
本発明は画像形成装置において利用可能である。
1 画像形成装置
40 定着部
41 定着ローラー(定着部材)
42 加圧ローラー(定着部材)
44 定着ベルト(定着部材)
46、47 温度検知部
50 送風部
51 ダクト
51a 内側開口
51b 外側開口
52 ファン
53 フィルター
54、55 内側空気流通路
56 内側弁
56b 錘(付勢部材)
56c バネ(付勢部材)
58 第1外側空気流通路
59 第2外側空気流通路
60 第1外側弁
61 第2外側弁
62 フィルター
P 用紙

Claims (8)

  1. 少なくとも一方が加熱された2つの定着部材が接触する定着ニップ部で用紙に転写された未定着トナー像を定着させる定着部と、
    前記定着部材に対向して設けられた内側開口及び前記定着部材から離隔して設けられた外側開口を有するとともに前記内側開口と前記外側開口との間で延びるダクトと、
    前記ダクトの内部に配置されて回転方向を切り替えることで空気の流通方向の変更が可能なファンと、
    前記ダクトの内部を流通する微粒子を捕集するフィルターと、
    を備え、
    前記定着部材の加熱開始時に前記内側開口から前記ダクトの内部に空気を吸い込む方向に前記ファンを回転させ、予め定めた所定のタイミングで、前記ダクトの内部の空気を前記内側開口から前記定着部材に向けて吹き出す方向に前記ファンの回転方向を切り替えるとともに、
    前記ダクトが、
    前記内側開口と前記ファンとの間で延びるとともに前記内側開口において前記定着部材の軸線方向の端部と中央部とに個別に対向する複数の内側空気流通路と、
    前記複数の内側空気流通路の少なくとも一つに設けられて空気流通路の開閉が可能な内側弁と、を備え、
    前記内側弁を開閉することで、前記定着部材の軸線方向の端部に対する空気の吹き付けと、前記定着部材の軸線方向の全域に対する空気の吹き付けとを切り替えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記定着部材の温度を検知する温度検知部を備え、
    前記温度検知部が検知した前記定着部材の温度に基づき、前記ダクトの内部の空気を前記内側開口から前記定着部材に向けて吹き出す方向に前記ファンの回転方向を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記定着部材の温度を検知する温度検知部を備え、
    前記温度検知部が検知した前記定着部材の温度に基づき、前記内側弁を開閉し、前記定着部材に対して空気の吹き付け領域を切り替えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記内側弁を閉鎖する方向に付勢する内側弁付勢部材を備え、
    前記ファンの回転出力及び前記ファンの回転方向に基づき、前記内側弁を開閉させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記ダクトが前記内側開口からその内部に空気を吸い込む第1モードと、前記ダクトが前記定着部材の軸線方向の端部に対して空気を吹き付ける第2モードと、前記ダクトが前記定着部材の軸線方向の全域に対して空気を吹き付ける第3モードと、の動作モードを有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記ダクトが、
    前記ファンと前記外側開口との間で延びる第1外側空気流通路及び第2外側空気流通路と、
    前記第1外側空気流通路及び前記第2外側空気流通路各々に設けられて個別に空気流通路の開閉が可能な第1外側弁及び第2外側弁と、
    前記第1外側空気流通路に設けられた前記フィルターと、
    を備え、
    前記ファンから前記外側開口に向かって空気を流通させる場合に前記第1外側弁を開放して前記第2外側弁を閉鎖し、前記外側開口から前記ファンに向かって空気を流通させる場合に前記第1外側弁を閉鎖して前記第2外側弁を開放することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第1外側弁または前記第2外側弁を個別に閉鎖する方向に付勢する複数の外側弁付勢部材を備え、
    前記ファンの回転方向に基づき、前記第1外側弁または前記第2外側弁を個別に開閉させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記温度検知部が温度を検知する前記定着部材が加圧ローラーであって、前記加圧ロー
    ラーに向けて前記ダクトがその内部の空気を吹き出すことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
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