JP2021179662A - 運用支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】乗り物の保管場所の設定を促進することができる運用支援システムを提供する。【解決手段】乗り物の運用を支援するシステムにおいて、管理サーバ20は、乗り物の利用に応じた利用料金の課金を行う課金処理部214と、利用料金に応じて、乗り物を駐車するポートの提供者に支払を行う利益分配処理部215と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、運用支援システムに関する。
乗り物のシェアリングでサーバから乗り物の走行可能化を制御する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2017−169051号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシステムでは、乗り物の保管場所についての検討がなされていない。
本発明はこのような背景を鑑みてなされたものであり、乗り物の保管場所の設定を促進することのできる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、乗り物の運用を支援するシステムであって、前記乗り物の利用に応じた利用料金の課金を行う課金処理部と、前記利用料金に応じて、前記乗り物を駐車するポートの提供者に支払を行う利益分配処理部と、を備えることを特徴とする。
その他本願が開示する課題やその解決方法については、発明の実施形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、乗り物の保管場所の設定を促進することができる。
本実施形態に係る自転車の共有サービスを説明する図である。 本実施形態の運用支援システムの構成例を示す図である。 管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。 管理サーバ3のソフトウェア構成例を示す図である。 利益分配に関する処理の流れを説明する図である。 ポートオーナー23への分配額を計算する処理を説明する図である。
<発明の概要>
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明は、たとえば、以下のような構成を備える。
[項目1]
乗り物の運用を支援するシステムであって、
前記乗り物の利用に応じた利用料金の課金を行う課金処理部と、
前記利用料金に応じて、前記乗り物を駐車するポートの提供者に支払を行う利益分配処理部と、
を備えることを特徴とする運用支援システム。
[項目2]
項目1に記載の運用支援システムであって、
前記利益分配処理部は、前記利用に係る出発ポートを提供する第1の提供者と、前記利用に係る目的ポートを提供する第2の提供者との両方に、前記支払を行うこと、
を特徴とする運用支援システム。
[項目3]
項目1に記載の運用支援システムであって、
前記乗り物は電動であり、
前記利益分配処理部は、前記乗り物の利用により使用された電力量の少なさに応じて、前記提供者への支払額を上げるように調整すること、
を特徴とする運用支援システム。
[項目4]
項目1に記載の運用支援システムであって、
前記乗り物は電動であり、電池を備えており、
前記利益分配処理部は、所定期間における、前記ポートに駐車されている前記乗り物が備える前記電池の充電残量の多さに応じて、前記提供者への支払額を上げるように調整すること、
を特徴とする運用支援システム。
<システム概要>
以下、本発明の一実施形態に係る乗り物共有サービスの運用支援システムについて説明する。本実施形態では、電動機付きの自転車の共有サービス(レンタルサービスを含む。)を想定しているが、任意の乗り物の共有サービスに適用することができる。図1は、本実施形態に係る自転車の共有サービスを説明する図である。自転車1は、各所に設けられたポート2に駐輪されている。本実施形態では、ポート2とは、自転車1を駐輪(保管)させることのできる場所を意味するものとする。各ポート2には、ポート毎に設定された所定の台数までの自転車1を駐輪することができる。各ポート2には使用中スペース21と空きスペース22との少なくともいずれかが存在しうる。自転車共有サービスの利用者11は、出発ポート2(S)から目的ポート2(D)まで自転車1に乗って移動することができる。利用者11は、自転車1の利用に先立って目的ポート2(D)を指定する。目的ポート2(D)に空きポート22が存在していれば、自転車1の利用は許可され、自転車1は自動的に解錠されて利用者11による利用が可能となる。
利用者11は、自転車1を利用した時間に応じた利用料金を支払う。本実施形態の運用支援システムでは、利用者が支払った利用料金の一部をポート2を管理しているポートオーナー23に分配する。本実施形態では、利用料金の分配は、出発ポート2(S)のオーナー23と、目的ポート2(D)のオーナー23との両方に対して行われるものとするが、いずれか一方のみを対象としてもよい。ポートオーナー23に利用料金の一部が還元(プロフィットシェア)されることにより、ポートオーナー23にとって、ポート2を設置する動機づけになるとともに、ポート2の使用体験が向上するようにメンテナンス等を行う動機づけにもなる。
図2は、本実施形態の運用支援システムの構成例を示す図である。本実施形態の運用支援システムは、管理サーバ20を含んで構成される。管理サーバ20は、利用者11が操作する利用者端末13と通信ネットワーク3を介して通信可能に接続されうる。通信ネットワーク3は、たとえばインターネットであり、公衆電話回線網や携帯電話回線網、無線通信路、イーサネット(登録商標)などにより構築される。
利用者端末13は、例えば、スマートフォンやタブレットコンピュータ、携帯電話端末、パーソナルコンピュータなどのコンピュータである。利用者11は自転車1の利用にあたり、利用の申込や目的ポート2(D)の設定などを利用者端末13を用いて行うことができる。
<管理サーバ>
管理サーバ2は、例えばワークステーションやパーソナルコンピュータのような汎用コンピュータとしてもよいし、あるいはクラウド・コンピューティングによって論理的に実現されてもよい。
図3は、管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。管理サーバ2は、CPU01、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワーク3に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。
図4は、管理サーバ3のソフトウェア構成例を示す図である。管理サーバ20は、機体情報取得部211、機体利用処理部212、履歴登録部213、課金処理部214、利益分配処理部215、ポート情報記憶部231、機体情報記憶部232、オーナー情報記憶部233、利用履歴記憶部234、配置換え履歴記憶部235を備える。
ポート情報記憶部231は、ポート2に関する情報(以下、ポート情報という。)を記憶する。ポート情報には、ポート2を特定するポートIDに対応付けて、ポート2の位置(代表位置を緯度経度で表現することができる。)、ポートオーナー23を特定するオーナーID、ポート2に停めておくことのできる自転車の台数(駐車可能台数)、現在の空いているスペースの数(空き台数)が含まれる。
機体情報記憶部232は、自転車1に関する情報(以下、機体情報という。)を記憶する。機体情報には、自転車1を特定する機体IDに対応付けて、機体情報の最終更新日時、自転車1の位置、自転車1が備える電池の充電量、自転車1が現在(最終更新日時の時点で)利用中であるか否かを示す利用中フラグ、自転車1が駐車されているポート2を示すポートID(自転車が使用中である場合にはNULL値を設定してよい。)が含まれる。
オーナー情報記憶部233は、ポートオーナー23に関する情報(以下、オーナー情報という。)を記憶する。オーナー情報には、ポートオーナー23を示すオーナーIDに対応付けて、支払情報が含まれる。支払情報は、例えば、振込先の銀行口座の番号など、ポートオーナー23に対して利用料金の分配を支払うための情報が含まれる。
利用履歴記憶部234は、自転車1の利用履歴が記憶される。利用履歴には、自転車1を利用した利用者11を示す利用者ID、利用開始日時、利用終了日時、利用された自転車1を示す機体ID、出発ポート2(S)を示すポートID、目的ポート2(D)を示すポートID、利用料金及び使用電力量が含まれる。
配置換え履歴記憶部235は、自転車1の配置換えに関する履歴(以下、配置換え履歴という。)を記憶する。自転車1の配置換えは、例えば、空きスペース22がなくなったポート2から、空きスペース22の多いポート2に自転車1を移動することをいう。ポート2に駐輪されている自転車1の数(空きポート22の割合)がバランスするように、定期的に自転車1は配置換えされているものとする。配置換え履歴記憶部235は、このような配置換えの履歴を記憶する。配置換え履歴には、配置換えの行われた日時、配置換えされた自転車1を示す機体ID、配置換え前のポート2(出発ポート)を示すポートID、配置換え後のポート2(目的ポート)を示すポートIDが含まれる。
機体情報取得部211は、機体情報を取得する。機体情報取得部211は、最初に機体情報の入力を受け付けて機体情報記憶部232に登録した後は、自転車1の位置及び充電量のみを取得して機体情報を更新することができる。自転車1には、例えば、GPS等により自転車1の位置を測定する機能、電池の残量を測定する機能、及び通信機能と有する通信機を設け、機体情報取得部211は、この通信機と通信を行うことにより、自転車1の位置及び電池充電量を取得するようにすることができる。また、機体情報取得部211は、利用者端末13に対して問い合わせ、利用者端末13から自転車1の位置及び充電量を取得するようにすることもできる。この場合、利用者端末13は、例えば、自転車1が備える上記通信機から位置及び充電量を取得するようにしてもよいし、自転車1が備える上記通信機から充電量を取得して、利用者端末13が備えるGPS機能などにり利用者端末13の位置を自転車1の位置として取得するようにしてもよいし、充電量の入力を利用者11から受け付けるようにしてもよい。利用者端末13は、例えば、カメラを用いて充電量を示す自転車1のディスプレイを撮影し、撮影画像から充電量を読み取るようにすることもできる。機体情報取得部211は、定期的に機体情報を取得することができる。機体情報取得部211は、例えば、1分ごと、5分毎、10分毎など任意のタイミングで自転車1の通信機と通信を行い、位置及び充電量を取得することができる。また、機体情報取得部211は、自転車1から送信されてくる位置及び充電量を受動的に受信するようにすることもできる。
機体利用処理部212は、自転車1の利用開始及び終了に係る処理を行う。
機体利用処理部212は、自転車1の利用開始時には、利用者端末13から利用開始要求を受信する。利用開始要求には、利用者を示す利用者IDと、利用したい自転車1を示す機体IDと、目的ポート2(D)を示すポートIDとが設定される。機体利用処理部212は、例えば、利用開始要求に含まれている機体IDに対応する機体情報の利用中フラグが偽であり、かつ、利用開始要求に含まれているポートID(目的ポート)に対応するポート情報の空き台数が0でなければ利用を許可することができる。機体利用処理部212は、当該ポート情報の空き台数をデクリメントし、機体情報のポートIDに対応するポート情報の空き台数をインクリメントし、機体情報の利用中フラグを真に更新することができる。機体利用処理部212は、利用開始時の日時、機体情報のポートID及び充電量、ならびに目的ポート2(D)を示すポートIDをメモリ202や記憶装置203に記憶しておくことができる。
機体利用処理部212は、自転車1の利用終了時には、利用者端末13から利用終了要求を受信する。利用終了要求には利用者IDと機体IDと自転車1を目的ポート2に駐車した状態を撮影した画像とが含まれる。機体利用処理部212は、現在の自転車1の機体情報の位置と、目的ポート2(D)のポートIDに対応するポート情報の位置との間の距離を計算し、当該距離が所定の閾値以内である場合、すなわち、現在の自転車1の位置が目的ポート2(D)の位置の近傍である場合に、目的ポート2(D)に自転車1があるものとして、利用終了を許可することができる。機体利用処理部212は、利用終了した自転車1の機体情報の利用中フラグを偽に更新することができる。画像は、事後に、利用者11による自転車1の利用の仕方を調査する場合に用いることができる。
履歴登録部213は、利用履歴及び配置換え履歴を登録することができる。
履歴登録部213は、機体利用処理部212が利用終了要求を受信した場合に、利用履歴を登録することができる。履歴登録部213は、利用開始時の機体情報の充電量と、現在の充電量との差を使用電力量とし、利用開始時から現在までの利用時間に応じて利用料金を決定することができる。利用料金の決定は、例えば、所定の時間単価に利用時間を乗じて算出するようにしてもよいし、利用者11に応じて異なるダイナミックプライシングにより利用料金を決定するようにしてもよい。履歴登録部213は、利用者ID、利用開始日時、現在の日時(終了日時)、機体ID、利用開始時のポートID、目的ポートのポートID、利用料金及び使用電力量を設定した利用履歴を作成して利用履歴記憶部234に登録することができる。
また、履歴登録部213は、機体情報が更新された場合に、機体情報の利用中フラグが偽であり、かつ、位置が所定値よりも大きく変化していた場合には、配置換えが行われたと判定することができる。この場合、履歴登録部213は、機体情報の位置の変化を監視し、位置の変化量が所定値以下となった時間が所定時間以上継続した場合(自転車1の移動が止まった場合)に、当該位置に最も近いポート2をポート情報から特定し、特定したポート2のポートIDを機体情報のポートIDに設定することができる。履歴登録部213は、現在の日時、配置換えされた自転車1の機体ID、更新前のポートID及び更新後のポートIDを設定した配置換え履歴を作成して配置帰り歴記憶部235に登録することができる。
課金処理部214は、利用料金を利用者11に課金するための処理を行う。課金に関する処理には公知の手法を用いるものとしてここでは説明を省略する。
利益分配処理部215は、ポートオーナー23への利益分配に関する処理を行う。履歴分配処理部215は、例えば、1週間や1か月など任意の所定期間ごとの利用履歴を抽出し、利用履歴に含まれている利用料金の所定割合(本実施形態では5%とする。)を出発ポート2(S)のポートオーナー23に割り当て、同様に利用履歴に含まれている利用料金の所定割合(本実施形態では5%とする。)を目的ポート2(D)のポートオーナー23にも割り当てる。利益分配処理部215は、割り当てた金額をポートオーナー23ごとに合計してポートオーナー23への支払額を決定することができる。利益分配処理部215は、決定した支払額を公知の手法を用いてポートオーナー23に対して支払う処理を行う。
なお、利益分配処理部215は、例えば、出発ポート2(S)のポートオーナー23のみ、又は目的ポート2(D)のポートオーナー23のみに対して利益分配を行うようにしてもよい。また、利益分配処理部215は、出発ポート2(S)のポートオーナー23と目的ポート2(D)のポートオーナー23とで異なる割合の分配とするようにしてもよい。
また、利益分配処理部215は、自転車1の使用電力量に応じてポートオーナー23への分配を増減させるようにしてもよい。使用電力量が多いと自転車1の充電の手間がかかるため運用のコストがかかるため、これに応じた調整を利益分配で行うことができる。利益分配処理部215は、例えば、所定期間中の使用電力量の合計が少ない(例えば、全使用電力量の平均値から所定値以上少ない)ポート2(出発ポートであっても目的ポートであってもよい。)のポートオーナー23に対しては、所定の金額または所定の割合の金額を分配額に加算することができる。なお、利益分配処理部215は、目的ポートのポートオーナー23に対してのみ当該使用電力量に応じた加算を行うようにしてもよい。
また、利益分配処理部215は、自転車1の配置換えの頻度又は配置換えの距離に応じてポートオーナー23への分配を増減させるようにしてもよい。配置換えが多いことはすなわち、配置換えに係るコストがかかる。これが少ないまたは移動距離の少ないポート2については、当該コストが少ない分の加算を行うことができる。利益分配処理部215は、例えば、ポート2ごとに、所定期間中に当該ポート2が出発ポート又は目的ポートに設定されている配置換え履歴の数をカウントし、カウントした数が所定値(事前に設定した閾値であってもよいし、全体の数に対する割合であってもよいし、ポート2ごとのカウント数の平均値や中央値などであってもよい。)未満である場合には、所定の金額、所定の割合の金額、数に応じた金額、数に応じた割合の金額を分配額に加算することができる。なお、利益分配処理部215は、目的ポートのポートオーナー23に対してのみ当該配置換え履歴の数に応じた加算を行うようにしてもよい。ここで利益分配処理部215は、配置換え履歴の数に代えて、配置換え履歴に係る出発ポートと目的ポートとの間の距離に応じて上記加算処理を行うようにすることもできる。
また、利益分配処理部215は、ポート2に駐車されている自転車1の充電量に応じてポートオーナー23への分配を増減させるようにしてもよい。ポート2ある自転車1の充電量が多いことは利用者11に対するユーザビリティの向上になるため、充電量に応じた分配を行うことで、ポートオーナー23に対して充電量が多くなるように運営する動機づけになることが期待される。利益分配処理部215は、例えば、ポート2ごとに、分配処理を行う時点での充電量の合計を再出し、当該充電量に応じて追加の分配額を決定することができる。利益分配処理部215は、例えば、充電量の合計が所定値(事前に設定した閾値であってもよいし、全体の充電量に対する割合であってもよいし、ポート2ごとの充電量合計の平均値や中央値などであってもよい。)以上である場合に、所定の金額、所定の割合の金額、数に応じた金額、数に応じた割合の金額を分配額に加算することができる。なお、利益分配処理部215は、目的ポートのポートオーナー23に対してのみ当該充電量に応じた加算を行うようにしてもよい。
<動作>
図5は、利益分配に関する処理の流れを説明する図である。利用者端末13から管理サーバ20に利用開始要求が送信される(S401)。利用開始要求には、利用者11を特定する利用者ID、利用者11が利用したい自転車1を特定する機体ID、及び自転車1を乗っていく先の目的ポート2(D)を示すポートIDが設定される。管理サーバ20では、上述したように自転車1が利用中でなく、目的ポート2に空きがあるかどうかにより自転車1の利用可否を判定される(S402)。自転車1が利用可能であれば、管理サーバ20から自転車にロックの解除命令が送信され(S403)、自転車1が解錠される(S404)。これにより利用者11は自転車1を利用可能となる。自転車1の利用中には、自転車1からは定期的に位置及び電池残量が管理サーバ20に通知される(S405)。
自転車1の利用終了時には、利用者端末13から利用終了要求が管理サーバ20に送信される(S406)。利用終了要求には、利用者ID、機体ID及び自転車1の駐車した様子を撮影した画像が含まれる。管理サーバ20は、自転車1が目的ポート2に到着していることを位置情報により確認し、利用終了の可否を判断する(S407)。利用終了に問題がなければ、管理サーバ20から自転車1に施錠命令が送信され(S408)、自転車1がロックされる(S409)。
管理サーバ20では、利用履歴が登録され(S410)、利用時間に応じた利用料金が利用者に課金される(S411)。
管理サーバ20はまた、利用履歴に応じてポートオーナー23への分配額を計算し(S412)、計算した分配額をポートオーナー23に支払う処理を行う(S413)。
図6は、ポートオーナー23への分配額を計算する処理を説明する図である。
管理サーバ20の利益分配処理部215は、所定期間(例えば、1か月分など)の利用履歴を利用履歴記憶部234から詠み出す(S501)。利益分配処理部215は、利用料金の5%を出発ポートのポートオーナー23への分配額として計算する(S502)。ここで利益分配処理部215は、所定期間分の利用履歴について、出発ポートのポートIDごとに利用料金を合計し、その5%を算出すればよい。同様に、利益分配処理部215は、利用料金の5%を目的ポートのポートオーナー23への分配額として計算することができる(S503)。
利益分配処理部215は、ポートIDごとに、当該ポートIDに対応する利用履歴の使用電力量を合計し、合計した使用電力量に応じた金額を、当該ポートIDに対応する分配額に加算する(S504)。また、利益分配処理部215は、ポートIDごとに、当該ポートIDに対応する配置換え履歴の集計値(例えば、配置換え履歴の数のカウントや出発ポートから目的ポートまでの距離の平均等)に応じた金額を、当該ポートIDに対応する分配額に加算する(S505)。また、利益分配処理部215は、ポートIDごとに、当該ポートIDに対応する機体情報の充電量を集計(例えば、合計や平均)し、集計値に応じた金額を、当該ポートIDに対応する分配額に加算する(S506)。
利益分配処理部215は、以上のようにして計算した分配額をポートオーナー23に支払う処理を行う(S507)。
以上のようにして、自転車1の利用料金に応じた利益分配を、自転車1を保管するポート2のポートオーナー23に対して行うことができる。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、本実施形態では、自転車の利用前に目的ポートを設定するものとしたが、目的ポートは設定せずに利用可能としてもよい。この場合、例えば、利用開始要求には目的ポートを設定せず、利用者ID及び機体IDのみを設定するようにし、機体利用処理部212は、機体IDに対応する機体情報の利用中フラグが偽である場合に利用を許可することができる。また、例えば、目的ポートの代わりに利用予定時間を設定するようにして、利用中フラグが偽であり、かつ、利用時間が所定の最大値以下である場合に利用を許可するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ポートオーナー23への利益分配額は、利用料金に5%の割合を乗じて算出することを想定していたが、この5%の割合は、1%、3%、10%など、任意の割合とすることができる。また、出発ポートのオーナーと、目的ポートのオーナーとで異なる割合とすることもできる。また、時間帯に応じて異なる割合を設定するようにしてもよいし、ポートオーナーの属性(例えば、一般人か法人か、オーナーになってからの日数、所有しているポートの数、ポートに駐輪可能な自転車1の数など)に応じて異なる割合としてもよい。また、ポートオーナー23への利益分配額は、利用料金に対する割合ではなく、固定金額又は利用料金とは別の要因により動的に決定される金額であってもよい。
1 自転車
2 ポート
3 通信ネットワーク
11 利用者
13 利用者端末
20 管理サーバ
211 機体情報取得部
212 機体利用処理部
213 履歴登録部
214 課金処理部
215 利益分配処理部
231 ポート情報記憶部
232 機体情報記憶部
233 オーナー情報記憶部
234 利用履歴記憶部
235 配置換え履歴記憶部

Claims (4)

  1. 乗り物の運用を支援するシステムであって、
    前記乗り物の利用に応じた利用料金の課金を行う課金処理部と、
    前記利用料金に応じて、前記乗り物を駐車するポートの提供者に支払を行う利益分配処理部と、
    を備えることを特徴とする運用支援システム。
  2. 請求項1に記載の運用支援システムであって、
    前記利益分配処理部は、前記利用に係る出発ポートを提供する第1の提供者と、前記利用に係る目的ポートを提供する第2の提供者との両方に、前記支払を行うこと、
    を特徴とする運用支援システム。
  3. 請求項1に記載の運用支援システムであって、
    前記乗り物は電動であり、
    前記利益分配処理部は、前記乗り物の利用により使用された電力量の少なさに応じて、前記提供者への支払額を上げるように調整すること、
    を特徴とする運用支援システム。
  4. 請求項1に記載の運用支援システムであって、
    前記乗り物は電動であり、電池を備えており、
    前記利益分配処理部は、所定期間における、前記ポートに駐車されている前記乗り物が備える前記電池の充電残量の多さに応じて、前記提供者への支払額を上げるように調整すること、
    を特徴とする運用支援システム。
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