JP2021170070A - 表示装置および表示装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機発光パネルの放熱を促進することができる表示装置および表示装置の製造方法を提供する。【解決手段】車両用表示装置10は、有機発光パネルの裏面には間隔をあけて筐体フレーム14が設けられる。有機発光パネルと筐体フレーム14との間の閉塞部分には、ポッティング材17が充填されている。筐体フレーム14には閉塞部分に連通する複数の穴24が形成されているので、筐体フレーム14を有機発光パネルに組み付けた後に、ポッティング材17の前駆体を穴24から閉塞空間23に流し込んで、ポッティング材17を閉塞空間23に設けることができる。筐体フレーム14とポッティング材17は熱伝導性を有するので、有機発光パネルの熱を伝えて筐体フレーム14から外部空間に放熱することができる。【選択図】図10

Description

この明細書における開示は、有機発光(Electlro Luminescence:略称EL)パネルを有する表示装置および表示装置の製造方法に関する。
特許文献1に記載の車両用表示装置は、ケース内に表示パネルを収納し、有機ELパネルの前側には透光性保護パネルが設けられている。そして透光性保護パネルと表示パネルとの間に透光性部材を設けている。
特開2018−194674号公報
有機ELパネルは、液晶表示パネルと異なり、自発光のため表示部全域が発熱する。車両に搭載する場合など高温になりやすい環境では、有機ELパネルを効率よく放熱して冷却する必要がある。
そこで、開示される目的は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、有機発光パネルの放熱を促進することができる表示装置および表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
本開示は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
ここに開示された表示装置は、画像を表示する表示面を有する有機発光パネル(21)と、表示面とは反対側の裏面から間隔をあけて設けられ、熱伝導性を有する平板状のフレーム(14)と、有機発光パネルの裏面と対向する側のフレームの表面から突出するように設けられ、弾力性を有し、有機発光パネルの裏面と接触して、有機発光パネルの裏面とフレームの表面との間隔を維持する壁部(18)と、壁部と有機発光パネルの裏面とフレームの表面とに囲まれた閉塞部分に充填され、熱伝導性を有するポッティング材(17)と、有し、フレームには、閉塞部分に連通する複数の穴(24)が形成されている表示装置である。
このような表示装置に従えば、有機発光パネルの裏面には間隔をあけてフレームが設けられる。そして有機発光パネルとフレームとの間の閉塞部分には、ポッティング材が充填されている。フレームには閉塞部分に連通する複数の穴が形成されているので、フレームを有機発光パネルに組み付けた後に、ポッティング材の前駆体を穴から閉塞空間に流し込んで、ポッティング材を閉塞空間に設けることができる。これによって有機発光パネルが湾曲していたり、製造による公差があっても、隙間なく有機発光パネルの裏面とフレームとをポッティング材で接続することができる。また壁部は弾力性を有するので、有機発光パネルとフレームとの湾曲および公差による間隔の違いを吸収して、閉塞空間を形成することができる。そしてフレームとポッティング材は熱伝導性を有するので、有機発光パネルの熱を伝えてフレームから外部空間に放熱することができる。これによって有機発光パネルを効率よく放熱することができる。
また開示された表示装置の製造方法は、画像を表示する表示面を有する有機発光パネル(21)と、表示面とは反対側の裏面に間隔をあけて設けられ、複数の穴(24)が形成されており、熱伝導性を有する平板状のフレーム(14)と、有機発光パネルの裏面と対向する側のフレームの表面から突出するように設けられ、弾力性を有し、有機発光パネルの裏面と接触して、有機発光パネルの裏面とフレームの表面との間隔を維持する壁部(18)と、を有する表示装置の製造方法であって、有機発光パネルとフレームとを組み付けて、壁部と有機発光パネルの裏面とフレームの表面とに囲まれた閉塞空間(23)を形成する第1工程と、フレームの少なくとも1つの穴を除いた他の穴から熱伝導性を有するポッティング材(17)の前駆体を注入する第2工程と、前駆体を硬化してポッティング材を形成する第3工程と、を含み、フレームの穴のうち注入されない穴は、第2工程で、閉塞空間の空気を除去するための穴である表示装置の製造方法である。
このような表示装置の製造方法に従えば、第1行程によって閉塞空間を形成するが、壁部は弾力性を有するので、有機発光パネルの湾曲および製造による公差があっても、有機発光パネルとフレームとの間隔の違いを吸収して、確実に閉塞空間を形成することができる。そして第2工程および第3工程によって、ポッティング材の前駆体を穴から閉塞空間に流し込んで、ポッティング材を閉塞空間に設けることができる。他の穴からポッティング材の前駆体を注入するので、1つの穴から閉塞空間の空気を逃すことができる。したがって閉塞空間に空気が残留することを抑制することができる。また閉塞空間にポッティング材を設けるので、有機発光パネルが湾曲していたり、製造による公差があっても、隙間なく有機発光パネルの裏面とフレームとをポッティング材で接続することができる。そしてフレームとポッティング材は熱伝導性を有するので、有機発光パネルの熱を伝えてフレームから外部空間に放熱することができる。これによって有機発光パネルを効率よく放熱することができる表示装置を製造することができる。
なお、前述の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
正面側から見た車両用表示装置の斜視図。 背面側から見た車両用表示装置の斜視図。 正面側から見た車両用表示装置の分解斜視図。 背面側から見た車両用表示装置の分解斜視図。 正面側から見た表示部の斜視図。 背面側から見た表示部の斜視図。 筐体フレームの一部を拡大して示す斜視図。 筐体フレームの一部を拡大して示す斜視図。 表示部の組付け工程を示す斜視図。 製造方法の工程を示す断面図。
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態に関して、図1〜図10を用いて説明する。第1実施形態の車両用表示装置10は、車両のダッシュボードに設置されて、種々の情報を表示する装置として構成されている。車両用表示装置10は、たとえばダッシュボードの上面部において車幅方向中央部に位置する領域に、ディスプレイの表示面が車両後方に向いた姿勢で配置されている。車両用表示装置10は、図1および図2に示すように、正面視では長方形状であり、背面視では一部が部分てきに突出した形状である。
車両用表示装置10には、予め上下方向と左右方向とが設定されている。車両用表示装置10は、上下方向が車両の上下方向に略平行となるように取り付けられている。また、車両用表示装置10は、左右方向が車両の左右方向、換言すれば車幅方向に略平行となるように取り付けられている。
車両用表示装置10は、図3および図4に示すように、表示部11、フロントパネル12、リアパネル13、筐体フレーム14、基板カバー15、制御ユニット16、ポッティング材17およびシーラー18を含んで構成される。
表示部11は、画像を表示する表示装置である。表示部11は、図5に示すように、長方形の表示面を有する板状である。表示部11は、図10に示すように、タッチ部20、有機発光パネル21および制御基板22を含んで構成される。有機発光パネル21は、有機ELパネルまたは有機発光デバイス(an organic light emitting diode:略称OLED)ともいい、以下、有機ELパネル21ということがある。
有機ELパネル21は、制御基板22によって駆動が制御される。有機ELパネル21は、平板状であり、画像を表示する前側に表示面を有する。制御基板22は、制御ユニット16に搭載されているディスプレイコントローラからの制御信号に基づいて駆動し、表示画像を制御する。タッチ部20は、透光性を有するタッチパネルによって実現され、タッチ操作を許容する。有機ELパネル21の前側に光学接着剤によって貼り付けられている。制御基板22は、有機ELパネル21の後側の裏面に設けられる。
フロントパネル12は、長方形枠状であり、表示部11の外周を覆い、フロント意匠を形成する部分である。フロントパネル12は、有機ELパネル21の後側に図10に示すように弾性接着材によって貼り付けられている。
筐体フレーム14は、図6に示すように、平板状であり、有機発光パネルの後側の裏面から間隔をあけて設けられる。筐体フレーム14は、熱伝導性を有する平板状のフレームである。平板状は、平らな板状および湾曲した板状も含む。筐体フレーム14は、熱伝導性に優れる材料、たとえばアルミニウムまたはマグネシウムを含む合金からなる。筐体フレーム14は、有機ELパネル21の熱を外部に放熱する機能を有する。筐体フレーム14には、図8に示すように、複数の穴24が形成されている。
シーラー18は、図7および図10に示すように、有機ELパネル21の裏面と対向する側の筐体フレーム14の表面から突出するように設けられる。シーラー18は、弾力性を有し、有機ELパネル21の裏面と接触して、有機ELパネル21の裏面と筐体フレーム14の表面との間隔を維持する。シーラー18は、有機ELパネル21の裏面と筐体フレーム14の表面とに囲まれた閉塞空間23を形成する。シーラー18は、シーリング材またはダム材とも呼ばれ、壁部として機能する。シーラー18の材料としては、たとえばゴム系、ウレタン系クッションおよびシリコン系ゲルが選択される。
ポッティング材17は、熱伝導性を有する材料からなる。ポッティング材17は、閉塞空間23に充填されて、閉塞空間23を満たすように設けられる。ポッティング材17は、有機ELパネル21と筐体フレーム14とを熱的に接合し、有機ELパネル21の熱量を筐体フレーム14に伝熱する。閉塞空間23は、ポッティング材17で充填されると閉塞空間23がなくなるので、ポッティング材17で充填された部分を閉塞部分と称する。
ポッティング材17は、好ましくは遅延硬化性を有する材料が硬化して形成される。遅延硬化性とは、閉塞空間23に注入したときに直ちに硬化することなく、閉塞空間23を流れて閉塞空間23を充填した後に硬化が開始可能な性質のことである。したがって注入後、数分後から硬化を開始したり、熱によって硬化が開始したりする遅延硬化性であることが望ましい。
またポッティング材17は、低粘度を有する前駆体が硬化して形成されている。ポッティング材17が高粘度であると、閉塞空間23の隅々まで流れることなく留まるおそれがある。ポッティング材17が低粘度であると、注入したときに閉塞空間23の隅々まで行き渡らせることができる。低粘度は、注入圧力にも依存し、製造時に採用された注入圧力で注入したときに閉塞空間23を隅々まで充填できる粘性を意味する。
ポッティング材17は、熱伝導性、遅延硬化性および低粘度を有する樹脂材料、たとえばシリコンからなる。この場合、ポッティング材17の前駆体として、液体状のシリコングリースが用いられることになる。
基板カバー15は、筐体フレーム14の後側の一部に設けられ、制御基板22を覆う位置に設けられる。基板カバー15は、接続するための開口が形成されている。
リアパネル13は、長方形枠状であり、筐体フレーム14の後側を覆い、リア意匠を形成する部分である。リアパネル13の前面の外周部分は、フロントパネル12に嵌合または接合される。リアパネル13は、基板カバー15が露出するように開口を有する。
制御ユニット16は、リアパネル13の開口部分に設けられる。制御ユニット16は、基板カバー15の開口を介して、制御基板22に電気的に接続される。制御ユニット16は、直方体の箱状を成して、有機ELパネル21の表示状態を制御する制御部となっている。制御ユニット16は、表示用の画像データ、および乗員による操作状態等に応じて、有機ELパネル21の画像表示を制御するようになっている。
次に、有機ELパネル21の放熱に関して説明する。有機ELパネル21は、自発光のため、表示面の全域が発熱する。そこで有機ELパネル21の放熱技術として、たとえば有機ELパネル21の裏面に放熱シートを設けることが考えられる。しかし放熱シートの場合、有機ELパネル21の形状が平板状であればよいが、曲面になると放熱シートの挟み込みでは形状の追従性が悪く、また組付け性が悪いという問題がある。さらに放熱シートであると、寸法公差がある場合に有機ELパネル21の裏面と部分的に隙間が生じるおそれがあり、隙間の空気によって放熱性が低下する。また放熱シートとの隙間が生じないように押圧した状態で挟みこむことも寸法公差もあり困難である。また放熱性を向上させるためには、熱抵抗を下げるために放熱シートの厚みは薄い方がよいが、放熱シートの場合は加工上の制約がある。
そこで本実施形態では、放熱シートではなくポッティング材17を用いている。ポッティング材17は、前駆体は液状であり、液状の状態で閉塞空間23に充填する。したがって閉塞空間23の形状の追従性に優れる。また有機ELパネル21の形状だけでなく、有機ELパネル21と筐体フレーム14の間隔のばらつきにも追従することができる。またポッティング材17であれば薄くして、熱抵抗を小さくすることができる。
次に、具体的な製造方法に関して図9および図10を用いて説明する。図9および図10の(1)に示すように、表示部11を筐体フレーム14に積層する。有機ELパネル21は表面に光学接着材30を介してタッチ部20が接着されている。またタッチ部20は、弾性接着材31が周囲に塗布されている。タッチ部20は、フロントパネル12に弾性接着材31で接着される。表示部11が筐体フレーム14に組み付けられると、有機ELパネル21の裏面は、シーラー18の先端部に弾力的に接触する。そして図10の(2)に示すように、有機ELパネル21の裏面と筐体フレーム14の表面とシーラー18とに囲まれた閉塞空間23が形成される。
そして図10の(2)に示すように、筐体フレーム14の穴24を用いて、ポッティング材17の前駆体を注入する。図8および図9に示すように、筐体フレーム14には複数の穴24、本実施形態では9個の穴24が形成されているが、全ての穴24から前駆体を注入しない。筐体フレーム14の少なくとも1つの空気抜き用の穴24を除いた他の注入用の穴24から前駆体を注入する。筐体フレーム14の穴24のうち注入されない空気抜き用の穴24は、閉塞空間23の空気を除去するための穴24である。全ての穴24に前駆体を注入すると、閉塞空間23の内部に空気が残留するおそれがある。そこで少なくとも1つの空気抜き用の穴24を残すことによって、空気を外部に逃して、閉塞空間23を前駆体で満たすことができる。
そして前駆体を注入した後は、時間が経過すると前駆体が硬化してポッティング材17を形成する。その後または硬化中のタイミングで、図10の(3)に示すように、リアパネル13など残余の組み付けることで車両用表示装置10の主な部分が完成する。
以上説明したように本実施形態の車両用表示装置10は、有機発光パネルの裏面には間隔をあけて筐体フレーム14が設けられる。そして有機発光パネルと筐体フレーム14との間の閉塞部分には、ポッティング材17が充填されている。筐体フレーム14には閉塞部分に連通する複数の穴24が形成されているので、筐体フレーム14を有機発光パネルに組み付けた後に、ポッティング材17の前駆体を穴24から閉塞空間23に流し込んで、ポッティング材17を閉塞空間23に設けることができる。これによって有機発光パネルが湾曲していたり、製造による寸法公差があっても、隙間なく有機発光パネルの裏面と筐体フレーム14とをポッティング材17で接続することができる。またシーラー18は弾力性を有するので、有機発光パネルと筐体フレーム14との湾曲および寸法公差による間隔の違いを吸収して、閉塞空間23を形成することができる。そして筐体フレーム14とポッティング材17は熱伝導性を有するので、有機発光パネルの熱を伝えて筐体フレーム14から外部空間に放熱することができる。これによって有機発光パネルを効率よく放熱することができる。
有機ELパネル21は、フィルム状の薄さであるため薄型化しやすく、また曲面化に適している。さらに軽量であるため、大型化しやすいという長所がある。しかし、表示面の全域が発光して発熱し、放熱性を確保する必要があるという短所がある。しかし本実施形態では、前述のように閉塞空間23にポッティング材17を充填して放熱構造を実現しているので、大型化および曲面化しても確実に放熱させることができる。
また本実施形態の車両用表示装置10の製造方法に従えば、有機発光パネルと筐体フレーム14とを組み付けて閉塞空間23を形成する第1工程と、筐体フレーム14の穴24からポッティング材17の前駆体を注入する第2工程と、前駆体を硬化してポッティング材17を形成する第3工程とを含む。図10の(1)に示す第1行程によって閉塞空間23を形成するが、シーラー18は弾力性を有するので、有機発光パネルの湾曲および製造による公差があっても、有機発光パネルとフレームとの間隔の違いを吸収して、確実に閉塞空間23を形成することができる。そして図10の(2)に示す第2工程および図10の(3)に示す第3工程によって、ポッティング材17の前駆体を注入用の穴24から閉塞空間23に流し込んで、ポッティング材17を閉塞空間23に設けることができる。注入用の穴24からポッティング材17の前駆体を注入するので、空気抜き用の穴24から閉塞空間23の空気を逃すことができる。したがって閉塞空間23に空気が残留することを抑制することができる。また閉塞空間23にポッティング材17を設けるので、有機発光パネルが湾曲していたり、製造による寸法公差があっても、隙間なく有機発光パネルの裏面と筐体フレーム14とをポッティング材17で接続することができる。そして筐体フレーム14とポッティング材17は熱伝導性を有するので、有機発光パネルの熱を伝えて筐体フレーム14から外部空間に放熱することができる。これによって有機発光パネルを効率よく放熱することができる車両用表示装置10を製造することができる。
さらに本実施形態では、ポッティング材17は、遅延硬化性を有する材料が硬化して形成されている。これによって閉塞空間23にポッティング材17の前駆体を注入したときに、直ちに硬化することなく、閉塞空間23を充填することができる。したがってポッティング材17による伝熱性を確保することができる。遅延硬化性としては、時間で硬化するだけでなく、加熱によって硬化する熱硬化性であってもよく、紫外線および湿気および2液で固まる材料であってもよい。
また本実施形態では、低粘度を有する前駆体が硬化して形成されている。これによって閉塞空間23にポッティング材17の前駆体を注入したときに、閉塞空間23の隅々まで充填することができる。したがってポッティング材17による伝熱性を確保することができる。
さらに本実施形態では、筐体フレーム14は金属材料からなる。これによって硬化に加熱が必要なポッティング材17であっても、筐体フレーム14を加熱することで確実に硬化させることができ、また硬化を促進することができる。
またポッティング材17、2液硬化型を使用することもでき、1液硬化型の加熱式の場合は、前述のように筐体フレーム14を加熱することで、硬化を促進出来る。また筐体フレーム14に穴24を複数設けることで、充填箇所、充填スピードもコントロールすることができる。これによって組付け設備側の設計自由度も向上することができる。
さらに本実施形態では、有機ELパネル21の裏面のほぼ全域にわたってポッティング材17を設けている。そして筐体フレーム14も有機ELパネル21の裏面とほぼ同じ表面の面積を有し、ポッティング材17が設けられている。したがって有機ELパネル21の裏面の広範囲にわたって放熱面積を確保することができる。これによって冷却性能を向上することができる。
また本実施形態では、シーラー18を設けている。シーラー18を図7に示すように筐体フレーム14の全周に追加しているので、有機ELパネル21との密着性を高めることができる。これによってポッティング材17の充填作業を容易に実現することができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の好ましい実施形態について説明したが、本開示は前述した実施形態に何ら制限されることなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
前述の実施形態の構造は、あくまで例示であって、本開示の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本開示の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
前述の第1実施形態では、表示装置は車両用によって実現されているが、車両に限るものではなく、他の用途であってもよい。
前述の第1実施形態では、表示部11はタッチパネルとしての機能も有するが、タッチパネルの機能がない表示装置であってもよい。また表示部11は、有機ELパネル21を有する構成であるが、他の表示方式、たとえば液晶表示パネルであってもよい。
前述の第1実施形態では、シーラー18は、筐体フレーム14の全周に設けられているが、このような構成に限るものではない。たとえば格子条に分割してシーラー18を設けてもよい。この場合、区分けした部分に対応するように筐体フレーム14に穴24を設けることで、区分けされた閉塞空間23にポッティング材17を充填することができる。
また前述の第1実施形態では、筐体フレーム14とフロントパネル12とは別体があったが、一体であってもよい。一体の場合は、タッチ部20を筐体フレーム14に固定する必要があるが、シーラー18が接着材として機能、すなわちシーラー18が弾性接着材31の機能を有してもよい。
10…車両用表示装置 11…表示部 12…フロントパネル 13…リアパネル
14…筐体フレーム(フレーム) 15…基板カバー 16…制御ユニット
17…ポッティング材 18…シーラー(壁部) 20…タッチ部
21…有機ELパネル(有機発光パネル) 22…制御基板 23…閉塞空間
24…穴

Claims (4)

  1. 画像を表示する表示面を有する有機発光パネル(21)と、
    前記表示面とは反対側の裏面から間隔をあけて設けられ、熱伝導性を有する平板状のフレーム(14)と、
    前記有機発光パネルの裏面と対向する側の前記フレームの表面から突出するように設けられ、弾力性を有し、前記有機発光パネルの裏面と接触して、前記有機発光パネルの裏面と前記フレームの表面との間隔を維持する壁部(18)と、
    前記壁部と前記有機発光パネルの裏面とフレームの表面とに囲まれた閉塞部分に充填され、熱伝導性を有するポッティング材(17)と、有し、
    前記フレームには、前記閉塞部分に連通する複数の穴(24)が形成されている表示装置。
  2. 前記ポッティング材は、遅延硬化性を有する材料が硬化して形成されている請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記ポッティング材は、低粘度を有する前駆体が硬化して形成されている請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 画像を表示する表示面を有する有機発光パネル(21)と、
    前記表示面とは反対側の裏面に間隔をあけて設けられ、複数の穴(24)が形成されており、熱伝導性を有する平板状のフレーム(14)と、
    前記有機発光パネルの裏面と対向する側の前記フレームの表面から突出するように設けられ、弾力性を有し、前記有機発光パネルの裏面と接触して、前記有機発光パネルの裏面と前記フレームの表面との間隔を維持する壁部(18)と、を有する表示装置の製造方法であって、
    前記有機発光パネルと前記フレームとを組み付けて、前記壁部と前記有機発光パネルの裏面とフレームの表面とに囲まれた閉塞空間(23)を形成する第1工程と、
    前記フレームの少なくとも1つの穴を除いた他の穴から熱伝導性を有するポッティング材(17)の前駆体を注入する第2工程と、
    前記前駆体を硬化して前記ポッティング材を形成する第3工程と、を含み、
    前記フレームの穴のうち注入されない穴は、前記第2工程で、前記閉塞空間の空気を除去するための穴である表示装置の製造方法。
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