JP2021168329A - 基板収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】略円形基板を収納するための基板収納容器1を利用して、種々の略矩形基板Pを好適に収納できるようにする。【解決手段】基板収納容器1は、前方に基板の出し入れを行う開口21が設けられた容器本体20と、その開口21を閉じる蓋体40と、を備え、開口21を前方から見て容器本体20内の左右の両側面にはそれぞれ、略円形基板を載置するための棚部30が設けられている。これらの棚部30はそれぞれ、互いに上下に離間する複数の棚板部31を有し、左右両側の棚部30において同じ高さにて対をなす棚板部31の間に架け渡され、略矩形基板Pを支持するための支持補助部材(支持補助トレイ50)が着脱自在に取り付けられている。【選択図】図1

Description

本発明は基板収納容器に関し、特に、半導体ウェーハ等の略円形基板を収納するための容器に、略矩形状のガラスパネル等の基板を収納するための構造に関する。
従来より、略円形基板の収納容器として、前方に向かって開口するフロントオープン・タイプの容器本体と、この容器本体の開口を閉じる蓋体と、を備えたものが知られている。このものでは、前記開口を前方から見て、容器本体内の左右の両側面にそれぞれ、略円形基板を載置するための棚部が設けられていて、複数の棚板部が上下に等間隔に形成されている(例えば特許文献1を参照)。
ところで、液晶パネル用基板等のガラスパネルを扱う製造工程では、略矩形状の基板を工程間で移送したり、一時的に保管したりするために、それらを収納する容器が用いられている。また、近年では、ICチップなどの電子部品のさらなる量産化を進めるために、矩形状のガラスパネル等に多数のベアチップを形成、実装することがあり、このために略矩形基板の使用が増える傾向にある。
特開2015−162476号公報
しかしながら、前記の如き略矩形基板を収納するためだけに専用の容器を製作することは、コスト面でのデメリットが大きい。一方で、略円形基板の収納容器にそのまま略矩形基板を収納しようとしても、例えば半導体ウェーハ等の略円形基板と略矩形基板とでは、形状や厚みが異なるだけでなく、好適な収納ピッチも異なるため、そのままでは収納することが難しい。
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、略円形基板を収納するための容器を利用して、種々の略矩形基板を好適に収納できるようにすることにある。
(1)本発明に係る1つの態様は、基板収納容器であって、前方に基板の出し入れを行う開口が設けられた容器本体と、前記開口を閉じる蓋体と、を備え、前記開口を前方から見て前記容器本体内の左右の両側面にはそれぞれ、略円形基板を載置するための棚部が設けられ、前記左右両側の棚部はそれぞれ、互いに上下に離間する複数の棚板部を有し、前記左右両側の棚部において同じ高さにて対をなす棚板部の間に架け渡され、略矩形基板を支持するための支持補助部材が着脱自在に取り付けられているものである。
(2)上記(1)の態様において、前記支持補助部材は、前記対をなす棚板部のそれぞれに取り付けられて前後方向に延びる一対の支持板部と、前記一対の支持板部の後端部同士を連結するように左右方向に延びる連結板部と、を有してもよい。
(3)上記(2)の態様において、前記各棚板部の上面または下面のいずれか一面には、段差面を形成するように起立する段部が少なくとも1箇所、設けられ、前記支持補助部材の各支持板部の幅方向の外側面には、該各支持板部の延び方向および厚み方向に互いにずれた位置に、第1および第2の係合片が設けられ、前記棚板部に前記支持板部が取り付けられたとき、前記第2係合片が前記段差面に当接しつつ前記棚板部の前記一面に当接する一方、前記第1係合片は棚板部の他面に当接するようにしてもよい。
(4)上記(2)または(3)の態様において、前記支持補助部材に載置された前記略矩形基板の前縁部における左右両端部に当接するように、前記一対の支持板部のそれぞれの前端部に前壁部が設けられていてもよい。
(5)上記(4)の態様において、前記支持補助部材に載置された前記略矩形基板の左右両側縁部に対向する側壁部が、前記一対の支持板部において前記略矩形基板の厚みを超える高さに設けられ、前記前壁部および前記側壁部の少なくとも一方に、前記略矩形基板を視認可能に窓部が設けられていてもよい。
(6)上記(1)〜(3)のいずれかの態様において、前記蓋体に、前記略矩形基板を保持するためのリテーナが設けられ、前記リテーナは、前記略矩形基板の前縁部に当接して保持する当接保持部と、前記当接保持部を前記蓋体に対し前後方向に変位可能に連結し、かつ後方に付勢する連結付勢部と、前記当接保持部が前方に所定量、変位したときに前記蓋体の後面に当接するよう、前記当接保持部の前部から前方に突出する凸部と、を備えていてもよい。
(7)上記(6)の態様において、前記リテーナの当接保持部は、前記略矩形基板の前縁部に当接する後端面が、上下方向の中心線を有する円弧面によって形成されていてもよい。
本発明の基板収納容器によれば、略円形基板を載置するために容器本体内の左右両側面に設けられた棚部に対して、略矩形基板を載置するための支持補助部材が着脱自在に取り付けられ、同じ高さにて対をなす左右の棚板部の間に架け渡されているので、本来は略円形基板を収納するための容器を利用して、種々の略矩形基板を好適に収納することができる。
本発明に係る実施形態1の基板収納容器を示す分解斜視図である。 本体容器を切断して、棚部に取り付けた支持補助トレイを示す斜視図である。 棚板部に支持補助トレイを取り付ける構造を拡大して示す斜視図である。 支持補助トレイに載置した略矩形基板を示す斜視図である。 容器本体に異なるピッチで収納した略矩形基板を示す斜視図であり、収納ピッチが狭い場合を示す。 容器本体に異なるピッチで収納した略矩形基板を示す斜視図であり、収納ピッチが広い場合を示す。 実施形態2の基板収納容器において蓋体の裏側に設けたリテーナを示す斜視図である。 実施形態2の基板収納容器において蓋体の裏側に設けたリテーナを示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。本明細書の実施形態においては全体を通じて、同一の部材には同一の符号を付している。なお、添付図面では、見易さのために、複数存在する同一属性の部位には、一部のみしか参照符号が付されていない場合がある。
(実施形態1)
図1は、本発明の基板収納容器の実施形態1を示す分解斜視図である。基板収納容器1は、半導体ウェーハ等の略円形基板(図示せず)を収納して、製造ラインの工程内搬送や外部への出荷等に用いられるもので、所定枚数の略円形基板を収納する容器本体20と、容器本体20の正面(図の左側面)に形成される開口21を開閉自在に覆う蓋体40と、を備えている。
すなわち、容器本体20は、その正面(前方)に基板の出し入れを行う開口21が設けられた、いわゆるフロントオープンボックスタイプのものであり、前方から見て容器本体20の左右の両内側面にはそれぞれ、略円形基板を載置するための棚部30が設けられている(左側の棚部のみ図示)。左右の各棚部30は左右対称形状であり、例えばインサート成形によって容器本体20の側壁と一体になるように設けられる。
図2にも示すように各棚部30には、容器本体20に収納する略円形基板の枚数(例えば、6枚、12枚・・・25枚)に対応して、複数の棚板部31が上下方向に並んで設けられている。そして、略円形基板は、容器本体20の前方の開口21から後方に向かって挿し入れられ、その周縁部を左右の棚板部31に支持されて、略水平になるように載置され、容器本体20の上下方向に並んで収納される。
そうして棚部30が設けられている容器本体20の左右の側壁の間隔は、棚部30の後端近傍よりも後側の領域が前側の領域よりも狭くなっており、それらの領域の間には後方に向かって間隔が狭まるように傾斜する傾斜壁部22が形成されている。この傾斜壁部22には、図示はしないが、容器本体20内の後方領域に臨んで略円形基板の後縁部に当接し、後方への移動を規制する進入規制部が設けられている。
なお、図示の容器本体20の天板上面には、製造工程において天井搬送機構等に保持される搬送用のロボティックフランジ11が取り付けられている一方、容器本体20の底板下面にはボトムプレート12が取り付けられている。また、容器本体20の左右の側壁の外側面にはそれぞれ、搬送時に作業者が掴みやすいように傾斜させてマニュアルハンドル13が取り付けられている。
蓋体40は、概略矩形状とされ、図示しないガスケットを介して容器本体20の開口21を閉じるもので、その左右両側寄りの部位に施錠機構41が内蔵されている。詳しくは図示しないが、施錠機構41は、鍵穴に挿入される鍵の操作に応じて施錠位置と解錠位置とに変位するラッチを備え、ラッチが容器本体20側の係合部に係合されたり、係合解除されたりすることで、蓋体40の施錠および解錠が行われるものである。
また、蓋体40には、前記のように容器本体20内に収納した略円形基板の前縁部を保持するためのリテーナ(図示せず)も配設されている。一方、容器本体20内には、略円形基板とは異なる形状の基板、例えばガラスパネル等の略矩形基板P(図4を参照)も収納できるように、左右両側の棚部30に着脱自在に支持補助トレイ50(支持補助部材)が取り付けられるようになっている。
なお、容器本体20および蓋体40、支持補助トレイ50は、例えばポリカーボネート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタール、液晶ポリマー、シクロオレフィンポリマーなどの合成樹脂から形成することができる。また、これらの樹脂に、カーボンパウダー、カーボン繊維、カーボンナノチューブなどを添加して、導電性を付与することもできる。
(支持補助トレイの取付構造)
本実施形態では、収納する略矩形基板Pの形状や寸法に対応する支持補助トレイ50を準備し、これを容器本体20の左右両側の棚部30において同じ高さにて対をなす棚板部31の間に架け渡すように取り付けている。以下、支持補助トレイ50を棚板部31に取り付ける構造について説明するが、便宜上、支持補助トレイ50単独の説明においても、棚板部31に取り付けた状態での前後、左右、上下を説明に用いることがある。
まず、図2、図3を参照して棚板部31の構造について詳しく説明すると、図2には、容器本体20を切断して左側の半分を示すように、棚部30において上下に並ぶ複数の棚板部31はそれぞれ、容器本体20の内方(左側壁であれば右方)に向かって略水平に張り出しつつ、前後方向に延びている。棚板部31の前端は、開口21からやや後方に入った位置にあり、後端は側壁の傾斜壁部22の付近に位置する。
なお、上下に並ぶ棚板部31同士の間隔については、例えば半導体ウェーハのような薄板状の略円形基板の通常の撓み量を超える大きさに設定すればよいが、撓み量の2倍以上に設定することが好ましい。現在多く使われている直径200mm厚さ725μmのシリコンウェーハや、直径300mm厚さ775μmのシリコンウェーハは、その表面に電子回路を形成した後に裏面を研削して、その肉厚を半導体部品として使用させることがある。この場合、通常の撓み量は数mm〜10mm前後である。
図3に拡大して示すように棚板部31には、略円形基板の周縁部を支承する板状の支承部31aと、その上面から起立した段部31bとが一体に設けられている。図示の例では支承部31aの上面に、略円形基板との接触を極力、少なくするために2つの突条31cが前後に間隔をあけて突設されているが、この突条31cを省略して支承部31aの上面に直接、略円形基板を載せるようにしてもよい。
また、前記段部31bは、支承部31aの前端部上に設けられて、支承部31aの上面から上方(支承部31aの厚みの方向外方)に起立しており、このため、段部31bの上面が支承部31aの上面よりも高くなっていて、両者間に段差面31dが形成されている。図示の例では段差面31dは、後方に向かうに従って棚板部31の幅方向内側(容器本体20の内方)から外側に近づくように円弧状に延びている。
このように形成された段差面31dは、略円形基板を容器本体20の開口21から挿し入れて、棚板部31の支承部31aに載せるときに、その略円形基板を案内する案内壁として機能し、また、支承部31aに載せた後は略円形基板の前方への移動を規制する規制壁として機能する。なお、略円形基板の後方への移動の規制は、その後縁部が上述した傾斜壁部22の進入規制部に当接することにより行われる。
そして、前記の棚板部31には、図2、3の他に図4にも示すように、支持補助トレイ50が着脱可能に取り付けられる。支持補助トレイ50は、前方に開放された平面視コ字状の枠体として形成されており、載置する略矩形基板Pの幅に対応する所定間隔を空けて略直線状に前後方向に延びる左右一対の支持板部51と、これらの支持板部51の後端部同士を連結する連結板部52とを有している。
図3に表れているように、支持補助トレイ50の支持板部51は、前後方向に延びる長尺の本体板部51aと、その側縁から上方に延びる側壁部51bとが一体に形成されて、横断面が概略L字状をなし、さらに側壁部51bの近傍で本体板部51aの上面から起立した段部51cが側壁部51bに沿って長手方向の全体に設けられて、略矩形基板Pの側縁部を支承するようになっている。
また、支持板部51の後端部においては側壁部51bがクランク状に屈曲しており、この屈曲部分が、略矩形基板Pの後縁部における左右両端部にそれぞれ当接する後壁部を構成している。図示の例では後壁部の前面に前方への小さな膨出部51dが設けられており、図4に示すように支持補助トレイ50に略矩形基板Pが載置されたとき、その後縁部に当接してそれ以上の後方への移動を規制するようになる。
また、左右の支持板部51の後端部同士を連結する連結板部52も、支持板部51と同じく長尺の本体板部52aを有し、左右方向に延びる本体板部52aの前側縁から上方に延びる前側壁部52bが設けられている。図示の例では支持板部51と連結板部52とは一体に形成され、前側壁部52bの左右両端部がそれぞれ支持板部51の後端部においてクランク状に屈曲した後の側壁部51bに連繋して、剛性の確保に寄与している。
また、連結板部52の前側壁部52bの左右両端部と、支持板部51の本体板部52aの後端部との間には、斜交状に隅部を連繋する補強板部51eも設けられて、剛性の確保に寄与している。さらに、連結板部52の本体板部52aには、その上面から上方に突出しつつ、前側壁部52bから後方に向かって延びる補強リブ52cが左右方向に略等間隔で複数(図の例では3個)設けられている。
なお、支持板部51の後端部において、前記のようにクランク状に屈曲した後の側壁部51bの外側では、本体板部51aの後端部が後方に向かうほど幅の狭くなる台形状とされている。すなわち、この台形状の部分の外側縁は、支持補助トレイ50を棚板部31に取り付けたときに、容器本体20の側壁の後端部と干渉しないように傾斜する形状とされている。
一方、支持板部51の前端部においては、側壁部51bが本体板部51aの前縁に沿うように平面視でL字状に屈曲しており、この屈曲部分は、図4に示すように支持補助トレイ50に略矩形基板Pが載置されたときに、その前縁部における左右両端部に当接する前壁部51fとなる。この前壁部51fの後面にも小さな膨出部(図示せず)が設けられ、ここに略矩形基板Pの前縁部が当接することで、前方への変位が規制される。
このようにして略矩形基板Pを支持補助トレイ50に載置した状態で、支持板部51の前端の前壁部51fと略矩形基板Pの前縁(前面)との間には所定の隙間が残る。同様に、支持板部51の後端部における側壁部51bの屈曲部分(後壁部)と、略矩形基板Pの後縁(後面)との間にも所定の隙間が残る。つまり、略矩形基板Pは適切な隙間をもって前後方向に位置決めされることになる。
前記図4に表れているように略矩形基板Pを支持補助トレイ50に載置したとき、この略矩形基板Pが通常の厚み(例えば0.2〜5.0mmくらい)である場合、その上面の高さは支持板部51の側壁部51bおよび前壁部51fの上端よりも低く位置づけられる。言い換えると、側壁部51bおよび前壁部51fは、略矩形基板Pの左右の側縁部を支持する段部51cの上面からの高さが、略矩形基板Pの厚みを超えるように設定されている。
但し、そうして側壁部51bおよび前壁部51fによって略矩形基板Pを部分的に取り囲んでしまうと、例えば画像処理装置やレーザセンサによって略矩形基板Pの有無を側方から検知することが困難になる。そこで、本実施形態では側壁部51bの前端近傍、前壁部51fの近くに断面U字状の切欠部51gを設けて、側方から略矩形基板Pを視認可能な窓部としている。
これにより、蓋体40を取り外して、容器本体20の開口21の左端または右端に前方からカメラやレーザセンサを挿入し、切欠部51gを介して略矩形基板Pの有無を検知することが可能になる。なお、切欠部51gの形状はU字状に限らないし、切欠きではなく穴を設けてもよい。また、略矩形基板Pを視認可能な窓部であれば、前壁部51fおよび側壁部51bの少なくとも一方に設けることができる。
(取付部の構造)
図3に戻って、支持補助トレイ50には、支持板部51の延びる前後方向の中間部に、その側壁部51bの外側面から外方に張り出して、棚板部31に連結される取付板部53が設けられている。この取付板部53には、前後方向および上下方向(取付板部53の厚み方向)に互いにずれた位置に、第1および第2の係合片53a〜53cが設けられて、間に棚板部31の支承部31aを挟むようになっている。
詳しくは前記取付板部53は、支持板部51の本体板部51aと略同じ厚みを有して、略同じ高さに位置している。これに対して第1係合片53aは、本体板部51aよりも薄い板状とされ、その板面を上下方向に向けつつ、相対的に下側の位置で取付板部53の外側面から外方に向かって張り出している。そして、棚板部31に取り付けられたときに第1係合片53aは、その下面に当接することになる。
また、第2係合片53bも第1係合片53aと同じ薄板状とされ、その板面を上下方向に向けつつ、相対的に上側の位置で取付板部53の外側面から外方に向けて張り出しており、棚板部31に取り付けられたときにはその支承部31aの上面に当接する。図示の例では第2係合片53bは、第1係合片53aよりも後方に設けられており、棚板部31の上面に設けられた突条31cの前側に当接することになる。
つまり、前記二つの係合片53a、53bは互いに上下方向(本体板部51aの厚み方向)にずれていて、棚板部31の支承部31aを挟み込むようになっており、これにより支持板部51の棚板部31に対する位置決め、即ち支持補助トレイ50の棚部30に対する上下方向の位置決めが行われる。また、第2係合片53bが支承部31aの上面の突条31cに当接することで、支持補助トレイ50の後方への移動が規制される。
図示の例では、前記第2係合片53bの他に、もう一つの第2係合片53cが、第1係合片53aよりも前方に設けられている。この第2係合片53cも、第1係合片53aや第2係合片53bと同じ薄板状とされ、その板面を上下方向に向けつつ、第2係合片53bと同じ高さで取付板部53の外側面から外方に向かって張り出しており、棚板部31に取り付けられたときにはその支承部31aの上面に当接するようになる。
また、第2係合片53cは、第2係合片53bよりも幅の狭い形状とされ、上下方向には撓み易くなっている。第2係合片53cの先端部は、棚板部31の上面における段差面31dの湾曲形状に対応して、外側に凸となる湾曲形状とされている。そして、棚板部31に取り付けられたときに第2係合片53cの先端面が段差面31dに当接し、前方への移動が規制されることで、支持補助トレイ50の前方への移動が規制される。
なお、二つの第2係合片53b,53cの下面は同一の高さとされており、これら両第2係合片53b、53cの下面と第1係合片53aの上面との間には、上下方向に所定の間隔が設けられている。一例として、この間隔は、棚板部31の支承部31aの厚みよりも若干、大きく設定されているが、この間隔を支承部31aの厚みと略同じかそれよりも若干、小さく設定してもよい。
前記の第1、第2係合片53a〜53cに加えて、取付板部53の前端部には棚板部31の前端部と係合する前端段部53dおよび受け部53eが設けられている。受け部53eの上面は、前記第1係合片53aの上面と同じ高さに位置し、棚板部31の前端部を下側から支える。また、前端段部53dは、受け部53eの前側に連続して相対的に厚肉に形成され、その後面に棚板部31の前端部が当接するようになっている。
一方、取付板部53の後端部は、後方に向かうほど幅の狭くなる形状とされ、その外側縁の形状は、例えば半導体ウェーハ等の略円形基板を棚板部31に載置したときに、その周縁部が構成する外凸の湾曲形状とされている。すなわち、取付板部53の後端部の外側縁は、支持補助トレイ50を棚板部31に取り付けたときに、容器本体20の側壁の傾斜壁部22(進入規制部)と干渉しないように傾斜する形状とされている。
上述の如き支持補助トレイ50は概略、以下のようにして棚板部31に取り付けられる。先ず、作業者は支持補助トレイ50を手に持ち、その連結板部52の側(後側)から開口21を介して容器本体20内に挿し入れる。このとき、支持補助トレイ50の後側がやや上になるように傾けた状態で、その左右両側の取付板部53の後側の第2係合片53bを棚板部31上に載せて、支持補助トレイ50を後方にスライドさせる。
そのスライドにより支持補助トレイ50の左右両側の取付板部53の第1係合片53aが棚板部31の前端を通過すると、この棚板部31の下面に第1係合片53aの上面が当接するようになり、さらに支持補助トレイ50を後方へ挿し入れると、前側の第2係合片53cが棚板部31の上面の段部31b上に乗り上げる。このとき、第2係合片53cは上方に撓むことになり、下方への復元力が生じる。
その後、さらに支持補助トレイ50を後方へ挿し入れると、段部31b上をスライドした第2係合片53cが段差面31dに到達し、その復元力によって下方に変位する。これにより、第2係合片53cの下面が棚板部31の支承部31aの上面に当接するとともに、その先端部が段差面31dに当接する。このとき、略同時に後側の第2係合片53bも突条31cに当接し、さらには前端段部53dが棚板部31の前端部に当接する。
これにより、取付板部53の第1係合片53aと第2係合片53b、53cとが棚板部31の支承部31aを上下に挟持することになり、支持補助トレイ50は、上下方向に移動規制された状態で取り付けられる。また、前記前側の第2係合片53cと段差面31dとの当接、後側の第2係合片53bと突条31cとの当接、および前端段部53dと棚板部31の前端部との当接によって、支持補助トレイ50の前後方向への移動も規制される。
一方、前記のようにして取り付けられた支持補助トレイ50を、棚板部31から取り外すときには、作業者は、支持補助トレイ50における左右の支持板部51の前端部を掴んで、それらが近づくように撓ませながら前方へ引き出す。これにより、左右の支持板部51の各取付板部53においては、前側の第2係合片53cの先端部が棚板部31の段差面31dに案内されて、前方に移動しながら互いに近づくようになる。
そうして前方に移動する前側の第2係合片53cの先端部が棚板部31の段差面31dから外れた後に、支持補助トレイ50をさらに前方へ引き出し、第1係合片53aが棚板部31の前端を通過した後に、支持補助トレイ50を少しだけ上に持ち上げながら引き出すようにする。こうすると、後側の第2係合片53bが棚板部31の段差面31dと干渉しないようになって、支持補助トレイ50が棚板部31から取り外される。
以上のように支持補助トレイ50の取り付け取り外しは、さほど大きな力を必要とせず、簡単に行うことができるので、作業者は、容器本体20に収納する略矩形基板Pの枚数や望ましい収納ピッチに応じて、棚板部31に支持補助トレイ50を取り付ければよい。例えば略円形基板を25枚、収容できる容器本体20の場合、支持補助トレイ50の厚みを考慮すると、棚板部31を一つおきに利用するのが好ましい。
すなわち、できるだけ多くの略矩形基板Pを収納する場合、具体例を図5Aに示すように棚板部31に一つおきに支持補助トレイ50を取り付ければ、上下方向に等間隔に13枚の略矩形基板Pを収納することができる。一方、より広いピッチで収納するのであれば、図5Bに示すように三つおきに支持補助トレイ50を取り付けて、7枚の略矩形基板Pを収納することもできる。
また、支持補助トレイ50に略矩形基板Pを載置するときには、例えばロボットアームなどにより略矩形基板Pを支持して、開口21から容器本体20に挿し入れる。この際、略矩形基板Pの周縁部が支持補助トレイ50の支持板部51の前壁部51fと干渉しないように、この前壁部51fよりも少し高い位置で挿し入れる。そして、前壁部51fを越えた後に略矩形基板Pを下方に移動させる。
これにより、略矩形基板Pの左右両側縁部がそれぞれ支持補助トレイ50の支持板部51(その段部51c)上に載置されるとともに、この略矩形基板Pの前縁(前面)と前記の前壁部51fの後面(その膨出部)との間に所定の隙間が残る。また、略矩形基板Pの後縁(後面)と支持補助トレイ50の後壁部の膨出部51dとの間にも所定の隙間が残り、略矩形基板Pは適切な余裕をもって前後方向に位置決めされる。
以上、説明したように実施形態1の基板収納容器1では、容器本体20の左右の内側面に設けられた棚部30において、同じ高さにて対をなす棚板部31の間に架け渡すようにして、支持補助トレイ50を取り付けている。よって、収納する略矩形基板Pの形状および大きさ、厚みなどに応じて支持補助トレイ50を製作すれば、種々の形状および厚みの略矩形基板Pを好適に収納することができる。
また、そうして容器本体20に取り付ける支持補助トレイ50は、左右両側の取付板部53によって棚板部31に対し上下および前後方向に位置決めされるとともに、その取り付け、取り外しが容易に行えるので、略矩形基板Pの収納枚数や望ましい収納ピッチに応じて、支持補助トレイ50を取り付け、取り外しすることにより、収納枚数や収納ピッチの調整が容易に行える。
(実施形態2)
次に、図6A,Bを参照して実施形態2について説明する。
上述した実施形態1の基板収納容器1では、支持補助トレイ50の一対の支持板部51の前端に設けた前壁部51fによって略矩形基板Pの前方への変位を規制するようにしているが、実施形態2では、蓋体40に設けたリテーナ60によって略矩形基板Pの前縁部を弾性的に保持するようにしている。
実施形態2の基板収納容器1は、支持補助トレイ50の構造が少し異なっていることと、蓋体40に略矩形基板Pのためのリテーナ60が設けられていることとを除けば、実施形態1のものと同じ構造である。そして、実施形態2の支持補助トレイ50は、前壁部51fがないことを除けば実施形態1の支持補助トレイ50と同じ構造なので、支持板部51や連結板部52などには同じ符号を付して、その説明は省略する。
実施形態2においては、上述した実施形態1と同様に容器本体20内に略矩形基板Pを収納した場合に、これを前後方向に保持するために、図6Aに示すように蓋体40の裏面(容器本体20内に臨む後面)にリテーナ60が配設されている。図示の例では蓋体40の裏側に、上下に長い長方形状の窪み42が形成され、この窪み42の左右両側に分かれて一対のリテーナ60が配設されている。
詳しくは、左右一対のリテーナ60はそれぞれ、上下方向に延在するリテーナ支持部61を有し、これらのリテーナ支持部61の上端同士および下端同士がそれぞれ連結されて矩形状の枠体とされ、蓋体40の窪み42に嵌め込まれている。そして、左右それぞれのリテーナ支持部61が、窪み42の左右両側縁に設けられた係合爪43に係止されている。また、それぞれのリテーナ支持部61から短冊状に分岐して左右いずれかに延びつつ、先端側が後方、即ち容器本体20内に向かうよう斜めに延びる複数の弾性片62が、上下に並んで設けられている。
図示の例では、容器本体20内に収納される略矩形基板Pにそれぞれ対応するように、複数個の弾性片62が上下方向に等間隔に設けられ、その先端にはそれぞれ略矩形基板Pの前縁部に当接して保持する当接保持部63が設けられている。当接保持部63は弾性片62の撓みによって前後方向に変位可能であり、これにより略矩形基板Pの前縁部(蓋体側の縁部)を弾性的に保持するようになっている。
当接保持部63は、図6Bに模式的に示すように扁平な直方体状とされ、その後端面(図の右端面)が上下方向の中心線Zを有する円弧面によって形成されている。これにより、略矩形基板Pの厚みが種々、異なっていても、また、許容範囲内の撓みや反り、うねりが生じていても、その略矩形基板Pの前縁部を安定して保持することができる。
そして、蓋体40を閉じたときにリテーナ60の当接保持部63が、略矩形基板Pの前縁部と当接する。このとき当接保持部63は、弾性片62の撓みによって蓋体40に対し相対的には前方に変位し、その反力が略矩形基板Pに作用するようになる。これにより略矩形基板Pは後方に押圧され、その後縁部が支持補助トレイ50の後部の膨出部51dに当接するようになる。
このように弾性片62は、当接保持部63を蓋体40に対し前後方向に変位可能に連結し、かつ後方に付勢する連結付勢部として機能する。この付勢力によって略矩形基板Pの前縁部を弾性的に押圧することで、仮に撓みや反り、うねりが生じていても、その程度に拘わらず略矩形基板Pを安定して保持することができる。よって、搬送時のがたつきによる移動あるいは振動を適切に抑制し、破損や汚染を回避することができる。
本実施形態では、前記のように略矩形基板Pを保持するための弾性片62の撓みによる付勢力が小さめに設定されている。これは、当接保持部63を介して後方に付勢される略矩形基板Pの後縁部が支持補助トレイ50の後部の膨出部51dに当接し、前後から押さえ付けられることを考慮して、薄いガラスパネルのような略矩形基板Pであってもダメージを与えないようにするためである。
但し、そうして弾性片62の撓みによる付勢力(略矩形基板Pを後方に押圧する弾性力)が小さいと、厚いガラスパネルのように重量のある略矩形基板Pの場合は後方への付勢力が不足してしまい、移動させることが困難になる。そこで、本実施形態では、蓋体40を容器本体20の開口に取り付ける際に、その力を利用してリテーナ60の当接保持部63を後方に変位させ、略矩形基板Pを移動させるようにしている。
すなわち、図6Bには模式的に示すが、蓋体40の後面(窪み42の底面)から後方に離間するリテーナ60の当接保持部63には、その前端から前方に突出するように、言い換えると蓋体40に向かうように突出する円柱状の凸部64が一体に形成されている。そして、この凸部64の先端面(前端面)と対向する蓋体40の窪み42の底面との間に、所定量の間隔dが形成されるようになっている。
これにより、上述したように蓋体40を容器本体20の開口21に取り付け、リテーナ60の弾性片62が撓んで、当接保持部63が前方に前記所定量だけ変位すると、その凸部64の先端面(前端面)が対向する蓋体40の後面(窪み42の底面)に当接するようになる。そして、当接保持部63が蓋体40と一体的に後方に変位して、その後端面に当接する略矩形基板Pも容器本体20内へと移動することになる。
よって、略矩形基板Pの前縁部は、蓋体40の後面から容器本体20内に向かって、少なくとも当接保持部63および凸部64の長さ分だけ後方に位置付けられる。このとき、略矩形基板Pの後縁部は、未だ支持補助トレイ50の後部の膨出部51dに当接しておらず、ダメージを受ける心配はない。換言すれば、収納する略矩形基板Pの前後方向の長さ寸法を基準として、当接保持部63および凸部64の寸法が決められている。
前記リテーナ支持部61および複数の弾性片62、当接保持部63、凸部64は全て一体成形されており、その材料は、容器本体20や蓋体40、支持補助トレイ50等と同じく、例えばポリブチレンテレフタレート、ポリエーテルエーテルケトンなどの各種の熱可塑性樹脂、あるいはポリエステル系やポリオレフィン系などの各種の熱可塑性エラストマーが挙げられる。導電性を付与するためにカーボンパウダー等を添加することもできる。
なお、当接保持部63や凸部64は別体で形成されて、弾性片62に取り付けられてもよい。この場合、当接保持部63や凸部64の材料は、熱可塑性エラストマー、あるいはゴム材などからなる弾性部材によって形成するのが好ましい。すなわち、当接保持部63や凸部64は、フッ素ゴム、ニトリルゴム、シリコンゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴムのうちから選択されるものを含んで構成すればよい。
また、当接保持部63や凸部64は、発泡ゴムスポンジで形成してもよく、或いは、フッ素ゴムスポンジ、クロロプレンゴムスポンジ、シリコンゴムスポンジ、ニトリルゴムスポンジ、クロロプレンゴムスポンジ、エチレンプロピレンゴムスポンジのうちから選択されるものを含んで構成してもよい。さらに、導電性を付与するためにカーボンパウダー等を添加することもできる。
以上、説明したように実施形態2では、蓋体40の裏側に設けたリテーナ60によって、略矩形基板Pの前縁部を弾性的に保持することで、その撓みや反り、うねりの程度に拘わらず、搬送時の振動による破損や汚染を回避できるとともに、当接保持部63に凸部64を設けたことで、蓋体40を容器本体20に取り付ける際に凸部64および当接保持部63を介して略矩形基板Pを後方に移動させて、容器本体20内の適切な位置に収納できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態1、2に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
例えば上述した実施形態1では、略矩形基板Pを載置する支持補助トレイ50の支持板部51の前端部に、略矩形基板Pを超える高さの前壁部51fを設けており、そのために側壁部51bの前端近傍に切欠部51gのような窓部を設けているが、前壁部51fの高さを標準的な略矩形基板Pの厚みよりも低くすれば、窓部は設けなくてもよい。また、前壁部51fの膨出部や支持補助トレイ50の後部の膨出部51dも設けなくてもよい。
さらに、上述の実施形態1、2の支持補助トレイ50はいずれも、左右一対の支持板部51と、その後端部同士を連結する連結板部52とを有し、前方に開放された平面視コ字状の枠体として形成されているが、この形状にも限定されない。例えば、一対の支持板部51の前後方向の中間部同士を連結するように連結板部を設けてもよいし、それらの前端部同士を連結するように連結板部を設けてもよい。
また、上述の実施形態2では、蓋体40に設けるリテーナ60として、それぞれの略矩形基板Pの前縁部に当接する当接保持部63と、弾性片62と、凸部64とを有する構成としているが、これにも限定されず、例えば凸部64は設けなくてもよい。また、略矩形基板Pのそれぞれに対応して当接保持部63や弾性片62を設けるのではなく、複数の略矩形基板Pに跨って当接するように上下方向に長い当接保持部を設けてもよい。
1 基板収納容器
20 容器本体、21 開口
30 棚部、
31 棚板部、31a 支承部、31b 段部、31c 段差面、
40 蓋体
50 支持補助トレイ(支持補助部材)、
51 支持板部、51a 本体板部、51b 側壁部、51f 前壁部、
51g 切欠部(窓部)
52 連結板部
53 取付板部、53a 第1係合片、53b,53c 第2係合片
60 リテーナ、62 弾性片(連結付勢部)、63 当接保持部、64 凸部

Claims (7)

  1. 基板収納容器であって、
    前方に基板の出し入れを行う開口が設けられた容器本体と、
    前記開口を閉じる蓋体と、を備え、
    前記開口を前方から見て前記容器本体内の左右の両側面にはそれぞれ、略円形基板を載置するための棚部が設けられ、
    前記左右両側の棚部はそれぞれ、互いに上下に離間する複数の棚板部を有し、
    前記左右両側の棚部において同じ高さにて対をなす棚板部の間に架け渡され、略矩形基板を支持するための支持補助部材が着脱自在に取り付けられている、
    ことを特徴とする基板収納容器。
  2. 前記支持補助部材は、前記対をなす棚板部のそれぞれに取り付けられて前後方向に延びる一対の支持板部と、該一対の支持板部の後端部同士を連結する連結板部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の基板収納容器。
  3. 前記各棚板部の上面または下面のいずれか一面には、段差面を形成するように起立する段部が少なくとも1箇所、設けられ、
    前記支持補助部材の各支持板部の幅方向の外側面には、該各支持板部の延び方向および厚み方向に互いにずれた位置に、第1および第2の係合片が設けられ、
    前記棚板部に前記支持板部が取り付けられたとき、前記第2係合片が前記段差面に当接しつつ前記棚板部の前記一面に当接する一方、前記第1係合片は棚板部の他面に当接する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の基板収納容器。
  4. 前記支持補助部材に載置された前記略矩形基板の前縁部における左右両端部に当接するように、前記一対の支持板部のそれぞれの前端部に前壁部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の基板収納容器。
  5. 前記支持補助部材に載置された前記略矩形基板の左右両側縁部に対向する側壁部が、前記一対の支持板部において前記略矩形基板の厚みを超える高さに設けられ、
    前記前壁部および前記側壁部の少なくとも一方に、前記略矩形基板を視認可能に窓部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の基板収納容器。
  6. 前記蓋体に、前記略矩形基板を保持するためのリテーナが設けられ、
    前記リテーナは、前記略矩形基板の前縁部に当接して保持する当接保持部と、前記当接保持部を前記蓋体に対し前後方向に変位可能に連結し、かつ後方に付勢する連結付勢部と、前記当接保持部が前方に所定量、変位したときに前記蓋体の後面に当接するよう、前記当接保持部の前部から前方に突出する凸部と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の基板収納容器。
  7. 前記リテーナの当接保持部は、前記略矩形基板の前縁部に当接する後端面が、上下方向の中心線を有する円弧面によって形成されている、
    ことを特徴とする請求項6に記載の基板収納容器。
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