JP2021168354A - 基板収納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】略円形基板を収納するための基板収納容器1を利用して、種々の略矩形基板Pを好適に収納できるようにする。【解決手段】基板収納容器1は、前方に基板の出し入れを行う開口21が設けられた容器本体20と、その開口21を閉じる蓋体40と、を備え、開口21を前方から見て容器本体20内の左右の両側面にはそれぞれ、略円形基板を載置するための棚部22が設けられている。これらの各棚部22にそれぞれ、略矩形基板Pを載置するための左側および右側の各補助棚部材(サイドアダプタ30)が着脱自在に取り付けられている。左右のサイドアダプタ30の後部に係合するリヤアダプタ50も設けてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は基板収納容器に関し、特に、半導体ウェーハ等の略円形基板を収納するための容器に、略矩形状のガラスパネル等の基板を収納するための構造に関する。
従来より、略円形基板の収納容器として、前方に向かって開口するフロントオープン・タイプの容器本体と、この容器本体の開口を閉じる蓋体と、を備えたものが知られている。このものでは、前記開口を前方から見て、容器本体内の左右の両側面にそれぞれ、略円形基板を載置するための棚部が設けられていて、複数の棚板部が上下に等間隔に形成されている(例えば特許文献1を参照)。
ところで、液晶パネル用基板等のガラスパネルを扱う製造工程では、略矩形状の基板を工程間で移送したり、一時的に保管したりするために、それらを収納する容器が用いられている。また、近年では、ICチップなどの電子部品のさらなる量産化を進めるために、矩形状のガラスパネル等に多数のベアチップを形成、実装することがあり、このために略矩形基板の使用が増える傾向にある。
特開2015−162476号公報
しかしながら、前記の如き略矩形基板を収納するためだけに専用の容器を製作することは、コスト面でのデメリットが大きい。一方で、略円形基板の収納容器にそのまま略矩形基板を収納しようとしても、例えば半導体ウェーハ等の略円形基板と略矩形基板とでは、形状や厚みが異なるだけでなく、好適な収納ピッチも異なるため、そのままでは収納することが難しい。
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、略円形基板を収納するための容器を利用して、種々の略矩形基板を好適に収納できるようにすることにある。
(1)本発明に係る1つの態様は、基板収納容器であって、前方に基板の出し入れを行う開口が設けられた容器本体と、前記開口を閉じる蓋体と、を備え、前記開口を前方から見て前記容器本体内の左右の両側面にはそれぞれ、略円形基板を載置するための棚部が設けられ、前記左右の各棚部にそれぞれ、略矩形基板を載置するための左側および右側の各補助棚部材が着脱自在に取り付けられているものである。
(2)上記(1)の態様において、前記各棚部は、互いに上下に離間する複数の棚板部を有し、そのうちの上端および下端のそれぞれの棚板部には、前記各補助棚部材に設けられた上側および下側の各被固定部がそれぞれ係止される、上側および下側の各固定部が設けられていてもよい。
(3)上記(2)の態様において、前記各補助棚部材の上側および下側の少なくとも一方の被固定部が、上下方向に弾性変形可能に設けられていてもよい。
(4)上記(3)の態様において、前記各補助棚部材の上側の被固定部は、下側の被固定部に比べて高い剛性を有してもよい。
(5)上記(1)〜(4)のいずれかの態様において、前記各補助棚部材には、それぞれ前記略矩形基板を載置可能な複数の支持片が上下方向に等間隔に設けられていてもよい。
(6)上記(5)の態様において、前記容器本体内の後方寄りの部位に、前記左側および右側の各補助棚部材に係合された後側の補助棚部材が配設され、前記後側の補助棚部材における左右の中間部に、それぞれ前記略矩形基板を載置可能な複数の支持片が、前記左側および右側の各補助棚部材と同じ間隔で上下に並んで設けられていてもよい。
(7)上記(6)の態様において、前記後側の補助棚部材の左右両端部にそれぞれ、前記左側および右側の各補助棚部材に対し上下方向に位置決めされて係合する係合部が設けられていてもよい。
(8)上記(1)〜(7)のいずれかの態様において、前記左側および右側の各補助棚部材には、前記略矩形基板の前後方向の変位を規制する変位規制部が設けられていてもよい。
(9)上記(8)の態様において、前記変位規制部は、前記複数の支持片のそれぞれに載置された前記略矩形基板の前縁部における左右両端部に当接するように、前記左側および右側の各補助棚部材に設けられた壁部であり、前記壁部は、前記複数の支持片のそれぞれに対応して、載置された前記略矩形基板の厚みを超える高さに設けられ、前記左側および右側の各補助棚部材には、前記複数の支持片のそれぞれに対応して、載置された前記略矩形基板を視認可能に窓部が設けられていてもよい。
(10)上記(1)〜(7)のいずれかの態様において、前記蓋体に、前記略矩形基板を保持するためのリテーナが設けられ、前記リテーナは、前記略矩形基板の前縁部に当接して保持する当接保持部と、前記当接保持部を前記蓋体に対し前後方向に変位可能に連結し、かつ後方に付勢する連結付勢部と、前記当接保持部が前方に所定量、変位したときに前記蓋体の後面に当接するよう、前記当接保持部の前部から前方に突出する凸部と、を備えていてもよい。
(11)上記(10)の態様において、前記リテーナの当接保持部は、前記略矩形基板の前縁部に当接する後端面が、上下方向の中心線を有する円弧面によって形成されていてもよい。
(12)上記(1)〜(11)のいずれかの態様において、前記左側および右側の各補助棚部材の下端部には、下方に向かって突出部が設けられ、その突出端面と対向する容器本体の底面との間に所定の隙間が形成されていてもよい。
(13)上記(12の態様において、前記左側および右側の各補助棚部材には、前記棚部に向かって突出しその先端側が上下に二股に分かれたリブが設けられており、その二股に分かれた部分に前記棚部のいずれか1つの棚板部が差し込まれて位置決めされてもよい。
本発明の基板収納容器によれば、略円形基板を載置するための棚部に、略矩形基板を載置するための補助棚部材が着脱自在に取り付けられているので、本来は略円形基板を収納するための容器を利用して、種々の形状および厚みの略矩形基板を好適に収納することができる。
本発明に係る実施形態1の基板収納容器を示す分解斜視図である。 略矩形基板を載置する補助棚部材(サイドアダプタおよびリヤアダプタ)の斜視図である。 容器本体の棚部に取り付ける左側のサイドアダプタの斜視図である。 サイドアダプタの下側の固定構造を示す斜視図である。 サイドアダプタの下側の固定構造を示す模式図である。 リヤアダプタの支持片の近傍を拡大して、窓部を示す斜視図である。 蓋体を裏側から見て、リテーナを示す斜視図である。 リテーナの構造を示す斜視図である。 リテーナの構造を示す模式図である。 実施形態2の基板収納容器を、蓋体を取り外して示す斜視図である。 変位規制部を拡大して示す斜視図である。 右側のサイドアダプタを裏側から見た斜視図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して詳細に説明する。本明細書の実施形態においては全体を通じて、同一の部材には同一の符号を付している。なお、添付図面では、見易さのために、複数存在する同一属性の部位には、一部のみしか参照符号が付されていない場合がある。
(実施形態1)
図1は、本発明の基板収納容器の実施形態1を示す分解斜視図である。基板収納容器1は、半導体ウェーハ等の略円形基板(図示せず)を収納して、製造ラインの工程内搬送や外部への出荷等に用いられるもので、所定枚数の略円形基板を収納する容器本体20と、容器本体20の正面(図の左側面)に形成される開口21を開閉自在に覆う蓋体40と、を備えている。
すなわち、容器本体20は、その正面(前方)に基板の出し入れを行う開口21が設けられた、いわゆるフロントオープンボックスタイプのものであり、前方から見て容器本体20の左右の両内側面にはそれぞれ、略円形基板を載置するための棚部22が設けられている(左側の棚部のみ図示)。左右の各棚部22は左右対称形状であり、例えばインサート成形によって容器本体20の側壁と一体になるように設けられる。
前記各棚部22には、容器本体20に収納する略円形基板の枚数(例えば、6枚、12枚・・・25枚)に対応して、複数の棚板部22aが上下方向に等間隔を空けて設けられている。そして、略円形基板は、容器本体20の前方の開口21から後方に向かって挿し入れられ、その周縁部を左右の棚板部22aに支持されて、略水平になるように載置され、容器本体20の上下方向に並んで収納される。
なお、図示の容器本体20の天板上面には、製造工程において天井搬送機構等に保持される搬送用のロボテックフランジ11が取り付けられている一方、容器本体20の底板下面にはボトムプレート12が取り付けられている。また、容器本体20の左右の側壁の外側面にはそれぞれ、搬送時に作業者が掴みやすいように傾斜させてマニュアルハンドル13が取り付けられている。
蓋体40は、概略矩形状とされ、図示しないガスケットを介して容器本体20の開口21を閉じるもので、その左右両側寄りの部位に施錠機構41が内蔵されている。詳しくは図示しないが、施錠機構41は、鍵穴に挿入される鍵の操作に応じて施錠位置と解錠位置とに変位するラッチを備え、ラッチが容器本体20側の係合部に係合されたり、係合解除されたりすることで、蓋体40の施錠および解錠が行われるものである。
また、蓋体40には、後述するように容器本体20内に収納した略矩形基板P(図2を参照)を保持するためのリテーナ60(図6を参照)が配設されている。一方、容器本体20には、その内部における左右両側面および後方寄りの部位にそれぞれ、略矩形基板Pを載置するための補助棚部材であるサイドアダプタ30およびリヤアダプタ50が配設されるようになっている。これらの構造については後述する。
容器本体20および蓋体40は、例えばポリカーボネート、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタール、液晶ポリマー、シクロオレフィンポリマーなどの合成樹脂から形成することができる。また、これらの樹脂に、カーボンパウダー、カーボン繊維、カーボンナノチューブなどを添加して、導電性を付与することもできる。
(サイドアダプタ)
実施形態1の基板収納容器1には、本来、収納する半導体ウェーハ等の略円形基板とは異なる形状の基板、例えばガラスパネル等の略矩形基板P(図2を参照)も収納できるようになっている。そのために容器本体20内には、その左右両側面の棚部22にそれぞれ左側および右側のサイドアダプタ30が着脱自在に取り付けられるとともに、それらの後端部に係合されて、容器本体20内の後方寄りの部位にリヤアダプタ50が配設される。
サイドアダプタ30は、上下に長い長方形状の本体部31と、その後側に連続する後方延長部32と、を有しており、本体部31の表面(容器本体20内に臨む面)には、それぞれ略矩形基板Pを載置可能な複数の支持片33が突設されている。図示の例では支持片33は、本体部31の前端、後端およびその中央の3グループに分かれて、それぞれ16個の支持片33が上下方向に等間隔に設けられている。
これにより、図2には一番下の1枚のみを示すが、略矩形基板Pはその左右の両側縁部をサイドアダプタ30の前、中、後の3つの支持片33によって支持され、略水平になるように載置される。図示の例では上下方向について16個の支持片33が設けられているので、略矩形基板Pは上下方向に並んで16枚、載置することができる。なお、右側のサイドアダプタ30は図2には示さず、図10に裏側から見て示している。
より詳しくは、図3に左側のサイドアダプタ30を示すように、その後方延長部32はクランク状に屈曲し、上端から下端まで上下方向に延びる段差面32aが形成されている。この段差面32aは、略矩形基板Pの後縁部が当接すると、それ以上は後方に変位しないように規制する。なお、段差面32aの形成される屈曲部分は、クランク状ではなく、傾斜面状や曲面状であってもよい。また、段差面32aには、前記16個の支持片33と同じ間隔で上下方向に並ぶ16個の載置片34が突設されており、前記のように支持片33に載置された略矩形基板Pの後縁部が載置される。
また、前記サイドアダプタ30の本体部31の上端および下端には、それぞれ、容器本体20の内側面に設けられた棚部22の最上位および最下位の2つの棚板部22aに嵌合固定される、上側および下側の被固定部35,36が設けられている。すなわち、左側のサイドアダプタ30については図3に、また、右側のサイドアダプタ30については図10に、それぞれ示すように、本体部31の上端にはその前方寄りおよび後方寄りの各部位からそれぞれ裏側に向かって突出する上側被固定部35が設けられている。
これらの上側被固定部35は、上方から見ると先細りの概略三角形状とされているが、厚みは先端側まで略一定で例えば3〜4mm程度と十分な厚みがある。このため上側被固定部35は、以下に説明する下側被固定部36に比べて剛性が高く、いわば剛体とみなすことができる。そして、これらの上側被固定部35が、容器本体20の内側面に設けられた棚部22の最上位の棚板部22aに上側から重ね合わされる。
また、図10にのみ示すように、前記上側被固定部35の先端側には、その下面から下方に突出するボス部35aが形成されており、図示はしないが、前記ボス部35aに対応するように、棚部22の最上位の棚板部22aには、その上面に開口する凹部(貫通穴でもよい)が形成されている。そして、それらボス部35aおよび凹部の嵌合によって、上側被固定部35が最上位の棚板部22aに対して位置決めされるようになっている。
一方、本体部31の下端には、左側のサイドアダプタ30については図4Aに、また、右側のサイドアダプタ30については図10に、それぞれ示すように、前方寄りおよび後方寄りの各部位からそれぞれ裏側に向かって突出する下側被固定部36が設けられている。これらの各下側被固定部36も上側被固定部35と同じく、上方から見ると先細りの概略三角形状とされている。
また、図4Bには拡大して、一部を断面で示すように、下側被固定部36は、その厚みが上側被固定部35に比べてかなり薄くなっており、例えば1.5mm程度とされている。そして、下側被固定部36の先端側には上方に突出するボス部36aが形成され、棚部22の最下位の棚板部22aに形成された貫通穴22bと嵌合して、位置決めするようになっている。
そうして薄く形成された下側被固定部36の剛性は、上下方向について上側被固定部35よりもかなり低くなっている。よって、サイドアダプタ30を棚部22に組み付ける際に、先に上側被固定部35を棚部22の最上位の棚板部22aに上側から重ねて、その後、下側被固定部36を最下位の棚板部22aに下側から重ね合わせるようにすれば、このときに下側被固定部36が容易に撓んで、嵌め合わせることができる。
また、その際に、下側被固定部36のボス部36aを前記貫通穴22bに嵌め込み易いように、ボス部36aの上方への突出高さは低め(例えば1.5mm程度に)設定とされ、さらに、その上面のうちでも下側被固定部36の先端側に位置する半分は、先端側ほど低くなるテーパ面に形成されている。一方、下側被固定部36の基端側に位置する半分については略同じ高さの平坦面とされて、貫通穴22bからの脱落を防止するようになっている。
つまり、本実施形態では、容器本体20の棚部22の最上位および最下位の棚板部22aを、サイドアダプタ30の上側被固定部35および下側被固定部36によって挟み込むように嵌め合わせており、それらの棚板部22aが被固定部35,36を固定する固定部となる。また、それら固定部の貫通穴22bと上側35および下側被固定部35,36のボス部35a,36aとの嵌合によって、前後左右の位置決めがなされる。
そうして被固定部35,36を固定する際に、下側被固定部36に比べて上側被固定部35の剛性が高いことから、棚部22に対するサイドアダプタ30の上下方向の位置決めは、上側被固定部35と最上位の棚板部22aとの間でなされてもよい。上述したようにサイドアダプタ30の支持片33に略矩形基板Pが載置されるので、棚部22、即ち容器本体20に対するサイドアダプタ30の上下方向の位置決めは重要である。
例えばガラスパネルのような略矩形基板Pは半導体ウェーハ等に比べて厚みがあり、重量が嵩むので、これを受けるサイドアダプタ30の位置が棚部22に対して下方にずれるおそれがある。そこで、図10に示すように、サイドアダプタ30の裏面から突出し、その先端側が上下に二股に分かれた位置決めのためのリブ31aを形成し、このリブ31aの先端側(二股に分かれた部分)に棚板部22aを差し込むようにしている。
こうしてサイドアダプタ30の31aと棚板部22aとを係合させることによって、位置決めおよび重量の支持がなされるが、本実施形態のように16枚の略矩形基板Pを収納できる容器では、衝撃荷重が加わったときのサイドアダプタ30の瞬間的な変形も考慮しなくてはならない。そこで、図3、図4A、図10に表れているようにサイドアダプタ30の下端部には下方に向かって突出する突出支持部37が設けられている。
図示の例では2つの突出支持部37が、サイドアダプタ30の本体部31の前方寄りの部位と後方延長部32とにそれぞれ設けられており、いずれも下方に向かって先細りの逆三角形状とされている。そして、その下方への突出寸法は、サイドアダプタ30が棚部22に取り付けられ、上側被固定部35において位置決めがなされたときに、容器本体20の底壁の上面との間に例えば1〜1.5mm程度の間隔が空くように設定されている。
このように突出支持部37の突出端面と対向する容器本体20の底壁上面(底面)との間に所定の隙間が形成されているので、上下方向の位置決めに悪い影響を及ぼすことはない。一方、前記のように16枚の略矩形基板Pを収納した状態で搬送中などに衝撃荷重が加わり、サイドアダプタ30が一瞬、変形したとしても、その下端の突出支持部37が容器本体20の底面に接触することで、大きな変形を生じることがない。
(リヤアダプタ)
上述の如く容器本体20内の左右両側に配設される2つのサイドアダプタ30の後端部同士を連結するようにして、図2に表れているようにリヤアダプタ50が配設される。このリヤアダプタ50は、容器本体20の開口21を前方から見ると、概略矩形状、好ましくは長方形状の本体部51を有し、その左右両側部にそれぞれ、上下方向に離間する3か所から外方に突出するように係合片52(係合部)が形成されている。
それらの係合片52に対応してサイドアダプタ30の後方延長部32には、図2に表れているように、その後端部の近傍において上下方向に離間する3か所に上下に長いスリット孔32bが形成されている。このスリット孔32bはそれぞれ、リヤアダプタ50の3か所の係合片52が嵌入可能な位置および大きさとされており、各係合片52がスリット孔32bに嵌め込むことで、リヤアダプタ50が上下方向に位置決めされる。
また、それらの係合片52のそれぞれに対応して、リヤアダプタ50の本体部51における左右両側部には、概略半円形状の切欠き部51aが形成されている。図示の例では切欠き部51aは、上側の係合片52の下側に連続し、下側の係合片52の上側に連続し、また、それらの中間の係合片52の上下両側にそれぞれ連続して形成されており、その大きさは容器を組み立てる作業者の指先が挿入できる程度に設定されている。
これにより、左右両側のサイドアダプタ30にリヤアダプタ50を組み付けるときには、まず、容器本体20の後方寄りの部位にリヤアダプタ50を仮置きし、左右両側の棚部22にそれぞれ上述したようにサイドアダプタ30を組み付けた後に、リヤアダプタ50の切欠き部51aに指先を引っ掛けて手前に引くことにより、その切欠き部51aに対応する係合片52をサイドアダプタ30のスリット孔32bに嵌め込むことができる。
一方、リヤアダプタ50の本体部51における左右の略中央位置(中間部)には、前方に向かって段差状に膨出する断面台形状の膨出部51bが形成され、その前端面には、それぞれ略矩形基板Pを載置可能な複数の(図示の例では16個の)支持片53が突設されている。これら複数の支持片53は、サイドアダプタ30の支持片33と同じ間隔で上下方向に互いに等間隔に設けられている。
そして、前記のように係合片52をスリット孔32bに嵌め込んで、リヤアダプタ50をサイドアダプタ30に対し上下方向に位置決めして係合させると、リヤアダプタ50の支持片53はそれぞれ、サイドアダプタ30の支持片33と略同じ高さか少しだけ低い位置になる。よって、図2に表れているように、リヤアダプタ50の支持片53により略矩形基板Pの後縁部における左右の中間部を支持して、撓みを抑制することができる。
また、図2のv-v線における断面を図5に拡大して示すように、リヤアダプタ50の支持片53のそれぞれについて、その付け根部分の上方から膨出部51bの前壁を貫通して断面が楕円形の穴54(以下、窓部54と呼ぶ)が設けられている。この窓部54は、支持片53に載置されている略矩形基板Pを視認し得るものであり、例えば画像処理装置などのセンサによって略矩形基板Pを検知するために設けられている。
なお、サイドアダプタ30およびリヤアダプタ50は、上述した容器本体20や蓋体40と同様の樹脂から形成し、導電性を付与するためにカーボンパウダー等を添加することができる。特にリヤアダプタ50の後方に位置する容器本体20の後壁は、容器本体20内を目視することができるような透明な樹脂材料(例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート、またはシクロオレフィンポリマー等)で形成することができる。
(フロントリテーナ)
上述の如く容器本体20内に収納した略矩形基板Pを前後方向に保持するために、図6に示すように蓋体40の裏面(容器本体20内に臨む後面)にはリテーナ60が配設されている。図示の例では蓋体40の裏側に、上下に長い長方形状の窪み42が形成され、この窪み42の左右両側に分かれて一対のリテーナ60が配設されている。
詳しくは、左右一対のリテーナ60はそれぞれ、上下方向に延在するリテーナ支持部61を有し、これらのリテーナ支持部61の上端同士および下端同士がそれぞれ連結されて矩形状の枠体とされ、蓋体40の窪み42に嵌め込まれている。そして、左右それぞれのリテーナ支持部61が、窪み42の左右両側縁に設けられた係合爪43に係止されている。また、それぞれのリテーナ支持部61から短冊状に分岐して左右いずれかに延びつつ、先端側が後方、即ち容器本体20内に向かうよう斜めに延びる複数の弾性片62が、上下に並んで設けられている。
図示の例では、容器本体20内に収納される略矩形基板Pにそれぞれ対応して、上下方向に16個の弾性片62が等間隔に設けられ、その先端には、図7A,Bにも示すようにそれぞれ略矩形基板Pの前縁部に当接して保持する当接保持部63が取り付けられている。当接保持部63は弾性片62の撓みによって前後方向に変位可能であり、これにより略矩形基板Pの前縁部(蓋体側の縁部)を弾性的に保持するようになっている。
当接保持部63は、図7Bに模式的に示すように扁平な直方体状とされ、その後端面(図の右端面)が上下方向の中心線zを有する円弧面によって形成されている。これにより、略矩形基板Pの厚みが種々、異なっていても、また、撓みや反り、うねりが生じていても、それらが許容範囲内であれば、略矩形基板Pの前縁部を安定して保持することができる。
そして、図7A,Bに表れているように蓋体40を閉じると、その裏側に配設されたリテーナ60の当接保持部63が、略矩形基板Pの前縁部と当接する。このとき当接保持部63は、弾性片62の撓みによって蓋体40に対し相対的には前方に変位し、その反力が略矩形基板Pに作用するようになる。これにより略矩形基板Pは後方に押圧され、その後縁部がサイドアダプタ30の後部の段差面32aに当接すれば、それ以上の移動が規制される。
このように弾性片62は、当接保持部63を蓋体40に対し前後方向に変位可能に連結し、かつ後方に付勢する連結付勢部として機能する。この付勢力によって略矩形基板Pの前縁部を弾性的に押圧することで、仮に撓みや反り、うねりが生じていても略矩形基板Pを安定して保持することができる。よって、搬送時のがたつきによる移動あるいは振動を適切に抑制し、破損や汚染を回避することができる。
本実施形態では、前記のように略矩形基板Pを保持するための弾性片62の撓みによる付勢力が小さめに設定されている。これは、当接保持部63を介して後方に付勢される略矩形基板Pの後縁部がサイドアダプタ30の後部の段差面32aに当接し、前後から押さえ付けられることを考慮して、薄いガラスパネルのような略矩形基板Pであってもダメージを与えないようにするためである。
但し、そうして弾性片62の撓みによる付勢力(略矩形基板Pを後方に押圧する弾性力)が小さいと、厚いガラスパネルのように重量のある略矩形基板Pの場合は後方への付勢力が不足してしまい、移動させることが困難になる。そこで、本実施形態では、蓋体40を容器本体20の開口に取り付ける際に、その力を利用してリテーナ60の当接保持部63を後方に変位させ、略矩形基板Pを移動させるようにしている。
すなわち、図7Bには模式的に示すが、蓋体40の後面(窪み42の底面)から後方に離間するリテーナ60の当接保持部63には、その前端から前方に突出するように、言い換えると蓋体40に向かうように突出する円柱状の凸部64が一体に形成されている。そして、この凸部64の先端面(前端面)と対向する蓋体40の窪み42の底面との間に、所定量の間隔dが形成されるようになっている。
これにより、上述したように蓋体40を容器本体20の開口21に取り付け、リテーナ60の弾性片62が撓んで、当接保持部63が前方に前記所定量だけ変位すると、その凸部64の先端面(前端面)が対向する蓋体40の後面(窪み42の底面)に当接するようになる。そして、当接保持部63が蓋体40と一体的に後方に変位して、その後端面に当接する略矩形基板Pも容器本体20内へと移動することになる。
よって、略矩形基板Pの前縁部は、蓋体40の後面から容器本体20内に向かって、少なくとも当接保持部63および凸部64の長さ分だけ後方に位置付けられる。このとき、略矩形基板Pの後縁部は、未だサイドアダプタ30の後部の段差面32aに当接しておらず、ダメージを受ける心配はない。換言すれば、収納する略矩形基板Pの前後方向の長さ寸法を基準として、当接保持部63および凸部64の寸法が決められている。図7Bには略矩形基板Pの前縁部を角形状として表しているが、これはR形状であってもよい。
なお、リテーナ支持部61、複数の弾性片62および当接保持部63、凸部64は全て一体成形されており、その材料は、容器本体20やサイドアダプタ30、蓋体40等と同じく、例えばポリブチレンテレフタレート、ポリエーテルエーテルケトンなどの各種の熱可塑性樹脂、あるいはポリエステル系やポリオレフィン系などの各種の熱可塑性エラストマーが挙げられる。導電性を付与するためにカーボンパウダー等を添加することもできる。
また、当接保持部63や凸部64は別体で形成されて、弾性片62に取り付けられていてもよい。この場合に当接保持部63や凸部64の材料は、熱可塑性エラストマー、あるいはゴム材などからなる弾性部材によって形成するのが好ましい。すなわち、当接保持部63や凸部64は、フッ素ゴム、ニトリルゴム、シリコンゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴムのうちから選択されるものを含んで構成すればよい。
また、当接保持部63や凸部64は、発泡ゴムスポンジで形成してもよく、或いは、フッ素ゴムスポンジ、クロロプレンゴムスポンジ、シリコンゴムスポンジ、ニトリルゴムスポンジ、クロロプレンゴムスポンジ、エチレンプロピレンゴムスポンジのうちから選択されるものを含んで構成してもよい。さらに、導電性を付与するためにカーボンパウダー等を添加することもできる。
以上、説明したように本実施形態の基板収納容器1では、容器本体20内の左右両側面に設けられた棚部22に、略矩形基板Pを載置するための補助棚部材であるサイドアダプタ30が着脱自在に取り付けられている。よって、収納する略矩形基板Pの形状および厚み、収納枚数、収納ピッチなどに応じてサイドアダプタ30のみ製作すれば、種々の形状および厚みの略矩形基板Pを好適に収納することができる。
また、そうして容器本体20の棚部22に取り付けるサイドアダプタ30の上側及び下側被固定部35,36のうち、上側被固定部35の剛性を高くするとともに、リブ31aを形成して、棚部22に対するサイドアダプタ30の上下方向の位置決め精度を確保している。一方、下側被固定部36は上下に撓みやすい構造とすることで、サイドアダプタ30を容易に棚部22に組み付けることができる。
さらに、サイドアダプタ30に設けたスリット孔32bに、リヤアダプタ50の係合片52を嵌め込んで、上下方向に位置決めして係合させるようにしており、これにより、リヤアダプタ50の支持片53をサイドアダプタ30の支持片33と略同じ高さか少しだけ低く位置づけることができる。このリヤアダプタ50の支持片53によって略矩形基板Pの後縁部における左右の中間部を支持し、撓みを抑制することができる。
また、本実施形態では蓋体40の裏側に設けたリテーナ60によって、略矩形基板Pの前縁部を弾性的に保持することで、その撓みや反り、うねりの程度に拘わらず、搬送時の振動による破損や汚染を回避できるとともに、当接保持部63に凸部64を設けたことで、蓋体40を容器本体20に取り付ける際に、凸部64および当接保持部63を介して略矩形基板Pを後方に移動させ、容器本体20内の適切な位置に収納できる。
(実施形態2)
次に、図8および図9を参照して実施形態2について説明する。
上述した実施形態1の基板収納容器1では蓋体40に設けたリテーナ60によって略矩形基板Pを保持するようにしているが、実施形態2ではサイドアダプタの前端部に、略矩形基板Pの前後方向の変位を規制する変位規制部を設けている。
すなわち、実施形態2の基板収納容器1は、蓋体40にリテーナ60がないことと、サイドアダプタの構造が異なることを除けば、実施形態1のものと同じ構造である。そして、実施形態2のサイドアダプタ70は、前方延長部38があることを除けば実施形態1のサイドアダプタ30と同じ構造なので、本体部31や支持片33などには同じ符号を付して、その説明は省略する。
図8には、蓋体40を取り外して実施形態2の基板収納容器1を示す。図に表れているようにサイドアダプタ70には、本体部31の前側に連続して前方延長部38が設けられており、この前方延長部38の表面(容器本体20内に臨む面)における前縁付近に、それぞれ本体部31の支持片33と同じ間隔で上下方向に並ぶ16個の支持当接片39が突設されている。
図9に拡大して示すように支持当接片39は断面L字状とされ、略矩形基板Pを載置するために、本体部31の16個の支持片33とそれぞれ同じ高さに設けられた支持部39aと、その前端から上方に折れ曲がって、略矩形基板Pの厚みを超える高さまで延びる立壁部39bと、を備えている。この立壁部39bに、支持部39aに載置された略矩形基板Pの前縁部が当接することで、前方への変位が規制される。
この実施形態2の場合、略矩形基板Pを開口21から容器本体20に収納する際に、その後縁部が支持当接片39の立壁部39bと干渉しないように、この立壁部39bよりも少し高い位置で挿し入れる。そして、立壁部39bを乗り越えた後に、略矩形基板Pを下方に移動させ、その左右両側縁部を支持当接片39の支持部39aおよびサイドアダプタ70の本体部31の支持片33に載置する。
こうして略矩形基板Pを支持片33や支持当接片39の支持部39aに載置した状態で、その支持当接片39の立壁部39bの後面と略矩形基板Pの前縁(前面)との間には所定の隙間が残る。また、略矩形基板Pの後縁部とサイドアダプタ30の後部の段差面32aとの間にも所定の隙間が残る。つまり、略矩形基板Pは適切な隙間をもって、容器本体20内に前後方向に位置決めされる。
また、それぞれの支持当接片39の近傍においてサイドアダプタ30の前方延長部38には、断面が楕円形の貫通穴38a(以下、窓部38aと呼ぶ)が設けられている。この窓部38aは、支持当接片39の支持部39aに載置されている略矩形基板Pを視認し得るものであり、例えば画像処理装置などのセンサによって略矩形基板Pを検知するために設けられている。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
例えば上述した実施形態1,2では、サイドアダプタ30の上側および下側の被固定部35,36によって、棚部22の最上位および最下位の棚板部22aを挟み込んで固定するようにしており、特に、上側被固定部35を高剛性にして、上下方向の位置決め精度を確保する一方、下側被固定部36は上下に撓み易くして、棚板部22aに容易に嵌め合わせできるようにしている。
しかしながら、前記の構成には限定されず、例えばサイドアダプタ30の下側被固定部36を高剛性にして、上側被固定部35を上下に撓み易く構成してもよい。また、上側および下側被固定部35,36の両方を上下に撓み易い構成としてもよく、この場合は、両方の被固定部35,36の先端側の剛性は低くしつつ、その基端側に剛性の高い部分を設けて、位置決め精度を担保することが好ましい。
また、上述した実施形態1,2では、サイドアダプタ30の下端部に突出支持部37を設けて、衝撃荷重によってサイドアダプタ30が一瞬、変形したとしても、その下端の突出支持部37が容器本体20の底面に接触することで、変形を抑制するようにしているが、これにも限定されず、突出支持部37は設けなくてもよい。
また、上述した実施形態1,2では、サイドアダプタ30の他にリヤアダプタ50を設け、このリヤアダプタ50の支持片53によって略矩形基板Pの後縁部における左右の中間部を支持して、撓みを抑制するようにしているが、これにも限定されず、リヤアダプタ50は設けなくてもよい。
さらに、上述した実施形態1では、蓋体40に設けるリテーナ60として、それぞれの略矩形基板Pの前縁部に当接する当接保持部63と、弾性片62と、凸部64とを有する構成としているが、これにも限定されず、例えば凸部64は設けなくてもよい。また、略矩形基板Pのそれぞれに対応して当接保持部63や弾性片62を設けるのではなく、複数の略矩形基板Pに跨って当接するように上下方向に長い当接保持部を設けてもよい。
また、上述した実施形態2では、蓋体40にリテーナ60を設けず、サイドアダプタ70の前端部(前方延長部38)に設けた立壁部39bによって、略矩形基板Pの前方への変位を規制するようにしている。この立壁部39bの高さが略矩形基板Pの厚みを超える高さを有することに対応して、実施形態2では、サイドアダプタ70の前端部に略矩形基板Pを視認し得る貫通穴(窓部38a)を設けているが、貫通穴ではなく切欠き部を設けてもよいし、それらを立壁部39bに設けてもよい。
1 基板収納容器
20 容器本体、21 開口、22 棚部、22a 棚板部(固定部)
30 サイドアダプタ(補助棚部材)、33 支持片、35 上側被固定部、
36 下側被固定部、37 突出支持部
40 蓋体
50 リヤアダプタ(補助棚部材)、52 係合片(係合部)、53 支持片
60 リテーナ、62 弾性片(連結付勢部)、63 当接保持部、64 凸部
70 サイドアダプタ(補助棚部材)、38 前方延長部、38a 窓部、
39 支持当接片、39b 立壁部(壁部:変位規制部)

Claims (13)

  1. 基板収納容器であって、
    前方に基板の出し入れを行う開口が設けられた容器本体と、
    前記開口を閉じる蓋体と、を備え、
    前記開口を前方から見て前記容器本体内の左右の両側面にはそれぞれ、略円形基板を載置するための棚部が設けられ、
    前記左右の各棚部にそれぞれ、略矩形基板を載置するための左側および右側の各補助棚部材が着脱自在に取り付けられている、
    ことを特徴とする基板収納容器。
  2. 前記各棚部は、互いに上下に離間する複数の棚板部を有し、そのうちの上端および下端のそれぞれの棚板部には、前記各補助棚部材に設けられた上側および下側の各被固定部がそれぞれ係止される上側および下側の各固定部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の基板収納容器。
  3. 前記各補助棚部材の上側および下側の少なくとも一方の被固定部が、上下方向に弾性変形可能に設けられている、
    ことを特徴とする請求項2に記載の基板収納容器。
  4. 前記各補助棚部材の上側の被固定部は、下側の被固定部に比べて高い剛性を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の基板収納容器。
  5. 前記各補助棚部材には、それぞれ前記略矩形基板を載置可能な複数の支持片が上下方向に等間隔に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の基板収納容器。
  6. 前記容器本体内の後方寄りの部位に、前記左側および右側の各補助棚部材に係合された後側の補助棚部材が配設され、
    前記後側の補助棚部材における左右の中間部に、それぞれ前記略矩形基板を載置可能な複数の支持片が、前記左側および右側の各補助棚部材と同じ間隔で上下に並んで設けられている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の基板収納容器。
  7. 前記後側の補助棚部材の左右両端部にそれぞれ、前記左側および右側の各補助棚部材に対し上下方向に位置決めされて係合する係合部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項6に記載の基板収納容器。
  8. 前記左側および右側の各補助棚部材には、前記略矩形基板の前後方向の変位を規制する変位規制部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の基板収納容器。
  9. 前記変位規制部は、前記複数の支持片のそれぞれに載置された前記略矩形基板の前縁部における左右両端部に当接するように、前記左側および右側の各補助棚部材に設けられた壁部であり、
    前記壁部は、前記複数の支持片のそれぞれに対応して、載置された前記略矩形基板の厚みを超える高さに設けられ、
    前記左側および右側の各補助棚部材には、前記複数の支持片のそれぞれに対応して、載置された前記略矩形基板を視認可能に窓部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項8に記載の基板収納容器。
  10. 前記蓋体に、前記略矩形基板を保持するためのリテーナが設けられ、
    前記リテーナは、前記略矩形基板の前縁部に当接して保持する当接保持部と、前記当接保持部を前記蓋体に対し前後方向に変位可能に連結し、かつ後方に付勢する連結付勢部と、前記当接保持部が前方に所定量、変位したときに前記蓋体の後面に当接するよう、前記当接保持部の前部から前方に突出する凸部と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の基板収納容器。
  11. 前記リテーナの当接保持部は、前記略矩形基板の前縁部に当接する後端面が、上下方向の中心線を有する円弧面によって形成されている、
    ことを特徴とする請求項10に記載の基板収納容器。
  12. 前記左側および右側の各補助棚部材の下端部には、下方に向かって突出部が設けられ、その突出端面と対向する容器本体の底面との間に所定の隙間が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項に記載の基板収納容器。
  13. 前記左側および右側の各補助棚部材には、前記棚部に向かって突出しその先端側が上下に二股に分かれたリブが設けられており、その二股に分かれた部分に前記棚部のいずれか1つの棚板部が差し込まれて位置決めされる、
    ことを特徴とする請求項12に記載の基板収納容器。
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