JP4710813B2 - トレイフィーダ - Google Patents

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本発明は、電子部品を収容したトレイを電子部品実装装置が備える移載ヘッドの可動範囲内に供給するトレイフィーダに関するものである。
電子部品実装装置は基板に対して移動自在な移載ヘッドを備えており、移載ヘッドの可動範囲内に供給された電子部品をピックアップして基板に実装する。電子部品を移載ヘッドの可動範囲内に供給する電子部品供給装置としてはテープフィーダやバルクフィーダ、トレイフィーダ等が知られている。テープフィーダ及びバルクフィーダは電子部品実装装置が備えるフィーダベースに着脱自在に装着され、そのテープフィーダ或いはバルクフィーダの電子部品供給部に電子部品を連続供給する。一方、トレイフィーダは多数の電子部品を収容したトレイを上下方向に多段に設けたラック内に載置し、電子部品実装装置に隣接して配置した後、必要なラックを引き出すことによって移載ヘッドの可動範囲内に電子部品を供給する(特許文献1)。トレイフィーダは1つのラック内に異なる複数種類の電子部品を収容して電子部品実装装置に供給できるため、電子部品実装ラインにおいてフレキシブルな対応をすることができる。
特開2001−284892号公報
しかしながら、トレイフィーダはフィーダベースに取り付けて用いるものではなく、また基板との間にラックを引き出す機構のためのスペースを確保する必要があることからフィーダベースの外側に配置することができないため、テープフィーダ或いはバルクフィーダと交換しながら使用することができないという問題点があった。
そこで本発明は、テープフィーダ或いはバルクフィーダと交換しながら使用することができるトレイフィーダを提供することを目的とする。
請求項1に記載のトレイフィーダは、電子部品を収容したトレイを電子部品実装装置が備える移載ヘッドの可動範囲内に供給するトレイフィーダであって、トレイが載置されるパレットと、電子部品実装装置が備えるテープフィーダ或いはバルクフィーダ取り付け用のフィーダベースに着脱自在に取り付けられ、外部に開口したパレット挿入口から手動で挿入されたパレットを受容するパレット台と、パレット台に挿入されたパレットに載置されたトレイが移載ヘッドの可動範囲内に入る位置にパレットを固定する固定手段とを備え、パレット挿入口に、パレットをパレット台に対して挿入する方向と直交する水平方向に横架された高さ規制部材を設けた。
本発明によれば、電子部品実装装置の移載ヘッドの可動範囲内にトレイ(すなわち電子部品)を供給するに際し、従来のように電子部品実装装置のカバーを開け、装置内へ体を差し入れてトレイを供給する必要はなく、電子部品実装装置の外部からパレット台を取り付けた上で、トレイが載置されたパレットをパレット台に挿入するだけでよいので、安価な構成でありながらトレイ(電子部品)の供給を簡単かつ安全に行うことができる。また、トレイの供給時に装置のカバーを開ける必要がないので装置の運転を停止させる必要もなく、装置の運転を継続させたままトレイの交換を行うことができるので、作業性を向上させることができる。更には、このトレイフィーダのパレット台は電子部品実装装置が備える、もともとテープフィーダ(或いはバルクフィーダ)を取り付けるための既存の設備
であるフィーダベースに着脱自在に取り付けられるようになっており、既存の電子部品実装装置に対してテープフィーダ(或いはバルクフィーダ)と交換しながらトレイフィーダを使用することができるので、電子部品実装ラインにおいて、よりフレキシブルな対応をとることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の斜視図、図2は本発明の一実施の形態における電子部部品実装装置の側面図、図3は本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダを備えた電子部品供給装置の斜視図、図4は本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダを備えた電子部品供給装置の側面図、図5は本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダの平面図、図6は本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダの部分側面図、図7は本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダの平面図、図8は本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダの部分側面図である。
図1及び図2において、電子部品実装装置1は、基台2上に基板3を搬送する搬送路4を有しており、基台2の上方には移載ヘッド移動機構5によって移動自在な移載ヘッド6が設けられている。搬送路4の側方領域の一方側には複数のテープフィーダ7が着脱自在に取り付けられており、搬送路4の側方領域の他方側にはトレイフィーダ8が着脱自在に取り付けられている。
テープフィーダ7及びトレイフィーダ8はそれぞれ移載ヘッド6の可動範囲R内に電子部品を供給する電子部品供給装置であり、移載ヘッド6はテープフィーダ7及びトレイフィーダ8から供給された電子部品をピックアップ(吸着)して搬送路4上の基板3に実装する。基台2の上方領域は固定カバー9aによって覆われており、テープフィーダ7及びトレイフィーダ8の直上領域は固定カバー9aに対して開閉自在(図2中に示す矢印A)な可動カバー9bによって覆われている。
テープフィーダ7及びトレイフィーダ8は、搬送路4を挟んで基台2上に対向設置されたフィーダベース2aに着脱自在に取り付けられる。これらフィーダベース2aはもともとテープフィーダ7を取り付けるための既存の設備であるが、この電子部品実装装置1では、トレイフィーダ8がこのテープフィーダ取り付け用のフィーダベース2aに取り付けることができるようになっている。
テープフィーダ7はリール7aに巻回されたテープに収容されている電子部品を電子部品供給口7bに連続的に供給する。このテープフィーダ7は、フィーダベース2aに取り付けたときに、その電子部品供給口7bが移載ヘッド6の可動範囲R内にセットされるようになっている。
図3、図4及び図5において、トレイフィーダ8は、フィーダベース2aに着脱自在に取り付けられるパレット台10と、パレット台10に挿入されるパレット40とを備える。パレット40の上面には、多数の電子部品が収容された複数のトレイ50が載置される。
パレット台10は、フィーダベース2aに取り付けられる下段部材11と、この下段部材11の上方に設けられた上段部材12から成る。フィーダベース2aの上面には断面がT字状でフィーダベース2aの前後方向(搬送路4と直交する水平面内方向)に延びた複数のガイド2bがフィーダベース2aの左右方向(搬送路4の延びる方向)に並んで設けられており、下段部材11の下面には、これらガイド2b同士の間に形成されたT字状のスロットに嵌合する断面T字状の複数の突起11a(図3参照)がトレイフィーダ8の前
後方向に延びて設けられている。
パレット台10の下段部材11の後部にはロック部材取り付け部15が下方に延びて設けられており、このロック部材取り付け部15にはロック部材16が水平に延びた揺動軸17まわりに揺動自在に取り付けられている。ロック部材16はロック部材取り付け部15との間に跨設された付勢ばね18によって前端部が上動する方向に常時付勢されている。ロック部材取り付け部15にはロック部材16の前端部の上動を規制するストッパ19が設けられており、ロック部材16は付勢ばね18により前端部が上動する方向に付勢されて、ストッパ19に下方から当接した状態となっている。ロック部材16の前端部には前下方に傾斜する傾斜面を有した鉤状部16aが形成されている。
パレット台10の突起11aをフィーダベース2aの隣接するガイド2bの間に嵌合させ、パレット台10をフィーダベース2aの前方にスライドさせていくと(図6(a)中に示す矢印B)、パレット台10の前端部に設けられた図示しないピンがフィーダベース2aの上面に形成された図示しないピン嵌合部に嵌合してパレット台10のフィーダベース2aに対する位置決めがなされる。このとき、ロック部材16の鉤状部16aは、その傾斜面がフィーダベース2aに設けられた棒状の被係止部材2cに当接して下方に押圧され、下動される(図6(a)中に示す矢印C。ロック部材16の後端部を上動させて鉤状部16aを下動させるようにしてもよい)。そして、パレット台10のフィーダベース2aに対する位置決めがなされたときにロック部材16の鉤状部16aは被係止部材2cを乗り越え、付勢ばね18により付勢されて上動し、被係止部材2cに下方から係止する(図6(b)中に示す矢印D)。これによりパレット台10がフィーダベース2aにロックされる。このロックを解除するには、ロック部材16の後端部を上動させて鉤状部16aを被係止部材2cから下方に離間させればよい。
パレット台10がフィーダベース2aに取り付けられた状態では、パレット台10は下段部材11の下面をフィーダベース2aのガイド2bの上面に上方から接触させており、上段部材12は下段部材11よりも前方に突出してその前端部が基板3側に近づいた状態となっている(図2及び図7参照)。なお、各テープフィーダ7の下面にも突起11aと同様の突起が設けられるとともに、ロック部材16と同様に被係止部材2cに係止されるロック部材16′(図2参照)が設けられており、パレット台10と同様の要領でフィーダベース2aに取り付けることができる。
パレット40は磁性材料から成る矩形盆状の容器から成り、その上面には上方に開口したトレイ50が載置される。各トレイ50には格子状に区切られた多数の電子部品収容スペース51が設けられており(図3及び図5)、各電子部品収容スペース51には電子部品実装装置1により基板3に実装しようとする電子部品が1つずつ収容されている。トレイ50はパレット40の周囲を囲む壁41(図5)や、パレット40の上面に着脱自在に取り付けられる磁石42を利用してパレット40上に固定される。
パレット台10の上段部材12にはその前部を左右方向に延びた前壁21、左右両端部を前後方向に延びた左右壁22、中央を前後方向に延びた中央壁23が設けられており、前壁21と中央壁23及び一方の左右壁22に三方を囲まれた領域はパレット40を受容するパレット受容部24となっている。この実施の形態では2つのパレット受容部24がパレット40の左右方向に並んで設けられているが、パレット受容部24は1つであってもよいし、3つ以上であってもよい。各パレット受容部24の後部は外部に開口したパレット挿入口25となっている。
パレット40はその上面にトレイ50を載置・固定させた状態で、外部に開口したパレット挿入口25からパレット受容部24内に手動でスライド挿入される。パレット挿入口
25から挿入されたパレット40は、そのパレット40に載置されたトレイ50が移載ヘッド6の可動範囲R内に入る位置に、固定手段26によってパレット台10に固定される。
図7において、パレット40がパレット台10に固定された時点で移載ヘッド6の可動範囲R内に入っているパレット40上の領域はそのまま移載ヘッド6による電子部品のピックアップ対象領域Sとなる。逆に、このピックアップ対象領域S以外のパレット40上の領域Sは移載ヘッド6による電子部品のピックアップができない領域であるので、作業者は予め、ピックアップ対象領域Sとなるパレット40上の領域を把握しておき、実装対象とする電子部品が全てピックアップ対象領域S内に収まるようにパレット40に対するトレイ50の位置決め及びトレイ50内における電子部品の位置決めを行う。
固定手段26は、パレット台10に挿入されたパレット40に載置されたトレイ50が移載ヘッド6の可動範囲R内に入る位置においてパレット40の前端を当接させてパレット40の位置決めを行う位置決め部27と、位置決め部27に前端を当接させたパレット40の後端を係脱自在に係止する係止部29から成っており、位置決め部27はパレット台10の前壁21と、この前壁21の後面に取り付けられた複数の弾性部材28から成っている。
図8において、係止部29は、パレット台10の上段部12を上下に貫通して設けられた孔部30内をパレット台10の横方向に延びた揺動軸31まわりに揺動自在に設けられた揺動部材32、揺動部材32の前端部に水平軸まわりに回転自在に設けられたローラ33及び揺動部材32を常時ローラ33が上昇する方向に付勢する付勢ばね34から成る。揺動部材32は、付勢ばね34によって前端部を上動させる方向に付勢されつつ、下方に延出した延出部32aをパレット台10の下面に設けられたストッパ部材35のストッパ部35aに下方から当接させた位置でその上動が規制されるようになっている。揺動軸31はストッパ部材35に保持されており、ストッパ部材35のパレット台10に対する位置を変更することにより、揺動部材32の位置調整を行うことができるようになっている。
揺動部材32は通常、延出部32aをストッパ部35aに当接させた位置(初期位置とする)に位置しているが(図8(a))、パレット挿入口25からパレット40が挿入され(図8(b)中に示す矢印E)、パレット40の下面によってローラ33が下方に押圧されると、前端部を下動させる方向に揺動して孔部30内に隠れ(図8(b)中に示す矢印F)、パレット40がローラ33の上方を通り過ぎると付勢ばね34の付勢力によって初期位置に復帰する(図8(c)中に示す矢印G)。そして、その復帰した位置でパレット40の後壁41aにローラ33を当接させて、パレット40をパレット受容部24内に係止する。
図4及び図5において、パレット台10の前壁21に取り付けられた弾性部材28は、例えばばねやゴムから成り、係止部29によってパレット受容部24内に係止(固定)されたパレット40を係止部29側に付勢する。従って、係止部29によってパレット40の後端部が係止された状態においては、パレット40は弾性部材28と揺動部材32によって挟持される。一方、パレット台10からパレット40を取り外すには、揺動部材32を下方に押圧してローラ33を孔部30内に押し込み、揺動部材32によるパレット40の係止を解除すればよい。この際、パレット40は弾性部材28によって後方に排出されるので、パレット40をパレット台10から容易に引き抜くことができる。
パレット挿入口25の近傍には、パレット40をパレット台10に対して挿入する方向(パレット台10の前後方向)と直交する水平方向に横架された高さ規制部材37が設け
られている。この高さ規制部材37は、トレイ50に収容された電子部品のうち規定高さ以上の高さを有する電子部品の通過を規制し、ひいては、そのような電子部品を収容したトレイ50及びパレット40の通過を規制するものである。これにより、本来供給してはならないサイズの電子部品や、トレイ50内に収まらずに浮いていた部品等を誤って電子部品実装装置1に供給することが未然に防止されるが、このような構成は、電子部品実装装置1に供給すべき電子部品収容用のトレイ50をパレット40台から挿入する形で供給するようにしたからこそ得られるものであり、従来のように装置1のカバー(可動カバー9b)を開けてトレイ50を設置するタイプのものでは得られない効果である。
また、この高さ規制部材37には、パレット受容部24内にパレット40が挿入されていない状態で、誤って作業者がパレット挿入口25から指を挿入してしまい、その指が移載ヘッド6の可動範囲R内に達してしまうのを防止する機能も付加することができる。この場合、高さ規制部材37のパレット挿入方向(パレット台10の前後方向)の幅W(図5)は70〜120mm程度とするとよい。
パレット台10の前端部にはパレット40の横方向に延びた断面L字状の第1パレット抑え部材38が取り付けられており、パレット台10の左右壁22及び中央壁23には平板状の第2パレット抑え部材39が取り付けられている。これら第1及び第2パレット抑え部材38,39はパレット台10のパレット受容部24の一部を覆うように延びており、パレット受容部24に受容されたパレット40が上方に抜け出ることがないようになっている。
パレット台10を電子部品実装装置1のフィーダベース2aに取り付けた後、電子部品が収容されたトレイ50をパレット40に載置し、そのパレット40を外部に開口したパレット挿入口25からパレット受容部24内に手動で挿入すると、パレット40はその前壁41bがパレット台10の位置決め部27(弾性部材28)に後方から当接した後、係止部29によって係止され、パレット受容部24内に固定(係止)されるが、このときパレット40がパレット台10に固定される位置は、前述のように、パレット40に載置されたトレイ50が移載ヘッド6の可動範囲R内に入る位置となっている。このため、前述のように、パレット40をパレット台10に固定した時点で移載ヘッド6の可動範囲R内に入るトレイ50内に実装対象とする電子部品を収容しておけば、トレイ50を載置したパレット40をパレット台10に挿入するだけで、実装対象とする電子部品を移載ヘッド6の可動範囲R内に供給することができる。
なお、パレット40がパレット台10に固定された時点で移載ヘッド6の可動範囲R内に入るトレイ50は、パレット40に載置されたトレイ50の全てである必要はなく、あくまでも実装対象とする電子部品が収容されたトレイ50が移載ヘッド6の可動範囲R内に入っていればよい。すなわち、パレット40に複数のトレイ50が載置されており、その中の一部のトレイ50にのみ実装対象とする電子部品が収容されているのであれば、その実装対象とする電子部品が収容されている一部のトレイ50のみが可動範囲R内に入っていればよい。また、1つのトレイ50の領域のうちの一部にのみ実装対象とする電子部品が収容されているのであれば、そのトレイ50の領域のうち、実装対象とする電子部品が収容されている領域のみが可動範囲R内に入っていればよい。
ここで、移載ヘッド6が、電子部品が収容されていない電子部品収容スペース51から電子部品を吸着しようとしてしまうケースが考えられるが、トレイ50は前述のように磁石42によってパレット40に固定されており、またパレット40は第1及び第2パレット抑え部材38,39によってパレット台10のパレット受容部24から抜け出ることがないようになっているので、移載ヘッド6がトレイ50を直接吸着してしまった場合であっても、トレイ50及びパレット40がそのまま上方に引き上げられてしまうことはない
このように、本実施の形態に示したトレイフィーダ6では、トレイ50が載置されるパレット40と、電子部品実装装置1に取り付けられ、外部に開口したパレット挿入口25から手動で挿入されたパレット40を受容するパレット台10と、パレット台10に挿入されたパレット40に載置されたトレイ50が移載ヘッド6の可動範囲R内に入る位置にパレット40を固定する固定手段26とを備えており、電子部品実装装置1の移載ヘッド6の可動範囲R内にトレイ50(すなわち電子部品)を供給するに際し、従来のように電子部品実装装置1のカバー(可動カバー9b)を開け、装置1内へ体を差し入れてトレイ50を供給する必要はなく、電子部品実装装置1にパレット台10を取り付けた上で、トレイ50が載置されたパレット40をパレット台10に挿入するだけでよいので、安価な構成でありながらトレイ50(電子部品)の供給を簡単かつ安全に行うことができる。また、トレイ50の供給時に装置1のカバーを開ける必要がないので装置1の運転を停止させる必要もなく、装置1の運転を継続させたままトレイ50の交換を行うことができるので、作業性を向上させることができる。
そして、このトレイフィーダ8のパレット台10は電子部品実装装置1が備える、もともとテープフィーダ5を取り付けるための既存の設備であるフィーダベース2aに着脱自在に取り付けられるようになっており、既存の電子部品実装装置1に対してテープフィーダ7と交換しながらトレイフィーダ8を使用することができるので、電子部品実装ラインにおいて、よりフレキシブルな対応をとることができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述の実施の形態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施の形態では、固定手段26が、パレット台10に挿入されたパレット40に載置されたトレイ50が移載ヘッド6の可動範囲R内に入る位置においてパレット40の前端を当接させてパレット40の位置決めを行う位置決め部27と、位置決め部27に前端を当接させたパレット40の後端を係脱自在に係止する係止部29とから成るものであったが、固定手段26は、パレット台10に挿入されたパレット40に載置されたトレイ50が移載ヘッド6の可動範囲R内に入る位置にパレット40を固定するものであれば、その構成の形態は特に問わない。
また、上述の実施の形態では、パレット40は磁性材料から成るとしていたが、これはパレット40の上面にトレイ50を固定するための磁石を着脱自在に設けるためであり、トレイ50を他の方法によってパレット40に固定するのであれば、パレット40は必ずしも磁性材料から成る必要はない。
また、上述の実施の形態では、パレット台10の前端部に設けられたピンがフィーダベース2aの上面に形成されたピン嵌合部に嵌合してパレット台10のフィーダベース2aに対する位置決めがなされるとしていたが、パレット台10をフィーダベース2aに位置決めするための機構は上述の構成に限られない。また、トレイ50、パレット台10、トレイフィーダ2a等に設けた位置認識マークを検出し、その検出結果に基づいてトレイフィーダ2aに対するパレット台10の位置補正を行うようにすることが好ましい。
また、上述の実施の形態では、トレイフィーダ8はテープフィーダ取り付け用のフィーダベース2aに着脱自在に取り付けられる構成としていたが、フィーダベース2aはバルクフィーダ取り付け用のもの、或いはテープフィーダとバルクフィーダの双方を取り付け可能なものであってもよい。
安価な構成でありながらトレイの供給を簡単かつ安全に行うことができる。また、既存
の電子部品実装装置に対してテープフィーダ(或いはバルクフィーダ)と交換しながら使用することができるので、電子部品実装ラインにおいて、よりフレキシブルな対応をとることができる。
本発明の一実施の形態における電子部品実装装置の斜視図 本発明の一実施の形態における電子部部品実装装置の側面図 本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダを備えた電子部品供給装置の斜視図 本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダを備えた電子部品供給装置の側面図 本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダの平面図 本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダの部分側面図 本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダの平面図 本発明の一実施の形態におけるトレイフィーダの部分側面図
符号の説明
1 電子部品実装装置
2a フィーダベース
6 移載ヘッド
7 テープフィーダ
8 トレイフィーダ
10 パレット台
25 パレット挿入口
26 固定手段
40 パレット
50 トレイ

Claims (1)

  1. 電子部品を収容したトレイを電子部品実装装置が備える移載ヘッドの可動範囲内に供給するトレイフィーダであって、
    トレイが載置されるパレットと、電子部品実装装置が備えるテープフィーダ或いはバルクフィーダ取り付け用のフィーダベースに着脱自在に取り付けられ、外部に開口したパレット挿入口から手動で挿入されたパレットを受容するパレット台と、パレット台に挿入されたパレットに載置されたトレイが移載ヘッドの可動範囲内に入る位置にパレットを固定する固定手段とを備え
    パレット挿入口に、パレットをパレット台に対して挿入する方向と直交する水平方向に横架された高さ規制部材を設けたことを特徴とするトレイフィーダ。
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