JP2021168264A5 - - Google Patents

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(11)前記コネクタカバーは、コネクタカバー内周面に設けられた収容部を有し、前記ハウジングは、前記コネクタカバー内周面に接触するハウジング外周面に設けられた収容部を有し、前記収容凸部は、前記コネクタカバー内周面に向かって突出し、前記収容凹部は、前記収容凸部を密接状態で収容する、ことが好ましい。ハウジングとコネクタカバーが正規の向きで組み付けられることで、収容凸部が収容凹部に収容されて組み付けが可能となることから、コネクタカバーが上下逆向き等の誤組み付けの発生を未然に防止できるからである。
また、図3および図4に示すように、ハウジング44の長さ方向の前方部44aにおいて、幅方向に対向する周壁56の後端部には、滑り止め凹所68が形成されている。滑り止め凹所68は、幅方向から見た側面視で3つの矩形状の凹所が連結されて形成されている。滑り止め凹所68の3つの矩形状の凹所は後方側ほど上下方向に長くかつ深く構成されている。滑り止め凹所68により、ハウジング44を手指によって安定的に把持しつつ、コネクタ位置保証部品46をコネクタ位置保証部品収容部58内へ挿入することができる。加えて、ハウジング44の後方部44bの幅方向に対向する周壁56の後方側には、係止突起70が設けられている。係止突起70は、後述するバックリテーナ80をハウジング44の後方部44bに装着するために設けられている。また、図2および図3に示すように、ハウジング44の前方部44aの周壁56の内部には、突条38を収容する収容凹所72が設けられている。収容凹所72は、図5に示すように、相手側コネクタハウジング14に設けられた突条38に対応する位置に、前方および内方に開口して設けられている。
加えて、突部90には、幅方向手前側の側面に連結部96を介して蓋部98が連結されている。蓋部98の底面(図4において上下方向の上側に位置してX方向およびY方向に広がる面)の後方側には、幅方向の全長に亘って矩形平板状の検知リブ100が設けられている。蓋部98の天面(図4において上下方向の下側に位置してX軸方向およびY軸方向に広がる面)の中央部には、円筒状の保持用突部102が設けられている。これにより、蓋部98の着脱が容易となり、蓋部98の開口窓92への着脱操作性を向上できる。また、蓋部98の外周面には、外方に向かって開口しかつ周方向に向かって略三角断面形状で延びる環状の凹部104が設けられている。凹部104は、上下方向(Z方向)に離隔して複数(本実施形態では、3個)設けられている。蓋部98の連結部96は薄い矩形平板状とされ板厚方向等に屈曲可能となっている。これにより、蓋部98検知リブ100が設けられた側から容易に開口窓92に挿入できる。すなわち、蓋部98によって開口窓92を開閉自在に覆うことができる。図11に示すように、蓋部98によって開口窓92が覆蓋された状態では、開口窓92の内周面に設けられた凸部94は、蓋部98の外周面に向かって突出している。また、凸部94は、蓋部98の外周面に設けられた凹部104に対して密接状態で収容されている。これにより、蓋部98と開口窓92の接触面間のシール性が向上し、コネクタカバー48の防水機能の向上を図ることができる。しかも、蓋部98の開口窓92からの予期しない離脱を抑制できる。
図4および図6に示すように、コネクタカバー48のハウジング保持部84において幅方向両側に位置する両側面の後端部には、支持部108がそれぞれ設けられている。すなわち、支持部108は、コネクタカバー48の各側面からコネクタユニット10の相手側コネクタ12への嵌合方向(本実施形態では、長さ方向の前方)に交差する方向(本実施形態では、幅方向)に設けられている。これにより、コネクタユニット10を相手側コネクタ12に嵌合する際に、コネクタユニット10の相手側コネクタ12への嵌合方向への押し込み力を安定してコネクタユニット10に伝えることができる。それゆえ、コネクタユニット10の組立作業性を向上できる。しかも、支持部108は、相手側コネクタ12への嵌合側に向かうにつれて(すなわち、長さ方向の前方に向かって)、コネクタカバー48の外面からの突出高さが階段状に増大するように形成されている。それゆえ、支持部108が、支持部108を押圧する作業者の指先の形状に沿い易く、作業者が安定して支持部108を押圧できる。なお、支持部108の突出高さは、相手側コネクタ12への嵌合側に向かって漸次増大してい
図9に示すように、電線40の貫通後に電線貫通筒部86の後方側を結束テープ等の締結部材118によって結束固定する。これより、第1隔壁115aの突出端部と第2隔壁115bの突出端部が当接して連接され、各電線40が貫通される一対の電線貫通孔114が区画される。すなわち、第1隔壁115aの突出端部と第2隔壁115bの突出端部は、電線貫通筒部86の内面に連結されておらず、内面から分離可能である。したがって、電線貫通筒部86に2本の電線40を貫通配置させる作業時には、単一の電線貫通筒部86として扱うことができる。すなわち、第1隔壁115aの突出端部と第2隔壁115bの突出端部を相互に離隔させることにより、一対の電線貫通孔114を相互に連通させることができる。これにより、各電線貫通孔114への各電線40の貫通作業を容易に行うことができる。そして、前述の通り、電線40の貫通後に電線貫通筒部86の後方側を締結部材118によって結束固定する。これにより、電線貫通筒部86の防水性および防塵性が向上されている。すなわち、電線貫通筒部86の外周面には、電線貫通筒部86の内面を電線40の外面に接触する締結部材118が固定されている。また、電線40が貫通する電線貫通筒部86は、コネクタカバー48の前端部(図9中、左端部)である第1端部109の長さ方向の反対側(図9中、側)に位置する第2端部119を有しており、電線貫通筒部86の内面は、電線40の外面に密接している。ここで、電線貫通筒部86の内面とは、隔壁である第1隔壁115aおよび第2隔壁115bの形成面を含んでいる。これにより、コネクタカバー48の第1端部109側の防水性が環状シール部112により担保されている。コネクタカバー48の第2端部119側の防水性が電線貫通筒部86の内面を電線40の外面に密接させることにより担保されている。これにより、コネクタカバー48によるさらなる防水性の向上を図ることができる。
<本実施形態の組付方法>
本実施形態の組付方法について以下に簡単に説明する。はじめに、コネクタカバー48,バックリテーナ80とシール部材82を記載順に、電線40の後端部に予め貫通させておく。次に、端子42を準備し、この端子42を電線40の端末部に対して導通接続する。このように構成された2本の電線40に接続された端子42を端子貫通孔54側から端子保持部52内に挿入し、奥まで押し込む。これにより、端子保持部52内に設けられた図示しないリテーナが端子42の後端部に係止して、端子保持部52内に端子42が安定的に収容保持される。その後、バックリテーナ80とシール部材82をハウジング44側に移動して、バックリテーナ80をハウジング44の係止突起70に係止する。これによりハウジング44の後方部44bに固定する。続いて、コネクタ位置保証部品46をハウジング44のコネクタ位置保証部品収容部58に挿入した後に、コネクタカバー48をハウジング44側に移動してハウジング44を覆う。この際、コネクタ位置保証部品収容部58が、コネクタカバー48の内周面に設けられたコネクタ位置保証部品収容部58を収容する収容凹部である収容部89に密接状態で収容されている。収容部89は、コネクタカバー48の内周面に接触するハウジング44の外周面に設けられている。コネクタ位置保証部品収容部58は、ハウジング44の外周面の上部からコネクタカバー48の内周面に向かって突出する収容凸部である。これにより、コネクタカバー48がハウジング44に対して上下逆向き等に誤組み付けされることが抑制されている。
また、図9に示すように、コネクタカバー48のハウジング保持部84の前端部に設けられた位置決め部110がハウジング44の前方部44aの前端部に係止される。コネクタカバー48のハウジング保持部84の後端部がバックリテーナ80の後面に係止される。これにより、コネクタカバー48がハウジング44に対して位置決めされて固定されている。図9に示すように、ハウジング44の前方部44aの後端部とハウジング44の後方部44bの前方側においてコネクタカバー48の内面が縮径されている。それゆえ、コネクタカバー48の内面とハウジング44の外面密着している。これにより、図7に示すように、コネクタ位置保証部品46の操作部78に対して押圧部106が当接されている。これにより、コネクタ位置保証部品46が初期位置である仮係止位置に位置決め配置されるようになっている。図7に示すように、この状態では、コネクタ位置保証部品46と係止部60の前方側の間には、相手側コネクタハウジング14の上面に設けられた一対の突条32,32を収容する一対の収容凹所120が前方および上方に開口して設けられている。以上の結果、図2に示すように、コネクタユニット10と、コネクタユニット10を構成するコネクタ11に接続される電線40と、を備える本開示の実施形態1に係るワイヤハーネス122が完成される。
(4)上記実施形態1では、コネクタカバー48の内周面に凹所収容部8が設けられ、ハウジング44の外周面に凹所72が設けられていたが、コネクタカバー48の内周面に収容凹所72が設けられ、ハウジング44の外周面に凹所容部88が設けられていてもよい。

Claims (1)

  1. 前記コネクタカバーは、コネクタカバー内周面に設けられた収容部を有し、
    前記ハウジングは、前記コネクタカバー内周面に接触するハウジング外周面に設けられた収容部を有し、
    前記収容凸部は、前記コネクタカバー内周面に向かって突出し、
    前記収容凹部は、前記収容凸部を密接状態で収容する、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のコネクタユニット。
JP2020071255A 2020-04-10 2020-04-10 コネクタユニットおよびワイヤハーネス Active JP7144480B2 (ja)

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PCT/JP2021/014850 WO2021206131A1 (ja) 2020-04-10 2021-04-08 コネクタユニットおよびワイヤハーネス
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