JP2021157157A - 画像形成装置 - Google Patents

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政士 濱谷
Masashi Hamaya
政士 濱谷
貴文 中瀬
Takafumi Nakase
貴文 中瀬
崇仁 山路
Takahito Yamaji
崇仁 山路
亮太 浅岡
Ryota Asaoka
亮太 浅岡
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Abstract

【課題】プリンタ内において、意図しない経路が帯電するのを抑制することを目的とする。【解決手段】プリンタ1は、ノズル電極80と、対向電極81とを有する噴霧ユニット60と、ノズル電極80及び対向電極81に接続される高電圧生成回路13と、制御部10と、を備えている。制御部10は、高電圧生成回路13による電圧の生成を停止させた後に、除電部材22を用いた除電モードを実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、シートに定着液を噴霧する技術に関する。
特許文献1には、トナー像が形成されたシートに対して定着液を噴霧する画像形成装置が記載されている。
特開2017−68098号公報
画像形成装置内において、流動性のある定着液が媒体となり、意図しない経路が帯電することが懸念される。
本発明は、上記課題に鑑みたものであり、画像形成装置内において、意図しない経路が帯電するのを抑制することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では、感光ドラムと、感光ドラム上のトナーをシートに転写する転写部材と、シートに転写されたトナーをシートに定着させるための定着液を噴霧する噴霧ユニットであって、定着液を収容可能な筐体と、筐体内の定着液をトナーが転写されたシートに噴霧するノズルと、筐体内の定着液を帯電させるノズル電極と、ノズル電極と間隔を隔てて位置する対向電極と、を有する噴霧ユニットと、ノズル電極及び対向電極に接続される電圧生成回路と、抵抗体を有し、定着液を除電する除電部材と、制御部と、を備える。制御部は、電圧生成回路による電圧の生成を停止させた後に、除電部材を用いた除電モードを実行する。
上記構成では、制御部は、電圧生成回路による電圧の生成を停止させた後、除電部材を用いた除電モードを実行する。これにより、ノズル電極及び対向電極による定着液への電圧の印加が停止された後に、定着液が除電されるため、定着液を媒体として意図しない経路が帯電するのを抑制することができる。
定着液を収容可能なタンクであって、噴霧ユニットに接続されるタンクと、タンクにアクセス可能な開口を有する本体筐体と、開口を露出させる位置と、開口を閉じた位置との間で移動可能に、本体筐体に支持されたカバーと、を備えていてもよい。上記構成により、定着液を媒体として、本体筐体内に収容されたタンクが帯電する場合でも、利用者がカバーにより本体筐体からタンクにアクセスできないようにすることができる。
制御部は、除電モードにおいて、除電部材により除電される定着液の電圧が低くなったか否かを判断し、定着液の電圧が低くなったと判断しない場合、開口を閉じた位置でカバーをロックしたロック状態を維持し、定着液の電圧が低くなったと判断する場合、ロック状態を解除する。上記構成では、除電モードにより定着液が十分に除電されていない場合は、カバーのロック状態が維持されるため、利用者がタンクにアクセスするのを抑制することができる。
制御部は、印刷データを受信してから電圧生成回路により電圧の生成を開始させるまでの間に、カバーをロック状態にしてもよい。上記構成では、印刷データに基づくトナー像がシートに形成され、ノズル電極及び対向電極に電圧が印加されるよりも前にカバーがロックされるため、利用者がタンクにアクセスするのを確実に抑制することができる。
電圧生成回路によりノズル電極に印加される電圧を検出するノズル電圧検出回路を備え、制御部は、電圧生成回路に電圧の生成を開始させてから、ノズル電圧検出回路によって検出される電圧が第1電圧判定値以上になったか否かを判断し、ノズル電圧検出回路によって検出される電圧が第1電圧判定値以上になったと判断した場合に、カバーをロック状態にしてもよい。上記構成では、定着液が十分に除電されている時期からカバーをロック状態にすることを抑制することができる。
本体筐体に配置される表示部であって、本体筐体の外に向けて情報を表示する表示部を備え、制御部は、除電モードにおいて、除電部材により除電される定着液の電圧が低くなったか否かを判断し、定着液の電圧が低くなったと判断するまで、開口を露出させる位置にカバーを移動させないように促す旨を表示部に表示した表示状態を維持し、定着液の電圧が低くなったと判断する場合に、表示部における表示状態を解除してもよい。上記構成では、定着液が十分に除電されていない状態では、表示部により利用者にタンクにアクセスしないように促すことができる。
除電部材は、ノズル電極に接続されていてもよい。上記構成では、電圧生成停止後に、筐体内の定着液が帯電した状態で維持されるのを抑制することができる。
ノズル電極に印加される電圧を検出するノズル電圧検出回路を備え、除電モードにおいて定着液の電圧が低くなったか否かを判断することは、前記ノズル電圧検出回路によって検出された電圧が第2電圧判定値を下回ったか否かを判断することを含んでいてもよい。上記構成では、定着液の電圧に応じて、カバーのロック状態の有無を切換ることができるため、定着液が十分に除電されているにもかかわらずタンクを本体筐体から取り出せなくなることを抑制することができる。
除電モードにおいて定着液の電圧が低くなったか否かを判断することは、電圧生成回路によるノズル電極に印加される電圧の生成を停止させてからの経過時間が規定時間を超えたか否かを判断することを含んでいてもよい。
除電部材は、対向電極に接続されていてもよい。上記構成では、電圧生成停止後に、対向電極に向けて噴霧された定着液が帯電した状態で維持されるのを抑制することができる。
除電部材は、タンクに接続されていてもよい。上記構成では、タンク内の定着液が帯電状態に維持されるのを抑制することができる。
除電部材は、抵抗体とノズル電極に接続されるスイッチを有し、除電モードは、スイッチを閉状態にすることを含む。上記構成では、除電モードの実行中は、ノズル電極に抵抗体を接続することにより、定着液の除電に要する時間を短くすることができる。一方、除電モードを停止した後は、ノズル電極と抵抗体との接続が解除されることにより、噴霧ユニットによる定着液の噴霧中に、ノズル電極に流れる電流が抵抗体により意図しない値となることを抑制することができ、ノズルから定着液を安定的に噴霧することができる。
定着液を収容可能なタンクであって、噴霧ユニットに接続されるタンクと、タンクにアクセス可能な開口を有する本体筐体と、開口を露出させる位置と、開口を閉じた位置との間で移動可能に、本体筐体に支持されたカバーと、を備え、制御部は、電圧生成回路により生成された電圧がノズル電極に印加されている場合、スイッチを開状態にし、かつ開口を閉じた位置でカバーをロックしたロック状態を維持してもよい。これにより、ノズルから定着液を安定的に噴霧させつつ、定着液が噴霧されている場合は、利用者がタンクにアクセスするのを抑制することができる。
制御部は、1ジョブにおける最後のシートの後端が噴霧ユニットを通過したと判断した場合に、電圧生成回路による電圧の生成を停止させてもよい。上記構成では、印刷処理の終了に合わせた適正なタイミングで除電モードを開始させることができる。
制御部は、画像形成装置のエラー状態を検出し、電圧生成回路に電圧を生成させている間にエラー状態を検出した場合に、電圧生成回路による電圧の生成を停止させてもよい。上記構成では、印刷処理の実行中にエラー状態が生じた場合に、定着液を除電させることができる。そのため、利用者が、その後に、エラー状態を解除するための操作を安全に行うことができる。
制御部は、印刷処理の終了後に、噴霧ユニットに、ノズル内をクリーニングするために定着液を噴霧するノズルクリーニング動作を実行させ、ノズルクリーニング動作を終了させた場合に、電圧生成回路による電圧の生成を停止させてもよい。上記構成では、ノズルクリーニング動作に伴い定着液を帯電させた後においても、定着液を除電させることができる。
プリンタの断面視。 定着部と制御部との接続構成を説明する図。 プリンタの電気的構成を説明する図。 印刷処理の手順を説明するフローチャート。 第1実施形態の変形例に係るプリンタの電気的構成を説明する図。 第2実施形態に係る印刷処理の手順を説明するフローチャート。 第3実施形態に係る印刷処理の手順を説明するフローチャート。 第4実施形態に係る定着部と制御部との接続構成を説明する図。 第5実施形態に係る定着部と制御部との接続構成を説明する図。 第6実施形態に係る定着部と制御部との接続構成を説明する図。
(第1実施形態)
本実施形態に係る画像形成装置を、プリンタを例に説明する。プリンタは、記録用紙やOHPシート等のシートにトナー像を形成するレーザプリンタである。なお、本実施形態では、プリンタは、単色のトナー像をシートに形成するレーザプリンタである。以下の説明において、方向は、図1に示す方向で説明する。すなわち、図1の左側を「前」とし、右側を「後」とし、上側を「上」とし、下側を「下」とする。
図1〜図3に示すように、プリンタ1は、本体筐体2と、シート供給部3と、プロセス部4と、定着部5と、排出ローラ7と、排出トレイ8と、制御部10と、高電圧生成回路13と、低電圧生成回路14とを備えている。
本体筐体2は、上記各部3,4,5,7,10,13,14を収容する。本体筐体2は、開口6と、カバー9と、排出トレイ8とを有している。カバー9は、開口6を露出させる位置と、開口6を閉じた位置との間で移動可能に、本体筐体2に支持されている。本実施形態では、カバー9は、後述する供給タンク51が着脱される際に開閉される。排出トレイ8は、本体筐体2の上面に設けられており、画像が形成されたシートSを支持する。
シート供給部3は、シートSを収容するシートトレイ30と、シートトレイ30上のシートを給紙する給紙ローラ31と、分離ローラ32と、搬送ローラ33と、レジストレーションローラ34と、シート押圧板35とを備えている。シート供給部3では、シートトレイ30内のシートSが、シート押圧板35によって給紙ローラ31に寄せられ、給紙ローラ31によって分離ローラ32に送られる。シートSは、分離ローラ32によって1枚に分離された後、搬送ローラ33によって搬送される。レジストレーションローラ34は、シートSの先端の位置を揃えた後、プロセス部4に向けてシートSを搬送する。
プロセス部4は、シートSにトナー像を形成する。プロセス部4は、感光ドラム41と、帯電器42と、転写ローラ43と、現像ローラ44と、供給ローラ45と、トナーを収容するトナー収容部46と、露光部47と、を備えている。本実施形態では、転写ローラ43が転写部材の一例である。
帯電器42は、感光ドラム41の表面を帯電させる。帯電器42には、高電圧生成回路13により正極の電圧が印加される(図3参照)。露光部47は、レーザ光源48、ポリゴンミラー49、及び符号を省略する反射鏡、及びレンズを備えている。露光部47は、画像データに基づくレーザ光Lをレーザ光源48から出射し、帯電した感光ドラム41の表面を露光する。露光部47は、ポリゴンミラー49の回転に応じて感光ドラム41の表面をレーザ光Lで走査することにより、感光ドラム41に静電潜像を形成する。
供給ローラ45は、回転可能であり、トナー収容部46内のトナーを現像ローラ44に供給する。現像ローラ44は、回転可能であり、高電圧生成回路13により正極の電圧を印加される(図3参照)。現像ローラ44は、供給ローラ45から供給されたトナーを静電潜像が形成された感光ドラム41に供給する。これにより、静電潜像が可視像化され、感光ドラム41上に正極のトナー像が形成される。
転写ローラ43は、回転可能であり、高電圧生成回路13により負極の電圧を印加される(図3参照)。正極のトナー像が形成された感光ドラム41と、負極の電圧が印加された転写ローラ43は、シート供給部3から供給されたシートSを挟持しながら回転する。これにより、転写ローラ43は、感光ドラム41上に形成された正極のトナー像をシートS上に転写する。すなわち、転写ローラ43は、感光ドラム41上のトナーをシートS上に転写する。
トナー像が転写されたシートSは、感光ドラム41及び転写ローラ43によって、定着部5に搬送される。定着部5は、シートSに転写されたトナーをシートSに定着させるための定着液を噴霧して、シートSに形成されたトナー像を定着させる。図2に示すように、定着部5は、供給ユニット50と、噴霧ユニット60と、回収ユニット70とを備えている。
供給ユニット50は、定着液を噴霧ユニット60の後述する筐体62に向けて供給する。供給ユニット50は、供給タンク51と、供給管52,54,55と、サブタンク53とを備えている。供給タンク51は、内部に定着液を収容している。供給タンク51は、本体筐体2の開口6を介して本体筐体2内に、着脱可能に設けられている。カバー9が開口6を閉じた位置であれば、本体筐体2内の供給タンク51は本体筐体2の外部からアクセス不可能となる。一方、カバー9が開口6を露出させる位置であれば、本体筐体2内の供給タンク51は本体筐体2の外部からアクセス可能となる。
供給タンク51と、サブタンク53とは、供給管52を介して接続されている。供給管52は、供給タンク51が本体筐体2に装着された状態において、供給タンク51に接続され、供給タンク51に収容された定着液の通過を許容する。サブタンク53は、供給管52を介して供給タンク51から供給される定着液を収容する。サブタンク53内の定着液は、供給管54,55を介して噴霧ユニット60の筐体62に供給される。すなわち、供給タンク51は、噴霧ユニット60に接続されている。
噴霧ユニット60は、シートSに転写されたトナーをシートSに定着させるための定着液を噴霧する。噴霧ユニット60は、噴霧ヘッド61と、加圧部69と、ノズル電極80と、対向電極81とを備えている。噴霧ヘッド61は、シートSの搬送経路において、感光ドラム41よりも下流側に配置されている。
噴霧ヘッド61は、シートSの搬送経路よりも上方に配置されており、トナーが転写されたシートSに向けて定着液を噴霧する。噴霧ヘッド61は、定着液を収容可能な筐体62と、ノズル63とを有している。筐体62は、下壁65と、前壁66と、後壁67とを有している。各壁65,66,67は、定着液が収容される収容空間64を形成している。筐体62は、供給管55を介して供給タンク51から供給される定着液を収容する。ノズル63は、筐体62内の定着液をトナーが転写されたシートSに噴霧する。ノズル63は、筐体62の下側に複数設けられている。具体的には、各ノズル63は、噴口を下に向けた状態で、下壁65に設けられている。下壁65には、複数の開口が形成されている。下壁65の各開口は、ノズル63内において定着液が流れるノズル流路と連通している。これにより、噴霧ヘッド61内には、収容空間64から下壁65の開口を介して各ノズル63のノズル流路に至る、定着液の流路が形成されている。
ノズル電極80は、筐体62の収容空間64内に配置されている。本実施形態では、ノズル電極80には、高電圧生成回路13によりシートSに転写されたトナーと同極性となる電圧V1が印加される。具体的には、ノズル電極80には正極の電圧V1が印加される。これにより、ノズル電極80は、筐体62の収容空間64内の定着液を正極に帯電させることができる。
対向電極81は、複数の突起部を有し、噴霧ヘッド61よりも下側に配置されたトレイ内において、ノズル63の噴口に対して所定距離だけ離間した位置に配置されている。言い換えると、対向電極81は、ノズル電極80と間隔を隔てて位置する。本実施形態では、対向電極81は、シートSの搬送経路を挟んでノズル電極80の直下に配置されている。対向電極81には、ノズル電極80と対向電極81との間に電位差が形成されるように、高電圧生成回路13により電圧V2が印加される。本実施形態では、対向電極81には、高電圧生成回路13により電圧V1と異極性となる負極の電圧V2が印加される。本実施形態では、高電圧生成回路13が電圧生成回路の一例である。
加圧部69は、供給管54と供給管55との間に接続されており、サブタンク53内の定着液を噴霧ヘッド61に供給する装置である。具体的には、加圧部69は、サブタンク53から供給管される定着液を加圧して噴霧ヘッド61に送り出す加圧ポンプ691と、サブタンク53から供給される定着液を減圧する減圧弁692とを有している。
本実施形態では、搬送経路のうち、シートSに対して噴霧ユニット60により定着液が噴霧される領域を噴霧領域Aと称す。噴霧領域Aは、シートSに対して定着液が噴霧される領域であり、本実施形態では、噴霧ヘッド61の筐体62の前壁66の直下から後壁67の直下までの領域である。
回収ユニット70は、噴霧ユニット60により噴霧された定着液を回収する。回収ユニット70は、回収トレイ71と、回収管72と、回収タンク73とを有している。回収トレイ71は、噴霧ヘッド61の下方に配置されており、ノズル63から噴霧される定着液を受け止めて収容する。本実施形態では、回収トレイ71の内側には対向電極81が配置されている。回収管72の一端は、回収トレイ71に連通しており、回収トレイ71が受けた定着液の通過を許容する。回収管72の他端は回収タンク73に連通している。これにより、回収トレイ71内の定着液は、回収管72を介して回収タンク73に回収される。
上記構成の噴霧ユニット60では、ノズル電極80と対向電極81との間に電位差に伴う電界が形成される。また、加圧部69により加えられた圧力Pfによりノズル63の噴口から定着液が押し出される。ノズル63の噴口から押し出された定着液は、電界によりノズル63の噴口から対向電極81の向きに噴霧される。そのため、シートSが噴霧領域Aを通過することにより、シートSのトナー像が形成された面に定着液が噴霧される。
定着液として、噴霧ユニット60によって良好に噴霧され、かつ良好にトナーをシートSに定着できるように、トナーを溶解させる溶質を誘電率の高い溶媒に分散させたものを使用することが出来る。誘電率の高い溶媒として、安全な水を用いることができる。溶質としては、脂肪族モノカルボン酸エステル系、脂肪族ジカルボン酸エステル系、脂肪族トリカルボン酸エステル系、脂肪族ジカルボン酸ジアルコキシアルキル系、炭酸エステル系の各溶質を使用することができる。これらの溶質はトナーを軟化させる機能を有する。また、エマルジョンを良好に形成するために界面活性剤を加えてもよく、界面活性剤としては、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤を使用することができる。
排出ローラ7は、シートSを排出トレイ8に排出するローラであり、シートSの搬送経路において定着部5よりも下流側に配置されている。定着部5の噴霧領域Aを通過し、ノズル63から噴霧された定着液によってトナー像が定着されたシートSは、排出ローラ7によって排出トレイ8に排出される。
次に、プリンタ1の電気的構成を、図2,図3を用いて説明する。
プリンタ1は、制御部10と、高電圧生成回路13と、低電圧生成回路14とを備えている。制御部10と、高電圧生成回路13と、低電圧生成回路14とは不図示の基板上に実装されている。
低電圧生成回路14は、交流電源200から供給される交流電圧を、直流電圧に変換する。交流電源200は、例えば商用電源である。低電圧生成回路14は、図示しないが、スイッチング素子やトランスなどを備えている。低電圧生成回路14は、交流電源200と高電圧生成回路13に接続されている。低電圧生成回路14は、交流電圧を整流して平滑する。交流電圧を整流して平滑された電圧はトランスに印加される。低電圧生成回路14は、制御部10から出力される指令信号により定められるデューティ比に応じて、スイッチング素子をオンオフ制御され、トランスに誘起電圧を発生させる。低電圧生成回路14は、トランスに発生した誘起電圧を整流して平滑する。これにより、低電圧生成回路14は、交流電圧から直流電圧を生成する。低電圧生成回路14は、例えば24Vの直流電圧を生成し、生成した直流電圧を高電圧生成回路13等に供給するとともに、生成した直流電圧を降圧し、高圧した直流電圧を制御部10等に供給する。
高電圧生成回路13は、低電圧生成回路14から供給された直流電圧を昇圧して、プリンタ1の各部に供給するための電圧を生成する。図3では、一例として、高電圧生成回路13は、帯電器42と、転写ローラ43と、現像ローラ44と、ノズル電極80と、対向電極81とに接続されている。
高電圧生成回路13は、電圧V1を生成する第1変換回路131と、電圧V2を生成する第2変換回路132と、ノズル電流検出回路133と、ノズル電圧検出回路134と、対向電圧検出回路135とを備えている。
第1変換回路131及び第2変換回路132は、昇圧型の変換回路である。第1変換回路131及び第2変換回路132はそれぞれ、図示しないが、スイッチング素子、トランス、及び出力端子などを備えている。第1変換回路131は、低電圧生成回路14に接続されており、第1変換回路131の出力端子は、ノズル電極80に接続されている。第1変換回路131は、制御部10から出力される第1指令信号により定められるデューティ比に応じて、スイッチング素子をオンオフ制御されることにより、低電圧生成回路14から供給された直流電圧をトランスで昇圧して電圧V1を生成する。第1変換回路131により生成された電圧V1は、ノズル電極80に印加される。第2変換回路132は、低電圧生成回路14に接続されており、第2変換回路132の出力端子は、対向電極81に接続されている。第2変換回路132は、制御部10から出力される第2指令信号により定められるデューティ比に応じて、スイッチング素子をオンオフ制御されることにより、低電圧生成回路14から供給された直流電圧をトランスで昇圧して電圧V2を生成する。第2変換回路132により生成された電圧V2は対向電極81に印加される。
ノズル電流検出回路133は、ノズル電極80と第1変換回路131とを繋ぐ配線上に接続されており、ノズル電極80に流れる電流を検出電流I1として検出する。ノズル電圧検出回路134は、ノズル電極80に接続されており、ノズル電極80の電圧を検出電圧Vd1として検出する。対向電圧検出回路135は、対向電極81に接続されており、対向電極81の電圧を検出電圧Vd2として検出する。各電圧検出回路134,135は、抵抗を直列接続した抵抗体により構成されており、分圧比に応じた検出電圧Vd1,Vd2を制御部10に出力する。
第1変換回路131とノズル電極80とを接続する配線L1には、定着液を除電する除電部材22が接続されている(図2)。本実施形態では、除電部材22は、抵抗体23を有している。抵抗体23は、導電性樹脂や抵抗器により形成されており、一端が配線L1を介してノズル電極80に接続されており、他端がアースに接続されている。抵抗体23は、電圧が印加されている間は、ノズル電極80に流れる電流を目標電流で良好に定電流制御でき、電圧の印加が終了すると、定着液を速やかに除電する性質を有する。抵抗体23の抵抗値は、例えば、100[MΩ]〜500[MΩ]であることが好ましい。
「除電」とは、高電圧生成回路13によるノズル電極80及び対向電極81への電圧V1,V2の印加後に意図せぬ電荷を帯びた定着液を、抵抗体23を介して接地し、定着液の電荷を取り除くことである。本実施形態では、高電圧生成回路13による電圧V1,V2の印加停止後に、抵抗体23を介して定着液の電荷を自然放電させる。
制御部10は、CPU、メモリ、ASICを有している。ASICは、CPUと共同して、プリンタ1を構成する各部を制御する。メモリには、CPUが参照するプログラムの他、電圧や時間に関する各種の設定値などが記憶されている。
制御部10は、高電圧生成回路13、低電圧生成回路14、加圧部69、モータ90、表示部91、及びロック部92を制御する。制御部10は、高電圧生成回路13からプロセス部4の各部42,43,44に出力される電圧を制御することにより、シートSにトナー像を形成させる。また、制御部10は、シートSに定着液を噴霧させる際に、高電圧生成回路13により生成された電圧V1,V2を各電極80,81に印加させる。
制御部10は、第1変換回路131に対して、第1指令信号を出力することにより、ノズル電極80に流れる電流を定電流制御する。制御部10は、定電流制御において、検出電流I1が目標電流に近づくように、第1指令信号で定めるデューティ比を変更する。このとき、電圧V1は、+1kV〜+9kVであることが好ましい。制御部10は、第2変換回路132に対して、第2指令信号を出力することにより、対向電極81の電圧V2を定電圧制御する。制御部10は、定電圧制御において、検出電圧Vd2が目標電圧に近づくように、第2指令信号で定めるデューティ比を変更する。このとき、電圧V2は、−4kV〜−1kVであることが好ましい。また、電圧V1と電圧V2との電位差V1−V2は、5kV〜10kVであることが好ましい。
モータ90は、プロセス部4の感光ドラム41や各種ローラを回転させたり、ポリゴンミラー49を回転させたりするための駆動源となる。なお、プリンタ1は、モータ90以外にも、感光ドラム41や各種ローラを回転させる複数のモータを備えていてもよい。
表示部91は、本体筐体2の外に向けて情報を表示する装置であり、文字やアイコン等を表示する表示面を、本体筐体2から露出させた状態で本体筐体2に配置されている。表示部91は、例えば、液晶ディスプレイである。
ロック部92は、制御部10の制御により、カバー9をロック状態と、非ロック状態との間で切換える。ロック状態では、開口6を閉じた位置でのカバー9を本体筐体2に対してロックする。
次に、プリンタ1による印刷処理の手順を、図4を用いて説明する。図4に示す処理は、制御部10が、シートSへのトナーの転写を開始させる印刷指令を受けたことを契機に実行される処理であり、主体の制御部10の記載を省略する。また、図4を用いた印刷処理の説明では、プロセス部4における感光ドラム41上のトナーをシートSに転写するための動作に関わる処理は省略し、主に定着部5における定着液を噴霧する動作に関わる処理について説明する。
ステップS10では、印刷データを受信する。ステップS11では、印刷処理を開始する。具体的には、モータ90を回転させることにより、給紙ローラ31によりシートSを給紙させる。また、トナー像が形成された感光ドラム41や、転写ローラ43を回転させることにより、給紙されたシートSにトナー像を転写する。
また、ステップS11では、ノズル電極80に電圧V1を印加し、対向電極81に電圧V2を印加することにより、ノズル63から定着液を噴霧させるための電位差を形成する。具体的には、ノズル電流検出回路133により検出された検出電流I1が目標電流に近づくように、第1指令信号により定めるデューティ比を調整する定電流制御を行う。これにより、第1変換回路131は、電圧V1を生成し、生成した電圧V1をノズル電極80に印加する。また、対向電圧検出回路135により検出された検出電圧Vd2が目標電圧に近づくように、第2指令信号により定めるデューティ比を調整する定電圧制御を行う。これにより、第2変換回路132は、電圧V2を生成し、生成した電圧V2を対向電極81に印加する。例えば、給紙ローラ31により給紙されるシートSの先端の通過が検出されたタイミングから、シートSの先端が噴霧ユニット60に到達するまでの間に、ノズル電極80への電圧V1の印加と対向電極81への電圧V2の印加とが行われるとよい。
ステップS12では、ノズル電圧検出回路134により検出された検出電圧Vd1が、第1電圧判定値TH1以上であるか否かを判断する。噴霧ユニット60の収容空間64内において、定着液はノズル電極80に接触しているため、検出電圧Vd1により、定着液の帯電状態を監視する。第1電圧判定値TH1は、例えば、定着液が帯電している場合に、安全性を確保する必要がある定着液の帯電電圧に応じたノズル電極80の電圧の下限値である。ステップS12を否定判定する場合、待機する。一方、ステップS12を肯定判定する場合、ステップS13に進む。
ステップS13では、カバー9を、本体筐体2の開口6を閉じた位置でロックしたロック状態とする。これにより、利用者が本体筐体2内の供給タンク51にアクセスできないようにすることができる。
ステップS14では、印刷停止条件が成立したか否かを判断する。本実施形態では、1ジョブにおいて、最後のシートSの後端が噴霧領域Aを通過したタイミングを、印刷停止条件が成立したタイミングとして判断する。シートSの後端が噴霧領域Aを通過したか否かの判断は、搬送経路上の噴霧ユニット60の下流に配置された図示しないシートセンサによってシートSの後端が検出されたか否かで判断する。ステップS14を肯定判定する場合、ステップS15に進む。一方、ステップS14を否定判定する場合、待機する。
ステップS15では、印刷処理を終了する。また、ノズル電極80への電圧V1の印加及び対向電極81への電圧V2の印加を停止させる。具体的には、デューティ比を所定デューティ比以下にする第1指令信号を第1変換回路131に出力することにより、第1変換回路131による電圧V1の生成を停止させる。また、デューティ比を所定デューティ比以下にする第2指令信号を第2変換回路132に出力することにより、第2変換回路132による電圧V2の生成を停止させる。例えば、デューティ比を0にする第1,第2指令信号を各変換回路131,132に出力する、すなわち、第1,第2指令信号の出力を停止する。本実施形態では、電圧V1,V2の生成の停止とともに、加圧部69による筐体62に収容された定着液へ加える圧力を停止させている。
ステップS16では、ノズル電圧検出回路134により検出されたノズル電極80の検出電圧Vd1が、第2電圧判定値TH2を下回ったか否かを判断する。第2電圧判定値TH2は、定着液の帯電電圧が安全を確保する必要がない値まで十分に下回ったと判断できる電圧の上限値であり、例えば、0.5[V]である。ステップS16を否定判定する場合、カバー9のロック状態を維持する。具体的には、ロック部92に、カバー9の本体筐体2に対するロックを継続させる。
ステップS16において、検出電圧Vd1が第2電圧判定値TH2を下回ったと判断すると、ステップS17に進む。ステップS17では、カバー9のロック状態を解除する。具体的には、ロック部92に、カバー9の本体筐体2に対するロックを解除させる。
ステップS18では、省エネモードを実行する。省エネモードは、プリンタ1の電力消費を低減するためのモードであり、例えば、高電圧生成回路13からプリンタ1の各部への電力供給が停止される。ステップS18の処理を終了すると、図4の印刷処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態では、以下の効果を奏することができる。
制御部10は、高電圧生成回路13による電圧V1,V2の生成を停止させた後に、除電部材22を用いた除電モードを実行する。これにより、ノズル電極80及び対向電極81による定着液への電圧の印加が停止された後に、定着液が除電されるため、定着液を媒体として、意図しない経路が帯電するのを抑制することができる。
本体筐体2は、開口6を露出させる位置と、開口6を閉じた位置との間で移動可能に、本体筐体2に支持されたカバー9が設けられている。これにより、定着液を媒体として、本体筐体2内に収容された供給タンク51が帯電する場合でも、カバー9により、利用者が本体筐体2から供給タンク51にアクセスできないようにすることができる。
制御部10は、除電モードにおいて、除電部材により除電される定着液の検出電圧Vd1が低くなったか否かを判断し、定着液の検出電圧Vd1が低くなったと判断しない場合、カバー9のロック状態を維持し、定着液の検出電圧Vd1が低くなったと判断する場合、カバー9のロック状態を解除する。これにより、除電モードによって、定着液が十分に除電されていない場合は、本体筐体2の開口6を閉じた位置でのカバー9のロック状態が維持されるため、利用者が供給タンク51にアクセスするのを抑制することができる。
除電部材22は、ノズル電極80に接続されている。これにより、高電圧生成回路13による電圧V1の生成停止後に、筐体62内の定着液が帯電した状態で維持されるのを抑制することができる。
制御部10は、高電圧生成回路13に電圧V1,V2の生成を開始させてから、ノズル電圧検出回路134によって検出される検出電圧Vd1が第1電圧判定値TH1以上になったか否かを判断し、検出電圧Vd1が第1電圧判定値TH1以上になったと判断した場合に、カバー9をロック状態にする。これにより、定着液が十分に除電されている時期からカバー9をロック状態にすることを抑制することができる。
制御部10は、除電モードにおいて、ノズル電圧検出回路134によって検出された検出電圧Vd1が第2電圧判定値TH2を下回ったか否かを判断し、検出電圧Vd1が第2電圧判定値TH2を下回ったと判断した場合に、カバー9のロック状態を解除する。これにより、定着液が十分に除電されているにもかかわらず、供給タンク51を本体筐体2から取り出せなくなることを抑制することができる。
制御部10は、1ジョブにおける最後のシートの後端が噴霧ユニット60を通過したと判断した場合に、高電圧生成回路13による電圧V1,V2の生成を停止させる。これにより、印刷処理の終了に合わせた適正なタイミングで除電モードを開始させることができる。
(第1実施形態の変形例)
第1実施形態では、制御部10は、印刷データを受信してから高電圧生成回路13により電圧V1,V2の生成を開始させた後、カバー9をロック状態にした。これに代えて、制御部10は、印刷データを受信してから高電圧生成回路13により電圧V1,V2の生成を開始させるまでの間に、カバー9をロック状態にしてもよい。この場合、図4のステップS10とステップS11との間にステップS13で示すカバー9をロックする処理を実行する。即ち、ステップS10で、印刷データを受信した後、カバー9をロック状態にする(ステップS13)。その後、ステップS11で、高電圧生成回路13により電圧V1,V2の生成を開始させる。これにより、印刷データに基づくトナー像がシートSに形成され、ノズル電極80及び対向電極81に電圧V1,V2が印加されるよりも前にカバー9がロックされるため、利用者が供給タンク51にアクセスするのを確実に抑制することができる。
第1実施形態では、制御部10は、除電モードにおいて、定着液の電圧が低くなったか否かを判断する際に、ノズル電圧検出回路134により検出されたノズル電極80の検出電圧Vd1が、第2電圧判定値TH2を下回ったか否かを判断した(ステップS16)。これに代えて、制御部10は、除電モードにおいて、定着液の電圧が低くなったか否かを判断する際に、高電圧生成回路13によるノズル電極80に印加される電圧V1の生成を停止させてからの経過時間が規定時間を超えたか否かを判断してもよい。この場合、制御部10は、図4のステップS16において、高電圧生成回路13による電圧V1,V2の生成を開始させたタイミング(すなわち、ステップS11の実行)からの経過時間が、規定時間を超えたか否かを判断する。経過時間が規定時間を超えていないと判断すると、カバー9のロック状態を維持する。一方、ステップS16において、経過時間が規定時間以上であると判断すると、ステップS17に進み、カバー9のロック状態を解除する。
第1実施形態では、除電部材22は、ノズル電極80に接続されていた。これに代えて、図5に示すように、除電部材22は、対向電極81に接続されていてもよい。第1変換回路131と対向電極81とを接続する配線L2には、定着液を除電する除電部材22が接続されている。上記構成では、電圧V1,V2の生成の停止後に、対向電極81に向けて噴霧された定着液が帯電した状態で維持されるのを抑制することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明を行う。なお、第2実施形態において、同一の符号を付した箇所は、第1実施形態と同一の箇所を示し、その説明を繰り返さない。
本実施形態では、プリンタ1はロック部92を備えておらず、利用者は、カバー9を常に開口6を露出させる位置まで移動させることが可能である。
本実施形態に係る印刷処理の手順を、図6を用いて説明する。図6を用いた印刷処理の説明においても、プロセス部4における感光ドラム41上のトナーをシートSに転写するための動作に関わる処理は省略し、主に定着部5における定着液を噴霧する動作に関わる処理について説明する。
ステップS10で、印刷データを受信した後、ステップS20では、表示部91により、利用者に開口6を露出させる位置にカバー9を移動させないように促す旨を表示させる。ステップS11において、印刷処理の実行に伴い、第1変換回路131にノズル電極80に印加する電圧V1を生成させ、第2変換回路132に対向電極81に印加する電圧V2を生成させる。
ステップS14では、1ジョブにおける最後のシートSの後端が噴霧領域Aを通過したか否かを判断する。ステップS14を否定判定する場合、待機する。一方、ステップS14を肯定判定すると、ステップS15に進み、印刷処理を終了する。また、ノズル電極80への電圧V1の印加及び対向電極81への電圧V2の印加を停止させる。
ステップS16では、検出電圧Vd1が第2電圧判定値TH2を下回っていないと判断すると、表示部91による、利用者に開口6を露出させる位置にカバー9を移動させないように促す旨の表示を維持させながら、ステップS16に戻る。一方、検出電圧Vd1が第2電圧判定値TH2を下回ったと判断すると、ステップS21に進む。ステップS21では、表示部91による、利用者に開口6を露出させる位置にカバー9を移動させないように促す旨の表示を解除させる。ステップS19に進み、省エネモードを実行する。
以上説明した本実施形態では、制御部10は、除電モードにおいて、検出電圧Vd1が第2電圧判定値TH2を下回ったと判断するまで、表示部91により、開口6を露出させる位置にカバー9を移動させないように促す旨を表示させる。一方、制御部10は、検出電圧Vd1が第2電圧判定値TH2を下回ったと判断する場合に、表示部91における表示状態を解除する。これにより、定着液が十分に除電されていない状態では、表示部91により利用者にカバー9を開けないように促すことができる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明を行う。なお、第2実施形態において、同一の符号を付した箇所は、第1実施形態と同一の箇所を示し、その説明を繰り返さない。
本実施形態では、制御部10は、高電圧生成回路13に電圧V1,V2を生成させている間にエラー状態を検出した場合にも、高電圧生成回路13による電圧V1,V2の生成を停止させる。そして、高電圧生成回路13に電圧V1,V2の生成を停止させた後に、除電モードを実行する。
本実施形態に係る印刷処理の手順を、図7を用いて説明する。図7を用いた印刷処理の説明においても、プロセス部4における感光ドラム41上のトナーをシートSに転写するための動作に関わる処理は省略し、主に定着部5における定着液を噴霧する動作に関わる処理について説明する。
ステップS12において、ノズル電圧検出回路134により検出された検出電圧Vd1が、第1電圧判定値TH1以上であると判断すると、ステップS13に進み、カバー9をロック状態とする。
ステップS14では、1ジョブにおける最後のシートSの後端が噴霧領域Aを通過したか否かを判断する。ステップS14を否定判定する場合、ステップS30に進み、プリンタ1のエラー状態を検出しているか否かを判断する。エラー状態は、例えば、紙詰まりや、トナー残量不足である。
ステップS30において、プリンタ1のエラー状態を検出していないと判断すると、ステップS14に戻る。一方、ステップS30で、プリンタ1のエラー状態を検出していると判断した場合、又はステップS14を肯定判定した場合、ステップS31に進み、印刷処理を終了する。本実施形態では、制御部10は、印刷処理の終了後に、噴霧ユニット60により、定着液を噴霧させることでノズル63をクリーニングするノズルクリーニング動作を実行させる。そのため、ステップS31での印刷処理の終了では、高電圧生成回路13による電圧V1,V2の生成を停止させない。
ステップS32ではノズルクリーニング動作を開始させる。ステップS33では、所定時間だけ待機することにより、ノズルクリーニング動作を所定時間に渡り継続させる。ステップS34では、ノズルクリーニング動作を停止させるために、高電圧生成回路13による電圧V1,V2の生成を停止させる。
その後、第1実施形態と同様、検出電圧Vd1と第2電圧判定値TH2との比較結果に応じて、除電処理の継続と解除とを切換える(ステップS16〜S18)。
以上説明した本実施形態では、制御部10は、高電圧生成回路13に電圧V1,V2を生成させている間にエラー状態を検出した場合に、高電圧生成回路13による電圧V1,V2の生成を停止させる。その後に、制御部10は、除電モードを実行する。上記構成では、印刷処理の実行中にエラー状態が生じた場合に、定着液を除電させることができる。そのため、利用者が、その後に、カバー9を開いて、エラー状態を解除するための操作を安全に行うことができる。
・制御部10は、印刷処理の終了後に、噴霧ユニット60に、ノズル内をクリーニングするために定着液を噴霧するノズルクリーニング動作を実行させ、ノズルクリーニング動作を終了させた場合に、高電圧生成回路13による電圧V1,V2の生成を停止させる。これにより、ノズルクリーニング動作に伴い定着液を帯電させた後においても、定着液を除電させることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明を行う。なお、第4実施形態において、同一の符号を付した箇所は、第1実施形態と同一の箇所を示し、その説明を繰り返さない。
第1実施形態では、除電部材22は、ノズル電極80に接続されていた。これに代えて、本実施形態では、除電部材22は、供給タンク51に接続されており、除電モードにおいて、供給タンク51内の定着液が除電される。これは、供給タンク51内の定着液が帯電した後に、供給管52,54,55内の定着液の流れが途切れ、供給タンク51内の定着液が帯電状態を維持する場合がある。この場合においても、供給タンク51の定着液を除電できるようにするためである。
図8に示すように、本実施形態では、除電部材22は、抵抗体23に加えて、導電部24を有している。導電部24は、供給タンク51の底部を貫通しており、供給タンク51に収容されている定着液と接触している。抵抗体23は、一端が導電部24に接続され、他端がグランドに接続されている。また、抵抗体23の導電部24に接続される側の端は、制御部10の入力端子に接続されている。
本実施形態では、図4のステップS12において、導電部24を介して制御部に入力される検出電圧Vd3が第1電圧判定値TH1以上であれば、ステップS13に進み、カバー9をロック状態とする。その後の、ステップS16において、入力される検出電圧Vd3が第2電圧判定値TH2を下回っていない場合、除電モードとして、カバー9のロック状態を維持する。一方、ステップS16において、入力される検出電圧Vd3が第2電圧判定値TH2を下回っていれば、ステップS18に進み、カバー9のロック状態を解除し、ステップS19で省エネモードを実行する。
以上説明した本実施形態では、除電部材22は、供給タンク51に接続されている。これにより、供給タンク51内の定着液が帯電状態に維持されるのを抑制することができる。
(第4実施形態の変形例)
供給タンク51とノズル電極80とのそれぞれに、除電部材22を設けてもよい。この場合、制御部10には、導電部24を介して入力される検出電圧Vd3及びノズル電圧検出回路134により検出された検出電圧Vd1が入力される。図4のステップS12において、検出電圧Vd1及び検出電圧Vd3の少なくともいずれかが第1電圧判定値TH1以上であれば、ステップS13に進み、カバー9をロック状態とする。その後の、ステップS16において、検出電圧Vd1及び検出電圧Vd3の両方が第2電圧判定値TH2を下回っていれば、ステップS17に進み、カバー9のロック状態を解除し、ステップS18で省エネモードを実行してもよい。
(第5実施形態)
第5実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明を行う。なお、第5実施形態において、同一の符号を付した箇所は、第1実施形態と同一の箇所を示し、その説明を繰り返さない。
第1実施形態では、高電圧生成回路13による電圧V1,V2の印加停止後に、抵抗体23を介して定着液の電荷を自然放電させた。これに代えて、本実施形態では、高電圧生成回路13による電圧V1,V2の印加停止後に、スイッチを接続状態にすることで抵抗体23を介して定着液の電荷を取り除く除電を行う。
本実施形態では、図9に示すように、除電部材22は、抵抗体23と、スイッチ25とを有している。スイッチ25は、その一端が抵抗体23に接続され、その他端がノズル電極80に接続される。スイッチ25は、抵抗体23とノズル電極80との間の接続の有無を切換える。なお、本実施形態では、抵抗体23の抵抗値は、例えば、50[MΩ]〜80[MΩ]であることが好ましい。制御部10は、除電モードを実行しない場合、スイッチ25を開状態とすることにより、ノズル電極80と抵抗体23との接続を遮断する。一方、制御部10は、除電モードを実行する場合、スイッチ25を閉状態とすることにより、ノズル電極80と抵抗体23とを接続する。
この場合において、制御部10は、図4のステップS10において印刷データを受信すると、スイッチ25を閉状態から開状態にする。ステップS12において、検出電圧Vd1が第1電圧判定値TH1以上であると判断すると、ステップS13に進み、カバー9をロック状態とする。ステップS14において、印刷処理の終了を判断するまでは、スイッチ25を開状態に維持する。これにより、ノズル電極80と抵抗体23との接続が遮断されるため、抵抗体23により、ノズル電極80に流れる電流が意図しない値となることを抑制する。一方、ステップS14において、印刷処理の終了を判断した場合に、スイッチ25を開状態から閉状態に切換える。これにより、ノズル電極80と抵抗体23とが遮断されている場合よりも、定着液が除電され易くなる。スイッチ25を開状態から閉状態に切換えた後、ステップS18に進む。
以上説明した本実施形態では、除電部材22は、抵抗体23と、抵抗体23及びノズル電極を接続するスイッチ25とを有している。制御部10は、除電モードにおいて、スイッチ25を開状態から閉状態に切換える。これにより、除電モードの実行中は、ノズル電極80に抵抗体23が接続されることにより、定着液の除電に要する時間を短くすることができる。一方、除電モードを実行しない場合は、ノズル電極80と抵抗体23との接続が解除されることにより、ノズル電極80に流れる電流が抵抗体23により意図しない値となることを抑制することができ、ノズル63から定着液を安定的に噴霧することができる。
(第6実施形態)
第6実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明を行う。なお、第6実施形態において、同一の符号を付した箇所は、第1実施形態と同一の箇所を示し、その説明を繰り返さない。
本実施形態では、除電部材22は、回収タンク73に接続されており、除電モードにおいて、回収タンク73内の定着液が除電される。本実施形態では、回収タンク73がタンクの一例である。
図10に示すように、本実施形態では、回収ユニット70は、回収タンク73を遮蔽する回収カバー74を有している。回収カバー74は、絶縁材により形成されており、本体筐体2に対して着脱可能に設けられている。
除電部材22は、抵抗体23に加えて、導電部26と、スイッチ27とを有している。導電部26は、回収タンク73を貫通しており、回収タンク73に収容されている定着液と接触している。スイッチ27は、メカニカルスイッチであり一端が導電部26に接続され、他端が抵抗体23に接続されている。抵抗体23のスイッチ27に接続される端と反対側の端は、グランドに接続されている。
上記構成において、回収カバー74が、回収タンク73を遮蔽する位置にある場合、回収カバー74の側壁がスイッチ27の接点を遮断し、スイッチ27を開状態に維持する。これにより、導電部26と抵抗体23との接続は遮断される。利用者が回収カバー74を本体筐体2から取り外することにより、スイッチ27が閉状態となる。これにより、導電部26と抵抗体23とが接続され、回収タンク73内の定着液が抵抗体23により除電される。
(その他の実施形態)
・電圧生成回路は、ノズル電極80及び対向電極81に印加する電圧を生成する回路であればよく、低電圧生成回路14と、ノズル電極80と、対向電極81とに接続され、低電圧生成回路14が生成する電圧を昇圧し、ノズル電極80に印加する電圧V1及び対向電極81に印加する電圧V2を生成する高電圧生成回路13に限定されない。例えば、電圧生成回路は、交流電源200と、ノズル電極80と、対向電極81とに接続され、交流電源200からの交流電圧を直流電圧に変換し、電圧V1及び電圧V2を生成する回路であってもよい。
・ノズル電極80は、筐体62内の定着液を帯電させることができるものであればよく、収容空間64内に設けられていなくともよい。
・画像形成装置は、プリンタに限らず、プリンタとしての機能と、スキャナ又はファクシミリの機能とを備える複合機であってもよい。プリンタは、複数の色のトナー像をシートに形成するプリンタであってもよい。
・転写部材として転写ローラ43を例示したが、これに限定されず、例えば、転写部材は、帯電器42と同様の構成を有する転写チャージャなどであってもよい。
・制御部は、1つのCPUを有する単一のハードにより構成される以外にも、複数のCPUや、ASICといった複数のハードが組み合わさることにより、制御部としての機能を実現するものであってもよい。
1…プリンタ、4…プロセス部、5…定着部、10…制御部、13…高電圧生成回路、22…除電部材、41…感光ドラム、43…転写ローラ、60…噴霧ユニット、62…筐体、63…ノズル、80…ノズル電極、81…対向電極

Claims (16)

  1. 感光ドラムと、
    前記感光ドラム上のトナーをシートに転写する転写部材と、
    シートに転写されたトナーをシートに定着させるための定着液を噴霧する噴霧ユニットであって、
    前記定着液を収容可能な筐体と、
    前記筐体内の前記定着液をトナーが転写されたシートに噴霧するノズルと、
    前記筐体内の前記定着液を帯電させるノズル電極と、
    前記ノズル電極と間隔を隔てて位置する対向電極と、を有する噴霧ユニットと、
    前記ノズル電極及び前記対向電極に接続される電圧生成回路と、
    抵抗体を有し、前記定着液を除電する除電部材と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記電圧生成回路による電圧の生成を停止させた後に、前記除電部材を用いた除電モードを実行する画像形成装置。
  2. 前記定着液を収容可能なタンクであって、前記噴霧ユニットに接続されるタンクと、
    前記タンクにアクセス可能な開口を有する本体筐体と、
    前記開口を露出させる位置と、前記開口を閉じた位置との間で移動可能に、前記本体筐体に支持されたカバーと、を備える請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、
    前記除電モードにおいて、
    前記除電部材により除電される前記定着液の電圧が低くなったか否かを判断し、
    前記定着液の電圧が低くなったと判断しない場合、前記開口を閉じた位置で前記カバーをロックしたロック状態を維持し、
    前記定着液の電圧が低くなったと判断する場合、前記ロック状態を解除する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、印刷データを受信してから前記電圧生成回路により電圧の生成を開始させるまでの間に、前記カバーを前記ロック状態にする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記電圧生成回路により前記ノズル電極に印加される電圧を検出するノズル電圧検出回路を備え、
    前記制御部は、
    前記電圧生成回路に電圧の生成を開始させてから、前記ノズル電圧検出回路によって検出される電圧が第1電圧判定値以上になったか否かを判断し、
    前記ノズル電圧検出回路によって検出される電圧が前記第1電圧判定値以上になったと判断した場合に、前記カバーを前記ロック状態にする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記本体筐体に配置される表示部であって、前記本体筐体の外に向けて情報を表示する表示部を備え、
    前記制御部は、
    前記除電モードにおいて、
    前記除電部材により除電される前記定着液の電圧が低くなったか否かを判断し、
    前記定着液の電圧が低くなったと判断するまで、前記開口を露出させる位置に前記カバーを移動させないように促す旨を前記表示部に表示した表示状態を維持し、
    前記定着液の電圧が低くなったと判断する場合に、前記表示部における前記表示状態を解除する、ことを含む請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記除電部材は、前記ノズル電極に接続されている請求項3〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記ノズル電極に印加される電圧を検出するノズル電圧検出回路を備え、
    前記除電モードにおいて前記定着液の電圧が低くなったか否かを判断することは、前記ノズル電圧検出回路によって検出される電圧が第2電圧判定値を下回ったか否かを判断することを含む請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記除電モードにおいて前記定着液の電圧が低くなったか否かを判断することは、前記電圧生成回路による前記ノズル電極に印加される電圧の生成を停止させてからの経過時間が規定時間を超えたか否かを判断することを含む請求項7に記載の画像形成装置。
  10. 前記除電部材は、前記対向電極に接続されている請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記除電部材は、前記タンクに接続されている請求項2〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記除電部材は、前記抵抗体と前記ノズル電極に接続されるスイッチを有し、
    前記除電モードは、前記スイッチを閉状態にすることを含む請求項1に記載の画像形成装置。
  13. 前記定着液を収容可能なタンクであって、前記噴霧ユニットに接続されるタンクと、
    前記タンクにアクセス可能な開口を有する本体筐体と、
    前記開口を露出させる位置と、前記開口を閉じた位置との間で移動可能に、前記本体筐体に支持されたカバーと、を備え、
    前記制御部は、前記電圧生成回路により生成された電圧が前記ノズル電極に印加されている場合、前記スイッチを開状態にし、かつ前記開口を閉じた位置で前記カバーをロックしたロック状態を維持する請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記制御部は、1ジョブにおける最後のシートの後端が前記噴霧ユニットを通過したと判断した場合に、前記電圧生成回路による電圧の生成を停止させる請求項1〜13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記制御部は、
    画像形成装置のエラー状態を検出し、
    前記電圧生成回路に電圧を生成させている間に前記エラー状態を検出した場合に、前記電圧生成回路による電圧の生成を停止させる請求項1〜14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御部は、
    印刷処理の終了後に、前記噴霧ユニットに、前記ノズル内をクリーニングするために前記定着液を噴霧するノズルクリーニング動作を実行させ、
    前記ノズルクリーニング動作を終了させた場合に、前記電圧生成回路による電圧の生成を停止させる請求項1〜15のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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