JP5262704B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、例えば感光体を帯電するための帯電器が設けられている。この帯電器は、例えば放電ワイヤを有し、当該放電ワイヤに高電圧を印加することによりコロナ放電を生じさせて感光体を帯電する。
ところで、放電ワイヤに高電圧を印加すると、トナー粒子や紙粉等の異物が放電ワイヤに付着してコロナ放電が正常に行えなくなるおそれがある。そこで、従来より、この放電ワイヤに接触しつつ移動可能な清掃部材を有し、当該清掃部材を放電ワイヤに沿って移動させることで放電ワイヤを清掃する画像形成装置がある(特許文献1参照)。
このような清掃部材を備えた画像形成装置では、清掃後、清掃部材がどの位置にあるかを把握する必要がある。清掃部材の位置によっては例えば感光体への帯電処理に影響を与え得るからである。そこで、上記従来の画像形成装置には、清掃部材が所定位置に有るかどうかを判断するための構成が備えられている。具体的には、清掃部材と一体的に移動する導電体と、到達検知センサと、到達検知回路とを設けて、清掃部材が所定位置に有るときに導電体が到達検知センサに接触し、これにより到達検知回路は電圧が印加され検知信号を出力する構成になっている。
特開2007−127901公報
しかし、従来の画像形成装置では、上述したように清掃部材が所定位置に有るときに導電体が到達検知センサに接触し、これにより到達検知回路に電圧が印加されるなどといった特殊な回路が必要であり、構成が複雑化するという問題がある。また、清掃部材が所定位置に無いときに放電ワイヤへの電圧印加をより確実に抑制したいという要請もある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、従来とは異なる手段により清掃部材が所定位置に有るかどうかを判断するという第1目的、及び、清掃部材が所定位置に無いときに放電部材(放電ワイヤを含む)への印加が開始されることをより確実に抑制するという第2目的の少なくとも一方を達成することが可能な画像形成装置及びその帯電器を提供するところにある。
(1)上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係る画像形成装置は、帯電対象物と、電圧が印加されることによりコロナ放電を発生して前記帯電対象物を帯電する放電部材と、前記電圧を出力する電圧出力部と、前記放電部材に対して相対移動可能に設けられ、当該放電部材を清掃する清掃部材と、前記放電部材の電流値または電圧値を検出する検出部と、前記清掃部材が所定位置に有るかどうかに応じて前記検出部による検出値を変更する変更機構と、前記検出部による検出値に基づき前記清掃部材が前記所定位置に有るかどうかを判断する判断部と、を備える。
この発明によれば、変更機構により、清掃部材が所定位置にあるかどうかに応じて検出部による検出値を変更する構成とし、この検出部による検出値に基づき清掃部材が所定位置に有るかどうかを判断する。従って、従来とは異なる手段により清掃部材が所定位置に有るかどうかを判断することができる。
(2)第2の発明は、第1の発明の画像形成装置であって、前記変更機構は、前記電圧出力部と前記放電部材との間における抵抗値を、前記清掃部材が前記所定位置に有るかどうかに応じて変更する構成である画像形成装置。
この発明によれば、電圧出力部と放電部材との間における抵抗値を、清掃部材が所定位置に有るかどうかに応じて変更し、これにより、検出部による検出値を変更することができる。
(3)第3の発明は、第2の発明の画像形成装置であって、前記変更機構は、前記電圧出力部と前記放電部材とは電気的に非接続状態とされ、前記清掃部材は導電部を有し、当該清掃部材が前記所定位置に有る場合に、前記導電部を介して前記電圧出力部と前記放電部材とが電気的に接続される構成である。
この発明によれば、清掃部材が所定位置に無いときには、電圧出力部と放電部材とは電気的に非接続状態とされるため、電圧出力部からの電圧が放電部材に印加されることを確実に抑制することができる。
(4)第4の発明は、第2または第3の発明の画像形成装置であって、前記放電部材と前記帯電対象物との間に配置されるグリッド電極を備え、前記検出部は、前記グリッド電極のグリッド電流値またはグリッド電圧値を検出することにより、前記放電部材の電流値または電圧値を検出する構成である。
この発明によれば、グリッド電流値またはグリッド電圧値を検出するための構成を利用することができる。この構成は、放電部材からの帯電量を制御するために既に画像形成装置に組み込まれていることが多いため、既存構成との共通化を図ることができる。
(5)第5の発明は、第1の発明の画像形成装置であって、前記放電部材と前記帯電対象物との間に配置されるグリッド電極を備え、前記変更機構は、前記放電部材と前記グリッド電極との間における抵抗値を、前記清掃部材が前記所定位置に有るかどうかに応じて変更する構成である。
この発明によれば、放電部材とグリッド電極との間における抵抗値を、清掃部材が所定位置に有るかどうかに応じて変更し、これにより、検出部による検出値を変更することができる。
(6)第6の発明は、第5の発明の画像形成装置であって、前記放電部材と前記グリッド電極とは、前記清掃部材が前記所定位置に無い場合に電気的に接続状態になり、前記清掃部材が前記所定位置に有る場合に電気的に非接続状態になる構成である。
この発明によれば、清掃部材が所定位置に有る場合に、電圧出力部とグリッド電極との間で生じ得るリーク電流を抑制することができる。
(7)第7の発明は、第1から第6のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記所定位置とは、前記放電部材と前記帯電対象物との間における放電領域外の位置である。
この発明によれば、清掃部材が放電領域に有るかどうかを判断できるため、清掃部材が放電領域に介在することにより帯電処理に悪影響を与えることを抑制することができる。
(8)第8の発明は、第1から第7のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記判断部による判断結果を外部に報知する報知部を備える。
この発明によれば、ユーザは報知動作により判断結果、即ち、清掃部材が所定位置に有るかどうかを知ることができる。
(9)第9の発明に係る画像形成装置は、帯電対象物と、電圧が印加されることによりコロナ放電を発生して前記帯電対象物を帯電する放電部材と、前記電圧を出力する電圧出力部と、前記放電部材に対して相対移動可能に設けられ、当該放電部材を清掃する清掃部材と、を備え、前記電圧出力部と前記放電部材とは電気的に非接続状態とされ、前記清掃部材は導電部を有し、当該清掃部材が所定位置に有る場合に、前記導電部を介して前記電圧出力部と前記放電部材とが電気的に接続される構成である。
(10)第10の発明に係る画像形成装置用の帯電器は、画像形成装置に備えられる帯電対象物を帯電するための帯電器であって、電圧が印加される端子と、前記電圧が前記端子を介して印加されることによりコロナ放電を発生して前記帯電対象物を帯電する放電部材と、前記放電部材に対して相対移動可能に設けられ、当該放電部材を清掃する清掃部材と、を備え、前記端子と前記放電部材とは電気的に非接続状態とされ、前記清掃部材は導電部を有し、当該清掃部材が所定位置に有る場合に、前記導電部を介して前記電圧出力部と前記放電部材とが電気的に接続される構成である。
この発明によれば、清掃部材が所定位置に無いときには、電圧が印加される端子と放電部材とは電気的に非接続状態とされるため、端子からの電圧が放電部材に印加されることを確実に抑制することができる。
本発明によれば、従来とは異なる手段により清掃部材が所定位置に有るかどうかを判断すること、及び、清掃部材が所定位置に無いときに放電部材への印加が開始されることをより確実に抑制することの少なくとも一方の効果を得ることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1〜図5を参照しつつ説明する。
1.プリンタの全体構成
図1は、本実施形態のプリンタ1(本発明の「画像形成装置」の一例)の内部構成を表す概略断面図である。以下の説明では、各構成要素について、色毎に区別する場合は各部の符号にY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),B(ブラック)の添え字を付し、区別しない場合は添え字を省略する。
プリンタ1は、給紙部3と、画像形成部5と、搬送機構7と、定着部9と、高圧制御装置11とを備え、例えば外部から入力される画像データに応じた1または複数色(本実施形態ではイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色)のトナーからなるトナー像を、シート15(用紙、OHPシートなど)に形成する。
給紙部3は、プリンタ1の下部に設けられており、シート15を収容するトレイ17と、ピックアップローラ19とを備える。トレイ17に収容されたシート15は、ピックアップローラ19により1枚ずつ取り出され、搬送ローラ21,レジストレーションローラ23を介して搬送機構7に送られる。
搬送機構7は、シート15を搬送するためのものであり、ベルト27が、駆動ローラ29と従動ローラ31との間に架け渡された構成になっている。駆動ローラ29が回動すると、ベルト27は、感光体39と対向する側の表面が、図1中の右方向から左方向へ移動する。これにより、レジストレーションローラ23から送られてきたシート15が、画像形成部5下へと搬送される。また、搬送機構7は4つの転写ローラ33を備える。
画像形成部5は、各トナー色に対応する4個のプロセスカートリッジ37Y,37M,37C,37B(本発明の「カートリッジ」の一例)、及び、4つの露光装置43を有する。各プロセスカートリッジ37は、プリンタ1に対して着脱可能であり、感光体39と、帯電器41と、露光装置43と、ユニットケース45とを備える。
感光体39(本発明の「帯電対象物」の一例)は、例えば、アルミニウム製の基材上に、正帯電性の感光層が形成されたものであり、このアルミニウム製の基材がプリンタ1のグランドラインに接地されている。
帯電器41は、いわゆるスコロトロン型の帯電器であり、帯電ワイヤ41A(本発明の「放電部材」の一例)及びグリッド電極41Bを有する(図2参照)。この帯電ワイヤ41Aに高電圧を印加してコロナ放電を発生させ、グリッド電極41Bにグリッド電圧VGを印加することにより、感光体39の表面がほぼグリッド電圧と同電位(例えば+700V 以下、「グリッド目標値」という)に帯電される。具体的な構成については後述する。
露光装置43は、感光体39の回転軸方向に沿って一列状に並んだ複数の発光素子(例えばLED)を有し、これらの複数の発光素子を、外部より入力される画像データの1色分に応じて発光制御することにより、感光体39の表面に静電潜像を形成する。
ユニットケース45は、各色のトナー(本実施形態では、例えば正帯電性の非磁性1成分トナー)を収納するとともに、現像ローラ47を有する。現像ローラ47が、トナーを「+」(正極性)に帯電させ、均一な薄層として感光体39上へ供給することにより上記静電潜像を現像してトナー像を形成する。
上記各転写ローラ33は、上記各感光体39との間でベルト27を挟む位置に配置されている。各転写ローラ33は、図示しない負電圧の電源により、感光体39との間にトナーの帯電極性とは逆極性の転写電圧(例えば−500〜−7000V)が印加されて、感光体39上に形成された上記トナー像をシート15に転写する。その後、当該シート15は、搬送機構7により定着部9へと搬送され、この定着部9にてトナー像が熱定着され、プリンタ1の上面に排出される。
2.高圧制御装置の構成
高圧制御装置11は、転写ローラ33、現像ローラ47、帯電器41など、プリンタ1に備えられた各電気的負荷への印加電圧を生成する。
図2は、高圧制御装置11のうち、帯電器41の帯電ワイヤ41A及びグリッド電極41Bへの印加電圧(帯電電圧VC、グリッド電圧VG)を生成する構成部分が図示されている。高圧制御装置11は、帯電回路51、PWM制御回路53を備える。なお、PWM制御回路53は、CPUを内蔵して構成されたものでも、特定用途向け集積回路(ASIC)として構成されたものでもよい。
(1)帯電回路
帯電回路51(本発明の「電圧出力部」の一例)は、PWM信号平滑回路57、グリッド電圧設定回路59、トランスドライブ回路61、昇圧・平滑整流回路63を備えている。PWM信号平滑回路57は、PWM制御回路53のPWMポート53AからのPWM信号SG1を受けて平滑しトランスドライブ回路61に与える。トランスドライブ回路61は、自励巻線61Aを有し、受けたPWM信号SG1に基づき、昇圧・平滑整流回路63のトランス65に発振電流を流す。このような構成により、トランス65の発振電圧が昇圧及び整流され、第1接続端子TB1を介して帯電ワイヤ41Aに帯電電圧VCとして印加される。
また、グリッド電圧設定回路59は、オペアンプ67を有し、このオペアンプ67の正端子に、PWM信号平滑回路57からのPWM信号SG1が与えられ、負端子に分圧回路69による所定の分圧電圧が与えられている。また、オペアンプ67の出力は、コンデンサ71及び抵抗73を介して負端子に帰還される。グリッド電極41Bは、第2接続端子TB2、グリッド電圧検出回路74(本発明の「検出部」の一例)を構成するフィードバック抵抗75を介してグランドラインに接続されている。
(2)PWM制御回路
PWM制御回路53は、フィードバック抵抗75の端子電圧に応じた検出信号SG2を、A/Dポート53Bから読み取り、グリッド電圧VGを把握する。そして、このグリッド電圧VGをグリッド目標値に近付けるように、上記PWM信号SG1のPWM値(デューティ比)を適宜変更して、定電圧制御を実行する。なお、本実施形態では、このPWM値が大きいほど帯電電圧VCレベルが高くなる構成である。なお、PWM制御回路53には表示部54が接続されている。
3.帯電器の構成
図3は帯電器41を上方から見た簡略図である。紙面左右方向がプリンタ1の左右方向で、且つ、感光体39の回転軸方向であり、紙面上下方向がプリンタ1の前後方向で、且つ、シート15の搬送方向である。
帯電器41は、感光体39の回転軸方向に延びた長尺状のケース81に、帯電ワイヤ41A及びグリッド電極41Bを備えた構成になっている。具体的には、ケース81は、感光体39との対向面側が開口し、その開口部にグリッド電極41Bが設けられている(図2参照)。ケース81内には、その長手方向に沿うように帯電ワイヤ41Aが配置され、両端部が固定部材83,83により固定されている。また、ケース81の一端部にはチャージ端子TB3(本発明の「端子」の一例)が設けられており、このチャージ端子TB3は、帯電回路51に連なる第1接続端子TB1と電気的に接続されて上記帯電電圧VCが印加される。
また、帯電器41は、帯電ワイヤ41Aを清掃するためのワイヤクリーナ85(本発明の「清掃部材」の一例)と、ワイヤクリーナ85を収納する収納部87とを備える。ワイヤクリーナ85は帯電ワイヤ41Aに巻回され、収納部87はケース81のチャージ端子TB3側に設けられている。ワイヤクリーナ85は、帯電ワイヤ41Aの全長に亘り、且つ、収納部87に収納される位置まで移動可能とされている。清掃時には、例えばユーザは、プロセスカートリッジ37をプリンタ1から取り外した後、ワイヤクリーナ85を摘んで収納部87から取り出し、帯電ワイヤ41Aに摺接させつつ移動させる。これにより、ワイヤクリーナ85により帯電ワイヤ41A上の付着物を除去することができる。そして、清掃後には、ユーザはワイヤクリーナ85を再び収納部87に収納させ、ワイヤクリーナ85を収納部87に収納させたプロセスカートリッジ37をプリンタ1に装着する。
ここで、収納部87による収納位置が本発明の「所定位置」の一例であり、本実施形態では、図3に示すように、感光体39端部よりも外側の位置に配置されている。即ち、収納位置は、帯電ワイヤ41Aと感光体39との間における放電領域外に配置されている。好ましくは、収納位置は、ワイヤクリーナ85が収納部87との接触を開始するとき、ワイヤクリーナ85が放電領域外に位置するように、配置されていると良い。
さて、帯電器41は、ワイヤクリーナ85が収納位置に有るかどうかに応じて上記帯電電圧VC(本発明の「検出部による検出値」の一例)を変更する変更機構90が設けられている。具体的には、チャージ端子TB3は、帯電ワイヤ41Aから離間しており、直接には接続されていない。チャージ端子TB3は、例えば上記収納部87を貫き先端部が収納部87内に露出した構成や、収納部87を導電性部材とし当該収納部87に電気的に接続した構成になっている。一方、ワイヤクリーナ85は、例えば導電性樹脂や導電性ゴムなどの導電体を有する構成とされている。なお、本実施形態では、ワイヤクリーナ85全体が導電性樹脂や導電性ゴムから構成されており、当該ワイヤクリーナ85自身が本発明の「導電部」の一例である。
このような構成により、ワイヤクリーナ85が収納位置に有るときには、帯電ワイヤ41Aとチャージ端子TB3とが、ワイヤクリーナ85及び収納部87を介して電気的に接続されるため、帯電回路51から出力される帯電電圧VCを帯電ワイヤ41Aに印加可能になる。一方、ワイヤクリーナ85が収納位置に無ければ、帯電ワイヤ41Aとチャージ端子TB3とは電気的に非接続状態となるため、帯電回路51から出力される帯電電圧VCが帯電ワイヤ41Aに印加されることはない。
4.クリーナポジション判断処理
図4、図5はPWM制御回路53が実行するクリーナポジション判断処理を示すフローチャートである。このクリーナポジション判断処理では、上記検出信号SG2から把握されるグリッド電圧VGに基づきワイヤクリーナ85が収納位置に有るかどうかを判断する。このときPWM制御回路53は本発明の「判断部」として機能する。なお、このクリーナポジション判断処理は、例えば印刷要求がされ、帯電器41の起動指令がPWM制御回路53に入力されたときに開始される。
PWM制御回路53は、図4のS10でグリッド目標範囲を設定する。このグリッド目標範囲は、上記グリッド目標値を基準とするグリッド電圧VGの上限値と下限値とに挟まれた領域である。
次に、S12では、図5に示す帯電電圧制御を実行する。帯電電圧制御では、グリッド電圧VGをグリッド目標値に近付けるように、PWM信号SG1のPWM値を適宜変更して、定電圧制御を実行する。具体的には、S30で検出信号SG2に基づき現在のグリッド電圧VGを読み込み、現在のグリッド電圧VGがグリッド下限値よりも低い場合には(S32:YES)、S34で現在のPWM値に所定の単位PWM値ΔDを加えて、グリッド電圧VGをグリッド目標値に近づけてS36に進む。
一方、現在のグリッド電圧VGがグリッド上限値よりも高い場合には(S32:NO,S38:YES)、S40で現在のPWM値から所定の単位PWM値ΔDを差し引いて、グリッド電圧VGをグリッド目標値に近づけてS36に進む。また、現在のグリッド電圧VGがグリッド目標範囲内にある場合には(S32:NO,S38:NO)、現在のPWM値を変更せずにS36に進む。そしてS36で所定時間待機した後に本帯電制御を終了し、図4のS14に進む。なお、所定時間は、PWM値の変更後にグリッド電圧VG、帯電電圧VCが安定するまでに要する時間である。
S14では、PWM信号SG1のPWM値が基準PWM値よりも高いかどうかを判断する。基準PWM値以下の場合(S14:NO)、S16で帯電停止指令を受けているかどうかを判断する。この帯電停止指令は、例えばプリンタ1がスリープ状態になったり、プリンタ1の電源がオフされたりしたときに、PWM制御回路53が図示しないメイン回路基板から受ける指令である。帯電停止指令を受けていなければ(S16:NO)S12に戻り、帯電停止指令を受けていれば(S16:YES)、S18で帯電回路51を停止させて帯電電圧VCの出力を停止させ、本クリーナポジション判断処理を終了する。なお、基準PWM値は、必ずしもPWM信号SG1のPWM値の上限値である必要はなく、上限値の10%、20%、30%、50%などであってもよい。この基準PWM値は、例えばクリーナポジション判断処理の高速性と信頼性とのバランスを考慮して設定される。
一方、PWM信号SG1のPWM値が基準PWM値よりも高い場合(S14:YES)、S20でグリッド電圧VGが基準電圧値(例えばゼロ[v])よりも低いかどうかを判断する。グリッド電圧VGが基準電圧値以上である場合(S20:NO)、ワイヤクリーナ85が収納位置に有り、帯電電圧VCが帯電ワイヤ41Aに印加されており、これにより、グリッド電圧VGが基準電圧値以上になっていると判断することができ、S16に進む。
これに対して、PWM信号SG1のPWM値が基準PWM値よりも高いにもかかわらず、グリッド電圧VGが基準電圧値よりも低い場合(S20:YES)、ワイヤクリーナ85が収納位置に無く、帯電電圧VCが帯電ワイヤ41Aに印加されず、これにより、グリッド電圧VGが基準電圧値よりも低くなっていると判断することができる。
そこで、S22で、S20での判断結果を外部に報知する報知処理を実行し、S18に進み、強制的に帯電回路51を停止させる。報知処理では、例えばワイヤクリーナ85が収納位置に無いこと、収納位置への移動を指示することや、画像品質が低下するおそれがあることなどを示す内容を表示部54(本発明の「報知部」の一例)に表示させる。これにより、ユーザはワイヤクリーナ85が収納位置にないことを知ることができ、それに対処することができる。
5.本実施形態の効果
本実施形態によれば、変更機構90により、ワイヤクリーナ85が収納位置に有るかどうかに応じてグリッド電圧VGを変更する構成とし、このグリッド電圧VGに基づきワイヤクリーナ85が収納位置に有るかどうかを判断する。従って、従来とは異なる手段によりワイヤクリーナ85が収納位置に有るかどうかを判断することができる。しかも、既存の導電経路(帯電回路51、帯電ワイヤ41A等を含む帯電系の導電経路)における電気的変化を利用するため、上記従来の構成のような新たな導電経路を設ける必要がない。
ワイヤクリーナ85が収納位置に有るときには、帯電ワイヤ41Aとチャージ端子TB3とが、ワイヤクリーナ85を介して電気的に接続されるため、帯電回路51から出力される帯電電圧VCを帯電ワイヤ41Aに印加可能になる。一方、ワイヤクリーナ85が収納位置に無ければ、帯電ワイヤ41Aとチャージ端子TB3とは電気的に非接続状態となるため、帯電回路51から出力される帯電電圧VCが帯電ワイヤ41Aに印加されることはない。従って、ワイヤクリーナ85が帯電ワイヤ41Aと感光体39との間の放電領域内に介在した状態で、感光体39への帯電が行われることを防止することができる。また、清掃中に帯電ワイヤ41Aに帯電電圧VCが印加されることを抑制することができる。
グリッド電圧検出回路74にてグリッド電極41Bのグリッド電圧VGを検出することにより、帯電ワイヤ41Aの帯電電圧VCを検出する構成である。グリッド電圧検出回路74は、上述したように帯電電圧制御を行うために既にプリンタ1に備えられた既存構成であり、本実施形態では、その既存構成を利用してクリーナポジション判断処理を実現することができる。
ワイヤクリーナ85の収納位置は、帯電ワイヤ41Aと感光体39との間における放電領域外に配置されている。従って、上記クリーナポジション判断処理によりワイヤクリーナ85が放電領域内に有るかどうかを判断できるため、ワイヤクリーナ85が放電領域に介在することにより帯電処理に悪影響を与えることを抑制することができる。
<実施形態2>
図6から図9は実施形態2を示す。前記実施形態1との相違は、帯電回路及び変更機構の構成にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
1.帯電回路の構成
図6には高圧制御装置11のうち、帯電器41の帯電ワイヤ41A及びグリッド電極41Bへの印加電圧(帯電電圧VC、グリッド電圧VG)を生成する構成部分が図示されている。同図に示すように、本実施形態2の帯電回路104は、上記実施形態1の帯電回路51に帯電電圧検出回路77(本発明の「検出部」の一例)を加えた構成になっている。この帯電電圧検出回路77は、トランス65に巻回された補助巻線65Aを有し、当該補助巻線65Aの負荷電圧に応じた検出信号SG3を、平滑回路79を介してA/Dポート53Cから読み取り、トランス65の各巻線間の巻数比等に基づき帯電電圧VCレベルを把握する。
2.変更機構の構成
図7,図8は帯電器106を前後方向から見た簡略図である。紙面左右方向がプリンタ1の左右方向で、且つ、感光体39の回転軸方向であり、紙面奥行き方向がプリンタ1の前後方向で、且つ、シート15の搬送方向である。本実施形態2の変更機構100は、帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとの間における抵抗値を、ワイヤクリーナ102が収納位置に有るかどうかに応じて変更する構成である。
具体的には、帯電器106のチャージ端子TB3'は、帯電ワイヤ41Aに電気的に接続されている。ワイヤクリーナ102は、絶縁性部材(例えば絶縁性樹脂など)を有して構成されており、また、チャージ端子TB3'との対向面側に絶縁性の押圧部110が突出するように設けられている。
グリッド電極41Bの一端部には、撓み変形可能な導電性部材108(例えば板バネ)が電気的に接続されている。この導電性部材108は、図7に示すように、ワイヤクリーナ102が収納位置に無いときにチャージ端子TB3'に圧接する(図7参照)。その結果、帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとが短絡接続され、略同電位になる。
一方、図8に示すように、ワイヤクリーナ102を収納位置に移動させると、押圧部110によって導電性部材108が撓み変形して、帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとが非接続状態(絶縁状態)になる。なお、このとき、帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとは、リーク電流が発生しない程度に離間させることが好ましい。
3.クリーナポジション判断処理
図9はPWM制御回路53が実行するクリーナポジション判断処理を示すフローチャートである。上記実施形態1の図4のS14,S20の代わりにS50、S52を実行する。
S50では、グリッド電圧VGがグリッド目標範囲内にあるかどうかを判断する。グリッド目標範囲外である場合(S50:NO)、S16に進む。一方、グリッド目標範囲内である場合(S50:YES)、S52で帯電電圧VCとグリッド電圧VGとの電圧差が基準差(例えば100[v]程度)よりも小さいかどうかを判断する。上記電圧差が基準差以上である場合(S52:NO)、ワイヤクリーナ85が収納位置に有るために、帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとが非接続状態になっており、帯電ワイヤ41Aに正常な帯電電圧VCが印加されていると判断でき、S16に進む。
これに対して、電圧差が基準差より小さい場合(S52:YES)、ワイヤクリーナ85が収納位置に無く、帯電ワイヤ41Aがグリッド電極41Bに短絡接続しており、正常な帯電電圧VCが印加されていないと判断することができ、S22に進む。なお、上記基準差は、必ずしも100[v]である必要はなく、例えばクリーナポジション判断処理の高速性と信頼性とのバランスを考慮して設定される。
4.本実施形態2の効果
本実施形態2によれば、帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとの間における抵抗値を、ワイヤクリーナ102が収納位置に有るかどうかに応じて変更し、これにより、帯電電圧VCを変更することができる。但し、上記実施形態1の構成であればクリーナポジション判断処理のために帯電電圧検出回路77を設ける必要がない。
<実施形態3>
図10、図11は実施形態3を示す。前記実施形態1,2との相違は、帯電回路及び変更機構の構成にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
1.帯電回路の構成
図10には高圧制御装置11のうち、帯電器41の帯電ワイヤ41A及びグリッド電極41Bへの印加電圧(帯電電圧VC、グリッド電圧VG)を生成する構成部分が図示されている。同図に示すように、本実施形態3の帯電回路120は、上記実施形態1の帯電回路51にリーク電流検出回路122を加えた構成になっている。
リーク電流検出回路122は、帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとの間に発生するリーク電流を検出する。リーク電流検出回路122は種々の公知回路で構成することが可能であり、図10にはその一例が示されている。具体的には、リーク電流検出回路122は、主として、グリッド電極41Bに第2接続端子TB2を介して接続されるコンデンサ124と、RC並列回路25と、スイッチング素子(例えばトランジスタ)127とを備える。
帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとの距離がある程度狭くなると、グリッド電極41Bにリーク電流が発生し、グリッド電極41Bに流れるグリッド電流が断続的に大きく変化する。そして、コンデンサ124により、グリッド電流の交流成分が取り出され、その交流成分に応じてスイッチング素子127をオンオフさせる。即ち、帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとの間にリーク電流が流れるごとにスイッチング素子127がオンする。PWM制御回路53は、スイッチング素子127の出力信号SG4をA/Dポート53Dに受けることでリーク電流の発生を検知することができる。
2.変更機構の構成
上記実施形態2の帯電器106では、ワイヤクリーナ102が収納位置に無い場合には、帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとを短絡接続する構成であった。これに対し、本実施形態3の帯電器(図示せず)は、ワイヤクリーナ102が収納位置に無い場合には、帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとを短絡接続せずに、リーク電流が発生する程度の距離だけ離間させる。一方、ワイヤクリーナ102が収納位置に有る場合には、帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとを、リーク電流が発生しない程度の距離だけ更に離間させる構成になっている。
3.クリーナポジション判断処理
図11はPWM制御回路53が実行するクリーナポジション判断処理を示すフローチャートである。上記実施形態1の図4のS14,S20の代わりにS60、S62を実行する。
S60では、スイッチング素子127の出力信号SG4に基づきリーク電流が発生したかどうかを判断する。リーク電流が発生していない場合(S60:NO)、S16に進む。一方、リーク電流が発生した場合(S60:YES)、S62で、所定時間(例えば20ms)内におけるリーク電流の発生回数が基準回数(例えば10回)に達したかどうかを判断する。基準回数に達していない場合(S62:NO)、例えば単発的なノイズなどの影響によりリーク電流が発生したに過ぎず、ワイヤクリーナ85は収納位置に有り、帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとはリーク電流が発生しない程度に離間しており、帯電ワイヤ41Aに正常な帯電電圧VCが印加されていると判断でき、S16に進む。
これに対して、リーク電流の発生回数が基準回数に達した場合(S62:YES)、ワイヤクリーナ85が収納位置に無く、帯電ワイヤ41Aは、リーク電流が発生する程度にグリッド電極41Bに接近しており、正常な帯電電圧VCが印加されていないと判断することができ、S22に進む。なお、上記基準回数は、必ずしも10回である必要はなく、例えばクリーナポジション判断処理の高速性と信頼性とのバランスを考慮して設定される。
4.本実施形態3の効果
本実施形態32によれば、帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとの間における抵抗値を、ワイヤクリーナ102が収納位置に有るかどうかに応じて変更し、これにより、リーク電流の発生の有無を変更することができる。但し、上記実施形態1の構成であればクリーナポジション判断処理のためにリーク電流検出回路122を設ける必要がない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も本発明の技術的範囲に含まれる。特に、各実施形態の構成要素のうち、最上位の発明の構成要素以外の構成要素は、付加的な要素なので適宜省略可能である。
(1)上記実施形態では直接転写タンデム方式のプリンタ1を例に説明したが、本発明は、これに限られない。電子写真方式であれば、例えば中間転写方式、4サイクル方式のプリンタであってもよく、モノクロプリンタであってもよい。また、上記感光体39はドラム形であったが、感光体ベルトであってもよい。
(2)上記実施形態では、帯電対象物として感光体39を帯電する帯電器41を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。例えば転写体を帯電する帯電器であってもよい。要するに、画像形成装置において帯電させるべき帯電対象物を帯電する帯電器であればよい。
(3)上記実施形態では、スコロトロン型の帯電器を例に挙げて説明したが、本発明はコロトロン型の帯電器であっても適用可能である。例えば上記実施形態1において、グリッド電圧VGに基づき定電圧制御するのではなく、実施形態2のような帯電電圧検出回路により検出される帯電電圧VCに基づき定電圧制御する構成とすれば、コロトロン型の帯電器にも本発明を適用することが可能である。
(4)上記実施形態では、変更機構は、本発明の検出値として帯電電圧VCを変更したが、本発明はこれに限られない。例えばPWM制御回路53が帯電電流を定電流制御する構成であれば、検出値として帯電電流を変更する変更機構であってもよい。
(5)上記実施形態では、ワイヤクリーナ85をユーザによる手動で移動させたが、本発明はこれに限られない。例えばメカ機構等によって自動で移動させる構成であってもよい。このような構成であっても、上記メカ機構の不具合等で、ワイヤクリーナが収納位置に戻されないことがあり得るため、本発明を適用する意義がある。
(6)上記実施形態1の変更機構90は、ワイヤクリーナ85が収納位置に無い場合に、チャージ端子TB3と帯電ワイヤ41Aとが完全に非接続状態になる構成としたが、本発明はこれに限られない。即ち、ワイヤクリーナ85が収納位置に無い場合に、チャージ端子TB3と帯電ワイヤ41Aとが一部接続していてもよい。要するに、チャージ端子TB3と帯電ワイヤ41Aとの間における抵抗値(両者の接触面積)が、ワイヤクリーナ85が収納位置に有るかどうかに応じて変更する構成であれば、本発明の「変更機構」に該当する。なお、上記抵抗値は、ワイヤクリーナ85が収納位置に有る場合よりも無い場合の方が大きくなる構成がより好ましい。
(7)上記実施形態2では、ワイヤクリーナ102が収納位置に有るか無いかによって、帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとが短絡接続・絶縁される構成であったが、本発明はこれに限られない。要するに、帯電ワイヤ41Aとグリッド電極41Bとの間における抵抗値(両者の接触面積)が、ワイヤクリーナ102が収納位置に有るかどうかに応じて変更する構成であれば、本発明の「変更機構」に該当する。なお、上記抵抗値は、ワイヤクリーナ102が収納位置に有る場合よりも無い場合の方が大きくなる構成がより好ましい。
本発明の実施形態1に係るプリンタの内部構成を表す概略断面図 高圧制御装置の部分的構成図 帯電器を上方から見た簡略図 クリーナポジション判断処理を示すフローチャート 帯電電圧制御を示すフローチャート 実施形態2の高圧制御装置の部分的構成図 帯電器を前後方向から見た簡略図(清掃時) 帯電器を前後方向から見た簡略図(収納時) クリーナポジション判断処理を示すフローチャート 実施形態3の高圧制御装置の部分的構成図 クリーナポジション判断処理を示すフローチャート
符号の説明
1...プリンタ(画像形成装置)
39...感光体(帯電対象物)
41,106...帯電器
41A...帯電ワイヤ(放電部材)
41B...グリッド電極
51,104,120...帯電回路(電圧出力部)
54...表示部(報知部)
74...グリッド電圧検出回路(検出部)
77...帯電電圧検出回路(検出部)
53...PWM制御回路(判断部)
85,102...ワイヤクリーナ(清掃部材、導電体)
90,100...変更機構
TB3...チャージ端子(端子)
VC...帯電電圧(検出部による検出値)

Claims (4)

  1. 帯電対象物と、
    電圧が印加されることによりコロナ放電を発生して前記帯電対象物を帯電する放電部材と、
    前記電圧を出力する電圧出力部と、
    前記放電部材に対して相対移動可能に設けられ、当該放電部材を清掃する清掃部材と、
    前記放電部材の電流値または電圧値を検出する検出部と、
    前記清掃部材が所定位置に有るかどうかに応じて前記検出部による検出値を変更する変更機構と、
    前記検出部による検出値に基づき前記清掃部材が前記所定位置に有るかどうかを判断する判断部と、
    前記放電部材と前記帯電対象物との間に配置されるグリッド電極と、を備え、
    前記変更機構は、前記放電部材と前記グリッド電極との間における抵抗値を、前記清掃部材が前記所定位置に有るかどうかに応じて変更する、画像形成装置。
  2. 請求項に記載の画像形成装置であって、
    前記放電部材と前記グリッド電極とは、前記清掃部材が前記所定位置に無い場合に電気的に接続状態になり、前記清掃部材が前記所定位置に有る場合に電気的に非接続状態になる、画像形成装置
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記所定位置とは、前記放電部材と前記帯電対象物との間における放電領域外の位置である、画像形成装置
  4. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記判断部による判断結果を外部に報知する報知部を備える、画像形成装置
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