JP2021157084A - コード転回形表示装置及びコード転回プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、テンション系コードのコード構成音は1オクターブ範囲内に収まらないことが知られている。そのため、1オクターブ範囲内に収まらないコード構成音を1オクターブ範囲内に収まるように、積極的にクローズボイシングを選択することにより片手で弾けるようにする場合を除くと、特許文献1に記載の技術ではテンション系のコード構成音に対して適切な転回形を得ることができないという課題があった。
すなわち、音響的に優れたオープンボイシングのコード構成音を決定し表示する装置が望まれていた。
コードを構成する音情報をコード構成音として記憶するコード構成音情報記憶部(60)。
コードを指定するコード指定部(20)。
前記鍵盤スクロールに対して基点位置を指定する基点位置指定部(51)。
指定されたコードの全音域におけるコード構成音のうち、前記基点位置に対応する基点構成音及び該基点構成音と所定の音程条件を満たす従属構成音(基点構成音以外のコード構成音)から成るコード構成音群で構成される音高列により転回形を決定するコード転回形決定部(50)。
前記鍵盤スクロールは、少なくとも2オクターブ範囲を同時に表示するとともに、
前記基点構成音は、前記鍵盤スクロールの可視範囲において、前記基点位置に最寄りのコード構成音とすることを特徴としている。
前記音高列における前記従属構成音を決定するに際して、
前記コード指定部(20)により指定されたコードが7th以下(転回形を成すコード構成音が1オクターブに収まるクローズボイシングコード)の場合は、1オクターブ構成音テーブルから前記従属構成音を決定し、
前記コード指定部(20)により指定されたコードが9th以上(転回形を成すコード構成音が1オクターブに収まらないオープンボイシングコード)の場合は、2オクターブ構成音テーブルから前記従属構成音を決定することを特徴としている。
前記1オクターブ構成音テーブルは、コードタイプ毎に各音に対して、7th以下のコードではクローズボイシング構成音情報、9th以上のコードではクローズボイシング構成音及び1オクターブ内に展開されるオープンボイシング構成音情報を有し、
前記2オクターブ構成音テーブルは、9thコード以上のコードタイプの各音に対して、クローズボイシング構成音及び2オクターブ目に展開されるオープンボイシング構成音情報を有することを特徴としている。
前記基点構成音および7th以下のコードにおける従属構成音の決定に際して、前記1オクターブ構成音テーブルを使用し、
9th以上のコードにおける従属構成音の決定に際して、前記2オクターブ構成音テーブルを使用することを特徴としている。
7th以下のコードが指定されている場合、前記基点位置指定部(51)で指定される基点位置は、鍵盤スクロールの表示領域の中央付近とし、
9th以上のコードが指定されている場合、前記基点位置指定部(51)で指定される基点位置は、鍵盤スクロールの表示領域の右端付近又は左端付近とすることを特徴としている。
前記コード指定部(20)は、
複数の根音から一つの根音を選択する根音選択部(3)と、
複数のコードタイプから一つのコードタイプを選択するコードタイプ選択部(4)と、を備え、
選択された根音とコードタイプにより指定コードが決定されることを特徴としている。
前記根音選択部(3)は、選択された根音指定領域とそれ以外の根音指定領域とを異なる態様で識別可能とし、
前記コードタイプ選択部(4)は、選択されたコードタイプ指定領域とそれ以外のコードタイプ指定領域とを異なる態様で識別可能としたことを特徴としている。
前記コード指定部(20)は、
演奏情報を信号として入力する演奏情報入力部(MIDI入力装置23)と、
前記演奏情報の音列からコードを推定するコード推定部(22)と、を備え、
前記コード推定部(22)で推定されたコードによりコードを指定することを特徴としている。
前記鍵盤スクロールによる鍵盤表示は、決定された転回形の音高列に対応する鍵を、それ以外の鍵と異なる態様で識別可能としたことを特徴としている。
9th以上のコードが指定されている際に、通常のオープンボイシングコード構成音を使用するオープンボイシングモードと、オープンボイシングコード構成音を1オクターブ範囲内に収めるクローズボイシングコード構成音を使用するクローズボイシングモードとを切り替えるボイシング切替部(30)を具備し、
前記ボイシング切替部(30)によりクローズボイシングモードが選択されているとき、9th以上のコードにおける従属構成音の決定に際して、前記1オクターブ構成音テーブルを使用することを特徴としている。
前記ボイシング切替部(30)によりクローズボイシングモードが選択されているとき、基点位置指定部(51)で指定される9th以上のコードの基点位置は、鍵盤スクロールの表示領域の中央付近とすることを特徴としている。
コード転回形表示装置は、コード転回によるコード構成音を表示するため、CPU、ROM、RAMやハードディスクなどを有する周知のタブレット型端末に対して、コード転回プログラムをインストールすることで構築される。
タブレット型端末は、鍵盤を表示可能とする表示部と、タッチ操作による入力を可能とする入力部を有するタッチパネルと、音を再生するスピーカなどのサウンド出力装置を備えている。
例えば図1の場合、(決定された転回形の)コードCmのコード構成音である「G」「C」「E♭」の音高に対応する鍵の色を他の鍵の色と異なるようにしている。
鍵盤スクロールによる鍵盤表示を、同時に2オクターブ範囲以上とするのは、コード転回形のコード構成音高に対応する鍵の全領域が常に画面上に収まるようにするためである。この場合、2オクターブにぴったり収まるようなスクロール領域にすると、スクロール位置によってはコード構成音高に対応する鍵の領域の一部が画面内に収まらないことが起きてしまうため、例えば白鍵15鍵以上が可視できる範囲としている。
コード発音部は、MIDI情報に応じたサウンドを生成するサウンド生成部15と、サウンド音の再生を行うサウンド再生部16と、サウンド音情報を出力するサウンド出力装置17から構成される。また、サウンド生成部15はMIDI出力装置18に接続されることで、外部にMIDI情報を出力する可能としている。
根音選択部3は、図1に示された操作パネルに表示された根音から、ユーザ操作によりひとつの根音が選択される。根音は白鍵に対応する「C」「D」「E」「D」「G」「A」「B」の7音と、黒鍵に対応する「C♯/D♭」「D♯/E♭」「F♯/G♭」「G♯/A♭」「A♯/B♭」の5音の計12音から構成されている。
コードタイプ選択部4は、操作パネルに表示された複数のコードタイプ(Maj,m,7,9,11,13等)から、ユーザ操作によりひとつのコードタイプが選択される。
そして、根音選択部3及びコードタイプ選択部4でそれぞれ選択を行うことで、一つのコードが選択されることになる。例えば、根音選択部3で「C」、コードタイプ選択部4で「m」を選択した場合、コードCmが選択される(図1)。
さらに、MIDI鍵盤等で演奏した和音やフレーズから、弾いたコードを表示したり発音させたりすることもできる。
ボイシング切替部30のオープンボイシングモードでは、コード指定部20で9th以上のコード(転回形を成すコード構成音が1オクターブに収まらないオープンボイシングコード)が指定されている際に、通常のオープンボイシングコード構成音を使用する。また、クローズボイシングモードでは、オープンボイシングコード構成音を1オクターブ範囲内に収めるクローズボイシングコード構成音を使用する。
上下転回切替部50は、タッチパネルにおけるユーザのタッチ位置により転回方向を判断し、鍵盤スクロールに対して上方又は下方での転回切替処理が行われる。
1オクターブ構成音テーブルは、コードタイプ毎に各音に対して、7th以下のコードではクローズボイシング構成音情報、9th以上のコードではクローズボイシング構成音及び1オクターブ内に展開されるオープンボイシング構成音情報を有している。
図3は、和音数「3」「4」「5」「6」「7」のコードタイプに対応するコード構成音(根音からの音高オフセット値0〜11)が示された1オクターブ構成音テーブルである。図3の1オクターブ構成音テーブルでは、5和音以上のコードタイプについてはその一部を掲載している。
図3における7th以下のコードは、和音数3の各コードタイプ「Maj」〜「sus2」、和音数4の各コードタイプ「7」〜「mM7+5」となる。また、図3における9th以上のコードは、和音数4のコードタイプ「add9」「madd9」、和音数5,6,7の各コードタイプ「9」〜「M9(11)」「7(♭913)」〜「9(1113)」となる。
また、9th以上のコード(和音数4の「add9」「madd9」のコードタイプ、和音数5,6,7の各コードタイプ)では、クローズボイシング構成音情報(=1)及びオープンボイシング構成音情報(=2)が記憶されている。
2オクターブ構成音テーブルでは、9thコード以上のコードタイプの各音に対して、クローズボイシング構成音情報(=1)、及び、1オクターブ構成音テーブルにおけるオープンボイシング構成音情報(=2)から2オクターブ目に展開されるオープンボイシング構成音情報を有することになる。
基点位置の指定は、2オクターブ以上の鍵盤スクロールが表示される場合、鍵盤スクロール(表示領域)の中央座標、右端座標、左端座標などを指定するように予め設定されている。したがって、鍵盤領域をスクロールすることにより自動的に基点位置が決まることになる。
例えば、ボイシング切替部30でクローズボイシングモードが選択されている場合は、鍵盤スクロールの表示領域の中央付近を基点位置とし、オープンボイシングモードが選択されている場合は、鍵盤スクロールの表示領域の右端付近を基点位置とするように設定する。
また、基点位置は、画面の鍵盤スクロール内の鍵領域をタップするなどして直接指定した位置(音高、座標など)に設定されるようにしてもよい。
決定された転回形のコード構成音は、コード名・鍵盤画像生成部54でコード名と鍵盤画像が生成され、画像表示装置56を介してタッチパネルに表示される。
ルート/タイプが変更されているか否かを判断する(ステップ101)。
ステップ101でルート/タイプが変更されていない場合、ボイシング切替の有無を判断する(ステップ102)。
ボイシング切替が「有」の場合は、図1のタッチパネル表示部におけるボイシング名の表示変更を行う(ステップ103)。
ボイシング切替が「無」の場合は、鍵盤スクロールの有無を判断する(ステップ104)。
鍵盤スクロールが「無」の場合は、上方/下方転回の指示の有無を判断する(ステップ105)。
上方/下方転回の指示の「有」の場合は、新たな位置へ鍵盤を自動スクロールする(ステップ106)。
ステップ101でルート/タイプが変更されている場合、又は、ステップ103でボイシング名表示変更を行った場合は、基点構成音の決定を行い(ステップ108)、コード転回形を決定する(ステップ109)。
ステップ110で鍵盤タップが「有」の場合、又は、ステップ109でコード転回形が決定された場合は、発音フラグ「1」を立て、コード名・鍵盤表示の更新を行う(ステップ112)。
ステップ110で鍵盤タップが「無」の場合は、発音フラグ「1」を立てることなく、コード名・鍵盤表示の更新を行う(ステップ112)。
ステップ113で発音フラグ「1」が立っていない場合は、発音させることなく終了する。
この例によれば、クローズボイシングモードかオープンボイシングモードを選択することなく、コード指定部20で選択したコードに適した音高列のコード構成音群(基点構成音及び従属構成音)を自動的に得ることが可能となる。
まず、指定コードの1オクターブ構成音テーブルのコード構成音数をT個とする。所定の音程条件を満足する構成音とは、基点構成音、基点構成音から下方向に最初に登場するL個の構成音(Lは、0〜T−1)、及び基点構成音から上方向に最初に登場するU個の構成音(U=T−L−1)とする。したがって、コード構成音の数(T個)=下方構成音L個+基点構成音1個+上方構成音U個となる。
上記のコード構成音は、指定コードが9th以上でオープンボイシングモードが選択されている場合のみ図5の2オクターブ構成音テーブルを用い、それ以外の場合は図4の1オクターブ構成音テーブルを用いる。
(音程条件の例1)
鍵盤スクロールが表示された状態(ステップ106)で基点位置の指定(ステップ107)が行われるが、指定コードが7th以下のコードの場合や指定コードが9th以上のコードでありボイシング切替部30でクローズボイシングモードが選択されている場合は、鍵盤領域の中央を基準にして構成音が集まるようにするため、基点位置を鍵盤領域中央に設定し上述した音程条件L(下方向に最初に登場する構成音の数)を式(1)で求める。
音程条件:L=(T−1)÷2 (式1)
※Lは整数(小数切り捨て)
また、鍵盤スクロールに対する基点構成音が「E♭」である場合、下方構成音が「C」、上方構成音が「G」、転回形は図7中段のようになる。
鍵盤スクロールに対する基点構成音が「G」である場合、下方構成音が「E♭」、上方構成音が「C」、転回形は図7下段のようになる。
また、鍵盤スクロールに対する基点構成音が「B」である場合、下方構成音が「G」、上方構成音が「D」「F」、転回形は図8中段上のようになる。
鍵盤スクロールに対する基点構成音が「D」である場合、下方構成音が「B」、上方構成音が「F」「G」、転回形は図8中段下のようになる。
鍵盤スクロールに対する基点構成音が「F」である場合、下方構成音が「D」、上方構成音が「G」「B」、転回形は図8下段のようになる。
オープンボイシングモードが選択されている場合は、9thコード以上のコードに対して、構成音をすべて可視状態にするため、基点位置を鍵盤領域右端に設定し音程条件L(下方向に最初に登場する構成音の数)を式(2)で求める。仮に、鍵盤領域中央付近を基点位置に指定した場合には、非可視の構成音の鍵が発生することがあるため、基点位置を鍵盤領域右端に設定している。
音程条件:L=T−1 (式2)
また、鍵盤スクロールに対する基点構成音が「C」である場合、下方構成音のみ「E」「G」「D」「F」「A」が存在し、転回形が図9上段のようになる。
鍵盤スクロールに対する基点構成音が「A」である場合、下方構成音のみ「C」「E」「G」「D」「F」が存在し、転回形が図9中段上のようになる。
鍵盤スクロールに対する基点構成音が「G」である場合、下方構成音のみ「D」「F」「A」「C」「E」が存在し、転回形が図9中段下のようになる。
鍵盤スクロールに対する基点構成音が「F」である場合、下方構成音のみ「A」「C」「E」「G」「D」が存在し、転回形が図9下段のようになる。
鍵盤スクロールに対する基点構成音が「E」である場合、下方構成音のみ「G」「D」「F」「A」「C」が存在し、転回形が図9最下段のようになる。
ボイシング切替部30でオープンボイシングモードが選択されている場合、鍵盤表示領域の基準位置を領域左端付近もしくは右端付近に位置する鍵に対応する音高とすることで、鍵盤をスクロールした際に、コードの転回形が最低音高基準または最高音高基準で順番に現れるようになる。因みに、このようにすることで、鍵盤をスクロールしながらコード転回形を切り替えて発音したときに、耳で聴いて段々音が高くなったり低くなったりすることが自然と感じられるようになるという効果がある。
上方転回が指示された場合は、現在の基点構成音のひとつ上のコード構成音が新たな基点構成音となるような位置を基点位置として指定する。同様に、下方転回が指示された場合は、現在の基点構成音のひとつ下のコード構成音が新たな基点構成音となるような位置を基点位置として指定する。
基点位置が更新されると、基点位置に応じた新たな基点構成音およびそれを元に決定されるその他の構成音すべてが可視となる位置まで鍵盤領域を自動スクロールする。
また、1オクターブ範囲に収まらない構成音を持つ9thコード以上のテンション系のコードにおいても、オープンボイシングによる転回形のコード構成音を表示したり発音させたりすることができる。
Claims (14)
- 画面に表示された鍵盤スクロールにコードを構成する和音を表示する表示装置において、
コードを構成する音情報をコード構成音として記憶するコード構成音情報記憶部と、
コードを指定するコード指定部と、
前記鍵盤スクロールに対して基点位置を指定する基点位置指定部と、
指定されたコードの全音域におけるコード構成音のうち、前記基点位置に対応する基点構成音及び該基点構成音と所定の音程条件を満たす従属構成音(基点構成音以外のコード構成音)から成るコード構成音群で構成される音高列により転回形を決定するコード転回形決定部と、
を具備することを特徴としたコード転回形表示装置。 - 前記鍵盤スクロールは、少なくとも2オクターブ範囲を同時に表示するとともに、
前記基点構成音は、前記鍵盤スクロールの可視範囲において、前記基点位置に最寄りのコード構成音とする請求項1に記載のコード転回形表示装置。 - 前記音高列における前記従属構成音を決定するに際して、
前記コード指定部により指定されたコードが7th以下(転回形を成すコード構成音が1オクターブに収まるクローズボイシングコード)の場合は、1オクターブ構成音テーブルから前記従属構成音を決定し、
前記コード指定部により指定されたコードが9th以上(転回形を成すコード構成音が1オクターブに収まらないオープンボイシングコード)の場合は、2オクターブ構成音テーブルから前記従属構成音を決定する
請求項1又は請求項2に記載のコード転回形表示装置。 - 前記1オクターブ構成音テーブルは、コードタイプ毎に各音に対して、7th以下のコードではクローズボイシング構成音情報、9th以上のコードではクローズボイシング構成音及び1オクターブ内に展開されるオープンボイシング構成音情報を有し、
前記2オクターブ構成音テーブルは、9thコード以上のコードタイプの各音に対して、クローズボイシング構成音及び2オクターブ目に展開されるオープンボイシング構成音情報を有する請求項3に記載のコード転回形表示装置。 - 前記基点構成音および7th以下のコードにおける従属構成音の決定に際して、前記1オクターブ構成音テーブルを使用し、
9th以上のコードにおける従属構成音の決定に際して、前記2オクターブ構成音テーブルを使用する請求項4に記載のコード転回形表示装置。 - 7th以下のコードが指定されている場合、前記基点位置指定部で指定される基点位置は、鍵盤スクロールの表示領域の中央付近とし、
9th以上のコードが指定されている場合、前記基点位置指定部で指定される基点位置は、鍵盤スクロールの表示領域の右端付近又は左端付近とする
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコード転回形表示装置。 - 前記コード指定部は、
複数の根音から一つの根音を選択する根音選択部と、
複数のコードタイプから一つのコードタイプを選択するコードタイプ選択部と、を備え、
選択された根音とコードタイプにより指定コードが決定される請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のコード転回形表示装置。 - 前記根音選択部は、選択された根音指定領域とそれ以外の根音指定領域とを異なる態様で識別可能とし、
前記コードタイプ選択部は、選択されたコードタイプ指定領域とそれ以外のコードタイプ指定領域とを異なる態様で識別可能とした請求項7に記載のコード転回形表示装置。 - 前記コード指定部は、
演奏情報を信号として入力する演奏情報入力部と、
前記演奏情報の音列からコードを推定するコード推定部と、を備え、
前記コード推定部で推定されたコードによりコードを指定する請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のコード転回形表示装置。 - 前記鍵盤スクロールによる鍵盤表示は、決定された転回形の音高列に対応する鍵を、それ以外の鍵と異なる態様で識別可能とした請求項1乃至請求項9のいずれかに記載のコード転回形表示装置。
- 9th以上のコードが指定されている際に、通常のオープンボイシングコード構成音を使用するオープンボイシングモードと、オープンボイシングコード構成音を1オクターブ範囲内に収めるクローズボイシングコード構成音を使用するクローズボイシングモードとを切り替えるボイシング切替部を具備し、
前記ボイシング切替部によりクローズボイシングモードが選択されているとき、9th以上のコードにおける従属構成音の決定に際して、前記1オクターブ構成音テーブルを使用する請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のコード転回形表示装置。 - 前記ボイシング切替部によりクローズボイシングモードが選択されているとき、基点位置指定部で指定される9th以上のコードの基点位置は、鍵盤スクロールの表示領域の中央付近とする請求項11に記載のコード転回形表示装置。
- コード発音部を有し、前記画面の領域を選択することによりコードを発音する請求項1乃至請求項12のいずれかに記載のコード転回形表示装置。
- 請求項1乃至請求項13に記載の各部をコンピュータ内に構築するコード転回プログラム。
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